JPH0944875A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

光ピックアップ装置

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Publication number
JPH0944875A
JPH0944875A JP19318695A JP19318695A JPH0944875A JP H0944875 A JPH0944875 A JP H0944875A JP 19318695 A JP19318695 A JP 19318695A JP 19318695 A JP19318695 A JP 19318695A JP H0944875 A JPH0944875 A JP H0944875A
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JP
Japan
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lens holder
holder
lens
magnetic
pickup device
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JP19318695A
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English (en)
Inventor
Noriyuki Sato
則之 佐藤
Hidehiko Kobayashi
秀彦 小林
Kazuo Higashiura
一雄 東浦
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Nidec Instruments Corp
Original Assignee
Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケース入りの光ディスクの記録・再生を行う
ための光ピックアップ装置において、レンズホルダーに
剛性不足による高次共振を発生させることなく、実質的
に薄型化を達成すること。 【解決手段】 光ピックアップ装置1は、その装置フレ
ーム4の上端面49における光ディスクケースの開口2
11に対峙する部分が突出面49aとされ、またこの内
部に配置されているレンズホルダー3においても対物レ
ンズ2が取付けられている側の部分が突出面34aとさ
れている。これらの突出した部分は、ケース開口211
が位置するディスク装着部の空きスペース内に配置され
ている。この結果、光ディスク装置の本体内に必要とさ
れる装置高さH1を実質的にH0に小さくできる。ま
た、レンズホルダー3は段差付きの断面形状となってお
り、そのレンズ取付け側の部分をケース開口211の側
に全体として突出させて、充分な厚さとしてある。よっ
て、この部分の剛性を確保でき、高次共振が起きやすく
なるという弊害を回避できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク装置の
ディスク装着部に装着される光ディスクに対して記録・
再生あるいはこれらの一方を行うために組み込まれる光
ピックアップ装置に関するものである。さらに詳しく
は、本発明は、このような光ピックアップ装置の薄型化
を図るための構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ディスクに対する記録・再生を行う光
ピックアップ装置としては、記録・再生用の光ビームを
正確に光ディスクの指定されたトラックに集束させるた
めの磁気駆動機構を備えた形式のものが知られている。
【0003】例えば、本願人による特開平1−3070
29号公報には、この形式の磁気駆動機構を備えた光ピ
ックアップ装置が開示されている。この公報に開示され
ているように、光ピックアップ装置は、一般に、光ディ
スク上の指定された記録用トラック位置に光ビームを集
束させるための対物レンズと、これを保持しているレン
ズホルダーと、このレンズホルダーを支持しているホル
ダー軸を備えている。
【0004】レンズホルダーは、ホルダー軸に対して、
その軸線方向に移動自在に支持されていると共に、その
軸線回りに回転自在に支持されている。そして、ホルダ
ー軸を支持している装置フレームの側と、レンズホルダ
ーとの間には、トラッキング用磁気駆動回路およびフォ
ーカシング用磁気駆動回路が構成されるようになってお
り、これらにより、レンズホルダー、換言するとそこに
保持されている対物レンズの磁気駆動機構が構成されて
いる。
【0005】これらの磁気駆動回路は、例えば、レンズ
ホルダーの側に配置した磁気コイルと、固定側である装
置フレームの側に配置した磁石とによって構成され、磁
気コイルに対する印加電流の方向を制御することによ
り、発生する磁力の方向を切り換えることができる。フ
ォーカシング用磁気駆動回路によって、対物レンズは、
光ディスクの記録面に対して接近および離れる方向に移
動して、フォーカシングが行われる。また、トラッキン
グ用磁気回路によって、対物レンズは、光ディスクの記
録面に直交するホルダー軸の回りに旋回して、光ディス
クの記録面の半径方向に移動して、指定されたトラック
位置となるように制御される。
【0006】この構成の光ピックアップ装置は、それが
搭載される光ディスク装置の小型化が要求されるのにと
もなって、その小型化、特にその薄型化への要望が高ま
っている。この点に鑑みて、特開平2−193326号
公報には、光ピックアップ装置の厚さ(高さ)を薄くす
るための構成が開示されている。この公報に開示の発明
では、対物レンズの側に向けて光学系からの光ビームを
反射するために光ピックアップ装置に内蔵される反射ミ
ラーの収納空間の一部を、レンズホルダーの側にも形成
し、これによって、装置の厚さを薄くするようにしてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ここで、光ピックアッ
プ装置の薄型化を図るためには、レンズホルダー自体を
薄くすればよい。しかし、レンズホルダーを薄くする
と、それに伴って、その剛性も低下するので、高次共振
周波数も低下して、共振しやすくなってしまう。このよ
うな共振が動作中に起こると、正確なフォーカシング、
トラッキング動作を阻害することになり好ましくない。
特に、レンズホルダーのうち、対物レンズが取付けられ
ている部分は、そこに光路用の空間が形成されるので、
薄くすると、剛性の低下が大きい。
【0008】また、対物レンズと、装置に装着された光
ディスクの記録面との距離は一般に規定されているの
で、この距離となるように、対物レンズの側を光ディス
クの装着部の側に向けて突出させた状態に支持する場合
がある。特に、光ディスクがケースに内蔵された形式の
ものでは、ケース毎、光ディスク装置のディスク装着部
に挿入され、この挿入動作に連動して、ディスクケース
の開口を封鎖しているシャッーが開き、このようにして
開いた開口を介して、光ピックアップ装置によって、ケ
ース内の光ディスクに対する記録・再生が行われる。し
たがって、この場合には一般的に対物レンズと光ディス
ク記録面の距離が長くなる傾向があるので、対物レンズ
のみを、ケース開口の側に突出した状態に支持しなけれ
ばならない。このように対物レンズのみを突出した状態
に支持する構造を採用した場合には、レンズホルダーに
おける対物レンズの取付け部分の剛性が低下しやすい。
【0009】したがって、レンズホルダーを薄くするこ
とは自ずから限界がある。すなわち、単に、レンズホル
ダーを薄くするのみでは、装置の薄型化に限界がある。
【0010】本発明の課題は、ケース入りの光ディスク
に対する記録・再生を行うために使用される光ピックア
ップ装置において、レンズホルダーに剛性不足による高
次共振を発生させることなく、全体として薄型化を実現
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明においては、光ピックアップ装置が組み込
まれる光ディスク装置の側のディスク装着部に装着され
る光ディスクのケース開口に着目し、このケース開口に
おけるケース厚さ分のスペースを利用して、この部分に
もレンズホルダーの一部を配置することにより、光ディ
スク装置の側における光ピックアップ装置の設置場所の
厚さを薄くできるようにしている。
【0012】すなわち、本発明は、対物レンズと、これ
を保持するレンズホルダーと、前記対物レンズの光軸方
向と平行に配置され、前記レンズホルダーを軸線方向に
移動自在且つ軸線回りに回転自在に支持しているホルダ
ー軸と、このホルダー軸を支持している装置フレーム
と、前記レンズホルダーを移動および回転させる磁気駆
動機構とを有する光ピックアップ装置において、少なく
とも前記レンズホルダーは、少なくとも前記対物レンズ
が取付けられている部分の一部が、光ディスク装置のデ
ィスク装着部に装着される光ディスクのケース開口が位
置するスペースを利用して配置されていることを特徴と
するものである。また、ケース開口に対峙している装置
フレームの部分もケース開口が位置するスペースを利用
して配置することができる。
【0013】このように、本発明ではレンズホルダーの
一部を、光ディスク装置の側に形成されているディスク
装着部に装着される光ディスクのケース開口の部分を利
用して配置するようにしている。したがって、その分、
光ピックアップ装置を組み込むために必要とされる光デ
ィスク装置の側に形成すべき光ピックアップ装置の組み
付け用スペースの高さ(厚さ)を小さくすることができ
る。
【0014】換言すると、高次共振等の問題が発生しな
い限度までレンズホルダーの厚さを薄くすると共に、こ
のように薄くしたレンズホルダーのうち、対物レンズが
取付けられている側をディスク装着部の側に突出させ、
この部分を前記のケース厚さ分のスペースに入り込む状
態に配置できるようにすれば、その分だけ、更に、光ピ
ックアップ装置の設置スペースとして必要とされる高さ
を小さくすることができる。
【0015】一般的には、前記レンズホルダーにおける
前記対物レンズが取付けられている第1の表面を、少な
くとも前記ホルダー軸よりも前記対物レンズが取付けら
れている側の表面部分が前記ディスク装着部の側に突出
した突出面となった段差付き表面として、当該突出面
を、前記ケース厚さ分のスペース内に位置させた状態と
すればよい。
【0016】また、この第1の表面とは反対側に位置す
るレンズホルダーの第2の表面を、少なくとも前記第1
の表面における前記突出面に対応する側の表面部分が前
記ディスク装着部の側に後退した後退面となっている段
差付き表面として、前記後退面と、これに対峙している
前記装置フレームの部分との間に、入射光を前記対物レ
ンズの光軸方向に向ける反射ミラーを配置すれよい。こ
の構成を採用すれば、光ピックアップ装置の高さ(厚
さ)を増やすことなく、反射ミラーを設置することがで
きる。
【0017】ここで、前記磁気駆動機構は、前記レンズ
ホルダーを前記ホルダー軸の回りの回転させるトラッキ
ング用磁気駆動回路と、前記ホルダー軸に沿って移動さ
せるフォーカシング用磁気駆動回路から構成される。前
記トラッキング用磁気駆動回路は、前記レンズホルダー
の外周面における前記対物レンズと前記ホルダー軸を通
る直線上の位置に取り付けた磁気コイルと、これらの磁
気コイルに対峙するように前記装置フレームによって支
持されている磁石とを備えた構成とされる。同様に、前
記フォーカシング用磁気駆動回路は、前記トラッキング
用磁気回路の磁気コイルとは直交する前記レンズホルダ
ーの外周面に取り付けた磁気コイルと、これらの磁気コ
イルに対峙するように前記装置フレームによって支持さ
れている磁石とを備えた構成とされる。この場合に、前
記トラッキング用磁気駆動回路を構成する1つの磁気コ
イルと、前記フォーカシング用磁気駆動回路を構成する
2つの磁気コイルは、前記第1の表面の突出面が形成さ
れているレンズホルダーの外周側面に取付けることがで
きる。
【0018】レンズホルダーを上下に移動させてフォー
カシングを行う配置の場合には、このようなフォーカシ
ング用の駆動力は、トラッキング用の駆動力よりも大き
な力が必要となるので、大きな磁気コイルを取り付ける
必要が生ずる。本発明の構成を採用すれば、フォーカシ
ング用磁気コイルを、光ピックアップ装置における厚さ
の厚い部分(高さのある側)に配置でき、したがって、
寸法の大きなフォーカシング用磁気コイルを配置するの
に便利である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明の
実施の形態を説明する。
【0020】図1、2、3には、本発明を適用した光ピ
ックアップ装置の概略構成を示してある。これらの図に
示すように、光ピックアップ装置1は、光ディスク装置
(図せず)の本体内における組み付け部110に組み付
けられる。この光ディスク装置の本体内において、光ピ
ックアップ装置1に対峙した位置には、光ディスク20
0を挿入するためのディスク装着部120が形成されて
いる。ここに装着される光ディスク200はケース21
0に入った状態のものであり、ケース210には、記録
・再生用のケース開口211が形成されており、光ディ
スク装置に装着されていない状態では、シャッター(図
示せず)によって開口211は封鎖されている。
【0021】ケース210に収納された状態の光ディス
ク200は、ディスク装着部120に挿入されると、こ
の挿入動作に連動して、ケース開口211を封鎖してい
るシャッターが開き、この開口211を介して光ディス
ク200の記録面201が露出する。開口211を介し
て露出した記録面201に対しては、光ピックアップ装
置1の側から光ビームLが照射され、その記録面201
に対する情報の書き込み、そこからの情報の読み取りが
行われる。なお、このような光ディスクの装着部の構造
は公知であるので、これ以上の説明は省略する。
【0022】光ピックアップ装置1は、光ビームLを光
ディスク200の記録面201に照射するための対物レ
ンズ2を有し、この対物レンズ2は、レンズホルダー3
に取付けられている。レンズホルダー3は、装置フレー
ム4のほぼ中央においてその底板41から垂直に延びて
いるホルダー軸5に支持されている。詳細には、このホ
ルダー軸5の軸線5aの方向の移動自在であると共に、
その軸線5aの回りに回転自在に支持されている。ホル
ダー軸の軸線5aは、対物レンズ2の光軸に平行となる
ように設定されている。
【0023】また、レンズホルダー3と装置フレーム4
の間には、フォーカシング用磁気駆動回路6、7とトラ
ッキング用磁気駆動回路8、9を備えた磁気駆動機構が
構成されている。フォーカシング用磁気駆動回路6、7
によって、レンズホルダー3はホルダー軸5に沿って上
下に移動して、そこに取付けられている対物レンズの焦
点合わせが行われる。また、トラッキング用磁気駆動回
路8、9によって、レンズホルダー3はホルダー軸5の
回りに回転して、光ディスク200の記録面201の半
径方向に微小移動して、それを構成しているトラックに
対する位置合わせが行われる。
【0024】レンズホルダー3および装置フレーム4は
それぞれ非磁性材料、例えば合成樹脂等の素材からなる
成形品である。尚、ホルダー軸5は摺動面にメッキを施
したステンレススチール製の軸であってもよい。
【0025】次に、各部分の構造を更に詳しく説明す
る。まず、図5も参照してレンズホルダー3の形状を説
明する。本例のレンズホルダー3は全体としては横長の
八角形の輪郭形状となっている。その中心には、ホルダ
ー軸5が貫通する貫通孔31が上下方向に向けて形成さ
れ、この貫通孔31の隣接位置には、円形のレンズ取付
け孔32が形成されている。このレンズ取付け孔32の
下側には、同軸状態で光ビームの光路を形成している円
形の貫通孔33が連続している。
【0026】ここで、本例のレンズホルダー3は、レン
ズ取付け孔32が形成されている側の表面、すなわち、
ディスク装着部120の側の第1の表面34は、全体と
して、レンズ取付け孔32が形成されている側がディス
ク装着部120の側に突出した突出面34aとなってお
り、他方の側が後退面34bとなっており、これらの突
出面34aと後退面34bは、傾斜面34cによって連
続している。このように第1の表面34は段差h1のあ
る段差付き表面となっている。
【0027】同様に、第1の表面34とは反対側の第2
の表面35、すなわち、装置フレーム4の底板41の側
の表面も、同様に、装着部120の側に後退した後退面
35aと、これよりも底板41の側に突き出ている突出
面35bとを備えた段差h2のある段差付き面となって
おり、これらの面35a、35bは、湾曲面35cによ
って連続している。第1の表面および第2の表面の段差
h1、h2はほぼ同一となっている。本例では、第1の
表面34の突出面34aは、中心のホルダー軸貫通孔3
1を越えて他方の側まで形成されている。これに対し
て、第2の表面では、その後退面35aと突出面35b
が貫通孔31の左右に形成されている。
【0028】このように、レンズホルダー3は、上下の
面が段差付きの第1の表面34と段差付きの第2の表面
35によって規定されているので、全体としては、図5
(G)に示すように、貫通孔31および対物レンズ取付
け孔32の軸線を含む平面で切断した場合の断面形状
が、貫通孔31を挟み、対物レンズ取付け側の部分が装
着部120の側に突出し、他方の部分がそれよりも後退
した段差付きの断面形状となっている。
【0029】したがって、このレンズホルダー3の長手
方向(貫通孔31およびレンズ取付け孔32の中心を通
る方向)の両端に位置している端面36a、36bには
段差h1がついている。これらの端面36aおよび36
bは、それぞれ、トラッキング用磁気駆動回路8、9を
構成する磁気コイル81、91の取付け面である。
【0030】これに対して、レンズホルダー3の短手方
向(長手方向とは直交する方向)の両端に位置している
側面36c、36dは同一の高さ位置にあり、これらの
面には、それぞれ両側に上下方向に延びる一対の取付け
枠361、362および363、364が形成されてい
る。これらの面は、フォーカシング用磁気駆動回路6、
7を構成するフォーカシング用磁気コイル61、71の
取付け面である。
【0031】再び図1、2、3に戻って説明すると、上
記の構造のレンズホルダー3は、そのレンズ取付け孔3
1に対物レンズ2が取付けられて、ホルダー軸5に取付
けられている。取付けられた状態において、レンズホル
ダー3の端面36a、36bに取付けた磁気コイル8
1、92に対峙する位置には、それぞれトラッキング用
磁気駆動回路8、9を構成するための磁石82、92が
配置されている。これらの磁石82、92は、それぞ
れ、ヨーク83、93を介して、装置フレーム4の側壁
42の内周面に形成した取付け溝43、44に装着され
ている。ここで、前述したように、磁気コイル81、9
1は、高低差(段差)h1のある端面36a、36bに
取付けられているので、これに対峙させた磁石82、9
2も同様に高低差h1のある状態で装置フレーム4の側
に取付けられている。
【0032】同様に、レンズホルダー3の側面36c、
36dに取り付けた磁気コイル61、71に対峙する位
置には、それぞれフォーカシング用磁気駆動回路6、7
を構成するための磁石62、72が配置されている。こ
こで、磁石62、72の背面側には外ヨーク63、73
が配置されている。また、磁気コイル61、71の中心
にも内ヨーク64、74が配置されている。
【0033】なお、装置フレーム4は、底板41と、そ
の周囲に垂直に立設されている側壁42とを有し、これ
らによって区画形成される凹部の中心にホルダー軸5が
配置され、ここにレンズホルダー3が取付けられてい
る。装置フレーム4の両側には、光ディスク装置100
の本体側に配置されているガイドバー(図示せず)を通
すためのガイドバー通し孔47、48が形成されてい
る。この装置フレーム4においても、その外壁42の上
端面49は、対物レンズ2の位置する側、換言すると、
ディスク装着部120に装着される光ディスクケースの
ケース開口211に対峙する部分は、装着部120の側
に突出した突出面49aとなっている。ケース開口21
1に入らない部分は、一定の段差h3だけ後退した後退
面49bとなっている。この段差h3は、レンズホルダ
ー3の段差h1とほぼ同一となっている。
【0034】次に、本例の光ピックアップ装置1におい
ては、そのレンズホルダー3を予め設定されたトラッキ
ング方向およびフィーカシング方向の原点位置、すなわ
ち中立位置に復帰させるための中立位置保持機構が備わ
っている。この機構は、2組の磁気ばねによって構成さ
れている。各磁気ばねは、対向配置した磁石と磁性片か
ら構成されている。
【0035】詳細に説明すると、図5から分かるよう
に、レンズホルダー3における長手方向の両端に位置す
る端面に形成したトラッキング用磁気コイルの取付け面
36a、36bに、横方向に延びる浅い溝36e、36
fが形成されている。これらの溝が、磁気ばねを構成す
る各磁性片の取付け部となっている。これらの溝36
e、36fには、図2に示すように、偏平な長方形をし
た第1および第2の磁性片(一般的には鉄片)12、1
3がはめ込まれて固定されている。これらの上から、磁
気コイル81、91が取付けられている。
【0036】第1の磁性片12は磁石82の磁界内に位
置しており、これらによって、第1の磁気ばねが構成さ
れ、第2の磁性片13は磁石92の磁界内に位置してお
り、これらにより第2の磁気ばねが構成されている。磁
気駆動回路6、7、8、9が非励磁状態においては、こ
れらの2組の磁気ばねによる磁気吸引力によって、レン
ズホルダー3は、そのトラッキング方向およびフォーカ
シング方向のそれぞれにおける予め設定された中立位置
に保持される。
【0037】以上のように各部分が構成されている本例
の光ピックアップ装置1は、図2に示すように光ディス
ク装置に取付けられている。すなわち、その装置フレー
ム4の上端面49のうちの突出面49aが、ディスク装
着部120に装着される光ディスクケースのケース開口
211に所定の量だけ突入した状態となるように取付け
られている。このケース開口211に突入した部分の装
置フレーム4の内部には、ホルダー軸5およびそこに取
り付けたレンズホルダー3が組み込まれており、これら
の上端である第1の表面の突出面34aの部分もケース
開口211に突入した状態とされる。ケース開口211
から外れている光ピックアップ装置1の部分は、前述の
ように、装置フレーム4の上端には後退面49bが形成
され、レンズホルダー3の上端の第1の表面にも後退面
34bが形成されている。したがって、光ディスク20
0がディスク装着部120に装着されたとしても、これ
らの部分が、そのケース210と干渉してしまうことは
ない。
【0038】このように、本例においては、ディスク装
着部120におけるケース開口211が位置する部分の
空きスペース(ケース厚さ分の隙間)に着目して、この
部分に、ピックアップ装置1の上端側の一部を突出させ
た配置としている。この結果、光ピックアップ装置1の
高さ(厚さ)は、全体では、図2に示すようにH1であ
るが、ケース開口211の側に突出させた分だけ、光デ
ィスク装置100の側に形成すべき光ピックアップ装置
の組み込み部分の高さH0を少なくすることができる。
【0039】また、本例では、レンズホルダー3に段差
を付けて、対物レンズ2の取付け側の部分をディスク装
着部120の側に突出させてあるので、この部分の厚さ
も充分に確保することができる。したがって、レンズホ
ルダー3の剛性を充分なものにでき、高次共振周波数が
低下して動作中に高次共振が発生しやすくなるという弊
害も回避できる。
【0040】さらには、本例では、フォーカシング用磁
気駆動回路を、ディスク装着部の側に突出している部分
に形成している。したがって、これを構成する磁気コイ
ル、磁石を大きなものとすることができる。フォーカシ
ング用磁気駆動回路は、本例のように、レンズホルダー
3をその自重に抗して上下に移動させる必要があるの
で、トラッキング用磁気駆動回路よりも大きな磁気力が
必要となり、このためには、大きな磁気コイル、磁石を
必要とする場合がある。このような場合にも、本例の構
成を採用すれば対処できる。
【0041】次に、本例の光ピックアップ装置1におい
て、対物レンズ2への光入射は、その直下に配置した反
射ミラー11を用いて行っている。すなわち、図4に示
すように、装置フレーム4の底板41には、45度の傾
斜角度で反射ミラー11が配置されている。このミラー
11の直上には、レンズホルダー3に形成した光路用の
貫通孔32が位置している。また、装置フレーム4の外
壁42には、光導入孔42aが形成されており、ここを
介して、光ディスク装置100の側に配置されている光
学系から出射された光が導入される。ここから水平方向
に導入された光Lは、反射ミラー11によって直角に折
り曲げられて、上方に向けて垂直に進行して、レンズホ
ルダー3の貫通孔32を通って、その上のレンズ取付け
孔31に取付けられている対物レンズ2に入射する。こ
の対物レンズ2に入射した光は、ここを介して、光ディ
スク200の記録面201に集束する。
【0042】このように、本例においては、レンズホル
ダー3に段差を付けたことによって、そのレンズ取付け
側の部分の下面である第2の表面の後退面35aと、装
置フレーム4の底板41の隙間を大きくとれることに着
目して、この部分に、反射ミラー11を配置してある。
このように、段差を付けたことによって発生した隙間を
利用して反射ミラー11を配置しているので、光ピック
アップ装置1の高さ(厚さ)を小さくすることができ
る。
【0043】(その他の実施形態)なお、以上の説明に
おいては、ホルダー軸が垂直に配置された構成を説明し
たが、ホルダー軸を水平に配置し、あるいは、傾斜させ
て配置して、これにレンズホルダーを支持した構成の場
合でも、本発明を同様に適用できる。
【0044】また、上記の例では、トラッキング用磁気
回路を構成する磁気コイルを、レンズホルダーにおける
段差のある長手方向の両端に、トラッキング用磁気回路
を構成し、これに直交する方向の両側にフォーカシング
用磁気回路を構成してある。
【0045】これとは逆の配置関係としても本発明を適
用できることは勿論である。
【0046】さらには、磁気コイルの側を、固定側であ
る装置フレームの側に配置し、磁石の側をレンズホルダ
ーの側に配置することもできる。
【0047】なお、光ピックアップ装置の上端側を、デ
ィスク装着部の側に向けて、どの程度の量だけ突出させ
るのかは、個々の装置構成に応じて適宜設定すべき性質
のものである。同様に、どの程度の範囲を突出させるの
かは、ケース開口の寸法等に応じて設定すべき性質のも
のである。さらに、レンズホルダーにおいてどの程度の
段差を付けるのかも、個々の装置構成に応じて適宜設定
すべき性質のものである。いずれにせよ、ディスク装着
部の側におけるディスクケースの開口部分が位置する空
きスペースを利用することによって、光ピックアップ装
置の取付け部の高さ(厚さ)を小さくでき、また、レン
ズホルダーの剛性を充分なものにできるので高次共振の
問題も回避できるという効果が得られるからである。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、それに対峙している光ディスク装着部における光デ
ィスクケースの開口が位置する空きスペースを利用し
て、光ピックアップ装置の一部を配置するようにしてい
る。したがって、これが組み込まれる光ディスク装置の
側に必要となる光ピックアップ装置の設置スベースの高
さ(厚さ)を小さくできる。また、レンズホルダーに段
差を付けて、対物レンズを取り付けている側の部分をケ
ース開口の側に突出するようにしているので、レンズホ
ルダーの厚さを確保できるので、その剛性を充分なもの
にできる。よって、高次共振が起きやすくなるという弊
害も回避できる。
【0049】また、ディスク装着部の側に突出させた部
分に、大きな磁力を必要するフォーカシング用磁気回路
の構成部品である磁気コイル、磁石を配置するようにし
ているので、これらを簡単に配置することができる。
【0050】さらに、このように段差付きのレンズホル
ダーと装置フレームの底板の間にできる隙間を利用して
反射ミラーを配置しているので、装置の高さ(厚さ)が
そのために増大することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した光ピックアップ装置の概略平
面図である。
【図2】図1の装置のII−II線で切断した部分の概
略断面図である。
【図3】図1の装置のIII−III線で切断した部分
の概略断面図である。
【図4】図1のIV−IV線で切断した部分を一部省略
して示す概略断面図である。
【図5】図1のレンズホルダーのみを示す図であり、
(A)〜(G)はそれぞれ、その一方の側面図、平面
図、裏面図、他方の側面図、一方の端面図、他方の端面
図、断面図である。
【符号の説明】
1 光ピックアップ装置 2 対物レンズ 3 レンズホルダー 34 第1の表面(段差付き表面) 34a 第1の表面の突出面 34b 第1の表面の後退面 35 第2の表面(段差付き表面) 35a 第2の表面の後退面 35b 第2の表面の突出面 36a、36b 端面(トラッキング用磁気コイルの取
付け面) 36c、36d 側面(フォーカシング用磁気コイルの
取付け面) 4 装置フレーム 49 装置フレームの上端面 49a 上端面の突出面 5 ホルダー軸 5a ホルダー軸の軸線 6、7 フォーカシング用磁気駆動回路 61、71 磁気コイル 62、72 磁石 8、9 トラッキング用磁気駆動回路 81、91 磁気コイル 82、92 磁石 11 反射ミラー 120 ディスク装着部 200 光ディスク 210 ディスクケース 211 ケース開口

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物レンズと、これを保持するレンズホ
    ルダーと、前記対物レンズの光軸方向と平行に配置さ
    れ、前記レンズホルダーを軸線方向に移動自在であると
    共に軸線回りに回転自在に支持しているホルダー軸と、
    このホルダー軸を支持している装置フレームと、前記レ
    ンズホルダーを移動および回転させる磁気駆動機構とを
    有する光ピックアップ装置において、少なくとも前記レ
    ンズホルダーは、少なくとも前記対物レンズが取付けら
    れている部分の一部が、光ディスク装置の側のディスク
    装着部に装着される光ディスクのケース開口が位置する
    スペース内に配置されていることを特徴とする光ピック
    アップ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記装置フレームの
    一部も、前記ケース開口が位置するスペース内に配置さ
    れていることを特徴とする光ピックアップ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記レンズ
    ホルダーは、前記ディスク装着部の側に面していると共
    に前記対物レンズが取付けられている第1の表面と、こ
    れとは反対側の第2の表面とを備えており、前記第1の
    表面は、少なくとも前記ホルダー軸よりも前記対物レン
    ズが取付けられている側の表面部分が前記ディスク装着
    部の側に突出した突出面となった段差付き表面であり、
    当該突出面は、前記ケース開口が位置するスペース内に
    位置した状態となっていることを特徴とする光ピックア
    ップ装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記レンズホルダー
    の第2の表面は、前記第1の表面における前記突出面に
    対応する側の表面部分が前記ディスク装着部の側に後退
    した後退面となっている段差付き表面であり、当該後退
    面と、これに対峙している前記装置フレームの部分との
    間には、入射光を前記対物レンズの光軸方向に向ける反
    射ミラーが配置されていることを特徴とする光ピックア
    ップ装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または4において、前記磁気駆
    動機構は、前記レンズホルダーを前記ホルダー軸の回り
    の回転させるトラッキング用磁気駆動回路と、前記ホル
    ダー軸に沿って移動させるフォーカシング用磁気駆動回
    路を有し、前記トラッキング用磁気駆動回路は、前記レ
    ンズホルダーの外周面における前記対物レンズと前記ホ
    ルダー軸を通る直線上の位置に取り付けた磁気コイル
    と、これらの磁気コイルに対峙するように前記装置フレ
    ームによって支持されている磁石とを備え、前記フォー
    カシング用磁気駆動回路は、前記トラッキング用磁気回
    路の磁気コイルとは直交する前記レンズホルダーの外周
    面に取り付けた磁気コイルと、これらの磁気コイルに対
    峙するように前記装置フレームによって支持されている
    磁石とを備えており、 前記トラッキング用磁気駆動回路を構成する1つの磁気
    コイルと、前記フォーカシング用磁気駆動回路を構成す
    る2つの磁気コイルは、前記第1の表面の突出面が形成
    されている側のレンズホルダー外周側面に取付けられて
    いることを特徴とする光ピックアップ装置。
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