JPH0945559A - 電磁機器 - Google Patents

電磁機器

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JPH0945559A
JPH0945559A JP7191901A JP19190195A JPH0945559A JP H0945559 A JPH0945559 A JP H0945559A JP 7191901 A JP7191901 A JP 7191901A JP 19190195 A JP19190195 A JP 19190195A JP H0945559 A JPH0945559 A JP H0945559A
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coil bobbin
core
cores
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Shinichi Karasawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】全体の大形化を伴うことなく巻線スペースを大
きく確保できて、巻線配分の自由度を向上できる電磁機
器を提供することにある。 【解決手段】一次巻線25と、二次巻線26と、これら巻線
25,26 が巻き付けられるコイルボビン23,24 と、両巻線
25,28 間に配置される一対のパスコア29と、第1、第2
の鉄心27,28 を組み合わせて形成される放電灯安定器
(電磁機器)21を前提とする。第1、第2の両鉄心27,2
8 を夫々中央脚27c,28c とその両側に位置される一対の
側脚27b,28b を有したE形鉄心とするとともに、第1鉄
心27の中央脚27c と側脚27b との間の第1凹部27d と、
第2鉄心28の中央脚28c と側脚28b との間の第2凹部28
d とを互いに連続させて、両鉄心27,28 に渡る鉄心窓孔
37を形成し、この鉄心窓孔37に前記巻線付きのコイルボ
ビン23,24 とパスコア29とを嵌合配置したことを特徴と
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放電灯例えばHI
Dと通称される高輝度放電灯を点灯させるのに使用され
る磁器漏洩形の放電灯安定器などの電磁機器に関する。
【0002】
【従来の技術】図7に示されるように従来のHID用放
電灯安定器(電磁機器)は、コイルボビン1、2と、一
次巻線3と、二次巻線4と、E形鉄心5と、I形鉄心6
と、一対のパスコア7とを組み合わせて形成されてい
る。一次巻線3が巻き付けられたコイルボビン1と、二
次巻線4が巻き付けられたコイルボビン2との間には、
一対のパスコア7が夫々配置される。したがって、一対
のパスコア7は図9に示されるように両巻線3、4間に
配置される。
【0003】E形鉄心5はコイルボビン2側から組み合
わされ、I形鉄心6はE形鉄心5の各脚の先端に当接し
てコイルボビン1側から組み合わされ、これら両鉄心
5、6は溶接(図9に溶接跡を符号8で示す)により連
結される。この安定器において、E形鉄心5の中央脚5
aと側脚5bとの間に形成される凹部5cは、I形鉄心
6で塞がれて長方形の鉄心窓孔9(図8参照)を形成し
ており、この窓孔9に巻線3、4付きのコイルボビン
1、2とパスコア7とが嵌合配置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】磁気回路をなす鉄心
5、6において、図8に示されるように中央脚5aの幅
をAとした場合、側脚5bの幅と、これら両脚5a、5
bをつないだベース部5dの幅と、I形鉄心6の幅と
は、A/2に設定されており、それにより、前記磁気回
路において部分的な磁気飽和を起こすことがないように
してある。
【0005】こうしたことから前記磁気回路の最小幅は
I形鉄心6により規定されてしまうので、鉄心5、6の
組合わせの大きさが一定に決められている条件下では、
E形鉄心5の凹部5cのみで鉄心窓孔9を形成する従来
においては、この窓孔9を大きくできないという問題が
ある。鉄心窓孔9には既述のようにコイルボビン1、2
が嵌合配置されるので、前記のように鉄心窓孔9が大き
くないということは、巻線スペースが小さく規定される
ということと同じである。
【0006】そして、この鉄心窓孔12の大きさに応じ
て巻線の総巻数が決定されるので、その範囲で両巻線
3、4の巻数配分(言い換えれば電圧配分)も決定され
る。ところで、放電灯安定器の特性向上のためには、二
次巻線4のインダクタンスは大きい方がよく、そのため
には、一次巻線3の巻数を減らして二次巻線4の巻数を
多くすればよい。
【0007】しかし、図6〜図9に示された従来の構成
では、磁気回路の長さが短いことや、両鉄心5、6の突
き合わせ部10が一次巻線3のパスコア7とは反対側の
端に位置されていること等から、二次巻線4の結合率が
よく、したがって、HID等の点灯に適する必要な二次
電圧が確保されている。
【0008】こうした条件のもとで、前記限られた巻線
スペース内で一次巻線3の巻数を減らして二次巻線4の
巻数を増やし、二次巻線4のインダクタンスを大きくす
ると、例えば二次電圧が上昇して、HID等の放電開始
電圧が不必要に過昇してしまう等の電気特性に悪影響を
与える。そのため、二次巻線4の巻数を増やすことが困
難であるという問題がある。
【0009】したがって、本発明が解決しようとする第
1の課題は、全体の大形化を伴うことなく巻線スペース
を大きく確保できて、巻線配分の自由度を向上できる電
磁機器を提供することにある。
【0010】また、本発明が解決しようとする第2の課
題は、前記第1の課題を解決するに当たり、二次電圧の
増加を抑制しつつ二次巻線のインダクタンスを大きくで
き、しかも、組立て性もよくできる電磁機器を提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、一次巻線と、
二次巻線と、これら巻線が巻き付けられるコイルボビン
と、前記両巻線間に配置される一対のパスコアと、第
1、第2の鉄心とを組み合わせて形成される電磁機器を
前提とする。
【0012】そして、前記第1の課題を解決するために
請求項1の発明、前記第1、第2の両鉄心を夫々中央脚
とその両側に位置される一対の側脚を有したE形鉄心と
するとともに、前記第1鉄心の中央脚と側脚との間の第
1凹部と、前記第2鉄心の中央脚と側脚との間の第2凹
部とを互いに連続させて、前記両鉄心に渡る鉄心窓孔を
形成し、この鉄心窓孔に前記巻線付きの前記コイルボビ
ンと前記パスコアとを嵌合配置したものである。
【0013】この請求項1の発明においては、鉄心窓孔
を両鉄心に渡って形成したことにより、第1、第2の鉄
心が形成する磁気回路の各部の幅を、第2鉄心の最大幅
に制約されることなく、この第2鉄心の凹部の底面と第
2鉄心の外面との間のベース部の最小幅で規定できる。
そして、前記両鉄心の側脚の幅および第1鉄心のベース
部の幅が、前記第2鉄心の最小幅と同幅に形成されると
ともに、それに応じて両鉄心の中央脚が前記最小幅の2
倍の幅で形成されるから、結果的に、巻線スペースを規
定する前記鉄心窓孔の幅等を大きく確保できる。それに
より、二次巻線の巻数を増やしてそのインダクタンスを
増加きる等、巻線配分の自由度を向上できる。
【0014】また、前記第2の課題を解決するために請
求項2の発明は、前記第1鉄心を前記一次巻線側から前
記コイルボビンに組み合わせるとともに、前記第2鉄心
を前記二次巻線側から前記コイルボビンに組み合わせ、
かつ、前記両鉄心の側脚同志の突き合わせ部を前記二次
巻線の側方に配置したものである。
【0015】この請求項2の発明においては、両鉄心の
側脚同志の突き合わせ部の位置を二次巻線の側方に設け
たから、二次巻線の結合率が下がって、二次電圧を下げ
ることができる。そのため、インダクタンスを大きくす
るために二次巻線の巻数の増加に拘らず、二次電圧の上
がり過ぎを防止して、適正な二次電圧を得ることができ
る。しかも、前記のように突き合わせ部を二次巻線の側
方にに設けたことにより、一次巻線が巻き付けられたコ
イルボビンと、多数枚のパスコア板を積層してなるパス
コアと、二次巻線が巻き付けられたコイルボビンとを夫
々個別に組み込む組立てを行う場合において、第1鉄心
の第1凹部内にパスコア全体を収納して、第1凹部に臨
む第1鉄心の側脚と中央脚とでパスコア全体を位置決め
できる。それにより、前記組立ての際にパスコアをなす
積層された多数枚のパスコア板の積層状態が崩れてしま
うことがなくなり、容易に組み立てを行うことができ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図4を参照して本発
明の第1の実施の形態を説明する。この第1の実施の形
態に係る電磁機器としてのHID用放電灯安定器22
は、図1および図2に示されるように第1コイルボビン
23と、第2コイルボビン24と、一次巻線25と、二
次巻線26と、第1鉄心27と、第2鉄心28と、一対
のパスコア29とを組み合わせて形成されている。この
安定器22は、図4中2点鎖線で示す四角筒形の安定器
ケース21内に、このケース21の軸方向に各鉄心2
7、28の積厚(積層厚み)方向を一致させて収納され
るようになっている。
【0017】合成樹脂の成型品からなる第1コイルボビ
ン23は、図2等に示されるように胴部23aの両端部
に夫々外側に張出すフランジ23b、23cを有して長
四角な枠構造をなしているとともに、フランジ23b、
23c間に巻線の巻き溝を形成している。この第1コイ
ルボビン23の長手方向の一端部においてフランジ23
b、23cの外面には夫々複数の端子部23dが形成さ
れており、そのうち必要な端子部には図1に示されるよ
うに端子金具31が挿着されるようになっている。
【0018】図2に示されるように第1コイルボビン2
3の長手方向両端部においてフランジ23cの外面には
例えば連結用の突出壁32が一体に突設されている。こ
れら突出壁32は第1コイルボビン23の全幅に渡って
延びており、その相対向する面には夫々一対の係合リブ
33が突設されている。しかも、これらのリブ33が突
設された前記面とは反対側の面の中央部には夫々一対の
係合爪34が突設されている。
【0019】合成樹脂の成型品からなる第2コイルボビ
ン24は、図2等に示されるように胴部24aの両端部
に夫々外側に張出すフランジ24b、24cを有して長
四角な枠構造をなしているとともに、フランジ24b、
24c間に巻線の巻き溝を形成している。第2コイルボ
ビン24の枠構造は、その巻き溝が第1コイルボビン2
3の巻き溝より狭い点を除き第1コイルボビン23の枠
構造と同じである。この第2コイルボビン24の長手方
向の一端部においてフランジ24b、24cの外面には
夫々複数の端子部24dが形成されており、そのうち必
要な端子部には図1に示されるように端子金具35が挿
着されるようになっている。
【0020】この第2コイルボビン24の長手方向両端
部においてフランジ24cの外面には、一対の四角な孔
からなる係止孔を有した係止突片(図示しない)が夫々
突設されている。これらの係止孔は前記係止爪34に係
合されるものであって、その係合により、両コイルボビ
ン23、24はそのフランジ23c、24cを対向させ
た状態に並べて連結され、一体化されたコイルボビン組
立てを形成するようになっている。
【0021】一次巻線25は第1コイルボビン23の巻
き溝に巻き付けられている。この巻線25の外周面には
保護テープが巻き付けられている。この一次巻線25の
一端、他端、および中間タップは、夫々所定位置の端子
部23dに保持されて、これらの端子部23dに個別に
挿着された端子金具31に電気的に接続される。二次巻
線26は第2コイルボビン24の巻き溝に巻き付けられ
ている。この巻線26の外周面には保護テープが巻き付
けられている。この二次巻線26の一端および他端は、
夫々所定位置の端子部24dに保持されて、これら端子
部24dに個別に挿着された端子金具35に電気的に接
続されている。そして、両巻線25、26は前記各端子
金具31、35を介してHID用点灯回路中に配設され
るようになっている。
【0022】図2〜図4に示されるように前記第1鉄心
27は、ベース部27aの長手方向両端部に夫々側脚2
7bを設けるとともに、ベース部27aの長手方向中央
部に中央脚27cを設けてなるE形鉄心板を多数枚積層
してなるE形鉄心である。図3に示されるように中央脚
27cの幅Bに対して、ベース部27aおよび一対の側
脚27bの幅はB/2である。
【0023】このE形の第1鉄心27の各脚27b,2
7の長さCは、コイルボビン組立ての厚み(図4に示さ
れる両コイルボビン23、24の最も離れたフランジ2
3b、24b間の寸法)Dより短く、特に、この第1の
実施の形態においては、フランジ23bからフランジ2
4bとフランジ24cとの間の長さD〜Eであって、し
かも、パスコア29寄りに達する長さCとしてある。第
1鉄心27は、中央脚27cとその両側の側脚27bと
の間に夫々、第1凹部27dを有している。これら第1
凹部27dの深さと各脚27b、27cの長さは同じで
ある。
【0024】この第1鉄心27はその中央脚27cを前
記一体化されたコイルボビン組立ての胴部23a、24
aに、第1コイルボビン23側から挿入して設けられ
る。
【0025】図2に示されるように前記第2鉄心28
は、第1鉄心27と同様にベース部28aの長手方向両
端部に夫々側脚28bを設けるとともに、ベース部28
aの長手方向中央部に中央脚28cを設けてなるE形鉄
心板を多数枚積層してなるE形鉄心である。この鉄心2
8の積厚は第1鉄心27の積厚と同じである。図3に示
されるように中央脚28cの幅Bに対して、ベース部2
8aおよび一対の側脚28bの幅はB/2である。この
E形の第2鉄心28の各脚28b、28cの長さFは、
第1鉄心27の各脚27b、27cの長さよりも短く、
第2コイルボビン24の厚み以下である。
【0026】第2鉄心28は、中央脚28cとその両側
の側脚28bとの間に夫々、第2凹部28dを有してい
る。これら第2凹部28dの深さと各脚28b、28c
の長さは同じである。この鉄心28は、第2コイルボビ
ン24に第2凹部28dを嵌合して設けられ、その各脚
28b、28cの先端面を第1鉄心27の各脚27b、
27cの先端面に夫々当接させて組み合わされる。
【0027】それによって、図4に示されるように第1
鉄心27の第1凹部27dと第2鉄心28の第2凹部2
8dとが、互いに連続されて、両鉄心27、28に渡る
長方形の鉄心窓孔37を形成している。この窓孔37に
は、前記コイルボビン組立てをなした巻線25、26付
のコイルボビン23、24と一対のパスコア29とが嵌
合配置されている。
【0028】図2に示されるように前記一対のパスコア
29は、略短冊形に打ち抜かれたパスコア板を多数枚積
層してなり、その長手方向両端部に溝29aを有してい
る。これらパスコア29は、その溝29aを前記係合リ
ブ33に嵌合させることにより第1コイルボビン23の
フランジ23cの外面に保持されるとともに、前記コイ
ルボビン組立ての組立てにより両コイルボビン23、2
4間に配置されるようになっている。両パスコア29は
両鉄心27、28の積厚と同じかそれよりも少し長い。
【0029】前記各部品からなる安定器本体21は次の
手順で組立てられる。まず、第1コイルボビン23に一
次巻線25を巻き付けて、その端末部および中間のタッ
プを夫々所定の端子部23dに端子金具31を介して接
続するとともに、同様に、第2コイルボビン24に二次
巻線26を巻き付けて、その端末部を夫々所定の端子部
24dに端子金具36を介して接続する。
【0030】次に、第1コイルボビン23のフランジ2
3cの外面に、このボビン23の厚み方向に一対のパス
コア29を積層されるように取付けた後、第1、第2の
コイルボビン23、24を並べて、これらの係合爪34
およびそれに対応する図示されない係合孔を係合させる
ことにより、両ボビン23、24を連結してコイルボビ
ン組立てを組立てる。
【0031】この後、このコイルボビン組立てに対して
第1、第2の鉄心27、28を組み合わせる。この場
合、コイルボビン組立てに対して、はじめに、第1鉄心
27がその中央脚27cを第1コイルボビン23側から
挿入して組合わされる。それにより、コイルボビン組立
ては、その第2コイルボビン24の略半分の厚みを残し
て第1鉄心27の第1凹部27dに嵌合される。次に、
コイルボビン組立てに対して、第2鉄心28がその中央
脚28cを第2コイルボビン24側から挿入して組合わ
される。それにより、第2鉄心28の第2凹部28dが
第2コイルボビン24に嵌合されて第1凹部27dと連
続される。したがって、第1、第2の凹部27d、28
dが互いに連続され鉄心窓孔37が形成されるととも
に、この窓孔37内に前記コイルボビン組立てが嵌合配
置される。
【0032】最後に、互いに突き合わされた第1、第2
の両鉄心27、28の側脚27b、28bの突き合わせ
部38を溶接により連結する。図1(A)および図4中
39は溶接跡を示している。なお、こうした手順で組立
てられた放電灯安定器22は図1(A)および図4に示
され、前記突き合わせ部38は二次巻線24の側方に設
けられている。この安定器22の第1、第2の鉄心2
7、28がなす組合わせ形状は、図9に示した従来のも
のと同一寸法である。この放電灯安定器22は、一次巻
線25に供給される 100Vの電源電圧を 200Vに昇圧し
て二次巻線26に放出し、それをHIDに供給して、こ
のHIDを点灯させる。
【0033】前記構成の放電灯安定器22は、そのコイ
ルボビン組立てが嵌合配置される鉄心窓孔37を第1、
第2の鉄心27、28に渡って形成しているので、両鉄
心27、28が形成する磁気回路の各部の幅を、第2鉄
心28の最大幅Gに制約されることなく、この第2鉄心
28の第2凹部の底面と第2鉄心28の外面との間のベ
ース部28aの最小幅I(なお、I=B/2)で規定す
ることができる。
【0034】そして、第1、第2の鉄心27、28の側
脚27b、28bの幅および第1鉄心27のベース部2
7aの幅が、第2鉄心28のベース部28aと同幅(B
/2)に形成されるに伴って、両鉄心27、28の中央
脚27c、28cが前記最小幅の2倍の幅Bで形成され
るから、従来と同一の外形寸法のもとで結果的に、巻線
スペースを規定する鉄心窓孔37の幅Hを従来より大き
く確保できる。しかも、両鉄心27、28のベース部2
7a、28bの幅が従来のものに比較して少し狭くなる
ことにより、鉄心窓孔37の長さDも従来のものより少
し長くできる。
【0035】このように鉄心窓孔37を大きく確保でき
るため、コイルボビン組立ての巻線の総巻数を増やすこ
とができる。したがって、所定の電圧配分を得るのに必
要な巻数を両巻線23、24に確保しつつ二次巻線24
の巻数を大きく増やして、二次巻線24のインダクタン
スを増やすことがすことができる等、巻線配分の自由度
を向上できる。
【0036】しかも、図4に示されるように第1、第2
の鉄心27、28の側脚27b、28bの突き合わせ部
38の位置を二次巻線24の側方に設けたことにより、
二次巻線24の結合率を下げることができる。特に、こ
の結合率は、突き合わせ部38をパスコア29に近付け
た位置にする程下げることができる。
【0037】こうした結合率の低下により二次巻線24
に誘起される二次電圧が下げられるから、前記インダク
タンスを大きくするために二次巻線24の巻数を増加し
たにも拘らず、二次電圧が上がり過ぎることが防止され
て、HIDの点灯に適正な二次電圧を得ることができ
る。
【0038】図6は本発明の第2の実施の形態に係る放
電灯安定器の構成を分解して示す斜視図である。この第
2の実施の形態は、第1コイルボビンがパスコアの保持
構造を備えない点のみが前記第1の実施の形態とは異な
り、それ以外の構成は図6に図示されない部分を含めて
図1〜図5に示された前記第1の実施の形態の放電灯安
定器と同一ないしは同様な構成である。そのため、図示
されない構成については図1〜図5をもって代用すると
ともに、図示される同一ないしは同様な構成部分には第
1の実施の形態と同一の符号を付して、それらの構成の
説明およびそれに基づく作用効果の説明については省略
するが、これら同一ないしは同様な構成部分についても
第2の実施の形態に係る放電灯安定器の構成の一部をな
すものである。
【0039】この第2の実施の形態において、前記第1
の実施の形態で設けた係合リブに相当する構成は省略さ
れていて、第1コイルボビン23の突出壁32の内面は
平坦となっており、そして、これに対応してパスコア2
9の両端部も平坦面となっていて、前記第1の実施の形
態で設けた溝は省略されている。そのため、この第2の
実施の形態では、コイルボビン組立てに相当する構成は
なく、第1、第2のコイルボビン23、24と一対のパ
スコア29とは一体化されることなく設けられている。
なお、以上の点以外の構成は前記第1の実施の形態と同
じである。
【0040】この第2の実施の形態における組立ては、
一次巻線25が取付けられた第1コイルボビン23を第
1鉄心27の中央脚27cに嵌合した後、一対のパスコ
ア29を第1鉄心27の第1凹部27dに嵌合させて第
1コイルボビン23の突出壁32間に収め、次いで、二
次巻線26が取付けられた第2コイルボビン24を第1
鉄心27の中央脚27cに嵌合させてから、このボビン
24の前記第1凹部27dから突出した部分に第2鉄心
28を嵌合し、最後に両鉄心27、28の側脚27b、
28b同志の突き合わせ部38を溶接止めすることによ
り、実施される。
【0041】こうした第2の実施の形態においても、前
記第1の実施の形態と同様な理由により、両鉄心27、
28の第1凹部27dと第2凹部28dとが連続して形
成される鉄心窓孔を大きくできるために、本発明の課題
を解決することができる。
【0042】しかも、この第2の実施の形態では両コイ
ルボビン23、24が連結されていないにも拘らず、次
ぎの理由により容易に前記組立てを行うことができる。
すなわち、既述のように両鉄心27、28の側脚27
b、28bの突き合わせ部38を二次巻線26側方に設
けたことにより、前記手順で組立てを行う際に、多数枚
のパスコア板が積層されてなるパスコア29の全体を、
第1鉄心27の凹部27d内に収納して、前記凹部27
dに臨む側脚27bと中央脚27cとでパスコア29を
位置決できる。それにより、パスコア29をなす積層さ
れた多数枚のパスコア板の積層状態が崩れてしまうこと
がなくなって、容易に組み立てを行うことができる。
【0043】この点に関して図6に示される比較例を説
明する。この例は、両鉄心27、28が例えば同形のE
形鉄心からなる等、その側脚27b、28bの突き合わ
せ部がパスコア29の側方に位置される構成である。こ
の例でも本発明の第1の課題を解決できるが、その組立
てに当たってパスコア29の一部が図6に示されるよう
に第1凹部27dの上方に配置され、この凹部27d外
に位置されるパスコア板については積層状態を保持する
手段がない。
【0044】そのために、第2鉄心28を嵌合する以前
において、パスコア29をなす積層された多数枚のパス
コア板のうち第1凹部27d外に位置されるパスコア板
の積層状態が崩れてしまって、組立てに支障を来し易
い。しかし、図5に示された構成においては、以上のよ
うにパスコア29の積層状態の崩れが防止されるので、
容易に前記組み立てを行うことができる。
【0045】なお、前記両実施の形態では、別成形され
た第1、第2のコイルボビンを連結してなるコイルボビ
ンを用いたが、これに代えて、第1の課題を解決する発
明においては、両コイルボビンに相当する部分が一体に
成形された一つのコイルボビンを用いてもよい。また、
本発明は放電灯安定器以外に適用される電磁機器にも適
用できる。
【0046】
【発明の効果】請求項1の発明に係る電磁機器によれ
ば、第1鉄心の第1凹部と第2鉄心の第2凹部とを互い
に連続させて、これら両鉄心に渡る鉄心窓孔を設けて、
全体の大形化を伴うことなく巻線スペースを規定する前
記鉄心窓孔を大きく確保できるから、二次巻線の巻数を
増やすことができる等、巻線配分の自由度を向上でき
る。
【0047】請求項2の発明に係る電磁機器によれば、
二次巻線の結合率を下げることができるため、二次電圧
の増加を抑制しつつ二次巻線のインダクタンスを大きく
でき、しかも、コイルボビンとは別個にパスコアを組み
込むにあたり、第1鉄心の第1凹部内にパスコア全体を
収納して、このパスコアを位置決めできるから、組立て
性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の第1の実施の形態に係る放電
灯安定器の構成を示す側面図。(B)は第1の実施の形
態に係る放電灯安定器の構成を示す下面図。
【図2】第1の実施の形態に係る放電灯安定器の構成を
分解して示す斜視図。
【図3】第1の実施の形態に係る放電灯安定器の鉄心の
組立て状態を示す正面図。
【図4】図1(A)中Z−Z線に沿う断面図。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る放電灯安定器
の構成を分解して示す斜視図。
【図6】第2の実施の形態に係る放電灯安定器に対する
比較例に係る放電灯安定器の構成を分解して示す断面
図。
【図7】従来例に係る放電灯安定器の構成を分解して示
す斜視図。
【図8】従来例に係る放電灯安定器の鉄心の組立て状態
を示す正面図。
【図9】従来例に係る放電灯安定器の前記図4相当の断
面図。
【符号の説明】
22…放電灯安定器(電磁機器)、 23…第1コイルボビン、 24…第2コイルボビン、 25…一次巻線、 26…二次巻線、 27…第1鉄心、 28…第2鉄心、 27b…第1鉄心の側脚、 27c…第1鉄心の中央脚、 27d…第1凹部、 28b…第2鉄心の側脚、 28c…第2鉄心の中央脚、 28d…第2凹部、 29…パスコア、 37…鉄心窓孔、 38…突き合わせ部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一次巻線と、二次巻線と、これら巻線が巻
    き付けられるコイルボビンと、前記両巻線間に配置され
    る一対のパスコアと、第1、第2の鉄心とを組み合わせ
    て形成される電磁機器において、 前記第1、第2の両鉄心を夫々中央脚とその両側に位置
    される一対の側脚を有したE形鉄心とするとともに、前
    記第1鉄心の中央脚と側脚との間の第1凹部と、前記第
    2鉄心の中央脚と側脚との間の第2凹部とを互いに連続
    させて、前記両鉄心に渡る鉄心窓孔を形成し、この鉄心
    窓孔に前記巻線付きの前記コイルボビンと前記パスコア
    とを嵌合配置したことを特徴とする電磁機器。
  2. 【請求項2】前記第1鉄心を前記一次巻線側から前記コ
    イルボビンに組み合わせるとともに、前記第2鉄心を前
    記二次巻線側から前記コイルボビンに組み合わせ、か
    つ、前記両鉄心の側脚同志の突き合わせ部を前記二次巻
    線の側方に配置したことを特徴とする前記請求項1記載
    の電磁機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006126289A1 (ja) * 2005-05-26 2006-11-30 Minebea Co., Ltd. 高圧トランス
JP2019161178A (ja) * 2018-03-16 2019-09-19 東芝ライテック株式会社 トランスおよび紫外線照射装置

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