JPH0945580A - チップコンデンサ、電子複合部品、およびこれらの製造方法 - Google Patents

チップコンデンサ、電子複合部品、およびこれらの製造方法

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JPH0945580A
JPH0945580A JP19163795A JP19163795A JPH0945580A JP H0945580 A JPH0945580 A JP H0945580A JP 19163795 A JP19163795 A JP 19163795A JP 19163795 A JP19163795 A JP 19163795A JP H0945580 A JPH0945580 A JP H0945580A
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JP
Japan
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chip capacitor
conductor
conductor patterns
pair
composite component
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JP19163795A
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Hatsuo Matsumoto
初男 松本
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Tokin Corp
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Tokin Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 経済的に製造でき、導体層間の誘電体層の損
傷なしで極めて小さい容量でもその値をトリミングする
ことができるチップコンデンサ、キャパシタンスを含む
電子複合部品、およびこれらの製造方法を提供すること
である。 【解決手段】 本発明のチップコンデンサは、誘導体基
板61上に1対の導体パターン63(1)および61
(2)が配置され、基板の両側端面に形成された両端子
電極65(1)および65(2)とそれぞれ接続されて
いる。これら1対の導体パターンの間にはパッシベーシ
ョン膜67が形成されており、これら1対の導体パター
ンは、導体パターンの形成面に垂直な方向に互いに重な
らないように形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器に供せら
れるチップ部品、特に、高周波回路等に有効に機能する
高精度で経済的なチップコンデンサ、キャパシタンスを
含む電子複合部品、およびこれらの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の電子機器の小形化に伴い、図6
(A)〜(I)および図7に示すような構造を有する小
形・薄形のチップコンデンサや、図8(A)〜(O)お
よび図9に示すキャパシタンスを含む電子複合部品が多
用されている。
【0003】従来のチップコンデンサは、厚膜技術また
は薄膜技術によって、図6(A)〜(I)の各工程を経
て、図7に示すものが得られる。この従来のチップコン
デンサは、基板11(誘電体または膜を+記号を複数付
して示す)上で誘電体膜積層15を介して対向導体13
(1)と17(1)(導体の面であることを断面図で使
う斜線のうち右上がり斜線を複数付して表わす)との間
に静電容量を得るように積層体を形成し、かつ対向導体
13(1)および17(1)の両端部は露出させられ、
それぞれ基板の両側端部に施した膜状電極端子23
(1)および23(2)と接続している。
【0004】また、図8(A)〜(O)および図9を参
照すると、従来のキャパシタンスを含む電子複合部品は
小形・薄形で例えば図5で示されるLC等価回路を持っ
ており、図8の各工程を経て、図9に示すものが得られ
る。詳しく述べると、図8(A)〜(J)において、こ
の従来のキャパシタンスを含む電子複合部品は、誘電体
層31の上で対向導電体33(1)と37(1)との間
にキャパシタンスを得るように積層体を形成し、更に、
図8(J)および図9に示すように、対向導体33
(1)および37(1)の側端部に接触してスパイラル
導体43(縦線を並べて示す)の第1および第2の端部
43(1)、43(2)を設け、誘導体層31の側端部
のこの第1の端部43(1)から延在し巻き始めから巻
き終わり43(3)までインダクタンスを得る。次に図
8(K)では、その巻き終わり端部43(3)を除いて
絶縁磁性体層45を形成する。その後、図8(L)〜
(0)では、スパイラル導体43のための引き出し導体
47(横線を並べて表わす)を形成し、積層体側端部4
7(1)および47(2)を露出させ膜状電極端子51
(1)および51(2)を施して互いに接続している。
【0005】ところで、チップコンデンサでは、高周波
用途の場合にはキャパシタンスの容量値が数PF以下の
極めて小さい値であり、しかも同調回路やマッチング回
路等に用いられる関係上、容量公差を極力小さくする必
要がある。そのため、従来のチップコンデンサでは、小
さな容量を形成するために誘電体層31の厚みを増大し
たり誘電率を低減したりしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
チップコンデンサでは、その場合でもプロセス内で一貫
して形成する積層体の膜厚や誘電率のバラツキが上述し
た容量公差のバラツキと直結するため、高精度の高周波
用途の場合には経済的に製造することが困難であった。
【0007】加えて、従来のチップコンデンサでは、機
器によっては用いるコンデンサのうち一部を回路動作の
最適点に固定するため、容量値をトリミングする要求が
しばしばあるものの、従来のチップコンデンサでは、レ
ーザ等による導体膜のトリミング時に導体が層を成すよ
うに配置されているため、導体層間の誘電体層の損傷を
もたらし対応は殆ど不可能である。
【0008】一方、キャパシタンスを含む電子複合部品
(LC複合部品)でも同様で、高周波用途の場合にはキ
ャパシタンスの容量値をpF以下にするだけでなくイン
ダクタンスの値も数nH以下のように極めて小さい値に
する必要がある。そのため、キャパシタンスを含む電子
複合部品は、従来のチップコンデンサの場合と同様に、
経済的に製造することが困難であり、LC積の値をトリ
ミングする要求がしばしばあるがその対応は殆ど不可能
である。
【0009】そこで、本発明の技術的課題は、経済的に
製造でき、導体層間の誘電体層の損傷なしで容量値をト
リミングすることができるチップコンデンサ、キャパシ
タンスを含む電子複合部品、およびこれらの製造方法を
提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、誘導体
基板上に少なくとも1対の導体パターンを配置するとと
もに、これら1対の導体パターンの端部の内2つの端部
を基板の両側端面に形成された両端子電極とそれぞれ接
続して所望の電気特性を得るようにしたチップコンデン
サにおいて、前記1対の導体パターンが前記導体パター
ンの形成面に垂直な方向に互いに重ならないように形成
されたことを特徴とするチップコンデンサが得られる。
【0011】また、誘導体基板上に少なくとも1対の導
体パターンを配置するとともに、これら1対の導体パタ
ーンの端部の内2つの端部を基板の両側端面に形成され
た両端子電極とそれぞれ接続して所望の電気特性を得る
ようにしたキャパシタンスを含む電子複合部品におい
て、前記1対の導体パターンが前記導体パターンの形成
面に垂直な方向に互いに重ならないように形成されたこ
とを特徴とするキャパシタンスを含む電子複合部品が得
られる。
【0012】
【作用】チップコンデンサを製造する場合、1対の導体
パターンは導体パターンの形成面に垂直な方向に互いに
重なり合っていない。従って、これら1対の導体パター
ンの間には光透過性の絶縁保護膜が形成されている。チ
ップコンデンサを機器に実装した後であっても、外部か
ら絶縁保護膜を介してレーザー光を透過させ導体パター
ンのトリミングが行うことができる。このとき、導体パ
ターンの下に異極導体が存在しないため層間絶縁劣化の
問題も発生しない。絶縁保護膜が高誘電率膜で構成され
た場合には、上述のレーザートリミングが可能となるの
みならず、近接する他の部品等との容量カップリングの
影響も大きく低減される。
【0013】一方、キャパシタンスを含む電子複合部品
を製造する場合も、同様で、1対の導体パターンは導体
パターンの形成面に垂直な方向に互いに重なり合ってい
ない。そのため、これら1対の導体パターンの間には光
透過性の絶縁保護膜が形成されている。このキャパシタ
ンスを含む電子複合部品を機器に実装した後であって
も、外部から絶縁保護膜を介してレーザー光を透過させ
導体パターンのトリミングを行うことができる。このと
き、導体パターンの下に異極導体が存在しないため層間
絶縁劣化の問題も発生しない。絶縁保護膜が高誘電率膜
で構成された場合には、上述のレーザートリミングが可
能となるのみならず、近接する他の部品等との容量カッ
プリングの影響も大きく低減される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施例による
チップコンデンサを用いて説明する。
【0015】図1(A)〜(C)および図2を参照する
と、本発明の一実施例によるチップコンデンサは、誘導
体基板特にシリコン基板(図示せず)上のまたは誘導体
層61の上面に導体層63を蒸着法等で形成して、次い
でその上面に感光性レジストを塗布した後、フォトリソ
グラフィ技術によって感光・現像して1対の導体パター
ン63(1)および63(2)をこれら導体パターンの
形成面に垂直な方向に互いに重ならないように等角写像
法的に容量を形成している。更に、図1(D)におい
て、SiOまたはポリイミド樹脂の光透過性のパシベ
ーション膜67をスパッタリングまたはスピンコート等
の手段で成膜するとともに、導体パターン63(1)お
よび63(2)の端部のみが露出するようにパシベーシ
ョン膜67を同様の現像・エッチングした後、個々のチ
ップに切断する。最後に、図2を参照すれば、導体ペー
ストを用いて露出した導体パターン63(1)および6
3(2)の端部が誘導体基板61の側端面に電気的・機
械的に接続されるように膜状電極端子65(1)および
65(2)を塗布・キュアして、Ni半田メッキを施し
て最終的なチップコンデンサを形成・完成する。
【0016】本発明のチップコンデンサは、1対の導体
パターン63(1)および63(2)の図1(C)にお
ける上下の寸法および厚さとこれら対向部との距離と誘
導体基板61およびパシベーション膜67の誘電率とで
決まるから、簡素な構成で前述したとおり従来のものよ
り、微小な容量を高精度に形成できる。
【0017】また、光透過性のパシベーション膜67が
Ta等の高誘電膜で構成されても良い。この場
合、高精度かつレーザトリミング対応ができる。加えて
チップコンデンサに近接する他の部品等との容量カップ
リングの影響を大きく低減できる。
【0018】図3(A)〜(H)を参照して、本発明の
一実施例による電子複合部品(LC複合部品)の製造工
程を説明する。
【0019】本発明の一実施例による電子複合部品は、
誘導体基板特にシリコン基板(図示せず)のまたは誘導
体層69の上面に導体層71を蒸着法等で形成して、そ
の上面に感光性レジストを塗布した後、フォトリソグラ
フィ技術によって感光・現像してキャパシタンスを得る
ための1対の導体パターン71(1)および71(2)
が導体層71の形成面に垂直な方向に互いに重ならない
ように形成する。図1(C)に示すように両端部が上方
に延ばしてある。これら両端部の左側のものから延在す
るようにスパイラル導体71(3)が誘導体基板69の
巻き始めから巻き終わり71(3A)までインダクタン
スを与える。更に、図3(D)において、SiOまた
はポリイミド樹脂の光透過性のパシベーション膜73を
スパッタリングまたはスピンコート等の手段で成膜する
とともに、図3(E)に示すように導体パターン71
(1)および71(2)の両側端部とスパイラル導体7
1の巻き終わり71(3A)とが露出するようにパシベ
ーション膜73を同様に現象・エッチングした後、個々
のチップに切断する。
【0020】詳しくは図3(F)〜(G)において、導
体77の成膜後、図1(G)に示す両端部が上方に延び
るとともに、これら両端部の右側のもののから左方向に
引き出し導体77(1)が延びるように形成される。そ
の後、この引き出し導体77(1)と露出したパシベー
ション膜73とを覆うようにパシベーション膜81を成
膜する。最後に、図4を参照すれば、露出した導体パタ
ーン71(1)および71(2)の端部が誘導体基板6
9の側端面に導体ペーストを用いて電気的・機械的に接
続されるように膜状電極端子83(1)および83
(2)を塗布・キュアして、Ni半田メッキを施して最
終的なLC複合部品を形成・完成する。
【0021】本発明の電子複合部品は、簡素な構成で前
述したとおり従来のものより、微小な容量を高精度に形
成できる。
【0022】また、光透過性のパシベーション膜73が
Ta等の高誘電膜で構成されても良い。この場
合、高精度かつレーザトリミング対応できる。加えてチ
ップコンデンサに近接する他の部品等との容量カップリ
ングの影響を大きく低減できる。
【0023】以上、説明した本発明の一実施例によるチ
ップコンデンサおよび電子複合部品では、1対の導体パ
ターン63(1)および63(2)、71(1)および
71(2)が、どちらも同一平面上に構成されている
が、段差を持つようにして構成しても良いのは言うまで
もない。
【0024】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明によれば、チ
ップコンデンサを製造する場合、1対の導体パターンは
導体パターンの形成面に垂直な方向に互いに重なり合っ
ておらず、これら1対の導体パターンの間には絶縁保護
膜が形成されているので、チップコンデンサを機器に実
装した後であっても、外部から絶縁保護膜を介してレー
ザー光を透過させ導体パターンのトリミングが行うこと
ができる。このとき、導体パターンの下に異極導体が存
在しないため層間絶縁劣化の問題も発生しない。絶縁保
護膜が高誘電率膜で構成された場合には、上述のレーザ
ートリミングが可能となるのみならず、近接する他の部
品等との容量カップリングの影響も大きく低減される。
キャパシタンスを含む電子複合部品を製造する場合も、
同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)〜(E)は、本発明の一実施例によるチ
ップコンデンサの製造工程を説明するための図である。
【図2】本発明の一実施例によるチップコンデンサの縦
断面図である。
【図3】(A)〜(H)は、本発明の一実施例による電
子複合部品の製造工程を説明するための図である。
【図4】本発明の一実施例による電子複合部品の縦断面
図である。
【図5】図4の電子複合部品と等価な電気回路図であ
る。
【図6】従来のチップコンデンサの製造工程を説明する
ための図である。
【図7】図6の従来のチップコンデンサの縦断面図であ
る。
【図8】従来のキャパシタンスを含む電子複合部品の製
造工程を説明するための図である。
【図9】図8の従来のキャパシタンスを含む電子複合部
品の縦断面図である。
【符号の説明】
61、69 誘導体基板または誘導体層 63、71 導体層 63(1)および63(2)、71(1)および71
(2) 1対の導体パターン 67、73、81 パシベーション膜 83(1)および83(2) 膜状電極端子

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘導体基板上に少なくとも1対の導体パ
    ターンを配置するとともに、これら1対の導体パターン
    の端部の内2つの端部を基板の両側端面に形成された両
    端子電極とそれぞれ接続して所望の電気特性を得るよう
    にしたチップコンデンサにおいて、前記1対の導体パタ
    ーンが前記導体パターンの形成面に垂直な方向に互いに
    重ならないように形成されたことを特徴とするチップコ
    ンデンサ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のチップコンデンサにお
    いて、前記端部を除いて導体パターンを覆うように光透
    過性の絶縁保護膜を設けたことを特徴とするチップコン
    デンサ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のチップコンデンサにお
    いて、前記絶縁保護膜は誘電体材料を含むことを特徴と
    するチップコンデンサ。
  4. 【請求項4】 請求項2または3に記載のチップコンデ
    ンサの外部から前記絶縁保護膜を介してレーザー光を透
    過させ前記導体パターンのトリミングを行う容量調整工
    程を備えることを特徴とするチップコンデンサの製造方
    法。
  5. 【請求項5】 誘導体基板上に少なくとも1対の導体パ
    ターンを配置するとともに、これら1対の導体パターン
    の端部の内2つの端部を基板の両側端面に形成された両
    端子電極とそれぞれ接続して所望の電気特性を得るよう
    にした電子複合部品において、前記1対の導体パターン
    が前記導体パターンの形成面に垂直な方向に互いに重な
    らないように形成されたことを特徴とする電子複合部
    品。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の電子複合部品におい
    て、前記端部を除いて導体パターンを覆うように光透過
    性の絶縁保護膜を設けたことを特徴とする電子複合部
    品。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の電子複合部品におい
    て、前記絶縁保護膜は誘電体材料を含むことを特徴とす
    る電子複合部品。
  8. 【請求項8】 請求項6または7に記載の電子複合部品
    の外部から前記絶縁保護膜を介してレーザー光を透過さ
    せ前記導体パターンのトリミングを行う容量調整工程を
    備えることを特徴とする電子複合部品の製造方法。
JP19163795A 1995-07-27 1995-07-27 チップコンデンサ、電子複合部品、およびこれらの製造方法 Withdrawn JPH0945580A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007220985A (ja) * 2006-02-17 2007-08-30 Tdk Corp 薄膜デバイス

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