JPH0945614A - パターン形成方法 - Google Patents

パターン形成方法

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JPH0945614A
JPH0945614A JP3168396A JP3168396A JPH0945614A JP H0945614 A JPH0945614 A JP H0945614A JP 3168396 A JP3168396 A JP 3168396A JP 3168396 A JP3168396 A JP 3168396A JP H0945614 A JPH0945614 A JP H0945614A
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稔彦 田中
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正市 内野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】基板からの反射光によるハレーションや干渉現
象による問題(寸法精度劣化)を解決し、反射率の高い
基板,透明膜が介在する基板等においても微細で高精度
のパターンを形成する方法を提供する。 【解決手段】被加工基板1とレジスト膜4との間に、露
光光6に対する光吸収率がレジスト膜4側に比べ基板1
側で大きい反射防止膜2’を形成し、所望のホトマスク
5を用いて露光する。また、反射防止膜2’として、露
光光に対する干渉膜である上層膜、上層膜に比べ露光光
吸収率が高く遮光膜として機能する下層膜からなる二層
反射防止膜を用いる。また、反射防止膜2’として、露
光光を反射する下層膜及び露光光に対する干渉膜である
上層膜からなる二層反射防止膜を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リソグラフィによ
り微細なパタ−ンを形成するに好適なパタ−ン形成方法
及び半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ULSI製造に要求される寸法精度や解
像度を満たすために必要なリソグラフィの周辺技術とし
て、基板からの露光光の反射を薄膜内光吸収や光干渉を
利用して低減する反射防止技術がある。基板から露光光
が反射すると感光性薄膜、例えばレジスト膜内で薄膜干
渉を起こし、定在波と呼ばれるレジスト膜厚方向の露光
むらと、多重干渉と呼ばれるレジスト膜厚変動に伴うパ
ターン寸法変動が生じる。前者は解像度を、後者は寸法
精度を低下させる。また基板凹凸で露光光が斜め方向や
ランダム方向に反射するハレーションにより、本来遮光
されるべき領域が感光されて所望のパターンが形成でき
ないという問題が生じる。これらの問題は基板からの反
射光の強さに依存し、反射光を低減すればするほどこれ
らの問題は低減される。そこで基板からの反射光を低減
する試みが盛んに検討されてきた。
【0003】反射防止法はその原理によって大きく二つ
に分類することができる。その一つは露光光を吸収する
性質の強い、いわゆる吸光性膜を反射防止膜として用い
る方法であり、もう一つの方法は光干渉を利用して反射
防止を行う方法である。前者の代表として、レジストを
塗布する前に吸光性有機膜を基板上に塗布しておくAR
C(Anti−Reflective Coating)法がある。レジスト膜
を透過して基板に向かう光は基板面で反射する前にこの
吸光性有機膜に吸収されるため基板からレジスト膜に戻
る反射光は低減される。後者の反射防止膜の例としては
SiやTiNなどがある。WやAl等の金属上にSi,
SiOxy:HやTiN等の反射防止膜を、レジスト膜
/反射防止膜界面の反射光と、反射防止膜/基板界面か
らの反射光とがお互いに逆位相の関係になるような膜厚
に被着して、反射光を低減する。従来はこれらの方法に
よって反射防止を行ってきた。
【0004】なお、ARC法については1991年のプ
ロシーディング オブ エスピーアイイー(Proceeding
s of SPIE )1463巻第16頁〜第29頁および特開
昭59−93448号公報に記載されている。また光干
渉を利用した反射防止膜に関しては特開昭59−654
0号及び特開昭57−130481号公報及び1994
年のプロシーディング オブ エスピーアイイー(Proc
eedings of SPIE )2197巻第722頁〜第732頁
あるいは1982年のテクニカル ダイジェスト オブ
インターナショナル エレクトロン デバイス ミー
ティング(Technical Digests of International Elect
ron Device Meeting )第399頁〜第402頁にかけ
て記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の反射防止技術の
問題点を光干渉を利用した反射防止技術と、光吸収を利
用したARC技術とに分けて以下に説明する。
【0006】光干渉を利用した反射防止法ではレジスト
膜/反射防止膜界面の反射率と反射防止膜/基板界面の
反射率を同じにして各界面からの反射光をキャンセルさ
せる必要がある。レジスト膜/反射防止膜界面からの反
射光と、反射防止膜/基板界面からの反射光の位相を逆
転させる必要から、反射防止膜の膜厚をどこの場所にお
いてもある特定の一定値にする必要がある。段差のある
基板上でこれを達成することは不可能に近い。これは、
図2に示すように、たとえ均一に反射防止膜を被着でき
たとしても反射防止膜20の段差部の膜厚21は平坦部
の膜厚22より厚くなるためである。さらに基板表面層
が酸化Si膜のような透明膜である場合、酸化Si膜下
の反射性界面からの反射光と、レジスト膜/反射防止膜
界面からの反射光との位相を逆転させなければならな
い。このためには酸化Si膜を含めた精密な膜厚コント
ロ−ルを必要とするが、酸化Si膜を段差基板上の層間
膜として用いている場合、この膜厚コントロ−ルは不可
能である。これは場所によって酸化Si膜の膜厚が大き
く異なるからである。このためこのような場合には光干
渉性の反射防止膜で十分な反射防止を行なうことは不可
能である。なお、同じ反射率にするため、反射防止膜材
料の複素屈折率は基板材料(正確には基板材料の複素屈
折率)に依存して最適化する必要がある、という問題も
ある。すなわち光干渉を利用した反射防止法では反射防
止膜材料を基板材料毎に変える必要があり、汎用性に欠
けるという問題もある。
【0007】ARC法は塗布膜を使うため工程的に簡便
であることと、汎用性に富む、すなわち基板材料に依存
せず効果があるという利点を持つ。一方で、反射防止膜
の膜厚が厚くなり、微細パタ−ン形成に適さないという
問題点を持つ。基板に段差がある場合、段差上部では図
3に示すように反射防止膜30の段差上部での膜厚31
が段差下部の膜厚32及び平坦部の膜厚33より薄くな
るため、段差上部のことを考慮して膜厚を厚く設定して
おく必要がある。また平坦な基板上にリソグラフィを行
なう場合でも厚膜にする必要がある。反射防止膜中での
光吸収を大きくしつつその膜厚を薄くするには反射防止
膜の吸光度を高めれば良いが、吸光度が高くなると反射
防止膜とレジスト膜との界面での光反射率が高まり、結
果的に十分な反射防止効果を得ることができない。特に
吸光度を示す消衰係数が0.5を超えると急激に界面反
射が大きくなる。したがって、十分な反射防止効果を得
るには反射防止膜の膜厚を厚くする必要がある。しか
し、厚膜の反射防止膜を用いると、微細パタ−ンではパ
タ−ン幅に対する膜厚の比、すなわちアスペクトが非常
に大きくなり、反射防止膜の加工が非常に困難になると
ともに、形成したパタ−ンが倒れ、不良となる。例えば
0.2μmパタ−ンを±5%の精度で形成しようとする
と基板からの反射率を0.23%以下(エネルギ−反射
率)に抑える必要があるが、上述の吸光度と界面反射の
関係からこの反射率にするには反射防止膜の膜厚を0.
15μm以上にする必要がある。パタ−ンに対するアス
ペクト比は0.75である。さらに微細パタ−ンになる
と寸法精度もさらに高いものが要求され、それにともな
って反射率もさらに下げなければならない。したがって
反射防止膜の膜厚がさらに厚くなり、アスペクト比はさ
らに大きくなる。
【0008】本発明は従来技術の以上に示したような問
題に鑑み創案されたものである。すなわち、本発明の目
的は、基板段差が大きい場合にも十分な反射防止効果が
得られ、反射率の高い基板においても基板反射の影響を
受けることなく、基板材料によらず汎用に使用でき、ま
たアスペクト比等の制限により反射防止膜の厚さを厚く
できない場合においても十分な反射防止効果を得て、寸
法精度の高い微細なパタ−ンが形成できるレジストパタ
−ン形成方法及びその際に用いる反射防止膜を提供しよ
うとするものである。
【0009】なお、ここでは、レジスト膜内から基板側
へ向かう光エネルギ−をI0、基板側からレジスト膜内
に出てくる光エネルギ−をIrとした時のIr/I0(反
射率)が10%以下のものを反射防止膜と呼ぶ。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、次に示す3
つの方法の何れかにより達成することができる。
【0011】第一の方法は、露光光の吸収率がレジスト
膜面側に比べ基板面側の方で大きくなる反射防止膜を被
加工基板上に形成するものである。
【0012】反射防止膜内において、露光光に対する光
吸収率を変える方法としては以下の方法がある。
【0013】(1)光吸収性の高い膜を基板上に形成し
た後その膜の表面を液体あるいは気体の薬液に曝しかつ
その薬液をその膜中に拡散させ、薬液と反応した吸光成
分を分解し、吸光度に分布を持たせる。
【0014】(2)光吸収性の高い膜を基板上に形成し
た後、レジスト膜を塗布形成するときに吸光性膜とレジ
スト膜とのミキシング層を発生させて、そのミキシング
層に光吸収性の変化を持たせる。
【0015】(3)反射防止膜がCVD(Chemical Vap
our Deposition)によって形成される膜で、この膜の成
膜途中で成膜条件(ガス組成など)を変えることによっ
て光吸収性を変える。
【0016】(4)反射防止膜がスパッタ法で形成され
る膜で、この膜の成膜途中で雰囲気ガス組成を変えるこ
とによって光吸収性を変える。
【0017】(5)熱により揮発する性質を持つ吸光剤
を含んだ膜を基板上に形成した後、熱処理を加える。
【0018】(6)被加工基板上に、パタ−ン露光光を
吸収する性質を持ち、かつある波長の光(吸収調整光)
も吸収し、加えて吸収調整光に反応してパタ−ン露光光
を吸収する性質が失われてゆく性質を持つ膜を形成し、
その後面内全面に吸収調整光を照射し、該膜の表層部に
おけるパタ−ン露光光吸収率が深部より小さな反射防止
膜を形成する。
【0019】(7)被加工基板上に、パタ−ン露光光を
吸収する性質を持ち、かつある波長の光(吸収調整光)
も吸収し、加えて吸収調整光後熱処理を加えるとパタ−
ン露光光を吸収する性質が失われてゆく性質を持つ膜を
形成し、面内全面に吸収調整光を照射する。その後熱処
理を行って、該膜の表層部におけるパタ−ン露光光吸収
率が深部より小さな反射防止膜を形成する。
【0020】第二の方法は、上層及び下層からなる二層
反射膜を基板上に形成するものである。上層膜は露光光
に対する干渉膜で、下層膜は上層膜に比べ露光光吸収率
が高い遮光膜とする。ここで、当該膜の露光光に対する
透過率がエネルギ−比で10%以下のものを遮光膜と呼
ぶ。
【0021】第三の方法は、上層及び下層からなる二層
膜を基板上に形成し、上層膜は露光光に対する干渉膜
で、下層膜は露光光を反射する膜とするものである。上
層膜は一層膜とすることも、多層膜とすることもでき
る。ここで、空気中で露光光を50%以上(エネルギ−
比)反射するものを反射膜と呼ぶ。
【0022】従来法で反射防止膜の吸光度を上げても反
射率が下がらないは、反射防止膜の吸光度上昇にともな
って、反射防止膜とレジスト膜との界面の反射率が高ま
るためである。反射防止膜及びレジスト膜の複素屈折率
をそれぞれn1−ik1,n2−ik2とすると、反射防止
膜を通過する光はexp(−4πk1d/λ)で減衰する
が、一方で((n1−n2)2+(k1−k2)2)/((n1
+n2)2+(k1+k2)2)の反射がレジスト膜と基板と
の界面で発生する。吸光度を示すk1が大きくなると反
射防止膜とレジスト膜との界面の反射が大きくなる。な
お、dはレジストの膜厚で、λは露光の波長である。k
1,k2はそれぞれの材料の消衰係数とも呼ぶ。
【0023】本発明の第1の方法では、反射防止膜の吸
光率をその表面から徐々に変えることによって高い吸光
度を得ながらもレジスト膜/反射防止膜界面の反射を防
止して、高い反射防止効果を得るものである。すなわ
ち、レジスト膜から反射防止膜にかけて消衰係数kを徐
々に変えることによって、kが変わることによって生じ
る反射を低減する。kが変わるごとに反射が僅かながら
生じるが、その反射面が少しずつずれるためその反射光
の位相が少しずつ変わって打消し合う作用が働く。その
ためトータルとしての反射は小さくなる。反射防止膜の
消衰係数が大きくても界面の反射がこの理由によって小
さくなるため、高い反射防止効果を得ることができる。
反射防止膜の消衰係数を界面反射の制約なしに大きくで
きるので、この反射防止膜を用いると反射率の高い基板
でも、また上層膜が透明膜である基板においても十分な
反射防止が行える。
【0024】またこの界面反射防止には一種の干渉現象
を利用しているが、干渉現象としては反射防止膜の上面
側のある厚みの部分のみを利用しているので反射防止膜
の膜厚が変化してもある厚さ以上であれば十分な反射防
止効果を得ることができる。したがって基板段差の影響
を受けることがない。しかも反射光の位相が徐々に変わ
るため平均化効果が働き、消衰係数分布の変化に対する
反射率の変化は小さいものになる。このことによって、
安定に反射防止を行うことができる。
【0025】一方、従来の干渉現象を利用した反射防止
膜はレジスト膜/反射防止膜界面からの反射光と反射防
止膜/基板界面からの反射光を干渉させるため、反射防
止膜全体の膜厚が変化すると十分な反射光低減効果を得
ることができず、基板段差の影響を大きく受けていた。
なお、本反射防止膜において吸収率が変わる部分の膜厚
は、その膜厚内の反射防止膜の平均的な屈折率(実部)
をnA ,露光の波長をλとすると、λ/4nA 以上確保
することが望ましい。特にλ/4nA の奇数倍であるこ
とが望ましい。またkを深さ方向にそって徐々に変える
方法として、連続的に変える方法と少しずつステップ状
に変える方法があるが、拡散現象やミキシング現象を利
用する場合は連続的に変える方が工程的に容易である。
【0026】課題を解決するための手段のところで述べ
た(6)および(7)の方法では、パタ−ン露光光及び
ある光(吸収調整光と呼ぶことにする)を吸収する性質
を持ち、かつ吸収調整光に反応してパタ−ン露光光を吸
収する性質が失われてゆく反射防止膜を基板上に形成し
た後、面内全面に吸収調整光を照射する。吸収調整光は
反射防止膜中で減衰し、吸収調整光進行方向に対してラ
ンバ−ト−ベ−ルの法則にしたがった減衰分布をその表
面を起点に持つ。それと同時に、反射防止膜の表面を起
点にパタ−ン露光光に対する吸収分布も生まれる。すな
わち、図5の吸収特性曲線51が示すように、表面の位
置を0、反射防止膜の膜厚をdとすると、表面側、すな
わち位置0ではパタ−ン露光光の吸収が弱く、深さ方向
に進むにつれて吸収が高まってゆく吸収の分布が反射防
止膜の中に生まれる。この分布は表面側を起点とするた
め、図3に示すように基板に段差があって反射防止膜の
膜厚が場所によって異なっても変わらない。すなわち段
差上部の膜厚が薄い場所(図3の34)と下部の膜厚の
厚い場所(図3の35)に対するパタ−ン露光光吸収分
布は図6に示すようにほとんど変わらない。吸収調整光
が透過する深さd0までの光吸収分布が変わらず、それ
より深い場所では一定の光吸収となる。ここで図6中の
1,d2は反射防止膜の表面を0としたときの34及び
35の場所における基板面の位置で、膜厚31及び32
と同じ値である。正確には、膜厚方向に対して変わらな
いのではなく、光の進行方向に対して吸収分布が変わら
ない。例えば、基板段差の影響などを受けて反射防止膜
表面がスロ−プを持つ場合、図4に示すように吸収調整
光41は反射防止膜の表面で屈折するため、その屈折方
向に対し同じ吸収分布が得られる。ここで図4中の42
は段差を持つ基板、43は吸光度(消衰係数)が変わっ
た(吸収勾配を持つ)反射防止層の部分、44は一定の
吸光度を持つ反射防止層の部分である。パタ−ン露光光
も反射防止膜界面で屈折するため、パタ−ン露光光に対
して均一な吸収分布が得られ、段差に依存せず反射を低
減できる。
【0027】このプロセスによってレジスト膜から反射
防止膜にかけて消衰係数kを徐々に変えることができ、
kが急激に変わることによって生ずる反射が低減する。
kが変わるごとに反射が僅かながら生ずるが、その反射
面が少しずつずれるためその反射光の位相が少しずつ変
わって打消し合う作用が働く。そのためト−タルとして
の反射は小さくなる。反射防止膜の消衰係数が大きくて
も界面の反射がこの理由によって小さくなるため、高い
反射防止効果を得ることができる。反射防止膜の消衰係
数を界面反射の制約なしに大きくできるので、この反射
防止膜を用いると反射率の高い基板においても、また上
層膜が透明膜である基板においても十分な反射防止が行
なえる。またこの界面反射防止には一種の干渉現象を利
用しているが、干渉現象としては反射防止膜の上面側の
ある厚みの部分をのみを利用しているので反射防止膜の
膜厚が変化してもある厚さ以上であれば十分な反射防止
効果を得ることができる。しかもその干渉効果として利
用している厚みは上述のように光の進行方向に対し十分
コントロ−ルされるので、反射防止率は高い。したがっ
て基板段差の影響を受けることがない。一方、従来の干
渉現象を利用した反射防止膜はレジスト膜/反射防止膜
界面からの反射光と反射防止膜/基板界面界面からの反
射光を干渉させるため、反射防止膜全体の膜厚が変化す
ると十分な反射光低減効果を得ることができず、基板段
差の影響を大きく受けていた。なお、本反射防止膜にお
いて吸収率が変わる部分の膜厚(図4中の43及び図6
中の位置0からd0の範囲)は、その膜厚内の反射防止
膜の平均的な屈折率(実部)をnA,露光光の波長をλ
とすると、λ/4nA以上確保することが望ましい。特
にλ/4nAの奇数倍であることが望ましい。
【0028】パタ−ン露光光を吸収する性質を持ち、か
つ吸収調整光に反応してパタ−ン露光光を吸収する性質
が失われてゆく反射防止膜は、光が当たるとともに透明
になってゆくいわゆるブリ−チング特性を有する吸光剤
を有機膜中に分散させることによって得ることができ
る。又は吸収調整光を吸収し、この光を吸収した後熱処
理や薬品による化学処理を施すことによってパタ−ン露
光光を吸収する性質を失う物質を有機膜中に加えた膜を
用いることによって得ることができる。
【0029】第二の方法において、下層膜は露光光の吸
収率が高いため基板から反射してくる光を遮断する。し
たがって反射率の高い基板、および透明膜が介在する基
板においても十分な反射防止効果が得られる。この基板
からの反射光の遮断は干渉でなく光吸収効果を利用して
いるため、基板材料によらない。しかし一般には、薄膜
で基板からの反射光を十分遮断するような吸収膜を用い
ると、その反射防止膜の屈折率虚部(消衰係数)が高ま
り、レジスト膜/反射防止膜界面の反射率が高まって、
十分な反射防止効果が得られない。本方法ではこの問題
を上層の干渉膜で解決する。すなわちレジスト膜/上層
反射防止膜界面からの反射光と、上層反射防止膜/下層
反射防止膜界面からの反射光をお互いが打ち消すように
(お互いの位相が逆転するような膜厚に上層膜厚を設定
して)干渉させる。この上層反射防止膜による界面反射
低減と、下層反射防止膜による基板からの反射光低減に
より、上記課題は解決される。
【0030】第三の方法において、反射防止膜は上層膜
と下層膜からなるが、下層膜面で露光光を反射させるこ
とにより反射光の位相制御と強度制御が行える。すなわ
ち、反射面が基板面ではなく下層膜面となるため、基板
の光学定数や透明膜の有無に関わらず反射光は一定の位
相と強度を持つ。そしてこの反射光を上層の干渉膜でカ
ットする。すなわち、レジスト膜/上層反射防止膜界面
からの反射光と、上層反射防止膜/下層反射防止膜界面
からの反射光を互いが打ち消すように(互いの位相が逆
転するような膜厚に上層膜厚を設定して)干渉させる。
上層の干渉膜で反射光をカットできるのは反射光の位相
と強度が一定にできたためであり、これは反射膜を導入
したことにより達成される。反射防止を行うにあたって
反射膜を導入したことに本発明の特徴がある。
【0031】図28に反射率(振幅比)に対する線幅精
度の一例を示す。なお、振幅反射率の自乗がエネルギ−
反射率である。反射率を下げることにより、高精度の加
工が可能となる。特に、反射率(振幅比)が0.2(エ
ネルギ−比で4%)では約25nmの線幅精度が得ら
れ、0.25μm加工プロセスに適用できる。
【0032】
【発明の実施の形態】
(実施例1)以下、本発明の実施例を工程図である図1
を用いて説明する。まず図1(a)に示すように基板1
上にニトロンを含む有機物を塗布し、有機膜2を形成し
た。塗布膜厚は0.2 μmとした。ここで、この図には
基板に段差が形成されていないが、段差があってもよ
い。次に図1(b)に示すように上記有機膜2が形成され
た基板1をHCl含有ガス3中に曝した。HClに曝し
ている時間は2分とした。この処理によって塩化水素
(HCl)ガスは有機膜2中におよそ0.15μmの深
さまで浸透した。ここで、界面反射防止のための吸収率
変化基準深さλ/4nA はi線(波長365nm)の場
合約0.05μm であり、この実施例における深さはそ
のおよそ3倍(奇数倍)である。なお、有機膜2のnA
はおよそ1.65 である。HClが浸透した場所のニト
ロンにはそのHCl濃度に応じて環化反応が起り、i線
に対する吸光度が減少した。HClの濃度は有機膜2の
表面に多いので、有機膜2の表面の吸光率が小さく、深
さ方向にそって連続的に吸光率が高まるi線用反射防止
膜を基板上に形成することができた。
【0033】なお、ここではHClガスを用いた場合を
示したが、HCl水溶液を用いることもできる。この両
者の違いの一つは有機膜に対する浸透深さであって、ガ
スの場合は深く、水溶液の場合は浅い。深さの設定によ
って使いわけることができる。例えば、ArFエキシマ
レ−ザ光(波長193nm)を露光光として用いる場合
には、極微細パターン形成が求められ、従って反射防止
膜も特に薄くする必要がある。このような場合には水溶
液が有利である。
【0034】その後、図1(c)に示すようにレジスト
膜4を塗布,ベークし、通常の方法でマスク5を介して
露光光6をレジスト膜4に照射した。ここでは露光光と
してi線を用いた。なお、図ではマスクを近接させて露
光した場合を示したが、レンズやミラーを介して露光し
てもよい。次に図1(d)に示すように通常の方法に従
って現像を行って、レジストパターン4aを形成した。
その後、図1(e)に示すようにレジストパターン4a
をマスクに反射防止膜2’をエッチングして、反射防止
膜2’の加工を含んだレジストパターン7を基板上に形
成した。
【0035】本反射防止法を用いて形成したレジストパ
ターンはARC法等従来の反射防止法を用いた場合に比
べ約10%寸法精度が高かった。
【0036】本方法の特徴の一つは装置的に簡便でかつ
除去し易い塗布有機膜を用いた方法であることと、ガス
あるいは溶液の有機膜への拡散長を変えることにより吸
収係数変化領域を制御でき、種々の露光方式に容易に適
用できることである。
【0037】(実施例2)本発明の第2の実施例を図7
を用いて説明する。まず図7(a)に示すように基板上
に有機膜72を塗布し、熱処理を加えた。熱処理温度は
100℃とし、塗布膜厚は平坦面上で0.08μm とし
たが、基板段差の影響で薄い場所の膜厚は0.05μ
m、厚い場所では0.15μmであった。基板としては
段差の形成されているSiウェハ70上に0.2μm 厚
さのAl膜71(Si2%含有)を被着したものを用
い、有機膜としてはノボラック樹脂を用いた。なお、こ
こでは基板に段差が形成されている場合を示すが、段差
がなくてもよい。
【0038】次に図7(b)に示すように上記有機膜7
2上にレジスト膜73を塗布した。レジストはPMMA
(Polymethylmethacrylate)を用い、塗布後に200℃
の熱処理を加えた。この時PMMAとノボラック樹脂の
ミキシング層74がレジスト膜73と有機膜72の界面
に形成された。ミキシング層の厚さは約0.035μm
であって、ArFエキシマレ−ザ光に対する界面反射防
止のための吸収率変化基準深さλ/4nA と同じであっ
た。基板に段差があり、有機膜72の膜厚が場所によっ
て変わっていたものの、このミキシング層の厚さは一定
であった。
【0039】このミキシング層のレジスト膜面側はPM
MAライクであり、有機膜面側はノボラックライクであ
った。PMMAのArFエキシマレ−ザ光に対する消衰
係数は0.018 であり、熱処理したノボラック樹脂のそれ
は約1である。ミキシング層の消衰係数は上面(レジス
ト膜面)側で約0.02 、下面(有機膜)側で約1であ
りその間連続的に消衰係数が変わっていた。その後、図
7(c)に示すように、通常の方法でマスク75を介し
て露光光76をレジスト膜73に照射した。ここでは露
光光としてArFエキシマレ−ザ光を用いた。この時、
有機膜72とミキシング層74との二層で反射防止膜と
して機能する。なお、図ではマスクを近接させて露光し
た場合を示したが、レンズやミラーを介して露光しても
よい。
【0040】次に図7(d)に示すように通常の方法に
従って現像を行って、レジストパターン73aを形成し
た。その後、図7(e)に示すようにレジストパターン7
3aをマスクに反射防止膜であるミキシング層74と有
機膜72をエッチングして、反射防止膜加工を含んだレ
ジストパターン77を基板上に形成した。
【0041】本反射防止法を用いて0.15μm のパタ
ーンを形成したところ10%の寸法精度が得られた。一
方、膜厚が0.08μm のARC型反射防止法(従来反
射防止法)を用いた場合には、吸収係数を最適化しても
寸法精度は20%であった。ARC膜の膜厚を厚くする
とエッチング時に寸法シフトが入り、またレジストパタ
ーンが倒れるという不良が発生した。
【0042】なお、ミキシング層74を用いたときのも
う一つの利点はミキシング層74が接着層の役割をし、
パターン倒れ(剥がれ)をおこしにくいことである。
【0043】この方法のポイントはミキシング層74を
形成することである。PMMAレジストに代わって、下
記のように、他のレジストを用いることもできる。上記
方法に従ってミキシング層74を形成した後、DUV照
射及び現像によってPMMAレジストを除去した。その
後通常の方法に従ってレジスト膜をミキシング層上に形
成し、ベ−クした。その後露光及び現像を行なった。そ
してミキシング層及び有機膜をエッチングして反射防止
膜加工を含んだレジストパタ−ンを形成した。
【0044】(実施例3)本発明の第3の実施例を図8
を用いて説明する。まず図8(a)に示すように段差の
形成されているSiウェハ80上に0.3μm 厚さのA
l膜81(Si2%含有)を被着し、さらにその上にP
SG(燐添加ガラス)膜82を被着した基板を用意した。
ここで、基板段差の影響でPSG膜の膜厚は薄い場所で
0.3μm、厚い場所では0.6μm であった。なお、
PSG膜はKrFエキシマレ−ザ光(波長248nm)
に対し透明である。
【0045】次に図8(b)に示すようにPSG膜上に
SiOxNyHz膜83をプラズマCVD法で形成した。SiOxNy
Hz膜成膜にはシランと亜酸化窒素の混合ガスを用い、成
膜中に混合ガス比を変えた。SiOxNyHz膜の膜厚は0.0
8μm とし、図11に示すように最初KrFエキシマ
レ−ザ光に対して消衰係数が1.5になるような混合ガ
ス比で被着し、その後、混合ガス比を徐々に変え、レジ
スト表面側の消衰係数が0.02となるように被着し
た。CVD膜であるため、基板に段差があるにもかかわ
らず一様な膜厚で膜を被着することができた。これがC
VD法を用いたときの利点である。直線的に消衰係数を
変えることによって光吸収による基板からの反射光低減
と、消衰係数の差によって生じる光反射のバランスがと
れ、膜厚が薄いにもかかわらず反射を十分低減できた。
また後で述べるように、本実施例ではレジスト膜側界面
の反射防止膜の消衰係数をレジストの消衰係数と同じに
した。このことによりレジスト膜界面での反射を十分に
抑えることができた。この界面での消衰係数の差が大き
いと、この界面での反射が大きくなる。
【0046】次に図8(c)に示すようにSiOxNyHz膜8
3からなる反射防止膜上にレジスト膜84塗布した。レ
ジストはXP89131(シップレー商品名)を用いた。このレ
ジストのKrFエキシマレ−ザ光に対する消衰係数は
0.02 であり、SiOxNyHz膜表面の消衰係数と等しかっ
た。その後、図8(d)に示すように、通常の方法でマ
スク85を介して露光86をレジスト膜84に照射し
た。ここでは露光としてKrFエキシマレ−ザ光を用い
た。図には示していないがこの露光にはレンズの開口数
が0.45 の縮小投影露光法を用いた。但しこれは一実
験条件であり、例えばマスクと基板とを数ミクロンに近
接させて行うプロキシミティ露光などを用いてもよい。
【0047】次に図8(e)に示すように通常の方法に
よって現像を行って、レジストパターン84aを形成し
た。その後、図8(f)に示すようにレジストパターン8
4aをマスクにSiOxNyHz反射防止膜83をエッチングし
て、反射防止膜加工を含んだレジストパターン87を基
板上に形成した。
【0048】本反射防止法を用いて0.25μm のパタ
ーンを形成したところ5%の寸法精度が得られた。一
方、膜厚が0.08μm の従来型CVD型反射防止膜及
び従来のARC型反射防止膜を用いた場合には、吸収係
数をいかに最適化しても寸法精度を10%より改善する
ことはできなかった。
【0049】本実施例では基板界面側最下部で消衰係数
が1.5になるように反射防止膜を被着した。但しこの
消衰係数は1.5に限るものではなく、図23に示すよ
うに消衰係数が0.6以上で反射防止効果が強くなり、
特に1以上2以下でその効果は顕在化する。1以上の場
合は反射防止膜および基板構造、材料依存性も小さいと
いう特長を持つ。消衰係数が1のときは膜厚が50nm
以上あればその反射率は振幅比でいって0.1以下、エ
ネルギ−比でいって1%以下になる。
【0050】また、本実施例の下置き反射防止膜と、レ
ジスト膜上面に干渉膜を形成し寸法精度を向上させるい
わゆる上面反射と組み合わせると寸法精度は更に向上す
る。
【0051】(実施例4)本発明の第4の実施例を図9
を用いて説明する。まず図9(a)に示すように段差の
形成されているSiウェハ90上に0.2μm 厚さのW
膜91を被着し、さらにその上にSOG(Spin on Glas
s)膜92を被着した基板を用意した。ここで、基板段
差の影響でSOGの膜厚は薄い場所で0.2μm、厚い
場所では0.5μmであった。なお、SOG膜はKrF
エキシマレ−ザ光(波長248nm)に対し透明であ
る。
【0052】次に図9(b)に示すようにSOG膜上に
SiNx膜93を、Siをターゲットとし、雰囲気ガス
をArとN2 の混合ガスとしたDCスパッタ法で形成し
た。SiNx膜の膜厚は0.07μmとし、最初の0.042
μm(図9の93a)をKrFエキシマレ−ザ光に対し
て消衰係数が2.8 になるような混合ガス比で被着し、
その後、混合ガス比を徐々に変え、残りの0.028μ
m(図9の93b)を被着した。この残りの0.028μ
mの被着においては、消衰係数が2.8からはじまっ
て、最後にそれが0.02 になるよう消衰係数分布を持
つようにした。この膜はスパッタ法によるので装置内発
塵等が少なく、低欠陥な膜となった。これがスパッタ法
を用いたときの利点である。
【0053】このSiNx膜の平均的な屈折率(実部)
はKrFエキシマレ−ザ光の場合2.2 であった。した
がってこの光に対する界面反射防止のための吸収率変化
基準深さλ/4nA は約0.028μm であって、Si
Nx膜の消衰係数の変化している部分の膜厚とほぼ等し
い。
【0054】次に図9(c)に示すように上記SiNx
膜93(93aと93b)からなる反射防止膜上にレジ
スト膜94塗布した。レジストとしてはXP89131(シップ
レー商品名)を用いた。このレジストのKrFエキシマ
レ−ザ光に対する消衰係数は0.02 であり、SiNx
膜表面の消衰係数と等しかった。
【0055】その後、図9(d)に示すように、通常の
方法でマスク95を介して露光光96をレジスト膜94
に照射した。ここでは露光光としてKrFエキシマレ−
ザ光を用いた。図には示していないがこの露光にはレン
ズの開口数が0.5 の縮小投影露光法を用いた。但しこ
れは一実験条件であり、例えばプロキシミティ露光など
を用いてもよい。次に図9(e)に示すように通常の方
法によって現像を行って、レジストパターン94aを形
成した。その後、図9(f)に示すようにレジストパタ
ーン94aをマスクにSiNx反射防止膜93をエッチ
ングして、反射防止膜加工を含んだレジストパターン9
7を基板上に形成した。
【0056】本反射防止法を用いて0.25μm のパタ
ーンを形成したところ5%の寸法精度が得られた。一
方、膜厚が0.07μm の従来型CVD型反射防止膜及
び従来のARC型反射防止膜を用いた場合には、吸収係
数を最適化しても寸法精度を10%より改善することは
できなかった。
【0057】実施例3と実施例4から分かるように、S
iOxNyHzにおけるxとyを、またSiNxにおけ
るxを変えることにより、KrFエキシマレ−ザ光やi
線光に対して屈折率(実部)と消衰係数の両者を変える
ことができる。xとyの変化を、CVD法で形成された
SiOxNyHz膜とスパッタで形成されたSiNx膜
もついて図27に示す。一般に、シリコンリッチな膜は
高い消衰係数を有している。zが0.02未満の時、屈
折率はzの変化に対して影響が少ない。
【0058】(実施例5)本発明の実施例を工程図であ
る図10を用いて説明する。まず図10(a)に示すよ
うに基板101上に反射防止膜となる有機膜102を塗
布した。塗布膜厚は0.1 μmとした。この有機膜はノ
ボラック樹脂にアントラセンを吸光剤として加えたもの
である。ここで、この図には基板に段差が形成されてい
ないが、段差があってもよい。有機膜102を塗布後1
00℃の熱処理を加えた。この熱処理により有機膜表面
付近に存在するアントラセンは揮発し、吸光剤の分布が
生じた。すなわち、基板面側では吸光剤が多く、表面側
では吸光剤が少なくなった。
【0059】次に図10(b)に示すように吸光剤の分
布が生じた有機膜102’が形成された基板101上に
水溶性レジスト膜103を塗布した。その後、図10
(c)に示すように通常の方法でマスク104を介して
露光光105をレジスト膜103に照射した。ここでは
露光光としてKrFエキシマレーザ光を用いた。なお、
図ではマスクを近接させて露光した場合を示したが、レ
ンズやミラーを介して露光してもよい。次に図10
(d)に示すように通常の方法に従って現像を行って、
レジストパターン103aを形成した。その後、図10
(e)に示すようにレジストパターン103aをマスク
に反射防止膜102’をエッチングして、反射防止膜加
工を含んだレジストパターン106を基板上に形成し
た。
【0060】本反射防止法を用いて形成したレジストパ
ターンはARC法等従来の反射防止法を用いた場合に比
べ約10%寸法精度が高かった。
【0061】なお、ここで吸光剤として用いたアントラ
センに代えてアントラセン誘導体を用いることもでき
る。すなわち結合基を水素に代えて、メチル基,メトキ
シ基,エチル基、或いは塩素などに代えることもでき
る。この場合揮発し易さが結合基によって変わるため、
結合基を代えることによって有機膜やレジスト膜の熱処
理条件に幅を持たせることが可能となる。
【0062】本方法の特徴の一つは装置的に簡便な塗布
機とベーク炉で最適な反射防止膜が得られることであ
る。
【0063】(実施例6)以下、本発明の実施例を工程
図である図12を用いて説明する。まず図12(a)に
示すように基板上に有機膜112を塗布し、熱処理を加
えた。熱処理温度は100℃とした。塗布膜厚は平坦面
上で0.1μmとしたが、基板段差の影響で薄い場所の
膜厚は0.06μm、厚い場所では0.18μmであっ
た。界面反射防止のための吸収率変化基準深さλ/4n
Aは、パタ−ン露光光としてi線(波長365nm)を
用いたため、約0.05μmであり、有機膜の膜厚より
薄い。有機膜112としてはブリ−チングする吸光剤で
あるニトロンを使った。基板としては段差の形成されて
いるSiウェハ110上に0.2μm厚さのAl膜11
1(Si2%含有)を被着したものを用いた。
【0064】次に図12(b)に示すようにウェハ全面
にi線113を照射した。この全面露光光(吸収調整
光)113によって有機膜112に表面側が透明で、厚
み方向に進むほど吸光度が増す吸光度分布を持つ層11
4が形成された。吸収調整光としてi線を用いたのはこ
こで用いた吸光材の特性によるもので、材料が変われば
それに合わせて全面露光光の波長を変えることはいうま
でもない。全面露光光113と後で述べるパタ−ン露光
光117の光の波長が一致したのはこの吸光剤を用いた
ためであり、吸光剤が変わればそれに伴って全面露光光
の波長も、またパタ−ン露光光の波長も変わるのはいう
までもない。
【0065】次に図12(c)に示すように表面側に光
吸収分布を持つ層114のある上記有機膜112上にレ
ジスト膜115を塗布して形成後、通常の方法でマスク
116を介して露光光117をレジスト膜115に照射
した。前述のようにここでは露光光としてi線を用い
た。なお、図ではマスクを近接させて露光した場合を示
したが、レンズやミラ−を介して露光してもよい。その
場合の装置構成を図13に示す。
【0066】図13の光源501から発する光は、フラ
イアイレンズ502、コンデンサレンズ503、505
及びミラーを介してマスク506を照明する。マスク5
06上には異物付着によるパタン転写不良を防止するた
めのペリクル507が設けられている。マスク506上
に描かれたマスクパタンは、投影レンズ508を介して
試料基板であるウエハ509上に投影される。なお、マ
スク506はマスク位置制御手段517で制御されたマ
スクステージ518上に載置され、その中心と投影レン
ズ508の光軸とは正確に位置合わせがなされている。
ウエハ509は、試料台510上に真空吸着されてい
る。試料台510は、投影レンズ508の光軸方向すな
わちZ方向に移動可能なZステージ511上に載置さ
れ、さらにXYステージ512上に搭載されている。Z
ステージ511及びXYステージ512は、主制御系5
19からの制御命令に応じてそれぞれの駆動手段51
3、514によって駆動されるので、所望の露光位置に
移動可能である。その位置はZステージ511に固定さ
れたミラー516の位置として、レーザ測長機515で
正確にモニタされている。
【0067】また、ウエハ509の表面位置は、検出光
発生部520、検出光523、受光部521から構成さ
れる焦点位置検出手段で計測される。次に図12(d)
に示すように通常の方法に従って現像を行って、レジス
トパタ−ン115aを形成した。
【0068】その後図12(e)に示すようにレジスト
パタ−ン115aをマスクに層114を含む有機膜11
2からなる反射防止膜をエッチングして、反射防止膜加
工を含んだレジストパタ−ン118を基板上に形成し
た。本反射防止法を用いて0.35μmのパタ−ンを形
成したところ5%の寸法精度が得られた。一方、膜厚が
0.1μmの市販のARC型反射防止法(従来反射防止
法)を用いた場合の寸法精度は10%であった。従来の
ARC膜の膜厚を厚くするとエッチング時に寸法シフト
が入り、またレジストパタ−ンが倒れるという不良が発
生した。
【0069】(実施例7)以下、本発明の第7の実施例
を説明する。まず実施例6と同様に基板上に有機膜を塗
布し、熱処理を加えた。熱処理温度は100℃とした。
塗布膜厚は平坦面上で0.1μmとしたが、基板段差の
影響で薄い場所の膜厚は0.06μm、厚い場所では0.
18μmであった。界面反射防止のための吸収率変化基
準深さλ/4nAは、パタ−ン露光光としてh線(波長
405nm)を用いたため、約0.06μmであり、有
機膜の膜厚より薄い。有機膜としてはブリ−チングする
吸光剤であるニトロンを使った。基板としては段差の形
成されているSiウェハ上に5nmの厚さの酸化膜、
0.15μm厚さのポリシリコン膜および0.2μm厚さ
の酸化膜を順次積層したものを用いた。酸化膜の厚さは
図2で説明したように段差の影響を受けて場所によって
変わっている。
【0070】次にウェハ全面にi線を照射した。この全
面露光光(吸収調整光)によって有機膜の表面側に表面
が透明で、厚み方向に進むほど吸光度が増す吸光度分布
を持つ層が形成された。その後このウェハを酸雰囲気に
曝した。ここでは塩化水素ガス雰囲気に曝し表面が改質
された有機膜からなる反射防止膜を形成した。この処理
を行うことによって、ニトロンは光照射によってブリ−
チングしない物質に変わる。すなわち、吸収調整光によ
って有機膜をブリ−チングさせて膜の吸光度分布をつく
ったあと、酸雰囲気処理によってこの吸光度分布を定着
させ、その後行われるパタ−ン露光光に対して吸光度分
布が変わらない膜にした。
【0071】次に上記有機膜上にレジスト膜を塗布して
形成後、通常の方法でマスクを介してパタ−ン露光光を
レジスト膜に照射した。前述のようにここではパタ−ン
露光光としてh線を用いた。
【0072】その後レジストパタ−ンをマスクに上記反
射防止膜をエッチングして、反射防止膜加工を含んだレ
ジストパタ−ンを基板上に形成した。本反射防止法を用
いて0.4μmのパタ−ンを形成したところ5%の寸法
精度が得られた。一方、膜厚が0.1μmの市販のAR
C型反射防止法(従来反射防止法)を用いた場合の寸法
精度は10%であった。従来のARC膜の膜厚を厚くす
るとエッチング時に寸法シフトが入り、またレジストパ
タ−ンが倒れるという不良が発生した。
【0073】本実施例では、有機膜としてニトロンを用
いたが、ニトロンに代えてジアゾナフトキノンを吸光剤
に用い、それにベ−スポリマを加えた有機膜を用いるこ
ともできる。またジアゾニウム塩とフェノ−ルの混合物
を有機膜に用い、ブリ−チング特性の定着ガスとしてア
ルカリ蒸気、例えばアンモニアガスなどを用いることも
できる。
【0074】(実施例8)以下、本発明の第8の実施例
を説明する。まず基板上に有機膜を塗布形成し、熱処理
を加えた。熱処理温度は100℃とした。塗布膜厚は平
坦面上で0.08μmとしたが、基板段差の影響で薄い
場所の膜厚は0.05μm、厚い場所では0.15μmで
あった。界面反射防止のための吸収率変化基準深さλ/
4nAは、パタ−ン露光光としてKrFエキシマレ−ザ
光(波長248nm)を用いたため、約0.035μm
であり、有機膜の膜厚より薄い。有機膜としてはノボラ
ック樹脂にインデンビスアジドを添加したものを使っ
た。ただしインデンビスアジドに限らず他の芳香族アジ
ドを用いることもできる。基板としては段差の形成され
ているSiウェハ上に膜厚10nmの酸化膜、0.1μ
m厚さのタングステンポリサイド膜、さらにその上に
0.15μm膜厚の酸化膜を被着したものを用いた。
【0075】次にウェハ全面に波長308nmの光を照
射した。その後250℃の熱処理を行った。インデンビ
スアジドは308nmの光を吸収し、表面側からこの光
と反応したインデンビスアジドの分布ができる。反応を
起こさなかったインデンビスアジドはその後の熱処理に
よって248nmの光に対する強い吸収特性を示す。し
たがって熱処理後は、248nmの光を底部側は強く、
表面側はレジスト膜程度に吸収する膜が形成できた。
【0076】次に上記有機膜上にレジスト膜を塗布によ
り形成後、通常の方法でマスクを介してパタ−ン露光光
をレジスト膜に照射した。前述のようにここでは露光光
としてKrFエキシマレ−ザ光を用いた。次に通常の方
法に従って現像を行って、レジストパタ−ンを形成し
た。その後そのレジストパタ−ンをマスクに改質した上
記有機膜からなる反射防止膜をエッチングして、反射防
止膜加工を含んだレジストパタ−ンを基板上に形成し
た。本反射防止法を用いて0.25μmのパタ−ンを形
成したところ5%の寸法精度が得られた。
【0077】一方、膜厚が0.1μmの市販のARC型
反射防止法(従来反射防止法)を用いた場合の寸法精度
は8%であった。従来のARC膜の膜厚を厚くするとエ
ッチング時に寸法シフトが入り、またレジストパタ−ン
が倒れるという不良が発生した。本技術を用いてロジッ
クLSIのゲ−トを形成したところ寸法精度5%が得ら
れ、高速動作のロジックLSIを作製することができ
た。
【0078】(実施例9)次に第9の実施例として、本
発明のレジストパタ−ン形成方法を使って半導体メモリ
素子を作製した。図14に素子の製造の主な工程を示す
断面図である。図14(a)に示すように、P型のSi
半導体171を基板に用い、その表面に公知の素子分離
技術を用い素子分離領域172を形成する。
【0079】次に、例えば厚さ150nmの多結晶Si
膜と厚さ200nmのSiO2膜を積層した構造を形成
する(この多結晶Si膜はワード線173として機能す
る)。さらに化学気相成長法を用いて例えば150nm
のSiO2を被着し、異方的に加工してワード線の側壁
にSiO2のサイドスペーサ174を形成する。
【0080】次に、通常の方法でn拡散層175を形成
する。次に図14(b)に示すように、通常の工程を経
て多結晶Si又は高融点金属シリサイド、あるいはこれ
らの積層膜などから成るデータ線176を形成する。
【0081】次に図14(c)に示すように、通常の工
程を経て多結晶Siからなる蓄積電極178を形成す
る。その後、Ta25、Si34、SiO2、強誘電
体、あるいはこれらの複合膜などを被着し、キャパシタ
用絶縁膜179を形成する。ひきつづき多結晶Si、高
融点金属、高融点金属シリサイド、あるいはAl、Cu
等の低抵抗な導体を被着しプレート電極180を形成す
る。
【0082】次に図14(d)に示すように、通常の工
程を経て配線181を形成する。次に通常の配線層形成
工程やパッシベーション工程を経てメモリ素子を作製し
た。なを、ここでは、代表的な製造工程のみを説明した
が、これ以外は通常の素子製造工程を用いた。また、各
工程の順番が前後しても本発明は適用できる。
【0083】上記素子製造工程におけるリソグラフィ工
程ではほとんどの工程に実施例6で示した反射防止法を
適用したが、たとえば、反射光による寸法精度の低下が
問題にならない工程には本発明は必ずしも適用する必要
は無い。パッシベーション工程での導通孔形成工程や、
パタンが大きなイオン打ち込みマスク形成用のパタン形
成工程には本発明は適用しなかった。
【0084】またワ−ド線173の形成に後述の実施例
13の反射防止法を用いると反射防止膜が自動的に除去
されるので肯定的にも有利である。なお、ここでは実施
例6と13について述べたが、他の方法を用いてもよ
い。
【0085】次に、リソグラフィで形成したパタンにつ
いて説明する。図15は製造したメモリ素子を構成する
代表的なパタンのメモリ部のパタン配置を示す。図15
(a)は作製した第1の素子のパタンの一例を示す。1
82がワード線、183がデータ線、184がアクティ
ブ領域、185が蓄積電極、186が電極取り出し孔の
パタンである。リソグラフィ工程の中から微細パタンの
解像が必要な工程に本発明を用いた。図15(a)に示
したパタンではすべてのパタンの形成に本発明を用い
た。また、図15(b)は作製した第2の素子のパタン
の一例を示す。187がワード線、188がデータ線、
189がアクティブ領域、190が蓄積電極、191が
電極取り出し孔のパタンである。この例においても、こ
こに示したパタンすべての形成に本発明を用いた。ここ
に示したパタン形成以外でも最小設計ルールを用いてい
る工程では本発明を用いた。
【0086】本発明を用いて作製した素子の特性は、従
来法を用いて作製した素子の特性と比較すると特性が良
好であった。具体的にはワード線の線幅のばらつきが小
さいことから、データの読みだしスピードが速く特性が
安定している。蓄積電極の面積のばらつきが小さいこと
からデータの保持特性が安定している。等の特性の改善
が実現できた。また、素子の良品取得歩留まりも従来法
では40%以下であったのが、70%以上に向上でき
た。明らかな改善効果が得られた。
【0087】本実施例ではメモリLSIについて示した
が、ロジックLSIでも動作速度の安定及び向上がはか
れ、良品歩留まりも向上した。その最大の理由はゲ−ト
寸法制御性向上である。
【0088】(実施例10)実施例8において有機膜に
吸収調整光を照射する前に、図16に示すように有機膜
192上に屈折率がレジスト膜とほぼ同じでかつ吸収調
整光に対して透明な膜193をコ−ティングした。ここ
ではそのコ−ティング膜としてポリビニルピロリドンを
用いた。このコ−ティング膜を通して吸収調整光194
を上記有機膜に照射した。この光照射後、コ−ティング
膜を除去し、レジスト塗布以降実施例8と同様の処理を
行なってレジストパタ−ンを形成した。ポリビニルピロ
リドンの除去は水洗によって行なった。有機膜として非
水溶性の膜を用いた場合、この水洗は該有機膜に変質や
膜べりといったダメ−ジを与えない。この工程により、
コ−ティング膜193と有機膜192の界面での吸収調
整光の屈折角θはレジスト膜と有機膜との界面でのパタ
−ン露光光の屈折角と一致する。すなわち、基板段差が
大きい場合にもこの工程により反射防止層内の光吸収分
布をパタ−ン露光の進行方向に沿って同じにすることが
でき、反射防止層内での光干渉のコントロ−ルがより精
密に行え、反射がより小さくなる。本実施例では基板段
差を実施例8に比べて0.1μm大きくしたが、段差が
大きくなったにもかかわらず0.35μmパタ−ンを4.
5%の精度で形成することができた。
【0089】本実施例では、コ−ティング膜を用いて屈
折角θの調整を行なったが、コ−ティング膜を用いる代
わりに液体を用いることも可能である。すなわち、ウェ
ハを液体に浸して吸収調整光を照射し、屈折角θの調整
を行なうことも可能である。吸収調整光に対する液体の
屈折率がパタ−ン露光光に対するレジスト膜の屈折率に
近い場合、レジスト膜と有機膜との界面のパタ−ン露光
光の屈折角と、その液体と有機膜との界面での吸収調整
光の屈折角がほぼ等しくなり、反射防止膜内での光干渉
の制御がより精密に行なえる。液体としては水や油など
を用いることができる。液体を用いたときの特長は、カ
バ−膜の塗布や除去といった工程が不要で、処理工程が
簡便になることである。
【0090】(実施例11)以下、本発明の工程を、図
17を用いて説明する。まず図17(a)に示すように
段差の形成されているSiウェハ201上に0.2μm
厚さのW膜202を被着し、さらにその上にSOG(Sp
in on Glass )203を被着した基板を用意した。ここ
で、基板段差の影響でSOGの膜厚は薄い場所で0.2
μm 、厚い場所では0.5μm であった。なお、SO
G膜はKrFエキシマレ−ザ光(波長248nm)に対
し透明である。
【0091】次に図17(b)に示すようにSOG膜上
にSi膜204(遮光反射防止膜)をSiをターゲット
とし、雰囲気ガスをArとしたDCスパッタ法で形成し
た。この Si膜の膜厚は0.025μm とした。
【0092】この膜のKrFエキシマレ−ザ光に対する
屈折率(実部)は2.3,消衰係数は2.8であった。こ
の膜のKrFエキシマレ−ザ光の透過率は3%以下(エ
ネルギー比)であり、基板からの反射光はこの膜を往復
してレジスト膜に戻るので十分な遮光膜となる。
【0093】その後このSi膜の上に膜厚0.025μ
mのSiNx膜205(干渉反射防止膜)をSiをター
ゲットとし雰囲気ガスをN2 とArガスとしたDCスパ
ッタ法で形成した。ここでこのSiNx 膜のKrFエキ
シマレ−ザ光に対する屈折率(実部)がSiNx膜20
5膜内で一様に2.3,消衰係数が0.6となるようにガ
ス混合比を調整した。
【0094】この膜厚及び屈折率が干渉膜としての反射
防止条件である。このSiNx /Si二層膜が反射防止
膜であり、この二層膜により露光光であるKrFエキシ
マレ−ザ光の反射率は場所によらず(SOGの膜厚や段
差の影響によらず)0.01%以下(エネルギー比)とほ
とんど無反射にすることができた。なお、この二層膜は
スパッタ法によるので、アンモニアなどの化学増幅系レ
ジストの特性を劣化させる成分を含まない。このため組
み合わせられるレジストの選択範囲が広がる。これがス
パッタ法を用いたときの利点である。
【0095】また、ここではSi膜形成チャンバとSi
x 膜形成チャンバが別のスパッタ装置を用いた。別チ
ャンバとすることで所望のガス混合比が安定に得られ
た。しかし一つのチャンバでこの2種類の膜を形成する
こともできる。いうまでもないことであるが、チャンバ
を共有すると装置コストを下げることができる。
【0096】次に図17(c)に示すように上記SiN
x 膜205上にレジスト膜206を塗布した。このレジ
スト膜のKrFエキシマレ−ザ光に対する屈折率(実
部)は1.8 ,消衰係数は0.02である。その後図1
7(d)に示すように、通常の方法でマスク207を介
して露光光208をレジスト膜206に照射した。ここ
では露光光としてKrFエキシマレ−ザ光を用いた。図
には示していないが、この露光にはレンズの開口数が
0.45 の縮小投影露光法を用いた。但しこれは一実験
条件であり、例えばプロキシミティ露光などを用いても
よい。
【0097】次に図17(e)に示すように通常の方法
によって現像を行って、レジストパターン206aを形
成した。その後図17(f)に示すようにレジストパタ
ーン206aをマスクにSiNx反射防止膜205及び
Si膜204をエッチングして、反射防止膜加工を含ん
だレジストパターン209を基板上に形成した。
【0098】本反射防止法を用いて0.25μm のパタ
ーンを形成したところ5%の寸法精度が得られた。一
方、膜厚が0.05μm の従来型反射防止膜を用いた場
合には、吸収係数を最適化しても寸法精度を10%より
改善することはできなかった。またこの反射防止膜を介
してアライメントのためのパターン検出を行ったとこ
ろ、十分なパターン検出信号が得られた。これはこの反
射防止膜がKrFエキシマレ−ザ光に対しては十分な遮
光性を有するが、パターン検出光である540nmより
長い波長の光に対して透過率95%以上が得られるため
である。これがSiNx /Si二層反射防止膜を用いた
ときの一つの特徴である。
【0099】ここではSi膜の膜厚を0.025μm と
した場合を示したがSi膜はこの膜厚に限らずこれより
厚ければよい。またSiNx 膜の膜厚に対する反射率の
変化を示した図18から明らかなようにSiNx 膜の膜
厚を0.017から0.039μmの範囲に制御すること
により、従来反射防止膜以上の反射防止効果が得られ
る。
【0100】(実施例12)本発明の第12の実施例を
図19を用いて説明する。まず図19(a)に示すよう
に段差の形成されているSiウェハ221上に0.3μ
m 厚さのAl膜222(Si2%含有)を被着し、さ
らにその上にPSG(燐添加ガラス)223を被着した
基板を用意した。ここで、基板段差の影響でPSGの膜
厚は薄い場所で0.3μm 、厚い場所では0.6μm で
あった。なお、PSG膜はKrFエキシマレ−ザ光に対
し透明である。
【0101】次に図19(b)に示すようにPSG膜上
にSiOxyz 膜224をプラズマCVD法で形成し
た。SiOxyz 膜成膜にはシランと亜酸化窒素の混
合ガスを用い、KrFエキシマレ−ザ光に対する消衰係
数が1.8となるような混合ガス比を用いた。この時の
屈折率(実部)は2.2 であった。膜厚は0.025μ
m とした。この膜のKrFエキシマレ−ザ光の透過率
は10%以下(エネルギー比)であり、基板からの反射
光はこの膜を往復してレジスト膜に戻るので十分な遮光
膜となる。
【0102】その後この遮光膜224の上に膜厚0.0
27μmのSiOxyz膜225をプラズマCVD法
で形成した。SiOxyz 膜成膜には膜224と同様
シランと亜酸化窒素の混合ガスを用いたが、この場合は
KrFエキシマレ−ザ光に対する消衰係数が膜225中
で一様に0.7となるような混合ガス比を用いた。この
時の屈折率(実部)は2.1であった。CVD膜である
ため、基板に段差があるにもかかわらず一様な膜厚で膜
を被着することができ、膜厚コントロール性が高い。こ
れがCVD法を用いたときの利点である。
【0103】膜224と225からなる二層反射防止膜
により、KrFエキシマレ−ザ光の反射率は場所によら
ず0.02% 以下(エネルギー比)とほとんど無反射に
することができた。
【0104】次に図19(c)に示すように、上記Si
xyz 膜225上にレジスト膜226を塗布した。
ここで用いたレジスト膜のKrFエキシマレ−ザ光に対
する屈折率は1.8 ,消衰係数は0.02 である。その
後図19(d)に示すように、通常の方法でマスク22
7を介して露光光228をレジスト膜226に照射し
た。ここでは露光光としてKrFエキシマレ−ザ光を用
いた。図には示していないが、この露光にはレンズの開
口数が0.45 の縮小投影露光法を用いた。但しこれは
一実験条件であり、例えばプロキシミティ露光などを用
いてもよい。
【0105】次に図19(e)に示すように通常の方法
によって現像を行って、レジストパターン226aを形
成した。その後図19(f)に示すようにレジストパタ
ーン226aをマスクにSiOxyz 反射防止膜22
4,225をエッチングして、反射防止膜加工を含んだ
レジストパターン229を基板上に形成した。
【0106】本反射防止法を用いて0.25μm のパタ
ーンを形成したところ5%の寸法精度が得られた。一
方、膜厚が0.052μm の従来型CVD型反射防止膜
を用いた場合には、吸収係数をいかに最適化しても寸法
精度を10%より改善することはできなかった。
【0107】(実施例13)以下、本発明の実施例を工
程図である図20を用いて説明する。まず図20(a)
に示すようにSiウェハ231上に厚さ4.5nm の酸
化膜232(ゲート酸化膜)を形成し、さらにその上に
厚さ0.3μm のポリシリコン膜233を形成した。そ
してリンをポリシリコンに拡散させてポリシリコンを導
電膜とした。さらにその上に膜厚0.2μmのHLD(H
igh temperature Low pressureDecomposition)膜23
4を形成した。
【0108】その後図20(b)に示すようにHLD膜
234上に厚さ0.025 μmのSi膜235(遮光
膜)を、Siをターゲットとし雰囲気ガスをArとした
DCスパッタ法で形成した。この膜のKrFエキシマレ
−ザ光に対する屈折率は2.3 ,消衰係数は2.8 であ
った。実施例1と同様この膜のKrFエキシマレ−ザ光
の透過率は3%以下(エネルギー比)であり、基板から
の反射光はこの膜を往復してレジスト膜に戻るので十分
な遮光膜となる。遮光膜となるこのSi膜はこれより厚
くてもよかった。
【0109】その後このSi膜の上に膜厚0.025μ
m のSiNx 膜236(干渉反射防止膜)をSiをタ
ーゲットとし雰囲気ガスをN2 とArガスとしたDCス
パッタ法で形成した。ここでも実施例11と同様にこの
SiNx 膜のKrFエキシマレ−ザ光に対する屈折率
(実部)が2.3,消衰係数が0.6となるようにガス混
合比を調整した。Si膜235とSiNx膜236の二
層膜で反射防止膜となる。その後上記SiNx 膜236
上にレジスト膜237を塗布形成した。このレジスト膜
のKrFエキシマレ−ザ光に対する屈折率(実部)は
1.8,消衰係数は0.02である。
【0110】次に図20(c)に示すように、通常の方
法でマスク238を介して露光光239をレジスト膜2
37に照射した。ここでは露光光としてKrFエキシマ
レ−ザ光を用いた。図には示していないがこの露光には
レンズの開口数が0.45 の縮小投影露光法を用いた。
但しこれは一実験条件であり、例えばプロキシミティ露
光などを用いてもよい。
【0111】次に図20(d)に示すように通常の方法
によって現像を行って、レジストパターン237aを形
成した。その後図20(e)に示すようにレジストパタ
ーン237aをマスクにSiNx 反射防止膜236,S
i膜235及びHLD膜234をエッチングして、Si
x パターン236a,Siパターン235a及びHL
Dパターン234aを形成した。その後図20(f)に
示すようにレジストパターン237aを通常の方法で除
去した。
【0112】その後図20(g)に示すようにSiNx
パターン236a,Siパターン235a及びHLDパ
ターン234aをマスクにポリシリコン膜233をエッ
チングしてゲート配線パターン233aを形成した。こ
の時膜厚が薄くてかつポリシリコンとのエッチレート差
が少ないSi膜235a及びSiNx 膜236aはこの
エッチングの際に同時に除去された。このように、特別
の除去工程なしにこの反射防止膜を除去できることがこ
の材料を用いたときの一つの特長である。この特長はポ
リシリコンゲート配線膜の場合だけではなく、タングス
テンシリサイド膜,タングステンポリサイド膜あるいは
ポリシリコンを含めたそれらの積層膜を用いた場合にも
得られる。
【0113】本方法により0.25μm 幅のゲート配線
パターンを形成したところ5%の寸法精度が得られた。
一方、膜厚が0.05μm の従来型反射防止膜を用いた
場合には、吸収係数を最適化しても寸法精度を10%よ
り改善することはできなかった。
【0114】(実施例14)実施例11と同様に段差の
形成されているSiウェハ上に0.2μm 厚さのW膜を
被着し、さらにその上にSOG(Spin on Glass)を被着
した基板を用意した。ここで、基板段差の影響でSOG
の膜厚は薄い場所で0.2μm 、厚い場所では0.5μ
m であった。なお、SOG膜はi線(波長365n
m)に対し透明である。
【0115】次にSOG膜上にSi膜(遮光反射防止膜)
をSiをターゲットとし、雰囲気ガスをArとしたDC
スパッタ法で形成した。このSi膜の膜厚は0.025
μmとした。この膜のi線に対する屈折率(実部)は
4.6,消衰係数は2.7であった。この膜のi線の透過
率は10%以下(エネルギー比)であり、基板からの反
射光はこの膜を往復してレジスト膜に戻るので十分な遮
光膜となる。
【0116】その後このSi膜の上に膜厚0.029μ
mのSiNx膜(干渉反射防止膜)をSiをターゲット
とし雰囲気ガスをN2 とArガスとしたDCスパッタ法
で形成した。ここでこのSiNx膜のi線に対する屈折
率(実部)が2.8,消衰係数が0.4 となるようにガ
ス混合比を調整した。この膜厚及び屈折率が干渉膜とし
ての反射防止条件である。このSiNx /Si二層膜か
らなる反射防止膜により、露光光であるi線の反射率は
場所によらず(SOGの膜厚や段差の影響によらず)
0.2% 以下(エネルギー比)とほとんど無反射にする
ことができた。
【0117】次に上記SiNx 膜上にレジスト膜を塗布
形成した。このレジスト膜のi線に対する屈折率(実
部)は1.7,消衰係数は0.00である。その後通常の
方法でマスクを介して露光光をレジスト膜に照射した。
ここでは露光光としてi線を用いた。次に通常の方法に
よって現像を行って、レジストパターンを形成した。
【0118】その後レジストパターンをマスクにSiN
x 反射防止膜及びSi膜をエッチングして、反射防止膜
加工を含んだレジストパターンを基板上に形成した。
【0119】本反射防止法を用いて0.35μm のパタ
ーンを形成したところ、5%の寸法精度が得られた。一
方、膜厚が0.05μm の従来型反射防止膜を用いた場
合には、吸収係数を最適化しても寸法精度を15%より
改善することはできなかった。なおここではSiNx
の膜厚として0.029μmの場合を示したが、膜厚を
0.1μm と厚くできる場合にはその屈折率を2.6,
消衰係数を0.2とすることにより、反射率を0.1%
とさらに小さくすることができた。
【0120】(実施例15)段差の形成されているSi
ウェハ上に0.2μm 厚さのW膜を被着し、さらにその
上にHLDを1μm被着した基板を用意した。そしてC
MP(ChemicalMechanical Polishing)によってその表
面を平坦にした。表面は平坦となったが、基板段差の影
響でHLDの膜厚は薄い場所で0.5μm,厚い場所で
0.75μmある。なお、HLD膜はi線(波長365
nm)に対し透明である。
【0121】次にHLD膜上にSi膜(遮光反射防止膜)
をSiをターゲットとし、雰囲気ガスをArとしたDC
スパッタ法で形成した。このSi膜の膜厚は0.025
μmとした。この膜のi線に対する屈折率(実部)は
4.6,消衰係数は2.7であった。この膜のi線の透過
率は10%以下(エネルギー比)であり、基板からの反
射光はこの膜を往復してレジスト膜に戻るので十分な遮
光膜となる。
【0122】その後このSi膜の上にARCであるBA
RL−i(ヘキスト社商品名)を塗布し、通常の熱処理
を行った。膜厚は0.06μm とした。このBARL−
iのi線に対する消衰係数は0.41 であった。上層反
射防止膜の消衰係数は下層反射防止膜の消衰係数より小
さい。このBARL−i/Si二層膜からなる反射防止
膜により、露光光であるi線の反射率は場所によらず1
%以下(エネルギー比)とほとんど無反射にすることが
できた。
【0123】次に上記BARL−i膜上にレジスト膜を
塗布形成した。このレジスト膜のi線(波長365n
m)に対する屈折率(実部)は1.7,消衰係数は0.0
0である。その後通常の方法でマスクを介して露光光を
レジスト膜に照射した。ここでは露光光としてi線を用
いた。次に通常の方法によって現像を行って、レジスト
パターンを形成した。その後レジストパターンをマスク
にBARL−i膜及びSi膜をエッチングして、反射防
止膜加工を含んだレジストパターンを基板上に形成し
た。
【0124】本反射防止法を用いて0.4μm のパター
ンを形成したところ5%の寸法精度が得られた。一方、
膜厚が0.06μm のBARL−iだけではその反射率
は16%あり、膜厚が0.025μm のSi膜だけでは
その反射率を40%にしかできなかった。すなわち従来
の一層反射防止膜ではこの例のような反射防止効果は得
られなかった。なお、この二層反射防止膜では、BAR
L−iの膜厚が0.04μmとさらに薄くても反射率は10
%以下になった。
【0125】(実施例16)以下、本発明の実施例を工
程図である図21を用いて説明する。まず図21(a)
に示すように段差の形成されているSiウェハ311上
に0.2μm 厚さのW膜312を被着し、さらにその上
にSOG(Spin on Glass )313を被着した基板を用
意した。ここで、基板段差の影響でSOGの膜厚は薄い
場所で0.2μm 、厚い場所では0.5μm であった。
なお、SOG膜はKrFエキシマレ−ザ光(波長248n
m)に対し透明である。
【0126】次に図21(b)に示すようにSOG膜上
にSi膜314(反射膜)をSiをターゲットとし、雰
囲気ガスをArとしたDCスパッタ法で形成した。Si
膜の膜厚は0.025μmとした。なお、ここではAr
とN2の混合ガスを用いたがArに限るものではなく、
他の不活性ガス、例えば、XeやKrでもよい。膜のK
rFエキシマレ−ザ光に対する屈折率(実部)は2.
3、消衰係数は2.8であった。この膜はKrFエキシ
マレ−ザ光を97%以上(エネルギ比)反射する反射膜
である。その後、このSi膜の上に膜厚0.025μm
のSiNx膜315(干渉反射防止膜)を、Siをター
ゲットとし雰囲気ガスをN2 とArガスとしたDCスパ
ッタ法で形成した。
【0127】ここで、このSiNx膜のKrFエキシマ
レ−ザ光に対する屈折率(実部)が2.3、消衰係数が
0.6 となるようにガス混合比を調整した。この膜厚及
び屈折率が干渉膜としての反射防止条件である。
【0128】このSiNx/Si 二層膜からなる反射防
止膜により、露光光であるKrFエキシマレ−ザ光のレ
ジスト膜に対する反射率は場所によらず(SOGの膜厚
や段差の影響によらず)0.01%以下(エネルギ比)
とほとんど無反射にすることができた。なお、ここでは
Si膜形成チャンバとSiNx 膜形成チャンバが別のス
パッタ装置を用いた。別チャンバとすることで所望のガ
ス混合比が安定に得られた。しかし一つのチャンバでこ
の2種類の膜を形成することもできる。このように、チ
ャンバを共有すると装置コストを下げることができる。
【0129】また本実施例では、N2 やArガス雰囲気
中で形成したスパッタ膜のため、膜中にアンモニア等酸
触媒反応を利用した化学増幅系レジストと相互作用を起
こす物質を含まない。1994年のプロシーディング
オブ エスピーアイイー(Proceedings of SPIE )第2
195巻422から446頁で報告されているような、
基板界面部で生じるレジストパターン形状異常等の不良
が発生しにくいという特長があった。
【0130】次に図21(c)に示すようにSiNx
315上にレジスト膜316を塗布した。このレジスト
膜のKrFエキシマレ−ザ光に対する屈折率(実部)は
1.8 、消衰係数は0.02 である。その後、図21
(d)に示すように、通常の方法でマスク317を介し
て露光光318をレジスト膜316に照射した。ここで
は露光光としてKrFエキシマレ−ザ光を用いた。図に
は示していないがこの露光にはレンズの開口数が0.4
5 の縮小投影露光法を用いた。但しこれは一実験条件
であり、例えばプロキシミティ露光などを用いてもよ
い。
【0131】次に図21(e)に示すように通常の方法
によって現像を行って、レジストパターン316aを形
成した。その後、図21(f)に示すようにレジストパタ
ーン316aをマスクにSiNx 反射防止膜315及び
Si膜314の2層膜からなる反射防止膜をエッチング
して、反射防止膜加工を含んだレジストパターン319
を基板上に形成した。エッチング膜厚がSiNx反射防
止膜315とSi膜314を合わせても0.05μmと
薄いため、エッチング時の寸法シフトは認められなかっ
た。
【0132】本実施例の反射防止法を用いて0.25μ
m のパターンを形成したところ5%の寸法精度が得ら
れた。一方、膜厚が0.05μm の従来型反射防止膜を
用いた場合には、吸収係数を最適化しても寸法精度を1
0%より改善することはできなかった。またこの2層膜
からなる反射防止膜を介してアライメントのためのパタ
ーン検出を行ったところ、十分なパターン検出信号が得
られた。これはこの反射防止膜がKrFエキシマレ−ザ
光に対しては十分な遮光性を有するが、パターン検出光
である540nmより長い波長の光に対して透過率95%
以上が得られるためである。これがSiNx/Si二層
反射防止膜を用いたときの一つの特長である。
【0133】ここではSi膜の膜厚を0.025μm と
した場合を示したがSi膜はこの膜厚に限らずこれより
厚ければよい。またSiNx 膜の膜厚に対する反射率の
変化を示した図22から明らかなように、SiNx 膜の
膜厚を0.017から0.039μmの範囲に制御するこ
とにより、従来の反射防止膜以上の反射防止効果が得ら
れる。
【0134】(実施例17)以下、本発明の実施例を工
程図である図26を用いて説明する。まず図26(a)
に示すように基板上に有機膜352を塗布し、熱処理を
加えた。熱処理温度は150℃とした。塗布膜厚は平坦
面上で0.15μmとしたが、基板段差の影響で薄い場
所の膜厚は0.08μm、厚い場所では0.23μmであ
った。有機膜352としてはブリ−チングする膜である
メタクリル酸−メタクリル酸9−アントリルメチル共重
合体を使った。基板としては段差の形成されているSi
ウェハ350上に0.2μm厚さのW膜351を被着し
たものを用いた。
【0135】次に図26(b)に示すように上記有機膜
352上にレジスト膜353を通常の工程で塗布し、露
光前ベ−クを行なった。
【0136】次に図26(c)に示すように通常の方法
でマスク355を介して露光光356をレジスト膜35
3に照射した。ここでは露光光としてKrFエキシマレ
−ザ光を用いた。なお、図ではマスクを近接させて露光
した場合を示したが、レンズやミラ−を介して露光して
もよい。このとき露光光は有機膜352に達し、有機膜
の露光された部分の表面側がブリ−チングして、露光光
に対し表面が透明で底部に行くほど光吸収が大きくなる
領域354が有機膜352に形成された。このことによ
って自動的に、表面側の吸収が低く、基板側で高いとい
う吸収分布が有機膜内に形成されるので、この有機膜を
反射防止膜として用いることができる。
【0137】次に図26(d)に示すように通常の方法
に従って現像を行って、レジストパタ−ン353aを形
成した。
【0138】その後図26(e)に示すようにレジスト
パタ−ン353aをマスクに上記有機膜からなる反射防
止膜をエッチングして、反射防止膜加工を含んだレジス
トパタ−ン357を基板上に形成した。本反射防止法を
用いて0.25μmのパタ−ンを形成したところ5%の
寸法精度が得られた。
【0139】一方、膜厚が0.15μmの市販のARC
型反射防止法(従来反射防止法)を用いた場合の寸法精
度は8%であった。ARC膜の膜厚を厚くするとエッチ
ング時に寸法シフトが入り、またレジストパタ−ンが倒
れるという不良が発生した。
【0140】この方法の特徴は、特別な処理を施すこと
なく、自動的に反射防止膜内に光吸収分布を持たせるこ
とが可能なことである。このため、この方法は工程の短
縮、コストの低減に大きな効果がある。
【0141】(実施例18)以下、本発明の実施例を工
程図である図24を用いて説明する。まず図24(a)
に示すようにSiウェハ341上に厚さ4.5nm の酸
化膜342(ゲート酸化膜)形成し、さらにその上に厚
さ0.2μm のW膜343を形成した。さらにその上に
膜厚0.2μmのHLD(High temperature Low pressur
eDecomposition)膜344を形成した。その後、図24
(b)に示すように、HLD膜344上に厚さ0.02
μmのW膜345(反射膜)を被着した。この膜のKr
Fエキシマレ−ザ光に対する屈折率は3.40、消衰係
数は2.85であった。この膜は空気中においてKrF
エキシマレ−ザ光を50%以上(エネルギ比)反射させ
る反射膜である。反射膜となるこのW膜はこれより厚く
てもよかった。
【0142】その後、このW膜の上に膜厚0.028μ
mのSiNx膜346(干渉反射防止膜)をSiをターゲ
ットとし雰囲気ガスをN2 とArガスとしたRFスパッ
タ法で形成し、W膜とSiNx膜との2層膜からなる反
射防止膜とした。このSiNx膜のKrFエキシマレ−
ザ光に対する屈折率(実部)が2.3、消衰係数が0.6
となるようにガス混合比を調整した。その後、SiNx
膜346上にレジスト膜347を塗布した。このレジス
ト膜のKrFエキシマレ−ザ光に対する屈折率(実部)
は1.8、消衰係数は0.02である。
【0143】次に、図24(c)に示すように、通常の
方法でマスク348を介して露光光349をレジスト膜
347に照射した。ここでは露光光としてKrFエキシ
マレ−ザ光を用いた。図には示していないがこの露光に
はレンズの開口数が0.45の縮小投影露光法を用い
た。但しこれは一実験条件であり、例えば、プロキシミ
ティ露光などを用いてもよい。
【0144】次に図24(d)に示すように通常の方法
によって現像を行って、レジストパターン347aを形
成した。その後、図24(e)に示すようにレジストパタ
ーン347aをマスクにSiNx 反射防止膜346,W
反射膜345及びHLD膜344をエッチングして、S
iNx ,W反射膜及びHLDよりなるパターン3410
を形成した。この時のエッチングレートの比はレジスト
膜1に対して、SiNx 膜は3、W反射膜は1.3 及び
HLD膜は3であった。
【0145】その後、図24(f)に示すようにレジス
トパターン347aを通常の方法で除去した。その後、
図24(g)に示すようにSiNx 、W反射膜及びHL
Dよりなるパターン3410をマスクにW膜343をS
6 ガスを用いてエッチングしてゲート配線パターン3
43aを形成した。この時のエッチングレートの比はW
膜1に対して、SiNxは1.2、HLD膜は1であっ
た。従って膜厚が薄いW反射膜及びSiNx 干渉性反射
防止膜はこのエッチングの際に同時に除去された。ここ
ではエッチング装置としてマイクロ波エッチング装置を
用いた。但し、これは一実験条件であり、他の方法を用
いてエッチングしてもよい。またここではエッチングガ
スとしてSF6を用いた。但し、これは一実験条件であ
り、例えば、CF4,NF3等のガスを用いてエッチング
してもよい。
【0146】特別の除去工程なしにこの反射防止膜を除
去できることがこの材料を用いたときの一つの特長であ
る。この特長はWゲート配線膜の場合だけではなく、タ
ングステンシリサイド膜,タングステンポリサイド膜あ
るいはポリシリコンを含めたそれらの積層膜を用いた場
合にも得られる。本方法により0.25μm 幅のゲート
配線パターンを形成したところ5%の寸法精度が得られ
た。一方、膜厚が0.05μmの従来型反射防止膜を用いた
場合には、吸収係数を最適化しても寸法精度を10%よ
り改善することはできなかった。
【0147】(実施例19)ゲートが形成されている段
差ウェハ上に厚さ0.3μm のSOG膜(層間絶縁及び
平坦化膜)を形成し、さらにその上に厚さ0.4μm の
Al膜(Si2%含有)を形成した。さらにその上に膜
厚0.2μmのHLD(High temperatureLow pressure
Decomposition)膜を形成した。その後、HLD膜上に厚
さ0.04μmAl膜(反射膜)を被着した。この膜の
KrFエキシマレ−ザ光に対する屈折率は0.19、消
衰係数は2.94であった。この膜は空気中においてK
rFエキシマレ−ザ光を90%以上(エネルギ比)反射
させる反射膜である。反射膜となるこのAl膜はこれよ
り厚くてもよかった。
【0148】その後、このAl膜の上に膜厚0.019
μmのSiOxyz膜をプラズマCVD法で形成した。S
iOxyz 膜の成膜には、シランと亜酸化窒素の混合
ガスを用いた。この場合はKrFエキシマレ−ザ光に対
する消衰係数が0.9 となるような混合ガス比を用い
た。この時の屈折率(実部)は2.48 であった。CV
D膜であるため、基板に段差があるにもかかわらず一様
な膜厚で膜を被着することができ、膜厚コントロール性
が高い。これがCVD法を用いたときの利点である。
【0149】その後、SiOxyz 膜上にレジスト膜
を塗布形成した。このレジストのKrFエキシマレ−ザ
光に対する屈折率(実部)は1.8、消衰係数は0.02
である。次に通常の方法でマスクを介して露光光をレジ
ストに照射した。ここでは露光光としてKrFエキシマ
レ−ザ光を用いた。この露光にはレンズの開口数が0.
45 の縮小投影露光法を用いた。但し、これは一実験
条件であり、例えば、プロキシミティ露光などを用いて
もよい。次に通常の方法によって現像を行って、レジス
トパターンを形成した。
【0150】その後、レジストパターンをマスクにSi
xyz 膜とAl反射膜の2層膜からなる反射防止膜
及びHLD膜をエッチングして、SiOxyz 膜、A
l膜及びHLD膜よりなるパターンを形成した。その
後、レジストパターンを通常の方法で除去した。その
後、SiOxyz膜、Al膜及びHLD膜よりなるパ
ターンをマスクに0.4μmのAl膜をエッチングして
Al配線パターンを形成した。この時、膜厚が薄いAl
反射膜及びSiOxyz 干渉性膜の2層膜からなる反
射防止膜はこのエッチングの際に同時に除去された。特
別の除去工程なしにこの反射防止膜を除去できることが
この材料を用いたときの一つの特長である。
【0151】これらの反射防止の効果はAl配線膜の場
合だけではなく、Ti膜,Ta膜あるいはPt膜を用い
た場合にも得られるが、Al膜は特にその材料自体の反
射率が高いため、他の材料に比べて効果が大きい。本実
施例の方法により0.25μm 幅の配線パターンを形成
したところ、5%の寸法精度が得られた。
【0152】一方、膜厚が0.05μm の従来型反射防
止膜を用いた場合には、吸収係数を最適化しても寸法精
度を10%より改善することはできなかった。
【0153】(実施例20)実施例16と同様に段差の
形成されているSiウェハ上に0.2μm 厚さのAl膜
を被着し、さらにその上にSOG(Spin on Glass )膜
を被着した基板を用意した。ここで、基板段差の影響で
SOG膜の膜厚は薄い場所で0.2μm 、厚い場所では
0.5μmであった。なお、SOG膜はKrFエキシマ
レ−ザ光(波長248nm)に対し透明である。次にS
OG膜上にAl膜(反射膜)を被着した。このAl膜の
膜厚は0.041μm とした。この膜のKrFエキシマ
レ−ザ光に対する屈折率(実部)は0.19、消衰係数
は2.94であった。この膜は空気中においてKrFエ
キシマレ−ザ光の反射率が90%以上(エネルギ比)の
反射膜である。その後、このAl膜の上に膜厚0.01
9μmのSiNx膜(干渉反射防止膜)をSiをターゲ
ットとし雰囲気ガスをN2とArガスとしたDCスパッ
タ法で形成し、Al膜とSiNx膜の2層膜からなる反
射防止膜とした。ここでこのSiNx膜のKrFエキシ
マレ−ザ光に対する屈折率(実部)が2.48、消衰係
数が0.9となるようにガス混合比を調整した。この膜
厚及び屈折率が干渉膜としての反射防止条件である。
【0154】このSiNx/Al 二層膜からなる反射防
止膜により露光光であるKrFエキシマレ−ザ光のレジ
スト膜に対する反射率は場所によらず(SOGの膜厚や
段差の影響によらず)0.01%以下(エネルギ比)と
ほとんど無反射にすることができた。次にSiNx 膜上
にレジスト膜を塗布形成した。レジスト膜のKrFエキ
シマレ−ザ光に対する屈折率(実部)は1.8、消衰係
数は0.02である。その後、通常の方法でマスクを介
して露光光をレジスト膜に照射した。ここでは露光光と
してKrFエキシマレ−ザ光を用いた。この露光にはレ
ンズの開口数が0.45 の縮小投影露光法を用いた。但
し、これは一実験条件であり、例えば、プロキシミティ
露光などを用いてもよい。
【0155】次に通常の方法によって現像を行って、レ
ジストパターンを形成した。その後、レジストパターン
をマスクにSiNx 反射防止膜及びAl膜をエッチング
して、反射防止膜加工を含んだレジストパターンを基板
上に形成した。本反射防止法を用いて0.25μm のパ
ターンを形成したところ5%の寸法精度が得られた。一
方、Al膜の膜厚に対する反射率の変化を示した図25
から明らかなように、Al膜の膜厚が0.04μm以上
の場合、十分な反射防止効果が得られる。
【0156】膜厚が0.06μm の従来型反射防止膜を
用いた場合には、吸収係数を最適化しても寸法精度を1
0%より改善することはできなかった。なお、Al反射
膜の代わりにPt膜を用いることもできた。
【0157】(実施例21)実施例16と同様に段差の
形成されているSiウェハ上に0.3μm 厚さのW膜
(Si2%含有)を被着し、さらにその上にPSG(燐
添加ガラス)を被着した基板を用意した。ここで、基板
段差の影響でPSGの膜厚は薄い場所で0.3μm 、厚
い場所では0.6μm であった。なお、PSG膜はKr
Fエキシマレ−ザ光に対し透明である。次にPSG膜上
にW膜を被着した。このW膜のKrFエキシマレ−ザ光
に対する屈折率(実部)は3.4、消衰係数が2.85であ
った。膜厚は0.02μmとした。この膜の空気中にお
けるKrFエキシマレ−ザ光の反射率は50%以上(エ
ネルギ比)であった。
【0158】その後、この反射膜の上に膜厚0.034
μm のSiOxyz 膜をプラズマCVD法で形成
し、W膜とSiOxNyHz膜の2層膜からなる反射防
止膜とした。SiOxyz 膜成膜にはシランと亜酸化
窒素の混合ガスを用いて行った。この場合、KrFエキ
シマレ−ザ光に対する消衰係数が0.6 となるような混
合ガス比を用いた。この時の屈折率(実部)は2.08 で
あった。CVD膜であるため、基板に段差があるにもか
かわらず一様な膜厚で膜を被着することができ、膜厚コ
ントロール性が高い。これがCVD法を用いたときの利
点である。SiOxyz/W 二層膜からなる反射防止
膜によりKrFエキシマレ−ザ光のレジスト膜に対する
反射率は場所によらず0.01% 以下(エネルギ比)と
ほとんど無反射にすることができた。
【0159】次にSiOxyz 膜上にレジスト膜を塗
布形成した。ここで用いたレジスト膜のKrFエキシマ
レ−ザ光に対する屈折率は1.8、消衰係数は0.02で
ある。その後、通常の方法でマスクを介して露光光をレ
ジスト膜に照射した。ここでは露光光としてKrFエキシ
マレ−ザ光を用いた。この露光にはレンズの開口数が
0.45 の縮小投影露光法を用いた。但し、これは一実
験条件であり、例えば、プロキシミティ露光などを用い
てもよい。
【0160】次に通常の方法によって現像を行って、レ
ジストパターンを形成した。その後、レジストパターン
をマスクにSiOxyz 膜とW膜とからなる反射防止
膜をエッチングして、反射防止膜加工を含んだレジスト
パターンを基板上に形成した。本反射防止法を用いて
0.25μm のパターンを形成したところ5%の寸法精
度が得られた。一方、膜厚が0.054μm の従来型C
VD型反射防止膜を用いた場合には、吸収係数をいかに
最適化しても寸法精度を10%より改善することはでき
なかった。
【0161】(実施例22)実施例16と同様に段差の
形成されているSiウェハ上に0.2μm 厚さのW膜を
被着し、さらにその上にSOG(Spin on Glass )を被
着した基板を用意した。ここで、基板段差の影響でSO
Gの膜厚は薄い場所で0.2μm 、厚い場所では0.5
μm であった。なお、SOG膜はi線(波長365n
m)に対し透明である。次にSOG膜上にSi膜(反射
膜)をSiをターゲットとし、雰囲気ガスをArとした
DCスパッタ法で形成した。このSi膜の膜厚は0.0
25μmとした。この膜のi線に対する屈折率(実部)
は4.6、消衰係数は2.7であった。この膜の空気中に
おけるi線の反射率は50%以上(エネルギ比)であ
る。
【0162】その後、このSi膜の上に膜厚0.029
μmのSiNx膜(干渉膜)をSiをターゲットとし雰
囲気ガスをN2 とArガスとしたDCスパッタ法で形成
し、Si膜とSiNx膜の2層膜からなる反射防止膜と
した。ここでSiNx膜のi線に対する屈折率(実部)
が2.8、消衰係数が0.4 となるようにガス混合比を
調整した。この膜厚及び屈折率が干渉膜としての反射防
止条件である。このSiNx/Si 二層膜からなる反射
防止膜により露光光であるi線光のレジスト膜に対する
反射率は場所によらず(SOGの膜厚や段差の影響によ
らず)0.2%以下(エネルギ比)とほとんど無反射に
することができた。
【0163】次にSiNx 膜上にレジスト膜を塗布形成
した。このレジスト膜のi線に対する屈折率(実部)は
1.7、消衰係数は0.00である。その後、通常の方法
でマスクを介して露光光をレジスト膜に照射した。ここ
では露光光としてi線を用いた。次に通常の方法によっ
て現像を行って、レジストパターンを形成した。
【0164】その後、レジストパターンをマスクにSi
x 膜及びSi膜からなる反射防止膜をエッチングし
て、反射防止膜加工を含んだレジストパターンを基板上
に形成した。本反射防止法を用いて0.35μm のパタ
ーンを形成したところ5%の寸法精度が得られた。一
方、膜厚が0.05μm の従来型反射防止膜を用いた場
合には、吸収係数を最適化しても寸法精度を15%より
改善することはできなかった。なおここではSiNx
の膜厚として0.029μm の場合を示したが、膜厚を
0.1μmと厚くできる場合にはその屈折率を2.6、消
衰係数を0.2とすることにより、反射率を0.1%とさ
らに小さくすることができた。
【0165】
【発明の効果】反射防止膜加工時のアスペクト比の問題
なく、かつ透明膜が介在する基板、金属膜のような反射
率の高い基板など種々な基板に対し極めて高い反射防止
効果が得られる。本方法により微細で高精度なレジスト
パターンが形成できる。このため作る素子の歩留まりや
信頼性が向上する。さらにロジックLSI などへ応用する
とその高い寸法精度でゲートを作ることができ、その動
作速度が上がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の工程を示す断面図。
【図2】従来法(干渉性反射防止法)の問題点を示す概
念図。
【図3】従来法(ARC法)の問題点を示す概念図。
【図4】本発明の反射防止膜の特徴を示す概念図。
【図5】本発明の反射防止膜中の光吸収特性を示す特性
図。
【図6】本発明の反射防止膜中の光吸収特性を示す特性
図。
【図7】本発明の第2の実施例の工程を示す断面図。
【図8】本発明の第3の実施例の工程を示す断面図。
【図9】本発明の第4の実施例の工程を示す断面図。
【図10】本発明の第5の実施例の工程を示す断面図。
【図11】実施例3における反射防止膜の光吸収の特性
図。
【図12】本発明の第6の実施例を示す工程図。
【図13】本発明を実現する投影露光装置の構成を示す
構成図。
【図14】本発明の半導体素子の製造方法を示す断面
図。
【図15】本発明の半導体素子を構成する主なパタンの
平面図。
【図16】第10の実施例の特徴を示す概念図。
【図17】本発明の第11の実施例を示す工程図。
【図18】実施例11における反射防止効果を示す特性
図。
【図19】本発明の第12の実施例を示す工程図。
【図20】本発明の第13の実施例を示す工程図。
【図21】本発明の第16の実施例を示す工程図。
【図22】実施例16における反射防止効果を示す特性
図。
【図23】消衰係数と反射率との関係を示す図。
【図24】本発明の第18の実施例を示す工程図。
【図25】実施例20における反射防止効果を示す特性
図。
【図26】本発明の第17の実施例を示す工程図。
【図27】SiOxNyHz膜のxやy及びSiNxの
xの変化に伴う屈折率と消衰係数の変化を示す図。
【図28】反射率に対する寸法精度の一例を示す図。
【符号の説明】
1…基板、2…有機膜、3…HClガス、4…レジス
ト、4a…レジストパターン、5…マスク、6…露光、
7…反射防止膜加工を含んだレジストパターン。20…
反射防止膜、21…段差部での反射防止膜の膜厚、22
…平坦部での反射防止膜の膜厚、30…反射防止膜(A
RC膜)、31…ARC膜の膜厚、32…ARC膜の膜
厚、33…平坦部でのARC膜の膜厚、34…段差上
部、35…段差下部。41…吸収調整光、42…基板、
43…吸収勾配を持つ反射防止部、44…一定の光吸収
を持つ反射防止部、51…反射防止膜の吸光特性、61
…段差上部に形成された反射防止膜の吸光特性、62…
段差下部に形成された反射防止膜の吸光特性。110…
Siウェハ、111…Al膜、112…有機膜、113
…全面露光光(吸収調整光)、114…透明化した層、
115…レジスト、115a…レジストパタ−ン、11
6…マスク、117…露光光、118…反射防止膜加工
を含んだレジストパタ−ン、172…素子分離領域、1
73,182,187…ワード線、176,183,1
88…データ線、180…プレート電極、178,18
5,190…蓄積電極。508…投影レンズ、512…
XYステージ、501…光源、506…マスク、509
…ウェーハ、201…Siウェハ、202…W、203
…SOG、204…Si膜(下層反射防止膜)、205
…SiNx 膜(上層反射防止膜)、206,226,2
37…レジスト、206a,226a,237a…レジ
ストパターン、207,227,238…マスク、20
8,228,239…露光光、、209,229…反射
防止膜加工を含んだレジストパターン、221,231
…Siウェハ、222…Al、223…PSG、22
4,225…SiOxyz 膜、232…酸化膜、、2
33…ポリシリコン、233a…ゲート配線パターン
(ポリシリコンパターン)、234…HLD膜、234a
…HLDパターン、235…Si膜、235a…Siパ
ターン、236…SiNx 膜、236a…SiNx パタ
ーン、311…Siウェハ、312…W、313…SO
G、314…Si膜(反射膜)、315…SiNx
(反射防止膜)、316…レジスト、316a…レジス
トパターン、317…マスク、318…露光光、319
…レジストパターン。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/314 H01L 21/314 A M

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に反射防止膜を形成する工程と、前
    記反射防止膜上に感光性薄膜を形成する工程と、前記感
    光性薄膜に所望のパターンを露光する工程と、露光を行
    った前記感光性薄膜を現像する工程とを有するパタ−ン
    形成方法において、 露光光に対する上記反射防止膜の光吸収率は、膜厚方向
    に対して不均一であることを特徴とするパターン形成方
    法。
  2. 【請求項2】基板上に反射防止膜を形成する工程と、前
    記反射防止膜上に感光性薄膜を形成する工程と、前記感
    光性薄膜に所望のパターンを露光する工程と、露光を行
    った前記感光性薄膜を現像する工程とを含むパターン形
    成方法において、 露光光に対する上記反射防止膜の光吸収率は、上記感光
    性薄膜面側に比べ上記基板面側の方が大きいことを特徴
    とするパターン形成方法。
  3. 【請求項3】基板上に反射防止膜を形成する工程と、前
    記反射防止膜上に感光性薄膜を形成する工程と、前記感
    光性薄膜に所望のパターンを露光する工程と、露光を行
    った前記感光性薄膜を現像する工程とを有するパターン
    形成方法において、 前記反射防止膜は、熱処理により膜表面から揮発する吸
    光剤を含むことを特徴とするパターン形成方法。
  4. 【請求項4】基板上に反射防止膜を形成する工程と、前
    記反射防止膜上に感光性薄膜を形成する工程と、前記感
    光性薄膜に所望のパタ−ンを露光光により露光する工程
    と、露光を行った前記感光性薄膜を現像する工程とを有
    するパタ−ン形成方法において、 上記反射防止膜を形成する工程は、上記露光光に対し吸
    光度を持ち、吸収調整光を照射する前記露光光の吸光度
    が低下し、かつ前記吸収調整光に対する吸光度も持つ第
    1の膜を基板上に被着する工程と、その後、前記吸収調
    整光を前記第1の膜に照射し、前記第1の膜の表面側に
    おける前記露光光の吸収率を前記第1の膜の深部より小
    くする工程とを含むことを特徴とするパタ−ン形成方
    法。
  5. 【請求項5】基板上に反射防止膜を形成する工程と、前
    記反射防止膜上にレジスト膜を形成する工程と、前記レ
    ジスト膜に所望のパタ−ンを露光光により露光する工程
    と、露光を行った前記レジスト膜を現像する工程とを有
    するパタ−ン形成方法において、 前記反射防止膜を形成する工程は、上記露光光に対し吸
    光度を持ち、吸収調整光を照射すると前記露光光の吸光
    度が低下し、かつ前記吸収調整光に対する吸光度も持つ
    第1の膜を基板上に被着する工程と、前記吸収調整光を
    前記第1の膜に照射する工程と、ガス或は液体に前記第
    1の膜を晒し、前記露光光照射を行っても光吸収特性が
    変わらない膜を形成する工程とを有することを特徴とす
    るパタ−ン形成方法。
  6. 【請求項6】基板上にニトロンを含む第1の膜を形成す
    る工程と、前記第1の膜上に吸収調整光を照射する工程
    と、前記第1の膜を塩化水素ガス雰囲気に置く工程と、
    その後、前記第1の膜上に感光性薄膜を形成する工程
    と、前記感光性薄膜に所望のパタ−ンを露光光により露
    光する工程と、露光を行った前記感光性薄膜を現像する
    工程とを有することを特徴とするパタ−ン形成方法。
  7. 【請求項7】基板上にジアゾニウム塩とフェノ−ルを含
    む第1の膜を形成する工程と、前記第1の膜に吸収調整
    光を照射する工程と、前記第1の膜をアルカリ蒸気雰囲
    気に置く工程と、前記第1の膜上に感光性薄膜を形成す
    る工程と、前記感光性薄膜に所望のパタ−ンを露光光に
    より露光する工程と、露光を行った前記感光性薄膜を現
    像する工程とを有することを特徴とするパタ−ン形成方
    法。
  8. 【請求項8】基板上に反射防止膜を形成する工程と、前
    記反射防止膜上にレジスト膜を形成する工程と、前記レ
    ジスト膜に所望のパタ−ンを露光光により露光する工程
    と、露光を行った前記レジスト膜を現像する工程とを有
    するパタ−ン形成方法において、 上記反射防止膜を形成する工程は、上記露光光とともに
    吸収調整光を吸収する性質を持ち、かつ前記吸収調整光
    を照射した後熱処理を加えると前記露光光を吸収する能
    力が落ちる性質を持つ第1の膜を基板上に被着後、前記
    吸収調整光を前記第1の膜に照射し、その後熱処理を加
    えて前記第1の膜の表面側における前記露光光の吸収率
    が前記第1の膜の深部より小さくする工程とを有するこ
    とを特徴とするパタ−ン形成方法。
  9. 【請求項9】基板上に反射防止膜を形成する工程と、前
    記反射防止膜上に感光性薄膜を形成する工程と、前記感
    光性薄膜に所望のパターンを露光光により露光する工程
    と、露光を行った前記感光性薄膜を現像する工程とを有
    するパターン形成方法において、 上記反射防止膜は、第1及び第2の膜を順次積層してな
    る二層膜であり、かつ第1の膜の上記露光光に対する吸
    収係数が前記第2の膜の前記露光光に対する吸収係数よ
    り大きいことを特徴とするパターン形成方法。
  10. 【請求項10】基板上に反射防止膜となる第1の膜を形
    成する工程と、前記第1の膜上に感光性薄膜を形成する
    工程と、前記感光性薄膜に所望のパターンを露光光によ
    り露光する工程と、露光を行った前記感光性薄膜を現像
    する工程とを有するパターン形成方法において、 上記第1の膜は複数の層からなり、前記第1の膜の最下
    層が上記露光光を反射する膜であり、前記最下層上の膜
    が前記露光光に対し干渉性反射防止膜であることを特徴
    とするパターン形成方法。
  11. 【請求項11】基板上に反射防止膜となる第1の膜を形
    成する工程と、前記第1の膜上にレジスト膜を形成する
    工程と、前記レジスト膜に所望のパターンを露光工によ
    り露光する工程と、露光を行った前記レジスト膜を現像
    する工程とを有するパターン形成方法において、 上記第1の膜は第1および第2の薄膜を順次積層してな
    る二層膜からなり、前記第1の薄膜は前記露光光を反射
    する膜であり、前記第2の薄膜は前記露光光に対し光吸
    収性を持つ干渉性反射防止膜であることを特徴とするパ
    ターン形成方法。
  12. 【請求項12】少なくとも一層の金属膜あるいは金属含
    有膜を含む被加工膜を所望の形状に加工する加工法にお
    いて、前記被加工膜上に前記金属膜あるいは金属含有膜
    と同種の金属膜あるいは金属含有膜を形成する工程と、
    前記金属膜あるいは金属含有膜と同種の金属膜あるいは
    金属含有膜上に第1の薄膜を形成する工程と、前記第1
    の薄膜上に感光性薄膜を形成する工程と、前記感光性薄
    膜に所望のパターンを露光光により露光する工程と、そ
    の後、前記感光性薄膜を現像する工程と、前記薄膜およ
    び前記金属膜あるいは金属含有膜と同種の金属膜あるい
    は金属含有膜を所望のパタ−ンにエッチングする工程
    と、前記被加工膜中の金属膜あるいは金属含有膜が露出
    するまで前記被加工膜をエッチングする工程と、前記感
    光性薄膜を除去する工程と、その後、被加工膜をエッチ
    ングする工程とからなり、前記第1の薄膜が前記露光光
    に対する干渉膜であることを特徴とするパターン形成方
    法。
  13. 【請求項13】基板上に所望のパターンをパターンを有
    するレジスト膜を形成する工程を含むパタ−ン形成方法
    において、 上記レジスト膜は酸触媒反応を利用した化学増幅系レジ
    スト膜であり、かつ前記レジスト膜を形成する工程の前
    に、上記基板上にSiを含有した膜を形成する工程を更
    に有することを特徴とするパターン形成方法。
  14. 【請求項14】基板上に反射防止膜を形成する工程と、
    前記反射防止膜上に感光性薄膜を形成する工程と、前記
    感光性薄膜に所望のパターンを露光光により露光する工
    程と、その後前記感光性薄膜を現像する工程とを有する
    パターン形成方法において、 上記反射防止膜は、上記露光光に対してブリ−チングす
    る特性を有することを特徴とするパターン形成方法。
  15. 【請求項15】露光光を吸収するために基板と感光性薄
    膜との間に形成される反射防止膜であって、上記露光光
    の光吸収率が上記感光性薄膜面側に比べ上記基板面側の
    方が大きいことを特徴とする反射防止膜。
  16. 【請求項16】露光光を吸収するために基板と感光性薄
    膜との間に形成される反射防止膜であって、上記露光光
    に対しブリ−チングする性質を有することを特徴とする
    反射防止膜。
  17. 【請求項17】導電膜上に酸化シリコン膜を形成する工
    程と、前記酸化シリコン膜上に所望のパタ−ン形状を有
    するレジスト膜を形成する工程と、その後、前記導電膜
    を所望の形状に加工する工程とを有する配線形成方法に
    おいて、 上記酸化シリコン膜を形成後、上記酸化シリコン膜上に
    Si膜を被着する工程と、前記Si膜上にSiNx 膜を
    被着する工程とを更に有することを特徴とする配線形成
    方法。
  18. 【請求項18】絶縁膜が形成された半導体基板上に所望
    の形状を有する導電膜を形成するステップと、 前記導電膜の上部に反射防止膜を形成するステップと、 前記導電膜上部に感光性薄膜を形成するステップと、 露光光により前記感光性薄膜を露光するステップとを有
    し、 上記反射防止膜は、表面から内部に向かって上記露光光
    に対する吸収率が次第に大きくなる膜であることを特徴
    とする半導体装置の製造方法。
  19. 【請求項19】絶縁膜が形成された半導体基板上に所望
    の形状を有する導電膜を形成するステップと、 前記導電膜の上部に反射防止膜を形成するステップと、 前記導電膜上部に感光性薄膜を形成するステップと、 露光光により前記感光性薄膜を露光するステップとを有
    し、 上記反射防止膜は二層膜からなり、上層膜は上記露光光
    に対する干渉膜であり、下層膜は前記上層膜に比べて前
    記露光光に対する光吸収率が高いことを特徴とする半導
    体装置の製造方法。
  20. 【請求項20】絶縁膜が形成された半導体基板上に所望
    の形状を有する導電膜を形成するステップと、 前記導電膜の上部に反射防止膜を形成するステップと、 前記導電膜上部に感光性薄膜を形成するステップと、 露光光により前記感光性薄膜を露光するステップとを有
    し、 上記反射防止膜は二層膜からなり、上層膜は上記露光光
    に対する干渉膜であり、下層膜は前記露光光に対する反
    射膜であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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