JPH0945971A - ジョセフソン素子の為のマスクアライメント方法及び装置 - Google Patents
ジョセフソン素子の為のマスクアライメント方法及び装置Info
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- JPH0945971A JPH0945971A JP7216631A JP21663195A JPH0945971A JP H0945971 A JPH0945971 A JP H0945971A JP 7216631 A JP7216631 A JP 7216631A JP 21663195 A JP21663195 A JP 21663195A JP H0945971 A JPH0945971 A JP H0945971A
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- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
- Superconductor Devices And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ジョセフソン素子14Aの製造工程でのリソ
グラフィのマスクアライメントにおいて、双結晶基板1
0にマーキングを施すことなくこの双結晶基板10上に
形成された超伝導体層14の粒界接合部分の位置を知
る。 【構成】 レジスト層15が感光しない光を双結晶基板
10の側から、この双結晶基板10、超伝導体層14お
よびレジスト層15を透過させた状態で、レジスト層1
5の側から双結晶基板10の接合線12の像を観察する
ことにより、双結晶基板10の製作精度あるいは超伝導
体層14の結晶性の良否の影響を強く受けることはな
く、双結晶基板10の接合線12を比較的明瞭に観察す
ることができることから、この接合線12に沿って形成
される粒界接合部分の位置を容易に知ることができ、マ
スクアライメントを比較的容易に行うことができる。
グラフィのマスクアライメントにおいて、双結晶基板1
0にマーキングを施すことなくこの双結晶基板10上に
形成された超伝導体層14の粒界接合部分の位置を知
る。 【構成】 レジスト層15が感光しない光を双結晶基板
10の側から、この双結晶基板10、超伝導体層14お
よびレジスト層15を透過させた状態で、レジスト層1
5の側から双結晶基板10の接合線12の像を観察する
ことにより、双結晶基板10の製作精度あるいは超伝導
体層14の結晶性の良否の影響を強く受けることはな
く、双結晶基板10の接合線12を比較的明瞭に観察す
ることができることから、この接合線12に沿って形成
される粒界接合部分の位置を容易に知ることができ、マ
スクアライメントを比較的容易に行うことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ジョセフソン素子の製
造に用いられるジョセフソン素子の為のマスクアライメ
ント方法及び装置に関する。
造に用いられるジョセフソン素子の為のマスクアライメ
ント方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】YBaCuO, BiSrCaCuO, TlBaCaCuOのような
酸化物高温超伝導体を応用した電子デバイスにジョセフ
ソン効果を利用したジョセフソン素子があり、このジョ
セフソン素子の形成方法にバイクリスタル接合法があ
る。バイクリスタル接合法では、結晶方位を互いに異に
する二枚の結晶板を張り合わせて形成された双結晶基板
の研磨表面上に高温超伝導体層を成長させることによ
り、双結晶基板の張り合わせ部分である接合線上に高温
超伝導体層の粒界接合を形成することができる。
酸化物高温超伝導体を応用した電子デバイスにジョセフ
ソン効果を利用したジョセフソン素子があり、このジョ
セフソン素子の形成方法にバイクリスタル接合法があ
る。バイクリスタル接合法では、結晶方位を互いに異に
する二枚の結晶板を張り合わせて形成された双結晶基板
の研磨表面上に高温超伝導体層を成長させることによ
り、双結晶基板の張り合わせ部分である接合線上に高温
超伝導体層の粒界接合を形成することができる。
【0003】接合線上の粒界接合はジョセフソン効果を
示すが、所望の特性を示すジョセフソン素子として利用
するために、高温超伝導体層の粒界接合を含む部分は、
リソグラフィおよびエッチングにより所望のパターン形
状に加工される。リソグラフィでは、超伝導体層を覆っ
て感光性のレジスト層を形成し、このレジスト層をフォ
トマスクを用いて部分的に露光した後、現像して超伝導
体層上にレジスト層からなる耐エッチング性の所望のレ
ジストパターンを得る。
示すが、所望の特性を示すジョセフソン素子として利用
するために、高温超伝導体層の粒界接合を含む部分は、
リソグラフィおよびエッチングにより所望のパターン形
状に加工される。リソグラフィでは、超伝導体層を覆っ
て感光性のレジスト層を形成し、このレジスト層をフォ
トマスクを用いて部分的に露光した後、現像して超伝導
体層上にレジスト層からなる耐エッチング性の所望のレ
ジストパターンを得る。
【0004】このリソグラフィにより得られたレジスト
パターンを保護膜としてエッチングが施され、その後、
レジストパターンを構成したレジスト層の残存部分を除
去することにより、双結晶基板上に所望の電気特性を有
するジョセフソン素子が形成される。このようなジョセ
フソン素子は、例えば、SQUID(超伝導量子干渉デ
バイス)あるいは超伝導トランジスタ等に種々応用され
ている。
パターンを保護膜としてエッチングが施され、その後、
レジストパターンを構成したレジスト層の残存部分を除
去することにより、双結晶基板上に所望の電気特性を有
するジョセフソン素子が形成される。このようなジョセ
フソン素子は、例えば、SQUID(超伝導量子干渉デ
バイス)あるいは超伝導トランジスタ等に種々応用され
ている。
【0005】ところで、ジョセフソン効果を示す超伝導
体層の粒界接合部分は数μm程度の極めて狭い幅寸法を
有するに過ぎないことから、レジスト層の露光に先立っ
て行われるフォトマスクを用いたマスクパターンの位置
合わせ作業すなわちマスクアライメントのときに、この
粒界接合部分の位置を確認する作業が極めて重要にな
る。しかしながら、光学顕微鏡等を用いても、超伝導体
層の粒界接合部分を直接的に視認することは難しい。こ
の視認の困難な粒界接合部分は、双結晶基板の接合線に
沿って形成される。そこで、双結晶基板の接合線に予め
マーク付けすなわちマーキングを施し、粒界接合部分の
位置を間接的に示す双結晶基板上のマークを観察し、こ
のマークを基準にして、マスクアライメントが行われて
いた。
体層の粒界接合部分は数μm程度の極めて狭い幅寸法を
有するに過ぎないことから、レジスト層の露光に先立っ
て行われるフォトマスクを用いたマスクパターンの位置
合わせ作業すなわちマスクアライメントのときに、この
粒界接合部分の位置を確認する作業が極めて重要にな
る。しかしながら、光学顕微鏡等を用いても、超伝導体
層の粒界接合部分を直接的に視認することは難しい。こ
の視認の困難な粒界接合部分は、双結晶基板の接合線に
沿って形成される。そこで、双結晶基板の接合線に予め
マーク付けすなわちマーキングを施し、粒界接合部分の
位置を間接的に示す双結晶基板上のマークを観察し、こ
のマークを基準にして、マスクアライメントが行われて
いた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な従来のマスクアライメント方法では、マーク付けのた
めの格別なマーキング工程が必要となることから、リソ
グラフィの工程の複雑化を招く。そのため、粒界接合部
分の位置を知るためのマーク付けのような格別な工程を
付加することなく、リソグラフィ工程の複雑化を招くこ
とのないマスクアライメント方法及び装置の出現が望ま
れていた。
な従来のマスクアライメント方法では、マーク付けのた
めの格別なマーキング工程が必要となることから、リソ
グラフィの工程の複雑化を招く。そのため、粒界接合部
分の位置を知るためのマーク付けのような格別な工程を
付加することなく、リソグラフィ工程の複雑化を招くこ
とのないマスクアライメント方法及び装置の出現が望ま
れていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ジョセフソン
素子のための超伝導体層、双結晶基板およびレジスト層
が一般的に光の透過を許すに充分な透光性を有すること
に着目し、直接的に視認することができない粒界接合部
分の観察に代えて、この粒界接合部分が沿って形成され
る双結晶基板の接合線にマーキング等を施すことなく、
この接合線を直接的に観察することにより、粒界接合部
分の位置を間接的に知るという基本構想に立脚する。
素子のための超伝導体層、双結晶基板およびレジスト層
が一般的に光の透過を許すに充分な透光性を有すること
に着目し、直接的に視認することができない粒界接合部
分の観察に代えて、この粒界接合部分が沿って形成され
る双結晶基板の接合線にマーキング等を施すことなく、
この接合線を直接的に観察することにより、粒界接合部
分の位置を間接的に知るという基本構想に立脚する。
【0008】本発明に係るマスクアライメント方法は、
前述した課題を解決するために、双結晶基板の接合線が
露出する研磨表面上に形成された超伝導体層上にレジス
ト層からなる耐エッチング性の所望のレジストパターン
を得るリソグラフィにおいて、レジスト層上の所望位置
にマスクパターンを位置合わせするについてレジスト層
が感光しない光を双結晶基板の側からこの双結晶基板、
超伝導体層およびレジスト層を透過させた状態で、レジ
スト層の側から双結晶基板の接合線を観察し、この透過
光下で観察された前記接合線を基準にして、マスクパタ
ーンの位置合わせを行うことを特徴とする。
前述した課題を解決するために、双結晶基板の接合線が
露出する研磨表面上に形成された超伝導体層上にレジス
ト層からなる耐エッチング性の所望のレジストパターン
を得るリソグラフィにおいて、レジスト層上の所望位置
にマスクパターンを位置合わせするについてレジスト層
が感光しない光を双結晶基板の側からこの双結晶基板、
超伝導体層およびレジスト層を透過させた状態で、レジ
スト層の側から双結晶基板の接合線を観察し、この透過
光下で観察された前記接合線を基準にして、マスクパタ
ーンの位置合わせを行うことを特徴とする。
【0009】また、本発明に係るマスクアライメント装
置は、結晶方位を互いに異にして接合された二枚の結晶
板からなる双結晶基板の接合線が露出する研磨表面上に
ジョセフソン素子のための超伝導体層および感光性のレ
ジスト層を積層させた試料が双結晶基板を対向させて配
置される試料面を有する透光性の試料台と、この試料台
上の試料を双結晶基板側から照射する、レジスト層を感
光させない光源と、試料台上の試料のレジスト層側から
光源の透過光による接合線の像を観察する光学手段とを
含むことを特徴とする。
置は、結晶方位を互いに異にして接合された二枚の結晶
板からなる双結晶基板の接合線が露出する研磨表面上に
ジョセフソン素子のための超伝導体層および感光性のレ
ジスト層を積層させた試料が双結晶基板を対向させて配
置される試料面を有する透光性の試料台と、この試料台
上の試料を双結晶基板側から照射する、レジスト層を感
光させない光源と、試料台上の試料のレジスト層側から
光源の透過光による接合線の像を観察する光学手段とを
含むことを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明に係るマスクアライメント方法では、双
結晶基板の接合線の観察は、双結晶基板の側からこの双
結晶基板、超伝導体層およびレジスト層を透過する透過
光下で行われ、例えば光学顕微鏡のような光学手段を用
いて透過光による接合線の像が観察される。接合線の観
察を透過光下で行うことは、例えば双結晶基板の結晶性
の良否あるいは結晶板の接合精度等を含む双結晶基板の
製作精度あるいは双結晶基板上の超伝導体層の結晶性の
良否の影響を強く受けることはなく、接合線を比較的明
瞭に観察することが可能となる点で、極めて重要であ
る。
結晶基板の接合線の観察は、双結晶基板の側からこの双
結晶基板、超伝導体層およびレジスト層を透過する透過
光下で行われ、例えば光学顕微鏡のような光学手段を用
いて透過光による接合線の像が観察される。接合線の観
察を透過光下で行うことは、例えば双結晶基板の結晶性
の良否あるいは結晶板の接合精度等を含む双結晶基板の
製作精度あるいは双結晶基板上の超伝導体層の結晶性の
良否の影響を強く受けることはなく、接合線を比較的明
瞭に観察することが可能となる点で、極めて重要であ
る。
【0011】前記した透過光による接合線の観察に代え
て、レジスト層の側から光を当て、双結晶基板の表面あ
るいは裏面またはそれらの近傍からの反射光により接合
線の像を観察することができる。しかしながら、この場
合、双結晶基板の製作精度あるいは超伝導体層の結晶性
の良否の影響を強く受け、しばしば接合線の観察が困難
になることがある。
て、レジスト層の側から光を当て、双結晶基板の表面あ
るいは裏面またはそれらの近傍からの反射光により接合
線の像を観察することができる。しかしながら、この場
合、双結晶基板の製作精度あるいは超伝導体層の結晶性
の良否の影響を強く受け、しばしば接合線の観察が困難
になることがある。
【0012】これに対し、本願発明の方法では、反射光
により観察することができない接合線をも、透過光での
観察により、視認することが可能となる。この差異の原
因については、以下のように考えることができる。反射
光による観察では、反射面の映像情報を含む反射光は、
それ自体が強度は弱く、しかも超伝導体層およびレジス
ト層を経る間に散乱を受けて、さらに減衰されることか
ら、観察される映像のコントラストは著しく弱められ
る。他方、透過光による観察では、双結晶基板側からこ
れを透過する透過光は、反射光に比較してその強度は極
めて大きく、透過光は双結晶基板、超電導体層およびレ
ジスト層によって散乱を受け、減衰されるが、観察され
る映像のコントラストは、反射光の場合程大きく弱めら
れることはない。
により観察することができない接合線をも、透過光での
観察により、視認することが可能となる。この差異の原
因については、以下のように考えることができる。反射
光による観察では、反射面の映像情報を含む反射光は、
それ自体が強度は弱く、しかも超伝導体層およびレジス
ト層を経る間に散乱を受けて、さらに減衰されることか
ら、観察される映像のコントラストは著しく弱められ
る。他方、透過光による観察では、双結晶基板側からこ
れを透過する透過光は、反射光に比較してその強度は極
めて大きく、透過光は双結晶基板、超電導体層およびレ
ジスト層によって散乱を受け、減衰されるが、観察され
る映像のコントラストは、反射光の場合程大きく弱めら
れることはない。
【0013】また、本願発明の方法では、より明瞭な接
合線像を得る上で、光学顕微鏡のような光学手段を用い
て透過光による接合線の像を観察するとき、双結晶基板
の裏面に光学手段の焦点を合わせることが望ましい。何
故ならば、双結晶基板の裏面は一般的に研磨されずに粗
面におかれることにより、接合線が研磨表面におけるよ
りも明瞭に示され、また散乱による減衰が少ない状態で
接合線の像を撮らえることができるからと考えられる。
現実に、双結晶基板の研磨表面よりもその裏面に光学手
段の焦点を合わせた方が、明瞭な接合線像を観察するこ
とができた。
合線像を得る上で、光学顕微鏡のような光学手段を用い
て透過光による接合線の像を観察するとき、双結晶基板
の裏面に光学手段の焦点を合わせることが望ましい。何
故ならば、双結晶基板の裏面は一般的に研磨されずに粗
面におかれることにより、接合線が研磨表面におけるよ
りも明瞭に示され、また散乱による減衰が少ない状態で
接合線の像を撮らえることができるからと考えられる。
現実に、双結晶基板の研磨表面よりもその裏面に光学手
段の焦点を合わせた方が、明瞭な接合線像を観察するこ
とができた。
【0014】本発明に係るマスクアライメント装置で
は、双結晶基板の研磨表面上に超伝導体層および感光性
のレジスト層を積層させた試料を受ける試料台は透光性
を有することから、該試料台内に光源を配置し、あるい
は試料台の外部に光源を配置することにより、この試料
台を通して、試料をその裏面である双結晶基板の側から
から照射することができ、これにより、本発明の方法を
容易に実施することが可能となる。
は、双結晶基板の研磨表面上に超伝導体層および感光性
のレジスト層を積層させた試料を受ける試料台は透光性
を有することから、該試料台内に光源を配置し、あるい
は試料台の外部に光源を配置することにより、この試料
台を通して、試料をその裏面である双結晶基板の側から
から照射することができ、これにより、本発明の方法を
容易に実施することが可能となる。
【0015】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に沿って詳細に
説明する。図1および図2は、本発明のマスクアライメ
ント方法を実施するマスクアライメント装置をそれぞれ
概略的に示す縦断面図および平面図であるが、このマス
クアライメント方法および装置の説明に先立ち、本願発
明に係るジョセフソン素子の製造について説明する。
説明する。図1および図2は、本発明のマスクアライメ
ント方法を実施するマスクアライメント装置をそれぞれ
概略的に示す縦断面図および平面図であるが、このマス
クアライメント方法および装置の説明に先立ち、本願発
明に係るジョセフソン素子の製造について説明する。
【0016】図3は、本発明に係るジョセフソン素子の
形成に用いられる双結晶基板の一例を示す斜視図であ
る。ジョセフソン効果を示すジョセフソン接合を得る方
法に、バイクリスタル接合法があり、図3に示された双
結晶基板10は、このバイクリスタル接合法に使用され
る。双結晶基板10は、例えば、SrTiO3 、Mg
O、CeO2 、イットリウム安定化ジルコニア(YS
Z)のような透光性を有する結晶板からなり、結晶方位
の異なる同一種類の2枚の矩形の結晶板11aおよび1
1bを接合させた状態で、例えば酸素雰囲気下で加熱し
て一体化することにより得られる。
形成に用いられる双結晶基板の一例を示す斜視図であ
る。ジョセフソン効果を示すジョセフソン接合を得る方
法に、バイクリスタル接合法があり、図3に示された双
結晶基板10は、このバイクリスタル接合法に使用され
る。双結晶基板10は、例えば、SrTiO3 、Mg
O、CeO2 、イットリウム安定化ジルコニア(YS
Z)のような透光性を有する結晶板からなり、結晶方位
の異なる同一種類の2枚の矩形の結晶板11aおよび1
1bを接合させた状態で、例えば酸素雰囲気下で加熱し
て一体化することにより得られる。
【0017】図示の例では、結晶板11aおよび11b
は、Z軸である[001]方位を互いに一致させ、この
Z軸の回りに(100)面を角度θで交差させて形成さ
れている。この角度θは、一般的には20度以上に設定
されている。両結晶板11aおよび11bの[001]
方位に角度φのずれを与えることができる。この実施例
ではφ〜0゜である。両結晶板11aおよび11bの接
合線12は、双結晶基板10の両面13aおよび13b
に露出している。その一方の面13aは、次に述べる酸
化物超伝導体層の形成のために、機械的および化学的な
研磨を受けるが、他方の面13bは、格別な加工を施さ
れることはなく、粗面におかれる。
は、Z軸である[001]方位を互いに一致させ、この
Z軸の回りに(100)面を角度θで交差させて形成さ
れている。この角度θは、一般的には20度以上に設定
されている。両結晶板11aおよび11bの[001]
方位に角度φのずれを与えることができる。この実施例
ではφ〜0゜である。両結晶板11aおよび11bの接
合線12は、双結晶基板10の両面13aおよび13b
に露出している。その一方の面13aは、次に述べる酸
化物超伝導体層の形成のために、機械的および化学的な
研磨を受けるが、他方の面13bは、格別な加工を施さ
れることはなく、粗面におかれる。
【0018】図4(a)〜(f)は、双結晶基板10を
用いたジョセフソン素子の製造工程を示す説明図であ
る。双結晶基板10の一方の研磨された面すなわち表面
13a上に、例えばYBaCuO、BiSrCaCu
O、TlBaCaCuOのような酸化物高温超伝導体材
料をエピタキシャル成長させることにより、高温超伝導
体層14が、例えば100nmないし400nmの厚さ
に形成される(図4(a)参照)。この高温超伝導体層
14の成長により、双結晶基板10の表面13aの接合
線12に沿って、例えば0.2〜10μm幅の粒界接合
が形成され、この粒界接合によりジョセフソン効果が得
られる。このような高温超伝導体層14は透光性を示
す。
用いたジョセフソン素子の製造工程を示す説明図であ
る。双結晶基板10の一方の研磨された面すなわち表面
13a上に、例えばYBaCuO、BiSrCaCu
O、TlBaCaCuOのような酸化物高温超伝導体材
料をエピタキシャル成長させることにより、高温超伝導
体層14が、例えば100nmないし400nmの厚さ
に形成される(図4(a)参照)。この高温超伝導体層
14の成長により、双結晶基板10の表面13aの接合
線12に沿って、例えば0.2〜10μm幅の粒界接合
が形成され、この粒界接合によりジョセフソン効果が得
られる。このような高温超伝導体層14は透光性を示
す。
【0019】この高温超伝導体層14から所望の電気特
性を示すジョセフソン素子を得るために、双結晶基板1
0上の高温超伝導体層14はリソグラフィ工程およびエ
ッチング工程を受ける。リソグラフィ工程では、紫外光
に感光する感光性有機高分子溶液からなるフォトレジス
ト材料がスピンコータ等を用いて高温超伝導体層14上
に均一に塗布される。その後、プリベークと呼ばれる前
焼き処理により、塗布されたフォトレジスト材料から有
機溶剤が蒸発され、これにより例えば数μmの厚さの感
光性のレジスト層15が高温超伝導体層14上に積層状
に形成される(図4(b)参照)。このレジスト層15
は、双結晶基板10および高温超伝導体層14と同様
に、透光性を示す。
性を示すジョセフソン素子を得るために、双結晶基板1
0上の高温超伝導体層14はリソグラフィ工程およびエ
ッチング工程を受ける。リソグラフィ工程では、紫外光
に感光する感光性有機高分子溶液からなるフォトレジス
ト材料がスピンコータ等を用いて高温超伝導体層14上
に均一に塗布される。その後、プリベークと呼ばれる前
焼き処理により、塗布されたフォトレジスト材料から有
機溶剤が蒸発され、これにより例えば数μmの厚さの感
光性のレジスト層15が高温超伝導体層14上に積層状
に形成される(図4(b)参照)。このレジスト層15
は、双結晶基板10および高温超伝導体層14と同様
に、透光性を示す。
【0020】レジスト層15上には、例えば反射投影露
光装置により、図示しないフォトマスクを通して所望の
マスクパターン16が焼き付けられる(図4(c)参
照)。マスクパターン16としてSQUIDの回路パタ
ーンの例が示されており、図示の例では、マスクパター
ン16は、数μmの幅寸法および数十μmの長さ寸法を
有しそれぞれが粒界接合部を含むように配置される一対
のブリッジ部16aを備える。露光装置の光源として
は、350〜450nmの波長を有する紫外光あるいは
Deep UV と呼ばれる200〜300nmの波長を有す
る紫外光を発する水銀灯等が用いられる。
光装置により、図示しないフォトマスクを通して所望の
マスクパターン16が焼き付けられる(図4(c)参
照)。マスクパターン16としてSQUIDの回路パタ
ーンの例が示されており、図示の例では、マスクパター
ン16は、数μmの幅寸法および数十μmの長さ寸法を
有しそれぞれが粒界接合部を含むように配置される一対
のブリッジ部16aを備える。露光装置の光源として
は、350〜450nmの波長を有する紫外光あるいは
Deep UV と呼ばれる200〜300nmの波長を有す
る紫外光を発する水銀灯等が用いられる。
【0021】マスクパターン16が焼き付けられたレジ
スト層15は、現像により、このレジスト層がネガ型の
場合、マスクパターン16を除く部分が除去され、この
レジスト層15により、レジストパターン15Aが形成
される(図4(d)参照)。その後、必要に応じて、現
像液あるいはリンス液を除去しまたレジストパターン1
5Aと高温超伝導体層14との密着性を高めるために、
ポストベークと呼ばれる焼きしめが行われる。
スト層15は、現像により、このレジスト層がネガ型の
場合、マスクパターン16を除く部分が除去され、この
レジスト層15により、レジストパターン15Aが形成
される(図4(d)参照)。その後、必要に応じて、現
像液あるいはリンス液を除去しまたレジストパターン1
5Aと高温超伝導体層14との密着性を高めるために、
ポストベークと呼ばれる焼きしめが行われる。
【0022】以上でリソグラフィ工程が終了し、続いて
エッチング工程に移る。このエッチング工程では、レジ
ストパターン15Aをエッチングマスクとして、例えば
ドライエッチングにより、高温超伝導体層14のレジス
トパターン15Aに対応した部分のみを残してその他の
部分が除去される(図4(e)参照)。その後、レジス
トパターン15Aが除去され、これによりレジストパタ
ーン15Aに対応した高温超伝導体層14の残存部分に
より、ジョセフソン素子14Aが得られる(図4(f)
参照)。
エッチング工程に移る。このエッチング工程では、レジ
ストパターン15Aをエッチングマスクとして、例えば
ドライエッチングにより、高温超伝導体層14のレジス
トパターン15Aに対応した部分のみを残してその他の
部分が除去される(図4(e)参照)。その後、レジス
トパターン15Aが除去され、これによりレジストパタ
ーン15Aに対応した高温超伝導体層14の残存部分に
より、ジョセフソン素子14Aが得られる(図4(f)
参照)。
【0023】このジョセフソン素子14Aの製造工程の
一つであるリソグラフィ工程において、図4(c)に沿
って説明したマスクパターン16の焼き付けのための露
光に先立ち、マスクパターン16を高温超伝導体層14
の所定箇所に位置合わせするために、図1および図2に
示すマスクアライナすなわちマスクアライメント装置2
0が用いられる。マスクアライメント装置20は、図1
に示されているように、高温超伝導体層14およびレジ
スト層15を研磨表面13a上に積層状に形成した双結
晶基板10(図4(b)参照)が試料21として載せら
れる試料台22と、レジスト層15を感光させない例え
ば可視光を発する光源23と、光学顕微鏡のような光学
手段24とを備える。
一つであるリソグラフィ工程において、図4(c)に沿
って説明したマスクパターン16の焼き付けのための露
光に先立ち、マスクパターン16を高温超伝導体層14
の所定箇所に位置合わせするために、図1および図2に
示すマスクアライナすなわちマスクアライメント装置2
0が用いられる。マスクアライメント装置20は、図1
に示されているように、高温超伝導体層14およびレジ
スト層15を研磨表面13a上に積層状に形成した双結
晶基板10(図4(b)参照)が試料21として載せら
れる試料台22と、レジスト層15を感光させない例え
ば可視光を発する光源23と、光学顕微鏡のような光学
手段24とを備える。
【0024】試料台22は、透明あるいは半透明の合成
樹脂材料あるいはガラスのような透光性を有する材料か
らなる。試料台22は、図1および図2に示す例では、
上面に半球状の球面凹所25が形成された固定部26
と、球面凹所25に適合する半球状の下部27が形成さ
れた調整部28とを備える。調整部28はその下部27
で固定部26の球面凹所25に適度な摩擦力で以て滑動
可能に受け入れられている。調整部28の上面には、試
料21を受ける平坦な試料面29が形成されている。試
料21は、双結晶基板10の粗面である他方の面すなわ
ち裏面13bを試料面29に対向させてこの試料面29
上に配置される。調整部28がガラスのような硬質材料
からなる場合、試料21を保護する上で、試料面29を
例えばビニールのような透明な合成樹脂材料で覆うこと
が望ましい。
樹脂材料あるいはガラスのような透光性を有する材料か
らなる。試料台22は、図1および図2に示す例では、
上面に半球状の球面凹所25が形成された固定部26
と、球面凹所25に適合する半球状の下部27が形成さ
れた調整部28とを備える。調整部28はその下部27
で固定部26の球面凹所25に適度な摩擦力で以て滑動
可能に受け入れられている。調整部28の上面には、試
料21を受ける平坦な試料面29が形成されている。試
料21は、双結晶基板10の粗面である他方の面すなわ
ち裏面13bを試料面29に対向させてこの試料面29
上に配置される。調整部28がガラスのような硬質材料
からなる場合、試料21を保護する上で、試料面29を
例えばビニールのような透明な合成樹脂材料で覆うこと
が望ましい。
【0025】固定部26および調整部28には、相互に
連通する負圧路30および31がそれぞれ形成されてい
る。固定部26の下端に開放する負圧路30は、その開
放端で図示しない負圧源に接続される。また、調整部2
8の下部27に開放する負圧路31は、その開放端に形
成された拡大チャンバ32を経て負圧路30の上端に連
通する。負圧路31の上端は試料面29に開放し、これ
により負圧路30および31に作用する負圧は、試料面
29上の試料21を吸着保持する。また、両負圧路30
および31を接続する拡大チャンバ32は、調整部28
の調整操作によって両負圧路30および31の整合にず
れが生じても、その連通を確保する作用をなす。従っ
て、拡大チャンバ32を形成することにより、調整部2
8の傾動に拘らず試料21を確実に吸着保持することが
できる。
連通する負圧路30および31がそれぞれ形成されてい
る。固定部26の下端に開放する負圧路30は、その開
放端で図示しない負圧源に接続される。また、調整部2
8の下部27に開放する負圧路31は、その開放端に形
成された拡大チャンバ32を経て負圧路30の上端に連
通する。負圧路31の上端は試料面29に開放し、これ
により負圧路30および31に作用する負圧は、試料面
29上の試料21を吸着保持する。また、両負圧路30
および31を接続する拡大チャンバ32は、調整部28
の調整操作によって両負圧路30および31の整合にず
れが生じても、その連通を確保する作用をなす。従っ
て、拡大チャンバ32を形成することにより、調整部2
8の傾動に拘らず試料21を確実に吸着保持することが
できる。
【0026】光源23は、試料台22の試料面29上に
配置された試料21をその双結晶基板10の側すなわち
双結晶基板10の裏面13bの側から照射するように、
図1で見て試料台22の下方に配置され、図中上方へ可
視光を照射する。光学手段24は、試料台22を透過
し、さらに試料21を透過する透過光を観察するため
に、試料台22を間に、光源23と反対側で、試料21
を観察するように配置されている。
配置された試料21をその双結晶基板10の側すなわち
双結晶基板10の裏面13bの側から照射するように、
図1で見て試料台22の下方に配置され、図中上方へ可
視光を照射する。光学手段24は、試料台22を透過
し、さらに試料21を透過する透過光を観察するため
に、試料台22を間に、光源23と反対側で、試料21
を観察するように配置されている。
【0027】光源23としてレジスト層15が感光しな
い光が選択されていることから、光源23からの透過光
によってレジスト層15が感光されることはなく、この
透過光は、双結晶基板10の側から試料21を照射す
る。光源23からの照射光の一部は試料台22および試
料21により吸収あるいは散乱されるがその残部は試料
21を透過する。このことから、光学手段24により、
透過光による双結晶基板10の接合線12を明瞭に視認
することができ、この接合線12の位置を知ることによ
り、接合線12に沿って形成された高温超伝導体層14
の粒界接合部の位置を間接的に知ることができる。これ
により、双結晶基板10の接合線12に従来のようなマ
ーキングを施すことなく、接合線12に対応した粒界接
合部の位置を比較的容易に知ることができる。従って、
マスクパターン16のアライメントに際し、光学手段2
4により観察された接合線12の像を基準にして、図4
(c)に沿って説明したように、マスクパターン16
を、そのブリッジ部16aが正しく粒界接合の位置に合
う所定の位置へ、正確かつ容易に位置合わせすることが
できる。
い光が選択されていることから、光源23からの透過光
によってレジスト層15が感光されることはなく、この
透過光は、双結晶基板10の側から試料21を照射す
る。光源23からの照射光の一部は試料台22および試
料21により吸収あるいは散乱されるがその残部は試料
21を透過する。このことから、光学手段24により、
透過光による双結晶基板10の接合線12を明瞭に視認
することができ、この接合線12の位置を知ることによ
り、接合線12に沿って形成された高温超伝導体層14
の粒界接合部の位置を間接的に知ることができる。これ
により、双結晶基板10の接合線12に従来のようなマ
ーキングを施すことなく、接合線12に対応した粒界接
合部の位置を比較的容易に知ることができる。従って、
マスクパターン16のアライメントに際し、光学手段2
4により観察された接合線12の像を基準にして、図4
(c)に沿って説明したように、マスクパターン16
を、そのブリッジ部16aが正しく粒界接合の位置に合
う所定の位置へ、正確かつ容易に位置合わせすることが
できる。
【0028】光学手段24による接合線12の観察に際
し、光学手段24の焦点を双結晶基板10の研磨表面1
3aよりもその裏面13bに合わせた方が、明瞭な接合
線像を観察することができた。また、例えば光源23を
光学手段24と同じ側に配置し、その光源により試料2
1を照射し、その反射光で接合線像を観察しようとした
とき、この接合線像を見ることができない試料21につ
いても、本発明の方法によれば、前に述べたように、光
学手段24の焦点を双結晶基板10の裏面13bに合わ
せた透過光下で観察することにより、接合線12の像を
明確に視認することができた。
し、光学手段24の焦点を双結晶基板10の研磨表面1
3aよりもその裏面13bに合わせた方が、明瞭な接合
線像を観察することができた。また、例えば光源23を
光学手段24と同じ側に配置し、その光源により試料2
1を照射し、その反射光で接合線像を観察しようとした
とき、この接合線像を見ることができない試料21につ
いても、本発明の方法によれば、前に述べたように、光
学手段24の焦点を双結晶基板10の裏面13bに合わ
せた透過光下で観察することにより、接合線12の像を
明確に視認することができた。
【0029】図5は、本発明の透過光による双結晶基板
10の裏面13bの顕微鏡写真を示す図面であり、図6
は比較例を示す反射光による双結晶基板10の表面13
aと裏面13bの顕微鏡写真を示す図面である。何れも
右半分は、超伝導体層がない部分の図である。双結晶基
板10として、SrTiO3 からなり(100)面の角
度θが24度の双相結晶基板が用いられ、高温超伝導体
層14として、YBaCuOが用いられた。図5に示さ
れた本発明の透過光による顕微鏡写真では、矢印Lで示
される部分を図中左右方向に走る黒線として接合線12
が明瞭に現れている。これに対し、図6(a)に示され
た比較例の顕微鏡写真では、仮想線Lで示す図5の接合
線12と同一部分に伸びている接合線像を全く観察する
ことはできない。図6(a)の顕微鏡写真では、その焦
点が双結晶基板10の表面13aに合わせられている
が、この反射光による観察の場合、裏面13bに焦点を
合わせても反射光自体が極めて弱く、全体的に像を構成
するに充分なコントラストが得られない(図6
(b))。
10の裏面13bの顕微鏡写真を示す図面であり、図6
は比較例を示す反射光による双結晶基板10の表面13
aと裏面13bの顕微鏡写真を示す図面である。何れも
右半分は、超伝導体層がない部分の図である。双結晶基
板10として、SrTiO3 からなり(100)面の角
度θが24度の双相結晶基板が用いられ、高温超伝導体
層14として、YBaCuOが用いられた。図5に示さ
れた本発明の透過光による顕微鏡写真では、矢印Lで示
される部分を図中左右方向に走る黒線として接合線12
が明瞭に現れている。これに対し、図6(a)に示され
た比較例の顕微鏡写真では、仮想線Lで示す図5の接合
線12と同一部分に伸びている接合線像を全く観察する
ことはできない。図6(a)の顕微鏡写真では、その焦
点が双結晶基板10の表面13aに合わせられている
が、この反射光による観察の場合、裏面13bに焦点を
合わせても反射光自体が極めて弱く、全体的に像を構成
するに充分なコントラストが得られない(図6
(b))。
【0030】このように、本発明によれば、透過光下の
観察により、接合線12を明瞭に観察できるが、その理
由は、先に記載したとおり、双結晶基板側からこれを透
過する透過光は、反射光に比較してその強度は極めて大
きく、双結晶基板10、超電導体層14およびレジスト
層15によって散乱を受け、減衰されるが、透過光によ
る観察では、観察される映像のコントラストは、反射光
の場合程大きく弱められることはないこと、および研磨
されずに粗面におかれる裏面13bでは、接合線12が
研磨表面13aにおけるよりも明瞭に示され、また散乱
による減衰が少ない状態で接合線12の像を撮らえるこ
とができるからと考えられる。光源23を試料台22内
に配置し、マスクアライメント装置20のコンパクト化
を図ることができるが、光源の放熱性の点から、図示の
とおり光源23を試料台22と別体にすることが望まし
い。
観察により、接合線12を明瞭に観察できるが、その理
由は、先に記載したとおり、双結晶基板側からこれを透
過する透過光は、反射光に比較してその強度は極めて大
きく、双結晶基板10、超電導体層14およびレジスト
層15によって散乱を受け、減衰されるが、透過光によ
る観察では、観察される映像のコントラストは、反射光
の場合程大きく弱められることはないこと、および研磨
されずに粗面におかれる裏面13bでは、接合線12が
研磨表面13aにおけるよりも明瞭に示され、また散乱
による減衰が少ない状態で接合線12の像を撮らえるこ
とができるからと考えられる。光源23を試料台22内
に配置し、マスクアライメント装置20のコンパクト化
を図ることができるが、光源の放熱性の点から、図示の
とおり光源23を試料台22と別体にすることが望まし
い。
【0031】本発明は以上の実施例に限定されない。フ
ォトマスクをレジスト層に接触させることなくマスクパ
ターンをレジスト層上に転写する反射投影露光法につい
て説明したが、縮小投影露光法あるいはフォトマスクを
双結晶基板上のレジスト層に密着させる密着露光法にも
本願発明を適用することができる。また、SQUIDの
ための回路パターンについて説明したが、本発明は、こ
れに限らず超伝導トランジスタのようなジョセフソン接
合を利用した種々のジョセフソン素子に適用することが
できる。
ォトマスクをレジスト層に接触させることなくマスクパ
ターンをレジスト層上に転写する反射投影露光法につい
て説明したが、縮小投影露光法あるいはフォトマスクを
双結晶基板上のレジスト層に密着させる密着露光法にも
本願発明を適用することができる。また、SQUIDの
ための回路パターンについて説明したが、本発明は、こ
れに限らず超伝導トランジスタのようなジョセフソン接
合を利用した種々のジョセフソン素子に適用することが
できる。
【0032】
【発明の効果】以上説明した本発明の方法によれば、双
結晶基板の側からの透過光による接合線の像を観察する
ことにより、双結晶基板の製作精度あるいは超伝導体層
の結晶性の良否の影響を強く受けることはなく、双結晶
基板の接合線を比較的明瞭に観察することができること
から、双結晶基板に接合線のための従来のようなマーキ
ングを施すことなく、マスクアライメントを比較的容易
に行うことができ、またこのマスクアライメントを含む
リソグラフィの工程の複雑化を招くことなく、ジョセフ
ソン素子の製造を容易に行うことができる。また、本発
明の装置によれば、試料台を通して試料をその裏面であ
る双結晶基板の側から照射することができ、この透過光
による接合線の像を容易に観察することができることか
ら、本発明の方法を容易かつ効率的に実施することがで
きる。
結晶基板の側からの透過光による接合線の像を観察する
ことにより、双結晶基板の製作精度あるいは超伝導体層
の結晶性の良否の影響を強く受けることはなく、双結晶
基板の接合線を比較的明瞭に観察することができること
から、双結晶基板に接合線のための従来のようなマーキ
ングを施すことなく、マスクアライメントを比較的容易
に行うことができ、またこのマスクアライメントを含む
リソグラフィの工程の複雑化を招くことなく、ジョセフ
ソン素子の製造を容易に行うことができる。また、本発
明の装置によれば、試料台を通して試料をその裏面であ
る双結晶基板の側から照射することができ、この透過光
による接合線の像を容易に観察することができることか
ら、本発明の方法を容易かつ効率的に実施することがで
きる。
【図1】本発明のマスクアライメント方法を実施するマ
スクアライメント装置を概略的に示す縦断面図である。
スクアライメント装置を概略的に示す縦断面図である。
【図2】図1に示したマスクアライメント装置の平面図
である。
である。
【図3】本発明に係るジョセフソン素子のための双結晶
基板の一例を示す斜視図である。
基板の一例を示す斜視図である。
【図4】ジョセフソン素子の製造工程を示す説明図であ
る。
る。
【図5】本発明の透過光による双結晶基板の裏面の顕微
鏡写真を示す図面である。
鏡写真を示す図面である。
【図6】比較例を示す反射光による双結晶基板の表面の
顕微鏡写真を示す図面である。
顕微鏡写真を示す図面である。
【符号の説明】 10 双結晶基板 11a、11b 結晶板 12 接合線 13a 研磨表面 13b 裏面 14 高温超伝導体層 14A ジョセフソン素子 15 レジスト層 15A レジストパターン 16 マスクパターン
Claims (3)
- 【請求項1】 双結晶基板の接合線が露出する研磨表面
上に形成されたジョセフソン素子のための超伝導体層を
覆って感光性のレジスト層を形成し、該レジスト層をマ
スクパターンに沿って部分的に露光した後、現像して前
記超伝導体層上に前記レジスト層からなる耐エッチング
性の所望のレジストパターンを得るリソグラフィにおい
て、前記レジスト層の露光に先立って前記マスクパター
ンを位置合わせするマスクアライメント方法であって、 前記レジスト層が感光しない光を前記双結晶基板の側か
ら該双結晶基板、前記超伝導体層および前記レジスト層
を透過させた状態で、前記レジスト層の側から前記双結
晶基板の前記接合線を観察し、この透過光下で観察され
た前記接合線を基準にして、前記マスクパターンの位置
合わせを行うことを特徴とする、ジョセフソン素子の為
のマスクアライメント方法。 - 【請求項2】 前記接合線の観察は光学顕微鏡により行
われ、該光学顕微鏡の焦点が前記双結晶基板の粗面であ
る裏面に合わされていることを特徴とする請求項1記載
の、ジョセフソン素子の為のマスクアライメント方法。 - 【請求項3】 結晶方位を互いに異にして接合された二
枚の結晶板からなる双結晶基板の接合線が露出する研磨
表面上にジョセフソン素子のための超伝導体層および感
光性のレジスト層を積層させた試料が前記双結晶基板を
対向させて配置される試料面を有する透光性の試料台
と、該試料台上の前記試料を前記双結晶基板の側から照
射する前記レジスト層を感光させない光源と、前記試料
台上の前記試料の前記レジスト層の側から、前記光源か
らの透過光による前記接合線の像を観察する光学手段と
を含む、ジョセフソン素子の為のマスクアライメント装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7216631A JPH0945971A (ja) | 1995-08-02 | 1995-08-02 | ジョセフソン素子の為のマスクアライメント方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7216631A JPH0945971A (ja) | 1995-08-02 | 1995-08-02 | ジョセフソン素子の為のマスクアライメント方法及び装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0945971A true JPH0945971A (ja) | 1997-02-14 |
Family
ID=16691466
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7216631A Pending JPH0945971A (ja) | 1995-08-02 | 1995-08-02 | ジョセフソン素子の為のマスクアライメント方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0945971A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6566146B1 (en) * | 1998-07-22 | 2003-05-20 | Philip Shek Wah Pang | Method for double-sided patterning of high temperature superconducting circuits |
-
1995
- 1995-08-02 JP JP7216631A patent/JPH0945971A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6566146B1 (en) * | 1998-07-22 | 2003-05-20 | Philip Shek Wah Pang | Method for double-sided patterning of high temperature superconducting circuits |
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