JPH0947451A - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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JPH0947451A
JPH0947451A JP20219595A JP20219595A JPH0947451A JP H0947451 A JPH0947451 A JP H0947451A JP 20219595 A JP20219595 A JP 20219595A JP 20219595 A JP20219595 A JP 20219595A JP H0947451 A JPH0947451 A JP H0947451A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、レンジゲートマーカ外成分を
軽減し、且つレンジゲートマーカ内に不感領域が存在し
ない最適な感度分布でもってドプラスペクトラムを得る
ことのできる超音波診断装置を提供することである。 【構成】本発明による超音波診断装置は、超音波をバー
スト長τのバースト波として被検体内に送信し、反射波
を受信することにより受信信号を得る手段1,2と、受
信信号を時間的に積分することにより積分信号を得る積
分器12と、レンジゲートマーカ内のドプラスペクトラ
ムを得るために積分信号を周波数解析する高速フーリエ
変換処理回路10と、積分器12がレンジゲートマーカ
の深さに相当するタイミングからτ/2だけ遅延したタ
イミングで積分を開始し、レンジゲートマーカの長さに
相当する時間継続するように積分器12を制御する手段
7,14,15とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、受信信号を周波数解析
することによりドプラスペクトラムを得る超音波診断装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】超音波は医学的な見地から様々に応用さ
れているが、その主流は超音波パルス反射法を用いて生
体の軟部組織の断層像を得る超音波診断装置である。こ
の超音波診断装置は無侵襲検査法で、組織の断層像を表
示するものであり、X線診断装置、X線CT装置、MR
Iおよび核医学診断装置などの他の診断装置に比べて、
リアルタイム表示が可能、装置が小型で安価、X線など
の被曝がなく安全性が高い、ドプラ効果を利用してドプ
ラスペクトラムや血流イメージングが可能である等の独
占的な特徴を有している。ここでは、ドプラスペクトラ
ムに着目する。ドプラスペクトラムの表示としては、縦
軸にドプラ周波数(速度)、横軸に時間、輝度を各ドプ
ラ周波数成分の強さ(パワー)でMモードのようにスク
ロール表示が使用される。
【0003】このような超音波診断装置のドプラスペク
トラム機能において、感度向上を目的として、バースト
波が実用化されている。バースト波とは複数の超音波パ
ルスの系列をいう。バースト波の時間幅をバースト長と
いう。バースト波の場合、パルス波と違って、レンジゲ
ートマーカ内のドプラ信号の積分処理に工夫が必要であ
る。図7(a)に示す従前のケースでは、レンジゲート
マーカの深さ及び長さに相当する期間t1 〜t2 に受信
されるドプラ信号だけを積分処理に取り込む。なお、t
1 は、バースト波の送信時刻t0 から、レンジゲートマ
ーカの深さに相当する時間(往復を考慮してレンジゲー
トマーカの深さの2倍の距離を超音波が伝搬するのに要
する時間)を経過した時刻であり、t2 はt1 から、レ
ンジゲートマーカの長さに相当する時間(レンジゲート
マーカの長さの2倍の距離を超音波が伝搬するのに要す
る時間)を経過した時刻である。この従前のケースで
は、バースト波のバースト長τを考慮していない、つま
り同一反射源からの反射波がバースト長τの期間、継続
的に受信されることを考慮していないので、積分信号の
感度分布を見て理解されるように、レンジゲートマーカ
よりτに相当する浅い領域からのドプラ信号が積分処理
に取り込まれてしまう。
【0004】この問題点を解決するように工夫したケー
スを図7(b)に示す。このケースでは、バースト波の
バースト長τは、レンジゲートマーカの長さに相当する
時間の半分に意図的に調整される。そして、レンジゲー
トマーカの深さ及び長さに相当する期間t1 〜t2 の後
半の期間t3 〜t2 に受信されるドプラ信号だけを積分
処理に取り込む。結果的に、積分期間とバースト長τと
は一致する。このケースでは、積分信号の感度分布を見
て理解されるように、レンジゲートマーカ外のドプラ信
号は積分処理に取り込まれない。
【0005】しかし、図7(b)のケースには次のよう
な問題点がある。距離分解能の著しい低下を回避するた
めに、バースト波のバースト長τは制限される。したが
って、レンジゲートマーカが非常に長く設定されたと
き、図7(c)に示すように、積分期間が最長のバース
ト長τmax より長くなってしまうケースが起こり得る。
この場合、レンジゲートマーカ内にも関わらず、そこか
らのドプラ信号が積分処理に全く取り込まれない、いわ
ゆる不感領域が存在してしまう。
【0006】また、ドプラスペクトラム機能には、次の
ような問題もある。パルス波ドプラ(PWドプラ)では、
レンジゲートマーカの長さを変化させると、積分期間が
変化するが、この積分期間の変化は、実質的にゲインが
変化することを意味する。また、連続波ドプラ(CWドプ
ラ)では、ドプラ信号を高域通過型フィルタ(HPF )に
かけるが、レート周波数PRF を変化させると、この高域
通過型フィルタの入力帯域に対する出力帯域の比が変化
するが、この入出力帯域比の変化は、実質的にゲインが
変化することを意味する。さらに、PWドプラ、CWドプラ
の両者に言えることとして、周波数解析としての高速フ
ーリエ変換(FFT )のデータ数の変化は、実質的にゲイ
ンが変化することを意味する。したがって、ゲインの変
化に伴って、ノイズレベルも変化してしまうという問題
があった。
【0007】また、PWドプラでは、実質的にレート周波
数を低くして、低速検出能を向上させるために、交互ス
キャンと呼ばれる機能が実用化されている。通常、ある
1本のラスタに対して超音波送受信動作をレート周波数
で所定回数繰り返しながら、順次次のラスタに移ってい
くというスキャンが行われる。これに対し、交互スキャ
ンでは、ある1本のラスタに対して超音波送受信動作を
1回行い、同じラスタに対する次回の超音波送受信動作
までに間に、他の何本かのラスタに対して1回ずつ超音
波送受信動作を行うものであり、1本のラスタに関して
見ると、超音波送受信動作の間隔が長くなり、実質的に
レート周波数が低くなるというものである。なお、同じ
ラスタに対する前後2回の超音波送受信動作の間隙に行
う超音波送受信動作の回数を交互段数として定義する。
交互段数の増加は、周波数解析のデータ数が一定であれ
ば、データ取り込み時間の延長を意味する。データ取り
込み時間の延長は、ドプラスペクトラムの表示上で周波
数分解能と時間分解能との比が変化することにつなが
る。これは好ましくないので、現在の多くの装置には、
交互段数が増加すると、それに応じて周波数解析のデー
タ数を減少させて、周波数分解能と時間分解能との比を
一定に保つ機能が装備されている。しかし、周波数解析
のデータ数の減少は、S/Nを劣化(低下)させてしま
う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的
は、レンジゲートマーカ外成分を軽減し、且つレンジゲ
ートマーカ内に不感領域が存在しない最適な感度分布で
もってドプラスペクトラムを得ることのできる超音波診
断装置を提供することである。本発明の第2の目的は、
パルス波ドプラでは積分期間の変化、連続波ドプラでは
高域通過型フィルタの入力帯域に対する出力帯域の比の
変化、周波数解析としての高速フーリエ変換(FFT )の
データ数の変化等により実質的にゲインが変化しても、
ノイズレベルは変化しない超音波診断装置を提供するこ
とである。本発明の第3の目的は、交互段数の変化等に
より周波数解析のデータ数が変化しても、S/Nが劣化
(低下)しない超音波診断装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による超音波診断
装置は、超音波をバースト長τのバースト波として被検
体内に送信し、反射波を受信することにより受信信号を
得る送受信手段と、前記受信信号を時間的に積分するこ
とにより積分信号を得る積分手段と、レンジゲートマー
カ内のドプラスペクトラムを得るために前記積分信号を
周波数解析する手段と、前記積分手段が前記レンジゲー
トマーカの深さに相当する時刻からτ/2だけ遅延した
時刻で積分を開始し、前記レンジゲートマーカの長さに
相当する時間継続するように前記積分手段を制御する制
御手段とを具備する。
【0010】本発明によれば、同一反射源からの反射波
はバースト長τの時間だけ継続するので、レンジゲート
マーカの深さに相当する時刻からτ/2だけ遅延した時
刻で積分を開始し、レンジゲートマーカの長さに相当す
る時間、当該積分を継続することにより、レンジゲート
マーカより浅い側及び深い側それぞれにτ/2に相当す
る範囲からの反射成分(受信信号)が積分処理に取り込
まれてしまうが、図7(a)のケースと比較すると、そ
のレンジゲートマーカ外成分の取り込み量(面積)は絶
対的に減少する。また、図7(c)と比較して理解され
るように、積分期間がバースト長より長くなるケースに
直面しても、レンジゲートマーカ内の不感領域を完全に
排除できる。
【0011】また、本発明による超音波診断装置は、超
音波パルスを被検体内に送信し、反射波を受信すること
により受信信号を得る送受信手段と、レンジゲートマー
カの深さ及び長さに応じた特定の期間に前記送受信手段
から出力される前記受信信号を積分することにより積分
信号を得る手段と、前記レンジゲートマーカ内のドプラ
スペクトラムを得るために前記積分信号を周波数解析す
る手段と、前記送受信手段と前記積分手段との間に設け
られ、前記積分手段による積分期間に応じた重み係数を
前記受信信号に乗算する手段とを具備する。
【0012】本発明によれば、積分期間が変化すると、
それに伴って実質的にゲインが変化してノイズレベルも
変化してしまうが、積分期間に応じた重み係数を受信信
号に乗算するので、積分期間の変化に伴う実質的なゲイ
ンの変化を打ち消して、ノイズレベルを一定に保つこと
ができる。
【0013】また、本発明による超音波診断装置は、超
音波を連続波として被検体内に送信し、反射波を受信す
ることにより受信信号を得る手段と、前記受信信号の特
定の周波数帯域を減衰するフィルタ手段と、前記フィル
タ手段の出力帯域に対する前記フィルタ手段の入力帯域
の比に応じた重み係数を前記フィルタ手段の出力信号に
乗算する手段と、ドプラスペクトラムを得るために前記
フィルタ手段の出力信号を周波数解析する手段とを具備
する。
【0014】本発明によれば、例えばレート周波数が変
化すると、それに伴ってフィルタ手段の出力帯域に対す
る入力帯域の比が変化して実質的にゲインが変化してノ
イズレベルも変化してしまうが、この比に応じた重み係
数をフィルタ手段の出力信号に乗算することにより、こ
の実質的なゲインの変化を打ち消して、ノイズレベルを
一定に保つことができる。
【0015】また、本発明による超音波診断装置は、超
音波を被検体内に送信し、反射波を受信することにより
受信信号を得る手段と、ドプラスペクトラムを得るため
に前記受信信号をデータ数で周波数解析する手段と、前
記データ数に応じた重み係数を前記受信信号に乗算する
手段とを具備する。
【0016】本発明によれば、周波数解析のデータ数が
変化すると実質的にゲインが変化してノイズレベルも変
化してしまうが、このデータ数に応じた重み係数を受信
信号に乗算することにより、この実質的なゲインの変化
を打ち消して、ノイズレベルを一定に保つことができ
る。
【0017】また、本発明による超音波診断装置は、超
音波プローブと、超音波を被検体内に送信するために前
記超音波プローブに送信電圧を印加すると共に、前記超
音波プローブを介して反射波を受信することにより受信
信号を得る送受信手段と、ノイズレベルを一定に保つた
めに前記周波数解析のデータ数の変化に追従して前記周
波数解析手段のゲインを変化させるように前記周波数解
析手段を制御し、且つ前記ゲインの変化に伴う信号レベ
ルの変化を補償するために前記送信電圧を変化させるよ
うに前記送受信手段を制御する手段とを具備する。
【0018】本発明によれば、交互段数の変化等により
周波数解析のデータ数が変化しても、周波数解析手段の
ゲインを変化させることによりノイズレベルを一定に保
つことができ、しかも周波数解析手段のゲインの変化に
伴う信号レベルの変化を、送信電圧の変化により補償す
ることができる。
【0019】
【実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図面を参
照して説明する。 (第1の実施の形態)図1は第1の実施の形態による超
音波診断装置のブロック図である。本実施の形態による
超音波診断装置は、超音波プローブ1、送受信系(T/
R)2、スペクトラムドプラユニット3、ディジタルス
キャンコンバータ(DSC)4、モニタ5、コンソール
6とから構成される。
【0020】超音波プローブ1は、圧電セラミック等の
機械運動/電気信号の可逆的変換素子としての複数の圧
電素子が一次元に配列された圧電素子アレイをその先端
に装備してなる。
【0021】送受信系2は、送信系と受信系とを有す
る。送信系は、パルス発生器、送信遅延回路、パルサと
からなる。パルス発生器は例えば5KHzのレート周波
数fr(周期;1/fr 秒)でレートパルスを繰り返し
発生する。このレートパルスはチャンネル数に分配さ
れ、送信遅延回路に送られる。送信遅延回路は、超音波
をビーム状に集束し且つ送信指向性を決定するのに必要
な遅延時間を各レートパルスに与える。パルサは、送信
遅延回路からレートパルスを受けた時刻で超音波プロー
ブ1の圧電素子にチャンネル毎に送信電圧を印加する。
これにより超音波ビームが被検体に送信される。
【0022】被検体内の音響インピーダンスの不連続面
(反射源)で反射した反射波は超音波プローブ1で受信
され、電気信号に変換される。超音波プローブ1から素
子毎に出力される電気信号は、チャンネル毎に纏められ
て受信系に取り込まれる。受信系は、プリアンプ、受信
遅延回路、加算器、位相検波回路から構成される。電気
信号は、プリアンプで増幅され、受信遅延回路により受
信指向性を決定するのに必要な遅延時間を与えられ、そ
して加算器で加算される。この加算により受信指向性に
応じた方向からの反射成分が強調された受信信号が得ら
れる。この受信信号は位相検波回路で位相検波される。
これによりドプラ効果による偏移周波数のドプラ信号が
得られる。ドプラ信号はスペクトラムドプラユニット3
に供給される。
【0023】スペクトラムドプラユニット3は、特定の
期間に供給されるドプラ信号のみをレンジゲートマーカ
ユニット8で取り出し、そして比較的動きの速い高周波
の血流成分と比較的動きの遅い血管壁や弁等の低周波の
クラッタ成分とを高域通過型フィルタ9で分離し、続い
て高域通過型フィルタ9を通過したドプラ信号を高速フ
ーリエ変換処理回路(FFT )10でリアルタイムで周波
数解析することにより、各周波数成分の強さ(パワー)
を表すドプラスペクトラムデータを生成する。レンジゲ
ートマーカユニット8でドプラ信号を取り出す特定の期
間は、コンソール6を介してBモード画像上に設定され
るレンジゲートマーカマーカの深さ及び長さに基づいて
コントローラ7で制御される。
【0024】高速フーリエ変換処理回路10で得られた
ドプラスペクトラムデータは、ディジタルスキャンコン
バータ4、図示しないディジタルアナログコンバータを
介してモニタ5にドプラスペクトラムとして表示され
る。ドプラスペクトラムの表示としては、縦軸にドプラ
周波数(速度)、横軸に時間、輝度を各ドプラ周波数成
分の強さ(パワー)として、Mモードのようにスクロー
ル表示が使用される。
【0025】レンジゲートマーカユニット8は、ドプラ
信号を乗算器(増幅器)11で振幅変調し、振幅変調さ
れたドプラ信号を特定の期間だけ積分器12で積分す
る。乗算器11による振幅変調データは、関数発生RO
M13から供給される。積分器12が積分を実行する特
定の期間は、RG幅カウンタ14及びRGスタート位置
カウンタ15により調整される。
【0026】RGスタート位置カウンタ15は、コント
ローラ7からレンジゲートマーカの深さに対応するRG位
置データの供給を受ける。RGスタート位置カウンタ1
5は、スキャンの開始からクロックパルスの計数(アッ
プカウント)を開始し、計数値がRG位置データが表す値
に達した時、スタートパルスを出力する。
【0027】RG幅カウンタ14は、コントローラ7か
らレンジゲートマーカの長さに対応するRG幅データの供
給を受ける。RG幅カウンタ14は、RGスタート位置
カウンタ15からスタートパルスを受けた時刻でクロッ
クパルスの計数(アップカウント)を開始し、計数値が
RG幅データが表す値に達する時まで計数動作を継続す
る。したがって、RG幅カウンタ14からは、レンジゲ
ートマーカの深さ及び長さに対応する特定の期間だけ、
計数信号が出力される。
【0028】積分器12は、RG幅カウンタ14から計
数信号が出力されている期間に限り積分を実行する。こ
れにより、特定の期間内の振幅変調されたドプラ信号だ
けが積分信号として取り出される。
【0029】このようにコントローラ7からのRG位置デ
ータ及びRG幅データに、レンジゲートユニット8で取り
出されるドプラ信号の期間(積分期間)が依存される。
換言するとコントローラ7はRG位置データ及びRG幅デー
タを調整することにより積分期間の開始時刻及びその時
間幅を自由に変えることができることが理解されよう。
【0030】関数発生ROM13は、RG幅カウンタ1
4から計数信号が出力されている特定の期間だけ係数を
乗算器11に出力する。ドプラ信号は乗算器11で関数
発生ROM13からの係数に応じて振幅変調される。
【0031】関数発生ROM13には、予め複数種類の
重み係数が記憶されている。関数発生ROM13には、
RG幅カウンタ14からの計数値信号と、コントローラ
7からの関数選択信号とがアドレス信号として供給され
る。アドレス信号に応じたアドレス部の係数が関数発生
ROM13から読み出される。コントローラ7は複数種
類の関数選択信号の中から、コンソール6を介して選択
された感度特性に対応する1つの関数選択信号を選択的
に関数発生ROM13に供給する。ここでいう関数とは
関数発生ROM13から読み出される係数の時間変化を
意味する。第1の関数選択信号のもとでは、関数発生R
OM13からは一定の係数(=1.0 )が読み出され、つ
まり振幅変調処理の無いが如く振る舞われる。第2の関
数選択信号のもとでは、関数発生ROM13からは、例
えばハミング窓関数を満足するように経時的に変化する
係数が読み出される。
【0032】次に本実施の形態の動作を説明する。ここ
で、以下で使用される用語を定義する。レンジゲートマ
ーカの深さに相当する時間とは、超音波送受信の往復を
考慮して、レンジゲートマーカの深さの2倍の距離を超
音波が伝搬するのに要する時間として定義する。また、
レンジゲートマーカの長さに相当する時間とは、レンジ
ゲートマーカの長さの2倍の距離を超音波が伝搬するの
に要する時間として定義する。
【0033】コントローラ7は、第1のモードと第2の
モードとを有する。第1のモードはレンジゲートマーカ
の長さに相当する時間の半分と、バースト波のバースト
長τとが一致する場合に適用され、第2のモードはレン
ジゲートマーカの長さに相当する時間の半分より、バー
スト波のバースト長τ(最長のバースト長τmax )が短
い場合に適用される。なお、図7(b)を参照して説明
した通り、バースト波のバースト長τは、レンジゲート
マーカの長さに相当する時間の半分に積極的に調整され
るのではあるが、距離分解能の著しい低下を抑える目的
であえてバースト長τに制限を与えている由により、設
定されるレンジゲートマーカによっては、レンジゲート
マーカの長さに相当する時間の半分より、バースト波の
バースト長τ(最長のバースト長τmax )が短い場合が
発生する。
【0034】第1のモードでは、図7(b)を参照して
説明した通り、バースト波のバースト長τはレンジゲー
トマーカの長さに相当する時間の半分に意図的に調整さ
れる。時刻t3 〜t2 の期間に供給されるドプラ信号だ
けがレンジゲートユニット8で積分処理に取り込まれ
る。時刻t3 は、時刻t1 からバースト長τだけ経過し
た時刻であり、時刻t1 はバースト波の送信時刻t0 か
らレンジゲートマーカの深さに相当する時間△Td を経
過した時刻である。時刻t2 は時刻t1 からレンジゲー
トマーカの長さに相当する時間△TRGを経過した時刻、
つまりレンジゲートマーカの最深部に相当する時刻であ
る。積分期間は、レンジゲートマーカの長さに相当する
時間△TRGの半分(△TRG/2)に設定される。第1の
モードでは、積分信号の感度分布を見て理解されるよう
に、レンジゲートマーカ外のドプラ信号は好ましく全く
積分処理に取り込まれない。
【0035】図2(a),(b)は第2のモードでの積
分開始時刻及び積分期間の時間幅を示すタイムチャート
であり、同図(a)は第1の関数選択信号に対応し、ま
た同図(b)は第2の関数選択信号に対応する。
【0036】第2のモードでは、図2(a),(b)に
示すように、時刻t1 ´〜t2 ´の積分期間に供給され
るドプラ信号だけがレンジゲートユニット8で積分処理
に取り込まれる。時刻t1 ´は、時刻t1 からバースト
長τの半分(τ/2)だけ経過した時刻であり、時刻t
1 はバースト波の送信時刻t0 からレンジゲートマーカ
の深さに相当する時間△Td を経過した時刻である。時
刻t2 ´は時刻t1 ´からレンジゲートマーカの長さに
相当する時間△TRGを経過した時刻である。積分期間
は、レンジゲートマーカの長さに相当する時間△TRGに
設定される。第2のモードでは、積分信号の感度分布を
見て理解されるように、レンジゲートマーカ内に不感領
域は存在しない。
【0037】このように第2のモードでは、レンジゲー
トマーカの深さに相当する時刻t1からτ/2だけ遅延
した時刻t1 ´で積分を開始し、レンジゲートマーカの
長さに相当する時間△TRG、当該積分を継続することに
より、レンジゲートマーカより浅い側及び深い側それぞ
れにτ/2に相当する範囲からのドプラ信号が積分処理
に取り込まれてしまうが、図7(a)のケースと比較す
ると、そのレンジゲートマーカ外のドプラ信号の取り込
み量(面積)は絶対的に減少する。また、図7(c)と
比較して理解されるように、積分期間がバースト長τよ
り長くなるケースに直面しても、レンジゲートマーカ内
の不感領域を完全に排除できる。
【0038】さらに図2(b)の積分信号の感度分布か
ら理解されるように、関数発生ROM13から例えばハ
ミング窓関数を満足するように経時的に変化する係数が
読み出され、ドプラ信号に乗算される場合、感度分布が
中央付近で高くなり、レンジゲートマーカより浅い側及
び深い側それぞれにτ/2に相当する範囲の感度分布が
抑制される。 (第2の実施の形態)図3は第2の実施の形態による超
音波診断装置のブロック図である。本実施の形態による
超音波診断装置は、超音波プローブ21、送受信系(T
/R)22、スペクトラムドプラユニット23、ディジ
タルスキャンコンバータ(DSC)24、モニタ25、
コンソール26とから構成される。
【0039】超音波プローブ21は、第1の実施の形態
の超音波プローブ1に同じである。送受信系22は、第
1の実施の形態の送受信系2が、超音波をパルス波(P
W)又は連続波(CW)として選択的に発生させることが
可能に改良され、アナログのドプラ信号をドプラデータ
にディジタル化して出力するように最後段にADCを追
加される。広域通過型フィルタ30は、第1の実施の形
態の広域通過型フィルタ9に同じである。高速フーリエ
変換処理回路31は、第1の実施の形態の高速フーリエ
変換処理回路10に同じである。ディジタルスキャンコ
ンバータ24は、第1の実施の形態のディジタルスキャ
ンコンバータ4に同じである。モニタ25は、第1の実
施の形態のモニタ5に同じである。
【0040】PW時には、送受信系22からのドプラ信号
はRG積分回路28に供給される。CW時には、送受信系
22からのドプラ信号はCW帯域フィルタ29に供給され
る。図4(a)に示すように、RG積分回路28は、デ
ータ数Nのドプラデータを、加算器331 と、加算器3
31 への帰還経路に挿入された遅延回路332 とで積分
する。勿論、遅延回路332 の遅延時間は、ADCのサ
ンプリング周期△TS に設定される。データ数Nは、レ
ンジゲートマーカの長さに応じた積分期間△TRGに依存
し、△TRG/△TS によりコントローラ27で決定され
る。加算器331 の前段には、ドプラデータに、積分期
間△TRGに応じた係数を乗算するための乗算器32が設
けられる。係数は、データ数Nに基づいて、1/N1/2
でコントローラ27により与えられる。
【0041】ドプラデータをデータ数Nで加算すること
により、信号レベルはN倍になり、一方、ノイズレベル
はN1/2 倍になる。したがって、レンジゲートマーカの
長さ、つまり積分期間、すなわち加算データ数の変動に
依存して、ノイズレベルが変動してしまう。本実施の形
態では、ドプラデータに係数1/N1/2 を乗算すること
により、レンジゲートマーカの長さの変動、つまり積分
期間の変動、すなわち加算データ数の変動によらず、ノ
イズレベルを一定に保つことができる。
【0042】図4(b)に示すように、CW帯域フィルタ
29は、ドプラデータの周波数帯域を入力帯域finから
出力帯域fout に制限するために、 FIR型の低域通過フ
ィルタ(FIR LPF )34と、 IIR型の低域通過フィルタ
(IIR LPF )35とが縦列に接続される。 IIR型の低域
通過フィルタ35の出力側には、濾過されたドプラデー
タに係数を乗算するための乗算器36が設けられる。こ
の係数は、入力帯域finと出力帯域fout との比に基づ
いて、(fin/fout )1/2 でコントローラ27により
与えられる。
【0043】入力帯域finが出力帯域fout に制限され
ることは、1/(fin/fout )1/2 <1のゲインがか
かることに等価的であり、これは入力帯域finと出力帯
域fout との比に応じてノイズレベルが変動してしまう
ことを意味する。本実施の形態では、 FIR型の低域通過
フィルタ34及び IIR型の低域通過フィルタ35の出力
データに係数(fin/fout )1/2 を乗算することによ
り、入力帯域finと出力帯域fout との比の変動に関わ
らず、ノイズレベルを一定に保つことができる。
【0044】図4(c)に示すように、高速フーリエ変
換処理回路31は、高速フーリエ変換処理部38でレン
ジゲートマーカの長さ、つまり積分期間に応じて、ドプ
ラデータをデータ数Nで高速フーリエ変換処理に供す
る。高速フーリエ変換処理部38の前段には、ドプラデ
ータに、係数を乗算するための乗算器37が設けられ
る。係数は、データ数Nに基づいて、1/N1/2 でコン
トローラ27により与えられる。
【0045】ドプラデータをデータ数Nで高速フーリエ
変換処理に供することにより、ノイズレベルに実質的に
1/2 のゲインがかかる。したがって、データ数の変動
に依存して、ノイズレベルが変動してしまう。本実施の
形態では、ドプラデータに係数1/N1/2 を乗算するこ
とにより、データ数の変動によらず、ノイズレベルを一
定に保つことができる。 (第3の実施の形態)図5は第3の実施の形態による超
音波診断装置のブロック図である。なお、超音波プロー
ブ41は、第1の実施の形態の超音波プローブ1に同じ
である。高速フーリエ変換処理回路50は、第1の実施
の形態の高速フーリエ変換処理回路10に同じである。
ディジタルスキャンコンバータ44は、第1の実施の形
態のディジタルスキャンコンバータ4に同じである。モ
ニタ45は、第1の実施の形態のモニタ5に同じであ
る。
【0046】本実施の形態による超音波診断装置は、超
音波プローブ41、送受信系42、スペクトラムドプラ
ユニット43、ディジタルスキャンコンバータ(DS
C)44、モニタ45、システムコントローラ46、ド
プラ用コントローラ47、コンソール48とから構成さ
れる。送受信系42は、超音波プローブ41を駆動して
交互スキャンを実行することが可能に構成されている。
交互スキャンとは、通常スキャンが、ある1本のラスタ
に対して超音波送受信動作をレート周波数で所定回数繰
り返しながら、順次次のラスタに移っていくのに対し
て、ある1本のラスタに対して超音波送受信動作を1回
行い、同じラスタに対する次回の超音波送受信動作まで
に間に、他の何本かのラスタに対して1回ずつ超音波送
受信動作を行うものであり、1本のラスタに関して見る
と、超音波送受信動作の間隔が長くなり、実質的にレー
ト周波数が低くなって低速検出能が向上するというもの
である。なお、同じラスタに対する前後2回の超音波送
受信動作の間に行う他のラスタの超音波送受信動作の回
数を交互段数として定義する。また、送受信系42は、
システムコントローラ46の制御にしたがって交互段数
を変化させることが可能に構成されている。さらに、送
受信系42は、ドプラ用コントローラ47の制御にした
がって送信電圧を変化させることが可能に構成されてい
る。
【0047】スペクトラムドプラユニット43は、ドプ
ラゲイン補正用の乗算器49と、高速フーリエ変換処理
回路50とから構成される。なお、送受信系42の出力
がディジタルでなくアナログであれば、乗算器49は増
幅器に置換される。
【0048】システムコントローラ46には、コンソー
ル48が接続される。コンソール48を介して、交互段
数を変化させることが可能である。図6に示すように、
ドプラ用コントローラ47は、データ数調整用コントロ
ーラ51と、ドプラ感度補正用コントローラ52とから
構成されている。データ数調整用コントローラ51は、
交互段数が変化してレート周波数fPRF が実質的に変化
しても、ドプラスペクトラムの表示上で周波数分解能と
時間分解能との比を一定にするように、高速フーリエ変
換処理回路50の周波数解析のデータ数を調整するため
のものである。この調整方法は周知であるので、簡単に
説明する。交互段数をK、レート周波数をfPRF 、スク
ロールスピードをS、1ピクセルに相当する周波数幅に
対する時間幅の比を表すピクセル比をPn 、係数をαと
する。まず、パラメータAA を(1)式にしたがって求
める。
【0049】AA =α・((fPRF ・S)/(Pn ・
K))…(1) ここで、データ数をN´とする。N´=Ww ・Nで与え
られる。Nは、基準データ数(通常、最小データ数とさ
れる)であり、Ww は基準データ数に対するデータ数の
比(N´/N)である。選択可能なデータ数が、16、
32、64、128、256であるとすると、例えば、
N=16であり、この場合、Ww =1、2、4、8又は
16である。
【0050】そして、(2)式にしたがってWw が求め
られる。 Ww =AA /N2 …(2) 求められたWw が、1、2、4、8、16のいずれにも
一致しない場合、求められたWw に最も近いものが選択
される。求められた、又は選択されたWw から、データ
数N´(=Ww ・N)が決定される。
【0051】なお、原理的には、交互段数がn倍になる
と、周波数解析のデータ数は、1/n1/2 倍に変更され
る。高速フーリエ変換処理回路50ではデータ数調整用
コントローラ51から、決定されたデータ数Ww ・Nの
情報を受け取り、ドプラ信号をデータ数Ww ・Nで周波
数解析に供する。データ数調整用コントローラ51で決
定されたデータ数Ww ・Nの情報は、ドプラ感度補正用
コントローラ52にも供給される。ドプラ感度補正用コ
ントローラ52には、システムコントローラ46から交
互段数Kの情報も供給される。
【0052】ドプラ感度補正用コントローラ52は、周
波数解析のデータ数の変動に伴うS/Nの変動を抑制す
るためのものである。例えば、低速検出能を半値まで下
げるように交互段数を変更すると、周波数解析のデータ
数は、1/21/2 倍に減少する。このデータ数の減少
は、S/Nを0.8dB程度低下させる。このS/Nの
低下を抑制するために、ドプラゲイン補正用の乗算器4
9のドプラゲインを、変更前の交互段数のときより、
0.8dB程度下げて、ノイズレベルを0.8dB程度
下げる。これにより、データ数によらずノイズレベルを
一定に保つことができるという効果が得られる。ただ
し、当然のこととして、ノイズレベルの低下と共に、信
号レベルも0.8dB程度低下してしまう。この信号レ
ベルの低下を補償するために、送信電圧を交互段数の変
更前より1.09倍に増大する。このようなドプラゲイ
ン調整及び送信電圧調整により、交互段数が増加して、
データ数が減少しても、S/Nが劣化しないという効果
が得られる。本発明は上述した実施の形態に限定される
ことなく種々変形して実施可能である。
【0053】
【発明の効果】本発明による超音波診断装置は、超音波
をバースト長τのバースト波として被検体内に送信し、
反射波を受信することにより受信信号を得る送受信手段
と、前記受信信号を時間的に積分することにより積分信
号を得る積分手段と、レンジゲートマーカ内のドプラス
ペクトラムを得るために前記積分信号を周波数解析する
手段と、前記積分手段が前記レンジゲートマーカの深さ
に相当するタイミングからτ/2だけ遅延したタイミン
グで積分を開始し、前記レンジゲートマーカの長さに相
当する時間継続するように前記積分手段を制御する制御
手段とを具備する。
【0054】本発明によれば、同一反射源からの反射波
はバースト長τの時間だけ継続するので、レンジゲート
マーカの深さに相当するタイミングからτ/2だけ遅延
したタイミングで積分を開始し、レンジゲートマーカの
長さに相当する時間、当該積分を継続することにより、
レンジゲートマーカより浅い側及び深い側それぞれにτ
/2に相当する範囲からの反射成分(受信信号)が積分
処理に取り込まれてしまうが、図7(a)のケースと比
較すると、そのレンジゲートマーカ外成分の取り込み量
(面積)は絶対的に減少する。また、図7(c)と比較
して理解されるように、積分期間がバースト長より長く
なるケースに直面しても、レンジゲートマーカ内の不感
領域を完全に排除できる。
【0055】また、本発明による超音波診断装置は、超
音波パルスを被検体内に送信し、反射波を受信すること
により受信信号を得る送受信手段と、レンジゲートマー
カの深さ及び長さに応じた特定の期間に前記送受信手段
から出力される前記受信信号を積分することにより積分
信号を得る手段と、前記レンジゲートマーカ内のドプラ
スペクトラムを得るために前記積分信号を周波数解析す
る手段と、前記送受信手段と前記積分手段との間に設け
られ、前記積分手段による積分期間に応じた重み係数を
前記受信信号に乗算する手段とを具備する。
【0056】本発明によれば、積分期間が変化すると、
それに伴って実質的にゲインが変化してノイズレベルも
変化してしまうが、積分期間に応じた重み係数を受信信
号に乗算するので、積分期間の変化に伴う実質的なゲイ
ンの変化を打ち消して、ノイズレベルを一定に保つこと
ができる。
【0057】また、本発明による超音波診断装置は、超
音波を連続波として被検体内に送信し、反射波を受信す
ることにより受信信号を得る手段と、前記受信信号の特
定の周波数帯域を減衰するフィルタ手段と、前記フィル
タ手段の出力帯域に対する前記フィルタ手段の入力帯域
の比に応じた重み係数を前記フィルタ手段の出力信号に
乗算する手段と、ドプラスペクトラムを得るために前記
フィルタ手段の出力信号を周波数解析する手段とを具備
する。
【0058】本発明によれば、例えばレート周波数が変
化すると、それに伴ってフィルタ手段の出力帯域に対す
る入力帯域の比が変化して実質的にゲインが変化してノ
イズレベルも変化してしまうが、この比に応じた重み係
数をフィルタ手段の出力信号に乗算することにより、こ
の実質的なゲインの変化を打ち消して、ノイズレベルを
一定に保つことができる。
【0059】また、本発明による超音波診断装置は、超
音波を被検体内に送信し、反射波を受信することにより
受信信号を得る手段と、ドプラスペクトラムを得るため
に前記受信信号をデータ数で周波数解析する手段と、前
記データ数に応じた重み係数を前記受信信号に乗算する
手段とを具備する。
【0060】本発明によれば、周波数解析のデータ数が
変化すると実質的にゲインが変化してノイズレベルも変
化してしまうが、このデータ数に応じた重み係数を受信
信号に乗算することにより、この実質的なゲインの変化
を打ち消して、ノイズレベルを一定に保つことができ
る。
【0061】また、本発明による超音波診断装置は、超
音波プローブと、超音波を被検体内に送信するために前
記超音波プローブに送信電圧を印加すると共に、前記超
音波プローブを介して反射波を受信することにより受信
信号を得る送受信手段と、ノイズレベルを一定に保つた
めに前記周波数解析のデータ数の変化に追従して前記周
波数解析手段のゲインを変化させるように前記周波数解
析手段を制御し、且つ前記ゲインの変化に伴う信号レベ
ルの変化を補償するために前記送信電圧を変化させるよ
うに前記送受信手段を制御する手段とを具備する。
【0062】本発明によれば、交互段数の変化等により
周波数解析のデータ数が変化しても、周波数解析手段の
ゲインを変化させることによりノイズレベルを一定に保
つことができ、しかも周波数解析手段のゲインの変化に
伴う信号レベルの変化を、送信電圧の変化により補償す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る超音波診断装置のブロ
ック図。
【図2】第1の実施の形態による積分期間を示すタイム
チャート。
【図3】第2の実施の形態に係る超音波診断装置のブロ
ック図。
【図4】図3のRG積分回路、CW帯域フィルタ、FF
Tのブロック図。
【図5】第3の実施の形態に係る超音波診断装置のブロ
ック図。
【図6】図5のドプラ用コントローラのブロック図。
【図7】第1の実施の形態に対応する従来の問題点の説
明図。
【符号の説明】
1…超音波プローブ、 2…送受信系、 3…スペクトラムドプラユニット、 4…ディジタルスキャンコンバータ、 5…モニタ、 6…コンソール、 7…コントローラ、 8…レンジゲートユニット、 9…高域通過型フィルタ、 10…高速フーリエ変換処理回路、 11…乗算器、 12…積分器、 13…関数発生ROM、 14…RG幅カウンタ、 15…RGスタート位置カウンタ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波をバースト長τのバースト波とし
    て被検体内に送信し、反射波を受信することにより受信
    信号を得る送受信手段と、 前記受信信号を時間的に積分することにより積分信号を
    得る積分手段と、 レンジゲートマーカ内のドプラスペクトラムを得るため
    に前記積分信号を周波数解析する手段と、 前記積分手段が前記レンジゲートマーカの深さに相当す
    る時刻からτ/2だけ遅延した時刻で積分を開始し、前
    記レンジゲートマーカの長さに相当する時間継続するよ
    うに前記積分手段を制御する制御手段とを具備したこと
    を特徴とする超音波診断装置。
  2. 【請求項2】 前記送受信手段と前記積分手段との間に
    設けられ、前記積分信号の空間的感度分布が前記レンジ
    ゲートマーカの外側で0に近似するように前記受信信号
    に重み係数を乗算する手段をさらに備えることを特徴と
    する請求項1記載の超音波診断装置。
  3. 【請求項3】 超音波をバースト長τのバースト波とし
    て被検体内に送信し、反射波を受信することにより受信
    信号を得る送受信手段と、 前記受信信号を時間的に積分することにより積分信号を
    得る積分手段と、 レンジゲートマーカ内のドプラスペクトラムを得るため
    に前記積分信号を周波数解析する手段と、 前記バースト長τが前記レンジゲートマーカの長さに相
    当する時間より短い場合、前記積分手段が前記レンジゲ
    ートマーカの深さに相当する時刻からτ/2だけ遅延し
    た時刻で積分を開始し、前記レンジゲートマーカの長さ
    に相当する時間継続するように前記積分手段を制御し、
    前記バースト長τと前記レンジゲートマーカの長さに相
    当する時間の半分とが一致する場合、前記積分手段が前
    記レンジゲートマーカの深さに相当する時刻からτだけ
    遅延した時刻で積分を開始し、前記レンジゲートマーカ
    の長さの半分に相当する時間継続するように前記積分手
    段を制御する制御手段とを具備したことを特徴とする超
    音波診断装置。
  4. 【請求項4】 超音波パルスを被検体内に送信し、反射
    波を受信することにより受信信号を得る送受信手段と、 レンジゲートマーカの深さ及び長さに応じた特定の期間
    に前記送受信手段から出力される前記受信信号を積分す
    ることにより積分信号を得る手段と、 前記レンジゲートマーカ内のドプラスペクトラムを得る
    ために前記積分信号を周波数解析する手段と、 前記送受信手段と前記積分手段との間に設けられ、前記
    積分手段による積分期間に応じた重み係数を前記受信信
    号に乗算する手段とを具備したことを特徴とする超音波
    診断装置。
  5. 【請求項5】 超音波を連続波として被検体内に送信
    し、反射波を受信することにより受信信号を得る手段
    と、 前記受信信号の特定の周波数帯域を減衰するフィルタ手
    段と、 前記フィルタ手段の出力帯域に対する前記フィルタ手段
    の入力帯域の比に応じた重み係数を前記フィルタ手段の
    出力信号に乗算する手段と、 ドプラスペクトラムを得るために前記フィルタ手段の出
    力信号を周波数解析する手段とを具備したことを特徴と
    する超音波診断装置。
  6. 【請求項6】 超音波を被検体内に送信し、反射波を受
    信することにより受信信号を得る手段と、 ドプラスペクトラムを得るために前記受信信号をデータ
    数で周波数解析する手段と、 前記データ数に応じた重み係数を前記受信信号に乗算す
    る手段とを具備したことを特徴とする超音波診断装置。
  7. 【請求項7】 超音波プローブと、 超音波を被検体内に送信するために前記超音波プローブ
    に送信電圧を印加すると共に、前記超音波プローブを介
    して反射波を受信することにより受信信号を得る送受信
    手段と、 ノイズレベルを一定に保つために前記周波数解析のデー
    タ数の変化に追従して前記周波数解析手段のゲインを変
    化させるように前記周波数解析手段を制御し、且つ前記
    ゲインの変化に伴う信号レベルの変化を補償するために
    前記送信電圧を変化させるように前記送受信手段を制御
    する手段とを具備したことを特徴とする超音波診断装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002113002A (ja) * 2000-10-12 2002-04-16 Hitachi Medical Corp 超音波画像診断装置
JP2007007412A (ja) * 2005-06-28 2007-01-18 Siemens Medical Solutions Usa Inc 利得の動き適合を行なう超音波画像化装置
JP2016153005A (ja) * 2016-05-30 2016-08-25 東芝メディカルシステムズ株式会社 超音波診断装置、画像処理装置及び画像処理プログラム

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