JPH0948017A - コンクリート製造形物用成形型の製造方法 - Google Patents

コンクリート製造形物用成形型の製造方法

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JPH0948017A
JPH0948017A JP21945595A JP21945595A JPH0948017A JP H0948017 A JPH0948017 A JP H0948017A JP 21945595 A JP21945595 A JP 21945595A JP 21945595 A JP21945595 A JP 21945595A JP H0948017 A JPH0948017 A JP H0948017A
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layer
male mold
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hollow
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JP21945595A
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Sukeyoshi Sekine
資能 関根
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Zokei KK
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Zokei KK
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    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B28—WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
    • B28B—SHAPING CLAY OR OTHER CERAMIC COMPOSITIONS; SHAPING SLAG; SHAPING MIXTURES CONTAINING CEMENTITIOUS MATERIAL, e.g. PLASTER
    • B28B7/00—Moulds; Cores; Mandrels
    • B28B7/06—Moulds with flexible parts
    • B28B7/065—Casting in sack or bag like moulds

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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
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  • Moulds, Cores, Or Mandrels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 岩石などに似た塊状のコンクリート製大形造
形物を型枠箱内で容易に製造可能にする。 【解決手段】 中空の塊状ないし球状で、上面に開口を
有すると共に、上半部が前記開口から赤道に達する経度
沿いの複数の割れ目で開くことができる外型10の内面
に、離型剤層を介してゴム雄型層13を設け、ゴム雄型
層の内部に発泡樹脂や水ガラス等の仮詰め材料15を充
填し、仮詰め材料の上面にゴム上面層14を設けてゴム
雄型層の開放上面と一体に接合し、次いで仮詰め材料を
ゴム上面層に設けた取出口16から外に取出し、ゴム雄
型層とゴム上面層とからなるゴムの中空雄型18を外型
の外に脱型し、この中空雄型18を型枠箱19に入れる
と共に、中空雄型内に流体を注入して膨らませ、型枠箱
内の中空雄型の外に凝固性流動体を充填し、凝固性流動
体が固まったら中空雄型内の流体を排出し、体積を小さ
くして凝固層20から脱型し、凝固層中に生じた中空雄
型の跡を成形空間21にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、消波、護岸のた
めに海岸、河川に敷設するコンクリート製の岩石などの
塊状の大形造形物を天然岩石などを雄型にして製造する
ための成形型の製造方法に関する。尚、雄型は天然岩石
以外に、木、発泡スチロールなどで中実に作った岩石状
の大形の物体でも、金属板や、FRPで中空に作った岩
石状の大形の物体でもよい。又、気球や、風船等の表面
に任意の材料で立体模様を彫刻したものでもよい。
【0002】
【従来の技術】本特許出願人は、塊状のコンクリート製
大型造形物を成形するための雌型の製造方法として、特
願平6−31988号で、岩石状の大きな雄型を支持台
上に固定し、支持台と接する部分を除いて雄型を粘土等
の塑造材料で被覆し、この被覆層の上半部にFRP又は
FRGを積層し、固めて椀状裏型を作ると共に、下半部
の回りに経度沿いの割れ目で分割できるようにFRP又
はFRGを積層し、固めて複数の分割裏型片を作り、次
いで椀状裏型と、その内側の被覆層の上半部、及び一つ
置きの分割裏型片と、その内側の被覆層の撥形曲面片を
雄型から外し、外した分割裏型片を雄型に対し元の状態
に取付けてその内側に凝固性流動体を注入し、分割裏型
片と一体に固めて分割雌型片とし、それから残りの一つ
置きの分割裏型片と、その内側の被覆層の撥形曲面片を
雄型から外し、外した分割裏型片を雄型に対し元の状態
に取付けてその内側に凝固性流動体を注入し、分割裏型
片と一体に固めて分割雌型片とし、こうして全部の分割
雌型片を作ったら、外してあった椀状裏型を雄型の上半
部に被せてその下周縁を全部の分割裏型片上に固定し、
椀状裏型の頂上に設けた注入孔から椀状裏型の内側に凝
固性流動体を注入し、椀状裏型と一体に固めて椀状雌型
とし、その後、椀状雌型、及び全部の分割雌型片を雄型
と支持台とから脱型することを提案した。この製造方法
を本書では以下、A方法と記す。このA方法で製造した
雌型は、脱型した椀状雌型と全部の分割雌型片を元通り
に組立てると、支持台を囲んで全部の分割雌型片に一部
宛形成された切欠きが集結し、コンクリート注入口用の
開口を構成する。
【0003】又、同様な雌型の製造方法として、本特許
出願人は、特願平6−85296号で、岩石状の大きな
雄型を支持台上に固定し、支持台と接する部分を除いて
雄型を天然ゴム、合成ゴム等の弾性材料で被覆し、この
弾性被覆層上に、その頂部極から支持台の周囲に向かっ
て経度沿いに多数のチェン列や金網帯を取付けて雌型と
し、その弾性被覆層の下半部をチェン列や金網帯を避け
て経度沿いの割れ目により複数の分割片に切開し、その
割れ目には割れ目を開閉するファスナを設け、ファスナ
で割れ目を開いて雌型を雄型及び支持台から脱型し、支
持台から脱型した跡によりコンクリート注入用の開口を
形成することを提案した。この製造方法を本書では以
下、B方法と記す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記A方法で製造した
雌型も、B方法で製造した雌型も、コンクリート注入用
の開口を上に向け、そこから内部に生コンを注入、充填
することによって所定の形態のコンクリート製大形造形
物を製造できるが、雌型はいずれも大きな塊状であるた
め、内部に生コンを充填するときから、充填した生コン
が固まるまでの間、注入用の開口を上に向けて宙に支持
するのに大掛かりな装置を必要とすると共に、その作業
に多大な手数と、時間を要する。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、A方法
や、B方法で製造した上面にコンクリート注入用の開口
を有すると共に、上半部が前記開口から赤道に達する経
度沿いの複数の割れ目により開くことができる雌型を外
型に利用し、型枠箱内に造形物を成形する成形空間を得
るようにしたのであって、請求項1のコンクリート製造
形物用成形型の製造方法は、中空の塊状ないし球状で、
上面に開口を有すると共に、上半部が前記開口から赤道
に達する経度沿いの複数の割れ目で開くことができる外
型の内面に、離型剤層を介してゴム雄型層を設け、ゴム
雄型層の内部に発泡樹脂や水ガラス等の仮詰め材料を充
填し、仮詰め材料の上面にゴム上面層を設けてゴム雄型
層の開放上面と一体に接合し、次いで仮詰め材料をゴム
上面層に設けた取出口から外に取出し、ゴム雄型層とゴ
ム上面層とからなるゴムの中空雄型を外型の外に脱型
し、この中空雄型を型枠箱に入れると共に、中空雄型内
に流体を注入して膨らませ、型枠箱内の中空雄型の外に
凝固性流動体を充填し、凝固性流動体が固まったら中空
雄型内の流体を排出し、体積を小さくして凝固層から脱
型し、凝固層中に生じた中空雄型の跡を成形空間にする
ことを特徴とする。又、請求項2のコンクリート製造形
物用成形型の製造方法は、中空の塊状ないし球状で、上
面に開口を有すると共に、上半部が前記開口から赤道に
達する経度沿いの複数の割れ目で開くことができる外型
の内面に、離型剤層を介してゴム雄型層を設け、ゴム雄
型層の内部に発泡樹脂や水ガラス等の仮詰め材料を充填
し、仮詰め材料の上面にゴム上面層を設けてゴム雄型層
の開放上面と一体に接合し、次いで仮詰め材料をゴム上
面層に設けた取出口から外に取出し、ゴム雄型層とゴム
上面層とからなるゴムの中空雄型を外型の外に脱型し、
この中空雄型の一部を型枠箱の開放面を塞ぐ閉塞板の内
面に固定し、中空雄型内に流体を注入して膨らませ、型
枠箱内の中空雄型の外に凝固性流動体を充填し、凝固性
流動体が固まったら閉塞板ごと中空雄型を凝固層から脱
型し、凝固層中に生じた中空雄型の跡を成形空間にする
ことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】外型にすべき雌型を前述のA,B
どちらの方法で製造するにしても、先ず図10に示すよ
うに天然の丸形岩石などの雄型51の南極に対応する部
分を上に向け、そこに多角形の支持台52を固定する。
それには雄型の南極に対応する部分にドリルで複数の孔
を開け、孔内にアンカーナット53を打込み、必要なら
ば接着剤も併用して固定し、その上に支持台52を載
せ、支持台に開設した同配置の複数の孔からボルト54
をアンカーナット中にねじ込んで締付け、支持台を雄型
の南極に対応する部分上に固定し、それからクレーンな
どで雄型を吊上げ、支持台52を下に向けて定盤55上
に降し、支持台を固定していない雄型の南半球の下面を
定盤から上に離す。そして、雄型51に、支持台52と
接触する部分を除いて離型剤を付着し、乾燥するか、固
化させる。
【0007】図11はA方法で製造した外型10となる
雌型で、雌型は北半球を成形するための椀状雌型111
と、経度に沿って6つとか、7つとかに分割され、集結
して組立てることにより南半球を成形する複数の分割雌
型片116からなる分割雌型115とで構成され、分割
雌型片を集結して分割雌型115を組立てると南極の位
置にコンクリート注入用の開口11が生じる。従って、
分割雌型片を集結して分割雌型を組立て、その上に椀状
雌型を被せて固定し、南極が上になるように雌型をひっ
くり返し、南極にある開口11から雌型の中空内部に生
コンを注入、充填して固め、椀状雌型111、分割雌型
115を分解することで製品が脱型できる。
【0008】雌型を製造するには、離型剤を付着した雄
型の回りに粘土、石膏、パラフィン、蝋、油粘土、樹脂
粘土、水ガラス、寒天などの塑性材料、好ましくは厚さ
10mm程度の板状に成形した固まることがない軟らか
い粘土板を貼って10〜30mm程度の厚さに被覆し、
塑性材料による被覆層130を作る。被覆層130の下
部は支持台52の回りを囲む(図12)。次いで、被覆
層130の全表面に離型剤を付着し、被覆層130の上
半部にFRP(繊維強化樹脂)、又はFRG(繊維強化
ゴム)を手貼り法、機械吹付け法などで3〜10mmの
厚さに積層し、固めて椀状裏型112を作る。このと
き、椀状裏型の下端周縁部には外方に張出す一体の鍔1
13も同時に作る。又、被覆層130の下半部の回りに
は経度に沿った割れ目12で例えば6つに分割される曲
面を有する撥形の分割裏型片117を同様にFRP、又
はFRGを3〜10mmの厚さに積層し、固めて作る。
このとき分割裏型片の上縁部には外方に張出し、前記鍔
113と接面する鍔片118、両側縁部に、隣接した分
割裏型片の側縁部のフランジと接合するフランジ11
9,119も一体に作る。この各分割裏型片の下端は支
持台52の多角形の一辺宛に接触する。裏型の原料であ
るFRPは、ガラス繊維強化ポリエステル樹脂、炭素繊
維強化ポリエステル樹脂、ナイロンケプラー、アラミド
等の繊維や、繊維メッシュと硬化性の樹脂からなる複合
硬化性材料であり、FRGは上記の繊維や、繊維メッシ
ュとウレタンゴム、合成ゴム等からなる複合材料のこと
である。
【0009】椀状裏型、分割裏型片が固まったら、図1
3に示すように、椀状裏型112を被覆層130の上半
部から脱型し、椀状裏型と分割裏型片の合せ目(地球で
言えば赤道)に沿って被覆層130を横に切断し、被覆
層の上半部130´を雄型51から取り除く。それか
ら、例えば偶数番の一つ置きの分割裏型片117−I
I,IV,VIを被覆層の下半部から剥し、偶数番の分
割裏型片と奇数番の分割裏型片117−I,III,V
の割れ目(地球で言えば経度)に沿って支持台の所まで
被覆層の下半部を縦に切断する。
【0010】それから、図14に示すように、偶数番の
分割裏型片で覆われていた被覆層の撥形曲面片を雄型か
ら取り除き、先に剥した偶数番の分割裏型片の内面全体
に、例えばモルタル壁の下地材であるラス、エキスパン
ドメタル等の屈曲して全体的に波打つ立体網目材121
をボルトナット、釘、接着剤等で固定したのち、この各
分割裏型片の両側縁のフランジ119,119を隣の奇
数番の分割裏型片のフランジにボルトナットなどで接合
して偶数番の各分割裏型片を元通りに雄型の回りに組立
て、それから分割裏型片の内側、つまり被覆層の撥形曲
面片を取り除くことにより生じた偶数番の分割裏型片と
雄型の下半部との間の空間に上から凝固性流動体、例え
ばシリコン樹脂、二液性のウレタン樹脂、二液性の合成
ゴム、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂等を注入し、凝
固させて曲面を有する撥形の分割凝固片120にする。
この分割凝固片は、分割裏型片の内面に固定した立体網
目材121を埋めて凝固し、分割裏型片と一体になって
偶数番の分割雌型片115になり、下端は支持台の一つ
置きの一辺に接触する。次に奇数番の分割裏型片と、そ
の内側の被覆層の扇形曲面片を雄型から脱型し、各分割
裏型片の撥形曲面片を取り除き、内面に立体網目材12
1を固定したのち両側縁のフランジ118,118を隣
接する偶数番の分割裏型片のフランジに接合して奇数番
の各分割裏型片を元通り雄型の回りに組立て、その内側
に上から凝固性流動体を注入し、凝固させて分割裏型片
と一体の曲面を有する撥形の分割凝固片120にし、奇
数番の分割雌型片116を作る。この分割凝固片も下端
は支持台52の多角形の残りの一辺宛に接触する。
【0011】分割雌型片115の数が6枚、8枚、10
枚等の偶数の場合は、上記の操作によって所要の偶数の
分割雌型片を作ることができる。分割雌型片の数が7
枚、9枚、11枚等の奇数、例えば9枚の場合は2,
4,6,8の偶数番の分割雌型片と、1,3,5,7の
奇数番の分割雌型片とを作り、最後に9番の分割雌型片
を作る。
【0012】そして、凝固性流動体を注入する際には、
その前に雄型の露出部分と、隣接した分割裏型片の内側
の被覆層や、凝固片の側面に離型剤を付しておく。
【0013】こうして、分割雌型片の全部を雄型の下半
部の回りに組立て状態に作ったら、その各分割雌型片の
分割凝固片の上面に離型剤を付し、脱型してあった椀状
裏型112の頂上に注入孔112´を開け、内面に立体
網目材121を固定したのち、図15に示すように雄型
に上から被せ、下端周縁部の鍔113と、分割裏型片の
上縁の鍔片118をボルトナットなどで接合し、これに
より椀状裏型の内側の下端を分割裏型の内側の分割凝固
片で塞ぎ、頂上の注入孔から凝固性流動体を注入し、凝
固させて椀状凝固殻114にする。この椀状凝固殻11
4は椀状裏型の内面に固定した網目材121を埋めて凝
固するため椀状裏型12と一体になり、椀状雌型111
を構成する。尚、注入孔112´は椀状凝固殻で塞がれ
る。
【0014】椀状凝固殻が固まったら鍔113と鍔片1
18の接合を外し、椀状雌型111を雄型51から脱型
し、又、フランジ119同志の接合を外し、分割雌型1
15を構成する全部の分割雌型片116を雄型51、及
び支持台52から脱型する。全部の分割雌型片は支持台
52の多角形の各辺に接触して形成された直線部分11
6´を下端に有するため、フランジ119同志を接合し
て分割雌型115を組立てると、この直線部分は分割雌
型の下面の中心部に支持台の跡の多角形の開口11にな
る。
【0015】分割雌型115を組立て、その上に椀状雌
型111を被せ、鍔113と鍔片118同志を接合する
と、中空の雌型が構成できる。この雌型の天地を逆にし
て開口11を上に向け、図16に示すように雌型の形態
に応じアングル鋼などを溶接して組立てた架台140の
上に置き、下になった椀状雌型の鍔113の下面と、椀
状雌型の下になった下面部を上記架台で下から支えて安
定化すると共に、上になった分割雌型の開口11を水平
にし、開口11からセメントコンクリート、レジンコン
クリートなどの生コンCを雌型の内部に注入し、途中で
数本のフック127の長い脚127´を開口11の周囲
から雌型内部に挿入し、生コンの注入を続けて開口11
が塞がるまで充填し、充填した生コンが固化し、製品に
なるのを待つ。そして、固化したら上になっている分割
雌型片のフランジ119同志の接合を外すと共に椀状雌
型の鍔113に対する鍔片118の接合も外して全部の
分割雌型片を製品から脱型し、長い脚を製品中に入れた
フック127にクレーンなどからのロープを掛けて製品
を吊り上げ、椀状雌型111を製品から脱型し、製品は
養生ヤードに運んで降す。
【0016】夫々隣接する分割雌型片116は、側縁の
フランジ119の、開口11に近い端部を連結するボル
ト、ナット128を、製品から脱型するために分解する
際に外さないで残し、これによって6枚とか、7枚の各
分割雌型片を図17に示すように個々に上向きに回動可
能に集結した状態で一体にしておくと、全部の分割雌型
片を上向きに回動して製品から剥したのちクレーンなど
で一体に吊上げて脱型できると共に、椀状雌型の上にク
レーンなどで降ろし、一つ宛の分割雌型片を開いてその
鍔片118を椀状雌型の鍔113に上から接触させて椀
状雌型と組立てることができる。これにより一枚宛バラ
バラになった分割雌型片を製品から脱型したり、椀状雌
型と組立てる手数と時間が大幅に省ける。尚、この場
合、ボルト128を通すため各フランジ119の、開口
11に近い端部に開設する孔の直径は、ボルトの軸部よ
りも太くし、ボルトはその孔に弛く通って分割雌型片が
容易に回動できるようにしておくとよい。
【0017】椀状雌型111と、分割雌型115の合せ
目(赤道)は雄型51の最大胴回りに沿って設ければよ
く、合せ目の面は水平であっても、水平に対し傾いてい
ても、或いは凹凸していてもよい。要は椀状雌型111
が雄型51の上半部や、天地を逆にして製品を成形した
ときに製品の下半部から容易に脱型できるようになって
いればよい。
【0018】図18はB方法で製造した外型10となる
雌型で、雌型は北半球を成形するための椀状部211
と、椀状部とは一体であるが経度に沿った割れ目12で
6つとか、8つとかに分割され、集結させることにより
南極を除いて南半球を成形する複数の分割片212とで
構成され、分割片の割れ目を閉じて集結させると南極の
位置にコンクリート注入用の開口11が生じる。従っ
て、図18(イ)のように分割片を集結し、南極が上に
なるように雌型の天地を逆にし、南極にある開口11か
ら雌型の中空内部に生コンを注入、充填して固め、図1
8(ロ)のように分割片の割れ目を開くと、雌型の中空
内部から製品を脱型することができる。
【0019】この雌型を製造するには、前述のように離
型剤を付着した雄型51の回りに天然ゴム、合成ゴムを
何層にも吹付けるか、何層にも塗り重ね、厚さが10〜
30mm程度の積層した弾性被覆層220を作る。弾性
被覆層220を作るには、支持台52を上に固定した雄
型をクレーンなどで吊上げ、雄型の天地を逆にし、支持
台52を下に向けて定盤55上に降し、支持台を固定し
ていない雄型の南半球の下面を定盤から上に離し、次い
で雄型に離型剤を付し、その上に弾性被覆層を作るか、
又は支持台を上に固定した姿のまゝ付けることができる
範囲で離型剤を付け、離型剤上に弾性被覆層を作り、そ
れからクレーンなどで吊上げて雄型の天地を逆にし、支
持台52を下に向けて定盤55上に降し、雄型の、未だ
弾性被覆層を作っていない面に離型剤を付し、その上に
弾性被覆層を作る。こうして作った弾性被覆層の下部は
支持台の回りを囲む(図19)。
【0020】被覆層を作る際、被覆層の頂部極(北極)
に多数本のチェン列や金網帯230…の上端を連結する
アンカー留具231のアンカーを埋めて固定すると共
に、その各チェン列や金網帯を支持台52の周囲に向か
って配列する経度に沿い適当な間隔を保ってアンカーボ
ルト232のアンカーを埋めて固定する。チェン列はマ
ンテルチェンや卵形リンクを交互に90°向きを変えて
連結した1本宛のリンクチェンでよい。又、金網帯は金
属線を織成、又は編成して構成され、360°どの方向
にも自在に屈曲する可撓なメッシュで、例えばベルトコ
ンベア用の金網(日本フィルコン株式会社、商品名スパ
イラル金網NTN−1やNTN−2)が使用でき、好ま
しくは赤道での最大幅が30cmや60cmで、北極と
南極に向かって幅が狭くなった球状の紙風船を構成する
図24イに示すような舟形片がよい。これにより、弾性
被覆層220が固まったら上端を北極のアンカー留具2
31に連結した多数本のチェン列や金網帯の一つ宛を所
定の間隔で経度沿いに下げ、長さの所々をアンカーボル
ト232にナットで固定し、下端を支持台の回りに到達
させる。チェン列の配列間隔や金網帯の隣接間隔は被覆
層220の赤道の回りで約5〜10cm程度でよい。
【0021】弾性被覆層220のチェン列や金網帯を配
列固定する面は、雄型の表面とほゞ同じに凹凸している
ので、配列固定したチェン列や金網帯はその凹凸に做っ
て屈曲し、その一つ宛の長さは一様ではない。この様に
弾性被覆層の凹凸に做ってチェン列や金網帯を屈曲させ
て弾性被覆層上に固定するため、アンカーボルト232
のボルトは図25に示すようにアンカー232´に対し
て首振可能なものを使用する。尚、1本宛のチェン列を
固定するためのアンカーボルトは弾性被覆層の経度沿い
に一列宛設ければよいが、金網帯の場合は幅があるの
で、金網帯の一枚に付きアンカーボルト232は経度沿
いに複数列設ける。
【0022】弾性被覆層上の隣接したチェン列や金網帯
230,230の所々を連結具233で連結することが
好ましい。この連結具は針金や、ボルトナット等でもよ
いが、隣り合ったチェン列同志や金網帯同志は異なって
屈曲していることもあるので長さを伸ばすことができる
コイルバネやゴム等の弾性材234、図27のようにコ
イルバネ234などで牽引された弾性連結具235が適
している。
【0023】上記したチェン列や金網帯を配列する前、
又は配列固定後に、弾性被覆層220の下半部をチェン
列や金網帯230とは異なる経度に沿って支持台の所ま
で切開して複数、例えば8枚の分割片212とし、その
割れ目12に、割れ目を開閉するファスナ221を設け
る。ファスナ221は割れ目に跨がって接着などで取付
けた図26(イ)のスライドファスナや、C形断面の凹
溝と、この凹溝に嵌合するΩ形の突条となるプラスチッ
ク製の弾性変形して係合、離脱する図26(ロ)のファ
スナ(徳重ゴム工業株式会社、商品名シスナ)でもよい
し、割れ目の一方に沿い弾性被覆層を加工して形成した
C形断面の凹溝と、割れ目の他方に沿い弾性被覆層を加
工し、上記凹溝に嵌合するΩ形の凸条とからなる図26
(ハ)のシスナ形のファスナであってもよい。尚、分割
片212を例えば8枚にする場合は、支持台の形を正八
角形にするなど、支持台の形を分割片の枚数の正多角形
にすると、正多角形の角が割れ目を形成する位置の目安
になるので、割れ目の形成作業が容易になり、好まし
い。
【0024】こうして弾性被覆層220を作り、その外
に多数のチェン列や金網帯230を経度方向に取付ける
と共に、弾性被覆層の下半部を複数の分割片212に切
開し、その割れ目にファスナ221を設けて雌型が完成
すると、ファスナで割れ目を開き、図19に示すように
全部の分割片212を雄型から剥し、雌型を雄型、及び
支持台から上に脱型する。この雌型100の割れ目をフ
ァスナで閉じ、分割片212を集結すると、支持台52
に接触して形成された分割片の下端によってコンクリー
トを注入するための開口11が形成される。支持台52
が多角形であると、開口11も同じ多角形になる。
【0025】この雌型を使用して塊状の大形造形物(製
品)を製造するには、ファスナ221で分割片の割れ目
を開き、雌型の内部全面に離型剤を付着し、ファスナを
閉じて雌型を取り囲む架台240の内部に開口11を上
にして雌型を入れ(図20)、架台の柱や、柱と柱を連
結する横梁に一端を取付けた多数の伸縮連結具241、
例えばターンバックルや、ピストンシリンダ、機械式ジ
ャッキ、エアバッグなどの気体式ジャッキ、水などの液
体による液体式ジャッキなどの他端を雌型の下半部や分
割片の回りに横から、斜め上から、斜め下から向けてチ
ェン列や金網帯と連結し、自立できない雌型をこれらの
伸縮連結具241で塊状に立たせ、開口11を上に向
け、水平にする(図21,図22)。尚、雌型の下面は
架台の床や、床の上に置いた石塊等で支持してもよい
が、架台の床にもピストンシリンダやジャッキを上向き
に取付け、これらで雌型の下面を支持してもよい。
【0026】伸縮連結具241で立たせた雌型の姿は雄
型と同じでなくてもよい。床に置く石塊を変えたり、石
塊を置く位置を変えたり、雌型を下から支えるジャッキ
などを含み、雌型を回りから押したり、引張ったりする
伸縮連結具の押し具合や引き具合を種々に変化させるこ
とにより雌型を構成する弾性被覆層220は種々に弾性
変形し、チェン列や金網帯230は被覆層の変形に追従
して自在に撓み、雌型の姿は種々に変る。
【0027】こうして架台内で雌型が立ったら、図18
(イ)に示すように開口11からセメントコンクリー
ト、レジンコンクリートなどの生コンCを雌型内に開口
が塞がるまで充填し、充填が終了したら開口の部分の生
コンに吊り下げ用の逆U字型フック214を挿入し、充
填した生コンが固化して製品になるのを待つ。そして、
固化したら、分割片212と連結した伸縮連結具等を分
割片から外し、ファスナ221で分割片212の割れ目
を開き、分割片をミカンの皮をむくように製品から剥し
て開き(図18ロ,図23)、製品に固定されたフック
214にクレーンなどからのロープを掛けて吊り上げ、
雌型の椀状部211を製品から剥して脱型し、製品は養
生ヤードに運んで降ろし、養生する。
【0028】次の製品を製造するには、雌型の内面全体
に離型剤を付着し、ファスナ221で割れ目を閉め、分
割片212の回りに再び伸縮連結具等を連結し、開口1
1を上に向けて雌型を再び立たせる。このとき、床に置
く石塊を変えたり、石塊の位置を変えたりすると共に、
伸縮連結具の押し具合、引き具合を前回と変化させるこ
とにより雌型は別の姿になる。従って、開口から生コン
を充填して同じ手順で前回とは姿が違った製品が製造で
きる。隣接するチェン列や金網帯をコイルバネやゴム等
の弾性材234や、コイルバネなどで牽引された弾性連
結具235で連結したが、図21に示すようにこれらの
コイルバネや弾性材234、連結具235によって所々
でチェンを連結してチェン列を構成したり、図24ロに
示すように金網帯を上下方向の複数片に分割し、その各
片の上下方向に隣接したもの同志をコイルバネやゴム等
の弾性材234や、連結具235で連結してもよい。こ
うすることによって雌型の姿をより大きく変化させるこ
とができ、バラエティに富む種々な姿の製品や、重量が
違う製品が製造できる。
【0029】更に、図20,21に示すように雌型の、
分割片を除く下半部の外面に、チェン列や金網帯の外で
赤道から南極に至る迄、適当な間隔で緯度沿いにチェン
列230と同様な緯度チェン列236を巻付け、このチ
ェン列236とチェン列や金網帯230とを針金や、ボ
ルトナット等で連結し、チェン列や金網帯230の隣接
するもの同志の連結は省略してもよいし、省略しなくて
もよい。この緯度チェン列236にも所々にコイルバネ
やゴム等の弾性材234、弾性連結具235を介在させ
ると、雌型は変形可能になる。この緯度チェン列によっ
て雌型の下半部をより強力に補強することができる。
【0030】又、隣接するチェン列や金網帯230,3
0を非伸縮性の連結具233で連結すると、雌型の内部
の体積は一定以上に大きくならないため、体積が同じで
姿が変った製品や、ジャッキなどの伸縮連結具で雌型を
凹ませ、雌型の内部の体積よりも体積が少ない、姿が変
った製品を製造することができる。
【0031】前述したようにA方法で製造した雌型によ
って製品を成形するには、生コンを流込んで充填する多
角形の開口11を上に向け、架台140により雌型を安
定に支持しなければならない。そして、雌型の大きさ、
形態の変化に応じ架台は雌型毎に専用のものを作る必要
がある。又、B方法で製造した雌型によって製品を成形
するには、雌型を取り囲む架台240の中に雌型を入
れ、ターンバックル、ピストンシリンダ、機械式ジャッ
キ、エアバッグなどの気体式ジャッキ、水などの液体に
よる液体式ジャッキを使用し、自立できない雌型を回り
から引張るなどして塊状に立たせ、生コンを流込んで充
填する開口11を上に向ける必要があり、非常に手数が
かゝる。本発明はA方法や、B方法により製造した雌型
の上述した問題点を解消するために開発されたのであ
る。
【0032】請求項1、請求項2のどちらの方法で製造
するにしても、A方法で製造した中空雌型を外型に使用
するときは図11で示したように開口11を上に向けて
架台で支持し、B方法で製造した中空雌型を外型に使用
するときは図18(イ)に示したように開口11を上に
向けて架台の中に伸縮支持具141で塊状に膨らんだ状
態に支持し、いずれの場合も開口11から内部に作業員
が入って外型の内面全体に離型剤層を吹付け法や塗付法
で形成し、離型剤の乾燥後、離型剤層の内側全面に天然
ゴムや合成ゴムを何層にも吹付けるか、積層するかして
ゴム雄型層13を形成する(図1イ)。
【0033】次いで、ゴム雄型層と一体で開口11を塞
ぐゴム上面層14を作るため、作業員は開口から外に
出、外型の内側のゴム雄型層の内部に発泡樹脂、水ガラ
スなどの仮詰め材料を充填して仮詰め材料層15で開口
から露出した仮詰め材料層の上に天然ゴムや合成ゴムを
何層にも吹付けるか、積層するかして開口を塞ぐゴム上
面層14を形成し、同時にこのゴム上面層の周囲を、開
口の回りのゴム雄型層13に接合し、ゴム雄型層と一体
にする(図1ロ)。
【0034】そして、ゴム上面層14には、仮詰め材料
層15を外に取出すため開閉可能な抜取口16と、仮詰
め材料層を外に取出した後の内部に流体を注入する開閉
可能な口金17を取付け、抜取口から溶剤を注入して仮
詰め材料を溶解するか、棒状の工具を抜取口から挿入し
て仮詰め材料層を細かく砕き、外型の天地を逆にして仮
詰め材料を外に取出す。
【0035】又、外型の中空雌型がA方法製の場合は、
分割雌型片をゴム雄型層の上半部の回りから剥し、ゴム
雄型層の下半部を椀状裏型から剥し、ゴム雄型層とゴム
上面層とからなるゴムの中空雄型18を外型10から脱
型する(図1ハ)。外型の中空雌型がB方法製の場合
は、上半部の分割片の割れ目12を閉じているファスナ
221を開き、分割片212をみかんの皮をむく様にし
てゴム雄型層の上半部の回りから剥し、ゴム雄型層の下
半部を外型の下半部から剥し、ゴム雄型層とゴム上面層
とからなるゴムの中空雄型18を外型から脱型する(図
1ハ)。
【0036】前述した仮詰め材料の外への取出しは、中
空雄型を外型から脱型したあとに行ってもよい。尚、仮
詰め材料を外に取出したら取出口16の役目は終るの
で、取出口は取除き、取除いた跡をゴムを貼るなどして
塞いでもよい。
【0037】請求項1は、このようにして脱型したゴム
の中空雄型中に口金17から空気や、水などの液体を注
入して中空雄型を膨らませ、その外面に離型剤層を設
け、図1ニに示すように、口金を有するゴム上面層14
を上に向けて上面開放の型枠箱19の内部に収容し、型
枠箱の底との間に石など適当な支えを詰めて安定にし、
型枠箱内に寒天、水ガラス等の固まっても容易に破砕で
きる凝固性流動体を流込む。凝固性流動体には固まる速
度を早める促進剤等の混和材料を適量添加してもよい。
凝固性流動体を流込む量は、口金を有するゴム上面層1
4が液面上に出る程度でよい。
【0038】流込んだ凝固性流動体が固まり、中空雄型
の外に凝固層20が形成されたら口金17を開いて中空
雄型内の空気を抜き、液体の場合は口金にポンプを接続
して液体を吸い出し、中空雄型の体積を減少することに
より凝固層20から脱型する(図1ニ破線)。
【0039】そして、型枠箱内の凝固層に生じた中空雄
型の跡を成形空間21とし(図1ホ)、こゝに生コンC
を充填して大形の造形物を成形し、凝固層20を破砕し
て造形物を脱型する(図2)。凝固層が前述の水ガラス
や、寒天であれば、脱型のために破砕した破片は流動体
に戻して反覆使用できるので無駄にならない。又、空気
や、液体を中空雄型に注入して膨らませる際、その注入
量を変えると中空雄型の膨らみ具合は変化するので、こ
れにより凝固層に生じる成形空間を変えて形態が種々に
変化した造形物を1つの中空雄型で成形できる。
【0040】更に、型枠箱内の凝固層に生じた成形空間
に生コンを流込んで造形物を成形するので、成形作業が
容易であり、凝固層をこわして脱型するため脱型作業も
容易である。そして、中空雄型は中の空気や、液体を抜
出し、折畳むなどして小さく、纏められるため狭いスペ
ースに保管でき、造形物を成形する都度、膨らませ反覆
して使用できる。
【0041】請求項2は型枠箱19の開放した上面を取
外し可能に塞ぐ蓋板の下面、又は開放した下面を取外し
可能に塞ぐ底板の上面など、閉塞板の内面に、前述のよ
うに脱型したゴムの中空雄型18のゴム上面層14と、
ゴム雄型層の上記ゴム上面層を囲む部分を接着、その他
適当な手段で固定する。例えば、ゴム上面層を成形する
際にアンカーボルトのアンカー部をゴム層中に埋めて取
付け、このアンカーボルトを蓋板や、底板の孔に貫通
し、ナットで締付けてもよい。尚、蓋板や、底板には貫
通孔を設け、これにゴム上面層にある流体用の口金17
や、取出口16を通して外に突出させる。
【0042】図3は、型枠箱の開放した上面を塞ぐ蓋板
22の下面に中空雄型18のゴム上面層14を含む一部
を固定し、蓋板の上面上に突出した口金17から中空雄
型の内部に空気、又は液体を注入し、中空雄型の、蓋板
下面に固定されていない部分を型枠箱内で膨らませ、型
枠箱内の、中空雄型の外に寒天、水ガラス等の凝固性流
動体を流込んでいる状態を示す。中空雄型の、型枠内で
膨らむ部分の外面には離型剤層を設けておくとよい。
【0043】こうして凝固性流動体が固まって凝固層2
0になったら、図4に示すように蓋板ごと中空雄型を凝
固層から脱型し、型枠箱内の凝固層に生じた中空雄型の
跡を成形空間21とし、こゝに生コンCを充填して固め
ることにより大形の造形物を成形し(図5)、脱型す
る。また、蓋板と一体に凝固層から脱型した中空雄型
は、内部の空気、又は液体を外に排出し、体積を小さく
して保管する。
【0044】図6は、型枠箱19の開放した下面を塞ぐ
底板23の上面に中空雄型18のゴム上面層14を含む
一部を固定し、底板の下面より突出した口金17から中
空雄型の内部に空気、又は液体を注入し、中空雄型の、
底板下面に固定されていない部分を型枠箱内で膨らま
せ、型枠箱内の、中空雄型の外に寒天、水ガラス等の凝
固性流動体を流込んでいる状態を示す。中空雄型の、型
枠内で膨らむ部分の外面には離型剤層を設けておくとよ
い。
【0045】こうして凝固性流動体が固まって凝固層2
0になったら、図7に示すように型枠箱を持上げて凝固
層を中空雄型から脱型し、型枠箱を反転し(図8)、箱
内の凝固層20に生じた中空雄型の跡を成形空間21と
し、こゝに生コンを充填して固めることにより大形の造
形物を成形し、脱型する。又、底板と一体に凝固層から
脱型した中空雄型は、内部の空気、又は液体を外に排出
し、体積を小さくして保管する。
【0046】凝固性流動体には固まったときの強度を上
げる増強剤、固まる速度を早める促進剤等の混和材料を
適量添加してもよい。
【0047】この請求項2で製造した雌型の成形空間に
生コンを充填して造形物を成形すると、凝固層を破砕す
ることなく脱型できるので、同一形態の造形物を反覆し
て成形できる。
【0048】又、型枠箱内で中空雄型を膨らませる際
に、中空雄型中に注入する空気や、液体の量を変えるこ
とによって膨らみ具合が変わるので、注入量を調節して
凝固層中に形態の異なる成形空間を形成し、形態の異な
る造形物を1つの中空雄型で成形できる。
【0049】そして、型枠箱内の凝固層に生じた成形空
間に生コンを流込んで造形物を成形するので、成形作業
は容易である。中空雄型は中の空気や、液体を外に排出
し、図9に示すように蓋板や、底板と一体に保管箱24
に被せ、箱内に保護して保管できるため、保管中にゴム
が破られる等の事故を生じない。
【0050】
【発明の効果】請求項1によれば、型枠箱内の凝固層に
成形空間を形成し、この成形空間に生コンを流込んで造
形物を成形するので、成形作業が容易であり、凝固層を
こわして脱型するため脱型作業も容易である。そして、
成形空間を形成する中空雄型は中の空気や、液体を抜出
し、折畳むなどして小さく、纏められるため狭いスペー
スに保管でき、造形物を成形する都度、膨らませ反覆し
て使用できる。又、気体や、液体を中空雄型に注入して
膨らませる際、その注入量を変えると中空雄型の膨らみ
具合は変化するので、これにより凝固層に生じる成形空
間を変えて形態が種々に変化した造形物を1つの中空雄
型で成形できる。
【0051】請求項2によれば、型枠箱内の凝固層に成
形空間を形成し、この成形空間に生コンを流込んで造形
物を成形するので、成形作業は容易である。そして、凝
固層を破砕することなく脱型できるので、同一形態の造
形物を反覆して成形できる。更に、型枠箱内で中空雄型
を膨らませる際に、中空雄型中に注入する空気や、液体
の量を変えることによって膨らみ具合が変わるので、注
入量を調節して凝固層中に形態の異なる成形空間を形成
し、形態の異なる造形物を1つの中空雄型で成形でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】イは外型の内面にゴム雄型層を形成した断面図
である。ロは外型内の仮詰め材料層上にゴム上面層を作
成した断面図である。ハは外型の外に脱型したゴムの中
空雄型の断面図である。ニは中空雄型を膨らませて型枠
箱内に収容し、型枠箱内に凝固層を形成した断面図であ
る。ホは凝固層から中空雄型を脱型し、その跡に生コン
を流込んだ断面図である。
【図2】凝固層から製品を脱型している断面図である。
【図3】下面に中空雄型を取付けた蓋板で型枠箱の上面
を閉じ、箱内に凝固性流動体を流込んでいる断面図であ
る。
【図4】中空雄型を凝固層から脱型している断面図であ
る。
【図5】凝固層の成形空間に生コンを流込んだ断面図で
ある。
【図6】上面に中空雄型を取付けた底板で型枠箱の下面
を閉じ、箱内に凝固性流動体を流込んでいる断面図であ
る。
【図7】中空雄型を凝固層から脱型している断面図であ
る。
【図8】型枠箱を反転し、凝固層の成形空間に生コンを
流込んだ断面図である。
【図9】蓋板や、底板に取付けた中空雄型の保管状態の
断面図である。
【図10】外型用の雄型に支持台を取付けた状態を示す
一部を断面にした側面図である。
【図11】イは一部の分割雌型片を分解したA方法によ
る外型全体の平面図である。ロは上記外型の中空内部に
生コンを注入している状態の断面図である。
【図12】雄型を支持台により定盤上に支持し、A方法
で塑性材料による被覆層を形成後、椀状裏型と、分割裏
型とを成形した状態の断面図である。
【図13】椀状裏型と、一部の分割裏型を、その内側の
被覆層と共に雄型から外した状態の一部を断面にしたA
方法の側面図である。
【図14】偶数番の分割裏型を雄型から外し、その内側
の被覆層を剥したり、内面に立体網目材を固定したり、
立体網目材の固定後、元通りに雄型の回りに取付けた状
態を示すA方法の説明図である。
【図15】椀状雌型を作るため椀状裏型と雄型の上半部
との間に凝固性流動体を注入している状態を示すA方法
の断面図である。
【図16】雌型(外型)の中空内部にフックの脚を挿入
し、生コンを注入している状態のA方法の断面図であ
る。
【図17】分割雌型の全部を個々に回動可能に連結し、
その一つを製品表面から剥して開いた状態を示すA方法
の外型の側面図である。
【図18】イはB方法による雌型(外型)内に生コンを
充填している状態を示す断面図である。ロは製品を脱型
するため雌型(外型)の分割片を割れ目で開いている状
態の断面図である。
【図19】雄型の回りに弾性被覆層を作り、弾性被覆層
の分割片を開く状態を示す一部を破断したB方法の側面
図である。
【図20】雌型を架台の内部に入れる状態のB方法の説
明図である。
【図21】外面にチェン列を取付けた雌型を架台に入
れ、製品を成形する状態に立てたB方法の側面図であ
る。
【図22】外面に金網帯を取付けた雌型を架台に入れ、
製品を成形する状態に立てたB方法の側面図である。
【図23】製品を脱型するため雌型の分割片を割れ目で
開いている状態のB方法の平面図である。
【図24】イはB方法による金網帯の一例の平面図であ
る。ロはB方法による金網帯の他の一例の平面図であ
る。
【図25】弾性被覆層にアンカーボルトを取付けた状態
を示すB方法の拡大断面図である。
【図26】イはB方法による分割片の割れ目を開閉する
ファスナの第1例の断面図である。ロはB方法による分
割片の割れ目を開閉するファスナの第2例の断面図であ
る。ハはB方法による分割片の割れ目を開閉するファス
ナの第3例の断面図である。
【図27】コイルバネにより牽引されたB方法の弾性連
結具の断面図である。
【符号の説明】
10 外型 11 開口 12 割れ目 13 ゴム雄型層 14 ゴム上面層 15 仮詰め材料層 16 取出口 17 口金 18 中空雄型 19 型枠箱 20 凝固層 21 成形空間 22 蓋板 23 底板 24 保管箱

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空の塊状ないし球状で、上面に開口を
    有すると共に、上半部が前記開口から赤道に達する経度
    沿いの複数の割れ目で開くことができる外型の内面に、
    離型剤層を介してゴム雄型層を設け、ゴム雄型層の内部
    に発泡樹脂や水ガラス等の仮詰め材料を充填し、仮詰め
    材料の上面にゴム上面層を設けてゴム雄型層の開放上面
    と一体に接合し、次いで仮詰め材料をゴム上面層に設け
    た取出口から外に取出し、ゴム雄型層とゴム上面層とか
    らなるゴムの中空雄型を外型の外に脱型し、この中空雄
    型を型枠箱に入れると共に、中空雄型内に流体を注入し
    て膨らませ、型枠箱内の中空雄型の外に凝固性流動体を
    充填し、凝固性流動体が固まったら中空雄型内の流体を
    排出し、体積を小さくして凝固層から脱型し、凝固層中
    に生じた中空雄型の跡を成形空間にすることを特徴とす
    るコンクリート製造形物用成形型の製造方法。
  2. 【請求項2】 中空の塊状ないし球状で、上面に開口を
    有すると共に、上半部が前記開口から赤道に達する経度
    沿いの複数の割れ目で開くことができる外型の内面に、
    離型剤層を介してゴム雄型層を設け、ゴム雄型層の内部
    に発泡樹脂や水ガラス等の仮詰め材料を充填し、仮詰め
    材料の上面にゴム上面層を設けてゴム雄型層の開放上面
    と一体に接合し、次いで仮詰め材料をゴム上面層に設け
    た取出口から外に取出し、ゴム雄型層とゴム上面層とか
    らなるゴムの中空雄型を外型の外に脱型し、この中空雄
    型の一部を型枠箱の開放面を塞ぐ閉塞板の内面に固定
    し、中空雄型内に流体を注入して膨らませ、型枠箱内の
    中空雄型の外に凝固性流動体を充填し、凝固性流動体が
    固まったら閉塞板ごと中空雄型を凝固層から脱型し、凝
    固層中に生じた中空雄型の跡を成形空間にすることを特
    徴とするコンクリート製造形物用成形型の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000015459A1 (de) * 1998-09-10 2000-03-23 Gottlieb Binder Gmbh & Co. Verfahren zum herstellen eines schaumkörperteiles, insbesondere eines polsterschaumteiles für einen fahrzeugsitz
CN106018035A (zh) * 2016-07-06 2016-10-12 四川大学 能精确定位岩桥交角和岩桥长度的多裂隙类岩石试样模具
CN109834806A (zh) * 2019-03-25 2019-06-04 戴明轩 陶瓷器具高压注浆批量生产线
CN116533356A (zh) * 2023-05-16 2023-08-04 华南理工大学 一种混凝土板材制造模具及板材制造方法

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