JPH0948083A - 低発煙性を有する難燃性装飾材 - Google Patents
低発煙性を有する難燃性装飾材Info
- Publication number
- JPH0948083A JPH0948083A JP21948195A JP21948195A JPH0948083A JP H0948083 A JPH0948083 A JP H0948083A JP 21948195 A JP21948195 A JP 21948195A JP 21948195 A JP21948195 A JP 21948195A JP H0948083 A JPH0948083 A JP H0948083A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- surface layer
- flame
- retardant
- decorative material
- back surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Building Environments (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
することなく、塩化ビニル系樹脂製の装飾材と同等或は
それ以上に、自消性、ノンドリップ性、耐傷性、耐汚染
性及び装飾性に優れた低発煙性の難燃性装飾材を、実質
的にハロゲンを含有しない熱可塑性高分子材料によって
提供すること。 【解決手段】 実質的にハロゲンを含有しない熱可塑性
高分子材料によって成形された表面層と裏面層とから基
本的に構成される難燃性装飾材において、水和金属化合
物及び/又は燐化合物と、膨張性黒鉛とからなる難燃剤
が裏面層に添加されていることを特徴とする難燃性装飾
材。
Description
築物の床面や壁面、或は電車、航空機、バス、自動車等
の床面や内張り、その他掲示板等に用いられる装飾材に
関し、更に詳しくは、塩素等のハロゲン原子を含まない
熱可塑性高分子材料で成形された、表面強度及び意匠性
に優れた低発煙性の難燃性装飾材に関する。
装材、或は電車や航空機、バス、自動車等の床材や内張
り材には、塩化ビニル系樹脂からなるシート状の装飾材
が多く使用されている。この様な装飾材に塩化ビニル系
樹脂を使用する理由は、塩化ビニル系樹脂シートが表面
強度及び耐摩耗性に優れ、更に塩化ビニル系樹脂製のシ
ートは難燃性にも優れていることによる。
脂製の装飾材は、上記の優れた性能と共にコスト的にも
有利であるが、火災時や焼却処理時に有害な塩化水素ガ
スが発生し、火災時に塩化水素ガスによる中毒や窒息等
の危険があり、又、焼却処理時には大量の塩化水素ガス
が発生する為、環境衛生上好ましくないということが近
年問題化されつつある。更に、塩化ビニル系樹脂は難燃
性には優れているが、万一、シートが燃えてしまった場
合は、その発煙量が多いという問題もあった。
点を解決する為に、本発明者はハロゲン原子を含有せ
ず、且つ再生処理可能な難燃性装飾材の材料として、エ
チレン−エチルアクリレート共重合樹脂(以下EEAと
いう)、エチレン−メチルメタクリレート共重合樹脂
(以下EMMAという)、エチレン−酢酸ビニル共重合
樹脂(以下EVAという)等のオレフィン系共重合樹脂
や、ポリプロピレン(以下PPという)、ポリエチレン
(以下PEという)、ポリブテン−1(以下PB−1と
いう)等のオレフィン系樹脂、エチレン−プロピレン系
エラストマー(又はゴム)(以下TPOという)を検討
した。
に、ハロゲン化合物やアルミニウム、マグネシウム系の
水和金属化合物、或は赤燐、カーボンブラック、シリコ
ーン樹脂やオイル、更にメラミン樹脂等の含窒素化合物
等が難燃材料(難燃剤)として使用されている。ハロゲ
ン化合物はハロゲン化水素ガス等の有毒物質が発生する
ので問題があり、水和金属化合物は多量に添加しないと
難燃性は得られず、多量に添加すると装飾材の耐傷性が
悪くなり、又、シリコーン樹脂やオイルを添加すると耐
汚染性が悪くなり、更に赤燐やカーボンブラックはシー
トが着色されてしまう為に装飾性、デザイン性に劣ると
いった問題がある。これらの難燃剤を組み合わせること
により自消性、ノンドリップ性を有するものが得られる
が、上記の様な問題により装飾材としては使用すること
が出来なかった。
トの上に薄い被膜をコーティングし、意匠性を付与する
ことも考えられるが、被膜の厚さが30μmより薄けれ
ば、上記の難燃剤を配合したシートでも低発煙性が不十
分であるものの、ある程度の難燃性を付与することが出
来が、30μm以下の表層ではその下地の色を隠蔽する
ことが出来ず、更には床材や壁装材といった装飾材とし
ての耐摩耗性及び耐スクラッチ性といった表面強度の十
分な装飾材を得ることが出来ない。
題点を解決し、塩化ビニル系樹脂を装飾材の材料として
使用することなく、塩化ビニル系樹脂製の装飾材と同等
或はそれ以上に、自消性、ノンドリップ性、耐傷性、耐
汚染性及び装飾性に優れた低発煙性の難燃性装飾材を、
実質的にハロゲンを含有しない熱可塑性高分子材料によ
って提供することである。
よって達成される。即ち、本発明は、実質的にハロゲン
を含有しない熱可塑性高分子材料によって成形された表
面層と裏面層とから基本的に構成される難燃性装飾材に
おいて、水和金属化合物及び/又は燐化合物と、膨張性
黒鉛とからなる難燃剤が裏面層に添加されていることを
特徴とする難燃性装飾材である。
ロゲン含有樹脂やハロゲン化合物による難燃剤を使用し
なくても優れた難燃性を示し、万が一、火災等により燃
焼してもハロゲンを含有していないので有害なハロゲン
ガスは発生せず、しかもハロゲン含有の塩化ビニル樹脂
よりも低発煙性を示す。
発明を更に詳細に説明する。本発明の装飾材は、表面層
と裏面層とから基本的に構成される。表面層及び裏面層
とも実質的にハロゲン原子を含有しない熱可塑性高分子
材料によって構成される。従来、ハロゲン原子を含有し
ない熱可塑性樹脂を難燃化させる方法は種々検討されて
いるが、いずれも樹脂コンパウンド全体に難燃剤を分散
させて難燃化させる方法であった。例えば、赤燐等の燐
化合物やカーボンブラック等の難燃剤を添加すると樹脂
が赤色或は黒色に着色されてしまい、装飾材の表面層と
して任意の着色模様を形成することが出来なくなる。一
方、水酸化マグネシウムや水酸化アルミニウム等の水和
金属化合物を難燃剤として使用する場合は、樹脂がこれ
らの難燃剤によって着色されないので、装飾材を任意の
色相に着色することが出来るが、これらの難燃剤は多量
に添加しないと難燃効果が得られず、多量に添加すると
得られる装飾材の耐傷性が劣り、装飾材の表面層として
は適さないものであった。
剤を添加せずとも、装飾材全体の構成体として低発煙性
且つ難燃性を有する装飾材を提供することを目的として
更に研究した結果、装飾材を表面層と裏面層とから基本
的に構成し、該裏面層のみにある特定の難燃剤を添加す
ることにより、表面層に難燃剤を添加しなくても、積層
体(装飾材)としては低発煙で、優れた難燃性、自己消
化性及びノンドリップ性を有する構成の装飾材が得られ
ることを見出した。即ち、裏面層に水和金属化合物及び
/又は燐化合物と、膨張性黒鉛とからなる難燃剤を添加
することにより、表面層に難燃剤を添加しなくても積層
体として低発煙性で優れた難燃性を示すことがわかっ
た。尚、表面層及び裏面層ともに単層とは限らず、複数
のシート等を積層した積層構造からなるものでもよい。
全体に水和金属化合物及び/又は燐化合物と、膨張性黒
鉛とが添加され、裏面層が複数のシート等からなる積層
構造の場合は、少なくとも表面層に接する裏面層に水和
金属化合物及び/又は燐化合物と膨張性黒鉛とが添加さ
れる。本発明で使用する水和金属化合物は、難燃作用を
付与する物質であれば特に制限はなく、例えば、水酸化
アルミニウムやほう酸亜鉛等が挙げられる。
酸や硝酸或は燐酸等で酸化処理したものであり、黒鉛−
硫酸層間化合物等である。本発明ではこれらの膨張性黒
鉛のうち300〜400℃の温度で膨張し始めて50倍
以上に膨脹するのものが好ましい。これらの膨張性黒鉛
は体積比率で裏面層に2%以上添加するのが好ましい。
裏面層が単層の場合は体積比率で2%以上を添加し、裏
面層が複層の場合は裏面層全体として体積比率で2%以
上を添加することが良い。裏面層が複層の場合は表面層
と接する層には、必ず膨張性黒鉛と、水和金属化合物及
び/又は燐化合物が添加されたシートを積層し、それよ
り下の層には膨張性黒鉛や、水和金属化合物、燐化合物
を添加してもしなくてもよく、裏面層全体として膨張性
黒鉛が体積比率で2%以上添加されていればよい。
膨張性黒鉛と、水和金属化合物及び/又は燐化合物が添
加された層の総厚よりも、添加されていない層の総厚が
厚くならない様に積層するのがとりわけ良い。膨張性黒
鉛が裏面層に体積比率で2%以上添加されていると、表
面層に難燃剤が添加されていなくても装飾材を難燃化さ
せることが出来、2%以上であれば添加部数に制限はな
いが、30%以上添加してもそれ以上の難燃効果は得ら
れないので、コスト的観点から体積比率で2〜30%の
範囲で使用するのが好ましい。
裏面層の熱可塑性高分子材料100重量部に対し30重
量部以上、好ましくは30〜200重量部の割合で添加
するのが難燃性能上好ましい。燐化合物を添加する場合
は燐化合物中の燐元素の含有率が、熱可塑性高分子材料
100重量部に対し3〜10重量部の範囲となる様に添
加するのが好ましい。燐化合物としては一般に市販され
ているものを使用することが出来、例えば、樹脂等で表
面をコーティングした赤燐やポリ燐酸アンモン等のポリ
燐酸塩の他、燐酸トリフェニル、燐酸トリクレジル、燐
酸トリオクチル、燐酸ジフェニル2−エチルヘキシル等
の燐酸エステル系可塑剤等が挙げられる。
より向上させる為に、難燃剤として錫化合物を更に添加
することが出来る。錫化合物としては難燃作用のある錫
化合物であれば特に制限はされず、例えば、亜鉛水和錫
化合物(ZnSn(OH)6)、亜鉛錫酸塩(ZnSn
O3)、錫酸化物(SnO2)、水和錫化合物(SnO
2×H2O)が挙げられる。
合わせとしては、膨張性黒鉛と水和金属化合物と錫化合
物との組み合わせか、或は膨張性黒鉛と燐化合物と錫化
合物の組み合わせとすることが好ましく、その結果、難
燃性及び低発煙性とも特に優れた装飾材が提供されるの
でとりわけ好ましい。又、本発明においては、装飾材の
表面層には難燃剤を添加しなくとも低発煙性で優れた難
燃性を有する装飾材を得ることが出来るが、装飾材の表
面の装飾性、耐傷性及び耐汚染性等を損なわない程度の
量で、公知の難燃剤を添加することも勿論可能である。
する熱可塑性高分子材料は、ハロゲン原子を実質的に含
まない高分子材料であれば特に制限はないが、装飾材と
して使用するのに好ましくはポリプロピレン(PP)、
直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、超低密度ポ
リエチレン(VLDPE)、低密度ポリエチレン(LD
PE)、ポリブテン(PB)等のα−オレフィン系樹
脂、エチレン−アクリル酸エチル共重合樹脂(EE
A)、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂(EVA)、エ
チレン−メタクリル酸メチル共重合樹脂(EMMA)、
エチレン−アクリル酸メチル共重合樹脂(EMA)等の
エチレン系共重合体、若しくは三元共重合体、或はエチ
レンとアクリル酸とのエチレン系アイオノマー等の熱可
塑性合成樹脂の他、常温ではゴム弾性としての挙動をと
るが、温度上昇によって塑性変形をする高分子材料で、
硬質相と軟質相とからなる熱可塑性エラストマーでもよ
く、例えば、硬質相がポリエチレン、ポリプロピレン、
軟質相がオレフィン系ゴムからなるオレフィン系熱可塑
性エラストマー、硬質相がポリエステル、軟質相がポリ
エーテルのポリエステル系熱可塑性エラストマー、その
他ウレタン系熱可塑性エラストマー、或は水素添加した
スチレン−ブタジエンゴム、硬質相がスチレンで軟質相
がブタジエンやビニルイソプレン等からなるスチレン系
熱可塑性エラストマーやこれらを水素添加したもの等が
挙げらる。
ストマーは単体で使用しても、数種の樹脂やエラストマ
ーをブレンドして用いてもよい。又、これら樹脂、エラ
ストマーに可塑剤、安定剤、無機充填剤、有機充填剤、
滑剤、紫外線吸収剤、発泡剤、着色剤、酸化防止剤及び
ゲル化促進剤等の一般に用いられる各種添加剤を適宜配
合して使用することも可能である。
本的に上記の如き熱可塑性合成樹脂及び/又は熱可塑性
エラストマーから構成され、ポリエステル繊維、ナイロ
ン繊維、ガラス繊維等の化学繊維、麻、羊毛等の天然繊
維からなる織布、不織布等の繊維基材を裏面層の最下層
又は中間層に、装飾材の伸縮の防止や寸法安定性を向上
させる為に積層することも可能である。
ロゲンを含有しない熱可塑性合成樹脂及び/又は熱可塑
性エラストマーから成形されたシートやフイルム、或は
チップやフレークを加熱軟化させ、押し固めたインレイ
ド等の単層構造又は積層構造からなる。シートやフイル
ムはカレンダー成形法、押出成形法及びプレス成形法等
によって成形される。
には、厚さ1〜5mm、幅1〜2mの長尺状に成形する
のが良いが、これに限定されるものではなく、使用場所
に応じて、厚さ及び大きさを適宜決定して成形する。表
面層と裏面層との積層方法、或は裏面層が複層の場合の
各層のシートの積層方法は、カレンダー成形或は押出成
形と同時に、予め作成したシートを熱融着によって積層
したり、成形されたシートをラミネーター装置で加熱及
び押圧して熱融着によって積層するか、或は接着剤によ
ってシート同士をドライラミネーション方式等の公知の
積層方法によって積層することが出来る。又、壁装材や
天井材、自動車用レザー等として使用する場合も、同様
に積層することが出来、シートの厚さは0.1〜1mm
の範囲で成形される。シートの幅及び長さは用途に応じ
て適宜設定される。
化させる場合には、表面層の厚さが裏面層の厚さの2/
5以下であることが好ましく、又、床材として使用する
場合は、表面層が0.1mm以上の厚みとするのが耐摩
耗性の面から好ましい。又、壁装材やその他の装飾材に
おいても表面層が薄すぎると、裏面層の色が表面層に透
けて見えてしまい、表面の意匠性を阻害し、更に引っ掻
きによって簡単に表面層が剥げてしまうので、好ましく
は表面層の厚さは50μm以上、とりわけ100μm以
上とすることが好ましい。
様を形成したり、表面層を着色したり、或は表面層の上
に各種表面処理を施すことも可能である。表面層に印刷
模様を形成する場合は、グラビア印刷、スクリーン印刷
等で直接印刷したり、印刷模様が形成された転写紙によ
って転写印刷する等、公知の印刷手段によって任意の印
刷模様を形成することが出来る。表面層に表面処理を施
す場合も公知の処理剤が使用出来、例えば、ウレタン系
処理剤やアクリル系処理剤等が挙げられ、塩化ビニル樹
脂等の如くハロゲンが含有されていなければどの様な処
理剤を使用してもよい。処理剤の塗工方法はグラビアコ
ートやスプレー等の公知の手段によって行なうことが出
来る。更に、表面層を透明層だけで形成したり、印刷し
た透明シートを積層したり、着色シートに透明シートを
積層することも可能である。
せる為に、装飾材全体を架橋させることも可能である。
架橋の方法は、例えば、電子線を照射する方法、紫外線
照射による方法、或はそれぞれの熱可塑性高分子材料を
架橋させることの出来る化学物質(架橋剤)を配合して
行うことが出来る。
具体的に説明する。 (難燃剤含有シートの形成)表1の配合に基づいて、テ
ストロールで装飾材の裏面層となるシートの幅300m
m、厚さを適宜調整して成形し、1.0mm以上の厚さ
の場合はシート同士を熱融着によって積層して裏面層シ
ートを成形した。
合に基づいて、表面層となるシートをテストロールによ
り幅300mmとして、シートの厚さはそれぞれ適宜調
整して非難燃シートを成形した。 (表2)
合樹脂 (注2)ポリプロピレン樹脂 (注3)スチレン−ビニルイソプレン−スチレン3元共
重合樹脂 (注4)超低密度ポリエチレン樹脂 (注5)水素添加スチレンブタジエンゴム 表1から得られた難燃剤含有シートと、表2から得られ
た非難燃シートとを加熱溶融させ、厚さ2.0mmに積
層シートを成形して本発明の装飾材とした。尚、表2に
よって成形された厚さ0.5mmのシートを装飾材の表
面層とした。
の表面に、厚さ0.5mmに成形された配合7の非難燃
シートを積層して、厚さ2.0mmの本発明の装飾材を
成形した。 実施例2 厚さ1.5mmに成形された配合2の難燃剤含有シート
の表面に、厚さ0.5mmに成形された配合7の非難燃
シートを積層して、厚さ2.0mmの本発明の装飾材を
成形した。 実施例3 厚さ1.5mmに成形された配合3の難燃剤含有シート
の表面に、厚さ0.5mmに成形された配合7の非難燃
シートを積層して、厚さ2.0mmの本発明の装飾材を
成形した。
表面に、厚さ0.5mmに成形された配合7の非難燃シ
ートを積層して、厚さ2.0mmの本発明の装飾材を成
形した。 実施例5 厚さ0.2mmに成形された配合8の非難燃シートの上
に、厚さ1.5mmに成形された配合1の難燃剤含有シ
ートを積層し、更にこの表面に厚さ0.3mmに成形さ
れた配合7の非難燃シートを積層して、厚さ2.0mm
の本発明の装飾材を成形した。
を最下層とし、その上に厚さ0.2mmに成形された配
合8の非難燃シート、厚さ1.0mmに成形された配合
1の難燃剤含有シート、厚さ0.4mmに成形された配
合7の非難燃シートを順次積層し、総厚2.0mmの本
発明の装飾材を成形した。 実施例7 厚さ1.5mmに成形された配合1の難燃剤含有シート
の表面全面に、乾燥後の厚さが25μmとなる様に、難
燃剤を含有しないアクリル系樹脂を主成分とする印刷塗
料をコーティングして印刷模様を形成し、本発明の装飾
材を成形した。
の表面に、厚さ0.5mmに成形された配合7の非難燃
シートを積層し、厚さ2.0mmの比較例の装飾材を成
形した。 比較例2 厚さ1.5mmに成形された配合6の難燃剤含有シート
の表面に、厚さ0.5mmに成形された配合7の非難燃
シートを積層し、厚さ2.0mmの比較例の装飾材を成
形した。
の表面に、厚さ1.0mmに成形された配合7の非難燃
シートを積層し、厚さ2.0mmの比較例の装飾材を成
形した。これらの装飾材の難燃性及び発煙性等について
以下の試験を行なった。 (燃焼試験)上記の各装飾材を試験片とし燃焼試験を行
なって、その結果を表3に示した。装飾材の難燃試験の
方法は、アメリカ連邦航空局(FAA)PART25付
属書PART−1(12秒間&60秒間垂直燃焼試験)
25.853bに準じて行なった。
2.0インチ×12.0インチの大きさで、これを垂直
に取り付ける。そして、試験片の下部が炎から0.75
インチの所に吊るし、12秒間1.5インチの炎にあて
る。測定項目は燃焼長、残炎及びドリップ物の焼炎を測
定した。 (発煙量測定方法)ASTM F814−83の試験方
法に基づいて行った。試験装置はNBS発煙量測定装置
を使用した。 試験片 3インチ×3インチ 評価方法 4分での煙濃度(Ds値)で表した。 Ds=V/AL×log10(100/T) V:チャンバ容積 A:試料表面積 L:光路長 T:透過率
燃焼長最大平均8インチ以下、残炎は最大平均15秒以
下、ドリップ物の燃焼は最大平均5秒以下が合格、発煙
量は4分のDs値で150以下を合格とした。 「表面層の隠蔽性の評価」表面層の隠蔽性は、肉眼で判
断し、 ○:裏面層の色が隠蔽されている、 △:表面の色の薄い部分において多少裏面層の色が透け
て見える、 ×:全く隠蔽性がない と評価した。
耗性は、テーバー摩耗試験(JIS A1453)にて
測定した。 測定条件 荷重:15kg 回転数:500回転 摩耗輪:H−22 評価基準 ○:試験後に裏面層が全く見えない。 △:試験後に裏面層が僅かに透けて見える。 ×:試験後に裏面層まで摩耗する。
により、表面層に難燃剤を添加しなくても、裏面層に膨
張性黒鉛と、水和金属化合物、燐化合物及び錫化合物の
3種の化合物のうち少なくとも1種を添加することによ
り、装飾材の構成体として低発煙性で優れた難燃効果を
示し、しかもハロゲン系の樹脂や難燃剤を使用していな
いので環境にも良く、又、表面層には難燃剤が添加され
ていないので自由に色や模様を施すことが出来、更には
耐汚染性、耐傷性に優れた装飾材を提供することが出来
る。
成の効果に加え、更に自消性及び低発煙性に優れた装飾
材となる。(請求項3)の構成により、請求項1の効果
に加え、装飾材の裏面全層に膨張性黒鉛を入れなくても
難燃効果が得られ、経済的に有意である。(請求項4)
の構成とすることにより、より自消性及び低発煙性に優
れた装飾材となる。(請求項5)の構成とし、表面層の
厚さを50μm以上で、且つ裏面層の厚さの2/5以下
の厚みとすることにより、隠蔽性、耐摩耗性、耐スクラ
ッチ性等の表面性能が向上し、且つ低発煙性で、且つ難
燃性に優れた装飾材を得ることが出来る。
Claims (5)
- 【請求項1】 実質的にハロゲンを含有しない熱可塑性
高分子材料によって成形された表面層と裏面層とから基
本的に構成される難燃性装飾材において、水和金属化合
物及び/又は燐化合物と、膨張性黒鉛とからなる難燃材
料が裏面層に添加されていることを特徴とする難燃性装
飾材。 - 【請求項2】 裏面層に更に錫化合物が添加されている
請求項1に記載の難燃性装飾材。 - 【請求項3】 裏面層が複数の積層構造からなり、少な
くとも表面層に接する裏面層に、水和金属化合物及び/
又は燐化合物と、膨張性黒鉛とからなる難燃材料が添加
されいる請求項1に記載の難燃性装飾材。 - 【請求項4】 少なくとも表面層に接する裏面層に更に
錫化合物が添加されている請求項3に記載の難燃性装飾
材。 - 【請求項5】 表面層の厚さが50μm以上で、且つ裏
面層の厚さの2/5以下である請求項1又は請求項3に
記載の難燃性装飾材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21948195A JP3859749B2 (ja) | 1995-08-07 | 1995-08-07 | 低発煙性を有する難燃性装飾材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21948195A JP3859749B2 (ja) | 1995-08-07 | 1995-08-07 | 低発煙性を有する難燃性装飾材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0948083A true JPH0948083A (ja) | 1997-02-18 |
| JP3859749B2 JP3859749B2 (ja) | 2006-12-20 |
Family
ID=16736119
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21948195A Expired - Fee Related JP3859749B2 (ja) | 1995-08-07 | 1995-08-07 | 低発煙性を有する難燃性装飾材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3859749B2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004101675A1 (en) | 2003-05-16 | 2004-11-25 | Lg Chem. Ltd. | The flame retardant interior sheet with low smoke emission |
| JP2006297766A (ja) * | 2005-04-21 | 2006-11-02 | Toppan Printing Co Ltd | 化粧シート |
| JP2009019401A (ja) * | 2007-07-11 | 2009-01-29 | Lonseal Corp | オレフィン系難燃床材 |
| JP2015530429A (ja) * | 2012-08-16 | 2015-10-15 | クラリアント・ファイナンス・(ビーブイアイ)・リミテッド | 難燃性のカーペット裏当て材 |
| US10882971B2 (en) | 2015-02-03 | 2021-01-05 | Zephyros, Inc. | One part epoxy-based composition |
| US11421074B2 (en) | 2015-01-30 | 2022-08-23 | Zephyros, Inc. | Adhesive material, and method of use thereof |
-
1995
- 1995-08-07 JP JP21948195A patent/JP3859749B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004101675A1 (en) | 2003-05-16 | 2004-11-25 | Lg Chem. Ltd. | The flame retardant interior sheet with low smoke emission |
| JP2006297766A (ja) * | 2005-04-21 | 2006-11-02 | Toppan Printing Co Ltd | 化粧シート |
| JP2009019401A (ja) * | 2007-07-11 | 2009-01-29 | Lonseal Corp | オレフィン系難燃床材 |
| JP2015530429A (ja) * | 2012-08-16 | 2015-10-15 | クラリアント・ファイナンス・(ビーブイアイ)・リミテッド | 難燃性のカーペット裏当て材 |
| US11421074B2 (en) | 2015-01-30 | 2022-08-23 | Zephyros, Inc. | Adhesive material, and method of use thereof |
| US10882971B2 (en) | 2015-02-03 | 2021-01-05 | Zephyros, Inc. | One part epoxy-based composition |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3859749B2 (ja) | 2006-12-20 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR930009285B1 (ko) | 불꽃 저지성 방화직물 및 방화직물에 불꽃 저지성을 부여하는 방법 | |
| JP4184502B2 (ja) | 化粧シート | |
| CN1976809B (zh) | 具有抗涂写和改良的燃烧反应特性的装饰层压板 | |
| JP2824017B2 (ja) | 難燃性化粧材料 | |
| JP4882144B2 (ja) | 壁紙の製造方法 | |
| JPH0948083A (ja) | 低発煙性を有する難燃性装飾材 | |
| JP2001012048A (ja) | 壁装用シート | |
| JP2002029010A (ja) | 発泡壁紙 | |
| JP2002192669A (ja) | 化粧シート | |
| JP2922762B2 (ja) | 難燃性ノンハロゲン系床材 | |
| KR101552542B1 (ko) | 난연성 폴리프로필렌 필름을 이용한 마감용 시트 | |
| KR100643003B1 (ko) | 새집 증후군을 감소시키기 위한 난연성 벽지 | |
| JP3451243B2 (ja) | ノンハロゲン系床材 | |
| JP4372893B2 (ja) | 壁装用シートの製造方法 | |
| JP2000158576A (ja) | 化粧シート | |
| JP4923320B2 (ja) | 化粧シート | |
| JP2004232334A (ja) | 難燃性ノンハロゲン系床材 | |
| JP4156220B2 (ja) | 化粧シート | |
| JP4372892B2 (ja) | 壁装用シートの製造方法 | |
| JP4734810B2 (ja) | 化粧シート | |
| JP4022957B2 (ja) | 難燃発泡性シート、難燃発泡シート及びそれよりなる壁紙並びに床材 | |
| JP2922761B2 (ja) | ノンハロゲン系床材 | |
| JP2000071365A (ja) | 化粧シート | |
| JP2000015767A (ja) | 化粧シート | |
| JP4780358B2 (ja) | 化粧シート |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060802 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Effective date: 20060920 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 |
|
| R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090929 Year of fee payment: 3 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 4 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100929 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100929 Year of fee payment: 4 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110929 Year of fee payment: 5 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |