JPH0948442A - 易開封用包装材料、それを使用した易開封性包装用袋および易開封性包装体 - Google Patents

易開封用包装材料、それを使用した易開封性包装用袋および易開封性包装体

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JPH0948442A
JPH0948442A JP7221107A JP22110795A JPH0948442A JP H0948442 A JPH0948442 A JP H0948442A JP 7221107 A JP7221107 A JP 7221107A JP 22110795 A JP22110795 A JP 22110795A JP H0948442 A JPH0948442 A JP H0948442A
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正博 下山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐衝撃性、耐環境ストレスクラッキング性、
シ−ルの安定性、保香性、保存安定性、易開封性等の諸
機能を充足し、その取り扱いが便利な詰め替え用洗剤等
の充填包装に適する包装用袋を提供することである。 【解決手段】 内層がヒ−トシ−ル性を有する樹脂のフ
ィルムであり、外層が強優れた樹脂のフィルムである二
層からなる積層体であって、かつ該積層体を構成する内
層または外層のいずれかのフィルムに、包装体になった
ときの最適開封位置に相当する箇所に開封用延伸テ−プ
を設けてなる易開封用包装材料、それを使用した易開封
性包装用袋および易開封性包装体である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、易開封用包装材
料、それを使用した易開封性包装用袋および易開封性包
装体に関するものであり、更に詳しくは、詰め替え用洗
剤等の充填包装に適する易開封用包装材料、それを使用
した易開封性包装用袋および易開封性包装体に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、詰め替え用洗剤等の充填包装に適
する包装用袋としては、種々のものが提案されている
が、それらの一つに、最内層が線状低密度ポリエチレン
とエチレン−ブテン−1共重合体のブレンド物フィルム
であり、中間層が二軸延伸ポリオレフィンフィルムであ
り、最外層が二軸延伸ナイロンフィルムである三層積層
フィルムから製造した包装用袋が提案されている(特開
平5−193079号公報、特開平5−245990号
公報、特開平5−278747号公報等)。このもの
は、耐衝撃性と、耐環境ストレスクラッキング性に優
れ、更に易開封性の良好なものであるとして提案されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記で
提案されている包装用袋においては、開封時に包装用袋
を引き裂いて易開封性を保持するためにのみ中間層が存
在するものと思われるが、その中間層として使用されて
いる二軸延伸ポリオレフィンフィルムは、赤外二色法に
よる流れ方向の配向度MDと流れ方向と交叉する方向の
配向度TDの比MD/TDが2以上であることが必要で
あり、このために最内層および最外層を構成するフィル
ムとの接着強度が弱く、時間の経過と共に層間で剥離し
易くなるという問題点が存在するものである。また、上
記で提案されている包装用袋においては、包装用袋を引
き裂いて易開封性を付与するためにのみ中間層が存在す
るものと思われるが、そのためにその分だけ製造コスト
等の増加につながるものである。ところで、詰め替え用
洗剤等の充填包装に適する包装用袋としては、耐衝撃
性、耐環境ストレスクラッキング性、シ−ルの安定性、
保香性等の各種の重要な性能が要求され、保存安定性等
に富むものでなければならず、これは逆に包装用袋の開
封に際しては、その易開封性を困難にし兼ねないもので
ある。また、詰め替え用洗剤等の充填包装に適する包装
用袋としては、その使用時に内容物を洗剤容器に移し替
えなければならないものであり、そのために、包装用袋
には、適度の強度、剛性等を有してその取り扱いに便利
なものでなければならず、またその開封に際しては、易
開封性であることが要求されるものである。そこで本発
明は、耐衝撃性、、耐環境ストレスクラッキング性、シ
−ルの安定性、保香性、保存安定性、易開封性等の諸機
能を充足し、その取り扱いが便利な詰め替え用洗剤等の
充填包装に適する包装用袋を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記のよう
な問題点を解決し、その目的を達成すべく鋭意研究した
結果、外層として、剛性等を有する強度に優れた樹脂の
フィルムを使用し、他方、内層として、ヒ−トシ−ル性
を有する樹脂のフィルムを使用し、更にその外層または
内層のいずれかのフィルムに、包装体になったときの最
適開封位置に相当する箇所に開封用延伸テ−プを設け、
而して、その両者を積層して二層からなる積層体を製造
し、しかる後該積層体を使用して、その積層体のヒ−ト
シ−ル性を有する樹脂のフィルム面を対向させて重ね合
わせてその周辺端部をヒ−トシ−ルして包装用袋を製造
し、次いで該包装用袋の開口部から詰め替え用洗剤を充
填し、更にその開口部をシ−ルして密閉して包装体を製
造したところ、上記の技術的課題を解決し、その目的を
達成することができることを見出して本発明を完成した
ものである。
【0005】すなわち、本発明は、内層がヒ−トシ−ル
性を有する樹脂のフィルムであり、外層が強度に優れた
樹脂のフィルムである二層の積層体からなり、かつ該積
層体を構成する内層または外層のいずれかのフィルム
に、包装体になったときの最適開封位置に相当する箇所
に開封用延伸テ−プを設けてなることを特徴とする易開
封用包装材料である。
【0006】また、本発明は、内層がヒ−トシ−ル性を
有する樹脂のフィルムであり、外層が強度に優れた樹脂
のフィルムである二層の積層体からなり、かつ該積層体
を構成する内層または外層のいずれかのフィルムに、包
装体になったときの最適開封位置に相当する箇所に開封
用延伸テ−プを設けてなる易開封用包装材料であって、
その内層の面を対向させて重ね合わせ、更にその周辺端
部をヒ−トシ−ルしてシ−ル部を設けてなることを特徴
とする易開封性包装用袋である。
【0007】更にまた、本発明は、内層がヒ−トシ−ル
性を有する樹脂のフィルムであり、外層が強度に優れた
樹脂のフィルムである二層の積層体からなり、かつ該積
層体を構成する内層または外層のいずれかのフィルム
に、包装体になったときの最適開封位置に相当する箇所
に開封用延伸テ−プを設けてなる易開封用包装材料を、
その内層の面を対向させて重ね合わせ、更にその周辺端
部をヒ−トシ−ルしてシ−ル部を設けた易開封性包装用
袋からなり、更にその開口部から内容物を充填包装し、
その開口部をシ−ルしてなることを特徴とする易開封性
包装体である。
【0008】
【発明の実施の形態】上記の本発明について以下に更に
詳しく説明する。本発明においては、剛性等を有する強
度に優れた樹脂のフィルムを包装用袋を構成する基本素
材とし、これに前述の詰め替え用洗剤等を充填包装する
包装用袋として要求される諸機能をできるだけ保持さ
せ、他方、開封用延伸テ−プを易開封の手段として採用
し、これを上記の二層のいずれかのフィルムに設け、更
に該ヒ−トシ−ル性を有する樹脂のフィルムによって製
袋時のヒ−トシ−ル性を付与することによって、詰め替
え用洗剤等の充填包装に適する易開封用包装材料、易開
封性包装用袋および易開封性包装体を製造するものであ
る。
【0009】まず、上記の本発明において、内層として
使用するヒ−トシ−ル性を有する樹脂のフィルムについ
て説明すると、かかる樹脂のフィルムとしては、熱によ
って溶融し相互に融着し得るものであればよく、例え
ば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度
ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、ポリプロピ
レ、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマ−樹
脂、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−
アクリル酸共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、
メチルペンテンポリマ−、その他等の樹脂の一種ないし
それ以上からなる樹脂のフィルムないしシ−トを使用す
ることができる。そのフィルムの厚さとしては、50μ
m以上、更に、望ましくは、100μm以上、特に、1
30μmないし500μm位が望ましい。特に、本発明
において、ヒ−トシ−ル性を有する樹脂のフィルムは、
強度を有する樹脂のフィルムに対して、約2ないし20
倍位の厚さ、好ましくは、4ないし10倍位の厚さを有
することが望ましい。本発明においては、上記のような
厚さのフィルムを使用することによって、フィルムの剛
性、強度等を増し、強度に優れた樹脂のフィルムが有す
る物性等と相まって、包装用袋を構成したときに袋とし
ての姿勢維持性が良好となり、消費者の詰め替え作業等
が容易となり、更に流通過程で店頭での取り扱い等が便
利になるという利点を有し、更には内容物の保香性等も
保持するものである。ところで、本発明においては、上
記のような樹脂のフィルムの中でも、特に、内層として
使用するヒ−トシ−ル性を有する樹脂のフィルムとして
は、線状低密度ポリエチレンまたはエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体を主体とするフィルムないしシ−トを使用す
ることが最も好ましいものである。すなわち、上記の線
状低密度ポリエチレンまたはエチレン−酢酸ビニル共重
合体を主体とするフィルムは、粘着性を有することから
破断の伝搬が少なく耐衝撃性を向上させるという利点が
あるものであり、また、内層は常時洗剤に接触している
ことから、耐環境ストレスクラッキング性の劣化を防止
するためにも有効なものである。また、本発明において
は、線状低密度ポリエチレンまたはエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体に、他の樹脂をブレンドすることもでき、例
えば、エチレン−ブテン共重合体等をブレンドすること
により、若干、耐熱性に劣り高温環境下ではシ−ル安定
性が劣化する傾向があるものの、引き裂き性が向上し、
易開封性に寄与するという利点がある。
【0010】次に、上記の本発明において、開封用延伸
テ−プについて説明すると、かかる延伸テ−プとして
は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化
ビニル、ポリ塩化ビニレデン、ポリエステル、ポリアミ
ド、ポリスチレン、酢酸セルロ−ス、ポリビニルアルコ
−ル、ポリアクリルニトリル、エチレン−ビニルアルコ
−ル共重合体、その他等の樹脂からなる一軸方向または
二軸方向に延伸されたフィルムないしシ−トを使用し、
これをテ−プ状に加工されているものを使用することが
できる。その厚さは、数μmから数百μmのもの、具体
的には、30μmないし300μm位、望ましくは50
μmないし70μm位のものを使用することが好まし
く、また、その延伸率としては、一軸方向に延伸された
ものであれば、一方向に約2ないし10倍位延伸された
もの、また、二方向に延伸されたものであれば、縦方向
に約2ないし10倍位、横方向に約2ないし5倍位延伸
されたものを使用することができる。また、そのテ−プ
の巾としては、約、3mmないし200mm位のもの、
好ましくは、引き裂き性等を考慮する場合、3mmない
し10mm位のものが望ましい。
【0011】次にまた、上記の本発明において、外層と
して使用する剛性を有し、強度に優れた樹脂のフィルム
について説明すると、かかる樹脂のフィルムとしては、
包装用袋を構成する基本素材となることから、機械的、
物理的、化学的、その他等において優れた性質を有する
樹脂のフィルムないしシ−トを使用することができ、具
体的には、例えば、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系
樹脂、ポリアラミド系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポ
リカ−ボネ−ト系樹脂、ポリアセタ−ル系樹脂、フッ素
系樹脂、その他等の強靱な樹脂のフィルムないしシ−ト
を使用することができる。而して、上記の樹脂のフィル
ムないしシ−トとしては、未延伸フィルム、あるいは一
軸方向または二軸方向に延伸した延伸フィルム等のいず
れのものでも使用することができる。また、本発明にお
いて、その樹脂のフィルムの厚さとしては、強度、剛性
等について必要最低限に保持され得る厚さであればよ
く、厚すぎると、引き裂き性が低下し、またコストを上
昇するとい欠点もあり、逆に、薄すぎると、強度、剛性
等が低下して好ましくないものである。本発明において
は、上記のような理由から、約10μmないし50μm
位、好ましくは、約12μmないし25μm位が最も望
ましい。ところで、本発明においては、上記のような樹
脂のフィルムの中でも、外層としての樹脂のフィルムと
しては、剛性を有し、機械的強靱性、耐屈曲性、耐突き
刺し性、耐衝撃性、耐磨耗性、耐寒性、耐熱性、耐薬品
性等の諸物性に優れ、かつ印刷適性も有している二軸延
伸ポリアミドフィルムを使用することが最も好ましいも
のである。また、上記の二軸延伸ポリアミドフィルム
は、その配向がフィルムの流れ方向に近く、重ね合わせ
たときも引き裂きずれが非常に小さいという利点を有す
るものである。かかる二軸延伸ポリアミドフィルムとし
ては、例えば、ナイロン−6、ナイロン−66、ナイロ
ン−11、ナイロン−12、ナイロン−6、10等のナ
イロンフィルムであって、NONコ−ト二軸延伸フィル
ム、ポリ塩化ビニリデンコ−ト二軸延伸フィルム等を使
用することができる。
【0012】次に、上記の本発明において、上記の内層
としてのヒ−トシ−ル性を有する樹脂のフィルムと、外
層としての強度に優れた樹脂のフィルムとを積層して二
層からなる積層体を製造する方法について説明すると、
かかる方法としては、通常の包装材料をラミネ−トする
方法、例えば、ウエットラミネ−ション法、ドライラミ
ネ−ション法、無溶剤型ドライラミネ−ション法、押し
出しラミネ−ション法、Tダイ共押し出し成形法、共押
し出しラミネ−ション法、その他等で行うことができ
る。而して、本発明においては、上記の積層を行う際
に、必要ならば、例えば、コロナ処理、オゾン処理等の
前処理をフィルムに施すことができ、また、例えば、イ
ソシアネ−ト系(ウレタン系)、ポリエチレンイミン
系、ポリブタジェン系、有機チタン系等のアンカ−コ−
ティング剤、あるいはポリウレタン系、ポリアクリル
系、ポリエステル系、エポキシ系、ポリ酢酸ビニル系、
セルロ−ス系、その他等のラミネ−ト用接着剤等の公知
のアンカ−コ−ト剤、接着剤等を使用することができ
る。
【0013】次にまた、上記の本発明において、積層体
を構成する内層または外層のいずれかのフィルムに、包
装体になったときの最適開封位置に相当する箇所に開封
用延伸テ−プを設ける方法等について説明すると、かか
る方法としては、種々の方法があり、その二三例を挙げ
れば、例えば、内層としてのヒ−トシ−ル性を有する樹
脂のフィルムと、外層としての強度に優れた樹脂のフィ
ルムとを積層した二層からなる積層体を製造し、しかる
後該積層体を構成する内層または外層のいずれかのフィ
ルムの面に開封用延伸テ−プを設ける方法、あるいは内
層としてのヒ−トシ−ル性を有する樹脂のフィルム、ま
たは外層としての強度に優れた樹脂のフィルムのいずれ
かに、すなわち、その積層前の単体のフィルムの状態の
ときに、予め、包装体になったときの最適開封位置に相
当する箇所に開封用延伸テ−プを設け、しかる後その両
者を積層して二層からなる積層体を製造する方法等によ
って行うことができる。更には、ヒ−トシ−ル性を有す
る樹脂のフィルムと強度に優れた樹脂のフィルムとの二
層を積層して積層体を製造し、次に該積層体をその内層
の面を対向させて重ね合わせ、更にその周辺端部をヒ−
トシ−ルしてシ−ル部を設けて袋体を製造し、しかる後
該袋体を構成する外層としての強度に優れた樹脂のフィ
ルムに、包装体になったときの最適開封位置に相当する
箇所に開封用延伸テ−プを設ける方法によっても行うこ
ともできる。而して、本発明において、開封用延伸テ−
プを設けるには、例えば、接着剤ないし粘着剤等を使用
して貼り合わせる方法、特に、開封用延伸テ−プ自身に
離型紙等を使用して粘着加工し、使用時に離型紙を引き
剥がして貼り合わせる方法等によって行うことができ
る。上記の接着剤、粘着剤等としては、前述のラミネ−
ト用接着剤、あるいは公知の粘着剤等を同様に使用する
ことができる。
【0014】次に本発明において、本発明にかかる易開
封性包装用袋について説明すると、かかる易開封性包装
用袋の構成については種々のものがあり、その二三例を
挙げて図面を用いて説明すると、図1は本発明にかかる
第1の易開封性包装用袋の構成を示す平面図であり、図
2は、図1にかかる易開封性包装用袋のA−A′おける
断面図を表し、図3は、その易開封性包装用袋内に内容
物を充填包装した易開封性包装体を示す平面図である。
而して、図1、図2および図3に示すように、本発明に
かかる第1の易開封性包装用袋は、内層がヒ−トシ−ル
性を有する樹脂のフィルム1であり、外層が強度に優れ
た樹脂のフィルム2である二層の積層体からなり、かつ
該積層体を構成する強度に優れた樹脂のフィルム2に、
包装体になったときの最適開封位置に相当する箇所Pに
開封用延伸テ−プ3を設けて易開封用包装材料を構成
し、更にその内層のヒ−トシ−ル性を有する樹脂のフィ
ルム1、1面を対向させて重ね合わせ、更にその周辺端
部をヒ−トシ−ルしてシ−ル部4を設けた構成からなる
ものである。而して、本発明においては、上記で製造し
た易開封性包装用袋を使用し、その開口部Qから、例え
ば、詰め替え用洗剤X(溶液または粉末)等を充填し、
しかる後その開口部Qをヒ−トシ−ルしてシ−ル部5を
形成して、本発明にかかる易開封性包装体を製造するこ
とができる。なお、上記の例において、必要ならば、包
装体になったときに、上記の開封用延伸テ−プ3を貼り
合わせたヒ−トシ−ル部4の箇所に、更に、I字型ある
いはV字型等の開封用切れ目6を刻設することもでき
る。
【0015】次に、上記の本発明において、第2の例を
挙げて説明すると、図4は本発明にかかる第2の易開封
性包装用袋の構成を示す平面図であり、図5は、図4に
かかる易開封性包装用袋のB−B′おける断面図を表
し、図6は、その易開封性包装用袋内に内容物を充填包
装した易開封性包装体を示す平面図である。而して、図
4、図5および図6に示すように、本発明にかかる第2
の易開封性包装用袋は、内層がヒ−トシ−ル性を有する
樹脂のフィルム1であり、外層が強度に優れた樹脂のフ
ィルム2である二層の積層体からなり、かつ該積層体を
構成するヒ−トシ−ル性を有する樹脂のフィルム1に、
包装体になったときの最適開封位置に相当する箇所Pに
開封用延伸テ−プ3を設けて易開封用包装材料を構成
し、更にその内層のヒ−トシ−ル性を有する樹脂のフィ
ルム1、1面を対向させて重ね合わせ、更にその周辺端
部をヒ−トシ−ルしてシ−ル部4を設けた構成からなる
ものである。上記において、ヒ−トシ−ル性を有する樹
脂のフィルム1面に開封用延伸テ−プ3を設ける場合、
袋体を構成するシ−ル部4において、該開封用延伸テ−
プ3、3の面同士が対向してヒ−トシ−ルしないときに
は、その対向面に前述のヒ−トシ−ル性を有する樹脂の
フィルムを部分的にあてがってヒ−トシ−ルすることが
望ましい。あるいは、上記の場合、ヒ−トシ−ル性を有
する樹脂のフィルム1面に開封用延伸テ−プ3を設ける
に際し、袋体を構成するシ−ル部4に該当する部分を除
いて開封用延伸テ−プ3を設けて、本発明にかかる易開
封性包装用袋を製造することもできる。而して、本発明
においては、上記で製造した易開封性包装用袋を使用
し、その開口部Qから、例えば、詰め替え用洗剤X(溶
液または粉末)等を充填し、しかる後その開口部Qをヒ
−トシ−ルしてシ−ル部5を形成して、本発明にかかる
易開封性包装体を製造することができる。なお、上記の
例において、必要ならば、包装体になったときに、上記
の開封用延伸テ−プ3を貼り合わせたヒ−トシ−ル部4
の箇所に、更に、I字型あるいはV字型等の開封用切れ
目6を刻設することもできる。
【0016】次に、本発明において、易開封性包装用袋
の製袋方法としては、例えば、上記の内層がヒ−トシ−
ル性を有する樹脂のフィルムであり、外層が強度に優れ
た樹脂のフィルムである二層の積層体からなり、かつ該
強度に優れた樹脂のフィルムに、包装体になったときの
最適開封位置に相当する箇所に開封用延伸テ−プを設け
てなる易開封用包装材料を、折り曲げるかあるいは重ね
合わせて、その内層のヒ−トシ−ル性を有する樹脂のフ
ィルム面を対向させ、更にその周辺端部を、例えば、側
面シ−ル型、二方シ−ル型、三方シ−ル型、四方シ−ル
型、封筒貼りシ−ル型、合掌貼りシ−ル型(ピロ−シ−
ル型)、ひだ付シ−ル型、平底シ−ル型、角底シ−ル
型、その他等のヒ−トシ−ル形態によりヒ−トシ−ルし
て、本発明にかかる種々の易開封性包装用袋を製造する
ことができる。その他、例えば、自立性包装用袋(スタ
ンディングパウチ)等も可能である。上記において、ヒ
−トシ−ルの方法としては、例えば、バ−シ−ル、回転
ロ−ルシ−ル、ベルトシ−ル、インパルスシ−ル、高周
波シ−ル、超音波シ−ル等の公知の方法で行うことがで
きる。
【0017】次に、本発明においては、上記で説明した
ように、上記で製造した易開封性包装用袋の開口部か
ら、例えば、詰め替え用洗剤(溶液または粉末)等を充
填し、しかる後その開口部をヒ−トシ−ルしてシ−ル部
を形成して、本発明にかかる易開封性包装体を製造する
ことができる。而して、上記の易開封性包装体は、耐衝
撃性、、耐環境ストレスクラッキング性、シ−ルの安定
性、保香性、保存安定性等の諸機能を充足し、流通段階
等において包装上のトラブルがなく、また、その袋は、
剛性を有してその取り扱いに便利であり、特に、開封に
際しては、開封用切れ目から袋を簡単に引き裂いて開封
することができ、その取り扱い易いものである。
【0018】
【実施例】次に本発明について実施例を挙げて更に詳し
く本発明を説明する。 実施例1 厚さ15μmの二軸延伸ナイロンフィルムと厚さ130
μmの線状低密度ポリエチレンフィルムとを用意し、こ
れらを使用してポリウレタン系接着剤を使用して従来公
知の方法であるドライラミネ−ション法で積層して二層
からなる積層体を製造した。次に該積層体を使用し、前
壁と後壁と逆V字型の底壁とを型取りし、更にその前壁
と後壁の外面のナイロンフィルム面に、包装体となった
ときに最適開封位置に相当する箇所に、巾5mmの一軸
延伸ポリプロピレン製のものであって、予め、アクリル
系樹脂からなる粘着剤で加工した開封用延伸テ−プを使
用して、これを貼り合わせ、しかる後該前壁と後壁と逆
V字型の底壁とを使用して、それらの線状低密度ポリエ
チレンフィルム面を対向させ、その周辺端部をヒ−トシ
−ルしてスタンディングパウチ(自立性袋)を製造し
た。しかる後上記で開封用延伸テ−プを設けたスタンデ
ィングパウチを使用し、その開口部から500mlの詰
め替え用液体洗剤を充填し、次いでその開口部をヒ−ト
シ−ルし、密閉して包装体を製造した。なお、包装体の
開封用延伸テ−プを含むシ−ル部に開封用I字型の切れ
目も刻設した。上記と同様にして、包装体10袋を製造
した。
【0019】実施例2 上記の実施例1において、巾5mmのポリプロピレン製
の開封用延伸テ−プの代わりに巾5mmのポリアミド製
の延伸テ−プを使用し、それ以外はすべて上記の実施例
1と同様に行って、本発明にかかる包装体を10袋を製
造した。
【0020】比較例 上記の実施例1において、開封用延伸テ−プを使用しな
いで、それ以外は、該実施例1と同様に行って、包装体
を10袋を製造した。尚、シ−ル部に開封用切れ目を刻
設し、その箇所を開封部とした。
【0021】実験例 上記の実施例1ないし2および比較例で製造した包装体
を使用して、下記に示す各比較試験を行った。 (比較試験) 試験1 開封試験:上記で製造した包装体各10袋につ
いて、その開封用延伸テ−プと開封用切れ目を利用して
開封し、その時切り口が開封用延伸テ−プからずれた数
を確認した。 試験2 落下衝撃試験:上記で製造した包装体各10袋
について、120cmの高さからコンクリ−ト面に垂直
に各包装体を20回落とし、その袋のトップおよびボト
ム等における袋の破れを調べた。 試験3 耐圧強度試験:上記で製造した包装体各10袋
について、50Kgの加重を10分間かけた時の破袋数
および加工部分のフィルムの伸びを調べた。 試験4 耐環境ストレスクラッキング試験:上記で製造
した包装体各10袋について、温度50℃の状態に4週
間保存した時のクラック、液漏れの発生を調べた。
【0022】上記の実験の結果、下記の表1に示す結果
を得た。
【表1】
【0023】上記において、開封性の数字は、(切り口
が開封用切れ目からずれた数)/(テスト数)を意味
し、また、落下衝撃強度の数は、(破袋数)/(テスト
数)を意味する。上記の表から明らかなように、本発明
にかかる包装体は、開封性、耐衝撃性、耐圧強度、耐環
境ストレスクラッキング性等において、極めて優れてい
るものであった。
【0024】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明
は、外層として、剛性等を有する強度に優れた樹脂のフ
ィルムを使用し、他方、内層として、ヒ−トシ−ル性を
有する樹脂のフィルムを使用し、而して、その両者を積
層して二層からなる積層体を製造し、更に、上記の積層
体を構成する内層または外層のいずれかのフィルムに、
包装体になったときの最適開封位置に相当する箇所に開
封用延伸テ−プを設け、しかる後該積層体を使用して、
その積層体のヒ−トシ−ル性を有する樹脂のフィルム面
を対向させて重ね合わせてその周辺端部をヒ−トシ−ル
して包装用袋を製造し、次いで該包装用袋の開口部から
詰め替え用洗剤を充填し、更にその開口部をシ−ルして
密閉して包装体を製造することを特徴とするものであ
る。而して、かかる本発明によって、耐衝撃性、、耐環
境ストレスクラッキング性、シ−ルの安定性、保香性、
保存安定性等の諸機能を充足し、流通段階等において包
装上のトラブルがなく、また、その袋は、剛性を有して
その取り扱いに便利であり、特に、開封に際しては、開
封用延伸テ−プから袋を簡単に引き裂いて開封すること
ができ、その取り扱いが簡便な易開封性包装体を製造す
ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる第1の易開封性包装用袋の構成
を示す平面図である。
【図2】図1における第1の易開封性包装用袋のA−
A′における切断断面図である。
【図3】本発明にかかる第1の易開封性包装用袋内に内
容物を充填包装した易開封性包装体の構成を示す平面図
である。
【図4】本発明にかかる第2の易開封性包装用袋の構成
を示す平面図である。
【図5】図4における第2の易開封性包装用袋のB−
B′における切断断面図である。
【図6】本発明にかかる第2の易開封性包装用袋内に内
容物を充填包装した易開封性包装体の構成を示す平面図
である。
【符号の説明】
1 ヒ−トシ−ル性を有する樹脂のフィルム 2 強度に優れた樹脂のフィルム 3 開封用延伸テ−プ 4 シ−ル部 5 開口部のシ−ル部 6 開封用切れ目 P 最適開封位置に相当する箇所 Q 開口部 X 内容物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 真崎 秀彦 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内層がヒ−トシ−ル性を有する樹脂のフ
    ィルムであり、外層が強度に優れた樹脂のフィルムであ
    る二層の積層体からなり、かつ該積層体を構成する内層
    または外層のいずれかのフィルムに、包装体になったと
    きの最適開封位置に相当する箇所に開封用延伸テ−プを
    設けてなることを特徴とする易開封用包装材料。
  2. 【請求項2】 ヒ−トシ−ル性を有する樹脂のフィルム
    が、線状低密度ポリエチレンまたはエチレン−酢酸ビニ
    ル共重合体を主体としたフィルムからなることを特徴と
    する上記の請求項1に記載する易開封用包装材料。
  3. 【請求項3】 強度に優れた樹脂のフィルムが、延伸し
    たポリアミドフィルムからなることを特徴とする上記の
    請求項1または2に記載する易開封用包装材料。
  4. 【請求項4】 開封用延伸テ−プが、細巾3mmないし
    10mmの一軸方向に延伸された延伸テ−プからなるこ
    とを特徴とする上記の請求項1、2または3に記載する
    易開封用包装材料。
  5. 【請求項5】 内層がヒ−トシ−ル性を有する樹脂のフ
    ィルムであり、外層が強度に優れた樹脂のフィルムであ
    る二層の積層体からなり、かつ該積層体を構成する内層
    または外層のいずれかのフィルムに、包装体になったと
    きの最適開封位置に相当する箇所に開封用延伸テ−プを
    設けてなる易開封用包装材料であって、その内層の面を
    対向させて重ね合わせ、更にその周辺端部をヒ−トシ−
    ルしてシ−ル部を設けてなることを特徴とする易開封性
    包装用袋。
  6. 【請求項6】 ヒ−トシ−ル性を有する樹脂のフィルム
    が、線状低密度ポリエチレンまたはエチレン−酢酸ビニ
    ル共重合体を主体としたフィルムからなることを特徴と
    する上記の請求項5に記載する易開封性包装用袋。
  7. 【請求項7】 強度に優れた樹脂のフィルムが、延伸し
    たポリアミドフィルムからなることを特徴とする上記の
    請求項5または6に記載する易開封性包装用袋。
  8. 【請求項8】 開封用延伸テ−プが、細巾3mmないし
    10mmの一軸方向に延伸された延伸テ−プからなるこ
    とを特徴とする上記の請求項5、6または7に記載する
    易開封性包装用袋。
  9. 【請求項9】 内層がヒ−トシ−ル性を有する樹脂のフ
    ィルムであり、外層が強度に優れた樹脂のフィルムであ
    る二層の積層体からなり、かつ該積層体を構成する内層
    または外層のいずれかのフィルムに、包装体になったと
    きの最適開封位置に相当する箇所に開封用延伸テ−プを
    設けてなる易開封用包装材料を、その内層の面を対向さ
    せて重ね合わせ、更にその周辺端部をヒ−トシ−ルして
    シ−ル部を設けた易開封性包装用袋からなり、更にその
    開口部から内容物を充填包装し、その開口部をシ−ルし
    てなることを特徴とする易開封性包装体。
  10. 【請求項10】 内容物が、詰め替え用洗剤からなるこ
    とを特徴とする上記の請求項9に記載する易開封性包装
    体。
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