JPH094917A - 送風装置 - Google Patents

送風装置

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JPH094917A
JPH094917A JP7150566A JP15056695A JPH094917A JP H094917 A JPH094917 A JP H094917A JP 7150566 A JP7150566 A JP 7150566A JP 15056695 A JP15056695 A JP 15056695A JP H094917 A JPH094917 A JP H094917A
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Yozo Kagami
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Hiroaki Sasaki
宏明 佐々木
Masao Kuboshita
雅生 久保下
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Rinnai Corp
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    • Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00—Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]

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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Direct Air Heating By Heater Or Combustion Gas (AREA)
  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】エアフィルタの装着の有無を故障等の生じにく
い簡単な構成で確実に検出することができる送風装置を
提供する。 【構成】エアフィルタ12を着脱自在に設けた温風送風
用のダクト4に空気流を生ぜしめる対流ファン5を備え
る。回転数センサ18による対流ファン5の検出回転数
は、制御ユニット9の通電制御によりガスバーナ6の燃
焼量に応じた目標回転数に制御する。制御ユニット9
は、対流ファン5の通電量を検出し、その検出通電量が
目標回転数に対応して定めた基準通電量よりも所定量以
上大きくなったときにエアフィルタ12の未装着状態を
検出する。この検出に応じて警報ブザー33を鳴動さ
せ、装置の運転を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、温風暖房機等において
用いる送風装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば温風暖房機にあっては、室内に配
置するハウジングに設けたダクト内に、温風の送風ファ
ン(対流ファン)により、室内空気を吸気し、それをダ
クト内でバーナ等の加熱器により加熱しつつ該ダクトか
ら吹き出すものが一般に知られている。この場合、温風
送風時の送風ファンの作動においては、例えば加熱器の
加熱量等に応じて送風ファンの目標回転数を設定すると
共に、該送風ファンの回転数を検出し、その検出回転数
が目標回転数に合致するように送風ファンが通電制御
(フィードバック制御)される。あるいは、加熱器の加
熱量等に応じて送風ファンの通電量を設定し、その設定
通電量で送風ファンを通電することにより、該設定通電
量に対応した回転数で送風ファンを回転させるようにす
る場合もある。また、前記加熱器の作動にあっては、例
えば温調制御を行う場合、室温センサにより室温を検出
し、その検出室温を設定温度に合致させるように該検出
室温に応じた加熱量で加熱器を作動させる。
【0003】一方、例えば上記のような温風暖房機のダ
クトの吸気口には、通常、該ダクト内への塵や埃等の侵
入を防止するためにエアフィルタが装着され、この場
合、該エアフィルタを使用者等が適宜取り外して清掃す
ることができるように該エアフィルタを着脱自在とした
ものが知られている。
【0004】ところが、このようにダクトのエアフィル
タを着脱自在としたものにあっては、使用者等がダクト
から取り外したエアフィルタをダクトに再び装着するの
を忘れる場合がある。そして、このようにエアフィルタ
をダクトから取り外したままで、運転が行われると、ダ
クト内に塵や埃が侵入すると共に、塵や埃以外にも、装
置故障の原因となるような異物がダクト内に侵入する虞
れがある。
【0005】このため、上記のようにダクトのエアフィ
ルタを着脱自在としたものにあっては、エアフィルタの
装着の有無を自動的に検出し、それに応じた適切な処置
を施すことが好ましく、このようなエアフィルタの装着
の有無を検出するものとしては、例えば特開平2−14
6413号公報に開示されているものが知られている。
【0006】同号公報のものでは、エアフィルタの装着
箇所にスイッチを設け、該エアフィルタを装着したと
き、機械的にスイッチがON又はOFFするように構成
することで、該エアフィルタの装着を検知するようにし
ている。そして、エアフィルタが装着されていない状態
では、装置の運転を禁止するようにしている。
【0007】しかしながら、同号公報のものでは、エア
フィルタの装着の有無を機械的なスイッチにより検知す
るようにしているため、エアフィルタの着脱が乱暴に行
われたりした場合等にスイッチの故障を生じ易いという
不都合がある。
【0008】また、エアフィルタの装着箇所の近傍は、
埃等が溜まり易いため、その埃等によりスイッチの接触
不良を生じ、その結果、エアフィルタの装着の有無を検
知することができなくなる虞れがある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる不都合
を解消し、エアフィルタの装着の有無を故障等の生じ難
い簡単な構成で確実に検出することができる送風装置を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明の第1の態様は、エアフィルタを着脱自在
に設けた通気路と、該通気路に空気流を生ぜしめる送風
ファンと、該送風ファンの回転数を検出する回転数検出
手段と、該回転数検出手段による検出回転数が目標回転
数に合致するように前記送風ファンの通電制御を行うフ
ァン制御手段とを備えた送風装置において、前記検出回
転数が前記目標回転数に合致したときの前記送風ファン
への通電量を検出する通電量検出手段と、該通電量検出
手段による検出通電量が前記目標回転数に対応してあら
かじめ定められた基準通電量よりも所定量以上大きくな
ったとき、前記エアフィルタが未装着状態であると判断
するフィルタ装着状態検出手段とを備えたことを特徴と
する。
【0011】さらに、前記フィルタ装着状態検出手段
は、前記通電量検出手段による検出通電量が前記基準通
電量よりも所定量以上小さくなったとき、前記エアフィ
ルタが目詰まり状態であると判断することを特徴とす
る。
【0012】また、本発明の第2の態様は、エアフィル
タを着脱自在に設けた通気路と、該通気路に空気流を生
ぜしめる送風ファンと、該送風ファンへの通電量を設定
し、その設定通電量により該送風ファンの通電制御を行
うファン制御手段とを備えた送風装置において、前記送
風ファンの回転数を検出する回転数検出手段と、該ファ
ン制御手段による前記送風ファンへの通電時に前記回転
数検出手段による検出回転数が前記設定通電量に対応し
てあらかじめ定められた前記送風ファンの基準回転数よ
りも所定量以上小さくなったとき、前記エアフィルタが
未装着状態であると判断するフィルタ装着状態検出手段
とを備えたことを特徴とする。
【0013】さらに、前記フィルタ装着状態検出手段
は、前記ファン制御手段による前記送風ファンへの通電
時に前記検出回転数が前記基準回転数よりも所定量以上
大きくなったとき、前記エアフィルタが目詰まり状態で
あると判断することを特徴とする。
【0014】また、本発明の第3の態様は、エアフィル
タを着脱自在に設けた通気路と、該通気路に空気流を生
ぜしめる送風ファンと、該送風ファンの回転数を検出す
る回転数検出手段と、該回転数検出手段による検出回転
数が目標回転数に合致するように前記送風ファンの通電
制御を行うファン制御手段とを備えた送風装置におい
て、前記送風ファンによる前記通気路の風量を検出する
風量検出手段と、該風量検出手段による検出風量が前記
目標回転数に対応してあらかじめ定められた基準風量よ
りも所定量以上大きくなったとき、前記エアフィルタが
未装着状態であると判断するフィルタ装着状態検出手段
とを備えたことを特徴とする。
【0015】さらに、前記フィルタ装着状態検出手段
は、前記風量検出手段による検出風量が前記基準風量よ
りも所定量以上小さくなったとき、前記エアフィルタが
目詰まり状態であると判断することを特徴とする。
【0016】また、本発明の第4の態様は、エアフィル
タを着脱自在に設けた通気路と、該通気路に空気流を生
ぜしめる送風ファンと、前記通気路内を流れる空気を加
熱する加熱手段と、該加熱手段の加熱量に応じて前記送
風ファンの目標回転数を設定する回転数設定手段と、前
記送風ファンの回転数を検出する回転数検出手段と、該
回転数検出手段による検出回転数が前記回転数設定手段
により設定された目標回転数に合致するように前記送風
ファンの通電制御を行うファン制御手段とを備えた送風
装置において、前記通気路内の温度を検出する通気路温
度検出手段と、前記送風ファンによる前記通気路への吸
気温度を検出する吸気温度検出手段と、前記通気路温度
検出手段による前記通気路内の検出温度が、前記加熱手
段の加熱量及び前記吸気温度検出手段による検出吸気温
度に対応してあらかじめ定められた基準温度よりも所定
量以上低くなったとき、前記エアフィルタが未装着状態
であると判断するフィルタ装着状態検出手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0017】さらに、前記加熱手段は、前記送風装置を
配置する室内の温度に応じた加熱量で前記通気路内を流
れる空気を加熱する手段であり、前記吸気温度検出手段
による検出吸気温度を室内の温度として把握することを
特徴とする。
【0018】さらに、前記フィルタ装着状態検出手段
は、前記通気路内の検出温度が、前記基準温度よりも所
定量以上高くなったとき、前記エアフィルタが目詰まり
状態であると判断することを特徴とする。
【0019】また、本発明は、前記各態様において、前
記フィルタ装着状態検出手段により前記エアフィルタが
未装着状態であると判断されたとき、その旨を報知する
報知手段を備えたことを特徴とする。
【0020】また、前記各態様において、前記フィルタ
装着状態検出手段が前記エアフィルタの目詰まり状態を
判断する場合に、該フィルタ装着状態検出手段により前
記エアフィルタが目詰まり状態であると判断されたと
き、その旨を報知する報知手段を備えたことを特徴とす
る。
【0021】
【作用】本発明の第1の態様によれば、前記送風ファン
は、前記ファン制御手段により前記検出回転数が目標回
転数に合致するように通電制御(フィードバック制御)
され、このとき、前記エアフィルタの未装着状態では、
その装着時に較べて送風ファンの風量が大きくなってそ
の負荷が増大するため、該目標回転数での送風ファンへ
の通電量は大きくなる。そこで、前記フィルタ装着状態
検出手段は、前記通電量検出手段による送風ファンの検
出通電量が目標回転数に対応した基準通電量よりも所定
量以上大きくなったときに、エアフィルタが未装着状態
であると判断する。
【0022】この場合、エアフィルタの装着時に該エア
フィルタの目詰まりが生じると、上記と逆に、送風ファ
ンの風量が小さくなってその負荷が減少するため、送風
ファンへの通電量は小さくなる。そこで、前記フィルタ
装着状態検出手段は、さらに、送風ファンの検出通電量
が目標回転数に対応した基準通電量よりも所定量以上小
さくなったときに、エアフィルタが目詰まり状態である
と判断する。従って、エアフィルタの未装着状態の検出
と目詰まり状態の検出とが共通の構成を用いて行われ
る。
【0023】次に、本発明の第2の態様によれば、前記
送風ファンは、前記ファン制御手段により前記設定通電
量で通電制御され、このとき、前記エアフィルタの未装
着状態では、その装着時に較べて送風ファンの風量が大
きくなってその負荷が増大するため、前記設定通電量で
の送風ファンの回転数は小さくなる。そこで、前記フィ
ルタ装着状態検出手段は、前記回転数検出手段による検
出回転数が前記設定通電量に対応した基準回転数よりも
所定量以上小さくなったとき、エアフィルタが未装着状
態であると判断する。
【0024】この場合、エアフィルタの装着時に該エア
フィルタの目詰まりが生じると、上記と逆に、送風ファ
ンの風量が小さくなってその負荷が減少するため、送風
ファンの回転数は大きくなる。そこで、前記フィルタ装
着状態検出手段は、さらに、送風ファンの検出回転数が
設定通電量に対応した基準回転数よりも所定量以上大き
くなったときに、エアフィルタが目詰まり状態であると
判断する。従って、エアフィルタの未装着状態の検出と
目詰まり状態の検出とが共通の構成を用いて行われる。
【0025】次に、本発明の第3の態様によれば、前記
送風ファンは、前記第1の態様と同様に目標回転数に通
電制御され、このとき、前記エアフィルタの未装着状態
では、その装着時に較べて送風ファンの風量が大きくな
る。そこで、前記エアフィルタの未装着状態は、前記風
量検出手段による検出風量が目標回転数に対応した基準
風量よりも所定量以上大きくなったとき、エアフィルタ
が未装着状態であると判断する。
【0026】この場合、エアフィルタの装着時に該エア
フィルタの目詰まりが生じると、上記と逆に、送風ファ
ンの風量が小さくなる。そこで、前記フィルタ装着状態
検出手段は、さらに、検出風量が目標回転数に対応した
基準風量よりも所定量以上小さくなったときに、エアフ
ィルタが目詰まり状態であると判断する。従って、エア
フィルタの未装着状態の検出と目詰まり状態の検出とが
共通の構成を用いて行われる。
【0027】次に、本発明の第4の態様によれば、前記
送風ファンは、その検出回転数が前記加熱手段の加熱量
に応じた目標回転数に一致するように通電制御され、こ
のとき、前記加熱手段により加熱される前記通気路内の
温度は、加熱手段の加熱量と該通気路への吸気温度とに
応じたものとなる。すなわち、通気路内の温度は加熱量
が大きい程高くなり、また、吸気温度が高い程、高くな
る。一方、前記目標回転数での送風ファンの風量は、前
記エアフィルタの未装着状態では、その装着時に較べて
大きくなるため、ある加熱量及び吸気温度における通気
路内の温度は、エアフィルタの未装着状態では、装着時
に較べて低くなる。そこで、前記フィルタ装着状態検出
手段は、前記通気路温度検出手段による通気路内の検出
温度が、加熱手段の加熱量及び前記吸気温度検出手段に
よる検出吸気温度に対応した基準温度よりも所定量以上
低くなったとき、エアフィルタが未装着状態であると判
断する。
【0028】この場合、温風暖房機等の室内に配置され
る送風装置にあっては、前記吸気温度検出手段による検
出吸気温度は室温を示すものとなる。従って、前記加熱
手段の加熱量を検出吸気温度に応じたものとすること
で、室温センサを別途設けることなく、吸気温度検出手
段を用いて室温の温調制御を行うことが可能となる。
【0029】また、エアフィルタの装着時に該エアフィ
ルタの目詰まりが生じると、送風ファンの風量が小さく
なるため、ある加熱量及び吸気温度における通気路内の
温度は、前記の場合と逆に、エアフィルタの未装着状態
では、装着時に較べて高くなる。そこで、前記フィルタ
装着状態検出手段は、さらに、通気路内の検出温度が、
加熱手段の加熱量及び前記吸気温度検出手段による検出
吸気温度に対応した基準温度よりも所定量以上高くなっ
たときに、エアフィルタが目詰まり状態であると判断す
る。従って、エアフィルタの未装着状態の検出と目詰ま
り状態の検出とが共通の構成を用いて行われる。
【0030】尚、前述の各態様の発明において、前記エ
アフィルタが未装着状態であると判断されたときに前記
報知手段による報知を行うことで、エアフィルタを装着
すべき旨を使用者に認識させる。さらに、エアフィルタ
が目詰まり状態であると判断する場合にあっては、その
検出に応じて報知手段による報知を行うことで、エアフ
ィルタの清掃の必要性を使用者に認識させる。
【0031】
【実施例】本発明の送風装置の第1の態様の一実施例を
図1乃至図5を参照して説明する。図1は本実施例の送
風装置を備えた温風暖房機のシステム構成図、図2は該
温風暖房機の正面側から見た斜視図、図3は該温風暖房
機の背面側から見た斜視図、図4は該温風暖房機の要部
のブロック構成図、図5は該温風暖房機の要部の作動を
説明するための線図である。
【0032】図1乃至図3を参照して、本実施例の送風
装置を備えた温風暖房機1はガス温風暖房機であり、室
内に配置されるハウジング2内に内蔵された暖房機本体
3が、ダクト4(通気路)、対流ファン5(送風ファ
ン)、ガスバーナ6、ダクト7及びガス供給管8を具備
し、制御ユニット9により制御されるようになってい
る。
【0033】ダクト4は、室内空気を取り込むための空
気吸入口10をハウジング2の背面に開口し、ハウジン
グ2の前面下部において温風吹出口11を開口してい
る。空気吸入口10には、塵や埃等がダクト4内に流入
するのを防ぐためにエアフィルタ12が着脱自在に取付
けられている。温風吹出口11には、その開口度合いを
調節する可動式ルーバ13が取付けられ、この可動式ル
ーバ13を駆動するためのギャドモータ14が設けられ
ている。
【0034】対流ファン5は、通電電流に比例して回転
数が増大するファンモータ16と、ファンモータ16に
より回転駆動される回転羽根17とを有し、回転羽根1
7の回転により空気吸入口10からダクト4内に室内空
気sを吸入して空気流を生ぜしめる。そして、吸入した
室内空気sをダクト4内に組み込まれたガスバーナ6の
燃焼排気hと混合して加熱し、それを温風mとして温風
吹出口11から吹き出す。この対流ファン5には、その
回転数を検出するための回転数センサ18(回転数検出
手段)が配設されている。回転数センサ18は、ファン
モータ16の一回転毎に所定数のパルスを発生するホー
ルICにより構成されたものであり、その出力を制御ユ
ニット9に付与する。
【0035】ダクト4内に組み込まれたガスバーナ6
は、燃焼胴19内に燃焼プレート20を配し、混合気に
点火するための点火電極21を燃焼プレート20の下流
側に配している。このガスバーナ6の燃焼胴19はダク
ト4に連通し、その燃焼排気hがダクト4内に排出され
る。また、燃焼プレート20の下流側には異常燃焼を検
知するための熱電対22が配置され、この熱電対22
は、ガスバーナ6の燃焼炎に晒されて起電力を発生し、
それを制御ユニット9に出力する。
【0036】ダクト7は、室内空気sと燃料ガスとをガ
スバーナ6に供給するための通路であり、ガスバーナ6
の燃焼胴19内と連通し且つダクト4と画成してハウジ
ング2内に組み込まれ、ハウジング2の背面で開口した
室内空気sの吸入口23を有している。そして、ダクト
7の吸入口23からガスバーナ6に至る途中箇所には、
ガス供給管8の先端に取付けられたノズル24が導入さ
れている。このダクト7には、対流ファン5の回転作動
により吸入口23から室内空気sが吸入され、その吸入
された室内空気sがガスバーナ6に至る過程でガス供給
管8のノズル24から噴出される燃料ガスと混合し、そ
の混合気がガスバーナ6に供給される。尚、吸入口23
は、空気吸入口10と共にエアフィルタ12により覆わ
れている。また、ダクト7の内部の吸入口23付近の箇
所にはサーミスタにより構成された室温センサ26が取
付けられ、この室温センサ26は、室温に対応した電気
出力を制御ユニット9に出力する。
【0037】ノズル24をダクト7内に導入したガス供
給管8には、その上流側より、電磁弁27,28及び比
例弁29が順に配設されている。
【0038】電磁弁27,28は、通電により開弁状態
になると燃料ガスをノズル24方向へ通過させ、通電停
止により閉弁状態となると燃料ガスの通過を遮断する。
【0039】比例弁29は、通電電流の大きさに伴って
開度が増大する弁であり、通電電流とガスバーナ6への
供給ガス量とが比例する。
【0040】ハウジング2の上面には運転スイッチ31
が設けられ、さらにハウジング2の上面に設けられた開
閉蓋2a(図2参照)の内側には、室温設定スイッチ3
2、警報ブザー33(報知手段)及びフィルタランプ3
4(報知手段)が配設されている。
【0041】運転スイッチ31は、そのON/OFF操
作により暖房運転の開始や終了を制御ユニット9に指示
する。
【0042】室温設定スイッチ32は、室温を設定する
ための操作スイッチであり、その所定の操作により、設
定室温を例えば1°Cづつ上昇あるいは下降させて制御
ユニット9に指示する。
【0043】警報ブザー33は、その警報音によりエア
フィルタ12が未装着状態である旨を使用者に報知する
ものであり、制御ユニット9により駆動制御される。
【0044】フィルタランプ34は、その点灯によりエ
アフィルタ12が目詰まり状態である旨を使用者に報知
して、エアフィルタ12の清掃の必要性を使用者に認識
させるものであり、制御ユニット9により通電制御され
る。
【0045】図4を参照して、制御ユニット9は、マイ
クロコンピュータ等を用いて構成されたものであり、そ
の機能的構成として、運転制御部35、温調制御部3
6、比例弁制御部37、ファン制御部38(ファン制御
手段)、基準通電量決定部39、通電量検出部40(通
電量検出手段)及びフィルタ監視部41(フィルタ装着
状態検出手段)を備えている。
【0046】運転制御部35は、運転スイッチ31の指
示信号、熱電対22の出力、及びフィルタ監視部41か
ら後述するように付与される運転停止信号に基づき、電
磁弁27,28や点火電極21を通電制御する。
【0047】温調制御部36は、室温センサ26による
検出室温と、室温設定スイッチ32による設定室温とに
基づきガスバーナ6の燃料量(加熱量)を決定し、その
決定した燃焼量を比例弁制御部37やファン制御部38
に付与する。この場合、温調制御部36は、検出室温を
設定室温に近づける温調制御を行うために、検出室温が
設定室温に対して低い程、大きな燃焼量を決定する。
【0048】比例弁制御部37は、温調制御部36から
付与された燃焼量に基づき、その燃焼量に対応した量の
燃料ガスを供給するための比例弁29の通電量をあらか
じめ定めたデータテーブル等に従って決定し、その決定
した通電量で比例弁29を通電制御する。
【0049】ファン制御部38は、温調制御部36から
付与された燃焼量に基づき、その燃焼量に対応した量の
燃焼用空気をダクト7を介してガスバーナ6に供給し、
且つその燃焼量に対応した量の温風をダクト4を介して
送風するための対流ファン5の目標回転数をあらかじめ
定めたデータテーブル等に従って設定する目標回転数設
定部42と、設定された目標回転数と回転数センサ18
による検出回転数とを合致させるための対流ファン5の
ファンモータ16への通電量をフィードバック制御則に
従って設定する通電量設定部43とを備えている。そし
て、ファン制御部38は、通電量設定部43による設定
通電量でファンモータ16に通電することにより、検出
回転数が目標回転数に合致するように対流ファン5を通
電制御する。尚、目標回転数設定部42により設定され
る目標回転数は、清浄なエアフィルタ12が正常に装着
された状態において、ガスバーナ6への給気と温風の送
風とが適正に行うことができる回転数としてガスバーナ
6の燃焼量に応じて定められ、燃焼量が大きい程、目標
回転数も大きくなる。
【0050】尚、ガスバーナ6への給気と温風の温度を
同時に適正な値にするようにガスバーナ6の入口には給
気量を制限する制限板(図示しない)が設けられ、制限
板の開度をファンモータ16の回転数(温風の温度を考
慮した回転数)とのマッチングによりガスバーナ6への
給気量を適正な値にすることができる。
【0051】基準通電量決定部39は、目標回転数設定
部42により設定された目標回転数から例えば図5に実
線aで示すようにあらかじめ定められたデータテブルに
従ってファンモータ16への基準通電量を求める。この
場合、実線a(以下、基準通電量ラインaという)の基
準通電量は、清浄なエアフィルタ12が正常に装着され
た状態において、対流ファン5を目標回転数で回転させ
たときのファンモータ16への標準的な通電量として定
められている。
【0052】通電量検出部40は、対流ファン5の検出
回転数と目標回転数とが合致した状態で通電量設定部4
3から出力される設定通電量に基づきファンモータ16
への通電量を検出する。尚、このような通電量の検出
は、ファン制御部38によるファンモータ16への実際
の通電量を電流センサ(図示せず)を用いて直接的に検
出するようにしてもよい。
【0053】フィルタ監視部41は、基準通電量決定部
39により決定された基準通電量と通電量検出部40に
よる検出通電量とに基づき、エアフィルタ12の装着の
有無やエアフィルタ12の目詰まり状態を監視するもの
であり、基準通電量と検出通電量とをそれぞれ比較する
第1及び第2比較部44,45を備えている。
【0054】第1比較部44は、検出通電量が基準通電
量よりも所定量以上大きいか否かを判断し、検出通電量
が基準通電量よりも所定量以上大きい場合に、エアフィ
ルタ12が未装着状態であるとして、その旨を示す信号
を出力する。さらに詳細には、図5を参照して、実線b
は、本実施例において、各目標回転数における検出通電
量が基準通電量よりも所定量以上大きいか否かを判断す
るための判定ラインを示すものであり、該判定ラインb
(以下、フィルタ未装着判定ラインbという)は、エア
フィルタ12の未装着状態において、対流ファン5を目
標回転数に制御したときにファン制御部38によりファ
ンモータ16に与えられる通電量がフィルタ未装着判定
ラインbの上側(フィルタ未装着判定ラインb上を含
む)の通電量となるように定められたものである。ま
た、該フィルタ未装着判定ラインbにおける通電量は、
目標回転数に比例した所定の割合で基準通電量よりも大
きな値となる。
【0055】尚、ファンモータ16の精度のばらつき等
により、ファンモータ16の通電量が基準通電量を越え
ることがあるが、このような場合に誤ってフィルタ未装
着と判定されないように、判定ラインbは、基準通電量
よりも所定量大きい値(ファンモータ16のばらつき等
では生ずることがない値)に設定されている。
【0056】第1比較部44は、基本的には、目標回転
数に制御された対流ファン5への検出通電量がその目標
回転数におけるフィルタ未装着判定ラインb上の通電量
以上である場合に、検出通電量が基準通電量よりも所定
量以上大きいと判断してエアフィルタ12の未装着状態
を検出するものである。この場合、本実施例において
は、第1比較部44は、例えば検出通電量と基準通電量
との比の値(検出通電量/基準通電量)がフィルタ未装
着判定ラインbにおける通電量と基準通電量との比の値
(通電量/基準通電量、この値は目標回転数によらずに
一定の所定値となる)以上となったとき、検出通電量が
基準通電量よりも所定量以上大きいと判断し、エアフィ
ルタ12の未装着状態を示す信号を出力する。そして、
フィルタ監視部41は、第1比較部44が上記信号を出
力したとき、警報ブザー33に通電してこれを鳴動さ
せ、また、運転制御部35に運転停止信号を付与する。
【0057】第2比較部45は、検出通電量が基準通電
量よりも所定量以上小さいか否かを判断し、検出通電量
が基準通電量よりも所定量以上小さい場合に、エアフィ
ルタ12の目詰まりがその清掃を要する程度に進行した
状態であるとして、その旨を示す信号を出力する。さら
に詳細には、図5を参照して、実線cは、第2比較部4
5において、検出通電量が基準通電量よりも所定量以上
小さいか否かを判断するための判定ラインを示すもので
あり、該判定ラインc(以下、目詰まり判定ラインcと
いう)は、エアフィルタ12の清掃を要する目詰まり状
態において、対流ファン5を目標回転数に制御したとき
にファン制御部38によりファンモータ16に与えられ
る通電量が目詰まり判定ラインcの下側(目詰まり判定
ラインc上を含む)の通電量となるように定められたも
のである。また、該目詰まり判定ラインcにおける通電
量は、目標回転数に比例した所定の割合で基準通電量よ
りも小さな値となる。
【0058】第2比較部45は、基本的には、目標回転
数に制御された対流ファン5への検出通電量がその目標
回転数における目詰まり判定ラインc上の通電量以下で
ある場合に、検出通電量が基準通電量よりも所定量以上
小さいと判断してエアフィルタ12の目詰まり状態を検
出するものである。この場合、本実施例においては、第
2比較部45は、第1比較部44と同様に、検出通電量
と基準通電量との比の値(検出通電量/基準通電量)が
目詰まり判定ラインcにおける通電量と基準通電量との
所定の比の値(通電量/基準通電量、この値は第1比較
部44の場合の所定の比の値と一般には異なる)以下と
なったとき、検出通電量が基準通電量よりも所定量以上
小さいと判断し、エアフィルタ12の目詰まり状態を示
す信号を出力する。そして、フィルタ監視部41は、第
2比較部45が上記信号を出力したとき、フィルタラン
プ34に通電してこれを点灯させると共に、運転制御部
35に運転停止信号を付与する。
【0059】尚、第1及び第2比較部44,45におけ
る前述のような比較・判定は、例えば前記判定ライン
b,cをあらかじめデータテーブル等として設定してお
き、ファン制御部38の目標回転数設定部42により設
定された目標回転数における前記判定ラインb,c上の
通電量と検出通電量との大小を比較することで行うよう
にしてもよい。
【0060】次に、本実施例の温風暖房機1の作動を説
明する。
【0061】使用者が運転スイッチ31をON操作する
と、それに応じて制御ユニット9の制御により運転が開
始する。このとき、制御ユニット9は、運転制御部35
により電磁弁27,28に通電してこれらを開弁せし
め、さらに比例弁制御部37により所定通電量で比例弁
29に通電して所定量の燃料ガスをガスバーナ6に供給
せしめる。また、これと並行してファン制御部38によ
り対流ファン5を所定回転数で回転させてダクト4,7
への吸気を行う。この状態で、制御ユニット9の運転制
御部35は、熱電対22の出力を監視しつつ点火電極2
1に通電して、ガスバーナ6を着火し、その燃焼を開始
する。
【0062】このようにして、ガスバーナ6の燃焼が開
始すると、制御ユニット9の温調制御部36は、室温セ
ンサ26による検出室温と室温設定スイッチ32による
設定室温とに基づき、前述のようにガスバーナ6の燃焼
量を時々刻々決定し、それを比例弁制御部37及びファ
ン制御部38に指示する。
【0063】この指示により、比例弁制御部37は、指
示された燃焼量に応じた通電量で比例弁29に通電し
て、該燃焼量に対応した燃料ガスをガスバーナ6に供給
せしめる。
【0064】また、ファン制御部38は、目標回転数設
定部42により、指示された燃焼量に対応した量の空気
をガスバーナ6に給気し、且つその燃焼量に応じた送風
量でダクト4から温風の送風を行うための対流ファン5
の目標回転数を設定する。さらに、ファン制御部38
は、回転数センサ18による対流ファン5の検出回転数
が燃焼量に応じて設定した目標回転数に合致するように
通電量設定部43によりファンモータ16への通電量を
設定し、その設定通電量でファンモータ16を通電制御
することで、対流ファン5を燃焼量に応じた目標回転数
にフィードバック制御する。
【0065】このような比例弁29及びファンモータ1
6の通電制御により、ガスバーナ6は温調制御部36で
決定した燃焼量で燃焼する。また、目標回転数に制御さ
れた対流ファン5の作動により、ガスバーナ6の燃焼量
に応じた量の室内空気sがエアフィルタ12を介して空
気吸入口10からダクト4内に取り込まれ、その取り込
まれた室内空気sは、ダクト4内を温風吹出口11に向
かって流れる過程でガスバーナ6の燃焼排気hと混合し
て加熱されることにより、温風mとして温風吹出口11
から室内に吹き出される。そして、この時、温調制御部
36は検出室温を設定室温に近づけるようにガスバーナ
6の燃焼量を決定するので、室温の設定室温への温調制
御がなされる。
【0066】このような温風暖房機1の作動において、
エアフィルタ12が未装着状態となっていると、前述の
ように目標回転数に制御される対流ファン5の風量はエ
アフィルタ12が装着されている状態に較べて多くな
り、該対流ファン5の負荷が増大する。このため、対流
ファン5を目標回転数に制御するためのファンモータ1
6への通電量は、エアフィルタ12が装着されている状
態に較べて大きくなる。例えば図5を参照して、今、対
流ファン5の回転数が目標回転数Nx に制御されている
とき、清浄なエアフィルタ12が装着されている場合に
は、通電量検出部40による検出通電量は、目標回転数
Nx に対応して基準通電量決定部39により決定される
基準通電量Ix の近傍の値となる。これに対して、エア
フィルタ12が未装着状態である場合には、通電量検出
部40による検出通電量は、例えば目標回転数Nx にお
ける前記フィルタ未装着判定ラインb上の通電量Ib 以
上の値Ixbとなる。
【0067】このようにエアフィルタ12が未装着状態
となっている場合には、フィルタ監視部41の第1比較
部44が比較を行う目標回転数Nx における基準通電量
Ixと検出通電量Ixbとの比の値(Ixb/Ix )が前記
基準通電量ラインa上の基準通電量とフィルタ未装着判
定ラインb上の通電量との比の値(=Ib /Ix )以上
となるため、前述したように第1比較部44は、エアフ
ィルタ12の未装着状態を示す信号を出力し、これによ
りその状態が検出される。そして、フィルタ監視部41
は、第1比較部44の信号出力に応じて警報ブザー33
に通電してこれを鳴動させ、これによりエアフィルタ1
2が未装着状態である旨を使用者に報知する。また、フ
ィルタ監視部41は、運転制御部35に運転停止信号を
出力し、このとき、運転制御部35は、電磁弁27,2
8を閉弁せしめてガスバーナ6の燃焼を停止し、温風暖
房機1の運転を停止する。尚、その後、使用者がエアフ
ィルタ12を装着し、再び運転スイッチ31をON操作
すれば、温風暖房機1は支障なく運転を再開する。
【0068】また、エアフィルタ12が装着された状態
での温風暖房機1の作動において、エアフィルタ12が
目詰まり状態となっていると、目標回転数に制御される
対流ファン5の風量はエアフィルタ12が清浄な状態に
較べて少なくなり、該対流ファン5の負荷が減少する。
このため、対流ファン5を目標回転数に制御するための
ファンモータ16への通電量は、エアフィルタ12が清
浄な状態に較べて小さくなる。例えば図5を参照して、
エアフィルタ12がその清掃が必要な程度に目詰まり状
態を生じている場合に、対流ファン5の回転数が目標回
転数Nx に制御されているときのファンモータ16への
検出通電量は、例えば目標回転数Nx における前記目詰
まり判定ラインc上の通電量Ic 以下の値Ixcとなる。
尚検出通電量Ixcはエアフィルタ12の目詰まりが進行
する程、小さくなる。
【0069】このようにエアフィルタ12の目詰まりが
ある程度進行している場合には、フィルタ監視部41の
第2比較部45が比較を行う目標回転数Nx における基
準通電量Ix と検出通電量Ixcとの比の値(Ixc/Ix
)が前記基準通電量ラインa上の基準通電量とフィル
タ未装着判定ラインb上の通電量との比の値(=Ic /
Ix )以下となるため、第2比較部45は、エアフィル
タ12の清掃を要する目詰まり状態を示す信号を出力
し、これによりその状態が検出される。そして、フィル
タ監視部41は、第2比較部45の信号出力に応じてフ
ィルタランプ34に通電してこれを点灯させ、これによ
りエアフィルタ12の清掃が必要である旨を使用者に報
知する。また、フィルタ監視部41は、エアフィルタ1
2の未装着状態の場合と同様に運転制御部35に運転停
止信号を出力し、温風暖房機1の運転を停止せしめる。
尚、その後、使用者がエアフィルタ12を清掃して装着
し直し、再び運転スイッチ31をON操作すれば、温風
暖房機1は支障なく運転を再開する。このように本実施
例の温風暖房機1によれば、その送風装置の対流ファン
5のファンモータ16への通電量を検出し、その検出通
電量が対流ファン5の目標回転数に対応する基準通電量
よりも所定量以上大きいか否かを判断することで、エア
フィルタ12の未装着状態を簡単な構成で検出すること
ができ、それに応じた警報等を行うことができる。そし
て、この場合、機械的スイッチ等の故障や作動不良等の
生じやすい構成部品を備える必要がないので、エアフィ
ルタ12の未装着状態の検出を確実に行うことができ
る。さらに、検出通電量が対流ファン5の目標回転数に
対応する基準通電量よりも所定量以上小さいか否かを判
断することで、エアフィルタ12の未装着状態を検出す
るための基準通電量決定部39や通電量検出部40等の
構成を共用して、エアフィルタ12の目詰まり状態をも
検出することができ、温風暖房機1を必要限の構成で使
用性に優れたものとすることができる。
【0070】次に、本発明の送風装置の第2の態様の一
実施例を図6及び図7、並びに前記図1を参照して説明
する。図6は本実施例の送風装置を備えた温風暖房機の
要部のブロック構成図、図7は該温風暖房機の要部の作
動を説明するための線図である。
【0071】尚、本実施例の温風暖房機は、前記第1の
態様の実施例のものと同一のシステム構成で、制御ユニ
ット9の機能的構成の一部のみが相違するものであるの
で、同一構成部分については、図1及び図4と同一の参
照符号を付して説明を省略する。
【0072】図1及び図6を参照して、本実施例の温風
暖房機にあっては、制御ユニット9は、対流ファン5の
ファンモータ16の通電制御を行うファン制御部38
は、前記温調制御部36により決定されるガスバーナ6
の燃焼量のみに基づき、ファンモータ16への通電量を
設定する通電量設定部46を具備する。この通電量設定
部46は、清浄なエアフィルタ12が装着された状態に
おいて、温調制御部36により決定されるガスバーナ6
の燃焼量に対応した回転数で対流ファン5を作動させる
ための通電量を該燃焼量に応じてあらかじめ定めたデー
タテーブル等に従って設定する。そして、ファン制御部
38は、通電量設定部46による設定通電量でファンモ
ータ16に通電する。
【0073】また、制御ユニット9は、前記図4の基準
通電量決定部39及び通電量検出部40を具備せず、通
電量設定部46により設定通電量に対応した対流ファン
5の基準回転数を決定する基準回転数決定部47を備え
る。この基準回転数決定部47は、設定通電量から例え
ば図7に実線dで示すようにあらかじめ定められたデー
タテブルに従って対流ファン5の基準回転数を求める。
この場合、実線d(以下、基準回転数ラインdという)
の基準回転数は、清浄なエアフィルタ12が装着された
状態において、対流ファン5のファンモータ16に設定
通電量で通電したときの対流ファン5の標準的な回転数
として定められている。
【0074】そして、第1の態様の実施例と同様に、エ
アフィルタ12の装着の有無やエアフィルタ12の目詰
まり状態を監視すべく制御ユニット9に設けられたフィ
ルタ監視部41は、その監視を、基準回転数決定部47
により決定された基準回転数と前記回転数センサ18
(回転数検出手段)による検出回転数とに基づき行うも
のであり、基準回転数と検出回転数とをそれぞれ比較す
る第1及び第2比較部48,49を備えている。
【0075】第1比較部48は、検出回転数が基準回転
数よりも所定量以上小さいか否かを判断し、検出回転数
が基準回転数よりも所定量以上小さい場合に、エアフィ
ルタ12が未装着状態であるとして、その旨を示す信号
を出力する。すなわち、図7を参照して、実線eは、検
出回転数が基準回転数よりも所定量以上小さいか否かを
判断するためのフィルタ未装着判定ラインを示すもので
あり、該判定ラインeは、エアフィルタ12の未装着状
態において、ファンモータ16に設定通電量を通電した
ときの対流ファン5の回転数がフィルタ未装着判定ライ
ンeの下側(フィルタ未装着判定ラインe上を含む)の
回転数となるように定められたものである。
【0076】第1比較部48は、ファンモータ16に設
定通電量を通電した対流ファン5の検出回転数がその設
定通電量におけるフィルタ未装着判定ラインe上の回転
数以下である場合に、検出回転数が基準回転数よりも所
定量以上小さいと判断してエアフィルタ12の未装着状
態を検出するものである。この場合、本実施例において
は、第1比較部48は、検出回転数と基準回転数との比
の値(検出回転数/基準回転数)がフィルタ未装着判定
ラインeにおける回転数と基準回転数との所定の比の値
(回転数/基準回転数)以下となったとき、エアフィル
タ12の未装着状態を示す信号を出力する。そして、フ
ィルタ監視部41は、第1比較部48が上記信号を出力
したとき、第1の態様の実施例と同様に、警報ブザー3
3を鳴動させ、また、運転制御部35に運転停止信号を
付与する。
【0077】第2比較部49は、検出回転数が基準回転
数よりも所定量以上大きいか否かを判断し、検出回転数
が基準回転数よりも所定量以上大きい場合に、エアフィ
ルタ12の目詰まりがその清掃を要する程度に進行した
状態であるとして、その旨を示す信号を出力する。さら
に詳細には、図7を参照して、実線fは、検出回転数が
基準回転数よりも所定量以上大きいか否かを判断するた
めの目詰まり判定ラインを示すものであり、該判定ライ
ンfは、エアフィルタ12の清掃を要する目詰まり状態
において、対流ファン5のファンモータ16に設定通電
量を通電したときの検出回転数が目詰まり判定ラインf
の上側(目詰まり判定ラインf上を含む)の回転数とな
るように定められたものである。
【0078】第2比較部49は、対流ファン5の検出回
転数がその時の設定通電量における目詰まり判定ライン
f上の回転数以上である場合に、検出回転数が基準回転
数よりも所定量以上大きいと判断してエアフィルタ12
の目詰まり状態を検出するものである。この場合、第2
比較部49は、検出回転数と基準回転数との比の値(検
出通電量/基準通電量)が目詰まり判定ラインfにおけ
る通電量と基準通電量との所定の比の値(通電量/基準
通電量)以上となったとき、エアフィルタ12の目詰ま
り状態を示す信号を出力する。そして、フィルタ監視部
41は、第2比較部49が上記信号を出力したとき、フ
ィルタランプ34を点灯させると共に、運転制御部35
に運転停止信号を付与する。
【0079】尚、第1及び第2比較部48,49におけ
る前述のような比較・判定は、判定ラインe,fをあら
かじめデータテーブル等として設定しておき、設定通電
量における前記判定ラインe,f上の回転数と検出回転
数との大小を比較することで行うようにしてもよい。
【0080】かかる構成以外の構成は第1の態様の実施
例のものと同一である。
【0081】次に、本実施例の温風暖房機の作動を説明
する。
【0082】本実施例の温風暖房機の基本的作動は第1
の態様の実施例のものと同一であり、この場合、ガスバ
ーナ6の燃焼中は、ファン制御部38がその燃焼量のみ
に応じた設定通電量でファンモータ16に通電すること
により、ガスバーナ6にその燃焼量に見合った量の空気
が供給されると共に、該燃焼量に応じた送風量で温風の
吹き出しがなされ、室温の温調制御が行われる。
【0083】このような温風暖房機の作動において、清
浄なエアフィルタ12が装着されている場合には、例え
ば図7の設定通電量Ix における対流ファン5の検出回
転数は、基準回転数ラインd上の基準回転数Nx の近傍
の値となる。
【0084】一方、エアフィルタ12が未装着状態であ
る場合には、対流ファン5の風量が多くなって、その負
荷が増大するため、設定通電量Ix における対流ファン
5の検出回転数は、清浄なエアフィルタ12が装着され
ている場合に較べて低下し、例えばフィルタ未装着判定
ラインe上の回転数Nxe以下の回転数Ne となる。この
ため、フィルタ監視部41の第1比較部48が、エアフ
ィルタ12の未装着状態を示す信号を出力し、これによ
りその状態の検出がなされる。そして、フィルタ監視部
41は、第1比較部48の信号出力に応じて警報ブザー
33を鳴動させて、エアフィルタ12の未装着状態であ
る旨を使用者に報知し、また、運転停止信号を運転制御
部35に出力して温風暖房機の運転を停止させる。
【0085】また、エアフィルタ12の清掃が必要な程
度に目詰まりを生じている場合には、対流ファン5の風
量が少なくなって、その負荷が減少するため、設定通電
量Ix における対流ファン5の検出回転数は、清浄なエ
アフィルタ12が装着されている場合に較べて増加し、
例えばフィルタ目詰まり判定ラインf上の回転数Nxf以
上の回転数Nf となる。このため、第2比較部49が、
エアフィルタ12の目詰まり状態を示す信号を出力し、
これによりその状態の検出がなされる。そして、フィル
タ監視部41は、第2比較部49の信号出力に応じてフ
ィルタランプ34を点灯させて、エアフィルタ12の清
掃の必要性がある旨を使用者に報知し、また、運転停止
信号を運転制御部35に出力して温風暖房機の運転を停
止させる。
【0086】このように本実施例の温風暖房機によって
も、第1の態様の実施例と同様に、機械的スイッチ等の
故障や作動不良等の生じやすい構成部品を備えることな
く、回転数センサ18等を用いた簡単な構成でエアフィ
ルタ12の未装着状態を確実に検出することができ、そ
れに応じた警報等を的確に行うことができる。そして、
エアフィルタ12の未装着状態を検出するための基準回
転数決定部47や回転数センサ18等の構成を共用し
て、エアフィルタ12の目詰まり状態をも検出すること
ができ、温風暖房機を必要限の構成で使用性に優れたも
のとすることができる。
【0087】次に、本発明の第3の態様の一実施例を図
8乃至図10を参照して説明する。図8は本実施例の送
風装置を備えた温風暖房機のシステム構成図、図9は該
温風暖房機の要部のブロック構成図、図10は該温風暖
房機の作動を説明するための線図である。
【0088】尚、本実施例の温風暖房機は、その基本構
成が第1の態様の実施例のものと同一であり、同一の構
成部分については同一の参照符号を付して説明を省略す
る。
【0089】図8を参照して、本実施例の温風暖房機1
は、前記図1に示した第1の態様の実施例のシステム構
成に加えて、例えばダクト4の空気吸入口10の付近
に、対流ファン5の作動によりダクト4内を流れる空気
の風量を検出する風量センサ50(風量検出手段)が設
けられている。この風量センサ50は例えば白金等の感
熱抵抗素子を検出素子として使用する熱式風量センサで
あり、ダクト4内を流れる空気の風量に応じた信号を制
御ユニット9に出力する。他のシステム構成は、第1の
態様の実施例のものと同一である。
【0090】また、図9を参照して、本実施例の温風暖
房機にあっては、制御ユニット9は、第1の態様の実施
例のものと同一構成のファン制御部38の目標回転数設
定部42によりガスバーナ6の燃焼量に応じて設定され
る対流ファン5の目標回転数に対応したダクト4内の基
準風量を決定する基準風量決定部51を備える。この基
準風量決定部51は、設定された目標回転数から例えば
図10に実線gで示すようにあらかじめ定められたデー
タテブルに従ってダクト4内の基準風量を求める。この
場合、実線g(以下、基準風量ラインgという)の基準
風量は、清浄なエアフィルタ12が装着された状態にお
いて、対流ファン5を目標回転数に制御したときのダク
ト4内の標準的な風量として定められている。
【0091】そして、第1の態様の実施例と同様にエア
フィルタ12の装着の有無やエアフィルタ12の目詰ま
り状態を監視すべく制御ユニット9に設けられたフィル
タ監視部41は、その監視を、基準風量決定部51によ
り決定された基準風量と風量センサ50による検出風量
とに基づき行うものであり、基準風量と検出風量とをそ
れぞれ比較する第1及び第2比較部52,53を備えて
いる。
【0092】第1比較部52は、検出風量が基準風量よ
りも所定量以上大きいか否かを判断し、検出風量が基準
風量よりも所定量以上大きい場合に、エアフィルタ12
が未装着状態であるとして、その旨を示す信号を出力す
る。すなわち、図10を参照して、実線hは、検出風量
が基準風量よりも所定量以上大きいか否かを判断するた
めのフィルタ未装着判定ラインを示すものであり、該判
定ラインhは、エアフィルタ12の未装着状態におい
て、対流ファン5を目標回転数に制御したときの検出風
量がフィルタ未装着判定ラインhの下側(フィルタ未装
着判定ラインh上を含む)の風量となるように定められ
たものである。
【0093】そして、第1比較部52は、第1の態様の
場合と同様に、対流ファン5を目標回転数に制御したと
きの検出風量と基準風量との比の値(検出風量/基準風
量)がフィルタ未装着判定ラインhにおける風量と基準
風量との所定の比の値(回転数/基準回転数)以上とな
ったとき、検出風量が基準風量よりも所定量以上大きい
と判断してエアフィルタ12の未装着状態を検出し、そ
の旨示す信号を出力するものである。そして、フィルタ
監視部41は、第1比較部52が上記信号を出力したと
き、第1の態様の実施例と同様に、警報ブザー33を鳴
動させ、また、運転制御部35に運転停止信号を付与す
る。
【0094】第2比較部53は、検出風量が基準風量よ
りも所定量以上小さいか否かを判断し、検出風量が基準
風量よりも所定量以上小さい場合に、エアフィルタ12
の目詰まりがその清掃を要する程度に進行した状態であ
るとして、その旨を示す信号を出力する。すなわち、図
10を参照して、実線iは、検出風量が基準風量よりも
所定量以上小さいか否かを判断するための目詰まり判定
ラインを示すものであり、該判定ラインiは、エアフィ
ルタ12の清掃を要する目詰まり状態において、対流フ
ァン5を目標モータ回転数に制御したときの検出風量が
目詰まり判定ラインiの下側(目詰まり判定ラインi上
を含む)の風量となるように定められたものである。
【0095】そして、第2比較部53は、第1の態様の
場合と同様に、検出風量とその時の目標回転数における
基準風量との比の値(検出風量/基準風量)が目詰まり
判定ラインiにおける風量と基準風量との所定の比の値
(風量/基準風量)以下となったとき、検出風量が基準
風量よりも所定量以上小さいと判断してエアフィルタ1
2の目詰まり状態を検出し、その旨を示す信号を出力す
るものである。そして、フィルタ監視部41は、第2比
較部53が上記信号を出力したとき、フィルタランプ3
4を点灯させると共に、運転制御部35に運転停止信号
を付与する。
【0096】尚、第1及び第2比較部52,53におけ
る前述のような比較・判定は、判定ラインh,iをあら
かじめデータテーブル等として設定しておき、目標回転
数における前記判定ラインh,i上の風量と検出風量と
の大小を比較することで行うようにしてもよい。
【0097】かかる構成以外の構成は第1の態様の実施
例のものと同一である。
【0098】次に、本実施例の温風暖房機の作動を説明
する。
【0099】本実施例の温風暖房機の基本的作動は第1
の態様の実施例のものと同一であり、ガスバーナ6の燃
焼中は、ファン制御部38が対流ファン5を燃焼量に応
じた目標回転数に制御することで、ガスバーナ6にその
燃焼量に見合った量の空気が供給されると共に、該燃焼
量に応じた送風量で温風の吹き出しがなされ、室温の温
調制御が行われる。
【0100】このような温風暖房機の作動において、清
浄なエアフィルタ12が装着されている場合には、例え
ば図10の目標回転数Nx におけるダクト4内の風量セ
ンサ50の検出風量は、基準風量ラインg上の基準風量
Fx の近傍の値となる。
【0101】一方、エアフィルタ12が未装着状態であ
る場合には、対流ファン5の風量が多くなるため、目標
回転数Nx におけるダクト4内の検出風量は、清浄なエ
アフィルタ12が装着されている場合に較べて増加し、
フィルタ未装着判定ラインh上の風量Fxh以上の風量F
h となる。このため、フィルタ監視部41の第1比較部
52が、エアフィルタ12の未装着状態を示す信号を出
力し、これによりその状態の検出がなされる。そして、
フィルタ監視部41は、第1比較部52の信号出力に応
じて警報ブザー33を鳴動させて、エアフィルタ12の
未装着状態である旨を使用者に報知し、また、運転停止
信号を運転制御部35に出力して温風暖房機の運転を停
止させる。
【0102】また、エアフィルタ12の清掃が必要な程
度に目詰まりを生じている場合には、対流ファン5の風
量が少なくなるため、目標回転数Nx におけるダクト4
内の検出風量は、清浄なエアフィルタ12が装着されて
いる場合に較べて低下し、フィルタ目詰まり判定ライン
i上の風量Fxi以下の風量Fi となる。このため、第2
比較部53が、エアフィルタ12の目詰まり状態を示す
信号を出力し、これによりその状態の検出がなされる。
そして、フィルタ監視部41は、第2比較部53の信号
出力に応じてフィルタランプ34を点灯させて、エアフ
ィルタ12の清掃の必要性がある旨を使用者に報知し、
また、運転停止信号を運転制御部35に出力して温風暖
房機の運転を停止させる。
【0103】このように本実施例の温風暖房機によって
も、第1の態様の実施例と同様に、機械的スイッチ等の
故障や作動不良等の生じやすい構成部品を備えることな
く、風量センサ50等を用いた簡単な構成でエアフィル
タ12の未装着状態を確実に検出することができ、それ
に応じた警報等を的確に行うことができる。そして、エ
アフィルタ12の未装着状態を検出するための基準風量
決定部51や風量センサ50等の構成を共用して、エア
フィルタ12の目詰まり状態をも検出することができ、
温風暖房機を必要限の構成で使用性に優れたものとする
ことができる。
【0104】次に、本発明の第4の態様の一実施例を図
11乃至図13を参照して説明する。図11は本実施例
の送風装置を備えた温風暖房機のシステム構成図、図1
2は該温風暖房機の要部のブロック構成図、図13は該
温風暖房機の作動を説明するための説明図である。
【0105】尚、本実施例の温風暖房機は、その基本構
成が第1の態様の実施例のものと同一であり、同一の構
成部分については同一の参照符号を付して説明を省略す
る。
【0106】図11を参照して、本実施例の温風暖房機
1は、前記図1に示した第1の態様の実施例のシステム
構成に加えて、例えばダクト4内の空気吸入口10の付
近の内壁部に、加熱手段であるガスバーナ6により加熱
されるダクト4内の温度を検出するダクト内温度センサ
54(通気路温度検出手段)が設けられている。このダ
クト内温度センサ54はダクト4内の温度に応じた信号
を制御ユニット9に出力する。尚、該ダクト内温度セン
サ54は、ダクト4に吸入される空気が直接的にはあた
らないような位置に設けられている。他のシステム構成
は、第1の態様の実施例のものと同一である。
【0107】尚、前記室温センサ26は、ダクト7の吸
入口23の近傍に設けられているため、その検出室温
は、ダクト4への吸気温度に一致する。従って、該室温
センサ26は吸気温度検出手段を構成するものである。
【0108】また、図12を参照して、本実施例の温風
暖房機にあっては、制御ユニット9は、温調制御部36
により決定されるガスバーナ6の燃焼量と、室温センサ
26による検出吸気温度(=検出室温)とに対応したダ
クト4内の基準温度を決定する基準温度決定部55を備
える。この基準温度決定部55は、温調制御部36によ
り決定された燃焼量と室温センサ26による検出吸気温
度とから例えば図13に示すようにあらかじめ定められ
たマップに従ってダクト4内の基準温度を求める。図1
3のマップの基準温度Tijは、清浄なエアフィルタ12
が装着された状態において、燃焼量の種々の値M1 〜M
n と吸気温度の種々の値S1 〜Sn とにおいて、温風暖
房機を作動させたときのダクト4内の標準的な温度とし
て実験等に基づき定められている。この場合、マップの
基準温度Tijは、基本的には、燃焼量が大きくなる程、
大きくなり、また、吸気温度が高い程、大きくなる。
尚、基準温度を決定するに際しては、燃焼量と検出吸気
温度とから、適当な演算式等を用いて求めるようにして
もよい。
【0109】そして、第1の態様の実施例と同様にエア
フィルタ12の装着の有無やエアフィルタ12の目詰ま
り状態を監視すべく制御ユニット9に設けられたフィル
タ監視部41は、その監視を、基準温度決定部51によ
り決定された基準温度とダクト内温度センサ54による
検出吸気温度とに基づき行うものであり、基準温度と検
出風量とをそれぞれ比較する第1及び第2比較部56,
57を備えている。
【0110】第1比較部56は、検出吸気温度が基準温
度よりも所定量以上小さいか否かを判断し、検出吸気温
度が基準温度よりも所定量以上小さい場合に、エアフィ
ルタ12が未装着状態であるとして、その旨を示す信号
を出力する。具体的には、第比較部56は、例えば検出
吸気温度と基準温度との偏差(基準温度−検出吸気温
度)があらかじめ定めた所定値以上となったとき、ある
いは検出吸気温度と基準温度との比(検出吸気温度/基
準温度)があらかじめ定めた所定値以下となったとき、
検出吸気温度が基準温度よりも所定量以上小さいものと
判断して、エアフィルタ12が未装着状態である旨を示
す信号を出力する。この場合、上記所定値は、エアフィ
ルタ12の未装着状態で温風暖房機を作動させたときに
上記の条件を満たすように実験等に基づき定められてい
る。そして、フィルタ監視部41は、第1比較部56が
上記信号を出力したとき、第1の態様の実施例と同様
に、警報ブザー33を鳴動させ、また、運転制御部35
に運転停止信号を付与する。
【0111】また、第2比較部57は、検出吸気温度が
基準温度よりも所定量以上大きいか否かを判断し、検出
吸気温度が基準温度よりも所定量以上大きい場合に、エ
アフィルタ12がその清掃を要する程度の目詰まり状態
であるとして、その旨を示す信号を出力する。具体的に
は、第2比較部57は、例えば検出吸気温度と基準温度
との偏差(検出吸気温度−基準温度)があらかじめ定め
た所定値以上となったとき、あるいは検出吸気温度と基
準温度との比(検出吸気温度/基準温度)があらかじめ
定めた所定値以上となったとき、検出吸気温度が基準温
度よりも所定量以上大きいものと判断して、エアフィル
タ12が未装着状態である旨を示す信号を出力する。こ
の場合、上記所定値は、エアフィルタ12の清掃を要す
る目詰まり状態で温風暖房機を作動させたときに上記の
条件を満たすように実験等に基づき定められ、第1比較
部56で比較を行う場合の所定値とは必ずしも同一では
ない。そして、フィルタ監視部41は、第2比較部57
が上記信号を出力したとき、フィルタランプ34を点灯
させると共に、運転制御部35に運転停止信号を付与す
る。
【0112】かかる構成以外の構成は第1の態様の実施
例のものと同一である。
【0113】次に、本実施例の温風暖房機の作動を説明
する。
【0114】本実施例の温風暖房機の基本的作動は第1
の態様の実施例のものと同一であり、ガスバーナ6の燃
焼中は、ファン制御部38が対流ファン5を燃焼量に応
じた目標回転数に制御することで、ガスバーナ6にその
燃焼量に見合った量の空気が供給されると共に、該燃焼
量に応じた送風量で温風の吹き出しがなされ、室温の温
調制御が行われる。
【0115】このような温風暖房機の作動において、清
浄なエアフィルタ12が装着されている場合には、ダク
ト内温度センサ54によるダクト4内の検出温度は、ガ
スバーナ6の燃焼量と室温センサ26による検出吸気温
度(検出室温)とに応じて基準温度決定部55により図
13のマップに従って決定される基準温度に略一致した
ものとなる。
【0116】一方、エアフィルタ12が未装着状態であ
る場合には、目標回転数に制御された対流ファン5によ
りダクト4内に吸入される風量が多くなり、ダクト4の
内部が多めの風量により冷却される傾向となるので、ダ
クト4内の検出温度は、その時の燃焼量と吸気温度に対
応した基準温度よりも前記第1比較部56における所定
量以上に低くなる。このため、第1比較部56が、エア
フィルタ12の未装着状態を示す信号を出力し、これに
よりその状態の検出がなされる。そして、フィルタ監視
部41は、第1比較部56の信号出力に応じて警報ブザ
ー33を鳴動させて、エアフィルタ12の未装着状態で
ある旨を使用者に報知し、また、運転停止信号を運転制
御部35に出力して温風暖房機の運転を停止させる。
【0117】また、エアフィルタ12の清掃が必要な程
度に目詰まりを生じている場合には、対流ファン5によ
りダクト4内に吸入される風量が少なくなり、その吸入
空気がガスバーナ6の燃焼熱により加熱されやすくなる
ため、ダクト4内の検出温度は、その時の燃焼量と吸気
温度に対応した基準温度よりも前記第2比較部57にお
ける所定量以上に高くなる。このため、第2比較部57
が、エアフィルタ12の目詰まり状態を示す信号を出力
し、これによりその状態の検出がなされる。そして、フ
ィルタ監視部41は、第2比較部57の信号出力に応じ
てフィルタランプ34を点灯させて、エアフィルタ12
の清掃の必要性がある旨を使用者に報知し、また、運転
停止信号を運転制御部35に出力して温風暖房機の運転
を停止させる。
【0118】このように本実施例の温風暖房機によって
も、第1の態様の実施例と同様に、機械的スイッチ等の
故障や作動不良等の生じやすい構成部品を備えることな
く、ダクト内温度センサ54等を用いた簡単な構成でエ
アフィルタ12の未装着状態を確実に検出することがで
き、それに応じた警報等を的確に行うことができる。そ
して、エアフィルタ12の未装着状態を検出するための
基準温度決定部55やダクト内温度センサ54等の構成
を共用して、エアフィルタ12の目詰まり状態をも検出
することができ、温風暖房機を必要限の構成で使用性に
優れたものとすることができる。
【0119】尚、以上説明した各実施例においては、エ
アフィルタ12の未装着状態の場合の警報を警報ブザー
33により行い、エアフィルタ12の目詰まり状態の場
合の警報をフィルタランプ34により行うようにした
が、両者の警報を単一のブザーあるいはランプを共用し
て行うようにしてもよく、この場合、警報の仕方をエア
フィルタ12の未装着状態の場合とエアフィルタ12の
目詰まり状態の場合とで互いに相違するものとしてもよ
い。
【0120】また、前記各実施例においては、エアフィ
ルタ12の目詰まり状態を検出した場合に、温風暖房機
の運転を停止するようにしたが、目詰まり状態の検出を
段階的に行い、例えば中度の目詰まり状態では、警報の
みを行うようにし、さらに重度の目詰まり状態となった
ときに温風暖房機の運転を停止するようにしてもよい。
【0121】また、前記各実施例では、対流ファン5に
より燃焼用空気をガスバーナ6に供給するようにした
が、燃焼用空気は別のファンにより供給するようにして
もよい。そして、この場合、いずれのファンを用いてエ
アフィルタの装着の有無や目詰まりの有無を検出しても
よく、両ファンを併用して検出するようにしてもよい。
【0122】また、前記各実施例では、空気吸入口10
と吸入口23とに共通のエアフィルタ12を取付けるも
のを示したが、それぞれ独立してエアフィルタを取付け
るようにしてもよい。この場合、どちらのエアフィルタ
が外れても検出できるように、通過抵抗の小さなエアフ
ィルタが外れた場合の電流値等の変化量に応じて判定ラ
インを設定する必要がある。
【0123】また、前記各実施例では、ガス式の温風暖
房機を例にとって説明したが、石油式のものであっても
よく、また、給湯器や衣類乾燥機等において用いる送風
装置においても本発明を適用することができることはも
ちろんである。また、請求項1乃至6の発明において
は、加熱手段を備えないものであってもよい。
【0124】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
の各態様によれば、通電量検出手段や、回転数検出手
段、風量検出手段、通気路温度検出手段を用いて送風フ
ァンの通電量や回転数、送風量あるいは、加熱手段によ
り加熱される通気路内の温度を検出し、その検出値が、
送風ファンの目標回転数や設定通電量、あるいは加熱手
段の加熱量及び通気路への吸気温度に対応してあらかじ
め定めた基準通電量や基準回転数、基準風量、基準温度
よりも所定量以上大きいか、あるいは所定量以上小さい
かを判断することで通気路へのエアフィルタの未装着状
態を検出するようにしたことによって、その検出を故障
等の生じにくい極めて簡単な構成で確実に行うことがで
き、エアフィルタの未装着状態の検出の信頼性を高める
ことができる。しかも、その検出を極めて簡単な構成で
行うことができるので、安価なものとすることができ
る。
【0125】さらに、前記基準通電量や基準回転数、基
準風量、基準温度に対する前記検出値の大きさを判断す
ることで、通気路にエアフィルタが装着されている場合
の該エアフィルタの目詰まり状態をも検出することによ
って、エアフィルタの未装着状態の検出と目詰まり状態
の検出との両者の検出を共通の検出手段を使用して行う
ことができ、使用性に優れた送風装置を安価に提供する
ことができる。
【0126】また、特に、通気路内の空気を加熱手段に
より室内の温度に応じた加熱量で加熱する場合に、前記
基準温度を定めるために吸気温度検出手段により検出さ
れる吸気温度を室内の温度として把握することで、該吸
気温度検出手段を室温検出手段として共用することがで
き、温調制御を行う温風暖房機等の高性能で使用性に優
れた送風装置を安価に提供することができる。
【0127】また、前述のようにエアフィルタの未装着
状態の検出や目詰まり状態の検出を高い信頼性で確実に
おこなうことができるので、その検出に応じた報知を行
うことで、エアフィルタを装着すべき旨や、エアフィル
タの清掃の必要性を的確に使用者に報知することがで
き、送風装置の使用性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の態様の一例を適用した温風暖房
機のシステム構成図。
【図2】図1の温風暖房機の正面側から見た斜視図。
【図3】図1の温風暖房機の背面側から見た斜視図。
【図4】図1の温風暖房機の要部のブロック構成図。
【図5】図1の温風暖房機の要部の作動を説明するため
の線図。
【図6】本発明の第2の態様の一例を適用した温風暖房
機の要部のブロック構成図。
【図7】図6の温風暖房機の要部の作動を説明するため
の線図。
【図8】本発明の第3の態様の一例を適用した温風暖房
機のシステム構成図。
【図9】図8の温風暖房機の要部のブロック構成図。
【図10】図8の温風暖房機の要部の作動を説明するた
めの線図。
【図11】本発明の第4の態様の一例を適用した温風暖
房機のシステム構成図。
【図12】図11の温風暖房機の要部のブロック構成
図。
【図13】図11の温風暖房機の要部の作動を説明する
ための説明図。
【符号の説明】
4…ダクト(通気路)、5…対流ファン(送風ファ
ン)、6…ガスバーナ(加熱手段)、18…回転数セン
サ、26…室温センサ(吸気温度検出手段)、33…警
報ブザー(報知手段)、34…フィルタランプ(報知手
段)、38…ファン制御部、40…通電量検出部、41
…フィルタ監視部(フィルタ装着状態検出手段)、50
…風量センサ、54…ダクト内温度センサ(通気路温度
検出手段)。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エアフィルタを着脱自在に設けた通気路
    と、該通気路に空気流を生ぜしめる送風ファンと、該送
    風ファンの回転数を検出する回転数検出手段と、該回転
    数検出手段による検出回転数が目標回転数に合致するよ
    うに前記送風ファンの通電制御を行うファン制御手段と
    を備えた送風装置において、前記検出回転数が前記目標
    回転数に合致したときの前記送風ファンへの通電量を検
    出する通電量検出手段と、該通電量検出手段による検出
    通電量が前記目標回転数に対応してあらかじめ定められ
    た基準通電量よりも所定量以上大きくなったとき、前記
    エアフィルタが未装着状態であると判断するフィルタ装
    着状態検出手段とを備えたことを特徴とする送風装置。
  2. 【請求項2】前記フィルタ装着状態検出手段は、前記通
    電量検出手段による検出通電量が前記基準通電量よりも
    所定量以上小さくなったとき、前記エアフィルタが目詰
    まり状態であると判断することを特徴とする請求項1記
    載の送風装置。
  3. 【請求項3】エアフィルタを着脱自在に設けた通気路
    と、該通気路に空気流を生ぜしめる送風ファンと、該送
    風ファンへの通電量を設定し、その設定通電量により該
    送風ファンの通電制御を行うファン制御手段とを備えた
    送風装置において、前記送風ファンの回転数を検出する
    回転数検出手段と、該ファン制御手段による前記送風フ
    ァンへの通電時に前記回転数検出手段による検出回転数
    が前記設定通電量に対応してあらかじめ定められた前記
    送風ファンの基準回転数よりも所定量以上小さくなった
    とき、前記エアフィルタが未装着状態であると判断する
    フィルタ装着状態検出手段とを備えたことを特徴とする
    送風装置。
  4. 【請求項4】前記フィルタ装着状態検出手段は、前記フ
    ァン制御手段による前記送風ファンへの通電時に前記検
    出回転数が前記基準回転数よりも所定量以上大きくなっ
    たとき、前記エアフィルタが目詰まり状態であると判断
    することを特徴とする請求項3記載の送風装置。
  5. 【請求項5】エアフィルタを着脱自在に設けた通気路
    と、該通気路に空気流を生ぜしめる送風ファンと、該送
    風ファンの回転数を検出する回転数検出手段と、該回転
    数検出手段による検出回転数が目標回転数に合致するよ
    うに前記送風ファンの通電制御を行うファン制御手段と
    を備えた送風装置において、前記送風ファンによる前記
    通気路の風量を検出する風量検出手段と、該風量検出手
    段による検出風量が前記目標回転数に対応してあらかじ
    め定められた基準風量よりも所定量以上大きくなったと
    き、前記エアフィルタが未装着状態であると判断するフ
    ィルタ装着状態検出手段とを備えたことを特徴とする送
    風装置。
  6. 【請求項6】前記フィルタ装着状態検出手段は、前記風
    量検出手段による検出風量が前記基準風量よりも所定量
    以上小さくなったとき、前記エアフィルタが目詰まり状
    態であると判断することを特徴とする請求項5記載の送
    風装置。
  7. 【請求項7】エアフィルタを着脱自在に設けた通気路
    と、該通気路に空気流を生ぜしめる送風ファンと、前記
    通気路内を流れる空気を加熱する加熱手段と、該加熱手
    段の加熱量に応じて前記送風ファンの目標回転数を設定
    する回転数設定手段と、前記送風ファンの回転数を検出
    する回転数検出手段と、該回転数検出手段による検出回
    転数が前記回転数設定手段により設定された目標回転数
    に合致するように前記送風ファンの通電制御を行うファ
    ン制御手段とを備えた送風装置において、前記通気路内
    の温度を検出する通気路温度検出手段と、前記送風ファ
    ンによる前記通気路への吸気温度を検出する吸気温度検
    出手段と、前記通気路温度検出手段による前記通気路内
    の検出温度が、前記加熱手段の加熱量及び前記吸気温度
    検出手段による検出吸気温度に対応してあらかじめ定め
    られた基準温度よりも所定量以上低くなったとき、前記
    エアフィルタが未装着状態であると判断するフィルタ装
    着状態検出手段とを備えたことを特徴とする送風装置。
  8. 【請求項8】前記加熱手段は、前記送風装置を配置する
    室内の温度に応じた加熱量で前記通気路内を流れる空気
    を加熱する手段であり、前記吸気温度検出手段による検
    出吸気温度を室内の温度として把握することを特徴とす
    る請求項7記載の送風装置。
  9. 【請求項9】前記フィルタ装着状態検出手段は、前記通
    気路内の検出温度が、前記基準温度よりも所定量以上高
    くなったとき、前記エアフィルタが目詰まり状態である
    と判断することを特徴とする請求項7又は8記載の送風
    装置。
  10. 【請求項10】前記フィルタ装着状態検出手段により前
    記エアフィルタが目詰まり状態であると判断されたと
    き、その旨を報知する報知手段を備えたことを特徴とす
    る請求項2、4、6及び9のいずれかに記載の送風装
    置。
  11. 【請求項11】前記フィルタ装着状態検出手段により前
    記エアフィルタが未装着状態であると判断されたとき、
    その旨を報知する報知手段を備えたことを特徴とする請
    求項1乃至10のいずれかに記載の送風装置。
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