JPH0949235A - 法面施工方法およびこれに用いるアンカー定着用台座 - Google Patents
法面施工方法およびこれに用いるアンカー定着用台座Info
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- JPH0949235A JPH0949235A JP22585895A JP22585895A JPH0949235A JP H0949235 A JPH0949235 A JP H0949235A JP 22585895 A JP22585895 A JP 22585895A JP 22585895 A JP22585895 A JP 22585895A JP H0949235 A JPH0949235 A JP H0949235A
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Landscapes
- Piles And Underground Anchors (AREA)
- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 アンカー定着用台座の搬入・設置時の重量を
大幅に軽量化して、作業を迅速かつ容易に進められ、ま
た凹凸にかかわらず法面を安定に保持可能とする、法面
施工方法およびこれに用いるアンカー定着用台座を提供
する。 【解決手段】 地山2を切取った法面3に複数のグラウ
ンドアンカー4の地中定着部5を打設し、アンカー定着
用台座1をその底面と法面地盤3aの間に袋8を挟み込
みながら各グラウンドアンカー4の地表露出部に設置し
て引張部材6に仮止めする。隣合う各アンカー定着用台
座1同志を連結後、充填材注入孔からモルタルを内部に
充填する。袋8にもモルタルを圧入し、膨張させてアン
カー定着用台座1と法面地盤3a間の空隙を埋める。袋
8へのモルタルの充填を止め、袋8を密封・硬化後、ア
ンカー定着用台座1を引張部材6と完全に定着させて完
成したグラウンドアンカー4とし、安定な法面3を構築
する。
大幅に軽量化して、作業を迅速かつ容易に進められ、ま
た凹凸にかかわらず法面を安定に保持可能とする、法面
施工方法およびこれに用いるアンカー定着用台座を提供
する。 【解決手段】 地山2を切取った法面3に複数のグラウ
ンドアンカー4の地中定着部5を打設し、アンカー定着
用台座1をその底面と法面地盤3aの間に袋8を挟み込
みながら各グラウンドアンカー4の地表露出部に設置し
て引張部材6に仮止めする。隣合う各アンカー定着用台
座1同志を連結後、充填材注入孔からモルタルを内部に
充填する。袋8にもモルタルを圧入し、膨張させてアン
カー定着用台座1と法面地盤3a間の空隙を埋める。袋
8へのモルタルの充填を止め、袋8を密封・硬化後、ア
ンカー定着用台座1を引張部材6と完全に定着させて完
成したグラウンドアンカー4とし、安定な法面3を構築
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、傾斜面切取りなど
の法面土木工事において、安定な法面の構築を行う法面
施工方法およびこれに用いるアンカー定着用台座に関す
る。
の法面土木工事において、安定な法面の構築を行う法面
施工方法およびこれに用いるアンカー定着用台座に関す
る。
【0002】
【従来の技術】地山を切取った急勾配斜面や地滑りの起
きやすい斜面などの法面の安定化の方法として、従来、
法面にグラウンドアンカーの地中定着部を打設し、この
グラウンドアンカーの地表露出部にアンカー定着用台座
として、プレキャストコンクリートブロック(以下PC
ブロックと略称)を定着し、同様の作業を法面上段から
下段へと順次行って法面の安定化を図る工法があった
(特公平4−52812号公報参照)。しかし、この従
来の工法では、PCブロックの重量が大きいため、クレ
ーンなどの大型重機を用いてPCブロックを法面上に設
置し、さらにこれらを定着完了までクレーンなどで支え
る必要があり、作業が面倒で時間がかかっていた。ま
た、クレーンの届かない高所等クレーンによるPCブロ
ックの搬入ができない場所では作業が非常に困難であっ
た。加えて、法面地盤の凹凸が大きい場合には、PCブ
ロックと地盤の接触が不均一となり、グラウンドアンカ
ーとして法面を支える支圧力が接触部分のみで集中荷重
の形で伝わることから、法面保持の安定性が低く、法面
が緩む可能性がある上、PCブロックに応力が集中して
破損につながるおそれもあった。
きやすい斜面などの法面の安定化の方法として、従来、
法面にグラウンドアンカーの地中定着部を打設し、この
グラウンドアンカーの地表露出部にアンカー定着用台座
として、プレキャストコンクリートブロック(以下PC
ブロックと略称)を定着し、同様の作業を法面上段から
下段へと順次行って法面の安定化を図る工法があった
(特公平4−52812号公報参照)。しかし、この従
来の工法では、PCブロックの重量が大きいため、クレ
ーンなどの大型重機を用いてPCブロックを法面上に設
置し、さらにこれらを定着完了までクレーンなどで支え
る必要があり、作業が面倒で時間がかかっていた。ま
た、クレーンの届かない高所等クレーンによるPCブロ
ックの搬入ができない場所では作業が非常に困難であっ
た。加えて、法面地盤の凹凸が大きい場合には、PCブ
ロックと地盤の接触が不均一となり、グラウンドアンカ
ーとして法面を支える支圧力が接触部分のみで集中荷重
の形で伝わることから、法面保持の安定性が低く、法面
が緩む可能性がある上、PCブロックに応力が集中して
破損につながるおそれもあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、上記した問題点を解消し、搬入・設置時の
アンカー定着用台座の重量を大幅に軽量化して作業を迅
速かつ容易に進められ、また法面地盤の凹凸にかかわら
ず法面を安定に保持可能な、法面施工方法およびこれに
用いるアンカー定着用台座を提供することにある。
する課題は、上記した問題点を解消し、搬入・設置時の
アンカー定着用台座の重量を大幅に軽量化して作業を迅
速かつ容易に進められ、また法面地盤の凹凸にかかわら
ず法面を安定に保持可能な、法面施工方法およびこれに
用いるアンカー定着用台座を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決した本
発明の構成は、 1) 地山を切取ってできた法面に縦横所定間隔でグラ
ウンドアンカーの地中定着部を打設し、中央部に前記グ
ラウンドアンカーの引張部材の貫通する孔を設けると共
に充填材注入孔を備えた箱型で中空のアンカー定着用台
座を前記法面の各グラウンドアンカー地表部分に仮固定
し、各アンカー定着用台座同志を縦横で互いに連結し、
各充填材注入孔からアンカー定着用台座内に硬化する充
填材を充填した後、アンカー定着用台座とグラウンドア
ンカーの引張部材を完全に定着してグラウンドアンカー
地上定着部となし、法面の安定保持を行う、法面施工方
法 2) 前記アンカー定着用台座と法面地盤の間に袋を挟
み込み、アンカー定着用台座を仮固定しさらにアンカー
定着用台座同志を互いに連結した後、アンカー定着用台
座内および袋内に硬化する充填材を充填し、袋を膨張さ
せてアンカー定着用台座と法面地盤の間の空隙を埋め、
袋内の充填材硬化後アンカー定着用台座と引張部材を完
全に定着する、前記1)に記載の法面施工方法 3) 中空の箱型とし、中央部にグラウンドアンカーの
引張部材を貫通させる孔を設け、充填材注入孔を備えた
ことを特徴とする、アンカー定着用台座にある。
発明の構成は、 1) 地山を切取ってできた法面に縦横所定間隔でグラ
ウンドアンカーの地中定着部を打設し、中央部に前記グ
ラウンドアンカーの引張部材の貫通する孔を設けると共
に充填材注入孔を備えた箱型で中空のアンカー定着用台
座を前記法面の各グラウンドアンカー地表部分に仮固定
し、各アンカー定着用台座同志を縦横で互いに連結し、
各充填材注入孔からアンカー定着用台座内に硬化する充
填材を充填した後、アンカー定着用台座とグラウンドア
ンカーの引張部材を完全に定着してグラウンドアンカー
地上定着部となし、法面の安定保持を行う、法面施工方
法 2) 前記アンカー定着用台座と法面地盤の間に袋を挟
み込み、アンカー定着用台座を仮固定しさらにアンカー
定着用台座同志を互いに連結した後、アンカー定着用台
座内および袋内に硬化する充填材を充填し、袋を膨張さ
せてアンカー定着用台座と法面地盤の間の空隙を埋め、
袋内の充填材硬化後アンカー定着用台座と引張部材を完
全に定着する、前記1)に記載の法面施工方法 3) 中空の箱型とし、中央部にグラウンドアンカーの
引張部材を貫通させる孔を設け、充填材注入孔を備えた
ことを特徴とする、アンカー定着用台座にある。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の法面施工方法では、ま
ず、地山を切取って作った法面に、縦横それぞれ所定の
間隔で複数のグラウンドアンカーの地中定着部を打設
し、グラウンドアンカーの引張部材が地表に露出した状
態とする。次に、中央部に前記引張部材の貫通する孔を
設けると共に充填材注入孔を備えた中空の箱型のアンカ
ー定着用台座を、法面の各グラウンドアンカーの地表部
分に、引張部材を貫通させた状態で設置し、仮固定す
る。アンカー定着用台座には、十分な強度をもつ鋼材を
組合せたものが主に用いられる。鋼材として、特に腐食
に強い耐候性鋼材を用いるのが望ましい。この所定の間
隔で仮固定した各アンカー定着用台座を、それぞれ隣合
う縦横のアンカー定着用台座と互いに連結した上で、充
填材注入孔から充填材の注入を行う。この充填材には、
硬化する性質をもつ、モルタルやコンクリートなどを用
いる。アンカー定着用台座内部に十分に充填材を充填し
たら、このアンカー定着用台座と、孔を通った引張部材
を所定の緊張力をあたえながら完全に定着させ、これら
を地上定着部としたグラウンドアンカーを完成させる。
重量のあるアンカー定着用台座をもつグラウンドアンカ
ーを互いにアンカー定着用台座部分で連結することで、
法面地盤を広範囲に渡り一様に支持でき、法面が安定に
保持できる。
ず、地山を切取って作った法面に、縦横それぞれ所定の
間隔で複数のグラウンドアンカーの地中定着部を打設
し、グラウンドアンカーの引張部材が地表に露出した状
態とする。次に、中央部に前記引張部材の貫通する孔を
設けると共に充填材注入孔を備えた中空の箱型のアンカ
ー定着用台座を、法面の各グラウンドアンカーの地表部
分に、引張部材を貫通させた状態で設置し、仮固定す
る。アンカー定着用台座には、十分な強度をもつ鋼材を
組合せたものが主に用いられる。鋼材として、特に腐食
に強い耐候性鋼材を用いるのが望ましい。この所定の間
隔で仮固定した各アンカー定着用台座を、それぞれ隣合
う縦横のアンカー定着用台座と互いに連結した上で、充
填材注入孔から充填材の注入を行う。この充填材には、
硬化する性質をもつ、モルタルやコンクリートなどを用
いる。アンカー定着用台座内部に十分に充填材を充填し
たら、このアンカー定着用台座と、孔を通った引張部材
を所定の緊張力をあたえながら完全に定着させ、これら
を地上定着部としたグラウンドアンカーを完成させる。
重量のあるアンカー定着用台座をもつグラウンドアンカ
ーを互いにアンカー定着用台座部分で連結することで、
法面地盤を広範囲に渡り一様に支持でき、法面が安定に
保持できる。
【0006】アンカー定着用台座と法面地盤間に袋を挟
み込む方法では、アンカー定着用台座を法面の各グラウ
ンドアンカーの地表部分に設置する際、袋をアンカー定
着用台座と法面地盤の間に挟み込む。この袋には、アン
カー定着用台座や、内部に充填する充填材から高い圧力
が加えられても破れない高い強度を持つアラミド繊維製
の目の詰まった織布袋など、柔軟性と丈夫さを合わせ持
つ素材のものを用いる。アンカー定着用台座を仮固定し
たら、各アンカー定着用台座同志を縦横で互いに連結
し、各充填材注入孔から充填材を注入する。これと同時
に、袋内にも同じ充填材を充填していく。袋は充填材に
より膨張し、法面地盤の凹凸より生じたアンカー定着用
台座と法面地盤の間の空隙を埋め、台座底面と地盤表面
に強く密着した状態となる。袋内が所定の圧力に達した
ら充填を止め、圧力を保った状態に袋を密封する。アン
カー定着用台座内部への充填材の充填を十分行った状態
で、袋内の充填材を圧力を保ったまま硬化させる。袋内
が完全に硬化したら、アンカー定着用台座と引張部材を
所定の緊張力をあたえながら完全に定着させ、グラウン
ドアンカーを完成させる。アンカー定着用台座から法面
地盤に支圧力が袋を介して均一に分散して伝わり、法面
がより安定に保持できる。
み込む方法では、アンカー定着用台座を法面の各グラウ
ンドアンカーの地表部分に設置する際、袋をアンカー定
着用台座と法面地盤の間に挟み込む。この袋には、アン
カー定着用台座や、内部に充填する充填材から高い圧力
が加えられても破れない高い強度を持つアラミド繊維製
の目の詰まった織布袋など、柔軟性と丈夫さを合わせ持
つ素材のものを用いる。アンカー定着用台座を仮固定し
たら、各アンカー定着用台座同志を縦横で互いに連結
し、各充填材注入孔から充填材を注入する。これと同時
に、袋内にも同じ充填材を充填していく。袋は充填材に
より膨張し、法面地盤の凹凸より生じたアンカー定着用
台座と法面地盤の間の空隙を埋め、台座底面と地盤表面
に強く密着した状態となる。袋内が所定の圧力に達した
ら充填を止め、圧力を保った状態に袋を密封する。アン
カー定着用台座内部への充填材の充填を十分行った状態
で、袋内の充填材を圧力を保ったまま硬化させる。袋内
が完全に硬化したら、アンカー定着用台座と引張部材を
所定の緊張力をあたえながら完全に定着させ、グラウン
ドアンカーを完成させる。アンカー定着用台座から法面
地盤に支圧力が袋を介して均一に分散して伝わり、法面
がより安定に保持できる。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
本実施例は、アンカー定着用台座と法面地盤の間に空隙
を埋める袋を挟み込む例である。図1は実施例における
グラウンドアンカーの地中定着部の打設状態を示す説明
図、図2は実施例におけるアンカー定着用台座設置状態
を示す説明図、図3は実施例におけるモルタル充填作業
を示す説明図、図4は実施例による施工後の法面を示す
説明図、図5は実施例で用いるアンカー定着用台座の平
面図、図6は実施例で用いるアンカー定着用台座の正面
図、図7は図6のA−A断面図である。
本実施例は、アンカー定着用台座と法面地盤の間に空隙
を埋める袋を挟み込む例である。図1は実施例における
グラウンドアンカーの地中定着部の打設状態を示す説明
図、図2は実施例におけるアンカー定着用台座設置状態
を示す説明図、図3は実施例におけるモルタル充填作業
を示す説明図、図4は実施例による施工後の法面を示す
説明図、図5は実施例で用いるアンカー定着用台座の平
面図、図6は実施例で用いるアンカー定着用台座の正面
図、図7は図6のA−A断面図である。
【0008】本実施例で用いるアンカー定着用台座1
は、平面形状が十字状で縦横の寸法が同じ2.9m、お
よび高さが30cmである鋼製の中空箱となっている。
中心部にグラウンドアンカー4の引張部材6を貫通させ
るアンカー孔1aを設けると共に、十字状に伸びた先端
部の側面に充填材注入孔1bおよび連結金具1c,1d
を設けている。内部は、孔を有する仕切板1eで区切ら
れており、縦横それぞれ二本ずつの鋼棒1fで補強され
た状態となっている。このアンカー定着用台座1は耐候
性鋼材(例えば、新日本製鉄株式会社製コルテン)製と
して、法面3上での腐食が起こりにくいようにしてい
る。
は、平面形状が十字状で縦横の寸法が同じ2.9m、お
よび高さが30cmである鋼製の中空箱となっている。
中心部にグラウンドアンカー4の引張部材6を貫通させ
るアンカー孔1aを設けると共に、十字状に伸びた先端
部の側面に充填材注入孔1bおよび連結金具1c,1d
を設けている。内部は、孔を有する仕切板1eで区切ら
れており、縦横それぞれ二本ずつの鋼棒1fで補強され
た状態となっている。このアンカー定着用台座1は耐候
性鋼材(例えば、新日本製鉄株式会社製コルテン)製と
して、法面3上での腐食が起こりにくいようにしてい
る。
【0009】本実施例の法面施工方法では、まず、地山
2の斜面2aの切取り予定部分の上方から所定の高さだ
け切取って作った法面3に、複数のグラウンドアンカー
4の地中定着部5を縦横約3m間隔に打設する(図1参
照)。打設後、各グラウンドアンカー4の地表露出部
に、調整ブロック7を取付けた上で、アンカー定着用台
座1を、その底面と法面地盤3aの間にアラミド繊維製
織布よりなる袋8を挟み込みながら十字形状が縦横を指
す向きに設置する(図2参照)。アンカー定着用台座1
は、アンカー孔1aを貫通している引張部材6に仮止め
して、法面3上で動かないようにしておく。縦横でそれ
ぞれ隣合う各アンカー定着用台座1同志を、各々の連結
金具1c,1dをボルト11で係合することにより連結
して、一体化した状態で法面3を支えるようにする。そ
の後各アンカー定着用台座1の充填材注入孔1bから注
入装置13によりモルタル12を注入し、内部に充填し
てアンカー定着用台座1の重量を増す。同じように、ア
ンカー定着用台座1底面と法面地盤3aの間の袋8に
も、圧入装置14によりモルタル12を圧入し、袋8を
膨張させる。膨張した袋8は、アンカー定着用台座1底
面と法面地盤3a間の空隙を隙間なく埋め、袋8の上下
面がアンカー定着用台座1底面と法面地盤3a表面にそ
れぞれ密着した状態となる(図3参照)。この後、袋8
内が所定の圧力に達したら圧入装置14による充填を止
め、袋8内圧力を保った状態で袋8を密封し、そのまま
硬化させる。袋8内のモルタル12が完全に硬化した
ら、アンカー定着用台座1を、定着具9を介し引張部材
6と所定の緊張力を与えながら完全に定着させ、グラウ
ンドアンカー4の地上定着部4aを形成して、グラウン
ドアンカー4を完成させる。アンカー定着用台座1内の
モルタル12の硬化で、グラウンドアンカー4の地上定
着部4aは、重量と強度を兼ね備えた強固なものとなっ
ている。アンカー定着用台座1の重量と、グラウンドア
ンカー4による法面3の支圧力が、袋8を介してアンカ
ー定着用台座1底面から均一に法面地盤3aに伝わるこ
とで、法面3を強く安定に保持できる。
2の斜面2aの切取り予定部分の上方から所定の高さだ
け切取って作った法面3に、複数のグラウンドアンカー
4の地中定着部5を縦横約3m間隔に打設する(図1参
照)。打設後、各グラウンドアンカー4の地表露出部
に、調整ブロック7を取付けた上で、アンカー定着用台
座1を、その底面と法面地盤3aの間にアラミド繊維製
織布よりなる袋8を挟み込みながら十字形状が縦横を指
す向きに設置する(図2参照)。アンカー定着用台座1
は、アンカー孔1aを貫通している引張部材6に仮止め
して、法面3上で動かないようにしておく。縦横でそれ
ぞれ隣合う各アンカー定着用台座1同志を、各々の連結
金具1c,1dをボルト11で係合することにより連結
して、一体化した状態で法面3を支えるようにする。そ
の後各アンカー定着用台座1の充填材注入孔1bから注
入装置13によりモルタル12を注入し、内部に充填し
てアンカー定着用台座1の重量を増す。同じように、ア
ンカー定着用台座1底面と法面地盤3aの間の袋8に
も、圧入装置14によりモルタル12を圧入し、袋8を
膨張させる。膨張した袋8は、アンカー定着用台座1底
面と法面地盤3a間の空隙を隙間なく埋め、袋8の上下
面がアンカー定着用台座1底面と法面地盤3a表面にそ
れぞれ密着した状態となる(図3参照)。この後、袋8
内が所定の圧力に達したら圧入装置14による充填を止
め、袋8内圧力を保った状態で袋8を密封し、そのまま
硬化させる。袋8内のモルタル12が完全に硬化した
ら、アンカー定着用台座1を、定着具9を介し引張部材
6と所定の緊張力を与えながら完全に定着させ、グラウ
ンドアンカー4の地上定着部4aを形成して、グラウン
ドアンカー4を完成させる。アンカー定着用台座1内の
モルタル12の硬化で、グラウンドアンカー4の地上定
着部4aは、重量と強度を兼ね備えた強固なものとなっ
ている。アンカー定着用台座1の重量と、グラウンドア
ンカー4による法面3の支圧力が、袋8を介してアンカ
ー定着用台座1底面から均一に法面地盤3aに伝わるこ
とで、法面3を強く安定に保持できる。
【0010】全てのグラウンドアンカー4を定着・完成
させて安定な法面3が構築できたら、地山2の切取り予
定部分の次の下段を切取り、上記同様に二段目の法面3
を構築し、後はこれを繰り返すことで、最下段まで安定
な法面3を構築できる。
させて安定な法面3が構築できたら、地山2の切取り予
定部分の次の下段を切取り、上記同様に二段目の法面3
を構築し、後はこれを繰り返すことで、最下段まで安定
な法面3を構築できる。
【0011】アンカー定着用台座1は、周囲の環境に合
った色調で塗装を施して、耐候性および耐食性を高めた
状態で設置・定着することができる。また、法面3構築
後、連結状態のアンカー定着用台座1をまとめて塗装す
るようにしてもよい。
った色調で塗装を施して、耐候性および耐食性を高めた
状態で設置・定着することができる。また、法面3構築
後、連結状態のアンカー定着用台座1をまとめて塗装す
るようにしてもよい。
【0012】
【発明の効果】本発明は、上記した方法を採用すること
によりアンカー定着用台座を搬入および設置時において
軽量な状態で動かせ、クレーンなどの大型重機を用いな
くても作業現場への搬入・設置が容易かつスムーズに行
え、作業者にかかる負担を軽減できると共に作業時間の
短縮がはかれる。また、高所等の作業困難であった場所
における作業性が大きく向上して、安定な法面構築が可
能な箇所を広げることができ、確実に地山の保全が行え
る。
によりアンカー定着用台座を搬入および設置時において
軽量な状態で動かせ、クレーンなどの大型重機を用いな
くても作業現場への搬入・設置が容易かつスムーズに行
え、作業者にかかる負担を軽減できると共に作業時間の
短縮がはかれる。また、高所等の作業困難であった場所
における作業性が大きく向上して、安定な法面構築が可
能な箇所を広げることができ、確実に地山の保全が行え
る。
【0013】アンカー定着用台座と法面地盤間に袋を挟
み込む方法を採用すると、法面地盤に凹凸があっても、
膨張させた袋を介してアンカー定着用台座底面から支圧
力が均等に底面下方の法面地盤に伝わって法面を安定に
保持でき、法面の信頼性が大きく向上する。
み込む方法を採用すると、法面地盤に凹凸があっても、
膨張させた袋を介してアンカー定着用台座底面から支圧
力が均等に底面下方の法面地盤に伝わって法面を安定に
保持でき、法面の信頼性が大きく向上する。
【図1】実施例におけるグラウンドアンカーの地中定着
部の打設状態を示す説明図である。
部の打設状態を示す説明図である。
【図2】実施例におけるアンカー定着用台座設置状態を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図3】実施例におけるモルタル充填作業を示す説明図
である。
である。
【図4】実施例による施工後の法面を示す説明図であ
る。
る。
【図5】実施例で用いるアンカー定着用台座の平面図で
ある。
ある。
【図6】実施例で用いるアンカー定着用台座の正面図で
ある。
ある。
【図7】図6のA−A断面図である。
1 アンカー定着用台座 1a アンカー孔 1b 充填材注入孔 1c 連結金具 1d 連結金具 1e 仕切板 1f 鋼棒 2 地山 2a 斜面 2b 切取段 3 法面 3a 法面地盤 4 グラウンドアンカー 4a 地上定着部 5 地中定着部 6 引張部材 7 調整ブロック 8 袋 9 定着具 10 キャップ 10a 防水充填物 11 ボルト 12 モルタル 13 注入装置 13a 注入管 14 圧入装置 14a 圧入管
Claims (3)
- 【請求項1】 地山を切取ってできた法面に縦横所定間
隔でグラウンドアンカーの地中定着部を打設し、中央部
に前記グラウンドアンカーの引張部材の貫通する孔を設
けると共に充填材注入孔を備えた箱型で中空のアンカー
定着用台座を前記法面の各グラウンドアンカー地表部分
に仮固定し、各アンカー定着用台座同志を縦横で互いに
連結し、各充填材注入孔からアンカー定着用台座内に硬
化する充填材を充填した後、アンカー定着用台座とグラ
ウンドアンカーの引張部材を完全に定着してグラウンド
アンカー地上定着部となし、法面の安定保持を行う、法
面施工方法。 - 【請求項2】 前記アンカー定着用台座と法面地盤の間
に袋を挟み込み、アンカー定着用台座を仮固定しさらに
アンカー定着用台座同志を互いに連結した後、アンカー
定着用台座内および袋内に硬化する充填材を充填し、袋
を膨張させてアンカー定着用台座と法面地盤の間の空隙
を埋め、袋内の充填材硬化後アンカー定着用台座と引張
部材を完全に定着する、請求項1に記載の法面施工方
法。 - 【請求項3】 中空の箱型とし、中央部にグラウンドア
ンカーの引張部材を貫通させる孔を設け、充填材注入孔
を備えたことを特徴とする、アンカー定着用台座。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22585895A JPH0949235A (ja) | 1995-08-09 | 1995-08-09 | 法面施工方法およびこれに用いるアンカー定着用台座 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22585895A JPH0949235A (ja) | 1995-08-09 | 1995-08-09 | 法面施工方法およびこれに用いるアンカー定着用台座 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0949235A true JPH0949235A (ja) | 1997-02-18 |
Family
ID=16835956
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22585895A Pending JPH0949235A (ja) | 1995-08-09 | 1995-08-09 | 法面施工方法およびこれに用いるアンカー定着用台座 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0949235A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000080658A (ja) * | 1998-09-04 | 2000-03-21 | Shinkichi Ooka | 斜面の安定化用受圧板下に設置される裏込め用部材およびこの裏込め用部材を用いた裏込工法 |
| JP2003206537A (ja) * | 2002-12-20 | 2003-07-25 | Shinkichi Ooka | 斜面の安定化用受圧板下に設置される裏込め用部材およびこの裏込め用部材を用いた裏込工法 |
| CN118120507A (zh) * | 2023-07-27 | 2024-06-04 | 三峡大学 | 一种多管式自膨胀填充植生装置的施工方法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH041325A (ja) * | 1990-04-18 | 1992-01-06 | Koji Omomo | 箱型法枠及びその施工方法 |
-
1995
- 1995-08-09 JP JP22585895A patent/JPH0949235A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH041325A (ja) * | 1990-04-18 | 1992-01-06 | Koji Omomo | 箱型法枠及びその施工方法 |
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| JP2000080658A (ja) * | 1998-09-04 | 2000-03-21 | Shinkichi Ooka | 斜面の安定化用受圧板下に設置される裏込め用部材およびこの裏込め用部材を用いた裏込工法 |
| JP2003206537A (ja) * | 2002-12-20 | 2003-07-25 | Shinkichi Ooka | 斜面の安定化用受圧板下に設置される裏込め用部材およびこの裏込め用部材を用いた裏込工法 |
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