JPH0949542A - 構造部材の制振装置および制振装置における油圧制御方法 - Google Patents

構造部材の制振装置および制振装置における油圧制御方法

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JPH0949542A
JPH0949542A JP20190595A JP20190595A JPH0949542A JP H0949542 A JPH0949542 A JP H0949542A JP 20190595 A JP20190595 A JP 20190595A JP 20190595 A JP20190595 A JP 20190595A JP H0949542 A JPH0949542 A JP H0949542A
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vibration damping
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Katsuya Sasaki
加津也 佐々木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 精度の良い制御を行うことができる構造部材
の制振装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 高層ビルディング2に移動自在に設けら
れた重錘4と、この重錘4を、シリンダー装置5により
所定の振動周期でもって移動させる際に、そのシリンダ
ー装置5の作動制御を、油戻り配管18の途中に介装され
た4個の電磁切換弁16,17 で行うようにするとともに、
各電磁切換弁16,17 に出力される開時間を、開指令用の
所定時間のパルスをそれぞれ所定の個数並べることによ
り設定するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高層ビルディン
グ、舶用エンジンなどの構造部材の制振装置および制振
装置における油圧制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、振動を防止するために、構造部材
例えば高層ビルディングには、油圧シリンダーにより駆
動される制振用の重錘が設置されている。
【0003】そして、図3に示すように、高層ビルディ
ング51の振動に応じて、重錘52を駆動させるシリン
ダー装置53を制御するものとして、サーボ弁54が使
用されるとともに、このサーボ弁54は、高層ビルディ
ング51に設けられた振動センサ55からの検出信号に
基づき、制御器56により制御されている。
【0004】すなわち、高層ビルディング51に発生し
ている振動が抑制されるように、サーボ弁54によりシ
リンダー装置53が制御されて、重錘52が所定の振幅
でもって振動されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
に、シリンダー装置53を制御するのに、サーボ弁54
を使用しているので、油の管理状態を、非常に厳しく行
う必要があり、したがって管理費用が高くつくととも
に、油への小さいゴミなどの混入により、制御動作が悪
影響を受ける場合があった。また、一つのサーボ弁で制
御するため、弁が故障した際には、使用が不能になって
しまう。
【0006】そこで、本発明は上記問題を解消し得る構
造部材の制振装置および制振装置における油圧制御方法
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の構造部材の制振装置は、構造部材に設けら
れてその振動を抑制する制振装置であって、構造部材に
移動自在に設けられた重錘と、この重錘を所定の振動周
期でもって移動させるシリンダー装置と、途中に複数個
の電磁切換弁が並列に介装されて上記シリンダー装置に
油圧を供給する油圧供給管路と、上記構造部材の振動状
態を検出する振動センサと、この振動センサからの検出
信号を入力するとともにこの検出信号に応じて上記各電
磁切換弁の開時間をそれぞれ調節する制御器とから構成
したものである。
【0008】また、上記課題を解決するため、本発明の
制振装置における油圧制御方法は、上記制振装置におい
て、制御器から油圧供給管路の途中に介装された各電磁
切換弁に出力される開時間を、開指令用の所定時間パル
スをそれぞれ所定の個数並べることにより設定するよう
にしたものである。
【0009】また、他の油圧制御方法は、上記制振装置
において、制御器から油圧供給管路の途中に介装された
各電磁切換弁に出力される開時間を、開指令用のパルス
幅をそれぞれ調節することにより設定するようにしたも
のである。
【0010】さらに、他の油圧制御方法は、上記制振装
置において、制御器から油圧供給管路の途中に介装され
た各電磁切換弁に出力される開時間を、符号化されたパ
ルスコードにより設定するようにしたものである。
【0011】上記の制振装置およびその油圧制御方法に
よると、重錘をシリンダー装置により振動させる際に、
油圧供給管路の途中に設けられた複数個の電磁切換弁の
開度を、所定時間のパルスの列でもって、またはパルス
の幅でもって、またはパルスコードでもって制御するよ
うにしたので、通常の電磁切換弁でも、精度の良い油圧
制御を行うことができる。
【0012】
【実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1および
図2に基づき説明する。図1において、1は高層ビルデ
ィング(構造部材の一例で、勿論、他の構造部材例えば
舶用エンジンなどにも適用し得る)2の所定位置(例え
ば、最上階)に配置される制振装置で、下面に設けられ
た案内ローラ3を介して所定方向で移動自在に配置され
た重錘4と、この重錘4を往復移動させるシリンダー装
置5と、このシリンダー装置5に油圧を供給する油圧装
置6と、高層ビルディング2の所定位置に設けられた振
動センサ(具体的には、加速度計が用いられる)7と、
上記重錘4の移動位置(シリンダー装置のロッド部の突
出位置を検出してもよい)を検出する位置検出センサ8
と、これら両センサ7,8からの検出信号を入力すると
ともに上記シリンダー装置5の駆動を制御する制御器9
とから構成されている。
【0013】上記油圧装置6は、油圧ポンプ11に接続
されるとともに途中に開閉用電磁切換弁12,13がそ
れぞれ介装されてシリンダー装置5に圧油を供給する油
供給配管(油圧供給管路)14と、端部が油タンク15
に接続されるとともに途中に4個づつ油量制御用電磁切
換弁16,17がそれぞれ介装された油戻り配管(油圧
供給管路)18とから構成されている。
【0014】そして、上記制御器9は、油戻り配管18
の途中にそれぞれ介装された4個の各油量制御用電磁切
換弁16A〜16D,17A〜17Dを制御するための
ものであり、上記振動センサ7および重錘4の位置検出
センサ8からの検出信号を入力して重錘4に最適な振動
を付与するために、各制御用電磁切換弁16A〜16
D,17A〜17Dに開用のパルス信号を出力するため
のものである。
【0015】このパルス信号は、図2に示すように、例
えば一方の電磁切換弁16側について説明すると、各電
磁切換弁16A〜16D(V1〜V4)の開時間T1
4が、所定時間(所定周期:tS )のパルスが、任意
の個数組み合わされて形成されるパルス列とされる(P
NM制御)。例えば、重錘4に付与される振動周期に応
じて、各電磁切換弁16(17)におけるパルス列のパ
ターンが演算により求められるか、または予め振動周期
に応じてパルス列のパターンが多数記憶されている。
【0016】したがって、上記構成において、高層ビル
ディング2が例えば地震などにより振動した場合、振動
センサ7から振動状態(例えば、加速度値)が制御器9
に入力されるとともに、現在の重錘4の位置が位置検出
センサ8から入力され、これら両検出信号値に基づき、
高層ビルディング2の振動を最適に抑制し得るような重
錘4の振動状態(例えば、振幅、振動周期)が求められ
る。そして、この求められた振動状態を重錘4に付与す
るように、制御器9から、各制御用電磁切換弁16A〜
16D,17A〜17Dに、所定パターンのパルス列が
出力される。
【0017】例えば、図2に示すように、第1番目およ
び第2番目の油量制御用電磁切換弁16A(V1),1
6B(V2)には、それぞれ1パルス(tS )が、また
第3番目の油量制御用電磁切換弁16C(V3)には2
パルス(2tS )が、第4番目の油量制御用電磁切換弁
16D(V4)には4パルス(4tS )が、それぞれ出
力されて、シリンダー装置5における油量の制御が行わ
れる。
【0018】このように、重錘4をシリンダー装置5に
より振動させる際に、従来のように、サーボ弁を使用す
る替わりに、複数個の電磁切換弁16,17を設けかつ
これら各電磁切換弁16,17の開度を、所定時間(所
定周期)tS のパルス列でもって制御(設定)するよう
にしたので、通常の電磁切換弁を使用した場合でも、精
度の良い油圧制御を行うことができ、したがって装置と
して安価なものを提供し得るとともに、油の中に少々ご
みが入っていても問題がなく、また連続運転にも支障が
ない。
【0019】さらに、複数個の電磁切換弁16,17を
使用しているので、例えば1個の電磁切換弁が故障した
場合でも、残りの電磁切換弁を使用して制御を行うこと
ができるので、装置としての信頼性も高い。
【0020】ところで、上記実施の形態においては、制
御用電磁切換弁16,17を、油戻り配管18側に介装
した場合について説明したが、勿論、油供給配管14側
に介装した場合でも、同様の効果を得ることができる。
【0021】また、上記実施の形態においては、シリン
ダー装置5からの油排出量(またはシリンダー装置5へ
の油供給量)を制御するのに、各油量制御用電磁切換弁
16,17の開時間を、所定時間tS のパルスを1個ま
たは複数個組み合わせることにより調節して、重錘4の
振動状態を制御するようにしたが、各油量制御用電磁切
換弁16,17の開時間を、開用のパルス幅を調節する
ことにより、制御することもできる(PWM制御)。
【0022】さらに、各油量制御用電磁切換弁16,1
7の開時間を、パルスコードにより、制御するようにす
ることもできる(PCM制御)。なお、上記実施の形態
においては、油量制御用電磁切換弁16,17を、4個
介装したが、勿論、必要に応じて、その個数が増減され
る。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明の構成によると、重
錘をシリンダー装置により振動させる際に、従来のよう
に、サーボ弁を使用する替わりに、複数個の電磁切換弁
を設けかつこれら各電磁切換弁の開度を、所定時間のパ
ルス列、パルス幅、またはパルスコードでもって制御す
るようにしたので、通常の電磁切換弁を使用した場合で
も、精度の良い油圧制御を行うことができ、したがって
装置として安価なものを提供し得るとともに、油の中に
少々ごみが入っていても問題がなく、また連続運転にも
支障がない。
【0024】さらに、複数個の電磁切換弁を使用してい
るので、例えば1個の電磁切換弁が故障した場合でも、
残りの電磁切換弁を使用して制御を行うことができるの
で、装置としての信頼性も高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における制振装置の概略構
成を示す図である。
【図2】同実施の形態の制振装置における電磁切換弁の
開閉動作を行うための制御用パルス列の図である。
【図3】従来例における制振装置の概略構成を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 制振装置 2 高層ビルディング 4 重錘 5 シリンダー装置 6 油圧装置 7 振動センサ 8 位置検出センサ 9 制御器 14 油圧供給配管 16,17 油量制御用電磁切換弁 18 油戻り配管

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】構造部材に設けられてその振動を抑制する
    制振装置であって、構造部材に移動自在に設けられた重
    錘と、この重錘を所定の振動周期でもって移動させるシ
    リンダー装置と、途中に複数個の電磁切換弁が並列に介
    装されて上記シリンダー装置に油圧を供給する油圧供給
    管路と、上記構造部材の振動状態を検出する振動センサ
    と、この振動センサからの検出信号を入力するとともに
    この検出信号に応じて上記各電磁切換弁の開時間をそれ
    ぞれ調節する制御器とから構成したことを特徴とする構
    造部材の制振装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の制振装置における油圧制御
    方法であって、制御器から油圧供給管路の途中に介装さ
    れた各電磁切換弁に出力される開時間を、開指令用の所
    定時間パルスをそれぞれ所定の個数並べることにより設
    定することを特徴とする制振装置における油圧制御方
    法。
  3. 【請求項3】請求項1記載の制振装置における油圧制御
    方法であって、制御器から油圧供給管路の途中に介装さ
    れた各電磁切換弁に出力される開時間を、開指令用のパ
    ルス幅をそれぞれ調節することにより設定することを特
    徴とする制振装置における油圧制御方法。
  4. 【請求項4】請求項1記載の制振装置における油圧制御
    方法であって、制御器から油圧供給管路の途中に介装さ
    れた各電磁切換弁に出力される開時間を、符号化された
    パルスコードにより設定することを特徴とする制振装置
    における油圧制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002286088A (ja) * 2001-03-27 2002-10-03 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 制振装置
JP7728906B1 (ja) * 2024-03-07 2025-08-25 ジーイー・プレシジョン・ヘルスケア・エルエルシー 可動体制御装置および記憶媒体

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JP2002286088A (ja) * 2001-03-27 2002-10-03 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 制振装置
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