JPH0949656A - ダクト用無塵消音装置 - Google Patents

ダクト用無塵消音装置

Info

Publication number
JPH0949656A
JPH0949656A JP6340491A JP34049194A JPH0949656A JP H0949656 A JPH0949656 A JP H0949656A JP 6340491 A JP6340491 A JP 6340491A JP 34049194 A JP34049194 A JP 34049194A JP H0949656 A JPH0949656 A JP H0949656A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
duct
ventilation passage
dust
silencer
passage portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6340491A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Yoshimura
村 誠 吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AIR ENG KK
MARUYAMA SANGYO KK
Original Assignee
AIR ENG KK
MARUYAMA SANGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by AIR ENG KK, MARUYAMA SANGYO KK filed Critical AIR ENG KK
Priority to JP6340491A priority Critical patent/JPH0949656A/ja
Publication of JPH0949656A publication Critical patent/JPH0949656A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Duct Arrangements (AREA)
  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】減衰効果を一層向上させ、繊維状消音材の発塵
を超高水準で防いで防塵フィルターを不要とするダクト
用無塵消音装置を提供する。 【構成】ダクト20の流路21と連通する通風路部11
を有し、通風路部11の流入端側及び流出端側に夫々ダ
クト接続口12,13を設けたダクト用消音装置10に
おいて、通風路部11の外筐内表面に近接させて繊維状
消音材50を内在させるとともに、繊維状消音材50の
通風路部側表面を、表面にセラミック処理を施したアル
ミ繊維吸音板材15で全覆した。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
【0001】この発明は、空気清浄装置の空調ダクト、
ファン等の強制換気装置のダクト等の各種ダクトに用い
られる消音装置であって、特に詳しくは、減衰量が極大
であるにもかかわらず発塵量がほぼ無塵に等しく、低塵
を要求される各種工場や病院等のクリーンルームに特に
極めて好適な無塵消音装置に関するものである。
【従来の技術】
【0002】従来、空気清浄装置・空調装置等における
ダクトの消音装置は、消音装置内における気体の流路に
内在させたグラスウール消音材やロックール消音材など
の繊維状消音材によりその消音を図るものが主流であ
り、所定期間の使用において必然的に右素材の経年劣化
等に基づく粉塵の飛散すなわち発塵が生じる。特に繊維
状のロックウールを使用した場合、経年劣化・老化によ
り繊維が直径6〜10ミクロンの微細な粉塵となり、特
に飛散しやすい。
【0003】しかし、病院の手術室、集中治療室や工場
等におけるいわゆるクリーンルームにおいては、空調装
置・空調ダクトからの発塵量の如何は致命的な問題とな
る。クリーンルームの清浄度基準としては、一般にクラ
ス100、クラス1000、クラス10000、クラス
100000に分類されるが、精密ジャイロ、空気ベア
リング等の精密機械、半導体回路等の電子工業、高性能
光学機器等の光学・写真工業、人工衛生などの産業用ク
リーンルーム、無菌手術室、無菌病室等の病院、微生物
試験等の実験動物施設、注射薬製造等の医薬品製造、乳
製品製造等の食品加工その他のバイオクリーンルームで
それぞれクラス100の基準が要求されており、これら
の基準を満たすためには、極めて精緻かつ高性能の粉塵
捕獲機構を具えた消音装置が必要となる。無論、クリー
ンルーム以外の場合であっても、消音装置からの発塵は
有害以外の何物でもない。かような消音材からの微細粉
塵は、これを吸い込む人体に深刻な健康上の障害を与え
ることが既に傷病例で判明しており、公害の原因となる
ばかりか、病院の手術室、集中治療室等ではその有無自
体が治療の大きな障害となる。
【0004】このため、従前のダクト用消音装置を用い
る場合においては、消音装置とは別に、例えば薄膜フィ
ルムの表面に凹凸処理を施した薄膜の防塵フィルターや
中空糸膜を用いた防塵フィルターを使用して、消音材か
ら発生した微細粉塵をダクト内でカット・捕獲すること
が必要不可欠であった。そして、多量の微細粉塵を捕獲
し所定の防塵効果を維持するため、この防塵フィルター
を所定期間毎に交換・メインテナンスし、更に所定期間
毎に、消音材そのものないしは吸音装置一式を一新する
ことで防塵に対処している。更に、用途に応じ、防塵基
準の要求が高い場合には、高性能のフィルターを二段に
(ないし更に複数)設けて処理するなどして無理に対処
させているのが現状である。本発明者は、従前にダクト
用吸音装置として、実公昭55ー37821号にかかる
ダクト用吸音装置を提案した。このダクト用吸音装置
は、その構造上、気流は吸音装置の通風部のみを通過
し、気体の振動波のみが耐熱吸音材によって吸収される
ものであるため、気流を直接に消音材に受ける他の消音
装置と比較すると消音材が格段に劣化し難いという利点
をも有していたが、ロックウール、グラスウールなど発
塵を生じる消音材を用いるものであったため、上記同
様、防塵フィルターの使用によって防塵基準を満たして
いた。
【0005】また、近年は、かかる消音材から生じる微
細粉塵の捕獲・不飛散を目的として、右消音材を防塵ネ
ット的な役割を果すプラスチック系薄膜状フィルムで密
封した状態で用いる場合もある。しかし、このような対
処手法では、消音装置の本来の目的である減音量が殆ど
無くなってしまい消音装置としての性能の著しい低下を
招くことと、製造上の問題として、耐性の弱い薄膜フィ
ルムに全く破損を生じることなく消音材を密封するのが
極めて困難なため、一般的には採用しがたかった。ま
た、密封後の使用段階において、フィルムに破損がない
ことを全く確認できず、実際に破損することも多いた
め、やはり前記の如き防塵フィルターを備えて使用され
るのが当然とされていた。
【発明が解決しようとする課題】
【0006】このように、現状における消音装置では、
消音材として使用するロックウール材、グラスウール材
等の繊維状消音材の経年劣化による微細粉の飛散・発塵
は、消音装置に要求される顕著な消音性能を保持するた
めにかかる繊維状消音材を使用する限り、結局のとこ
ろ、発塵を当然の前提として、防塵フィルターを用いて
対処療法的に防ぐしか方法がないに等しかった。
【0007】そこで、本発明は、かかる消音装置におけ
る発塵の問題点を根本的に解決するために案出されたも
のであり、本発明の目的は、現在の水準で要求される消
音装置の減衰効果を維持ないし一層向上させつつ、同時
に繊維状消音材からの微細粉塵飛散の問題を根本的に解
消したダクト用無塵消音装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】上記課題を解決するため、請求項1記載に
係る本発明のダクト用無塵消音装置は、ダクトの流路と
連通する通風路部を有し、通風路部の流入端側及び流出
端側に夫々ダクト接続口を設けたダクト用消音装置にお
いて、該通風路部の外筐内表面に近接させてグラスウー
ル消音材ないしロックウール消音材などの繊維状消音材
を内在させるとともに、この繊維状消音材の通風路部側
表面を、表面にセラミック処理を施したアルミ繊維吸音
板材で全覆した構成とした。上記本発明で用いる、表面
にセラミックス処理を施したアルミ繊維吸音板材の素材
としては、アルミニウム系の金属繊維層とエクスパンド
メタル(金属薄板に多数の切込みを入れ、切込みを略直
角方向に引張って全体を網状にしたものをいう)との積
層体が最も望ましいが、金属粉の燒結体を用いても差し
支えない。
【0009】また、請求項2に係る本発明のダクト用無
塵消音装置は、ダクトの流路と連通する通風路部を有
し、通風路部の流入端側及び流出端側に夫々ダクト接続
口を設けたダクト用消音装置において、通風路部の外方
に該通風路部より大径の外殻筒部を設け、この外殻筒部
と通風路部とを、表面にセラミック処理を施したアルミ
繊維吸音板材で仕切って通風路部外方に中空室部を形成
するとともに、この中空室部内にグラスウール消音材な
いしロックウール消音材などの繊維状消音材を内在させ
た構成とした。さらに、請求項3記載に係る本発明のダ
クト用無塵消音装置は、請求項2記載の消音装置におい
て、通風路部外方に形成した中空室部を流通路部の軸線
方向と直角な仕切板で仕切って、通風路部の軸線方向に
連続させた複数の中空室部を形成した構成とした。
【作用】
【0010】本発明にかかるダクト用無塵消音装置によ
れば、以下のような作用を奏する。請求項1の本発明に
係るダクト用無塵消音装置は、ダクトの流路と連通する
通風路部を有し、通風路部の流入端側及び流出端側に夫
々ダクト接続口を設けたダクト用消音装置において、該
通風路部の外筐内表面に近接させてグラスウール消音材
ないしロックウール消音材などの繊維状消音材を内在さ
せるとともに、この繊維状消音材の通風路部側表面を、
表面にセラミック処理を施したアルミ繊維吸音板材で全
覆した構成としてあるので、当該アルミ繊維吸音板材の
存在により、繊維状消音材の劣化の進行を相当程度遅ら
せることができる。また、多少劣化して発塵を生じたと
しても、極めて微細な粉塵以外はアルミ繊維吸音板材を
通過することがないので、劣化・発塵の初・中期段階で
は、通風路部に発塵がほとんど流入することがなく、防
塵フィルターを用いずにクラス100を満足する防塵性
能を奏する。そして、繊維状消音材の従前同様の消音作
用に加え、アルミ繊維吸音板材による消音作用も重ねて
発揮し得る。この場合、グラスウールなどは吸湿性が高
いため通風路部を流れる気流中の水分吸収によって吸音
率が相当低下することも考えられるが、多孔質のアルミ
繊維吸音板材は、通風時の乾燥度合いが極めて高く、吸
音率を高く維持し得る。このアルミ繊維吸音板材は、連
続気孔を有し多孔率に応じた吸音特性を示すが、長期間
の使用を経ても経年変化・劣化による微細粉の飛散がほ
ぼ生ぜず、極めて安定して使用し得る。さらに、このア
ルミ繊維吸音材の表面にはセラミック処理を施してある
ので、アルミ繊維の腐食を防ぎ、耐久性に優れ、上記作
用を極めて長期間維持することができる。
【0011】また、請求項2に係る本発明のダクト用無
塵消音装置は、ダクトの流路と連通する通風路部を有
し、通風路部の流入端側及び流出端側に夫々ダクト接続
口を設けたダクト用消音装置において、通風路部の外方
に該通風路部より大径の外殻筒部を設け、この外殻筒部
と通風路部とを、表面にセラミック処理を施したアルミ
繊維吸音板材で仕切って通風路部外方に中空室部を形成
するとともに、この中空室部内にグラスウール消音材な
いしロックウール消音材などの繊維状消音材を内在させ
た構成としたので、当該アルミ繊維吸音板材の存在によ
り、繊維状消音材の劣化、発塵、発塵の通風路部への流
入等、防塵作用に関し、上記請求項1に係る発明と同様
の作用を奏する。また、消音装置の通風路部とダクトの
流路とが一直線上に接続できるので、ダクトの気流は通
風路部を気流を乱されることなく通過でき、消音装置に
おける損失ヘッドが少なく、空気流の衝突による2次発
生音がほぼ生じない。そして、気体の振動波のみがアル
ミ繊維吸音板材を通過して錯乱減し、中空室部内の繊維
状消音材によって更に振動は吸収され一部反射波との相
互干渉をなして減衰する。
【0012】更に、請求項3記載に係る本発明のよう
に、流通路部外方に形成した中空室部を流通路部の軸線
方向と直角な仕切板で仕切って、流通路部の軸線方向に
連続させた複数の中空室部を形成した構成とすることに
より、気体の振動波のみがアルミ繊維吸音板材を通過し
て錯乱減し、これら減衰した振動波は、仕切板を越える
ごとにこの仕切板と次の中空室とにより急激な絞りと拡
散による圧力変化を繰り返し更に減衰する。さらに上記
請求項1記載の発明同様、繊維状消音材とアルミ繊維吸
音板材の双方の消音吸音が相俟って、低周波から高周波
までの幅広い音域において格段の吸音作用を奏する。
【実施例】
【0013】以下、本発明の代表的な実施例について図
1ないし図3に従って説明する。図1において、10は
本件発明の一実施例に係るダクト用不塵消音装置であ
り、本実施例では、特に全体を図示しない空調ダクト2
0の中間に配置接続してある。
【0014】本例のダクト用不塵消音装置10は、ダク
ト20の流路21と連通する略円管状の通風路部11を
有し、通風路部11の流入端側にダクト接続口12を、
流出側端にダクト接続口13を夫々設けてある。この通
風路部11は略角管状に形成してもよいし、ダクト20
の径と径を変えても差し支えない。ダクト用不塵消音装
置10は、直接に空調ダクト20に接続した場合を図示
してあるが、工業用の消音装置では消音の必要量が極め
て膨大となるため、ダクト用不塵消音装置10を複数個
ないし十数個集積させて一つの消音装置となし、これを
気体が流出入する消音室内の所定位置に据置きし、ダク
トに直接的でなく配置接続して右消音室内に流入ないし
通過する気体の消音を行う場合も多く、ダクト用不塵消
音装置10のダクト接続口12,13を図示の如くダク
ト20に直接接続しなくとも差し支えない。
【0015】通風路部11の外方には、該通風路部11
より大径の外殻筒部14を設け、この外殻筒部14と通
風路部11とを、表面にセラミック処理を施したアルミ
繊維吸音板材15で仕切って通風路部11外方に中空室
部16を形成するとともに、この中空室部16内に、特
に図示しないグラスウール消音材ないしロックウール消
音材などの繊維状消音材50をほぼ充填状に内在させて
ある。この繊維状消音材50としては、一般に使用され
る他の繊維状消音材、又は多孔質状軟質アルミ二ウム系
金属繊維材など略充填状に封入内在させてもよく、或い
はまた、略充填状でなく空隙を有するかたちで中空室部
16の内壁に近接させて内在させてもよい。
【0016】外殻筒部14は、これと接続される空調ダ
クト20の断面積と比較すると相当に大きく、一般に
1.5倍ないし8倍程度(図示の実施例では約2倍)の
断面積を有する。ダクト接続口12,13よりも外方に
張出している外殻筒部14の内壁面17には、該接続口
12,13とほぼ同一形状の断面形を同一場所に残し
て、通風路部11の軸線と直角方向の4枚の仕切板18
が固着してある。この仕切板18をオリフィスとなし
て、通風路部11の軸線方向に連続させた複数の中空室
部16を形成するよう構成してある。本図示例では、外
殻筒部14を通風路部11の外周全方向に形成してある
が、必ずしも全周に形成する必要はなく、ダクト20の
形状、位置に応じ、又、空調ダクト20から発生する騒
音量及びダクト用不塵消音装置10で減衰すべき消音量
に応じて、適宜一方向又は二方向の外方にのみ設けるよ
うにしてもよい。
【0017】前記、表面にセラミック加工を施したアル
ミ繊維吸音板材は、耐熱性と通気性と耐久性とを兼備
え、曲げ加工可能な板材で、多孔質状軟質アルミニウム
系金属繊維材で形成された金属繊維層とエクスパンドメ
タル(金属薄板に多数の切込みを入れ、切込みを略直角
方向に引張って全体を網状にしたものをいう)との積層
体の表面にセラミック加工を施したものが最も望まし
い。もっとも、エキスパンドメタルに代えて金属粉の燒
結体を用いても差し支えない。この積層体は、金属繊維
層にエクスパンドメタルを貼り、プレスあるいはロール
圧延を行うことにより比較的スムーズに積層体を得られ
る。エキスパンドメタルは、金属繊維層の両面に貼って
積層体としてもよいし片面に貼って積層体としてもよ
い。また、エキスパンドメタルを金属繊維層の一方面に
貼り他面を金網として積層してもよい。表面のセラミッ
ク加工は一般的に実施されている加工処理方法に従って
行えばよく、極めて特殊な加工方法を要しない。
【0018】前記した多孔質状軟質アルミ二ウム系金属
繊維材30の原材料金属は、ステンレス、ニッケル、
銅、アルミニウム等いかなる金属でもよいが、アルミニ
ウム系で構成するのが望ましい。この金属繊維材は、前
記材料金属を繊維状としたものであり、断面は三角形、
円形等の任意の形でよく、有効直径は概ね20〜30ミ
クロン程度、長さ1センチメートル以上である。この金
属繊維の製造方法は、線引きによる機械加工法、熔融金
属から紡糸する方法等があるが、例えば熔融金属から紡
糸する方法は、熔湯より直接アルミニウム等の金属繊維
を作るものである。すなわち、密閉容器中の金属熔湯
は、N2ガス等で加圧され、加圧された熔湯はノズルよ
り熔湯流となって無数に噴出し、目的の繊維径の金属繊
維が得られる。この方法によれば、均質径で長い(1セ
ンチメートル以上)金属繊維が得られる。こうして得た
金属繊維を積層し、圧接し、金属繊維層とするものであ
る。特に、アルミニウム系の金属繊維を形成させる際に
は、上記した熔融アルミニウム系金属から紡糸されたア
ルミニウム系金属繊維を用いると、金属繊維が細く柔軟
になり細かい金属片が欠け落ちることもない。
【0019】以下、上記実施例に係るダクト用不塵消音
装置10の作用・効果について説明する。ダクト用不塵
消音装置10によれば、両端のダクト接続口13,14
で空調ダクト20の中間に配置接続し、通風路部11と
ダクト20の流路とをほぼ一直線上に接続し、表面にセ
ラミックス処理を施したアルミ繊維吸音板材15が通風
路部11外周を覆っているので、ダクト20から流入す
る気流は、通風路部11を気流を乱されることなく通過
し、ダクト用不塵消音装置10における損失ヘッドは少
なく、空気流の衝突による2次発生音がほぼ生じない。
【0020】また、ダクト20から流入する気流におけ
る気体の振動波のみは、セラミックス処理されたアルミ
繊維吸音板材15を通過し、これによって錯乱減衰・吸
音される。次いで、中空室部16に略充填状に封入した
繊維状消音材によって更に顕著に振動が吸収され、一部
外殻筒部14の内壁面17からの反射波との相互干渉を
なし、これら減衰した振動波は、仕切板18を越えるご
とにこの仕切板18と次の中空室部16とにより急激な
絞りと拡散による圧力変化を繰り返し更に減衰を重ね
る。なお、表面にセラミック処理を施したアルミ繊維吸
音板材15の消音・吸音効果は、連続気孔を有し多孔率
に応じた吸音特性を示すが、長期間の使用を経ても経年
変化・劣化による微細粉の飛散が生ぜず極めて安定して
使用し得る。
【0021】上記消音効果を確認するため、図示した上
記実施例に係るダクト用不塵消音装置10を、600W
×400H×1800L(mm)の寸法にて外殻筒部14及
び仕切板18を亜鉛鉄板を用いて成形し、中空筒部16
にグラスウール消音材を充填して構成して、その消音テ
ストを実施した(実施機関:株式会社笹倉機械製作所サ
サクラ音響ラボラトリー)。この減衰量データを表1に
示す。この表1データから明らかであるように、実施例
に係る消音装置10によれば、全周波数にわたって著し
い消音効果を奏するが、特に減衰量を向上させうること
が困難な低周波数帯における消音効果が極めて顕著に奏
されており、従前の消音装置とは別次元の消音効果を奏
する。
【0022】
【表1】
【0023】また、上記実施例では、表面にセラミック
処理を施したアルミ繊維吸音板材15によって、中空室
部16内に充填された繊維状消音材50は、通風路部1
1と分断されているので、繊維状消音材50の劣化進行
が遅くなり、又、劣化して多少塵化したとしても、表面
にセラミック処理を施したアルミ繊維吸音板材15が繊
維状消音材50の劣化塵のほとんどを通過させないの
で、繊維状消音材50から生じる発塵が通風路部11内
に入りこまない。従って、ダクト20内に流出する塵埃
を極めて高レベルで防止することが可能となり、防塵フ
ィルターを用いなくとも、クリーンルームの一番厳しい
清浄度基準であるクラス100の基準をクリアした不塵
消音装置10として使用することができる。よって、ほ
ぼ全ての産業用クリーンルーム、バイオクリーンルーム
においてそのまま使用できる。そして、クリーンルー
ム、ダクト等の設計にあたり、防塵フィルターを用いな
い構造を提供し得るので、設計の自由度も著しく高ま
り、低価格となる。また、グラスウールやウレタンフォ
ームなどは吸湿性が高いため気流中の水分吸収によって
吸音率が相当低下するが、表面にセラミック処理を施し
たアルミ繊維吸音板材15は、通風時の乾燥度合いが極
めて高く吸音率を高く維持し得る。
【0024】上記不塵効果を確認するため、図示した上
記実施例に係るダクト用不塵消音装置10を、300W
×250H×1000L(mm)の寸法にて外殻筒部14及
び仕切板18を亜鉛鉄板を用いて成形し、中空筒部16
にグラスウール消音材を充填して構成して、その粉塵発
生テストを実施した(実施機関:社団法人日本空気清浄
協会、試験場所:同協会試験所、試験項目:粒子発塵
量、試験方法:JIS B9926「クリーンルームー使用
する機器の運動機構からの発じん量測定」による)。こ
の発塵試験データを表2に示す。この表2中、試験体B
が前記構成の試験体である。
【0025】
【表2】
【0026】また、試験体A、C、Dは、寸法及び外殻筒
部14、仕切板18の素材を同じくして形成した夫々本
発明の他の実施例に係る試験体である。このうち、試験
体Aは、中空筒部16内の繊維状消音材としてグラスウ
ールに代えて綿状のアルミ繊維吸音材を充填したもので
ある。また、試験体Cは、試験体Aにつき更にセラミック
処理したアルミ繊維吸音板材15に代えてセラミック処
理を施していないアルミ繊維吸音板材を採用したもので
ある。そして、試験体Dは、試験体Bにつき、セラミック
処理したアルミ繊維吸音板材15に代えてセラミック処
理を施していないアルミ繊維吸音板材を採用したもので
ある。
【0027】前記表2のデータから明らかであるよう
に、上記実施例に係る不塵消音装置10の試験体Bにお
ける発塵量の微小さは極めて驚異的な水準を達成してお
り、防塵フィルターなしで悠々とクラス100の基準を
クリアできるものである。この試験データは、消音装置
には防塵フィルターが常に不可欠であるとの本件発明技
術分野の開発者・当業者認識を、全くの根底から覆すも
のといえる。上記実施例の不塵消音装置10によれば、
グラスウール等の繊維状消音材50が仮に劣化発塵して
も、通風路部11に流出することはなく、又、セラミッ
クコーティングによりアルミ繊維吸音板材が錆びること
もないので、この試験データは長期間の使用によっても
ほぼ変化せず効果を奏するものといえる。また、試験デ
ータによれば、他の試験体A、C、Dについても、極めて
優秀な効果を奏することが明瞭である。
【0028】次に、本発明の他の実施例につき図2、図
3を示して説明する。図2は、ダクト20の流路と連通
する通風路部111を有し、通風路部111の流入端側
及び流出端側に夫々ダクト接続口113,114を設け
たダクト用不塵消音装置110であるが、中空室部16
部位の構造を代えて仕切板18をなくし、又、グラスウ
ール消音材等の繊維状消音材50を外殻筒部14の内壁
117に近接させて(ほぼ壁面に貼るつけるように)内
在させ、この繊維状消音材の通風路部111側表面を、
表面にセラミック処理を施したアルミ繊維吸音板材11
5で覆って、繊維状消音材50を密封状としたものであ
る。また、図3に示す実施例は、エルボ型の消音装置に
おいて上記構造を実現するものである。図2及び図3に
示す実施例よれば、上記実施例に近似した消音効果と、
上記実施例と全く同等の極めて高い防塵効果を奏するこ
とができる。また、両例の構造は極めてシンプルに製造
できるので、実施に際しての応用性が極めて高い。
【0029】なお、上記実施例では、本発明のダクト用
不塵消音装置の用途につき、大まかに説明しているが、
本発明のダクト用不塵消音装置は、あらゆる消音用途に
用いることが可能である。また、外殻筒部、仕切板の材
質などは上記実施例では亜鉛鉄板を示すのみであるが、
本発明を実施するにあたり、これらの部材の具体的形状
や素材は、実施に応じて適宜のものを選択・採用して差
し支えない。
【0030】
【発明の効果】以上説明した本発明に係るダクト用不塵
消音装置によれば、消音材として用いる繊維状消音材の
経年劣化による微細粉の飛散・発塵を極めて高度の水準
をもって防ぐことができるほぼ不塵の効果を奏し、防塵
フィルターが不要となると同時に、現在の水準で要求さ
れる消音装置の減衰効果を一層向上させることができる
という特長的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す消音装置の概要図であ
る。
【図2】本発明の他の実施例に係る消音装置の概要図で
ある。
【図3】本発明の他の実施例に係る消音装置の概要図で
ある。
【符号の説明】
10 ダクト用消音装置 11 通風路部 12 接続口 13 接続口 14 外殻筒部 15 セラミック加工を施したアルミ繊維吸音板材 16 中空室部 17 内壁面 18 仕切板 20 ダクト 21 流路 50 繊維状消音材 110 消音装置 111 通風路部 113 接続口 114 接続口 115 セラミック処理を施したアルミ繊維吸音板材 117 内壁
【表1】 減衰量試験 試験体消音装置寸法300φ600W×400H×1800L mm 風速 中心周波数 Hz 63 125 250 500 1000 2000 4000 8000 3.0 減衰量 dB 12.1 18.0 22.7 31.0 30.2 24.4 15.2 17.8m/s SELFNOISELEVEL PWL 45.4 29.8 26.7 22.9 19.7 19.0 21.8 26.2 5.0 減衰量 dB 12.8 18.3 22.1 30.4 30.0 24.5 15.1 18.0m/s SELFNOISELEVEL PWL 44.8 36.8 36.0 31.0 24.2 19.6 21.7 26.2 10.0 減衰量 dB 11.5 17.4 22.2 30.1 29.8 24.7 15.3 18.0m/s SELFNOISELEVEL PWL 45.9 43.7 46.1 42.4 38.5 32.5 23.5 25.4
【表2】 発塵試験 試験体消音装置寸法 150φ 300W×250H×1000L mm 風 量 Q=8(m3/min) バックグランド測定時(PBt) 発塵量試験時(Pt) Pi=Pt-PBt 排出空気の 排出空気の 排出空気の 排出空気の 試験体からの 粒径 粒子濃度 粒子数 試験体 粒子濃度 粒子数 発生粒子数 (個/ft3) (個/min) (個/ft3) (個/min) (個/min) 0.3 0.2333 65.96 A 1.0000 282.69 216.73 μm B 1.0167 287.41 221.45 以上 C 2.3500 664.31 598.35 D 3.0167 852.77 786.81 0.5 0.2333 65.96 A 0.7667 216.73 150.77 μm B 0.7833 221.43 155.47 以上 C 1.9167 541.82 475.86 D 2.2500 636.04 570.08 1.0 0.1000 28.27 A 0.3167 89.52 61.25 μm B 0.5167 146.06 117.79 以上 C 0.9333 263.83 235.56 D 1.0500 296.82 268.55 5.0 0.0000 0.00 A 0.0167 4.71 4.71 μm B 0.0167 4.71 4.71 以上 C 0.0500 14.13 14.13 D 0.0000 0.00 0.00 10.0 0.0000 0.00 A 0.0167 4.71 4.71 μm B 0.0000 0.00 0.00 以上 C 0.0167 4.71 4.71 D 0.0000 0.00 0.00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダクトの流路と連通する通風路部を有
    し、通風路部の流入端側及び流出端側に夫々ダクト接続
    口を設けたダクト用消音装置において、該通風路部の外
    筐内表面に近接させてグラスウール消音材ないしロック
    ウール消音材などの繊維状消音材を内在させるととも
    に、この繊維状消音材の通風路部側表面を、表面にセラ
    ミック処理を施したアルミ繊維吸音板材で全覆したこと
    を特徴とするダクト用無塵消音装置。
  2. 【請求項2】 ダクトの流路と連通する通風路部を有
    し、通風路部の流入端側及び流出端側に夫々ダクト接続
    口を設けたダクト用消音装置において、通風路部の外方
    に該通風路部より大径の外殻筒部を設け、この外殻筒部
    と通風路部とを、表面にセラミック処理を施したアルミ
    繊維吸音板材で仕切って通風路部外方に中空室部を形成
    するとともに、この中空室部内にグラスウール消音材な
    いしロックウール消音材などの繊維状消音材を内在させ
    たことを特徴とするダクト用無塵消音装置。
  3. 【請求項3】 通風路部外方に形成した中空室部を通風
    路部の軸線方向と直角な仕切板で仕切って、通風路部の
    軸線方向に連続させた複数の中空室部を形成した請求項
    2記載のダクト用無塵消音装置。
JP6340491A 1994-12-30 1994-12-30 ダクト用無塵消音装置 Pending JPH0949656A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6340491A JPH0949656A (ja) 1994-12-30 1994-12-30 ダクト用無塵消音装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6340491A JPH0949656A (ja) 1994-12-30 1994-12-30 ダクト用無塵消音装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0949656A true JPH0949656A (ja) 1997-02-18

Family

ID=18337482

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6340491A Pending JPH0949656A (ja) 1994-12-30 1994-12-30 ダクト用無塵消音装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0949656A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102980482A (zh) * 2012-11-16 2013-03-20 无锡麦铁精密机械制造有限公司 一种可变外径检具
CN108838175A (zh) * 2018-07-30 2018-11-20 江苏中伟机械制造有限公司 一种管道吹扫消音装置
JP2019207385A (ja) * 2018-05-30 2019-12-05 学校法人 関西大学 減音装置
JP2022148681A (ja) * 2021-03-24 2022-10-06 戸田建設株式会社 管内伝搬音抑制構造

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5537821U (ja) * 1978-09-01 1980-03-11
JPH06109318A (ja) * 1991-12-27 1994-04-19 Nippon Shiyouon Kenkyusho:Kk 空調用等の消音装置における発塵防止装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5537821U (ja) * 1978-09-01 1980-03-11
JPH06109318A (ja) * 1991-12-27 1994-04-19 Nippon Shiyouon Kenkyusho:Kk 空調用等の消音装置における発塵防止装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102980482A (zh) * 2012-11-16 2013-03-20 无锡麦铁精密机械制造有限公司 一种可变外径检具
JP2019207385A (ja) * 2018-05-30 2019-12-05 学校法人 関西大学 減音装置
CN108838175A (zh) * 2018-07-30 2018-11-20 江苏中伟机械制造有限公司 一种管道吹扫消音装置
CN108838175B (zh) * 2018-07-30 2024-03-08 江苏中伟机械制造有限公司 一种管道吹扫消音装置
JP2022148681A (ja) * 2021-03-24 2022-10-06 戸田建設株式会社 管内伝搬音抑制構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100924958B1 (ko) 공명형 스플릿터를 구비한 공조용 덕트 소음기
US20020050418A1 (en) Sound attenuating device
CN117553038A (zh) 涡轮盒、涡轮组件、以及呼吸机
JP2603131B2 (ja) 消音装置
US4211303A (en) Sound absorbing device
CN107355970A (zh) 一种组合式低噪音百级层流系统
CN221683284U (zh) 涡轮盒、涡轮组件、以及呼吸机
JP4641638B2 (ja) 消音機能を有するエアダクト
KR102062376B1 (ko) 오픈식 디퓨저 구비형 소음기
CN115089075A (zh) 电机组件、清洁设备、洗地机及机器人
CN109372801A (zh) 一种高效减震消声器
CN206144861U (zh) 一种高效消声装置
KR20100134274A (ko) 음파의 흡음과 공명에 의하여 감음이 일어나는 공조용 흡음공명형 덕트소음기
JP2002089228A (ja) 襞状騒音分離型消音器
KR200418061Y1 (ko) 친환경 저소음 환기장치
CN110242816A (zh) 一种消除离散高频啸叫声的消声器装置
JPH08199702A (ja) 遮音壁及び遮音室
JP3970506B2 (ja) 送風ユニットおよび無菌病室
KR200225151Y1 (ko) 저소음형 공기 청정장치
KR100698852B1 (ko) 친환경 저소음 환기장치
TWI392838B (zh) 消音箱結構
KR20220106299A (ko) 산소발생기 흡배기용 소음기
CN209129941U (zh) 一种高效减震消声器
JPH07281497A (ja) オフィスオートメーション機器の消音装置
JPH1173189A (ja) 消音エレメントと消音装置