JPH0949731A - 気泡管 - Google Patents
気泡管Info
- Publication number
- JPH0949731A JPH0949731A JP22117795A JP22117795A JPH0949731A JP H0949731 A JPH0949731 A JP H0949731A JP 22117795 A JP22117795 A JP 22117795A JP 22117795 A JP22117795 A JP 22117795A JP H0949731 A JPH0949731 A JP H0949731A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acid
- edta
- bubble tube
- sealed liquid
- liquid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 気泡管として致命的な沈殿物の生成が確実に
回避できる気泡管を提供する。 【解決手段】 金属イオンを組成成分とするガラス管に
気泡を含む封入液を密封してなる気泡管において、上記
封入液中に、上記金属イオンと錯イオンを形成し得る化
学種であるEDTA(エチレンジアミン四酢酸)、ED
TA・2Na(エチレンジアミン四酢酸・二ナトリウム
塩)、EDTA−OH(ヒドロキシエチルエチレンジア
ミン三酢酸)等のうちの少なくとも1つを含有すること
を特徴とする気泡管。
回避できる気泡管を提供する。 【解決手段】 金属イオンを組成成分とするガラス管に
気泡を含む封入液を密封してなる気泡管において、上記
封入液中に、上記金属イオンと錯イオンを形成し得る化
学種であるEDTA(エチレンジアミン四酢酸)、ED
TA・2Na(エチレンジアミン四酢酸・二ナトリウム
塩)、EDTA−OH(ヒドロキシエチルエチレンジア
ミン三酢酸)等のうちの少なくとも1つを含有すること
を特徴とする気泡管。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は気泡管及びその製造方
法に関し、特に気泡管内に封入する封入液の改良に関す
るものである。
法に関し、特に気泡管内に封入する封入液の改良に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】気泡管は、傾斜角を測定したり、静止物
体に対する鉛直線や移動物体に対する見掛上の鉛直線を
設定する等の目的で使用される。
体に対する鉛直線や移動物体に対する見掛上の鉛直線を
設定する等の目的で使用される。
【0003】電気式の気泡管は、ガラス容器(管)に封
入液と気泡を封入し、電気インピーダンスを測定するた
めの電極をガラス容器に差し込んだもので、傾斜角を電
気的に検出することが可能である。
入液と気泡を封入し、電気インピーダンスを測定するた
めの電極をガラス容器に差し込んだもので、傾斜角を電
気的に検出することが可能である。
【0004】電極の材質は、導電性の封入液に腐食され
ないように、白金を使用するのが一般的である。
ないように、白金を使用するのが一般的である。
【0005】ガラス容器としては、白金の膨張係数に等
しいものとして鉛(Pb)ガラスが用いられる。
しいものとして鉛(Pb)ガラスが用いられる。
【0006】導電性の封入液としては、次のようなもの
が知られている。
が知られている。
【0007】(1)硫酸とエタノールの混合液(米国特
許第3409993号) (2)0.08gヨウ化ナトリウム/100mlエタノ
ール溶液(米国特許第2713726号) (3)0.5gヨウ化ナトリウム/40gメタノール溶
液(独国特許第1228428号) (4)0.02molMg(NO3 )2 −6H2 O/9
5%エタノール溶液(英国特許第733973号) (5)塩化リチウム/エタノール(あるいはイソプロピ
ルアルコール)溶液(米国特許第3497950号、特
公昭44−7432号) (6)ヨード化物/n−ブタノール溶液(米国特許第3
020506号) (7)ヒドラジン−モノヒドラジン50%以上溶液(特
公昭57−11005号) (8)モノアルコール類、グリコール類、揮発性酸(あ
るいは揮発性塩基)及び揮発性塩の混合液(特公昭57
−51046号) (9)ヨウ化カリウム/エチルアルコールとジエチルエ
ーテル混合液(特公平4−26046号)
許第3409993号) (2)0.08gヨウ化ナトリウム/100mlエタノ
ール溶液(米国特許第2713726号) (3)0.5gヨウ化ナトリウム/40gメタノール溶
液(独国特許第1228428号) (4)0.02molMg(NO3 )2 −6H2 O/9
5%エタノール溶液(英国特許第733973号) (5)塩化リチウム/エタノール(あるいはイソプロピ
ルアルコール)溶液(米国特許第3497950号、特
公昭44−7432号) (6)ヨード化物/n−ブタノール溶液(米国特許第3
020506号) (7)ヒドラジン−モノヒドラジン50%以上溶液(特
公昭57−11005号) (8)モノアルコール類、グリコール類、揮発性酸(あ
るいは揮発性塩基)及び揮発性塩の混合液(特公昭57
−51046号) (9)ヨウ化カリウム/エチルアルコールとジエチルエ
ーテル混合液(特公平4−26046号)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た溶液を封入液として用いた場合には、鉛ガラス製の気
泡管から経時的に鉛が溶出し、電気インピーダンスが変
化すると云う不具合が生じていた。
た溶液を封入液として用いた場合には、鉛ガラス製の気
泡管から経時的に鉛が溶出し、電気インピーダンスが変
化すると云う不具合が生じていた。
【0009】特に、KI(ヨウ化カリウム)又はHI
(ヨウ化水素酸)等のヨウ化物を含む溶液中ではPb2+
+2I- →PbI2 、Pb+ +I- →PbIの反応によ
って、ヨウ化鉛(PbI2 、PbI)の沈殿物が生成さ
れ、気泡管としての機能が完全に失われることがあっ
た。さらに、人体に悪影響を及ぼす鉛の析出が進む危険
性も大であった。
(ヨウ化水素酸)等のヨウ化物を含む溶液中ではPb2+
+2I- →PbI2 、Pb+ +I- →PbIの反応によ
って、ヨウ化鉛(PbI2 、PbI)の沈殿物が生成さ
れ、気泡管としての機能が完全に失われることがあっ
た。さらに、人体に悪影響を及ぼす鉛の析出が進む危険
性も大であった。
【0010】このような従来技術の問題点に鑑み、本発
明は、気泡管として致命的な沈殿物の生成が確実に回避
できる気泡管を提供することを目的としている。
明は、気泡管として致命的な沈殿物の生成が確実に回避
できる気泡管を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願発明は、金属イオンを組成成分とするガラス管
に気泡を含む封入液を密封してなる気泡管において、上
記封入液中に、上記金属イオンと錯イオンを形成し得る
化学種であるEDTA(エチレンジアミン四酢酸)、E
DTA・2Na(エチレンジアミン四酢酸・二ナトリウ
ム塩)、EDTA−OH(ヒドロキシエチルエチレンジ
アミン三酢酸)、BAPTA(O、O′−ビス二アミノ
フェノキシエタン(エチレングリコール)四酢酸四カリ
ウム塩水和物)、CyDTA(トランスシクロヘキサン
ジアミノ四酢酸一水和物)、DHEG(ジヒドロキシエ
チルグリシン)、DPTA−OH(ジアミノプロパノー
ル四酢酸)、GEDTA(グリコールエーテルジアミン
四酢酸)、HIDA(ヒドロキシエチルイミノ二酢
酸)、IDA(イミノ二酢酸)、Methyl−EDT
A(ジアミノプロパン四酢酸)、NTA(ニトリロ三酢
酸)、TTHA(トリエチレンテトラミン六酢酸)のう
ちの少なくとも1つを含有することを特徴とする気泡管
を要旨としている。
め、本願発明は、金属イオンを組成成分とするガラス管
に気泡を含む封入液を密封してなる気泡管において、上
記封入液中に、上記金属イオンと錯イオンを形成し得る
化学種であるEDTA(エチレンジアミン四酢酸)、E
DTA・2Na(エチレンジアミン四酢酸・二ナトリウ
ム塩)、EDTA−OH(ヒドロキシエチルエチレンジ
アミン三酢酸)、BAPTA(O、O′−ビス二アミノ
フェノキシエタン(エチレングリコール)四酢酸四カリ
ウム塩水和物)、CyDTA(トランスシクロヘキサン
ジアミノ四酢酸一水和物)、DHEG(ジヒドロキシエ
チルグリシン)、DPTA−OH(ジアミノプロパノー
ル四酢酸)、GEDTA(グリコールエーテルジアミン
四酢酸)、HIDA(ヒドロキシエチルイミノ二酢
酸)、IDA(イミノ二酢酸)、Methyl−EDT
A(ジアミノプロパン四酢酸)、NTA(ニトリロ三酢
酸)、TTHA(トリエチレンテトラミン六酢酸)のう
ちの少なくとも1つを含有することを特徴とする気泡管
を要旨としている。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明による電気式の気泡管の実
施例を示す断面図である。
施例を示す断面図である。
【0014】電気式気泡管10は、ガラス管11に白金
電極12を溶着し、後述する封入液13を気泡14と共
に封入した構成になっている。
電極12を溶着し、後述する封入液13を気泡14と共
に封入した構成になっている。
【0015】ガラス管11は、鉛イオン(Pb+ 及びP
b2+)を組成成分としている。
b2+)を組成成分としている。
【0016】白金電極は、白金線を予め700〜900
℃で加熱処理した後、常温で王水に6〜14時間浸漬し
エッチング処理したものである。
℃で加熱処理した後、常温で王水に6〜14時間浸漬し
エッチング処理したものである。
【0017】加熱処理の継続時間は、好ましくは30〜
60分間が適当である。
60分間が適当である。
【0018】また、上記加熱処理における、さらに好ま
しい加熱温度は800℃である。
しい加熱温度は800℃である。
【0019】700〜900℃で加熱処理した白金線
は、いわゆるなめし(アニール)状態にしておく。
は、いわゆるなめし(アニール)状態にしておく。
【0020】なめし状態にしておいた白金線は、常温
(約20℃)で王水に6〜14時間浸漬することでエッ
チング処理され、表面に微小な凹凸が形成される。ただ
し、常温とは、15〜25℃程度を意味するものとし、
20℃はその代表値である。
(約20℃)で王水に6〜14時間浸漬することでエッ
チング処理され、表面に微小な凹凸が形成される。ただ
し、常温とは、15〜25℃程度を意味するものとし、
20℃はその代表値である。
【0021】さらに好ましい浸漬エッチング時間は、8
〜12時間である。
〜12時間である。
【0022】このような処理を施すことによって、白金
電極の表面粗さは次のように調整される。
電極の表面粗さは次のように調整される。
【0023】すなわち、中心線平均粗さ(標準表面粗
さ)Raは、好ましくは0.09〜0.25μmに調整
される。中心線平均粗さRaの、さらに好ましくい範囲
は0.1〜0.2μmである。
さ)Raは、好ましくは0.09〜0.25μmに調整
される。中心線平均粗さRaの、さらに好ましくい範囲
は0.1〜0.2μmである。
【0024】また、表面粗さの最大値(高さ)Rmax
は、0.5μm以下に調整される。最大値Rmaxの、
さらに好ましい範囲は0.2〜0.5μmである。
は、0.5μm以下に調整される。最大値Rmaxの、
さらに好ましい範囲は0.2〜0.5μmである。
【0025】表面粗さを上記範囲に設定することによっ
て、白金電極の表面積の大きさを、エッチング処理を施
さない白金電極の1.5〜8.5倍程度にすることがで
きる。この表面積の比は、さらに好ましくは50倍程度
とする。
て、白金電極の表面積の大きさを、エッチング処理を施
さない白金電極の1.5〜8.5倍程度にすることがで
きる。この表面積の比は、さらに好ましくは50倍程度
とする。
【0026】以下、本発明の特徴である封入液について
詳しく説明する。
詳しく説明する。
【0027】封入液13は、例えばヨウ素化物を添加し
たメタノール等のアルコール溶液である。
たメタノール等のアルコール溶液である。
【0028】封入液13中には、鉛イオン(Pb+ 及び
Pb2+)と錯体を形成する配位子の化学種のうちの一つ
である、EDTA・2Na(エリレンジアミン四酢酸・
二ナトリウム塩)が1〜10mmol(ミリモル)程度
添加されている。
Pb2+)と錯体を形成する配位子の化学種のうちの一つ
である、EDTA・2Na(エリレンジアミン四酢酸・
二ナトリウム塩)が1〜10mmol(ミリモル)程度
添加されている。
【0029】EDTA・2Naは配位子として最適であ
る。その理由を説明すると、一般に配位子はアルコール
を含む有機溶媒に溶け難いが、EDTA・2Naはメタ
ノールを主成分とする封入液に対し、EDTA、EDT
A−OHを含むその他の配位子と比較して、溶け易いか
らである。EDTA、EDTA−OHを含むその他の配
位子はエタノールを主成分とする封入液に対し、溶け憎
い(イオン化しにくい)傾向がある。
る。その理由を説明すると、一般に配位子はアルコール
を含む有機溶媒に溶け難いが、EDTA・2Naはメタ
ノールを主成分とする封入液に対し、EDTA、EDT
A−OHを含むその他の配位子と比較して、溶け易いか
らである。EDTA、EDTA−OHを含むその他の配
位子はエタノールを主成分とする封入液に対し、溶け憎
い(イオン化しにくい)傾向がある。
【0030】封入液に添加するEDTA・2Naの分量
は、Pb(鉛)が封入液中に溶け出す分量に対応させる
のが好ましい。たとえば、Pbの溶ける分量が、1mm
ol〜10mmolの範囲であれば、EDTA・2Na
の添加する分量も1mmol〜10mmolの範囲内が
効果的である。これ以上になると、EDTA・2Naも
配位子の一般的な性質(有機溶媒に溶けにくい性質)に
より封入液に溶け難くなる。
は、Pb(鉛)が封入液中に溶け出す分量に対応させる
のが好ましい。たとえば、Pbの溶ける分量が、1mm
ol〜10mmolの範囲であれば、EDTA・2Na
の添加する分量も1mmol〜10mmolの範囲内が
効果的である。これ以上になると、EDTA・2Naも
配位子の一般的な性質(有機溶媒に溶けにくい性質)に
より封入液に溶け難くなる。
【0031】以下では、EDTA・2Naを[Y・2
H]・2Naと略記して、封入液中の反応を説明する。
H]・2Naと略記して、封入液中の反応を説明する。
【0032】封入液13中に添加された配位子[Y・2
H]・2Naは、次の化学式(1)のように、ナトリウ
ムイオンとわかれて存在する。
H]・2Naは、次の化学式(1)のように、ナトリウ
ムイオンとわかれて存在する。
【0033】 [Y・2H]・2Na→2Na+ +[Y・2H]2-‥‥(1) また、気泡管のガラス管は鉛イオン(Pb+ 及びP
b2+)を組成成分としているので、鉛イオンが封入液中
に析出している。
b2+)を組成成分としているので、鉛イオンが封入液中
に析出している。
【0034】しかしながら、配位子場の理論から、ヨウ
素イオン(I- )と配位子との強さを比較すると、I-
<(H2 O)<[Y・2H]2- となる。
素イオン(I- )と配位子との強さを比較すると、I-
<(H2 O)<[Y・2H]2- となる。
【0035】従って、鉛イオンは、配位子と以下のよう
な反応(2)、(3)を優先的に行う。
な反応(2)、(3)を優先的に行う。
【0036】 2Pb+ +[Y・2H]2-→[Pb2 Y]2-+2H+ ‥‥(2) Pb2++[Y・2H]2-→[PbY]2-+2H+ ‥‥(3) そして、次のような反応(4)、(5)は実質的に進行
せず、そのためヨウ化鉛の析出を防ぐことができる。
せず、そのためヨウ化鉛の析出を防ぐことができる。
【0037】Pb2++2I- →PbI2 ↓‥‥(4) Pb+ +I- →PbI↓ ‥‥(5) それゆえ、気泡管中にヨウ化鉛が析出して気泡管として
の機能が損われることがなく、またヨウ化鉛が気泡管か
ら誤って溶出する虞もなくなり、人体に悪影響を及ぼす
鉛の析出を抑えることができるのである。
の機能が損われることがなく、またヨウ化鉛が気泡管か
ら誤って溶出する虞もなくなり、人体に悪影響を及ぼす
鉛の析出を抑えることができるのである。
【0038】鉛イオンと錯体を形成するその他の化学種
として、EDTA(エチレンジアミン四酢酸)、EDT
A−OH(ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢
酸)、BAPTA(O、O′−ビス二アミノフェノキシ
エタン(エチレングリコール)四酢酸四カリウム塩水和
物)、CyDTA(トランスシクロヘキサンジアミノ四
酢酸一水和物)、DHEG(ジヒドロキシエチルグリシ
ン)、DPTA−OH(ジアミノプロパノール四酢
酸)、GEDTA(グリコールエーテルジアミン四酢
酸)、HIDA(ヒドロキシエチルイミノ二酢酸)、I
DA(イミノ二酢酸)、Methyl−EDTA(ジア
ミノプロパン四酢酸)、NTA(ニトリロ三酢酸)、T
THA(トリエチレンテトラミン六酢酸)等が挙げられ
る。これらの化学種のうちの少なくとも1種を気泡管の
封入液中に含有させることにより、ヨウ化鉛の析出を防
ぐことができ、EDTA・2Na(エリレンジアミン四
酢酸・二ナトリウム塩)と同様の効果を得ることができ
るのである。
として、EDTA(エチレンジアミン四酢酸)、EDT
A−OH(ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢
酸)、BAPTA(O、O′−ビス二アミノフェノキシ
エタン(エチレングリコール)四酢酸四カリウム塩水和
物)、CyDTA(トランスシクロヘキサンジアミノ四
酢酸一水和物)、DHEG(ジヒドロキシエチルグリシ
ン)、DPTA−OH(ジアミノプロパノール四酢
酸)、GEDTA(グリコールエーテルジアミン四酢
酸)、HIDA(ヒドロキシエチルイミノ二酢酸)、I
DA(イミノ二酢酸)、Methyl−EDTA(ジア
ミノプロパン四酢酸)、NTA(ニトリロ三酢酸)、T
THA(トリエチレンテトラミン六酢酸)等が挙げられ
る。これらの化学種のうちの少なくとも1種を気泡管の
封入液中に含有させることにより、ヨウ化鉛の析出を防
ぐことができ、EDTA・2Na(エリレンジアミン四
酢酸・二ナトリウム塩)と同様の効果を得ることができ
るのである。
【0039】上記の良好な析出防止効果を得るために、
上記化学種は、少なくとも経時的に溶出する鉛の量に相
当する量だけ添加する。すなわち、上記化学種の添加量
は、1〜10mmol(ミリモル)程度とするのが好ま
しい。さらに好ましい添加量は、3〜6mmol(ミリ
モル)程度である。
上記化学種は、少なくとも経時的に溶出する鉛の量に相
当する量だけ添加する。すなわち、上記化学種の添加量
は、1〜10mmol(ミリモル)程度とするのが好ま
しい。さらに好ましい添加量は、3〜6mmol(ミリ
モル)程度である。
【0040】実施例1 先ず、白金線を予め700〜900℃で加熱処理し、し
かる後に、常温で王水に6、8、12、14時間浸漬し
エッチング処理を行った。得られた白金電極の表面粗さ
の測定結果を、表1に示した。
かる後に、常温で王水に6、8、12、14時間浸漬し
エッチング処理を行った。得られた白金電極の表面粗さ
の測定結果を、表1に示した。
【0041】
【表1】 なお、表1における表面積比は、表面粗さの測定値から
概算で求めたものであるが、浸漬時間が長くなるにつ
れ、エッチング処理により生成したピットが重なってい
るため、実際の値は概算値よりも大きいものと推定され
る。
概算で求めたものであるが、浸漬時間が長くなるにつ
れ、エッチング処理により生成したピットが重なってい
るため、実際の値は概算値よりも大きいものと推定され
る。
【0042】さて、エッチング処理を12時間行った上
記白金線電極を用いて、図1に示した電気式の気泡管を
構成し、実施例1とした。封入液は、ヨウ化物を含む周
知の封入液にEDTA・2Naを2ミリモル加えたもの
を用いた。なお、封入後の全量は約0.8mlであっ
た。
記白金線電極を用いて、図1に示した電気式の気泡管を
構成し、実施例1とした。封入液は、ヨウ化物を含む周
知の封入液にEDTA・2Naを2ミリモル加えたもの
を用いた。なお、封入後の全量は約0.8mlであっ
た。
【0043】一方、EDTA・2Naを全く加えない封
入液を用いて、実施例1と同様に気泡管を作製し、比較
例1とした。
入液を用いて、実施例1と同様に気泡管を作製し、比較
例1とした。
【0044】実施例1と比較例1の気泡管を60℃に加
熱して、強制的に鉛を溶出させる耐用試験を行った。
熱して、強制的に鉛を溶出させる耐用試験を行った。
【0045】その結果、比較例1の気泡管では、徐々に
ヨウ化鉛が沈殿して72時間後には、水準器としての性
能を失ってしまった。
ヨウ化鉛が沈殿して72時間後には、水準器としての性
能を失ってしまった。
【0046】これに対して、実施例1の気泡管では、耐
用試験終了時にも実質的に沈殿が見られず、良好な性能
を維持していた。
用試験終了時にも実質的に沈殿が見られず、良好な性能
を維持していた。
【0047】このように、周知の封入液に適当量のED
TA・2Naを添加することによって、ヨウ化物の沈殿
を極めて効果的に防止できることが確認された。
TA・2Naを添加することによって、ヨウ化物の沈殿
を極めて効果的に防止できることが確認された。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、金属イオンを組成成分
とするガラス管に気泡を含む封入液を密封してなる気泡
管の封入液中に、金属イオンと錯イオンを形成し得る化
学種であるEDTA(エチレンジアミン四酢酸)、ED
TA・2Na(エチレンジアミン四酢酸・二ナトリウム
塩)、EDTA−OH(ヒドロキシエチルエチレンジア
ミン三酢酸)、BAPTA(O、O′−ビス二アミノフ
ェノキシエタン(エチレングリコール)四酢酸四カリウ
ム塩水和物)、CyDTA(トランスシクロヘキサンジ
アミノ四酢酸一水和物)、DHEG(ジヒドロキシエチ
ルグリシン)、DPTA−OH(ジアミノプロパノール
四酢酸)、GEDTA(グリコールエーテルジアミン四
酢酸)、HIDA(ヒドロキシエチルイミノ二酢酸)、
IDA(イミノ二酢酸)、Methyl−EDTA(ジ
アミノプロパン四酢酸)、NTA(ニトリロ三酢酸)、
TTHA(トリエチレンテトラミン六酢酸)のうちの少
なくとも1つを含有することにより、ヨウ化物の沈殿を
防止し、気泡管としての機能を長期間にわたって維持す
ることが可能である。
とするガラス管に気泡を含む封入液を密封してなる気泡
管の封入液中に、金属イオンと錯イオンを形成し得る化
学種であるEDTA(エチレンジアミン四酢酸)、ED
TA・2Na(エチレンジアミン四酢酸・二ナトリウム
塩)、EDTA−OH(ヒドロキシエチルエチレンジア
ミン三酢酸)、BAPTA(O、O′−ビス二アミノフ
ェノキシエタン(エチレングリコール)四酢酸四カリウ
ム塩水和物)、CyDTA(トランスシクロヘキサンジ
アミノ四酢酸一水和物)、DHEG(ジヒドロキシエチ
ルグリシン)、DPTA−OH(ジアミノプロパノール
四酢酸)、GEDTA(グリコールエーテルジアミン四
酢酸)、HIDA(ヒドロキシエチルイミノ二酢酸)、
IDA(イミノ二酢酸)、Methyl−EDTA(ジ
アミノプロパン四酢酸)、NTA(ニトリロ三酢酸)、
TTHA(トリエチレンテトラミン六酢酸)のうちの少
なくとも1つを含有することにより、ヨウ化物の沈殿を
防止し、気泡管としての機能を長期間にわたって維持す
ることが可能である。
【0049】特に、気泡管として鉛イオンを組成成分と
するガラス管を用いる場合には、ヨウ化鉛の沈殿を確実
に防止できる。従って、人体に悪影響のある鉛沈殿物を
生じることがなく、安全性が高い。
するガラス管を用いる場合には、ヨウ化鉛の沈殿を確実
に防止できる。従って、人体に悪影響のある鉛沈殿物を
生じることがなく、安全性が高い。
【図1】本発明による気泡管の一実施例を示す断面図。
10 電気式気泡管 11 ガラス管(枠) 12 白金電極 13 封入液 14 気泡
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 磯野 勝 東京都板橋区蓮沼町75番1号 株式会社ト プコン内
Claims (2)
- 【請求項1】 金属イオンを組成成分とするガラス管に
気泡を含む封入液を密封してなる気泡管において、上記
封入液中に、上記金属イオンと錯イオンを形成し得る化
学種であるEDTA(エチレンジアミン四酢酸)、ED
TA・2Na(エチレンジアミン四酢酸・二ナトリウム
塩)、EDTA−OH(ヒドロキシエチルエチレンジア
ミン三酢酸)、BAPTA(O、O′−ビス二アミノフ
ェノキシエタン(エチレングリコール)四酢酸四カリウ
ム塩水和物)、CyDTA(トランスシクロヘキサンジ
アミノ四酢酸一水和物)、DHEG(ジヒドロキシエチ
ルグリシン)、DPTA−OH(ジアミノプロパノール
四酢酸)、GEDTA(グリコールエーテルジアミン四
酢酸)、HIDA(ヒドロキシエチルイミノ二酢酸)、
IDA(イミノ二酢酸)、Methyl−EDTA(ジ
アミノプロパン四酢酸)、NTA(ニトリロ三酢酸)、
TTHA(トリエチレンテトラミン六酢酸)のうちの少
なくとも1つを含有することを特徴とする気泡管。 - 【請求項2】 請求項1に記載の気泡管において、前記
金属イオンは、Pb2+又はPb+ であることを特徴とす
る気泡管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22117795A JPH0949731A (ja) | 1995-08-08 | 1995-08-08 | 気泡管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22117795A JPH0949731A (ja) | 1995-08-08 | 1995-08-08 | 気泡管 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0949731A true JPH0949731A (ja) | 1997-02-18 |
Family
ID=16762690
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22117795A Pending JPH0949731A (ja) | 1995-08-08 | 1995-08-08 | 気泡管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0949731A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6343422B1 (en) | 1999-05-31 | 2002-02-05 | Kabushiki Kaisha Topcon | Tilt angel measuring device |
| CN109029358A (zh) * | 2018-06-27 | 2018-12-18 | 北京纳米能源与系统研究所 | 液态金属栅控摩擦电子学晶体管、电子水平仪 |
-
1995
- 1995-08-08 JP JP22117795A patent/JPH0949731A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6343422B1 (en) | 1999-05-31 | 2002-02-05 | Kabushiki Kaisha Topcon | Tilt angel measuring device |
| CN109029358A (zh) * | 2018-06-27 | 2018-12-18 | 北京纳米能源与系统研究所 | 液态金属栅控摩擦电子学晶体管、电子水平仪 |
| CN109029358B (zh) * | 2018-06-27 | 2020-09-15 | 北京纳米能源与系统研究所 | 液态金属栅控摩擦电子学晶体管、电子水平仪 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| Bockris | Recent developments in the study of hydrogen overpotential. | |
| JP4771945B2 (ja) | バリヤ金属上に直接銅めっきするマルチステップ電着法 | |
| Pezzatini et al. | Formation of ZnSe on Ag (111) by electrochemical atomic layer epitaxy | |
| Vermilyea | The oxidation of tantalum at 50–300° C | |
| Cobb et al. | Interfacial electrical effects observed during the freezing of dilute electrolytes in water | |
| Katan et al. | Silver/silver chloride electrodes: Surface morphology on charging and discharging | |
| Inman et al. | Electrode reactions in molten salts: the uranium+ uranium trichloride system | |
| Dallek et al. | Mechanism of pit initiation on aluminum alloy type 7075 | |
| Castrillejo et al. | Electrochemical behavior of lanthanum and yttrium ions in two molten chlorides with different oxoacidic properties: the eutectic LiCl-KCl and the equimolar mixture CaCl2-NaCl | |
| Ciszkowska et al. | Preparation of a mercury disk microelectrode based on solid silver amalgam | |
| US6755959B2 (en) | Non-aqueous electrolytes and method for anodizing | |
| US11274374B2 (en) | Metal deposits, compositions, and methods for making the same | |
| Corriu et al. | Electrochemical reduction of triorganohalo-silanes and-germanes | |
| Hills et al. | 70. The hydrogen–calomel cell. Part II. The calomel electrode | |
| JP3410258B2 (ja) | 気泡管およびその製造方法 | |
| EP0104759B1 (en) | Porous tantalum capacitor electrode and production thereof | |
| Hurlen et al. | On Mn (Hg)/Mn (II) equilibria and reactions in aqueous solution | |
| Morisaki et al. | Electronic State Densities of Aquo‐Complex Ions in Water Determined by Electrochemical Tunneling Spectroscopy | |
| US3510408A (en) | Process for producing high surface area nickel powder | |
| Bek | Kinetics of gold electrodeposition from alkali–cyanide solutions: the effect of infinitesimal quantities of thallium (I) nitrate | |
| Borodzinski et al. | Electrode reaction of the Mn (II)/Mn (Hg) system in concentrated aqueous solutions of Ca (ClO4) 2 at higher temperatures | |
| US20260015748A1 (en) | Chemically facilitated electrochemical methods for recovery of rare earth elements | |
| Perley | Antimony electrode for industrial hydrogen-ion measurements | |
| US20260043162A1 (en) | Methods for electrometallizating rare earth elements using anhydrous electrolytes comprising one or more silylamide compounds | |
| JPH10318746A (ja) | 傾斜センサ用電解液 |