JPH0949904A - レーザ装置用光学レンズ及びレーザ装置 - Google Patents
レーザ装置用光学レンズ及びレーザ装置Info
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- JPH0949904A JPH0949904A JP7201037A JP20103795A JPH0949904A JP H0949904 A JPH0949904 A JP H0949904A JP 7201037 A JP7201037 A JP 7201037A JP 20103795 A JP20103795 A JP 20103795A JP H0949904 A JPH0949904 A JP H0949904A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 熱歪みを受けず、レーザ加工精度を低下させ
ることなく大出力で長時間の加工を可能にし、かつ、損
傷が少なく耐久性を有する低コストのレーザ装置用光学
レンズを提供する。 【解決手段】 所定レンズ面2、3を有する中空のレン
ズ容器1とから成り、このレンズ容器1内へレンズ流体
10を流入用チューブ7から流入させ、流出用チューブ
8から流出させてレーザ加工装置用光学レンズを構成す
る。またレンズ流体10は、レンズ容器1へ流入される
前に冷却されている。
ることなく大出力で長時間の加工を可能にし、かつ、損
傷が少なく耐久性を有する低コストのレーザ装置用光学
レンズを提供する。 【解決手段】 所定レンズ面2、3を有する中空のレン
ズ容器1とから成り、このレンズ容器1内へレンズ流体
10を流入用チューブ7から流入させ、流出用チューブ
8から流出させてレーザ加工装置用光学レンズを構成す
る。またレンズ流体10は、レンズ容器1へ流入される
前に冷却されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ加工におけ
るレーザ装置に使用するレーザ装置用光学レンズ及びそ
のレンズを用いたレーザ装置に関する。
るレーザ装置に使用するレーザ装置用光学レンズ及びそ
のレンズを用いたレーザ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】金属と非金属材料とを問わず種々の材料
の様々な加工に、レーザビーム(例えば、CO2 ガスレ
ーザやYAGレーザ)が広く用いられている。一般の加
工方法に比べて、レーザ加工は、精密でかつ高速な加工
が可能であるという特質を有する。しかしながら、加工
能力を増すためには、レーザビームの大出力化が計ら
れ、それに伴ない、使用される光学レンズの熱歪みが問
題となってきた。従来の光学レンズは一体の固体材料で
構成されており、レーザビームの吸収により、レンズ内
部に熱がこもりやすく、熱膨脹して焦点がずれ、材料へ
の照射エネルギー密度変動により加工精度の低下が発生
している。
の様々な加工に、レーザビーム(例えば、CO2 ガスレ
ーザやYAGレーザ)が広く用いられている。一般の加
工方法に比べて、レーザ加工は、精密でかつ高速な加工
が可能であるという特質を有する。しかしながら、加工
能力を増すためには、レーザビームの大出力化が計ら
れ、それに伴ない、使用される光学レンズの熱歪みが問
題となってきた。従来の光学レンズは一体の固体材料で
構成されており、レーザビームの吸収により、レンズ内
部に熱がこもりやすく、熱膨脹して焦点がずれ、材料へ
の照射エネルギー密度変動により加工精度の低下が発生
している。
【0003】また大出力の加工に限らず、低出力の加工
においても、長時間に渡る加工では、同様の問題が生じ
ている。厚い材料の大型の部品を最終の仕上げ工程で高
い寸法精度で加工する必要がある場合などは、レンズに
光が連続して長時間照射され、集光特性が低下したまま
加工が継続されるため、加工条件から期待される本来の
加工能力、制御精度からのずれが生じてくる。また時に
は、レンズそのものにクラックが入ることがあり、加工
が停止し、製品がだめになったり、製品精度が低下した
りすることがある。
においても、長時間に渡る加工では、同様の問題が生じ
ている。厚い材料の大型の部品を最終の仕上げ工程で高
い寸法精度で加工する必要がある場合などは、レンズに
光が連続して長時間照射され、集光特性が低下したまま
加工が継続されるため、加工条件から期待される本来の
加工能力、制御精度からのずれが生じてくる。また時に
は、レンズそのものにクラックが入ることがあり、加工
が停止し、製品がだめになったり、製品精度が低下した
りすることがある。
【0004】図7に従来のレーザ装置用光学レンズを示
す。図7において、光学レンズは、所定の材料で所定の
形状に形成された中満のレンズ本体41が金属フレーム
42によって支持されて構成されている。
す。図7において、光学レンズは、所定の材料で所定の
形状に形成された中満のレンズ本体41が金属フレーム
42によって支持されて構成されている。
【0005】従来はガスをレンズ表面に吹き付けたり、
レンズ外周部に冷却水を流すなどの対策を行ってはいる
が、レンズ内部への熱の蓄積を防止するのに十分な対策
はされていないのが現状である。
レンズ外周部に冷却水を流すなどの対策を行ってはいる
が、レンズ内部への熱の蓄積を防止するのに十分な対策
はされていないのが現状である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来技術で
は、光学レンズの熱歪みによる変形やこれに伴うレンズ
特性の変化を防止することができず、レーザビームエネ
ルギー照射の微妙な制御ができなくなり、加工精度の低
下が生じ、また、場合によっては、加工不良の発生によ
り、材料やエネルギーの無駄が発生し、レンズそのもの
が破損したりしていた。このような状況では、レーザ加
工の精度向上に限界が生じる。
は、光学レンズの熱歪みによる変形やこれに伴うレンズ
特性の変化を防止することができず、レーザビームエネ
ルギー照射の微妙な制御ができなくなり、加工精度の低
下が生じ、また、場合によっては、加工不良の発生によ
り、材料やエネルギーの無駄が発生し、レンズそのもの
が破損したりしていた。このような状況では、レーザ加
工の精度向上に限界が生じる。
【0007】そこで、本発明の目的は、上記従来技術の
有する問題を解消し、熱歪みを受けず、レーザ加工精度
を低下させることなく大出力で長時間の加工を可能に
し、かつ、損傷が少なく耐久性を有する低コストのレー
ザ装置用光学レンズを提供することである。
有する問題を解消し、熱歪みを受けず、レーザ加工精度
を低下させることなく大出力で長時間の加工を可能に
し、かつ、損傷が少なく耐久性を有する低コストのレー
ザ装置用光学レンズを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のレーザ装置用光学レンズは、所定レンズ面
を有する中空のレンズ容器と、このレンズ容器内へ流入
するとともに流出する液体状のレンズ流体とを備えるこ
とを特徴とする。
に、本発明のレーザ装置用光学レンズは、所定レンズ面
を有する中空のレンズ容器と、このレンズ容器内へ流入
するとともに流出する液体状のレンズ流体とを備えるこ
とを特徴とする。
【0009】また、好適には、前記レンズ流体は、前記
レンズ容器へ流入される前に冷却手段により冷却されて
いる。
レンズ容器へ流入される前に冷却手段により冷却されて
いる。
【0010】また、好適には、前記所定レンズ面は対向
する二分された上側レンズ面部と下側レンズ面部とから
形成されており、前記上側レンズ面部と前記下側レンズ
面部との間隔は可変である。
する二分された上側レンズ面部と下側レンズ面部とから
形成されており、前記上側レンズ面部と前記下側レンズ
面部との間隔は可変である。
【0011】また、好適には、前記レンズ流体を前記レ
ンズ容器に流入させる流入口と前記レンズ容器から前記
レンズ流体を流出させる流出口とが、前記レンズ容器の
側部の対向する位置に形成されている。
ンズ容器に流入させる流入口と前記レンズ容器から前記
レンズ流体を流出させる流出口とが、前記レンズ容器の
側部の対向する位置に形成されている。
【0012】また、本発明のレーザ装置は、二分された
対向する上側レンズ面部と下側レンズ面部とから形成さ
れた所定レンズ面を有する中空のレンズ容器と、このレ
ンズ容器内へ流入するとともに流出する液体状のレンズ
流体とを備える光学レンズと、前記レンズ容器内へ前記
レンズ流体を流入流出させる循環ポンプと、前記レンズ
流体を冷却する冷却手段と、前記上側レンズ面部と前記
下側レンズ面部との間隔をレンズ間隔調整手段とを備え
ることを特徴とする。
対向する上側レンズ面部と下側レンズ面部とから形成さ
れた所定レンズ面を有する中空のレンズ容器と、このレ
ンズ容器内へ流入するとともに流出する液体状のレンズ
流体とを備える光学レンズと、前記レンズ容器内へ前記
レンズ流体を流入流出させる循環ポンプと、前記レンズ
流体を冷却する冷却手段と、前記上側レンズ面部と前記
下側レンズ面部との間隔をレンズ間隔調整手段とを備え
ることを特徴とする。
【0013】上記のような構成を有する本願発明のレー
ザ装置用光学レンズにおいて、レンズ流体をレンズ容器
中へ流入させるとともにレンズ容器中から流出させるこ
とにより、レンズ容器中にレンズ流体は局在しないの
で、例えばレーザ装置において頻繁に使用された場合に
おいても、レンズ流体で吸収された熱を光学レンズの外
部へ除去することが可能になる。
ザ装置用光学レンズにおいて、レンズ流体をレンズ容器
中へ流入させるとともにレンズ容器中から流出させるこ
とにより、レンズ容器中にレンズ流体は局在しないの
で、例えばレーザ装置において頻繁に使用された場合に
おいても、レンズ流体で吸収された熱を光学レンズの外
部へ除去することが可能になる。
【0014】レンズ流体がレンズ容器へ流入される前に
冷却しておくことにより、レーザ光の吸収によりレンズ
中に歪み等の生じることを効率的に回避することができ
る。
冷却しておくことにより、レーザ光の吸収によりレンズ
中に歪み等の生じることを効率的に回避することができ
る。
【0015】上側レンズ面部と下側レンズ面部との間隔
は可変であるので、所望の焦点距離の光学レンズを容易
に構成することができる。
は可変であるので、所望の焦点距離の光学レンズを容易
に構成することができる。
【0016】流入口と流出口とをレンズ容器の側部の対
向する位置に形成したので、レンズ流体をレンズ容器内
を循環し易くできる。
向する位置に形成したので、レンズ流体をレンズ容器内
を循環し易くできる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明のレ
ーザ装置用光学レンズの実施の形態例について説明す
る。
ーザ装置用光学レンズの実施の形態例について説明す
る。
【0018】図1において、符号1はレーザ容器を示
し、レーザ容器1の内部には、液体状のレーザ流体10
が収容される中空が形成されている。レーザ容器1は、
固体材料からなる所定のレンズ面に形成された凸面状の
上側レンズ面部2と、上側レンズ面部2と対向する平面
状の下側レンズ面部3と、円筒状の金属フレーム4とを
有する。金属フレーム4の底部近傍には下側レンズ面部
3が取り付けられ、また、金属フレーム4には下側レン
ズ面部3と所定の間隔をおいて上側レンズ面部2あ取り
付けられている。金属フレーム4の側部であって上側レ
ンズ面部2と下側レンズ面部3との間には、対向した位
置に流入口5と流出口6とが形成されており、流入口5
には流入用チューブ7が接続されており流出口6には流
出用チューブ8が接続されている。
し、レーザ容器1の内部には、液体状のレーザ流体10
が収容される中空が形成されている。レーザ容器1は、
固体材料からなる所定のレンズ面に形成された凸面状の
上側レンズ面部2と、上側レンズ面部2と対向する平面
状の下側レンズ面部3と、円筒状の金属フレーム4とを
有する。金属フレーム4の底部近傍には下側レンズ面部
3が取り付けられ、また、金属フレーム4には下側レン
ズ面部3と所定の間隔をおいて上側レンズ面部2あ取り
付けられている。金属フレーム4の側部であって上側レ
ンズ面部2と下側レンズ面部3との間には、対向した位
置に流入口5と流出口6とが形成されており、流入口5
には流入用チューブ7が接続されており流出口6には流
出用チューブ8が接続されている。
【0019】レーザ流体10が流入用チューブ7を介し
て流入口5からレーザ容器1内へ流入し、流出口6から
流出用チューブ8を介して流出し、レーザ容器1内はレ
ーザ流体10で満たされている。
て流入口5からレーザ容器1内へ流入し、流出口6から
流出用チューブ8を介して流出し、レーザ容器1内はレ
ーザ流体10で満たされている。
【0020】また、レーザ流体10は図3に示すよう
に、冷却器36によって冷却され循環ポンプ35によっ
て所定の速度で循環するようになっている。ここで所定
の速度とは、冷却器36による冷却の程度や、レーザビ
ーム31の吸収によるレンズ流体1の温度上昇の程度
や、レーザ容器1内に生じ得るレンズ流体10の流線の
程度等を考慮して決められる。
に、冷却器36によって冷却され循環ポンプ35によっ
て所定の速度で循環するようになっている。ここで所定
の速度とは、冷却器36による冷却の程度や、レーザビ
ーム31の吸収によるレンズ流体1の温度上昇の程度
や、レーザ容器1内に生じ得るレンズ流体10の流線の
程度等を考慮して決められる。
【0021】次に、この光学レンズの焦点距離について
説明する。下側レンズ面部3は平面形状を有し、図1に
示した光学レンズは平凸型レンズであり、この平凸型レ
ンズは、上側レンズ面部2によるレンズとレンズ容器1
中のレンズ流体10によるレンズとの合成レンズと考え
ることができ、この合成レンズの合成焦点距離fは、以
下のように表すことができる。
説明する。下側レンズ面部3は平面形状を有し、図1に
示した光学レンズは平凸型レンズであり、この平凸型レ
ンズは、上側レンズ面部2によるレンズとレンズ容器1
中のレンズ流体10によるレンズとの合成レンズと考え
ることができ、この合成レンズの合成焦点距離fは、以
下のように表すことができる。
【0022】上側レンズ面部2によるレンズの焦点距
離、外側の曲率半径、内側の曲率半径を各々fS 、
R1 ,R2 とする。レンズ容器1中のレンズ流体10に
よるレンズの焦点距離をfL とする。 1/fS =(nS −1)・(1/R1 −1/R2 ) 1/fL =(nL −1)・(1/R2 ) ここでnS 、nL は、各々上側レンズ面部2、レンズ流
体10の屈折率であるfS 、fL を使って、fは次式で
表される。 1/f=1/fS +1/fL =(nS −1)・(1/R1 )+(nL −nS )・(1
/R2 ) したがって、 f=R1 ・R2 /{(nS −1)・R2 +(nL −
nS )・R1 }となる。
離、外側の曲率半径、内側の曲率半径を各々fS 、
R1 ,R2 とする。レンズ容器1中のレンズ流体10に
よるレンズの焦点距離をfL とする。 1/fS =(nS −1)・(1/R1 −1/R2 ) 1/fL =(nL −1)・(1/R2 ) ここでnS 、nL は、各々上側レンズ面部2、レンズ流
体10の屈折率であるfS 、fL を使って、fは次式で
表される。 1/f=1/fS +1/fL =(nS −1)・(1/R1 )+(nL −nS )・(1
/R2 ) したがって、 f=R1 ・R2 /{(nS −1)・R2 +(nL −
nS )・R1 }となる。
【0023】本実施態様例によるレーザ装置用レンズ
は、上式のfで表される焦点距離のレンズとして作用す
る。一例として、nS =1.5、nL =1.3333
(水の屈折率)の場合に、R1 =100mmに固定して
設定し、R2 の値を変化させた時の焦点距離fの採る値
を、nL =1.0(空気)の場合と比較しながら、図4
に示す。同じ曲率R2 において、レンズ流体10をレン
ズ容器1内に入れた方が焦点距離が短くなっている。
は、上式のfで表される焦点距離のレンズとして作用す
る。一例として、nS =1.5、nL =1.3333
(水の屈折率)の場合に、R1 =100mmに固定して
設定し、R2 の値を変化させた時の焦点距離fの採る値
を、nL =1.0(空気)の場合と比較しながら、図4
に示す。同じ曲率R2 において、レンズ流体10をレン
ズ容器1内に入れた方が焦点距離が短くなっている。
【0024】図6に、レーザの種類と、適用可能なレン
ズ流体10の種類を分類されている。レーザの発振波長
における各レンズ流体10の吸収率や透過率や屈折率等
を考慮して選択されている。
ズ流体10の種類を分類されている。レーザの発振波長
における各レンズ流体10の吸収率や透過率や屈折率等
を考慮して選択されている。
【0025】以上説明したように、本実施形態例の構成
によれば、レンズ容器1内をレンズ流体10が循環する
ようにしたので、レーザビーム31の吸収によって発生
する熱を除去することができ、光学レンズに熱歪みを生
じないようにすることができる。
によれば、レンズ容器1内をレンズ流体10が循環する
ようにしたので、レーザビーム31の吸収によって発生
する熱を除去することができ、光学レンズに熱歪みを生
じないようにすることができる。
【0026】また、レンズ流体10は冷却されて循環さ
れるようにしたので、レーザビーム31の吸収によって
発生する熱を効率的に除去することができる。
れるようにしたので、レーザビーム31の吸収によって
発生する熱を効率的に除去することができる。
【0027】また、流入口5と流出口6とはレンズ容器
1の側部の対向する位置に設けられているので、冷却さ
れたレンズ流体10とレーザビーム31の吸収により加
熱されたレンズ流体10との循環を確実に行うことがで
きる。
1の側部の対向する位置に設けられているので、冷却さ
れたレンズ流体10とレーザビーム31の吸収により加
熱されたレンズ流体10との循環を確実に行うことがで
きる。
【0028】次に、図2を参照して他の実施形態例を示
す。本実施形態例では、下側レンズ面部3は凸面形状を
有し、円筒状の金属フレーム20の底部近傍に取り付け
られている。金属フレーム20には流入口5と流出口6
6が取り付けられている。上側レンズ面部2は円筒状の
金属フレーム21に取り付けられている。流入口5の上
方の金属フレーム20の円筒壁の内側部分は円筒状に一
部切り取られており、この切り取られて形成された円筒
壁部分の内側に、Oリング22を介して金属フレーム2
1が上下に移動自在に配設されている。Oリング22
は、レンズ容器1内のレンズ流体10が漏れることを防
止するとともに、上側レンズ面部2の上下方向の移動を
可能にするものである。金属フレーム22を上下するこ
とによって、上側レンズ面部2と下側レンズ面部3との
間の間隔を変えることができる。
す。本実施形態例では、下側レンズ面部3は凸面形状を
有し、円筒状の金属フレーム20の底部近傍に取り付け
られている。金属フレーム20には流入口5と流出口6
6が取り付けられている。上側レンズ面部2は円筒状の
金属フレーム21に取り付けられている。流入口5の上
方の金属フレーム20の円筒壁の内側部分は円筒状に一
部切り取られており、この切り取られて形成された円筒
壁部分の内側に、Oリング22を介して金属フレーム2
1が上下に移動自在に配設されている。Oリング22
は、レンズ容器1内のレンズ流体10が漏れることを防
止するとともに、上側レンズ面部2の上下方向の移動を
可能にするものである。金属フレーム22を上下するこ
とによって、上側レンズ面部2と下側レンズ面部3との
間の間隔を変えることができる。
【0029】本実施形態例では、両凸型の焦点距離可変
型のレーザ装置用光学レンズを提供でき、この光学レン
ズの可変焦点距離は以下のように表せる。
型のレーザ装置用光学レンズを提供でき、この光学レン
ズの可変焦点距離は以下のように表せる。
【0030】上側レンズ面部2と下側レンズ面部3の内
側面の曲面の曲率半径を各々R2 、R3 とすると、レン
ズ容器1内のレンズ流体10によるレンズの焦点距離f
L は、 1/fL =(nL −1)・(1/R2 +1/R3 )+T
・(nL −1)2 /(2R2 ・R3 ) と表わされる。
側面の曲面の曲率半径を各々R2 、R3 とすると、レン
ズ容器1内のレンズ流体10によるレンズの焦点距離f
L は、 1/fL =(nL −1)・(1/R2 +1/R3 )+T
・(nL −1)2 /(2R2 ・R3 ) と表わされる。
【0031】また、上側レンズ面部2と下側レンズ面部
3の外側面の曲面の曲率半径をR1,R4 とすると、上
側レンズ面部2によるレンズと下側レンズ面部3による
レンズとの合成レンズの合成焦点距離fS は、次式で表
わされる。 1/fS =(nS −1)・(1/R4 −1/R3 )+
(nS −1)・(1/R1 −1/R2 ) ここで、Tは、上側レンズ面部2と下側レンズ面部3と
の間隔に関係する量でありレンズ容器1内のレンズ流体
10の厚みである。
3の外側面の曲面の曲率半径をR1,R4 とすると、上
側レンズ面部2によるレンズと下側レンズ面部3による
レンズとの合成レンズの合成焦点距離fS は、次式で表
わされる。 1/fS =(nS −1)・(1/R4 −1/R3 )+
(nS −1)・(1/R1 −1/R2 ) ここで、Tは、上側レンズ面部2と下側レンズ面部3と
の間隔に関係する量でありレンズ容器1内のレンズ流体
10の厚みである。
【0032】したがって、図2に示す光学レンズの合成
焦点距離fは、1/f=1/fS +1/fL の関係よ
り、f=fS ・fL /(fS +fL )となり、この式に
上式で求めた、fL 、fS を代入して、fが求められ
る。
焦点距離fは、1/f=1/fS +1/fL の関係よ
り、f=fS ・fL /(fS +fL )となり、この式に
上式で求めた、fL 、fS を代入して、fが求められ
る。
【0033】本実施形態例による両凸型の焦点距離可変
型のレーザ装置用光学レンズは、上式のfで表わされる
焦点距離のレンズとして作用する。一例として、nS =
1.5、nL =1.3333、R1 =R4 =100m
m、R2 =R3 =200mmの場合に、レンズ流体10
の厚みTによる焦点距離fの変化の様子を、図5に示
す。レンズ流体10の厚みTを10mm変化させる間
に、焦点距離fは0.2mmの微調整が可能である。
型のレーザ装置用光学レンズは、上式のfで表わされる
焦点距離のレンズとして作用する。一例として、nS =
1.5、nL =1.3333、R1 =R4 =100m
m、R2 =R3 =200mmの場合に、レンズ流体10
の厚みTによる焦点距離fの変化の様子を、図5に示
す。レンズ流体10の厚みTを10mm変化させる間
に、焦点距離fは0.2mmの微調整が可能である。
【0034】以上説明したように、本実施態様例の構成
によれば、上側レンズ面部2と下側レンズ面部3との間
隔を可変に調整できるので、所望の焦点距離の光学レン
ズを容易に構成することができる。
によれば、上側レンズ面部2と下側レンズ面部3との間
隔を可変に調整できるので、所望の焦点距離の光学レン
ズを容易に構成することができる。
【0035】次に、図3を参照して上述した光学レンズ
を使用したレーザ装置について説明する。図3におい
て、レーザ発振器30より発振されたレーザビーム31
は反射ミラー32により光路を変更され本発明による光
学レンズ33に入射し、レーザビーム31は光学レンズ
33より集光されて被加工物34に照射され、レーザ加
工が実施される。
を使用したレーザ装置について説明する。図3におい
て、レーザ発振器30より発振されたレーザビーム31
は反射ミラー32により光路を変更され本発明による光
学レンズ33に入射し、レーザビーム31は光学レンズ
33より集光されて被加工物34に照射され、レーザ加
工が実施される。
【0036】ここで、光学レンズ33には、レンズ流体
10が流入流出されるようになっている。レンズ流体1
0は冷却器36によって冷却される。冷却されたレンズ
流体10は循環ポンプ35によって流入用チューブ7を
介してレンズ容器1へ流入される。レーザビーム31を
吸収し加熱されたレンズ流体10は流出用チューブ8を
介してレンズ容器1から流出され、冷却器36において
再び冷却され、循環される。
10が流入流出されるようになっている。レンズ流体1
0は冷却器36によって冷却される。冷却されたレンズ
流体10は循環ポンプ35によって流入用チューブ7を
介してレンズ容器1へ流入される。レーザビーム31を
吸収し加熱されたレンズ流体10は流出用チューブ8を
介してレンズ容器1から流出され、冷却器36において
再び冷却され、循環される。
【0037】光学レンズ33にはレンズ間隔調整手段3
7が接続されている。レンズ間隔調整手段37は、図示
しない制御部からの制御信号を受け、上側レンズ面部2
と下側レンズ面部3との間隔を所定の大きさに自動的に
調整するようになっている。
7が接続されている。レンズ間隔調整手段37は、図示
しない制御部からの制御信号を受け、上側レンズ面部2
と下側レンズ面部3との間隔を所定の大きさに自動的に
調整するようになっている。
【0038】以上説明したように、レーザ装置の本実施
形態例の構成によれば、冷却されたレンズ流体10をレ
ンズ容器1内を循環させ光学レンズ33を冷却させなが
ら使用することにより、レーザビーム31の吸収による
熱歪みを回避でき安定した条件でレーザビーム31の集
光または拡散を行うことができ、この結果、高精度のレ
ーザ加工を行うことが可能になる。
形態例の構成によれば、冷却されたレンズ流体10をレ
ンズ容器1内を循環させ光学レンズ33を冷却させなが
ら使用することにより、レーザビーム31の吸収による
熱歪みを回避でき安定した条件でレーザビーム31の集
光または拡散を行うことができ、この結果、高精度のレ
ーザ加工を行うことが可能になる。
【0039】また、光学レンズ33に接続されたレンズ
間隔調整手段37が制御部からの制御信号を受けて上側
レンズ面部2と下側レンズ面部3との間隔を所定の大き
さに自動的に調整することにより、被加工物34の加工
前あるいは加工中に任意の焦点距離を変えることが可能
になる。この結果、被加工物34に対する加工条件に迅
速に対応することができるとともに、精度の高い安定し
た加工条件で連続したレーザビームによる加工を行うこ
とができる。
間隔調整手段37が制御部からの制御信号を受けて上側
レンズ面部2と下側レンズ面部3との間隔を所定の大き
さに自動的に調整することにより、被加工物34の加工
前あるいは加工中に任意の焦点距離を変えることが可能
になる。この結果、被加工物34に対する加工条件に迅
速に対応することができるとともに、精度の高い安定し
た加工条件で連続したレーザビームによる加工を行うこ
とができる。
【0040】なお、上述した実施形態例の説明におい
て、レンズ容器1におけるレンズ流体10の流入口5と
流出口6を各々1個づつ設けた例を示したが、これらは
適当な配置で複数個あってもい。
て、レンズ容器1におけるレンズ流体10の流入口5と
流出口6を各々1個づつ設けた例を示したが、これらは
適当な配置で複数個あってもい。
【0041】また、レンズ流体10は冷却器36によっ
て冷却せずに、大気中を循環させることによって冷却し
てもよい。
て冷却せずに、大気中を循環させることによって冷却し
てもよい。
【0042】
【発明の効果】以上、本発明の構成によれば、レンズ容
器内をレンズ流体を循環するようにしたので、レーザ装
置用光学レンズがレーザビームの吸収によって熱歪みを
生じないようにすることができる。
器内をレンズ流体を循環するようにしたので、レーザ装
置用光学レンズがレーザビームの吸収によって熱歪みを
生じないようにすることができる。
【図1】本発明によるレーザ装置用光学レンズの一実施
形態例を示す平面図(a)と断面図(b)。
形態例を示す平面図(a)と断面図(b)。
【図2】同他の形態例を示す平面図(a)と断面図
(b)。
(b)。
【図3】本発明による光学レンズを利用したレーザ加工
装置の概略構成を示すブロック図。
装置の概略構成を示すブロック図。
【図4】図1に示した光学レンズにおいて、上側レンズ
面部の内側面の曲率半径R2 と焦点距離の関係を示すグ
ラフ。
面部の内側面の曲率半径R2 と焦点距離の関係を示すグ
ラフ。
【図5】図2に示した光学レンズにおいて、上側レンズ
面部と下側レンズ面部との間隔を変えた場合の焦点距離
の値を示す図。
面部と下側レンズ面部との間隔を変えた場合の焦点距離
の値を示す図。
【図6】レーザの種類と、それに適用可能なレンズ流体
を分類して示す表。
を分類して示す表。
【図7】従来のレーザ装置用光学レンズを示す平面図
(a)と断面図(b)。
(a)と断面図(b)。
1 レンズ容器 2 上側レンズ面部 3 下側レンズ面部 4、20、21 金属フレーム 5 流入口 6 流出口 7 流入用チューブ 8 流出用チューブ 10 レンズ流体 30 レーザ発信器 31 レーザビーム 32 反射ミラー 33 レーザ装置用光学レンズ 34 被加工物 35 循環ポンプ 36 冷却器 37 レンズ間隔調整手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年9月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
Claims (5)
- 【請求項1】所定レンズ面を有する中空のレンズ容器
と、このレンズ容器内へ流入するとともに流出する液体
状のレンズ流体とを備えることを特徴とするレーザ装置
用光学レンズ。 - 【請求項2】前記レンズ流体は、前記レンズ容器へ流入
される前に冷却手段により冷却されていることを特徴と
する請求項1に記載のレーザ装置用光学レンズ。 - 【請求項3】前記所定レンズ面が二分された対向する上
側レンズ面部と下側レンズ面部とから形成されており、
前記上側レンズ面部と前記下側レンズ面部との間隔は可
変であることを特徴とする請求項1に記載のレーザ装置
用光学レンズ。 - 【請求項4】前記レンズ流体を前記レンズ容器に流入さ
せる流入口と前記レンズ容器から前記レンズ流体を流出
させる流出口とが、前記レンズ容器の側部の対向する位
置に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の
レーザ装置用光学レンズ。 - 【請求項5】二分された対向する上側レンズ面部と下側
レンズ面部とから形成された所定レンズ面を有する中空
のレンズ容器と、このレンズ容器内へ流入するとともに
流出する液体状のレンズ流体とを備える光学レンズと、 前記レンズ容器内へ前記レンズ流体を流入流出させる循
環ポンプと、 前記レンズ流体を冷却する冷却手段と、 前記上側レンズ面部と前記下側レンズ面部との間隔をレ
ンズ間隔調整手段とを備えることを特徴とするレーザ装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7201037A JPH0949904A (ja) | 1995-08-07 | 1995-08-07 | レーザ装置用光学レンズ及びレーザ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7201037A JPH0949904A (ja) | 1995-08-07 | 1995-08-07 | レーザ装置用光学レンズ及びレーザ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0949904A true JPH0949904A (ja) | 1997-02-18 |
Family
ID=16434390
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7201037A Withdrawn JPH0949904A (ja) | 1995-08-07 | 1995-08-07 | レーザ装置用光学レンズ及びレーザ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0949904A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006051745A1 (ja) * | 2004-11-15 | 2006-05-18 | Smc Corporation | 小流量液体の温調方法及びそのシステム |
| DE102010001551A1 (de) * | 2010-02-03 | 2011-08-04 | TRUMPF Laser- und Systemtechnik GmbH, 71254 | Adaptive Linse |
-
1995
- 1995-08-07 JP JP7201037A patent/JPH0949904A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006051745A1 (ja) * | 2004-11-15 | 2006-05-18 | Smc Corporation | 小流量液体の温調方法及びそのシステム |
| US7896254B2 (en) | 2004-11-15 | 2011-03-01 | Smc Corporation | Temperature regulation method and system for low flow rate liquid |
| DE102010001551A1 (de) * | 2010-02-03 | 2011-08-04 | TRUMPF Laser- und Systemtechnik GmbH, 71254 | Adaptive Linse |
| WO2011095395A1 (de) * | 2010-02-03 | 2011-08-11 | Trumpf Laser- Und Systemtechnik Gmbh | Adaptive linse |
| US8649103B2 (en) | 2010-02-03 | 2014-02-11 | Trumpf Laser- Und Systemtechnik Gmbh | Adaptive lens system |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20021105 |