JPH0950104A - 感光材料乾燥装置 - Google Patents
感光材料乾燥装置Info
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- JPH0950104A JPH0950104A JP7202159A JP20215995A JPH0950104A JP H0950104 A JPH0950104 A JP H0950104A JP 7202159 A JP7202159 A JP 7202159A JP 20215995 A JP20215995 A JP 20215995A JP H0950104 A JPH0950104 A JP H0950104A
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- roller
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- light
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 感光材料に損傷、押跡、光沢ムラ等を生じさ
せないで乾燥する。 【解決手段】 水平方向に沿って搬送ローラ対44〜6
2を配列し、上側及び下側に印画紙Pに温風を吹き付け
るスリット孔を形成したチャンバ64を配設する。印画
紙Pの乳剤層の含水率が2%以上20%未満となる領域
に設けられる搬送ローラ対のなかで、乳剤層と接触する
搬送ローラ54、56、58のみをテフロン等の耐粘着
ローラとし、他のローラは低コストな材質で形成する。
含水率が20%未満になると乳剤層の粘着力が増すが、
粘着力の増した状態の乳剤層が、耐粘着性のローラにの
み接するように構成されているので、印画紙Pのジャミ
ングや乳剤層のローラ表面への転写といったトラブルを
防止することができる。また、ローラの押し跡も付き難
くなる。
せないで乾燥する。 【解決手段】 水平方向に沿って搬送ローラ対44〜6
2を配列し、上側及び下側に印画紙Pに温風を吹き付け
るスリット孔を形成したチャンバ64を配設する。印画
紙Pの乳剤層の含水率が2%以上20%未満となる領域
に設けられる搬送ローラ対のなかで、乳剤層と接触する
搬送ローラ54、56、58のみをテフロン等の耐粘着
ローラとし、他のローラは低コストな材質で形成する。
含水率が20%未満になると乳剤層の粘着力が増すが、
粘着力の増した状態の乳剤層が、耐粘着性のローラにの
み接するように構成されているので、印画紙Pのジャミ
ングや乳剤層のローラ表面への転写といったトラブルを
防止することができる。また、ローラの押し跡も付き難
くなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は感光材料乾燥装置に
係り、処理液で処理した後の感光材料を搬送しながら乾
燥させる感光材料乾燥装置に関する。
係り、処理液で処理した後の感光材料を搬送しながら乾
燥させる感光材料乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フィルム、印画紙等の感光材料を現像処
理する感光材料処理装置(いわゆる自動現像機)では、
感光材料が、現像液、定着液等に順次浸漬された後、水
洗水によって水洗処理されて感光材料乾燥装置へと搬送
される。
理する感光材料処理装置(いわゆる自動現像機)では、
感光材料が、現像液、定着液等に順次浸漬された後、水
洗水によって水洗処理されて感光材料乾燥装置へと搬送
される。
【0003】ところで、感光材料を乾燥する場合、ニッ
プローラや千鳥配列ローラ等による乳剤層接触搬送を行
うと、接触による損傷、押跡、光沢ムラ等を発生するこ
とがある。
プローラや千鳥配列ローラ等による乳剤層接触搬送を行
うと、接触による損傷、押跡、光沢ムラ等を発生するこ
とがある。
【0004】上記問題を回避するために、従来は、吸着
搬送等による乳剤層非接触搬送を行ったり、接触搬送を
行う場合には、テフロン樹脂コーティング等を施した耐
粘着ローラを使用していた。
搬送等による乳剤層非接触搬送を行ったり、接触搬送を
行う場合には、テフロン樹脂コーティング等を施した耐
粘着ローラを使用していた。
【0005】しかし、感光材料を吸着搬送する場合に
は、感光材料を吸着するための吸引装置が必要となり、
装置が複雑化すると共にコストが高く付く問題がある。
は、感光材料を吸着するための吸引装置が必要となり、
装置が複雑化すると共にコストが高く付く問題がある。
【0006】一方、耐粘着ローラを用いた感光材料乾燥
装置としては、例えば特開平4−235553号公報に
開示された感光材料乾燥装置がある。
装置としては、例えば特開平4−235553号公報に
開示された感光材料乾燥装置がある。
【0007】この感光材料乾燥装置は、乳剤層の含水率
が20%〜40%の状態で感光材料が特に強い粘着性を
持つことに着目したものであって、乳剤層の含水率が2
0%〜40%の状態の感光材料が対応する部分にのみ耐
粘着ローラを配したものである。
が20%〜40%の状態で感光材料が特に強い粘着性を
持つことに着目したものであって、乳剤層の含水率が2
0%〜40%の状態の感光材料が対応する部分にのみ耐
粘着ローラを配したものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、発明者が実際
に装置を作製して実験を行ったが、感光材料の表面に跡
が残ることがあり、満足の行くものではなかった。
に装置を作製して実験を行ったが、感光材料の表面に跡
が残ることがあり、満足の行くものではなかった。
【0009】本発明は上記事実を考慮し、損傷、押跡、
光沢ムラ等を感光材料に生じさせることのない感光材料
乾燥装置を提供することが目的である。
光沢ムラ等を感光材料に生じさせることのない感光材料
乾燥装置を提供することが目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】発明者が実験を行った結
果、乳剤層の乾燥が進行して、乳剤層の含水率が20%
未満になると急激に乳剤層の粘着力が増大するというこ
とが判明した。
果、乳剤層の乾燥が進行して、乳剤層の含水率が20%
未満になると急激に乳剤層の粘着力が増大するというこ
とが判明した。
【0011】ここでいう含水率は、乳剤層が吸水保持で
きる最大水分量(飽和水分量と呼ぶ)を基準としてお
り、試量の質量をM、最大水分を保持しているときの試
量の質量をMmax 、完全に乾燥したときの試量の質量を
M0 とすると、含水率は以下のように表される。
きる最大水分量(飽和水分量と呼ぶ)を基準としてお
り、試量の質量をM、最大水分を保持しているときの試
量の質量をMmax 、完全に乾燥したときの試量の質量を
M0 とすると、含水率は以下のように表される。
【0012】 以下に発明者の行った実験について説明する。
【0013】乳剤層の含水率が異なる複数枚の印画紙
(富士写真フイルム株式会社製「フジカラーペーパーSU
PER FAV 」。乳剤層の飽和水分量は「富士フイルム プ
ロセシングマニュアル フジカラーペーパーCP40/
43の処理」に開示のCP43処理にて約18.0g/
m2 )を用意し、各々の印画紙の乳剤層の乾燥性、乳剤
層の粘着力及びEPDMで形成した一対のローラによっ
て挟持搬送したときの乳剤層の状態(押跡の有無)を調
べた。
(富士写真フイルム株式会社製「フジカラーペーパーSU
PER FAV 」。乳剤層の飽和水分量は「富士フイルム プ
ロセシングマニュアル フジカラーペーパーCP40/
43の処理」に開示のCP43処理にて約18.0g/
m2 )を用意し、各々の印画紙の乳剤層の乾燥性、乳剤
層の粘着力及びEPDMで形成した一対のローラによっ
て挟持搬送したときの乳剤層の状態(押跡の有無)を調
べた。
【0014】実験結果は以下の表1に示す。ここで、表
1内の「水分量」は、印画紙1m2当たりの水分量(単
位はグラム)を表し、「含水率」は、印画紙の乳剤層の
含水率を示している。ちなみに、安定化処理ないし水洗
処理が完了した感光材料は、まずスクイズローラにより
表面に付着した液が除去されるが、スクイズローラを通
過直後の状態での含水率は約100%である。
1内の「水分量」は、印画紙1m2当たりの水分量(単
位はグラム)を表し、「含水率」は、印画紙の乳剤層の
含水率を示している。ちなみに、安定化処理ないし水洗
処理が完了した感光材料は、まずスクイズローラにより
表面に付着した液が除去されるが、スクイズローラを通
過直後の状態での含水率は約100%である。
【0015】また、「ローラ押跡」は、一対のローラに
よって挟持搬送した後の印画紙(乳剤層側)を目視し、
以下の表2に表す基準に従って4段階評価したものであ
り、「乾燥性」は、指先で乳剤層を触り、以下の表2に
表す基準に従って4段階評価したものである。また、
「粘着力」は、以下の表2に表す基準に従って3段階評
価したものである。
よって挟持搬送した後の印画紙(乳剤層側)を目視し、
以下の表2に表す基準に従って4段階評価したものであ
り、「乾燥性」は、指先で乳剤層を触り、以下の表2に
表す基準に従って4段階評価したものである。また、
「粘着力」は、以下の表2に表す基準に従って3段階評
価したものである。
【0016】なお、「ローラ押跡」は、乳剤層表面のム
ラに関連するものであり、数字が小さいものほど高品質
である。また、「粘着力」は、主に搬送性、耐ジャミン
グ性に関連するものであり、数字が小さいものほどロー
ラはりつきジャミングを起こしにくい。
ラに関連するものであり、数字が小さいものほど高品質
である。また、「粘着力」は、主に搬送性、耐ジャミン
グ性に関連するものであり、数字が小さいものほどロー
ラはりつきジャミングを起こしにくい。
【0017】
【表1】
【0018】なお、上記表1の「実験環境に於ける平衡
水分量」とは、乾燥処理後の印画紙を、実験を行った室
内(室温26°C、湿度58%RH)に長時間放置し
て、水分量が平衡状態になったときの水分量である。
水分量」とは、乾燥処理後の印画紙を、実験を行った室
内(室温26°C、湿度58%RH)に長時間放置し
て、水分量が平衡状態になったときの水分量である。
【0019】即ち、印画紙の乳剤層は、連続乾燥を行え
ば最終的には水分量が零となるが、室内に放置すると除
々に空気中の湿気を吸収して放置環境温湿度により定ま
る所定の水分量で平衡状態となる。
ば最終的には水分量が零となるが、室内に放置すると除
々に空気中の湿気を吸収して放置環境温湿度により定ま
る所定の水分量で平衡状態となる。
【0020】
【表2】
【0021】実験の結果、目視可能なローラの押跡は、
乳剤層の含水率が2.2%〜8.8%(水分量0.4〜
1.6g/m2 )の間で発生しており、特に、含水率
4.4%〜6.7%(水分量0.8〜1.2g/m2 )
の間で顕著であることが明らかとなった。なお、含水率
10.0%(水分量1.8g/m2 )以上では、わずか
に押跡が発生するが、その押跡はその後の乾燥により消
失するものであった。また、含水率が1.1%以下にな
ると、乳剤層に押跡が生じないことが判明した。
乳剤層の含水率が2.2%〜8.8%(水分量0.4〜
1.6g/m2 )の間で発生しており、特に、含水率
4.4%〜6.7%(水分量0.8〜1.2g/m2 )
の間で顕著であることが明らかとなった。なお、含水率
10.0%(水分量1.8g/m2 )以上では、わずか
に押跡が発生するが、その押跡はその後の乾燥により消
失するものであった。また、含水率が1.1%以下にな
ると、乳剤層に押跡が生じないことが判明した。
【0022】一方、粘着力は、含水率11.1%〜1
9.4%(水分量2.0〜3.5g/m2 )の間で大と
なり、含水率8.8%〜27.8%以上(水分量1.6
〜5.0g/m2 以上)の間(但し含水率11.1%〜
19.4%は除く)で中ぐらいの粘着力を有することが
明らかとなった。
9.4%(水分量2.0〜3.5g/m2 )の間で大と
なり、含水率8.8%〜27.8%以上(水分量1.6
〜5.0g/m2 以上)の間(但し含水率11.1%〜
19.4%は除く)で中ぐらいの粘着力を有することが
明らかとなった。
【0023】なお、実験結果は省略するが、写真フィル
ム(富士写真フイルム株式会社製SUPER G400)及びレン
トゲンフィルム(富士写真フイルム株式会社製Super HR
-S)を用いて同様の実験を行ったが、上記表1の結果と
ほぼ同様の結果が得られた。
ム(富士写真フイルム株式会社製SUPER G400)及びレン
トゲンフィルム(富士写真フイルム株式会社製Super HR
-S)を用いて同様の実験を行ったが、上記表1の結果と
ほぼ同様の結果が得られた。
【0024】本発明は、上記事実に鑑みて成されたもの
であって、請求項1に記載の発明は、処理液で処理した
後の感光材料を搬送する複数の搬送ローラを備えた感光
材料乾燥装置であって、前記感光材料の乳剤層における
含水率が20%未満となる領域内の前記乳剤層に接触す
るローラのみを耐粘着性としたことを特徴としている。
であって、請求項1に記載の発明は、処理液で処理した
後の感光材料を搬送する複数の搬送ローラを備えた感光
材料乾燥装置であって、前記感光材料の乳剤層における
含水率が20%未満となる領域内の前記乳剤層に接触す
るローラのみを耐粘着性としたことを特徴としている。
【0025】請求項1に記載の感光材料乾燥装置では、
感光材料が複数の搬送ローラによって搬送されて乾燥処
理される。ここで、感光材料に設けられた乳剤層の含水
率が20%未満になると、乳剤層の粘着力が増加し、乳
剤層が接触した相手に粘着し易くなり、例えば、乳剤層
がローラ面に転写したり(乳剤層の脱落)、感光材料が
ジャミングを起こす可能性が高まる。しかし、本発明の
感光材料乾燥装置では、乳剤層の含水率が20%未満に
なる領域において、乳剤層に接触するローラが耐粘着性
とされているので、乳剤層のローラ表面への粘着が防止
され、乳剤層の脱落及び感光材料のジャミングといった
トラブルを未然に防止することができ、また、ローラの
押し跡も付き難くなる。この感光材料乾燥装置では、高
価な耐粘着ローラを部分的に用い、他の部分に耐粘着ロ
ーラでない安価なローラを用いることができるので、コ
ストの上昇を抑えることができる。
感光材料が複数の搬送ローラによって搬送されて乾燥処
理される。ここで、感光材料に設けられた乳剤層の含水
率が20%未満になると、乳剤層の粘着力が増加し、乳
剤層が接触した相手に粘着し易くなり、例えば、乳剤層
がローラ面に転写したり(乳剤層の脱落)、感光材料が
ジャミングを起こす可能性が高まる。しかし、本発明の
感光材料乾燥装置では、乳剤層の含水率が20%未満に
なる領域において、乳剤層に接触するローラが耐粘着性
とされているので、乳剤層のローラ表面への粘着が防止
され、乳剤層の脱落及び感光材料のジャミングといった
トラブルを未然に防止することができ、また、ローラの
押し跡も付き難くなる。この感光材料乾燥装置では、高
価な耐粘着ローラを部分的に用い、他の部分に耐粘着ロ
ーラでない安価なローラを用いることができるので、コ
ストの上昇を抑えることができる。
【0026】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の感光材料乾燥装置において、前記感光材料の乳剤層に
おける含水率が2.2%以上20%未満となる領域内の
前記乳剤層に接触するローラのみを耐粘着性としたこと
を特徴としている。
の感光材料乾燥装置において、前記感光材料の乳剤層に
おける含水率が2.2%以上20%未満となる領域内の
前記乳剤層に接触するローラのみを耐粘着性としたこと
を特徴としている。
【0027】乳剤層の含水率が2.2%未満になると、
乳剤層にローラの押し跡が付かなくなるので、乳剤層の
含水率が2.2%未満になる領域には、耐粘着ローラを
用いなくても良い。請求項2に記載の感光材料乾燥装置
では、感光材料の乳剤層における含水率が2.2%以上
20%未満となる領域内の乳剤層に接触するローラのみ
を耐粘着性としたので、これによってコストをさらに低
減することができる。また、注意深く観察しなければ認
められない程度の若干の押し跡を許容するのであれば、
含水率が4.4%以上20%未満の範囲内に耐粘着ロー
ラを用いれば良い。これによってコストをより一層低減
することができる。
乳剤層にローラの押し跡が付かなくなるので、乳剤層の
含水率が2.2%未満になる領域には、耐粘着ローラを
用いなくても良い。請求項2に記載の感光材料乾燥装置
では、感光材料の乳剤層における含水率が2.2%以上
20%未満となる領域内の乳剤層に接触するローラのみ
を耐粘着性としたので、これによってコストをさらに低
減することができる。また、注意深く観察しなければ認
められない程度の若干の押し跡を許容するのであれば、
含水率が4.4%以上20%未満の範囲内に耐粘着ロー
ラを用いれば良い。これによってコストをより一層低減
することができる。
【0028】請求項3に記載の発明は、処理液で処理し
た後の感光材料を搬送する搬送手段を備えた感光材料乾
燥装置であって、前記感光材料の乳剤層における含水率
が20%未満となる領域内では、前記搬送手段は、前記
感光材料を前記乳剤層に接触せずに搬送することを特徴
としている。
た後の感光材料を搬送する搬送手段を備えた感光材料乾
燥装置であって、前記感光材料の乳剤層における含水率
が20%未満となる領域内では、前記搬送手段は、前記
感光材料を前記乳剤層に接触せずに搬送することを特徴
としている。
【0029】請求項3に記載の感光材料乾燥装置では、
感光材料が搬送手段によって搬送されて乾燥処理され
る。ここで、感光材料の乳剤層における含水率が20%
未満になると、乳剤層の粘着力が増加し、乳剤層が接触
した相手に粘着し易くなり、例えば、乳剤層がローラ面
に転写したり(乳剤層の脱落)、感光材料がジャミング
を起こす可能性が高まる。しかし、本発明の感光材料乾
燥装置では、乳剤層の含水率が20%未満になる領域に
おいて、感光材料は乳剤層が何物にも接触しないで搬送
されるので、乳剤層の脱落及び感光材料のジャミングと
いったトラブルを未然に防止することができる。また、
柔軟でかつ粘着力が増した乳剤層が搬送手段に接触しな
いので、乳剤層に搬送手段の跡が残る、といったトラブ
ルを未然に防止することができる。なお、乳剤層を非接
触として感光材料を搬送する場合には、複数のローラを
並べたローラーコンベアやベルトコンベアを用い、乳剤
層を上側にして感光材料を搬送すれば良い。
感光材料が搬送手段によって搬送されて乾燥処理され
る。ここで、感光材料の乳剤層における含水率が20%
未満になると、乳剤層の粘着力が増加し、乳剤層が接触
した相手に粘着し易くなり、例えば、乳剤層がローラ面
に転写したり(乳剤層の脱落)、感光材料がジャミング
を起こす可能性が高まる。しかし、本発明の感光材料乾
燥装置では、乳剤層の含水率が20%未満になる領域に
おいて、感光材料は乳剤層が何物にも接触しないで搬送
されるので、乳剤層の脱落及び感光材料のジャミングと
いったトラブルを未然に防止することができる。また、
柔軟でかつ粘着力が増した乳剤層が搬送手段に接触しな
いので、乳剤層に搬送手段の跡が残る、といったトラブ
ルを未然に防止することができる。なお、乳剤層を非接
触として感光材料を搬送する場合には、複数のローラを
並べたローラーコンベアやベルトコンベアを用い、乳剤
層を上側にして感光材料を搬送すれば良い。
【0030】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の感光材料乾燥装置において、前記感光材料の乳剤層に
おける含水率が2.2%以上20%未満となる領域内で
は、前記搬送手段は、前記感光材料を前記乳剤層に接触
せずに搬送することを特徴としている。
の感光材料乾燥装置において、前記感光材料の乳剤層に
おける含水率が2.2%以上20%未満となる領域内で
は、前記搬送手段は、前記感光材料を前記乳剤層に接触
せずに搬送することを特徴としている。
【0031】乳剤層の含水率が2.2%未満になると、
乳剤層にローラの押し跡が付かなくなるので、乳剤層の
含水率が2.2%未満になる領域には、通常のローラを
用いることができる。このため、請求項4に記載の感光
材料乾燥装置では、コストをさらに低減することができ
る。
乳剤層にローラの押し跡が付かなくなるので、乳剤層の
含水率が2.2%未満になる領域には、通常のローラを
用いることができる。このため、請求項4に記載の感光
材料乾燥装置では、コストをさらに低減することができ
る。
【0032】また、請求項5に記載の発明は、処理液で
処理した後の感光材料を搬送する搬送手段と、前記搬送
手段で搬送される感光材料を加熱して乾燥させる乾燥手
段と、を備えた感光材料乾燥装置であって、前記乾燥手
段は、前記感光材料の乳剤層における含水率が20%未
満となる領域内では、前記乳剤層に接触しないことを特
徴としている。
処理した後の感光材料を搬送する搬送手段と、前記搬送
手段で搬送される感光材料を加熱して乾燥させる乾燥手
段と、を備えた感光材料乾燥装置であって、前記乾燥手
段は、前記感光材料の乳剤層における含水率が20%未
満となる領域内では、前記乳剤層に接触しないことを特
徴としている。
【0033】請求項5に記載の感光材料乾燥装置では、
感光材料が搬送手段によって搬送され、乾燥手段は、搬
送される感光材料を加熱して乾燥させる。ここで、感光
材料の乳剤層における含水率が20%未満になると、乳
剤層の粘着力が増加し、乳剤層が接触した相手に粘着し
易くなり、乳剤層が脱落する可能性が高まる。しかし、
本発明の感光材料乾燥装置では、乳剤層の含水率が20
%未満になる領域において、ヒートローラなどの乳剤層
接触乾燥を行わないので、乾燥手段との接触による乳剤
層の脱落及び感光材料のジャミング、また乳剤層に乾燥
手段の跡が残る、といったトラブルを未然に防止するこ
とができる。
感光材料が搬送手段によって搬送され、乾燥手段は、搬
送される感光材料を加熱して乾燥させる。ここで、感光
材料の乳剤層における含水率が20%未満になると、乳
剤層の粘着力が増加し、乳剤層が接触した相手に粘着し
易くなり、乳剤層が脱落する可能性が高まる。しかし、
本発明の感光材料乾燥装置では、乳剤層の含水率が20
%未満になる領域において、ヒートローラなどの乳剤層
接触乾燥を行わないので、乾燥手段との接触による乳剤
層の脱落及び感光材料のジャミング、また乳剤層に乾燥
手段の跡が残る、といったトラブルを未然に防止するこ
とができる。
【0034】
[第1の実施の形態]図1には、自動現像処理装置10
の概略構成が示されている。
の概略構成が示されている。
【0035】自動現像処理装置10は、ケーシング12
内に処理部11及び感光材料乾燥装置としての乾燥部2
0が設けられている。処理部11は感光材料(以下「印
画紙P」という)の搬送方向に沿って隔壁13によって
区画された処理槽である現像槽14、定着槽16及び水
洗槽18を備えている。自動現像処理装置10のケーシ
ング側面(図1の左側側面)には、挿入口15が設けら
れ、印画紙Pは、この挿入口15から挿入されるように
なっている。
内に処理部11及び感光材料乾燥装置としての乾燥部2
0が設けられている。処理部11は感光材料(以下「印
画紙P」という)の搬送方向に沿って隔壁13によって
区画された処理槽である現像槽14、定着槽16及び水
洗槽18を備えている。自動現像処理装置10のケーシ
ング側面(図1の左側側面)には、挿入口15が設けら
れ、印画紙Pは、この挿入口15から挿入されるように
なっている。
【0036】この挿入口15の下流側には、一対の搬送
ローラ19が設けられ、挿入口15から送り込まれた印
画紙Pは、この搬送ローラ19に挟持され、前記処理部
11へと搬送される構成である。
ローラ19が設けられ、挿入口15から送り込まれた印
画紙Pは、この搬送ローラ19に挟持され、前記処理部
11へと搬送される構成である。
【0037】現像槽14、定着槽16及び水洗槽18内
には、図示しない駆動手段によって駆動されて印画紙P
を搬送する搬送ローラ22、26、30を有する搬送ラ
ック24、28、32が各処理液に浸漬された状態で配
設されている。
には、図示しない駆動手段によって駆動されて印画紙P
を搬送する搬送ローラ22、26、30を有する搬送ラ
ック24、28、32が各処理液に浸漬された状態で配
設されている。
【0038】処理部11の上部には、クロスオーバラッ
ク34が配設されている。このクロスオーバラック34
は、印画紙Pの搬送方向上流側の処理槽から下流側の処
理槽へ印画紙Pを案内するガイド板38を備えている。
また、このガイド板38の搬送方向上流側には、搬送ロ
ーラ39が設けられており、印画紙Pを処理する処理液
をスクイズし、キャリーオーバ量を軽減するようにして
いる。
ク34が配設されている。このクロスオーバラック34
は、印画紙Pの搬送方向上流側の処理槽から下流側の処
理槽へ印画紙Pを案内するガイド板38を備えている。
また、このガイド板38の搬送方向上流側には、搬送ロ
ーラ39が設けられており、印画紙Pを処理する処理液
をスクイズし、キャリーオーバ量を軽減するようにして
いる。
【0039】従って、挿入口15から自動現像処理装置
10内に送り込まれた印画紙Pは、現像槽14内の搬送
ローラ22で現像液中を搬送されて現像処理される。現
像処理された印画紙Pはクロスオーバラック34で定着
槽16に送られ、そこで搬送ローラ26で定着液中を搬
送されて定着処理される。定着処理された印画紙Pは、
クロスオーバラック34で水洗槽18へ送られ、そこで
搬送ローラ30で水洗水中を搬送されて水洗処理され
る。
10内に送り込まれた印画紙Pは、現像槽14内の搬送
ローラ22で現像液中を搬送されて現像処理される。現
像処理された印画紙Pはクロスオーバラック34で定着
槽16に送られ、そこで搬送ローラ26で定着液中を搬
送されて定着処理される。定着処理された印画紙Pは、
クロスオーバラック34で水洗槽18へ送られ、そこで
搬送ローラ30で水洗水中を搬送されて水洗処理され
る。
【0040】水洗処理された印画紙Pは、乾燥部20へ
送り込まれ、乾燥処理されるようになっている。
送り込まれ、乾燥処理されるようになっている。
【0041】図2に示される如く、乾燥部20の上流側
には、2対の絞りローラ40、42が配設されている。
には、2対の絞りローラ40、42が配設されている。
【0042】乾燥部20には、水平方向に沿って搬送ロ
ーラ対44〜62が配列され、印画紙Pの搬送路が形成
されている。
ーラ対44〜62が配列され、印画紙Pの搬送路が形成
されている。
【0043】また、搬送ローラ対44〜62の上側及び
下側には、チャンバ64が配設されている。チャンバ6
4内には、図示しないヒータ及びファンからなる温風生
成手段で生成された乾燥風(温風)が導入されるように
なっており、内部に導入された乾燥風は、印画紙Pと対
向する面に形成された複数のスリット孔から印画紙Pに
略直角に吹き付けられるようになっている。チャンバ6
4及び温風生成手段が本発明の乾燥手段に相当してお
り、チャンバ64は印画紙Pと接触しないように所定寸
法離間している。
下側には、チャンバ64が配設されている。チャンバ6
4内には、図示しないヒータ及びファンからなる温風生
成手段で生成された乾燥風(温風)が導入されるように
なっており、内部に導入された乾燥風は、印画紙Pと対
向する面に形成された複数のスリット孔から印画紙Pに
略直角に吹き付けられるようになっている。チャンバ6
4及び温風生成手段が本発明の乾燥手段に相当してお
り、チャンバ64は印画紙Pと接触しないように所定寸
法離間している。
【0044】搬送ローラ対44〜62は、図示しない駆
動手段の駆動力が伝達されて回転し、印画紙Pを挟持し
ながら搬送するようになっている。
動手段の駆動力が伝達されて回転し、印画紙Pを挟持し
ながら搬送するようになっている。
【0045】乾燥部20での乾燥処理が終了した印画紙
Pは、自動現像処理装置10のケーシング12に設けら
れた排出口13から排出されるようになっている。
Pは、自動現像処理装置10のケーシング12に設けら
れた排出口13から排出されるようになっている。
【0046】ところで、本実施形態の乾燥部20では、
搬送ローラ対44〜62の中でも、印画紙Pの乳剤層の
含水率が2%以上20%未満となる領域に設けられる搬
送ローラ対の乳剤層と接触するローラのみが耐粘着ロー
ラとなっている。
搬送ローラ対44〜62の中でも、印画紙Pの乳剤層の
含水率が2%以上20%未満となる領域に設けられる搬
送ローラ対の乳剤層と接触するローラのみが耐粘着ロー
ラとなっている。
【0047】本実施形態では、搬送ローラ54、56、
58の上側のローラ54A、56A、58Aが耐粘着ロ
ーラとなっている。
58の上側のローラ54A、56A、58Aが耐粘着ロ
ーラとなっている。
【0048】この耐粘着ローラは、印画紙Pの乳剤層と
接触する外周部分が、耐粘着性に優れた材質、例えばテ
フロン樹脂で形成されていたり、テフロン樹脂でコーテ
ィングされたものである。
接触する外周部分が、耐粘着性に優れた材質、例えばテ
フロン樹脂で形成されていたり、テフロン樹脂でコーテ
ィングされたものである。
【0049】また、上記ローラ54A、56A、58A
以外のローラは、外周部分がテフロン樹脂等に比較して
低コストな材質(例えば、フェノール、POM、PP
E、PBT、PPS等の合成樹脂、EPDM等のゴム、
エラストマー等)で形成されている。
以外のローラは、外周部分がテフロン樹脂等に比較して
低コストな材質(例えば、フェノール、POM、PP
E、PBT、PPS等の合成樹脂、EPDM等のゴム、
エラストマー等)で形成されている。
【0050】なお、搬送ローラ対44〜62は、全長に
渡って一定径であり、ローラのエッジが印画紙Pに接触
しないように印画紙Pの幅よりも長く設定されている。
渡って一定径であり、ローラのエッジが印画紙Pに接触
しないように印画紙Pの幅よりも長く設定されている。
【0051】以下に、本実施形態の作用を説明する。印
画紙Pが挿入口15から送り込まれると、搬送ローラ1
9に挟持されて現像槽14へ案内される。現像槽14で
は、現像液中を搬送されて現像処理される。
画紙Pが挿入口15から送り込まれると、搬送ローラ1
9に挟持されて現像槽14へ案内される。現像槽14で
は、現像液中を搬送されて現像処理される。
【0052】現像処理された印画紙Pは、定着槽16内
に送り込まれる。定着槽16において、定着液中を搬送
されて定着処理された印画紙Pは、水洗槽18へ送り込
まれる。水洗槽18において水洗処理され、多量の水分
が付着した印画紙Pは、絞りローラ40、42によって
挟持搬送されることにより、水分が絞り取られる。絞り
ローラ40、42によって水分が絞り取られた状態で
は、印画紙Pの乳剤層における含水率は約100%であ
る。
に送り込まれる。定着槽16において、定着液中を搬送
されて定着処理された印画紙Pは、水洗槽18へ送り込
まれる。水洗槽18において水洗処理され、多量の水分
が付着した印画紙Pは、絞りローラ40、42によって
挟持搬送されることにより、水分が絞り取られる。絞り
ローラ40、42によって水分が絞り取られた状態で
は、印画紙Pの乳剤層における含水率は約100%であ
る。
【0053】その後、印画紙Pは乾燥部20内へ送り込
まれる。乾燥部20内では、印画紙Pが搬送ローラ対4
4〜62により挟持されながら排出口13側へ搬送され
る。乾燥部20では、チャンバ64のスリット孔から乾
燥風が吹き出しており、この乾燥風によって印画紙Pが
加熱され乾燥される。乾燥された印画紙Pは、排出口1
3から排出され、現像処理が終了する。
まれる。乾燥部20内では、印画紙Pが搬送ローラ対4
4〜62により挟持されながら排出口13側へ搬送され
る。乾燥部20では、チャンバ64のスリット孔から乾
燥風が吹き出しており、この乾燥風によって印画紙Pが
加熱され乾燥される。乾燥された印画紙Pは、排出口1
3から排出され、現像処理が終了する。
【0054】ここで、乾燥部20内では、印画紙Pの乳
剤層の含水率が除々に低下して行き、含水率が20%未
満になると乳剤層の粘着力が急激に増加するが、本実施
形態の乾燥部20では、粘着力の増した状態の乳剤層
が、耐粘着性のローラにのみ接するように構成されてい
るので、印画紙Pのジャミングや乳剤層のローラ表面へ
の転写といったトラブルを防止することができる。ま
た、ローラの押し跡も付き難くなる。
剤層の含水率が除々に低下して行き、含水率が20%未
満になると乳剤層の粘着力が急激に増加するが、本実施
形態の乾燥部20では、粘着力の増した状態の乳剤層
が、耐粘着性のローラにのみ接するように構成されてい
るので、印画紙Pのジャミングや乳剤層のローラ表面へ
の転写といったトラブルを防止することができる。ま
た、ローラの押し跡も付き難くなる。
【0055】この乾燥部20では、コストの高い非粘着
ローラを一部にのみ使用し、他には安価なローラを使用
するので、自動現像処理装置10の製造コストを低く抑
えることができる。
ローラを一部にのみ使用し、他には安価なローラを使用
するので、自動現像処理装置10の製造コストを低く抑
えることができる。
【0056】なお、乳剤層のローラの押し跡をできる限
りする少なくするためには、これら搬送ローラ対44〜
62を構成するローラのうち、乳剤層と接触するローラ
44A〜62Aを低弾性にすると共に表面を平滑にする
ことが好ましく、特に、粘着力の増した状態の乳剤層が
接触するローラ、本実施形態ではローラ54A、56
A、58Aの表面は特に平滑にすることが好ましい。
[第2の実施の形態]次に本発明の第2の実施の形態を
説明する。なお、第1の実施の形態と同一構成に関して
は同一符号を付し、その説明は省略する。
りする少なくするためには、これら搬送ローラ対44〜
62を構成するローラのうち、乳剤層と接触するローラ
44A〜62Aを低弾性にすると共に表面を平滑にする
ことが好ましく、特に、粘着力の増した状態の乳剤層が
接触するローラ、本実施形態ではローラ54A、56
A、58Aの表面は特に平滑にすることが好ましい。
[第2の実施の形態]次に本発明の第2の実施の形態を
説明する。なお、第1の実施の形態と同一構成に関して
は同一符号を付し、その説明は省略する。
【0057】図3に示すように、本実施形態の乾燥部2
0では、搬送ローラ対54〜58の代わってベルトコン
ベア70が設けられている。
0では、搬送ローラ対54〜58の代わってベルトコン
ベア70が設けられている。
【0058】このベルトコンベア70は、上流側の搬送
ローラ対52より搬送された印画紙Pを載せて下流側の
搬送ローラ対60に向けて搬送する。
ローラ対52より搬送された印画紙Pを載せて下流側の
搬送ローラ対60に向けて搬送する。
【0059】なお、下側のチャンバ64は、ベルトコン
ベア70と対向する部分に乾燥風を吹き出すスリット孔
(図示せず)が設けられていない。
ベア70と対向する部分に乾燥風を吹き出すスリット孔
(図示せず)が設けられていない。
【0060】本実施形態では、水分が絞り取られた印画
紙Pが、搬送ローラ対44〜52、ベルトコンベア70
及び搬送ローラ対60、62を介して排出される。
紙Pが、搬送ローラ対44〜52、ベルトコンベア70
及び搬送ローラ対60、62を介して排出される。
【0061】なお、ベルトコンベア70上の印画紙P
は、上側のチャンバ64に設けられたスリット孔から吹
き出された乾燥風(矢印W)の風圧によりベルトコンベ
ア70上に押し付けられるので、確実に搬送される。
は、上側のチャンバ64に設けられたスリット孔から吹
き出された乾燥風(矢印W)の風圧によりベルトコンベ
ア70上に押し付けられるので、確実に搬送される。
【0062】本実施形態では、印画紙Pを乾燥部20内
で搬送する際に、乳剤層が強い粘着性を示した状態のと
きに、乳剤層に何物にも接触させないので、前記第1の
実施形態よりも印画紙Pのジャミングや乳剤層のローラ
表面への転写といったトラブルをより確実に防止するこ
とができる。また、ローラの押し跡もより一層付き難く
なる。
で搬送する際に、乳剤層が強い粘着性を示した状態のと
きに、乳剤層に何物にも接触させないので、前記第1の
実施形態よりも印画紙Pのジャミングや乳剤層のローラ
表面への転写といったトラブルをより確実に防止するこ
とができる。また、ローラの押し跡もより一層付き難く
なる。
【0063】なお、前述した第2の実施形態では、ベル
トコンベア70を用いて乳剤層を非接触状態として印画
紙Pを搬送したが、本発明はこれに限らず、複数のロー
ラを密に並べ、密に並べたローラで印画紙Pを搬送して
も良い。
トコンベア70を用いて乳剤層を非接触状態として印画
紙Pを搬送したが、本発明はこれに限らず、複数のロー
ラを密に並べ、密に並べたローラで印画紙Pを搬送して
も良い。
【0064】また、前記実施形態では、印画紙Pの乾燥
について説明したが、本発明の感光材料乾燥装置では、
写真フィルム、レントゲンフィルム等の乳剤層の設けら
れた感光材料であれば何れの感光材料でも効果がある。
について説明したが、本発明の感光材料乾燥装置では、
写真フィルム、レントゲンフィルム等の乳剤層の設けら
れた感光材料であれば何れの感光材料でも効果がある。
【0065】また、両面に乳剤層が設けられている感光
材料を処理してもよい。搬送ローラ対で両面に乳剤層が
設けられている感光材料を搬送する場合には、耐粘着ロ
ーラを両面に配置する。また、ベルトコンベアで両面に
乳剤層が設けられている感光材料を搬送する場合では、
感光材料はベルト上に載置されているだけであり、強く
押圧されていないので跡(ベルトの跡)が付くことは無
い。(試験例)実際の感光材料乾燥装置においては、処
理される感光材料の種類や処理環境温湿度により、含水
率20%未満となる領域が変化する。したがって、各種
条件における該当領域を実験もしくはシミュレーション
により算出し、全ての条件において本発明が達成される
ように耐粘着ローラを配置する位置や乳剤層非接触搬送
する位置を決めることが好ましい。
材料を処理してもよい。搬送ローラ対で両面に乳剤層が
設けられている感光材料を搬送する場合には、耐粘着ロ
ーラを両面に配置する。また、ベルトコンベアで両面に
乳剤層が設けられている感光材料を搬送する場合では、
感光材料はベルト上に載置されているだけであり、強く
押圧されていないので跡(ベルトの跡)が付くことは無
い。(試験例)実際の感光材料乾燥装置においては、処
理される感光材料の種類や処理環境温湿度により、含水
率20%未満となる領域が変化する。したがって、各種
条件における該当領域を実験もしくはシミュレーション
により算出し、全ての条件において本発明が達成される
ように耐粘着ローラを配置する位置や乳剤層非接触搬送
する位置を決めることが好ましい。
【0066】図4には、(ア)処理環境32°C80%
RH、(イ)処理環境20°C50%RH、(ウ)処理
環境12°C10%RHの違いにより、乳剤層の含水率
が0%から20%未満となる位置の違いを実験により求
めたものである。この例では、領域(A)(乾燥部での
搬送距離350〜800mmの部分)において、乳剤層に
接触するローラを耐粘着ローラで構成するか、または、
乳剤層非接触搬送とすれば本発明の望ましい構成となる
ことが分かる。
RH、(イ)処理環境20°C50%RH、(ウ)処理
環境12°C10%RHの違いにより、乳剤層の含水率
が0%から20%未満となる位置の違いを実験により求
めたものである。この例では、領域(A)(乾燥部での
搬送距離350〜800mmの部分)において、乳剤層に
接触するローラを耐粘着ローラで構成するか、または、
乳剤層非接触搬送とすれば本発明の望ましい構成となる
ことが分かる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
感光材料乾燥装置は上記の構成としたので、損傷、押
跡、光沢ムラ等を防止することができ、高品質に感光材
料を乾燥処理できるという優れた効果を有する。さら
に、ジャミングといった搬送不良が生じないので、効率
的に乾燥処理を行える。また、全てのローラを耐粘着性
とする必要がないので、コストを低く抑えることができ
る。
感光材料乾燥装置は上記の構成としたので、損傷、押
跡、光沢ムラ等を防止することができ、高品質に感光材
料を乾燥処理できるという優れた効果を有する。さら
に、ジャミングといった搬送不良が生じないので、効率
的に乾燥処理を行える。また、全てのローラを耐粘着性
とする必要がないので、コストを低く抑えることができ
る。
【0068】請求項2に記載の感光材料乾燥装置は上記
の構成としたので、耐粘着ローラの数を減らしてコスト
を更に低く抑えることができる。
の構成としたので、耐粘着ローラの数を減らしてコスト
を更に低く抑えることができる。
【0069】請求項3に記載の感光材料乾燥装置は上記
の構成としたので、損傷、押跡、光沢ムラ等を防止する
ことができ、高品質に感光材料を乾燥処理できるという
優れた効果を有する。さらに、ジャミングといった搬送
不良が生じないので、効率的に乾燥処理を行える。ま
た、乳剤層と接触搬送して良い領域では、低コストの搬
送ローラを使用することができ、これによりコストを低
く抑えることができる。
の構成としたので、損傷、押跡、光沢ムラ等を防止する
ことができ、高品質に感光材料を乾燥処理できるという
優れた効果を有する。さらに、ジャミングといった搬送
不良が生じないので、効率的に乾燥処理を行える。ま
た、乳剤層と接触搬送して良い領域では、低コストの搬
送ローラを使用することができ、これによりコストを低
く抑えることができる。
【0070】請求項4に記載の感光材料乾燥装置は上記
の構成としたので、コストを更に低く抑えることができ
る。
の構成としたので、コストを更に低く抑えることができ
る。
【0071】請求項5に記載の感光材料乾燥装置は上記
の構成としたので、乾燥手段との接触による乳剤層の脱
落及び感光材料のジャミング、また乳剤層に乾燥手段の
跡が残る、といったトラブルを未然に防止することがで
き、高品質に感光材料を乾燥処理できるという優れた効
果を有する。さらに、ジャミングといった搬送不良が生
じないので、効率的に乾燥処理を行える。
の構成としたので、乾燥手段との接触による乳剤層の脱
落及び感光材料のジャミング、また乳剤層に乾燥手段の
跡が残る、といったトラブルを未然に防止することがで
き、高品質に感光材料を乾燥処理できるという優れた効
果を有する。さらに、ジャミングといった搬送不良が生
じないので、効率的に乾燥処理を行える。
【図1】第1の実施の形態に係る自動現像処理装置の概
略構成図である。
略構成図である。
【図2】図1に示す自動現像処理装置の乾燥部の拡大図
である。
である。
【図3】第2の実施の形態に係る乾燥部の拡大図であ
る。
る。
【図4】処理環境の違いによる乾燥部搬送距離と含水率
との関係を示すグラフである。
との関係を示すグラフである。
P 印画紙(感光材料) 10 自動現像処理装置 44 搬送ローラ対(搬送ローラ) 46 搬送ローラ対(搬送ローラ) 48 搬送ローラ対(搬送ローラ) 50 搬送ローラ対(搬送ローラ) 52 搬送ローラ対(搬送ローラ) 54 搬送ローラ対(搬送ローラ) 56 搬送ローラ対(搬送ローラ) 56A ローラ 58 搬送ローラ対(搬送ローラ) 58A ローラ 60 搬送ローラ対(搬送ローラ) 60A ローラ 62 搬送ローラ対(搬送ローラ)
Claims (5)
- 【請求項1】 処理液で処理した後の感光材料を搬送す
る複数の搬送ローラを備えた感光材料乾燥装置であっ
て、 前記感光材料の乳剤層における含水率が20%未満とな
る領域内の前記乳剤層に接触するローラのみを耐粘着性
としたことを特徴とした感光材料乾燥装置。 - 【請求項2】 前記感光材料の乳剤層における含水率が
2.2%以上20%未満となる領域内の前記乳剤層に接
触するローラのみを耐粘着性としたことを特徴とした請
求項1に記載の感光材料乾燥装置。 - 【請求項3】 処理液で処理した後の感光材料を搬送す
る搬送手段を備えた感光材料乾燥装置であって、 前記感光材料の乳剤層における含水率が20%未満とな
る領域内では、前記搬送手段は、前記感光材料を前記乳
剤層に接触せずに搬送することを特徴とした感光材料乾
燥装置。 - 【請求項4】 前記感光材料の乳剤層における含水率が
2.2%以上20%未満となる領域内では、前記搬送手
段は、前記感光材料を前記乳剤層に接触せずに搬送する
ことを特徴とした請求項3に記載の感光材料乾燥装置。 - 【請求項5】 処理液で処理した後の感光材料を搬送す
る搬送手段と、前記搬送手段で搬送される感光材料を加
熱して乾燥させる乾燥手段と、を備えた感光材料乾燥装
置であって、 前記乾燥手段は、前記感光材料の乳剤層における含水率
が20%未満となる領域内では、前記乳剤層に接触しな
いことを特徴とした感光材料乾燥装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7202159A JPH0950104A (ja) | 1995-08-08 | 1995-08-08 | 感光材料乾燥装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7202159A JPH0950104A (ja) | 1995-08-08 | 1995-08-08 | 感光材料乾燥装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0950104A true JPH0950104A (ja) | 1997-02-18 |
Family
ID=16452941
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7202159A Pending JPH0950104A (ja) | 1995-08-08 | 1995-08-08 | 感光材料乾燥装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0950104A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007041021A (ja) * | 2005-07-29 | 2007-02-15 | Noritsu Koki Co Ltd | 感光材料乾燥装置 |
| US20100118096A1 (en) * | 2008-11-07 | 2010-05-13 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
-
1995
- 1995-08-08 JP JP7202159A patent/JPH0950104A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007041021A (ja) * | 2005-07-29 | 2007-02-15 | Noritsu Koki Co Ltd | 感光材料乾燥装置 |
| US20100118096A1 (en) * | 2008-11-07 | 2010-05-13 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040224 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040706 |