JPH09501477A - 特に車両及び建造物設備用の施錠システム - Google Patents

特に車両及び建造物設備用の施錠システム

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JPH09501477A JP8501589A JP50158996A JPH09501477A JP H09501477 A JPH09501477 A JP H09501477A JP 8501589 A JP8501589 A JP 8501589A JP 50158996 A JP50158996 A JP 50158996A JP H09501477 A JPH09501477 A JP H09501477A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、請求項1及び17の前提概念に記載の施錠システムに関し、実用性に優れ、低コストで製造可能であり、それ故大量生産品として特に車両及び建造物設備での使用に適している前記施錠システムに関する。その特徴は、係止要素が担持体(3,3’)とスライダ(4,4’)とを有し、該担持体(3,3’)とスライダ(4,4’)が互いに相対移動可能であり、且つ摩擦によりまたは形状拘束的に互いに係合しており、スライダ(4,4’)に、係止突起(51)に付設される係止凹部(41)が形成され、且つ自由端に止め面(43)が設けられ、止め面(43)が、係止要素のコード化されていないゼロ位置において止め要素(7)と係合すること、弾性ロック要素(6)が設けられ、該弾性ロック要素(6)が、施錠芯部(2)の基体(2a)の内側の基面(200b)と担持体(3,3’)とで支持されていること、弾性ロック要素(6)が、担持体(3,3’)とスライダ(4)との相対位置を固定し且つ止め要素(7)をスライダ(4,4’)の止め面(43)との係合部から離間させるようなロック位置にもたらし可能であることにある。

Description

【発明の詳細な説明】 特に車両及び建造物設備用の施錠システム 本発明は、請求項1及び17の前提概念に記載の施錠システムに関し、実用性 に優れ、低コストで製造可能であり、それ故大量生産品として特に車両及び建造 物設備での使用に適している前記施錠システムに関する。 ドイツ特許公告第2041368号公報からは、鍵の秘密コードを可変にした 筒錠が知られている。この公知の筒錠では、鍵の歯の代わりに、鍵軸部に配置さ れる少なくとも二つの位置調整リングが設けられている。これらの位置調整リン グは、錠筒の内部において軸線方向に所定の位置を占めることができる。鍵の位 置調整リングには、錠筒の回転可能な保持リングが付設されている。位置調整リ ングの、半径方向に向けられる落ちこみノッチは、ばねで付勢される保持リング の保持ピンと連動し、鍵が合っているときだけ施錠システムの操作が可能である ように構成されている。この筒錠は、鍵を差し込んだ後のコードの新たなプログ ラミングを容易に可能にするが、構造が非常に複雑であり、これに対応して錠の 取り付けが面倒である。コードのバリエーションが多数設けられているので、落 ちこみノッチ、保持ピン、ばねも同 様に多数存在する。このことは、公差上の問題が生じることを意味している。径 が比較的小さな錠筒に上記システムを実現することはほとんど不可能であり、よ って自動車への適用は問題外である。 ドイツ特許第4134990号公報に説明されている施錠装置の筒錠は、筒ケ ーシング内で回転自在な2分割の施錠芯部を有している。施錠芯部内には遮断要 素が支持されている。遮断要素は、穴を通して挿入可能な鍵の軸によりばねの圧 力に抗して軸線方向に移動する。鍵のコードが施錠芯部のコードと一致したとき には、遮断要素の複数の係止凹部がブロッキング要素の係止突起のすぐ下で列を 成し、よって鍵を回転させて施錠システムを操作すると、両者を互いに係合させ ることができる。不適合な鍵を使用すると、ブロッキング要素は筒ケーシングの 凹部から離れることができず、施錠芯部の回転が阻止される。 上記の施錠システムは、新たなコードにプログラミングすることができるが、 そのためには交換を必要とし、少なくとも遮断要素の構成を新たなものにする必 要がある。施錠システムのすべてのコードのそれぞれには特定の遮断要素が関係 付けられているので、取り付けにはかなりの慎重さを要する。 本発明の課題は、構成が簡潔で低コストで製造可能な 施錠システムを提供することである。さらに本発明の課題は、鍵を最初に差し込 んだときに施錠芯部をこの鍵のコードにたいしてプログラミングすることができ 、及び(または)施錠芯部のコードに関係なく片側から操作可能であり、しかも 他の側から鍵の全部または一部を差し込んだかどうかに関係なく、施錠システム に組み込まれたグリップにより例えば緊急操作の目的で操作可能であるように構 成することである。 本発明によれば、上記の課題は、錠筒と、錠筒の中に挿入可能で、挿入方向に 軸部材を備えている鍵とを有し、2分割された係止要素が、互いに相対移動可能 で施錠位置において相対位置を固定可能な部分から成っていることによって解決 される。担持体及びスライダであるこれらの部分は、形状拘束的にまたは摩擦に より係合している。スライダに形成される係止穴は、適合した鍵が差し込まれる と、ブロッキング要素に成形された係止突起に対向する。ブロッキング要素は、 施錠芯部の凹部内で半径方向に移動可能に支持され、ゼロ位置において、ケーシ ング内に設けられている別の凹部に係合する。この別の凹部は、不適合な鍵が使 用されたときにブロッキング要素の係止突起が個々の担持体の係止凹部に入り込 まないようにする場合にたいして施錠システムのブロッキングに用いられる。 本発明による施錠システムは、まずコード化されていないゼロ位置において取 り付けられる。即ち、担持体とスライダから成っている係止要素の長さは、少な くとも、鍵を挿入したときに最小コード値に対応するように選定されている。こ の場合鍵の軸部材は、軸線方向に作用するばねで支持されている係止要素をまだ 移動させない。 コード化されていないゼロ位置において係止要素は、鍵を挿入するための穴の 側にある施錠芯部側の止め面と、反対側の止め要素の止め面との間の中間空間を 十分に埋める。鍵を挿入することにより、鍵の軸部材はばね付勢されている担持 体にたいして押圧され、その都度の軸部材の長さに応じた距離で担持体を軸線方 向に移動させる。これと同時に、スライダが止め要素で支持されているので、担 持体とスライダとの相対位置も変化する。鍵を完全に差し込んだ後、鍵のコード が施錠芯部に刻まれる。即ち鍵の軸部材の長さ方向における段部に応じて担持体 とスライダとの相対移動が行われ、従って個々の係止要素の適切な短縮が行われ る。 鍵を最初に差し込んで鍵を錠筒から離間させた後、係止要素の担持体に作用す る圧縮ばねは、個々の係止要素を鍵穴側の前部止め面の方へ移動させる。この「 静止位置」において、スライダの係止要素は、ブロッキング要素の係止突起(横 に延びている細条部)を挿入させるこ とができるような閉じた列(横に延びるダクト)を形成しない。コード化過程の 間に担持体とスライダとが相対移動することにより、個々の係止要素の係止凹部 は、例えば係止要素がその静止位置で支持される前部止め面から測って、軸線方 向において異なる間隔で位置している。 係止要素と、施錠要素の2分割の基体の一部分との間で支持されている弾性ロ ック要素は、その弾性力により、コード化過程が終了するまで担持体とスライダ とを継続的に、しかし移動可能に係合させる。その後、担持体とスライダに刻ま れた担持体及びスライダの相対位置をロックさせることができる。これは弾性ロ ック要素を軸線方向に移動させることにより行われ、これにより、形状拘束的に 互いに係合している係止要素の両部分(担持体とスライダ)の相対移動はこれ以 上行われないばかりでなく、これと同時に、コード化過程の間スライダの自由端 を支持している止め要素が変位する。このことは、錠を操作している間に、コー ド化された係止要素を軸線方向に十分移動できるようにするために必要である。 弾性ロック要素の弾性位置からロック位置への移動は、例えば送りピンによっ て行うことができる。送りピンは、弾性ロック要素に結合され、且つ弾性位置を 占めている間錠筒の前板を貫通して突出している。送りピンを押し込むことによ って弾性ロック要素はロック位置へ達する。 独立項である請求項17は上記の構成とは独立の構成であるが、上記構成と組 み合わせても良い。請求項17によれば、錠筒の片側に開閉かんぬき部が配置さ れる。この開閉かんぬき部は、有利には錠筒に組み込まれた構成要素として、操 作時に係止要素の付設の止め面に係合する。すべての係止要素の止め面は、その 止め凹部にたいして同一の間隔を有している。すべての係止要素は、開閉かんぬ き部のケーシング側の止め位置に達すると、ブロッキング要素の係止突起に関し て係合位置にあり、その結果施錠芯部の回転運動が実施される。 この構成は、建造物設備において緊急またはパニック施錠システムとして使用 するために特に適している。この構成によれば、施錠システムが施錠位置にある 場合、または鍵が反対側で錠筒の穴に差し込まれた場合も支障なく操作できる。 従って、開閉かんぬき部側から、密閉された空間の錠をはずすことができる。 開閉かんぬき部は、錠筒の内部に、錠軸線にたいして横方向に延びる細条部を 有しているのが有利である。細条部は、開閉かんぬき部をケーシング側の止め位 置へ引っ張ったときにすべての係止要素の付設の止め面に係合し、係止凹部を係 止突起に付設させる。その後、開閉かんぬき部または施錠芯部を回転させること ができ、よっ て開錠過程または施錠過程を行うことができる。 請求項1と17に記載の構成を組み合わせると、錠筒のコード化されていない ゼロ位置から、鍵を最初に差し込む際にコード化が可能であるばかりでなく、密 閉された空間の片側から緊急操作できるという利点ももった施錠システムが得ら れる。 この代わりに、上記の施錠システムのコードを、施錠芯部を取外した後に新た に設定しても良い。特に、担持体とスライダから成る係止要素をコード化されて いないゼロ位置へ新たにもたらした後に、鍵を用いて新しいコード化を行っても 良い。 次に、本発明をいくつかの実施例と添付の図面を用いて説明する。 図1は 鍵によってプログラミング可能な施錠システムを、施錠コードをも ったコード化状態で示した斜視図、 図1aは 鍵側の端面とは逆の側の端面を見た施錠システムの背面図、 図1bは 鍵側の端面を見た施錠システムの前面図、 図2aは 図1の施錠システムをコード化されていないゼロ位置で示した横断 面図、 図2bは 鍵を完全に差し込んだ図1の施錠システムをコード化位置で示した 横断面図、 図2cは プログラミングされた施錠芯部の施錠コードをもった図1の施錠シ ステムを静止位置で示した横断面図、 図3は 担持体とスライダから成る係止要素を開閉かんぬき部とともに示し た分解斜視図、 図4aは コード化された係止要素を静止位置で示した斜視図、 図4bは 開閉かんぬき部による施錠システムの操作時(緊急操作時)におけ る、コード化された係止要素の斜視図、 図5は フリーランニング装置を備えた本発明による施錠システムの背面部 分の縦断面図、 図5aは フリーランニング装置側の施錠芯部の斜視図、 図5bは 図5のフリーランニング装置の機能的に重要な部分の分解斜視図、 である。 鍵によってコード化可能な本発明による施錠システムの構成及び作用を図1な いし図2cを用いて説明する。図面は、係止要素の担持体3とスライダ4とが形 状拘束的に係合する、本発明による施錠システムの構成例を原理的に示すもので ある。 筒状のケーシング1の内部には、2分割された(軸方 向に分割された)施錠芯部2が支持されている。施錠芯部2は、部分2aと部分 2bからなっている。施錠芯部2は、施錠システムの他のすべての作用要素を収 容しており、操作時にこれらの作用要素を案内する。 部分2a内には凹部50が形成されている。凹部50内では、ブロッキング要 素5が半径方向に可動に案内される。ばね52は、屋根状の頭部領域5aを備え たブロッキング要素5を半径方向において外側へケーシング1の壁にたいして押 圧する。施錠芯部のニュートラル位置、即ち鍵を出し入れできる位置では、凹部 50はケーシング1の凹部50aと一致する。ブロッキング要素5がばね52の 押圧に抗して沈降できる場合だけ、施錠芯部を回転させることができる。 施錠芯部の他の部分2bは、担持体3とスライダ4からなっている係止要素を 支持している。その間には、滑り板9とばねロック要素6も配置されている。ば ねロック要素6は、薄板またはプラスチックからなる押し抜き曲げ部材として成 形されていることができる。半径方向において外側へ、ばねロック要素6に固設 される支持ブロック61が延びており、一方逆方向にはばね舌片60が延びてお り、(担持体3とスライダ4から成る)係止要素を滑り板9を介して支持してい る。部分2bには、ばねロック要素6がまだロック位置(図2cを参照)に 達しておらず、弾性位置(図2a及び図2bを参照)にあるときに支持ブロック 61を受容するため凹部610が設けられている。 部分2bの後端は、底部24によって画成される。底部24は、係止要素の数 量に対応する数量の、圧縮ばね31を支持するための受容ピン240を担持して いる。圧縮ばね31は担持体3に支持されており、よって係止要素を前板23の 領域に設けた止め面21にたいして押圧させる。底部24の内壁には、止め要素 7も支持されている。止め要素7の止め面7aは、ばねロック要素6がロック位 置へ移動してブロッキング要素7を部分2aの凹部20内へ持ち上げるような長 さでスライダ4の自由端に付設されている。本実施例によれば、ブロッキング要 素7は、両端面が開口した長方形の箱体の輪郭を有している。 図2aは、施錠芯部を備えた錠筒を、コード化されていないゼロ点で示したも のである。この場合係止要素3,4は、前部止め面21と後部止め要素7の間の 中間空間を完全に充填している。ばねロック要素6は弾性位置にあり、滑り板9 を介して係止要素を支持している。ブロッキング要素5の係止突起51に直接対 向するように係止凹部41があり、横に延びるダクトを形成しており、このダク トのなかに係止突起51を沈降させることがで きる。従って、コード化されていないゼロ点においても施錠システムを例えばド ライバを用いて操作することが可能である。 図2bからわかるように、鍵10は、押し込み方向に向いている軸部材100 により、A側の施錠芯部の穴のなかに(ストッパーまで)挿入されている。これ により担持体3は、軸部材100の長さに応じて軸線方向にスライダ4にたいし て相対的に、ばね31の力に抗して移動する。このことは、施錠芯部のコード化 と同義である。即ちこれにより鍵10のコードは施錠芯部に伝えられたことにな る。 担持体3とスライダ4とは、その歯部30,40を介して互いに形状拘束的に 結合している。歯部30,40は鋸歯状に形成されており、歯部30,40の平 坦な側面は、担持体3及びスライダ4の相互の移動方向に向いている。歯部のピ ッチが二つの隣合うコード値の間隔に対応しているのが有利である。 図2cは、施錠芯部のコードがロックされた状態の施錠システムを示している 。このため、外側へ前板23を通って突出している送りピン62は内部へ押し込 まれている。これによりばねロック要素6は対応的に移動せしめられる。この時 点で支持ブロック61は部分2bの基面200bで支持され、事前にばね舌片6 0によって生 じていた距離をほぼ埋める。その結果ばね舌片60が押圧されて、担持体3とス ライダ4との間に移動遊び空間を保証しない。それゆえ担持体3とスライダ4は もはや相対移動することができない。 ばねロック要素6の持ち上げによってブロッキング要素7も持ち上げられる。 これにより止め面7aはスライダ4の自由端から引き離される。この時点で係止 要素は止め面7aを越えて移動することができる。最初のゼロ点をさがすことは もはや不可能である。 さらに、ばねロック要素6の(持ち上げられた)ロック位置では、係止ばね6 00がロック解除される。係止ばね600は部分2bの付属の凹部22にロック され、施錠システムを取り外さずに施錠芯部のコードのロックが再び解除される ことを阻止する。このような状況では、ばねロック要素6と送りピン62を一体 的に構成しても問題はない。 ばね付勢される係止要素3,4の好適な運動性を常に保証するため、隣合う係 止要素の間には間隔要素8が支持されている。間隔要素8は、部分2aの内側の 基面200aと滑り板9との間に延びており、この場合その高さは、担持体3と スライダ4から構成される係止要素の高さよりもわずかに高い必要がある。滑り 要素9と間隔要素8は、一体的な部材として構成してもよい。 図3と図4は、本発明の第2変形例の実施例をそれぞれ示している。これらの 実施例は緊急またはパニック施錠システムに関わり、前述の第1変形例と難なく 組み合わせることができる。 これに対応してスライダ4’は延設部4aを有している。スライダ4aはB側 へ延びており、B側には、施錠システムに組み込まれた開閉かんぬき部90が配 置されている。担持体3’とスライダ4’は、その歯部30,40を介して互い に形状拘束的に結合している。両部材3’,4’の相対位置がロックされていな いかぎりでは、これらの部材は鍵のコードを施錠芯部に伝えるために互いに相対 的に移動可能である。この場合、各スライダ4の係止凹部41はその特別な位置 を占め、その結果、合致する鍵を押し込むと施錠芯部のすべてのスライダ4の係 止凹部41は一つの列を形成し、この列に係止要素の係止突起を係合させること ができる。 図3に図示したスライダ4’は、止め要素を支持するための内側の凹部430 を有している。止め要素は、図1の止め要素7と同じ機能を持っている。その、 止め面7aに対応する面は、コード化過程の間鍵によって凹部430の止め面4 3aと係合する。延設部4aの自由端に接続している凹部45は、止め面46a と46bによって画成される。 開閉かんぬき部90をケーシング側の止め位置へ引っ張ることによって操作す ると、その細条部95はその止め面96bによってスライダ4’の止め面46b に接する。これにより係止要素3’,4’はばね力に抗して移動し、係止凹部4 1は係止要素の係止突起に直接付設される。次に開閉かんぬき部90を回転させ ることにより施錠システムを操作することができる。その際、スライダ4’の止 め面46bと係止凹部41との間隔はすべての係止要素3’,4’にたいして等 しい大きさである。 止め面46a,46bの間隔は次のように選定されており、即ち係止要素3’ ,4’がその前部静止位置(ストッパー21、図1を参照)にあるときには、開 閉かんぬき部90の細条部95の止め面96aが凹部45の止め面46aにまだ 接触していないように選定されている。もちろん前記間隔をより大きく選定して もよい。例えば凹部45の幅は、反対側Aで鍵が完全に挿入されたときも止め面 96aがまだスライダ4’の止め面46aと接触しないように選定してもよい。 後者の利点は、鍵によって施錠システムを操作する際に開閉かんぬき部にたいし て軸線方向に作用する力が及ぼされないことである。 図4aと図4bは、コード化された施錠芯部の内部を示す斜視図である。即ち 個々の係止要素3’’,4’’の担持体3’’とスライダ4’’は、鍵のそれぞ れの軸 部材の長さに応じて互いに位置決めされている。 図4aは静止位置を示したものであるが、この静止位置では、担持体3’’は ばね31’’によりA側の前部ストッパーにたいして押圧される。またこの静止 位置では、スライダ4’’の係止凹部41は、そのコード化調節に応じて、軸線 方向において異なる位置にあり、その結果ブロッキング要素5の沈降は不可能で ある。即ち係止突起51は係止凹部41に係合できない。その結果施錠システム は操作できない。従って、開閉かんぬき部90によってもたらされ、その細条部 95を介して係止要素3’’,4’’に伝えられる回転モーメントは、施錠芯部 を回転させることができない。 図4bは、施錠システムを閉錠位置で示したものである。この場合すべての係 止要素41は横に並んでおり、係止突起51を係合させることができる一つのダ クトを形成している。この閉錠位置は、開閉かんぬき部をストッパー内へ引っ張 ることによって得られる。その際細条部95の止め面96bはスライダ4’’の 止め面46bに係合し、止め面46bをばね31’’の力に抗して静止位置から 閉錠位置へ引っ張る。この時点で開閉かんぬき部60を回転させることによって ブロッキング要素5を半径方向へ沈降させて、係止突起51を係止凹部41に係 合させることができる。従って施錠システムの操作、 特に開閉かんぬき部90のB側の緊急操作を難なく行うことができる。 開閉筒が錠止位置にあるときに施錠芯部を介して適当な力が導入されることに よりブロッキング要素が破断しないようにするため、施錠システムにフリーラン ニング装置を備えさせるのが有利である。この種の装置を図5ないし図5bに示 す。 この場合開閉筒110は、ケーシング112の内部に回転可能に支持されてい る内筒111を有している。内筒111は凹部113を備え、この凹部113内 に、施錠芯部115に配置されるブロッキング要素114が係合する(施錠シス テムの錠止位置)。詳細に図示していない鍵の施錠芯部115と開閉ピン116 は、軸線方向に移動可能な連行リング117を介して結合されている。この場合 開閉ピン116は連行リング117の第1の凹部118に係合し、施錠芯部11 5はピン状の突起119を介して連行リング117の対向する第2の凹部120 の中に突出している。 いま施錠芯部115を荒っぽく回転させたとすると、ブロッキング要素114 を介して内筒111も回転する。内筒111は、その連行リング側のノッチ12 1を介して、連行リング117に結合されている連結リング123の連結リング 突起122にたいして押圧される。その 結果連行リング117は、ばね124の圧力に抗して開閉ピン116のほうへ押 され、施錠芯部115のピン状の突起119は凹部120から出る。従って施錠 芯部115をさらに回転させても開閉ピン116はこれ以上回転しない。 連行リング117の直線的な移動を保証するため、連結リング123には滑り 部材125,126が設けられている。滑り部材125,126はケーシング1 12の軸線方向の凹部127,128で案内される。 開閉筒110に適合した鍵を鍵穴に挿入すると、ブロッキング要素114は施 錠芯部115の中に引き込まれる。鍵を回転させると、従って施錠芯部115も 回転させると、ピン状の突起119を介して連行リング117と鍵の開閉ピン1 16とが回転する(開錠位置)。 本発明はもちろん上記実施例に限定されるものではない。例えば、開閉筒を開 閉させるための鍵としてターン 適当数の軸部材を両側に挿着した定置のベース部分から成っている。開閉筒は、 その都度係止要素2を移動させない軸部材のために十分な場所を提供する施錠芯 部を有している必要がある。
───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 あることにある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.錠筒と、錠筒の中に挿入可能で、挿入方向に軸部材を備えている鍵とを有し 、施錠芯部がケーシング内に回転可能に支持され、該施錠芯部が、弾性力に抗し て鍵の挿入方向に移動可能で係止凹部を備えた少なくとも一つの係止要素を有し 、ブロッキング要素の係止突起が、係止要素のコード化された位置に達したとき に前記係止凹部に係合できるようにした施錠システム、特に車両及び建造物設備 用の施錠システムにおいて、 係止要素が担持体(3,3’)とスライダ(4,4’)とを有し、該担持 体(3,3’)とスライダ(4,4’)が互いに相対移動可能であり、且つ摩擦 によりまたは形状拘束的に互いに係合しており、スライダ(4,4’)に、係止 突起(51)に付設される係止凹部(41)が形成され、且つ自由端に止め面( 43)が設けられ、止め面(43)が、係止要素のコード化されていないゼロ位 置において止め要素(7)と係合すること、 弾性ロック要素(6)が設けられ、該弾性ロック要素(6)が、施錠芯部 (2)の基体(2a)の内側の基面(200b)と担持体(3,3’)とで支 持されていること、 弾性ロック要素(6)が、担持体(3,3’)とスライダ(4)との相対 位置を固定し且つ止め要素(7)をスライダ(4,4’)の止め面(43)との 係合部から離間させるようなロック位置にもたらし可能であることを特徴とする 施錠システム。 2.施錠芯部(2)が、弾性的に付勢されるブロッキング要素(5)が支持され ている第1の基体(2a)と、弾性的に付勢される係止要素(30,40)を受 容するための第2の基体(2b)から成っていることを特徴とする、請求項1に 記載の施錠システム。 3.ブロッキング要素(5)に、鍵(10)の挿入位置においてケーシング(1 )の側方に凹部(50a)が付設されており、該凹部(50a)に、内側及び周 方向に向けられる滑り面が境を接しており、施錠芯部(2)の回転時にブロッキ ング要素(5)が半径方向へ移動するようにしたことを特徴とする、請求項1ま たは2に記載の施錠システム。 4.担持体(3)とスライダ(4)から成っている係止要素が、コード化されて いないゼロ位置において、基体(2b)の前板(23)に設けた止め面(21) と止め要素(7)との間隔を十分に埋めていることを特徴とする、請求項1また は2に記載の施錠シス テム。 5.担持体(3)とスライダ(4)とが、歯付き要素(30,40)を介して互 いに係合しており、歯付き要素(30,40)のピッチが二つの隣り合うコード 値の間隔に一致していることを特徴とする、請求項1に記載の施錠システム。 6.歯付き要素(30,40)が鋸歯状に形成され、平坦な歯側面が移動方向( 鍵の挿入方向)に向いていることを特徴とする、請求項1または5に記載の施錠 システム。 7.弾性ロック要素(6)が移動可能に形成され、その際弾性舌片として構成さ れる弾性要素(60)が担持体(3)の方向へ押圧され、支持ブロック(61) が逆の方向へ斜角を付され、この場合支持ブロック(61)はコード化されてい ないゼロ位置において基体(2b)の凹部(610)に支持され、一方支持ブロ ック(61)はコード化された位置で基体(2b)の内側の基面(200b)で 支持されることを特徴とする、請求項1に記載の施錠システム。 8.支持ブロック(61)の高さを内側の基面(200b)と担持体(3)との 自由間隔にほぼ対応させて、歯部(30,40)の係合が解除できないようにし たことを特徴とする、請求項7に記載の施錠システ ム。 9.弾性ロック要素(6)が一体的に、例えば押しぬき薄板部材またはプラスチ ック射出成形部材として構成されていることを特徴とする、請求項7に記載の施 錠システム。 10.弾性ロック要素(6)をそのロック位置へ移動させるため送りピン(62 )が設けられ、該送りピン(62)は、基体(2b)の前板(23)を貫通突出 して、その内側端部が弾性ロック要素(6)に係合していることを特徴とする、 請求項7に記載の施錠システム。 11.送りピン(62)またはこれに類似する部材が弾性ロック要素(6)に一 体的に成形されていることを特徴とする、請求項7または10に記載の施錠シス テム。 12.弾性ロック要素(6)がそのロック位置に錠止可能に形成されていること を特徴とする、請求項1に記載の施錠システム。 13.弾性ロック要素(6)が、ロック位置において基体(2b)の凹部(22 )に係合する係止ばね(600)を有していることを特徴とする、請求項12に 記載の施錠システム。 14.弾性ロック要素(6)と担持体(3)の間に滑り 板(9)またはこれに類似する部材が設けられていることを特徴とする、請求項 1または7に記載の施錠システム。 15.弾性要素(6)と基体(2a)の対向する内側の基面(200a)との間 に間隔要素(8)が設けられ、その高さは、少なくとも、担持体(3)とスライ ダ(4)から成る係止要素の高さに対応していることを特徴とする、請求項1に 記載の施錠システム。 16.滑り要素(9)と間隔要素(8)とが一体の部材として構成されているこ とを特徴とする、請求項14または15に記載の施錠システム。 17.錠筒と、錠筒の中に挿入可能で、挿入方向に軸部材を備えている鍵とを有 し、施錠芯部がケーシング内に回転可能に支持され、該施錠芯部が、弾性力に抗 して鍵の挿入方向に移動可能で係止凹部を備えた少なくとも一つの係止要素を有 し、ブロッキング要素の係止突起が、係止要素のコード化された位置に達したと きに前記係止凹部に係合できるようにした施錠システム、特に車両及び建造物設 備用の施錠システムにおいて、 錠筒の他の側(B)に開閉かんぬき部(90)が配置され、該開閉かんぬ き部(90)は、操作時に係止要素(3’,4’)の付設の止め面(46b) と係合し、その際これらの止め面(46b)と係止凹部(41)との間隔がすべ ての係止要素(3’,4’)のブロッキング要素(5)の係止突起(51)にた いして同じ大きさであること、開閉かんぬき部(90)の止め位置において、す べての係止要素(3’,4’)の係止凹部(41)が係止突起(51)に関して 係止位置にあることを特徴とする施錠システム。 18.開閉かんぬき部(90)が筒錠の中に位置固定して組み込まれており、そ の際施錠システムは、開閉かんぬき部(90)をそのケーシング側の止め位置へ 引張り、次に回転させることによって操作可能であることを特徴とする、請求項 17に記載の施錠システム。 19.スライダ(4)が、第2の開口側(B)の方向に延設部(4a)を有し、 該延設部(4a)の、歯部(40)とは逆の側に、止め要素(7)のための止め 面(43a)を備えた凹部(430)と、開閉かんぬき部(90)の細条部(9 5)のための止め面(46a)を備えた凹部(45)とが配置されていることを 特徴とする、請求項1または17に記載の施錠システム。 20.凹部(45)の幅が、少なくとも、この凹部(4 5)で支持される細条部(95)の幅と、担持体(3)及びスライダ(4)の最 大相対移動距離との和に対応するように選定され、細条部(95)がその止め面 (96a)により、コード化されていないゼロ位置において大体において凹部( 45)の止め面(46a)に接していることを特徴とする、請求項17または1 9に記載の施錠システム。 21.施錠システムのすべての係止要素、または担持体(3,3’)とスライダ (4,4’)が、同一の構成を有していることを特徴とする、請求項1から20 までのいずれか1つに記載の施錠システム。 22.フリーランニング装置が設けられていること、このため施錠芯部(115 )と、施錠システムに連結される錠の開閉ピン(116)とが、軸線方向に移動 可能な連行リング(117)を介して結合可能であること、施錠システム(11 0)の閉鎖位置で、ブロッキング要素(114)が、施錠システムのケーシング (112)内に回転可能に支持される内筒(111)の対応する凹部(113) に係合すること、内筒(111)が、連行リング側に、ノッチ(121)または 突起状の突出部を備え、ノッチ(121)または突起状の突出部が、連行リング (117)と連結される連結リング(123)の対 応する突出部(122)またはノッチに結合され、その結果内筒(111)の回 転時に連結リング(123)が連行リング(117)を錠の方へ押圧させて、施 錠芯部(115)が連行リング(117)と係合しないようにしたことを特徴と する、請求項1から21までのいずれか1つに記載の施錠システム。 23.施錠芯部(2)の中に設けられ担持体(3)とスライダ(4)から成って いる係止要素の上方または下方に、施錠システムをターンキーでも操作可能にす るような十分な場所が設けられていることを特徴とする、請求項1から22まで のいずれか1つに記載の施錠システム。
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