【発明の詳細な説明】
汎用ダイナモエレクトリック・マシン
背景
無停電電源装置(UPS)の必要性
科学、商業、医学、政府、軍事、通信、および工業の活動では、オフィス、ビ
ジネス、学校、および家庭と同様に、それぞれの役割を果たすために電力が必要
である。電力の突然の中断や故障は、たとえ瞬時であっても、不便であるだけで
なく、これらの活動に損害をもたらしたり、高価な犠牲をもたらすことになる。
コンピュータ・データが失われ、進行中の作業が損害を受け、あるいは生命が危
険にさらされるおそれがある。時には、製造工場の操業を復元するために、また
停電に伴う損害と損失を回復するために、多くの日数や作業努力が必要になるこ
とがある。
これらの設備や活動の多くには、ガスまたはディーゼル・エンジン・ジェネレ
ータ(発電機)やその他のスタンバイ電源装置が使用されているが、突然に電力
が供給されなくなったとき、それに代わってこれらの電源装置を始動し、電力を
供給するためには数秒を要している。エンジンを始動しようとしている数秒の時
間経過の間は電力が供給されていないので、かかる設備に重大な混乱をもたらす
ことになり、損傷や損失の原因にもなりかねない。
電源装置の信頼性
電力会社は、通常は極めて信頼性があるが、管理の及ばない事態が起こること
が時にはあるため、電力供給が中断したり、電力供給が不十分になったり、利用
不能になったりすることがある。パワー・プラント(発電所)の事故や設備障害
あるいは電力ラインやトランスフォーマ、その他の設備に影響する落雷やその他
の偶発的事故は、規模が都市全体からファクトリ、家庭、オフィスへの単一電力
ラインまでに至る区域で電力を遮断するおそれがある。その結果、電力利用者は
突然に、通常は予期しない形で、なすすべを失うことがよくある。
電力会社は、クリーンで無停電の電力を顧客に常時供給することを保証できな
いと顧客に通知している。米国およびカナダ国内のいくつかの電力会社での停電
と混乱のタイプを検討した結果明らかになったことは、一年間といった長期の期
間において、種々の停電の発生頻度と持続時間が、図1に示すような一般的パタ
ーンに集約されることである。図1の棒グラフに示すように、これらの60Hz
システムでの停電の約45%は、持続時間が10サイクル未満になっている。つ
まり、1/6秒未満になっており、この期間はコンピュータを「クラッシュ」す
るのに必要な時間よりもはるかに長い時間である。停電の23%は持続時間が1
秒未満であり、停電の18%は持続時間が1秒から10秒にわたっている。この
ように、AC電源の停電の約86%は持続時間が10秒を越えていない。しかし
、停電の最後の14%は持続時間が10秒を越えているので、多くの電力利用者
にとっては重大な問題にもなっており、その結果、最も高価な損害の原因になっ
ている。さらに、ローカル電力ラインでは、電力会社システム側の力率改善キャ
パシタや他のスイッチングは、顧客側のモータ始動、負荷スイッチングや電気的
に「汚れた負荷(dirty load)」(アーク融解炉など)、エレクトロニク・モータ
・ドライブ、バッテリ・チャージャなどと共に、電圧スパイク、サグおよび電気
的ノイズを、ほとんど定常的に電力ラインに発生しているので、多くの利用者に
とって問題となっている。問題は、ある地域の気候が極端に変化したときにも起
こっている。例えば、米国南東部で寒波が襲ったり、中西部で夏に熱波が襲った
りすると、電力会社のピーク発電能力を超えるような、電力需要が生じるからで
ある。そのような事態が起こったとき、電力会社は、サービス・エリアの連続す
る地区への全電力供給を停止することによって、15分ないしそれ以上の期間に
わたるブラックアウト(停電)を「順ぐり」に実施して、システム全体の崩壊を
防止する方法をとらざるを得ない場合がある。これらのブラックアウトは、危機
が去るまでに、サービス・エリアの各地区において2〜3時間ごとに繰り返され
る場合がある。
これらの電力品質問題のいくつかを回避するために、電力利用者が信頼を置い
ているのは、外部電源が不十分なときや停電が起こったとき電気機器が機能を続
けるために、電力ラインと電気機器の間に介装された補助電力保護デバイスおよ
び/または電源装置である。多くの場合、これらの補助電源装置は、エレクトロ
ニク・セミコンダクタ(半導体)を電力経路に使用して補助電力の変換と制御を
行なっている。このセミコンダクタ・コンポーネントは、入力AC電力ラインの
高電圧スパイクによって障害を受けることが時々あり、障害が起こると、保護す
べき負荷が損傷することにもなる。多くのUPS装置では、外部AC電源が中断
したとき、電力を機器に供給するために蓄電バッテリ(storage battery)に頼っ
ている。これらのバッテリ・システムは、多くの場合、定格動作時間が5〜15
分であり、外部電源に別の停電が起こったときバッテリを使用できるようにする
には、数時間にわたるバッテリ再充電が必要になることがよくある。この必要が
起こると、「順ぐり」のブラックアウトや長期の停電が起こったとき、この種の
バッテリは役立たなくなってしまう。さらに、蓄電バッテリを正しく設置するた
めには、酸性ガスや水素ガスの蓄積を防止するために、別室で隔離した通風を行
なう必要がある。鉛蓄電池群の中で、ある蓄電池に障害が起こると(保守不良や
設置不備が原因であることがよくある)、重大な火災や爆発が発生している。最
近では、米国の主要都市では、全市にわたる通信と関連サービスに電力を供給す
るために、大量の鉛電池が使用されている室内で、自然発生的に爆発が起こって
いる。このケースでは、都市の安全システムが数時間にわたって機能障害を引き
起こし、この期間、消防、警察または医療の緊急通信は利用不能であった。また
、酸性流出物を清掃するために、多くの作業と費用が必要であった。さらに、蓄
電バッテリは定期的な保守と再充電が必要である。その設計と用途によっては、
鉛蓄電池システムの寿命は相対的に短命になることがあるので、数年ごとに取替
えの必要が起こる場合がある。蓄電バッテリは温度に影響されやすいので、バッ
テリ温度が約25℃(77°F)以上に上昇すると、急速に劣化する。さらに、
蓄電バッテリの使用後の処分は重大なエコロジー問題になっている。補助発電機
(以下、ジェネレータという)をドライブするように接続されたディーゼル・エ
ンジンや他のエンジンは、多くの場合、外部電源に停電が起こったときス
タンバイ緊急ユニットとして使用されるので、これらのエンジンを始動するため
に蓄電バッテリが必要になるのが普通である。従って、これらのエンジンは、必
要時にバッテリが機能することに大きく依存している。クランクを回すバッテリ
の障害の主な原因の1つとして、これらのエンジン−ジェネレータ・セットでの
始動不能がある。その結果、これらのバッテリには、常時定期的な点検と保守が
必要である。バッテリ・チャージャは、電力システムに電気的「ノイズ」を引き
起こす主要原因になっている。従って、蓄電バッテリを使用またはそれに頼るこ
とを避け、電力経路にエレクトロニク・セミコンダクタを使用する必要がなく、
制御可能な周波数、位相および電圧を出力するUPSシステムの出現が望まれて
いる。かかるシステムによれば、高慣性、低風損ロータで少なくとも10秒間負
荷に電力を供給し、電力ラインの高電圧スパイクからの最良の絶縁が得られ、外
部エンジンやその他のプライム・ムーバ(prime mover−原動機)に直結すること
が可能になるので、長期間の連続保護が実現される。また、電力会社にとって望
ましい負荷の出現も望まれている。
従来技術
本発明は、米国特許第4,663,536号(1987年5月5日特許)、第4,600,873
号(1986年7月15日特許)、第4,177,414号(1979年12月4日特許
)および第3,931,535号(1976年1月6日特許)に開示されている発明を改
良したものである。
米国特許第4,663,536号に開示されているモータ・ジェネレータ(motor-genera
tor)構造は2つの高風損ロータ・エンドプレート(端板)を備え、モータとジェ
ネレータに共通のデバイスを格納しているケーシングの外部に突出したシャフト
をもっていない。そのために、外部AC電源の電力が中断したとき、ジェネレー
タをドライブするための外部エンジンを、実際にはそこに接続することが不可能
になっている。このモータ・ジェネレータを使用する場合、外部電源に障害が起
こったとき、そのモータを始動してACを発生するためには別のスタンバイ・エ
ンジンとジェネレータを始動してAC電源を供給しなければならな
い。
米国特許第4,600,873号には、単一のステータおよびロータ・モータ・ユニッ
トだけが開示され、電気的ジェネレータに変換すること、つまり、電気的ジェネ
レータとして使用することは開示されていない。
米国特許第3,931,535号では、ACモータとジェネレータを結合したユニット
が開示されており、そこでは、誘導モータがジェネレータ・ロータだけを回転し
て、AC電力を発生するようにしている。図5には、回転シャフトが内側モータ
・ロータによってドライブされ、ステータが誘導モータとジェネレータ・ロータ
・エレメントの周囲に設けられていることだけが示されている。このことから、
本発明の高回転慣性設計、同期運転、およびその他の特徴を知得することはでき
ない。
米国特許第4,177,414号では、本願の発明者2人が特許権者になっており、マ
スタACジェネレータと第2の別設すなわちスレーブACジェネレータ、および
第2のジェネレータの励磁コイルをある位相の単相ACで励磁するAC回路を採
用して、直列に接続したとき、2つのACジェネレータから所望の電圧出力を得
ることが開示されている。上記単相ACの位相をシフトする手段が開示されてい
る。以上のほかに、この特許発明に係るデバイスとその内部の回路からは、本件
発明を想到することはできない。
以上を要約すると、上記従来の特許はいずれも、本願発明の重要な特徴を教示
または開示していない。
発明の概要
本発明は2つのステータを備え、各ステータが電気的ロータと一緒に機能して
、利用者がデュアルACモータとして、あるいはデュアルACジェネレータとし
て、あるいはACモータ・ジェネレータとして選択的に動作させることを可能に
する、独特の汎用ダイナモエレクトリック・マシン(versatile dynamo-electric
machine)を含み、このマシンはケーシングまたは格納体を備え、その中に次の
ものが設けられている。
(a)各々が主巻線(main windings)をもつ2つの分離した電気的ステータであっ
て、少なくとも1つのステータには1つの集中巻線(concentrated windings)ま
たは励磁巻線(exciter windings)が少なくとも備えられている。
(b)高回転慣性をもち、単一の共通ドライブ・プレート を共有し、物理的に結
合され、密接するように間隔が置かれているが、別々に動作可能な電気的ロータ
を備えた共通ロータ構造。各ロータはステータの1つを取り巻き、ロータの各々
は磁化可能永久磁性材料の表面層が付着された高透磁性、低損失コアを備え、表
面層はステータに近接して通過し、その集中巻線を通る単相ACが隣接磁性層を
N極とS極の書込み磁極パターン(written-pole pattern)に磁化し、このように
して得られた磁極がステータの主巻線と作用し合って、ステータ・ロータがAC
ジェネレータとして使用されるときは、負荷にとって望ましい電圧、周波数、お
よび位相のAC電力を発生し、ステータ・ロータがACモータとして使用される
ときは、所望のトルク特性を発生するようになっている。このマシンでは、ロー
タからの外部シャフトが格納体またはケーシングの外側に突出し、物理的負荷を
ドライブすることも、エンジンまたは他のプライム・モーバ(原動機)によって
ドライブされることも可能になっている。
各ステータとそれに関連する電気的コンポーネント・ロータは、ACモータと
してもACジェネレータとしても機能することが可能である。ACモータとして
使用されるときは、マシンは非常に低電流で始動することができ、非常に大きな
慣性負荷をオーバヒート(過熱)することなく加速することができる。従って、
このダイナモエレクトリック・マシンによれば、両ペアのステータ・ロータ・ユ
ニットは、(1) ACを各ステータの主巻線に通し、主巻線へのACと同一周波数
の単相ACを両方のステータの集中巻線に供給するだけで共通モータとして機能
させることも、(2) ロータを回転し、AC電力出力負荷にとって望ましい所望周
波数の単相ACを両ユニットから集中巻線に通すことによってACジェネレータ
として機能させることも可能であり、(3) 最後に、このダイナモエレクトリック
・マシンは、モータ・ジェネレータとして動作させることも可能である。つまり
、任意の所望周波数のACが主巻線に供給され、同一周波数の単相ACが集中
巻線に供給されるときは、マシンの一方のステータ・ロータ・ペアをドライブ・
モータとして機能させ、負荷に望ましい周波数の単相ACが集中巻線に供給され
るときは、他方のステータ・ロータ・ペアをACジェネレータとして機能させる
ことが可能である。また、このダイナモエレクトリック・マシンは、それが一方
または両方のステータ・ロータ・ペアでモータ・モードで動作しているときは、
外部AC電源の供給を受けて同期速度で動作することが可能である。マシンの効
率が極めて高いのは、同期速度で動作し、ロータ・ドライブ・プレート が1つ
にコンパクト化されていることと、密接クリアランス構造になっているため風損
が小さいことのためであることが判明した。ロータの回転慣性が高いために、こ
のマシンは、モータとして動作しているときステータとロータの一方のペアまた
は両ペアへの外部AC電力が中断したとき、自走時間(ライドスルー時間:ride
-through time)が延長されることになる。ジェネレータとして動作する一方ま
たは両方のペアのAC電力出力は、例えば、AC電力の中断のあとでロータ速度
が変動したときでも、その速度が同期速度の約80%またはそれ以上である限り
、所望の一定周波数と電圧に保持することができる。
独特のUPSシステムは、本発明のダイナモエレクトリック・マシンをそのク
リチカル・コンポーネントとしてモータ・ジェネレータ・モードで使用すること
により、つまり、一方のステータ・ロータ・ペアをモータとして機能させ、他方
のステータ・ロータ・ペアをACジェネレータとして機能させることにより、実
現することができる。ダイナモエレクトリック・マシンの維持、始動、または動
作にはバッテリは不要である。エンジンまたは他のプライム・モーバはクラッチ
を介してダイナモエレクトリック・マシンのシャフトに直接に係合してエンジン
を即時に始動することができ、そのあとは、エンジンを利用してダイナモエレク
トリック・マシンの動作を継続させることができるので、モータへの外部AC電
源が中断したとき、ジェネレータからのACを負荷に供給することができる。
主に、始動電流が非常に低く、全回転速度(full running speed)時の効率が高
いために、本発明のダイナモエレクトリック・マシンは、供給電力が単相ACで
あり、単相ACモータとして動作しているとき、非常に有用であることが判明し
た。現在、単相AC電気モータは商用化されているが、10ないし12馬力
(7 1/2〜9kW)を越えない小さな定格だけで使用されている。定格が高くな
ると、もっと大きな商用単相モータは信頼度が低下し、比較的非効率であるので
、電力会社は始動電流需要が過剰になることから、これらを使用することに積極
的でない。本件出願の発明者は本明細書に開示されているデュアル・ステータ・
ロータ構造を使用して最大40馬力までの単相モータをテストしたところ、低い
突入電流(inrush current)で始動し、高慣性負荷をオーバヒート することなく
容易に加速し、同期速度までに即時に達して、従来公知のどの単相ACモータも
凌駕する、高い電気的効率で正しく動作することが判明した。
図面の説明
図1は、米国における電力会社電力ラインで停電が起こったときの、停電の経
験的数量と持続時間をグラフである。
図2は、本発明の汎用ダイナモエレクトリック・マシンの垂直面に沿う縦断断
面図である。
図2Aは、図2に示したマシンの改良例の垂直面に沿う一部断面図である。
図3は、図2に示したIII線に沿う横断垂直断面図である。
図4は、図2に示したダイナモエレクトリック・マシンの自走時間(ライドス
ルー時間)を示すプロット図であり、少なくとも一方のステータ・ロータがモー
タとして動作しており、AC電源に停電が起こったあとの、シャフトのRPMと
時間との関係をプロットしたものである。
図5は、図2に示したダイナモエレクトリック・マシンを採用するUPSシス
テムを一部は切り欠き、一部は断面により示す正面図である。
図5Aは、エンジン・スタータ・モータ用のAC−DC電源装置を示す回路図
である。
図6は、図2に示したダイナモエレクトリック・マシンに接続され、低リプル
DCを出力する補助ジェネレータ・ユニットを示す垂直断面図である。
図7は、回路7Aおよび7Bを有する2つの回路であって、各々の回路が単相
ACを供給することにより図2、図5、図6、図9または図10のACモータ
の動作を効率化するための回路を示す回路図である。
図8は、従来の単相モータと本発明による単相モータの効率曲線をプロットし
て示すグラフである。
図9は、本発明によるダイナモエレクトリック・マシンを備え、単一のステー
タ・ロータ・ペアだけの構造の、あまり望ましくない改良例を示す縦断垂直断面
図である。
図10は、図2に示したダイナモエレクトリック・マシンを採用し、機械的負
荷と電気的負荷を同時にサポート する能力をもつ、改良型UPSシステムを一
部断面図により示す正面図である。
図11は、モータとして動作し、非常に低い突入電流で始動することを可能に
するために、図2のダイナモエレクトリック・マシンにAC電力を供給する回路
を示す回路図である。
図12は、モータとして機能して、高トルク始動を可能にするために(図12
B)、そして全速度動作を効率化し、モータの入力力率の改善を可能にするため
に(図12C)、図2のダイナモエレクトリック・マシンにAC電力を供給する
3つの回路12A、12Bおよび12Cを含んで成る回路図である。
発明の詳細な説明
以下、図面を参照して説明する。図2は、本発明のダイナモエレクトリック・
マシン10を示す水平軸に沿った垂直断面図であり、図3は、図2のIII−III線
上に沿った垂直断面図である。ダイナモエレクトリック・マシン10は開口端の
外側ケーシング12を備え、図3に示すように、脚またはラグ15をもつベース
14が一体に設けられ、ベースには、ボルトまたは他の取付け手段を挿入して、
使用時にマシンを支持台に押し付けて固定するためのホールまたはスロット15
Aが設けられている。ケーシング12は単一のスチールまたはアルミニウム・ケ
ーシングにすることも、別のキャスティング(鋳造物)やコンポーネントから作
って、溶接でおよび/またはボルトで一体にすることも可能である。ケーシング
12の外側には、一体的にキャストした冷却フィン16を設けることが可
能である。円滑面の円筒ボア18は、そのキャスティングの長軸方向に一方の端
から他方の端まで達している。エンドベル(end bell)20,20Aはマシン・ス
クリューなどによってキャスティングの各開口端に取外し自在に取り付けられ、
キャスティングと共に気密格納体を構成している。冷却フィン24,24Aは、
好ましくは、エンドベルの外面の各々に設けられている。
各エンドベル20,20Aは、それぞれ中央に大きな開口21,21を有し、
これらの中央開口に隣接するエンドベルの各々の内面には、ヘビー・ベースのス
テータ・サポート・スピンドル30,30Aがそれぞれ、例えば、マシン・スク
リューによって固定されている。エンドベルとスピンドルが対面する個所の接触
面を円滑にし、相互に合致するようにすることが望ましく、そうすれば、各スピ
ンドル上に置かれたステータに発生した熱は、スピンドルからエンドベルに容易
に流れることができる。各ステータ・サポート・スピンドル30,30Aには、
中空の円形ボア36,36Aが長軸方向に貫通しており、このボアは、望ましく
は、その外側または開口接続端側34,34Aが大径で、徐々に径が小さくなっ
ていき、その終端は、それぞれスピンドル内端側38,38Aで最小径断面32
,32Aになっている。スピンドル内端38,38Aは相互に同軸になっており
、あとで抜き出す必要があることから、その間隔はスペースを残すように充分な
距離が置かれている。
スピンドルの各々の外側には、ステータが置かれており、ステータは左側スピ
ンドルに単一コア50を備え、右側スピンドルに別々のコア50A,50Bを備
え、コア50A,50B間にスペーサ50Cが介装されている。各コアは低保磁
力(coercive force)で、低損失磁性材料からなり、シリコン・スチールのラミネ
ート のように積層構造になっており、円筒状の外面51,51A,51Bを備
えている。コア50Bの軸方向の長さは、好ましくは、コア50Aのそれよりも
大幅に長くなっている。各ステータ・コアは、スピンドル内側端のスピンドル3
0と、内側端38Aのスピンドル30Aの外径と同じ小径の内側ボアを有し、各
コアが端部上を通ってスピンドル本体上にスリップされたとき、スピンドル上に
緊密にフィットするようになっている。組立て時には、コア50はスピンドル端
38上を押し込まれて、スピンドル上のショルダ(段部)40と突き当たるよ
うになっている。スピンドル端38上にぴったりフィットする中心孔をもつ押え
ワッシャ42は、ステータ・コア50の端部に緊密に押し付けられ、その位置に
なったとき、ワッシャは、溶接その他の方法によってスピンドル端38に固着す
ることができる。絶縁ロッド44を、コア50の中心孔と中心合わされたワッシ
ャ42の中心孔にはめ込んで、接着剤などによって所定位置にロックさせると、
コア・ラミネート が回転するのを防止することができる。右側のステータ・コ
ア50A,50Bは同じようにスピンドル30A上にフィットされ、スピンドル
とリジッド結合される。図3に示すように、ステータ50,50A,50Bは、
それぞれの円筒状の外面51,51A,51Bに縦長スロット49を有し、これ
らのスロットの大部分には主巻線53が置かれている。さらに、少なくとも1つ
の集中巻線53Cを有しており、集中巻線の各サイドは、ステータの各々の比較
的狭幅の極55で分離された1〜3の隣接スロット49に置かれている。スロッ
ト49はコア50の軸にほぼ平行になっているが、斜めにすることも可能である
。コア50A,50Bはスペーサ50Cによって間隔が置かれ、各コアが分離し
た個々の集中巻線を受け入れ、そのエンド巻きがスペーサ50Cで作られたスペ
ースに置かれるが、主巻線が両方のコア50A,50Bの合致スロット(matchin
g slots)を通り抜けるようになっている。このダイナモエレクトリック・マシン
が動作速度にあるとき、コア50Aの集中巻線の単相電流の位相を、コア50B
の集中巻線の単相電流の位相に対して変化させると、ロータ上の磁化層の磁極位
置が、以下で説明するように、同じようにシフトされるので、ステータ50A,
50Bの共通主巻線に発生する電圧が変化することになる。別々のリード54,
54Aは各々の一部が、当然に相互に絶縁された主巻線と集中巻線の双方に接続
されており、各コアから出て、絶縁ブッシュまたは同等手段を用いて、エンドベ
ルまたはケーシング壁を通り抜けている。マシン10全体をACモータとして使
用するといった、ある種の応用では、ステータ50について図示するように、ス
テータ50Aと50Bを共に一部品に一体化することが望ましい場合がある。他
の要件を満足するために、50を含む両ステータは、50Aと50Bで示すもの
のように、2つの別々のコア・セクションをもつように作ることも可能である。
ステータ50をモータとして使用する場合には、ステータ50
の主巻線へ向うリード54の一部は、電力ラインなどのAC電源に接続され、他
方、集中巻線から出たリードの一部は主巻線へのそれと同じ周波数の単相AC電
源に接続されることになる。要件によっては、一方のステータだけに集中巻線を
収容することも可能である。両ステータ50、50A,50Bの主巻線はスロッ
トに巻き付けられて配置され、多相ACで励磁されたとき回転磁界を発生するよ
うになっている。
マシンのロータを準備するときは、ベアリング押えメンバまたはハブ48,4
8Aがサポート・スピンドルの各々の大径部分34,34A内に置かれる。図示
のように、ボール・ベアリングまたはローラ・ベアリング60,60Aは各ハブ
・メンバの内側ボアに置かれ、ベアリングの少なくとも1つのアウタレースは、
スナップ・リングとスプリング・ワッシャの間に保持されている。スプリング・
ワッシャがハブ・メンバの内側ショルダ(段部)に突き当たると、ベアリングが
若干移動し、熱膨張を補償するようになっている。このアセンブリはスピンドル
30または30Aの大径ハブ部分34または34Aに押し込まれ、各々はマシン
・スクリューなどによって、エンドベルに固定される。ハブ・メンバ48,48
Aはベアリングを押えているので、ハブ・メンバをそこに収まっているベアリン
グと一緒に取り外せば、保守を行なうことができる。シャフト70はマシンの全
長にわたっており、その両端はベアリング60,60Aのインナレース内になじ
むように収められている。シャフト70は、少なくとも一端73がエンドベル2
0から突出しているが、シャフトの他端73Aはエンドベル20Aから突出させ
ることも突出させないことも可能である。ベアリング間のシャフト部分は、それ
が通される中空スピンドル部分に一致する外径をもち、シャフトと内部中空スピ
ンドル36,36A間のクリアランスはわずかになるように選択され、セクショ
ン32と32Aでは、シャフトとスピンドル・ボア間のクリアランスは最小にな
っている。32,32Aでのスピンドルの内面は通常はシャフト70に接触する
ことがないが、ルブリカント充填プラスチック材などの耐摩擦材でライニングま
たはコーティングされている。このようにすると、主ベアリング60,60Aの
どちらかに障害が起こったとき、マシン損傷の可能性が減少する。ベアリングに
障害が起こった場合には、シャフトはこの耐摩擦層上を走行してから回
転を停止するようになっている。シャフト70の中央部分は、より強固な膨径部
分71を有しているが、これは、このセクションがロータの高回転慣性コンポー
ネントを支えなければならないからである。膨径部分71の周面には、2つの強
固で、大径の円形ラジアル・プレート・メンバ74,74Aのハブ72,72A
が固着されている。これらは1つに結合されて単一ドライブ・プレートの働きを
する。これは内側ボア18の付近で、その間に若干のクリアランスを残してその
周面まで達している。プレート74,74Aの外周面から若干離れた位置に、い
くつかの偏心ホール75がプレートを通り抜けるように、プレート74とプレー
ト74Aに設けられており(なお、後者のホールは図示していない)、エア流が
コア巻線を通ってボア18のクリアランス・スペースに入り込むようになってい
る。プレート74Aのホール75は同一径であるが、プレート74のホールから
ある角度をなしてずれており、巻線52と52Aの間が電気的または電磁気的に
結ばれるのを防止している。プレート74,74Aは単一部品として作ることが
できるが、これは好ましい実施例ではない。ラジアル・プレート・メンバ74,
74Aのサイドの外周部分には、円筒スリーブ76,76Aが固着され、その各
々に、ステータ・コア50,50Aが格納されている。これらのスリーブ76,
76Aはプレート74,74Aの一部として鋳造または鍛造することができる。
スリーブの外面と内側ボア18間に若干のクリアランスが望ましいが、これは、
通常の期待に反して、スリーブ回転に起因する巻線損失が、クリアランス・スペ
ースが小さくなるほど減少することが判明したためである。しかし、このクリア
ランスは、セクション32でのシャフト70とスピンドル・ボア間のクリアラン
スよりも若干大きくしておくべきである。32と32Aでのシャフトとスピンド
ル間のクリアランスは、ロータ・シェル76,76Aの外面がフレーム18の内
側ボアに接触する前に、あるいは磁化層(magnet layer)82,82A,82Bの
内側ボアがコア51,51A,51Bの外面に接触する前に、シャフトとスピン
ドルの表面が接触するように選択されている。これにより、ベアリングに障害が
起こったとき、大きな損傷や全体損傷が防止される。
スリーブ76,76Aの円筒形内面は、それぞれのステータ・コアの円形外面
と同心になっており、これらのスリーブ内面の各々には、電気的ロータ・コ
ア80,80Aが固着されている。図3に示すように、各ロータ・コア80,8
0Aはリング形状にパンチしたシリコン・スチール積層のように、低保磁力磁性
材からなっている。メタル・ロータ・バー83,83Aを採用すると、モータと
して使用されるときはマシンの始動特性が向上し、ジェネレータとして使用され
るときは電気的特性が向上する。メタル・バーは各コア80に通され、コアのホ
ールにメタル・バー83がなじむようにはめ込まれるが、これは、溶接によって
エンドリングに固着することが可能である。これらのバーの特性とロケーション
は、集中巻線53Cから発生した磁束が妨げられないようになっている。ロータ
上のラミネート 積層は円筒形の外面を有し、スリーブ76,76Aの各々の円
筒内面と緊密に一致するようになっている。このラミネート 積層は溶接により
、あるいは76,76Aの内面にエンドリング79,79Aを置いて、コア80
,80Aの外端がロータ・シェルに固着された別の内側エンドリングに緊密に圧
接するようにすることにより、所定位置に不動に保持することができる。これら
のリングは溶接により、あるいは他の方法でシェル76,76Aに固着されてい
る。ロータ・コア80,80Aの各々の内面は円筒形状で、ステータ面51,5
1A,51Bと同心になっている。ロータ・コアのこれらの内面の各々には、フ
ェライトなどの、低電導性で磁化可能な永久磁性材の均一厚層82が、コア80
の露出内面全体にわたって、およびコア80Aを取り巻く面上に間隔が置かれた
同種の層82A,82B全体にわたって、エポキシ樹脂または他の適当な接着剤
で接着されている。この層82の露出面はステータの表面51から均一のクリア
ランス間隔を置いて離れており、層82A,82Bは表面51A,51Bから同
じように間隔を置いて離れている。これらの層はすべて、その隣接ステータ表面
と一緒に突出している。動作時には、ロータがステータの回りを回転すると、各
コアに収められた集中巻線53Cは、単相ACで励磁されて、ロータが回転して
ステータを通過するときに連続するN磁極とS磁極パターンをフェライト層82
,82A,82Bに発生することになる。適当な回路とその動作モードは米国特
許第4,177,414号に、特に図1、図2、図3および図6に示されているが、これ
は、適当な位相の単相ACでステータ50A,50Bの集中巻線を励磁すること
により、ジェネレータとして動作しているとき、これらの2ステータの
主巻線に発生したAC電圧を制御し、調整するのに適している。これを簡単に説
明すると、AC電圧出力センサが主巻線からの電圧出力が基準電圧に対して変化
したことを検出すると、米国特許第4、177、414号の図1に示すような、電圧大き
さ制御およびシフタは、ドライバ・インバータを通して動作し、小さい方のステ
ータ・コア50Aの集中巻線へ送られるACの位相を、大きい方のステータ・コ
ア50Bの集中巻線へ送られるACの位相に対してシフトするようになっている
。磁化層82A,82BのN磁極とS磁極は相互に対してシフトするので、両方
のステータ50A,50Bを通り抜ける主巻線に発生したAC電圧はそれに応じ
て増減する。電圧変化は通常はわずかであるので、小さい方のステータ・コア5
0Aを採用すると、他方の集中巻線のACに対するACの位相シフトを行なうこ
とができる。ジェネレータの出力位相を、例えば、同一周波数の別のAC電源と
並列して変更する必要がなければ、ステータ・コア50Bの集中巻線の単相AC
の位相は、通常、一定のままになっている。以上から明らかなように、AC出力
の高精度制御といった予想外の利点が単一マシン10の2ステータ・ロータ・ジ
ェネレータ・ユニットから得られる。
ステータをエンドベル上に取り付けるために中空スピンドル30,30Aを採
用した構造は本発明の好適実施例であり、これには、いくつかの利点がある。し
かし、図2Aに示すように、もっと単純化したステータ取付け構造を採用するこ
とも可能である。この構造では、ロータ・シャフト70が通される中央円形段付
き開口332をもつ円形プレート からなるステータ・サポート 330が、各エ
ンドベル(図には、左側のエンドベルだけが示されている)に固着されている。
段付き開口332は内部に円筒エリアがあり、これはシャフト70の面に対して
わずかなクリアランスが置かれている。332の段部は、前述したようにシャフ
トを支持するように取り付けられたベアリングに障害が起こったとき、シャフト
が巻線やマシンの他の部品を損傷するのを防止するものである。大径の中央開口
をもつステータ350は、エポキシ樹脂などの強力な接着剤により、あるいはマ
シン・スクリューにより、あるいはコアに通したボルトにより、円形ステータ取
付けサポート・プレート 330に固着されている。ステータの外端壁は、プレ
ート330のかみ合い面と緊密に一致しており、かみ合い面に緊密に押し付けら
れて
いるので、ステータの使用中に発生した熱はプレート 330を通ってエンドベ
ル20に流れ、そこでエンドベルの外側の上を通って外気に排出されるようにな
っている。以上から理解されるように、2ステータの他方の面または内面は、ス
ペーサによって隔離され、シャフト70によって支持されたラジアル・プレート
・メンバ74,74Aが自由回転できるようにしている。
図2を参照して説明すると、エンドベル20,20Aのすぐ外側の個所で、ベ
アリングから突出しているシャフト70の端部には、それぞれ冷却ファン90,
90Aが取り付けられ、ロータの動作期間に、ファンがエアをエンドベル上のフ
ィン24,24A上に吹き付け、ステータに発生し、そこに伝わる熱を除去する
ようにしている。この熱の除去は、ケーシング内部でエアを移動し、スピンドル
30,30Aの端部からそこへ伝えることにより行なわれる。各エンドベルには
シールドまたはシュラウド92,92Aが取り付けられ、このシールドまたはシ
ュラウドは、好ましくは、冷却エアがケーシング上の冷却フィン16を横切って
流れるようにする、そらし周縁を備えている。
様々な種類の磁化可能永久磁性材料を、本発明のモータとジェネレータ・ロー
タのどちらにも採用することが可能である。例えば、層82,82A,82Bは
好ましくは、フェライトのような非電導性永久磁性材料から作られている。アル
ニコ・アロイなどのメタル永久磁性材料が、例えば、アルニコ・メタル粉末材料
を樹脂バインダと混合することにより、励磁磁束からのうず電流を許容レベルま
で減少するような形で作られていれば、その材料を使用することも可能である。
バリウム・フェライトおよび/またはストロンチウム・フェライトは、本発明を
実施したとき最良の結果をもたらしている。最新で改良された種類のフェライト
および同種の磁化可能永久磁性材料は現在入手可能になっている。他の材料はま
だ開発中であるが、将来、入手可能になった時点で、磁化可能永久磁性材料の層
をマシン10に作ることが可能にするはずである。モータとジェネレータで良好
な結果を示している、2つのフェライトのヒステリシス曲線は米国特許第4,466,
536号の図6に示されている。Grade 5フェライトの商品名で数年前から市販さ
れている配向バリウム・フェライト(oriented barium ferrite)を、動作中のモ
ータで磁気通路を代表する治具の中でテストした。0.33インチ
(0.84cm)厚のサンプルをヒステリシス・ループ・テストの対象にした。
このテストでは、まず、磁化力を一方向に加え、次に反対方向に加え、サンプル
のガウス誘導を、磁化力のエルステッドと対比させてプロットした。米国特許の
図6の曲線Mは、このサンプルのヒステリシス・ループを示している。この材料
の閉路磁気パラメータはBrが4000ガウス、Hcが2300エルステッドに
なっている。4112の名称で市販されているもう1つのフェライトをテストし
たところ、米国特許の図6に示すように、はるかに四角であり、ヒステリシス・
ループNが小さくなっていた。この最後のフェライトは、Brが約4300ガウ
ス、Hcが約1200エルステッドの閉路特性を示していた。このフェライトは
、ロータ磁極が変化し、高エネルギ・プロダクトを維持している間、はるかに低
いヒステリシス損失を示していた。
多くの応用で判明したことは、マシン10の制御を独立のAC電源で行うこと
が望ましいことであり、マシン10を具現化したUPSシステムを制御する場合
には、さらに利点があることが判明した。また、例えば、エンドベル20Aのす
ぐ外側の73Aの右側シャフト端といったように、シャフト延長部の一方に比較
的小さな永久磁石ACジェネレータを設置すると、これを簡単に実現できること
が判明した。図2の拡大詳細図に示すように、複数の小型磁化永久磁石120は
半径方向に一定の距離を置いて、ファン90Aのファン・ブレードを支えるハブ
上に取り付けられている。例えば、円形ベアリング・ハブ48Aの外面上のエン
ドベル20Aには、電気巻線を収めた小型電気的ステータ122を支えるメタル
・リングが取り付けられている。シャフト73Aが回転したとき、N極とS極が
交互にステータ巻線のそばを通過するように永久磁石が配列されているときは、
ステータ122のコアに収められたステータ巻線に交流電流を発生することにな
る。ステータ巻線からのリード125は、エンドベルの外面に沿って外部まで延
びており、そこから制御回路の使用個所まで引き出せるようになっている。
前述したように、図2および図3の汎用ダイナモエレクトリック・マシン10
は、ステータとロータの両ペアがACモータとして機能することにより動作させ
ることができるが、ロータ・ステータの両ペアをACモータとして機能させるこ
とも、一方のペアを単独でACモータとして機能させ、他方をACジェネレータ
として機能させることも可能である。この最後の組合せでは、マシン10は非常
に有用なACモータ・ジェネレータ・マシンとなる。図7に示すように、マシン
10をモータ・ジェネレータ構成にすることは、一方のステータの主巻線からの
リードをAC電源に接続し、図7Bに示すように、その集中巻線へのリードをス
イッチ経由で主巻線と同一周波数の単相AC電源に接続することだけで実現され
れるが、集中巻線は図7Aに示すようにキャパシタ324で調整することができ
る。このように接続すると、このステータ・ロータ・ペアは非常に効率的なAC
モータとして動作する。他方のステータ・ロータ・ペアは、主巻線からのリード
を負荷に接続することによりジェネレータとして動作し、集中巻線へのリードに
は、負荷に必要な周波数の単相ACが供給されるが、負荷が周波数に影響されな
い場合には、集中巻線は図7Aに示すように、キャパシタに接続することができ
る。米国とカナダでは、多くの場合、ACは60Hz周波数である。しかし、モ
ータは60Hz ACを2極モータのモータ巻線に供給し、異なる周波数の単相
ACをジェネレータ部分の集中巻線に供給することにより動作させることができ
、このような異なる周波数のAC電源はジェネレータから得て、ダイナモエレク
トリック・マシンは同期速度で回転している間に負荷に供給される。シャフトが
外部エンジンで回転するときは、ステータ巻線の両方のペアは同一または別の負
荷に供給できるACを発生するように接続することができる。
外部AC電力が停電したときの顕著な利点は、ダイナモエレクトリック・マシ
ン10がモータ・ジェネレータ・モードで動作しているときに得られる。ロータ
の回転慣性が非常に高く、磁極書込みが集中巻線によって行われるので、マシン
は、モータへのAC電源が中断したあと10〜20秒オーダの比較的長時間にわ
たって、所望周波数と所望電圧で全定格負荷状態でAC電源の供給を続けること
ができる。このように長い自走特性(ride-through property)があるために、図
2と図3に示すように、マシン10をモータ・ジェネレータ・モードで使用する
と、その働きをするために必要な連続AC電源に応じて、多くの影響を受けやす
い応用分野で大きな利点が得られる。このように自走時間(ride-through time)
が長いと、最大でも10秒までの短時間の外部電源の停電が起こってAC電源が
回復されたとき、十分な時間的余裕をもって負荷にACを供給することができる
。この種の停電は、図1に示すように停電の大部分(最大86%)を占めている
。電力ラインからの利用可能AC電源が回復されると、モータは急速に速度を上
げて通常の走行速度になる。停電が長くなった場合は、自走時間が長くなるので
、別エンジンでドライブするACジェネレータのように、交流AC電源が動作状
態に置かれる。この交流AC電源から得たACは、AC負荷へ供給するACの発
生を続けているマシン10のモータへ供給されるので、電力を受けている負荷機
器は中断することなく動作する。負荷へのACは常時所望電圧と周波数になって
いる。また、非常に重要なことは、ダイナモエレクトリック・マシン10が巻線
52と52A間を電気的、磁気的にほぼ完全に絶縁する構造になっており、しか
も、コンパクトな2ベアリング構造を単純化することである。
図4に示すように、60Hz ACで動作する図2の構造の40馬力(約30
kW)ユニットから供給される自走時間の期間がグラフで示されている。これは
全走行速度で3000RPMで動作する2極ユニットから得たものである。モー
タへのAC電源が中断したとき、本発明のACマシンは、その速度が3000P
RMに減少する前に11秒以上にわたって全40馬力(30kW)負荷への出力
を維持した。負荷が30馬力(約22.5kW)レベルまで低下したとき、AC
電力の出力は、ロータ速度が3000RPMに低下する前に、15秒以上にわた
って持続した。ロータの機械エネルギの約30%は、この自走期間(ride-throug
h period)にACエネルギに変換されたことになる。これらは非常に有用な長い
自走時間インターバルである。あとで詳しく説明するように、図10はクリチカ
ル・ブロアやポンプなどの機械的負荷に電力を供給し、他方では、停電が10秒
またはそれ以上持続しているとき、ブロアやポンプおよび関連の電気的コントロ
ールの動作を維持するためにクリチカル電気的負荷に電力を供給する、マシン1
0の応用例を示したものである。
さらに、モータ・ジェネレータとして動作するマシン10は、比較的コンパク
トで、信頼度のある単純なパッケージ内でドライブ・エンジンと直接に接続する
ことができ、そこでは、外部AC電源からのAC電力に停電が起こったあと、選
択した時間インターバルでエンジンによってドライブすることができるので、そ
のインターバル期間に、負荷への電力出力の周波数や電圧の中断やきな変化なし
で、ジェネレータからの電力発生を続けることができる。さらに、ユニット10
の前述したACモータ・コンポーネントは、エンジンによって回転されるACジ
ェネレータに簡単にしかも自動的に変換して、回路に接続することができるので
、元のAC電源からのAC電力の流れに障害が起こると、同じように中断される
照明用の電力やその他の緊急電力を機器に供給することができる。
図5は、図2および図3に示し、説明してきた汎用ダイナモエレクトリック・
マシン10を具現化した、この種のコンパクトでポータブルの内蔵UPSシステ
ムを示したものである。このマシン10は例えば、ファブリケート・スチール製
の強固なベース101にマウントされている。ベース101上には、弾力性をも
つ絶縁マウントがあり、そこを通してマシン10の脚15がボルトでベースに固
定されている。格納ハウジング106はベースに取り付けされ、メタル・フレー
ム・メンバ104,104A,104B,104C,104Dから構成され、す
べてのメンバは溶接、ボルトその他の手段によって結合され、強固なフレームワ
ームになっている。外面はフレーム・メンバに付着されたスチールなどのシート
107で被覆され、格納キャビネットまたはハウジング106を構成している。
キャビネット内に容易にアクセスできるようにするために、パネルの1つまたは
2つ以上、特に、図面に示す前面側と反対側の背面側のパネルはヒンジ付きロッ
ク可能パネルまたはドアにすることができ、パネルがフレームワークに接触する
エッジには、フレキシブル・ガスケットを設けることができる。概略図で示すよ
うに、左側パネルは大径の開口をもち、そこにサーモスタット・コントロール1
09で動作する移動可能インテーク・ルーバ108がはめ込まれ、制御された量
の冷却エアがキャビネット内に送り込まれるようになっている。ルーバ付き空気
出口110は、これもサーモスタット・コントロール109を備えているが、反
対側の右側パネルに設けられ、マシン10のケーシング上を通ってきた加熱エア
がキャビネット・ハウジング106から逃げるようになっている。
ダイナモエレクトリック・マシン10のケーシングに取り付けられたブラケッ
ト112には、エンジン114が取り付けられ、このエンジンはマシン10のロ
ータをドライブして、モータへのAC電源の入力が、選択した数秒以上の期間に
わたって中断したとき、負荷へ全ACを発生するだけの強力なエンジンである。
エンジン・エグゾースト・パイプ116はキャビネット・パネルを通り抜けて外
部まで突出させることができる。そうすれば、エンジン・エグゾースト・ガスを
通風によってベントまたはスタックに送り込むことができる。エンジン114は
ドライブ・シャフト118をもち、そこにプーリ119が取り付けられている。
マシン10には、シャフト73Aと同軸になるように、シャフト123が取り付
けられ、このシャフトはベアリング・ペア125によって支持され、電気的に動
作可能なクラッチ124の外面に取り付けられている。シャフト123の端部に
取り付けられたプーリ120は、ドライブ・ベルト手段122によってドライブ
可能にプーリ119に連結されている。120と119のプーリ径は、最適エン
ジン速度とマシン10の所望ロータ速度の比率によって決まる。
図5の始動クラッチ部分に関係する拡大図は、マシン10のシャフト端73A
のクラッチ・コンポーネントが2ベアリング125上に装着されたドライブ・シ
ャフト123に連結されている詳細を示している。通常、シャフト端73Aは回
転し、クラッチ・ドライブ・ディスク本体124Aである部分を回転可能に支持
している。クラッチ・ドライブ・ディスク本体は軸方向に移動可能なパッド12
4Cを備え、このパッドは通常スプリングによって後退位置に保持されている。
従って、シャフト73Aだけが回転し、シャフト123は固定している。クラッ
チの電気的に動作可能な部分124は、図示のように、ボールベアリングで支持
された固定電磁石124Bを備え、この電磁石は電流で励磁されると、磁界を発
生し、124Aのクラッチ面を構成するパッド124Cが磁気的に吸引されてク
ラッチ部分124のかみ合い面124Dと接触したり、離れたりするようになっ
ている。そのようなときは、クラッチはシャフト123と係合して、シャフト7
3Aによってシャフト123を回転させる。この種の電気的に動作可能なクラッ
チは公知である。
テストの場合を除き、電気的に動作可能なクラッチは、通常、電源からのAC
電力がマシン10のモータを動作させていて、電力が中断していない間は、係合
位置にないので、シャフト123とプーリ120は静止したままになっている。
しかし、AC電力が中断すると、電磁クラッチ124Bは、必要とするどの時点
でも電気的コントロール手段によって励磁できるので、プーリ120はシャフト
123を介して即時にかつ確実にシャフト73Aに連結され、シャフトの回転と
一緒に回転する。入力AC電力が失われると、マシン10内のACモータへのA
C電力ラインに関連する電子センサは、ジェネレータの集中巻線への単相ACの
供給を開始するように電気的コントロールに通知するので、所望電圧、周波数お
よび位相のACが負荷に継続的に供給される。通常は約3秒から10秒までの範
囲であらかじめ設定されている、選択した時間インターバルが経過したあと、モ
ータへのAC電源がリスタートしなければ、コントロールはクラッチを励磁する
。ダイナモエレクトリック・マシン10のロータの回転エネルギは、エンジンを
始動するのに必要なトルクを供給するので、マシン10のロータが回転して、負
荷に必要な電圧と周波数のACがACジェネレータで継続的に発生することにな
る。電源からの入力ACが失われた瞬時の期間のあとで、利用可能なAC電力が
回復されたときは、電子センサはクラッチを切り、エンジンが始動していれば、
エンジンも切り、AC電源へのモータ・リードのスイッチをクローズするので、
ACモータとその集中巻線は即時に励磁され、速度を上げ、短時間にマシン10
はフルスピードで稼働することになる。フルスピードになると、ジェネレータと
モータの双方の集中巻線への単相ACは通常オフにされる。負荷には、この期間
の間、所望の電圧と周波数のACが途切れることなく、あるいは中断することな
く供給される。
以上を要約すると、全停電の約90%は、動作状態に置かれているエンジン1
14を必要としない。3秒から10秒までの選択したこの初期期間にAC電力が
回復しなければ、クラッチ124が励磁される。クラッチが励磁されると、プー
リ120はドライブ・ベルト122をドライブするので、プーリ119とエンジ
ン・シャフト118がドライブされ、エンジンが回転する。電気的コントロール
はエンジン・イグニッション、燃料系およびガバナを同時にオンにするので、エ
ンジンはシャフトの回転と同時に始動することになる。始動時間を1秒以
下にすることは容易である。この容易で、即時の始動が実現可能になったのは、
マシン10からの暖気がエンジン上を通過し、エンジンとそのオイルを使用期間
の間常時暖めており、従って最適な始動条件に置かれているからである。始動時
間を遅らせる利点の1つは、停電が数秒間だけ持続するとき、煩わしいエンジン
始動が軽減されることである。エンジンは空冷または水冷ガス・エンジンにする
ことができるが、ディーゼル・エンジンや他のプライム・ムーバを採用すること
も可能である。
別のコントロール・キャビネット128は、キャビネット106のハウジング
の左側部分のトップ・パネルに付属している。外部AC電力ライン・ケーブル1
30はマシン10とエンジン114の両方用のスイッチ類、センサ類、およびコ
ントロール類132が置かれているキャビネットに入り込んでいる。キャビネッ
ト128にはロック可能フロント・ドアを使用することが好ましい。マシン10
からのリード54、54Aも、キャビネットに入り込んでおり、そこでは、電気
回路上で動作するセンサとスイッチは回路の動作を制御し、AC電源からのAC
電力と停電と回復に応じて機能するようになっている。
いくつかの理由で、クラッチ124が機能を始める前に、エンジンを部分的に
始動させることが望ましい場合がある。クラッチ124が励磁されて、ベルト1
22によって非回転エンジン・シャフト118に連結されている非回転シャフト
124とクラッチが係合したとき、シャフト70はまだ高速で回転しているので
、クラッチ124とプーリが受けた大きな初期衝撃負荷がまだ残っている。さら
に、部分的に始動したエンジンは、フルスピードで稼働する前に若干の潤滑を行
なうことができる。部分的始動を行なうには、その電気モータに供給される12
V DC電源を使用して、従来型のエンジン・スタータを使用することができ、
その場合は、スタータは、クラッチ124を励磁する約3秒前に動作されること
になる。スタータ・モータへの12V DC電源は、マシン10のACモータを
使用すると即時に得ることができる。外部AC電源が停電し、センサがライン・
スイッチを動作させてAC電源からの電力リード54をカットオフすると、ステ
ータ50は、まだ回転中のロータの層82の磁極に応じて、AC電圧を発生する
ことを開始する。電源に停電が起こったとき、電気センサは、図5Aに概略
図で示すように、ステップダウン・トランスフォーマへの回路につながるリード
54に接続するように機能するようにプログラムされている。この場合、ステー
タ50の主巻線からのAC電圧はステップダウン・トランスフォーマの高電圧巻
線を通るので、低電圧巻線115Bから例えば、約12ボルトのAC電流が供給
される。この低電圧は整流器115Cで約12ボルトのDC電圧に整流されて、
整流器出力リード115Dに取り出される。このリードは、直流モータがエンジ
ン・スタータ・ギアに接続されている従来のエンジン・スタータに接続されてお
り、エンジン・スタータ・ギアは、公知のように、スプライン・シャフトを回転
させ、そのドライブ・ギアは遠心作用によってエンジン・シャフト側のピニオン
・ギアとかみ合うように働くので、エンジン・シャフトが回転する。エンジンが
毎分数百回転の速度まで達すると、自身の電力を受けて動作を開始する。この時
点で、エンジン・スタータ・ギアは自動的に後退するので、スタータ・モータは
回路115Dのスイッチでオフにすることができる。エンジンが動き始めて加速
していくと、スイッチ動作クラッチはクローズし、クラッチ124はまだ低速回
転しているギア・シャフトに全出力を伝えるので、ギア・シャフトはフルスピー
ドになるまで即時に加速していく。
AC定電源を使用するある種の電気機器では、図5のUPSシステムを使用す
ると利点があるが、非常に低リプルのDC(直流)電源が別に必要になる場合が
ある。この要求は、図5のUPSユニット内のマシン10のシャフト延長部73
の端部に、図6に示すような直流発生ユニット150を接続することにより満た
すことができる。このユニット150は、ボルトまたは類似手段によってシャフ
ト延長部73の端部に取り付けられたハブ・メンバ152を備えており、ハブ・
メンバは半径方向に突出したプレート 154を備え、このプレート は円筒ロー
タ・スリーブ156がその周囲に装着されている。ロータ・スリーブ156の内
面には、フェライトのように、磁化されると円周方向に連続して配列した多数の
N磁極とS磁極が得られる、磁化可能永久磁性材料からなる比較的均一な厚さの
層158が付着されている。この層158の露出内面は、シャフト73と同軸の
円筒形面になっている。ロータと協働するステータ・アセンブリは、円筒形のメ
タル・プレート 161をエンドベル20に接続することにより得られる。この
メ
タル・プレートには環状スリーブ160が取り付けられ、環状スリーブ160は
その内壁に届かない個所までスリーブ156に入り込んでいる。環状スリーブ1
60の外面にはステータ・コア162、例えば、スリーブ160の外面に固着さ
れた複数の積層接着電気スチール・ラミネート の環状リンクが取り付けられ、
ラミネート 積層の外面163のスロットはシャフト軸に対して平行に、あるい
は若干斜めになって走行しており、電気的主巻線164がスロット内に収められ
ている。これらのスロットには、図3に示す53Cと同じように、前述したよう
に動作可能な集中巻線を収容することも可能である。コア162の外面163と
層158の間には若干のクリアランスがある。ステータ・コアは単一の連続ラミ
ネート 積層にすることも、図示のように、間に空隙を置いた2つ(または3以
上)の別々の積層にしてコア積層間にスペーサを置くこともできる。コア間に空
隙があると、図2に示す各ステータ・コア50B、50C内の別々の集中巻線5
3C(図3)に類似した個別の集中巻線を各コア上に設けることが可能になる。
動作時に、集中巻線の一方の電流の位相が他方の電流の位相に対して変化すると
、ロータ上の磁化層の磁極も同じように変位するので、主巻線全体に発生する電
圧が変わることになる。ロータがステータ・コア162の周囲を回転すると、層
158の交互のN磁極とS磁極から数百ヘルツ・オーダの高周波数ACがステー
タ巻線164に発生し、この電流はリード165によって整流器アセンブリ16
6へ流れる。この整流器アセンブリは、スリーブ160の内面に取り付けられた
平坦な熱伝導リング168上に取り付けられた一連のダイオード167で構成す
ることができる。これらのダイオードは、ステータからの多相高周波数AC電流
から非常に低リプルの直流出力を発生し、2つまたは2の倍数のリード170は
電気的フィルタ171を通り、スリーブ160の外側を通って、エンドベル20
の周面に取り付けられた保護格納ケーシング174の外側に設けられた絶縁電気
端子ポスト172まで達している。ロータ部品154,156、サポート・スリ
ーブ160,161、外部ハウジング174およびフィルタ171の構造と相互
関係は、ダイオード167および巻線164からの電磁放射を大幅に減少するよ
うになっている。冷却フィン176はケーシング174の端に設けることができ
る。ダイオード167と巻線164から発生した熱はスリーブ160と
円形プレート 161を通してエンドベル20A上の冷却フィンへ伝えられる。
ファン90(図2)からダクト178を経由してエアをフィン上に通過させると
、さらに冷却を行うことができる。
本発明のダイナモエレクトリック・マシン10は、一方または両方のステータ
・ロータ・ペアが単相モータとして動作しているときは、顕著な特徴がある。単
相モータは非常に低い突入電流で、静止状態から容易に始動する。従来の単相誘
導モータは、始動時に全負荷稼働電流の6〜11倍の突入電流を必要とし、この
突入電流は非常に大きいので、重大なライン電圧降下を引き起こす可能性がある
ため、電力会社は約10馬力(7.5kW)以上の単相ACモータを単相電力ラ
インに設置することを認めていない。これに対して、本発明の単相モータは全電
圧始動電流が全負荷稼働電流の約2倍であるのが通常であり、これらのモータは
稼働効率も、公知のどの単相誘導モータよりもすぐれている。
本発明の汎用デュアル・ステータ・ロータ・ペア構造をもつ単相ACモータを
始動するには、2つの異なる回路構成を採用することができる。図7における図
7Aと7Bはこれらの2回路を示している。図7Aに示すように、単相AC電力
はコンダクタ・ライン300,302によって概略図で示すモータ304へ伝達
される。このモータはステータのスロットに配置された主巻線306,308,
310を備え、ACによって正しく励磁されたとき回転磁界を発生するようにな
っている。巻線306,310は、それぞれライン300,302から直接に単
相ACを受ける。単相AC電力をコア308に供給するために、ライン300か
らの単相ACはライン311によって動作キャパシタ(running capacitor)31
3の一方の端子へ伝達される。動作キャパシタ313の他方の端子はライン31
2によってモータの巻線308に接続されている。モータが動作しているとき、
動作キャパシタ313は、通常、巻線308に接続されている。ロータの静止状
態から十分に高いトルクでモータを始動するために、動作キャパシタ313より
も静電容量(ファラッド)が大きい(通常は、2倍から10倍の大きさになって
いる)始動キャパシタ(starting capacitor)316は、ライン311からの単相
ACを一方の端子から受け、このキャパシタの他方の端子はライン319によっ
てライン312に、次に巻線308に接続され、速度感応スイッチ318
がライン319に挿入されている。スイッチ318はモータが始動されるときク
ローズし、単相ACモータのロータがその同期速度の約70%〜90%までに達
するとオープンする。このようなオペレーションに適した速度感応電子スイッチ
が使用可能である。遠心スイッチをロータに使用することも可能である。このス
イッチは一定の速度になると、スプリングで調節されて回路をオープンするよう
になっている。モータの励磁巻線または集中巻線320は、コア50,50Aの
磁界と、ロータが集中巻線上を通過したときロータ上の磁化材層に発生した磁極
とによって励磁される。集中巻線320は、回路コントロール・スイッチ322
とチューニング・キャパシタ(tuning capacitor)324を含む独立の回路に置か
れている。スイッチ322はロータが同期速度の85%〜90%までに達すると
クローズする。これを受けて、集中巻線は磁化可能永久磁性材層を、N磁極とS
磁極のパターンに磁化し、これによりモータ・トルクが大幅に増加する。スイッ
チ322はモータが同期速度に達するとオープンする。
図7Bに概略図で示す回路は、集中巻線320への回路にキャパシタがない点
を除けば、図7Aの回路と基本的に同じである。後者の図では、単相ライン30
2からのリード322はスイッチ324の一方の端子に接続され、集中巻線32
0はスイッチの他方の端子に接続されている。集中巻線320の他方の端子は、
主巻線306の選択点に結合されているライン326を経由している。ライン3
26へ向う単相ACライン300からの電圧の位相とレベルは、主巻線306の
上記選択接点で調整される。電圧と位相は、巻線306,308,310の回転
磁界に反応したとき高トルクを発生する位置でロータ磁極を磁化するように選択
されている。ある種の場合に採用できる単相モータでは、他の公知の主巻線と始
動−動作キャパシタ構成を利用することが可能である。どの場合も、集中巻線は
基本的には図示のように接続されることになる。
ダイナモエレクトリック・マシン10を備えた単相ACモータを製造し、ステ
ータとロータの一方または両方のペアをモータとして動作させてテストした。こ
の単相ACモータからは、顕著な動作結果が得られた。図8は、代表的な従来の
市販されている単相公称12馬力(約9kW)ACモータ(業界で利用されてい
る)のパフォーマンスを、図2と図3に示す構成のマシン10などの、40馬
力(約30kW)モータの単相ACモータから得たデータと比較したグラフと表
を示したものである。
現在、商用12馬力モータは、静止状態から始動されたとき、60Hz230
V単相ラインから262アンペアを消費し、フルスピード時には、モータは12
馬力を発生し、消費電流は47アンペアであった。達成された最高効率は85%
であった。力率は、0.82であった。本発明に従って構成された単相モータ(
40馬力定格)は、240Vで240Aの始動電流が必要であった。全負荷のと
きの、その電気的効率は92%以上であり、力率は0.98〜1.0の範囲であ
った。これらの顕著な結果は、今日の電気業界で使用されている市販の単相AC
モータの結果よりも、すべての点ですぐれている。
本発明の単相モータの使用は、現在多くの分野で望まれている。これらのモー
タは始動電流が非常に低いので、本発明の単相モータを多くの応用で利用すると
利点が得られる、単相電力ラインは多数存在する。遠隔地の油井は、リモート・
コントロールまたは自動タイム・スイッチで単相モータを単相AC電源ラインに
接続すると、所望のインターバルでポンプで吸い上げることができる。汚水ポン
プ、灌漑井戸、およびゴルフコース散水用井戸などでは、高価なディーゼル・エ
ンジンに比べて、本発明の相対的に安価で、高効率、高信頼の単相ACモータを
利用可能な単相ACラインで使用することができる。さもなければ、位相コンバ
ータまたは3相AC電源ラインを必要とする3相モータの使用が現在要求されて
いる。多くの農場では、単相ACが利用可能であるが、必要とする大きなサイズ
の、高信頼の低始動電流単相モータがないために、現時点では、大型の電気モー
タを使用することができない。本発明の単相ACモータによると、利用可能な単
相電源ラインを使用して、これらの要求を容易にかつ効率的に処理することがで
きる。単相または3相電力をジェネレータからクリチカル(臨界)負荷へ供給し
ている間に、図2の設計構造のモータ部分を単相AC電源から動作できることも
多くの応用にとって非常に重要である。
一部の工業応用分野では、AC電力を負荷に供給するためにUPSシステムを
必要としているだけでなく、電源のAC電力が停電したあと中断することなく、
あるいはある期間の間、機能を続ける必要のある、モータ・ドライブによる機械
的クリチカル負荷も存在している。この二重の要求が必要になる分野としては、
ガスその他の燃料で点火するオーブンや乾燥システムがある。例えば、ガスはオ
ーブン内のバーナへ圧力下で供給されるので、エア供給ファンやエア・ブロワは
、オーブンの燃焼室内のバーナへ中断することなく、燃焼空気を安定して供給す
るように動作して、ガスを燃焼させなければならない。エア・ファンやブロワが
機能を停止し、未燃焼ガスが燃焼室に残ったり、燃焼室へ流れ続けていると、望
ましくない爆発性混合物が生成され、危険な事態が発生することになる。
図10は短期のUPSシステム200を示したもので、AC電源のAC電力が
そこからコンダクタ204を通ってコントロール・ユニット206(これは、A
C電力をリード208を経由して、ダイナモエレクトリック・マシン10を備え
たUPSシステム200へ供給する)へ流れるのを停止したあと、例えば、10
〜20秒の期間の間、機械的出力と電気的AC電力を電気的クリチカル負荷20
2へ供給することができるものである。マシン10のシャフト73は、例えば、
シャフト上のプーリを介してファンまたはブロアに接続され、ベルト・ドライブ
(図示せず)はファンまたはブロワに接続されたプーリに接続されている。AC
電源がコンダクタ204で中断すると、ダイナモエレクトリック・マシン10の
高回転慣性によりシャフト73は回転を続け、ファンまたはブロアは、数秒間の
間、エアを燃焼エリアへ送り込み続けるので、オーブンへ流れるガスの燃焼が保
証されることになる。ほとんどの場合、電力は、最低の許容速度に到達する前に
回復されるので、燃焼その他の処理は中断することなく継続される。この時間の
間は、クリチカル負荷202に関連するコントロールは電気的にサポートされる
ので、停電が10秒以上に続く場合は、炉への燃焼物質の流れを中止することが
でき、エア流は燃焼室を清浄することになる。
ダイナモエレクトリック・マシン10の両方のステータ・ロータ・ペアがデュ
アルACモータとして動作しているときは、ある種の回路構成を介して、いくつ
かの選択した方法でAC電源の電力をステータ巻線に供給すると、いくつかの動
作上の利点が得られる。そのような動作上の利点の1つは、モータ・ユニットを
静止状態から始動させ、フルスピードまで加速させるとき、突入始動電流を最小
限にする必要があるときに得られる。もう1つの重要な利点は、デュアル・モー
タ・マシン10が重負荷に接続されていて、負荷を始動し、フルスピードにもっ
ていくために高トルクが必要であるときに得られる。このような重負荷は、石炭
や岩石の粉砕機械で起こり、また、モータで動作するガスまたはエア・コンプレ
ッサが圧縮空気やガス・タンク内で高圧を受けて動作しているとき、およびドラ
イブ・モータを静止状態から始動させる必要があるときにも起こる。さらに、も
う1つの利点は、モータがフルスピードで動作しているとき入力力率を制御する
ことが重要であるときに得られる。
最初のケースでは、つまり、最低突入電流で動作する場合は、デュアル・モー
タ・ダイナモエレクトリック・モータ・ユニットは、最初にAC電力を一方のス
テータ・ロータ・ペアだけに供給すると、両方のステータ・ロータ・ペアが同時
に励磁されていれば、半分のレート で徐々にロータが加速していくことにより
始動される。これを行なう適当な回路は図11に示されている。この回路では、
例えば、電圧定格が208ボルトであるライン・コンダクタL,L2,L3を有
する3相ラインはACを両方のステータ50,50Aに供給している。この応用
例では、両方のステータは同じように巻き付けられ、各ステータは3つの主巻線
と少なくとも1つの集中巻線をもつ単一コアを備えている。始動時には、スイッ
チS1、S2、S3は開いているので、AC電圧はステータ50Aに印加されな
い。AC電源ラインへのメイン・ライン・スイッチ(図示せず)が閉じると、2
08ボルトのACがステータ50の3主巻線に供給され、回転磁界を発生するの
で、誘導とヒステリシス・トルクがロータに発生する。これらの始動条件では、
非常に低アンペアの突入電流がAC電源ラインから導入される。ロータはステー
タとロータの両方がAC電源で励磁される場合の通常レート の約半分で加速し
ていく。ロータ速度がフルスピードまたは同期速度の約75%に達すると、つま
り、入力が60Hz ACの2極モータではロータが2700RPMに達すると
、スイッチS1,S2,S3は閉じられるので、ステータ50Aの主巻線が励磁
される。ロータが同期速度の約85−90%に達すると、スイッチS4とS5は
閉じられるので、ステータの集中巻線は、前述したようにその関連磁化層に磁極
を発生し、それによって誘起されるトルクの増加と共に、ロータは急速に加速し
、そのフルスピードまたは同期速度に直ちに到達する。
デュアル・モータ・ユニット10を高負荷状態で始動させる必要があるときは
、図12に示す回路を使用すると、利点が得られる。図12Aはステータ50,
50Aへの回路を概略図で示したものであるが、ステータ50は3つの主巻線A
50,B50,C50を有し、ステータ50Aは3つの主巻線A50A,B50
A,C50Aを有している。ライン電圧が208ボルトのときは、主巻線の各々
は約80ボルト用に巻き付けられる。つまり、ステータの各ペアが図12Bに示
すように、デルタ回路構成で直列に接続されると、総電圧は約160ボルトにな
る。回路は、始動時に、3極スイッチが両ステータのすべての主巻線を結合する
と、図12Bのデルタ構成になるようになっている。この結果、通常よりも高い
電流がすべての主巻線を流れるので、この大きな回転磁界が両ロータの磁化層と
作用し合うことにより、非常に大きな始動トルク状態になり、この大きなトルク
は妥当な重負荷に対してロータを動かすことになる。始動または突入電流は必然
的に通常より大きくなるが、それでも、これは同一定格の従来のかご型誘導モー
タよりもはるかに小さくなっている。ロータは加速し、一定の速度まで達すると
(これは、同期速度の約90%〜100%の範囲に設定できる)、主巻線へのラ
インに対する3極スイッチが動作して別の位置になるので、図12Cに示すY構
成の主巻線が接続され、デュアルACモータは通常のトルク状態で動作すること
になる。ロータがそのフル動作速度の約85%〜90%に達すると、両ステータ
の集中巻線51,52は主巻線のACと同じ周波数の単相ACで励磁されるので
、磁化層82,82Aは、主巻線の回転磁界と強く反応し合う磁極パターンに磁
化され、ロータは急速に加速して同期速度に到達する。どのような特性が必要で
あるかに応じて、集中巻線51、52は、図7または図7Aに示す巻線320と
同じように結線することが可能である。Y結線で接続され、主巻線が必要とする
電圧用に巻き付けられていると、モータは、フルスピードにあるとき、この公称
208ボルトを基準にして270ボルトのライン電圧で、力率1で動作すること
ができる。電圧が低くなると、モータは進み力率(1eading power factor)で動
作することができる。この後者の場合は、モータは電力会社の電力ラインを利用
すると、従来の誘導モータなどの負荷が原因で起こる、電力会社電力ラインの遅
れ力率(lagging power factor)を補償することができるという利点
が得られる。さらに、集中巻線の1つの位相を、ステータの他の集中巻線のいず
れかの位相に対して変化させると、ステータの主巻線によって生じるトータル逆
EMF(起電力)が修正されることになる。この結果、モータの入力力率を、種
々の動作条件に合致するように調整できるという利点が得られる。
通常、マシン10のモータ・ステータの一方または両方の集中巻線は、ロータ
が同期速度に到達するまでは、モータの始動時にだけ単相ACが供給される。同
期速度に到達すると、集中巻線への単相ACの供給は、図7に示すその回路を開
くことにより中止され、スイッチ322が開き、図11に示すように、スイッチ
S4、S5が開く。集中巻線への回路のこれらのスイッチは、同期速度に到達し
たとき動作するセンサによって制御される。しかし、集中巻線へのスイッチを一
定の間隔で閉じて、単相ACを供給することが望ましい場合がある。そのように
すると、ロータ磁界を補正したり、「ハンチング」または動揺するロータ・スピ
ードを解消したあとで、ロータを同期速度に戻すことが可能になる。このように
時間間隔を置いた集中巻線の再励磁が必要になるのは、1秒そこそこの短時間の
間だけである。
図11と図12に示す回路とその用途の詳細説明は、デュアルACモータ構成
を動作するための3相AC電源に限られていた。しかし、両ステータの主巻線に
単相ACを供給するときも、同じような利点が得られる。図7に示す回路はその
ような単相モータを動作するときに使用することができる。市販されているY−
デルタ・スタータは、単相モータ巻線用のデルタ−Yスイッチング構成に使用す
ることができる。
図2に示すダイナモエレクトリック・マシンの構造を検討すれば、この分野の
精通者に自明であるように、図9に示すように一方のステータ・ロータ・ペア2
50だけを使用してマシンを構築することができる。これは、低定格の小型マシ
ンが必要である場合にも応用可能であるが、図2に示したデュアル・ステータ・
ロータ構造から得られる、上述した重要な利点のいくつかは失われることになる
。
【手続補正書】特許法第184条の7第1項
【提出日】1995年11月15日
【補正内容】
請求の範囲
1.電気的に絶縁されたデュアル・ステータと、各々がステータの各々用である
2つの独立した電気的ロータ・エレメントをもつ単一ロータ・アセンブリとを備
えた汎用ダイナモエレクトリック・マシンであって、2つの電気ロータ・エレメ
ントはシャフト上に取り付けられた単一ドライブ・プレート・メンバに固着され
ており、デュアル・ステータとその電気的ロータ・エレメントは一緒になってA
Cモータとして、あるいは電気的ACジェネレータとして、あるいはACモータ
・ジェネレータとして動作することが可能であるものにおいて、
a)その一端から他端までに達している円滑面の内部円筒形の内側ボアをもつ
ソリッド・メタルの外側ケーシングであって、円筒形の内側ボアとその端部の壁
は格納ハウジングを形成しているものと、
b)2つの独立した環状リング形状のステータであって、各ステータはボアの
内端でケーシング壁に取り付けられ、かつ支持されている1つの内端をもち、各
ステータに発生した熱がケーシングの壁へ流れるようになっており、各ステータ
は内端から内側に向かって円筒ボアに入り込むと共に、その両端間に軸方向に分
離スペースを置いて相互に向き合うようになっている端をもち、各ステータは軸
方向にそこを通り抜ける中央開口をもち、各ステータは低損失磁性材料の環状コ
アをもち、該環状コアはボア軸と同軸で、その表面に軸方向に配置されたスロッ
トをもち、該スロットの大部分に主電気巻線を有する外側円筒面をもち、少なく
とも1つのコアは少なくとも1つのペアの隣接スロットを含んでおり、該ペアの
隣接スロットに集中巻線が入っており、主巻線と集中巻線へのリードはケーシン
グ壁を通り抜けており、集中巻線はそのリードを介してコントロール・スイッチ
により単相AC電源に接続可能であり、主巻線へのリードはAC電源または負荷
のどちらかに接続可能であり、主巻線はAC電流によって励磁されたとき回転磁
界を発生するようにコア・スロットに配置されているものと、
c)円筒ボア内に同軸に配置され、ボアの一端から他端までに達しているロー
タ・シャフトと、ロータ・シャフトを回転可能に支持するベアリングであって該
ベアリングはボアの両端でケーシング壁に取り付けられており、シャフトの少な
くとも一端はケーシングの外部までに届いており、ロータ・シャフトはその間に
クリアランスを置いて、両方のステータ・コアの軸方向の中央開口を通り抜けて
いるものと、シャフトに取り付けられ、ステータ間に軸方向に分離スペースを置
いて外側に半径方向に突出しいる円形メタル・ドライブ・プレート・メンバであ
って、該ドライブ・プレート・メンバはケーシングの円筒形内側ボアに近接して
、その間にクリアランス・スペースが置かれている外周面をもつものと、2つの
円筒形スリーブであって、一方のスリーブはケーシングの内側ボアとスリーブの
外面間に若干のクリアランス・スペースを置いて、ドライブ・プレート・メンバ
の周面の各サイドに取り付けられているものとを備えたロータ・アセンブリであ
って、各スリーブはステータ・コアの一方の全体にわたって取り囲んでおり、各
スリーブの内面には、低保磁力磁性材料の環状円筒形の層が付着され、各層は円
筒形状の表面をもち、その上に、その間に若干の回転クリアランスを置いて、隣
接ステータ・コアの円筒状外面とほぼ同じ広がりをもって、密接して平行になっ
ている、最も内側の露出円筒状表面をもつ磁化可能永久磁性材料の層が付着され
、ステータの各々は、円形メタル・ドライブ・プレート、円筒スリーブおよびシ
ャフトのアセンブリによって他方のステータから電気的および磁気的に絶縁され
ており、該アセンブリは高回転慣性のボディを備えているものとを装備し、
d)この汎用ダイナモエレクトリック・マシンにおいて、ステータ・コアの一
方または両方とその隣接ロータは、
(1)主巻線へのリードがAC電源に接続されて、ステータに回転磁界を発生し
、集中巻線へのリードがAC電源と同じ周波数の単相AC電源に接続されている
ときACモータとして動作し、集中巻線を流れるAC電流は集中巻線が置かれて
いる隣接スロット間のコア部分を強力に磁化するのに十分になっており、集中巻
線に近接して回転する磁化可能永久磁性材料の層を磁化するのに十分な強さのN
極とS極が交互になるように、交互の連続するN磁極とS磁極を発生し、これら
の磁極は隣接ステータの回転磁界と反応して、ロータを静止状態から即時に同期
速度または同期回転速度以下の速度に到達させてその速度に維持させ、あるいは
、
(2)ステータの一方または両方とその関連ロータは、集中巻線へのリードが制
御可能なスイッチを介して負荷に必要な同じ周波数の単相AC電源に接続されて
いるときはACジェネレータとして動作し、集中巻線には、隣接スロット間のス
タータ・コア部分を磁化するのに十分な強さの単相AC電流が供給され、集中巻
線に近接して回転するロータ上の磁化可能材料の層を磁化するのに十分な強さの
N磁極とS磁極が交互になるように、交互の連続するN磁極とS磁極を発生し、
ロータが回転しているとき、励磁巻線のそれと同じ周波数のAC電源をステータ
の主電気巻線に発生し、AC電源はリードによってこれらの巻線から負荷へ伝え
られ、
(3)このマシンはモータ・ジェネレータとして動作可能であり、一方のステー
タ・ロータ・ペアは他方のステータ・ロータ・ペアのロータを駆動してACジェ
ネレータとして動作させるACモータとして動作し、ロータ・アセンブリの高回
転慣性は、モータ・ステータへの外部AC電源が中断したとき、ACジェネレー
タ・ペアが所望の周波数のACを負荷のために長時間にわたって発生できるよう
にしたことを特徴とする汎用ダイナモエレクトリック・マシン。
2.請求項1に記載の汎用ダイナモエレクトリック・マシンにおいて、一方の端
から他方の端までに達する円滑面の円筒形の内側ボアを備えたソリッド・メタル
の外側ケーシングは、中央開口をもち、ケーシングの各端に取り付けられて格納
ハウジングを形成するエンドベルを備え、2つのリング形状の独立したステータ
は各々がエンドベルに固着されて支持され、各ステータはケーシングに入り込ん
でおり、各ステータ・コアは軸方向に中央開口をもつリング形状のステータ・サ
ポート上に固定装着されており、リング形状サポートの外面はそのエンドベルの
内面と合致してエンドベルに固着されて、ステータ・コアから熱がステータ・サ
ポートを通り抜けてエンドベルに達し易くし、エンドベルの開口、ステータ・サ
ポートの軸方向の開口およびステータの中央開口はほぼ同軸であり、環状ベアリ
ングはステータ・サポートの軸方向の中央開口の内部内に置かれ、そのアウタレ
ースはエンドベルに固着され、ステータ・サポートにはめ込まれた取外し可能ベ
アリング押えメンバ内に置かれ、ロータ・アセンブリは、ステータ・サポート
内の取外し可能押えメンバに取り付けられた環状ベアリングにその各端が支持さ
れ得いる回転可能シャフトを備え、シャフトは一方の端から他方の端まで達して
おり、少なくとも一方のシャフト端はベアリングを通ってエンドベルの外部から
突出し、ベアリング間のシャフトの外面はステータ・サポートの円形内側部分か
ら一定のクリアランス距離だけ間隔が置かれた第1セクションを含み、シャフト
の後続部分はステータの中央開口を通り抜け、ステータを分離する軸方向のスペ
ースには、高回転慣性をもつロータ・コンポーネントがシャフトに取り付けられ
ており、これらの高回転慣性コンポーネントは、半径方向に突出したメタル・ド
ライブ・プレート・メンバからなり、その周面はその間に若干のクリアランス・
スペースを置いてケーシングの内側ボアまで達しており、2つの円筒形スリーブ
は、スリーブの外面とケーシングの内側ボア間に若干の回転クリアランス・スペ
ースを保つように、各々がメタル・ドライブ・プレート・メンバの周面の各サイ
ドに固定結合されており、前記クリアランスはシャフトとステータ・サポートの
ショルダ間のクリアランスよりも若干大きくなっていることを特徴とする汎用ダ
イナモエレクトリック・マシン。
3.請求項2に記載の汎用ダイナモエレクトリック・マシンにおいて、ステータ
・サポートは、エンドベルの開口に隣接するエンドベルの内面に密接に合致する
比較的大きな外端面をもつ中空スピンドルを備え、該中空スピンドルは、合致す
る面が緊密に接触するようにエンドベルに取り付けられて、熱がスピンドルから
エンドベルへ容易に流れるようになっており、スピンドルの中空はそこを通り抜
けて内端まで達する円筒形状になっており、両スピンドルの内端は相互に同軸で
スペースによって分離されており、ステータ・コアは、スピンドルの大径内面と
緊密に接触する外面と、スピンドルの小径と緊密に接触するリング形状のステー
タの開口がコアを通り抜けるようにスピンドル上に装着されて、サポートを行う
と共に、熱がステータからスピンドルへ良好に流れるようにしており、スピンド
ルはそこに取り付けられ、ステータ・コアをそこに確実に保持する押え手段を備
え、エンドベルに隣接するスピンドル中空の部分は取外し可能ベアリング押えメ
ンバを収めており、そこにベアリングのレースが置かれて定位置に保持され
ており、ステータの外面はスピンドルの円形中空と同軸になっていることを特徴
とする汎用ダイナモエレクトリック・マシン。
4.請求項1に記載の汎用ダイナモエレクトリック・マシンにおいて、各ステー
タ・ロータ・グループの一方または両方のペアはACジェネレータとして機能す
るものにおいて、ACを発生する該ステータ・コア・アセンブリは2つの別々の
セクションからなり、一方のセクションは他方のセクションよりも軸方向に広幅
になっており、セクション間は軸方向のスペースが置かれており、スロットは同
じ主巻線が両方のコア・セクションのスロットを通過するように中心合わせされ
ており、磁化可能永久磁性材料からなる別の層は各ステータ・セクションと半径
方向に同じ広がりをもち、各セクションには別の集中巻線があり、異なる位相シ
フトされた単相ACは一方のセクションの集中巻線の1つを通過し、同じ周波数
の単相ACは他方の集中巻線を通過することにより、各集中巻線が磁極パターン
をその隣接層に発生することを可能にし、該磁極パターンを他方の層のパターン
からシフトすると、主巻線に発生したAC電圧が制御または変更されるようにし
たことを特徴とする汎用ダイナモエレクトリック・マシンの改良。
5.請求項2に記載のダイナモエレクトリック・マシンにおいて、エンドベルの
壁から突出した一方のシャフト端には、シャフトと一緒に回転可能で、シャフト
と同軸になっていて、ケーシング側に内側に突出した低保磁力磁性材料の円筒形
シェルがその周面に取り付けられた、比較的大径の円形プレートを備えたDCジ
ェネレータ・コンポーネントが取り付けられており、磁化可能永久磁性材料の層
がシェルの内壁に付着され、該層はシャフトと同軸の露出円筒面を有し、結合さ
れた円形プレートと円筒シェルと磁性材料の付着層は電気ジェネレータのロータ
を構成し、ステータはケーシング端壁に固着され、円形プレートに届かない個所
までロータ・シェル内に突入している小径円筒プレートでなるこのロータと磁気
的に作用し合い、小径シェルの円筒形外面は低保磁力で、低電気的および磁気損
失磁性材料のスロット付きステータ・コアが固着されており、該ステータ・コア
はロータ上の磁化材料層の近くまで達し、その間に回転クリアランス・スペー
スを残してその層とほぼ同じ広がりをもち、電気巻線はステータ・コアの該外面
上の層に配置されて、ロータ上の磁化永久磁性材料層がステータの周囲を回転し
たときAC電圧を発生するようになっており、シュラウド・メンバはハウジング
に取り付けられてロータとステータを格納し、小径シェルの内壁とシャフト間は
環状スペースが置かれ、このスペースには、シェルの壁に取り付けられた電気的
整流エレメントと電気的フィルタ・エレメントが配置され、ステータ巻線から電
気的整流エレメントとフィルタ・エレメントへのリードは整流された直流電流を
発生することを可能にし、整流手段とフィルタ手段からの電気リードはシュラウ
ド壁を通り抜けて整流された電流を負荷へ伝達し、フィルタ・エレメント、小径
円形シェル、円形プレートおよび外側円形シェルは電気的および磁気的シールド
となって、整流器および巻線によって発生した電磁放射の漏れを制限するように
したことを特徴とするダイナモエレクトリック・マシン。
6.請求項5に記載のダイナモエレクトリック・マシンにおいて、DCジェネレ
ータ・コンポーネントのステータのスロットには、集中巻線と、単相ACを集中
巻線へ供給するリードとが収められており、集中巻線は、回転して集中巻線を通
過するとき、磁化可能磁性材料の層にN磁極とS磁極のパターンを発生できるこ
とを特徴とするダイナモエレクトリック・マシン。
7.停電および電圧と周波数変動の影響を受けるAC電源からACの入力を受け
るUPSシステムであって、該UPSシステムは無停電の制御可能AC電圧と周
波数を負荷に供給する機能を備え、該UPSシステムは請求項1に記載のダイナ
モエレクトリック・マシンを装備してものにおいて、一方のステータとその関連
ロータは、主巻線へのリードが、AC電源からの使用可能なACの流れに感応す
るセンサによって動作可能なスイッチをもつ回路を通してAC電源に接続され、
その集中巻線のリードが、制御可能スイッチを通してAC電源の同じ周波数の単
相ACに接続されているときは、ACモータとして動作し、他方のステータ・ロ
ータ・ユニットの方はACジェネレータとして機能し、集中巻線からのリードは
、制御可能スイッチを通して、負荷に必要な周波数の単相AC電源に接続され
ており、主巻線はその出力リードが負荷に接続されており、さらに、
a)ダイナモエレクトリック・マシンのハウジングはベース上に架設され、そ
こに接続されたクラッチ手段をもつ結合手段は、エンドベルの外側に突出したシ
ャフトの一端側に取り付けられており、クラッチのコントロール手段は、電源か
らの使用可能なAC電力を利用してモータを動作している間は、シャフト端を結
合手段から切り離すように動作可能であり、スイッチ手段はACモータへのリー
ドに動作可能に接続されており、モータへのリードのACの流れに感応する電気
センサ手段は、停電または他の障害が電源のACの流れに起こったとき、リード
のACの流れを中断するように、最後に挙げたスイッチ手段を急速に動作させる
働きをし、
b)エンジンもベース上に架設され、該エンジンはエンジンの始動と所望の速
度までのエンジンの加速を可能にするコントロール手段を備え、該エンジンは結
合手段に接続可能である出力シャフトをもち、該出力シャフトは、クラッチ手段
がアクチュエートされたときモータ・ジェネレータからのシャフトによってドラ
イブ可能になっており、
c)電気センサ・コントロール手段は、電源に接続されたリードのACに障害
または停電が起こり、モータへの使用可能なACの流れが中断したとき機能して
、エンジン・コントロールを励磁するのと同時にクラッチを作動させてエンジン
・シャフトが動作可能にモータ・ジェネレータ・シャフトに結合されるようにし
、これにより、モータ・ジェネレータ・ロータの回転エネルギはシャフトに伝達
され、エンジンを即時に回転させことにより、エンジンは始動し、フル動作速度
まで急速に加速し、ジェネレータを通常速度にして、エンジン始動に先立つ期間
だけでなく、エンジン始動時の期間にも、所望電圧と周波数のACを発生し続け
るようにし、コントロール手段は、電源の正常ACが回復したときも機能して、
エンジン・シャフトを切り離し、エンジンをオフにすると同時に、モータへのリ
ードをAC電源に再接続するようにクラッチと結合手段を動作させ、所望電圧と
周波数のACが負荷へ流れるのを中断することなく、システムは電気バッテリな
しで動作できることを特徴とするUPSシステム。
8.請求項7に記載のUPSシステムにおいて、格納体はモータ・ジェネレータ
およびエンジンを取り囲んで保護し、該格納体はモータ・ジェネレータからの加
熱エアをエンジン上を通過させて、エンジンを所望温度に保ち、即時の始動とフ
ルスピードへの急速加速を可能にする手段を備えていることを特徴とするUPS
システム。
9.請求項7に記載のUPSシステムにおいて、比較的低電圧の直流スタータと
関連のギア・ユニットを備えたエンジン・スタータは、エンジン・シャフトに連
結され、該ユニットは、直流電流がスタータ・モータ、AC−DC整流器を含む
電気回路、ステップダウン・トランスフォーマに供給されたとき動作可能であり
、ステップダウン・トランスフォーマの低電圧巻線は整流器をもつ回路内にあり
、その高電圧巻線はダイナモエレクトリック・マシンのACモータの主巻線と共
に電気的に動作可能なスイッチを含む回路内にあり、該スイッチは、電源からモ
ータへのAC電流の流れが中断していないで、障害が生じていない間は開いてお
り、しかし、モータ・ロータがまだ高速で回転している間に、モータへの該スイ
ッチ手段が動作して、AC電源へのモータ・リードを切り離すと、モータ・ロー
タの主巻線は、電源からモータへのAC電力が切り離されたあとACを発生し、
約2秒から5秒の一定の遅延時間が経過すると、電気的に動作可能なスイッチは
閉じるので、モータの主巻線からのAC電力はステップダウン・トランスフォー
マへ伝えられ、トランスフォーマから発生した低電圧ACは直流に整流されてス
タータ・モータに伝えられると、スタータ・モータは自動的にスタータ・シャフ
トのクランクを回してエンジンを始動させることを特徴とするUPSシステムの
改良。
10.請求項7に記載のUPSシステムにおいて、電気的コントロール手段はタ
イミング手段を含んでおり、該タイミング手段は、AC電源からの使用可能なA
C電力が中断してから、エンジン・コントロールを励磁しクラッチを作動させる
までの一定の時間期間にセットすることができ、この一定時間期間の間に、電源
からの使用可能な電力が回復したときスイッチを閉じて前記使用可能なACの
流れがモータに戻るように機能し、ロータの回転慣性により、エンジンが始動さ
れていない間に、所望電圧と周波数のACが前記一定時間期間の間に連続的にか
つ中断することなく供給されるようにしたことを特徴とするUPSシステム。
11.請求項1に記載の汎用ダイナモエレクトリック・マシンにおいて、両ステ
ータとその関連電気ロータは、ステータの各々の主巻線がAC電源からACを受
けるときはデュアルACモータとして機能するものにおいて、電気回路はAC電
源と各ステータの主巻線に接続可能であり、各ステータの主巻線は、AC電源で
励磁され、関連のロータの磁化可能磁性材料の層と反応したとき回転磁界を発生
してロータの回転を始動し、該電気回路は一方のステータへ向かう部分にスイッ
チ手段と、ロータが静止状態から始動されるとき該スイッチ手段を開く手段を含
み、マシンの始動時に該回路がAC電源に接続されると、一方のスタータだけが
電源からACを受けて、非常に低い突入始動電流がマシンに流れ込んでロータが
その通常フルスピードの約75%に達するまで加速するようにし、その速度に達
すると、回路内のスイッチ手段は閉じ、電源からのAC電力が他方のステータに
も供給され、ロータがフルスピードの約85%〜90%に達すると、単相ACが
両ステータの集中巻線に供給されるので、集中巻線は移動中の両ステータの磁化
可能磁性材料層をN磁極とS磁極のパターンに磁化し、この磁極パターンは両ス
テータの回転磁界と強く反応するので、ロータは急速に同期速度まで加速してい
き、同期速度に達すると、集中巻線へのAC電源が切り離されて、マシンのステ
ータの突入電流は前記始動時に、常時低レベルに保たれるようにしたことを特徴
とする汎用ダイナモエレクトリック・マシンの改良。
12.請求項1に記載のダイナモ・エレクトリック・マシンにおいて、ステータ
とその関連ロータの両ペアがACモータとして機能するものにおいて、両ステー
タの主巻線は各々がAC電源からのライン電圧の50%〜70%がそこに印加さ
れるように巻き付けられて、直列に接続されており、集中巻線の単相ACの位相
を、他方のステータの集中巻線へ向かう単相ACの位相に対して変化させること
により、直列のステータ巻線から発生する逆起電力を、従ってフルスピードで動
作しているときのモータの力率を変化させるようにしたことを特徴とするダイナ
モエレクトリック・マシン。
13.請求項1に記載のダイナモエレクトリック・マシンにおいて、第1ステー
タはAC電源に接続され、第2ステータは、負荷に接続されているものにおいて
、第1ステータの主巻線へのリードへの回路にスイッチが介装され、AC電源か
らの使用可能なACが失われると即時にスイッチを動作させて、障害を起こした
AC電源から回路を切り離すための手段が設けられ、第1ステータからのリード
は、機能を続けるようにダイナモエレクトリック・マシンの近くに置かれている
照明および補助電気機器へ、第2ステータによって負荷に供給されているAC電
力と同時に、AC電力を供給することができる電気回路に接続されていることを
特徴とするダイナモエレクトリック・マシン。
14.請求項1に記載のダイナモエレクトリック・マシンにおいて、ステータ・
ロータの両ペアはモータとして動作しており、ステータの主巻線は直列に接続さ
れているものにおいて、ステータの集中巻線は各々が、一方の集中巻線の単相A
Cの位相を、他方の集中巻線のACの位相に対してシフトすることにより、一方
の磁気層のN磁極とS磁極が他方の磁気層の磁極に対してシフトさせ、これによ
り、発生した逆EMFを同じ主巻線で変化させ、これによりダイナモエレクトリ
ック・マシン10の入力力率を改善する手段に接続された電気回路内に置かれて
いることを特徴とするダイナモエレクトリック・マシンの改良。
15.請求項1に記載の汎用ダイナモエレクトリック・マシンにおいて、両方の
ステータとその関連電気ロータは、ステータの各々の主巻線がAC電源からAC
を受けているときデュアルACモータとして機能しており、各主巻線は主巻線が
直列に接続されているとき電源電圧の60%〜70%に相当する電源で動作する
ように設計されているものにおいて、重負荷での静止状態からの始動時にマシン
から非常に高いトルクを発生するようにした改良であって、AC電源と各ステー
タの主巻線に接続可能な電気回路を備え、主巻線はACで励磁されたとき、その
関連ロータの磁化可能磁性材料層と反応する回転磁界を各ステータに発生して、
ロータの回転を引き起こし、前記電気回路は、一方のステータの主巻線の各々を
他方のステータの対応する主巻線に直列に接続する手段と、直列に接続された両
ステータの主巻線間がデルタ結線されるようにこれらの巻線を接続し、これによ
り主巻線に高電流の流れを発生し、もってロータに強力なトルクを発生し、比較
的強力な加速が得られるようにするスイッチ手段とをもち、ロータ速度があらか
じめ決めた速度に達したときは、両ステータの直列接続の主巻線をY結線に接続
し、ロータがその同期速度の約85%〜90%に達したときは、主巻線に供給さ
れているのと同じ周波数の単相ACで両ステータの集中巻線を励磁して、その関
連する移動中のロータ上の磁化可能磁性材料層を、主巻線の回転磁界と強く反応
するN磁極とS磁極のパターンに磁化してロータを同期速度まで加速するように
動作することが可能な手段が回路に設けられていることを特徴とする汎用ダイナ
モエレクトリック・マシンの改良。
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【要約の続き】
A)に接続している。