JPH0950162A - 画像形成方法 - Google Patents
画像形成方法Info
- Publication number
- JPH0950162A JPH0950162A JP7202321A JP20232195A JPH0950162A JP H0950162 A JPH0950162 A JP H0950162A JP 7202321 A JP7202321 A JP 7202321A JP 20232195 A JP20232195 A JP 20232195A JP H0950162 A JPH0950162 A JP H0950162A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toner
- developer
- equation
- image
- mixed
- Prior art date
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- Dry Development In Electrophotography (AREA)
- Color Electrophotography (AREA)
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 現像剤へ混入したトナーを分離除去して、鮮
明な2色画像を形成する。 【構成】 第1の現像剤の第1トナーは、第2現像剤中
へ混入したときに第2トナーと逆極性に帯電するものを
使用し、また、第2現像剤の混合比を所定値に設定し
て、第2現像剤から第1トナーを電気的に分離できるよ
うにする。第2現像剤に混入した第1トナーを確実に分
離除去して混色が少ない2色画像を形成する。
明な2色画像を形成する。 【構成】 第1の現像剤の第1トナーは、第2現像剤中
へ混入したときに第2トナーと逆極性に帯電するものを
使用し、また、第2現像剤の混合比を所定値に設定し
て、第2現像剤から第1トナーを電気的に分離できるよ
うにする。第2現像剤に混入した第1トナーを確実に分
離除去して混色が少ない2色画像を形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真法による画像
形成方法に係り、特に2色現像に好適な画像形成方法に
関する。
形成方法に係り、特に2色現像に好適な画像形成方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】トナーとキャリアからなる2成分現像剤
を用い、感光体に対して帯電,露光,現像を反復して2
色のトナー像を形成する電子写真装置がある。この電子
写真装置は、第1のトナー像が形成された感光体上に第
2のトナー像を形成するときに該感光体上に第2の現像
剤を作用させて現像工程を実施すると、感光体上に形成
されている第1のトナー像を第2の現像剤が掻き取って
しまい、第1のトナーが第2の現像剤中に混入し、第2
の現像によって形成される第2のトナー像には混入した
第1のトナーによる混色が発生する。そして、第2の現
像剤中に混入した第1のトナーは該第2の現像剤中に蓄
積され、その量は経時的に増加していくので、第2のト
ナー像は次第に混色の度合が増加し、鮮明な2色のトナ
ー像を形成することができなくなるという問題がある。
を用い、感光体に対して帯電,露光,現像を反復して2
色のトナー像を形成する電子写真装置がある。この電子
写真装置は、第1のトナー像が形成された感光体上に第
2のトナー像を形成するときに該感光体上に第2の現像
剤を作用させて現像工程を実施すると、感光体上に形成
されている第1のトナー像を第2の現像剤が掻き取って
しまい、第1のトナーが第2の現像剤中に混入し、第2
の現像によって形成される第2のトナー像には混入した
第1のトナーによる混色が発生する。そして、第2の現
像剤中に混入した第1のトナーは該第2の現像剤中に蓄
積され、その量は経時的に増加していくので、第2のト
ナー像は次第に混色の度合が増加し、鮮明な2色のトナ
ー像を形成することができなくなるという問題がある。
【0003】この問題を解決する方法として、特公昭6
3−56542号公報では、第1の現像剤のトナー濃度
を第2の現像剤のトナー濃度よりも小さくし、第1の現
像剤のトナーの帯電量を第2の現像剤のトナーの帯電量
よりも大きくすることにより、感光ドラムに対する第1
のトナーの付着力を大きくし、更に第2の現像剤のキャ
リアとトナーの付着力を小さくして、第2の現像剤によ
る現像時に第1のトナーが感光ドラムから剥離して第2
の現像剤に混入するのを防止し、混色の発生を低減する
ようにすることを提案している。
3−56542号公報では、第1の現像剤のトナー濃度
を第2の現像剤のトナー濃度よりも小さくし、第1の現
像剤のトナーの帯電量を第2の現像剤のトナーの帯電量
よりも大きくすることにより、感光ドラムに対する第1
のトナーの付着力を大きくし、更に第2の現像剤のキャ
リアとトナーの付着力を小さくして、第2の現像剤によ
る現像時に第1のトナーが感光ドラムから剥離して第2
の現像剤に混入するのを防止し、混色の発生を低減する
ようにすることを提案している。
【0004】また、特公平4−1907号公報には、混
色を低減するための別の方法を開示している。この方法
は、第1のトナー像と第2のトナー像を形成するときに
は第1のトナーと第2のトナーは同じ極性に帯電してい
るが、第1のトナーが第2の現像剤中に混入したときは
該混入した第1のトナーは帯電量が零近傍から第2のト
ナーの帯電極性に対し逆極性となるようにしている。そ
して、帯電量が零近傍のトナーを空気流によって第2の
現像装置から除去したり、第2のトナーと逆極性のトナ
ーを電気的に分離して除去するようにしている。また、
特公昭63−56543号公報に開示された他の方法
は、第2のトナーと逆極性になった第1のトナーを感光
ドラム表面上における電荷の残存している領域に付着さ
せることによって、第2の現像剤に混入した第1のトナ
ーを除去することを提案している。これらの例では、第
1のトナーとして第2の現像剤との摩擦帯電によって帯
電極性が反転するような材料を用いる必要があるが、こ
のような材料として第2のトナーと第2のキャリアを組
み合わせたときの帯電量が、第1のトナーと第2のキャ
リアを組み合わせたときの帯電量より大きくなる材料を
選んでいた。しかし、第2のキャリアとの組み合せで、
第2のトナーの帯電量が第1のトナーの帯電量より大き
いにも関わらず、逆に、第2のトナーの帯電極性が反転
してしまう現象が発生して所期の作用効果が得られない
ことがあった。
色を低減するための別の方法を開示している。この方法
は、第1のトナー像と第2のトナー像を形成するときに
は第1のトナーと第2のトナーは同じ極性に帯電してい
るが、第1のトナーが第2の現像剤中に混入したときは
該混入した第1のトナーは帯電量が零近傍から第2のト
ナーの帯電極性に対し逆極性となるようにしている。そ
して、帯電量が零近傍のトナーを空気流によって第2の
現像装置から除去したり、第2のトナーと逆極性のトナ
ーを電気的に分離して除去するようにしている。また、
特公昭63−56543号公報に開示された他の方法
は、第2のトナーと逆極性になった第1のトナーを感光
ドラム表面上における電荷の残存している領域に付着さ
せることによって、第2の現像剤に混入した第1のトナ
ーを除去することを提案している。これらの例では、第
1のトナーとして第2の現像剤との摩擦帯電によって帯
電極性が反転するような材料を用いる必要があるが、こ
のような材料として第2のトナーと第2のキャリアを組
み合わせたときの帯電量が、第1のトナーと第2のキャ
リアを組み合わせたときの帯電量より大きくなる材料を
選んでいた。しかし、第2のキャリアとの組み合せで、
第2のトナーの帯電量が第1のトナーの帯電量より大き
いにも関わらず、逆に、第2のトナーの帯電極性が反転
してしまう現象が発生して所期の作用効果が得られない
ことがあった。
【0005】以上の従来例は、第1及び第2のトナー像
の形成が反転現像−反転現像または正規現像−正規現像
で、同じ帯電極性の2種類のトナーを用いる場合であ
る。
の形成が反転現像−反転現像または正規現像−正規現像
で、同じ帯電極性の2種類のトナーを用いる場合であ
る。
【0006】一方、第1のトナー及び第2のトナーとし
て互いに異なる帯電極性のトナーを用いる場合の混色防
止方法が、特開昭59−214049号公報や特開昭6
3−292161号公報に開示されている。この方法
は、第2の現像剤のキャリアが摩擦帯電列上で第1のト
ナーと第2のトナーの間になるような現像剤を用いてい
る。これによって、第2の現像剤に第1のトナーが混入
してもその帯電極性が反転しないので電気的に分離で
き、また、第2の現像剤に混入しにくくなるというもの
である。
て互いに異なる帯電極性のトナーを用いる場合の混色防
止方法が、特開昭59−214049号公報や特開昭6
3−292161号公報に開示されている。この方法
は、第2の現像剤のキャリアが摩擦帯電列上で第1のト
ナーと第2のトナーの間になるような現像剤を用いてい
る。これによって、第2の現像剤に第1のトナーが混入
してもその帯電極性が反転しないので電気的に分離で
き、また、第2の現像剤に混入しにくくなるというもの
である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、第2
の現像剤中に混入した第1のトナーの帯電極性が確実に
第2のトナーと逆極性になるようにし、第1のトナーが
第2の現像剤中に混入しても混色の発生が少ない2色の
画像形成方法を提供することにある。
の現像剤中に混入した第1のトナーの帯電極性が確実に
第2のトナーと逆極性になるようにし、第1のトナーが
第2の現像剤中に混入しても混色の発生が少ない2色の
画像形成方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、感光体
上に第1の現像剤によって第1のトナー像を形成した後
に、第1のトナー像が形成された感光体上に第2の現像
剤によって第2のトナー像を形成する画像形成方法にお
いて、第1の現像剤の第1トナーとして、第2現像剤中
へ混入したときに第2トナーと逆極性に帯電するものを
使用し、また、第2現像剤の混合比を所定値に設定し
て、第2現像剤から第1トナーを電気的に分離できるよ
うにするものである。
上に第1の現像剤によって第1のトナー像を形成した後
に、第1のトナー像が形成された感光体上に第2の現像
剤によって第2のトナー像を形成する画像形成方法にお
いて、第1の現像剤の第1トナーとして、第2現像剤中
へ混入したときに第2トナーと逆極性に帯電するものを
使用し、また、第2現像剤の混合比を所定値に設定し
て、第2現像剤から第1トナーを電気的に分離できるよ
うにするものである。
【0009】
【作用】第2の現像剤に混入してきた第1のトナーは第
2のトナーとの摩擦帯電によって第2のトナーとは反対
の極性に帯電し、電気的に吸引する方法や感光ドラム1
上における第2のトナー像が形成されない領域(画像背
景部)に付着させる等の方法で第2現像剤中から除去す
ることができる。
2のトナーとの摩擦帯電によって第2のトナーとは反対
の極性に帯電し、電気的に吸引する方法や感光ドラム1
上における第2のトナー像が形成されない領域(画像背
景部)に付着させる等の方法で第2現像剤中から除去す
ることができる。
【0010】従って、第1のトナーが第2の現像剤中に
混入しても、該混入トナーは除去されて蓄積されること
がないから、第2のトナー像が混色することがなく、鮮
明な2色のトナー像を形成することができる。
混入しても、該混入トナーは除去されて蓄積されること
がないから、第2のトナー像が混色することがなく、鮮
明な2色のトナー像を形成することができる。
【0011】
【実施例】先ず、帯電量とトナー混合比の関係を説明
し、次に混色防止のための条件との関連を説明する。
し、次に混色防止のための条件との関連を説明する。
【0012】帯電量Q/Mとトナー混合比T/C(トナ
ーの重量/キャリアの重量)の関係をどのように決定す
るかを説明する。
ーの重量/キャリアの重量)の関係をどのように決定す
るかを説明する。
【0013】m1(g)のトナーとm2(g)のキャリ
アを混合した現像剤を考える。トナー混合比T/Cは数
3で表すことができる。
アを混合した現像剤を考える。トナー混合比T/Cは数
3で表すことができる。
【0014】
【数3】
【0015】トナーとキャリアの摩擦によってトナーが
帯電する現象を図5のモデルで説明する。このモデル
は、トナーとキャリアの仕事関数差と表面状態数で接触
時に移動する電子量が決定されるという帯電モデルであ
る。仕事関数は電子を真空中に放出させるための最小の
エネルギーであり、図5ではW1やW2で示している。
表面状態数は、単位エネルギー幅の中に幾つの電子が存
在しているか、または電子が入れる場所があるかを示
し、図5ではN1やN2で示している。トナーとキャリ
アの摩擦帯電は、トナーとキャリアが接触したときに仕
事関数が小さい方から大きい方へ電子が移動し、移動後
の仕事関数差が0になるところで電子の移動が終了する
と考えられている。このような考えは、図5のモデル
で、トナーとキャリアをそれぞれ水が入った容器と仮定
し、この容器の底をパイプでつなぐと、水位の高い方か
ら低い方へ水が移動して両方の容器の水位が一致した時
点で水の移動が終わることによく似ている。水は電子、
容器の上端から水面までの距離が仕事関数に対応してい
る。
帯電する現象を図5のモデルで説明する。このモデル
は、トナーとキャリアの仕事関数差と表面状態数で接触
時に移動する電子量が決定されるという帯電モデルであ
る。仕事関数は電子を真空中に放出させるための最小の
エネルギーであり、図5ではW1やW2で示している。
表面状態数は、単位エネルギー幅の中に幾つの電子が存
在しているか、または電子が入れる場所があるかを示
し、図5ではN1やN2で示している。トナーとキャリ
アの摩擦帯電は、トナーとキャリアが接触したときに仕
事関数が小さい方から大きい方へ電子が移動し、移動後
の仕事関数差が0になるところで電子の移動が終了する
と考えられている。このような考えは、図5のモデル
で、トナーとキャリアをそれぞれ水が入った容器と仮定
し、この容器の底をパイプでつなぐと、水位の高い方か
ら低い方へ水が移動して両方の容器の水位が一致した時
点で水の移動が終わることによく似ている。水は電子、
容器の上端から水面までの距離が仕事関数に対応してい
る。
【0016】図5のようにキャリアの仕事関数がトナー
の仕事関数よりも小さい場合は、電子がキャリアからト
ナーへ移動する。移動する電荷の量Qは、前述のモデル
から計算することができ、
の仕事関数よりも小さい場合は、電子がキャリアからト
ナーへ移動する。移動する電荷の量Qは、前述のモデル
から計算することができ、
【0017】
【数4】
【0018】となる。ここで、N1とN2はトナーとキ
ャリアの表面状態数、W1とW2はトナーとキャリアの
仕事関数であり、また、eは電子電荷の絶対値である。
この式は、培風館刊、A.R.ブライス著、三宅彰・瀬
川渡=共訳「高分子の電気的性質」の第177ページに
記載されている。
ャリアの表面状態数、W1とW2はトナーとキャリアの
仕事関数であり、また、eは電子電荷の絶対値である。
この式は、培風館刊、A.R.ブライス著、三宅彰・瀬
川渡=共訳「高分子の電気的性質」の第177ページに
記載されている。
【0019】トナーの単位重量当たりの電荷量Q/M
は、Qをm1で割ることによって得ることができ、次の
ようになる。
は、Qをm1で割ることによって得ることができ、次の
ようになる。
【0020】
【数5】
【0021】次に、T/Cとの関係式を導く。トナーと
キャリアの単位重量当たりの表面状態数をn1,n2と
すると、重量m1,m2と表面状態数N1,N2の間に
は次の関係がある。
キャリアの単位重量当たりの表面状態数をn1,n2と
すると、重量m1,m2と表面状態数N1,N2の間に
は次の関係がある。
【0022】
【数6】
【0023】
【数7】
【0024】数3,数6,数7から、
【0025】
【数8】
【0026】となる。数5からm1を消去し、更に数8
の関係式を用いると、
の関係式を用いると、
【0027】
【数9】
【0028】となる。数9の分子をQ/M(0),分子
のn1/n2をLchとおき、
のn1/n2をLchとおき、
【0029】
【数10】
【0030】
【数11】
【0031】とすると、数9は、
【0032】
【数12】
【0033】となる。これがトナーの帯電量Q/Mとト
ナー混合比T/Cの関係を表す式である。この数12か
ら、Q/M(0)はトナー混合比T/C=0に外挿した
Q/Mの値であることが分かる。また、数12から、L
chは混合比T/Cの増加に伴うQ/Mの低下の度合い
を表すことが分かり、その値が大きいほど混合比T/C
の増加に伴うQ/Mの低下が大きく、トナーを帯電させ
る負荷と考えられるので、帯電負荷係数と呼ぶことにす
る。
ナー混合比T/Cの関係を表す式である。この数12か
ら、Q/M(0)はトナー混合比T/C=0に外挿した
Q/Mの値であることが分かる。また、数12から、L
chは混合比T/Cの増加に伴うQ/Mの低下の度合い
を表すことが分かり、その値が大きいほど混合比T/C
の増加に伴うQ/Mの低下が大きく、トナーを帯電させ
る負荷と考えられるので、帯電負荷係数と呼ぶことにす
る。
【0034】種々のトナーとキャリアの組み合せで、ト
ナー混合比T/Cが異なる現像剤を調合し、その帯電量
Q/Mをブローオフ法で測定した。測定誤差は、10%
程度である。
ナー混合比T/Cが異なる現像剤を調合し、その帯電量
Q/Mをブローオフ法で測定した。測定誤差は、10%
程度である。
【0035】
【表1】
【0036】表1は、その結果を示している。表1は、
測定結果に最小二乗法を適用して数12のQ/M(0)
とLchを求めた結果である。表1のerrは、Q/M
(0)とLchを用いた計算値と実測値との二乗平均誤
差である。普通、二乗平均誤差を3倍した値を誤差とし
て見積もるので、それにならうと、表1から、数12で
計算されるQ/Mと実測値との差は平均して10%以内
であることが分かる。これは、Q/Mの測定バラツキを
考慮すればよく一致している。従って、Q/MとT/C
の関係は数12で示されることが分かる。
測定結果に最小二乗法を適用して数12のQ/M(0)
とLchを求めた結果である。表1のerrは、Q/M
(0)とLchを用いた計算値と実測値との二乗平均誤
差である。普通、二乗平均誤差を3倍した値を誤差とし
て見積もるので、それにならうと、表1から、数12で
計算されるQ/Mと実測値との差は平均して10%以内
であることが分かる。これは、Q/Mの測定バラツキを
考慮すればよく一致している。従って、Q/MとT/C
の関係は数12で示されることが分かる。
【0037】次に、前述と同様な解析を行って、混入ト
ナーの帯電極性を反転させる為の条件を求める。ここで
は、負帯電トナーを考え、第2色目トナーをA,第1色
目トナーをB,キャリアをCとする。また、トナーA,
Bは、キャリアCとの組み合せでは何れも負極性に帯電
するようにする。更に、トナーBの帯電極性を正極性に
反転させる為には、仕事関数の大小は図6に示すように
WA>WB>WCとなる。
ナーの帯電極性を反転させる為の条件を求める。ここで
は、負帯電トナーを考え、第2色目トナーをA,第1色
目トナーをB,キャリアをCとする。また、トナーA,
Bは、キャリアCとの組み合せでは何れも負極性に帯電
するようにする。更に、トナーBの帯電極性を正極性に
反転させる為には、仕事関数の大小は図6に示すように
WA>WB>WCとなる。
【0038】トナーA,BのQ/Mは次のようにして計
算できる。仕事関数の差がなくなるように電子が移動す
るとして、電子の移動後のエネルギーレベルWFを、
算できる。仕事関数の差がなくなるように電子が移動す
るとして、電子の移動後のエネルギーレベルWFを、
【0039】
【数13】
【0040】とすると、トナーAに蓄積される電荷量Q
Aは、
Aは、
【0041】
【数14】
【0042】となる。前述の解析と同様に、トナー/キ
ャリアの表面状態数Nとトナー/キャリアの重量mとの
間には次の関係がある。
ャリアの表面状態数Nとトナー/キャリアの重量mとの
間には次の関係がある。
【0043】
【数15】
【0044】数15で、nA,nB,nCは単位重量当
りの表面状態数である。
りの表面状態数である。
【0045】そして、トナーAの帯電量Q/MAは、Q
AをmAで割ることによって得ることができ、
AをmAで割ることによって得ることができ、
【0046】
【数16】
【0047】となる。数16は次のように書き替えられ
る。
る。
【0048】
【数17】
【0049】ところで、キャリアCに対するトナーA,
BのQ/Mは、T/C=0に外挿したとき、
BのQ/Mは、T/C=0に外挿したとき、
【0050】
【数18】
【0051】
【数19】
【0052】となる。これと数15を用いて数17を書
き替えると、トナーAのQ/Mは次のようになる。
き替えると、トナーAのQ/Mは次のようになる。
【0053】
【数20】
【0054】同様に,Q/MBについて次式を得る。
【0055】
【数21】
【0056】ところで、ここで考えているトナーは負帯
電トナーであり、Q/M(0,A,C)<0, Q/M
(0,B,C)<0 であるから、数20,数21の右
辺第2項はQ/MA,Q/MBの値を負から正の方向へ
ずらす(絶対値を小さくする)ように作用をする。すな
わち、帯電極性反転を示す項である。
電トナーであり、Q/M(0,A,C)<0, Q/M
(0,B,C)<0 であるから、数20,数21の右
辺第2項はQ/MA,Q/MBの値を負から正の方向へ
ずらす(絶対値を小さくする)ように作用をする。すな
わち、帯電極性反転を示す項である。
【0057】次に、混入したトナーBの帯電極性が反転
して該トナーBが正極性に帯電する条件を求める。
して該トナーBが正極性に帯電する条件を求める。
【0058】先ず、次の条件
【0059】
【数22】
【0060】を数20,数21に課すことによって次式
を得る。
を得る。
【0061】
【数23】
【0062】
【数24】
【0063】数23,数24をnC・mCで割り、更に
次の関係 帯電負荷係数:LchAC=nA/nC,LchBC=
nB/nC 混合比 :T/C=mA/mC 混入比 :M/T=mB/mA を用いると、次のように書き替えられる。
次の関係 帯電負荷係数:LchAC=nA/nC,LchBC=
nB/nC 混合比 :T/C=mA/mC 混入比 :M/T=mB/mA を用いると、次のように書き替えられる。
【0064】
【数25】
【0065】
【数26】
【0066】先ず、数25が成り立つ条件を求める。式
の項を入れ替えて次の式を得る。
の項を入れ替えて次の式を得る。
【0067】
【数27】
【0068】M/T>0,T/C>0,−Q/M(0,
A,C)>0であるから、数27が成り立つ条件は次の
2つの場合が考えられる。
A,C)>0であるから、数27が成り立つ条件は次の
2つの場合が考えられる。
【0069】(場合1) LchBC・Q/M(0,
A,C)− LchAC・Q/M(0,B,C) >
0 の場合
A,C)− LchAC・Q/M(0,B,C) >
0 の場合
【0070】
【数28】
【0071】(場合2) LchBC・Q/M(0,
A,C)− LchAC・Q/M(0,B,C) <
0 の場合
A,C)− LchAC・Q/M(0,B,C) <
0 の場合
【0072】
【数29】
【0073】次に数26から条件を求める。前式と同様
に、式の項を入れ替えて次の式を得る。
に、式の項を入れ替えて次の式を得る。
【0074】
【数30】
【0075】T/C>0であるから、数30が成り立つ
ためには
ためには
【0076】
【数31】
【0077】が成り立つことである。数27が成り立つ
条件で(場合2)と同じである。
条件で(場合2)と同じである。
【0078】このときT/Cに関して以下の条件を得
る。
る。
【0079】
【数32】
【0080】結局、数25,数26が両方とも成立する
条件は、数31,数32で示される。これがトナーBが
正極性に帯電するための条件となる。
条件は、数31,数32で示される。これがトナーBが
正極性に帯電するための条件となる。
【0081】次に、数32に書き替える前の数26に戻
り、それを次のように書き替える。
り、それを次のように書き替える。
【0082】
【数33】
【0083】この式は、図7に示すように、トナーBの
Q/M−T/C特性を、数12で分母の1を省略して、
Q/MがT/Cに反比例するものと近似させたとき、ト
ナーAの近似をしていないQ/M−T/C特性と交差し
た点の混合比T/C(R)以上にトナーAとキャリアC
の混合比を設定する必要があることを示している。これ
が混入トナーの帯電極性を反転させる為の条件である。
そして、2色目の現像剤のトナーとキャリアの混合比が
数32で計算されるT/C(R)の値より大きい場合が
その条件を満足することになり、そのような場合におい
て、2色目の現像剤に混入した1色目のトナーの帯電極
性を反転させることが可能となる。これは、混入したト
ナーBは、キャリアCに対しては負極性に帯電するが、
トナーAに対しては正極性に帯電するので、双方との帯
電の程度によって混入トナーの帯電極性が決まると考え
れば判り易い。すなわち、トナーAの割合が少なけれ
ば、混入したトナーBはキャリアとの摩擦帯電が主とな
って負極性に帯電し、混合比が大きくてトナーAの割合
が多くなれば、混入したトナーBはトナーAとの摩擦帯
電が主となって正極性に帯電するのである。
Q/M−T/C特性を、数12で分母の1を省略して、
Q/MがT/Cに反比例するものと近似させたとき、ト
ナーAの近似をしていないQ/M−T/C特性と交差し
た点の混合比T/C(R)以上にトナーAとキャリアC
の混合比を設定する必要があることを示している。これ
が混入トナーの帯電極性を反転させる為の条件である。
そして、2色目の現像剤のトナーとキャリアの混合比が
数32で計算されるT/C(R)の値より大きい場合が
その条件を満足することになり、そのような場合におい
て、2色目の現像剤に混入した1色目のトナーの帯電極
性を反転させることが可能となる。これは、混入したト
ナーBは、キャリアCに対しては負極性に帯電するが、
トナーAに対しては正極性に帯電するので、双方との帯
電の程度によって混入トナーの帯電極性が決まると考え
れば判り易い。すなわち、トナーAの割合が少なけれ
ば、混入したトナーBはキャリアとの摩擦帯電が主とな
って負極性に帯電し、混合比が大きくてトナーAの割合
が多くなれば、混入したトナーBはトナーAとの摩擦帯
電が主となって正極性に帯電するのである。
【0084】なお、混合比は正の値であるから、数32
で計算したT/C(R)の値が負の値になる場合は、そ
のような2色目の現像剤では混入した1色目のトナーの
帯電極性を反転させる条件は存在しないということであ
る。従って、そのような場合は、以上に説明したよう
に、トナーとの摩擦帯電によって混入トナーの帯電極性
を反転させて第2現像剤中から分離することは不可能で
ある。
で計算したT/C(R)の値が負の値になる場合は、そ
のような2色目の現像剤では混入した1色目のトナーの
帯電極性を反転させる条件は存在しないということであ
る。従って、そのような場合は、以上に説明したよう
に、トナーとの摩擦帯電によって混入トナーの帯電極性
を反転させて第2現像剤中から分離することは不可能で
ある。
【0085】以下、このような帯電制御によって混入ト
ナーを分離する本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。
ナーを分離する本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。
【0086】(実施例1)図1は、第1の実施例とし
て、本発明になる画像形成方法を実施する2色画像形成
装置の例を示している。この2色画像形成装置は、感光
ドラム1に負帯電特性のOPCを用い、第1及び第2の
トナーとして負極性帯電のトナーを用いた現像剤を使用
している。感光ドラム1は時計方向に定速回転するよう
に設置されており、その表面は、先ず、第1帯電器2に
よって負極性に一様に帯電され、第1露光器3によって
第1色目の画像データに応じた光が照射されて第1の静
電潜像が形成され、第1現像機4によって第1の現像剤
で現像されて第1のトナー像が形成される。次に、第2
帯電器5によって再び負極性に帯電され、第2露光器6
によって第2色目の画像データに応じた光が照射されて
第2の静電潜像が形成され、第2現像機7によって第2
の現像剤で現像されて第2のトナー像が形成される。
て、本発明になる画像形成方法を実施する2色画像形成
装置の例を示している。この2色画像形成装置は、感光
ドラム1に負帯電特性のOPCを用い、第1及び第2の
トナーとして負極性帯電のトナーを用いた現像剤を使用
している。感光ドラム1は時計方向に定速回転するよう
に設置されており、その表面は、先ず、第1帯電器2に
よって負極性に一様に帯電され、第1露光器3によって
第1色目の画像データに応じた光が照射されて第1の静
電潜像が形成され、第1現像機4によって第1の現像剤
で現像されて第1のトナー像が形成される。次に、第2
帯電器5によって再び負極性に帯電され、第2露光器6
によって第2色目の画像データに応じた光が照射されて
第2の静電潜像が形成され、第2現像機7によって第2
の現像剤で現像されて第2のトナー像が形成される。
【0087】以上の手順によって感光ドラム1上に形成
された第1のトナー像と第2のトナー像による2色トナ
ー像は、転写器8によって紙等の記録媒体12に転写さ
れ、定着機10で定着される。転写後の感光ドラム1
は、その表面に残留するトナーがクリーナ9によって除
去された後に次の2色画像形成に供される。
された第1のトナー像と第2のトナー像による2色トナ
ー像は、転写器8によって紙等の記録媒体12に転写さ
れ、定着機10で定着される。転写後の感光ドラム1
は、その表面に残留するトナーがクリーナ9によって除
去された後に次の2色画像形成に供される。
【0088】このような2色画像形成において、第2の
トナー像を形成するときに第2現像機7の現像剤で感光
ドラム1の表面を摺擦して現像工程を実行すると、既に
感光ドラム1上に既に形成されている第1のトナー像か
ら第1のトナーの一部を掻き取って該第2現像機7の第
2の現像剤中に取り込んでしまう。
トナー像を形成するときに第2現像機7の現像剤で感光
ドラム1の表面を摺擦して現像工程を実行すると、既に
感光ドラム1上に既に形成されている第1のトナー像か
ら第1のトナーの一部を掻き取って該第2現像機7の第
2の現像剤中に取り込んでしまう。
【0089】ところで、この2色画像形成装置は、第1
の現像剤に含まれる第1のトナー及び第2の現像剤に含
まれる第2のトナーと該第2の現像剤の第2のキャリア
との摩擦帯電による帯電量の混合比依存性が表2に示す
特性となっている。
の現像剤に含まれる第1のトナー及び第2の現像剤に含
まれる第2のトナーと該第2の現像剤の第2のキャリア
との摩擦帯電による帯電量の混合比依存性が表2に示す
特性となっている。
【0090】
【表2】
【0091】この特性から、数32に従って混合比T/
C(R)を計算すると、0.016となる。また、第2
の現像剤は、樹脂中に磁性粉を分散したバインダー型の
キャリアを用いており、その混合比は0.04〜0.0
8の間に設定して所定の現像(画像)濃度を確保するよ
うにしている。この第2の現像剤の混合比は0.016
以上であり、第2の現像剤に第1トナーが混入した場合
は、この第1のトナーの摩擦帯電極性を正極性に反転さ
せることができる。実際、第2現像剤に第1トナーを強
制的に混入させたものを2枚の平行電極間にその現像剤
を挟んで高電圧を印加することにより、混入した第1ト
ナーを負極性の電極側に分離することができた。
C(R)を計算すると、0.016となる。また、第2
の現像剤は、樹脂中に磁性粉を分散したバインダー型の
キャリアを用いており、その混合比は0.04〜0.0
8の間に設定して所定の現像(画像)濃度を確保するよ
うにしている。この第2の現像剤の混合比は0.016
以上であり、第2の現像剤に第1トナーが混入した場合
は、この第1のトナーの摩擦帯電極性を正極性に反転さ
せることができる。実際、第2現像剤に第1トナーを強
制的に混入させたものを2枚の平行電極間にその現像剤
を挟んで高電圧を印加することにより、混入した第1ト
ナーを負極性の電極側に分離することができた。
【0092】従って、図2に示すように、第2の現像剤
に混入してきた負極性に帯電した第1のトナーは第2の
トナーとの摩擦帯電によって帯電極性が負極性から正極
性に反転し、前述したように、帯電極性が反転した第1
のトナーは、電気的に吸引する方法や感光ドラム1上に
おける第2のトナー像が形成されない領域(画像背景
部)に付着させる等の方法で第2現像剤中から除去する
ことができる。
に混入してきた負極性に帯電した第1のトナーは第2の
トナーとの摩擦帯電によって帯電極性が負極性から正極
性に反転し、前述したように、帯電極性が反転した第1
のトナーは、電気的に吸引する方法や感光ドラム1上に
おける第2のトナー像が形成されない領域(画像背景
部)に付着させる等の方法で第2現像剤中から除去する
ことができる。
【0093】従って、第1のトナーが第2の現像剤中に
混入しても、該混入トナーは除去されて蓄積されること
がないから、第2のトナー像が混色することがなく、鮮
明な2色のトナー像を形成することができる。
混入しても、該混入トナーは除去されて蓄積されること
がないから、第2のトナー像が混色することがなく、鮮
明な2色のトナー像を形成することができる。
【0094】(実施例2)次に、第2の実施例として、
第1のトナー及び第2のトナーとして異なる帯電極性の
トナーを用いる2色画像形成装置の例を図3を用いて説
明する。
第1のトナー及び第2のトナーとして異なる帯電極性の
トナーを用いる2色画像形成装置の例を図3を用いて説
明する。
【0095】この第2の実施例も主な構成要素は、図1
に示した第1の実施例と同じである。この実施例は、第
1の実施例において第1現像機4と第2露光器6の間に
設置されていた第2帯電器5が省略され、その代わり
に、第2現像機7の後段に転写前帯電器11が設置され
ている。この転写前帯電器11は、感光ドラム1上に形
成された第1のトナーと第2のトナーの帯電極性を一方
の極性に揃えるための帯電器である。
に示した第1の実施例と同じである。この実施例は、第
1の実施例において第1現像機4と第2露光器6の間に
設置されていた第2帯電器5が省略され、その代わり
に、第2現像機7の後段に転写前帯電器11が設置され
ている。この転写前帯電器11は、感光ドラム1上に形
成された第1のトナーと第2のトナーの帯電極性を一方
の極性に揃えるための帯電器である。
【0096】この2色画像形成装置は、次の順序でトナ
ー像が形成される。なお、この第2の実施例も、第1の
実施例と同様に感光ドラム1に負帯電特性のOPCを用
いる場合で説明する。また、第1のトナーとして正極性
帯電のトナー、第2のトナーとして負極性帯電のトナー
を用いる場合で説明する。
ー像が形成される。なお、この第2の実施例も、第1の
実施例と同様に感光ドラム1に負帯電特性のOPCを用
いる場合で説明する。また、第1のトナーとして正極性
帯電のトナー、第2のトナーとして負極性帯電のトナー
を用いる場合で説明する。
【0097】感光ドラム1は時計方向に定速回転するよ
うに設置されており、その表面が第1帯電器2によって
一様に負極性に帯電され、第1露光器3によって第1色
目の画像データに応じた光が照射されて第1の静電潜像
が形成される。なお、このとき、感光ドラム1上で光を
照射した部分の電荷(帯電量)が略半分ほど消失するよ
うに、第1露光器3で照射する光の量を制御する。次
に、第1現像機4によって第1の現像剤で現像され、感
光ドラム1上で光が照射されずに電荷が残留している領
域に正極性に帯電した第1のトナーが付着(正規現像)
する。
うに設置されており、その表面が第1帯電器2によって
一様に負極性に帯電され、第1露光器3によって第1色
目の画像データに応じた光が照射されて第1の静電潜像
が形成される。なお、このとき、感光ドラム1上で光を
照射した部分の電荷(帯電量)が略半分ほど消失するよ
うに、第1露光器3で照射する光の量を制御する。次
に、第1現像機4によって第1の現像剤で現像され、感
光ドラム1上で光が照射されずに電荷が残留している領
域に正極性に帯電した第1のトナーが付着(正規現像)
する。
【0098】次に、感光ドラム1の表面は第2露光器6
によって第2色目の画像データに応じた光が照射されて
該感光ドラム1上には第2の静電潜像が形成される。こ
のとき、第2露光器6で照射する光の量は、感光ドラム
1上で光を照射した部分の電荷がほとんど消失するよう
に制御される。第2の静電潜像が形成された感光ドラム
1の表面は、第2現像機7によって第2の現像剤で現像
され、負極性に帯電した第2のトナーが付着される。こ
の第2のトナーは、感光ドラム1上で光が照射されて電
荷が消失した領域に付着(反転現像)する。
によって第2色目の画像データに応じた光が照射されて
該感光ドラム1上には第2の静電潜像が形成される。こ
のとき、第2露光器6で照射する光の量は、感光ドラム
1上で光を照射した部分の電荷がほとんど消失するよう
に制御される。第2の静電潜像が形成された感光ドラム
1の表面は、第2現像機7によって第2の現像剤で現像
され、負極性に帯電した第2のトナーが付着される。こ
の第2のトナーは、感光ドラム1上で光が照射されて電
荷が消失した領域に付着(反転現像)する。
【0099】以上の手順によって感光ドラム1上に形成
された第1の正極性帯電トナーと第2の負極性帯電トナ
ーによる2色トナー像は、そのまま静電転写しようとす
ると、記録媒体12には一方の帯電極性のトナー像しか
転写されない。転写前帯電器11は、両方のトナー像が
静電転写されるようにするために、2つのトナー像を正
または負の何れか一方の帯電極性に揃える。帯電極性が
揃えられた第1及び第2のトナーは、転写器8によって
紙等の記録媒体12に転写され、定着機10で定着され
る。転写後の感光ドラム1は、その表面に残留するトナ
ーがクリーナ9によって除去された後に次のトナー像の
形成に供される。
された第1の正極性帯電トナーと第2の負極性帯電トナ
ーによる2色トナー像は、そのまま静電転写しようとす
ると、記録媒体12には一方の帯電極性のトナー像しか
転写されない。転写前帯電器11は、両方のトナー像が
静電転写されるようにするために、2つのトナー像を正
または負の何れか一方の帯電極性に揃える。帯電極性が
揃えられた第1及び第2のトナーは、転写器8によって
紙等の記録媒体12に転写され、定着機10で定着され
る。転写後の感光ドラム1は、その表面に残留するトナ
ーがクリーナ9によって除去された後に次のトナー像の
形成に供される。
【0100】この2色画像形成においては、第1のトナ
ーと第2のトナーは帯電極性が異なっている。そのた
め、感光ドラム1の表面に形成されている第2の静電潜
像を第2現像機7の第2の現像剤によって現像するとき
に、該感光ドラム1上に既に形成されている第1のトナ
ー像は第2の現像剤の第2のキャリアと電気的に反発し
合うことになるので掻き取られることは少ない。しか
し、第1のトナーは第2のトナーに対して逆極性である
から、該第1のトナーが第2のトナーと結び付いて第2
現像機7の第2の現像剤中に混入してくることはある。
ーと第2のトナーは帯電極性が異なっている。そのた
め、感光ドラム1の表面に形成されている第2の静電潜
像を第2現像機7の第2の現像剤によって現像するとき
に、該感光ドラム1上に既に形成されている第1のトナ
ー像は第2の現像剤の第2のキャリアと電気的に反発し
合うことになるので掻き取られることは少ない。しか
し、第1のトナーは第2のトナーに対して逆極性である
から、該第1のトナーが第2のトナーと結び付いて第2
現像機7の第2の現像剤中に混入してくることはある。
【0101】ところで、この実施例において、第2の現
像剤として第1の実施例と同じものを用い、また、第1
のトナーも同じものを用いるが、第1のキャリアは第1
のトナーが正極性に帯電するものを用いる。例えば、フ
ッ素系の樹脂をコーティングしたキャリアを用いる。そ
のようなキャリアを用いることによって、第1のトナー
を正極性に帯電させることができる。
像剤として第1の実施例と同じものを用い、また、第1
のトナーも同じものを用いるが、第1のキャリアは第1
のトナーが正極性に帯電するものを用いる。例えば、フ
ッ素系の樹脂をコーティングしたキャリアを用いる。そ
のようなキャリアを用いることによって、第1のトナー
を正極性に帯電させることができる。
【0102】この実施例において、第1のトナーが第2
現像剤中に混入すると、第1の実施例で説明したよう
に、この第1のトナーは第2現像剤中でも正極性とな
る。従って、図4に示すように、第2の現像剤に混入し
てきた正帯電の第1のトナーは第2のトナーとの摩擦帯
電によって帯電極性が正に維持され、前述したように、
帯電極性が正極性のままの第1のトナーは、電気的に吸
引する方法や感光ドラム1上における第2のトナー像が
形成されない領域(画像背景部)に付着させる等の方法
で第2現像剤中から除去される。
現像剤中に混入すると、第1の実施例で説明したよう
に、この第1のトナーは第2現像剤中でも正極性とな
る。従って、図4に示すように、第2の現像剤に混入し
てきた正帯電の第1のトナーは第2のトナーとの摩擦帯
電によって帯電極性が正に維持され、前述したように、
帯電極性が正極性のままの第1のトナーは、電気的に吸
引する方法や感光ドラム1上における第2のトナー像が
形成されない領域(画像背景部)に付着させる等の方法
で第2現像剤中から除去される。
【0103】従って、この第2の実施例の場合も、第1
のトナーが第2の現像剤中に混入しても除去されて蓄積
されることがないから、第2のトナー像が混色すること
がなく、鮮明な2色のトナー像を形成することができ
る。
のトナーが第2の現像剤中に混入しても除去されて蓄積
されることがないから、第2のトナー像が混色すること
がなく、鮮明な2色のトナー像を形成することができ
る。
【0104】なお、この実施例では、露光を2回に分け
て行う方式を説明したが、露光量を制御した1回の露光
で感光ドラム1上に3レベルの静電潜像を形成し、正規
現像と反転現像を行って2色のトナー像を形成する方式
についても同じように実施することができる。
て行う方式を説明したが、露光量を制御した1回の露光
で感光ドラム1上に3レベルの静電潜像を形成し、正規
現像と反転現像を行って2色のトナー像を形成する方式
についても同じように実施することができる。
【0105】(比較例1)比較例1として、表3に示す
現像剤を用いた場合を説明する。
現像剤を用いた場合を説明する。
【0106】
【表3】
【0107】このトナーは表2と同じであるが、キャリ
アのコーティングが変更されている。すると、数32で
計算されるT/C(R)の値は0.126となる。第2
現像剤の混合比として0.126という値は大き過ぎ
て、トナーの飛散や画像背景部の汚染を引き起こすこと
になる。この第2現像剤の混合比としては、所定の画像
濃度を確保し、且つ、トナー飛散や背景部汚染を発生さ
せないという点から、0.06前後が適正な値である。
従って、その値は0.126より小さいので、第2現像
剤中に混入した第1トナーの帯電極性は反転せず、第2
現像剤中から分離することができないので蓄積されて第
2のトナー像中に混入してしまい、不鮮明な第2のトナ
ー像が形成されてしまうことになる。
アのコーティングが変更されている。すると、数32で
計算されるT/C(R)の値は0.126となる。第2
現像剤の混合比として0.126という値は大き過ぎ
て、トナーの飛散や画像背景部の汚染を引き起こすこと
になる。この第2現像剤の混合比としては、所定の画像
濃度を確保し、且つ、トナー飛散や背景部汚染を発生さ
せないという点から、0.06前後が適正な値である。
従って、その値は0.126より小さいので、第2現像
剤中に混入した第1トナーの帯電極性は反転せず、第2
現像剤中から分離することができないので蓄積されて第
2のトナー像中に混入してしまい、不鮮明な第2のトナ
ー像が形成されてしまうことになる。
【0108】(比較例2)比較例2として、表4に示す
現像剤を用いた場合を説明する。
現像剤を用いた場合を説明する。
【0109】
【表4】
【0110】この現像剤では数32で計算されるT/C
(R)の値は−0.034である。混合比は正の値でな
ければならず、このように負の値になるということは、
表4の現像剤では、第1のトナーの帯電極性は、第2の
トナーとの摩擦によっては反転しないことを意味する。
実際、第1のトナーと第2のトナーを直接混合した後に
2枚の平行電極間にそれを挟んで高電圧を印加すると、
正の電極に第1のトナーが付着し、負の電極に第2のト
ナーが付着した。すなわち、この場合は、第1のトナー
の方が第2のトナーよりも負極性に帯電しやすかったこ
とになる。従って、この比較例においても、第2の現像
剤中に混入した第1のトナーの帯電極性は反転せず、第
2の現像剤中から分離することができないので該現像剤
中に蓄積して第2のトナー像中に混入してしまい、不鮮
明な第2のトナー像が形成されることになる。
(R)の値は−0.034である。混合比は正の値でな
ければならず、このように負の値になるということは、
表4の現像剤では、第1のトナーの帯電極性は、第2の
トナーとの摩擦によっては反転しないことを意味する。
実際、第1のトナーと第2のトナーを直接混合した後に
2枚の平行電極間にそれを挟んで高電圧を印加すると、
正の電極に第1のトナーが付着し、負の電極に第2のト
ナーが付着した。すなわち、この場合は、第1のトナー
の方が第2のトナーよりも負極性に帯電しやすかったこ
とになる。従って、この比較例においても、第2の現像
剤中に混入した第1のトナーの帯電極性は反転せず、第
2の現像剤中から分離することができないので該現像剤
中に蓄積して第2のトナー像中に混入してしまい、不鮮
明な第2のトナー像が形成されることになる。
【0111】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれば
第2の現像剤に混入した第1のトナーを確実に分離除去
することが可能となり、混色が少ない2色の画像を得る
ことができる。
第2の現像剤に混入した第1のトナーを確実に分離除去
することが可能となり、混色が少ない2色の画像を得る
ことができる。
【図1】本発明の第1の実施例を説明するための2色画
像形成装置の概略図である。
像形成装置の概略図である。
【図2】本発明の第1の実施例における混入トナーの帯
電極性の反転を説明する図である。
電極性の反転を説明する図である。
【図3】本発明の第2の実施例を説明するための2色画
像形成装置の概略図である。
像形成装置の概略図である。
【図4】本発明の第2の実施例における混入トナーの帯
電極性の反転を説明する図である。
電極性の反転を説明する図である。
【図5】トナーの摩擦帯電のモデル図である。
【図6】混入トナーがある場合の摩擦帯電のモデル図で
ある。
ある。
【図7】混入トナーの帯電極性反転と混合比の関係の説
明する特性図である。
明する特性図である。
1 感光ドラム 2 第1帯電器 3 第1露光器 4 第1現像機 5 第2帯電器 6 第2露光器 7 第2現像機 8 転写器 9 クリーナ 10 定着機 11 転写前帯電器 12 記録媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大内 博文 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 日 立工機株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 感光体上に第1の現像剤によって第1の
トナー像を形成した後に、第1のトナー像が形成された
感光体上に第2の現像剤によって第2のトナー像を形成
する画像形成方法において、 第2の現像剤としてトナーとキャリアからなる2成分現
像剤を用い、最小二乗法のパラメータ推定法を用いて第
2の現像剤のトナーとキャリアを組み合わせた場合の第
2のトナーの帯電量Q/Mとトナーとキャリアの重量混
合比T/Cの関係を数1に当てはまるように該数1のQ
/M(0)とLchを求めてそれをQ/M(0,A),
LchAとし、同様に第1のトナーと第2の現像剤のキ
ャリアを組み合わせた場合の第1のトナーの帯電量Q/
Mと重量混合比T/Cの関係を数1に当てはまるように
該数1のQ/M(0)とLchを求めてそれをQ/M
(0,B),LchBとし、数2によって計算されるT
/C(R)の値が正で、且つ第2の現像剤の重量混合比
がT/C(R)より大きい混合比でその現像剤を使用す
ることを特徴とする画像形成方法。 【数1】 【数2】 - 【請求項2】 請求項1の画像形成方法において、第1
のトナー像と第2のトナー像を形成するときは第1のト
ナーと第2のトナーを同極性に帯電させて用い、更に、
第1のトナーと第2のトナーが第2の現像剤のキャリア
に対して何れも同極性に帯電するトナーを用いることを
特徴とする画像形成方法。 - 【請求項3】 請求項1の画像形成方法において、第1
のトナー像と第2のトナー像を形成するときは第1のト
ナーと第2のトナーを異極性に帯電させて用い、更に、
第1のトナーと第2のトナーが第2の現像剤のキャリア
に対して何れも同極性に帯電するトナーを用いることを
特徴とする画像形成方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7202321A JPH0950162A (ja) | 1995-08-08 | 1995-08-08 | 画像形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7202321A JPH0950162A (ja) | 1995-08-08 | 1995-08-08 | 画像形成方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0950162A true JPH0950162A (ja) | 1997-02-18 |
Family
ID=16455615
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7202321A Withdrawn JPH0950162A (ja) | 1995-08-08 | 1995-08-08 | 画像形成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0950162A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006047446A (ja) * | 2004-08-02 | 2006-02-16 | Ricoh Printing Systems Ltd | 電子写真用現像剤及び現像装置及び画像形成装置 |
| JP2006343155A (ja) * | 2005-06-07 | 2006-12-21 | Canon Inc | 粒子挙動解析装置、粒子挙動解析方法、プログラム及び記憶媒体 |
| JP2012181248A (ja) * | 2011-02-28 | 2012-09-20 | Canon Inc | 粉体の混合比計算方法及び装置 |
| CN115280663A (zh) * | 2020-04-03 | 2022-11-01 | 学校法人长崎综合科学大学 | 电力变换装置的劣化推断装置及劣化推断程序 |
-
1995
- 1995-08-08 JP JP7202321A patent/JPH0950162A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006047446A (ja) * | 2004-08-02 | 2006-02-16 | Ricoh Printing Systems Ltd | 電子写真用現像剤及び現像装置及び画像形成装置 |
| JP2006343155A (ja) * | 2005-06-07 | 2006-12-21 | Canon Inc | 粒子挙動解析装置、粒子挙動解析方法、プログラム及び記憶媒体 |
| JP2012181248A (ja) * | 2011-02-28 | 2012-09-20 | Canon Inc | 粉体の混合比計算方法及び装置 |
| CN115280663A (zh) * | 2020-04-03 | 2022-11-01 | 学校法人长崎综合科学大学 | 电力变换装置的劣化推断装置及劣化推断程序 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20021105 |