JPH09501961A - 化粧品用メラニン - Google Patents

化粧品用メラニン

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JPH09501961A JP7507094A JP50709494A JPH09501961A JP H09501961 A JPH09501961 A JP H09501961A JP 7507094 A JP7507094 A JP 7507094A JP 50709494 A JP50709494 A JP 50709494A JP H09501961 A JPH09501961 A JP H09501961A
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Abstract

(57)【要約】 イオン化可能な側基をもつ芳香環を有するモノマー前駆物質の酸化的重合によって化粧品用途に適した合成メラニンが製造できる。皮膚および髪への付着を増強する薬剤を前駆物質と共重合してメラニン分子の一部とする。可能性のある新規前駆物質および付着増強剤を6つの異なる合成法に付して、得られるメラニンの色、紫外線吸光度特性および皮膚および髪への直接付着性(付着性)を試験することにより有効性をスクリーニングできる。様々な色のメラニンを化粧品クリームやローションにブレンドして個人の自然な皮膚、目および髪の色を補足できる。合成法は工業規模の化粧品用メラニンの製造に応用できる。この物質は太陽による皮膚への損傷が起きるのを減少する。

Description

【発明の詳細な説明】 化粧品用メラニン発明の背景 本出願は、1991年3月25日に出願された係属中の米国特許出願第674,48 9号の一部継続出願である。この米国特許出願第674,489号は、1990年10月 25日に出願され、現在では1993年6月1日付けで米国特許5,218,079号と なっている米国特許出願第603,111号の一部継続出願である。この米国特許出願 第603,111号は、1990年5月18日に出願され、現在では1993年6月1 日付けで米国特許5,216,116号となっている米国特許出願第525,944号の一部継続 出願である。発明の分野 本発明は、可溶形態の各種メラニンならびにそれらの組成物の合成に関するも のであり、また、そうした組成物を使用して、直接付着性(substantive)で自然 にみえる色を哺乳動物の皮膚に付与しつつ、紫外線から皮膚を防御する方法に関 するものである。背景に関しての情報 黒色腫をはじめとする皮膚癌の発生率が上昇していること、そしてその主因が 太陽光線、特に紫外域の光線であることは周知のこととして受けとめられている (Pawelek et al.,Molecular cascades in UV-induced melanogenesis: A cen tral role for melanotropine,Pigment Cell Research,5: 348-356,1992) 。 この点では、皮膚のメラニン含量の高い人は、皮膚のメラニン含量の低い人より 、皮膚癌や、他の太陽光線によって誘発される損傷(シワ、太陽光線性ほくろ、 「老化」)を被りにくい。 こうした事実が知られるようになるにつれて、紫外線の透過から皮膚を守る市 販の日焼け止めが多用されるようになってきた。しかし、日焼け止めの使用者に 、日焼けしてみえる皮膚を望んでいる人が多いのにもかかわらず、こうした日焼 け止めの大半の活性成分は、皮膚に日焼け色を付与するものではない。一方、皮 膚に日焼け色を付与する市販の薬剤は各種あるものの、紫外線からの有意な防護 作用を与えるものは数えるほどしかない。たとえば、ジヒドロキシアセトン(D HA)は、市販の「日焼け用」製品では最も多用されている活性成分である。D HAは、皮膚にメラニン色を付与することができるものの、この物質に紫外線防 護作用はない。にもかかわらず、DHAの市場はきわめて大きく、このことは、 日焼けした肌を望む数多くの人々が存在することを証明するものである。 ウォルフラム(Wolfram)ら(米国特許第4,968,497号)は、メラニン前駆物質 あるいはメラニン前駆物質様物質を含有する組成物を皮膚に塗布することによっ て、皮膚に日焼け色を付与することを開示している。しかし、この特許には、天 然あるいは合成のメラニンを皮膚に塗布することが、皮膚の日焼けに類似してい ることは、教示も、クレームもされていない。むしろ、こうしたメラニンによっ て、「表面的に外面上にのみ日焼け色が皮膚に付与され、水であらったり、タオ ルで拭いたりすると色がすぐに落ちる」ことが開示されている。 ハーリヒー(Herlihy)(米国特許第4,515,773号)には、化粧品用基剤中にメ ラニン前駆物質およびチロシナーゼ酵素が含まれる皮膚日焼け用組成物が開示さ れている。しかし、この特許では、天然あるいは合成のメラニンを皮膚に塗布す ることは、教示も、クレームもされていない。 ガスキン(Gaskin)(米国特許第4,806,344号)には、「メラニン」が成分の 一種として含有されている日光防護剤組成物が開示されている。この特許には、 さらに、このメラニンが、「チロシナーゼおよびDOPAから合成された」もの であることも開示されている。この特許には、こうしたメラニンが非酵素的に合 成されたものであること、そして、こうしたメラニンが、負あるいは正の電荷を 重合体に付与して、重合体を水溶液に可溶とするような前駆物質から構成されて いることは、教示も示唆もされていない。 アヒンら(Ahene and Chedekel)(米国特許第5,188,844号)には、各種色相 のメラニンを製造する方法として、予め形成しておいたメラニンの色を変えるこ とが開示されている。この特許では、予め形成しておいた合成あるいは天然のメ ラニンに各種の化学処理を施して、メラニンの色を結果的に変更している。この 特許には、一種以上の適切な前駆物質を重合して、それ以上化学変性を要さない 、予測通りの色相および分子量を有するメラニンを得ることによって、各種色相 の合成メラニンを製造できることは、教示も、クレームもされていない。 哺乳動物のメラニンは、可溶化に際して破壊的な処理、たとえば強アルカリ中 での煮沸や、過酸化水素のような強力な酸化剤の 使用を要することが多いので、研究を行うことが困難であった。この点について は、プロタ(Prota,Giuseppe,1992,Melanins and Melanogenesis,Academic Press,Inc.Harcourt Brace Jovanovich,Publishers,San Diego 290 pp)の 特に第1章、IIのメラニンの相互作用的性質(The Intractable Nature of Me lanins)、3−4頁)に、以下のように述べられている。 「メラニン研究の特徴ともなっている遅々とした進捗状況の原因としては、い くつかの障壁が考えられる。まず、天然のメラニンは、分子量のおそらくは大き い、極めて溶けにくい物質であり、したがって、メラニンが生成される生物の他 の細胞成分からの分離がむつかしい。たとえメラニンが単離された場合でも、そ の単離されたメラニンが純粋かどうかを調べることは困難である。もっとも、こ れは、メラニンのような物質に「純粋」という用語をなんとかあてはめることが できた場合のことである。」 プロタ(第4章IV、73−74頁)には、さらに、合成メラニンによる保護 についての研究が、少数の単量体前駆物質についてしか行われておらず、常にと いうわけではないが、大抵は、酵素的合成技術が用いられてきたことが教示され ている。プロタには、以下のように述べられている。 「ユーメラニン様(eumelaninlike)顔料を得る際に広範に使用されてきた実 験室向きの方法としては、L−チロシンあるいはL−ドーパの、中性pH、チロ シナーゼ(通常市販されているキノコの酵素)の存在下での酸化が挙げられる。 」……「さまざまな合成方法が使用されてきており、そうした方法としては、た とえば1)金属イオンの存在下あるいは不在下での自動酸化、2) チロシナーゼあるいはペルオキシダーゼを用いた酵素的酸化、および3)酸性お よび中性の溶媒中での陽極酸化がある。」(73−34頁) 一方、本発明は、メラニンの物理的/化学的特性を示す高分子量の分子を、酵 素および他のタンパク質を用いずに、少なくとも6種の独特の非酵素的方法によ って製造することができ、その各方法によって、種々の予測される色、スペクト ル、および分子量を有するメラニンが再現性をもって得られることを教示するも のである。本発明は、可溶性のメラニンを合成するにあたっての出発前駆物質が 、イオン化可能な側基を有する芳香環を有することで定義される一群の化合物に 属することも教示する。さらに、こうした化合物の重合の間に、メラニンの高分 子構造にさらに別の分子をうまく組み込んで、メラニンの特性、たとえば、皮膚 や毛髪への直接付着性(substantivity)、あるいは色/色相特性を改善すること もできる。こうした有利な分子の組み込みは、少なくとも6種の独特の非酵素的 方法によって行うことができ、この場合も、各方法によって、再現性をもって種 々のメラニンが得られる。本発明は、こうしたメラニンが、工業規模の量で容易 に合成可能であることを教示するものである。 ポーレック(Pawelek)ら、米国特許第5,218,079号、およびその後のオーロー ら(Orlow,Osber and Pawlek,1992,Pigment Cell Research 5: 113-121,Syn thesis and Characterization of Melanins from Dihydroxyindole-2-Carboxyli c Acid and Dihydroxyindole)には、DHICAおよび/またはDHIを単量体 前駆物質として使用して、メラニンを非酵素的に合成しうる条件、 そして得られた合成メラニンが、100−1000個の前駆物質の単量体サブユ ニットから構成されていることが記載されている。さらに、DHICA単量体上 の負に帯電した(非プロトン化)カルボン酸残基の存在によって、pH5以上の 水溶液へのDHICA−メラニンの溶解度が増大することも示されている。 ポーレック(Pawelek)ら(1993年2月11日に出願され、現在係属中の 米国特許出願第016,330号)には、DHICAおよび/またはフェネチルアミン 、たとえば3−アミノ−チロシンを使用することによって、メラニンを非酵素的 に合成することができ、また、3−アミノ−チロシン単量体上に正に帯電した( プロトン化された)アミノ残基が存在することによって、得られるメラニン重合 体の水溶液への溶解度が広範なpH範囲にわたって改善されるという状況が記載 されている。こうしたメラニンの重合は、酸素の存在下でpH7以上で行われて おり、酸化剤、たとえば過酸化水素を加えることによって、また、金属、たとえ ば Cu2+の塩を加えることによってその重合過程が促進されている。3−アミ ノ−チロシン単量体が合成メラニン中に存在していることによって、メラニンに 赤金色の色相が付与されている。ポーレックらには、前駆物質分子上にイオン化 側基、たとえばリン酸基あるいは硫酸基が存在しているDHICAあるいは3− アミノ−チロシンの適当な類似化合物を使用することによって、さらに別の可溶 性合成メラニンを形成しうることも開示されている。ポーレックらには、さらに 、こうした可溶性合成メラニンを、哺乳動物の皮膚および毛髪に自然に見える色 を付与し、ならびに紫外線からの防護も行う化粧品としての使用を含む数々の種 々の目的に 使用できることも教示されている。ポーレックらには、さらに、こうしたメラニ ンの哺乳動物の皮膚への付着性(直接付着性)を増大させる一つの方法が、上記 メラニンをジヒドロキシアセトンと混合することであることも教示されている。 ここで、ジヒドロキシアセトンは、明らかに皮膚および毛髪の各種成分(たとえ ば皮膚のタンパク質)にメラニンを共有結合させる架橋剤として作用しているも のである。 上述の開示文献で得られたことが記載されている各種のメラニンは、性能の点 では多くの利点を有しているものの、色の範囲、そしてまた皮膚や毛髪への直接 付着性の点で、まだまだある種の制約がある。 本発明には、皮膚に本物のメラニン色を付与し、「化粧品用メラニン」として 商業化するのに適した合成メラニンが記載されている。こうしたメラニンには数 多くの用途及び利点があるものの、おそらく最も重要なのは、皮膚への日焼け色 の付与と、皮膚の紫外線からの防御とを同時に行うということである。 本発明は、下記に列挙する規準を満たす化粧品用合成メラニンの一連の独特な 組成物、方法、そして使用に関するものである。 1) 色が自然に見えること、 2) 皮膚/毛髪のさまざまな着色に使用できること、 3) 自然および/または有機的な組成であること、 4) 単量体および反応物質を含有していない高分子量の重合体であること 、 5) 紫外線吸収剤であること、 6) 化粧品用緩衝液(たとえば、トリエタノールアミン、 リン酸ナトリウム)に可溶であること、 7) 塗りやすいこと、 8) 皮膚に対して直接付着性であること(水/石鹸に抵抗性であること) 、 9) 皮膚から着衣/タオルに色移りしないこと、 10)非突然変異誘発性であること、 11)非刺激性、非アレルギー誘発性であること、 12)工業規模の生産を行いうること、 13)環境に対して安全であること。 従来の添加剤もこうした規準のいくつかを満たしているものの、単純な成分で こうした規準のすべてを満たすものはなかった。「化粧品用メラニン」の定義は 、こうした規準のすべてとともに構成されているのである。また、本発明は、メ ラニン前駆物質を酸化重合するにあたっての相互に明確に異なる一連の方法も提 供するものであり、これらの方法を用いると、出発原料として同一のメラニン前 駆物質を用いた場合であっても、再現性をもって各種のメラニンを得ることがで きる。メラニンが、適当な前駆物質、たとえばジヒドロキシフェニルアラニンの 酸化重合によって合成可能なことは周知であったものの、酸化重合の過程が異な ると、異なる物性、たとえば分子量や色を有するメラニンが再現性をもって得ら れることは、本発明以前には知られていなかったことである。こうした方法によ って各種の化学分類群に属する多岐にわたる化合物が重合あるいは共重合可能で あることも、また、こうした方法を組み合わせて使用することによって、各種の 前駆物質あるいはそれらの組み合わせから重合した新規なメラニンをスク リーニングしうることも、知られていなかったことである。上述の化粧品用メラ ニンを開発するうえでは、米国特許出願第5,218,079号に記載の水溶性メラニン の合成技術を使用しえたことが大いに役にたった。発明の概略 したがって、本発明の目的は、生理的pHおよび温度で可溶な別の合成メラニ ン形を提供することである。 本発明の他の目的は、そのモノマー構造がイオン化可能な側基をもつ芳香族化 合物であるメラニンポリマーを提供することである。 本発明の他の目的は、様々な自然に見える色をもつメラニンを製造するための 組成物および方法を提供することである。 本発明の他の目的は、このようなメラニンの哺乳動物皮膚への付着性を増加す るための組成物および方法を提供することである。 本発明の他の目的は、合成メラニンモノマーを、得られるメラニンポリマーの 特定の性質を増強するための薬剤、例えば皮膚への付着性の増強、紫外線からの 保護の増強、および色の修飾などを行うための薬剤と共重合するための組成物お よび方法を提供することである。 本発明の他の目的は、可能性のあるメラニン前駆物質または「メラニン増強」 薬剤の、合成メラニンのモノマー成分としての有効性をスクリーニングする方法 を提供することである。 本発明の他の目的は、このようなメラニンを工業規模の量で製造するための組 成物および方法を提供することである。 本発明の他の目的は、化粧用メラニンの商業的分布によってヒト皮膚への太陽 による損傷(老化、太陽光線性ほくろ、しわ、癌)が起きるのを減少することで ある。 本発明は上記目的およびその他の目的、ねらい、ならびに有利な点を満足する ものである。本発明は、自然に見える色、生理的 pHと温度における水性バッファーへの可溶性、ヒトの皮膚や髪への直接付着性 、および紫外線照射からの保護を含む化粧品適用に適した物理化学的性質を示す 合成メラニンポリマーに関する。本発明はまた、そのモノマー構造がイオン化可 能な側基をもつ芳香環を含む合成メラニンポリマーに関する。本発明はまた、モ ノマーから合成メラニンへの6つの独特の非酵素的重合法に関する。上記方法は 、試験していないモノマー構造をメラニンポリマーに導入するかのスクリーニン グに、したがってこれらが別の合成メラニンの製造用前駆物質として適している かのスクリーニングにも使用できる。上記方法は、「メラニン増強」薬剤をメラ ニンポリマー中に共重合するためにも使用でき、このような薬剤の例としては、 皮膚への付着性、紫外線からの保護、および色の特徴に関してメラニンの性質を 改良する薬剤がある。本発明はまた、工業規模の量でのそのようなメラニンの製 造法に関する。本発明はまた、化粧品への適用でヒト皮膚への太陽による損傷が 起きるのを減少する方法に関する。発明の詳細な説明 本発明のメラニンは以下の6つの別々の方法のいずれか1つを用いて製造され る。これらの方法は以下の条件下において、空気(または酸素)の存在下に酸化 することを含む: a)水酸化アンモニウムまたはトリエタノールアミンなどの弱塩基の存在下; b)水酸化アンモニウムまたはトリエタノールアミンなどの弱塩基、ならびにC u++またはFe++などの金属イオンの塩の存在下; c)水酸化アンモニウムまたはトリエタノールアミンなどの弱塩基、Cu++また はFe++などの金属イオンの塩、ならびに過酸化水素または過硫酸アンモニウム などの酸化剤の存在下; d)水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムなどの強塩基の存在下; e)水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムなどの強塩基、ならびにCu++また はFe++などの金属イオンの塩の存在下; f)水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムなどの強塩基、Cu++またはFe++ などの金属イオンの塩、ならびに過酸化水素または過硫酸アンモニウムなどの酸 化剤の存在下。 次に、a)〜f)のいずれかによる生成物がポリマーであるかどうか、またヒ トの皮膚や髪に直接付着性を有するかどうかを決定する。 一般に、これらの方法による重合に最も適した前駆物質は、イオン化可能な側 基をもつヒドロキシル化された芳香環をもつ。以下に図面を参照してさらに詳細 に述べるように、これらの前駆物質の1つであるp−アミノ安息香酸(PABA )はヒドロキシル化されていないが、上述した6つの方法のうちの2つによって メラニンへと重合されうる。この知見は、新規分子のメラニンまたはメラニン様 化合物へと重合する能力を試験するために、「6つの方法」のスクリーニング法 が有用であることを強調する。PABAは日焼け止めとして広く使用されており 、またPABA−メラニンはPABA自体よりも広範囲のUVスペクトルを吸収 するので(この点についてはさらに下記の議論を参照されたい)、化粧品用メラ ニンがUVからの保護を提供することを証明するのに もこの知見は役立つ。 その他の適した前駆物質には、チロシン、3−アミノ−チロシン、3−ニトロ −チロシン、ジヒドロキシフェニルアラニン、ジヒドロキシ安息香酸、3−アミ ノ−4−ヒドロキシ安息香酸、3−ジメチルアミノフェノール、5,6−ジヒド ロキシインドールや5,6−ジヒドロキシインドール−2−カルボン酸などのイ ンドール、ジヒドロキシナフタレンスルホン酸、アロイン(aloin)およびエモ ジン(emodin)を含む。 合成メラニンの皮膚への浸透と直接付着性を増強する分子を前駆物質とともに 共重合して、化粧品用途に特に適したメラニンを製造できる。このような分子の 代表例としては、リノール酸、9,10−ジヒドロキシステアリン酸、およびリ ノレン酸などの脂肪酸;コレステロールなどのステロイド;ならびにジヒドロキ シカルバゾールなどのカルバゾールアルカロドがある。重合反応に含めることの できる別の増強剤の例としては、アロエ・ヴェラ(Aloe Vera)植物およびその 関連植物の抽出物に見られるような芳香族グリコシドを含む。メラニン増強剤で ある「アロイン」および「エモジン」はアロエ・ヴェラおよびその関連植物の成 分であることが知られている。アロインとエモジンは、上述した方法によって単 独で重合した場合に金色と赤色のメラニン様化合物を生成するので、メラニン前 駆物質としてもメラニン増強剤としても機能しうる。これらを別の前駆物質、例 えばジヒドロキシフェニルアラニン(ドーパ)と共重合すると、ドーパーメラニ ンポリマーの皮膚への直接付着性を増強する。図面の簡単な説明 本発明を付属の図面を参照しながらさらに詳しく記載する。 図1(a)および(b):化学メラニンの製造に用いた代表的前駆物質の化学構 造とスペクトルを示す; 図2:p−アミノ安息香酸およびp−アミノ安息香酸の合成メラニン様ポリマー のスペクトル特性を示す; 図3:化粧品用メラニンの製造に用いた代表的”メラニン増強”剤の化学構造を 示す; 図4:各種の色の代表的化粧品用メラニンのスペクトル特性を示す; 図5:代表的メラニンポリマーの分子量対吸光度(450nm)のプロットを示 す。図面の詳細な説明 図1:化粧品用メラニンの製造に用いた代表的前駆物質の化学構造と分光光度特 性。前駆物質は、少なくとも1つの芳香族環と少なくとも1つのイオン化可能な 側基をもつという共通の特性をもつ。p−アミノ安息香酸を除いて、前駆物質は ヒドロキシル基をももつ。各前駆物質は紫外スペクトルの光を吸収する。赤色お よび金色メラニンに重合しうる2つの代表的前駆物質であるアロインとエモジン は、別の前駆物質と共重合すると化粧品用メラニンの皮膚への浸透と直接付着性 を助けるという点において、”メラニン増強”剤でもある(図3参照)。 図2:p−アミノ安息香酸およびp−アミノ安息香酸の合成メラニン様ポリマー のスペクトル特性。PABAはヒドロキシル化された部分を含んでいないが、上 述の製造法番号3(弱塩基、金属イオンの塩、酸化剤)および製造法番号5(強 塩基、金属イオン の塩)によって高分子量のメラニン様ポリマーに重合される。PABAおよびP ABA−ポリマーの乾燥粉末をそれぞれ別個に50μg/mlの濃度で0.1M リン酸ナトリウムpH7.4に溶解し、表示の波長領域で分光光度計で吸光度を 測定した。メラニン様PABAポリマーはPABA自体よりもはるかに広い吸収 領域を示し、これはポリマーが前駆物質と比較して優れた光吸収剤であることを 示す。 図3:化粧品用メラニンの製造に用いた代表的”メラニン増強”剤の化学構造。 このような薬剤は図1に示す1または2以上の代表的前駆物質と共重合すると、 ”メラニン増強”剤を入れないで製造したメラニンよりも皮膚への浸透と直接付 着性の増強された化粧品用メラニンを生成する。メラニン増強剤は種々の化学的 範疇(脂肪酸、ステロイド、アルカロイド、”アロイン類”)から選択できるが 、一般には親油性(または親油性領域をもつ)であり、かつヒドロキシル化され ており、および/または不飽和二重結合をもつ。増強剤にはさらに、アロインや エモジンに富むアロエ・ヴェラおよびその関連植物の抽出物を含む。 図4:様々な色の代表的化粧品用メラニンのスペクトル特性。上述した6つの方 法のいずれかを用いて、”メラニン増強”剤の存在下または不在下にメラニンを 合成した。乾燥メラニン粉末を50μg/mlの濃度で0.1Mリン酸ナトリウ ムpH7.4に溶解し、表示の波長領域で分光光度計で吸光度を測定した。図1 に示す前駆物質とは異なり、各メラニンは紫外および可視スペクトルの両方で吸 収を示した。 図5:代表的メラニンポリマーの分子量対吸光度(450nm) のプロット。分子量は、あらかじめ較正しておいたモレキュラーシーブHPLC カラムからの溶出時間で計算した。50μg/ml試料の吸光度を分光光度計で 測定した。常にではないが、一般に、吸光度の大きさと重合度には相関が見られ た。相関度を統計学的分析のR2法で計算した。 各前駆物質および/または増強剤の分子量はすべて1キロダルトンよりも小さ く、一方重合メラニンの分子量は平均で10〜40キロダルトンまたはそれ以上 である。表1に示すように、同じ前駆物質を重合しても、6つの重合法のどれを 用いるかによって異なる分子量のメラニンポリマーが得られる。個々のメラニン の分子量は、あらかじめ較正しておいたモレキュラーシーブカラムからの溶出時 間で計算した。これらの結果は、新規な前駆物質の化粧品用メラニンポリマーの モノマーとしての価値をスクリーニングするのに6つの方法を用いることが極め て有用であることを明白に示している。 同様に、メラニンの単位重量当たりの可視スペクトルの吸光度の大きさも重合 反応に用いる製造法と前駆物質によって異なる。これらの試験において、450 nmの波長での分光光学的吸光度を可視領域での吸光度の指標として用いた。個 々のメラニンの吸光度は、0.1Mリン酸ナトリウムpH7.4に50μg/m l濃度で溶解したメラニン溶液の分光光学的吸光度によって測定した。単一の前 駆物質を用いた場合であっても、得られるメラニンポリマーの吸光度は用いた製 造法によって異なることがわかる。この結果は、新規な前駆物質の化粧品用メラ ニンポリマーのモノマーとしての価値をスクリーニングするのに6つの方法を用 いることが極めて有用であることを明白に示している(表1と比較されたい)。 常にではないが、一般に、吸光度(450nm)の大きさと、重合度(キロダ ルトンで表した分子量)との間には相関があった。この例を図4に示す。図4で は各種前駆物質の吸光度対分子量のプロットをR2値として示す。R2値が1.0 に近い程、相関値が高い。これらの実験において、吸光度特性が重合度との相関 を示さなかったジヒドロキシナフタレンスルホン酸を除いて、各前駆物質で相関 が見られる。したがって、常にではないが、一般に重合度は吸光強度と比例する 。 上述したスクリーニング法を用いて、用いる前駆物質と製造法によって、一連 の色を製造できることが見いだされた。色は、0.1Mリン酸ナトリウムpH7 .4に50μg/mlで溶解したメラニン溶液から決定した。得られた一連の色 はメラニン化学における大きな進歩を示す。各メラニンは紫外と可視スペクトル の両方で光を吸収するが、特定の重合法を用いてスペクトルの特定領域を取り出 すことができ、その結果化粧品用途に適した様々な色が得られる。これらの色の 発見は上述した6つの別個のスクリーニング法を用いることによって得られた。 様々な色を示すメラニンのスペクトル特性の例を図4に示す。各種メラニンは 特定の色(茶、赤、金、オリーブ、青/緑)を示すけれども、紫外スペクトル( 約200−340nm)の光吸収は各場合において近似していたことに注意すべ きである。 適当な前駆物質をメラニンまたはメラニン様化合物へと酸化的に重合する方法 は、工業規模での物質製造に容易に応用できる。直線的かつ簡単な合成経路は、 a)おそらくは増強剤の存在下での前駆物質;b)酸化的重合;c)粉末への濃 縮;そしてd)適当な化粧品賦形剤中への成形、からなる。 製造法は、1または2以上の前駆物質(例えば図1参照)を1または2以上の 増強剤(例えば図3参照)と混合し、混合物を上述した6つの製造法のうちの1 つによって酸化重合に付すことを含むが、これに限定されない。得られたポリマ ーを酸(例えばHCl)またはアルコール(例えばエタノール)を用いた滴定に よる沈殿、凍結乾燥または風乾によって濃縮する。ポリマーを粉末に乾燥し、粉 末を所望の濃度(例えば1%wt/wt)で適当な化粧品賦形剤(例えばエイボ ンボディローション(Avon Body Lotion))中に混合する。 このようにして製造された化粧品用メラニンは、メラニンがUV光を強く吸収 するという事実によって(図2および4)、UV照射によって引き起こされる損 傷(皮膚癌、しわ、太陽光線性ほくろ、皮膚の老化)から皮膚を保護するものと 確信される。上述したように、PABAは日焼け止め製造の活性成分として工業 的におおいに使用されており、PABAから合成されたメラニンはPABA自体 よりも広い領域でUV光を吸収することが図2から 示される。この点において、PABA以外の前駆物質から製造されたメラニンも PABA−メラニンと同様の吸光度特性をもち(図2と4を比較されたい)、こ のようなメラニンは皮膚への直接付着性がありまた可視であるので、現存の日焼 け止め製剤よりも有意に大きな利点をもつと結論できる。 本発明の別の面によると、前述のメラニンのいずれか1重量部を、尿素約1〜 10重量部、好ましくは約1〜5重量部、特に好ましくは約3重量部とブレンド するが、このとき尿素はメラニンの表皮への浸透を増強する。 前述のメラニンのいずれかを別のメラニンと混合して、特定個人の皮膚および 髪の色に合わせたあらかじめ定めた色を得ることができる。 新規なメラニンは乾燥粉末として貯蔵して使用時に溶解することができ、ある いは溶液として貯蔵することができる。有利なことに、メラニンは常法でリポソ ーム中に取り込むことができ、このリポソームを必要時に使用できる。 本発明はまた、本発明の新規なメラニンを得る新規方法に関し、この方法は、 水溶液中で該ポリマーを形成することのできるモノマー物質を重合し、その後得 られる形成したメラニンポリマーの溶液に低級アルカノールを加えて、溶液から メラニンポリマーを沈殿させることからなる。低級アルカノール沈殿剤としては エタノールが有利である。 本発明を以下の実施例でさらに詳しく説明するが、特記しない限りすべての部 は重量で示される。実施例 実施例1:化粧品用メラニンに可能な前駆物質のスクリーニング 1−ドーパ(6.7%w/v)をアロイン(3.3%w/v)と水中で混合し 、以下の6つの異なる方法で酸化重合に付す: 1)NH4OH(5M)の存在下;2)NH4OH(5M)およびCuSO4(0 .6mg/ml)の存在下;3)NH4OH(5M)、CuSO4(0.6mg/ ml)およびH22(3%v/v)の存在下;4)NaOH(1M)の存在下; 5)NaOH(1M)およびCuSO4(0.6mg/ml)の存在下;6)N aOH(1M)、CuSO4(0.6mg/ml)およびH22(3%)の存在 下。混合物を空気中、24時間激しく撹拌する。2容量のエタノールを加えて、 沈殿を遠心分離により回収し、凍結乾燥する。得られた粉末を5%(w/w;メ ラニン/ローション)濃度でエイボンボディローションに溶解し、志願者の皮膚 および髪に適用する。石鹸と水で洗浄することにより余分な物質を除去し、付着 したメラニンの量と色を目で評価した。実施例2:化粧品用メラニンの工業的生産 茶色化粧品用メラニン100kg(100%収率に基づく)生産のための成分 を以下に記載する: L−ジヒドロキシフェニルアラニン 67kg アロイン 33kg NH4OH(濃縮) 350リットル CuSO4 750g H2O 550リットル H22 100リットル(増加的) 各成分を記載の順に適当な混合チャンバーに入れる。混合物を24時間激しく 通気する。得られるメラニンポリマーをエタノール(2.5容量、約2500リ ットル)を加えて沈殿させる。沈殿物を回収して空気中で乾燥させる。次にメラ ニンをエイボンボディローションに1%(w/w;メラニン/ローション)濃度 で溶解し、化粧品用メラニンに使用するためにパッケージする。実施例3:化粧品用メラニンの皮膚および/または髪への適用 a)ドーパ(2部)とアロイン(1部)の共重合モノマーからなる茶色化粧品 用メラニンをエイボンボディローション(1%w/w;メラニン/ローション) 中に混合し、自然な外観の茶色または金茶色の着色を希望する個人の皮膚および /または髪に手で適用する。石鹸と水で洗浄することにより余分の物質を除去す る。 b)アロイン(4部)、3−ジメチルアミノフェノール(1部)およびリノー ル酸(1部)の共重合モノマーからなる赤色化粧品用メラニンをエイボンボディ ローション(5%w/w;メラニン/ローション)と混合し、自然な外観の赤色 または金赤色の着色を希望する個人の皮膚および/または髪に手で適用する。石 鹸と水で洗浄することにより余分の物質を除去する。 c)ジヒドロキシナフタレンスルホン酸(2部)およびアロイン(1部)のモ ノマーからなる青/緑色化粧品用メラニンをエイボンボディローションと混合し 、この色調を希望する個人の皮膚に手で適用する。青/緑色は傷跡を和らげるた めに使用できる。石鹸と水で洗浄することにより余分の物質を除去する。実施例4:注文に合わせて作る化粧品用メラニン 茶色メラニン、赤色メラニン、および青/緑色メラニンの粉末形をそれぞれエ イボンボディローション中に1%(w/w;メラニン/ローション)濃度で溶解 する。メラニン含有ローションを次に様々な比率(例えば1:1:1、1:2: 1など)で互いに混合し、志願者の皮膚および/または髪に適用する。所望の色 調、例えば志願者の髪と目の色に最も適した色が得られたら、その混合比率を記 録し、メラニン”ブレンド”はこのようにして個々人の注文に合わせて作製され る。実施例5:紫外線照射からの保護としての化粧品用メラニンの使 用 ドーパ(3部)、アロイン(1部)、3−ジメチルアミノフェノール(1部) およびリノール酸(1部)の共重合モノマーからなる化粧品用メラニンをエイボ ンボディローション(1%w/w;メラニン/ローション)と混合し、個人の皮 膚に適用する。メラニン固有の紫外線吸収およびフリーラジカル捕獲特性が、メ ラニンを適用した個人の皮膚領域に太陽照射からの保護を与える。 本発明の明細書および請求の範囲は説明のためのものであって、本発明を限定 するものではなく、本発明の精神と範囲を逸脱することなく各種の改良と変更が なしうることが理解されよう。
【手続補正書】特許法第184条の7第1項 【提出日】1995年2月16日 【補正内容】 請求の範囲 1.3−アミノチロシン、ジヒドロキシインドール−2−カルボン酸、3,4− ジヒドロキシ安息香酸、3−アミノ−4−ヒドロキシ安息香酸,アロイン、ジヒ ドロキシフェニルアラニン、4,5−ジヒドロキシナフタレン−2−スルホン酸 、3−ニトロチロシンおよびp−アミノ安息香酸からなる群から選択されるモノ マー単位を含むメラニンポリマーであって、該メラニンポリマーがヒト皮膚およ び毛髪に直接付着性でありかつ生理的pHおよび温度で水溶性化粧品用バッファ ーに可溶性であることを特徴とする上記メラニンポリマー。 2.メラニンポリマーのヒト皮膚への直接付着性を増強する薬剤であるコモノマ ーをさらに含む請求項1記載のメラニンポリマー。 3.コモノマーが芳香族グリコシドを含む請求項2記載のメラニンポリマー。 4.コモノマーがアロインを含む請求項2記載のメラニンポリマー。 5.コモノマーがエモジンを含む請求項2記載のメラニンポリマー。 6.コモノマーがステロイドを含む請求項2記載のメラニン。 7.コモノマーがコレステロールを含む請求項2記載のメラニン。 8.コモノマーがカルバゾールアルカロイドを含む請求項2記載のメラニンポリ マー。 9.コモノマーがジヒドロキシカルバゾールを含む請求項2記載のメラニンポリ マー。 10.コモノマーが脂肪酸を含む請求項2記載のメラニンポリマー。 11.コモノマーが9,10−ジヒドロキシステアリン酸を含む請 求項2記載のメラニンポリマー。 12.コモノマーがリノール酸を含む請求項2記載のメラニンポリマー。 13.コモノマーがリノレン酸を含む請求項2記載のメラニンポリマー。 14.イオン化可能な側基をもつ芳香族化合物のモノマー単位を含む請求項1記 載のメラニンポリマー。 15.チロシンのモノマー単位を含む請求項1記載のメラニン。 16.ジヒドロキシフェニルアラニンのモノマー単位を含む請求項1記載のメラ ニン。 17.3−アミノチロシンのモノマー単位を含む請求項1記載のメラニン。 18.3−ニトロチロシンのモノマー単位を含む請求項1記載のメラニン。 19.ジヒドロキシ安息香酸のモノマー単位を含む請求項1記載のメラニン。 20.3−アミノ−4−ヒドロキシ安息香酸のモノマー単位を含む請求項1記載 のメラニン。 21.3−ジメチルアミノフェノールのモノマー単位を含む請求項1記載のメラ ニン。 22.p−アミノ安息香酸のモノマー単位を含む請求項1記載のメラニン。 23.インドールのモノマー単位を含む請求項1記載のメラニン。 24.ジヒドロキシインドールのモノマー単位を含む請求項1記載のメラニン。 25.5,6−ジヒドロキシインドール−2−カルボン酸のモノマー単位を含む 請求項1記載のメラニン。 26.ジヒドロキシナフタレンスルホン酸のモノマー単位を含む請求項1記載の メラニン。 27.実質的にアロインからなる請求項1記載のメラニンポリマー。 28.実質的にエモジンからなる請求項1記載のメラニンポリマー。 29.請求項1記載のメラニンポリマーを得る方法であって、アロイン、ジヒド ロキシナフタレンスルホン酸、p−アミノ安息香酸、エモジン、ジヒドロキシ安 息香酸、アミノヒドロキシ安息香酸、チロシン、ジヒドロキシフェニルアラニン 、ジヒドロキシインドール−2−カルボン酸、3−アミノチロシン、3−ジメチ ルアミノフェノールおよび3−ニトロチロシンからなる群から選択されるモノマ ー物質を、水溶液中、空気の存在下に酸化によって、 a)弱塩基の存在下に;または b)弱塩基およびCu++またはFe++の塩の存在下に;または c)弱塩基、Cu++またはFe++の塩および酸化剤の存在下に;または d)強塩基の存在下に;または e)強塩基およびCu++またはFe++の塩の存在下に;または f)強塩基、Cu++またはFe++の塩および酸化剤の存在下に、重合し、そ してその後得られるメラニンポリマーが形成された溶液に低級アルカノールを加 えて、これによって該溶液からメラニンポリマーを沈殿させることを含む上記方 法。 30.低級アルカノールがエタノールを含む請求項29記載の方法。 31.請求項1記載のメラニンポリマーと尿素を含む組成物。 32.請求項1記載のメラニンポリマーを含むリポソーム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI A61K 31/195 9455−4C A61K 31/195 31/20 9455−4C 31/20 31/70 9051−4C 31/70 31/785 9051−4C 31/785 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD),AM,AU, BB,BG,BR,BY,CA,CN,CZ,FI,G E,HU,JP,KE,KG,KR,KZ,LK,LT ,LV,MD,MG,MN,MW,NO,NZ,PL, RO,RU,SD,SI,SK,TJ,TT,UA,U Z,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.その物理化学的性質によりヒト皮膚および毛髪への直接付着性を有するメラ ニンポリマー。 2.メラニンおよび、哺乳動物表皮への浸透と直接付着性を増強する薬剤を有す るコモノマーを含む請求項1記載のメラニンポリマー。 3.コモノマーが芳香族グリコシドを含む請求項2記載のメラニンポリマー。 4.コモノマーがアロインを含む請求項2記載のメラニンポリマー。 5.コモノマーがエモジンを含む請求項2記載のメラニンポリマー。 6.コモノマーがステロイドを含む請求項2記載のメラニンポリマー。 7.コモノマーがコレステロールを含む請求項2記載のメラニンポリマー。 8.コモノマーがカルバゾールアルカロイドを含む請求項2記載のメラニンポリ マー。 9.コモノマーがジヒドロキシカルバゾールを含む請求項2記載のメラニンポリ マー。 10.コモノマーが脂肪酸を含む請求項2記載のメラニンポリマー。 11.コモノマーが9,10−ジヒドロキシステアリン酸を含む請求項2記載の メラニンポリマー。 12.コモノマーがリノール酸を含む請求項2記載のメラニンポリマー。 13.コモノマーがリノレン酸を含む請求項2記載のメラニンポリ マー。 14.イオン化可能な側基をもつ芳香族化合物のモノマー単位を含む請求項1記 載のメラニンポリマー。 15.チロシンのモノマー単位を含む請求項1記載のメラニン。 16.ジヒドロキシフェニルアラニンのモノマー単位を含む請求項1記載のメラ ニン。 17.3−アミノチロシンのモノマー単位を含む請求項1記載のメラニン。 18.3−ニトロチロシンのモノマー単位を含む請求項1記載のメラニン。 19.ジヒドロキシ安息香酸のモノマー単位を含む請求項1記載のメラニン。 20.3−アミノ−4−ヒドロキシ安息、香酸のモノマー単位を含む請求項1記 載のメラニン。 21.3−ジメチルアミノフェノールのモノマー単位を含む請求項1記載のメラ ニン。 22.p−アミノ安息香酸のモノマー単位を含む請求項1記載のメラニン。 23.インドールのモノマー単位を含む請求項1記載のメラニン。 24.ジヒドロキシインドールのモノマー単位を含む請求項1記載のメラニン。 25.5,6−ジヒドロキシインドール−2−カルボン酸のモノマー単位を含む 請求項1記載のメラニン。 26.ジヒドロキシナフタレンスルホン酸のモノマー単位を含む請求項1記載の メラニン。 27.実質的にアロインからなる請求項1記載のメラニンポリマー。 28.実質的にエモジンからなる請求項1記載のメラニンポリマー。 29.新規メラニンポリマーの製造に用いる可能性のある前駆物質および任意の 増強剤を試験するためのスクリーニング法であって、該前駆物質と任意の増強剤 とを以下のそれぞれの存在下に混合し: a)弱塩基、 b)弱塩基および金属イオンの塩、 c)弱塩基、金属イオンの塩および酸化剤、 d)強塩基、 e)強塩基および金属イオンの塩、 f)強塩基、金属イオンの塩および酸化剤、 そしてa)〜f)のいずれかの生成物がポリマーでありかつヒト皮膚および毛 髪に直接付着性であるかを確認することを含む、上記スクリーニング法。 30.請求項1記載のメラニンポリマーと尿素を含み、これによって表皮への浸 透が増強される組成物。 31.請求項1記載の複数のメラニンを混合することを含む方法であって、特定 個人の皮膚および髪の色の注文に合ったあらかじめ定められた色相を得る上記方 法。 32.請求項1記載のメラニンポリマーを含むリポソーム。 33.水溶液中でポリマーを形成できるモノマー物質を重合し、その後得られる メラニンポリマーが形成された溶液に低級アルカノールを加えて、これによって 該溶液からメラニンポリマーを沈殿させることを含む、請求項1記載のメラニン ポリマーを得る方法。 34.低級アルカノールがエタノールを含む請求項33記載の方法。
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