【発明の詳細な説明】
紙補強接着バンドを有する使い捨て吸収物品
発明の分野
本発明は、おむつ、成人用失禁ブリーフのような吸収物品に関し、より詳細に
は、接着ファスナテープと、紙補強片で内側が補強された接着ファスナテープ用
ランディング帯域とを有する使い捨て吸収物品に関する。
発明の背景
幼児用おむつや成人用失禁ブリーフのような使い捨て吸収物品は周知であり、
広範に市販されている。市販されているおむつやブリーフの多くは、吸収物品を
幼児やブリーフ装着者に固定するため、接着テープファスナシステムを備えてい
る。接着テープファスナシステムの性能は、このような物品の機能に関する重要
な要素であり、従って、接着テープファスナシステムを備えた吸収物品の商業的
な成功に貢献している。
市販されている吸収物品は一般的に、液体透過性のトップシートと、液体不透
過性のバックシートと、トップシートとバックシートとの間に配置された吸収コ
アとを備えている。
液体不透過性のバックシートは典型的には、薄いポリオレフィンフィルム(殆
ど常に、ポリエチレンフィルム)である。経済的、審美的および環境学的な理由
のため、厚さの薄い(例えば、平均呼称厚さが約0.036mm(1.4ミル))のフィルムを使
用するのが望ましい。
ファスナテープの接着剤は、テープが使用時に機能しなくならないように選定
される。しかしながら、おむつの汚れを検査してテープを再調整するため、テー
プを締めつけないことが、しばしば望ましい。しかしながら、使用時に機能しな
くなるのを回避し且つバックシートの引き裂き又は延伸なしにテープの剥離を可
能にするように、ファスナテープの接着剤を処方するのは非常に困難である。
従って、本発明の目的は、乾燥接着剤の使用を可能にし且つテープを剥がすこ
とによってバックシートの引き裂き又は延伸なしにテープの取り外しを可能にす
る、ファスナテープ用の補強ランディング領域を提供することである。
吸収物品の吸収コアに面するバックシートの表面は、バックシートの内面と呼
ばれる。同様に、吸収物品の吸収コアから離れたバックシートの表面は、バック
シートの外面と呼ばれる。
バックシートのランディング帯域を補強するための多くの方法が、従来技術に
おいて提案されている。
1980年7月1日にサージ三世等に付与された米国特許第4,210,144号は、ラン
ディング帯域の補強のために、バックシートのランディング帯域に付けられたホ
ットメルト接着剤の使用を提案している。ホットメルト接着剤は、連続して塗布
してもよいし或いは分離した線またはビードとして塗布してもよい。接着剤は、
バックシートの内面又は外面に塗布される。
1981年10月27日にウーン等に付与された米国特許第4,296,750号は、バックシ
ートの内面のランディング帯域に付けられた接着片を開示している。
1974年11月19日にメセクに付与された米国特許第3,848,598号は、安全ピン又
は接着テープを含む閉鎖システムを有する使い捨ておむつの補強に言及している
。メセクの特許における補強材料は、高弾性係数を有するポリマー材料のスクリ
ム又はストリップであるのがよい。“粗い”補強材料をバックシートの内面に固
定するのが好ましいが、補強材料は、バックシートの内面又は外面のいずれに固
定してもよい。
1983年6月8日にウィッドランドに公表された欧州特許出願第0080648A号は、
バックシートの外面に固定された滑らかなポリマーフィルムの使用を開示してい
る。ポリマーフィルムは好適には、ポリエステルで形成されている。
1991年6月18日にウィッドランドに付与された米国特許第5,024,672号は、表
面がエンボス加工された同様な補強片を開示している。ウィッドランドの特許の
補強片も又、バックシートの外面に配置されている。
1988年10月26日にクースターに公表された欧州特許出願第0287767A号は、バッ
クシートの内面に固定された補強片を開示している。補強片は、合成ポリマー材
料で形成され、感圧接着剤を使用してバックシートに付着されている。
1987年5月5日にヒロツとロバートソンに付与された米国特許第B1 4,662,8
75号は、吸収物品を対称に付けるのを容易にするために、表示がバックシートに
付けられたおむつを開示している。表示は、バックシートの内面又は外面に固定
された別個の補強片に付けるのがよい。
従来技術は一般に、高価で堅い合成ポリマー材料の使用に依存しており、補強
材料として使用されるポリマー材料に接着剤が付けられている。メセクの特許の
スクリム材料は例外であるように見えるが、スクリム材料は、使い捨て吸収物品
に使用すると非常にコスト高になる。
従って、本発明の目的は、合成ポリマー材料の補強材料よりも廉価な補強材料
を利用することによって、使い捨て吸収物品のバックシートのための補強ランデ
ィング帯域を提供することである。
本発明の別の目的は、熱に対してより抵抗し、従って、合成ポリマー材料で形
成された補強部材よりもホットメルト接着剤を使用するのに適した補強部材を提
供することである。
本発明の更に別の目的は、印刷に適した基体を形成し、印刷時にポリオレフィ
ン材料よりも印刷表示に明瞭な鮮明度を与える補強部材を提供することである。
発明の概要
本発明は、紙(例えばセルロース)材料から成る良好な内側補強片を有する使
い捨て吸収物品に関する。使い捨て吸収物品は、接着テープファスナシステムを
有し、該接着テープファスナシステムは、第1の腰部領域において本体部分の各
長さ方向縁部に隣接して配置されたテープタブを備え、各テープタブは、接着剤
が塗布されたファスナ面を有し、吸収物品の使用の際に結合するため、接着剤に
再固定可能に付着させるためのランディング部材を備え、該ランディング部材は
、吸収物品の第2腰部領域においてバックシートの外面の一部を構成し、少なく
ともランディング帯域に対応するように位置決めされた紙材料から成る内側補強
片を備え、該補強片は、バックシートの内面に接合されている。
補強片の材料についての紙の使用は、使い捨て吸収物品のランディング帯域の
廉価で且つ効果的な補強を提供する。更に、紙は、幼児やブリーフ装着者に固定
するときに吸収物品の適当な位置決めを助ける表示を印刷するための良好な支持
体となる。更に、紙片に印刷された表示の視認性に悪影響を及ぼすことなしに、
使い捨て吸収物品のバックシートに二酸化チタンのような不透明剤を適量加える
ことができることが分かっている。
図面の簡単な説明
本明細書は、本発明の要旨を明瞭に記載した請求の範囲で終わっているが、本
発明は、実質的に同一の要素を示すのに同一の参照符号が使用されている添付図
面に関連した以下の説明からより良く理解されるものと信ずる。
第1図は、本発明の接着ファスナシステムを備えた使い捨ておむつの平面図で
ある。
第2図は、第1図の線2−2に沿った、使い捨て吸収物品の前腰部部分の横断
面図である。
発明の詳細な説明
ここで使用される語“吸収物品”とは、身体排泄物を吸収し収容する装置のこ
とをいい、より詳細には、種々の身体排泄物を吸収し収容するため、装着者の身
体に当てて或いは身体に近接して配置された装置のことをいう。ここで使用され
る語“使い捨て”とは、洗濯したり吸収物品として再使用したりすることを意図
していない吸収物品のことをいう。(すなわち、一度使用した後は、廃棄するこ
とを意図しており、好適には、周囲環境に適合するように再処理され、捨てられ
る。)“一体”の吸収物品とは、別個のホルダやライナのような別の操作部品を
必要としないように、別々の部品を一緒にして一つのものにした吸収物品のこと
をいう。本発明の吸収物品の好適な実施例は、第1図に示されるように、一体の
吸収物品、すなわち、おむつ20である。ここで使用される語“おむつ”とは、
一般的に幼児や失禁要注意者が下半身に装着する吸収物品のことをいう。しかし
ながら、本発明は、失禁用ブリーフ、失禁用下着、おむつホルダおよびライナ、
女性用生理下着、トレーニングパンク等のような他の吸収物品にも適用すること
ができる。
第1図は、本発明のおむつ20を平らに非収縮状態(すなわち、弾性導入され
た収縮部引っ張りだされた状態)で示した平面図であり、おむつ20の構造を明
瞭に示すため、図面は部分的に切り取られており、図面の手前側が装着者から遠
い方の部分、すなわち外面52を示している。第1図に示されるように、おむつ
20は、好適には液体透過性のトップシート24、トップシート24と接合され
た液体不透過性のバックシート26、およびトップシート24とバックシート2
6との間に配置された吸収コア28とを有する本体部分22と、接着テープファ
スナシステムとを備えている。接着テープファスナシステムは、テープタブ38
と、ランディング部材40と、内側補強片42とを有する。
おむつ20の本体部分22は、おむつ20の主要本体(シャシー)を含むもの
として第1図に示されている。本体部分22は、少なくとも1つの吸収コア28
と、好適には、トップシート24およびバックシート26を有する外側被覆層と
を含む。本体部分20は、外面52と、外面52と向かい合った内面54と、第
1の腰部領域56と、第1の腰部領域56と向かい合った第2の腰部領域58と
、長さ方向縁部が62で示され端縁部が64で示されている、おむつ20の外縁
部によって定められる周囲60とを有するものとして第1図に示されている。お
むつ20の内面54は、使用の際、装着者の身体に隣接して位置決めされる、お
むつ20の部分を含む。(すなわち、内面54は一般的に、トップシート24の
少なくとも一部と、トップシート24に接合された他の要素とによって、形成さ
れている。)外面52は、装着者の身体から離れて位置決めされる、おむつ20
の部分を含む。(すなわち、外面52は一般的に、バックシート26の少なくと
も一部と、バックシート26に接合された他の要素とによって、形成されている
。)
第1図は、おむつ20の好適な実施例を示しており、この実施例では、トップ
シート24およびバックシート26の長さおよび幅が、吸収コア28のものより
も全体として大きい。トップシート24およびバックシート26は、吸収コア2
8の縁部を超えて延びて、おむつ20の周囲60を形成している。トップシート
24、バックシート26および吸収コア28は、種々の周知の形体に組み立てら
れるが、好ましいおむつの形体が、1975年1月14日にケネス・B・ブール
に付与された米国特許第3,860,003号(使い捨ておむつ用の収縮可能な
側部分)および1992年9月29日にケネス・B・ブール等に付与された同第
5,151,092号(予め配置された弾性曲げヒンジを有する動的弾性腰部要
素を備えた吸収物品)に記載されており、これらの特許を参考文献としてここに
含める。
第2図は、第1図の線2−2に沿った、おむつ20の概略横断面図である。吸
収コア28は、第2図に概略的に示され、吸収コア28の腰部縁部72を示して
いる。トップシート24とバックシート26は、吸収コア28を囲み、吸収コア
28の腰部縁部72を超えて長さ方向外方に延びて腰部フラップ80および端縁
部64を形成している。内側補強片42は、バックシートと吸収コアとの間で、
バックシートの内面82に隣接して位置決めされている。内側補強片42は、ラ
ンディング部材を補強するため、片をバックシートに接合するための片取付け手
段(図示せず)によってバックシートの内面82に接合されている。
吸収コア28は、一般的に圧縮性であり、順応性があり、装着者の皮膚を刺激
せず、かつ、尿や他の身体分泌液のような液体を吸収し保持することができる、
任意の吸収性の手段である。第1図および第2図に示されるように、吸収コア2
8は、下着面66と、身体面68と、側縁部70と、腰部縁部72とを有する。
吸収コア28は、多くの寸法および形状(たとえば、矩形、砂時計、T形、非対
称などの形状)のものが、使い捨ておむつに通常使用される多くの液体吸収材料
や、一般にエアフェルトと呼ばれる微粉砕された木材パルプのような他の吸収性
物品によって製造されている。他の適当な吸収性材料の例として、セルロースの
詰綿、架橋セルロース繊維を含む溶融ポリマー、ティッシュラップやティッシュ
ラミネートを含むティッシュ、吸収性フォーム、吸収性ゲル化材料、或いはこれ
らの材料と等価な、又はこれらの材料を組合せた他の材料がある。吸収コアの形
体および構造は、変えることができる。(たとえば、吸収コアは、変動厚み帯域
、親水性勾配、超吸収性勾配、或いは低平均密度および低平均坪量の捕捉帯域を
備えていてもよく、或いは、1つ以上の層または構造体を備えていてもよい。)
しかしながら、吸収コア28の総吸収能力は、おむつの設計荷重および意図した
使用と両立する。さらに、吸収コア28の寸法および吸収能力は、幼児から大人
にわたる装着者に適応させるように、変えることができる。吸収コア28に使用
される典型的な吸収性構造体が、1986年9月9日にワイズマン等に付与された米
国
特許第4,610,678号(高密度吸収性構造体)、1987年6月16日にワイズマン等に
付与された同第4,673,402号(二重層コアを備えた吸収性物品)、1989年12月19
日にアングシュタットに付与された同第4,888,231号(ダスティング層を有する
吸収性のコア)、1989年5月30日にアルマニー等に付与された同第4,834,735号
(低密度および低坪量領域を有する高密度吸収性部材)に記載されている。吸収
コア28の好ましい実施例は、好ましくは化学的に剛化されたセルロース繊維と
繊維および吸収ゲル化材料の混合物から成る貯蔵コアとを備えた捕捉/分配層を
もつ二重層構造を有している。このような吸収コアの例が、1990年6月19日にラ
ッシュに付与された米国特許第4,935,022号(ゲル化剤を有する薄い吸収物品)
に記載されている。これらの特許を参考文献としてここに含める。
バックシート26は、吸収コア28の下着面66に隣接して位置決めされてお
り、好適には、当該技術分野において周知のような取付手段(図示せず)によっ
て、一定の帯域において下着面66に接合されている。たとえば、バックシート
26は、接着剤の均一な連続層、接着剤のパターン層、或いは、接着剤の分離し
た線、螺旋またはスポットの列によって、吸収コア28に固定するのがよい。申
し分なく機能する接着剤としては、米国ミネソタ州セントポールのH.B.フラー社
によって製造されHL-1258、HL-1347Xとして販売されている接着剤がある。取付
手段は好適には、1986年3月4日にミネトーラ等に付与された米国特許第4,573,
986号(使い捨ての排泄物収容下着)に開示されているような開放型組織のフィ
ラメントの接着剤からなり、参考文献としてここに含める。開放型組織のフィラ
メントの典型的な取付手段は、1975年10月7日にスプラーク・ジュニアに付与さ
れた米国特許第3,911,173号、1978年11月22日にズィーカー等に付与された同第4
,785,996号、1989年6月27日にウェレニッツに付与された同第4,842,666号に示
されている装置および方法によって示されているように螺旋型に渦を巻いた接着
剤フィラメントの幾つかの線からなる。これらの特許の各々を参考文献として
ここに含める。或いは、取付手段は、熱接着、圧力接着、超音波接着、動的機械
接着、或いは当該技術分野で公知の他の適当な取付手段またはこれらの取付手段
の組み合わせから成るものでもよい。
バックシート26は、液体(たとえば、尿)に対して不透過性であり、他の可
撓性の液体不透過性の材料を使用してもよいが、薄いプラスチックフィルムで製
造するのが好ましい。ここで使用される語“可撓性”は、材料が柔軟であり、人
体の体型に容易に適合するような性質をいう。バックシート26は、吸収コア2
8に吸収され収容された排泄物が、ベッドのシーツや下着のような、おむつ20
に接触している物品を濡らさないようにする。かくして、バックシート26は、
織布や不織布、ポリエチレンやポリプロピレンの熱可塑性フィルムのようなポリ
マーフィルムから成るのがよい。好適には、バックシート26は、厚さが約0.01
2mm(0.5ミル)〜約0.051mm(2.0ミル)の熱可塑性フィルムである。経済的、審美的およ
び環境学的な理由のため、バックシート26は好適には、約0.036mm(1.4ミル)以下
(より好適には、約0.020mm(0.8ミル)〜約0.036mm(1.4ミル)、最も好適には、約0.02
5mm(1.0ミル)〜約0.030mm(1.2ミル))の平均厚さを有している。
好適には、バックシート26は、可撓性のポリエチレンフィルムである。ここ
で使用される語“ポリエチレン”フィルムとは、ポリエチレンで実質的に形成さ
れているフィルムを意味するが、ポリエチレンフィルムが、不透明度、強度、色
彩、或いはポリエチレンよりも少量の物質をフィルムに添加することによって得
られる他の所望の特性のような特性を提供する種々の添加剤を含んでいることを
理解すべきである。添加剤の総量は、フィルム材料の重量の45%以下(好まし
くは15%以下)とすべきである。特に、フィルムの不透明度については、フィ
ルム重量の2〜6%(好適には、3.5〜4.8%)の二酸化チタンが通常使用
される。本発明のバックシートとして使用される典型的なフィルムは、米国イン
ディアナ州テール・オートのトレデガー・インダストリーズ社によって名称HT
S−IIとして製造されている。バックシート26は好適には、ファスナシステム
の性能を高め且つ布状の外観を提供するために、後述するように表面仕上げされ
ている。さらに、バックシート26は好適には、米国特許第4,681,793号に記載
されているように微小孔を設けることによって、吸収コア28から蒸気を逃がす
(すなわち、呼吸可能にする)とともに、排出物がバックシート26を通過する
のを阻止するのがよい。バックシートは又、1993年1月7日に公表されたトムと
ヌックによるWO93/00116号(生物分解性のバックシートを有する使い捨て吸収物
品)に開示されているフィルムのように、生物分解性であるのがよい。
トップシート24は、吸収コア28の身体面68に隣接して位置決めされてお
り、好適には、当該技術分野において周知のような取付手段(図示せず)によっ
て、吸収コア28およびバックシート26に接合されている。適当な取付手段に
ついては、バックシート26の吸収コア28への接合に関連して説明されている
。ここで使用されている語“接合”は、要素を他の要素に直接貼ることによって
要素を他の要素に直接固定する形体と、他の要素に貼られている中間部材に要素
を貼ることによって要素を他の要素に間接的に固定する形体とを含む。本発明の
好適な実施例では、トップシート24とバックシート26は、おむつの周囲60
に互いに直接接合されており、そして、取付手段(図示せず)によって吸収コア
28に直接接合することよって互いに間接的に接合されている。
トップシート24は、柔軟で柔らかな感触のものであり、装着者の皮膚に刺激
を与えない。さらに、トップシート24は、その厚さを通して液体(たとえば、
尿)を容易にしみ込ませる、液体透過性のものである。適当なトップシートは、
多孔質フォーム、網状フォーム、孔開きプラスチックフィルム、天然繊維の織布
や不織布のウエブ(たとえば、木綿や綿花)、合成繊維(たとえば、ポリエステ
ルやポリプロピレン繊維)のような種々の材料、或いは天然繊維と合成繊維の組
み合わせによって製造される。好適には、トップシート24は、吸収コア28に
含まれた液体から装着者の皮膚を隔離する(すなわち、再び濡れない)疎水性材
料で作られる。トップシート24を製造するのに使用される多くの製造技術があ
る。たとえば、トップシート24は、結合剤を用いず、すかれ、湿式堆積され、
メルトブローンされ、もつれさせたり、或いは、これらを組み合わせた繊維の不
織布のウェブであるのがよい。好適なトップシートは、繊維工業の分野における
当業者にとって周知の手段によって、すかれ、そして熱接着される。好適なトッ
プシートは、米国マサチューセッツ州ウォルポールのインターナショナル・ペイ
パー・カンパニーの部門であるフェラテック社によってP-8として製造されてい
るような、ステープル長のポリプロピレン繊維のウェブから成る。
おむつ20は好適には更に、液体および他の身体排出物を良好に収容するため
の弾性脚部カフス32を備えている。各弾性脚部カフス32は、脚部領域におけ
る身体排出物の漏洩を減少させるための幾つかの異なる実施例を備えたものでよ
い。(脚部カフスは、脚部バンド、側部フラップ、障壁カフス、または弾性カフ
スとも呼ばれる。)米国特許第3,860,003号は、側部フラップおよび弾性脚部カ
フス(ガスケットカフス)となる1つ以上の弾性部材を有する収縮可能な脚部開
口を提供する使い捨ておむつを記載している。1990年3月20日にアジズ等に付与
された米国特許第4,909,803号は、脚部領域の収容を向上させるため、“スタン
ド・アップ”弾性フラップ(障壁カフス)を有する使い捨ておむつを記載してい
る。1987年9月22日にローソンに付与された米国特許第4,695,278号(二重カフ
スを有する吸収物品)は、ガスケットカフスと障壁カフスを備えた二重カフスを
有する使い捨ておむつを記載している。各弾性脚部カフス32は、上述の脚部バ
ンド、側部フラップ、障壁カフス、または弾性カフスに類似するように形成され
ているが、各弾性脚部カフス32が、障壁カフスと1つ以上(好適には複数の)
弾性部材および側部フラップの一部を含んだガスケットカフスを有する米国特許
第4,695,278号に示されている形体を備えているのが好ましい。
おむつ20は好適には更に、良好なフィットおよび収容を提供する弾性腰部要
素34を備えている。弾性腰部要素34は、弾性的に膨張収縮して装着者の腰部
に動的にフィットするようになった、おむつ20の部分または帯域である。弾性
脚部要素34は、吸収コア28の腰部縁部72の少なくとも一方から長さ方向外
方に少なくとも延び、おむつ20の端縁部64の少なくとも一部を形成する。単
一の弾性腰部要素をもつおむつを製造してもよいが、使い捨ておむつは一般的に
、2つの弾性腰部要素(そのうち一方は、第1の腰部領域に位置決めされ、他方
は、第2の腰部領域に位置決めされている)を有するように構成されている。さ
らに、弾性腰部要素又はその構成要素は、おむつに取付けられた別個の要素から
成るものでもよいが、弾性腰部要素は好適には、バックシート26又はトップシ
ート24(好適には、バックシート26又はトップシート24の両方)のような
おむつの他の要素の延長部として構成されている。弾性脚部要素34は、1985年
5月7日にキービィットに付与された米国特許第4,515,595号および上述の米国
特許第5,151,092号に記載されている形体を含む多くの形体で構成することがで
き、これらの特許を参考文献としてここに含める。
特に好適な実施例では、おむつは又、第2の腰部領域58に配置された弾性側
部パネル30を備えている。(ここで使用される語“配置され”とは、おむつの
要素が、おむつの他の要素と一体の構造として或いはおむつの別の要素に接合さ
れた別個の要素として、特定の位置に形成され(接合され位置決めされ)ている
ことを意味するのに使用されている。)弾性側部パネル30は、弾性的に伸長可
能な部材を提供し、この部材は、まず装着者におむつを快適にフィットさせ、お
むつに排泄物が溜まった状態を含む装着期間を通じてこのフィット感を維持する
ことによって、より快適なフィット感を提供する。これは、弾性側部パネル30
が、おむつの側部を膨張収縮させるからである。弾性側部パネル30はさらに、
おむつ20の効果的な着用を提供する。これは、おむつの着用の際に一方の側部
パネル30を他方の側部パネルよりも引っ張りすぎたとしても(すなわち、非対
称に引っ張ったとしても)、おむつ20は、着用の際、“自動調節”するからで
ある。本発明のおむつ20は好適には、第2腰部領域58に配置された弾性側部
パネル30を有するものであるが、弾性側部パネル30を第1腰部領域56に配
置してもよく、或いは第1腰部領域56と第2腰部領域58の両方に配置しても
よい。弾性側部パネル30は多くの形体で形成することができるが、おむつの耳
部(耳部フラップ)に位置決めされた弾性側パネルを備えたおむつの例が、1989
年8月15日にウッド等に付与された米国特許第4,857,067号(シャーリング耳部
を有する使い捨ておむつ)、1983年5月3日にシアラッファ等に付与された同第
4,381,781号、1990年7月3日にファン・ゴンペル等に付与された同第4,938,753
号、および上述の米国特許第5,151,092号に開示されており、これらの特許を参
考文献としてここに含める。好適な弾性側部パネルは、米国特許第5,151,092号
に記載されているようなゼロ歪みストレッチラミネートから成る。
おむつ20には、おむつ20の各側に側部閉鎖体を形成するための接着テープ
ファスナシステムが設けられている。かくして、おむつ20は装着者にフィット
し、おむつの周囲に側方引っ張りが維持されておむつを装着者に維持するように
おむつ20を装着するとき、第1腰部領域56および第2腰部領域58は、重な
り形体に維持される。
第1図に示されるような本発明の好適な実施例では、接着テープファスナシス
テムは、一対の閉鎖部材を備えており、各閉鎖部材は好適には、テープタブ38
と、バックシート26の外面84の少なくとも一部によって構成されるランディ
ング部材40と、内側補強片42とを有し、テープタブ38は、使用時にランデ
ィング部材40に接着され、内側補強片42は、ランディング部材40と少なく
とも一致するバックシート26の内面82に接合された紙材料からなる。
閉鎖部材は、おむつを装着者に固定するため確実な結合又は閉鎖を提供するよ
うに、ランディング部材に接着係合するための手段となる。かくして、閉鎖部材
は好適には、ランディング部材に接着係合するための接着ファスナ手段を備えて
いる。閉鎖部材は又、結合を提供するようにランディング部材に隣接してファス
ナ手段を位置決めするための手段を備えている。かくして、本発明の閉鎖部材は
好適には、内側ファスナ部材又はテープタブのいずれか、最も好適にはテープタ
ブを備えている。
内側ファスナ部材は、おむつ20の本体部分22に位置決めされた接着剤のス
トリップ、パッチ又は層を備えている。内側ファスナ部材の典型的な例は、1987
年10月13日にトーサント及びハッセに付与された米国特許第4,699,622号、1991
年5月28日にポルスキに付与された同第5,019,072号、および1989年7月25日に
アレド等に付与された同第4,850,988号に記載されており、これらの特許を参考
文献としてここに含める。
第1図に示されるように、各閉鎖部材は、最も好適にはテープ部材38を備え
ている。少なくとも1つのテープタブが、おむつ20の第1腰部領域56の本体
部分22に各長さ方向縁部62に隣接して配置されている。(大きな失禁用ブリ
ーフについては、米国特許第4,253,461号に記載されているように、各長さ方向
縁部に、2つ以上のテープタブが位置決めされている。しかしながら、簡単のた
めに、第1図は、各側について1つのテープタブ38を示している。)各テープ
タブ38は、固定端部44と、連結端部46とを有している。固定端部44(即
ち、製造の際、本体部分22に接合されるテープタブ38の端部)は、本体部分
22に恒久的に取付けられている。ここで使用される語“恒久的に取付けられ”
とは、使い捨ておむつ20の通常の使用状態の下では外れない取付けを意味する
。連結端部46は、本体部分22から長さ方向縁部62を超えて外方に延び、お
むつを装着者に固定する際に被装着者によって把持されるテープタプ38の端部
である。連結端部46は、接着剤の層が塗布されているテープ支持材料を備えて
い
る。
好適な実施例では、各テープタブ38は好適には更に、トップシート24に接
合された剥離テープ(図示せず)を備えている。剥離テープは、使用前にテープ
タブ38の接着剤を汚染や剥離から保護するため、製造時に連結端部を内側に折
り曲げる。(テープタブの変形形体は、1974年11月19日にケネス.B.ブールに
付与された米国特許第3,848,594号(使い捨ておむつ用のテープファスナシステ
ム)に詳細に記載されているようなY形結合構造のものであり、この特許を参考
文献としてここに含める。)
任意には、テープタブ38の遠位縁48のところに把持タブを設けてもよい。
把持タブは、例えば、連結端部46の外側縁のところでファスナ面50を折り畳
むことによって形成される。把持タブの幅は好適には、2mm〜8mm、好適には約
3mmである。接着剤が塗布されない遠位縁48を備えることによって、把持タブ
を設けてもよい。さらに、使用者に更なる快適感を与えるため、テープタブ38
の遠位縁48に丸み付き縁部を設けてもよい。
各テープタブ38は、周知の材料であるテープ支持材料からなる。例えば、お
むつの使用時にテープタブの部分として有用な所要強度を提供するポリエステル
フィルム、ポリプロピレンフィルム、ペーパバッキング又は他の材料が、テープ
支持材料として使用するのに適している。特に、厚さ0.152mmのポリプロピレン
フィルムのテープ支持材料が、良好に機能することが分かっている。テープ支持
材料に使用したのと同じ材料を、剥離テープに使用してもよい。剥離機能を果た
すために、トップシート24に取付けられていない剥離テープの側に、剥離剤(
好適には、周知のシリコン剥離剤)を塗布してもよい。
ランディング部材に接着係合するための接着剤ファスナ手段を提供するため、
テープ支持材料に接着剤の層が塗布される。(ここで使用される語“塗布”は、
テープ支持材料に接着剤を付けるための特定の技術または方法に限定されるもの
ではない。)接着テープファスナシステムは、公知の適当な接着剤を使用するこ
とができる。接着剤は、例えば、周知のホットメルト塗布法(例えば、スロット
コーティング法)によってテープ支持材料に塗布されるホットメルト接着剤であ
る。或いは、接着剤は、溶剤塗布法で供給することができる。好適には、接着剤
は、エラストマー感圧接着剤である。このような接着剤材料が粘着性のゴムエラ
ストマーを含むのが特に好適である。
本発明によれば、米国ミネソタ州セントポールの3M社によって8018接着剤を
含んだKR2045又は0115接着剤を含んだKS2048として製造されているようなテープ
タブ(テープ支持材料および接着剤)が、本発明の接着テープファスナシステム
において良好な性能を提供することが分かっている。適当なテープタブの例が、
1991年10月25日にブレイニーとプリエム・キスホルムによって出願された米国特
許出願第07/782,707号(使い捨て吸収物品用の再固定可能な接着ファスナシステ
ム)に更に記載されており、この出願を参考文献としてここに含める。
固定端部44の本体部分22への接合は、機械的手段、或いは好適には接着手
段によって行われる。好適な実施例では、テープタブ38のテープ支持材料は、
その長さ全体にわたって同じ接着剤で覆われている。かくして、この接着剤は、
連結端部46のところでのファスナ手段、並びに、テープタブ38を固定端部4
4のところでバックシート26に恒久的に付着させる取付け手段を提供する。
接着テープファスナ手段は更に、ランディング部材40を備えている。ランデ
ィング部材40は、おむつの側部閉鎖体となるように確実で且つ再固定可能な結
合を形成するため、ランディング部材自体およびテープタブの連結端部46に配
置された接着剤を再固定可能に付着させるための手段を提供する。ランディング
部材40は、テープタブ38に係合している限り、バックシートの外面のいずれ
に配置されていてもよい。典型的には、ランディング部材40は、第2腰部領域
58に配置されている。ランディング部材40は、バックシート26の外面84
の少なくとも一部によって構成されている。
ランディング部材40、バックシート26は好適には、テープタブ38の付着
性、剥離性および再固定可能性を最適にする表面を提供するように製造される。
接着剤のランディング部材への強力な付着および良好な結合安全性について、バ
ックシートの外面84は、低付加圧力で接着剤に受け入れられなければならない
。典型的には、“滑らかな”表面が結合安全性を高めることが分かっている。何
故ならば、接着剤が表面を一層“濡らす”からである。しかしながら、エンボス
加工された表面は一般に、結合安全性を犠牲にしてマットの外観を美観上好まし
いものにしているように見える。何故ならば、領域全体が接着剤によって濡らさ
れないからである。しかしながら、バックシートの外面84について最適表面粗
度があることが発見された。バックシートの外面84は好適には、接着ファスナ
システムの結合安全性を高めるものと思われる一定の表面特性を有している。外
面は好適には、バックシートの呼称平均厚さ(計算厚さ)の約1.2倍以下の平
均表面偏差を有している。すなわち、(フィルムの表面テキスチャーを考慮した
)バックシートの全体厚さは好適には、フィルムの呼称平均厚さ(初期厚さ)の
約20パーセント以下である。米国オハイオ州ブルーアッシュのファインプルー
フ社によって販売されているようなパーソメータM4Pで測定したとき、バック
シートの表面粗度は、約12ミクロン(より好適には約10ミクロン、最も好適
には約8ミクロン)以下の平均山−谷高さ、および約15ミクロン(より好適に
は約12ミクロン、最も好適には約10ミクロン)以下の最大山−谷高さを有し
ている。
好適な実施例では、バックシートの外面84は、組織的なパターン又は無秩序
パターンに形成されたテキスチャー表面粗度を有している。一般に、熱可塑性フ
ィルムのテキスチャリングは、鋼ロールのニップとゴムロールとの間にフィルム
を通すことによって行われる。鋼ロールは、矩形、円形、無秩序形状、または熱
可塑性フィルムの特別の使用に望ましいと思われる他の形状のようなパターンを
有している。熱可塑性フィルムは、互いに押付けられている2つのロール間のニ
ップ内に引っ張られる。テキスチャリングの深さは、鋼ロールに設けられたパタ
ーンに依存する。熱可塑性フィルム材料に応じて、熱可塑性フィルムを予熱し、
エンボス加工後に冷却する段階が加えられる。バックシートの外面は一般に、鋼
ロールによってエンボス加工された表面となるようになっていた。テキスチャリ
ングの方法および装置の詳細な説明は、米国特許第4,436,520号、同第4,595,021
号、同第4,546,029号、同第4,376,147号、またはWO88/07336号に記載されている
。しかしながら、本発明によれば、熱可塑性フィルムのテキスチャリングは、例
えば上述のやり方と同様に滑らかな非パターン鋼ロールおよびゴムロールが用い
られる方法を使用することによって、提供される。この場合に、ゴムロールによ
ってテキスチャリングされた表面は、バックシートの外面として使用される。好
適には、鋼ロールは、平らなサンドブラスト面を有している。バックシートの外
面のテキスチャリングは、ゴムロールから生ずる。
内側補強片42は、バックシート26を変形したり引き裂いたりすることなし
にテープタブ38をランディング部材から剥がすことができるように、ランディ
ング部材40(即ち、バックシート26)を補強し、かくして、所要のテープタ
ブ38の再固定可能性および確実な再位置決めを可能にする。第1図および第2
図に示されるように、バックシート26の内面82は、内側補強片42を内面に
接合することによって補強される。かくして、バックシート26と内側補強部材
42のラミネートが延伸と引き裂きに抵抗し、テープタブとランディング部材と
の間の接着接合を剥離可能かつ再固定可能にする引っ張り強度を向上させる。
内側補強“片”は、内側補強“部材”が任意の寸法、形状または厚さを有する
という点で非限定的なものとすべきである。例えば、内側補強片は、バックシー
トの内面に固定された材料の比較的大きな領域のパッチであり、バックシートの
内面全体に取付けられた材料の層であり、或いは、内面に固定された1つ以上の
パッチである。好適には、内側補強片42は、比較的幅狭の紙片であり、この紙
片は、バックシートの外面のランディング部材の少なくとも所定の表面積に対応
する十分な領域を提供する程の寸法の略矩形形状を有している。
内側補強片42は、接着剤、超音波結合、動的機械結合、又は他の適当な取付
け手段によって、バックシートの内面82に“接合”されている。好適には、内
側補強片42は、内面82に接着接合されている。
内側補強片42は、紙材料からなる。ここで使用される語“紙”は、化学処理
されたセルロース繊維の形成された層を示している。セルロース繊維の層は処理
されて、ティッシュや普通の紙を含む多数の種類の普通の紙の層となる。紙の内
側補強片は、内側補強片に使用される普通のポリオレフィン材料と比較して幾つ
かの利点を有している。紙片は接着力を高める(コロナ放電処理のような)処理
を必要とせず、紙が典型的には紙に付けられるホットメルト接着剤の温度で溶融
しないので高い接着付加温度を可能にし、紙が生物分解性またはコンポスト可能
であるという点で環境により適合するものであり、より広範な処理パラメータが
可能であるので典型的なポリオレフィンフィルムよりも処理が容易であり、片の
表面により明瞭な表示を印刷することが可能であり、吸収コアと適合し、コスト
が廉価である。さらに、紙の内側補強片は、軽量で大きな引っ張り強度を備えた
補強および強度特性を提供する。かくして、紙の内側補強片は、接着ファスナシ
ステムのための良好な再固定可能性を提供する。
本発明の好適な実施例では、紙の内側補強片は、良好な固定可能性および再固
定可能性を提供する接着テープファスナシステムを与える一定の物理的特性を有
している。好適には、紙の内側補強片の坪量は、約10〜約50lbs/3,000ft2(より
好適には約15〜約30lbs/3,000ft2)である。かかる坪量は、良好な補強のための
十分な繊維と強度を内側補強片に提供する。紙の内側補強片の厚さは好適に
は、約10〜約25ミルである。紙の内側補強片の仕上げ製品と処理必需品のための
十分な強度に必要とされる全体引っ張り強度は、約700〜18,000g/inであり、機
械方向(MD)の引っ張り強度は約500〜13,000g/in、横断機械方向(CD)の引っ
張り強度は約200〜5,000g/inである。処理の問題については、紙材料は、MDと
CDの両方の延伸を示すべきである。MDの延伸は、約1%〜約20%とすべきで
あり、CDの延伸は、ピーク荷重で約2%〜約10%とすべきである。紙の内側補
強片が吸収コアと接触し、尿や他の身体排出物によって濡れる可能性があるので
、紙の内側補強片は、湿潤荷重状態の下で補強を維持するのに十分な湿潤強度を
示すのが好ましい。さらに、紙材料は、メートル当たり約0〜約20ft3の小さな
多孔度特性を示すのが好ましい。
例1
トレデガー社によってHTS-IIとして製造されているようなポリエチレンのバッ
クシートから成るおむつを形成する。ファスナテープは、支持材料および3M社
によって8018を備えたKR2045として販売されているような接着剤を備えたファス
ナテープを、おむつに付ける。内側補強片は、3M社によってXPO-1074として供
給される材料から成る。内側補強片は、内側補強片の表面全体に塗布された接着
剤によって、バックシートの内面に固定されている。接着剤は、フラー社によっ
て商品名HL1347Xとして販売されている。内側補強片のMD引っ張り強度は12,500g
/in、CD引っ張り強度は4,100g/in、坪量は30lbs/3,000ft2、引き裂き強度は75gr
am、MDの延伸は13%、CDの延伸は7.4%である。内側補強片は、バックシートの
ランディング部材へのファスナテープの繰り返し再固定がバックシートをしわに
し、引き裂き、或いは破壊しないように働く。
例2
使い捨ておむつが、ファスナテープが3M社の0115接着材料を備えたKS2048で
ある点を除いて、例1と同じ特徴を備えて形成されている。内側補強片は、タフ
コによって製造されているような15lbsの紙から成る。内側補強片のMD引っ張り
強度は4,700g/in、CD引っ張り強度は2,100g/in、坪量は16lbs/3,000ft2、湿潤引
っ張り強度は約18〜22gram、MDの延伸は1.8%、CDの延伸は2.4%である。内側補
強片は、バックシートのランディング部材へのファスナテープの繰り返し再固定
がバックシートをしわにし、引き裂き、或いは破壊しないように働く。
例3
使い捨ておむつが、例2と同様に形成されている。内側補強片は、米国オハイ
オ州フリーモントのロバート・ウォルフ社によって市販されている30lbsの新聞
紙から成る。内側補強片のMD引っ張り強度は6,500g/in、CD引っ張り強度は2,700
g/in、坪量は30lbs/3,000ft2、MDの延伸は1.6%、CDの延伸は2.5%である。内側
補強片は、バックシートのランディング部材へのファスナテープの繰り返し再固
定がバックシートをしわにし、引き裂き、或いは破壊しないように働く。
おむつ20は好適には、腰部領域の一方(好適には、第2腰部領域58)を装
着者の背中の下に位置決めし、他方の腰部領域(好適には、第1腰部領域56)
が装着者の前部に位置決めされるように装着者の脚部の間におむつの残部を引っ
張ることによって、装着者に付けられる。次いで、ファスナシステムのテープタ
ブ38を剥離部分から外す。次いで、連結端部46を把持した状態で、装着者を
弾性側部パネル30で包む。弾性側部パネルは典型的には、かかる作業の際、装
着者の寸法および体型に適合するように、延ばされ引っ張られる。連結端部46
のファスナ面50の接着剤は、ランディング部材40に固定され、内側補強片4
2によって補強されているバックシートの外面84は、側部閉鎖を行う。
本発明の特定の実施例を説明してきたが、本発明の精神および範囲から逸脱す
ることなしに、種々の変形や修正を行うことができることは、当業者には明白で
あろう。したがって、本発明の範囲内にある、このような変形や修正は、添付の
請求の範囲に包含されるものである。
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フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AP(KE,MW,SD),AM,AU,
BB,BG,BR,BY,CA,CN,CZ,EE,G
E,HU,JP,KG,KP,KR,KZ,LK,LR
,LT,LV,MD,MG,MN,NO,NZ,PL,
RO,RU,SI,SK,TJ,TT,UA,UZ,V
N
(72)発明者 カベル,デイビッド ウイリアム
アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナチ、
パウナー、ファーム、ドライブ、6646