JPH09503241A - アクリル系ポリマーを基材とする安定なミクロ分散体とミクロゲル、それらの製造方法およびそれらを含有する組成物、特に化粧用組成物 - Google Patents

アクリル系ポリマーを基材とする安定なミクロ分散体とミクロゲル、それらの製造方法およびそれらを含有する組成物、特に化粧用組成物

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JPH09503241A JP7509412A JP50941295A JPH09503241A JP H09503241 A JPH09503241 A JP H09503241A JP 7509412 A JP7509412 A JP 7509412A JP 50941295 A JP50941295 A JP 50941295A JP H09503241 A JPH09503241 A JP H09503241A
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アニー クランツ,
アンリ−ジェラール リエス,
アラン メイベック,
ジャン−フランソワ トランシャン,
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エル.ヴェ.エム.アッシュ. ルシェルシェ
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、ブロック共重合体からなる安定剤の存在下、反応媒体として用いた有機溶媒中でアクリル系ポリマー類からなる安定なミクロ分散体粒子の製造方法に関し、前記アクリル系ポリマーが、ポリメチルメタクリレート (PMMA) とポリ第三ブチルアクリレート (PtBuA) に基づいたブロック共重合体の存在下で、少なくとも1種のアクリル系モノマーをラジカル重合してえられることを特徴とする。本発明は上記製造方法によって得られるミクロ分散体並びにこの分散体から作られたミクロゲルおよび組成物、特にマニキュアなどの化粧品組成物にも関する。

Description

【発明の詳細な説明】 アクリル系ポリマーを基材とする安定なミクロ分散体とミクロゲル、 それらの製造方法およびそれらを含有する組成物、特に化粧用組成 本発明はポリマー粒子の新規な安定ミクロ分散体、これらの分散体からえられ たミクロゲルおよびこれらのミクロ分散体またはミクロゲルを含有する組成物、 特に化粧用組成物に関する。本発明はさらにこれらの分散体とミクロゲルの製造 方法に関する。 本発明ではミクロ分散体は粒子サイズが120nmまで、好ましくは100n m未満の粒子の分散体を意味している。これらの粒子を構成するポリマーは反応 媒体中で沈殿し、粒子は共重合体により安定化される。 「マクロモル.ケム.、マクロモル.シンプ. (Makromol.Chem.,Makromol.Sy mp.) 30,81-93(1989),におけるアントニエッティ(Antonietti) らの定義と 合致して、本発明によるミクロゲルは、有機溶媒中に膨潤した形で分散した架橋 ポリマーのミクロ粒子であり、そのサイズは膨潤比により支配され架橋密度に依 存すると、定義されている。ミクロゲルを構成するポリマーは、非架橋形態にお いてはこの同じ溶媒に可溶であり、架橋によってのみ粒子の溶解を防止できる。 ミクロ分散体とミクロゲルとの本質的な差は、前者がそのポリマーを溶解しな い溶媒により形成された反応媒体において沈殿した形で存在するのに対し、ミク ロゲルはそのポリマーの溶媒中で膨潤した形で存在することにある。 たとえば、アルコール系反応媒体中で作られたPMMAミクロ分散体は、アル コールがPMMAの溶媒ではないので、沈殿した形で存在し、沈殿した形のミク ロ分散体はブロック共重合体により安定 化されている。架橋しているので、これら同じ粒子を酢酸ブチルのようなPMM Aの溶媒に移すと膨潤した形のミクロゲルをうることができる。 脂肪族炭化水素または他の炭化水素類やアルコール類との混合溶媒中でのアク リル系のミクロゲルの製造方法は多数の文献に記載されている。 たとえば、米国特許第 4 558 075 号ではヘプタンからなる反応媒体中でPG MA−PMMA−PMAAランダム共重合体の存在下でアクリル系ミクロ粒子の 製造、およびアルミニウムフレークを含有する自動車用塗料の分野の用途につい て記載されている。そのポリマー粒子のサイズは0.01〜10μである。 ディー.エイチ.エブレット (D.H.EVERETT) とジェイ.エフ.ステイジマン (J.F.STAGEMAN) (ディスカス.ファラディ ソク.(Discus.Faraday Soc.) 65 ,230,1978) は反応媒体としてアルカン類を用い、PDMS−b−PS−b− PDMS 3−ブロック共重合体の存在下でポリスチレンまたはPMMA分散体 の製造について述べている。この文献によりえられたポリマー粒子のサイズは0 .1μのオーダーである。 ジェイ.ヴィー.ドーキンス (J.V.DAWKINS) ,エス.エイ.シェイカー (S.A. SHAKIR) およびティー.ジー.クルーシャー (T.G.CROUCHER) (ユーロップ.ポ リム.ジェイ. (Europ.Polym.J.) 23,173-175,1987) は安定剤としてPS− PMMA共重合体の存在下シクロヘキサン中PMMA分散体の合成について述べ ている。 ドイツ特許第 3 439 128 号では水または脂肪族炭化水素からなる反応媒体に おけるポリエステル類または 「ポリヒドロキシステアリン酸−PMMA−PAA」 型共重合体により安定化されたアクリル系ミクロゲルの製造、および水性ミク ロゲルを基材とした金属ラッカーあるいは脂肪族炭化水素中のミクロゲルの場合 の酸化チタンを 基材とする白色ラッカーの製造におけるそれらの用途について説明されている。 この文献で記載されているポリマー粒子のサイズは0.01〜10μのオーダー である。 反応媒体として炭化水素類とアルコール類の混合物を用いた文献もある。ヨー ロッパ特許第 251 553 号がその1例で、アクリル系モノマーと共重合してコア ーシェルを作る共重合性安定剤の存在下でアクリル系ミクロゲルが作られる。え られた分散体は金属の塗装に使われる。 もう一つの例は、シー.エイチ.バンフォード (C.H.BAMFORD) らの文献 (ジ ェイ.アップル.ポリム.サイ. (J.Appl. Polym. Sci.) ,25,2559-2566, 1980) で、これも表面活性安定剤が添加される以外は、アルコールと炭化水素か らなる溶媒中でのミクロゲルが記載されている。 したがって、アクリル系ミクロゲルに関するかぎり、安定化共重合体は一般的 にはポリメチルメタクリレートをベースとするグラフトまたはランダム共重合体 である。ジェイ.ヴィー.ドーキンス (J.V.DAWKINS) ,らの文献 (ユーロ.ポ リム.ジェイ. (Euro.Polym.J.) 23, 173-175,1987) はポリメチルメタクリ レート分散体用安定剤としてPMMA−b−PSブロック共重合体を用いている 。 英国特許第 941 305 号では、エチルアルコール中でやはりアクリル系ブロッ ク共重合体で安定化されたアクリル系ポリマーの製造法について記載されている 。この特許で使用された共重合体の安定化部分はポリメタクリル酸から構成され ている。この英国特許第 941 305 号に記載された分散体を構成する粒子のサイ ズは0.2μまたはそれ以上のオーダーである。さらに、この特許の教示にした がってえられた分散体のドライ・エキストラクトは25〜65%の範囲にある。 本特許の出願人は研究の過程で、ポリメチルメタクリレート (P MMA)とポリ第三ブチルアクリレート (PtBuA) からなるブロック共重合 体を安定剤として用いることにより、アルコール性媒体中でアクリル系ポリマー 粒子のミクロ分散体を製造できることを見いだした。これらの粒子のサイズはこ れまで述べたものよりはるかに小さく、120nm未満、すなわち一般的には8 0nm程度で前記分散体の安定性がよいという大きな利点がある。 これらの粒子は、Dw/Dn の比で定義される多分散指数が小さいという特徴 もある。ここでDw は重量平均のサイズ、Dn は数平均のサイズである。 これらの粒子はサイズが小さいために比表面積が大きく、これが顔料や充填材 を含有する組成物において好ましい要因になりうる。 さらに、本発明のミクロ分散体は、濃縮したりあるいは乾燥して、たとえばア ルコール中に再分散しても同じ特性を維持できるという利点もある。 本発明のミクロ分散体のもう一つの利点は、エステル類と相溶性がありミクロ ゲルを形成できることである。 本発明の利点と特徴について以下に説明する。 これら本質的な特性の一つによると、本発明はブロック共重合体からなる安定 剤の存在下反応媒体として用いた有機溶媒中で、アクリル系ポリマーからなる安 定なミクロ分散体粒子を製造する方法に関するもので、このアクリル系ポリマー は、ポリメチルメタクリレート (PMMA) とポリ第三ブチルアクリレート (P tBuA) からなるブロック共重合体の存在下少なくとも1種のアクリル系モノ マーをラジカル重合してえられることに特徴がある。 したがって本発明の方法は、溶媒中で公知のラジカル重合法によってアクリル 系ポリマーを提供すること、およびPMMAとPtBuAからなるブロック共重 合体の存在下でこの重合を行うことを含む。 このブロック共重合体の分子量は20,000〜500,000、好ましくは40,000〜200,0 00の範囲にあるのが有利である。 このブロック共重合体はPMMA−b−PtBuAと記号で表せる2−ブロッ ク共重合体かPtBuA−b−PMMA−b−PtBuAと記号で表せる3−ブ ロック共重合体がよい。 ダブルブロックの場合、ポリ第三ブチルアクリレートブロックの重量%は10 〜90重量%好ましくは50重量%付近がよい。 導入された全モノマー重量に対する、導入された共重合体の比率は5% 以上、 好ましくは10% 付近がよい。 本発明の一つの好ましい方法では、アクリル系モノマーは直鎖または分岐C1 〜C18アルキル基あるいはそれらの混合物を有するアルキルアクリレート類およ びアルキルメタクリレート類から選ばれる。アルキル基の例としてはメチル、ブ チルおよびラウリル基が挙げられる。アクリル系モノマーの好ましい例としては 、メチルメタクリレート、ブチルアクリレートあるいはこれら2つのモノマーの 混合物が挙げられる。メチルメタクリレートとラウリルメタクリレートの混合物 も挙げられる。 本発明の方法によると、これらのアクリル系モノマー類は2官能性(difonctio nnel)モノマーと有利に共重合できる。 2官能性モノマーの例としては、ブタンジオール・ジメタクリレート、エチレ ングリコール・ジメタクリレート、ジエチレングリコール・ジメタクリレートお よびテトラエチレングリコール・ジメタクリレートなどのジアクリル系モノマー やジメタクリル系モノマーおよびジビニルベンゼンを挙げることができる。 本発明による好ましい2官能性モノマーはブタンジオール・ジメタクリレート (BDMA) である。 本発明のミクロ分散体の形成に使用されるブロック共重合体の量は、アクリル ポリマーの製造に使用される全モノマーに対して、1 〜50重量%、好ましくは5〜30%の範囲が有利である。 使用された反応媒体はアルコール、特にC1〜C4アルコール類、好ましくはエ タノールまたは前記アルコール類の混合物、たとえばエタノールとイソプロパノ ールの混合物である。 使用された反応媒体は、安定化共重合体のPtBuA鎖を溶解し、この同じ共 重合体と、形成されたアクリル系ポリマーのPMMA鎖を沈殿させる溶媒ならば なんでもよい。アルコール分の多い媒体、たとえば20容量%の酢酸ブチルとエ タノールの混合物や20容量%の酢酸エチルとエタノールの混合物、は特に使用 できる。 ラジカル重合は、好ましくはアゾ系開始剤と過酸化物から選ばれた有機可溶性 開始剤からなるラジカル重合開始剤の存在下通常の方法で行われる。 好ましい開始剤の例としては、アゾビスイソブチロニトリルと過酸化ベンゾイ ルが挙げられる。 ラジカル重合は、種の調製とそれに続いて残りのプロダクツを小分けして添加 する工程を含む複数の工程を経て行うのが有利である。 種はモノマーと架橋剤の混合物約20%と開始剤約50%から構成されるのが 好ましい。この混合物を、予め形成されたアルコール中の共重合体ミセル溶液に 重合温度にて添加し、重合は反応媒体を構成する溶媒の沸点より約5〜10℃低 い温度で行い、約4時間続けるのが好ましい。 残りの成分、すなわちアルコールに溶解した残りの開始剤とモノマー類は、え られた種に2〜4時間かけて徐々に添加するのが好ましい。 さらに16時間ほど重合を続けて合成は終了する。 アクリル系ポリマーの上記ミクロ分散体はアルコール性媒体中の分散体につい てはこれまでえられなかった粒子サイズと単分散性を有している。これらは本質 的に新規な工業製品である。 したがって別の面から見ると、本発明は上記方法によってえられるアクリル系 ポリマー分散体に関するものとも言える。 この分散体は120nm未満、一般には80nm程度のサイズと小さな多分散 度指数 (1.1〜1.2) を有する粒子から構成されている。 さらに、これらのミクロ分散体には次のような利点がある: このミクロ分散体は酢酸ブチルのようなエステル類と相溶性がありミクロゲ ルを形成できる、 えられたプロダクツは酢酸ブチルに溶解したニトロセルロースと相溶性があ り、透明で光沢のあるフィルムがえられる、 えられたポリマーは、一般にニトロセルロースを基材とする配合物に有害な 、酸性官能基を含んでいない、 粒子の架橋によりレオロジー特性を調整でき、さらに このようにして調製したミクロ分散体はアルコール性媒体のマニキュアの製 造に使用できる。 したがって別の面から見ると、本発明は本発明のミクロ分散体からえられたミ クロゲルに関するものである。より正確に述べると、これらのミクロゲルは、ミ クロ分散体を予備乾燥した後にこの粒子をPMMA用溶媒に移すかあるいは予め 濃縮したミクロ分散体にこの同じ溶媒を添加することによりえられる。 溶媒としては芳香族溶媒、クロロホルムや塩化メチレンなどの塩素化溶媒、ケ トン類およびC2〜C4酢酸アルキル類、特に酢酸ブチルと酢酸エチルなどのエス テル類を挙げることができる。 過度に濃厚なミクロゲルができることを避け、ミクロゲルを利用しやすくする ために、特にマニキュアのようなワニス類の配合に用いる場合は、ミクロゲル中 のポリマーの重量濃度は約30%を超えてはならず、約10〜20%の範囲が好 ましい。 本発明の分散体とミクロゲルは、レオロジー特性の調整が可能な塗料や化粧品 の分野で特に役立つことが分かっている。事実、この ミクロ分散体はドライ・エキストラクトの高いニトロセルロースを基材とする配 合物と混合しても、えられた系の粘度はそれほど上がらない。 プロダクツが酢酸ブチルに溶解したニトロセルロースと相溶性があり透明で光 沢のあるフィルムがえられることから、これらをワニス、特にマニキュアに利用 できる可能性がある。 より正確に述べると、本発明のミクロゲルをワニス配合物、特にマニキュア配 合物に利用すると次のような利点がある: レオロジー特性の改良、特に顔料の沈殿防止が可能となり、これらの特性の 再現性の改良が可能になる。特に、不利益な点があることがよく知られているに もかかわらず、レオロジー特性の改良のために一般的に使用されているベントン の量を大幅に下げることができ、あるいはベントンを入れて調剤することもでき 、 ワニスにより形成されたフィルムのドライ・エキストラクトをワニスの粘度 をほとんど上げずに向上させることができ、 より光沢のあるフィルムがえられ、さらに アセタート媒体中でベントンにより与えられたチクソトロピー(揺変性)効 果を強化する。 本発明では、ワニスの最終組成物におけるミクロゲルの重量比率は、たとえば ニトロセルロースの減量あるいは配合が望まれる場合は、約30%まで上げるこ とができる。しかし一般的には、約5〜20重量%の範囲で利用するのが好まし い。 以下に説明する実施例は単に本発明を説明するためのものである。 実施例 実施例1:本発明によるミクロ分散体の製造 この実施例で使用される2−ブロック共重合体 (共重合体I) は数平均分子量 が 90,000 で、50重量%のPtBuAを含み、ptBuAとPMMA両ブロッ ク体のMn値は各々 45,000 である。 コンデンサーと窒素導入管を備えたジャケット付き反応機で、150gのエタ ノールと0.76gの共重合体を攪拌しながら65℃て30分加熱する。 さらにアゾビスイソブチロニトリル (AIBN) 0.2g、メチルメタクリレ ート (MMA) 1.5gおよびブタンジオール・ジメタクリレート (BDMA) 0.075gを添加し、重合を4時間続ける。 20mlのエタノールに0.2gのAIBNを溶解して導入し、さらに5.7 0gのMMAと0.29gのBDMAを2.5ml/hの速さで添加する。添加 完了後、重合を約16時間続ける。えられたミクロ分散体のドライ・エキストラ クトは4.1%、粒子サイズは98nm、Dw/Dn値は1.12である。 実施例2:ミクロ分散体の製造 合成方法は、種々の成分の比率が変わっているだけで、実施例1の場合と同じ である。 種の製造: エタノール (EtOH) 150 g 共重合体I 1.87 g AIBN 0.2 g BuA 0.53 g MMA 0.97 g BDMA 0.075g 次いで0.2gAIBN/20mlエタノール溶液を添加し、さらに BuA 2.0g MMA 3.7g BDMA 0.29g を2.5ml/hの速さで加えた。 えられたミクロ分散体のドライ・エキストラクトは4.7%、粒子サイズは8 6.5nm、Dw/Dn値は1.14である。 実施例3:高分子量共重合体の使用可能性の証明 この実施例で用いた2−ブロック共重合体 (共重合体II) は数平均分子量が 150,000 で、75重量%のPtBuAを含み、PtBuAブロック体のMn値 は 112,500、PMMAブロック体のMn値は 37,500 である。 合成操作には変更はなく、種々の成分の比率は次の通りである: 種の製造: エタノール (EtOH) 150 g 共重合体II 1.87 g AIBN 0.2 g MMA 0.75 g BuA 0.75 g BDMA 0.075g 次いで0.2gAIBN/20mlエタノール溶液を添加し、さらに MMA 2.85g BuA 2.85g BDMA 0.29g を2.5ml/hの速さで加えた。 えられた分散体の最終ドライ・エキストラクトは4.7%、粒子サイズは94 .3nm、Dw/Dn値は1.15である。 実施例4:PMMA−リッチ共重合体の使用可能性の証明 ここでで用いた2−ブロック共重合体 (共重合体III) は数平均分子量が 8 0,000 で、35.4重量%のPtBuAを含み、PtBuAブロック体のMn値 は28,300、PMMAブロック体のMn値は 51,700 である。 合成操作には変更はなく、導入した成分は次の通りである: 種の製造: エタノール (EtOH) 150 g 共重合体III 0.76 g AIBN 0.2 g BuA 0.75 g MMA 0.75 g BDMA 0.075g 次いで0.2gAIBN/20mlエタノール溶液を添加し、さらに MMA 2.85g BuA 2.85g BDMA 0.29g を2.5ml/hの速さで加えた。 えられた分散体の固形分は4.3%、粒子サイズは81.3nm、Dw/Dn 値は1.14である。 実施例5:ブロック共重合体の平均分子量の影響を証明 この実施例に用いた2−ブロック共重合体 (共重合体IV) は全 体の数平均分子量が 26,000 でPtBuAブロック体の重量パーセントは85% である。 合成方法は同じで、導入した成分は次の通りである: 種の製造: エタノール (EtOH) 250 g 共重合体IV 3 g MMA 1.40 g BDMA 0.07 g AIBN 0.1 g 次いで0.4gAIBN/20mlエタノール溶液を添加し、さらに MMA 13.34g BDMA 0.29g を2.5ml/hの速さで加えた。 しかし、この分散体の安定性は、Mnが 40,000 以上のポリマーについてえら れた分散体よりかなり低い。 実施例6:アクリル系モノマー混合物からミクロ分散体の製造 この実施例に用いた2−ブロック共重合体の数平均分子量は 53,000 であり8 5重量%のPtBuAと15重量%のPMMAから構成されている。 コンデンサーと窒素導入管を備えたジャケット付き反応機で、80%のイソプ ロパノールと20%のエタノールを含有する150gのイソプロパノール/エタ ノール混合物と0.76gの2−ブロック共重合体を攪拌しながら65℃て30 分加熱する。 さらに、0.2gのAIBN、1.62gのMMA、0.18gのラウリル・ メタクリレート (LMA) および0.075gのBDMAを添加し、重合を4時 間行う。 20mlの80/20イソプロパノール/エタノール混合物に0.2gのAI BNを溶解して導入し、さらに6.48gのMMA、0.72gのLMAおよび 0.29gのBDMAを2.5ml/hの速度で添加する。添加終了後、重合を 約16時間継続する。えられたミクロ分散体のドライ・エキストラクトは約5. 5%、構成粒子のサイズは約108nmである。 実施例7:PtBuA−b−PMMA−b−PtBuA型3−ブロック共重合 体の使用可能性の証明 3−ブロック共重合体、すなわち共重合体Vの数平均分子量は 30,000 であり、 PtBuAのパーセンテージは54%、PMMAのMnは 14,000 である。 重合の操作は前の実施例と同じであり、導入された量は次の通りである: 種の製造: エタノール (EtOH) 150 g BuA 0.75 g BDMA 0.075g 続いて20mlのエタノールに0.2gのAIBNを溶解した溶液を添加し、さ らに MMA 2.85 g BuA 2.85 g BDMA 0.29 g を2.5ml/hにて添加する。 えられた分散体のドライ・エキストラクトは4%、粒子サイズは101nm、 Dw/Dn値は1.13である。 実施例8:ミクロゲルの製造とニトロセルロースとの相溶性 ミクロゲルの製造にはいくつかの方法がある。最も簡単な方法は、ミクロ分散 体をロータリーエバポレーターで完全に乾燥し、えられたポリマーを適量のPM MA用溶媒 (たとえば、酢酸ブチル) に再分散し、望みの濃度のミクロゲルを得 る方法である。 もう一つの方法は、ミクロ分散体をロータリーエバポレーターで濃縮し、PM MAを溶解するのに必要な量のPMMA用溶媒 (たとえば、酢酸ブチル) を直接 加える方法である。PMMA用溶媒の量は全溶媒容量の20%以上を占めるのが 普通である。 この方法では、酢酸ブチルに溶かしたニトロセルロース溶液もこの濃縮ミクロ 分散体に直接添加することができる。 実施例により、後者の方法について以下に詳しく説明する: 実施例3でえられたミクロ分散体をロータリーエバポレーターで40℃にて濃 縮し、エタノール中20%濃度のミクロ分散体を得る。この分散体の20℃にお ける粘度は7.0×10-3Pa.s (7cP)、一方同温度におけるエタノール単 独の粘度は1.2×10-3Pa.s (1.2cP) である。 17.9×10-3Pa.s (17.9cP) の粘度を有する、酢酸ブチル中の CA4 A20型ニトロセルロース20%溶液とエタノール中前記20%ミクロ 分散体の等比率の混合物の粘度は、31.6×10-3Pa.s (31.6cP) である。 えられた溶液は透明で、貯蔵しても相分離せず、このミクロゲルとニトロセル ロース間に相溶性があることを証明している。 実施例9:マニキュアの製造 実施例1のミクロ分散体からえられた本発明によるミクロゲルを、解膠型攪拌 機を用いてそのポリマーを酢酸ブチルに分散させ、ニトロセルロースベースに導 入すると、種々のマニキュアがえられる。 この方法で調製したワニスの全重量に対するミクロゲルの比率は約5〜20%で ある。 マニキュアの調製に用いたニトロセルロースベースは重量%で以下の例のよう な組成である: ニトロセルロース 10〜20 アリール(aryl)スルホンアミド樹脂 (商標Santoliteまたは商標Lustralite) 10〜15 ポリエステル樹脂 2〜 5 溶媒 (40%未満のトルエンを含有する 酢酸ブチル/酢酸エチル/トルエン混合物) 60〜80 可塑剤: 0.5〜 8 ・ジブチルフタレート ・商標Citroflex-A2 ・しょうのう 沈殿防止剤、たとえばベントン (bentone) 0〜 1.5 顔料 0〜 2 実施例10:マニキュア 重量%で次のような組成の配合物が実施例9により調製されている: ニトロセルロース 15 本発明のミクロゲル 15 ジブチルフタレート 1 溶媒 (酢酸エチル55%、酢酸ブチル15% およびトルエン30%からなる) 68 顔料 1
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI C08F 287/00 MQX 7537−4J C08F 287/00 MQX C08L 33/06 LTB 7824−4J C08L 33/06 LTB (72)発明者 メイベック, アラン フランス国 クールブヴォア 92400 ル ー ドゥ ブゾン, テール 20,レ プ ワゾン (番地なし) (72)発明者 トランシャン, ジャン−フランソワ フランス国 ボワニー―シュール―ビオン ヌ 45760 マリニー―レ―ユサージュ ルー ドゥ クールタソール, 365

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ブロック共重合体からなる安定剤の存在下、反応媒体として用いた有機溶媒 中のアクリル系ポリマー類からなる安定なミクロ分散体粒子の製造方法で、前記 アクリル系ポリマーが、ポリメチルメタクリレート(PMMA)とポリ第三ブチ ルアクリレート(PtBuA)を基にしたブロック共重合体の存在下で少なくと も1種のアクリル系モノマーをラジカル重合してえられることを特徴とする、。 2.前記ブロック共重合体の分子量が 20,000〜500,000、好ましくは 40,000〜2 00,000 の範囲にあることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の方法。 3.前記ブロック共重合体が2−ブロック共重合体であり、PtBuAブロック 体が前記共重合体の10〜90重量%、好ましくは約50重量%のオーダーを占 めることを特徴とする請求の範囲第1項または第2項のいずれか一つに記載の方 法。 4.前記ブロック共重合体がPtBuA−b−PMMA−b−PtBuAの3- ブロック型共重合体であることを特徴とする請求の範囲第1項または第2項のい ずれか一つに記載の方法。 5.前記アクリル系モノマーは、アルキルが直鎖状または分岐状のC1〜C18 アルキルであるアルキルアクリレートかアルキルメタクリレート、または前記モ ノマーの混合物であることを特徴とする請求の範囲第1項から第4項までのいず れか一つに記載の方法。 6.前記アクリル系モノマーが少なくとも1種のアクリル系モノマーと2官能性 モノマーの共重合体であることを特徴とする請求の範囲第1項から第5項までの いずれか一つに記載の方法。 7.前記2官能性モノマーがブタンジオール・ジメタクリレート(BDMA)で あることを特徴とする請求の範囲第6項に記載の方法。 8.ブロック共重合体の量が、前記アクリル系ポリマーを製造する ために用いた全モノマーに対し1〜50重量%、好ましくは5〜30重量%の範 囲にあることを特徴とする請求の範囲第1項から第7項までのいずれか一つに記 載の方法。 9.溶媒は、アルコール、特にC1〜C4アルコール、アルコール類の混合物、特 にエタノールとイソプロパノールの混合物、またはアルコール分の多い媒体、た とえばエタノールと酢酸ブチルあるいは安定化共重合体のPtBuA鎖を溶解し かつこの同じ共重合体とアクリルポリマーのPMMA鎖を沈殿させる溶媒の混合 物であることを特徴とする請求の範囲第1項から第8項までのいずれか一つに記 載の方法。 10.前記溶媒がエタノールであることを特徴とする請求の範囲第9項に記載の 方法。 11.前記ラジカル重合がアゾ化合物類と過酸化物類に属する開始剤の存在下で 行われることを特徴とする請求の範囲第1項から第10項までのいずれか一つに 記載の方法。 12.前記開始剤がアゾビスイソブチロニトリルか過酸化ベンゾイルであること を特徴とする請求の範囲第11項に記載の方法。 13.前記重合は、種を調製する工程と続いて残りのプロダクツを小分けして添 加する工程を含む複数の工程で行われることを特徴とする請求の範囲第1項から 第12項までのいずれか一つに記載の方法。 14.請求の範囲第1項から第13項までのいずれか一つに記載の方法によって 得られるアクリル系粒子のミクロ分散体。 15.請求の範囲第1項から第13項までのいずれか一つに記載の方法によって 得られるかあるいは獲得可能なミクロ分散体のミクロゲル製造への利用。 16.請求の範囲第14項に記載のミクロ分散体を予備乾燥した後に前記ミクロ 分散体の構成粒子をPMMA用溶媒に移すかあるいは 予め濃縮された前記ミクロ分散体にこの同じ溶媒を添加することにより、前記ミ クロ分散体から得られることを特徴とするミクロゲル。 17.前記PMMA用溶媒が、芳香族溶媒、クロロホルムや塩化メチレンなどの 塩素化溶媒、ケトン類及びC2〜C4酢酸アルキルなどのエステル類から選択され ることを特徴とする請求の範囲第16項に記載のミクロゲル。 18.前記PMMA用溶媒が酢酸ブチルか酢酸エチルであることを特徴とする請 求の範囲第16項または第17項のいずれか一つに記載のミクロゲル。 19.PMMA用溶媒中のポリマーの重量濃度が30%未満、好ましくは10〜 20%の範囲にあることを特徴とする請求の範囲第16項から第18項までのい ずれか一つに記載のミクロゲル。 20.請求の範囲第1項から第13項までのいずれか一つに記載の方法によって 得られるかあるいはえられたミクロ分散体、または請求の範囲第16項から第1 9項までのいずれか一つに記載のミクロゲルを含有することを特徴とする化粧品 組成物、特にマニキュア。 21.30重量%未満、好ましくは5〜20重量%のミクロゲルを含有すること を特徴とする請求の範囲第20項に記載の組成物。
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