JPH09504218A - 座部および背もたれ同期調節装置を有する作業用椅子 - Google Patents
座部および背もたれ同期調節装置を有する作業用椅子Info
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- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47C—CHAIRS; SOFAS; BEDS
- A47C1/00—Chairs adapted for special purposes
- A47C1/02—Reclining or easy chairs
- A47C1/031—Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts
- A47C1/032—Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts the parts being movably-coupled seat and back-rest
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Abstract
(57)【要約】
座部(12)、背もたれ(14)および下部フレームを備えた作業用椅子において、座部(12)はその前端部近くでキャリアフレーム(11)と回動可能に連結されている。背もたれ(14)と連結された背もたれ用支持体(15)は座部(12)と同様にキャリアフレーム(11)と回動可能に連結されている。座部(12)および背もたれ(14)の双方の同期移動のためにピボット連結部が備えられ、これにより座部(12)が後方傾斜極位置から前方傾斜極位置にかけて、同時に、背もたれ(14)が座部に対し最大角度に保持される後方傾斜極位置から座部に対する角度を徐々に減少させながら、より直立した位置に動く。座部(12)とキャリアフレーム(11)との間には上記前方および後方傾斜極位置で座部(12)の前端部がそれぞれキャリアフレーム(11)に対して前方に、かつ上方に、および後方に、かつ下方に移動するように座部(12)の並進移動を可能にするピボット連結部(13)が形成されている。
Description
【発明の詳細な説明】
座部、背もたれ同期調節装置を有する作業用椅子
本発明は座部、背部および下部フレームを備え、前記下部フレームは高さを調
節可能な支持脚および前記支持脚の上端部に連結されたキャリアフレームを備え
、前記座部はその前端部近くで水平な枢軸を備えた第1のピボット連結部により
前記キャリアフレームと回動可能に連結されており、前記背もたれと連結された
背もたれ用支持体と固く連結される保持アームは前記第1のピボット連結部の軸
と平行であって、かつ互いに平行な枢軸を有する第2のピボット連結部により前
記座部と共に前記キャリアフレームと回動可能に連結されており、前記ピボット
連結部は前記座部および前記背もたれの双方の同期移動に適するように設計され
ており、これにより前記第1のピボット連結部の回転により前記座部が後方傾斜
極位置から前部傾斜極位置にかけて移動し、かつそれに同期して前記背もたれが
前記座部に対して最大角度を保っている後方傾斜極位置から前記座部に対する角
度を徐々に減少させながら、より直立した位置に動くように構成した作業用椅子
に関する。
上述した形式の作業用椅子を水平に対する座部の角度が後方傾斜静止位置から
使用者がより有立した位置にある前方傾斜支持位置まで通して調節できるように
設計することは、座部の傾斜を調節するかなりの数の手段と共に知られている。
従来の作業用椅子におけるこうした調節範囲が大きくなる中で座部に対する背
もたれ用支持体の角度を自動的に固定する同期機構と係わりのある作業用椅子を
提供することも知られている。この典型的なものでは座部が後方により傾くと、
座部と背もたれ用支持体との間の角度が大きくなり、座部が後方傾斜静止位置か
ら前方傾斜支持位置に動くと、逆に小さくなるものがある。
先に述べた調節装置を備えた同期式作業用椅子においては座部−背もたれ角度
の減少が後方傾斜静止位置から前方傾斜支持位置まで座部の調節範囲を通じて連
続して生じる。この結果、座部の前方傾斜極位置における座部の角度は座面がほ
ぼ水平になる椅子の中立位置における角度よりもさらに小さくなる。しかしなが
ら、こうした連続して生じる座部−背もたれ角度の減少は椅子の使用中、使用者
が中立位置を通り過ぎた後で座部と背もたれが壊れてしまうように感じ、著しく
不利である。
こうした不都合を取り除き、これにより前方傾斜極位置での水平に対する座部
角度を増すために本出願人は同期機構を備えた作業用椅子を開発した。この同期
機構は調節のための移動中、座部−背もたれ角度が座面をほぼ水平に保った状態
で中立位置の近くで最小値となるが、そこから座部が前方傾斜極位置に連続して
調節される間、その最小値から再び大きくなるようにしたものである。
本発明の目的は調節のための移動中、座部の後方への傾斜時と同様に、前方へ
の傾斜にも角度が増し、さらに座部奥行きの固定も自動的に行えるように座部−
背もたれ角度を有効に変化させるようにした同期式作業用椅子を提供することに
ある。
この目的は次の本発明により達成することができる。すなわち、前記前方およ
び後方傾斜極位置において前記座部の前端部が前記キャリアフレームに対して前
方/上方に、および後方/下方にそれぞれ移動するように前記第1のピボット連
結部がその枢軸と直角方向の座部の実質的に並進移動を可能にするように設けら
れる。
この座部の前端部の移動により使用者は後方傾斜位置から前方傾斜位置にかけ
ての移動中、座部の前端部が前方に、かつ上方に移動することから、より快適に
感じることができる。これにより、床上の使用者がより直立するのに応じて座部
の前端部が高くなるように適応させることが可能になる。
一方、対応する前方傾斜位置から後方傾斜位置への反対方向の移動中、座部の
前端部は後方に、かつ下方に移動する。これにより、後方への移動中、使用者の
ももと脚との角度の開き具合に応じて座部の前端部を有効に適応させることがで
き、使用者のももの裏側に当たる座部の前端部による圧力を弱めることが可能に
なる。
双方の調節のための移動は最も快適な位置で、使用者が座部に座ったまま、そ
の位置を変えずに行うことができる。また、使用者は床から足を持ち上げずにこ
れを行うことができる。
背丈が異なる使用者に応じて作業用椅子を適応させるために本発明による座部
奥行きと椅子の背もたれ高さとを同時に調節する比較的単純な調節機構が提供さ
れる。ここで、背もたれ用支持体は互いに鈍角を形成するほぼ直線状の2個の部
材を備え、一の部材はほぼ直立した位置を保って背もたれと連結され、他の部材
は座部の下側に置かれた支持体ホルダ内に座部奥行きと座部に対する背もたれ高
さを同時に調節するために他の部材が操作部材を用いて縦方向に移動し、かつ支
持体ホルダ内で多様な調節位置を保持するようにキャリアフレームと連結して設
けられる。
以下、本発明を理解するために必要な作業用椅子の実施例を示す図面を参照し
て本発明を詳しく説明する。
図面において、
図1は比較的単純な実施例の側面を示しており、
図2はおよび図3は座部の中立位置および2つの極位置における座部角度の調
節領域を示す実施例の側面図であり、
図4は座部の角度位置の関数として座部背もたれ角度の変化を示すグラフであ
り、
図5は座部奥行きと背もたれ高さとを同時に調節する調節機構を備えた図2お
よび図3に示す実施例の変形例を示す側面図であり、
図6は図5のVI−VI線に沿う断面図である。
図1に示す実施例において、キャリアフレーム1は椅子の下部フレームの一部
を構成しており、図示しない高さを調節可能な支持脚の上端部によく知られた方
法を用いて連結されている。座部2はこのキャリアフレーム1の前端部に第1の
ピボット連結部3によりキャリアフレーム1と回動可能に連結されている。
椅子の背もたれ4はそれ自身知られたつめ−ラック機構により座部2の下側に
置かれた下部部材6と共に背もたれ用支持体5に取り外し可能に設けられている
。この背もたれ用支持体5はその前端部において保持アーム7と固く連結されて
いる。この保持アーム7はその前端部で第2のピボット連結部8を用いてキャリ
アフレーム1と回動可能に連結され、さらに中央領域で第3のピボット連結部9
により座部2と回動可能に連結されている。
上記のピボット連結部3、8、9は水平に向けた互いに平行な枢軸を有し、座
部2および背もたれ4の双方の同期した調節のための移動を可能にしている。す
なわち、座部2は後方傾斜極位置から座面がほぼ水平になる中立位置を経て前方
傾斜極位置まで移動し、これと同期して背もたれは座部に対し最大角度に保たれ
る後方傾斜極位置から座部に対する角度を徐々に減少させながら、より直立した
位置に動くようになってる。
本発明に従うと、第1のピボット連結部3は座部および背もたれの同期した調
節のための移動中、図示しない支持脚の枢軸と直角に向く座部2を実質的に並進
移動させることができる。すなわち、前方傾斜極位置において座部の前端部は前
方に、かつキャリアフレーム1に対して上方に変位し、一方、座部の前端部は後
方傾斜極位置において後方に、かつキャリアフレーム1に対して下方に変位する
。
この並進移動を与えるために図1に示す本実施例では第1のピボット連結部3
はキャリアフレーム1に固く装着されると共に、座部2の、たとえば一体に設け
られるフランジ部のような支持部に形成される溝3bに回動可能に、かつ並進的
に変位可能に設けられるピボットピン3aを有する。溝3bは図に示すようにほ
ぼ直線状であって、座部の前端部の方向に斜め上方に向いており、図示しない支
持脚の縦軸に対し、たとえば約55°の角度を保って形成される。
図1に示す実施例における水平に対する座部2の角度の変化範囲は、約−7°
から約+3°にわたり増加する。これに対し、座部に対する背もたれ4の角度の
調節範囲は座面がほぼ水平に保たれる中立位置における座部−背もたれ角度より
も15°大きい値から約98°に達する中立位置における背もたれ角度に見合っ
た値まで増加する。
図2および図3に示す実施例において、座部の傾斜範囲は、一方においてキャ
リアフレーム11と座部12との間のピボット連結部の変更により、他方におい
て背も垂れ14と連結される背もたれ用支持体15の変更により増加する。座部
の前端部近くのキャリアフレーム11と座部12との間にある第1のピボット連
結部13は図1に示した実施例と同様な方法により設計し、座部12に形成され
る溝13bと並進的に変位可能に係合し、キャリアフレーム11に固く装着され
るピボットピン13aを有する。
図2および図3に示す実施例では座部12の下側に置かれた背もたれ用支持体
15の下部部材16は2個の保持アーム17、18を介してキャリアフレーム1
1と連結している。互いに回動する2個のアーム部17a、17bを有する保持
アーム17はその前端部でアーム部17aがピボット連結部19によりキャリア
フレーム11と回動可能に連結され、一方、保持アーム17の第2のアーム部1
7bは背もたれ用支持体15とその前端部で固く連結されている。
保持アーム17は、さらに2個のアーム部17a、17bの間でピボット連結
部21により座部12と回動可能に連結されている。ここで、ピボット連結部は
座部と連結されると共に、アーム部17a、17bのジャーナル21bにそれぞ
れ支承されたピボットピン21aを有する。他の保持アーム18はその前端部で
ピボット連結部20によりキャリアフレーム11と連結され、一方、後端部でピ
ボット連結部22によりアーム部17bと回動可能に連結されている。
このような設計により、座部の傾斜範囲は水平に対する座部角度が後方および
前方傾斜極位置において、たとえば、それぞれ−10°および+10°となるよ
うに増加する。
図2および図3に示す実施例は座部−背もたれ角度が後方の傾斜において増す
ばかりでなく、前方傾斜極位置において中立位置の角度よりも増加する利点があ
る。たとえば、図4に示すように、変化範囲は後方傾斜極位置において中立位置
の座部−背もたれ角度よりも約7°大きく、また、前方傾斜極位置において中立
位置の角度よりも3°だけ増加する。
キャリアフレーム、座部および背もたれ用支持体間に設けられるピボット連結
部は座部前端部と後端部との間の中心軸に対称に、椅子の両側に備えられる。
図2および図3に示した実施例における背もたれ用支持体の2個の部材15、
16は、図5に示すように、ほぼ直線状であり、鈍角Vを形成している。座部の
下側に置かれる下部部材16は保持アーム17、18と連結された背もたれ用支
持体ホルダ23に装着されている。すなわち、下部部材16が拘束可能な操作部
材により背もたれ用支持体ホルダ23内を矢印A−Aで示す縦方向に移動でき、
かつ多様な調節位置を保持できるようになっている。
支持体ホルダ23内で縦方向に移動し、かつ拘束される支持体用下部部材16
は図示の実施例において支持体ホルダ23内に装着された歯車25とかみ合うラ
ック部材24を備える。歯車25を時計方向に回転させたとき、ラック部材24
と下部部材16とが前進するように動き、これにより、座部奥行きを短縮するこ
とができる。これに代わり、歯車25を反時計方向に回転させたとき、ラック部
材24と背もたれ14とが後退し、これにより、座部奥行きを伸長させることが
できる。
ラック部材24と歯車25とのかみ合いは、図6に示すように、たとえば歯車
25の主軸27と座部2の外側に置かれたピボットハンドル29の長軸28との
間のつめクラッチ26のようなバネで付勢される連結手段により保持される。使
用者が椅子から立ち上がらないでピボットハンドル29を操作するために支持体
用下部部材16の後方および前方への移動をそれぞれピボットハンドル29を回
転させて行うことは利点が大きい。このために歯車25とつめクラッチ26との
間に中間ホィール30を設けるのが望ましい。
2個の支持体用上部および下部部材15、16の鈍角Vは別の用途での椅子の
調節に応じて約100°と約120°の間で変える。この鈍角Vの有利な角度は
実用上110°である。座部12の下側に置かれる支持体用下部部材16は座面
に対して斜め前方で、かつ、下方に向けられるので、座部奥行きの調節は背もた
れの高さを調節するとき、これに倣い同時に行われる。すなわち、座部2の上部
の背もたれ高さは座部奥行きが増したとき高くなり、座部奥行きが減少したとき
低くなる。
本発明は図面に示され、詳細に説明された実施例に限定されない。椅子のキャ
リアフレームに対する本発明の特徴である座部の並進的な移動を可能にする手段
は図示され、説明された以外の別の方法においても実施することが可能である。
【手続補正書】特許法第184条の8
【提出日】1995年10月2日
【補正内容】
明細書
座部および背もたれ同期調節装置を有する作業用椅子
本発明は座部、背もたれおよび下部フレームを備え、前記下部フレームは高さ
を調節可能な縦に延びる支持脚および前記支持脚の上端部に連結されたキャリア
フレームを備え、前記座部はその前端部近くで水平な枢軸を備えた第1のピボッ
ト連結部により前記キャリアフレームと回動可能に連結されており、前記第1の
ピボット連結部は座部あるいはキャリアフレームと連結されたピボットピンを備
えると共に、、該ピボットピンのない前記座部および前記キャリアフレームのい
ずれかが該キャリアフレームに対して枢軸とほぼ直角方向の座部の並進移動を可
能にする水平方向に対して傾けた溝を備えており、前記背もたれと連結された背
もたれ用支持体と固く連結される保持アームは前記第1のピボット連結部の軸と
平行であって、かつ互いに平行な枢軸を有する第2および第3のピボット連結部
により前記座部と共に前記キャリアフレームと回動可能に連結されており、前記
ピボット連結部は前記座部および前記背もたれの双方の同期移動に適するように
設計されており、これにより前記第1のピボット連結部の回転により前記座部が
後方傾斜静止位置から作業位置にかけて移動し、かつそれに同期して前記背もた
れが前記座部に対して最大角度を保っている後方傾斜極位置から前記座部に対す
る角度を徐々に減少させながら、より直立した位置に動くように構成した作業用
椅子に関する。
このような作業用椅子、すなわち、後方傾斜静止位置と、座部が水平で、背も
たれ用支持体に対する角度が約90°になる作業位置との間を座部が移動する形
式のものはヨーロッパ特許EP−A−0418731号により知られている。
この形式の作業用椅子を水平に対する座部角度が後方傾斜静止位置から使用者
がより直立した位置にある前方傾斜支持位置まで通して調節するように設計する
ことは、座部の傾斜範囲が拡大する傾向にあることと共に知られている。
従来の作業用椅子におけるこうした調節範囲が大きくなる中で座部に対する背
もたれ用支持体の角度を自動的に固定する同期機構と係わりのある作業用椅子を
提供することも知られている。この典型的なものでは座部が後方により大きく傾
くと、座部と背もたれ用支持体との角度が大きくなり、座部が後方傾斜静止位置
から前方傾斜支持位置に動くと逆に小さくなるものがある。
先に述べた調節装置を備えた同期式作業用椅子においては、座部−背もたれ角
度の減少が後方傾斜静止位置から前方傾斜支持位置まで座部の調節範囲を通じて
連続して生じる。この結果、前方傾斜極位置における座部の角度は座面がほぼ水
平になる椅子の中立位置における角度よりもさらに小さくなる。
しかしながら、こうした連続して生じる座部−背もたれ角度の減少は、椅子の
使用中、使用者が中立位置を通り過ぎた後で座部と背もたれとが壊れてしまうよ
うに感じ、著しく不利である。
こうした不都合を取り除き、これにより前方傾斜極位置での水平に対する座部
角度を増すために本出願人は同期機構を備えた作業用椅子を開発した。この同期
機構は調節のための移動中、座部−背もたれ角度が座面をほぼ水平に保って、中
立位置の近くで最小値となるが、そこから座部が前方傾斜極位置に連続して調節
される間、その最小値から再び大きくなるようにしたものである。
本発明の目的は調節のための移動中、座部の後方への傾斜時と同様に、前方へ
の傾斜時にも角度が増し、さらに座部奥行きの固定も自動的に行えるように座部
−背もたれ角度を有効に変化させるようにした同期式作業用椅子を提供すること
にある。
この目的は次の本発明により達成することができる。すなわち、溝は座部の前
端部の方向に斜め上方に向き、かつ支持脚の縦軸に対して40°から70°の角
度を保って傾斜してなり、座部がその溝により座部の前端部がキャリアフレーム
に対して後方に、かつ下方に移動する後方傾斜静止位置から座部の前端部がキャ
リアフレームに対して前方に、かつ上方に移動する前方傾斜極位置にかけて並進
移動可能に設けられるものである。
この座部の前端部の移動により使用者は後方傾斜位置から前方傾斜位置にかけ
ての移動中、座部の前端部が前方に、かつ上方に移動することから、より快適に
感じることができる。これにより、床上の使用者がより直立するのに応じて座部
の前端部が高くなるように適応させることが可能になる。
一方、対応する前方傾斜位置から後方傾斜位置への反対方向の移動中、座部の
前端部は後方に、かつ下方に移動する。これにより、後方への移動中、使用者の
ももと脚との角度の開き具合に応じて座部の前端部を有効に適応させることがで
き、使用者のももの裏側に当たる座部の前端部による圧力を弱めることが可能に
なる。
双方の調節のための移動は最も快適な位置で、使用者が座部に座ったまま、そ
の位置を変えずに行うことができる。また、使用者は床から足を持ち上げずにこ
れを行うことができる。
背丈が異なる使用者に応じて作業用椅子を適応させるために本発明による座部
奥行きと椅子の背もたれ高さとを同時に調節する比較的単純な調節機構が提供さ
れる。ここで、背もたれ用支持体は互いに鈍角を形成するほぼ直線状の2個の部
材を備え、一の部材はほぼ直立した位置を保って背もたれと連結され、他の部材
は座部の下側に置かれた支持体ホルダ内に座部奥行きと座部に対する背もたれ高
さを同時に調節するために他の部材が操作部材を用いて縦方向に移動し、かつ支
持体ホルダ内で多様な調節位置を保持するようにキャリアフレームと連結して設
けられる。
請求の範囲1により定義された作業用椅子の多様な変形例は従属する請求の範
囲2および4ないし8において定義される。
以下、本発明を理解するために必要な作業用椅子の実施例を示す図面を参照し
て本発明を詳しく説明する。
図面において、
図1は比較的単純な実施例の側面を示しており、
図2はおよび図3は座部の中立位置および2つの極位置における座部角度の調
節領域を示す実施例の側面図であり、
図4は座部の角度位置の関数として座部背もたれ角度の変化を示すグラフであ
り、
図5は座部奥行きと背もたれ高さとを同時に調節する調節機構を備えた図2お
よび図3に示す実施例の変形例を示す側面図であり、
図6は図5のVI−VI線に沿う断面図である。
請求の範囲
1. 座部(2、12)、背もたれ(4、14)および下部フレームを備え、
前記下部フレームは高さを調節可能な縦に延びる支持脚および前記支持脚の上端
部に連結されたキャリアフレーム(1、11)を備え、前記座部はその前端部近
くで水平な枢軸を備えた第1のピボット連結部(3、13)により前記キャリア
フレームと回動可能に連結されており、前記第1のピボット連結部は座部(2、
12)あるいはキャリアフレーム(1、11)と連結されたピボットピン(3a
、13a)を備えると共に、該ピボットピンのない前記座部および前記キャリア
フレームのいずれかが該キャリアフレームに対して枢軸とほぼ直角方向の座部(
2、12)の並進移動を可能にする水平方向に対して傾けた溝(3b、13b)
を備えており、前記背もたれ(4、14)と連結された背もたれ用支持体(5、
15)と固く連結される保持アーム(7、17)は前記第1のピボット連結部の
軸と平行であって、かつ互いに平行な枢軸を有する第2および第3のピボット連
結部(8、9;19、21)により前記座部(2、12)と共に前記キャリアフ
レーム(1、11)と回動可能に連結されており、前記ピボット連結部は前記座
部(2、12)および前記背もたれ(4、14)の双方の同期移動に適するよう
に設計されており、これにより前記第1のピボット連結部(3、13)の回転に
より前記座部が後方傾斜静止位置から作業位置にかけて移動し、かつそれに同期
して前記背もたれが前記座部に対して最大角度を保っている後方傾斜極位置から
前記座部に対する角度を徐々に減少させながら、より直立した位置に動くように
した作業用椅子において、前記溝(3b、13b)は前記座部(2、12)の前
端部の方向に斜め上方に向き、かつ前記支持脚の縦軸に対して40°から70°
の角度を保って傾斜してなり、前記座部(2、12)がその溝(3b、13b)
により前記座部(2、12)の前端部がキャリアフレーム(1、11)に対して
後方に、かつ下方に移動する前記後方傾斜静止位置から前記座部の前端部が前記
キャリアフレーム(1、11)に対して前方に、かつ上方に移動する前方傾斜極
位置にかけて並進移動可能に設けられることを特徴とする作業用椅子。
2. 前記溝(3b、13b)が前記座部と連結される部材内に備えられるこ
とを特徴とする請求の範囲第1項記載の作業用椅子。
3. 前記背もたれ用支持体(15)が2個の保持アーム(17、18)を介
して前記キャリアフレームと連結されており、一の前記保持アーム(17)は互
いに回動可能に連結された2個のアーム部(17a、17b)を有し、一の前記
アーム部は前記キャリアフレーム(11)と回動可能に連結され、一方、他の前
記アーム部が前記背もたれ用支持体(15)と固く連結されており、2個の該ア
ーム部(17a、17b)の間の前記ピボット連結部(21)は前記座部(12
)と結ぶ該ピボット連結部の一部を形成し、前記第2の保持アーム(18)は前
記背もたれ用支持体(15)と連結された前記第1の保持アーム(17)の該ア
ーム部(17b)と共に前記キャリアフレームと回動可能に連結されることを特
徴とする請求の範囲第1項または第2項記載の作業用椅子。
4. 前記後方および前方傾斜極位置の各点で前記座部(12)が水平に対し
て約10°の角度を保ち、さらに前記極位置の双方で前記座部(12)に対する
前記背もたれ(14)の角度が前記双方の極位置間の中立位置における角度より
大きく保たれることを特徴とする請求の範囲第3項記載の作業用椅子。
5. 前記後方傾斜極位置における前記座部に対する前記背もたれ(14)の
角度が該角度の最小値を示す前記中立位置における角度よりも約7°大きく、か
つ前記座部の前記前方傾斜極位置における角度が前記中立位置における角度より
も約3°大きいことを特徴とする請求の範囲第4項記載の作業用椅子。
6. 前記背もたれ用支持体が互いに鈍角(V)を形成するほぼ直線状の2個
の部材(15、16)を備え、一の部材(15)はほぼ直立した位置を保って前
記背もたれ(14)と連結されており、他の部材(16)は前記座部の下側に置
かれた支持体ホルダ(23)内に座部奥行きと前記座部に対する背もたれ高さと
を同時に調節するために該他の部材が操作部材(25)を用いて縦方向に移動し
、かつ該支持体ホルダ(23)内で多様な調節位置を保持するように前記キャリ
アフレームと連結して設けられることを特徴とする請求の範囲第1項ないし第5
項のいずれか1項に記載の作業用椅子。
7. 前記背もたれ用支持体の前記第2の部材がラック部材(24)を備え、
前記操作部材が前記ラック部材の歯部とかみ合う歯車(25)を備え、解放可能
なクラッチ(26)がピボットハンドル(29)と連結されるように構成したこ
とを特徴とする請求の範囲第6項記載の作業用椅子。
8. 前記歯車(25)と前記ピボットハンドル(29)との間に伝達機構(
30)が設けられており、前記伝達機構が前記ピボットハンドル(29)の回転
により前記背もたれ用支持体の該第2の支持部材(16)が前記座部に対して前
後に移動するように配置されることを特徴とする請求の範囲第7項記載の作業用
椅子。
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フロントページの続き
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Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1. 座部(2、12)、背もたれ(4、14)および下部ルームを備え、前 記下部フレームは高さを調節可能な支持脚および前記支持脚の上端部に連結され たキャリアフレーム(1、11)を備え、前記座部はその前端部近くで水平な枢 軸を備えた第1のピボット連結部により前記キャリアフレームと回動可能に連結 されており、前記背もたれ(4、14)と連結された背もたれ用支持体(5、1 5)と固く連結される保持アーム(7、17)は前記第1のピボット連結部の軸 と平行であって、かつ互いに平行な枢軸を有する第2のピボット連結部(8、9 :19、21)により前記座部(2、12)と共に前記キャリアフレーム(1、 11)と回動可能に連結されており、前記ピボット連結部は前記座部(2、12 )および前記背もたれ(4、14)の双方の同期移動に適するように設計されて おり、これにより前記第1のピボット連結部(3、13)の回転により前記座部 が後方傾斜極位置から前部傾斜極位置にかけて移動し、かつそれに同期して前記 背もたれが前記座部に対して最大角度を保っている後方傾斜極位置から前記座部 に対する角度を徐々に減少させながらより直立した位置に動くようにした作業用 椅子において、前記前方および後方傾斜極位置において前記座部(2、12)の 前端部が前記キャリアフレーム(1、11)に対して前方に、かつ上方に、およ び後方に、かつ下方にそれぞれ移動するように前記第1のピボット連結部(3、 13)がその枢軸と直角方向の前記座部(2、12)の実質的に並進移動を可能 にするように設けられることを特徴とする作業用椅子。 2. 前記座部(2、12)と前記キャリアフレーム(1、11)との間の前 記第1のピボット連結部(3、13)が前記座部(2、12)あるいは前記キャ リアフレーム(1、11)と連結され、かつ前記部材の他方にあるいはそこに連 結された部材に設けられた溝(3b、13b)に回動可能に、かつ並進移動可能 に配置されるピボットピン(3a、13a)を備えることを特徴とする請求の範 囲第1項記載の作業用椅子。 3. 前記溝(3b、13b)がほぼ直線状であり、前記座部の該前端部の方 向に斜め上方に向くように形成されることを特徴とする請求の範囲第2項記載の 作業用椅子。 4. 前記溝が前記支持脚の縦軸に対して40°から70°の角度を保って形 成されることを特徴とする請求の範囲第3項記載の作業用椅子。 5. 前記背もたれ用支持体(15)が2個の保持アーム(17、18)を介 して前記キャリアフレームと連結されており、一の前記保持アーム(17a)は 互いに回動可能に連結された2個のアーム部を有し、一のアーム部は前記キャリ アフレーム(11)と回動可能に連結され、一方、他のアーム部は前記背もたれ 用支持体(15)と固く連結されており、2個の該アーム部間の前記ピボット連 結部(21)は前記座部(12)と結ぶ該ピボット連結部の一部を形成し、前記 第2の保持アーム(18)は前記背もたれ用支持体(15)と連結された前記第 1の保持アーム(17)の該アーム部(17b)と共に前記キャリアフレーム( 11)と回動可能に連結されることを特徴とする請求の範囲第1項ないし第4項 のいずれか1項に記載の作業用椅子。 6. 前記後方および前方傾斜極位置で前記座部(12)が水平に対して約1 0°の角度を保ち、さらに前記各極位置で前記座部(12)に対する前記背もた れ(14)の角度が前記極位置間の中立位置における角度より大きく保たれるこ とを特徴とする請求の範囲第5項記載の作業用椅子。 7. 前記後方傾斜極位置における前記座部に対する前記背もたれ(14)の 角度が該角度の最小値を示す前記中立位置における角度よりも約7°大きく、か つ前記座部の前記前方傾斜極位置における角度が前記中立位置における角度より も約3°大きいことを特徴とする請求の範囲第6項記載の作業用椅子。 8. 前記背もたれ用支持体が互いに鈍角(V)を形成するほぼ直線状の2個 の部材(15、16)を備え、一の部材(15)はほぼ直立した位置を保って前 記背もたれ(14)と連結されており、他の部材は前記座部(12)の下側に置 かれた支持体ホルダ(23)内に座部奥行きと前記座部(12)に対する背もた れ高さとを同時に調節するために該他の部材が操作部材(25)を用いて縦方向 に移動し、かつ該支持体ホルダ(23)内で多様な調節位置を保持するように前 記キャリアフレームと連結して設けることを特徴とする請求の範囲第1項ないし 第7項のいずれか1項に記載の作業用椅子。 9. 前記背もたれ用支持体の前記第2の部材(16)がラック部材(24) を備え、前記操作部材が前記ラック部材の歯部とかみ合う歯車(25)を備え、 解放可能なクラッチ(26)がピボットハンドル(29)と連結されるように構 成したことを特徴とする請求の範囲第8項記載の作業用椅子。 10. 前記歯車(25)と前記ピボットハンドル(29)との間に伝達機構 (30)が設けられており、前記伝達機構が前記ピボットハンドル(29)の回 転により前記背もたれ用支持体の該第2の部材(16)が前記座部に対して前後 に移動するようにを配置されることを特徴とする請求の範囲第9項記載の作業用 椅子。
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