【発明の詳細な説明】
7H−イミダゾ(1,2−a)ピラジン−8−オンNMDAレセプタ拮抗物質
本発明は、活性成分として少なくとも1種の式:
の化合物または該化合物の塩を含有する医薬品、式(I)の新規な化合物および
それらの製造に関する。
6−フェニル−7H−イミダゾ[1,2−a]ピラジン−8−オンはD.D.DAVEY(
J.Org.Chem.,52,4379(1987))により記載されているが、この化合物に関する
薬理学的性質は述べられていない。
式(I)において、
R1は水素原子またはアルキルもしくはフェニル基を表し、そして
R2は(a)フェニル基、(b)ハロゲン原子およびアルキル、アルコキシ、ポ
リフルオロアルキル、ポリフルオロアルコキシ、フェニル、ニトロもしくはシア
ノ基から選択される1個もしくはそれ以上の置換基で置換されたフェニル基、(
c)ナフチル基、(d)ハロゲン原子およびアルキル、アルコキシ、ポリフルオ
ロアルキル、ポリフルオロアルコキシ、フェニル、ニトロもしくはシアノ基から
選択される1個もしくはそれ以上の置換基で置換されたナフチル基、(e)2−
、3−もしくは4−ピリジル基、(f)ハロゲン原子およびアルキル、アルコキ
シ、ポリフルオロアルキル、ポリフルオロアルコキシ、フェニル、ニトロもしく
はシアノ基から選択される1個もしくはそれ以上の置換基で置換された2−、3
−もしくは4−ピリジル基、(g)2−もしくは3−フリル基、または(h)ハ
ロゲン原子およびアルキル、アルコキシ、ポリフルオロアルキル、ポリフルオロ
アルコキシ、フェニル、ニトロもしくはシアノ基から選択される1個もしくはそ
れ以上の置換基で置換された2−もしくは3−フリル基を表す。
断らない限り、上記の定義および以下の定義において、アルキルおよびアルコ
キシ基並びに部分は非分枝鎖または分枝鎖中に1〜4個の炭素原子を含有し、そ
してハロゲン原子は弗素、塩素、臭素およびヨウ素である。
6−フェニル−7H−イミダゾ[1,2−a]ピラジン−8−オンを除く式(I
)の化合物は新規であり、そしてそれ自体で本発明の一部を形成する。
式(I)の新規な化合物は、式:
[式中、R1およびR2は式(I)と同じ意味を有し、alkはアルキル基を表し
そしてHalはハロゲン原子、そして好適には臭素原子、を表す]
の誘導体の脱アルキル化および脱塩により、製造できる。
この反応は好適にはイミダゾールの存在下で、100〜200℃の間の温度に
おいて実施される。
式(II)の誘導体は、1−アルキル−2−イミダゾールカルボキサミドに対す
る式:
R1−CO−CH(R2)−Hal (III)
[式中、R1およびR2は式(I)と同じ意味を有し、そしてHalはハロゲン原
子を表す]
の誘導体の作用により、得られる。
この反応は一般的には不活性溶媒、例えばジメチルホルムアミドおよびアセト
ニトリル中で、50〜150℃の間の温度において実施される。
1−アルキル−2−イミダゾールカルボキサミドはD.D DAVEY,J.Org.Chem.
,52,4379(1987)により記載されている方法の応用または適用により得られる
。
式(III)の誘導体は商業的に入手できるかまたはK.SCHANK,Chem. Ber.,10
2,385(1969),A.ARCORIA,J.Het.Chem.,12,385(1975),R.M.LAIRDおよび
R.E.PARKER,J.Am.Chem.Soc.,83,4277(1961),J.N.CHATTERJEA,J.Indi
an Chem.Soc.,32,265(1955)およびJ.Indian Chem.Soc.,34,347(1957)
,K.YAMAGUCHIおよびH.SHOJI,J.Pharm.Soc.Japan,74,20(1954),M.I.SH
EVCHUKおよびA.V.DOMBROVSKII,Zh.Obshch.Khi.,33,1135(1963),W.T.CAL
DWELLおよびG.C.SCHWEIKER,J.Am.Chem.Soc.,75,5884(1953),およびR.F
UCHS,J.Am.Chem.Soc.,78,5612(1956)、特許WO 91/09,857およ
び実施例に記載されている方法の適用もしくは応用により得られる。
式(I)の化合物は一般的な既知の方法により、例えば結晶化、クロマトグラ
フィーまたは抽出により、精製できる。
式(I)の化合物は場合により、例えばアルコール、ケトン、エーテルまたは
塩素化された溶媒の如き有機溶媒中での無機または有機酸の作用により、該酸と
の付加塩に転化させることができる。
これらの塩も本発明の一部を形成する。
製剤的に許容可能な塩の例として、無機または有機酸との付加塩、例えば酢酸
塩、プロピオン酸塩、琥珀酸塩、安息香酸塩、フマル酸塩、マレイン酸塩、シュ
ウ酸塩、メタンスルホン酸塩、イセチオン酸塩、テオフィリン酢酸塩、サリチル
酸塩、メチレンビス(β−ヒドロキシナフトエ酸塩)、塩酸塩、硫酸塩、硝酸塩お
よび燐酸塩が挙げられる。
式(I)の化合物は有利な薬理学的性質を有する。それらはD−アスパラギン
酸−N−メチル(NMDA)レセプタの競合的拮抗物質であり、そしてより特に
それらはNMDAレセプタのグリシン−調節部位用の配位子である。
さらに、一部の式(I)の化合物、そして特にR1が水素原子またはフェニル
基を表し、そしてR2がフェニル、4−クロロフェニル、4−フェニルフェニル
、3,4−ジクロロフェニル、2−、3−もしくは4−ピリジルまたは2−もし
くは3−フリル基を表すものもキスクアレート(quisqualate)レセプタという名
称によっても知られるα−アミノ−3−ヒドロキシ−5−メチル−8−イソキサ
ゾールプロピオン酸(AMPA)レセプタの拮抗物質でもある。
これらの化合物は従って、脳血管偶発症候、心臓発作、低血圧症、脳性麻痺、
心臓もしくは肺の手術または重症の低血糖症後の全ての虚血(例えば病巣性また
は全身的虚血)を処置または予防するために有用である。それらはまた、周産期
のもしくは溺れた後の無酸素症、窒息、CO中毒
または脳脊髄損傷による影響の処置においても有用である。これらの化合物はま
た神経変性疾病、ハンティングトン舞踏病、アルツハイマー病、老年痴呆、筋萎
縮性外側脊髄硬化症、オリーブ橋小脳萎縮およびパーキンソン病の進行を処置ま
たは予防するためにも有用である。これらの化合物はまた、脳または脊髄腫瘍の
処置用、グルタメートレセプタ作用物質である毒素による中毒の防除用、不安(
KEHNE他、Eur.J.Pharmacol.,193,283(1991))、鬱病(TRULLAS他、Eur.J.
Pharmacol.,185, 1(1990))および分裂病(REYNOLDS,TIPS,13,116(1992))
用に、鎮痛薬(DICKENSON他、Neurosc.Letters,121,263(1991))、抗食欲不
振薬(SORRELS他、Brain Res.,572,265(1992))、抗偏頭痛薬および抗嘔吐薬
として、並びに神経毒素またはNMDAレセプタ作用物質である他の物質による
中毒、並びにウイルス性疾病、例えばエイズ(LIPTON他、Neuron,7,111(1991)
)、狂犬病、麻疹および破傷風(BAGETTA他、Br.J.Pharmacol.,101,776(199
0))と関連する神経学的疾病の処置用にも有用である。これらの化合物はまた、
薬物およびアルコール禁断兆候の予防並びに阿片嗜好および依存の抑制にも有用
である。
NMDAレセプタと結合するグリシン部位に対する式(I)の化合物の親和力
はT.CANTON他、J.Pharm.Pharmacol.,44,812(1992)により記載されている
方法に従いラットの大脳皮質膜に対する[3H]DCKAの特異的結合の拮抗作用
を試験することにより測定された。[3H]DCKA(20nM)を0.1mgの蛋
白質の存在下で4℃において30分間にわたり50mMHEPES緩衝液、pH
7.5の中で培養する。非−特異的結合は1mMグリシンの存在下で測定される
。結合された放射能をホワットマンGF/Bフィルター上での濾過により分離す
る。こ
れらの生成物の抑制活性は一般的に100μMより低いかまたは同等である。
AMPAレセプタに対する式(I)の化合物の親和力はラットの大脳皮質膜に
対する[3H]AMPAの特異的結合の拮抗作用を試験することにより測定された
(HONORE他、Neuroscience letters,54,27(1985))。[3H]AMPAを0.2m
gの蛋白質の存在下で4℃において30分間にわたり10mM KH2PO4、1
00mM KSCN緩衝液、pH7.5の中で培養する。非−特異的結合は1mM
L−グルタメートの存在下で測定される。結合された放射能をPHARMACIAフィル
ター(Printed Filtermate A)上での濾過により分離する。これらの生成物の抑
制活性は一般的に100μMより低い。
式(I)の化合物は低い毒性を有する。それらのLD50はハツカネズミにおけ
るIP方式によると50mg/kgより大きい。
好適な式(I)の化合物は下記のものである:
−6−フェニル−7H−イミダゾ[1,2−a]ピラジン−8−オン、
−6−(4−クロロフェニル)−7H−イミダゾ[1,2−a]ピラジン−8−オン
、
−6−(2−ピリジル)−7H−イミダゾ[1,2−a]ピラジン−8−オン、
−6−(2−フリル)−7H−イミダゾ[1,2−a]ピラジン−8−オン、
−5−メチル−6−フェニル−7H−イミダゾ[1,2−a]ピラジン−8−オン
、
−6−(3,4−ジクロロフェニル)−7H−イミダゾ[1,2−a]ピラジン−8−
オン、
−5,6−ジフェニル−7H−イミダゾ[1,2−a]ピラジン−8−オン。
下記の実施例は本発明を説明するものである。
実施例1
窒素雰囲気下に保たれた、4.5gの臭化1−メチル−8−オキソ−6−フェ
ニル−7,8−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジニウムの24gのイミダゾー
ル中の撹拌された溶液を20時間にわたり175℃に加熱し、100℃に冷却し
そして次に180gの水および氷の(50:50重量)混合物中に注ぐ。固体を
濾過により分離し、合計60cm3の蒸留水で2回洗浄しそして減圧下で乾燥す
る。得られた生成物(2.8g)を150cm3の沸騰エタノール中に溶解させ、
そして脱色用木炭で処理したこの溶液を熱時に濾過し、冷却しそして5℃付近の
温度において1時間貯蔵する。結晶を濾過により分離し、10cm3の氷冷エタ
ノールで洗浄しそして減圧(1mmHg、0.13kPa)下で50℃において
乾燥する。1.6gの6−フェニル−7H−イミダゾ[1,2−a]ピラジン−8−
オン、融点264℃、がそれにより得られる。NMRスペクトル:[300MH
z;(CD3)2SO−d6;δ、ppm]:7.52(mt、3H:フェニルの位置
3における−H、位置4における−Hおよび位置5における−H);7.54お
よび7.86(2つの広いs、各々1H:イミダゾールの−H);7.71(広い
d、J=8Hz、2H:フェニルの位置2における−Hおよび位置6における−H
);7.92(s、1H:=CH−N);11.53(未決定の成分(unres.co
mp.)、1H:−CONH−)。
臭化1−メチル−8−オキソ−6−フェニル−7,8−ジヒドロイミダゾ[1,
2−a]ピラジニウムは下記の方法で製造できる:3.9gの2
−ブロモアセトフェノンおよび2gの1−メチル−2−イミダゾールカルボキサ
ミドの60cm3のアセトニトリル中の撹拌された溶液を20時間にわたり沸騰
させ続けそして15℃に冷却する。結晶を濾過により分離し、エチルエーテルで
洗浄しそして減圧下で乾燥する。4.5gの臭化1−メチル−8−オキソ−6−
フェニル−7,8−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジニウムがそれにより得ら
れる。
1−メチル−2−イミダゾールカルボキサミドはD.D.DAVEY,J.Org.Chem.
,52,4379(1987)により記載されている通りにして製造できる。
実施例2
工程は実施例1の通りであるが、出発物質は4.5gの臭化6−(3−クロロフ
ェニル)−1−メチル−8−オキソ−7,8−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラ
ジニウムおよび20gのイミダゾールである。粗製生成物(2.8g)を350
cm3の沸騰メタノール中に溶解させ、そして脱色用木炭で処理したこの溶液を
熱時に濾過する。フィルターを合計150cm3の沸騰メタノールで2回洗浄し
、そして濾液および洗浄液を次に一緒にし、減圧(15mmHg、2kPa)下
で40℃において濃縮して、それらの量を50cm3に下げそして5℃付近の温
度において16時間貯蔵する。結晶を濾過により分離し、合計20cm3の氷冷
メタノールで2回洗浄しそして減圧(1mmHg、0.13kPa)下で60℃
において乾燥する。1.8gの6−(3−クロロフェニル)−7H−イミダゾ[1,
2−a]ピラジン−8−オン、融点292℃(分解)、がそれにより得られる。
NMRスペクトル:[300MHz;(CD3)2SO−d6;δ、ppm]:7.52
(mt、2H:フェニルの
位置4における−Hおよび位置5における−H);7.54および7.85(2つ
の広いs、各々1H:イミダゾールの−H);7.68(広いd、J=8Hz、
1H:フェニルの位置6における−H);7.82(広いs、1H:フェニルの
位置2における−H);8.01(s、1H:=CH−N);11.60(未決定
の成分、1H:−CONH−)。
臭化6−(3−クロロフェニル)−1−メチル−8−オキソ−7,8−ジヒドロ
イミダゾ[1,2−a]ピラジニウムは、臭化1−メチル−8−オキソ−6−フェ
ニル−7,8−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジニウムの製造用の実施例1の
通りにして製造できるが、60cm3のアセトニトリル中の5.2gの85%2−
ブロモ−3′−クロロアセトフェノンおよび2gの1−メチル−2−イミダゾー
ルカルボキサミドから出発する。4.5gの臭化6−(3−クロロフェニル)−1
−メチル−8−オキソ−7,8−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジニウムがそ
れにより得られる。
2−ブロモ−3′−クロロアセトフェノンはR.M.LAIRDおよびR.E. PARKER,J
.Am.Chem.Soc.,83,4277(1961)により記載されている通りにして製造でき
る。
実施例3
工程は実施例1の通りであるが、出発物質は5gの臭化6−(4−クロロフェ
ニル)−1−メチル−8−オキソ−7,8−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジ
ニウムおよび24gのイミダゾールである。粗製生成物(4.4g)を500c
m3のメタノール中で再結晶化させ、そして1.7gの6−(4−クロロフェニル)
−7H−イミダゾ[1,2−a]ピラジン−8−オン、融点300℃(分解)、が
それにより得られる。NMR
スペクトル:[200MHz;(CD3)2SO−d6;δ、ppm]:7.53および
7.83(2d、J=1Hz、各々1H:イミダゾールの−H);7.60(d、
J=8Hz、2H:フェニルの位置3における−Hおよび位置5における−H)
;7.75(d、J=8Hz、2H:フェニルの位置2における−Hおよび位置
6における−H);7.97(s、1H:=CH−N);11.60(未決定の成
分、1H:−CONH−)。
臭化6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−8−オキソ−7,8−ジヒドロ
イミダゾ[1,2−a]ピラジニウムは、臭化1−メチル−8−オキソ−6−フェ
ニル−7,8−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジニウムの製造用の実施例1の
通りにして製造できるが、60cm3のアセトニトリル中の4.5gの2−ブロモ
−4′−クロロアセトフェノンおよび2gの1−メチル−2−イミダゾールカル
ボキサミドから出発する。4.6gの臭化6−(4−クロロフェニル)−1−メチ
ル−8−オキソ−7,8−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジニウムがそれによ
り得られる。
実施例4
工程は実施例1の通りであるが、出発物質は3.3gの臭化1−メチル−6−(
2−メチルフェニル)−8−オキソ−7,8−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラ
ジニウムおよび16gのイミダゾールである。粗製生成物(3.2g)を25c
m3のメタノール中で再結晶化させ、そして1.15gの6−(2−メチルフェニ
ル)−7H−イミダゾ[1,2−a]ピラジン−8−オン、融点252℃、がそれに
より得られる。NMRスペクトル:[200MHz;(CD3)2SO−d6;δ、p
pm]:2.33(s
、3H:−CH3);7.25〜7.45(mt、4H、芳香族−H);7.50(
s、1H:=CH−N);7.52および7.82(2d、J=1Hz、各々1H
:イミダゾールの−H);11.39(未決定の成分、1H:−CONH−)。
臭化1−メチル−6−(2−メチルフェニル)−8−オキソ−7,8−ジヒドロ
イミダゾ[1,2−a]ピラジニウムは、臭化1−メチル−8−オキソ−6−フェ
ニル−7,8−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジニウムの製造用の実施例1の
通りにして製造できるが、60cm3のアセトニトリル中の4.5gの2−ブロモ
−2′−メチルアセトフェノンおよび2gの1−メチル−2−イミダゾールカル
ボキサミドから出発する。1.5gの臭化1−メチル−6−(2−メチルフェニル
)−8−オキソ−7,8−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジニウムがそれによ
り得られる。
2−ブロモ−2′−メチルアセトフェノンはJ.N.CHATTERJEA,J.Indian Che
m.Soc.,32,265(1955)により記載されている通りにして製造できる。
実施例5
工程は実施例1の通りであるが、出発物質は3.3gの臭化1−メチル−6−(
3−メチルフェニル)−8−オキソ−7,8−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラ
ジニウムおよび15gのイミダゾールである。粗製生成物(2.1g)を135
cm3のメタノール中で再結晶化させ、そして1.2gの6−(3−メチルフェニ
ル)−7H−イミダゾ[1,2−a]ピラジン−8−オン、融点287℃(分解)、
がそれにより得られる。NMRスペクトル:[300MHz;(CD3)2SO−d6
;δ、ppm]
:2.36(s、3H:−CH 3);7.27(dN、J=8Hz、1H:フェニ
ルの位置4における−H);7.36(t、J=8Hz、2H:フェニルの位置
5における−H);7.50(d、J=8Hz、2H:フェニルの位置6におけ
る−H);7.53および7.78(2つの広いs、各々1H、イミダゾールの−H
);7.55(広いs、1H:フェニルの位置2′における−H);7.90(
s、1H:=CH−N);11.60(未決定の成分、1H:−CONH−)。
臭化1−メチル−6−(3−メチルフェニル)−8−オキソ−7,8−ジヒドロ
イミダゾ[1,2−a]ピラジニウムは、臭化1−メチル−8−オキソ−6−フェ
ニル−7,8−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジニウムの製造用の実施例1の
通りにして製造できるが、60cm3のアセトニトリル中の4.3gの2−ブロモ
−3′−メチルアセトフェノンおよび2gの1−メチル−2−イミダゾールカル
ボキサミドから出発する。4.3gの臭化1−メチル−6−(3−メチルフェニル
)−8−オキソ−7,8−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジニウムがそれによ
り得られる。
2−ブロモ−3′−メチルアセトフェノンはJ.N.CHATTERJEA,J.Indian Che
m.Soc.,34,347(1957)により記載されている通りにして製造できる。
実施例6
工程は実施例1の通りであるが、出発物質は3.9gの臭化1−メチル−6−(
4−メチルフェニル)−8−オキソ−7,8−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラ
ジニウムおよび18gのイミダゾールである。粗製生成物(3g)を700cm3
の沸騰メタノール中に溶解させ、そして
脱色用木炭で処理したこの溶液を熱時に濾過する。フィルターを50cm3の沸
騰メタノールで洗浄し、そして濾液および洗浄液を次に一緒にし、減圧(15m
mHg、2kPa)下で40℃において濃縮してそれらの量を50cm3に下げ
そして5℃付近の温度において60時間貯蔵する。結晶を濾過により分離し、5
cm3の氷冷メタノールで洗浄しそして減圧(1mmHg、0.13kPa)下で
60℃において乾燥する。1.75gの6−(4−メチルフェニル)−7H−イミ
ダゾ[1,2−a]ピラジン−8−オン、融点330℃(昇華)、がそれにより得
られる。NMRスペクトル:[300MHz;(CD3)2SO−d6;δ、ppm]
:2.36(s、3H:−CH 3);7.34(d、J=8Hz、2H:フェニル
の位置3における−Hおよび位置5における−H);7.54および7.85(2
d、J=1Hz、各々1H:イミダゾールの−H);7.62(d、J=8Hz
、2H:フェニルの位置2における−Hおよび位置6における−H);7.88
(s、1H:=CH−N);11.50(未決定の成分、1H:−CONH−)
。
臭化1−メチル−6−(4−メチルフェニル)−8−オキソ−7,8−ジヒドロ
イミダゾ[1,2−a]ピラジニウムは、臭化1−メチル−8−オキソ−6−フェ
ニル−7,8−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジニウムの製造用の実施例1の
通りにして製造できるが、60cm3のアセトニトリル中の4.1gの2−ブロモ
−4′−メチルアセトフェノンおよび2gの1−メチル−2−イミダゾールカル
ボキサミドから出発する。3.9gの臭化1−メチル−6−(4−メチルフェニル
)−8−オキソ−7,8−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジニウムがそれによ
り得られる。
2−ブロモ−4′−メチルアセトフェノンはK.YAMAGUCHIおよびH. SHOJI,J
.Pharm.Soc.Japan,74,20(1954)により記載されている通りにして製造で
きる。
実施例7
工程は実施例1の通りであるが、出発物質は5.1gの臭化1−メチル−6−(
3−ニトロフェニル)−8−オキソ−7,8−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラ
ジニウムおよび24gのイミダゾールである。(得られた合計3.2gの中の)
1.4gの粗製生成物を直径が3.1cmのカラム中に含有された84gの中性シ
リカゲル(0.020−0.045mm)上でクロマトグラフィーにかけて、圧
力下で酢酸エチルおよびメタノールの(90:10容量)混合物を用いて溶離さ
せそして20cm3の画分を集める。画分35〜85を減圧(15mmHg、2
kPa)下で50℃において濃縮乾固する。得られた生成物(0.6g)を5c
m3の沸騰ジメチルホルムアミド中に溶解させ、そして脱色用木炭で処理したこ
の溶液を熱時に濾過し、冷却しそして5℃付近の温度において16時間貯蔵する
。結晶を濾過により分離し、氷冷ジメチルホルムアミドおよび氷冷エタノールで
洗浄しそして次に減圧(1mmHg、0.13kPa)下で60℃において乾燥
する。0.15gの6−(3−ニトロフェニル)−7H−イミダゾ[1,2−a]ピラ
ジン−8−オン、融点350℃(昇華)、がそれにより得られる。NMRスペク
トル:[300MHz;(CD3)2SO−d6;δ、ppm]:7.57および7.8
9(2つの広いs、各々1H:イミダゾールの−H);7.85(t、J=8.5
Hz、1H:フェニルの位置5における−H):8.13(s、1H:=CH−
N);8.17(広いd、J=8.5Hz、1H:フェニルの
位置6における−H);8.34(広いd、J=8.5Hz、1H:フェニルの位
置4における−H);8.60(広いs、1H:フェニルの位置2における−H
);11.80(未決定の成分、1H:−CONH−)。
臭化1−メチル−6−(3−ニトロフェニル)−8−オキソ−7,8−ジヒドロ
イミダゾ[1,2−a]ピラジニウムは、臭化1−メチル−8−オキソ−6−フェ
ニル−7,8−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジニウムの製造用の実施例1の
通りにして製造できるが、60cm3のアセトニトリル中の4.5gの2−ブロモ
−3′−ニトロアセトフェノンおよび2gの1−メチル−2−イミダゾールカル
ボキサミドから出発する。5.1gの臭化1−メチル−6−(3−ニトロフェニル
)−8−オキソ−7,8−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジニウムがそれによ
り得られる。
2−ブロモ−3′−ニトロアセトフェノンはM.I.SHEVCHUKおよびA.V.DOMBRO
VSKII,Zh.Obshch.Khim.,33,1135(1963)により記載されている通りにして
製造できる。
実施例8
工程は実施例1の通りであるが、出発物質は6gの臭化1−メチル−6−(4
−ニトロフェニル)−8−オキソ−7,8−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジ
ニウムおよび24gのイミダゾールである。粗製生成物(4.5g)を50cm3
のジメチルホルムアミド中で再結晶化させ、そして0.96gの6−(4−ニトロ
フェニル)−7H−イミダゾ[1,2−a]ピラジン−8−オン、融点400℃(分
解)、がそれにより得られる。NMRスペクトル:[300MHz;(CD3)2S
O−d6;δ、
ppm]:7.58および7.90(2つの広いs、各々1H:イミダゾールの−H
);8.02(d、J=8.5Hz、2H:フェニルの位置2における−Hおよ
び位置6における−H);8.15(s、1H:=CH−N);8.38(d、J
=8.5Hz、2H:フェニルの位置3における−Hおよび位置5における−H
);11.80(未決定の成分、1H:−CONH−)。
臭化1−メチル−6−(4−ニトロフェニル)−8−オキソ−7,8−ジヒドロ
イミダゾ[1,2−a]ピラジニウムは、臭化1−メチル−8−オキソ−6−フェ
ニル−7,8−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジニウムの製造用の実施例1の
通りにして製造できるが、60cm3のアセトニトリル中の4.6gの2−ブロモ
−4′−ニトロアセトフェノンおよび2gの1−メチル−2−イミダゾールカル
ボキサミドから出発する。6gの臭化1−メチル−6−(4−ニトロフェニル)−
8−オキソ−7,8−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジニウムがそれにより得
られる。
2−ブロモ−4′−ニトロアセトフェノンはM.I.SHEVCHUKおよびA.V.DOMBRO
VSKII,Zh.Obshch.Khim.,33,1135(1963)により記載されている通りにして
製造できる。
実施例9
2.6gの臭素を5分間にわたり25℃付近の温度において2.3gの3′−シ
アノアセトフェノンの40cm3のクロロホルム中溶液に滴々添加する。混合物
を20分間にわたり同じ温度において撹拌しそして次に減圧(15mmHg、2
kPa)下で40℃において濃縮乾固する。得られた生成物(5.6g)を75
cm3のアセトニトリルおよび2gの1−メチル−2−イミダゾールカルボキサ
ミドで処理し、そして混合物を
次に沸点において24時間撹拌する。20℃に冷却した後に、結晶を濾過により
分離し、15cm3のアセトニトリルおよび15cm3のエチルエーテルで連続的
に洗浄しそして減圧(15mmHg、2kPa)下で60℃において乾燥する。
得られた生成物(3.9g)を24gのイミダゾール中で24時間にわたり17
5℃に加熱し、そして100℃に冷却したこの混合物を75gの氷および75g
の蒸留水の混合物中に注ぐ。不溶性物質を濾過により分離し、50cm3の蒸留
水で洗浄しそして減圧下で乾燥する。得られた生成物(1.65g)を直径が3.
3cmのカラム中に含有された96gの中性シリカゲル(0.020−0.045
mm)上でクロマトグラフィーにかけて、圧力下でジクロロメタンおよびメタノ
ールの(93:7容量)混合物を用いて溶離させそして100cm3、150c
m3および1850cm3の3つの画分を連続的に集める。最後の画分を減圧(1
5mmHg、2kPa)下で50℃において濃縮乾固する。得られた生成物(0
.9g)を30cm3の沸騰ジメチルホルムアミド中に溶解させ、そして脱色用木
炭で処理したこの溶液を熱時に濾過し、冷却しそして5℃付近の温度において1
6時間貯蔵する。結晶を濾過により分離し、5cm3の氷冷ジメチルホルムアミ
ド、合計20cm3の蒸留水で2回そして10cm3のエタノールで連続的に洗浄
し、そして次に減圧(1mmHg、0.13kPa)下で60℃において乾燥す
る。0.65gの6−(3−シアノフェニル)−7H−イミダゾ[1,2−a]ピラジ
ン−8−オン、融点335℃(分解)、がそれにより得られる。NMRスペクト
ル:[200MHz;(CD3)2SO−d6;δ、ppm]:7.54および7.83
(2つの広いs、各々1H:イミダゾールの−H);7.72(t、J=8Hz
、1H:フェニルの位置5に
おける−H);7.94および8.03(2つの広いd、J=8.5Hz、各々1
H:フェニルの位置4における−Hおよび位置6における−H);8.05(s
、1H:=CH−N);8.23(広いs、1H:フェニルの位置2における−H
);11.60(未決定の成分、1H:−CONH−)。
実施例10
4.3gの2−ブロモ−4′−シアノアセトフェノンおよび2gの1−メチル
−2−イミダゾールカルボキサミドの60cm3のアセトニトリル中の撹拌され
た溶液を6時間にわたり沸騰させ続けそして15℃に冷却する。結晶を濾過によ
り分離し、15cm3のアセトニトリルで洗浄しそして減圧下で乾燥する。得ら
れた生成物(4.9g)を25gのイミダゾール中で20時間にわたり175℃
に加熱し、そして100℃に冷却したこの混合物を150gの水および氷の(5
0:50重量)混合物中に注ぐ。固体を濾過により分離し、15cm3の蒸留水
で洗浄しそして減圧下で乾燥する。得られた生成物(4.2g)を60cm3の沸
騰ジメチルホルムアミド中に溶解させ、そして脱色用木炭で処理したこの溶液を
熱時に濾過し、冷却しそして5℃付近の温度において16時間貯蔵する。結晶を
濾過により分離し、10cm3の氷冷ジメチルホルムアミド、合計20cm3の蒸
留水で2回そして10cm3の氷冷エタノールで連続的に洗浄し、そして次に減
圧(1mmHg、0.13kPa)下で80℃において乾燥する。1.45gの6
−(4−シアノフェニル)−7H−イミダゾ[1,2−a]ピラジン−8−オン、融
点356℃(分解)、がそれにより得られる。NMRスペクトル:[200MH
z;(CD3)2SO−d6;δ、ppm]:7.54および7.84(2d、
J=1Hz、各々1H:イミダゾールの−H);7.90および8.00(2d、
J=8.5Hz、各々2H:芳香族−H);8.08(s、1H:=CH−N);
11.67(未決定の成分、1H:−CONH−)。
実施例11
工程は実施例1の通りであるが、出発物質は8.9gの臭化1−メチル−8−
オキソ−6−(4−トリフルオロメチルフェニル)−7,8−ジヒドロイミダゾ[1
,2−a]ピラジニウムおよび40gのイミダゾールである。粗製生成物(5g)
を170cm3の沸騰メタノール中に溶解させ、そして脱色用木炭で処理したこ
の溶液を熱時に濾過しそして5℃付近の温度において16時間貯蔵する。結晶を
濾過により分離し、25cm3の水およびメタノールの(50:50容量)混合
物で洗浄しそして減圧(1mmHg、0.13kPa)下で70℃において乾燥
する。3gの6−(4−トリフルオロメチルフェニル)−7H−イミダゾ[1,2−
a]ピラジン−8−オン、融点290℃、がそれにより得られる。NMRスペク
トル:[200MHz;(CD3)2SO−d6;δ、ppm]:7.54および7.8
4(2d、J=1Hz、各々1H:イミダゾールの−H);7.90および8.0
0(2d、J=8.5Hz、各々2H:芳香族−H);8.08(s、1H:=CH
−N);11.67(未決定の組成、1H:−CONH−)。
臭化1−メチル−8−オキソ−6−(4−トリフルオロメチルフェニル)−7,
8−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジニウムは、臭化1−メチル−8−オキ
ソ−6−フェニル−7,8−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジニウムの製造用
の実施例1の通りにして製造できるが、100cm3のアセトニトリル中の10.
2gの80%2−ブロモ−4′−
トリフルオロメチルアセトフェノンおよび3.2gの1−メチル−2−イミダゾ
ールカルボキサミドから出発する。8.9gの臭化1−メチル−8−オキソ−6
−(4−トリフルオロメチルフェニル)−7,8−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピ
ラジニウムがそれにより得られる。
2−ブロモ−4′−トリフルオロメチルアセトフェノンはW.T.CALDWELLおよ
びG.C.SCHWEIKER,J.Am.Chem.Soc.,75,5884(1953)により記載されてい
る通りにして製造できる。
実施例12
工程は実施例1の通りであるが、出発物質は1.9gの臭化1−メチル−8−
オキソ−6−(4−トリフルオロメトキシフェニル)−7,8−ジヒドロイミダゾ[
1,2−a]ピラジニウムおよび9gのイミダゾールである。粗製生成物(1.1
5g)を直径が2.9cmのカラム中に含有された60gの中性シリカゲル(0.
020−0.045mm)上でクロマトグラフィーにかけて、圧力下でジクロロ
メタンおよびメタノールの(93:7容量)混合物を用いて溶離させそして15
cm3の画分を集める。画分12〜24を減圧(15mmHg、2kPa)下で
50℃において濃縮乾固し、得られた生成物(0.5g)を15cm3の沸騰イソ
プロパノール中に溶解させ、そして脱色用木炭で処理したこの溶液を熱時に濾過
する。フィルターを5cm3の沸騰イソプロパノールで洗浄し、そして濾液およ
び洗浄液を次に一緒にし、減圧(15mmHg、2kPa)下で40℃において
濃縮して量を5cm3に下げそして5℃付近の温度において16時間貯蔵する。
結晶を濾過により分離し、2cm3の氷冷イソプロパノールで洗浄しそして減圧
(1mmHg、0.13kPa)下で60℃において乾燥する。0.44gの6−
(4−トリフルオロ
メトキシフェニル)−7H−イミダゾ[1,2−a]ピラジン−8−オン、融点23
5℃、がそれにより得られる。NMRスペクトル:[200MHz;(CD3)2S
O−d6;δ、ppm]:7.51(d、J=8Hz、2H:フェニルの位置3に
おける−Hおよび位置5における−H);7.52および7.83(2d、J=1
Hz、各々1H:イミダゾールの−H);7.79(d、J=8Hz、2H:フ
ェニルの位置2における−Hおよび位置6における−H);7.92(s、1H
:=CH−N);11.60(未決定の成分、1H:−CONH−)。
臭化1−メチル−8−オキソ−6−(4−トリフルオロメトキシフェニル)−7
,8−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジニウムは、臭化1−メチル−8−オキ
ソ−6−フェニル−7,8−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジニウムの製造用
の実施例1の通りにして製造できるが、25cm3のアセトニトリル中の2gの
2−ブロモ−4′−トリフルオロメトキシアセトフェノンおよび0.75gの1
−メチル−2−イミダゾールカルボキサミドから出発する。1.9gの臭化1−
メチル−8−オキソ−6−(4−トリフルオロメトキシフェニル)−7,8−ジヒ
ドロイミダゾ[1,2−a]ピラジニウムがそれにより得られる。
実施例13
工程は実施例1の通りであるが、出発物質は5.4gの臭化1−メチル−6−(
4−メトキシフェニル)−8−オキソ−7,8−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピ
ラジニウムおよび24gのイミダゾールである。粗製生成物(3.9g)を直径
が3.6cmのカラム中に含有された135gの中性シリカゲル(0.020−0
.045mm)上でクロマトグラフィーにかけて、圧力下でジクロロメタンおよ
びメタノールの(93:7容
量)混合物を用いて溶離させそして40cm3の画分を集める。画分25〜15
0を減圧(15mmHg、2kPa)下で50℃において濃縮乾固し、得られた
生成物(0.5g)を75cm3のメタノール中に溶解させ、そして脱色用木炭で
処理したこの溶液を熱時に濾過する。フィルターを10cm3の沸騰メタノール
で洗浄し、そして濾液および洗浄液を次に一緒にし、減圧(15mmHg、2k
Pa)下で40℃において濃縮して量を10cm3に下げそして5℃付近の温度
において16時間貯蔵する。結晶を濾過により分離し、5cm3の氷冷メタノー
ルで洗浄しそして減圧(1mmHg、0.13kPa)下で60℃において乾燥
する。0.38gの6−(4−メトキシフェニル)−7H−イミダゾ[1,2−a]ピ
ラジン−8−オン、融点288℃(分解)、がそれにより得られる。NMRスペ
クトル:[200MHz;(CD3)2SO−d6;δ、ppm]:3.80(s、3H
:−OCH 3);7.05(d、J=8.5Hz、2H:フェニルの位置3におけ
る−Hおよび位置5における−H);7.52および7.80(2d、J=1Hz
、各々1H:イミダゾールの−H);7.62(d、J=8.5Hz、2H:フェ
ニルの位置2における−Hおよび位置6における−H);7.79(s、1H:
=CH−N);11.40(未決定の成分、1H:−CONH−)。
臭化1−メチル−6−(4−メトキシフェニル)−8−オキソ−7,8−ジヒド
ロイミダゾ[1,2−a]ピラジニウムは、臭化1−メチル−8−オキソ−6−フ
ェニル−7,8−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジニウムの製造用の実施例1
の通りにして製造できるが、60cm3のアセトニトリル中の4.5gの2−ブロ
モ−4′−メトキシアセトフェノンおよび2gの1−メチル−2−イミダゾール
カルボキサミドから出発す
る。5.4gの臭化1−メチル−6−(4−メトキシフェニル)−8−オキソ−7,
8−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジニウムがそれにより得られる。
実施例14
5.7gの90%2−ブロモ−2′,4′−ジクロロアセトフェノンおよび2g
の1−メチル−2−イミダゾールカルボキサミドの60cm3のアセトニトリル
中の撹拌された溶液を20時間にわたり沸騰させ続けそして15℃に冷却する。
結晶を濾過により分離し、エチルエーテルで洗浄しそして減圧下で乾燥する。得
られた生成物(4.9g)を24gのイミダゾール中で24時間にわたり175
℃に加熱し、そして100℃に冷却したこの混合物を75gの水および75gの
蒸留水の混合物中に注ぐ。不溶性物質を濾過により分離し、合計20cm3の蒸
留水で2回洗浄しそして減圧下で乾燥する。得られた生成物(3.8g)を30
0cm3の沸騰イソプロパノール中に溶解させ、そして脱色用木炭で処理したこ
の溶液を熱時に濾過する。濾液を減圧(15mmHg、2kPa)下で40℃に
おいて濃縮して量を75cm3に下げそして5℃付近の温度において16時間貯
蔵する。結晶を濾過により分離し、5cm3の氷冷イソプロパノールで洗浄し、
そして減圧(1mmHg、0.13kPa)下で60℃において乾燥する。2g
の6−(2,4−ジクロロフェニル)−7H−イミダゾ[1,2−a]ピラジン−8−
オン、融点256℃、がそれにより得られる。NMRスペクトル:[300MH
z;(CD3)2SO−d6;δ、ppm]:7.53および7.90(2s、各々1H
:イミダゾールの−H);7.60(dd、J=8.5および1Hz:1H:フェ
ニルの位置5における−H);7.67(d、J=8.5H
z、1H:フェニルの位置6における−H);7.68(s、1H:=CH−N
);7.88(d、J=1Hz、1H:フェニルの位置3における−H);11.
52(未決定の成分、1H:−CONH−)。
2−ブロモ−2′,4′−ジクロロアセトフェノンは特許 WO 91/09,8
57に記載されている通りにして製造できる。
実施例15
5.3gの95%2−ブロモ−3′,4′−ジクロロアセトフェノンおよび2g
の1−メチル−2−イミダゾールカルボキサミドの60cm3のアセトニトリル
中の撹拌された溶液を20時間にわたり沸騰させ続けそして15℃に冷却する。
結晶を濾過により分離し、エチルエーテルで洗浄しそして減圧下で乾燥する。得
られた生成物(4.3g)を24gのイミダゾール中で24時間にわたり175
℃に加熱し、そして100℃に冷却したこの混合物を75gの水および75gの
蒸留水の混合物中に注ぐ。出現した不溶性物質を濾過により分離し、合計20c
m3の蒸留水で2回洗浄しそして減圧下で乾燥する。得られた生成物(2.8g)
を250cm3の沸騰メタノール中に溶解させ、そして脱色用木炭で処理したこ
の溶液を熱時に濾過しそして5℃付近の温度において16時間貯蔵する。結晶を
濾過により分離し、5cm3の氷冷メタノールで洗浄しそして減圧(1mmHg
、0.13kPa)下で60℃において乾燥する。0.97gの6−(3,4−ジク
ロロフェニル)−7H−イミダゾ[1,2−a]ピラジン−8−オン、融点315℃
、がそれにより得られる。NMRスペクトル:[300MHz;(CD3)2SO−
d6;δ、ppm]:7.55および7.82(2d、J=1Hz、各々1H:イミ
ダゾールの−H);7.70(dd、J=8.5および2.5Hz:1H:フェニ
ルの位置6における−H);7.77(d、J=8.5Hz、1H:フェニルの位
置5における−H);7.99(s、1H:=CH−N);8.01(d、J=2
.5Hz、1H:フェニルの位置2における−H);11.52(未決定の成分、
1H:−CONH−)。
2−ブロモ−3′,4′−ジクロロアセトフェノンはR.FUCHS,J.Am. Chem.
Soc.,78,5612(1956)に記載されている通りにして製造できる。
実施例16
4.75gの2−ブロモ−2′−アセトナフトンおよび2gの1−メチル−2
−イミダゾールカルボキサミドの60cm3のアセトニトリル中の撹拌された溶
液を48時間にわたり沸騰させ続けそして15℃に冷却する。結晶を濾過により
分離し、エチルエーテルで洗浄しそして減圧下で乾燥する。得られた生成物(5
.45g)を24gのイミダゾール中で24時間にわたり175℃に加熱し、そ
して100℃に冷却したこの混合物を75gの水および75gの蒸留水の混合物
中に注ぐ。不溶性物質を濾過により分離し、50cm3の蒸留水で洗浄しそして
減圧下で乾燥する。得られた生成物(5g)を25cm3の沸騰ジメチルホルム
アミド中に溶解させ、そして脱色用木炭で処理したこの溶液を熱時に濾過する。
フィルターを合計20cm3の沸騰ジメチルホルムアミドで2回洗浄し、そして
濾液および洗浄液を次に一緒にしそして5℃付近の温度において16時間貯蔵す
る。結晶を濾過により分離し、10cm3の氷冷ジメチルホルムアミド、10c
m3の蒸留水および10cm3の氷冷エタノールで連続的に洗浄し、そして減圧(
1mmHg、0.13kPa)下で60℃において乾燥する。2.4gの6−(2
−ナフチル)−7H−
イミダゾ[1,2−a]ピラジン−8−オン、融点297℃(分解)、がそれによ
り得られる。NMRスペクトル:[300MHz;(CD3)2SO−d6;δ、pp
m]:7.55および7.90(2つの広いs、各々1H:イミダゾールの−H);
7.60および8.00(2mt、各々2H:ナフチルの位置5における−H、位
置6における−H、位置7における−Hおよび位置8における−H);7.82
(dd、J=8.5および1Hz、1H:ナフチルの位置3における−H);8.
05(d、J=8.5Hz、1H:ナフチルの位置4における−H);8.09(
s、1H:=CH−N);8.32(d、J=1Hz、1H:ナフチルの位置1
における−H);11.65(未決定の成分、1H:−CONH−)。
実施例17
窒素雰囲気下に保たれた、11.6gの臭化1−メチル−8−オキソ−6−(2
−ピリジル)−7,8−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジニウムの55gのイ
ミダゾール中の撹拌された溶液を6時間にわたり175℃に加熱し、95℃に冷
却し、50cm3のエタノールで処理し、20℃付近の温度に冷却しそして次に
50cm3のアセトンで処理する。固体を濾過により分離し、アセトンで洗浄し
そして減圧下で乾燥する。得られた生成物(5.6g)を1200cm3の沸騰蒸
留水中に懸濁させ、脱色用木炭で処理したこの混合物を熱時に濾過しそしてフィ
ルターを合計500cm3の沸騰蒸留水で2回洗浄する。濾液および洗浄液を一
緒にしそして5℃付近の温度において30分間貯蔵する。結晶を濾過により分離
しそして減圧(1mmHg、0.13kPa)下で80℃において乾燥する。1.
1gの6−(2−ピリジル)−7H−イミダゾ[1,2−
a]ピラジン−8−オン、融点305℃、がそれにより得られる。NMRスペク
トル:[300MHz;(CD3)2SO−d6;δ、ppm]:7.48(dd、J=
9および6.5Hz、1H:ピリジンの−H 5);7.55および7.93(2つの
広いs、各々1H:イミダゾールの−H)、8.00(dt、J=9および3H
z、1H:ピリジンの−H 4);8.05(d、J=9Hz、1H:ピリジンの−H 3
);8.48(s、1H:=CH−N);8.70(dd、J=6.5および3
Hz、1H:ピリジンの−H 6):11.00(未決定の成分、1H:−CONH
−)。
臭化1−メチル−8−オキソ−6−(2−ピリジル)−7,8−ジヒドロイミダ
ゾ[1,2−a]ピラジニウムは下記の方法で製造できる:窒素雰囲気下に保たれ
た、29gの2−ブロモアセチルピリジン臭化水素酸塩および10gの1−メチ
ル−2−イミダゾールカルボキサミドの300cm3のジメチルホルムアミド中
の撹拌された溶液を30時間にわたり120℃に加熱し、20℃付近の温度に冷
却しそして60cm3のエチルエーテルで処理する。5℃に冷却した後に、結晶
を濾過により分離し、20cm3のアセトンで洗浄しそして減圧下で乾燥する。
11.5gの臭化1−メチル−8−オキソ−6−(2−ピリジル)−7,8−ジヒド
ロイミダゾ[1,2−a]ピラジニウム臭化水素酸塩がそれにより得られる。
2−ブロモアセチルピリジン臭化水素酸塩はK.SCHANK,Chem.Ber.,102,38
5(1969)により記載されている通りにして製造できる。
実施例18
窒素雰囲気下に保たれた、4.5gの臭化6−(2−フリル)−1−メチル−8
−オキソ−7,8−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジニウム
の20gのイミダゾール中の撹拌された溶液を6時間にわたり175℃に加熱し
、90℃に冷却し、50cm3の蒸留水で処理し、そして次に100cm3の蒸留
水中に注ぐ。20℃付近の温度に冷却した後に、固体を濾過により分離し、蒸留
水で洗浄しそして減圧下で乾燥する。得られた生成物(2.5g)を200cm3
の沸騰エタノール中に溶解させ、脱色用木炭で処理したこの溶液を熱時に濾過し
、冷却し、そして5℃付近の温度において1時間貯蔵する。結晶を濾過により分
離し、10cm3の氷冷エタノールで洗浄しそして減圧(1mmHg、0.13k
Pa)下で50℃において乾燥する。1.1gの6−(2−フリル)−7H−イミ
ダゾ[1,2−a]ピラジン−8−オン、融点270℃、がそれにより得られる。
NMRスペクトル:[200MHz;(CD3)2SO−d6;δ、ppm]:6.65
(dd、J=3.5および2Hz、1H:フランの−H 4);7.23(d、J=
3.5Hz、1H:フランの−H 3);7.49および7.87(2d、J=1Hz
、各々1H:イミダゾールの−H);7.83(d、J=2Hz、1H:フラン
の−H 5);7.95(s、1H:=CH−N);11.57(未決定の成分、1
H:−CONH−)。
臭化6−(2−フリル)−1−メチル−8−オキソ−7,8−ジヒドロイミダゾ[
1,2−a]ピラジニウムは、臭化1−メチル−8−オキソ−6−フェニル−7,
8−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジニウムの製造用の実施例1の通りにし
て製造できるが、100cm3のアセトニトリル中の4.5gの2−ブロモアセチ
ルフランおよび3gの1−メチル−2−イミダゾールカルボキサミドから出発す
る。5.6gの臭化6−(2−フリル)−1−メチル−8−オキソ−7,8−ジヒド
ロイミダゾ[1,2
−a]ピラジニウムがそれにより得られる。
2−ブロモアセチルフランはA.ARCORIA,J.Het.Chem.,12,385(1975)に
より記載されている通りにして製造できる。
実施例19
窒素雰囲気下に保たれた、11.2gの臭化1,5−ジメチル−8−オキソ−6
−フェニル−7,8−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジニウムの50gのイミ
ダゾール中の撹拌された溶液を20時間にわたり160℃にそして4時間にわた
り175℃に加熱し、100℃に冷却しそして次に150gの水および氷の(5
0:50重量)混合物中に注ぐ。混合物を合計700cm3のクロロホルムで6
回抽出し、そして有機抽出物を一緒にし、硫酸マグネシウム上で乾燥しそして減
圧(15mmHg、2kPa)下で35℃において濃縮乾固する。得られた生成
物(14.7g)を110cm3の沸騰イソプロパノール中に溶解させ、そして脱
色用木炭で処理したこの混合物を熱時に濾過する。フィルターを20cm3の沸
騰イソプロパノールで洗浄し、そして濾液および洗浄液を次に一緒にし、冷却し
そして5℃付近の温度において16時間貯蔵する。結晶を濾過により分離し、合
計50cm3の氷冷イソプロパノールで2回洗浄しそして減圧(1mmHg、0.
13kPa)下で60℃において乾燥する。得られた生成物(6.5g)を10
0cm3の沸騰イソプロパノール中に溶解させ、そして脱色用木炭で処理したこ
の溶液を熱時に濾過する。フィルターを合計50cm3の沸騰イソプロパノール
で2回洗浄し、そして濾液および洗浄液を次に一緒にし、冷却しそして5℃付近
の温度において16時間貯蔵する。結晶を濾過により分離し、合計30cm3の
氷冷イソプロパノールで2回洗浄しそして減圧(1mmHg、
0.13kPa)下で60℃において乾燥する。得られた合計4.6gの生成物の
中の4gを直径が4.4cmのカラム中に含有された250gの中性シリカゲル
(0.020−0.045mm)上でクロマトグラフィーにかけて、圧力下でジク
ロロメタンおよびメタノールの(95:5容量)混合物を用いて溶離させそして
60cm3の画分を集める。画分34〜59をまとめそして減圧(15mmHg
、2kPa)下で40℃において濃縮乾固する。得られた生成物(3.2g)を
90cm3の沸騰イソプロパノール中に溶解させ、そして脱色用木炭で処理した
この溶液を熱時に濾過する。フィルターを20cm3の沸騰イソプロパノールで
洗浄し、そして濾液および洗浄液を次に一緒にし、冷却しそして5℃付近の温度
において16時間貯蔵する。結晶を濾過により分離し、10cm3の氷冷イソプ
ロパノールで洗浄しそして減圧(1mmHg、0.13kPa)下で60℃にお
いて乾燥する。2.4gの5−メチル−6−フェニル−7H−イミダゾ[1,2−
a]ピラジン−8−オン、融点232℃、がそれにより得られる。NMRスペク
トル:[300MHz;(CD3)2SO−d6;δ、ppm]:2.27(s、3H:
−CH 3);7.50(s、5H:フェニルの−H);7.57および7.90(2
つの広いS、各々1H:イミダゾールの−H);11.35(未決定の成分、1
H:−CONH−)。
臭化1,5−ジメチル−8−オキソ−6−フェニル−7,8−ジヒドロイミダゾ
[1,2−a]ピラジニウムは下記の方法で製造できる:窒素雰囲気下に保たれた
、22.5gの2−ブロモプロピオフェノンおよび10gの1−メチル−2−イ
ミダゾールカルボキサミドの300cm3のジメチルホルムアミド中の撹拌され
た溶液を10時間にわたり115℃
に加熱しそして次に減圧(1mmHg、0.13kPa)下で70℃において濃
縮乾固する。得られた生成物(38.4g)を650cm3のイソプロパノール中
に溶解させ、そして3リットルの酢酸エチルで処理したこの溶液を5℃付近の温
度において30分間撹拌する。結晶を濾過により分離し、50cm3の酢酸エチ
ルで洗浄しそして減圧下で乾燥する。11.5gの臭化1,5−ジメチル−8−オ
キソ−6−(フェニル)−7,8−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジニウムがそ
れにより得られる。
実施例20
8gの2−ブロモ−2−フェニルアセトフェノンおよび3gの1−メチル−2
−イミダゾールカルボキサミドの90cm3のアセトニトリル中の撹拌された溶
液を20時間にわたり沸騰させ続けそして20℃付近の温度に冷却する。結晶を
濾過により分離し、アセトニトリルおよび次にエチルエーテルで洗浄しそして減
圧下で乾燥する。得られた生成物(3.3g)を17gの融解イミダゾール中に
溶解させ、そして窒素雰囲気下に保たれたこの溶液を20時間にわたり175℃
に加熱し、100℃に冷却しそして次に100cm3の蒸留水中に注ぐ。固体を
濾過により分離し、合計20cm3の蒸留水で2回洗浄しそして減圧下で乾燥す
る。得られた生成物(2g)を100cm3の沸騰エタノール中に溶解させ、そ
して脱色用木炭で処理したこの溶液を熱時に濾過し、冷却しそして5℃付近の温
度において1時間貯蔵する。結晶を濾過により分離し、10cm3の氷冷エタノ
ールで洗浄しそして減圧(1mmHg、0.13kPa)下で50℃において乾
燥する。1.1gの5,6−ジフェニル−7H−イミダゾ[1,2−a]ピラジン−
8−オン、融点305℃、がそれにより得られる。NMRスペクトル:[200
MHz;(CD3)2SO−d6
;δ、ppm]:7.18および7.50(2d、J=1Hz、各々1H:イミダ
ゾールの−H);7.31および7.42(2mt、各々5H:フェニルの−H)
;11.65(未決定の成分、1H:−CONH−)。
実施例21
5.22gの2−ブロモ−4−フェニルアセトフェノンおよび2gの1−メチ
ル−2−イミダゾールカルボキサミドの60cm3のアセトニトリル中の撹拌さ
れた溶液を29時間にわたり沸騰させ続けそして15℃付近の温度に冷却する。
結晶を濾過により分離し、20cm3のアセトニトリルおよび次に30cm3のエ
チルエーテルで洗浄しそして減圧下で乾燥する。それにより得られた生成物(5
.63g)を21gのイミダゾール中で20時間にわたり175℃に加熱し、そ
して100℃に冷却されたこの混合物を120gの水および氷の(50:50重
量)混合物中に注ぐ。固体を濾過により分離し、30cm3の蒸留水で洗浄しそ
して減圧下で乾燥する。生成物(4.36g)を75cm3の沸騰ジメチルホルム
アミド中に溶解させ、そして脱色用木炭で処理したこの溶液を熱時に濾過し、冷
却しそして5℃付近の温度において16時間貯蔵する。結晶を濾過により分離し
、30cm3の蒸留水で2回洗浄しそして減圧(1mmHg、0.13kPa)下
で45℃において乾燥する。1.6gの6−(4−ビフェニル)−7H−イミダゾ[
1,2−a]ピラジン−8−オン、融点260℃以上、がそれにより得られる。N
MRスペクトル:[200MHz;(CD3)2SO−d6;δ、ppm]:7.42(
広いt、J=8Hz、1H:モノ置換されたフェニルの位置4における−H);
7.52(広いt、J=8Hz、2H:モノ置換されたフェニルの位置3におけ
る−Hおよび位置5における−H);7.54および7.86
(2d、J=1Hz、各々1H:イミダゾールの−H);7.76(d、J=8
Hz、2H:モノ置換されたフェニルの位置2における−Hおよび位置6におけ
る−H);7.82(s、4H:芳香族−H);7.96(s、1H:=CH−N
);11.58(未決定の成分、1H:−CONH−)。
本発明に従う医薬品は少なくとも1種の遊離形または塩形の式(I)の化合物
を純粋な形態でまたはそれを不活性もしくは生理学的に活性な他の製剤的に相容
性のある生成物と組み合わせた組成物の形態で含んでいる。本発明に従う医薬品
は経口的に、非経口的に、直腸にまたは局所的に使用できる。
経口的投与用の固体組成物としては、錠剤、丸剤、散剤(ゼラチンカプセル、
ウエファーカプセル)または顆粒剤を使用できる。これらの組成物中では、本発
明に従う活性成分をアルゴン流下で1種もしくはそれ以上の不活性希釈剤、例え
ば澱粉、セルロース、スクロース、ラクトースまたはシリカと混合する。これら
の組成物は希釈剤以外の物質、例えば1種もしくはそれ以上の潤滑剤、例えばス
テアリン酸マグネシウムもしくは滑石、着色剤、コーテイング(糖衣丸)または
ワニスを含んでなることもできる。
経口的投与用の液体組成物としては、例えば水、エタノール、グリセロール、
植物油または液体パラフィンの如き不活性希釈剤を含有する製剤的に許容可能な
溶液、懸濁液、乳化液、シロップおよびエリキシルを使用できる。これらの組成
物は、希釈剤以外の物質、例えば湿潤剤、甘味剤、濃稠化剤、香味剤または安定
化用生成物を含んでなることもできる。
非経口的投与用の殺菌性組成物は好適には、水性もしくは非水性の溶液、懸濁
液および乳化液であってよい。溶媒または賦形剤として、水、プロピレングリコ
ール、ポリエチレングリコール、植物油、特にオリーブ油、注射用の有機エステ
ル類、例えばオレイン酸エチル、または他の適当な有機溶媒を使用することがで
きる。これらの組成物は、添加剤、特に湿潤剤、張度剤、乳化剤、分散剤および
安定剤を含有することもできる。殺菌は数種の方法で、例えば無菌濾過により、
組成物中への殺菌剤の添加により、照射によりまたは加熱により、実施すること
ができる。それらは殺菌性固体組成物の形態に製造してもよく、それを使用時に
殺菌水または他の殺菌性の注射用媒体の中に溶解させることができる。
直腸投与用の組成物は、活性生成物の他に、賦形剤、例えばココアバター、半
−合成グリセリド類またはポリエチレングリコール類を含有する坐薬または直腸
カプセルである。
局所的投与用の組成物は、例えば、クリーム、ローション、眼洗浄剤、口洗浄
剤、鼻滴下剤またはアエロゾルであることができる。
人間の治療では、本発明に従う化合物はAMPAレセプタ拮抗物質またはNM
DAレセプタ拮抗物質の投与を必要とする症状の処置および/または予防のため
に特に有用である。従ってこれらの化合物は、脳血管偶発症候、心臓発作、低血
圧症、脳性麻痺、心臓もしくは肺の手術または重症の低血糖症後の全ての虚血(
例えば病巣性または全身的虚血)を処置または予防するために有用である。それ
らはまた、周産期のもしくは溺れた後の無酸素症、窒息、CO中毒または脳脊髄
損傷による影響の処置においても有用である。これらの化合物はまた、神経変性
疾病、ハンティングトン舞踏病、アルツハイマー病、老年痴呆、筋萎縮性外側脊
髄硬化症、オリーブ橋小脳萎縮およびパーキンソン病の進行を処置または予防す
るためにも有用である。これらの化合物はまた、脳または脊髄腫瘍の処置用、グ
ルタメートレセプタ作用物質である毒素による中毒の防除用、不安、鬱病および
分裂病用に、鎮痛薬、抗食欲不振薬、抗偏頭痛薬および抗嘔吐薬として、並びに
神経毒素またはNMDAレセプタ作用物質である他の物質による中毒、並びにウ
イルス性疾病、例えばエイズ、狂犬病、麻疹および破傷風と関連する神経学的疾
病の処置用にも有用である。これらの化合物はまた、薬物およびアルコール禁断
兆候の予防並びに阿片嗜好および依存の抑制にも有用である。
薬用量は求められる効果、処置の期間および使用される投与方式に依存してお
り、それらは一般的には成人に関しては経口的方式によると1日当たり10〜1
00mgの間であり、1回の薬用量は5mg〜50mgの活性物質の範囲である
。
一般的に述べると、処置しようとする患者に固有の年令および体重並びに全て
の他の因子に応じて医師が適切な薬用量を決めるであろう。
下記の実施例は本発明に従う組成物を説明するものである。実施例A
一般的技術に従い、50mg薬用量の活性生成物を含有しそして下記の組成を
有する硬質ゼラチンカプセルを製造する:
−式(I)の化合物・・・・・・・・・・・50mg
−セルロース・・・・・・・・・・・・・・18mg
−ラクトース・・・・・・・・・・・・・・55mg
−コロイド状シリカ・・・・・・・・・・・ 1mg
−ナトリウムカルボキシメチル澱粉・・・・10mg
−滑石・・・・・・・・・・・・・・・・・10mg
−ステアリン酸マグネシウム・・・・・・・ 1mg実施例B
一般的技術に従い、50mg薬用量の活性生成物を含有しそして下記の組成を
有する錠剤を製造する:
−式(I)の化合物・・・・・・・・・・・ 50mg
−ラクトース・・・・・・・・・・・・・・104mg
−セルロース・・・・・・・・・・・・・・・40mg
−ポビドン・・・・・・・・・・・・・・・ 10mg
−ナトリウムカルボキシメチル澱粉・・・・ 22mg
−滑石・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10mg
−ステアリン酸マグネシウム・・・・・・・ 2mg
−コロイド状シリカ・・・・・・・・・・・ 2mg
−ヒドロキシメチルセルロース、グリセロール
および酸化チタンの(72:3.5:24.5)
混合物
245mgの重量の1個の仕上げられたフィルム−
コーテイング錠剤にするのに十分な量実施例C
10mgの活性生成物を含有しそして下記の組成を有する注射溶液を製造する
:
−式(I)の化合物・・・・・・・・・・・10mg
−安息香酸・・・・・・・・・・・・・・・80mg
−ベンジルアルコール・・・・・・・・・・0.06cm3
−安息香酸ナトリウム・・・・・・・・・・80mg
−エタノール、95%・・・・・・・・・・0.4cm3
−水酸化ナトリウム・・・・・・・・・・・24mg
−プロピレングリコール・・・・・・・・・1.6cm3
−水・・・・・・・・・・・・・・・4cm3にするのに十分な量
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フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ),AM,
AU,BB,BG,BR,BY,CA,CN,CZ,E
E,FI,GE,HU,JP,KG,KP,KR,KZ
,LK,LR,LT,LV,MD,MG,MN,NO,
NZ,PL,RO,RU,SI,SK,TJ,TT,U
A,US,UZ,VN
(72)発明者 ダムール,ドミニク
フランス・エフ―75014パリ・リユアンリ
―レグノル18
(72)発明者 ジユネボワ−ボレラ,アリエル
フランス・エフ―94600シヨワシ―ル―ロ
ワ・リユドランシユレクシヨン―パリジエ
ヌ15
(72)発明者 ジモネ,パトリク
フランス・エフ―78450ビルプルー・アベ
ニユード ノルマンデイ13
(72)発明者 ミニヤニ,セルジユ
フランス・エフ―92290シヤトネ―マラブ
リ・アベニユードロバンソン14