JPH09504748A - レトルト適性ポリマーフィルム - Google Patents

レトルト適性ポリマーフィルム

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JPH09504748A JP50869895A JP50869895A JPH09504748A JP H09504748 A JPH09504748 A JP H09504748A JP 50869895 A JP50869895 A JP 50869895A JP 50869895 A JP50869895 A JP 50869895A JP H09504748 A JPH09504748 A JP H09504748A
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Abstract

(57)【要約】 少なくとも3層、すなわち脂肪族/芳香族ポリアミド、たとえばポリ(m−キシリレンアジポアミド)、または脂肪族/芳香族ポリアミド、たとえばポリ(m−キシリレンアジポアミド)と、エチレンビニルアルコールコポリマーとのブレンドから形成される層を挟む、2層の脂肪族ポリアミト、たとえばポリ(カプロラクタム)を含む、優れた酸素遮断性を有するポリマーフィルム。

Description

【発明の詳細な説明】 レトルト適性ポリマーフィルム 発明の背景 1.発明の分野: 本発明はポリマーフィルムに関するものである。より詳細には、本発明は改良 された機械的特性および気体遮断性を備え、かつレトルト処理(retorti ng)に耐えうるポリマーフィルムに関するものである。2.先行技術の説明: 技術分野においてポリオレフィンフィルム、たとえばポリエチレンおよびポリ プロピレンがそれらの比較的高い耐湿性のため一般的な包装材料であることは知 られている。しかしこれらのポリオレフィンは酸素を含めた気体に対するかなり 高い透過性をも有し、従ってそれらは単独で使用した場合には酸素感受性材料、 たとえば食品の包装には不適当である。 これに対しビニルアルコールのポリマーおよびコポリマー、たとえばポリビニ ルアルコールおよびエチレンビニルアルコールは、気体透過に対して卓越した抵 抗性をもつ。しかしエチレンビニルアルコールおよびポリビニルアルコールのフ ィルムは両方とも、水分の存在下ではこの望ましい特性を失う傾向がある。さら に、ビニルアルコールフィルムがたとえば約240℃以上の高温に暴露されるか 、または熱に長期間暴露されると、フィルムはゲルを形成し、分解するであろう 。 実質的に純粋なエチレンビニルアルコールおよびポリビニルアルコール化合物 をポリオレフィン層間に挟むことが望ましいが、それらの化合物は多くのポリマ ーフィルムに良好に接着しない。さらに、内部層の純粋なビニルアルコール含量 がそれを他のポリマーとブレンドすることによって低下するのに伴って、その酸 素遮断性も低下する。 同様に包装用フィルムの成分として一般に使用されるものはポリアミドポリマ ーおよびコポリマーである。 それらの先行技術フィルムの例は米国特許第4,254,169;3,595 ,740;および5,055,355号明細書に記載されている。 包装材料に適したフィルム積層品にとって重要な他の特性は、それが低温殺菌 または滅菌などの過程でしばしば受ける熱および屈曲の組み合わせに耐える能力 である。しかし酸素遮断層を含む既知の積層品の多くは、それらが約80−約1 30℃の温度を受けるそのような過程に全く不適当である。これらの既知の遮断 性積層品は、それらの軟化点が低いためそれらの構造一体性を保持することがで きない。遮断成分としてアルミニウム箔を使用する他の積層品はそのような過程 でピンホールを形成する傾向があり、このためそれらもそのような用途に不適当 である。そのようなピンホールは酸素透過性を著しく高める原因となるからであ る。この傾向は箔を2枚の二軸配向フィルム間に挟むことにより制御しうるが、 そのような積層品は不便であり、製造するのに経費がかかり、熱成形することが できない。 改良された機械的特性および気体遮断性を備え、かつレトルト処理条件(たと えば約119−123℃の温度)に耐えうるフィルムを提供することが望ましい であろう。 発明の概要 本発明によれば、少なくとも下記よりなる3層: a)2層の脂肪族ポリアミド層;ならびに b)脂肪族/芳香族ポリアミドおよび脂肪族/芳香族ポリアミドとエチレンビ ニルアルコールコポリマーのブレンドよりなる群から選ばれる内部層 を有し、内部層が2層の脂肪族ポリアミド層間に配置された、レトルト適性(r etortable)フィルムが提供される。 内部層に適した脂肪族/芳香族ポリアミドの具体例は、次式の反復単位: もしくは またはそれらの組み合わせを有するものであり、これらの式中のRおよびRlは 同一であるか、または異なり、炭素原子少なくとも約2個、好ましくは炭素原子 約2−約12個のアルキレン基である。好ましくは内部層の脂肪族/芳香族ポリ アミドをさらにエチレンビニルアルコールとブレンドすることができる。 本発明のフィルムは1または2以上の有益な特性を示す。これらのフィルムは 卓越した物理的特性および酸素遮断性を示すだけでなく、それらは厳しいレトル ト処理条件に耐える向上した耐熱性をも示す。本発明のフィルムはこれらの特性 を兼ね備えているので、物品包装用として用いるのに特に適している。 図面の簡単な説明 以下の本発明の詳細な記述および添付の図面を参照すると本発明がより十分に 理解され、かつ他の利点が明らかになるであろう。 図1は、3層の同時押出し層を有する本発明の好ましい構造体の断面図である 。 図2は、3層の同時押出し層を有し、内部層がさらに2化合物のブレンドから なる本発明のより好ましい構造体の断面図である。 好ましい態様の説明 本発明の好ましい態様は前記の図面を参照することによって当業者にはより良 く理解されるであろう。 本発明の基本的形態は、一般に10と表示される図1の同時押出しフィルムに より示される。フィルム10は3つの必須層12、14および16を含む。層1 2および16は脂肪族ポリアミドから形成され、層14は脂肪族/芳香族ポリア ミドから形成される。本発明のフィルムは層14が層12と16の間に配置され る限り、3つの必須層12、14および16に限定されない。たとえば本発明の フィルムは任意の位置に任意数の追加層、たとえば他のポリマーフィルム層およ び/または接着層もしくは結合層を含むことができる。本発明の好ましい態様に おいては、フィルムは3つの必須層12、14および16のみを含む。 層12および16は“脂肪族ポリアミド”から形成される。本明細書において 用いる“脂肪族ポリアミド”は、ポリマー鎖の一体部(integral pa rt)としての反復カーボンアミド基の存在を特色とし、これらが互いに少なく とも2個の脂肪族炭素原子により分離されたポリアミドである。これらのポリア ミドの具体例は、下記の一般式により表される反復モノマー単位: またはその組み合わせを有するものであり、これらの式中のRおよびR1は同一 であるか、または異なり、炭素原子少なくとも約2個のアルキレン基、好ましく は炭素原子約2−約12個のアルキレン基である。それらのポリアミドの例は、 ジアミンとジ酸の反応により形成されるポリアミド、たとえばポリ(ヘキサメチ レンアジポアミド)(ナイロン6,6)、ポリ(ヘキサメチレンセバカミド)( ナイロン6,10)、ポリ(ヘプタメチレンピメラミド)(ナイロン7,7)、 ポリ(オクタメチレンスベラミド)(ナイロン8,8)、ポリ(ノナメチレンア ゼラミド)(ナイロン9,9)、ポリ(デカメチレンアゼラミド)(ナイロン1 0,9)などである。同様に有用な脂肪族ポリアミドの具体例は、アミノ酸およ びその誘導体、たとえばラクタムの重合により形成されるものである。これらの 有用なポリアミドの具体例は、ポリ(4−アミノ酪酸)(ナイロン4)、ポリ( 6−アミノヘキサン酸)(ナイロン6、ポリ(カプロラクタム)としても知られ る)、ポリ(7−アミノヘプタン酸)(ナイロン7)、ポリ(8−アミノオクタ ン酸)(ナイロン8)、ポリ(9−アミノノナン酸)(ナイロン9)、ポリ(1 0−アミノデカン酸)(ナイロン10)、ポリ(11−アミノウンデカン酸)( ナイロン11)、ポリ(12−アミノドテカン酸)(ナイロン12)などである 。2種以上の脂肪族ポリアミドのブレンドも使用しうる。 前記の脂肪族ポリアミドの反復単位から形成されるコポリマーを、層12およ び16の作成に使用しうる。具体例であって限定ではないが、それらの脂肪族ポ リアミドコポリマーにはカプロラクタム/ヘキサメチレンアジポアミドコポリマ ー(ナイロン6/6,6)、ヘキサメチレンアジポアミド/カプロラクタムコポ リマー(ナイロン6,6/6)、トリメチレンアジポアミド/ヘキサメチレンア ゼライアミドコポリマー(ナイロントリメチル6,2/6,2)、ヘキサメチレ ンアジポアミド/ヘキサメチレンアゼライアミド/カプロラクタムコポリマー( ナイロン6,6/6,9/6)などが含まれる。 本発明の実施に際して用いられる好ましい脂肪族ポリアミドはポリ(カプロラ クタム)およびポリ(ヘキサメチレンアジポアミド)であり、ポリ(カプロラク タム)が極めて好ましい。 本発明の実施に際して用いられる脂肪族ポリアミドは業者から入手しうるか、 または既知の製造技術に従って製造することができる。たとえばポリカプロラク タムはアライド・シグナル・インコーポレーテッドから入手しうる。 ポリアミドの数平均分子量は広範囲に及びうる。通常は、脂肪族ポリアミドは “フィルム形成性分子量”のものであり、これは自立性(free stand ing)フィルムを形成するのに十分なほど高いが、ブレンドをフィルムに溶融 加工しうるのに十分なほど低い分子量を意味する。このような数平均分子量はフ ィルム製造技術分野の当業者に周知であり、蟻酸粘度法により測定して通常は少 なくとも約5,000である。この方法(ASTM D−789)においては、 25℃の90%蟻酸100ml中における脂肪族ポリアミド11gの溶液を使用 する。本発明の好ましい態様においては脂肪族ポリアミドの数平均分子量は約5 ,000−約100,000であり、特に好ましい態様においては約10,00 0−約60,000である。極めて好ましいのは、脂肪族ポリアミドの数平均分 子量が約20,000−約40,000のものである。 内部層14は“脂肪族/芳香族ポリアミド”から形成される。本明細書におい て用いる“脂肪族/芳香族ポリアミド”は、反復カーボンアミド基がポリマー鎖 の一体部として存在し、カルボニル部分が少なくとも2個の炭素原子を有する脂 肪族部分により分離され、かつ窒素基が芳香族部分により分離されていることを 特色とする。これらの脂肪族/芳香族ポリアミドの具体例は、次式の反復単位を 有するものである: 式中のR2およびR3は異なり、少なくとも2個の炭素原子を有する(好ましくは 2−約12個の炭素原子を有する)アルキレン基、またはアリーレン(好ましく は置換または非置換フェニレン、アルキレンフェニレンまたはジアルキレンフェ ニレンであり、それらにおいて脂肪族部分は1−約7個の炭素原子を有し、その 際許容しうる置換基はアルキル、アルコキシまたはハロである)であり、ただし R2がアリーレンである場合はR3はアルキレンであり、R2がアルキレンである 場合はR3はアリーレンまたはジアルキレンフェニレンである。それらのポリア ミドの例は、ポリ(ヘキサメチレンイソフタルアミド)、ポリ(2,2,2−ト リメチルヘキサメチレンテレフタルアミド)、ポリ(m−キシリレンアジポアミ ド)(MXD6)、ポリ(p−キシリレンアジポアミド)、ポリ(ヘキサメチレ ンテレフタルアミド)、ポリ(ドデカメチレンテレフタルアミド)などである。 2種以上の脂肪族/芳香族ポリアミドのブレンドを使用しうる。層14の作成 に用いられる好ましい脂肪族/芳香族ポリアミドは、ポリ(ヘキサメチレンイソ フタルアミド)、ポリ(2,2,2−トリメチルヘキサメチレンテレフタルアミ ド)、ポリ(m−キシリレンアジポアミド)、ポリ(p−キシリレンアジポアミ ド)、ポリ(ヘキサメチレンテレフタルアミド)およびポリ(ドデカメチレンテ レフタルアミド)である。より好ましい脂肪族/芳香族ポリアミドはポリ(2, 2,2−トリメチルヘキサメチレンテレフタルアミド)、ポリ(m−キシリレン アジポアミド)[ポリ(イミノメチレン−1,3−フェニレンイミノアジポリレ ン)としても知られる]、ポリ(p−キシリレンアジポアミド)であり、極めて 好ましい脂肪族/芳香族ポリアミドはポリ(イミノメチレン−1,3−フェニレ ンイミノアジポリレン)(同様にポリ(m−キシリレンアジポアミド)またはM XD6としても知られる)である。 脂肪族/芳香族ポリアミドは既知の製造技術により製造するか、または業者か ら入手することができる。たとえばそれらのポリアミドはEMSコーポレーショ ンから商品名“グリボリー(Grivory)G21”で、またミツビシ・ガス ・ケミカル・カンパニーから商品名“MXD6”で入手しうる。 脂肪族/芳香族ポリアミドの数平均分子量は広範囲に及びうる。通常は脂肪族 /芳香族ポリアミドは“フィルム形成性分子量”のものであり、同様にこれは自 立性フィルムを形成するのに十分なほど高く、かつブレンドをフィルムに溶融加 工しうるのに十分なほど低い分子量を意味する。このような数平均分子量はフィ ルム製造技術分野の当業者に周知であり、前記の蟻酸粘度法により測定して通常 は少なくとも約5,000である。本発明の好ましい態様においては脂肪族/芳 香族ポリアミドの数平均分子量は約5,000−約100,000であり、特に 好ましい態様においては約10,000−約60,000である。極めて好まし いのは、脂肪族/芳香族ポリアミドの数平均分子量が約20,000−約40, 000のものである。 図2に3層の必須層12、24および16を有する他の同時押出しフィルム2 0を示す。層12および16は先に図1に関して記載したように脂肪族ポリアミ ドから形成される。層24は脂肪族/芳香族ポリアミドとエチレン−ビニルアル コールコポリマー(“EVOH”)のブレンドを含む。この態様のフィルムは層 24が層12と16の間に配置される限り、3層の必須層12、24および16 に限定されない。たとえばこの態様のフィルムは、先に図1に関して記載したよ うに任意の位置に任意数の追加層を含むこともできる。本発明の極めて好ましい 態様においては、フィルムは3層の必須層12、24および16のみを含む。 層14に用いるのに適した脂肪族/芳香族ポリアミドを層24のブレンドにも 使用しうる。これらの脂肪族/芳香族ポリアミドもブルンドから独立して考慮し た場合に同じ好ましいフィルム形成性分子量をもつ。 層24のブレンド中のEVOH成分は、エチレン含量約27−約48モル%、 好ましくは約27−約44モル%、極めて好ましくは約32−約38モル%をも つ。EVOH成分はさらに密度約1.12−約1.20g/cm3、好ましくは 約1.19g/cm3、および融解温度約142−約191℃、好ましくは約1 83℃をもつ。EVOHは既知の製造技術により製造するか、または業者から入 手することができる。たとえばそれらのエチレンビニルアルコール成分はニッポ ン・コウセイ・カンパニーから商品名“ソアルノール(Soarnol)DC” で入手しうる。 約50−95%、好ましくは65−85%の脂肪族/芳香族ポリアミドを、た とえばドラムタンブラー内で、約5−50%、好ましくは15−35%のEVO Hと、室温で約30分間、機械的にブレンドする。より好ましくは約70−80 %の脂肪族/芳香族ポリアミドを、約20−30%のEVOHと機械的にブレン ドする。本明細書において用いる%は別途明記しない限り重量による。好ましく は脂肪族/芳香族ポリアミドはMXD6である。 フィルム10の必須層12、14および16、ならひにフィルム20の必須層 12、24および16のほかに、フィルム10において層14が層12と16の 間に配置され、フィルム20において層24が層12と16の間に配置される限 り、これらのフィルムは1または2以上の任意層を含むことができる。それらの 追加の任意層の具体例は、α,β−不飽和モノマーから形成されるホモポリマー およびコポリマー、たとえばポリオレフィンホモポリマー、たとえばポリエチレ ンおよびポリプロピレン、ポリビニルアルコール、エチレン/プロピレンコポリ マー、エチレン/ビニルアルコールコポリマー、ならびにそのブレンドから形成 されるポリマー層である。追加層は各種の層を互いに結合する接着性結合層をも 含む。本発明のフィルム積層品に使用しうる他の任意のポリマー層および接着層 または結合層の限定ではない例は、米国特許第5,055,355;3,510 ,464;3,560,461;3,847,845;5,032,656;3 ,585,177;3,595,740;4,284,674;4,058,6 47;および4,254,169号明細書に示されている。 本発明のフィルムはフィルム形成のための任意の常法により製造することがで き、これには押出し積層および同時押出しが含まれる。極めて好ましい方法にお いては、フィルムは同時押出しにより製造される。 たとえばフィルム10の個々の層12、14および16、ならびに任意層の材 料を同数の押出し機の供給ホッパーに供給する。各押出し機が層の1つの材料を 扱う。好ましくは脂肪族ポリアミドを単一押出し機から押出して層12および1 6となす。その際、押出し物は単一押出し機およびフィードブロック同時押出し アダプターの両方を通過したのちそれぞれ別個の層に分かれ、次いで同時押出し ダイから排出される。 別個の押出し機からの溶融および可塑化した流れは単一マニホールド同時押出 しダイへ供給される。ダイ内にある間にこれらの層が並置され、結合され、次い でダイからポリマー材料の単一多層フィルムとして排出される。ダイから排出さ れたのち、フィルムは第1の制御温度キャスチングロール上に流延され、第1ロ ールの周りを通過し、次いで第2の制御温度ロール上に流延される。これは普通 は第1ロールより低温である。これらの制御温度ロールはフィルムがダイから排 出されたのちのフィルムの冷却速度を主として制御する。層12および16がポ リカプロラクタムであり、かつ層14がMXD6である本発明の好ましい態様に おいて、第1および第2の制御温度ロールの一般的な操作温度はそれぞれ約19 0°F(88℃)および220°F(104℃)である。 同じ方法をフィルム20の層12、24および16に適用しうる。極めて好ま しくは層12および16がカプロラクタムであり、かつ層24がMXD6/EV OHブレンドである場合、第1および第2の制御温度ロールの一般的な操作温度 もそれそれ約190°F(88℃)および220°F(104℃)である。 他の方法においては、フィルム形成装置は当技術分野で“インフレートフィル ム(blown film)”装置と呼ばれるものであってもよく、これにはバ ブルインフレートフィルム用のマルチマニホールド・サーキュラーダイヘッドが 含まれ、可塑化されたフィルム組成物がこれを通して押出されてフィルム“バブ ル”を形成する。このバブルは最終的には破壊してフィルムとなる。 フィルムおよびシートを製造するための同時押出し法は一般に知られている。 たとえば下記を参照されたい:“Modern Plastics Encyc lopedia”,Vo1.56,No.10A,pp.131−132,マグ ローヒル,1979年10月、および“同時押出し・・・・・傾向および装置”,ネ イトブ(M.H.Naitove),Plastics Technology ,1977年2月,pp.61−71;これらを参考として引用する。 本発明のフィルムは目的とする任意の厚さであってよく、一般に約20mil (500μm)未満の厚さをもつものが含まれる。好ましくはフィルムは約0. 1mil(3μm)−約10mil(250μm)の厚さをもち、より好ましく はフィルムは約0.4mil(10μm)−約5mil(130μm)の厚さを もち、極めて好ましくはフィルムは約0.5mil(12.5μm)−約2mil (50μm)の厚さをもつ。これらの厚さが曲げやすいフィルムを与えるものと して好ましいが、他のフィルム厚さも特定の要望を満たすために製造することが でき、本発明の範囲に含まれると解すべきである。 本発明のフィルムは必要ならば所望により、当業者に既知の方法で任意の方向 に延伸または配向させることができる。このような延伸操作においては、フィル ムを下記に従って延伸することができる:1)キャスチングロールから引き出され るフィルムの移動方向と一致した方向、当技術分野で“縦方向”とも呼ばれる; 2)縦方向に対して垂直な方向、当技術分野で“横方向”と呼ばれる;これらの 場合は得られたフィルムは“一軸”配向している;または3)縦方向および横方 向;この場合は得られたフィルムは“二軸”配向している。一般に本発明に使用 するためには、本発明の組成物から形成される配向フィルムは延伸比約1.5: 1−約6:1、好ましくは延伸比約1.5:1−約4:1で延伸されることが好 ましい。本明細書において用いる“延伸比”という用語は、延伸方向への寸法の 増大を示す。従って延伸比2:1のフィルムは延伸過程でその長さが倍増してい る。一般にフィルムは一連の予熱および加熱ロール上を通過することにより延伸 される。加熱されたフィルムが下流の一組のニップロール間を、上流位置のニッ プロールに進入するフィルムの速度より速く移動する。速度の変化はフィルムの 延伸により補償される。 一軸配向ポリアミドフィルムを得るための一般的方法および条件の範囲は、た とえば米国特許第4,362,385号明細書に示されている。本発明のフィル ム積層品はインフレートチューブ装置を用いて二軸配向させるか、またはテンタ ーフレーム装置を用い、逐次もしくは同時に二軸配向させることができる。本発 明のフィルム積層品は配向させたのちエンボス加工することもできる。 本発明のフィルムは、フィルムを使用しうる任意の目的に用いることができる 。本発明フィルムの注目すべき特色は、それらが相対湿度(RH)90%におい て卓越した気体遮断性、特に酸素遮断性を示すことである。酸素遮断抵抗は、0 .60milのゲージをもつフィルムおよびASTM D−3985の方法を用 いて、23℃で操作されるOX−Tran 1050セル(モダーン・コントロ ールズ・インコーポレーテッド製)により測定しうる。 一般に前記方法によれば、本発明のフィルムは90%のRHにおいて23℃で 約0.5cm3/100in2/24時間/気圧以下の酸素透過速度(O2TR) をもつ。本発明フィルムの優れた酸素遮断性により、それらは食品包装用として 特に有用となる。 本発明フィルムの注目すべき他の特色は、レトルト処理に耐える能力である。 本明細書において用いるレトルト処理という用語は、細菌を死滅させるために採 用される方法であって、材料に滅菌または低温殺菌のために一般に採用されるも のより高い温度条件、一般に119−123℃を施すことであると定義される。 本発明フィルムのレトルト適性は、ポリプロピレンの内側層とポリエステルの 外側層の間に挟まれた本発明フィルムの層からなる物品、たとえばパウチまたは 容器の蓋を作成することにより試験された。物品をシールし、次いで119−1 23℃のオートクレーブその他の加圧室内に約30分間入れた。この室内にある 間に、物品は内部に存在するスチームでレトルト処理を受ける。本発明のフィル ムはそれらの元の光学的外観および構造一体性を保持しうることにより判定され るように、優れたレトルト適性を示した。 実用に際しては、優れたレトルト適性を備えたフィルムは、たとえば滅菌を必 要とし、および/またはその後“加熱給仕(heat and serve)” 品を得るために加熱される食品の包装用として特に有用である。一般に食品をパ ウチまたは容器に、食品がパウチまたは蓋のポリプロピレン層に接触するように 丁寧に装入し、次いでパウチまたは容器を滅菌する。このようなシールしたパウ チまたは容器は、その後消費者が加熱または調理するのに適した形状のものであ る。 本発明の性質およびそれを実施する様式を説明するために以下に数例を提示す る。ただし本発明はその詳細事項に限定されるとみなすべきではない。 実施例I ポリ(イミノメチレン−1,3−フェニレンイミノアジポリレン)(MXD6 )で作成された内部層を挟むポリ(ε−カプロラクタム)[ナイロン6]からの 同時押出しフィルムを製造した。ナイロン6は相対蟻酸粘度73、および325 kgの負荷で275℃において(条件K)0.7g/10分のメルトインデック スを有していた。MXD6は日本のミツビシ・ガス・ケミカル・カンパニーによ り製造された。MXD6はペレット状であり、ASTM試験No.D1238に より325kgの負荷で275℃において(条件K)測定して、4.0g/10 分のメルトインデックスを有していた。MXD6およびナイロン6を同時押出し して三層同時押出しフィルムを製造した。ナイロン6を、帯域1−510°F、 帯域2−510°F、帯域3−510°F、帯域4−495°F、帯域5−49 5°F、およびアダプター帯域1−490°F(それそれ266、266、26 6、257、257、および254℃の温度に相当)の温度プロフィルをもつ3 1/2イン チ(88.9mm)直径のデイビス・スタンダード押出し機から押出した。押出 し機はスクリュー速度25−30rpm、モーター駆動アンペア数25アンペア 、バレル圧力1000psig(6.99×103kPa)、ナイロンの溶融温 度490°F(254℃)、および押出し機出力120ポンド/時(54.43 kg/時)で操作された。 MXD6を2インチ(50.8mm)直径のウェレックス押出し機から押出し た。押出し機は、帯域1−485°F、帯域2−480°F、および帯域3−4 90°F、ならびにアダプター帯域1−485°F(それぞれ252、249、 254、および252℃の温度に相当)の温度プロフィルを有していた。押出し 機の操作条件には、スクリュー速度100rpm、モーター駆動アンペア数10 −15アンペア、溶融温度461°F(238℃)、および押出し機出力60ポ ンド/時(27.22kg/時)が含まれていた。 2つの押出し機からの押出し物を、ジョンソン・プラスチック・コーポレーシ ョンにより製造された、帯域1−約500−525°F、および帯域2−約50 0−525°F(それぞれ約260−274℃の温度に相当)のアダプター温度 で操作されるフィードブロック同時押出しアダプターを通して供給した。フラッ トキャストダイ温度は約500°F(260℃)で操作された。次いでこの同時 押出しフィルムを、温度約190°F(88℃)および回転速度40フィート/ 分(12.19m/分)のロール上で、続いて温度約220°F(104℃)お よび回転速度42フィート/分(12.80m/分)の冷却ロール上でキャスチ ングした。全押出し出力は180ポンド/時(81.65kg/時)であり、線 速度は約130フィート/分(39.62m/分)であった。 フィルムを一軸方向に配向させた。フィルムを温度約260°F(127℃) および回転速度44フィート/分(13.41m/分)の低速延伸ロール、そし て温度約250°F(121℃)および回転速度132フィート/分(40.2 3m/分)の高速延伸ロール、次いで温度約200°F(93℃)および回転速 度132フィート/分(40.23m/分)のヒートセットロールに導通した。 線速度は180フィート/分(54.86m/分)であり、延伸比は3.2:1 であった。2種類のフィルム、“フィルム1”および“フィルム2”を作成した 。 フィルム1は平均ゲージ1.138milを有し、フィルム2は平均ゲージ1. 110milを有していた。フィルムおよび他の物理的特性を下記の表Iに提示 する。 実施例II 実施例Iで製造した本発明のフィルム積層品の酸素透過性を試験するために一 連の実験を行った。フィルムはモダーン・コントロールズ・インコーポレーテッ ド(ミネソタ州エルク・リバー)製の23℃で操作されるOX−Tran 10 50セルにより酸素透過性につき試験された。用いた方法はASTM D−39 85に示されたものであった。酸素透過度は、23℃および相対湿度90%にお いてcm3/100in2/24時間/気圧で測定された。 結果を下記の表IIに提示する。 フィルム1および2は卓越した酸素遮断性をもつと言える。 実施例III 75重量%MXD6および25重量%EVOHのブレンドで作成された内部層 を挟む2層のナイロン6層からの三層同時押出し構造体を製造した。MXD6と EVOHを、予めドラムタンブラー内で室温において約30分間プレブレンドし た。 アライド・シグナル・インコーポレーテッドにより製造されたナイロン6は、 相対蟻酸粘度73、および325kgの負荷で275℃において(条件K)0. 7g/10分のメルトインデックスを有していた。日本のミツビシ・ガス・ケミ カル・カンパニーにより製造されたMXD6はペレット状であり、ASTM試験 No.D1238により325kgの負荷で275℃において(条件K)測定し て、4.0g/10分のメルトインデックスを有していた。日本のニッポン・ゴ ーセイ・カンパニー・リミテッドにより商品名“ソアルノールDC3203”で 製造されたEVOHは、エチレン含量32モル%、密度約1.19g/cm3、 および融解温度約183℃を有していた。 MXD6/EVOHブレンド層および2層のナイロン6層を、ブレンド層が2 層のナイロン6層間にあるように同時押出しして、三層同時押出しフィルムを製 造した。ナイロン6層を、帯域1−510°F、帯域2−510°F、帯域3− 510°F、帯域4−495°F、帯域5−495°F、およびアダプター帯域 1−490°F(それぞれ266、266、266、257、257、および2 54℃の温度に相当)の温度プロフィルをもつ31/2インチ(88.9mm)直 径のディビス・スタンダード押出し機から押出した。押出し機はスクリュー速度 25−30rpm、モーター駆動アンペア数25アンペア、バレル圧力1000 psig(6.99×103kPa)、ナイロンの溶融温度490°F(254 ℃)、および押出し機出力120ポンド/時(54.43kg/時)で操作され た。 MXD6/EVOHブレンド層を、2インチ(50.8mm)直径のウェレッ クス押出し機から押出した。押出し機は、帯域1−485°F、帯域2−480 °F、および帯域3−490°F、ならびにアダプター帯域1−485°F(そ れぞれ252、249、254、および252℃の温度に相当)の温度プロフィ ルを有していた。押出し機の操作条件には、スクリュー速度100rpm、モー ター駆動アンペア数10−15アンペア、溶融温度513°F(267℃)、お よび押出し機出力60ポンド/時(27.22kg/時)が含まれていた。 2つの押出し機からの押出し物を、ジョンソン・プラスチック・コーポレーシ ョンにより製造された、帯域1−約500−525°F、および帯域2−約50 0−525°F(ぞれぞれ約260−274℃の温度に相当)のアダプター温度 で操作されるフィードブロック同時押出しアダプターを通して供給した。フラッ トキャストダイ温度は約500°F(260℃)で操作された。次いでこの同時 押出しフィルムを、温度約190°F(88℃)および回転速度40フィート/ 分(12.19m/分)のロール上で、続いて温度約220°F(104℃)お よび回転速度42フィート/分(12.8m/分)の予熱ロール上でキャスチン グした。全押出し出力は180ポンド/時(81.65kg/時)であり、線速 度は約130フィート/分(39.62m/分)であった。 フィルムを一軸方向に配向させた。フィルムを温度約260°F(127℃) および回転速度44フィート/分(13.41m/分)の低速延伸ロール、そし て温度約250°F(121℃)および回転速度132フィート/分(40.2 3m/分)の高速延伸ロール、次いで温度約200°F(93℃)および回転速 度約132フィート/分(40.23m/分)のヒートセットロールに導通した 。線速度は132フィート/分(40.23m/分)であり、延伸比は3.2: 1であった。2種類のフィルム、“フィルム3”および“フィルム4”を作成し た。フィルム3は平均ゲージ1.082milを有し、フィルム4は平均ゲージ 1.078milを有していた。フィルムおよび他の物理的特性を下記の表II Iに提示する。 実施例IV 実施例IIIで製造した本発明のフィルム積層品の酸素透過性を試験するため に一連の実験を行った。フィルムは実施例IIに記載した方法で酸素透過性につ き試験された。 結果を下記の表IVに提示する。 フィルム3および4も卓越した酸素遮断性をもつと言える。 実施例IおよびIIIで製造したフィルムに、約250°F(121℃)の温 度で約30分間の標準的なレトルト処理を施した。両方のフィルムともそれらの 元の外観および構造一体性を保持していた。 従ってMXD6をポリアミド積層組成物に添加するとその気体不透過性が改良 されることが分かる。 さらに、EVOHは水分に耐えることができず、従ってそれは“非レトルト適 性”であるため、公称量以上のEVOHをポリアミド−MXD6組成物に添加す ると組成物はレトルト適性試験に際して分解すると予想されたであろう。ところ が実施例IIIおよびIVにより証明されたように、有意量のEVOHをMXD 6の内部層に添加すると、そのレトルト適性または物理的特性が低下することな く全体的な酸素不透過性がさらに改良された。こうしてEVOHはレトルト適性 となり、一方、MXD6の気体不透過性は向上する。 本発明は卓越した物理的特性および酸素遮断性を提供し、かつ厳しいレトルト 処理条件に耐える向上した耐熱性を示すことが分かる。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年8月16日 【補正内容】補正された用紙第2頁の翻訳文:原翻訳文第2頁3行〜第3頁4行(これらの既 知の・・・向上した耐熱性をも示す。)と差し替える これらの既知の遮断性積層品は、それらの軟化点が低いためそれらの構造一体性 を保持することができない。遮断成分としてアルミニウム箔を使用する他の積層 品はそのような過程でピンホールを形成する傾向があり、このためそれらもその ような用途に不適当である。そのようなピンホールは酸素透過性を著しく高める 原因となるからである。この傾向は箔を2枚の二軸配向フィルム間に挟むことに より制御しうるが、そのような積層品は不便であり、製造するのに経費がかかり 、熱成形することができない。 改良された機械的特性および気体遮断性を備え、かつレトルト処理条件(たと えば約119−123℃の温度)に耐えうるフィルムを提供することが望ましい であろう。 発明の概要 本発明によれば、少なくとも下記よりなる3層: a)2層の脂肪族ポリアミド層;ならびに b)脂肪族/芳香族ポリアミドおよび脂肪族/芳香族ポリアミドとエチレンビ ニルアルコールコポリマーのブレンドよりなる群から選ばれる内部層 を有し、内部層が2層の脂肪族ポリアミド層間に配置された、レトルト適性(r etortable)フィルムが提供される。 内部層に適した脂肪族/芳香族ポリアミドの具体例は、次式の反復単位: またはそれらの組み合わせを有するものであり、これらの式中のR2およびR3は 同一であるか、または異なり、炭素原子少なくとも約2個、好ましくは炭素原子 約2−約12個のアルキレン基である。好ましくは内部層の脂肪族/芳香族ポリ アミドをさらにエチレンビニルアルコールとブレンドすることができる。 本発明のフィルムは1または2以上の有益な特性を示す。これらのフィルムは 卓越した物理的特性および酸素遮断性を示すだけでなく、それらは厳しいレトル ト処理条件に耐える向上した耐熱性をも示す。補正された用紙第4頁の翻訳文:原翻訳文第3頁下から2行〜第5頁3行(O・ ・・及びうる。)と差し替える またはその組み合わせを有するものであり、これらの式中のRおよびR1は同一 であるか、または異なり、炭素原子少なくとも約2個のアルキレン基、好ましく は炭素原子約2−約12個のアルキレン基である。それらのポリアミドの例は、 ジアミンとジ酸の反応により形成されるポリアミド、たとえばポリ(ヘキサメチ レンアジポアミド)(ナイロン6,6)、ポリ(ヘキサメチレンセバカミド)( ナイロン6,10)、ポリ(ヘプタメチレンピメラミド)(ナイロン7,7)、 ポリ(オクタメチレンスベラミド)(ナイロン8,8)、ポリ(ノナメチレンア ゼラミド)(ナイロン9,9)、ポリ(デカメチレンアゼラミド)(ナイロン1 0,9)などである。同様に有用な脂肪族ポリアミドの具体例は、アミノ酸およ びその誘導体、たとえばラクタムの重合により形成されるものである。これらの 有用なポリアミドの具体例は、ポリ(4−アミノ酪酸)(ナイロン4)、ポリ( 6−アミノヘキサン酸)(ナイロン6、ポリ(カプロラクタム)としても知られ る)、ポリ(7−アミノヘプタン酸)(ナイロン7)、ポリ(8−アミノオクタ ン酸)(ナイロン8)、ポリ(9−アミノノナン酸)(ナイロン9)、ポリ(1 0−アミノデカン酸)(ナイロン10)、ポリ(11−アミノウンデカン酸)( ナイロン11)、ポリ(12−アミノドデカン酸)(ナイロン12)などである 。2種以上の脂肪族ポリアミドのブレンドも使用しうる。 前記の脂肪族ポリアミドの反復単位から形成されるコポリマーを、層12およ び16の作成に使用しうる。具体例であって限定ではないが、それらの脂肪族ポ リアミドコポリマーにはカプロラクタム/ヘキサメチレンアジポアミドコポリマ ー(ナイロン6/6,6)、ヘキサメチレンアジポアミド/カプロラクタムコポ リマー(ナイロン6,6/6)、トリメチレンアジポアミド/ヘキサメチレンア ゼライアミドコポリマー(ナイロントリメチル6,2/6,2)、ヘキサメチレ ンアジポアミド/ヘキサメチレンアゼライアミド/カプロラクタムコポリマー (ナイロン6,6/6,9/6)などが含まれる。 本発明の実施に際して用いられる好ましい脂肪族ポリアミドはポリ(カプロラ クタム)およびポリ(ヘキサメチレンアジポアミド)であり、ポリ(カプロラク タム)が極めて好ましい。 本発明の実施に際して用いられる脂肪族ポリアミドは業者から入手しうるか、 または既知の製造技術に従って製造することができる。たとえばポリカプロラク タムはアライド・シグナル・インコーポレーテッドから入手しうる。 ポリアミドの数平均分子量は広範囲に及びうる。補正された用紙第10頁の翻訳文:原翻訳文第10頁17行〜第11頁20(本 発明フィルムの注目すべき・・・フィルムを製造した。)と差し替える 本発明フィルムの注目すべき特色は、それらが相対湿度(RH)90%において 卓越した気体遮断性、特に酸素遮断性を示すことである。酸素遮断抵抗は、0. 60mil(15.24μm)のゲージをもつフィルムおよびASTM D−3 985の方法を用いて、23℃で操作されるOX−Tran 1050セル(モ ダーン・コントロールズ・インコーポレーテッド製)により測定しうる。 一般に前記方法によれば、本発明のフィルムは90%のRHにおいて23℃で 約0.5cm3/100in2/24時間/気圧(7.75cm3/m2/24時間 /気圧)以下の酸素透過速度(O2TR)をもつ。本発明フィルムの優れた酸素 遮断性により、それらは食品包装用として特に有用となる。 本発明フィルムの注目すべき他の特色は、レトルト処理に耐える能力である。 本明細書において用いるレトルト処理という用語は、細菌を死滅させるために採 用される方法であって、材料に滅菌または低温殺菌のために一般に採用されるも のより高い温度条件、一般に119−123℃を施すことであると定義される。 本発明フィルムのレトルト適性は、ポリプロピレンの内側層とポリエステルの 外側層の間に挟まれた本発明フィルムの層からなる物品、たとえばパウチまたは 容器の蓋を作成することにより試験された。物品をシールし、次いで119−1 23℃のオートクレーブその他の加圧室内に約30分間入れた。この室内にある 間に、物品は内部に存在するスチームでレトルト処理を受ける。本発明のフィル ムはそれらの元の光学的外観および構造一体性を保持しうることにより判定され るように、優れたレトルト適性を示した。 実用に際しては、優れたレトルト適性を備えたフィルムは、たとえば滅菌を必 要とし、および/またはその後“加熱給仕(heat and serve)” 品を得るために加熱される食品の包装用として特に有用である。一般に食品をパ ウチまたは容器に、食品がパウチまたは蓋のポリプロピレン層に接触するように 丁寧に装入し、次いでパウチまたは容器を滅菌する。このようなシールしたパウ チまたは容器は、その後消費者が加熱または調理するのに適した形状のものであ る。 本発明の性質およびそれを実施する様式を説明するために以下に数例を提示す る。ただし本発明はその詳細事項に限定されるとみなすべきではない。 実施例I ポリ(イミノメチレン−1,3−フェニレンイミノアジポリレン)(MXD6 )で作成された内部層を挟むポリ(ε−カプロラクタム)[ナイロン6]からの 同時押出しフィルムを製造した。補正された用紙第12頁の翻訳文:原翻訳文第12頁23行〜第13頁3行(フ ィルムを温度・・・表Iに提示する。)と差し替える フィルムを温度約260°F(127℃)および回転速度44フィート/分(1 3.41m/分)の低速延伸ロール、そして温度約250°F(121℃)およ び回転速度132フィート/分(40.23m/分)の高速延伸ロール、次いで 温度約200°F(93℃)および回転速度132フィート/分(40.23m /分)のヒートセットロールに導通した。線速度は180フィート/分(54. 86m/分)であり、延伸比は3.2:1であった。2種類のフィルム、“フィ ルム1”および“フィルム2”を作成した。フィルム1は平均ゲージ1.138 mil(28.9μm)を有し、フィルム2は平均ゲージ1.110mil(2 8.2μm)を有していた。フィルムおよび他の物理的特性を下記の表Iに提示 する。補正された用紙第14〜15頁の翻訳文:原翻訳文第14頁6行〜第16頁末行 (酸素透過度は、・・・に提示する。)と差し替える 酸素透過度は、23℃および相対湿度90%においてcm3/100in2/24 時間/気圧で測定された。 結果を下記の表IIに提示する。 フィルム1および2は卓越した酸素遮断性をもつと言える。 実施例III 75重量%MXD6および25重量%EVOHのブレンドで作成された内部層 を挟む2層のナイロン6層からの三層同時押出し構造体を製造した。MXD6と EVOHを、予めドラムタンブラー内で室温において約30分間プレブレンドし た。 アライド・シグナル・インコーポレーテッドにより製造されたナイロン6は、 相対蟻酸粘度73、および325kgの負荷で275℃において(条件K)0. 7g/10分のメルトインデックスを有していた。日本のミツビシ・ガス・ケミ カル・カンパニーにより製造されたMXD6はペレット状であり、ASTM試験 No.D1238により325kgの負荷で275℃において(条件K)測定し て、4.0g/10分のメルトインデックスを有していた。日本のニッポン・ゴ ーセイ・カンパニー・リミテッドにより商品名“ソアルノールDC3203”で 製造されたEVOHは、エチレン含量32モル%、密度約1.19g/cm3、 および融解温度約183℃を有していた。 MXD6/EVOHブレンド層および2層のナイロン6層を、ブレンド層が2 層のナイロン6層間にあるように同時押出しして、三層同時押出しフィルムを製 造した。ナイロン6層を、帯域1−510°F、帯域2−510°F、帯域3− 510°F、帯域4−495°F、帯域5−495°F、およびアダプター帯域 1−490°F(それそれ266、266、266、257、257、およひ2 54℃の温度に相当)の温度プロフィルをもつ31/2インチ(88.9mm)直 径のデイビス・スタンダード押出し機から押出した。押出し機はスクリュー速度 25−30rpm、モーター駆動アンペア数25アンペア、バレル圧力1000 psig(6.99×103kPa)、ナイロンの溶融温度490°F(254 ℃)、および押出し機出力120ポンド/時(54.43kg/時)で操作され た。 MXD6/EVOHブレンド層を、2インチ(50.8mm)直径のウェレッ クス押出し機から押出した。押出し機は、帯域1−485°F、帯域2−480 °F、および帯域3−490°F、ならびにアダプター帯域1−485°F(そ れぞれ252、249、254、および252℃の温度に相当)の温度プロフィ ルを有していた。押出し機の操作条件には、スクリュー速度100rpm、モー ター駆動アンペア数10−15アンペア、溶融温度513°F(267℃)、お よび押出し機出力60ポンド/時(27.22kg/時)が含まれていた。 2つの押出し機からの押出し物を、ジョンソン・プラスチック・コーポレーシ ョンにより製造された、帯域1−約500−525°F、および帯域2−約50 0−525°F(それぞれ約260−274℃の温度に相当)のアダプター温度 で操作されるフィードブロック同時押出しアダプターを通して供給した。フラッ トキャストダイ温度は約500°F(260℃)で操作された。次いでこの同時 押出しフィルムを、温度約190°F(88℃)および回転速度40フィート/ 分(12.19m/分)のロール上で、続いて温度約220°F(104℃)お よび回転速度42フィート/分(12.8m/分)の予熱ロール上でキャスチン グした。全押出し出力は180ポンド/時(81.65kg/時)であり、線速 度は約130フィート/分(39.62m/分)であった。 フィルムを一軸方向に配向させた。フィルムを温度約260°F(127℃) および回転速度44フィート/分(13.41m/分)の低速延伸ロール、そし て温度約250°F(121℃)および回転速度132フィート/分(40.2 3m/分)の高速延伸ロール、次いで温度約200°F(93℃)および回転速 度約132フィート/分(40.23m/分)のヒートセットロールに導通した 。線速度は132フィート/分(40.23m/分)であり、延伸比は3.2: 1であった。2種類のフィルム、“フィルム3”および“フィルム4”を作成し た。フィルム3は平均ゲージ1.082mil(27.5μm)を有し、フィル ム4は平均ゲージ1.078mil(27.4μm)を有していた。フィルムお よび他の物理的特性を下記の表IIIに提示する。補正された用紙第17頁の翻訳文:原翻訳文第18頁2〜末行(結果を・・・示 すことが分かる。)と差し替える 結果を下記の表IVに提示する。 フィルム3および4も卓越した酸素遮断性をもつと言える。 実施例IおよびIIIで製造したフィルムに、約250°F(121℃)の温 度で約30分間の標準的なレトルト処理を施した。両方のフィルムともそれらの 元の外観および構造一体性を保持していた。 従ってMXD6をポリアミド積層組成物に添加するとその気体不透過性が改良 されることが分かる。 さらに、EVOHは水分に耐えることができず、従ってそれは“非レトルト適 性”であるため、公称量以上のEVOHをポリアミド−MXD6組成物に添加す ると組成物はレトルト適性試験に際して分解すると予想されたであろう。ところ が実施例IIIおよびIVにより証明されたように、有意量のEVOHをMXD 6の内部層に添加すると、そのレトルト適性または物理的特性が低下することな く全体的な酸素不透過性がさらに改良された。こうしてEVOHはレトルト適性 となり、一方、MXD6の気体不透過性は向上する。 本発明は卓越した物理的特性および酸素遮断性を提供し、かつ厳しいレトルト 処理条件に耐える向上した耐熱性を示すことが分かる。補正された用紙第17〜20頁の翻訳文:原翻訳文第19〜21行(請求の範囲 1〜10)と差し替える 請求の範囲 1.少なくとも下記よりなる3層: a)2層の脂肪族ポリアミド層;ならびに b)脂肪族/芳香族ポリアミドおよび脂肪族/芳香族ポリアミドとエチレンビ ニルアルコールコポリマーのブレンドよりなる群から選ばれる内部層 を有し、内部層が2層の脂肪族ポリアミド層間に配置され、そして脂肪族/芳香 族ポリアミドが約85℃以下のガラス転移温度を有している、レトルト適性フィ ルム。 2.脂肪族ポリアミドが次式の反復単位: を有するポリアミドまたはそれらの組み合わせ [これらの式中 RおよびR1は同一であるか、または異なり、少なくとも約2個の炭素原子を 有するアルキレンである] よりなる群から選ばれる、請求項1に記載のフィルム。 3.脂肪族ポリアミドがポリ(ヘキサメチレンアジポアミド)、ポリ(4−ア ミノ酪酸)、ポリ(カプロラクタム)、ポリ(7−アミノヘプタン酸)、カプロ ラクタム/ヘキサメチレンアジポアミドコポリマー、およびヘキサメチレンアジ ポアミド/カプロラクタムコポリマーよりなる群から選ばれる、請求項2に記載 のフィルム。 4.脂肪族/芳香族ポリアミドが次式の反復単位: [式中 R2およびR3は異なり、少なくとも約2個の炭素原子を有するアルキレン基ま たはアリーレンであり、ただしR2がアリーレンである場合はR3はアルキレンで あり、R2がアルキレンである場合はR3はアリーレンまたはジアルキレンフェニ レンである] を有するポリアミドよりなる群から選ばれる、請求項1に記載のフィルム。 5.R2およびR3が異なり、2−約12個の炭素原子を有するアルキレン;ま たは置換もしくは非置換フェニレン、アルキレンフェニレンもしくはジアルキレ ンフェニレンであり、それらにおいて許容しうる置換基がアルキル、アルコキシ もしくはハロであり、脂肪族部分が1−約7個の炭素原子を有する、請求項4に 記載のフィルム。 6.脂肪族/芳香族ポリアミドがポリ(2,2,2−トリメチルヘキサメチレ ンテレフタルアミド)、およびポリ(m−キシリレンアジポアミド)、ポリ(p −キシリレンアジポアミド)、ポリ(ヘキサメチレンイソフタルアミド)、ポリ (ヘキサメチレンテレフタルアミド)、およびポリ(ドデカメチレンテレフタル アミド)よりなる群から選ばれる、請求項4に記載のフィルム。 7.90%の相対湿度および23℃において約7.75cm3/m2/気圧以下 の酸素透過度を有する、請求項1に記載のフィルム。 8.脂肪族ポリアミドがポリ(カプロラクタム)、ポリ(ヘキサメチレンアジ ポアミド)およびカプロラクタム/ヘキサメチレンアジポアミドコポリマーより なる群から選ばれ;かつ 内部層がポリ(m−キシリレンアジポアミド)であり、 その際フィルムが90%の相対湿度および23℃において約7.75cm3/m2 /24時間/気圧以下の酸素透過度を有する、請求項1に記載のフィルム。 9.ブレンドが約50−95重量%のポリ(m−キシリレンアジポアミド)お よび約5−50重量%のエチレンビニルアルコールコポリマーからなる、請求項 8に記載のフィルム。 10.少なくとも下記よりなる3層: a)ポリ(カプロラクタム)、ポリ(ヘキサメチレンアジポアミド)およびカ プロラクタム/ヘキサメチレンアジポアミドコポリマーよりなる群から選ばれる 2層の脂肪族ポリアミド;ならびに b)ポリ(m−キシリレンアジポアミド)とエチレンビニルアルコールコポリ マーのブレンドからなる内部層 を有し、フィルムが90%の相対湿度および23℃において約4.65cm3/ m2/24時間/気圧以下の酸素透過度を有する、レトルト適性フィルム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),CA,JP,KR

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.少なくとも下記よりなる3層: a)2層の脂肪族ポリアミド層;ならびに b)脂肪族/芳香族ポリアミドおよび脂肪族/芳香族ポリアミドとエチレンビ ニルアルコールコポリマーのブレンドよりなる群から選ばれる内部層 を有し、内部層が2層の脂肪族ポリアミド層間に配置された、レトルト適性フィ ルム。 2.脂肪族ポリアミドが次式の反復単位: を有するポリアミドまたはそれらの組み合わせ [これらの式中 RおよびR1は同一であるか、または異なり、少なくとも約2個の炭素原子を 有するアルキレンである] よりなる群から選ばれる、請求項1に記載のフィルム。 3.脂肪族ポリアミドがポリ(ヘキサメチレンアジポアミド)、ポリ(4−ア ミノ酪酸)、ポリ(カプロラクタム)、ポリ(7−アミノヘプタン酸)、カプロ ラクタム/ヘキサメチレンアジポアミドコポリマー、およびヘキサメチレンアジ ポアミド/カプロラクタムコポリマーよりなる群から選ばれる、請求項2に記載 のフィルム。 4.脂肪族/芳香族ポリアミドが次式の反復単位: [式中 R2およびR3は異なり、少なくとも約2個の炭素原子を有するアルキレン基ま たはアリーレンであり、ただしR2がアリーレンである場合はR3はアルキレンで あり、R2がアルキレンである場合はR3はアリーレンまたはジアルキレンフェニ レンである] を有するポリアミドよりなる群から選ばれる、請求項1に記載のフィルム。 5.R2およびR3が異なり、2−約12個の炭素原子を有するアルキレン;ま たは置換もしくは非置換フェニレン、アルキレンフェニレンもしくはジアルキレ ンフェニレンであり、それらにおいて許容しうる置換基がアルキル、アルコキシ もしくはハロであり、脂肪族部分が1−約7個の炭素原子を有する、請求項4に 記載のフィルム。 6.脂肪族/芳香族ポリアミドがポリ(2,2,2−トリメチルヘキサメチレ ンテレフタルアミド)、およびポリ(m−キシリレンアジポアミド)、ポリ(p −キシリレンアジポアミド)、ポリ(ヘキサメチレンイソフタルアミド)、ポリ (ヘキサメチレンテレフタルアミド)、およびポリ(トテカメチレンテレフタル アミド)よりなる群から選ばれる、請求項4に記載のフィルム。 7.90%の相対湿度において約0.5cm3/100in2/気圧以下の酸素 透過度を有する、請求項1に記載のフィルム。 8.脂肪族ポリアミドがポリ(カプロラクタム)、ポリ(ヘキサメチレンアジ ポアミド)およびカプロラクタム/ヘキサメチレンアジポアミドコポリマーより なる群から選ばれ;かつ 内部層がポリ(m−キシリレンアジポアミド)であり、 その際フィルムが90%の相対湿度において約0.5cm3/100in2/24 時間/気圧以下の酸素透過度を有する、請求項1に記載のフィルム。 9.ブレンドが約50−95重量%のポリ(m−キシリレンアジポアミド)お よび約5−50重量%のエチレンビニルアルコールコポリマーからなる、請求項 8に記載のフィルム。 10.少なくとも下記よりなる3層: a)ポリ(カプロラクタム)、ポリ(ヘキサメチレンアジポアミド)およびカ プロラクタム/ヘキサメチレンアジポアミドコポリマーよりなる群から選ばれる 2層の脂肪族ポリアミド;ならびに b)ポリ(m−キシリレンアジポアミド)とエチレンビニルアルコールコボリ マーのブルンドからなる内部層 を有し、フィルムが90%の相対湿度において約0.3cm3/100in2/2 4時間/気圧以下の酸素透過度を有する、レトルト適性フィルム。
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