JPH09505108A - 平滑度を向上させた水性塗料組成物 - Google Patents

平滑度を向上させた水性塗料組成物

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JPH09505108A JP7525699A JP52569995A JPH09505108A JP H09505108 A JPH09505108 A JP H09505108A JP 7525699 A JP7525699 A JP 7525699A JP 52569995 A JP52569995 A JP 52569995A JP H09505108 A JPH09505108 A JP H09505108A
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ジェイムズ エドワード ポール,
ログザナ リー マーティン,
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Abstract

(57)【要約】 ポリマー塗膜形成樹脂と、樹脂固形物の重量に基づいて約0.1重量%〜5重量%のオリゴマーとを含有する水性塗料組成物であって、該オリゴマーが1分子当り約2個〜4個のウレタン、尿素、またはアミド部分と、ヒドロキシルおよび第3級アミンからなる群から選択される2つまたはそれ以上の部分を含有する。このオリゴマーは、得られる塗料の平滑度を向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】 平滑度を向上させた水性塗料組成物 発明の分野 本発明は水性塗料組成物に関し、さらに詳細には平滑度を向上させ、そして基 材に塗布した際の外観を向上させる水性塗料組成物に関する。 発明の背景 自動車工業における現在の流行は、光沢のある、鏡のような仕上げを提供する 塗料系を開発することである。この自動車の塗料系の鏡のような品質は、「像の 明瞭さ」、すなわち、塗料の平滑度によって直接影響される特性といわれる。近 年、自動車工業において、塗布プロセスの間に発生する揮発性溶媒による大気汚 染を減少させる取り組みがある。この目的への1つのアプローチは、水性塗料組 成物を開発することである。残念なことに、多くの水性塗料組成物は、種々の湿 度条件下で荒い塗膜として沈着する。平滑な塗膜は、湿度を狭い範囲内で制御す れば得られ得るが、これは工業的設備(industrial setting)上、かなりの費用な しでは多くの場合不可能である。従って、自動車のための本来の仕上げとして有 用であり、かつ広範な湿度条件にわたって平滑な塗膜として塗布され得る水性塗 料組成物を提供することが所望されている。 発明の要旨 本発明によれば、水性媒体中のポリマー塗膜形成樹脂と約0.1%〜約5%のオ リゴマー材料とを含有する水性塗料組成物が提供される。このオリゴマー材料は 、1分子当たり約2個〜約4個のウレタン、尿素、またはアミド部分と、ヒドロ キシルおよび第3級アミンからなる群から選択される2つまたはそれ以上の部分 とを含有する。 詳細な説明 本発明の塗膜形成水性塗料組成物は、塗料用途、特に自動車用途において有用 な任意の水性組成物であり得る。本発明の水性塗料組成物は、好ましくは「カラ ープラスクリアー(color-plus-clear)」塗料系において着色ベースコート層とし て用いられる。塗膜形成組成物は、樹脂バインダーおよび着色剤として作用する 顔料を含有する。特に有用な樹脂バインダーは、アクリル系ポリマー、ポリエス テル(アルキドを含む)、およびポリウレタンである。 アクリル系ポリマーは、アクリル酸またはメタクリル酸の1種またはそれ以上 のアルキルエステルと、必要に応じて1種またはそれ以上の他の重合可能なエチ レン性不飽和モノマーとのコポリマーである。これらのポリマーは、熱可塑性型 または熱硬化性架橋型のいずれかであり得る。アクリル酸またはメタクリル酸の 適切なアルキルエステルとしては、メチルメタクリレート、エチルメタクリレー ト、ブチルメタクリレート、エチルアクリレート、ブチルアクリレート、および 2-エチルヘキシルアクリレートが挙げられる。適切な他の共重合可能なエチレン 性不飽和モノマーとしては、ビニル芳香族化合物(例えば、スチレンおよびビニ ルトルエン);ニトリル(例えば、アクリロニトリルおよびメタクリロニトリル );ハロゲン化ビニルおよびハロゲン化ビニリデン(例えば、塩化ビニルおよび フッ化ビニリデン)ならびにビニルエステル(例えば、ビニルアセテート)が挙 げられる。アクリル系ポリマーは、水性乳濁重合技術により調製され得、そして 水性塗料組成物の調製に直接用いられるか、あるいは塩を形成し得る基(例えば 、酸またはアミン基)との有機溶液重合技術により調製され得る。これらの基と 塩基または酸との中和の際には、ポリマーは水性媒体中に分散され得る。 ポリマーが架橋型である場合、適切な官能性モノマーが、他の上記のアクリル 系モノマーに加えて用いられ得る。このような適切な官能性モノマーとしては、 例えば、アクリル酸、メタクリル酸、ヒドロキシアルキルアクリレート、および ヒドロキシアルキルメタクリレートが挙げられる。このような場合の塗料組成物 は、架橋剤(例えば、アミノ樹脂)を含有する。他の架橋剤(例えば、ブロック ポリイソシアネートを含むポリイソシアネート)もまた、用いられ得る。また、 アクリル系ポリマーは、N-(アルコキシメチル)アクリルアミドおよびN-(アルコ キシメチル)メタクリルアミドを用いて調製され得、自己架橋性アクリル系ポリ マーを生じる。 アクリル系ポリマーに加え、塗料組成物のための樹脂バインダーは、アルキド 樹脂またはポリエステルであり得る。このようなポリマーは、多価アルコールと ポリカルボン酸との縮合により、公知の方法で調製され得る。適切な多価アルコ ールとしては、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコー ル、1,6-ヘキシレングリコール、ネオペンチルグリコール、ジエチレングリコー ル、グリセロール、トリメチロールプロパン、およびペンタエリトリトールが挙 げられる。 適切なポリカルボン酸としては、コハク酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバ シン酸、マレイン酸、フマル酸、フタル酸、テトラヒドロフタル酸、ヘキサヒド ロフタル酸、およびトリメリト酸が挙げられる。上記のポリカルボン酸に加え、 存在する場合は無水物のような酸の官能性等価物、またはメチルエステルのよう な酸の低級アルキルエステルが用いられ得る。 空気乾燥アルキド樹脂を生成することが所望される場合、適切な乾燥油状脂肪 酸が用いられ得る。このような脂肪酸としては、亜麻仁油、大豆油、トールオイ ル、脱水ひまし油、または桐油から得られる脂肪酸が挙げられる。 ポリエステルおよび好ましくはアルキド樹脂は、さらなる架橋反応のために利 用可能な遊離ヒドロキシル基部分および/または遊離カルボキシル基部分を含有 する。適切な架橋剤は、当該分野で周知の、アミンまたはアミド-アルデヒド縮 合物(アミノ樹脂)あるいはポリイソシアネート硬化剤である。 ポリウレタンもまた、塗料組成物の樹脂バインダーとして用いられ得る。用い られ得るポリウレタンの中には、ポリエステルポリオールまたはアクリル系ポリ オール(例えば、上記のポリオール)を、ポリイソシアネートと反応させること により調製されるポリマーポリオールがあり、遊離ヒドロキシル基が生成物中に 存在するようにOH/NCOの当量比は1:1を超える。 ポリウレタンポリオールを調製するために用いられる有機ポリイソシアネート は、脂肪族または芳香族ポリイソシアネートあるいはその2つの混合物であり得 る。ジイソシアネートが好ましいが、高級ポリイソシアネートがジイソシアネー トに代わって、あるいはジイソシアネートと組み合わせて用いられる。 適切な芳香族イソシアネートの例は、4,4'-ジフェニルメタンジイソシアネー トおよびトルエンジイソシアネートである。適切な脂肪族ジイソシアネートの例 は、直鎖脂肪族ジイソシアネート(例えば、1,6-ヘキサメチレンジイソシアネー ト)である。また、環式脂肪族ジイソシアネートが用いられ得る。例としては、 イソホロンジイソシアネートおよび4,4'-メチレン-ビス-(シクロヘキシルイソシ アネート)が挙げられる。適切な高級ポリイソシアネートは、1,2,4-ベンゼント リイソシアネートおよびポリメチレンポリフェニルイソシアネートである。 通常、ポリエステルおよびポリウレタンは、未反応のカルボン酸基を用いて調 製し、塩基(例えば、アミン)との中和の際、水性媒体中に分散させる。 水性塗料組成物は、米国特許第4,403,003号に開示されており、そしてこれら の組成物を調製するために用いられるポリマー樹脂組成物は、本発明の実施にお いてポリマー塗膜形成樹脂として用いられ得る。また、水ベースポリウレタン( 例えば、米国特許第4,147,679号に従って調製される水ベースポリウレタン)は 、本発明の塗料組成物においてポリマー塗膜形成樹脂として用いられ得る。さら に、ホモジナイザーを用いる高応力技術によって、微粒子形態でアクリル材料と ポリエステルおよび/またはポリウレタン材料とのブレンドの分散水溶液を調製 することが可能である。この技術は、好ましくは、本発明の塗料組成物を調製す るために用いられ、そして米国特許第5,071,904号に記載されている。この技術 において、ポリマー塗膜形成樹脂は、エチレン性不飽和モノマーまたはエチレン 性不飽和モノマーとの混合物と、30重量%を超える実質的に疎水性のポリマーと の水性媒体中での混合物(重量%は、エチレン性不飽和モノマーと疎水性ポリマ ーとの重量に基づく)を形成することにより調製されるポリマー微粒子を含有す るラテックスである。疎水性ポリマーは、ポリマー骨格に繰り返しアクリル単位 またはビニル単位を本質的に有さず、そして約300を超える分子量を有する。疎 水性ポリマーは、好ましくはポリエステルまたはポリウレタンである。モノマー および疎水性ポリマーは、ホモジナイザーを用いる高応力技術によって微粒子に 個別化(particularized)され、次いでエチレン性不飽和モノマーと重合して、水 性媒体中で安定に分散するポリマー微粒子を形成する。これらの微粒子は、内部 架橋され得、ミクロゲル(microgel)を形成する。 本発明の水性塗料組成物は、カチオン性、アニオン性、または非イオン性であ り得るが、好ましくはアニオン性である。 上記のように、本発明の水性塗料組成物はさらに、約0.1%〜約5%、好まし くは約1%〜3%のオリゴマー材料を含有し、このオリゴマー材料は、1分子当 たり約2個〜約4個のウレタン、尿素、またはアミド部分と、ヒドロキシルおよ び第3級アミンからなる群から選択される2つまたはそれ以上の部分とを含有す る。パーセントは、樹脂固形分の重量に基づく重量%である。好ましくは、オリ ゴマー材料は以下の構造の基を有する: (I) (II) または(III) ここで、Xは第3級アミンまたはヒドロキシル基であり、そしてRは2価の有機 基である。Rは好ましくは約2個〜20個、好ましくは2個〜10個の炭素原子を含 有するアルキレン基である。さらに好ましくは、オリゴマー材料は以下の構造を 有する: (IV) (V) または(VI) ここで、XおよびRは上記の通りであり、nは2、3、または4に等しく、好ま しくは2または3に等しく;R'は約6個〜25個の炭素原子を含有する2価、3 価、または4価の有機基であり、好ましくはR'は脂肪族、環式脂肪族、または 芳香族であり、そしてより好ましくは脂肪族である。R''は、水素または1個〜 4個の炭素原子を有する低級アルキルである。 オリゴマー材料は、有機ポリイソシアネートと、ヒドロキシル含有第3級アミ ン、ポリオール、アルカノールアミン、あるいは第1級または第2級アミン基お よび第3級アミン基を含有するジアミンとを反応させて調製され得る。適切なポ リイソシアネートとしては、脂肪族ポリイソシアネートまたは芳香族ポリイソシ アネートが挙げられる。ジイソシアネートが好ましいが、高級ポリイソシアネー トが用いられ得る。適切な芳香族ジイソシアネートの例は、4,4'-ジフェニルメ タンジイソシアネートおよびトルエンジイソシアネートである。適切な脂肪族ジ イソシアネートの例は、直鎖脂肪族ジイソシアネート(例えば、1,6-ヘキサメチ レンジイソシアネートおよび環式脂肪族ジイソシアネート(イソホロンジイソシ アネートおよび4,4'-メチレン-ビス-(シクロヘキシルイソシアネート)を含む) )である。適切な高級ポリイソシアネートの例は、1,2,4-ベンゼントリイソシア ネート、ポリメチレンポリフェニルイソシアネート、およびイソホロンジイソシ アネートのイソシアヌレートである。イソホロンジイソシアネートが好ましい。 ヒドロキシル含有第3級アミンの例は、脂肪族、環式脂肪族、あるいは芳香族 部分とヒドロキシル官能性とを含有するヒドロキシル含有第3級アミン(例えば 、 ジメチルエタノールアミンおよびジエチルエタノールアミン)であり、構造Iお よびIVを有するオリゴマー材料を生成する。 ポリオールの例は、脂肪族、環式脂肪族、あるいは芳香族基と、ヒドロキシル 基とを含有するポリオールであり、そしてこの例としてはエチレングリコール、 プロピレングリコール、ブチレングリコール、1,6-ヘキシレングリコール、ネオ ペンチルグリコール、ジエチレングリコール、グリセロール、トリメチロールプ ロパン、およびペンタエリトリトールが挙げられる。ポリオール(例えば、エチ レングリコールおよびプロピレングリコール)を用いて構造IおよびIVを有する オリゴマー材料を生成する場合、ポリオールの化学量論的過剰量(stoichiometri c excess)を用いて、オリゴマー形成を確実にし、そしてポリマー形成を最小限 にすべきである。 アルカノールアミンの例は、構造IIおよびVを有するオリゴマー材料を生成す るジエタノールアミンおよびジイソプロパノールアミンである。 第1級または第2級アミン基と第3級アミン基とを含有するジアミンの例は、 ジメチルアミノプロピルアミンおよびジメチルアミノエチルアミンであり、構造 IIおよびVを有するオリゴマー材料を生成する。 有機ポリイソシアネートと上記のアミンおよびヒドロキシル官能性材料とを反 応させることに加え、オリゴマー材料は、有機ポリカルボン酸と、ヒドロキシル 基を含有する第1級または第2級アミンあるいは第3級アミン基とを反応させて 構造IIIおよびVIを有するアミドを形成することによっても得られ得る。適切な ポリカルボン酸の例は、脂肪族ポリカルボン酸または芳香族ポリカルボン酸ある いはこれらの混合物である。ジカルボン酸が好ましいが、高級ポリカルボン酸が 、ジカルボン酸の代わりに、あるいはジカルボン酸と組み合わせて用いられ得る 。ジカルボン酸の無水物もまた用いられ得る。適切なジカルボン酸および無水物 の例としては、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、ヘキサヒドロフタル酸無水 物、およびフタル酸無水物が挙げられる。適切な、ヒドロキシル基を含有する第 1級または第2級アミン、あるいは第3級アミン基の例は、2-アミノ-2-エチル1 ,3-プロパンジオール、2-アミノ-2-メチル-1-プロパノール、ジエタノールアミ ン、ジイソプロパノールアミン、エタノールアミン、N-メチルエタノールアミン 、お よびジメチルアミノプロピルアミンである。 本発明のオリゴマー材料は、カチオン性、アニオン性、または非イオン性であ り得るが、好ましくは非イオン性であり、そして代表的には約400から1000の数 平均分子量を有する。 塗料組成物は、必要に応じて塗料組成物に色彩を与える顔料を含有し得る。表 面塗料に一般に用いられる着色顔料としては、無機顔料(例えば、二酸化チタン 、酸化鉄、酸化クロム、クロム酸鉛、およびカーボンブラック)ならびに有機顔 料(例えば、フタロシアニンブルーおよびフタロシアニングリーン)が挙げられ る。 金属フレーク顔料を含有する組成物は、主として自動車車体の表面で、いわゆ る「グラマーメタリック(glamour metallic)」仕上げを得るに有用である。適切 な金属顔料としては、特にアルミニウムフレーク、銅青銅フレークおよび金属酸 化物をコートした雲母が挙げられる。 一般に、顔料は塗料組成物中に、塗料組成物の全質量に基づいて、約1重量% 〜80重量%、通常は約1重量%〜30重量%の量で混合される。金属顔料が用いら れる場合、これらは比較的少量で、そして好ましくは非金属顔料と組み合わせて 添加される。非金属顔料が最も好ましい。 本発明のオリゴマー材料は、塗料組成物にニートで添加される;すなわち、オ リゴマー材料は単独でまたは他の樹脂成分中に、あるいは溶媒または他の希釈剤 と共に添加される。好ましくは、顔料と合わせてあるいは粉砕ビヒクル(grind v ehicle)の一部としては添加されない。 所望であれば、塗料組成物は、表面塗料を処方する当該分野で周知の他の任意 の材料を含有し得る。このような材料としては、架橋剤、界面活性剤、流動制御 剤(flow control agent)、チキソトロピー剤、体質顔料、抗ガス剤、有機助溶剤 、触媒、および他の通例の助剤が挙げられる。これらの材料は、塗料組成物の全 重量の40重量%までを構成し得る。 本発明の塗料組成物は、それらが接着する様々な基材(例えば、木材、金属、 ガラス、クロスプラスチック(cloth plastic)、発泡体(エラストマー性基材を 含む)など)に塗布され得る。本発明の塗料組成物は、自動車に見出される金属 およびエラストマー性基材上に塗布される点で特に有用である。この組成物は、 従来の手段(ブラッシング、ディッピング、フローコーティング、スプレーニン グなどを含む)によって塗布され得るが、最も多くの場合、スプレーニングによ って塗布される。エアースプレーニングおよび静電スプレーニング用、ならびに 手動方法または自動方法のいずれかの通常のスプレー技術および装置が用いられ 得る。 基材に塗料組成物を塗布する間、周囲の相対湿度は、約30%〜約80%の範囲で あり得る。本発明の塗料組成物は、周囲の相対湿度が約30%〜約60%の範囲で塗 布された場合に特に好都合であり、非常に平滑な仕上げを提供する。 塗料の塗膜は、コーティング組成物を基材に塗布する間に基材上で形成される 。代表的には、塗料の厚みは、約0.1ミル〜5ミル(2.54ミクロン〜127ミクロン )、好ましくは0.4ミル〜1.5ミル(10.16ミクロン〜38.1ミクロン)の厚みであ る。 水性塗料を基材に塗布した後、加熱または空気乾燥により塗膜から水を除去す ることによって基材の表面上で塗膜を形成する。本発明の塗料組成物は、ベース コートとして用いられる場合、加熱は、好ましくはほんの短時間で行われ、そし てトップコート(例えば、クリアーコート)が、所望であればベースコート組成 物を前もって溶解することなく塗料に塗布し得ることを確実にするに十分である 。適切な乾燥条件は、特定のベースコート組成物および周囲の湿度に依存するが 、一般に約80°F〜250°F(20℃〜121℃)の温度で約1分〜5分の乾燥時間が 、2つのコートの混合を最小限にすることを確実にするに十分である。同時に、 ベースコート塗膜を、トップコート組成物によって十分に湿らすことにより、十 分なコート間の接着が得られる。また、1つ以上のベースコートおよび多層のト ップコートを、最適な外観を引き出すために塗布し得る。通常、コート間では、 前に塗布したコートをフラッシュ(flash)させる;すなわち、周囲の状態に約1 分〜20分間曝す。 塗料組成物および任意の所望のクリアーコートの塗布後、コートされた基材を 加熱し、塗料層を硬化する。硬化操作において、溶媒を揮発させ(drive off)、 そしてクリアーコートとベースコートとの塗膜形成材料を各々架橋させる。加熱 または硬化操作は通常、160°F〜350°F(71℃〜177℃)の範囲の温度で行わ れるが、必要な場合にはより低い温度またはより高い温度が、架橋機構を活性化 させるために必要に応じて用いられ得る。クリアーコートの厚みは、通常、約0. 5ミル〜5ミル(12.7ミクロン〜127ミクロン)、好ましくは1.2ミル〜3ミル(3 0.48ミクロン〜76.2ミクロン)である。 本発明はさらに、以下の実施例への言及によって記載される。特に指示しない 限り、全ての部は重量部である。 実施例A〜Eは、本発明のオリゴマー材料の調製を示す。 実施例A 以下の成分を用いてオリゴマー材料を調製した: メチルイソブチルケトン(MIBK,480g)とジメチルエタノールアミンとのブレン ドを、適切な反応器に仕込み、そして50℃に加熱した。次いで熱源を取り外した 。IPDIとTMXDIとのブレンドを、2時間かけて滴下漏斗を通して添加した。さら に、10gのMIBKをすすぎとして滴下漏斗を通して添加した。反応混合物の温度を 、添加速度を変えることにより50℃〜60℃に維持した。添加終了後、反応混合物 を80℃まで加熱し、そして赤外線分析がイソシアネートの消費を示すまでこの温 度を維持した。反応混合物をわずかに冷却し、そして10gのエチルアルコールを 添加した。最終生成物は約82%の固形分含量を有し、そしてポリスチレンを標準 として用いるゲルパーミエーションクロマトグラフィーによって測定すると、39 3の数平均分子量を有していた。 実施例B 以下の成分を用いて、オリゴマー材料を調製した: 2:1酢酸ブチル/SOLVESSO 100(Solvesso 100はExxon Chemical Co.より市販さ れている芳香族炭化水素である)中のT1890Lの70%溶液を適切な反応器に仕込み 、窒素でブランケットした(blanket)。ジメチルエタノールアミンを滴下漏斗を 通して2時間かけて添加した。発熱反応が観察されなかった場合、反応混合物を 50℃まで加熱し、次いでゆっくりと80℃までの温度に加熱した。さらに、10gの 酢酸ブチルをすすぎとして滴下漏斗を通して添加した。反応混合物の温度を、赤 外線分析がイソシアネートの消費を示すまで、80℃に4時間維持した。反応混合 物をわずかに冷却し、そして10gのエチルアルコールを添加した。最終生成物は 、約78%の固形分含量を有し、ポリスチレンを標準として用いるゲルパーミエー ションクロマトグラフィーによって測定すると、1131の数平均分子量を有してい た。 実施例C 以下の成分を用いて、オリゴマー材料を調製した: MIBK(557.08g)とDIPAとのブレンドを適切な反応器に仕込み、50℃まで加熱し た。次いで熱源を取り外した。IPDIとTMXDIとのブレンドを、滴下漏斗を通じて 2時間かけて添加した。さらに、25gのMIBKをすすぎとして滴下漏斗を通して添 加した。反応混合物の温度を50℃〜60℃に添加速度を変化させることによって維 持した。添加終了後、反応混合物を80℃まで加熱し、そして赤外線分析がイソシ アネートの消費を示すまでその温度で維持した。反応混合物をわずかに冷却し、 そして10gのエチルアルコールを添加した。最終生成物は、約70%の固形分含量 を有し、ポリスチレンを標準として用いるゲルパーミエーションクロマトグラフ ィーによって測定すると、545の数平均分子量を有していた。 実施例D(比較例) 以下の成分を用いて、オリゴマー材料を調製した: MIBK(358.36g)とジブチルアミンとのブレンドを適切な反応器に仕込み、50℃ まで加熱した。次いで熱源を取り外した。IPDIとTMXDIとのブレンドを、滴下漏 斗を通じて2時間かけて添加した。1.25時間後、反応混合物を固化し、そして温 度を85℃まで上昇させて材料を融解した。次いで、添加を終了した。さらに、20 gのMIBKをすすぎとして滴下漏斗を通して添加した。添加終了後、反応混合物を 、赤外線分析がイソシアネートの消費を示すまで、85℃で維持した。反応混合物 をわずかに冷却し、そして10gのエチルアルコールを添加した。最終生成物は、 約69%の固形分含量を有し、ポリスチレンを標準として用いるゲルパーミエーシ ョンクロマトグラフィーによって測定すると、492の数平均分子量を有していた 。 実施例E 以下の成分を用いて、オリゴマー材料を調製した: MIBK(557.08g)とDMAPAとのブレンドを適切な反応器に仕込み、50℃まで加熱し た。次いで熱源を取り外した。IPDIとTMXDIとのブレンドを、滴下漏斗を通じて 2時間かけて添加した。さらに、20gのMIBKをすすぎとして滴下漏斗を通して添 加した。反応混合物の温度を50℃〜60℃に添加速度を変化させることによって維 持した。添加終了後、反応混合物を80℃まで加熱し、そして赤外線分析がイソシ アネートの消費を示すまでその温度で維持した。反応混合物をわずかに冷却し、 そして10gのエチルアルコールを添加した。最終生成物は、約67%の固形分含量 を有し、ポリスチレンを標準として用いるゲルパーミエーションクロマトグラフ ィーによって測定すると、745の数平均分子量を有していた。 以下の実施例(1から14)は、本発明の塗料組成物におけるオリゴマー材料の 使用を示す。 実施例1(コントロール、添加剤なし) 以下の成分を用いて、水性塗料組成物を調製した: 成分 重量、g プレミックス1:エチレングリコールモノヘキシルエーテル 19.6 ジエチレングリコールモノブチルエーテル 11.1 CYMEL 3851 31.32 TINUVIN 11302 3.2 雲母顔料3 5.34 プレミックス2:黒色顔料4 52.99 マゼンダ顔料5 25.5 マルーン顔料6 7.36 ポリプロピレングリコール 7.9 Shell Sol 718 11.6 プレミックス3:ラテックス9 113.3 脱イオン水 50 50%脱イオン水中のジメチルエタノールアミン 21 CYTEK Industries,Inc.から入手可能なメラミンホルムアルデヒド樹脂。2 Ciba-GeigyCorp.から入手可能な置換ヒドロキシフェニルベンゾトリアゾール 。3 The Mearle Corp.からExterior Mearlin Russetとして入手可能な酸化鉄をコ ートした雲母小板。4 Cabot Corp.からMonarch Black 1300として入手可能な、顔料のバインダーに 対する比(P/B)が0.28の、アクリル系粉砕ビヒクル中に分散した黒色顔料。5 Ciba-Geigy Corp.から、Monastral Magenta 202として入手可能な、0.79のP/ Bでポリウレタン粉砕ビヒクル中に分散したキナクリドン顔料。6 Miles,Inc.からPerrindo Maroon 179として入手可能な、0.57のP/Bでアクリ ル系粉砕ビヒクル中に分散したペリレン顔料。7 分子量425。8 Shell Chemical Co.から入手可能なミネラルスピリット(mineral spirit)。9 米国特許第5,071,904号に従って調製した。実施例1参照のこと。 プレミックス1および2を別々に調製し、そしてプレミックス2を撹拌しなが らプレミックス1に添加した。プレミックス3を調製し、そしてプレミックス1 /2の混合物に添加した。最終組成物は30.8%の固形分含量および8.4のpHを有 し、そして♯4Ford cupを用いて測定した粘度は24秒であった。 実施例2 水性塗料組成物を実施例1の通り調製し、そして実施例Aのオリゴマー材料を 、全樹脂固形分に基づいて0.25%添加した。最終組成物は30.7%の固形分含量、 8.4のpH、および24.1秒の粘度を有していた。 実施例3 水性塗料組成物を実施例1の通り調製し、そして実施例Aのオリゴマー材料を 、全樹脂固形分に基づいて0.50%添加した。最終組成物は30.6%の固形分含量、 8.4のpH、および23.9秒の粘度を有していた。 実施例4 水性塗料組成物を実施例1の通り調製し、そして実施例Aのオリゴマー材料を 、全樹脂固形分に基づいて0.75%添加した。最終組成物は30.5%の固形分含量、 8.4のpH、および23.8秒の粘度を有していた。 実施例5 水性塗料組成物を実施例1の通り調製し、そして実施例Aのオリゴマー材料を 、全樹脂固形分に基づいて1.0%添加した。最終組成物は30.6%の固形分含量、8 .4のpH、および24.1秒の粘度を有していた。 実施例6 水性塗料組成物を実施例1の通り調製し、そして実施例Aのオリゴマー材料を 、全樹脂固形分に基づいて3.0%添加した。最終組成物は30.0%の固形分含量、8 .5のpH、および24秒の粘度を有していた。 実施例7 水性塗料組成物を実施例1の通り調製し、そして実施例Aのオリゴマー材料を 、全樹脂固形分に基づいて5.0%添加した。最終組成物は29.3%の固形分含量、8 .6 のpH、および23.9秒の粘度を有していた。 実施例8 水性塗料組成物を実施例1の通り調製し、そしてRohmおよびHaas Co.からPRIM ID XL-552として入手可能なヒドロキシアルキルアミドを、全樹脂固形分に基づ いて3.0%添加した。最終組成物は30.8%の固形分含量、8.4のpH、および24.5秒 の粘度を有していた。 PRIMID XL-552は、以下の構造を有すると考えられている: ここでnは4である。 実施例9(コントロール、添加剤なし) 水性塗料組成物を、以下の成分から調製した: 成分 重量、g プレミックス1:エチレングリコールモノヘキシルエーテル 20.9 ジエチレングリコールモノブチルエーテル 5.0 CYMEL 385 28.2 TINUVIN 1130 2.9 プレミックス2:雲母顔料 3.9 白色顔料1 0.28 青色顔料2 16.8 マルーン顔料6 37.5 赤色顔料4 1.8 マゼンダ顔料 42.7 ポリプロピレングリコール 5.2 Shell Sol 71 9.3 プレミックス3:ラテックス 81.1 脱イオン水 89.0 Bentone 345 23.4 50%脱イオン水中のジメチルエタノールアミン 21 E.I.du Pont de Nemours and Co.からR900-39/76として入手可能な、8.33のP/ Bでアクリル系粉砕ビヒクル中に分散した二酸化チタン。2 BASF Corp.からPaliogen Blueとして入手可能であり、0.42のP/Bでアクリル系 粉砕ビヒクル中に分散していた。3 Ciba-Geigy Corp.から、Monastral Maroon RT 792Dとして入手可能な、0.54のP /Bでポリウレタン粉砕ビヒクル中に分散したキナクリドン顔料。4 BASF CorpからSicotrans Red L 2817として入手可能であり、0.72のP/Bでアク リル系粉砕ビヒクル中に分散していた。5 Rheox,Incより入手可能なモンモリロナイト粘土の有機誘導体。 プレミックス1および2を別々に調製し、そしてプレミックス2を撹拌しなが らプレミックス1に添加した。プレミックス3を調製し、そしてプレミックス1 /2の混合物に添加した。最終組成物は31.4%の固形分含量、8.4のpH、および ♯4Ford cupを用いて測定すると24秒の粘度を有していた。 実施例10 水性塗料組成物を実施例9の通り調製し、そして実施例Aのオリゴマー材料を 全樹脂固形分に基づいて3.0%添加した。 実施例11 水性塗料組成物を実施例9の通り調製し、そして実施例Bのオリゴマー材料を 全樹脂固形分に基づいて3.0%添加した。 実施例12 水性塗料組成物を実施例9の通り調製し、そして実施例Cのオリゴマー材料を 全樹脂固形分に基づいて3.0%添加した。 実施例13(比較例) 水性塗料組成物を実施例9の通り調製し、そして実施例Dのオリゴマー材料を 全樹脂固形分に基づいて3.0%添加した。 実施例14 水性塗料組成物を実施例9の通り調製し、そして実施例Eのオリゴマー材料を 全樹脂固形分に基づいて3.0%添加した。 実施例1〜8の塗料組成物を、室温(67°F)および25%の相対湿度で静電ス チールパネルにスプレー塗布した。実施例9〜14の塗料組成物を、室温(67°F )および40%の相対湿度で静電スチールパネルにスプレー塗布した。各々のパネ ルを室温で15分間フラッシュし、次いで30分間、285°Fで硬化した。 Taylor-Hobson Surtronic 3 profilometerを用いて平滑度について塗膜を評価 した。より低い数は、より良好な平滑度を示す。結果を以下の表Iおよび表IIに 示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.水性媒体中にポリマー塗膜形成樹脂と0.1%から5%のオリゴマー材料と を含有する水性塗料組成物であって、該オリゴマー材料が、1分子内に2個から 4個のウレタン、尿素、またはアミド部分と、ヒドロキシルおよび第3級アミン からなる群から選択される2つまたはそれ以上の部分とを含有する、水性塗料組 成物。 2.さらに架橋剤を含有する、請求項1に記載の水性塗料組成物。 3.前記オリゴマー材料が以下の構造の基を有する、請求項1に記載の水性塗 料組成物: (I) (II) または(III) ここで、Xは第3級アミンまたはヒドロキシル基であり、そしてRは2価の有機 基である。 4.前記オリゴマー材料が以下の構造式を有する、請求項3に記載の水性塗料 組成物: (IV) (V) または(VI) ここで、Xは第3級アミンまたはヒドロキシル基であり、Rは2価の有機基であ り、nは2、3、または4であり;R'は2価、3価、または4価の有機基であ り、そしてR''は水素または1個から4個の炭素原子を有する低級アルキルであ る。 5.Rが2個から10個の炭素原子を含有するアルキレンである、請求項3に記 載の水性塗料組成物。 6.R'が、環式脂肪族基を含む脂肪族基および芳香族基から選択される、請 求項3に記載の水性塗料組成物。 7.さらに架橋剤を含有する、請求項3に記載の水性塗料組成物。 8.前記ポリマーフィルム形成樹脂がラテックスであり、該ラテックスがポリ マー微粒子を含有し、該ポリマー微粒子が、エチレン性不飽和モノマーまたはエ チレン性不飽和モノマーの混合物と、30重量%を超える実質的に疎水性のポリマ ーとの水性媒体中の混合物を形成することにより調製され;ここで重量%は該エ チレン性不飽和モノマーと該疎水性ポリマーとの重量に基づいており;該ポリマ ーが該ポリマー骨格中に実質的に繰返しアクリル単位またはビニル単位を有さず 、そして約300を超える分子量を有し、そして高応力技術により該混合物を微粒 子に個別化し、次いで該エチレン性不飽和モノマーを重合して水性媒体中で安定 に分散する微粒子を形成する、請求項1に記載の水性塗料組成物。 9.前記疎水性ポリマーがポリエステルまたはポリウレタンである、請求項8 に記載の水性塗料組成物。 10.前記微粒子が架橋されている、請求項8に記載の水性塗料組成物。 11.さらに架橋剤を含有する、請求項8に記載の水性塗料組成物。
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