JPH09506222A - 離散余弦変換を用いた画像コーディング - Google Patents

離散余弦変換を用いた画像コーディング

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JPH09506222A JP7515751A JP51575195A JPH09506222A JP H09506222 A JPH09506222 A JP H09506222A JP 7515751 A JP7515751 A JP 7515751A JP 51575195 A JP51575195 A JP 51575195A JP H09506222 A JPH09506222 A JP H09506222A
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Abstract

(57)【要約】 JPEGファイル形式を使用する際の感度抑圧効果を抑制そして/または減じるために離散余弦変換を採用した、画像コーディング方法並びに装置に関する。本方法はJPEGハードウェアを少し修正して、離散余弦変換係数にアクセス出来るようにして組み込むことが可能である。本発明による方法を実行するための重複処理を行うフィルタ処理技術もまた開示されている。

Description

【発明の詳細な説明】 離散余弦変換を用いた画像コーディング 関連する明細書 本出願は米国特許出願番号第761、660、1991年9月18日出願、米 国特許第5、168、375号に関連する。 産業上の利用分野 本発明は、離散余弦変換を用いた画像データのコーディングに係わり、更に詳 細には、比較的高い画像データ圧縮比に於いても感度抑圧効果を抑制または減じ るコーディングに関する。 従来の技術画像処理とデータ圧縮 画像処理は種々の応用分野、例えば写真画像の電子変換、印刷操作でのグラフ ィック情報の再現、並びに電子通信システムでのディジタル画像データのコーデ ィング及びそれに続く再構築などで採用されている。 この様な応用分野では通常、非常に多量のデータの処理が、エンコーディング 並びに再現操作で要求され、特にカラー画像の場合は顕著である。その結果、画 像変換並びに再現が許容範囲に維持される限りは、高速のデータ変換を使用する ことが必要となる。従って、転送または再生される画像の品質と妥協することな く必要な処理を実行するのに必要なデータ量を減らす方法を探すための多くの努 力が続けられている。 画像処理手順は画像データ素子、または画素に対して直接実施できる。最も一 般的な画像操作のひとつで、画素パラメータ値がその他の画素との関係でその位 置の関数として定められている空間領域内で、画像に対して実施されるものは、 コンボリューションである。コンボリューション操作は特に、隣接する画素また は画素のグループの間の境界を平滑化する際に一般的に使用され、一度処理され ると、画像全体に渡る可視的な不連続性が発生する可能性が減らされる。しかし ながら、計算量が増えることが欠点である。この計算量の負担があるにも関わら ず、コンボリューション処理が欠くことの出来ないような環境も残っている。 コンボリューション操作を開始する前に、画像データを表現する数値が行列の 中に形式化され、各々の行列項は原画像からひとつの画素を表現または記述して いる。画像データに対して実行される個々の形式の処理またはフィルタ操作は、 コンボリューション操作に於いてフィルタ項として使用される個々の数値によっ て決定される。これらのフィルタ項は、一般的に核行列と呼ばれる第二行列の中 に用意される。 核行列のフィルタ特性は、核行列として使用される項の数を増やすことによっ て更に詳細に規定できる。しかしながら、コンボリューション処理を実施すると 複雑となり、非常に大きな処理能力とが要求され、より大きな核行列に対しては それに相当する処理時間が要求される。コンボリューションが画素(すなわち画 像データ)を表す数値項に対して実施されるので、この操作は一般的に空間領域 に対して実施されるように表現される。 第1図は空間領域で実行されるコンボリューションの基本操作手順を示す。こ の操作は数学的に以下のように表現される: ここではH×V行列10で示されている原画像データは、操作20に於いてf ×f空間核行列12によってコンボリューションされ、処理画像データ14を空 間領域に生成する。コンボリューションを実施するに当たって必要なのは、一連 の掛け算とそれに続く、各々の得られた処理項に対する加算操作である。計算操 作は要素行列の大きさが増加すると幾何級数的に増加することが理解されよう。変換法を用いた処理 画像データ処理を空間領域ではなく周波数領域で実行すれば、計算時間を削減 することが出来る。画像データ項は、画像データ行列に適切な変換行列を行列掛 け算する事によって周波数係数に変換される。この変換は一般的に直交変換、例 えばフーリエ変換(FT)または離散余弦変換(DCT)を用いて実施される。 処理を容易にするために、周波数領域操作は画像データ行列の個々の部分に対し て実行され、その結果のデータは操作が完了した時点でひとつの行列に再結合さ れる。 一般的に使用される周波数領域処理方法は、ISO草案国際基準10918− 1、章3.3に記述されており、連合写真専門家集団(JPEG)で採用されて おり、第1図に示されている。周波数領域で実行される処理操作順序を容易にす るために、原空間画像からの画素値sy,xを含むH×V画像データ行列10は、 最初に、ブロック化された画像データセット16に分割される。セット16は、 tl,kで表されるN×N画像データ部分セット行列18から成るP’×Q’配列 であり、ここで 0≦x≦(H−1)かつ0≦y≦(V−1) 0≦k≦(P’−1)かつ0≦1≦(Q’−1) P’=H/N、但しHがNの整数倍の時 Q’=V/N、但しVがNの整数倍の時 画像データ行列のこの分割は実際上は、画像データ行列10からの各画素値sy, x をN×N画像データ部分セット行列t,k18のP’×Q’配列のひとつに一対 一写像したものである。 この分割操作で得られた各々の画像データ部分セット行列18は、次にそれら が単独の行列(stand-alone matrix)であるかのように処理される。画像データ 部分セット項sy,xは、空間領域内の画像データ値から、周波数領域内で画像デ ータを表す数値に変換される。DCTとして使用される変換式は、実際は離散偶 余弦変換(DECT)であり、以降DCTと記すが、次のように与えられる: 0≦i≦7 かつ 0≦j≦7 の時、 ここで、S(v,u)はDCT係数を表す; s(j,i)は原画像データ点を表す; s’(j,i)は再構築画像データ点を表す; これは各々の画像データ部分セット行列tl,kをDCTによって変換することに より実施される。行列項sy,xは下記で与えられる行列操作に基づいて二つの次 元に変換され: [S]=[D][S][D]T DCT係数行列Tl,k24から成るP’×Q’配列22を得る。DはDCT基本 行列である。DCT係数行列24内の項Sv,uは通常周波数係数と呼ばれている 。ほとんどの処理操作に於いて、これらの周波数係数もまた操作26でフィルタ 処理することが可能であり、これはDCT係数行列Tl,k24内の各項Sv,uに量 子化表28のそれぞれの項Qv,uの逆数を点毎に乗算して行われる。この点毎の 32から成るP’×Q’配列30を構成する。 フィルタ処理の後、行列項Sv,u/Qv,uは通常”丸め”または量子化処理を、 当業分野では良く知られている方法で行われる。Sqv,uで表現される量子化さ れたDCT係数行列34を生成する。量子化の後に残るこれらの項は、原画像デ ータセットから圧縮された情報を表している。これらのDCT係数項は次に36 でコート化され、伝送または格納される。 画像圧縮の比率がこれらの処理工程の中で増加するため、”感度抑圧 (blocking)”として知られている好ましくない特徴が徐々にあらわになってく る。この特徴が現れるのは、通常はひとつの変換された画像データブロック上で のデータ圧縮効果が、画像データの隣接するブロックに対して施された同一処理 の結果と僅かに異なるために生じる。その結果、人為的な強度の不連続性が再構 築画像の隣接する画像データブロックの境界部分に沿って現れる。従って、通常 実施されているデータ圧縮は感度抑圧という好ましくない効果の影響を受ける。 感度抑圧効果を減じるための二つの一般的な対策が講じられている−”二次元 信号並びに画像処理”(653ページ)、ジェイ エス.リム 著、1992年 、に記述されている。ひとつの対策では、感度抑圧効果は発信源で処理されてい る。この対策のひとつの例は、重複法であり、これは画像分割工程を変更する。 典型的な分割手順では画像を相互に排他的な領域に分割する。重複法では、部分 画像が各々の部分画像の周辺部で僅かに重複するように得られる。周辺部の画素 はふたつまたはいくつかの領域にコード化される。画像を再構築する際に、複数 回コード化された画素にはコード化された値の平均値の強度が割り当てられる。 従って、コーディングが原因で起きる境界の突然の不連続性が減少されるが、そ れは次の理由、すなわち平均化の効果により再構築部分画像内の境界間の違いが 減じられる傾向となるためである。重複法は感度抑圧効果を減じる傾向にはある が、いくつかの画素は複数回コード化されるので、これはコード化される画素の 個数を増加させる。この様な増加を伴うため、ふたつまたは複数の画素を重複さ せる事が非常に有益であるとは考えられてこなかった。しかしながら、画像コー ディングに於いては、重複部分画像のコストは計算回数の増加であり、更に深刻 なのは重複されたコード化画像が転送される際に必要とされるビット速度が基本 的に増加する点である。従って、複数画素の重複はDCT画像コーディングでは 滅多に考慮されて来なかった。 JPEC標準圧縮処理を用いた量子化は感度抑圧を生じるが、それは画像デー タの重複もなく、またデータの隣接するブロック間でのデータ情報の”共有”も 無いためである。その結果、JPEG形式を用いた場合に感度抑圧に直面すると いう問題は相変わらず残っている。 従って、本発明の目的は感度抑圧現象を被ることなく比較的高率のデータ圧縮 を実現する方法を提供することである。 本発明の更に別の目的は、感度抑圧効果を被ることのないフィルタ処理を実施 する方法を提供することである。 この発明の更に別の目的は、感度抑圧現象を発生させる原因となる要因を定量 化するための方法を提供し、その様な発生を制御しつつ抑制したりまたは除去出 来るようにすることである。 本発明のその他の目的の一部は以降に記述されるであろうし、また一部は添付 図を参照して以下の詳細説明を読むことにより明らかとなるであろう。 発明の要約 本発明は、処理手順が周波数領域で実施される処理工程並びにシステムを含む 。本発明は次の観察に基づく、すなわち(1)空間領域核と画像データ行列との コンボリューションを行う方法は、その画像データ部分セットが互いに重複して いる場合は、画像データ行列の部分セットのDECTと核のDOCTとの点毎の 掛け算で置き換えられるはずである、そして(2)感度抑圧効果を抑制するのに 必要な重複量は、使用される個々の周波数行列の特性により決定される。 これら周波数領域係数の誘導は、空間領域画像データを離散偶余弦変換(DE CT)することにより実行される。変換に先立って、画像データが再形式化され るが、これは各々の画像データを画像データ部分行列の配列の中への一対多写像 することにより行われる。この写像操作は複数の部分行列に共通の項を生成する が、これは一般的に画像データの”重ね合わせ”と呼ばれている。周波数領域内 での周波数係数の処理は、フィルタ行列または空間領域核行列から導かれたフィ ルタ行列によって実行される。周波数行列の特性により感度抑圧現象を避けるた めに使用される重複量を決定するための基準を与える。JPEG形式で処理され た係数は、重複を解除された後に標準JPEGハードウェアまたはその等価物を 用いて、転送または格納される。これに続いて、これらの係数はその原画像デー タ行列が処理された操作の逆手順を施されて、原画像データが生成される。 感度抑圧の効果は画像データ圧縮の種々のレベルに対して、20:1から10 0:1のレベルで、同様または同等の画質レベルを維持しながら抑制可能である 。 本発明は電子回路をかなり節約することが可能であり、それは既存のJPEG 配列変換回路をDCT及び逆離散余弦変換(IDCT)にアクセス可能なように 修正して使用したり、または等価のディジタル信号処理装置を使用することによ り可能となる。従って、JPEG(またはMPEG)圧縮機器を組み込んでいる 全ての電子信号処理システムに於いて、本発明を容易に入手可能な配列変換回路 を用いて実施することが出来る。更に、JPEG余弦変換は非常に高速で演算さ れるので、本発明の信号処理は迅速に完了出来る。また本発明を汎用コンピュー タで使用可能なソフトウェアに組み込むことも可能である。 図面の簡単な説明 本発明の目的並びに特徴は以上の一般的説明並びに、以下に行われる提出され た実施例の添付図を参照した詳細な説明を考慮することにより明らかとなろう、 添付図は: 第1図は画像データ処理の従来方法のブロック図。 第2図は本発明の教えるところに従って画像データに対して実行される処理手 順を図示するブロック図。 第3図は第2図の処理手順の一部として行われる、画像データの部分行列配列 内への写像の図。 第4図は、8x8部分行列が導かれる、第3図の写像処理を図示する。 第5図は、第3図の配列を含む境界部分行列の生成を示す図。 第6図は、第2図の処理手順の一部として核行列からマスク乗算行列を形式に 従って並べるための手順を図示する。 第7図は、第2図の処理手順の一部としてマスク乗算行列から核行列を形式に 従って並べるための手順を図示する。 第8図は、重複を決定するための方法を示すブロック図。 第9図は、第2図に示す処理手順の後に空間画像データを再生するための方法 を示すブロック図。 第10図は、与えられた行列の重複解除または再重複を行うための手順を図示 する。 第11図は、特許請求されている発明を実行するための装置を図式的に示すブ ロック図。 実施例の詳細な説明手順の概要 第2図は本発明の画像コーディング手順を実行する際の一般的手順の概要であ る。本発明の画像コーディングは、先に説明した従来方法と同様のやり方で実行 される。すなわち、画像データ行列を部分毎に処理することで、コーディング手 順を容易にし、そしてその結果を再合成して必要な情報を生成する。コーディン グ操作はいくつかの方法で実施できる:(i)以下に説明される手順が画像デー タ行列の第一部分に、価像データ行列の第二部分への実行に先立って実行できる 、(ii)ひとつの手順は画像データ行列の全ての部分に対して、後続の手順が 開始される前に実施できる、または(iii)(i)と(ii)の組み合わせが 使用可能である。 第2図には画像データ項sj,iを含むH×V画像データ行列50が示されてい る。写像操作によって、bn,mと表現されたN×N画像データ部分行列54から 成るP×Q配列52が生成される。この操作により、各々の画像データsj,iが 複数の画像データ部分行列54に多重写像される。この処理の結果、互いに共通 な項を有する部分行列54を含む配列が生成される。好適に各々の部分行列54 は、隣接する部分行列54内に存在するデータの行または列と同一の、少なくと も一行または一列のデータを有する。 各々の部分行列54は次に変換されて、その各々がBn,mと表されているN× N周波数領域部分行列62の配列60が生成され、また各々の部分行列62はSν,μ と表される項を有する。これらの部分行列項Sν,μは原画像データ項sj, i からDECT式によって導かれる: 0≦μ≦7、及び0≦ν≦7 の時、 8×8部分行列に適用可能である、DECT式のこの特定の表現は、図示を容易 にする事のみを意図したものであって、本発明に基づく方法の応用を限定するも のではない。 誘導に際して使用される項{sj,i}のセットは、誘導に際して選択された部 分行列54で決定される。項Sν,μは固定小数点または浮動小数点の値であり 、これは上記の行列掛け算の結果である。配列60は68に於いて重複解除され るが、その処理は後ほど更に詳細に説明する。これらの項は次に64に於いて量 子化されて、量子化された周波数領域項を生成し、この手順は当業分野で良く知 られているとおりであり、これから量子化された周波数領域係数のH×V行列6 6が得られる。 提出された実施例に於いて、周波数領域部分行列62は、配列60の量子化ま たは重複解除操作が実行される前に、操作74に於いて点毎にマスク行列74が 乗算される。マスク行列72の項Fν,μは周波数係数から構成され、マスク行 列項の形で与えられる。これとは別に、空間領域核行列12が用意され、これか らマスク行列項Fν,μを導くことが可能である。発明による方法では、核行列 12の寸法は操作76で使用され、感度抑圧効果を抑制するのに必要な重複量を 決定する。マスク乗算操作が実行されると、その結果は先に説明したように量子 化されて重複解除され、量子化されフィルタ処理された周波数領域係数の行列7 8が生成される。 行列66または行列78いずれかの中の係数のこれらのブロックは、80での 伝送に備えて、更に符号化される。符号化に先立って、行列周波数領域係数は適 切な大きさのブロック(例えばJPEGでは8×8)にグループ化されるが、こ れは使用される処理基準の要求に基づいて行われる。好適に当業分野ではよく知 られている、82に於けるジグザグ手順が係数のブロックに対して実施され、次 に手順はハフマン符号化が、これもまた当業分野で良く知られているように、転 送の前に84で実行される。 伝送の後、第2図のH×V画像データ行列50は、第9図に示すように上記の 手順を逆に実行することによって復元される。受信ファイル、例えばJPEG互 換ファイル340はブロック342に於いてハフマン復号され、その結果のデー タ流はブロック344で逆ジグザグ処理される。その結果生じた周波数係数はI DCTで変換され、ブロック346で空間項を生成し、これは次に第10図に示 す処理の右側の手順に基づいて再重複される。これらの空間項314は次に周波 数係数項に再変換され、これはまた第9図のブロック348の中にS’(j,i )と表されている。フィルタ処理操作が画像データに対して実行されると、次に S’(j,i)への逆フィルタ352の乗算が350で実行される。その結果生 じた項は次に空間項に再変換されるが、これは354に於いてIDCTを適用し てs’(j,i)で表される項の重複セット52’を生成することにより実行さ れる。これらの項は第2図の行列52の項に対応する。ブロック356で重複解 除が第10図に示す手順で実行された後、空間画像データ50’が得られる、こ れは第2図の行列50の中に含まれる原空間画像データに対応する。以下は第2 図に示される伝送または格納用のデータ処理、及び第9図に図示され先に説明し た復元処理の間の違いを示すものである: a.第9図のブロック346に於ける再重複行列78または66は、第2図の重 複解除操作64とは、以下に説明する点で異なっている; b.行列78を生成するために実行される第2図のフィルタ処理操作74は、第 9図の350に於いてフィルタ352の逆数を乗算することにより解除される; c.第2図の行列52は行列60から、下記の式で与えられる逆離散偶余弦変換 (IDECT)を第9図の354に於いて掛け算することにより得られる: 0≦i≦7、及び0≦j≦7 の時、 ここで、S(ν,μ)はフォーマットされたDCT係数を表す; s’(j,i)は処理された画像データを表す; 詳細手順 写像 第2図に示された写像処理の更に詳細な説明を第3図に示す。画像データ部分 行列100及び102は、それぞれbn,m並びにbn,m+1で表されており、第2図 の画像データ行列50から生成されたものである。行列50の各項sj,iは、bn ,m で表現されるPxQ画像データ部分行列54のひとつまたはいくつかに写像さ れている。ここで 0≦m≦(P−1),0≦n≦(Q−1) である。 先に説明したように、全写像操作は、既に生成された部分行列に対して後続の処 理手順が開始される前に完了する必要は無い。 第3図に於いて、部分行列100は部分行列102と第2図のP×Q配列52 の行”n”の中で隣接している。部分行列bn,m内の項{xν,μ}のセット、こ こで、0≦ν,μ≦(N−1)は、実線で示される方形領域104内の項{sj, i }の画像データ行列セットに対応し、部分行列bn,m+1の項{xν,μ}セット は、長点線で示される方形領域106内の画像データ行列項セット{sj,i}に 対応する。ふたつの方形領域が互いに重複する領域108内に存在する画像デー タ項sj,iは、ふたつの部分行列100及び102に写像される。見て分かる通 り、部分行列100の列110内の項は部分行列102の列112内の項と同一 である。写像工程により、P×Q配列52の同一行内で隣接する部分行列と少な くともひとつの共通列を有する部分行列が生成される。 同様の関係がP×Q配列52の同一列内で隣接する部分行列の間にも存在する 。部分行列120の項セット{xν,μ}はbn+1,mと表されており、これは短い 点 線で示されている方形領域122内の画像データ行列項セット{sj,i}に対応 する。方形領域122が方形領域104と重複している領域124内の画像デー タ項sj,iは、部分行列bn+1,m120とbn,m100との両方に写像される。分 かる通りに、部分行列120及び100は、互いの部分行列に対して共通の項を 含む一行または複数行を有するはずである。従って、写像工程により、P×Q配 列52の同一列内の隣接する部分行列と少なくともひとつの共通行を有する部分 行列が生成される。 任意の画像データ部分行列bn,mの項{xν,μ}のセットは整数△をひとつづ つ増加させることにより画像データセット{sj,i}から導くことが出来る。こ の整数△は”スキップ”されるべき行または列の数に対応し、このスキップは、 ひとつの方形領域を用いてひとつの部分行列用の項を導いた後でかつ、そこから 画像データ行列項が隣接する部分行列に写像されるべき次の方形領域が定義され る前に行われる。第3図より△は重複の量と次の関係を持つことが分かる △=(N−重複) 前記P×Q配列の第p列及び第q行の画像データ部分行列の項のセット{xν, μ }は下記の生成式に従って画像データセットの項sj,iから導かれる: xν,μ=sν+q△,μ+p△ ここで0≦p≦(P−1)かつ0≦q≦(Q−1) 第4図は四つの隣接する部分行列:それぞれb0,0,b0,1,b1,0,そしてb1 ,1 と示されている、130、132、134、及び136を図示する。これらの 部分行列内の項xν,μは上記の式に従って画像データ行列50から写像された ものである。提出された実施例では、生成された部分行列の大きさは8画素掛け る8画素であり、その形式はJPEG標準に適合するハードウェアと互換性があ る。示されている例では、隣接する部分行列同士は画像データの四行または四列 分重複されている。部分行列b0,0及びb0,1は共通項を含む四列を有する、 これらの列は項s0,4からs0,7を先頭としている。 P×Q配列の次の行内の画像データ部分行列は、先行行内の部分行列と同様の 方法で導かれる。重複処理は垂直方向にも水平方向にも同様に作用するので、各 各の部分行列の上部行は、配列の第一行内の部分行列の下部四行と共通の項xν を有する。図示されている例では、部分行列b0,0とb1,0は四行分重複して いる。ふたつの部分行列内の隣接する四行は共通項を含む−これらの行は項s4, 0 からs7,0で始まる。この処理工程は全ての考えられる部分行列が生成式によっ て生成されるまで継続される。 しかしながら、見て分かるように、全ての画像データ行列項が四つの部分行列 に写像されるわけではない。例えば画像データ項s0,0は部分行列b0,0にのみ写 像され、画像データ項s0,4は部分行列b0,0とb0,1にのみ写像される。提出さ れた実施例では、追加の部分行列が生成され、これによって画像データ行列内の 全ての項が複数の部分行列に写像されるようにしている。これらの追加部分行列 には、配列の四つの”隅”部分行列と、四つの”隅”部分行列の間にある他の” 境界”部分行列とが含まれる。 今回の例では、P×Q配列のこれらの”隅”並びに”境界”部分行列は、第5 図に示すように形成される。b-1,-1と表現されているひとつの”隅”部分行列 140は、16個の画像データ行列項s0,0からs0,3,s1,0からs1,3,s2,0 からs2,3,s3,0からs3,3を部分行列b-1,-1の最も右下の四分の一区画142 の同一相対位置に写像する事によって形成される。その他の三つの四分の一区画 144、146、及び148は各々、同じ16個の画像データ項を含み、これら は部分行列b-1,-1がその垂直中央線150及び水平中央線152の両方に対称 となるような位置関係で写像される。他の三つの”隅”行列は同様の方法で、画 像データ行列50のそれぞれの隅から画像データ行列項を多重写像する事により 形成される。 b-1,0と表現される”行境界”部分行列160は行列50の上部四行の各々か ら最初の八個の画像データ項−すなわちs0,0からs0,7,s1,0らs1,7,s2,0 からs2,7,s3,0からs3,7、−を部分行列b-1,0の下半分162の同一の四箇 所の相対位置に写像する事により形成される。部分行列b-1,0の上半分 164の項は、部分行列b-1,0が水平中央線166に関して対称となるように、 これらの同一行を逆の順序に並べたものである。すなわち、第一番目と第八番目 の行は同一、第二番目と第七番目、第三番目と第六番目、そして第四番目と第五 番目とが同一である。配列52内の残りの”行境界”部分行列は同様の方法で導 かれる。 b0,-1と表現される”列境界”部分行列170は32個の画像データ行列項− 項s0,0、s0,1、s0,2そしてs0,3から始まる列の各八つ−を部分行列b0,-1の 右半分172の同一相対位置に写像する事により形成される。部分行列b0,-1の 左半分174の項は、部分行列b0,-1がその垂直中央線176に関して対称とな るようにこれらと同一の行を逆順に並べたものである。配列52内の残りの”列 境界”部分行列は同様の方法で導かれる。 注意しておきたいのは、本発明の処理手順のひとつの特徴として、全ての画像 データsj,iは、周波数領域に変換される前に実行される重複操作によって、四 つの異なる隣接する部分行列に写像される。画像データ項sj,iがこの様に隣接 する部分行列の間で繰り返される、または重複される時、感度抑圧効果の可能性 は先に説明したように低減される。この重複操作が必要なのは、後続の処理が全 画像データセットに対して一括して実行するのではなく、個々の部分行列につい て順番に実行されるからである。周波数係数への変換 次に画像データ部分行列の各々の項xν,μはDECTを施すことにより周波 数領域部分行列項Xν,μに変換される: 部分行列の大きさが8×8に選定されている場合は、 0≦μ≦7、及び0≦ν≦7 の時、 この変換は各々の画像データ部分行列に対して下記の行列乗算を実行して行わ れる: [Bν,μ]=[D][bν,μ][DT] ここでDはDECT基本行列である。空間核からのマスク行列導出 第2図のマスク行列72を空間核行列12から導く方法が第6図に示されてい る。空間核12の下部右側四部の一区画180に含まれる項が選択され、そこか らNxN行列が形成される。もしも核行列12が奇対称行列の場合は、中心項1 82は四分の一区画180に含まれる。 四分の一区画180の大きさがN×Nの場合、四分の一区画180の項kj,i は離散奇余弦変換(DOCT)によって周波数項Fν,μに変換される。 離散奇余弦変換(DOCT)がこの様に得られた行列に対して次のように適用 される、ここで 0≦m≦N−1かつ0≦n≦N−1 の時、 ここで kp(j,i)は二次元付加核行列(padded kernel matrix); Nは第一次元でのkp(j,i)の要素数; Mは第二次元でのk,(j,i)の要素数: i=0の時、di=1/2; i=1,2,...(N−1)の時di=1; j=0の時、dj=1/2; j=1,2,...(M−1)の時dj=1; i,j,μ,ν,m,nは整数;そして |i|または|j|>(k−1)/2の時 kp(j,i)=0、そしてkは核の大きさである。 四分の一区画180がN×N行列よりも大きい場合は、余分の行及び列184 が廃棄され、残りの項182で図示されるようにN×N行列190が生成される 。四分の一区画180がN×N行列よりも小さな場合は、追加の行及び列186 が内容がゼロで付加されて、N×N行列192が生成される。次に行列190ま たは行列192のいずれかが、上記の様にDOCTにより変換されて、マスク行 列72が生成される: [F]=[Do][k][DoT フィルタ行列からの空間核の導出 通常は周波数領域内で周波数係数で動作するフィルタを設計するほうが、空間 領域内で核の値で動作するものを設計するより簡便である。しかしながら、重複 値を決定する際に核行列を評価する必要があるので、マスク掛け算フィルタ行列 が用意される際には等価核行列を導出する必要がある。第7図はマスク掛け算ま たはフィルタ行列280から核行列をフォーマットするための手順を図示する。 フィルタ行列280はIDOCTを用いて等価核行列282に変換される。結果 として作られる核行列282がN×N行列よりも大きい場合は、打切り省略を行 ってN×N行列を生成する。これはひとつまたは複数の行並びに列を核行列28 2から除去して省略核行列12aを生成することで行われる。結果として作られ る核行列282がN×N行列よりも小さい場合は、付加が行われる。これは内容 がゼロのひとつまたは複数の行並びに列を核行列282に付加して付加核行列1 2bを生成することで行われる。いずれの場合も、感度抑圧効果が発生しない画 像コーディングを行うために必要な重複量は等価核行列282を評価することに より決定される。 次に第8図を参照すると、この処理手順は以下の通りである: ブロック250内のフィルタ行列F*内の周波数係数項は下記の掛け算によっ て空間領域値K*に変換される: [K*]=[Do T-1[F*][Do-1 ここでDOCTであるDoは次のように定義される: 0≦m≦N−1 かつ 0≦n≦N−1の時 ここで hp(j,i)は二次元付加核行列; Nは第一次元でのhp(j,i)の要素数; Mは第二次元でのhp(j,i)の要素数; i=0の時、di=1; i=1,2,...(N−1)の時di=2; j=0の時、dj=1; j=1,2,...(M−1)の時dj=2; i,j,m,n,N,Mは整数;そして |i|または|j|>(k−1)/2の時 kp(j,i)=0、そしてkは核の大きさである。 これによりブロック252で等価核K*が生成される。次にブロック254で示 されるように等価核K*が省略されて誘導核行列が生成される。DOCTを誘導 核行列に実行し、周波数空間に戻って修正フィルタ行列が256に示すように生 成される。ブロック256の修正フィルタ行列とブロック250の開始時フィル タ行列F*との間のRMSが次に比較されてブロック258で示されるようにそ れらの差が計量される。次にRMSの差を予め定められた設計示性数FOMとブ ロック260で比較し、もしもその差が十分に小さい場合は、その核の大きさk が決定される。従って、重複は量(k−1)で与えられる。 省略等価空間核とその再変換された核行列との間の相違の性質を評価する際に 、必要な前進及び後退離散奇余弦変換を何回か反復して実行し、個々の画像の品 質の経験的学習そして/またはその他の示性数(figures of merit)が考慮され る。マスク掛け算 結果として生成された配列60内の各周波数領域部分行列62は次に周波数領 域マスク行列72とマスク掛け算、またはフィルタ処理される。これは周波数領 域部分行列62内の各項Sj,iに周波数領域マスク行列72からのそれに対応す る項Kj,iを点毎に掛け算して項S’j,iが得られる、ここで S’j,i=Sj,ixKj,i 例えば8×8行列で周波数項を含む入力行列配列300は第10図の302の IDCT操作で変換され、空間画像項を含む8×8行列の配列304となる。写 像が操作手順の早い時期に実行されるので、配列304内の行列は冗長なまたは 正しくないな項を含む。これらは配列304内の各行列の外部行(この例では全 部で4)及び外部列(全部で4)を消去する事で取り除き、4×4行列を含む配 列306を生成する。次に配列306は308でDCTを用いて変換され行列3 10が生成される、従ってこれはJPEG標準の様な処理標準と互換性がある。 行列300の再重複操作は最初に、302に於いてIDCTを用いて変換を行 い、空間画像項を含む8×8行列の配列304’を生成することにより実施され る。配列304’は8×8行列の配列312に、先に説明したのと同じ写像処理 手順を用いて写像される。次に配列312は308でDCTを用いて、周波数項 の配列314に変換される。ハードウェアの開示 第11図は、風景202の画像を表示装置204上に提示するためのシステム 200を図示する。表示装置204は場合によってはプリンタであっても構わず 、これは画像データを点毎に印字し、そして好適には各画素の灰色階調またはカ ラー表示を行うものである。これとは別に、表示装置204としては陰極管(C RT)、液晶表示装置(LCD)、または発光ダイオード(LED)表示装置が 考えられる。風景202の画像データは光学式走査機206によって収集され、 これは走査鏡208、レンズ210、走査制御装置212、電荷結合素子(CC D)配列検出器214、サンプリング装置216、そして記憶装置218とで構 成されている。走査機206は画像データを光検出器の単線配列または二次元配 列のいずれかで走査して収集する例として挙げたものであり、この場合画像デー タは色々な方法、風景202の写真スライドを走査したり、テレビ撮像機で生成 された画像からといった方法で得られるであろう。 運転に当たっで、検出器214の個別の要素またはセルは風景202から放出 される光学放射を検出する。制御装置212は鏡208を枢動的に軸220に関 して制御し、これによって風景から放射される光線222が反射され、レンズ2 10を通して放射は検出器214の表面に集光される。鏡208が枢動すると、 風景202が線毎に検出器214上に走査され、ここで検出器214の各セル2 24が風景202の走査された線を検査する。各々のセル224は入射光を検出 するとそれに応答してアナログ電気信号を出力し、ここで信号強度は入射光の強 さが増すと増加する。セル224は走査機206内の検出器214の表面に沿っ て単線で配列されており、その線は走査面に対して垂直である。必要で有れば、 光学式走査機206をCCDカメラ(図示せず)に置き換えることも可能である 。カメラの中ではCCDセル224は行及び列の二次元配列に配置されているの で、風景202の画像は走査鏡208を必要とすることなく得られるはずである 。 サンプリング装置216は制御装置212によって、鏡208の走査動作と同 期して駆動され、検出器セル224から信号が出力されるようにしている。サン プリング装置216はアナログ/ディジタル変換器226を含み、これは検出器 セル224のアナログ信号を風景202の画像のディジタル化されたデータサン プルに変換する。ディジタル化されたサンプルはサンプリング装置216から記 憶装置218に出力されここに格納される。 先に説明したように画像データはデータを表示装置204上に表示するに先立 って圧縮することが出来る。これはデータ格納またはデータ転送、またはその両 方を容易にする目的で行われる。記憶装置228へのデータ格納は、磁気媒体、 光ディスク、または半導体読み出し専用メモリを含む。従ってこれらの方法はい ずれもカード形式に構成することが可能であり、使用者が簡単に携帯できる。こ の方法により従来は写真として出力されていた画像データが本発明に基づいてカ ード上に格納することが可能となる。 記憶装置218から出力されたディジタル化されたサンプルはデータ圧縮部2 30で圧縮される。本発明はまた、テータを走査機206から表示装置204へ 電気的に伝送したい場合は、点線で示すように伝送リンク232でも実施するこ とが可能である。この様に適用する場合、画像データを圧縮する事でデータの電 気的伝送が容易になる。伝送リンク232としては、電話回線、衛星通信リンク 、またはその他の好適な通信システムが考えられる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.空間領域核によるフィルタ処理を含む画像信号処理方法であって: 画像要素の特性に対応する一連の電気信号として形式化された国像信号を取得 し; 前記一連の電気信号をひとつの画像データのセットに変換し、該画像データの セットはsj,iで表される項を有するH×V行列として形式化されており、ここ で0≦i≦(H−1)かつ 0≦j≦(V−1)であり; N×N画像データ部分行列から成るP×Q配列を前記画像データのセットから 生成し、ここでN≦H,N≦V,P≧int(H/N)そしてQ≧int(V/ N)であり、前記画像データ部分行列の各々はxν,μで表される項を有し、こ こで0≦μ,ν≦(N−1)であり、前記画像データの各々は少なくともひとつ の前記画像データ部分行列に写像され、更に前記画像データ部分行列の各々は隣 接する画像データ部分行列の一行または一列と同一の少なくとも一行または一列 を有し: 前記画像データ部分行列の各々にDECTを実行して、Xν,μで表される項 を有するN×N周波数領域部分行列から成るP×Q配列を生成し; 空間領域核を適用し、前記核は対称f×f行列として形式化されており、ここ でf<N; 前記空間領域核からkν,μで表される項を有するN×N核行列を構築し、こ こで各々の核行列項は前記空間領域核内の項と等しい値が割り当てられているか またはそれ以外の場合はゼロに設定されており; 前記核行列にDOCTを実行して、Fν,μで表される項を有するN×N周波 数領域マスク行列を生成し; 前記周波数領域部分行列の各々と前記周波数領域マスク行列との点毎の掛け算 を実行することによって、前記周波数領域部分行列のフィルタ処理を行い、X’ν,μ で表される項を有するN×Nフィルタ処理済周波数領域行列から成るP× Q配列を生成し、ここで X’ν,μ=Fν,μxXν,μ; 前記フィルタ処理済周波数領域行列の重複を解除してN’×N’フィルタ処理 済周波数係数行列から成るP×Q配列を生成し;そして 前記フィルタ処理済周波数係数行列に量子化操作を実行し、N’×N’量子化 フィルタ処理済周波数係数行列から成るP×Q配列を生成し; ここでN’<Nであり、前記量子化フィルタ処理済周波数係数行列はフィルタ 処理済画像データの圧縮されたセットを含み、これは前記画像データのセットと 前記空間領域核とのコンボリューションのDCTと機能的には等価であり、前記 フィルタ処理済画像データの圧縮されたセットはディジタル信号処理装置または 同等の電子回路を用いて格納したり、またはエンコード化して、電子的手段で伝 送することが可能であり、前記フィルタ処理済画像データの圧縮されたセットは 、その次に電気的に再処理して元の画像信号に相当する画像を感度抑圧の影響を 被ることなく再生する事が可能な、前記方法。 2.請求項第1項記載の方法に於いて、N×N画像データ部分行列から成るP ×Q配列を生成する前記手順が更に: a)刻み増分整数△、ここで△<Nを決定し; b)画像データセット{sj,i}の各項を、少なくともひとつの前記画像デー タ部分行列の中に写像し、前記P×Q配列の第p列かつ第q行にある前記画像デ ータ部分行列の項xν,μが次の表現で定義される xν,μ=sν+q△,μ+p△ ここで、0≦p≦(P−1)かつ 0≦q≦(Q−1) 前記方法。 3.請求項第2項記載の方法に於いて、刻み増分△を決定する手順が: a)重複因子Λ、ここでΛ=(N−f)、を選定し; b)g(Λ)として表現できる誤差関数を予め定められた基準に対して評価し ;そして c)もしも前記基準と合致する場合は、(N−Λ)に等しくなるように△を設 定し、その他の場合はΛをひとつ増加させて、誤差関数を評価する手順を繰り返 し、もしも前記基準と合致する場合は、(N−Λ)に等しくなるように△を設定 し、そうでない場合は前記基準と合致するまでΛをひとつ増加させる、前記方法 。 4.請求項第1項記載の方法に於いて、前記フィルタ処理済周波数領域行列の 重複を解除するための前記手順が、 a)逆偶DCTを前記フィルタ処理済周波数領域行列の各々に施し、N×N逆 偶係数行列から成るP×Q配列を生成し; b)”行列ピック”操作を前記逆偶係数行列の各々に施して、N’×N’既約 行列から成るP×Q配列を生成し、その際前記既約行列が前記逆偶係数行列の中 に見られる冗長な行列項を含まないようにし;そして c)前進DCTを前記既約行列に施して、N’×N’フィルタ処理済周波数係 数行列から成るP×Q配列を生成する、前記方法。 5.周波数係数のセットによるフィルタ処理を含む画像信号処理方法であって : 画像要素の特性に対応する一連の電気信号として形式化された画像信号を取得 し; 前記一連の電気信号をひとつの画像データのセットに変換し、該画像データの セットはsj,iで表される項を有するH×V行列として形式化されており、ここ で0≦i≦(H−1)かつ 0≦j≦(V−1)であり; N*×N*周波数係数行列として形式化された周波数係数のセットを獲得し; 刻み増分整数△を、△(N*)と表現可能なN*の関数として決定し; N×N画像データ部分行列から成るP×Q配列を生成し、ここでP≧int( H/N)そしてQ≧int(V/N)またN≦HかつN≦Vであり、前記画像デ ータ部分行列の各々はxν,μで表される項を有し、ここで0≦μ,ν≦(N− 1)であり、前記画像データの各々は少なくともひとつの前記画像データ部分行 列に写像され、更に前記画像データ部分行列の各々は隣接する画像データ部分行 列の(N−△)行または列と同一の少なくとも(N−△)行または(N−△)列 を有し; 前記周波数係数行列から、Fν,μで表される項を有するN×N周波数領域マ ス ク行列を生成し、ここで各々の周波数領域マスク行列項は前記周波数係数行列内 の項と等しい値かが割り当てられる、またはゼロに設定されており; 前記画像データ部分行列の各々にDECTを実行して、Xν,μで表される項 を有するN×N周波数領域部分行列から成るP×Q配列を生成し; 前記周波数領域部分行列の各々と前記周波数領域マスク行列との点毎の掛け算 を実行することによって、前記周波数領域部分行列のフィルタ処理を行い、X’ν,μ で表される項を有するN×Nフィルタ処理済周波数領域行列から成るPx Q配列を生成し、ここで X’ν,μ=Fν,μxXν,μ; 前記フィルタ処理済周波数領域行列の重複を解除してN’×N’フィルタ処理 済周波数係数行列から成るP×Q配列を生成し;そして 前記フィルタ処理済周波数係数行列内の項に量子化操作を実行し、N’×N’ 量子化フィルタ処理済周波数係数行列から成るP×Q配列を生成し; ここでN’<Nであり、前記量子化フィルタ処理済周波数係数行列はフィルタ 処理済画像データの圧縮されたセットを含み、これはディジタル信号処理装置ま たは同等の電子回路を用いて格納したり、またはコード化して、電子的手段で伝 送することが可能であり、前記フィルタ処理済画像データの圧縮されたセットは 、その次に電気的に再処理して元の画像信号に相当する画像を感度抑圧の影響を 被ることなく再生する事が可能な、前記方法。 6.請求項第5項記載の方法に於いて、N×N画像データ部分行列から成るP ×Q配列の前記生成手順が更に、次の表現で定義される前記P×Q配列の第p列 かつ第q行にある画像データ部分行列の項xν,μ ν,μ=sν+q△,μ+p△ ここで、0≦p≦(P−1)かつ 0≦q≦(Q−1) を導出する手順を含む、前記方法。 7.請求項第5項に記載の方法に於いて、刻み増分整数△を決定するための前 記手順が: a)前記周波数係数行列と逆DOCT行列との行列掛け算を実行して、N*× N*修正周波数係数行列を生成し; b)前記修正周波数係数行列と変換された逆DOCT行列との行列掛け算を実 行して、N*×N*等価核行列を生成し; c)前記等価核行列の切捨て省略をして、f*×f*誘導核行列、ここで f*≦N*、を生成し;そして d)(N−f*+1)で与えられる刻み増分△を選択する、前記方法。 8.請求項第7項記載の方法に於いて、刻み増分整数△を決定するための前記 手順が: a)(N−△)で与えられる重複因子Λを選定し; b)g(△)と表すことの出来る、誤差関数を予め定められた基準に対して評 価し;そして c)もしも前記基準と合致する場合は、(N−Λ)に等しくなるように△を設 定し、その他の場合はΛをひとつ増加させて、前記誤差関数を評価する手順を繰 り返し、もしも前記基準と合致する場合は、(N−Λ)に等しくなるように△を 設定し、そうでない場合は前記基準と合致するまでΛをひとつ増加させる、前記 方法。 9.請求項第5項記載の方法に於いて、前記フィルタ処理済周波数領域行列の 重複を解除するための前記手順が、 a)逆偶DCTを前記フィルタ処理済周波数領域行列の各々に施し、Θν,μ で表される項を有するN×N逆偶係数行列から成るP×Q配列を生成し; b)”行列ピック”操作を前記逆偶係数行列の各々に施して、N’×N’既約 行列から成るP×Q配列を生成し、その際前記既約行列が前記逆偶係数行列の中 に見られる冗長な行列項を含まないようにし;そして c)前進DCTを前記既約行列に施して、N’×N’フィルタ処理済周波数係 数行列から成るP×Q配列を生成する、前記方法。 10.請求項第9項記載の方法に於いて、”行列ピック”操作を適用する前記 手順が更に: a)各々の項Θν,μを少なくともひとつの予め定められた基準と比較し;そ して b)前記少なくともひとつの予め定められた基準に合致するこれらの項を、前 記N’×N’既約行列に写像する、前記方法。 11.周波数係数のセットによるフィルタ処理を含む画像信号処理方法であっ て: 画像要素の特性に対応する一連の電気信号として形式化された画像信号を取得 し; 前記一連の電気信号をひとつの画像データのセットに変換し、該画像データの セットはH×V行列として形式化されており; 対称N*×N*周波数係数行列として形式化された周波数係数のセットを獲得し ; 前記周波数係数行列と逆DOCT行列との行列掛け算を実行して修正周波数係 数行列を生成し; 前記修正周波数係数行列と変換された逆DOCT行列との行列掛け算を実行し て、N*×N*等価核行列を生成し; 前記等価核行列の打切り省略を行ってN’×N’誘導核行列を生成し; N’の関数として刻み増分整数△を決定し; 各々の部分行列が隣接する画像データ部分行列の(N−△)行または列と同一 項の、少なくとも(N−△)行または列を有する、N×N画像データ部分行列か ら成る配列を生成し; 前記画像データ部分行列と前記周波数係数行列との点毎の掛け算を実行するこ とによって、前記画像データ部分行列の少なくともひとつのフィルタ処理を行う 、前記方法。 12.画像データのセットと空間領域核とのコンボリューションを実行するた めの装置であって: 画像データのセットを獲得するための装置で、この画像データのセットはsj, i で表されるディジタル化されたデータサンプル項を有するH×V行列として形 式化されており、ここで0≦i≦(H−1)かつ 0≦j≦(V−1)であ る、前記取得するための装置と; 対称f×f行列として形式化されている空間領域核を取得するための装置と; 各々の画像データ部分行列が、隣接する画像データ部分行列の項の行または列 と同一の項から成る少なくとも一行または一列を有する、画像データ部分行列か ら成る配列を生成するための装置と; 各々の項が空間領域核内の項と等しい値が割り当てられるかまたはゼロに設定 されている核行列を空間領域核から構築するための装置と; 前記画像データ部分行列の各々にDECTを実行し周波数領域部分行列を生成 するための装置と; 前記付加核行列にDOCTを実行し周波数領域マスク行列を生成するための装 置と; 前記周波数領域部分行列と前記周波数領域マスク行列との点毎の掛け算を実行 することにより前記周波数領域部分行列のフィルタ処理を行い、フィルタ処理済 周波数領域行列の配列を生成するための装置と; フィルタ処理済周波数領域行列の前記配列の重複を解除し、フィルタ処理済周 波数係数行列の配列を生成するための装置と; 前記フィルタ処理済周波数係数行列内の項に量子化操作を実行するための装置 とを含む、前記装置。
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