JPH09506777A - 熱安定性の水痘帯状疱疹ウイルス - Google Patents

熱安定性の水痘帯状疱疹ウイルス

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JPH09506777A JP7517570A JP51757095A JPH09506777A JP H09506777 A JPH09506777 A JP H09506777A JP 7517570 A JP7517570 A JP 7517570A JP 51757095 A JP51757095 A JP 51757095A JP H09506777 A JPH09506777 A JP H09506777A
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Abstract

(57)【要約】 熱安定性の水痘帯状疱疹ウイルス(tVZV)は水痘に対するワクチンの製造に有用である。tVZVはストリンジェント熱不活化条件に耐えたウイルスの集団から選択した。生存し続けるウイルスを使用して種ウイルスを提供し、高い安定性をもつ新規ワクチンを製造する。

Description

【発明の詳細な説明】発明の名称 熱安定性の水痘帯状疱疹ウイルス発明の背景 本発明はワクチン製造用の熱的に安定な水痘ウイルスの提供に関する。水痘帯 状疱疹ウイルス(VZV)は水痘と帯状疱疹(帯状ヘルペス)を誘発する。水痘 はVZV免疫をもたないヒトに発生する感染性の高い疾病である。個体の90% 以上は出生から20年間に感染する危険がある。この疾病は免疫抑制療法を受け た患者や高年者に重大な脅威となっている。多くの場合、VZVは後根神経節細 胞に潜伏する。VZVが潜伏状態から再活性化されると、疼痛性慢性症状である 帯状ヘルペスが発症する。 ワクチン接種による水痘の予防は望ましい目標であり、幼児期の生弱毒水痘ワ クチン接種の義務化が検討されている。従来技術には種々の細胞培養系における VZVの増殖とワクチンとしての生弱毒無細胞VZVの使用が報告されている。 米国特許第3,985,615号はモルモット一次胚細胞で弱毒水痘ウイルスを 作製したと記載している。 この方法により作製されたウイルスはVZVのOka株と呼ばれ、ワクチンで使 用するのに適しており、ATCCにVR−795として寄託されているが、米国 特許第3,985,615号及び他の公知方法(米国特許第5,024,836 号及び4,000,256号参照)によると、他の水痘株を使用して弱毒VZV を作製することもできる。米国特許第4,008,317号はWI−38細胞で VZVの温度感受性突然変異体を培養したと記載している。生育可能なVZVの 保存に有用な組成物(例えばSPGA)も当業者に公知である(例えば米国特許 第4,147,772号、4,000,256号、4,337,242号及び4 ,338,335号参照)。 VZVはヘルペスウイルスファミリーに属する。VZVは分離されており、小 児の水痘感染を予防するために有効な生弱毒ウイルスワクチンとして提供されて いる(米国特許第3,985,615号、4,000,256号、5,024, 836号参照)。しかし、有効な不活化VZVワクチンは開発されておらず、V ZVは室温で短時間に生育力を失う。従って、従来のVZVワクチンには依然と して凍結点未満の温度でウイルスを保存しければならないとい う問題がある。一般に、生弱毒ワクチンは凍結乾燥しても−15℃又は−20℃ といった低温で安定化培地で保存しなければならない。これらの条件下で生弱毒 ワクチンの生育力半減期は約36カ月である。−70℃では半減期はもっと長い (数年間のオーダー)。しかしながら、開発途上国などでは温度に関係なくワク チンの冷凍自体が困難であり、生弱毒ワクチンを例えば4℃以上といったより高 い温度で保存しなければならないので、ウイルスの生育力は非常に短期間に低下 する。そこで、より安定な生弱毒VZVワクチンが必要とされている。本発明は この必要に応えるものである。発明の概要 熱不活化に耐えるウイルスの選択及び増殖により、熱安定性の生弱毒水痘帯状 疱疹ウイルス(tVZV)を作製する。熱安定性のVZVを作製することは従来 予測できなかった。tVZVは、固有の高い熱安定性をもつ新規生弱毒水痘帯状 疱疹ウイルスワクチンを製造するために有用である。図面の簡単な説明 図1: 35℃における本発明の新規tVZVの熱安定性を示す直線回帰曲線。発明の詳細な説明 水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)は水痘の急性段階にある小児の丘疹から分離 できる。こうして分離したVZVを複数世代にわたってin vitro継代培 養し、生弱毒ウイルスを作製する。これは、参考資料として本明細書の一部とす る米国特許第3,985,615号に従って実施することができる。 本発明の1態様によると、当業者に公知の方法に従って培養及び弱毒化して得 た生弱毒VZVワクチンを凍結乾燥する。その後、凍結乾燥ウイルスを長時間( 約5〜19日間)昇温(25〜75℃)する。この不活化サイクル後、生存して いる残留ウイルスを回収し、組織培養基で選択する。こうして選択したウイルス を次に当業者に公知の方法に従って増殖し、液体又は凍結乾燥状態で製剤化し、 改善された熱安定性をもつ生弱毒VZVワクチン(以下、本文中ではtVZVと 呼ぶ)として提供する。 弱毒無細胞VZVは水痘を予防するワクチンとして有効であることが立証され ている。この有効性は臨床試験を重ねることにより確証され、このような証明は 今日では従来技術の一部となっている[例えばPediatrics, 88(3),604−607(1991); Pediatrics,87(5 ),604−610(1991)]。本発明は、熱安定VZV即ちtVZVを提 供し、安定なワクチンの製造にウイルスを容易に利用できるようにする点で、業 界に多大な貢献を与えるものである。熱安定VZVを分離することは従来予測で きなかった。 本発明により作製されるtVZVは、当業者に公知の方法によりワクチンとし て製剤化し、今日までに確立されている処方により投与することができる。例え ば、本発明の生弱毒無細胞tVZV生成物を安定剤に希釈し、びんに充填し、約 4℃以下、好ましくは約−20℃で保存後、使用時に約1000PFUの薬量を 利用できるように単位薬量に分けて凍結乾燥する。本発明の方法により製造した VZVワクチンを単位薬量製剤として使用し、ヒトに接種してVZVビルレント 株による感染に対する免疫応答を誘発することができる。最低約2000PFU /ml薬量(1000PFU/0.5mL薬量)を皮下又は筋肉内投与するのが 好ましい。合計15,000〜20,000PFUまでの弱毒VZV薬量を投与 することができ、許容可能である。 本発明のtVZVは熱安定性の生弱毒VZVワクチンを製造するのに有用であ る。血清反応陽性個体でVZVに対する免疫応答を誘発するための免疫原を製造 するのにも有用である。tVZVは更に、ウイルスに高い熱安定性を与える原因 となったゲノム変異を分析するためのツールとしても有用である。即ち、本発明 のtvZVゲノムを制限フラグメント長の多型性(RFLP)に関して分析する か、又は当業者に周知の方法によりゲノムを配列決定する。こうして、この高い 熱安定性を与えるゲノムの変異を確認する。 VZVのワクチン製剤は当業者に周知である。例えば米国特許第3,985, 615号によると、VZVは滅菌5%スクロース溶液中で製剤することができる 。SPGA(0.218Mスクロース、0.00376M KH2PO4、0.0 071M K2HPO4、0.0049Mグルタミン酸カリウム又はナトリウム、 1%ヒト血清アルブミン)などのようにVZVの安定性を更に強化する複雑な調 合物も当業者に知られている。例えば米国特許第4,000,256号はスクロ ース、アルブミン、グルタミン酸塩及びリン酸塩を含有する安定剤を開示してい る。また、米 国特許第5,024,836号は、VZVと麻疹、流行性耳下腺炎及び風疹ウイ ルスを安定剤中に含み、ウイルス安定性を改善するように含水率を2〜8%に維 持した凍結乾燥組成物を開示している。これらの調合物を本明細書では医薬的に 許容可能なキャリヤーと総称し、これらの特許の開示内容は参考資料として本明 細書の一部とする。 tVZVと医薬的に許容可能なキャリヤーに加えて、他のワクチン種をも含む 混合ワクチンも製造できる。例えば麻疹、流行性耳下腺炎及び風疹をも含む4価 ワクチン(M−M−R−V)も本発明に含まれる。非熱安定性の弱毒VZVを使 用したこの種の併用は当業者に公知である[D’Hondt,EP−A−025 2059; Arbeterら,Pediatrics,76(増補):742 −747(1986)参照]。また、tVZVを公知DTPワクチン、インフル エンザ、B型肝炎、A型肝炎、ヘモフィルスインフルエンザb多糖ワクチン、肺 炎連鎖球菌多糖ワクチンと組み合わせてもよい。 これらの製剤並びに他の公知製剤法及びVZVの保存方法は、本発明のtVZ Vを含むワクチンの製造に適用することができる。 従って、本発明は1態様において改善された安定性をもつ生弱毒熱安定性水痘 帯状疱疹ウイルス(tVZV)の製造方法を提供するものであり、該方法は、 a)高不活化条件下で生弱毒VZVの凍結乾燥調製物を加熱する段階と、 b)残留する生VZVを選択及び培養する段階を含む。本明細書中において使用 する「高不活化条件」とは、所与の調製物中で1/100〜1/1000,00 0の範囲でしかウイルス粒子が生育可能状態で生存できないような条件での熱処 理を意味する。好ましくは、生存率を約1/1500とする不活化を使用する。 別の態様において、35℃の同一条件下で未処理VZVが79%/時の不活化 速度を有するのに比較して、約50%/時の不活化速度をもつ熱安定性水痘帯状 疱疹ウイルスを提供する。従って、本発明によると、本明細書の開示に基づき所 与のVZV株での35℃の不活化速度は約38%(50/79×100)低下す ると予想できる。更に、ウイルスを−15℃以下で凍結乾燥状態で保存すると、 半減期が約36カ月から約60カ月へと、少なくとも比例的に増加することも本 発明から予想される。付加的熱不活化を 加え、より高い熱安定性のVZV分離株を選択して本発明の熱安定VZVを処理 することにより、熱安定性を更に高めることができる。本発明で35℃で実証さ れたtVZVの安定性の38%の増加は、4℃、−20℃又は−40℃といった 低温でtVZVを保存した場合にも少なくとも比例的に適用できると予想される 。更に、参考資料として本明細書の一部とする米国特許第5,024,836号 の教示に従って凍結乾燥製剤中の含水率を2〜4%にするなど安定化溶液又は保 存条件を最適化し、本発明のtVZVの安定性を更に強化することができる。 別の態様において、本発明はtVZVを使用して抗VZVワクチンを製造する 方法を提供し、該方法は医薬的に許容可能なキャリヤー中に最低約1000プラ ーク形成単位を提供することを特徴とする。 別の態様はtVZVを含むワクチンである。 水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)調製物の感染性力価は、Krahら,(J. Virol.Methods,1990,27:319−326)に記載のアガ ロースゲルオーバーレイ又は液体オーバーレイ法により得られる。要約すると、 この方法はVZV感染に感受性のMRC−5細胞を 活性複製状態、即ち細胞が約50〜80%集密になる点まで培養する。次に最少 容量のウイルスを細胞単層に重層し、細胞に付着させた後、付加的成長培地を加 える。数日間増殖後、細胞をタンパク質株に暴露し、透明領域、プラークを計数 する。従って、既知容量のウイルス接種材料に対する1ml当たりのプラーク形 成単位(PFU)数は、ウイルス収率の良好な尺度である。所与のウイルス調製 物から得られた無細胞ウイルスの合計容量を乗じると、PFUの合計数を計算す ることができる。 本発明の方法により作製したtVZVはブダペスト条約に基づいて1993年 11月15日付けでATCCに寄託し、受託番号VR2437、VR2438及 びVR2439を付された。 以上の説明は、改善された熱安定性をもつ本発明のVZVワクチンの製造方法 を一般論として教示するものである。以下、実施例により本発明の実施方法を具 体的に教示する。但し、本発明は実施例の特定記載に制限されると解釈すべきで ない。 実施例1 熱不活化及び熱安定性VZVの回収 本出願人のVarivax(登録商標)、ロットCR453の無傷の未再構成 バイアル500個を50℃に12日間加熱した。加熱した全500個のバイアル は、分析中−20℃で保存した。その後の分析の結果は以下の通りであった。 1.残留生ウイルスの力価は2.4PFU/ml、標準非加熱CR453バイア ルの力価は3830PFU/mlであった。従って、この熱不活化条件下で生育 可能なVZVは99.94%減少した。そこで、これと同様の処理を本明細書中 では「高不活化条件」と定義する。 2.ドットブロットアッセイによる合計VZV抗原は加熱ワクチンでは9.8単 位/mlであった。標準非加熱ワクチンを同時に試験した処、9.4単位/ml であった。1987年に最初に分離された時の値は9.5単位/mlであったと されている。 3.ウェスタンブロット:このアッセイによると、加熱CR453と非加熱CR 453の間に肉眼で検出可能な相違は認められなかった。ヒト帯状疱疹血清(ポ リクローナル抗VZV血清)とウイルス糖タンパク質1に対するマウスモノクロ ーナル抗体の両者を使用した。 実施例2 熱処理から回収した水痘ウイルスの安定性増加の実証 実施例1に記載したように調製した熱不活化CR453のバイアル4個と標準 CR453のバイアル1個を各々滅菌蒸留水0.7mlで再構成し、氷上におい た。各熱不活化バイアルから0.5ml(1.2プラーク形成単位と推定)及び 非加熱バイアルから0.5ml(1915プラーク形成単位と推定)を使用し、 各分離株当たり5個のプレートを用いて培養中のMRC−5細胞に60mmプレ ート当たり0.1mLの割合で接種した。使用した培地はウシ胎児血清2%とネ オマシイン及び2mMグルタミンを含有するEMEMであった。 0.24PFU/0.1mLの既知力価に基づき、上記条件下で加熱VZVを 接種した各プレートは1プラーク形成単位以下の生VZVを受容すると予想され た。 これらのサンプルを下表1に要約するように5世代継代培養し、その要点を以 下に述べる。継代段階1,P1 各ウイルス継代段階で接種する前にMRC−5細胞をほぼ集密まで培養増殖し た。P1では5個の60mmプレ ートから構成される細胞培養組(各VZV分離株当たり1組)から培地を吸引し 、各プレートに0.1ml/プレートのウイルスサンプルを接種した。培養物を 35℃、5%CO2下で1時間インキュベートし、5mL/プレートの培地を補 充した。7日後にプレートを顕微鏡走査し、VZVプラークが形成されたかどう かを調べた(細胞変性効果、CPE)。加熱バイアル1〜4からのVZV材料を 接種したP1プレートは検出可能なCPEを示さなかった。標準VZVを接種し たプレートは90%CPEであった(各継代段階の未接種プレートはCPEがゼ ロであった)。各プレート組をPBSで洗浄し、0.5ml/プレートのトリプ シンを加えて回収し、5分間インキュベートした。各5個組プレート(即ち分離 株1のプレート5個、分離株2のプレート5個、以下同様)から細胞を取り出し 、プールした。各分離株のプール細胞をペレット化し、上清を吸引した。次に培 地(25mL)をペレット化細胞に加え、P1懸濁液を形成し、これを用いてM RC−5プレートに接種し、継代段階2を形成した。継代段階2,P2 MRC−5細胞から培地を吸引後に、各分離株当たり5 個の60mmプレートに各々P1細胞懸濁液5mLを接種した。5日後にプレー トを顕微鏡走査した。加熱バイアル1〜3からのプレートは各々1〜3個の可視 プラークを示した。加熱バイアル4のVZVを接種したプレートはCPEの徴候 を示さなかった。非加熱VZVを接種したプレートは90%CPEであった。各 プレート組をリン酸緩衝塩類溶液で洗浄した後、トリプシン0.5mLで処理し た。各組毎に3個のプレートから細胞をプールし、ペレット化し、凍結希釈剤( EMEM、15%DMSO、10%ウシ胎児血清)6mLに再懸濁し、分取し、 1mLアリコートにして液体窒素中で保存した。各組2個の残りのプレートをプ ールし、ペレット化し、培地(20mL)に再懸濁してP2懸濁液を形成し、こ れを使用してMRC−5プレートに接種し、継代段階3を形成した。継代段階3,P3 MRC−5細胞から培地を吸引後に、各分離株当たり4個の60mmプレート に各々P2分離株5mLを接種した。3日後にプレートを顕微鏡走査した。加熱 バイアル1〜3からのプレートはそれぞれ40%、20%及び20%CPEであ った。加熱バイアル4のVZVを接種したプレート はCPEの徴候を示さなかった。非加熱VZVを接種したプレートは20%CP Eであった。各プレート組をリン酸緩衝塩類溶液で洗浄した後、トリプシン0. 5mLで処理した。各組毎に5mL/プレートの培地を使用して全細胞をプール し、ペレット化し、凍結希釈剤(EMEM)15%DMSO、10%ウシ胎児血 清)6mLに再懸濁し、分取し、1mLアリコートにして液体窒素中で保存し、 P3ストックを形成し、P4で細胞に接種するのに使用した。継代段階4,P4 2個の150cm2フラスコに解凍したP3分離株1mLを接種した(但し分 離株4はP3までにCPEが現れなかったので使用しなかった)。3日後に加熱 分離株1〜3を接種したフラスコは各々70%CPEであった。非加熱VZV分 離株P3を接種したフラスコは40%CPEであった。各フラスコをリン酸緩衝 塩類溶液で3回濯ぎ、吸引し、各フラスコにトリプシン5mLを加えて35℃で 5分間インキュベートすることにより細胞を回収した。各組のフラスコからの細 胞をペレット化し、培地30mLに再懸濁し、P4ストックを形成し、P5で細 胞に接種するのに使用した。継代段階5,P5 各組6個からなる150cm2フラスコ組にフラスコ当たり5mLのP4懸濁 液を接種した。2日後に、分離株1〜3を接種したフラスコは各々50〜60% CPEであったが、標準P4 VZVを接種したフラスコは各々約40%CPE であった。各フラスコをリン酸緩衝塩類溶液で3回洗浄し、吸引した。VZV安 定化溶液(7mL)を各フラスコに加え、細胞を掻き取った後、50mL遠心管 毎に15mLずつ分取することにより回収した。次に各管を5分間超音波処理し 、次いで2200rpmで10分間遠心した。各組からの上清をプールし、2. 5mLアリコートとして分取し、−70℃で凍結した。 各分離株と標準CR453のウイルス増殖に関する上記記載を表1に要約する 。 各継代段階における各加熱分離株の増殖は似通っていることが判明した。継代 5で調製した分離株1、2及び3と標準CR453のウイルスストックを回収し 、音波処理無細胞ウイルスとして−70℃で保存した。分離株4は細胞変性(C PE)が現れなかったため、継代3で増殖を打ち切った。 各ストックのプラーク形成単位数を測定するために、プラークアッセイを行っ た。 ウイルスストック 力価 分離株1(tVZV1) 86,200pfu/ml 分離株2(tVZV2) 69,000pfu/ml 分離株3(tVZV3) 10,840pfu/ml 対照453 35,000pfu/ml ATCCに寄託するために、各tVZV分離株のP5ウイルスを継代段階6ま で継代培養し、1mLアリコートとして凍結した。tVZV1はATCC番号V R2437を付された。tVZV2はATCC番号VR2438を付された。t VZV3はATCC番号VR2439を付された。安定性分析 ウイルスストックの各分離株(tVZV1、tVZV2、tVZV3、及び対 照非加熱CR453)毎にP5材料を35℃で安定化溶液で1:20に希釈し、 35℃でインキュベートした。0時間、0.5時間、1.0時間、1.5時間、 2.0時間、2.5時間及び3.0時間の時点で各希釈分離株からサンプルを取 り出した。アリコートを凍結し、−70℃で保存した。 次に各時点からのサンプルをプラークアッセイで試験し、安定性を測定し、比 較した。こうして6回の反復安定性アッセイを実施し、各分離株及び対照ワクチ ンの劣化速度を決定した。3種のtVZVは類似の劣化速度をもつことが明らか である(表2及び図1参照)。6回の安定性アッセイの平均値は、分離株間に有 意差が存在しないことを示す(劣化速度=50%/時)。他方、対照ワクチンC R453の劣化速度は79%/時であった。凍結乾燥状態で対照ワクチンは30 ℃で約28%/日の速度で生育力が低下する。凍結乾燥tVZVではこの速度は 約38%遅れると予想される(50/79、即ち1日当たりの低下は約17%に 止まる)。各分離株の傾きは、各安定性アッセイで対照 ワクチンと比較すると一貫して低い劣化速度を示した。 実施例3 VZV収率測定アッセイ Krahら,(J.Virol.Methods,1990,27:319− 326)により記載されているアガロースオーバーレイ又は液体オーバーレイ法 を使用して水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)調製物の感染性力価を推定した。液 体オーバーレイ及びアガロースオーバーレイ法のアッセイは次のように実施する 。 1000mg/Lガラクトース、50μg/mLネオマイシン、2mM L− グルタミンを含むBME(Hanksの平衡塩類溶液を補充した基礎イーグル培 地)5mL容量中に6×105個の割合でMRC−5細胞を60mm組織培養プ レートに接種し、5%CO2雰囲気下で35℃でインキュベートする。24〜4 8時間インキュベーション後に細胞は50〜80%集密に達する。成長培地を吸 引除去し、SPGA緩衝液又は液体保存培地(LMM)などの適当なウイルス希 釈剤で希釈したVZV溶液100μlで細胞に感染させる。SPGA緩衝液は7 .5%(w/v)スクロース、11mMリン酸カリウム、0.1%(w/v)グ ルタミン酸ナトリウム及び1%ヒト血清アルブミンを含む。ウイルスを5%CO2 雰囲気下で35℃で>1時間付着させる。次にVZVに感染した細胞培養物に アガロース オーバーレイ培地(AOM)又は液体保存培地(LMM)5mLを重層する。ア ガロースオーバーレイ培地は、液体オーバーレイ培地(LOM)とアガロース溶 液の2種の溶液の混合物である。LOMはイーグル塩を補充した最少必須培地( MEM)、2%熱不活化ウシ胎児血清、50μg/mL硫酸ネオマイシン及び2 mM L−グルタミンを含有する。アガロース溶液は低ゲル化温度アガロース4 .5gをMEM100mL中で15分間121℃に加熱し、溶液を45℃まで冷 却することにより調製する。AOMはアガロース溶液1容量を45℃でLOMの 1.25倍濃縮液4容量と混合することにより調製する(液体オーバーレイ法で は1倍濃度のLOMを使用するので、加熱又は冷却は不要である)。プレートを 23〜25℃まで冷却してAOMを凝固させる。培養物をインキュベートしてプ ラーク形成させる。6〜7日後に、AOMを接種したプレートにリン酸緩衝塩類 (PBS)5mLを重層し、ガラスパスツールピペットで縁からアガロースを引 き外す。LMMを接種したプレートから培地を吸引する。エタノール−1%酢酸 中の0.2%(w/v)クーマシーブルーR−250の溶液で細胞を染色するこ とによりプラークを可視化する。プ ラーク計数値は4〜5個の反復プレートの平均であり、mL当たりのプラーク形 成単位(PFU/mL)として表す。 実施例4 水痘帯状疱疹ウイルスのドットブロット定量アッセイ 下記手順でVZV抗原を定量することができる。この手順はX線フィルムを使 用するのでなく、反応したドットブロット中の放射能の実測毎分計数を測定する ことにより達せられる。この手順は清澄化計量VZVワクチンバルクサンプル中 の合計VZV抗原の推定を目的とする。材料と試薬 A.装置 1.約8"×12"×1.5"のポリスチレンばね止め箱。 2.ロッカープラットフォーム(Bellco Glass Co.,Model 6-044)。 3.ニトロセルロース(ProMega Biotec,気孔寸法0.45μm,15×15cm)。 4.4℃冷蔵庫又は冷蔵室。 5.使い捨て先端付き0〜100μl分配用ピペッター。 6.容積1.5mlの使い捨てポリプロピレンマイクロ遠心管。 7.125Iの計数に適したγカウンター。 8.γカウンター用使い捨て試験管。 B.試薬 1.リン酸緩衝塩類。 2.ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)Bio-Rad Catalog #161-0302。 3.Nonidet NP-40(Sigma No.N6507)。 4.ウシ胎児血清(FCS)。 5.アルブミン、ウシフラクションV(BSA)Calbiochem # 12659。 6.ナトリウムアジド(Sigma)。 7.125IプロテインA 0.1mCi/ml(Amersham)。製造日から1カ月以内に使 用すること。 8.−70℃で保存したVZV参照抗原(VZV Lot 851)。 9.VZV陽性抗血清(O.L.I.高力価帯状疱疹血清、標識HSV143-80 O.I.,8/20/8 0)。ヒト。 10.集密MRC-5細胞の回転瓶4本。 11.Whatman 46cm×57cm - 3mm濾紙(ブロッティング紙)(カタログ#3030917 )。 12.Triton X-100(TX-100)('Sigma No.T6878)。 13.VZV陰性対照抗原。 C.試薬の調製 1.停止緩衝液(Q緩衝液)。 a.RCM8 3L b.SDS 6g c.ナトリウムアジド0.6g d.BSA 70g e.Nonidet NP-40 30ml。 2.1%FCSを含む停止緩衝液(ブロッキング緩衝液)。 a.停止緩衝液50ml+FCS 0.5ml。 3.0.05% Triton X-100を含むRCM8。 4.抗血清:O.L.I.ヒト帯状疱疹血清 a.Q緩衝液50mlで1:2500に希釈。 5.MRC-5細胞抽出物の超音波処理:4本の回転瓶を各瓶5mlのRCM8で洗浄した 後、全4本のびんを10mlのRCM8で濯ぎ、全部をプールする。4℃まで冷却し、3分 間超音波処理し、RCM8を加えてで40ccとする。 6.125IプロテインA溶液:125μlをQ緩衝液50mlで希釈(0.25μCi/ml)。手順 A.第1日 1.超音波処理したMRC-5細胞抽出物(細胞溶液)を調製し、2枚のニトロセル ロースシート[20cm×40cm(ブロッキング紙)]と共にばね止め箱に入れる。 2.4℃で約3時間震盪する。 3.停止緩衝液50mlを加えて更に1時間震盪する。 4.抗体希釈液を調製し、ブロッキングシートを細胞溶液から取り出し、ブロ ッキングシート1枚を抗体溶液に入れる。4℃で一晩震盪する。 :ステップ1〜4はアッセイを行う数日前に実施することができ、ブロッキ ングした抗血清を4℃で保存する(この場合は、ブロッキングシートを取り出し 、一晩震盪後にシートを廃棄する)。 B.第2日 5.Triton X-100を未希釈試験サンプルに0.05%まで加える。全サンプルをカ バーするようにニトロセルロースシート上に碁盤目を描く(アタッチメントIII )。0.05% TX-100を含有するRCM8で参照ワクチン(851)と陰性対照を1:8に希 釈する。2倍ずつ1:64まで順次希釈する。希釈比を1:16と1:32のみとする以外は 同様に試験サンプルを 希釈する。各希釈液毎に5μlの抗原をニトロセルロースの碁盤目に2個ずつス ポットする。15分間室温で乾燥する。 6.1%FCSを含むQ緩衝液にニトロセルロース試験シートを入れ(ゆっくりと 均等に浸漬させ)、4℃で1.5〜18時間震盪する。 7.抗体溶液からブロッキングシートを取り出し、試験ニトロセルロースシー トを抗体溶液に入れて一晩4℃で震盪する。 C.第3日 8.20分毎に緩衝液を交換しながらニトロセルロースを震盪機上で停止緩衝液 で約2時間洗浄する。各洗浄毎に約50mlを使用する。 9.排液し、Q緩衝液中の[125I]プロテインA 50mlを試験シートに加え、2 時間震盪機で震盪する。全放射性材料を適当な放射線廃棄容器に入れて廃棄する 。 10.10分毎に緩衝液を交換しながら試験シートをQ緩衝液で約1.5時間洗浄す る。最初の4回の洗浄液を放射線廃棄容器に入れて廃棄する。 11.試験シートをブロッティング紙でブロットする。 12.碁盤目に沿って試験シートを切断し、各希釈液のブロットを標識試験管に 入れる。 13.125Iγカウンターを用いて各試験管を1分間計数する。 14.結果の計算:標準抗原は26単位/mlのVZV抗原をもつ。1:8、1:16、1:32及 び1:64の希釈比では3.25、1.63、0.81及び0.40単位/mlの抗原をもつ。既知の各 抗原濃度で得られた平均c.p.m.をプロットすることによりアッセイの各回の標準 曲線が求められる。試験サンプル中の抗原濃度は、各試験希釈比における平均c. p.m.に対応する横座標上の抗原濃度を求めることにより得られる。最終抗原推定 値は各試験希釈比で得られた値の平均である。希釈比の適当な補正により未希釈 試験サンプルの抗原値を計算する。 上記手順では対照として各試験でMRC-5抗原を用いる。実際に、MRC-5ブロット は低いc.p.m.しか検出されなかったので、試験抗原c.p.m.の補正は行わなかった 。 実施例5 VZV抗原の定量のためのELISA 迅速なVZV抗原ELISAによりVZV抗原量を測定 し、生水痘ワクチンの製造中にウイルス成長をモニターすることができる。また 、この試験を使用して清澄化超音波処理ワクチンバルク中のVZV抗原量を推定 し、潜在的に凍結乾燥ワクチンを充填したバイアル中の抗原を測定することがで きる。要約すると、このアッセイは試験サンプルからのVZV抗原を溶液中で抗 VZV血清と共にインキュベートすることにより行われる。残留する遊離抗体を ELISAマイクロタイタープレートに固定したVZV抗原と結合させる。プレ ートに結合することが可能な抗体の量は試験サンプル中の抗原量に反比例する。 プレートと結合する抗体は、酵素に関連する抗ヒト抗体及び適当な基質との反応 により生じた着色生成物を分光分析して定量する。 VZV抗原ELISAとVZVプラークアッセイは一般に相関データを提供す るはずであるが、VZV抗原アッセイは生育可能なVZVと共に生育不能なVZ Vも検出することに留意されたい。死滅したVZVにより生じる免疫応答が生弱 毒ウイルスへの応答ほど有効であることは示されていないので、プラークアッセ イはVZVワクチンのウイルス接種材料薬量の決定に重要なアッセイである。他 方、抗原アッセイもVZVワクチンレシピエントに投与されて いる合計抗原薬量の尺度を提供するので有用である。試験手順 1.VZV感染又は非感染MRC−5細胞からの糖タンパク質(gps)でEL ISAプレートを被覆し、ウシ血清アルブミン[フラクションV,#A−964 7,Sigma]、0.1%NaN3でオーバーコートし、抗体の非特異的プレ ート吸着を減らす。1行置きにVZV又は対照抗原で被覆する(即ちA、C、E 及びG行はVZVgpで被覆し、B、D、F及びH行は非感染MRC−5gp抗 原で被覆する)。 2.清澄化(3250g−分)試験抗原を12×75mm管又はマイクロ管に入 れて安定剤で希釈する。標準ウイルス抗原調製物(ドットブロットアッセイによ るとVZV抗原26単位/mL)を1:10に希釈した後、1:1.25倍ずつ 順次希釈し、2.6、2.1、1.7、1.3、1.1、0.9単位/mLの抗 原濃度を提供する。更に希釈して0.7及び0.5単位/mLの抗原濃度として もよい。この希釈系を使用して試験サンプル中の抗原量の測定用標準曲線を作成 する。 3.ヒト抗VZV血清を安定剤で所望の最終希釈比の2倍 まで希釈する。 4.希釈抗原300ml容量をマイクロ管に分配し、希釈抗VZV血清300m lと混合し、35℃で15〜22分間インキュベートする。対照はヒト抗VZV と希釈剤を含む(抗原は含まない)。 5.各血清−抗原混合物からの100mlのアリコートをVZV糖タンパク質( VZVgp)で被覆したウェル2個と2MRC−5gpで被覆したウェル2個に 加える(各サンプルにウェル4個)(例えば1列A、B、C及びD行にサンプル 1、2列A、B、C及びD行にサンプル2、以下同様)。 6.プレートを15+1分間35℃でインキュベートし、(溶液中の抗原と結合 していない)遊離抗体をプレートに固定したウイルス抗原と結合させる。 7.未結合抗体を洗浄して除去し、アルカリホスファターゼとヤギ抗ヒトIgG の結合体をウェルに加え、結合したヒト抗体を検出する。 8.15+1分間35℃でインキュベーション後、未結合の結合体を洗浄して除 去する。ジエタノールアミン緩衝液に溶解したリン酸p−ニトロフェニル基質と 共に35℃で 15分間インキュベートして結合した結合体を検出する。 9.各ウェル50mlの3M NaOHを加えて基質反応を停止した後、マイク ロプレート分光光度計を使用して発色(405nmの光学密度)を定量する。1.試験計算及び解釈 VZV及びMRC−5で反復被覆したウェルのそれぞれの反復光学密度値を平 均する。実験の結果、MRC−5の光学密度はサンプル及び希釈比を変えても一 定していることが判明した。そこで、全プレートのMRC−5値を平均し、一次 抗体又は結合体と非感染細胞抽出物との非特異的結合を補正するために使用する 。それぞれの平均VZVの光学密度から平均MRC−5光学密度を差し引くと、 VZV特異的光学密度(ΔOD)値が得られる。2.抗原量の測定用標準曲線の作成 標準曲線ΔOD値を既知抗原濃度(VZV単位/mL)に対してプロットする 。データを適当なグラフィックスプログラム(例えばCricket Grap h version 1.3,Cricket Software,Malve rn,PA)に入力し、曲線の直線部分を確認し(少なくとも4点を含む)、「 線適合式」(y=a+bx) を得る。3.試験サンプルの抗原量の計算 aとbの値は線適合式により与えられ、y(ΔOD)は既知である。こうして 抗原単位/mLを表す残りの未知値xを計算することができ、サンプル希釈比に より補正すると、未希釈サンプルの抗原濃度が得られる。報告した抗原濃度は標 準曲線の直線部分の範囲内でΔODを提供する最希薄サンプルで得られた濃度で ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ),AM, AU,BB,BG,BR,BY,CA,CN,CZ,E E,FI,GE,HU,JP,KG,KR,KZ,LK ,LR,LT,LV,MD,MG,MN,NO,NZ, PL,RO,RU,SI,SK,TJ,TT,UA,U S,UZ (72)発明者 ワズウオース,キヤシー・ウオレーン アメリカ合衆国、ニュー・ジャージィ・ 07065、ローウエイ、イースト・リンカー ン・アベニユー・126

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.改善された安定性をもつ生弱毒熱安定性水痘帯状疱疹ウイルス(tVZV) の製造方法であって、 a)高不活化条件下で生弱毒VZVの凍結乾燥又は液体調製物を加熱する段階と 、 b)残留生VZVを選択して培養する段階とを含む前記方法。 2.請求項1に記載の方法により得られる生弱毒tVZV。 3.液体培地中で35℃で約50%/時に等しい不活化速度をもつ熱安定性の水 痘帯状疱疹ウイルス。 4.請求項2に記載のtVZVを使用して抗VZVワクチンを製造する方法であ って、ワクチン接種日に医薬的に許容可能なキャリヤー中に最低約1000プラ ーク形成単位のウイルスを利用可能とするに十分なtVZVを提供することを特 徴とする方法。 5.請求項3に記載のtVZVを使用して抗VZVワクチンを製造する方法であ って、ワクチン接種日に医薬的に許容可能なキャリヤー中に最低約1000プラ ーク形成単位のウイルスを利用可能とするに十分なtVZVを提供することを特 徴とする方法。 6.請求項2に記載のtVZVを含むワクチン。 7.請求項3に記載のtVZVを含むワクチン。 8.ATCC VR2437、ATCC VR2438又はATCC VR24 39から分離されたウイルス。 9.液体培地中35℃でtVZVの選択源であるVZV集団よりも約38%遅い 不活化速度をもつtVZV変異体の獲得方法であって、 a)ほぼ全VZVを不活化する条件下で生弱毒VZVの凍結乾燥又は液体調製物 を加熱する段階と、 b)残留生VZVを選択して培養する段階とを含む前記方法。 10.請求項9に記載の方法により得られたtVZVを含むワクチン。 11.請求項9に記載の方法により製造したtVZVを含む多価ワクチン。 12.選択したウイルスを1〜6継代培養する請求項1に記載の方法。 13.所与のVZV分離株で得られるよりも高い固有の熱安定性をもつVZVの 製造方法であって、 a)ほぼ全VZVを不活化する条件下で生弱毒VZVの凍 結乾燥又は液体調製物を加熱する段階と、 b)残留生VZVを選択して培養する段階とを含む前記方法。
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