JPH09508676A - セルフローディング式たわみ制御ロール - Google Patents
セルフローディング式たわみ制御ロールInfo
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F16C13/02—Bearings
- F16C13/022—Bearings supporting a hollow roll mantle rotating with respect to a yoke or axle
- F16C13/024—Bearings supporting a hollow roll mantle rotating with respect to a yoke or axle adjustable for positioning, e.g. radial movable bearings for controlling the deflection along the length of the roll mantle
- F16C13/026—Bearings supporting a hollow roll mantle rotating with respect to a yoke or axle adjustable for positioning, e.g. radial movable bearings for controlling the deflection along the length of the roll mantle by fluid pressure
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- D21G1/0213—Controlled deflection rolls with deflection compensation means acting between the roller shell and its supporting member
- D21G1/022—Controlled deflection rolls with deflection compensation means acting between the roller shell and its supporting member the means using fluid pressure
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Abstract
(57)【要約】
流体静力学的セルフローディング式たわみロールは、回転ロールシェル(1)の実質的に全クロスマシン方向の幅にわたって伸長する油圧操作式中心シューと、クロスマシン方向へみて、ニップ負荷かけ区域の外側に配置された2個のアウトボードシュー(24,26,28,30)とを有する。これらのアウトボードシュー(24,26,28,30)を使用すると、ニップ負荷かけ区域内で単一の全長にわたるニップシュー(3)を使用することが可能となり、それによって、制御が簡単化され、温度分布が一層均等化される。アウトボードシュー(24,26,28,30)はまた、クラウンの制御を改善する。そのアウトボードシュー(24,26,28,30)は好ましくは、ロールのヘッドフランジ(17,18)領域内で、従来のロールでは通常、球軸受が配置される位置に配置する。ヘッドフランジ(17,18)の軸方向外側に軸受リングが配置され、それは軸受ボックス内で軸受のまわりにロールシェルを回転自在に支持するためロールのいずれかの端部で軸受ボックスの一部のまわりに配置される。軸受とアウトボードシュー(24,26,28,30)との中間部で固定ロール軸とロールシェル(1)との間にバリヤシールを配置する。
Description
【発明の詳細な説明】
セルフローディング式たわみ制御ロール
技術分野
本発明は、移動する紙ウェブ(または形成途上の紙)を処理するため、製紙機
械のニップにおいて1個のロールとして利用される型のセルフローディング式た
わみ制御ロールに関する。
背景技術
移動ウェブが通過するニップを形成するロール対は、製紙機械において多くの
位置で使用され、特に、ウェブから機械的に脱水するために、プレス部で使用さ
れる。そのようなニップでは、片方のロール、或いは両ロールに負荷がかけられ
る。即ち、ウェブがニップを通過する時、そのウェブに所望量の圧力をかけるた
めに、ウェブへ向かってロールを機械的に押しやる。また、ニップを開くために
、ニップのロールを互いから機械的に後退させることができるようにすることも
必要である。そのような後退移動は、ニップ圧を制御するために必要となるばか
りでなく、新たな製造工程の開始時に、或いは紙シートが破断した後、製紙機械
を始動させる始動手順の一部としても必要である。その始動手順には、“尾部”
を切断し、それを製紙機械を通して紙通しする手順が含まれる。製紙機械は、操
作速度で紙通しが行われるが、その速度は操作中、加速も減速も可能である。こ
の始動手順の間、ニップはその通常の操作圧で負荷されることにはならない。製
紙業界では、多年にわたって、ロールへの負荷かけ操作は、そのロールが回転す
るロール軸の一端、または両端に配設された適切なメカニズムにより行われてき
た。そのようなメカニズムは、そのロール軸上でロール全体をニップにある相手
ロールへ向かって前進移動させ、そしてそこから離反移動させるものであった。
ウェブがニップを通過する時、ウェブの幅全体をクロスマシン方向で均等に処
理するために、そのニップを形成する2個のロール間の接触線を、できるだけま
っすぐにするのが望ましい。また、それらのロールの片方の輪郭が直線ではない
場合、他方のロールをその輪郭にできるだけ合わせるようにするのが望ましい。
製紙業界における技術の進歩により、製紙機械の幅はクロスマシン方向へ次第に
広くなり、それと共に、操作速度も次第、高速となっているので、ロール、或い
はロールシェルがその両端のみで支持される結果、その重量がニップの中心部分
でロールにわずかな“たるみ”を生じさせる。それによって、ニップにある2個
のロール間の接触線はクロスマシン方向に沿って両ロール間に不均等な距離を呈
することになる。
この問題に対処するために、たわみ制御ロールが開発された。そのようなたわ
み制御ロールの最初のものは、前述のたるみに対抗してロールシェルにわずかに
外方へ弓状の曲がりを生じさせるようなメカニズムをその両端部に備えたもので
あった。そうすることによって、ニップにおける2個のロール間の距離を、ニッ
プのクロスマシン方向全体に沿って均等にしようとするものであった。
近年、いわゆるセルフローディング式たわみロールが開発されている。その場
合、ロールシェルの内部に配設された中心軸上に、複数の液圧操作シューが支持
されており、それらのシューはロールの回転軸へ接近、離反移動して、ロールシ
ェルの内面へ押圧されるように駆動され、それによって、ロールシェルの外面に
所望のたわみを与えるものである。そうすれば、ロールをニップへ接近、離反移
動させるために、ロールの両端部に複雑なメカニズムを備える必要がなくなり、
一端に、或いは両端に、典型的には、片方の端部だけにロールを回転させるメカ
ニズムを備えるだけでよい。そのようなセルフローディング式たわみ制御ロール
の例が、米国特許No.5,193,258、No.5,127,141、No.5,111,563、No.4,821,384に
開示されている。
そのようなセルフローディング式たわみ制御ロールは典型的なものでは、ロー
ルシェルの内部を通って伸長する支持軸の中心部分に配置された液圧式中心シュ
ーを有し、かつまた、シェルの内部の軸の前端と後端にそれぞれ配置された前部
シューと後部シューを有する。中心シューは典型的には、ロール面を横切って伸
長する端部を揃えた配列の5個以上のシューセグメントを有する。通常のセルフ
ローディング式たわみ制御ロールの設計における3個のシュー全て(例えば、5
個のセグメントを有する中心シューを含む)は、ニップの負荷のかかる区域のク
ロスマシン方向の広がりの範囲内に配置され、そのニップの負荷のかかる区域は
、
ニップを通って移動するウェブ又は紙シートに圧力をかけるロールシェルのクロ
スマシン方向の広がりである。これらのシューは、中心軸を通ってシューへ分配
される、例えば油のような液圧流体によって放射方向で内方及び外方(ロールの
回転軸に対して)へ移動する。セルフローディング式たわみ制御ロールは、外部
の回動腕により負荷をかける以前説明した型の非セルフローディング式たわみ制
御ロールに比べて操作時、振動が少ない。さらに、セルフローディング式たわみ
制御ロールは、回動腕や負荷をかけるための外部装置を必要としないので、一層
コンパクトである。セルフローディング式たわみ制御ロールはまた、球形ローラ
軸受を必要としないので、ロールの端部分の価値あるスペースを節約できる。さ
らに、球形ローラ軸受は小さな負荷や高速操作にはうまくなじまない。その結果
、いわゆるローラの滑りにつながることがある。さらに、ヘッドフランジという
のは、ロールシェルをそれぞれの軸受および/または駆動組立体に接触させるた
めにロールの各端部に配置されるのであるが、そのようなヘッドフランジ部分に
球形ローラ軸受が存在すると、その球形ローラ軸受は高温操作からの保護や潤滑
がむずかしくなる。
従来の流体静力学的セルフローディングたわみ制御ロールに伴う問題は、その
ようなロールがニップの負荷のかかる区域にシューや負荷部材を複数個必要とす
ることである。そのような従来の設計のロールにおいて、ロールシェルのクロス
マシン方向の幅と実質的に同延をなす単一のニップシューは、ロールのクラウン
を調整する方法がないために、使用できない。
発明の開示
本発明の目的は、ニップの負荷かけ区域内部に単一の流体静力学的シューを使
用する一方、ロールのクラウンを制御することのできる流体静力学的セルフロー
ディング式たわみ制御ロールを提供することである。
この目的は本発明の原理に従って達成され、ニップ負荷かけ区域のクロスマシ
ン方向の幅をこえて2個のアウトボードシューを配置し、前記ニップの負荷かけ
区域の内部で両アウトボードシュー間に単一の全長にわたるニップシューを配置
したセルフ負荷かけ式たわみ制御ロールにより達成される。アウトボードシュー
はクラウン調整のために使用され、単一の全長ニップシューは主に、ニップ圧調
整のために使用される。ニップの負荷かけ区域にそのような全長ニップシューを
使用すると、温度分布が一層均等化され、そのアウトボードシューを使用すると
、クラウンの制御がよりよく行われる。
アウトボードシューはロールの両端に配置された力の伝達部材にそれぞれ、当
接して位置し、また、その力の伝達部材はロールシェルに剛直に取付られている
ので、力の伝達部材にかけられる力は、アウトボードシューからロールシェルへ
伝達され、ロールシェルクラウンを調整する。ロールシェルへの取付け部を除け
ば、力の伝達部材はまた、クロスマシン方向へニップの負荷かけ区域の幅をこえ
て配置される。好ましくは、これらのアウトボードシューは、従来のロールの設
計において、球軸受が普通、位置づけられる位置で、ロールのヘッドフランジ部
分に配置される。各アウトボードシューは、ロールの中心軸の孔に嵌合する丸い
ピストン部分により形成され、それは流体静力学的軸受シュー面を有し、その軸
受シュー面は、力の伝達部材として機能するヘッドフランジの内面に当接する。
1個或いは2個のアウトボードシューが各ヘッドフランジ内に配置され、それら
のシューがニップを通るニップ面及びロールの縦軸と一直線に配置される。
ピストンの構造及び操作の詳細は、例えば、米国特許第3,802,044 号及び第3,
885,283 号に開示されるのと同じである。米国特許第5,060,357 号に記載される
ように、ロールシェルを放射方向へ移動させて、ニップを開閉するために、完全
に流体静力学的ガイド手段が使用される。米国特許第5,010,633 号に示すような
バリヤ型シールは、ロールの高温操作を可能とするために使用される。
歯車ボックスと前記軸受ボックスは両方とも、ヘッドフランジによりロールシ
ェルに取付られる。歯車ボックスと前記軸受ボックス内には、同中心回転シール
が使用される。アウトボードシューは紙シートの通路、又はニップ区域の外部(
(即ち、それをこえて)位置づけられ、それによって、前述の効果を発揮する全
面ニップシューの使用を可能とする。しかしながら、所望であれば、特定の用途
のために、ニップ負荷かけ区域内に複数のニップシューを使用することもできる
。
もうひとつの可能性は、前述の単一シュー、或いは複数のシューから180°の
位置に、即ち、ロール中心軸の反対側に、更なる単一シュー、或いは複数のシュ
ーを使用することである。
ロールは従来と同じ温度以上の温度で操作可能である。高温用ローラ軸受は必
要とせず、従来のような球形ローラ軸受は全く使用しない。この設計では、高速
テーパー形ローラ軸受を使用し、外部の目に見えるところに、閉鎖手段を使用す
ることができるので、安全性を一段と向上させる。
図面の簡単な説明
図1は本発明の原理に従って構成した流体静力学的セルフローディング式たわ
み制御ロールのクロスマシン方向に沿った立面図であって、一部断面で示す。
図2は図1のII−II線に沿ってとった断面図である。
図3は図1のロールの受動端の平面図であって、一部断面図で示す。
図4は図1のIV−IV線に沿ってとった断面図である。
発明を実施するための最良の形態
図1に示す本発明の原理に従って構成された流体静力学的セルフローディング
式たわみ制御ロールは、中空ロールシェル1を有し、そのロールシェルの円筒形
内面1aを通って中心軸2が貫通する。中心紬2は好ましくは、全面ニップ負荷か
けシュー3を支持する。そのニップ負荷かけシュー3は、中心軸2のチャンネル
(図示せず)に挿入されるピストン部分を有する。そのチャンネルには、中心軸
2を通って伸長する供給管により流体分配システムから加圧油圧流体が供給され
る。ニップの負荷かけシュー3は、かくして、油圧で操作され、ロールシェル1
を他方のロールへ接近や離反移動させ、図1に示すロールともうひとつのロール
によって形成されるニップを開閉させる。ニップ負荷かけシュー3はニップ負荷
かけ区域の事実上、全幅にわたってクロスマシン方向へ伸長する。前記ニップの
負荷かけ区域は、ニップを通って移動するウェブ、即ち紙シートに圧力がかけら
れる区域である。好ましい実施例は、全面シューであるけれども、その全面のシ
ュー3の代わりに、もっと幅の狭いシューを使用する事ができる。
全体を符号4、5で示すガイドシューも備えられる。ロールの反対側に、同様
のガイドシューが存在する。そのシューの1つが図4に符号4aで示されている。
所望であれば、シュー3から180°隔たった所に、更なるシュー3aが備えられる
。また、シュー3aの位置に、もうひとつの全面シューを備えることができる。シ
ュー4、5、4a、3aの全ては、前述の流体分配システムの一部として、中心軸2
を
通って伸長する油圧配管(図示せず)により油圧で操作される。
中心軸2はその両端に、スタッブ軸6、7を有する。スタッブ軸6はロールの
駆動端部で、歯車ボックスを通って伸長し、床10(または、或る他の適切な固定
支持面)に位置するスタンド9によって支持された軸受組立体8内に挿入される
。スタッブ軸7は、ロールの反対端部で、床10に位置するスタンド12に支持され
る軸受組立体11を貫通する。スタッブ軸6、7はそれぞれ、軸受組立体8、11内
に支持される。中心軸2とスタッブ軸6、7は回転しない。球軸受である軸受組
立体8、11は中心軸2を支持し、中心軸2のたわみと熱膨張を可能とする。ロー
ルシェル1は歯車駆動組立体13により回転自在に駆動される。
そのような回転は、従来構造の駆動組立体13によりロール伝達される。駆動組
立体13は駆動歯車14を有し、その駆動歯車14は原動機(図示せず)に接続した軸
15により回転される。駆動歯車14の歯はヘッドフランジ17の一側にボルト締めさ
れた歯車16の歯とかみ合う。ヘッドフランジ17の他側はロールシェル1にボルト
締めされる。
ロールの反対端で、ロールシェル1の他端はヘッドフランジ18の一側にボルト
締めされ、そのヘッドフランジ18の他側は、軸受リング19にボルト締めされる。
その軸受リング19は環状軸受ボックス20a に収容された軸受20の上に位置する。
軸受20の内側に、環状バリヤシール21が配置され、その環状バリヤシール21には
、前述の流体分配システムの一部として中心紬2を通って伸長する油圧配管(図
示せず)により流体が供給される。
ロールの反対端で、歯車16は軸受22の上に位置し、前述の油圧システムにより
流体が供給されるバリヤシール23が、軸受22の内側に備えられる。軸受20、22は
高速用テーパー形ローラ軸受である。
ロールの一端には、一対のアウトボードシュー24、26が配置され、反対端には
、もう一対のアウトボードシュー28、30が配置される。それらの対をなすアウト
ボードシューは、クロスマシン方向へ、ニップの負荷かけ区域の幅をこえて配置
され、それ自体の機能を発揮する手段として使用され、或いは、ロールシェル1
のクラウンを調整するために使用されるシュー3と組合わせて使用される。ニッ
プ負荷かけシュー3(及びそのニップの負荷かけ区域内に配置される複数の狭幅
シ
ュー)はロールシェル1のクラウンの調整に全く貢献しないか、或いは少なくと
も大きく貢献することはなく、主に、それ以外の目的に使用される。駆動シュー
24、26及び28、30はロールのクラウン調整の範囲を改善する、即ちクラウン調整
の範囲を増大する。
このように対をなすアウトボードシューはそれぞれ、ヘッドフランジ17、18内
の好ましい位置に配置され、図1に示されている。このアウトボードシュー24、
26は、それぞれ、中心軸2の穴25、27に収容され、それらの穴25、27には、前述
の流体分配システムの一部として、中心軸2を貫通する油圧管(図示せず)によ
り流体が供給される。各アウトボードシュー24、25は、ヘッドフランジ18の内面
に当接する流体静力学的軸受シュー面を有し、このシュー面には、それぞれのシ
ュー24、26に形成された穴を通って油圧流体が供給される。
同様に、アウトボードシュー28、30は、それぞれ、中心軸2の穴29、31に収容
される。それらの穴29、31にはまた、前述の流体分配システムから油圧配管(図
示せず)により流体が供給される。それらのアウトボードシュー28、30はまた、
各々、ヘッドフランジ17の内面に当接する流体静力学的軸受シュー面を有する。
アウトボードシュー28、30の流体静力学的軸受シュー面にはまた、シュー24、26
の穴と同様に、シュー28、30用油圧配管(図示せず)により流体が供給される。
シュー24、26及びシュー28、30の制御された油圧操作によって、ロールシェル1
のクラウンは必要に応じて調整され、非線形のニップの形を補償するばかりでな
く、ニップの開閉をも行う。
ロールの駆動端はまた、連結フランジ32を備えており、この連結フランジ32は
、ピン34によりその連結フランジ32間に杆33の一端をピボット状に保持する。杆
33の反対端も同様に、床10の上に位置する装着部材35に、ピン36によってピボッ
ト状に取付られる。そのロールはその両端に、2個のトルクリンク38、41を備え
ている。その駆動端では、床10に取付られた連結フランジ37が、ピン39によりピ
ボット状に取付られたリンク38をそれらの連結フランジ間に受入れる。反対端で
は、床10に取付られた連結フランジ40が、ピン42によりピボット状に保持される
リンク41を受入れる。図2に示すように、シェルの回転支持組立体全体は、リン
ク38、41によりロール軸50のまわりで回転しないように抑制されている。トルク
リンク
38、41は、軸15へ動力がかけられる時、歯車駆動組立体13と軸受ボックス20a が
ロールシェルの縦軸のまわりで回転しないように保持される。杆33の位置は調整
され、その位置は、ロール組立体全体の軸方向の位置を調整するように、操作中
に移動する。
ロール組立体の駆動端が図3に平面図で示されている。図3はシュー28の軸受
面を示す。図3からは駆動組立体13が取り外されており、ロールに関連する駆動
部材が水平断面で示されている(しかし、スタッブ軸6と、中心軸2と、シュー
28は断面では示されていない)。
図4はガイドシュー4の配置の例を示し、これはまた、中心軸2のガイドシュ
ー4とは反対側に配置されたもうひとつのガイドシュー4aを示す(ガイドシュー
5はまた、それに関連して反対側に配置された(しかし、図示しない)ガイドシ
ューを有する)。図4にはまた、全面負荷かけシュー3が断面で示されている。
中心軸2にある油圧配管が図4に示されており、その油圧配管は、シューのそれ
ぞれの流体静力学的軸受面へ通じる。
ここに開示したロールは駆動ロールを前提に説明してきたけれども、本発明の
原理は、非駆動ロールにも使用でき、その際、同様の効果を発揮する。
この技術に熟達した者によって、種々の変形が示唆されるけれども、この技術
に貢献する範囲内に合理的かつ適切に包含される全ての変形を、ここで保証され
る特許の範囲内で実施することは、発明者の意図するところである。
【手続補正書】特許法第184条の8
【提出日】1996年10月31日
【補正内容】
ロールは従来と同じ温度以上の温度で操作可能である。高温用ローラ軸受は必
要とせず、従来のような球形ローラ軸受は全く使用しない。この設計では、高速
テーパー形ローラ軸受を使用し、外部の目に見えるところに、閉鎖手段を使用す
ることができるので、安全性を一段と向上させる。
図面の簡単な説明
図1は本発明の原理に従って構成した流体静力学的セルフローディング式たわ
み制御ロールのクロスマシン方向に沿った立面図であって、一部断面で示す。
図2は図1のII−II線に沿ってとった断面図である。
図3は図1のロールの受動端の平面図であって、一部断面図で示す。
図4は図1のIV−IV線に沿ってとった断面図である。
発明を実施するための最良の形態
図1に示す本発明の原理に従って構成された流体静力学的セルフローディング
式たわみ制御ロールは、中空ロールシェル1を有し、そのロールシェルの円筒形
内面1aを通って中心軸2が貫通する。中心軸2は好ましくは、全面ニップ負荷か
けシュー3を支持する。そのニップ負荷かけシュー3は、中心軸2のチャンネル
(図示せず)に挿入されるピストン部分を有する。そのチャンネルには、中心軸
2を通って伸長する供給管51により流体分配システム50から加圧油圧流体が供給
される。ニップの負荷かけシュー3は、かくして、油圧で操作され、ロールシェ
ル1を他方のロールへ接近や離反移動させ、図1に示すロールともうひとつのロ
ールによって形成されるニップを開閉させる。ニップ負荷かけシュー3はニップ
負荷かけ区域の事実上、全幅にわたってクロスマシン方向へ伸長する。前記ニッ
プの負荷かけ区域は、ニップを通って移動するウェブ、即ち紙シートに圧力がか
けられる区域である。好ましい実施例は、全面シューであるけれども、その全面
のシュー3の代わりに、もっと幅の狭いシューを使用する事ができる。
全体を符号4、5で示すガイドシューも備えられる。ロールの反対側に、同様
のガイドシューが存在する。そのシューの1つが図4に符号4aで示されている。
所望であれば、シュー3から180°隔たった所に、更なるシュー3aが備えられる
。また、シュー3aの位置に、もうひとつの全面シューを備えることができる。シ
ュー4、5、4a、5aの全ては、前述の流体分配システムの一部として、中心軸2
を
通って伸長する油圧配管52により油圧で操作される。
中心軸2はその両端に、スタッブ軸6、7を有する。スタッブ軸6はロールの
駆動端部で、歯車ボックスを通って伸長し、床10(または、或る他の適切な固定
支持面)に位置するスタンド9によって支持された軸受組立体8内に挿入される
。スタッブ軸7は、ロールの反対端部で、床10に位置するスタンド12に支持され
る軸受組立体11を貫通する。スタッブ軸6、7はそれぞれ、軸受組立体8、11内
に支持される。中心軸2とスタッブ軸6、7は回転しない。球軸受である軸受組
立対8、11は中心軸2を支持し、中心軸2のたわみと熱膨張を可能とする。ロー
ルシェル1は歯車駆動組立体13により回転自在に駆動される。
そのような回転は、従来の構造の駆動組立体13によりロール伝達される。駆動
組立体13は駆動歯車14を有し、その駆動歯車14は原動機(図示せず)に接続した
軸15により回転される。駆動歯車14の歯はヘッドフランジ17の一側にボルト締め
された歯車16の歯とかみ合う。ヘッドフランジ17の他側はロールシェル1にボル
ト締めされる。
ロールの反対端では、ロールシェル1の他端はヘッドフランジ18の一側にボル
ト締めされ、そのヘッドフランジ18の他側は、軸受リング19にボルト締めされる
。その軸受リング19は環状軸受ボックス20a に収容された軸受20の上に位置する
。軸受20の内側に、環状バリヤシール21が配置され、その環状バリヤシール21に
は、前述の流体分配システムの一部として中心軸2を通って伸長する油圧配管(
図示せず)により流体が供給される。
ロールの反対端で、歯車16は軸受22の上に位置し、前述の油圧システムにより
流体が供給されるバリヤシール23が、軸受22の内側に備えられる。軸受20、22は
高速用テーパー形ローラ軸受である。
ロールの一端には、一対のアウトボードシュー24、26が配置され、反対端には
、もう一対のアウトボードシュー28、30が配置される。それらの対をなすアウト
ボードシューは、クロスマシン方向へ、ニップの負荷かけ区域の幅をこえて配置
され、それ自体の機能を発揮する手段として使用され、或いは、ロールシェル1
のクラウンを調整するために使用されるシュー3と組合わせて使用される。ニッ
プ負荷かけシュー3(及びそのニップの負荷かけ区域内に配置される複数の狭幅
シ
ュー)はロールシェル1のクラウンの調整に全く貢献しないか、或いは少なくと
も大きく貢献することはなく、主に、それ以外の目的に使用される。液体分配シ
ステムによる駆動シュー24、26及び28、30はロールのクラウン調整の範囲を改善
する、即ちクラウン調整の範囲を増大する。
このように対をなすアウトボードシューはそれぞれ、ヘッドフランジ17、18内
の好ましい位置に配置され、図1に示されている。このアウトボードシュー24、
26は、それぞれ、中心軸2の穴25、27に収容され、それらの穴25、27には、前述
の流体分配システムの一部として、中心軸2を貫通する油圧管53、54により流体
が供給される。各アウトボードシュー24、25は、ヘッドフランジ18の内面に当接
する流体静力学的軸受シュー面を有し、このシュー面には、それぞれのシュー24
、26に形成された穴を通って油圧流体が供給される。
同様に、アウトボードシュー28、30は、それぞれ、中心軸2の穴29、31に収容
される。それらの穴29、31にはまた、前述の流体分配システムから油圧配管(図
示せず)により流体が供給される。それらのアウトボードシェー28、30はまた、
各々、ヘッドフランジ17の内面に当接する流体静力学的軸受シュー面を有する。
アウトボードシュー28、30の流体静力学的軸受シュー面にはまた、シュー24、26
の穴と同様に、シュー28、30用油圧配管(図示せず)により流体が供給される。
シュー24、26及びシュー28、30の制御された油圧操作によって、ロールシェル1
のクラウンは必要に応じて調整され、非線形のニップの形を補償するばかりでな
く、ニップの開閉をも行う。
ロールの駆動端はまた、連結フランジ32を備えており、この連結フランジ32は
、ピン34によりその連結フランジ32間に杆33の一端をピボット状に保持する。杆
33の反対端も同様に、床10の上に位置する装着部材35に、ピン36によってピボッ
ト状に取付られる。そのロールはその両端に、2個のトルクリンク38、41を備え
ている。その駆動端では、床10に取付られた連結フランジ37が、ピン39によりピ
ボット状に取付られたリンク38をそれらの連結フランジ間に受入れる。反対端で
は、床10に取付られた連結フランジ40が、ビン42によりビボット状に保持される
リンク41を受入れる。図2に示すように、シェルの回転支持組立体全体は、リン
ク38、41によりロール軸50のまわりで回転しないように抑制されている。トルク
リンク
請求の範囲
1.ロールに沿って縦方向のニップ負荷かけ区域と、内面(1a)を有する中空円
筒形ロールシェル(1)と、縦軸を有し前記内面から離れて位置する中心軸(2)と、
その中心軸のまわりで前記ロールシェルを回転自在に支持する軸受手段(20,22)
であって、ロールシェルのいずれかの端部にしっかりと接続されたヘッドフラン
ジ(17,18)を有する軸受手段(20,22)と、ニップと前記縦軸とに沿って伸長するニ
ップ面において前記ロールシェルへ接近及び離反移動するように、中心軸(2)に
転移自在に装着され、その中心軸に沿って縦方向へ伸長する少なくとも1個のニ
ップ負荷かけシュー(3)であって、その少なくとも1個は、前記ニップ負荷かけ
区域と実質的に同一の広がりを有すると共に、前記ロールシェルの前記内面(1a)
に当接するニップ負荷かけシュー(3)と、前記ニップを開閉させるため前記少な
くとも1つの負荷かけシュー(3)を液圧で移動させる(51)液圧流体分配手段(50)
とを有するセルフローディング式たわみ制御ロールにおいて;
ロールの各端部において、前記単一のニップ負荷かけシュー(3)と軸受手段(20
,22)との中間部で、前記負荷かけ区域をこえて縦方向へ前記少なくとも1個のニ
ップ負荷かけシューの両端にそれぞれ配置された第1及び第2の液圧操作式アウ
トボードシュー手段(24,26,25,27; 28,30,29,31)であって、各々、前記第1及び
第2軸受手段のヘッドフランジ(17,18)にそれぞれ当接してニップ面において直
径方向に対向して配置されたシュー(24,26; 28,30)を有する液圧操作式中アウト
ボードシュー手段(24,26,25,27;28,30,29,31)と、
前記ロールシェルのたわみを中心軸に対して調整するため前記第1及び第2ア
ウトボードシュー組立体を液圧で移動させる(52,53,54)手段(50)とを有すること
を特徴とする、ニップに使用するセルフローディング式たわみ制御ロール。
2.前記中心軸の一端で、ヘッドフランジ(17)を介して駆動手段(14,14,15,16
)がロールシェル(1)に操作的に接続されることを特徴とする、請求の範囲1に記
載のセルフローディング式たわみ制御ロール。
3.前記軸受手段の1つが、軸受ボックス(20a)と、
前記軸受ボックスに配置されたテーパー形ローディング軸受(20,22)と、
前記軸受ボックス内へ伸長し、前記テーパー形ローラー軸受(20,22)上に回転
自在に支持される軸受リング(19)とを有し、前記軸受リング(19)は前記軸受ボッ
クスのヘッドフランジ(18)にしっかりと接続されることを特徴とする、請求の範
囲1に記截のセルフローディング式たわみ制御ロール。
4.ロールのいずれかの端部で、紬受手段(20,22)とアウトボードシュー手段(
24,26,25,27; 28,30,29,31)との軸方向中間部で前記中心軸(2)上にバリヤシール
手段(21,23)が取付られていることを特徴とする、請求の範囲1に記載のセルフ
ローディング式たわみ制御ロール。
【図1】
─────────────────────────────────────────────────────
【要約の続き】
ヤシールを配置する。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.内面を有する中空円筒形ロールシェルと、 縦軸を有し、前記ロールシェルを貫通し、前記内面から間隔をおいて離れて位 置する中心軸と、 前記中心軸のまわりで前記ロールシェルを回転自在に支持する軸受手段と、 ニップの負荷かけ区域に沿って前記ニップに負荷をかける負荷かけシュー手段 と、前記負荷かけシュー手段は、前記ニップと縦軸に沿って伸長するニップ面で 、前記中心紬へ接近移動し、そこから離反移動するように、前記中心軸に転移自 在に装着される事と、前記負荷かけシュー手段はクロスマシン方向へ実質的に同 延をなし、前記ニップの負荷かけ区域の実質的長さを設定し、前記ロールシェル の前記内面に当接する事と、 前記ロールシェルの両端にしっかりと取付られ、その内面と共軸をなし、クロ スマシン方向へ前記ニップの負荷かけ区域をこえて伸長し、力伝達用内面を備え る第1及び第2フランジ部材と、 前記負荷かけシュー手段の両端にそれぞれ配置され、前記クロスマシン方向へ 前記ニップ負荷かけ区域をこえて位置する第1及び第2油圧操作式アウトボード シュー手段と、前記第1及び第2アウトドアシュー手段の各々は前記中心へ接近 移動したり、そこから離反移動するように前記中心軸に転移自在に取付られ、第 1及び第2フランジ部材のそれぞれの内面にロールシェルのたわみ制御力を与え る事と、 前記ニップを開閉するため前記中心シュー手段を油圧で転移させ、前記ロール シェルのたわみ、即ち、クラウンを調整するため前記第1及び第2アウトボード シュー組立体を油圧で転移させる手段とで成る、クロスマシン方向の幅をもった ニップ負荷かけ区域を有するニップで使用するセルフローディング式たわみ制御 ロール。 2.前記ロールシェルを回転自在に支持する前記軸受手段は、前記ロールシェ ルの両端に配置され、その両端を回転自在に支持する第1及び第2軸受組立体で 成り、各軸受組立体は、軸受と、前記軸受組立体を前記ロールシェルにしっかり と接続するヘッドフランジと、前記ヘッドフランジを軸受上に支持する軸受リン グとを有する、請求の範囲1に記載のセルフローディング式たわみ制御ロール。 3.前記負荷かけシュー手段は、前記ロールシェルへ接近し、そこから離反移 動するように前記中心軸に転移自在に取付られた単一の油圧操作シューで成る、 請求の範囲1記載のセルフローディング式たわみ制御ロール。 4.前記負荷かけシュー手段は、前記ロールシェルへ接近し、そこから離反移 動するように前記中心軸に転移自在に取付られた複数の油圧操作シューで成り、 前記複数のシューは、組み合わせたとき、前記ニップ負荷かけ区域とクロスマシ ン方向へ実質的に同一広がりをもつクロスマシン方向の幅を有するような、請求 の範囲1記載のセルフローディング式たわみ制御ロール。 5.前記中心軸を回転自在に支持する前記手段は、前記中心軸の端部に軸受手 段を有し、前記軸受組立体は次のもので成る、即ち、 軸受ボックスと、 前記軸受ボックスに配置されたローラー軸受と、 前記軸受ボックス内へ伸長し、前記ローラー軸受上に位置し、前記フランジ部 材の1つに取付られた軸受リングとで成る、請求の範囲1記載のセルフローディ ング式たわみ制御ロール。 6.前記ロールシェルを回転させる駆動手段を更に有し、その駆動手段は前記 中心紬の一端に配置され、フランジ部材と連接した歯車手段を有するような、請 求の範囲1記載のセルフローディング式たわみ制御ロール。 7.前記駆動手段は受動歯車を有し、歯車手段は駆動手段をフランジ部材に連 接させる軸受リングを有するような、請求の範囲6記載のセルフローディング式 たわみ制御ロール。 8.前記アウトボードシュー組立体の各々は、前記中心軸上に互いに対して直 径方向に配置された2個のシューで成り、それらのシューは、負荷かけシュー手 段と同一面で軸に対して相対的に移動するように配置されるようにした、請求の 範囲1記載のセルフローディング式たわみ制御ロール。 9.内面を有する中空の円筒形ロールシェルと、 縦軸を有し、前記ロールシェルを貫通し、前記内面から離れて位置する中心軸 と、 前記ロールシェルを中心軸のまわりで回転自在に支持する軸受手段と、各軸受 手段は軸受組立体を有し、その軸受組立体はロールシェルの端部にしっかりと接 続されたヘッドフランジを有する事と、 ニップと縦軸に沿って伸長するニップ面で前記ロールシェルへ接近し、そこか ら離反移動するように前記中心軸に転移自在に取付られた単一のニップ負荷かけ シューと、その単一ニップ負荷かけシューはクロスマシン方向へ前記ニップ負荷 かけ区域と実質的に同一ひろがりを有し、前記ロールシェルの前記内面に当接す る事と、 前記クロスマシン方向へ前記ニップ負荷かけ区域をこえて、前記ニップ負荷か けシューの両端にそれぞれ配置された第1及び第2の油圧操作式アウトボードシ ュー手段と、前記アウトボードシュー手段は各々、ニップ面にあって直径方向に 対向して位置するシューで成り、それらのシューは前記第1及び第2軸受組立体 のヘッドフランジにそれぞれ当接する事と、 前記ニップを開閉するため前記単一の負荷かけシューを油圧で転移させ、前記 ロールシェルのクラウンを調整するため前記第1及び第2アウトボードシューを 油圧で転移させる手段とで成り、クロスマシン方向の幅をもつニップ負荷かけ区 域を有する、ニップに使用するセルフローディング式たわみ制御ロール。 10.前記中心軸の一端に配置された前記中心軸を回転させる駆動手段を更に有 する、請求の範囲9に記載のセルフローディング式たわみ制御ロール。 11.前記軸受手段の1つは次のものを有する、即ち、 軸受ボックスと、 前記軸受ボックスに配置されたテーパー形ローラ軸受と、 前記軸受ボックス内へ伸長し、前記テーパー形ローラ軸受上に回転自在に支持 された軸受リングとを有し、その軸受リングは、軸受組立体のヘッドフランジに しっかりと接続されるような、請求の範囲9に記載のセルフローディング式たわ み制御ロール。 12.ロールのいずれかの端部で、軸受手段とアウトボードシューとの中間部に 、前記中心軸とロールシェルとに装着されたバリヤシール手段を更に有する、請 求 の範囲9記載のセルフローディングたわみ制御ロール。
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