JPH09508694A - 可変角度歯車装置 - Google Patents

可変角度歯車装置

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JPH09508694A JP8501004A JP50100496A JPH09508694A JP H09508694 A JPH09508694 A JP H09508694A JP 8501004 A JP8501004 A JP 8501004A JP 50100496 A JP50100496 A JP 50100496A JP H09508694 A JPH09508694 A JP H09508694A
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Abstract

(57)【要約】 歯車装置は、作動中、任意の平面においてシャフト(154′、160′)間の角度の80度以上の変化を許容した状態で、2つのシャフト(154′、160′)間で実質上一定の速度を直接伝達する種々の形の歯車(150a、160a)を提供する。装置に適する歯車の歯のいくつかの形状は定速ジョイントの設計において特に詳細に決められ適用される。

Description

【発明の詳細な説明】 可変角度歯車装置 技術分野 本発明は伝動装置及び定速ユニバーサルジョイントに関し、特に、駆動シャフ トの軸線と被駆動シャフトの軸線との間の交角を180°の整合角度から比較的 幅広い連続角度範囲(例えば、±40°)にわたって変化させることができる状 態で、駆動シャフトから被駆動シャフトへ回転を伝達するような方法にて2つの シャフトを直接連結するための歯車装置に関する。 発明の背景 数世紀にわたり、整合した軸線や平行な軸線上でシャフトを相互連結するため に外側及び内側のはめば歯車及び平歯車が使用されており、90°から180° までの全範囲にわたる一定の角度で互いに交わる軸線を有するシャフト間で回転 力を伝達するために傘歯車が使用されている。今世紀においては、軸線が全角度 範囲にわたって互いに交わるのみならず、軸線がオフセットした(即ち、交わら ない)状態で、同様の目的を達成するためにハイポイドギヤが開発された。この ような既知の内側及び外側の平歯車装置においては、シャフトの整合が絶対に必 要であり、既知の傘歯車及びハイポイドギヤの対は歯車の軸線間で1つのみの所 定角度を持つように特に設計される。 しかし、作動中に小さな角度変化が生じるはずの整合軸線間での力の伝達の際 に発生するシャフトの小さな不整合を補償するためのある既知の特殊なカップリ ング/ジョイント機構が存在する。例えば、平行オフセットにおける僅かな相対 運動(例えば、0.40インチ/1mm)又は僅かな角度的不整合(例えば、1 °以下)を生じるかもしれないようなシャフトを結合するためのナイロンスリー ブ内に二重クラウン式(double-crowned)の平歯車を使用することが知られている 。しかし、軸線間でのある程度の角度変化(例えば、1°以上)に対しては、適 正な結合及び回転力の伝達を保証するために、完全に新規な組の噛合する歯車を 設計し、製造しなければならない。 もちろん、角度変化を生じるシャフト間で回転運動を伝達するための非歯車手 段(歯車を使用しない手段)も知られている。このような既知の最善の装置は自 動車の駆動シャフトと車軸とを連結するために使用されるユニバーサルジョイン トであろう。このようなユニバーサルジョイントは対応するヨークによりそれぞ れ保持された2つの小さな交差軸の形として構成されることが多い。しかし、こ のようなヨーク及び軸ジョイントにより連結されたシャフトは各全回転(revolut ion)におけるある割合の回転(rotation)では旋回(turn)できない。それ故、定速 (CV)ジョイント(例えば、ルゼッパ及びバーフィールド(Rzeppa and Birfie ld)ジョイント)が開発された。このジョイントにおいては、角度をなしたシャ フト間の連結地点は回転ボールにより構成され、これらの回転ボールは、駆動シ ャフト及び被駆動シャフトの各回転期間中、個々のトラック内で前後に転がり、 シャフト間に形成される瞬間角度を二等分する平面内にそれぞれの中心を常に維 持させる。 このようなユニバーサル及び定速ジョイントは極めて複雑で、その潤滑が比較 的困難であり、このようなジョイント素子の設計及び製造は世界的な自動車産業 にとってかなり重要な極めて特殊で難解な技術として広く認識されている。この 定速ジョイント技術はかなり発展しているが、このジョイントは高価であり、製 造が困難な多くの部品を含む。このようなジョイントは伝達できる回転速度に限 界があり、作動できる角度に限界がある。更に、このようなジョイントにより達 成できる回転速度は各回転中に逆行運動しなければならない回転ボールの慣性に より制限を受ける。 本発明は作動中に可変角度で交わる軸線間で運動を伝達する任意の技術にほと んど利用できる。そして、後に説明する特定の実施例において示すように、本発 明は定速ジョイント技術に特に応用できて顕著な改善を与え、顕著な簡略化の基 礎を提供し、定速ジョイントの設計を改善する。 発明の概要 広義的には、本発明は、駆動シャフトの軸線と被駆動シャフトの軸線との間の 交角(「シャフト角」という)を変化させることができる状態で、駆動シャフト から被駆動シャフトへ回転を伝達するような方法にて2つのシャフトを直接連結 するための新規な伝動装置の形をした歯車装置に関する。このような角度変化は 、180°から2°以上(例えば、40°)異なるある好ましい最大角度まで、 180°の各側へ延びる(即ち、軸線が平行に整合するか又は一致するような位 置の各側へ延びる)幅広い連続範囲にわたって可能である。本明細書において使 用する「好ましい最大角度」なる用語は、歯車装置を使用している特定の応用に おける回転力の満足な伝達を得るためにシャフトを交差させねばならない(18 0°からいずれかの方向へ変化した)任意の角度を意味するものとする。例えば 、好ましい最大角度が40°である場合は、可能な関節運動は180°の整合位 置の各側で40°の角度まで行うことができる。これにより、回転力を伝達して いる間に、80°の全角度にわたってシャフトの角度を相対的に調整できる。 基本的には、本発明は作動中のシャフト間の角度変化を許容した状態で2つの シャフト間で一定の速度を伝達するために一対の歯車を使用する。最も好ましい 実施例においては、シャフトの軸線は任意の平面内での共通枢点のまわりで相対 的に関節運動できる。この関節運動は、2つの歯車のピッチ円を同じ寸法とし、 これらのピッチ円を同じ球体上の大円(great circles)として常に維持させるよ うな構成を採用することにより、達成される。球体幾何学において自明の如く、 このような大円は2つの地点で交わり、交差する大円間(即ち、歯車のピッチ円 間)で球体の表面に形成される一対の弓形は球体の表面のまわりの大きなレムニ スケート(lemniscate)(8の字)を形成する。噛合する歯車間の歯接触点の相対 運動が歯車のシャフトのすべての相対角度調整においてそれぞれのレムニスケー トを描くので、2つのシャフトは一定速度で回転する。 本発明のこの主要構成のため、所定のピッチ円を有する内歯を備えた第1歯車 を使用し、第1歯車と同じピッチ円を有し外歯を備えた第2歯車を第1歯車に噛 合させる。これらの歯車は噛合する歯を有し、これらの歯は180°離れてセン タリングされた2つの領域で噛合する。歯車のピッチ円が同じ寸法を有するので 、歯車は1:1の比率で回転する。 本発明はまた、2つの外歯車を使用して1:1の比率で回転運動を伝達するよ うに、または、1:1以外の比率で回転運動を伝達するように構成できる。後者 の構成を開示した実施例においては、歯車の有効ピッチ円はそれぞれ、交点の一 方を共有する2つの異なる寸法の球体のうちの対応する球体上の大円であり、2 つの球体のうちの小さい方の球体は大きい方の球体の内側又は外側に位置する。 しかし、これらの実施例においては、歯車は普通の内歯又は外歯伝動機構と同じ 方法で単一の噛合領域のみを共有する。 本発明の可変角度歯車装置の上述の構成のいずれかに使用するために、4つの 異なる歯車の歯の構造、即ち、円/接線(CT)構造、ダイアモンド上の円(C D)構造、「弓形」構造、及び、弓形/逆曲線(L/IC)構造を開示する。こ れらの構造については後に詳細に説明する。これらすべての構造においては、歯 車の軸線は180°の各側からある好ましい最大角度まで測った角度範囲にわた って可変的に交わることができ、これらすべては共通の特徴を有する。すなわち 、歯車のピッチ面において見たときに、各噛合する歯の長手方向歯面の少なくと も中央部分は、歯車が駆動/被駆動関係にて回転しているときに、上記の好まし い角度範囲にわたって交差軸線を変化させることができるように選択された直径 を有する単一円の円弧となる。[注:歯車の「ピッチ面」とは、歯車の軸方向の 面(軸線を含む面)に対して垂直で、ピッチ表面に対して接線方向となる面を言 う。] 上記CT構造及びCD構造においては(及びL/IC構造における一対のうち の一方の歯車においては)、ピッチ面において見たときに、各歯の中央部分のみ が単一円の円弧を有する。一方、弓形構造においては、各歯表面の全体の長手方 向湾曲部が単一円の円弧となる。 本発明の歯車のための好ましい構成においては、ダイヤメトラルピッチは、歯 車の軸線が好ましい最大角度で相対的に傾斜したときに、各歯車の2以上の噛合 する歯が歯車間の各噛合領域で同時に噛み合うように選択される。従来の伝動装 置の構成と同様、歯厚は、所期の負荷が噛合する多数の歯により安全に伝達され るのを保証するように選択される。 上記CT構造及びCD構造においては、ピッチ面において見たときに、噛合す る各歯の両方の歯面の中央部分は、所定の直径の単一円の両側部を形成するそれ ぞれの円弧となる。 弓形構造においては、各歯表面の全体の長手方向湾曲部を形成する円弧は所定 の直径の単一円の一部である。しかし、弓形構造においては、この円は特定の球 体の表面上に形成された特定の円と同一であり、その直径は歯車の軸線間の所望 の最大交角に等しい(球体の中心から測った)角度に対峙する。1:1の伝達比 のための弓形構造は各歯車のピッチ円が大円となるような球体上の円である。1 :1以外の伝達比に対しては、円は2つの交わる球体のうちの大きい方の球体上 に形成される。 上記CT構造、CD構造及びL/IC構造は、歯車が一方向において駆動する か又は駆動されるような実施例にとって好ましい。その理由は、CT構造、CD 構造及びL/IC構造における歯はバックラッシュを伴わずに(即ち、最小組立 て公差で)満足に作動するからである。逆に、弓形構造における歯は、歯車の軸 線が所望の最大角度で交差したときにのみ、バックラッシュ無しで噛合する。シ ャフトの軸線が180°で整合したときに、弓形構造における歯間のバックラッ シュは最大値まで増大する。それ故、大きなバックラッシュが作動上の問題を生 じさせるような場合には、弓形構造は得策でない。 1:1の伝達比に対しては、好ましくは、歯車の歯は上方ランド部と下方ラン ド部との間に直線プロフィール(輪郭)を持つように作られる。その理由は、( イ)噛合する歯は相対的に「転がらず」、むしろ、ハイポイドギヤと幾分同様の 方法で、摺動接触し、(ロ)歯の直線側部は噛合する歯上の接触パターンを長く するからである。更に、後の詳細な説明から明らかなように、インボリュートプ ロフィールはCT構造、CD構造及びL/IC構造に対して比較的採用し難い。 しかし、インボリュートプロフィールは弓形構造に対しては採用でき、このよ うなインボリュートプロフィールは1:1以外の伝達比にとって必要である。そ の理由は、歯が互いに摺動すると共に互いに転がらなければならないからである 。更に、インボリュートプロフィールは、2つの歯車が回転運動を伝達せずに転 頭運動のみを行うようなある1:1の伝達比にとって望ましい場合がある。 以下、寸法及び重量を著しく減少させると共に潤滑を容易にしながら、すべて の平面において広範囲の角度的な関節運動を可能にするような特徴を有する新規 なCVジョイント構造における本発明の種々の応用に沿って、本発明の歯の基本 的な構造を詳細に開示する。 図面 第1図は可変角度で交差する軸線上で整合した一対のシャフト間で1:1の比 率にて回転力を伝達するための本発明の第1構成に係る一対の歯車の概略部分断 面図で、歯車がそれぞれの支持フレーム内に装着され、それぞれのシャフトが1 80°の整合位置にある状態を示す図、 第2図は、第1図の歯車装置の歯車及びシャフト部分を示す象徴図で、好まし い最大角度で交差する歯車の軸線を示す図、 第3A、3B及び3C図は、第2図に示す方法で配置された一対の回転する適 合歯車のピッチ表面上の組をなす歯接触点間の相対運動を概略的に示す図、 第4図は、第3A、3B及び3C図に示す一つの組の歯接触点間の相対運動を グラフ的に示す図、 第5A図は第1図の一対の適合歯車の部分図で、歯車の軸線が180°で整合 した状態を示し、各歯車のピッチ円上における連続する歯間の投影弦状中心間距 離を示す図;第5B図は選択した好ましい最大角度xで(第2図に示すように) 可変的に交差した一対の歯車の一部の概略図で、歯車がそれぞれの軸線のまわり で回転するときに、修正した平坦な投影面における噛合歯を示す図、 第6図は180°で整合した軸線を有する歯車のラジアル中央面における本発 明の一対の歯車の噛合歯の部分輪郭を示す概略図、 第7図は本発明のCT構造に係る歯車の歯の輪郭を、歯車のピッチ面内にて示 す概略図、 第8A、8B及び8C図は、本発明のCT構造に係る一対の歯車の噛合歯の輪 郭を、修正した平坦な投影面内にて示す概略図で、好ましい最大角度xで交差し た軸線を有する歯車対を示す図であり;特に、第8A図は歯車対の噛合領域の1 つ(第1領域)を示し、第8B図は同じ時刻での第2噛合領域を示し、第8C図 は、各歯車が円ピッチの3/4の距離だけ更に回転した後の第8B図の第2噛合 領域を示す図、 第9A及び9B図は、本発明のCD構造に係る一対の歯車の歯形を決定するた めの幾何学形状を示す図、 第10図は本発明のCD構造に係る一対の歯車の噛合歯の輪郭を、修正した平 坦な投影面内にて示す概略図、 第11図は本発明のCT構造又はCD構造に適用できる別の形状変形例に係る 別の一対の歯車の噛合歯の輪郭を、修正した平坦な投影面内にて示す概略図、 第12図はCT構造及びCD構造の歯に必要な極めて小さな先端逃がしクリア ランスを誇張して示す概略図、 第13A及び13B図は、本発明の弓形構造(lune design)に従って形成した 歯車の歯の概略図であり;特に、第13A図は各歯面の長手方向湾曲部を形成す る円弧を決定するための幾何学形状を示し、第13B図は、歯車が選択された最 大角度で可変的に交差するそれぞれの軸線のまわりで回転するときの2組の噛合 歯の輪郭を、修正した平坦な投影面内にて示す図、 第14A及び14B図は、本発明のL/IC構造に係る一対の歯車の噛合歯の 輪郭を、修正した平坦な投影面内にて示す概略図であり;特に、第14A図は好 ましい最大角度で交差する歯車の軸線を示し、第14B図は20°の角度で交差 する軸線を示す図、 第15図は本発明に係る定速ジョイントの第1実施例を示す概略部分断面図、 第16図は高速及び高トルク条件の下で使用するのに好ましい本発明に係る定 速ジョイントの別の実施例を示す概略部分断面図、 第17図は関節駆動シャフト組立体に組み込まれた第15図と同様の2つの定 速ジョイントを示す概略図、 第18図は車両のための操舵駆動車軸に組み込まれた第15図と同様の定速ジ ョイントを示す概略図、 第19図は第15図と同様の回転する定速ジョイントの概略部分断面図で、紙 面内で関節運動し、包囲ブーツと潤滑流体とを含むジョイントを示す図、 第20A及び20B図は、1:1以外の比率で回転力を伝達するための構成を 有する本発明の歯車装置の別の実施例を示す概略図であり;特に、第20A図は 180°より小さな角度で交差するシャフト上に支持された内歯/外歯の歯車対 の上面図、第20B図は、対応するシャフトが180°で整合したときの上記歯 車対の歯車のみの端面図、 第21図は外歯車のみを使用して1:1以外の比率で回転力を伝達するための 本発明の歯車装置の更に別の実施例を示す概略図である。 好ましい実施例の詳細な説明 歯車装置 第1図ないし第5B図は一対の回転するシャフトを相互連結するための本発明 の第1実施例における一対の歯車の種々の特徴を示す。第1実施例の概略部分断 面図である第1図において、カップ状の支持体12に固定された内歯車10はキ ャリヤ26のジャーナル16内に保持されたシャフト14にスプライン連結され る。噛合する外歯車20は第2シャフト24のハブ22に回転するために固定さ れ、第2シャフトは適当な軸受28を介してハウジング18内で回転可能に支持 される。キャリヤ26自体はピン30によりハウジング18に枢着され、軸線3 2のまわりで回転できる。 第1図において、シャフト14、24はその軸線40、42が180°の整合 位置にある状態で示してある。(歯車10、20の歯の一部は180°の整合位 置にある状態で第5A図に示す。)この位置において、歯車10、20の歯は歯 車カップリングの歯と同じ方法で互いに噛み合う。 内側部材34と外側部材36とから成る球面軸受は噛合する歯車10、20を 適正な噛合関係に維持する。すなわち、内側部材34はシャフト14の端部にボ ルト止めされ、外側部材36はハブ22と歯車20の内部のリップ部38との間 に捕捉される。 第2図は第1図に示す歯車装置の歯車及びシャフト部分を象徴的に示す。しか し、第2図においては、シャフト14、24の軸線40、42が「好ましい最大 角度」で(即ち、回転力が伝達されている間にシャフトの軸線が可変的に交差で きるようなある所定の最大シャフト角xで)交差している状態を示す。 歯車20が軸線32のまわりで第1方向へ角度xだけ枢動した状態を実線にて 示し、歯車が軸線32のまわりで反対方向へ角度xだけ枢動した状態を二点鎖線 にて示す。これは、回転力が満足に伝達されている間に歯車対が可変的に枢動で きる幅広い角度範囲を示す。シャフトの軸線間のこのような可変角度相対運動中 は常に、歯車10、20は2つの噛合点で噛み合いを維持し、各噛合点の中心は 、歯車のピッチ表面が軸線32と交わる地点に位置する。 第1図ないし第5B図に示すこの基本的な第1実施例においては、歯車10、 20は、歯車のシャフトが1:1の比率で回転するときには歯車が相対回転しな いような既知の歯車カップリングと同じ方法で機能する。しかし、それぞれのシ ャフトの角度方位が(第2図に示すような)180°の整合位置から外れるよう に可変的に調整されたときには、歯車が常に同じ速度で回転している場合でさえ 、歯車の歯は噛合及び噛合解除を行うように連続的に運動する。 噛合及び噛合解除を行うような歯車10、20の歯のこの相対運動は第3A、 3B及び3C図に概略的に示され、これらの図はそれぞれ、軸線40、42があ る好ましい最大角度で交わっているときの軸線40、42のまわりでの歯車の相 対回転の3つの異なる位置を示す。第3A、3B及び3C図は、噛合する歯車の 歯が噛合及び噛合解除を行うように運動するときの4つの異なる組の歯接触点の 相対前進度(advancement)を示す。 第3A図において、内歯車10上の歯接触点Aは外歯車20上の歯接触点A′ と噛合し、これと同時に、内歯車10上の歯接触点Cは外歯車20上の歯接触点 C′と噛合する。第3B図は、歯車が1:1の比率で1/4回転だけ回転した後 の各歯車上の同じ歯接触点を示し、この場合は、歯車10の歯接触点B、Dと歯 車20の歯接触点B′、D′とが噛合接触する。更に1/4回転だけ回転すると 、第3C図に示すように、歯接触点A、A′とC、C′とが再度噛合するが、第 3A図に示す初期の接触位置から180°ずれたそれぞれの位置で噛合すること になる。 第3A、3B及び3C図に示す歯接触点はすべて、それぞれの歯車のピッチ円 上に位置し、幾何学的には、これらのピッチ円はそれぞれ同じ球体上の大円とな る。すべての大円は180°離間した2つの位置で互いに交差する。第4図は、 第3A、3B及び3C図に示すそれぞれの組の歯接触点のうち1つの間の相対運 動、即ち、歯車10、20が互いに一回転するときのそれぞれのピッチ円10′ 、20′に沿った歯接触点A、A′の運動の軌跡を概略的に示す。それぞれのピ ッチ円は平坦な投影面において示すが、各歯接触点はレムニスケート状のパター ン(「球体の表面上の8の字」)をたどることが分かる。そして、ユニバーサル ジョイント分野において既知のように、このようなレムニスケート運動は2つの 間接運動するシャフト間で一定速度を伝達するときに本質的に生じるものである 。 上述のように、第5A図は第1図の一対の噛合する歯車の一部を概略的に示し 、内歯車10の軸線と外歯車20の軸線とが180°位置で整合している状態を 示す。この位置において、それぞれのピッチ円10′、20′は一致する。一致 したピッチ円上に、内歯車の歯I1、I2の歯中心44、45及び外歯車の歯E1 、E2、E3の歯中心46、47、48をそれぞれ示す。また、連続する歯中心4 6、47と歯中心47、48との間の投影弦状中心間距離PCをも示す。 第5B図は第5A図に示した歯車10、20の部分とほぼ同じ部分を概略的に 示す。しかし、第5B図においては、歯車は選択した好ましい最大角度xにて可 変的に交わった状態で示され、歯車の歯は各組の歯車の歯のピッチ円筒の修正し て平坦にされた投影面において現されている。平坦な投影面は、各平坦な投影面 上の連続する歯間の中心間距離が歯中心間の投影された弦状距離PCに等しくな るように修正される。 第5B図から分かるように、歯車10、20の軸線が所定の好ましい最大角度 xで可変的に交わった状態でこれらの歯車が回転しているとき、噛合係合の中心 は軸線32(このまわりで歯車が相対枢動する)に一致し、歯車間で伝達されて いる負荷は10個の歯により共有される。すなわち、第5B図においては5個の 歯が噛合係合している状態を示すが、上述のように(そして、第1図から分かる ように)、歯車10、20は180°離間して位置した2つの噛合中心のまわり で常に同時に噛み合う。 歯車10、20は従来の歯車装置における噛合する平歯車及びはすば歯車と同 じ方法で相対転がりを行わず、従来のように設計された歯車の歯はユニークな歯 車の歯の設計を開発した本発明の新規な可変角度歯車装置にとって適さないこと に留意されたい。 歯車の歯の設計 (イ)基本的な設計要素 上述のように、本発明の可変角度歯車装置は1:1以外の比率で回転力を伝達 するために使用することができる。しかし、主要な応用の1つは1:1の比率で の伝達構造に関連し、以下の説明では、このような構造に適した歯車の歯の設計 について述べる。 第6図には、本発明に係る一対の歯車50、52の噛合する歯の部分的な輪郭 を概略的に示す。また、図面を明瞭にするため、外歯車52は断面図として示さ ない。歯車の軸線は180°の位置で整合し、歯の輪郭は歯車のラジアル中央面 において示す。外歯車の2つの歯54、55が内歯車の3つの歯56、57、5 8と十分に噛合している状態を示す。 第6図から分かるように、歯車のすべての歯の作業表面は直線的な側面を有す る。これは好ましいプロフィール形状である。上述のように、本発明の歯車の軸 線が1:1の比率で回転している間に180°の整合から外れるように位置決め されたとき、歯車は2つの共有された噛合中心のまわりで噛合及び噛合解除を行 うように常に運動する。この運動により、噛合する歯の表面はハイポイドギヤの 噛合する歯間に生じる摺動接触と幾分似た方法で互いに摺動できる。好ましい直 線状の歯の表面は噛合を介して摺動接触の連続ラインを生じさせる。更に、直線 状の歯は半径方向のライン60を追従するように設計することができるが、(ラ イン62にて示す)スプライン形状が好ましい。 本発明に係る歯車の歯に共通の別の特徴があり、本発明のCT(円/接線)構 造に従って形成された歯車の歯を例にとってこの特徴を説明する。第7図は、C T構造の歯車の歯64の輪郭を、歯車のピッチ面において概略的に示す。本発明 に係るすべての歯と同様、このCT構造の歯は次のような基本的な設計上の特徴 を有する。半径方向の中心線68の各側部における歯64の作業表面の中央部分 66、67は、その歯車が本発明に係る噛合する歯車と駆動及び被駆動関係にて 回転しているときに噛合する歯車の軸線の交点が180°の各側においてある所 定の好ましい最大角度までの角度範囲にわたって180°の整合位置から連続的 に変化できるように選択された直径を有する単一の円70の円弧により、形成さ れる。各CT構造及びCD構造の歯(及びL/IC構造の歯の1つ)の2つの作 業表面の中央部分を形成する円弧は同じ円の一部から得られる。しかし、各弓形 構造の歯の2つの作業表面も同じ直径を有する円の円弧とすることができるが、 これらの表面は同一の円上に形成されない。これらの特徴は後に詳細に説明する 。 更に、本発明のすべての設計における必要な単一円のための直径は、2以上の 噛合する歯が噛合する歯車により共有される各噛合中心のまわりで同時に噛み合 うことを保証するように選択される。単一円の直径の選択については、本発明の 4つの好ましい歯の設計の以下の説明において、他のパラメータと一緒に説明す る。 (ロ)CT(円/接線)構造の歯の設計 上述のように及び第7図から分かるように、本発明のCT構造の歯車の歯の設 計は単一の円の選択から始まる。この第1工程は歯車技術において周知な方法と 同じ方法で達成できる。すなわち、本発明の歯車対のための寸法及び強度仕様は 、本発明の可変角度歯車装置を使用する応用(例えば、軽トラック自動車の操舵 /駆動車軸のためのCV構造ジョイントへの応用)に従って最初に決定される。 歯車の歯末円(最大直径)は歯車を作動させねばならない物理的な空間により制 限されることがあるし、ダイヤメトラルピッチは、歯の通常の弦方向厚さ(即ち 、ピッチ円に沿った各歯の弦方向厚さ)が噛合する多数の歯により所期の最大負 荷を支えることができるのに十分なものとなるように選択しなければならない。 これに関し、1:1の比率で運動を伝達するための歯車装置を使用する場合に 、本発明の一対の歯車は同じ寸法の一対の従来の歯車における負荷の2倍の負荷 を扱うことができることに留意されたい。すなわち、本発明の歯車対は180° 離れてセンタリングされた2つの噛合領域を占めるので、これらの歯車対は同じ 寸法の従来の歯車の2倍の噛合歯を有し、ダイヤメトラルピッチは従来必要だっ た厚さより十分小さな通常の弦方向厚さを提供するように選択することができる 。 第7図を参照すると、適当な歯末の寸法及びダイヤメトラルピッチを選択した 後、歯の中央部分を形成するための単一の円70を使用する。円70は半径方向 の中心線68に沿って必要な通常の弦方向厚さDを有する円を提供する半径Rを 有する。 次いで、2以上の歯が本発明の歯車対により共有される2つの噛合中心の各々 のまわりで噛み合うことを保証するのに十分な程度まで、各歯車の長手方向の面 幅を延長させるのが好ましい。これを達成するため、特定の応用にとって必要と なる角度変化を最初に決定する。例えば、特定のトラックの駆動シャフト用に設 計したユニバーサルジョイントは5°−10°以下の関節運動を必要とするが、 40°以上の関節運動を操舵駆動(steer-drive)に必要とされる。上述のように 、この所望の角度変化を「好ましい最大角度x」として参照する。 第7図に示す例においては、好ましい最大角度xが40°であると仮定する。 角度xは(点A、B及びE、F間の構成ラインにより示される)半径方向の中心 線68の各側部で形成され、点A、Eは歯表面66上で中心線68の各側部で歯 表面角x(この例では、40°)を画定し、点F、Bは歯表面67上で同様の歯 表面角を画定する。 次いで、直線72、73及び74、75により示される歯表面延長部を形成す ることにより各歯表面66、67を延長させる。各直線はそれぞれの歯表面上の 点A、E、B、Fにおける接線として引かれたものである。各延長線72、73 及び74、75はそれぞれの接線点から軸方向に中央線76との投影交点まで延 び、歯表面延長部の構造を完成させる。最終的な歯形においては、好ましくは、 歯表面延長部の鋭利な端部を破線で示すように面取りする。 各延長線72、73及び74、75がそれぞれの接線点において引かれた半径 方向の線に対して垂直となっているので、簡単な幾何学的分析により、各延長線 と軸方向の中心線76との間に形成される角度が面角x(この例では、40°) に等しくなることが分かる。 本発明の歯車が可変的に交わる角度で2つのシャフトを相互連結したときに、 このCT構造に従って形成された歯は係合及び係合解除を行うように適正に摺動 する。また、このCT構造は、歯車対の噛合係合中心の一方又は両方において、 歯車の軸線が好ましい最大角度で交わっている場合でさえも、2以上の噛合する 歯が負荷を支えることを保証する。 更に、各歯車が奇数個の歯を有するようにダイヤメトラルピッチを選択した場 合、この構成は、歯車の軸線が好ましい最大角度で交わっているときに、2以上 の噛合する歯が歯車対の両方の噛合係合中心のまわりで負荷を支えることを保証 する。このような状態を第8A及び8B図に示すが、これらの図は、本発明のC T構造に係る一対の歯車の噛合の輪郭を、修正された平坦な投影面において示し 、また、歯車対の軸線が好ましい最大角度xで交わっている状態を示す。 第8A図は上述の方法により設計したCT構造の歯車対の噛合領域のうちの第 1噛合領域を示し、第8B図は同じ時刻における当該歯車対の第2噛合領域を示 す。上述と同様、説明を簡単にするために、歯車の歯が40°の好ましい最大角 度を持つように設計されているものと仮定する。上述のように、この設計では、 軸線が平行に整合しているか又は一致しているような位置の各側へ40°延びる 角度範囲が提供され、合計80°の関節運動領域が得られる。 第8A図において、外歯車の歯80の中心は第1噛合領域の中心に位置し、外 歯車の歯80は内歯車の歯81、82と噛み合う。同じ時刻において、第8B図 に示す第2噛合領域では、内歯車の歯83の中心が噛合領域の中心に位置し、内 歯車の歯83は外歯車の歯84、85と噛み合う。従って、歯車対により相互連 結されたシャフトが最大角度で交差するとき、歯車の6つの歯が負荷を共有して 支える。 第8C図は、歯車が円ピッチの3/4の距離だけ更に回転した後の時刻におけ る第8B図に示したような第2噛合領域を示す。第8C図に示す時刻において、 外歯車の歯86の半径方向の中心線は内歯車の歯87の右手側延長部に接触し、 これら2つの歯間の接触ラインは、歯86の前面に沿って(図の)右方への摺動 運動を開始し、歯87の後面に沿って左方への摺動運動を開始する。同時に、内 歯車の歯87と外歯車の歯85との間の接触ラインは、歯87の前面に沿って左 方へ摺動し、歯85の後面に沿って右方へ摺動する。 上述のように、シャフトが好ましい最大角度xで指向しているときに噛合する 歯の数は、すべての予期される作動条件に対して噛合する歯の最小数を表す。シ ャフトが実質的な180°の整合位置へ移動したとき、2つの歯車の歯はカップ リングのような方法で完全に噛み合う。それ故、選択されたダイヤメトラルピッ チ及び歯の垂直弦方向厚さが(多数の歯が好ましい最大角度で噛合している状態 で)予期される負荷を支持するのに十分な場合は、歯車対は、一層小さな角度方 位の下では、十分な強度を有する。 当業者なら、歯車の歯面の可能なスコアリング(scoring)は本発明の歯車間の 摺動接触を考慮して特殊な考察を必要とすることを認識できよう。しかし、本発 明の歯車装置におけるスコアリングの可能性を考察するときは、(イ)負荷が2 つ同時に噛合する多数の歯により共有されるので、各歯上の表面圧力が減少する こと、及び(ロ)各歯の対向歯面が各噛合位置でそれぞれ負荷を受けることに留 意しなければならない。また、各対の噛合歯が噛合及び噛合解除を行うときに相 対的に摺動する歯表面距離は、シャフト角が180°に近づくにつれて減少する 。それ故、歯車間のシャフト角が減少するにつれて摺動速度が減少し、歯車の歯 間の表面圧力及び摺動速度が好ましい最大角度で許容できるものである場合は、 スコアリングの可能性の問題点は最小となる。 (ハ)CD(ダイアモンド上の円)構造の歯の設計 本発明の可変角度歯車装置に適した歯車の歯の設計パラメータを決定する他の 方法も存在するが、ここでは、一般幾何学的な形状により設計パラメータを決定 する。第9A及び9B図に示す本発明のCD構造の歯に対する一般幾何学的な形 状は次の通りである。 (1)本発明のCT構造の歯に関して上述したものと同じ方法で、CD構造の 歯の設計は、歯車装置を使用する応用に従って所要の寸法及び強度仕様を最初に 決定し、これに基づき、歯の適当な歯末寸法、ダイヤメトラルピッチ及び垂直弦 方向厚さを選択することから始まる。 (2)このような基本パラメータの最初の選択に続き、第9A図の右側部分に 示すような方法で歯車対の外歯車の一部を、軸方向から見た平面内でレイアウト する。すなわち、ピッチ円aの一部及び少なくとも2つの歯中心b、cを形成す る。歯中心bを通る半径方向の線dは「希望する噛合」(proposed mesh)の中心 を特定するように選択され、外歯車のピッチ円aの一部の平坦な投影線a′は半 径方向の線dに垂直にレイアウトされる。 (3)投影された歯中心b′は半径方向の線dと平坦にされたピッチ円(投影 線)a′との交点に位置し、上述のような希望する噛合の中心として作用する。 次いで、歯中心bに隣接する歯中心cが最初に形成されたピッチ円aから平坦に されたピッチ円a′へ投影され、その投影された歯中心はc′にて示す。 (4)次いで、歯中心b′、c′のまわりに円e、fをそれぞれ形成するが、 これら各円は上記(1)において選択されたダイヤメトラルピッチにより決定さ れる垂直弦方向歯厚に等しい直径を有する。当業者なら分かる通り、この直径は (投影された歯中心b′、c′間の中間に同一直径の破線円が表されるように) 歯車の投影された円ピッチの1/2に等しい。 (5)次いで、歯車対の内歯車のピッチ円gの平坦にされた投影線を描くが、 この投影線は、希望する噛合の歯中心b′を通り、歯車の軸線間の交点での最大 所望角度に等しくなるように選択された角度xで(投影線a′に対して)傾斜す るようにする。次いで、2つの新たな歯中心h、iを平坦にされたピッチ円(投 影線)g上に形成するが、歯中心h、iは投影された円ピッチに等しい距離だけ 離れて位置し、噛合中心b′の両側に位置する。歯円e、fと同じ直径をそれぞ れ有する新たな円k、mを歯中心h、iを中心として描く。 (6)第9B図を参照して、第9A図の左側部分における投影噛合構成の続き を開始する。平坦にされたピッチ円gは各歯円k、mの半径方向中心線を表し、 歯円kの両側で中心線gの各側に(歯車の軸線間の交点における好ましい最大角 度に等しい)角度xを形成し、歯円kの各対向する面に2つの歯面角度(x°) を形成する。次いで、歯円kの片側上のそれぞれの歯面角度の外側の点o、pを 結ぶ弦nを引き、歯中心hと弦nの二等分点とを通る二等分線qを形成する。 (7)点oから歯円fの表面に対する点rでの接線を引き、この接線は二等分 線q上の交点sで終端する。点sから弦nの他端の点pまで第2の線を引き、二 等辺三角形opsの等辺の二辺が歯円kの片側における軸方向で歯車の歯の長手 方向の幅を増大させる延長部の基本形状を形成する。二等分線qは歯の軸方向中 心線を形成するように延び、次いで、第9B図に示すような歯円kの反対側での それぞれの歯面角度外側の点から延びる同一寸法の三角形を描き、軸方向反対側 での延長部を完成させる。 (8)次いで、上述の方法で歯円kのまわりに形成されたこの見掛けの「ダイ アモンド上の円」構造の歯形の輪郭は、噛合するCD構造の歯車対の両方の歯車 の(歯車のピッチ面内で見た)歯の形状のために使用される。もちろん、当業者 なら分かるように、本発明のCD構造の歯の最終形状は実質的に上述の形を有す るが、先端逃がし、クリアランス、エッジ及び表面の円滑性等のために多少の修 正を加える必要がある。 一組のこのような噛合するCD構造の歯を第10図に概略的に示すが、歯車は 噛合中心88のまわりに位置し、歯車の軸線は40°の選択された好ましい最大 角度(交角)となるように指向している。この最大角度において、内歯車の3つ の歯90、91、92は外歯車の2つの歯93、94に接触している。それ故、 本発明の他の歯の設計と同様、CD構造の歯は従来の歯車装置におけるよりも一 層大きな予期される負荷を支えるように常に噛み合う。 (ニ)CT構造及びCD構造の歯の設計の可能な変形例 第11図は本発明のCT構造又はCD構造に適用できる更なる形状変形例に係 る別の一対の歯車の噛合歯を概略的に示す。歯車が選択された好ましい最大角度 で可変的に交差するそれぞれの軸線のまわりで回転するときの噛合歯の輪郭を平 坦な投影面上で示し、平坦な投影面は第5B図に関連して説明した方法と同じ方 法で修正されている。 この普通でない変形例においては、噛合する対のそれぞれの歯車は異なる厚さ の歯を有する。設計は歯を構成することにより行われ、その初期の設計工程にお いては、最小寸法及び最小垂直弦方向厚さの歯を提供するが予期される負荷を支 えるのに適するようにダイヤメトラルピッチが選択される。例えば、第11図に おいて、内歯車100のCT構造の歯の一部は図示のように投影面内でレイアウ トされる。一例として、内歯車100は約9cm(3.5インチ)のピッチ円を 有し、CT構造の歯の1つの中心を形成する単一の円102にて表されるような 垂直弦方向厚さを備えた10ピッチ/36歯の歯車となるように最初に選択され る。内歯車100の歯のための円ピッチはcpとして示される。 次いで、破線にて示すように、1つ置きの歯を歯車100から除去する。これ により、歯車100の各歯の間には単一の円102の直径の3倍に等しい歯みぞ が存在し、内歯車の残存する歯104、105、106は最初に選択した円ピッ チの2倍(即ち、2×cp)の中心間距離を有する。しかし、内歯車の歯104 、105、106はその元の寸法及び形状(例えば、10ピッチ/36歯の歯車 における寸法及び形状)を維持する。 この変形例の次の工程においては、噛合する外歯車108の歯を2×cpの距 離だけ離れた中心を持つように形成される。しかし、上述のようなCT構造を使 用する場合は、(各歯の中央部分を形成するために使用される)単一の円110 は内歯車100の初期の歯の中央部分を形成するために使用される単一の円10 2の直径の3倍に等しい直径を有する。 歯車の軸線が選択された好ましい最大角度x(この例では、x=40°)で交 差した状態で、上述のような方法で構成された歯車100、108の噛合部分が 第11図に示すように投影面内でレイアウトされたとき、異なる寸法の歯が噛合 関係で互いに回転できることが分かる。更に、第11図の歯車100、108に ついて上述したような歯車の寸法パラメータに基づき、2つの歯車の各々は5ピ ッチ/18歯の歯車となるが、元の10ピッチ/36歯の歯車と同じ円ピッチ及 び同じ浅い歯みぞ深さを有する。 また第11図から、外歯車の2つの過剰寸法の歯111、112が内歯車の2 つの歯105、106と噛み合うことが分かる。それ故、この変形例は各噛合に 対して少なくとも4つの噛合歯(即ち、通常の作動中常に噛み合う8つの歯)を 提供する。 本発明のCT構造、CD構造及びL/IC構造の歯車は別の設計上の特徴を持 つ。すなわち、これらすべての歯車はクリアランスのために極めて小さな先端逃 がしを必要とする。第12図には、このような先端逃がしの斜視図を誇張して示 す。外歯車のCD構造の歯114の歯面は僅かに面取りされた各延長部116、 117の上方歯末丈を有し、面取りの深さは、歯の半径方向中心線でのゼロから 、歯の軸方向中心線に遭遇するときの歯面の外側エッジでの最大値まで増大する 。適当な必要な逃がし量を提供するためには、10cm(4インチ)の直径を有 する外歯車のCD構造の歯はその外側エッジにおいて約0.2mm(0.008 インチ)の最大先端逃がしを必要とする。 このような小さな先端逃がしは本発明の歯車装置の製造中に簡単に形成するこ とができる。例えば、歯車を「およそだが最終形状に近い」形状に最初に鍛造す る工程において、先端逃がしの無い適合歯車の形をした仕上げ工具を用いてCB N研磨することにより、鍛造した粗い歯車を仕上げることができる。 (ホ)弓形構造の歯の設計 本発明の歯車装置は、容易に製造でき、ある応用に適した更に別の歯車の歯の 設計を含む。この設計を「弓形」構造と呼ぶことにする。その理由は、各歯の各 対向する作業面の全体の長手方向表面の輪郭が単一の円の円弧により形成され、 歯車のピッチ面内で見たときに、各歯の2つの作業面の輪郭が弓形の形状を呈す るからである。(幾何学的には、「弓形」は球体の表面上の2つの交差する大円 により境界を定められた領域である。)本発明の弓形構造を説明するために、第 13A図及び第13B図を参照する。 第13A図は各歯面の長手方向湾曲部を形成する円弧を決定するために使用す る幾何学的形状を示す。まず、本発明のCT構造及びCD構造の歯に関して説明 した方法と同じ方法で、歯車装置を使用する応用に従って所要の寸法及び強度仕 様を最初に決定し、これに基づき、歯のための適当な歯末丈寸法、ダイヤメトラ ルピッチ及び垂直弦方向厚さを選択することにより、本発明の弓形構造の歯の設 計を開始する。この情報から、歯末円116、歯元円118及びピッチ円120 をレイアウトすることにより外歯車115の横断面の簡単な形状が形成され、数 個の歯の輪郭も形成される。 次いで、所定の好ましい最大角度x(この例では、25°)が半径方向の線1 24、125間で歯車の中心122からレイアウトされる。そして、半径方向の 線124、125がピッチ円120と交わる2つの点127、128間を結ぶ弦 126を引く。弦126の長さを測定して、歯車のための弓形構造の各歯の作業 表面の全長を形成する円弧を決定する単一の円を形成するために使用される直径 値Xを得る。 第13B図に示す更なる形状においては、外歯車115及びこれに噛合する内 歯車130は、その軸線が所定の好ましい最大角度(即ち、25°)で交わった 状態で、(上述のような)修正した平坦な投影面内でレイアウトされ、歯車の軸 線が交差する枢動(ピボット)軸線は噛合中心132により表される。直径値X を有する円を中心132のまわりで描き、この円の円弧が外歯車の歯134の前 面及び外歯車の歯135の後面を形成する。中心132はまた、外歯車の中心を 印すために使用され、別の外歯の中心137、138が歯車115の半径方向中 心線136に沿って所定の円ピッチに等しい距離だけ(中心132から)離れた 位置に印される。その後、同じ直径値Xの円を使用し、連続する中心137、1 38等を使用することにより、他の外歯車の歯の前面及び後面を形成する。 同様に、噛合中心132の各側で円ピッチの1/2の距離に2つの点を印すこ とにより、内歯車130の半径方向の中心線141に沿って連続する歯中心13 9、140を形成する。次いで、同じ直径値Xの円を使用し、連続する中心13 9、140等を使用することにより、内歯車130の歯の前面及び後面を形成す る。歯車の製造業者にとっては容易に理解できる如く、このような弓形構造の歯 車歯は値Xを持つ内径を有する中空の円筒状カッタを使用することにより形成で きる。 図示のような構成のため、多くの弓形構造の歯(例えば、各共有された噛合領 域における約10個の歯)は、歯車間のシャフト角が最大角度になったときに、 それぞれの歯面で十分に接触する。しかし、弓形構造の各歯の垂直弦方向厚さは 噛合する歯車の歯間の歯みぞほどには大きくなく、このため、シャフト角が最大 角度から180°の整合位置に向かって減少したときには、噛合する弓形構造の 歯間のバックラッシュは増大し、シャフト角が180°の整合位置に達したとき には、バックラッシュは実質上最大量となる。それ故、本発明の弓形構造の歯の 設計は常に最小バックラッシュを必要とする応用(例えば、通常の作動中に、予 期されるシャフトの回転の逆転が相対周期にて発生するような応用)には適さな い。 (ヘ)L/IC(弓形/逆曲線)構造の歯の設計 第14A及び14B図は本発明に係る更に別の対の噛合歯の輪郭を概略的に示 す。後の説明から明らかとなる理由のため、この構造を弓形/逆曲線(L/IC )構造と呼ぶことにする。歯の輪郭は、歯車の軸線が好ましい最大角度で交差し ている状態で、修正した平坦な投影面において示す。もちろん、このような平坦 な投影面は球状のピッチ表面を有する実際の歯車を単にシミュレートしたもので あることに留意されたい。 上述の本発明の他の歯の設計と同様、第14A、14B図に示す歯はその形状 設計により容易に説明できる。このようなL/IC構造の歯に対しては、その形 状設計は、歯車のシャフトが180°の整合位置の各側で可変的に交差するとき の所望の最大角度xと共に、歯の適当な歯末丈寸法、ダイヤメトラルピッチ及び 垂直弦方向厚さを選択するための最初の決定から始まる。 これらの先に選択したパラメータに基づき、最大角度(この場合は、45°の 角度)交差するような2つの歯車のピッチ円の平坦な投影をレイアウトする。そ して、CT構造及びCD構造の歯の設計と同様、一方の歯車に対する歯中心80 ′をピッチ円間の交点に位置させる。選択された円ピッチP′を使用して、付加 的な歯中心81′、82′及び83′、84′、85′及び86′をそれぞれ各 ピッチ円上に印す。次いで、各歯の中央部分を、所望の弦方向厚さD′に匹敵す る直径を有するそれぞれの円としてレイアウトする。すなわち、それぞれの各円 は弦方向厚さの1/2に匹敵する半径T(即ち、円ピッチの1/4)となるよう に形成される。 次いで、一方の歯車(第1歯車)の歯が弓形構造の設計により形成され、各歯 の各歯面87′、88′、89′、90′の全体長さは、第1歯車のピッチ円上 に位置した中心を有し、次式で示すような半径R′を有する円の円弧により決定 される。 R′=3T=3D′/2=3P′/4 半径R′は選択された弦方向厚さの1.5倍に匹敵し、これは円ピッチの3/4 に匹敵する。 第2歯車の噛合する歯車の歯は本発明のCT構造及びCD構造の歯に関して説 明した方法と同じ方法で歯中心80′、81′、82′のまわりに形成される。 すなわち、各歯表面の各円弧の中央部分91′、92′はその端部に隣接する2 つの軸方向に延びた部分93′、94′を具備する。各延長部93′、94′の 表面は、(イ)それぞれ所定の歯表面角度xで歯の半径方向中心線95′の両側 に位置する2つの点A′、E′及びB′、F′の各々において円弧形の中央部分 91′、92′から延び、かつ、(ロ)歯の軸方向中心線96′と交差する投影 面の方へ延びるラインである。また、本発明のL/IC構造においては、本発明 のCT構造と同様、各歯表面の延長部は各歯面の円弧中央部分に対して接線方向 となっている。 しかし、第14A図に示すように、各歯表面の延長部93′、94′は円弧の 中央部分91′の湾曲と逆の湾曲を有する曲線となっている。このような逆曲線 の各延長部は対応する歯表面角度線A′、B′及びE′、F′の延長部上に位置 する湾曲の中心を有する円弧となっている。このような構成は歯97′の歯表面 の延長部に対して示され、その歯の延長部100′、101′、102′、10 3′のための湾曲の中心は点104′、105′、106′、107′によりそ れぞれ示される。この構成においては、各延長部の半径R′はその円弧の中央部 分の半径Tの3倍に匹敵する。 第14B図は第14A図に示したL/IC構造の歯車対と同じ噛合関係を示す が、歯車の軸線は、好ましい最大角度ではなく、20°の角度で交差している。 5つの歯が噛み合っていることが分かる。それ故、本発明のL/IC構造の設計 においては、従来の歯車装置よりも一層多くの常時噛合している歯が提供される 。更に、軸線が180°の位置で整合したとき、歯車カップリングのようにすべ ての歯が噛み合う。 定速ジョイント 本発明の歯車装置は通常の作動中に軸線が可変角度で交差するような素子間で 回転力を伝達する必要がある任意の応用に供することができるが、主要な適用の 1つは、ユニバーサル及び定速(CV)ジョイントに関連する自動車工学への応 用である。 第15図には、本発明に係るCVジョイントの第1実施例を概略部分断面図と して示す。外歯車150は駆動シャフト154の端部にスプライン連結されたハ ブ152に装着され、これに噛合する内歯車156は被駆動シャフト160の端 部に固定されたカップ状の支持体158に装着される。歯車150、156は、 ボルト163により被駆動シャフト160の端部で支持体158の中央に固定さ れた大きなボール軸受162から成る球面軸受によって、噛合関係に維持されて いる。ボール軸受162は枠体164内に保持され、この枠体はハブ152の外 側リップ部166とハブ152の適当なチャンネル内に位置したバネリング16 8との間に捕捉される。 組立てを行うため、ハブ162のスプライン端部にスプラインの内径に匹敵す るボアを設け、枠体164を2つの部分に分割する。組立て期間中、(イ)枠体 164の外側半部分をリップ部166に当接させて配置し、(ロ)ボール162 を枠体164の外側半部分内に配置し、(ハ)枠体164の内側半部分をボール 162のまわりで位置決めし、(ニ)枠体164を保持するために、バネリング 168をハブ152内で位置決めし、(ホ)ボルト163を用いてボール162 をシャフト160に固定する。 この軸受構成により、両方の歯車の中心はボール162の中心に一致するよう に常に維持され、ボール162は枠体164に関して任意の方向へ自由に運動で きる。シャフト154、160が任意の平面内で広範囲のシャフト角にわたって 可変的に交差するときに、歯車150、156は2つの噛合中心のまわりで噛合 接触を維持する。 第16図は、本発明に係る定速ジョイントの別の実施例を示す概略断面図であ る。この別の実施例は第15図のCVジョイントに類似しているが、高速及び高 トルク条件の下で使用するに適した特殊な球面軸受を有する。 内歯車170はカップ状の支持体172及び被駆動シャフト173に固定され 、外歯車175は駆動シャフト177にスプライン連結されたハブ構造体176 に固定され、球面軸受の中央部分はボルト179により支持体172及びシャフ ト173に固定された大きなボール178から成る。また、ボール178はハブ 構造体176に設けた適当なチャンネル内に保持された枠体180内に位置する 。しかし、このヘビーデューティ(heavy-duty)実施例においては、ボール178 は枠体180に直接支持されておらず、ボール178のまわりに位置した極めて 薄いリングワッシャ183によって形成された一連のレースにより枠体180内 に捕捉された多数の小さなボール182により支持されている。組立てを行うた め、枠体180はボルト184(1つのみを示す)により固定される2つの部分 に分割される。このようなボール軸受構造により、別個のグループの小さなボー ル182が別個の横方向レース内にそれぞれ保持されるが、ボールは長手方向に 自由に転がることができる。 上述した方法で、このようなCVジョイントに使用される本発明の歯車の歯が ある所定の好ましい最大シャフト角を持つように設計される。第16図において 、CVジョイントは紙面内において枢動(ピボット)軸線186のまわりで好ま しい最大角度(この例では、40°)まで関節運動できる状態で示されている。 このCVジョイントの関節運動範囲を示すため、歯車175の下端を破線にて示 すが、これは、その歯車が一方向へ最大角度まで枢動したときの歯車175の位 置を表す。 大きなボールを貫通するように設けられ、また、大きなボールの表面に設けら れた適当なチャンネルにより、CVジョイントの球面軸受の潤滑が容易になる( このようなチャンネルは第15図にのみ示す)。また、これに関し、当業者なら 、例えば膝関節動作(knee-action)で支持された駆動車輪の上下運動によりシャ フト角が変化している間、ハブ(例えば、ハブ152及びハブ構造体176)が それぞれのシャフトの端部に関して軸方向に僅かに運動しなければならないこと を認識できよう。このような状況下では、シャフト177の端部とボール178 との間に溜まった潤滑流体は球面軸受を通して及び球面軸受のまわりに吐き出さ れる。 上述のボール装着式のCVジョイントはボールの中心を通る任意の平面内で関 節運動できる。もちろん、シャフト角の必要な関節運動が1つの平面(例えば、 左右方向平面のみ、又は、上下方向平面のみ)内に限定される場合は、CVジョ イントは、例えば第1図に示す実施例と同様の構造のように、一層簡単な構造と することができる。 大半のトラックにおいては、後輪はトラックのトランスミッションの出力部よ りも路面の一層近くに位置した差動装置を介して駆動され、本発明の歯車装置を 組み込んだ駆動シャフトはトラックのトランスミッションと差動装置との間に所 要の関節連結を提供するために使用できる。第17図は各端部に位置したそれぞ れ一対の本発明の歯車189、190を備えた駆動シャフト188を概略的に示 す。歯車対189の内歯車192はトランスミッションの出力部に連結されるよ うになったベース板194を有するカップ状の支持体193内に保持される。歯 車対189の外歯車195はシャフト188の左端部に固定される。同様に、歯 車対190の外歯車196はシャフト188の右端部に固定され、これに噛合す る内歯車197はトラックの差動装置に適当に連結できるシャフト199に固定 されたカップ状の支持体198内に保持される。 関節運動シャフト188上の歯車対189、190は歯車を相対的に位置決め するためのそれぞれのボール軸受を有するものとして概略的に示されている。そ れ故、第17図に示す構成は、板194及びシャフト199の一方又は両方が1 以上の平面内で関節運動しなければならないような任意の応用にとって適してい る。しかし、この関節運動シャフト組立体を上述の方法でトラックに使用した場 合、各歯車対の角度方位は普通、ある所定の角度で1つの平面内に固定されるの で、上述のように、歯車を支持するために一層簡単な歯車装着構造(第1図の実 施例に類似のもの)を使用することができる。 第17図の歯車構成により提供される全体の関節運動の範囲は歯車対189の 好ましい最大角度に歯車対190の好ましい最大角度を加えたものとなる。それ 故、この修正した構成は顕著な関節運動を行うジョイントを提供するために使用 できる。例えば、シャフト188の長さが最小であり(例えば、2つのシャフト 端部が背中合わせで(back-to-back)有効に位置決めされ)、各歯車対189、1 90が(それぞれの歯車のシャフト角が任意の平面内で30°の角度にわたって 変化できる状態で)すべての予期される負荷条件下で一定速度の回転力を伝達す るように設計されている場合は、上述の背中合わせ構成は、1平面で30°の角 度までの関節運動を提供しそれと同時に任意の別の平面で別の30°の角度まで の関節運動を提供しながら、任意の1平面内で60°の角度までの定速関節運動 を提供する。 第18図は、定速ジョイント200(第15図に示すものと類似のもの)を車 両の操舵駆動部に組み込んだ場合の本発明の適用の別の例を概略的に示す。操舵 駆動車軸201の一端は普通の駆動フランジ202にスプライン連結され、この フランジにはボルトにより車両の前輪が固定される(前輪もボルトも図示しない )。操舵駆動車軸201の他端はCVジョイント200から成る歯車対の内歯車 206を支持するカップ204に固定される。 外歯車207は駆動シャフト208の端部に固定され、駆動シャフトは自動車 のフレーム部材210内に保持されたジャーナル(図示せず)内で回転する。操 舵駆動車軸201はキングピン214によりフレーム部材210に回転可能に連 結された車輪支持体212内の軸受(図示せず)によって適当に支持される。車 輪支持体212が操舵されるとき、大きなボール軸受216は歯車206、20 7間のシャフト角の変化を許容する。 更に、他の既知の従来の構成(例えば、フレーム部材210の代わりに、上下 運動を許容する膝関節構造を用いた構成)においては、ボール軸受216はこの 第2平面での同時の関節運動を許容する。多数の平面内でのこのような同時関節 運動期間中、CVジョイント200の歯車対206、207は180°だけ離れ てセンタリングされた2つの噛合領域を常に共有し、歯車が1:1の比率で互い に回転するとき、歯車は相対転頭動作にて運動する。 第17図に示す操舵駆動の別の特徴に留意すべきである。すなわち、従来のC Vジョイントにおける操舵駆動車軸に生じるようなトルク/操舵の問題を克服で きる。当業界で使用される「トルク/操舵」なる用語は回転するジョイントが操 舵されている車軸のキングピンのまわりで不当な旋回モーメントを発生させる傾 向を言う。キングピン214をCVジョイント200の枢動軸線に整合させるこ とにより、この問題は第18図に示す構成において回避される。歯車206、2 07が180°離れて位置した2つの噛合点を共有し、これらの噛合点が駆動シ ャフトと被駆動シャフトとの間で枢動軸線と整合するので、1:1の比率での歯 車の回転は枢動軸線のまわりで何等運動を生じさせず、そして、CVジョイント 200の枢動軸線がキングピン214の軸線と一致しているので、歯車の回転は キングピンの軸線のまわりで不当な操舵モーメントを発生させず、その結果、ト ルク/操舵の問題を発生させない。 本発明の定速ジョイントの重要な特徴の1つは、潤滑が容易なことである。第 19図は第15図に示したものに類似する回転定速ジョイントの概略部分断面図 である。オープン型の自動車駆動シャフトの2つの素子間の関節連結部として作 動している状態のジョイントを示す。図示の時点においては、シャフトの素子が 約15°の角度で関節連結され、これらの素子が300rpm以上の速度で回転 しているものと仮定する。 外歯車150′はオープン型の駆動シャフト素子154′の端部にスプライン 連結された円周方向延長部153′を有するハブ152′に装着される。カップ リングの噛合する内歯車156′は円周方向リップ部159′を有するカップ状 の支持体158′に装着され、支持体はオープン型の駆動シャフト素子160′ の端部に固定される。ハブ152′の円周方向延長部153′とカップ状の支持 体158′の円周方向リップ部159′との間には、エラストマーブーツ161 ′を取り付ける。ブーツ161′の一端はシートメタルのストラップ165′に より延長部153′に対してシールされ、他端はシートメタルのカラー167′ によりリップ部159′に対してシールされる。カップ状の支持体158′及び エラストマーブーツ161′は共働して、包囲カバー内でジョイント機構を取り 囲む。 回転運動がシャフト素子154′からシャフト素子160′へ伝達されると、 包囲されたジョイント内の潤滑流体169′は遠心力によりカップ状の支持体1 58′の側部へ押圧され、噛合する歯車の噛合歯間へ進入する。全体のジョイン ト機構がシャフト素子と互いに回転するので、カップ状の支持体158′の旋回 する金属側部は空気冷却され、潤滑流体169′内に発生した熱を外へ導く。更 に、シートメタルのカラー167′の垂直部分は、潤滑流体の軸方向流れを抑制 し遠心効果による圧力に耐える支持をエラストマーブーツ161′に提供する。 (第3A)3B及び3C図に関連して)上述したように、角度をなして交差す る外歯車150′及び内歯車156′が1:1の比率で回転する間、噛合する歯 は180′離れて位置した2つの共有された噛合領域で噛合及び噛合解除を行う ように連続的に摺動する。すなわち、第19図に示すジョイントが1/4回転だ け回転すると、外歯車150′の歯150a、150bは内歯車156′の噛合 歯156a、156bのそれぞれの面を横切って摺動して完全に噛み合い、図示 の位置にきたときに、潤滑流体を歯面に押し付ける。更に1/4回転だけ回転し た後、これらの歯車の噛合が解除され、歯車の歯間の空間(歯みぞ)は回転する カップリングの遠心作用により加圧された潤滑流体で再度満たされる。また、作 動中、歯車の歯のこの摺動運動が潤滑流体の霧化を常に生じさせ、この霧化した 潤滑流体は包囲されたジョイント内の雰囲気を飽和し、ボール軸受機構を潤滑す る。 大きなギヤ比を有する装置 本発明の歯車装置は1:1以外の比率で回転力を伝達するためにも使用できる 。しかし、このような構成においては、歯車は2つの噛合領域を共有しない。代 わりに、歯車は従来の歯車装置と同じ方法で1つのみの噛合領域を共有するが、 歯車は、それぞれのシャフトが上述の所定の角度範囲にわたって相対的に変化で きる状態で、回転力を伝達できる。 第20A図及び第20B図は1:1以外の比率(例えば、2:1の比率)で回 転力を伝達するための歯車装置の概略上面図である。第20A図はシャフト22 4の端部に固定されたカップ状の支持体222により保持された内歯車220の 上面図である。これに噛合する外歯車226はシャフト228の端部に形成され 、このシャフトは、図示の状態では、シャフト224に関する180°の整合位 置の上方へ好ましい最大角度xだけ傾斜した平面内で上向きに調整されている。 シャフト228がシャフト224に関する180°の整合位置の下方へ好ましい 最大角度xだけ傾斜するように下向きに調整された後の歯車226を破線にて示 す。上述したように、シャフト角がこの全体の運動範囲にわたって変化するとき に、歯車220、226の噛合する歯は噛合状態を維持する。 歯車220、226が異なる寸法のピッチ円を有するので、歯車は互いに同じ 速度では回転しない。それ故、それぞれの歯面が1:1の比率の歯車構成につい て説明した方法で摺動する間、小さい方の歯車226の歯は大きい方の歯車22 0の歯と転がり接触するように係合しなければならない。1:1以外の比率用に 設計された構成においてこの転がり係合を許容するために、歯車の歯はインボリ ュートプロフィールを具備する。上述のように、CT構造及びCD構造の設計に おいては、好ましくは、直線状の歯プロフィールを備え、これらの構造にインボ リュートプロフィールを容易に付加することができない。従って、1:1以外の 比率に対しては、歯車の歯にとっては上述の弓形構造が好ましい。 先に説明したように、歯車のシャフトが好ましい最大角度で位置したときには 、弓形構造の歯はかたく噛み合う。そして、シャフト角が減少するにつれて、噛 合する歯間のバックラッシュが増大し、シャフト角が180°になったときには 、最大バックラッシュに達する。第20B図は第20A図に示す構成の端面図で あり、歯車220、226以外の素子は図示省略してあり、歯車のシャフトが1 80°の整合位置にあるときに生じる最大バックラッシュを(誇張して)示す。 第21図には、外歯車のみを使用した本発明の歯車装置の別の実施例を概略的 に示す。両方の歯車220′、226′は外歯を有するが、この構成は上述の方 法と同様の方法で機能する。すなわち、歯車は1:1以外の比率(例えば、2: 1の比率)で回転力を伝達し、歯車間のシャフト角が所定の最大角度により決定 された全運動範囲にわたって変化するときに、歯車の噛合する歯は常に噛合状態 を維持する。更に、歯車220′、226′が異なる寸法のピッチ円を有するの で、これらの歯車は互いに同じ速度では回転せず、それ故、互いに転がり接触関 係にて係合する。1:1以外の比率用に設計された構成においてこの転がり係合 を許容するために、歯車の歯はインボリュートプロフィールを具備し、弓形構造 が好ましい。 また、歯車のシャフトが好ましい最大角度で位置したときにのみ歯車220′ 、226′の弓形構造の歯はかたく噛み合い、歯車間のシャフト角が180′に なったとき、即ち、第21図に示す関係になったときに、噛合する歯間のバック ラッシュは最大値まで増大する。もちろん、このバックラッシュは、主として1 (回転)方向において力を伝達するために歯車を使用するような応用において何 等問題を生じさせず、本発明の歯車装置は、歯車のシャフトが180°以下の幅 広い角度範囲にわたって調整されている状態で回転力を伝達するために使用でき る。
【手続補正書】特許法第184条の7第1項 【提出日】1995年9月29日 【補正内容】 19条補正 請求の範囲 1. (イ)同一の平面、及び、(ロ)相対的に投影された平行な平面、のうち の一方の平面内にあるときに交差する2つの軸線のわまりでそれぞれ回転できる 2つの素子間で回転力を伝達するための噛合する噛合歯を備えた一対の歯車にお いて、 上記各歯車が上記素子の対応する1つに連結されるようになっていて、当該対 応する素子の軸線のまわりで回転するようになっており; 上記歯車が(イ)単一のピッチ球体、及び、(ロ)交点の一点を共有する2つ の異なる寸法のピッチ球体のうちの1つ、のいずれかに形成した大円により画定 されるピッチ円を有し; 少なくとも一方の上記歯車の上記各噛合する歯は、当該歯車が駆動及び被駆動 関係にて回転しているときに上記交差する軸線が180°の角度から180°と は異なる所定の最大角度までの連続角度範囲にわたって変化できるように、所定 の垂直弦方向歯厚に匹敵する直径を有する単一の円の両側を形成するそれぞれの 円弧によりその歯車のピッチ表面において画定される両方の長手方向歯表面の少 なくとも中央部分を備えたそれぞれのピッチ球体上に形成される; ことを特徴とする歯車。 2. 請求の範囲第1項に記載の歯車において、上記一対の歯車が内歯車と外歯 車とから成ることを特徴とする歯車。 3. 請求の範囲第1項に記載の歯車において、上記軸線が上記平行な平面内に 位置していて当該軸線が交差しているときには、相対的に投影された場合、上記 一対の歯車が一対の外歯車から成ることを特徴とする歯車。 4. 請求の範囲第1項に記載の歯車において、上記内歯車及び外歯車が180 °離れてセンタリングされた2つの噛合領域で同時に噛み合うように、上記歯車 の上記ピッチ円が上記単一のピッチ球体上の両方の大円により画定されることを 特徴とする歯車。 5. 請求の範囲第1項に記載の歯車において、各長手方向歯表面の上記各円弧 中央部分が各端部にそれぞれ隣接する2つの軸方向に延びる延長部を有し; 上記各延長部の表面が、上記ピッチ表面で見たときに、(イ)上記歯表面の半 径方向中心線から測ったそれぞれ所定の歯表面角度で反対方向に位置した2つの 点のうちの対応する点において上記円弧中央部分から延び、かつ(ロ)歯の軸方 向中心線と交差する投影面の方へ延びる線により画定される; ことを特徴とする歯車。 6. 請求の範囲第5項に記載の歯車において、上記各歯表面延長部の表面が上 記対応する点における上記円弧中央部分に対する接線により画定されることを特 徴とする歯車。 7. 請求の範囲第6項に記載の歯車において、上記各歯表面延長部が直線によ り画定されることを特徴とする歯車。 8. 請求の範囲第6項に記載の歯車において、上記各歯表面延長部が上記円弧 中央部分の湾曲とは逆向きの湾曲を有する曲線により画定されることを特徴とす る歯車。 9. 請求の範囲第8項に記載の歯車において、上記逆向きの湾曲が上記円弧中 央部分の直径の1.5倍に等しい半径を有する円弧により画定されることを特徴 とする歯車。 10. 請求の範囲第8項に記載の歯車において、上記歯車のうちの他方の歯車 の上記各噛合する歯の各長手方向歯表面が、上記ピッチ表面で見たときに、弓形 構造の形をしており、かつ、上記一方の歯車の上記円弧中央部分の直径の1.5 倍に匹敵する半径を有する単一の円の円弧により画定されることを特徴とする歯 車。 11. 請求の範囲第5項に記載の歯車において、 上記軸線が上記所定の最大角度で位置しているとき、上記各歯が上記噛合する 歯車の歯との噛合係合部を通り; 上記各歯表面延長部が、噛合し噛合する歯の円弧中央部分に対して接線を形成 し、かつ、当該円弧中央部分の半径方向中心線を越えて延びる直線により画定さ れる; ことを特徴とする歯車。 12. 請求の範囲第5項に記載の歯車において、それぞれの上記所定の歯表面 角度が互いに等しいことを特徴とする歯車。 13. 請求の範囲第12項に記載の歯車において、 上記各歯表面角度は、上記2つの軸線が交差する上記所定の最大角度に等しく ; 上記軸線が上記所定の最大角度で位置したときには、各歯車の2以上の上記噛 合する歯が上記噛合する歯車により共有される上記各噛合領域で同時に噛み合う ; ことを特徴とする歯車。 14. 請求の範囲第2項に記載の歯車において、上記各噛合する歯の上記長手 方向歯表面が実質上直線のプロフィールを有することを特徴とする歯車。 15. 請求の範囲第14項に記載の歯車において、上記直線の歯表面が上記各 歯車の半径方向の線素子により形成されることを特徴とする歯車。 16. 請求の範囲第14項に記載の歯車において、上記直線の歯表面がスプラ イン形状を呈していることを特徴とする歯車。 17. 請求の範囲第14項に記載の歯車において、上記実質上直線の歯表面の 上方プロフィールが先端逃がしクラウンを有することを特徴とする歯車。 18. 請求の範囲第2項に記載の歯車において、上記各噛合する歯の歯表面が インボリュート形のプロフィールを有することを特徴とする歯車。 19. 請求の範囲第1項に記載の歯車において、上記軸線が可変的に交差する 上記所定の最大角度が45°であることを特徴とする歯車。 20. (イ)同一の平面、及び、(ロ)相対的に投影された平行な平面、のう ちの一方の平面内にあるときに交差する2つの軸線のわまりでそれぞれ回転でき る2つの素子間で回転力を伝達するための噛合する噛合歯を備えた一対の歯車に おいて、 上記噛合する歯が少なくとも1つの噛合領域を共有し、上記各歯車が対応する 上記素子と互いに回転するようになっており; 上記歯車が、(イ)単一のピッチ球体、及び、(ロ)交点の一点を共有する2 つの異なる寸法のピッチ球体のうちの1つ、のいずれかに形成した大円により画 定されるピッチ円を有し; 少なくとも一方の上記歯車の各噛合する歯の長手方向歯表面が、当該歯車のピ ッチ面内で見たときに、弓形の形状を有し、該各歯表面が当該歯車の上記ピッチ 球体の表面に形成された単一の円の円弧により画定され; 上記単一の円の直径は、上記歯車が駆動及び被駆動関係にて回転しているとき に上記交差する軸線が180°の角度から180°に対して上記所定の最大角度 だけ異なる角度までの連続角度範囲にわたって連続的に変化できるように選択さ れた所定の最大角度に等しく上記球体の中心から測った角度に対峙している; ことを特徴とする歯車。 21. 請求の範囲第20項に記載の歯車において、上記軸線が上記好ましい最 大角度で位置するときには、各歯車の2以上の上記噛合する歯が上記噛合する歯 車により共有された上記各噛合領域で同時に噛み合うことを特徴とする歯車。 22. 請求の範囲第20項に記載の弓形構造の歯車装置において、 上記歯車の上記ピッチ円が上記2つの交差する球体のそれぞれに形成された大 円から成り; 上記各弓形の歯表面のための円弧を形成するために使用される上記単一の円が 上記大きい方の球体の表面上に形成された円から成り; 上記円の直径が上記大きい方の球体の中心から測った上記好ましい最大角度に 等しい角度に対峙している; ことを特徴とする歯車装置。 23. (イ)同一の平面、及び、(ロ)相対的に投影された平行な平面、のう ちの一方の平面内にあるときに可変的に互いに交差する2つの軸線のわまりでそ れぞれ回転できる2つの素子間で回転力を伝達するための一対の噛合する歯車の 歯を備えた一対の歯車の歯の形状を決定する方法であって、上記各噛合する歯車 が(イ)上記歯車が1:1の比率で回転している間に当該歯車が少なくとも1つ の噛合領域を共有するようにする単一のピッチ球体、及び、(ロ)当該歯車が1 :1以外の比率で相対的に回転している間に該歯車が単一の噛合領域のみを共有 するようにする、交点の一点を共有する2つの異なる寸法の球体のうちの1つ、 のいずれかに形成した大円によりそれぞれ画定されるピッチ円を有する一対の噛 合する歯車の歯の形状を決定する方法において、 (イ)上記単一のピッチ球体、及び、(ロ)上記2つの交差するピッチ球体の うちの大きい方の球体、のうちの一方に形成した大円により画定されるピッチ円 を有する一方の上記歯車のピッチ表面の所望の直径を決定する工程と; 上記2つの回転できる素子間で伝達されると予期される回転力を支えるのに十 分な垂直弦方向厚さを有する各単一の歯を提供するのに必要なダイヤメトラルピ ッチを計算する工程と; 上記各噛合する歯の各長手方向歯表面の中央部分を備えた少なくとも1つの上 記噛合する歯車を、上記対応するピッチ球体上で、該歯車が駆動及び被駆動関係 にて回転しているときに上記交差する軸線が180°の角度から180°に対し て上記所定の最大角度だけ異なる角度までの連続角度範囲にわたって変化できる ように該中央部分が選択された直径を有する単一の円の円弧となるように形成す る工程と; から成ることを特徴とする歯車決定方法。 24. 請求の範囲第23項に記載の歯車決定方法において、 同じ単一の円の円弧を使用して、各歯車のすべての長手方向歯表面の少なくと も中央部分を形成する工程を更に有する; ことを特徴とする歯車決定方法。 25. 請求の範囲第23項に記載の歯車決定方法において、 同じ単一の円の円弧を使用して、少なくとも1つの上記歯車のすべての長手方 向歯表面の少なくとも中央部分を形成する工程を更に有し、上記単一の円が上記 弦方向厚さに等しい直径を有する; ことを特徴とする歯車決定方法。 26. 請求の範囲第25項に記載の歯車決定方法において、 上記各円弧中央部分の両側にそれぞれ形成された2つの拡大部を有する上記歯 車のうちの少なくとも一方の歯車の上記各長手方向歯表面を提供する工程を更に 有し;上記各拡大部が関連する歯車のそれぞれ軸方向において当該円弧中央部分 からの当該各歯表面の面幅を増大させるようになっており; 上記ピッチ表面で見たときに、(イ)上記円弧中央部分の半径方向中心線に対 するそれぞれの所定の歯表面角度で両側に位置した2つの点のそれぞれにおいて 当該円弧中央部分から延び、(ロ)該円弧中央部分の各側で歯の軸方向中心線と 交差する線により長手方向表面が画定されるように、上記各拡大部を形成する工 程を更に有する; ことを特徴とする歯車決定方法。 27. 請求の範囲第26項に記載の歯車決定方法において、 上記2つの軸線が互いに可変的に交差する上記好ましい最大角度に等しい値を 上記各歯表面角度とする工程; を更に有することを特徴とする歯車決定方法。 28. 請求の範囲第27項に記載の歯車決定方法において、上記各線を上記円 弧中央部分から延びる接線として形成する工程を更に有することを特徴とする歯 車決定方法。 29. 請求の範囲第28項に記載の歯車決定方法において、 上記線が(イ)上記各点において上記円弧中央部分に対する接線となり、(ロ )上記それぞれの所定の歯表面角度に等しい角度で当該円弧中央部分の各側にお いて歯の上記軸方向中心線と交差するように、上記2つの両側に位置した点のそ れぞれにおいて該円弧中央部分から当該線を延ばす工程を更に有することを特徴 とする歯車決定方法。 30. 請求の範囲第28項に記載の歯車決定方法において、 上記線が(イ)上記各点において上記円弧中央部分に対する接線となり、(ロ )当該円弧中央部分の各側において歯の上記軸方向中心線と交差し、(ハ)該円 弧中央部分の湾曲とは逆向きの湾曲を有する曲線となるように、上記2つの両側 に位置した点のそれぞれにおいて該円弧中央部分から当該線を延ばす工程を更に 有することを特徴とする歯車決定方法。 31. 請求の範囲第30項に記載の歯車決定方法において、上記垂直弦方向厚 さの1.5倍に等しい半径を有する円の円弧として上記逆向きの湾曲を形成する 工程を更に有することを特徴とする歯車決定方法。 32. 請求の範囲第31項に記載の歯車決定方法において、歯車のピッチ表面 で見たときに、他方の上記歯車の上記各噛合する歯の各長手方向歯表面が弓形の 形状を呈し、かつ、上記垂直弦方向厚さの1.5倍に等しい半径を有する単一の 円の円弧により画定されるように、当該長手方向歯表面を形成する工程を更に有 することを特徴とする歯車決定方法。 33. 請求の範囲第27項に記載の歯車決定方法において、 上記2つの両側に位置した点のそれぞれにおいて上記円弧中央部分から延びる 上記線を、 (イ)上記噛合する歯車が噛み合っているときに、上記シャフトが上記好まし い最大角度で交差し; (ロ)当該線が噛合する噛合する歯の上記円弧中央部分に対して接線方向に当 該円弧中央部分の半径方向中心線を越えて延びる; ような直線として形成する工程を更に有することを特徴とする歯車決定方法。 34. 請求の範囲第26項に記載の歯車決定方法であって、両方の上記噛合す る歯が上記単一のピッチ球体上の大円により画定されるピッチ円を有する場合の 歯車決定方法において、 上記歯車のうちの第1歯車のすべての歯表面の中央部分のための第1直径を有 する円及び当該噛合する歯車のうちの第2歯車のすべての歯表面の中央部分のた めの第2直径を有する円を使用する工程; を更に有することを特徴とする歯車決定方法。 35. 請求の範囲第34項に記載の歯車決定方法において、 計算した上記ダイヤメトラルピッチに基づき両方の噛合する歯車の円ピッチを 決定する工程と; 決定した上記円ピッチの1/2に等しくなるように上記第1直径を選択する工 程と; 計算した上記ダイヤメトラルピッチに従って上記第1歯車の歯を形成するが、 当該第1歯車の各歯の基礎円厚さ及び深さが当該ダイヤメトラルピッチに従って 適正に寸法決めされるが該第1歯車の上記各歯間の歯みぞが該第1歯車の当該各 歯の基礎円厚さの3倍に等しくなるように1つ置きの歯を省略する工程と; 計算した上記ダイヤメトラルピッチに従った深さを有する歯を上記第2歯車に 形成するが、1つ置きの歯を省略し、上記噛合する歯車の各歯の基礎円厚さが上 記第1歯車の上記各歯間の歯みぞに実質上等しくなり、かつ、当該歯車が噛合関 係にあって上記軸線が180°の整合位置にあるときに、該歯車の歯が歯車カッ プリングのように共働するように、上記第1直径の3倍に等しくなるように上記 第2直径を選択する工程と; を更に有することを特徴とする歯車決定方法。 36. 請求の範囲第23項に記載の歯車決定方法において、 それぞれの上記歯車のピッチ表面で見たときに、各歯の歯表面が弓形を形成す るように当該各歯車の各歯表面の全体長さを調和させるために同じ単一の円の円 弧を使用する工程; を更に有することを特徴とする歯車決定方法。 37. 請求の範囲第36項に記載の歯車決定方法において、 上記ピッチ表面で見たときに、(イ)上記単一の球体及び(ロ)上記大きい方 の球体、のうちの一方の球体の表面に形成した円と同一の寸法を有し、かつ、当 該球体の中心から測った上記好ましい最大角度に等しい角度に対峙する直径を有 する円の円弧として上記全体の歯表面を形成する工程; を更に有することを特徴とする歯車決定方法。 38. 請求の範囲第23項に記載の歯車決定方法において、 上記ピッチ表面で見たときに、上記第1歯車の各噛合する歯の両方の長手方向 歯表面の中央部分が上記単一の円の両側における円弧として形成されるように、 上記中央部分を構成する工程と; 上記円弧中央部分の各端部にそれぞれ隣接する2つの軸方向に延びた部分を有 する上記第1歯車の上記各歯表面の各円弧中央部分を提供する工程と; 上記ピッチ表面で見たときに、(イ)上記円弧中央部分の湾曲と逆向きの湾曲 を有し、(ロ)上記歯表面の半径方向中央線から測ったそれぞれ所定の歯表面角 度で両側に位置した2つの点のそれぞれにおいて当該円弧中央部分から接線方向 に延び、(ハ)歯の軸方向中心線に対して交差する投影面の方へ延びる曲線とし て、各延長部の表面を設計する工程と; ピッチ面内で見たときに、上記第1歯車の各歯の2つの歯表面が弓形を形成す るように、上記一対の歯車のうちの第2歯車の各歯表面の全体長さを調和させる ために第2の単一の円の円弧を使用する工程と; を更に有することを特徴とする歯車決定方法。 39. 請求の範囲第38項に記載の歯車決定方法において、 上記第1の単一の円が上記垂直弦方向厚さに等しい直径を有し; 上記逆向きの湾曲が上記垂直弦方向厚さの1.5倍に匹敵する半径を有する円 の円弧により画定され; 上記第2の単一の円が上記垂直弦方向厚さの1.5倍に匹敵する半径を有する ; ことを特徴とする歯車決定方法。 40. 請求の範囲第38項に記載の歯車決定方法において、 上記歯表面角度が上記好ましい最大角度にそれぞれ等しくなるように、上記第 2歯車の上記歯表面を構成する工程と; 上記好ましい最大角度を45°に設定する工程と; 上記軸線が上記好ましい最大角度で位置しているときに、各歯車の2以上の上 記噛合する歯が上記噛合する歯車により共有された各噛合領域で同時に噛み合う ように上記ダイヤメトラルピッチを選択する工程と; を更に有することを特徴とする歯車決定方法。 41. 請求の範囲第2項に記載の歯車において、 上記ピッチ表面で見たときに、上記一対の歯車のうちの上記一方の歯車の上記 各噛合する歯の上記各長手方向歯表面の上記各円弧中央部分が、各端部にそれぞ れ隣接する2つの軸方向に延びた部分を有し; 上記ピッチ表面で見たときに、上記各延長部の表面が、(イ)上記円弧中央部 分の湾曲とは逆向きの湾曲を有し、(ロ)上記歯表面の半径方向中央線から測っ たそれぞれ所定の歯表面角度で両側に位置した2つの点のそれぞれにおいて当該 円弧中央部分から接線方向に延び、(ハ)歯の軸方向中心線に対して交差する投 影面の方へ延びる曲線として、画定され; 上記ピッチ表面で見たときに、上記一対の歯車のうちの第2歯車の上記各噛合 する歯が弓形形状を有し、各歯表面が第2の単一の円の円弧により形成される; ことを特徴とする歯車。 42. 請求の範囲第41項に記載の歯車において、 上記歯車のうちの上記一方の歯車が所定の円ピッチを有し; 上記一方の歯車の上記円弧中央部分の直径が上記円ピッチの1/2に等しく; (イ)上記第2歯車の弓形形状の歯を形成する上記第2単一円の円弧、及び( ロ)当該第2歯車の上記各歯表面の各延長部の上記逆向きの湾曲が共に、上記円 ピッチの3/4に匹敵する半径を有するように形成される; ことを特徴とする歯車。 43. 180°の角度から180°に対して所定の最大角度だけ異なる角度ま での角度範囲内の角度で可変的に交差する2つの軸線のわまりでそれぞれ回転で きる2つの素子間で回転力を伝達するためのユニバーサルカップリングにおいて 、 噛合する噛合歯を有する内歯車及び外歯車を備え、上記各歯車が上記素子の対 応する1つに連結されるようになっていて、当該対応する素子の軸線のまわりで 回転するようになっており; 上記歯車が、180°離れた2つの噛合領域で同時に噛み合うように単一のピ ッチ球体上の大円により画定されるピッチ円を有し; 上記球体上に形成された少なくとも一方の上記歯車の上記各噛合する歯は、当 該歯車が駆動及び被駆動関係にて回転しているときに、上記交差する軸線が18 0°の角度から180°に対して上記所定の最大角度だけ異なる角度までの連続 角度範囲にわたって変化できるように、歯車のピッチ表面で見たときに、両方の 長手方向歯表面の少なくとも中央部分が、所定の垂直弦方向歯厚に匹敵する直径 を有する単一の円の両側を形成するそれぞれの円弧により画定される; ことを特徴とするカップリング。 44. 請求の範囲第43項に記載のカップリングにおいて 上記単一の円の両側を形成する上記各長手方向歯表面が、上記円弧中央部分に 隣接しそれぞれ軸方向に延びる2つの延長部を有し; 上記ピッチ表面で見たときに、上記各延長部の表面が、(イ)上記歯表面の半 径方向中央線から測ったそれぞれの所定の歯表面角度で両側に位置する2つの点 のうちの対応する点において上記円弧中央部分から延び、(ロ)歯の軸方向中心 線と交差する投影面の方へ延びる線により画定される; ことを特徴とするカップリング。 45. 請求の範囲第44項に記載のカップリングにおいて、上記各歯表面延長 部の表面が上記対応する点における上記円弧中央部分に対する接線により画定さ れることを特徴とするカップリング。 46. 請求の範囲第45項に記載のカップリングにおいて、上記各歯表面延長 部が直線により画定されることを特徴とするカップリング。 47. 請求の範囲第45項に記載のカップリングにおいて、上記各歯表面延長 部が上記円弧中央部分の湾曲とは逆向きの湾曲を有する曲線により画定されるこ とを特徴とするカップリング。 48. 請求の範囲第47項に記載のカップリングにおいて、上記逆向きの湾曲 が上記円弧中央部分の半径の3倍に匹敵する半径を有する円の円弧により画定さ れることを特徴とするカップリング。 49. 請求の範囲第48項に記載のカップリングにおいて、歯車のピッチ表面 で見たときに、上記一対の歯車のうちの第2歯車の上記各噛合する歯の各長手方 向歯表面が弓形形状を有し、上記一方の歯車の歯の上記円弧中央部分の半径の3 倍に匹敵する半径を有する単一の円の円弧により画定されることを特徴とするカ ップリング。 50. 請求の範囲第44項に記載のカップリングにおいて、 上記軸線が上記所定の最大角度で位置しているとき、上記各歯が上記噛合する 歯車との噛合係合部を通り; 上記各歯表面延長部の表面が、噛合状態にある噛合する歯の円弧中央部分に対 して接線方向となり当該円弧中央部分の軸方向中心線を越えて延びる; ことを特徴とするカップリング。 51. 請求の範囲第44項に記載のカップリングにおいて、上記それぞれ所定 の歯表面角度が互いに等しいことを特徴とするカップリング。 52. 請求の範囲第51項に記載のカップリングにおいて、 上記各歯表面角度は、上記2つの軸線が交差する上記好ましい最大角度に等し く; 上記軸線が上記最大角度で位置しているときには、各歯車の2以上の上記噛合 する歯が上記2つの噛合領域の各々において同時に噛み合う; ことを特徴とするカップリング。 53. 請求の範囲第43項に記載のカップリングにおいて、上記各噛合する歯 の上記長手方向歯表面が実質上直線状のプロフィールを有することを特徴とする カップリング。 54. 請求の範囲第53項に記載のカップリングにおいて、上記直線状の歯表 面が上記各歯車の半径方向の線素子により形成されることを特徴とするカップリ ング。 55. 請求の範囲第53項に記載のカップリングにおいて、上記直線状の歯表 面がスプライン形状を呈することを特徴とするカップリング。 56. 請求の範囲第53項に記載のカップリングにおいて、上記実質上直線状 の歯表面の上方プロフィールが先端逃がしクラウンを含むことを特徴とするカッ プリング。 57. 請求の範囲第43項に記載のカップリングにおいて、上記軸線が可変的 に交差する上記所定の最大角度が45°であることを特徴とするカップリング。 58. 請求の範囲第43項に記載のカップリングにおいて、 上記内歯車が円周方向のリップ部を有するカップ状の支持体により上記回転で きる素子の1つに連結され; 上記外歯車が円周方向の延長部を有するハブにより他方の上記回転できる素子 に連結される; ことを特徴とするカップリング。 59. 請求の範囲第58項に記載のカップリングであって、上記内歯車及び外 歯車が球面軸受により噛合状態で位置している場合のカップリングにおいて、上 記球面軸受が 上記カップ状の支持体の中心に固定された内側部材と; 上記内側部材を収容するようになっていて上記ハブ内でセンタリングされた外 側部材と; を有することを特徴とするカップリング。 60. 請求の範囲第59項に記載のカップリングにおいて、上記内側部材が単 一のボール軸受から成り、上記外側部材が上記ボール軸受を収容するようになっ た枠体から成ることを特徴とするカップリング。 61. 請求の範囲第60項に記載のカップリングにおいて、上記単一のボール 軸受より小さな寸法の複数個のボール軸受が上記枠体と当該単一のボール軸受と の間に位置していることを特徴とするカップリング。 62. 請求の範囲第58項に記載のカップリングにおいて、エラストマーブー ツが上記円周方向のリップ部と上記円周方向の延長部との間に位置していて、上 記カップ状の支持体及び上記エラストマーブーツが共働して上記内歯車及び外歯 車を包囲カバ一内で取り囲むことを特徴とするカップリング。 63. 180°の角度から180°に対して所定の最大角度だけ異なる角度ま での角度範囲内の角度で可変的に交差する2つの軸線のわまりでそれぞれ回転で きる2つの素子間で回転力を伝達するためのユニバーサルカップリングにおいて 、 噛合する噛合歯を有する内歯車及び外歯車を備え、上記各歯車が上記素子の対 応する1つに連結されるようになっていて、当該対応する素子の軸線のまわりで 回転するようになっており; 上記歯車が、180°離れた2つの噛合領域で同時に噛み合うように、単一の ピッチ球体上の大円により画定されるピッチ円を有し; 歯車のピッチ表面で見たときに、少なくとも一方の上記歯車の上記各噛合する 歯の長手方向歯表面が弓形形状を有し、上記各歯表面が上記単一の球体の表面に 形成された単一の円の円弧により画定され; 上記単一の円の直径は、上記歯車が駆動及び被駆動関係にて回転しているとき に、上記交差する軸線が180°の角度から180°に対して上記所定の最大角 度だけ異なる角度までの連続角度範囲にわたって変化できるように選択された所 定の最大角度に等しい上記ピッチ球体の中心から測った角度に対峙している; ことを特徴とするカップリング。 【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年12月29日 【補正内容】 (1)翻訳文第4頁 しかし、これらの実施例においては、歯車は普通の内歯又は外歯伝動機構と同じ 方法で単一の噛合領域のみを共有する。もちろん、歯車の軸線は平行な平面内に 位置し、軸線間の可変的な交角は面を相対的に投影する(一方の平面を他方の平 面に投影する)ことにより測定される。 本発明の可変角度歯車装置の上述の構成のいずれかに使用するために、4つの 異なる歯車の歯の構造、即ち、円/接線(CT)構造、ダイアモンド上の円(C D)構造、「弓形」構造、及び、弓形/逆曲線(L/IC)構造を開示する。こ れらの構造については後に詳細に説明する。これらすべての構造においては、歯 車の軸線は180°の各側からある好ましい最大角度まで測った角度範囲にわた って可変的に交わることができ、これらすべては共通の特徴を有する。すなわち 、歯車のピッチ表面において見たときに、各噛合する歯の長手方向歯面の少なく とも中央部分は、歯車が駆動/被駆動関係にて回転しているときに、上記の好ま しい角度範囲にわたって交差軸線を変化させることができるように選択された直 径を有する単一円の円弧となる。[注:本発明の各歯車に対しては、それぞれの 「ピッチ表面」はピッチ球体である。] 上記CT構造及びCD構造においては(及びL/IC構造における一対のうち の一方の歯車においては)、ピッチ面において見たときに、各歯の中央部分のみ が単一円の円弧を有する。一方、弓形構造においては、各歯表面の全体の長手方 向湾曲部が単一円の円弧となる。 本発明の歯車のための好ましい構成においては、ダイヤメトラルピッチは、歯 車の軸線が好ましい最大角度で相対的に傾斜したときに、各歯車の2以上の噛合 する歯が歯車間の各噛合領域で同時に噛み合うように選択される。従来の伝動装 置の構成と同様、歯厚は、所期の負荷が噛合する多数の歯により安全に伝達され るのを保証するように選択される。 上記CT構造及びCD構造においては、ピッチ面において見たときに、噛合す る各歯の両方の歯面の中央部分は、所定の直径の単一円の両側部を形成するそれ ぞれの円弧となる。 弓形構造においては、各歯表面の全体の長手方向湾曲部を形成する円弧は所定 の直径の単一円の一部である。しかし、弓形構造においては、この円は特定の球 体の表面上に形成された特定の円と同一であり、その直径は歯車の軸線間の所望 (2)翻訳文第5頁 の最大交角に等しい(球体の中心から測った)角度に対峙する。1:1の伝達比 のための弓形構造は各歯車のピッチ円が大円となるような球体上の円である。1 :1以外の伝達比に対しては、円は2つの交わる球体のうちの大きい方の球体上 に形成される。 上記CT構造、CD構造及びL/IC構造は、歯車が一方向において駆動する か又は駆動されるような実施例にとって好ましい。その理由は、CT構造、CD 構造及びL/IC構造における歯はバックラッシュを伴わずに(即ち、最小組立 て公差で)満足に作動するからである。逆に、弓形構造における歯は、歯車の軸 線が所望の最大角度で交差したときにのみ、バックラッシュ無しで噛合する。シ ャフトの軸線が180°で整合したときに、弓形構造における歯間のバックラッ シュは最大値まで増大する。それ故、大きなバックラッシュが作動上の問題を生 じさせるような場合には、弓形構造は得策でない。 1:1の伝達比に対しては、歯車の歯は上方ランド部と下方ランド部との間に 直線プロフィール(輪郭)を持つように作ることができる。その理由は、(イ) 噛合する歯は相対的に「転がらず」、むしろ、ハイポイドギヤと幾分同様の方法 で、摺動接触し、(ロ)歯の直線側部は噛合する歯上の接触パターンを長くする からである。更に、後の詳細な説明から明らかなように、インボリュートプロフ ィールはCT構造、CD構造及びL/IC構造に対して比較的採用し難い。 しかし、インボリュートプロフィールは弓形構造に対しては採用でき、このよ うなインボリュートプロフィールは1:1以外の伝達比にとって必要である。そ の理由は、歯が互いに摺動すると共に互いに転がらなければならないからである 。更に、インボリュートプロフィールは、2つの歯車が回転運動を伝達せずに転 頭運動のみを行うようなある1:1の伝達比にとって望ましい場合がある。 以下、寸法及び重量を著しく減少させると共に潤滑を容易にしながら、すべて の平面において広範囲の角度的な関節運動を可能にするような特徴を有する新規 なCVジョイント構造における本発明の種々の応用に沿って、本発明の歯の基本 的な構造を詳細に開示する。 図面 第1図は可変角度で交差する軸線上で整合した一対のシャフト間で1:1の比 (3)翻訳文第8頁 歯車装置 第1図ないし第5B図は一対の回転するシャフトを相互連結するための本発明 の第1実施例における一対の歯車の種々の特徴を示す。第1実施例の概略部分断 面図である第1図において、カップ状の支持体12に固定された内歯車10はキ ャリヤ26のジャーナル16内に保持されたシャフト14にスプライン連結され る。噛合する外歯車20は第2シャフト24のハブ22に回転するために固定さ れ、第2シャフトは適当な軸受28を介してハウジング18内で回転可能に支持 される。キャリヤ26自体はピン30によりハウジング18に枢着され、軸線3 2のまわりで回転できる。 第1図において、シャフト14、24はその軸線40、42が180°の整合 位置にある状態で示してある。(歯車10、20の歯の一部は180°の整合位 置にある状態で第5A図に示す。)この位置において、歯車10、20の歯は歯 車カップリングの歯と同じ方法で互いに噛み合う。 内側部材34と外側部材36とから成る球面軸受は噛合する歯車10、20を 適正な噛合関係に維持する。すなわち、内側部材34はシャフト14の端部にボ ルト止めされ、外側部材36はハブ22と歯車20の内部のリップ部38との間 に捕捉される。 第2図は第1図に示す歯車装置の歯車及びシャフト部分を象徴的に示す。しか し、第2図においては、シャフト14、24の軸線40、42が「好ましい最大 角度」で(即ち、回転力が伝達されている間にシャフトの軸線が可変的に交差で きるようなある所定の最大シャフト角xで)交差している状態を示す。 歯車20が軸線32のまわりで第1方向へ角度xだけ枢動した状態を実線にて 示し、歯車が軸線32のまわりで反対方向へ角度xだけ枢動した状態を二点鎖線 にて示す。これは、回転力が満足に伝達されている間に歯車対が可変的に枢動で きる幅広い角度範囲を示す。シャフトの軸線間のこのような可変角度相対運動中 は常に、歯車10、20は2つのそれぞれの噛合領域で噛み合いを維持し、各噛 合領域の中心は、歯車のそれぞれのピッチ円が軸線32と交わる2つの点のそれ ぞれにおいて位置する。 第1図ないし第5B図に示すこの基本的な第1実施例においては、歯車10、 20は、歯車のシャフトが1:1の比率で回転するときには歯車が相対回転しな (4)翻訳文第10頁 上述のように、第5A図は第1図の一対の噛合する歯車の一部を概略的に示し 、内歯車10の軸線と外歯車20の軸線とが180°位置で整合している状態を 示す。この位置において、それぞれのピッチ円10′、20′は一致する。一致 したピッチ円上に、内歯車の歯I1、I2の歯中心44、45及び外歯車の歯E1 、E2、E3の歯中心46、47、48をそれぞれ示す。また、連続する歯中心4 6、47と歯中心47、48との間の投影弦状中心間距離PCをも示す。 第5B図は第5A図に示した歯車10、20の部分とほぼ同じ部分を概略的に 示す。しかし、第5B図においては、歯車は選択した好ましい最大角度xにて可 変的に交わった状態で示され、歯車の歯は各組の歯車の歯のピッチ球体の修正し て平坦にされた投影面において現されている。平坦な投影面は、各平坦な投影面 上の連続する歯間の中心間距離が歯中心間の投影された弦状距離PCに等しくな るように修正される。 [注:本発明の歯の形状を示すために使用される平坦な投影面及び幾何学的な 面形状に関しては、本発明の歯車装置は球体幾何学を基礎として考えなければな らない。すなわち、図面の平坦表面への投影は、各歯車のピッチ円が大円となる 球体の表面上の線を表す。例えば、内歯車/外歯車の組み合わせを示す第5B図 を参照すると、平坦な投影面に投影された歯車10、20の歯は、理論的には、 同じピッチ球体の表面上又は実質上同じ半径を有し一致する中心を有する一対の ピッチ球体のうちの対応する球体の表面上にあるものと見做すことができる。] 第5B図から分かるように、歯車10、20の軸線が所定の好ましい最大角度 xで可変的に交わった状態でこれらの歯車が回転しているとき、噛合係合の中心 は軸線32(このまわりで歯車が相対枢動する)に一致し、歯車間で伝達されて いる負荷は10個の歯により共有される。すなわち、第5B図においては5個の 歯が噛合係合している状態を示すが、上述のように(そして、第1図から分かる ように)、歯車10、20は180°離間して位置した2つの噛合中心のまわり で常に同時に噛み合う。 歯車10、20は従来の歯車装置における噛合する平歯車及びはすば歯車と同 じ方法で相対転がりを行わず、従来のように設計された歯車の歯はユニークな歯 車の歯の設計を開発した本発明の新規な可変角度歯車装置にとって適さないこと に留意されたい。 歯車の歯の設計 (イ)基本的な設計要素 上述のように、本発明の可変角度歯車装置は1:1以外の比率で回転力を伝達 するために使用することができる。しかし、主要な応用の1つは1:1の比率で の伝達構造に関連し、以下の説明では、このような構造に適した歯車の歯の設計 について述べる。 (5)翻訳文第19頁 対向する作業面の全体の長手方向表面の輪郭が単一の円の円弧により形成され、 歯車のピッチ表面で見たときに、各歯の2つの作業面の輪郭が弓形の形状を呈す るからである。(幾何学的には、「弓形」は球体の表面上の2つの交差する大円 により境界を定められた領域である。)本発明の弓形構造を説明するために、第 13A図及び第13B図を参照する。 第13A図は各歯面の長手方向湾曲部を形成する円弧を決定するために使用す る幾何学的形状を示す。まず、本発明のCT構造及びCD構造の歯に関して説明 した方法と同じ方法で、歯車装置を使用する応用に従って所要の寸法及び強度仕 様を最初に決定し、これに基づき、歯のための適当な歯末丈寸法、ダイヤメトラ ルピッチ及び垂直弦方向厚さを選択することにより、本発明の弓形構造の歯の設 計を開始する。この情報から、歯末円116、歯元円118及びピッチ円120 をレイアウトすることにより外歯車115の横断面の簡単な形状が形成され、数 個の歯の輪郭も形成される。 次いで、所定の好ましい最大角度x(この例では、25°)が半径方向の線1 24、125間で歯車の中心122からレイアウトされる。そして、半径方向の 線124、125がピッチ円120と交わる2つの点127、128間を結ぶ弦 126を引く。弦126の長さを測定して、歯車のための弓形構造の各歯の作業 表面の全長を形成する円弧を決定する単一の円を形成するために使用される直径 値Xを得る。 第13B図に示す更なる形状においては、外歯車115及びこれに噛合する内 歯車130は、その軸線が所定の好ましい最大角度(即ち、25°)で交わった 状態で、(上述のような)修正した平坦な投影面内でレイアウトされ、歯車の軸 線が交差する枢動(ピボット)軸線は噛合中心132により表される。直径値X を有する円を中心132のまわりで描き、この円の円弧が外歯車の歯134の前 面及び外歯車の歯135の後面を形成する。中心132はまた、外歯車の中心を 印すために使用され、別の外歯の中心137、138が歯車115の半径方向中 心線136に沿って所定の円ピッチに等しい距離だけ(中心132から)離れた 位置に印される。その後、同じ直径値Xの円を使用し、連続する中心137、1 38等を使用することにより、他の外歯車の歯の前面及び後面を形成する。 (6)翻訳文第20頁 同様に、噛合中心132の各側で円ピッチの1/2の距離に2つの点を印すこ とにより、内歯車130の半径方向の中心線141に沿って連続する歯中心13 9、140を形成する。次いで、同じ直径値Xの円を使用し、連続する中心13 9、140等を使用することにより、内歯車130の歯の前面及び後面を形成す る。歯車の製造業者にとっては容易に理解できる如く、このような弓形構造の歯 車歯は値Xを持つ内径を有する中空の円筒状カッタを使用することにより形成で きる。 図示のような構成のため、多くの弓形構造の歯(例えば、各共有された噛合領 域における約10個の歯)は、歯車間のシャフト角が最大角度になったときに、 それぞれの歯面で十分に接触する。しかし、弓形構造の各歯の垂直弦方向厚さは 噛合する歯車の歯間の歯みぞほどには大きくなく、このため、シャフト角が最大 角度から180°の整合位置に向かって減少したときには、噛合する弓形構造の 歯間のバックラッシュは減少し、シャフト角が180°の整合位置に達したとき には、バックラッシュは実質上最小量となる。それ故、本発明の弓形構造の歯の 設計は常に最小バックラッシュを必要とする応用(例えば、通常の作動中に、予 期されるシャフトの回転の逆転が相対周期にて発生するような応用)には適さな い。 (ヘ)L/IC(弓形/逆曲線)構造の歯の設計 第14A及び14B図は本発明に係る更に別の対の噛合歯の輪郭を概略的に示 す。後の説明から明らかとなる理由のため、この構造を弓形/逆曲線(L/IC )構造と呼ぶことにする。歯の輪郭は、歯車の軸線が好ましい最大角度で交差し ている状態で、修正した平坦な投影面において示す。もちろん、このような平坦 な投影面は球状のピッチ表面を有する実際の歯車を単にシミュレートしたもので あることに留意されたい。すなわち、第14A図に示した歯車が伝統的な方法に おいてピッチ「円筒体」上で間違ってレイアウトされた場合は、重大な干渉の問 題が発生する。しかし、ピッチ球体上(又は実質上同じ半径を有し一致した中心 を有する一対のピッチ球体のうちの対応する球体上)にレイアウトした場合は、 これらの歯は、干渉及び過剰なバックラッシュを伴わずに、全調整角度範囲にわ たって噛み合う。 上述の本発明の他の歯の設計と同様、第14A、14B図に示す歯はその形状 設計により容易に説明できる。このようなL/IC構造の歯に対しては、その形 状設計は、歯車のシャフトが180°の整合位置の各側で可変的に交差するとき の所望の最大角度xと共に、歯の適当な歯末丈寸法、ダイヤメトラルピッチ及び 垂直弦方向厚さを選択するための最初の決定から始まる。 【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1996年7月18日 【補正内容】 34条補正 (1)翻訳文第3頁 180°の各側へ延びる(即ち、軸線が平行に整合するか又は一致するような位 置の各側へ延びる)幅広い連続範囲にわたって可能である。本明細書において使 用する「好ましい最大角度」なる用語は、歯車装置を使用している特定の応用に おける回転力の満足な伝達を得るためにシャフトを交差させねばならない(18 0°からいずれかの方向へ変化した)任意の角度を意味するものとする。例えば 、好ましい最大角度が40°である場合は、可能な関節運動は180°の整合位 置の各側で40°の角度まで行うことができる。これにより、回転力を伝達して いる間に、80°の全角度にわたってシャフトの角度を相対的に調整できる。 基本的には、本発明は作動中のシャフト間の角度変化を許容した状態で2つの シャフト間で一定の速度を伝達するために一対の歯車を使用する。最も好ましい 実施例においては、シャフトの軸線は任意の平面内での共通枢点のまわりで相対 的に関節運動できる。この関節運動は、2つの歯車のピッチ円を同じ寸法とし、 これらのピッチ円を同じ球体上の大円(great circles)として常に維持させるよ うな構成を採用することにより、達成される。球体幾何学において自明の如く、 このような大円は2つの地点で交わり、交差する大円間(即ち、歯車のピッチ円 間)で球体の表面に形成される一対の弓形は球体の表面のまわりの大きなレムニ スケート(lemniscate)(8の字)を形成する。噛合する歯車間の歯接触点の相対 運動が歯車のシャフトのすべての相対角度調整においてそれぞれのレムニスケー トを描くので、2つのシャフトは一定速度で回転する。 上述のように、本発明の歯車の噛合する歯の設計及び構成に関する以下の説明 においては、各歯車のピッチ円は理論的には同じピッチ球体上の大円と見做すこ とができる。しかし、本発明の歯車の間の相対運動を考察するためには、もちろ ん、対をなす各歯車はそれぞれ理論的なピッチ表面を有しなければならない。そ れ故、本発明の各歯車はまた、同心で実質上同じ半径を有する一対のピッチ球体 のそれぞれに形成された理論的なピッチ表面を有し、各ピッチ球体がそれぞれの 軸線のまわりで回転できるものと見做すべきである。本発明の2つのそれぞれの 歯車のピッチ円は180°離れて位置した2つの点(即ち、「極」)で互いに交 差し、2つのピッチ球体の回転軸線は2つのピッチ球体の一致した中心において すべての交差角にて常に交わる。 本発明のこの主要構成のため、所定のピッチ円を有する内歯を備えた第1歯車 を使用し、第1歯車と同じピッチ円を有し外歯を備えた第2歯車を第1歯車に噛 合させる。これらの歯車は噛合する歯を有し、これらの歯は各極のまわりでセン タリングされた2つの領域で噛合する。歯車のピッチ円が同じ寸法を有するので 、歯車は1:1の比率で回転する。 本発明はまた、2つの外歯車を使用して1:1の比率で回転運動を伝達するよ うに、または、1:1以外の比率で回転運動を伝達するように構成できる。後者 の構成を開示した実施例においては、歯車の有効ピッチ円はそれぞれ、接点の一 方を共有する2つの異なる寸法の球体のうちの対応する球体上の大円であり、2 つの球体のうちの小さい方の球体は大きい方の球体の内側又は外側に位置する。 (2)請求の範囲 請求の範囲 1. (イ)同一の平面、及び、(ロ)相対的に投影された平行な平面、のうち の一方の平面内にあるときに交差する2つの軸線のわまりでそれぞれ回転できる 2つの素子間で回転力を伝達するための噛合する噛合歯を備えた一対の歯車にお いて、 上記各歯車が上記素子の対応する1つに固定的に取り付けできるようになって いて、当該対応する素子と互いに回転するようになっており; 上記各歯車が(i)それぞれのピッチ球体の形をしたそれぞれのピッチ表面、 及び、(ii)上記それぞれのピッチ球体上の大円により画定されるそれぞれのピ ッチ円を有し; 上記2つのそれぞれのピッチ球体及び上記2つのそれぞれのピッチ円が、(イ )当該2つのピッチ球体が同心となり、実質上同一の半径を有し、当該ピッチ円 が180°離れた2つの点で互いに有効に交差するような位置、及び、(ロ)該 2つのピッチ球体が異なる寸法を有し、単一の接点をそれぞれ共有し、該ピッチ 円が該ピッチ球体により共有された上記単一の接点で互いに交差するように当該 異なる寸法の球体上に形成された大円により該ピッチ円が画定されるような位置 、のうちの1つに位置しており; 上記各噛合する歯は、当該噛合する歯の球状ピッチ表面上で見たときに、各歯 面の長手方向表面の中央部分が円の円弧により画定されるように形成された2つ の歯面を有し; 上記歯車が駆動及び被駆動関係にて回転しているときに、上記交差する軸線が 180°の角度から180°とは異なる所定の最大角度までの連続角度範囲にわ たって変化できる; ことを特徴とする歯車。 2. 請求の範囲第1項に記載の歯車において、上記一対の歯車が内歯を備えた 歯車と外歯を備えた歯車とから成ることを特徴とする歯車。 3. 請求の範囲第1項に記載の歯車において、上記軸線が上記平行な平面内に 位置しているときには、上記一対の歯車の各歯車が外歯を有することを特徴とす る歯車。 4. 請求の範囲第1項に記載の歯車において、上記噛合する歯の球状ピッチ表 面上で見たときに、上記歯車のうちの少なくとも第1歯車の上記各噛合する歯の 両方の長手方向歯表面の上記中央部分が所定の垂直弦方向歯厚に匹敵する直径を 有する第1の単一の円の両側を形成するそれぞれの円弧により画定されることを 特徴とする歯車。 5. 請求の範囲第4項に記載の歯車において、 上記第1歯車の上記各長手方向歯表面の上記円弧中央部分が各端部にそれぞれ 隣接する2つの軸方向に延びる延長部を有し; 上記各延長部の表面が、上記第1歯車の上記球状ピッチ表面上で見たときに、 (イ)上記長手方向歯表面の半径方向中心線から測ったそれぞれ所定の歯表面角 度で両側に位置した2つの点のうちの対応する点において上記円弧中央部分から 延び、かつ(ロ)歯の軸方向中心線と交差する投影面の方へ延びる線により画定 される軸方向に延びた表面を有する; ことを特徴とする歯車。 6. 請求の範囲第5項に記載の歯車において、上記各歯表面延長部の表面が上 記対応する点における上記円弧中央部分に対する接線により画定されることを特 徴とする歯車。 7. 請求の範囲第6項に記載の歯車において、上記各歯表面延長部が直線によ り画定されることを特徴とする歯車。 8. 請求の範囲第6項に記載の歯車において、上記各歯表面延長部が上記円弧 中央部分の湾曲とは逆向きの湾曲を有する曲線により画定されることを特徴とす る歯車。 9. 請求の範囲第8項に記載の歯車において、上記逆向きの湾曲が上記円弧中 央部分の直径の1.5倍に等しい半径を有する円の円弧により画定されることを 特徴とする歯車。 10. 請求の範囲第8項に記載の歯車において、上記一対の歯車のうちの第2 歯車の上記各噛合する歯が、上記第2歯車の上記球状ピッチ表面上で見たときに 、上記第1歯車の上記噛合する歯の上記円弧中央部分を形成する上記第1の単一 の円の直径の1.5倍に匹敵する半径を有する第2の単一の円の円弧により画定 される2つの長手方向歯表面を有することを特徴とする歯車。 11. 請求の範囲第5項に記載の歯車において、 上記軸線が上記所定の最大角度で位置しているとき、上記各歯が上記噛合する 歯車の歯との噛合係合部を通り; 上記各歯表面延長部が、上記第2歯車の噛合する歯の円弧中央部分に対して接 線を形成し、かつ、当該円弧中央部分の半径方向中心線を越えて延びる直線によ り画定される; ことを特徴とする歯車。 12. 請求の範囲第5項に記載の歯車において、上記それぞれの所定の歯表面 角度が互いに等しいことを特徴とする歯車。 13. 請求の範囲第12項に記載の歯車において、 上記各歯表面角度は、上記2つの軸線が交差する上記所定の最大角度に等しく ; 上記軸線が上記所定の最大角度で位置したときには、各歯車の2以上の上記噛 合する歯が上記噛合する歯車により共有される上記各噛合領域の1つにおいて同 時に噛み合う; ことを特徴とする歯車。 14. 請求の範囲第2項に記載の歯車において、上記歯車のうちの少なくとも 上記第1歯車の上記各噛合する歯の上記各歯表面が、当該第1歯車の半径方向中 心面内で見たときに、実質上直線のプロフィールを有することを特徴とする歯車 。 15. 請求の範囲第14項に記載の歯車において、上記歯表面の直線のプロフ ィールが上記第1歯車の半径方向の線に続くことを特徴とする歯車。 16. 請求の範囲第14項に記載の歯車において、上記歯表面の直線のプロフ ィールがスプライン形状を呈していることを特徴とする歯車。 17. 請求の範囲第14項に記載の歯車において、上記歯表面の直線のプロフ ィールが先端逃がしクラウンを含む上方歯末丈を有することを特徴とする歯車。 18. 請求の範囲第2項に記載の歯車において、上記各噛合する歯の上記各歯 表面が、その歯の半径方向中心面内で見たときに、インボリュート形のプロフィ ールを有することを特徴とする歯車。 19. 請求の範囲第1項に記載の歯車において、上記軸線が可変的に交差する 上記所定の最大角度が45°であることを特徴とする歯車。 20. (イ)同一の平面、及び、(ロ)相対的に投影された平行な平面、のう ちの一方の平面内にあるときに交差する2つの軸線のわまりでそれぞれ回転でき る2つの素子間で回転力を伝達するための噛合する噛合歯を備えた一対の歯車に おいて、 上記各歯車が上記素子の対応する1つに固定的に取り付けできるようになって いて、当該対応する素子と互いに回転するようになっており、上記噛合する歯が 少なくとも1つの噛合領域を共有し; 上記各歯車が(i)それぞれのピッチ球体の形をしたそれぞれのピッチ表面、 及び、(ii)上記それぞれのピッチ球体上の大円により画定されるそれぞれのピ ッチ円を有し; 上記2つのそれぞれのピッチ球体及び上記2つのそれぞれのピッチ円が、(イ )当該2つのピッチ球体が同心となり、実質上同一の半径を有し、当該ピッチ円 が180°離れた2つの点で互いに有効に交差するような位置、及び、(ロ)該 2つのピッチ球体が異なる寸法を有し、単一の接点をそれぞれ共有し、該ピッチ 円が該ピッチ球体により共有された上記単一の接点で互いに交差するように当該 異なる寸法の球体上に形成された大円により該ピッチ円が画定されるような位置 、のうちの1つに位置しており; 上記歯車のうちの少なくとも第1歯車の上記各噛合する歯は、上記第1歯車の 球状ピッチ表面上で見たときに、当該各噛合する歯の両方の長手方向表面の中央 部分が第1半径を有するそれぞれの円弧により画定されるように形成された2つ の歯面を有し; 上記一対の歯車のうちの第2歯車の上記各噛合する歯は、上記第2歯車の球状 ピッチ表面上で見たときに、上記歯車が駆動及び被駆動関係にて回転していると きに上記交差する軸線が180°の角度から180°とは異なる所定の最大角度 までの連続角度範囲にわたって変化できるように選択された第2半径を有する円 弧により、各歯面の長手方向表面が画定されるように形成された2つの歯面を有 する; ことを特徴とする歯車。 21. 請求の範囲第20項に記載の歯車において、上記軸線が上記所定の最大 角度で位置するときには、各歯車の2以上の上記噛合する歯が上記噛合する歯車 により共有された上記各噛合領域の1つにおいて同時に噛み合うことを特徴とす る歯車。 22. 請求の範囲第20項に記載の歯車において、 上記各ピッチ円が上記2つの接線ピッチ球体のそれぞれに形成された大円から 成り; 一方の上記接線ピッチ球体が他方の接線ピッチ球体より大きく; 上記大きい方のピッチ球体が上記第1歯車のピッチ表面を形成し; 上記第1歯車の上記各噛合する歯の長手方向歯表面を形成する上記円弧が、上 記大きい方のピッチ球体の表面に形成された円の直径であって、当該大きい方の ピッチ球体の中心から測った上記所定の最大角度に等しい角度に対峙する直径を 有するように構成され; 上記一対の歯車のうちの第2歯車の上記各噛合する歯は、当該第2歯車の対応 するピッチ球体上で見たときに、上記第1歯車の歯の上記長手方向歯表面を形成 する上記円弧と同じ直径を有する円の円弧により画定される2つの長手方向歯表 面を有する; ことを特徴とする歯車。 23. 請求の範囲第20項に記載の歯車において、 上記一対の歯車のうちの第2歯車の上記各噛合する歯の各長手方向歯表面が、 当該第2歯車の上記ピッチ球体上で見たときに、円弧中央部分と、上記円弧中央 部分の端部にそれぞれ隣接する2つの軸方向に延びた延長部とを有し; 各延長部が、上記第2歯車の上記球状ピッチ表面上で見たときに、(イ)上記 円弧中央部分の湾曲とは逆向きの湾曲を有し、(ロ)上記歯表面の半径方向中心 線から測ったそれぞれ所定の歯表面角度で両側に位置した2つの点のうちの対応 する点において上記円弧中央部分から接線方向に延び、かつ(ハ)歯の軸方向中 心線と交差する投影面の方へ延びる曲線により画定される軸方向に延びた表面を 有する; ことを特徴とする歯車。 24. 請求の範囲第23項に記載の歯車において、 上記歯車が所定の円ピッチを有し; 上記一対の歯車のうちの第2歯車の上記各噛合する歯の上記円弧中央部分が上 記所定の円ピッチの1/2に匹敵する直径を有する第1の単一の円の両側を形成 し; (i)上記第1歯車の歯の上記長手方向表面、及び、(ii)上記第2歯車の上 記各歯表面の各延長部の上記逆向きの湾曲を形成する上記円弧がすべて、上記所 定の円ピッチの3/4に匹敵する半径を有するように構成される; ことを特徴とする歯車。 25. (イ)同一の平面、及び、(ロ)相対的に投影された平行な平面、のう ちの一方の平面内にあるときに可変的に互いに交差する2つの軸線のわまりでそ れぞれ回転できる2つの素子間で回転力を伝達するように設計された一対の噛合 する歯車の歯の形状を決定する方法において、 上記各噛合する歯車のためのそれぞれのピッチ表面及びそれぞれのピッチ円を 構成する構成工程であって、各ピッチ表面が対応するピッチ球体の形をしており 、上記2つのピッチ球体及び2つのピッチ円が、(イ)当該2つのピッチ球体が 同心となり、実質上同一の半径を有し、当該ピッチ円が2つの点で互いに有効に 交差し上記歯車が1:1の比率で相対的に回転している際に180°離れた2つ の噛合点を共有するように、該各ピッチ円が実質上同一の球体のそれぞれに形成 された大円によりそれぞれ画定されるような位置、及び、(ロ)該2つのピッチ 球体が同心ではなく、1点でのみ接線関係を有し、該ピッチ円が1点のみにおい て互いに交差し上記歯車が相対的に回転している際に単一の噛合点を共有するよ うに、該各ピッチ円が上記接線球体のそれぞれに形成された大円によりそれぞれ 画定されるような位置、のうちの1つにおいて構成される、構成工程と; (イ)上記同心のピッチ球体、及び、(ロ)上記2つの接線ピッチ球体のうち の大きい方の球体、のうちの一方に形成した大円により画定されるピッチ円を有 する一方の上記歯車のピッチ球体の所望の直径を決定する工程と; 上記2つの回転できる素子間で伝達されると予期される回転力を支えるのに十 分な垂直弦方向厚さを有する各単一の歯を提供するのに必要なダイヤメトラルピ ッチを計算する工程と; 上記各噛合する歯車のうちの少なくとも一方の歯車の各噛合する歯の各長手方 向歯表面の中央部分を、上記一方の歯車の対応するピッチ球体上で、当該歯車が 駆動及び被駆動関係にて回転しているときに上記交差する軸線が180°の角度 から180°とは異なる所定の最大角度までの連続角度範囲にわたって変化でき るように選択された直径を有する第1の単一の円の円弧として、形成する工程と ; から成ることを特徴とする歯車決定方法。 26. 請求の範囲第25項に記載の歯車決定方法において、 上記第1の単一の円の円弧を使用して、両方の歯車のすべての長手方向歯表面 の少なくとも中央部分を形成する工程を更に有する; ことを特徴とする歯車決定方法。 27. 請求の範囲第25項に記載の歯車決定方法において、 上記第1の単一の円の円弧を使用して、少なくとも1つの上記歯車のすべての 長手方向歯表面の少なくとも中央部分を形成する工程を更に有し、上記第1の単 一の円が上記垂直弦方向厚さに等しい直径を有する; ことを特徴とする歯車決定方法。 28. 請求の範囲第27項に記載の歯車決定方法において、 上記各円弧中央部分のそれぞれの端部にそれぞれ形成された2つの拡大部を有 する上記歯車のうちの少なくとも第1歯車の上記各長手方向歯表面を提供する工 程を更に有し;上記各拡大部が上記第1歯車の軸方向において当該円弧中央部分 からの当該各歯表面の面幅を増大させるようになっており; 上記球状ピッチ表面上で見たときに、上記拡大部が(イ)上記円弧中央部分の 半径方向中心線に対するそれぞれの所定の歯表面角度で両側に位置した2つの点 のそれぞれにおいて当該円弧中央部分から延び、(ロ)該円弧中央部分の各側で 歯の軸方向中心線と交差する線により画定されるように、上記各拡大部を形成す る工程を更に有する; ことを特徴とする歯車決定方法。 29. 請求の範囲第28項に記載の歯車決定方法において、 上記2つの軸線が互いに可変的に交差する上記所定の最大角度に等しい値を上 記各歯表面角度とする工程; を更に有することを特徴とする歯車決定方法。 30. 請求の範囲第29項に記載の歯車決定方法において、上記各線を上記円 弧中央部分から接線方向に延びる直線として形成する工程を更に有することを特 徴とする歯車決定方法。 31. 請求の範囲第30項に記載の歯車決定方法において、 上記線が(イ)上記2つの両側に位置した点のそれぞれにおいて上記円弧中央 部分に対する接線となり、(ロ)上記それぞれの所定の歯表面角度に等しい角度 で当該円弧中央部分の各側において歯の上記軸方向中心線と交差するように、当 該2つの両側に位置した点のそれぞれにおいて該円弧中央部分から当該線を延ば す工程を更に有することを特徴とする歯車決定方法。 32. 請求の範囲第29項に記載の歯車決定方法において、 上記線が(イ)上記2つの両側に位置した点のそれぞれにおいて上記円弧中央 部分に対する接線となり、(ロ)当該円弧中央部分の各側において歯の上記軸方 向中心線と交差し、(ハ)該円弧中央部分の湾曲とは逆向きの湾曲を有する曲線 となるように、上記2つの両側に位置した点のそれぞれにおいて該円弧中央部分 から当該線を延ばす工程を更に有することを特徴とする歯車決定方法。 33. 請求の範囲第32項に記載の歯車決定方法において、上記垂直弦方向厚 さの1.5倍に等しい半径を有する第2の円の円弧として上記逆向きの湾曲を形 成する工程を更に有することを特徴とする歯車決定方法。 34. 請求の範囲第33項に記載の歯車決定方法において、上記第2歯車の上 記球状ピッチ表面上で見たときに、上記各長手方向歯表面が上記第2の円の円弧 により画定されるように、上記一対の歯車のうちの当該第2歯車の各噛合する歯 の各長手方向歯表面を形成する工程を更に有することを特徴とする歯車決定方法 。 35. 請求の範囲第29項に記載の歯車決定方法において、 第1歯車の上記歯の上記2つの両側に位置した点のそれぞれから延びる上記線 を、 (イ)上記噛合する歯車が噛み合っているときに、上記素子の上記軸線が上記 所定の最大角度で交差し; (ロ)当該線が上記一対の歯車のうちの第2歯車の噛合し噛合する歯の上記円 弧中央部分に対して接線方向に当該円弧中央部分の半径方向中心線を越えて延び る; ような直線として形成する工程を更に有することを特徴とする歯車決定方法。 36. 請求の範囲第25項に記載の歯車決定方法であって、両方の上記噛合す る歯が上記同心のピッチ球体上の大円により画定されるピッチ円を有する場合の 歯車決定方法において、 上記歯車のうちの第1歯車のすべての歯表面の中央部分のための第1直径を有 する円及び当該噛合する歯車のうちの第2歯車のすべての歯表面の中央部分のた めの第2直径を有する円を使用する工程; を更に有することを特徴とする歯車決定方法。 37. 請求の範囲第36項に記載の歯車決定方法において、 計算した上記ダイヤメトラルピッチに基づき両方の噛合する歯車の円ピッチを 決定する工程と; 決定した上記円ピッチの1/2に等しくなるように上記第1直径を選択する工 程と; 計算した上記ダイヤメトラルピッチに従って上記第1歯車の歯を形成するが、 当該第1歯車の各歯の基礎円厚さ及び深さが当該ダイヤメトラルピッチに従って 適正に寸法決めされるが該第1歯車の上記各歯間の歯みぞが該第1歯車の当該各 歯の基礎円厚さの3倍に等しくなるように1つ置きの歯を省略する工程と; 計算した上記ダイヤメトラルピッチに従った深さを有する歯を上記第2歯車に 形成するが、1つ置きの歯を省略し、上記噛合する歯車の各歯の基礎円厚さが上 記第1歯車の上記各歯間の歯みぞに実質上等しくなり、かつ、当該歯車が噛合関 係にあって上記軸線が180°の整合位置にあるときに、該歯車の歯が歯車カッ プリングのように共働するように、上記第1直径の3倍に等しくなるように上記 第2直径を選択する工程と; を更に有することを特徴とする歯車決定方法。 38. 請求の範囲第25項に記載の歯車決定方法において、 各歯車の各歯表面の全長を調和させるように上記第1の単一の円の円弧を使用 する工程; を更に有することを特徴とする歯車決定方法。 39. 請求の範囲第38項に記載の歯車決定方法において、 (イ)上記同心のピッチ球体及び(ロ)上記寸法の異なる球体のうちの大きい 方の球体、のうちの一方の球体の表面に形成した円と同一の寸法を有し、かつ、 当該球体の中心から測った上記所定の最大角度に等しい角度に対峙する直径を有 するように、上記第1の単一の円を形成する工程; を更に有することを特徴とする歯車決定方法。 40. 請求の範囲第25項に記載の歯車決定方法において、 上記第1歯車のピッチ球体上で見たときに、上記一対の歯車のうちの上記第1 歯車の各噛合する歯の両方の長手方向歯表面が上記第1の単一の円の両側におけ る円弧として形成されるように、上記長手方向歯表面の中央部分を構成する工程 と; 上記円弧中央部分の各端部にそれぞれ隣接する2つの軸方向に延びた部分を有 する上記第1歯車の上記各歯表面の各円弧中央部分を提供する工程と; 上記ピッチ球体上で見たときに、(イ)上記円弧中央部分の湾曲とは逆向きの 湾曲を有し、(ロ)上記歯表面の半径方向中央線から測ったそれぞれ所定の歯表 面角度で両側に位置した2つの点のそれぞれにおいて当該円弧中央部分から接線 方向に延び、(ハ)歯の軸方向中心線に対して交差する投影面の方へ延びる曲線 として、各延長部の表面を設計する工程と; 上記一対の歯車のうちの第2歯車の各歯表面の全体長さを調和させるために第 2の単一の円の円弧を使用する工程と; を更に有することを特徴とする歯車決定方法。 41. 請求の範囲第40項に記載の歯車決定方法において、 上記第1の単一の円が上記垂直弦方向厚さに等しい直径を有し; 上記第2の単一の円が上記垂直弦方向厚さの1.5倍に匹敵する半径を有し; 上記第1歯車の歯表面の上記逆向きの湾曲が上記垂直弦方向厚さの1.5倍に 匹敵する半径を有する円の円弧により画定される; ことを特徴とする歯車決定方法。 42. 請求の範囲第40項に記載の歯車決定方法において、 上記歯表面角度が上記所定の最大角度にそれぞれ等しくなるように、上記第1 歯車の上記歯表面を構成する工程と; 上記所定の最大角度を45°に設定する工程と; 上記軸線が上記所定の最大角度で位置しているときに、各歯車の2以上の上記 噛合する歯が上記噛合する歯車により共有された各噛合領域で同時に噛み合うよ うに、上記ダイヤメトラルピッチを選択する工程と; を更に有することを特徴とする歯車決定方法。 43. 180°の角度から180°に対して所定の最大角度だけ異なる角度ま での連続角度範囲にわたって可変的に交差する2つの軸線のわまりでそれぞれ回 転できる2つの素子間で回転力を伝達するためのユニバーサルカップリングにお いて、 噛合する噛合歯を有する単一対の歯車を有し、上記一対の歯車が内歯を備えた 歯車と外歯を備えた歯車とを含み、上記各歯車が上記素子の対応する1つに固定 されて、当該対応する素子と互いに回転するようになっており; 上記各歯車がピッチ球体の形をしたそれぞれのピッチ表面を有し、上記2つの ピッチ球体が同心状態にあって実質上同一の半径を有し、当該各歯車がピッチ円 を有し、当該ピッチ円は、該ピッチ円が180°離れた2つの点で有効に互いに 交差するように上記実質上同心のピッチ球体のそれぞれに形成された大円により 画定され; 上記各噛合する歯は、当該噛合する歯のピッチ球体上で見たときに、上記歯表 面の長手方向表面の中央部分が円の円弧により画定されるように形成された2つ の歯面を有し; 上記歯車が駆動及び被駆動関係にて回転しているときに、上記軸線が上記連続 角度範囲にわたって上記同心のピッチ球体の中心で交差する; ことを特徴とするカップリング。 44. 請求の範囲第43項に記載のカップリングにおいて 上記歯車のうちの少なくとも第1歯車の上記各噛合する歯の両方の長手方向歯 表面の上記円弧中央部分が、当該第1歯車の球状ピッチ表面上で見たときに、所 定の垂直弦方向歯厚に匹敵する直径を有する第1の単一の円の両側を形成するそ れぞれの円弧により画定されることを特徴とするカップリング。 45. 請求の範囲第44項に記載のカップリングにおいて 上記第1歯車の上記各長手方向歯表面が上記円弧中央部分の端部にそれぞれ隣 接した2つの軸方向に延びる延長部を有し; 上記各延長部が、上記球状ピッチ表面上で見たときに、(イ)上記長手方向歯 表面の半径方向中央線から測ったそれぞれの所定の歯表面角度で両側に位置した 2つの点のうちの対応する点において上記円弧中央部分から延び、(ロ)歯の軸 方向中心線と交差する投影面の方へ延びる線により画定される軸方向に延びる表 面を有する; ことを特徴とするカップリング。 46. 請求の範囲第45項に記載のカップリングにおいて、上記各歯表面延長 部の表面が上記両側に位置した点のうちの対応する点における上記円弧中央部分 に対する接線により画定されることを特徴とするカップリング。 47. 請求の範囲第46項に記載のカップリングにおいて、上記各歯表面延長 部が直線により画定されることを特徴とするカップリング。 48. 請求の範囲第46項に記載のカップリングにおいて、上記各歯表面延長 部が上記円弧中央部分の湾曲とは逆向きの湾曲を有する曲線により画定されるこ とを特徴とするカップリング。 49. 請求の範囲第48項に記載のカップリングにおいて、上記逆向きの湾曲 が上記円弧中央部分の半径の3倍に匹敵する半径を有する円の円弧により画定さ れることを特徴とするカップリング。 50. 請求の範囲第49項に記載のカップリングにおいて、上記一対の歯車の うちの第2歯車の上記各噛合する歯の各長手方向歯表面が、上記第2歯車のピッ チ表面上で見たときに、上記第1歯車の歯の上記円弧中央部分を形成する上記第 1の単一の円の半径の3倍に匹敵する半径を有する第2の単一の円の円弧により 画定されることを特徴とするカップリング。 51. 請求の範囲第45項に記載のカップリングにおいて、上記それぞれ所定 の歯表面角度が互いに等しいことを特徴とするカップリング。 52. 請求の範囲第51項に記載のカップリングにおいて、 上記各歯表面角度は、上記2つの軸線が交差する上記所定の最大角度に等しく ; 上記軸線が上記最大角度で位置しているときには、各歯車の2以上の上記噛合 する歯が上記歯車のピッチ円の2つの交点でセンタリングされた2つの噛合領域 の各々において同時に噛み合う; ことを特徴とするカップリング。 53. 請求の範囲第43項に記載のカップリングにおいて、上記歯車のうちの 少なくとも第1歯車の上記各噛合する歯の上記各歯表面が、上記第1歯車の半径 方向中心面で見たときに、実質上直線状のプロフィールを有することを特徴とす るカップリング。 54. 請求の範囲第53項に記載のカップリングにおいて、上記各歯表面の上 記直線状のプロフィールが上記第1歯車の半径方向の線に続くことを特徴とする カップリング。 55. 請求の範囲第53項に記載のカップリングにおいて、上記各歯表面の上 記直線状のプロフィールがスプライン形状を呈することを特徴とするカップリン グ。 56. 請求の範囲第53項に記載のカップリングにおいて、上記各歯表面の上 記直線状のプロフィールが先端逃がしクラウンを含む上方歯末丈を有することを 特徴とするカップリング。 57. 請求の範囲第43項に記載のカップリングにおいて、上記軸線が可変的 に交差する上記所定の最大角度が45°であることを特徴とするカップリング。 58. 請求の範囲第43項に記載のカップリングにおいて、 内歯を備えた上記歯車が円周方向のリップ部を有するカップ状の支持体により 上記回転できる素子の1つに連結され; 外歯を備えた上記歯車が円周方向の延長部を有するハブにより他方の上記回転 できる素子に連結される; ことを特徴とするカップリング。 59. 請求の範囲第58項に記載のカップリングにおいて、 上記カップ状の支持体に固定され当該支持体内でセンタリングされた内側部材 と; 上記内側部材を収容するようになっていて上記ハブ内でセンタリングされた外 側部材と; を有する球面軸受を更に備えたことを特徴とするカップリング。 60. 請求の範囲第59項に記載のカップリングにおいて、上記内側部材が単 一のボール軸受から成り、上記外側部材が上記単一のボール軸受を収容するよう になった枠体から成ることを特徴とするカップリング。 61. 請求の範囲第60項に記載のカップリングにおいて、上記単一のボール 軸受より小さな寸法の複数個のボール軸受が上記枠体と当該単一のボール軸受と の間に位置していることを特徴とするカップリング。 62. 請求の範囲第58項に記載のカップリングにおいて、エラストマーブー ツが上記カップ状の支持体の上記円周方向のリップ部と上記ハブの上記延長部と の間に取り付けられていて、当該カップ状の支持体及び上記エラストマーブーツ が共働して上記歯車を包囲カバー内で取り囲むことを特徴とするカップリング。 (3)図面(第1図及び第19図) [符号の追加] 【図1】 【図19】 【手続補正書】 【提出日】1996年12月2日 【補正内容】 (補正クレーム) 請求の範囲 1. (イ)同一の平面、及び、(ロ)相対的に投影された平行な平面、のうち の一方の平面内にあるときに交差する2つの軸線のわまりでそれぞれ回転できる 2つの素子間で回転力を伝達するための噛合する噛合歯を備えた一対の歯車にお いて、 上記各歯車が上記素子の対応する1つに固定的に取り付けできるようになって いて、当該対応する素子と互いに回転するようになっており; 上記各歯車が(i)それぞれのピッチ球体の形をしたそれぞれのピッチ表面、 及び、(ii)上記それぞれのピッチ球体上の大円により画定されるそれぞれのピ ッチ円を有し; 上記2つのそれぞれのピッチ球体及び上記2つのそれぞれのピッチ円が、(イ )当該2つのピッチ球体が同心となり、実質上同一の半径を有し、当該ピッチ円 が180°離れた2つの点で互いに有効に交差するような位置、及び、(ロ)該 2つのピッチ球体が異なる寸法を有し、単一の接点をそれぞれ共有し、該ピッチ 円が該ピッチ球体により共有された上記単一の接点で互いに交差するように当該 異なる寸法の球体上に形成された大円により該ピッチ円が画定されるような位置 、のうちの1つに位置しており; 上記各噛合する歯は、当該噛合する歯の球状ピッチ表面上で見たときに、各歯 面の長手方向表面の中央部分が円の円弧により画定されるように形成された2つ の歯面を有し; 上記歯車が駆動及び被駆動関係にて回転しているときに、上記交差する軸線が 180°の角度から180°とは異なる所定の最大角度までの連続角度範囲にわ たって変化できる; ことを特徴とする歯車。 2. 請求の範囲第1項に記載の歯車において、上記一対の歯車が内歯を備えた 歯車と外歯を備えた歯車とから成ることを特徴とする歯車。 3. 請求の範囲第1項に記載の歯車において、上記軸線が上記平行な平面内に 位置しているときには、上記一対の歯車の各歯車が外歯を有することを特徴とす る歯車。 4. 請求の範囲第1項に記載の歯車において、上記噛合する歯の球状ピッチ表 面上で見たときに、上記歯車のうちの少なくとも第1歯車の上記各噛合する歯の 両方の長手方向歯表面の上記中央部分が所定の垂直弦方向歯厚に匹敵する直径を 有する第1の単一の円の両側を形成するそれぞれの円弧により画定されることを 特徴とする歯車。 5. 請求の範囲第4項に記載の歯車において、 上記第1歯車の上記各長手方向歯表面の上記円弧中央部分が各端部にそれぞれ 隣接する2つの軸方向に延びる延長部を有し; 上記各延長部の表面が、上記第1歯車の上記球状ピッチ表面上で見たときに、 (イ)上記長手方向歯表面の半径方向中心線から測ったそれぞれ所定の歯表面角 度で両側に位置した2つの点のうちの対応する点において上記円弧中央部分から 接線方向に延び、かつ(ロ)歯の軸方向中心線と交差する投影面の方へ延びる線 により画定される軸方向に延びた表面を有し; 上記各歯表面延長部が、直線、又は、上記円弧中央部分の湾曲とは逆向きの湾 曲を有する曲線により画定される; ことを特徴とする歯車。 6. 請求の範囲第5項に記載の歯車において、上記逆向きの湾曲が上記円弧中 央部分の直径の1.5倍に等しい半径を有する円の円弧により画定されることを 特徴とする歯車。 7. 請求の範囲第2項に記載の歯車において、上記歯車のうちの少なくとも第 1歯車の上記各噛合する歯の上記各歯表面が、上記第1歯車の半径方向中心面で 見たときに、実質上直線状のプロフィールを有し、上記直線状のプロフィールが 、(イ)スプラインを呈するか、又は、(ロ)当該第1歯車の半径方向の線に続 き、当該各歯表面が先端逃がしクラウンを含む上方歯末丈を有することを特徴と する歯車。 8. 請求の範囲第1項に記載の歯車において、 上記歯車のうちの少なくとも第1歯車の上記各噛合する歯は、上記第1歯車の 球状ピッチ表面上で見たときに、当該噛合する歯の両方の長手方向歯表面の中央 部分が第1半径を有するそれぞれの円弧により画定されるように形成された2つ の歯面を有し; 上記一対の歯車のうちの第2歯車の上記各噛合する歯は、上記第2歯車のピッ チ球体上で見たときに、各歯面の各長手方向表面が第2半径を有する円弧により 画定されるように形成された2つの歯面を有する; ことを特徴とする歯車。 9. 請求の範囲第8項に記載の歯車において、 上記各ピッチ円が上記2つの接線球体のそれぞれに形成された大円からそれぞ れ成り; 一方の上記接線ピッチ球体が他方の接線ピッチ球体より大きく; 上記大きい方のピッチ球体が上記第1歯車のピッチ表面を形成し; 上記第1歯車の上記各噛合する歯の長手方向歯表面を形成する上記円弧が、上 記大きい方のピッチ球体の表面に形成された円の直径であって、当該大きい方の ピッチ球体の中心から測った上記所定の最大角度に等しい角度に対峙する直径を 有するように構成され; 上記一対の歯車のうちの第2歯車の上記各噛合する歯は、当該第2歯車の対応 するピッチ球体上で見たときに、上記第1歯車の歯の上記長手方向歯表面を形成 する上記円弧と同じ直径を有する円の円弧により画定される2つの長手方向歯表 面を有する; ことを特徴とする歯車。 10. 請求の範囲第8項に記載の歯車において、 上記歯車が所定の円ピッチを有し; 上記一対の歯車のうちの第1歯車の上記各噛合する歯の上記円弧中央部分が上 記所定の円ピッチの1/2に匹敵する直径を有する第1の単一の円の両側を形成 し; 上記一対の歯車のうちの第1歯車の上記各噛合する歯の各長手方向歯表面が、 当該第1歯車の上記ピッチ球体上で見たときに、円弧中央部分と、上記円弧中央 部分の端部にそれぞれ隣接する2つの軸方向に延びた延長部とを有し; 各延長部が、上記第1歯車の上記球状ピッチ表面上で見たときに、(イ)上記 円弧中央部分の湾曲とは逆向きの湾曲を有し、(ロ)上記歯表面の半径方向中心 線から測ったそれぞれ所定の歯表面角度で両側に位置した2つの点のうちの対応 する点において上記円弧中央部分から接線方向に延び、かつ(ハ)歯の軸方向中 心線と交差する投影面の方へ延びる曲線により画定される軸方向に延びた表面を 有し; (i)上記第1歯車の上記各歯表面の各延長部の上記逆向きの湾曲、及び、( ii)上記第2歯車の歯の上記長手方向表面形成する上記円弧がすべて、上記所定 の円ピッチの3/4に匹敵する半径を有するように構成される; ことを特徴とする歯車。 11. (イ)同一の平面、及び、(ロ)相対的に投影された平行な平面、のう ちの一方の平面内にあるときに可変的に互いに交差する2つの軸線のわまりでそ れぞれ回転できる2つの素子間で回転力を伝達するように設計された一対の噛合 する歯車の歯の形状を決定する方法において、 上記各噛合する歯車のためのそれぞれのピッチ表面及びそれぞれのピッチ円を 構成する構成工程であって、上記各ピッチ表面が対応するピッチ球体の形をして おり、上記2つのピッチ球体及び2つのピッチ円が、(イ)当該2つのピッチ球 体が同心となり、実質上同一の半径を有し、当該各ピッチ円が2つの点で互いに 有効に交差し上記歯車が1:1の比率で相対的に回転している際に180°離れ た2つの噛合点を共有するように、該各ピッチ円が実質上同一の球体のそれぞれ に形成された大円によりそれぞれ画定されるような位置、及び、(ロ)該2つの ピッチ球体が同心ではなく、1点でのみ接線関係を有し、該各ピッチ円が1点の みにおいて互いに交差し上記歯車が相対的に回転している際に単一の噛合点を共 有するように、該各ピッチ円が上記接線球体のそれぞれに形成された大円により それぞれ画定されるような位置、のうちの1つにおいて構成される、構成工程と ; (イ)上記同心のピッチ球体、及び、(ロ)上記2つの接線ピッチ球体のうち の大きい方の球体、のうちの一方に形成した大円により画定されるピッチ円を有 する一方の上記歯車のピッチ球体の所望の直径を決定する工程と; 上記2つの回転できる素子間で伝達されると予期される回転力を支えるのに十 分な垂直弦方向厚さを有する各単一の歯を提供するのに必要なダイヤメトラルピ ッチを計算する工程と; 上記各噛合する歯車のうちの少なくとも一方の歯車の各噛合する歯の各長手方 向歯表面の中央部分を、上記一方の歯車の対応するピッチ球体上で見たとき、当 該歯車が駆動及び被駆動関係にて回転しているときに上記交差する軸線が180 °の角度から180°とは異なる所定の最大角度までの連続角度範囲にわたって 変化できるように選択された直径を有する第1の単一の円の円弧として、形成す る工程と; から成ることを特徴とする歯車決定方法。 12. 請求の範囲第11項に記載の歯車決定方法において、 上記第1の単一の円の円弧を使用して、上記歯車のうちの少なくとも第1歯車 のすべての長手方向歯表面の少なくとも中央部分を形成する使用工程であって、 上記第1の単一の円が上記垂直弦方向厚さに等しい直径を有するような使用工程 と; 上記各円弧中央部分のそれぞれの端部にそれぞれ形成された2つの拡大部を上 記歯車のうちの少なくとも第1歯車の上記各長手方向歯表面に提供する提供工程 であって、上記各拡大部が上記第1歯車の軸方向において当該円弧中央部分から の当該各歯表面の面幅を増大させるような提供工程と; 上記球状ピッチ表面上で見たときに、上記拡大部が(イ)上記円弧中央部分の 半径方向中心線に対するそれぞれの所定の歯表面角度で両側に位置した2つの点 のそれぞれにおいて当該円弧中央部分から接線方向に延び、(ロ)該円弧中央部 分の各側で歯の軸方向中心線と交差する線により画定されるように、上記各拡大 部を形成する工程と; 上記2つの軸線が互いに可変的に交差する上記所定の最大角度に等しい値を上 記各歯表面角度とする工程と; 上記各線を、直線、又は、上記円弧中央部分の湾曲とは逆向きの湾曲であって 、上記垂直弦方向厚さの1.5倍に匹敵する半径を有する第2円の円弧により画 定される逆向きの湾曲を有する曲線として形成する工程と; 上記第2歯車の上記球状ピッチ表面上で見たときに、上記各長手方向歯表面が 上記第2の円の円弧により画定されるように、上記一対の歯車のうちの当該第2 歯車の各噛合する歯の各長手方向歯表面を形成する工程と; を有することを特徴とする歯車決定方法。 13. 180°の角度から180°に対して所定の最大角度だけ異なる角度ま での連続角度範囲にわたって可変的に交差する2つの軸線のわまりでそれぞれ回 転できる2つの素子間で回転力を伝達するためのユニバーサルカップリングにお いて、 噛合する噛合歯を有する単一対の歯車を有し、上記一対の歯車が内歯を備えた 歯車と外歯を備えた歯車とを含み、上記各歯車が上記素子の対応する1つに固定 されて、当該対応する素子と互いに回転するようになっており; 上記各歯車がピッチ球体の形をしたそれぞれのピッチ表面を有し、上記2つの ピッチ球体が同心状態にあって実質上同一の半径を有し、当該各歯車がピッチ円 を有し、当該ピッチ円は、該ピッチ円が180°離れた2つの点で有効に互いに 交差するように上記実質上同心のピッチ球体のそれぞれに形成された大円により 画定され; 上記各噛合する歯は、当該噛合する歯のピッチ球体上で見たときに、各歯目面 の長手方向表面の中央部分が円の円弧により画定されるように形成された2つの 歯面を有し; 上記歯車が駆動及び被駆動関係にて回転しているときに、上記軸線が上記連続 角度範囲にわたって上記同心のピッチ球体の中心で交差する; ことを特徴とするカップリング。 14. 請求の範囲第13項に記載のカップリングにおいて 上記歯車のうちの少なくとも第1歯車の上記各噛合する歯の両方の長手方向歯 表面の上記円弧中央部分が、当該第1歯車の球状ピッチ表面上で見たときに、所 定の垂直弦方向歯厚に匹敵する直径を有する第1の単一の円の両側を形成するそ れぞれの円弧により画定され; 上記第1歯車の上記各長手方向歯表面が上記円弧中央部分の端部にそれぞれ隣 接した2つの軸方向に延びる延長部を有し; 上記各延長部が、上記球状ピッチ表面上で見たときに、(イ)上記長手方向歯 表面の半径方向中央線から測ったそれぞれの所定の歯表面角度で両側に位置した 2つの点のうちの対応する点において上記円弧中央部分から接線方向に延び、( ロ)歯の軸方向中心線と交差する投影面の方へ延びる線により画定される軸方向 に延びた表面を有し; 上記各歯表面延長部が、直線、又は、上記円弧中央部分の湾曲とは逆向きの湾 曲を有する曲線により画定される; ことを特徴とするカップリング。 15. 請求の範囲第14項に記載のカップリングにおいて、上記第1歯車の上 記各長手方向歯表面の上記逆向きの湾曲が上記円弧中央部分の半径の3倍に匹敵 する半径を有する円の円弧により画定され; 上記一対の歯車のうちの第2歯車の上記各噛合する歯の各長手方向歯表面が、 上記第2歯車のピッチ表面上で見たときに、上記第1歯車の歯の上記円弧中央部 分を形成する上記第1の単一の円の半径の3倍に匹敵する半径を有する第2の単 一の円の円弧により画定される; ことを特徴とするカップリング。 16. 請求の範囲第13項に記載のカップリングにおいて、上記歯車のうちの 少なくとも第1歯車の上記各噛合する歯の上記各歯表面が、上記第1歯車の半径 方向中心面で見たときに、実質上直線状のプロフィールを有し、上記直線状のプ ロフィールが、(イ)スプライン形状を呈するか又は上記第1歯車の半径方向の 線に続き、(ロ)先端逃がしクラウンを含む上方歯末丈を有することを特徴とす るカップリング。 17. 請求の範囲第13項に記載のカップリングにおいて、 内歯を備えた上記歯車が円周方向のリップ部を有するカップ状の支持体により 上記回転できる素子の1つに連結され; 外歯を備えた上記歯車が円周方向の延長部を有するハブにより他方の上記回転 できる素子に連結され; 更に、 (イ)上記カップ状の支持体に固定され当該支持体内でセンタリングされた内 側部材と; (ロ)上記内側部材を収容するようになっていて上記ハブ内でセンタリングさ れた外側部材と; を有する球面軸受を備えたことを特徴とするカップリング。 18. 請求の範囲第17項に記載のカップリングにおいて、上記内側部材が単 一のボール軸受から成り、上記外側部材が上記単一のボール軸受を収容するよう になった枠体から成ることを特徴とするカップリング。 19. 請求の範囲第18項に記載のカップリングにおいて、上記単一のボール 軸受より小さな寸法の複数個のボール軸受が上記枠体と当該単一のボール軸受と の間に位置していることを特徴とするカップリング。 20. 請求の範囲第17項に記載のカップリングにおいて、エラストマーブー ツが上記カップ状の支持体の上記円周方向のリップ部と上記ハブの上記延長部と の間に取り付けられていて、当該カップ状の支持体及び上記エラストマーブーツ が共働して上記歯車を包囲カバー内で取り囲むことを特徴とするカップリング。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG), AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB ,GE,HU,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SI,SK,TJ,TM,TT,UA,US, UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 180°の角度から180°に対して2°以上異なる角度までの連続角度 範囲にわたる角度で可変的に交差する2つの軸線のわまりでそれぞれ回転できる 2つの素子間で回転力を伝達するための可変角度歯車装置において、 噛合する噛合歯を有する一対の歯車を備え; 上記各歯車が上記素子の対応する1つに連結されるようになっていて、当該対 応する素子の軸線のまわりで回転するようになっており; 上記一対の歯車の各噛合する歯は、当該歯車が駆動及び被駆動関係にて回転し ているときに上記交差する軸線が上記連続角度範囲にわたって変化できるように 、形成されている; ことを特徴とする歯車装置。 2. 請求の範囲第1項に記載の歯車装置において、上記一対の歯車が内歯車と 外歯車とから成ることを特徴とする歯車装置。 3. 請求の範囲第1項に記載の歯車装置において、上記一対の歯車が一対の外 歯車から成ることを特徴とする歯車装置。 4. 請求の範囲第1項に記載の歯車装置において、上記各噛合する歯の長手方 向歯表面の少なくとも中央部分が、上記歯車のピッチ面内で見たときに、単一の 円弧により形成されることを特徴とする歯車装置。 5. 請求の範囲第4項に記載の歯車装置において、 上記軸線が180°の角度から180°に対して2°以上異なる所定の好まし い最大角度までの範囲の角度で可変的に交差し; 上記一対の歯車が内歯車と外歯車とから成り; 上記各歯車のピッチ円が、(イ)単一の球体、及び、(ロ)交点の一点を共有 する2つの異なる寸法の球体のうちの1つ、のいずれかに形成した大円によりそ れぞれ画定される; ことを特徴とする歯車装置。 6. 請求の範囲第5項に記載の歯車装置において、 上記歯車の上記ピッチ円が上記単一の球体上の両方の大円により画定され; 上記内歯車及び上記外歯車の上記噛合する歯が180°離れてセンタリングさ れた2つの噛合領域で同時に噛み合う; ことを特徴とする歯車装置。 7. 請求の範囲第5項に記載の歯車装置において、少なくとも一方の上記歯車 の上記各噛合する歯の両方の長手方向歯表面の上記中央部分が、上記ピッチ面内 で見たときに、所定の直径の単一の円の両側を形成するそれぞれの円弧により形 成されることを特徴とする歯車装置。 8. 請求の範囲第7項に記載の歯車装置において、 上記各歯表面の各円弧中央部分が各端部にそれぞれ隣接する2つの軸方向に延 びる延長部を有し; 上記各延長部の表面が、上記ピッチ面内で見たときに、(イ)上記歯表面の半 径方向中心線から測ったそれぞれ所定の歯表面角度で反対方向に位置した2つの 点のうちの対応する点において上記円弧中央部分から延び、かつ(ロ)歯の軸方 向中心線と交差する投影面の方へ延びる線により画定される; ことを特徴とする歯車装置。 9. 請求の範囲第8項に記載の歯車装置において、上記各歯表面延長部の表面 が上記対応する点における上記円弧中央部分に対する接線により画定されること を特徴とする歯車装置。 10. 請求の範囲第9項に記載の歯車装置において、上記各歯表面延長部が直 線により画定されることを特徴とする歯車装置。 11. 請求の範囲第9項に記載の歯車装置において、上記各歯表面延長部が上 記円弧中央部分の湾曲とは逆向きの湾曲を有する曲線により画定されることを特 徴とする歯車装置。 12. 請求の範囲第11項に記載の歯車装置において、上記逆向きの湾曲が上 記円弧中央部分の半径の3倍に等しい半径を有する円弧により画定されることを 特徴とする歯車装置。 13. 請求の範囲第8項に記載の歯車装置において、 上記軸線が上記好ましい最大角度で位置しているとき、上記各歯が上記噛合す る歯車の歯との噛合係合部を通り; 上記各歯表面延長部が、噛合し噛合する歯の円弧中央部分に対して接線を形成 し、かつ、当該円弧中央部分の軸方向中心線を越えて延びる直線により画定され る; ことを特徴とする歯車装置。 14. 請求の範囲第8項に記載の歯車装置において、それぞれの上記所定の歯 表面角度が互いに等しいことを特徴とする歯車装置。 15. 請求の範囲第14項に記載の歯車装置において、 上記各歯表面角度は、上記2つの軸線が交差する上記好ましい最大角度に等し く; 上記軸線が上記好ましい最大角度で位置したときには、各歯車の2以上の上記 噛合する歯が上記噛合する歯車により共有される上記各噛合領域で同時に噛み合 う; ことを特徴とする歯車装置。 16. 請求の範囲第5項に記載の歯車装置において、上記歯車のうちの少なく とも一方の歯車の上記各噛合する歯が、上記ピッチ面内で見たときに、弓形構造 の形をしており、各歯表面が円弧により画定されることを特徴とする歯車装置。 17. 請求の範囲第16項に記載の歯車装置において、上記各噛合する歯が、 上記ピッチ面内で見たときに、(イ)上記単一の球体、及び、(ロ)上記交差す る2つの球体のうちの大きい方の球体、のいずれかの表面に形成した円と寸法が 同一の円の円弧により画定され、当該円が、上記球体の中心から測った上記好ま しい最大角度に等しい角度に対峙する直径を有することを特徴とする歯車装置。 18. 請求の範囲第17項に記載の歯車装置において、上記軸線が上記好まし い最大角度で位置するときには、各歯車の2以上の上記噛合する歯が上記噛合す る歯車により共有される上記各噛合領域で同時に噛み合うことを特徴とする歯車 装置。 19. 請求の範囲第5項に記載の歯車装置において、上記各噛合する歯の歯表 面が実質上直線のプロフィールを有することを特徴とする歯車装置。 20. 請求の範囲第19項に記載の歯車装置において、上記直線の歯表面が上 記各歯車の半径方向の線素子により形成されることを特徴とする歯車装置。 21. 請求の範囲第19項に記載の歯車装置において、上記直線の歯表面がス プライン形状をしており、上記噛合する歯が下方ランド部から上方ランド部まで 等しい幅の側部を有することを特徴とする歯車装置。 22. 請求の範囲第19項に記載の歯車装置において、上記実質上直線の歯表 面の上方プロフィールが小さな先端逃がしクラウンを有することを特徴とする歯 車装置。 23. 請求の範囲第5項に記載の歯車装置において、上記各噛合する歯の歯表 面がインボリュート形のプロフィールを有することを特徴とする歯車装置。 24. 請求の範囲第1項に記載の歯車装置において、上記軸線が可変的に交差 する上記所定の最大角度が45°であることを特徴とする歯車装置。 25. 180°の角度から180°に対して2°以上異なる好ましい最大角度 までの所定の連続角度範囲にわたって互いに可変的に交差する2つの軸線のわま りでそれぞれ回転できる2つの素子間で回転力を伝達するための弓形構造の歯車 装置において、 少なくとも1つの噛合領域を共有する噛合する歯を有する一対の歯車であって 、各歯車が対応する上記素子と互いに回転するようになっている一対の歯車を備 え; 少なくとも一方の上記歯車の各噛合する歯の歯表面が、当該歯車のピッチ面内 で見たときに、弓形の形状を有し、該各歯表面は、上記歯車が駆動及び被駆動関 係にて回転しているときに上記交差する軸線が上記連続角度範囲にわたって連続 的に変化できるように選択された直径を有する単一の円の円弧として形成されて いる; ことを特徴とする歯車装置。 26. 請求の範囲第25項に記載の弓形構造の歯車装置において、上記軸線が 上記好ましい最大角度で位置するときには、各歯車の2以上の上記噛合する歯が 上記各噛合領域で同時に噛み合うことを特徴とする歯車装置。 27. 請求の範囲第25項に記載の弓形構造の歯車装置において、 各歯車のピッチ円が、(イ)単一の球体、及び、(ロ)交点の一点を共有する 2つの異なる寸法の球体のうちの1つ、のいずれかに形成した大円によりそれぞ れ画定される; ことを特徴とする歯車装置。 28. 請求の範囲第27項に記載の弓形構造の歯車装置において、 上記歯車の上記ピッチ円が共に、上記単一の球体上の大円から成り; 内歯車及び外歯車の上記噛合する歯が180°離れてセンタリングされた2つ の噛合領域で同時に噛み合う; ことを特徴とする歯車装置。 29. 請求の範囲第27項に記載の弓形構造の歯車装置において、 上記各弓形の歯表面のための円弧を形成するために使用される上記単一の円が 上記単一の球体の表面上に形成された円から成り; 上記円の直径が上記球体の中心から測った上記好ましい最大角度に等しい角度 に対峙している; ことを特徴とする歯車装置。 30. 請求の範囲第28項に記載の弓形構造の歯車装置において、 各歯車の上記ピッチ円が上記2つの交差する球体の対応する1つに形成された 大円からそれぞれ成り; 上記各弓形の歯表面のための円弧を形成するために使用される上記単一の円が 大きい方の上記球体の表面上に形成された円から成り; 上記円の直径が上記大きい方の球体の中心から測った上記好ましい最大角度に 等しい角度に対峙している; ことを特徴とする歯車装置。 31. 請求の範囲第25項に記載の弓形構造の歯車装置において、少なくとも 一方の上記歯車の上記各噛合する歯の両方の長手方向歯表面の中央部分が、上記 ピッチ面内で見たときに、所定の直径を有する単一の円の両側を形成するそれぞ れの円弧により画定されることを特徴とする歯車装置。 32. 請求の範囲第31項に記載の弓形構造の歯車装置において、 上記各歯表面の各円弧中央部分が各端部にそれぞれ隣接する2つの軸方向に延 びる延長部を有し; 上記各延長部の表面が、上記ピッチ面内で見たときに、(イ)上記円弧中央部 分の湾曲とは逆向きの湾曲を有し、(ロ)上記歯表面の半径方向中心線から測っ たそれぞれ所定の歯表面角度で反対方向に位置した2つの点のうちの対応する点 において上記円弧中央部分から延び、当該円弧中央部分に対して接線状態で接触 し、かつ(ハ)歯の軸方向中心線と交差する投影面の方へ延びる曲線により画定 される; ことを特徴とする歯車装置。 33. 請求の範囲第32項に記載の弓形構造の歯車装置において、上記逆向き の湾曲が上記円弧中央部分の半径の3倍に等しい半径を有する円弧により画定さ れることを特徴とする歯車装置。 34. 請求の範囲第25項に記載の歯車装置において、上記軸線が可変的に交 差する上記所定の最大角度が45°であることを特徴とする歯車装置。 35. 180°の角度から180°に対して2°以上異なる好ましい最大角度 までの所定の連続角度範囲にわたって互いに可変的に交差する2つの軸線のわま りでそれぞれ回転できる2つの素子間で回転力を伝達するための可変角度歯車装 置における一対の噛合する歯車の歯の形状を決定する方法であって、上記各噛合 する歯が(イ)上記歯車が1:1の比率で回転している間に少なくとも1つの噛 合領域を共有するようにする単一の球体、及び、(ロ)当該歯車が1:1以外の 比率で相対的に回転している間に単一の噛合領域のみをを共有するようにする、 交点の一点を共有する2つの異なる寸法の球体のうちの1つ、のいずれかに形成 した大円によりそれぞれ画定されるピッチ円を有する可変角度歯車装置における 一対の噛合する歯車の歯の形状を決定する方法において、 (イ)上記単一の球体、及び、(ロ)上記2つの交差する球体のうちの大きい 方の球体、のうちの一方に形成した大円により画定されるピッチ円を有する一方 の上記歯車のピッチ表面の所望の直径を決定する工程と; 上記2つの回転できる素子間で伝達されると予期される回転力を支えるのに十 分な垂直円厚さを有する各単一の歯を提供するのに必要なダイヤメトラルピッチ を計算する工程と; 少なくとも一方の上記噛合する歯車の上記各噛合する歯の各歯表面の少なくと も中央部分を、それぞれの当該歯車のピッチ面内で見たときに、該歯車が駆動及 び被駆動関係にて回転しているときに上記交差する軸線が上記所定の連続角度範 囲にわたって変化できるように選択された直径を有する単一の円の円弧として、 形成する工程と; から成ることを特徴とする歯車決定方法。 36. 請求の範囲第35項に記載の歯車決定方法において、 同じ単一の円の円弧を使用して、各歯車のすべての歯表面の少なくとも中央部 分を形成する工程を更に有する; ことを特徴とする歯車決定方法。 37. 請求の範囲第35項に記載の歯車決定方法において、 上記各円弧中央部分の両側にそれぞれ形成された2つの拡大部を有する上記歯 車のうちの少なくとも一方の歯車の上記各歯表面を提供する工程を更に有し;上 記各拡大部が関連する歯車のそれぞれ軸方向において当該円弧中央部分からの当 該各歯表面の面幅を増大させるようになっており; 上記各拡大部は、上記ピッチ面内で見たときに、その長手方向表面が(イ)そ れぞれ所定の歯表面角度で両側に位置した2つの点のそれぞれにおける上記円弧 中央部分から当該円弧中央部分の半径方向中心線へ延び、(ロ)該円弧中央部分 の各側で歯の軸方向中心線と交差する線により画定される; ことを特徴とする歯車決定方法。 38. 請求の範囲第37項に記載の歯車決定方法において、 上記2つの軸線が互いに可変的に交差する上記好ましい最大角度に等しい値を 上記各歯表面角度とする工程; を更に有することを特徴とする歯車決定方法。 39. 請求の範囲第38項に記載の歯車決定方法において、 上記2つの両側に位置した点のそれぞれにおいて上記円弧中央部分から延びる 上記線は、この線が、 (イ)上記各点において上記円弧中央部分に対する接線となり; (ロ)上記それぞれの所定の歯表面角度に等しい角度で、上記円弧中央部分の 各側において歯の上記軸方向中心線と交差する; ように形成されていることを特徴とする歯車決定方法。 40. 請求の範囲第38項に記載の歯車決定方法において、上記円弧中央部分 に対して接線方向に延びる上記各線が直線であることを特徴とする歯車決定方法 。 41. 請求の範囲第38項に記載の歯車決定方法において、上記円弧中央部分 に対して接線方向に延びる上記各線が当該円弧中央部分の湾曲とは逆向きの湾曲 を有する曲線であることを特徴とする歯車決定方法。 42. 請求の範囲第41項に記載の歯車決定方法において、上記逆向きの湾曲 が上記円弧中央部分の半径の3倍に等しい半径を有する円弧により画定されるこ とを特徴とする歯車決定方法。 43. 請求の範囲第38項に記載の歯車決定方法において、 上記2つの両側に位置した点のそれぞれにおいて上記円弧中央部分から延びる 線は、 (イ)上記噛合する歯車が噛み合っているときに、上記シャフトが上記好まし い最大角度で交差し; (ロ)当該線が噛合する噛合する歯の上記円弧中央部分に対して接線方向とな り、当該円弧中央部分の軸方向中心線を越えて延びる; ように形成されていることを特徴とする歯車決定方法。 44. 請求の範囲第37項に記載の歯車決定方法であって、両方の上記噛合す る歯が上記単一の球体上の大円により画定されるピッチ円を有する場合の歯車決 定方法において、 上記歯車のうちの第1歯車の中央部分のための第1直径を有する円及び当該噛 合する歯車のうちの第2歯車のすべての歯表面の中央部分のための第2直径を有 する円を使用する工程; を更に有することを特徴とする歯車決定方法。 45. 請求の範囲第44項に記載の歯車決定方法において、 計算した上記ダイヤメトラルピッチに基づき両方の噛合する歯車の円ピッチを 決定する工程と; 決定した上記円ピッチの1/2に等しくなるように上記第1直径を選択する工 程と; 計算した上記ダイヤメトラルピッチに従って上記第1歯車の歯を形成するが、 当該第1歯車の基礎円厚さ及び深さが当該ダイヤメトラルピッチに従って適正に 寸法決めされるが該第1歯車の上記各歯間の歯みぞが該第1歯車の当該各歯の基 礎円厚さの3倍に等しくなるように1つ置きの歯を省略する工程と; 計算した上記ダイヤメトラルピッチに従った深さを有する歯を上記第2歯車に 形成するが、1つ置きの歯を省略し、上記噛合する歯車の各歯の基礎円厚さが上 記第1歯車の上記各歯間の歯みぞに実質上等しくなり、かつ、当該歯車が噛合関 係にあって上記軸線が180°の整合位置にあるときに、該歯車の歯が歯車カッ プリングのように共働するように、上記第1直径の3倍に等しくなるように上記 第2直径を選択する工程と; を更に有することを特徴とする歯車決定方法。 46. 請求の範囲第35項に記載の歯車決定方法において、 それぞれの上記歯車のピッチ面内で見たときに、各歯の歯表面が弓形を形成す るように当該各歯車の各歯表面の全体長さを調和させるために同じ単一の円の円 弧を使用する工程; を更に有することを特徴とする歯車決定方法。 47. 請求の範囲第46項に記載の歯車決定方法において、 接線面内で見たときに、(イ)上記単一の球体及び(ロ)上記大きい方の球体 のうちの一方の球体の表面に形成した円と同一の寸法を有し、かつ、当該球体の 中心から測った上記好ましい最大角度に等しい角度に対峙する直径を有する円の 円弧として上記全体の歯表面を形成する工程; を更に有することを特徴とする歯車決定方法。 48. 請求の範囲第35項に記載の歯車決定方法において、 ピッチ面内で見たときに、上記第1歯車の各歯の2つの歯表面が弓形を形成す るように上記一対の歯車のうちの第1歯車の各歯表面の全体長さを調和させるた めに同じ単一の円の円弧を使用する工程と; 上記ピッチ面内で見たときに所定の直径の単一の円の両側における円弧として 形成されるように、上記一対の歯車のうちの第2歯車の各噛合する歯の両方の長 手方向歯表面の中央部分を形成する工程と; 上記円弧中央部分の各端部にそれぞれ隣接する2つの軸方向に延びた部分を有 する上記第2歯車の上記各歯表面の各円弧中央部分を提供する工程と; 上記ピッチ面内で見たときに、(イ)上記円弧中央部分の湾曲と逆向きの湾曲 を有し、(ロ)上記歯表面の半径方向中央線から測ったそれぞれ所定の歯表面角 度で当該円弧中央部分から接線方向に延び、(ハ)歯の軸方向中心線に対して交 差する投影面の方へ延びる曲線として、各延長部の表面を設計する工程と; を更に有することを特徴とする歯車決定方法。 49. 請求の範囲第48項に記載の歯車決定方法において、上記逆向きの湾曲 が上記第2歯車の上記円弧中央部分の半径の3倍に匹敵する半径を有する円の円 弧により画定されることを特徴とする歯車決定方法。 50. 請求の範囲第48項に記載の歯車決定方法において、 上記歯表面角度が上記好ましい最大角度にそれぞれ等しくなるように、上記第 2歯車の上記歯表面を形成する工程と; 上記好ましい最大角度を45°に設定する工程と; 上記軸線が上記好ましい最大角度で位置しているときに、各歯車の2以上の上 記噛合する歯が上記噛合する歯車により共有された各噛合領域で同時に噛み合う ように上記ダイヤメトラルピッチを選択する工程と; を更に有することを特徴とする歯車決定方法。 51. 180°の角度から180°に対して2°以上異なる好ましい最大角度 までの連続角度範囲にわたる角度で可変的に交差する2つの軸線のわまりでそれ ぞれ回転できる2つの素子間で回転力を伝達するためのユニバーサルカップリン グにおいて、 噛合する噛合歯を有する内歯車及び外歯車を備え; 上記各歯車が上記素子の対応する1つに連結されるようになっていて、当該対 応する素子の軸線のまわりで回転するようになっており; 上記一対の歯車の各噛合する歯は、当該歯車が駆動及び被駆動関係にて回転し ているときに上記交差する軸線が上記好ましい最大角度から180°までの上記 連続角度範囲にわたって変化できるように、形成されている; ことを特徴とするカップリング。 52. 請求の範囲第51項に記載のカップリングにおいて、歯車のピッチ面内 で見たときに、上記各噛合する歯の長手方向の歯表面の中央部分が単一の円の円 弧により画定されることを特徴とするカップリング。 53. 請求の範囲第51項に記載のカップリングにおいて、上記歯車のピッチ 円は、当該歯車が180°離れた2つの噛合領域で同時に噛み合うように単一の 球体上の大円により画定されることを特徴とするカップリング。 54. 請求の範囲第52項に記載のカップリングにおいて、上記ピッチ面内で 見たときに、少なくとも一方の上記歯車の上記各噛合する歯の両方の歯表面の上 記中央部分が所定の直径を有する同じ単一の円の両側に形成されることを特徴と するカップリング。 55. 請求の範囲第54項に記載のカップリングにおいて、 上記単一の円の両側に形成された上記各歯表面が、上記円弧中央部分に隣接し それぞれ軸方向に延びる2つの延長部を有し; 上記ピッチ面内で見たときに、上記各延長部が、(イ)上記歯表面の半径方向 中央線から測ったそれぞれの所定の歯表面角度で両側に位置する2つの点のうち の対応する点において上記円弧中央部分から延び、(ロ)歯の軸方向中心線と交 差する投影面の方へ延びる線により画定されることを特徴とするカップリング。 56. 請求の範囲第55項に記載のカップリングにおいて、上記各歯表面延長 部の表面が上記対応する点における上記円弧中央部分に対する接線により画定さ れることを特徴とするカップリング。 57. 請求の範囲第56項に記載のカップリングにおいて、上記各歯表面延長 部が直線により画定されることを特徴とするカップリング。 58. 請求の範囲第56項に記載のカップリングにおいて、上記各歯表面延長 部が上記円弧中央部分の湾曲とは逆向きの湾曲を有する曲線により画定されるこ とを特徴とするカップリング。 59. 請求の範囲第58項に記載のカップリングにおいて、上記逆向きの湾曲 が上記円弧中央部分の半径の3倍に匹敵する半径を有する円の円弧により画定さ れることを特徴とするカップリング。 60. 請求の範囲第55項に記載のカップリングにおいて、 上記軸線が上記好ましい最大角度で位置しているとき、上記各歯が上記噛合す る歯車との噛合係合部を通り; 上記各歯表面延長部の表面が、噛合状態にある噛合する歯車の円弧中央部分に 対して接線方向となり当該円弧中央部分の軸方向中心線を越えて延びることを特 徴とするカップリング。 61. 請求の範囲第55項に記載のカップリングにおいて、上記それぞれ所定 の歯表面角度が互いに等しいことを特徴とするカップリング。 62. 請求の範囲第61項に記載のカップリングにおいて、 上記各歯表面角度は、上記2つの軸線が交差する上記好ましい最大角度に等し く; 上記軸線が上記最大角度で位置しているときには、各歯車の2以上の上記噛合 する歯が上記2つの噛合領域の各々において同時に噛み合う; ことを特徴とするカップリング。 63. 請求の範囲第51項に記載のカップリングにおいて、上記各噛合する歯 の歯表面が実質上直線状のプロフィールを有することを特徴とするカップリング 。 64. 請求の範囲第63項に記載のカップリングにおいて、上記直線状の歯表 面が上記各歯車の半径方向の線素子により形成されることを特徴とするカップリ ング。 65. 請求の範囲第63項に記載のカップリングにおいて、上記直線状の歯表 面がスプライン形状を呈し、上記噛合する歯が下方ランド部から上方ランド部に わたって等しい幅の側部を有することを特徴とするカップリング。 66. 請求の範囲第63項に記載のカップリングにおいて、上記実質上直線状 の歯表面の上方プロフィールが小さな先端逃がしクラウンを含むことを特徴とす るカップリング。 67. 請求の範囲第51項に記載のカップリングにおいて、上記軸線が可変的 に交差する上記所定の最大角度が45°であることを特徴とするカップリング。 68. 請求の範囲第53項に記載のカップリングにおいて、 上記内歯車が円周方向のリップ部を有するカップ状の支持体により上記回転で きる素子の1つに連結され; 上記外歯車が円周方向の延長部を有するハブにより他方の上記回転できる素子 に連結される; ことを特徴とするカップリング。 69. 請求の範囲第68項に記載のカップリングであって、上記内歯車及び外 歯車が球面軸受により噛合状態で位置している場合のカップリングにおいて、上 記球面軸受が 上記カップ状の支持体の中心に固定された内側部材と; 上記内側部材を収容するようになっていて上記ハブ内でセンタリングされた外 側部材と; を有することを特徴とするカップリング。 70. 請求の範囲第69項に記載のカップリングにおいて、上記内側部材が単 一のボール軸受から成り、上記外側部材が上記ボール軸受を収容するようになっ た枠体から成ることを特徴とするカップリング。 71. 請求の範囲第70項に記載のカップリングにおいて、上記単一のボール 軸受より小さな寸法の複数個のボール軸受が上記枠体と当該単一のボール軸受と の間に位置していることを特徴とするカップリング。 72. 請求の範囲第68項に記載のカップリングにおいて、エラストマーブー ツが上記円周方向のリップ部と上記円周方向の延長部との間に位置していて、上 記カップ状の支持体及び上記エラストマーブーツが共働して上記内歯車及び外歯 車を包囲カバー内で取り囲むことを特徴とするカップリング。 73. 請求の範囲第4項に記載の歯車装置において、 上記ピッチ面内で見たとき、上記一対の歯車のうちの第1歯車の上記各噛合す る歯が弓形の形状を有し、各歯表面が円の円弧により画定され; 上記ピッチ面内で見たとき、上記一対の歯車のうちの第2歯車の上記各噛合す る歯の両方の長手方向歯表面の上記中央部分が所定の直径の単一の円の両側を形 成するそれぞれの円弧により画定され、上記各歯表面の上記各円弧中央部分が対 応する各端部にそれぞれ隣接する2つの軸方向に延びる部分を有し; 上記ピッチ面内で見たとき、上記各延長部の表面が、(イ)上記円弧中央部分 の湾曲とは逆向きの湾曲を有し、(ロ)上記歯表面の半径方向中心線から測った それぞれの所定の歯表面角度で両側に位置した2つの点のうちの対応する点にお いて当該円弧中央部分に対する接線として延び、(ハ)歯の軸方向中心線と交差 する投影面の方へ延びる曲線により画定される; ことを特徴とする歯車装置。 74. 請求の範囲第73項に記載の歯車装置において、 上記第2歯車の上記各噛合する歯の両方の長手方向歯表面の上記円弧中央部分 を形成する上記単一の円の直径が、上記一対の噛合する歯車の円ピッチの1/2 に等しく; (イ)上記第1歯車の弓形形状の歯を形成する上記単一の円の円弧、及び、( ロ)上記第2歯車の上記各歯表面の各延長部の逆向きの湾曲が共に、上記歯車の 上記円ピッチの3/4に匹敵する半径を有する円の円弧として形成される; ことを特徴とする歯車装置。
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