JPH09509155A - プロテアーゼインヒビター - Google Patents

プロテアーゼインヒビター

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JPH09509155A
JPH09509155A JP7520583A JP52058395A JPH09509155A JP H09509155 A JPH09509155 A JP H09509155A JP 7520583 A JP7520583 A JP 7520583A JP 52058395 A JP52058395 A JP 52058395A JP H09509155 A JPH09509155 A JP H09509155A
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butyl
hydroxy
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amino
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JP7520583A
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ホーンバック,ウィリアム・ジョセフ
マンロー,ジョン・エドウィン
シェパード,ティモシー・アラン
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Eli Lilly and Co
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Eli Lilly and Co
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    • C07D495/02Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having sulfur atoms as the only ring hetero atoms in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D495/04Ortho-condensed systems
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、新規なHIVプロテアーゼインヒビター、このような化合物を含む医薬製剤およびHIV感染の治療および/または予防方法を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】 プロテアーゼインヒビター 発明の背景 ヒト免疫不全ウイルス(HIV)と呼ばれるレトロウイルスは後天性免疫不全症 候群(エイズ)と称される複合疾患の原因となる媒体であり、レトロウイルス科の レンチウイルス亜科に属するウイルスである。M.A.ゴンダ、F.ウォン−ス タール、R.C.ガロの“HTLV IIIと病原性レンチウイルスであるビス ナウイルスとの配列相同性および形態学的類似性”,Science,227,173(1 985);P.ソニゴ、N.アリゾンらの“のビスナレンチウイルスのヌクレオ チド配列:エイズウイルスとの関係”,Ce11,42,369(1985)。複合疾患 エイズには免疫系の進行性破壊および中枢および末梢神経系の退行が含まれる。 HIVウイルスは以前から知られているか、あるいはLAV、HTLV−III またはARVと呼ばれていた。 レトロウイルス複製の共通の特徴は、ウイルスにコードされたプロテアーゼに より前駆体ポリタンパク質の翻訳後切断が行われ、その結果としてウイルスの組 み立ておよび機能に必要な成熟ウイルスタンパク質が産生されることである。こ の切断を妨害することが通常の感染性のウイルスの産生を妨害すると考えられる 。非切断構造タンパク質もまた、ヒト患者から単離された非感染性HIV株のク ローン中に観察されている。このような結果からHIVプロテアーゼを抑制する ことが、エイズの治療または予防および/またはHIVによる感染の治療または 予防のための実用可能な方法となることが示唆される。 HIVゲノムがコードするgagおよびpolとして知られる構造タンパク質 前駆体を切断することによってプロテアーゼ、逆転写酵素およびエンドヌクレア ーゼ/インテグラーゼが得られる。プロテアーゼがさらにgagおよびgag− polポリタンパク質を切断することによりウイルスコアの成熟構造タンパク質 が得られる。 切断によってレトロウイルスプロテアーゼ、逆転写酵素およびエンドヌクレア ーゼ/インテグラーゼが得られる構造タンパク質前駆体を用いるHIVのコント ロールに向かって多大な努力がなされている。たとえば、現在用いられている治 療薬AZTは、ウイルス逆転写酵素のインヒビターである。H.ミツヤ、NS. ブローダーの“HTLV IIIの細胞変性効果におけるインビトロ感染性の阻 害”、Proc.Natl.Acad.Sci.USA,83,1911(1986)。 HIVプロテアーゼインヒビターの探索に向かっての努力もなされている。た とえば、ヨーロッパ特許出願(EPA)361341;EPA346847;EP A402646;およびEPA337714にはすべてHIVインヒビターとし て有用であるとされている化合物が開示されている。 残念ながら、多くの公知のHIVプロテアーゼインヒビターは、毒性問題、生 体有用性の欠如またはインビトロ半減期の短さについて困難を抱えている。特に 、慢性の疾患にはHIVプロテアーゼインヒビターの経口生体有用性が必要な特 性であると考えられる。しかし、ペプチドおよびペプチド模倣体の経口吸収が不 可能であることは周知の事実である。それゆえに、治療上の効力がプロテアーゼ インヒビターに関連することが認識され、探索において多大な努力がなされてい るにもかかわらず、実用可能な治療剤はまだ出現していない。 したがって、本発明の第1の目的は、有効なHIVプロテアーゼインヒビター 活性を保持する一方で、既存のプロテアーゼインヒビターに関する望ましい生物 学的特性を有する新規なHIVプロテアーゼインヒビターを提供することである 。したがって、これらのHIVプロテアーゼインヒビターは、阻害を必要とする HIV感染細胞、HIVに感染しやすい細胞または霊長類におけるHIV複製を 阻害するのに有用であって、HIV感染を治療および/または予防することがで きる。 本発明の別の目的は、HIV感染の治療および/または予防に有用な治療用組 成物を提供することである。 さらに本発明の別の目的は、HIV感染の治療および/または予防方法を提供 することである。 その他の目的、特徴および利点は、以下の記載および請求の範囲から当業者に とっては明らかとなるであろう。 発明の要約 本発明は、1型ヒト免疫不全ウイルス(HIV−1)または2型(HIV−2)に よってコードされるプロテアーゼを阻害する、下記式(I)で示される化合物およ びその医薬的に許容しうる塩に関する。これらの化合物は、HIV感染の治療お よび/または予防に有用である。本発明の化合物、その医薬的に許容しうる塩お よび医薬組成物は、それ単独あるいは他の抗ウイルス薬、免疫モジュレーター、 抗生物質またはワクチンと組み合わせて用いることができる。エイズの治療また は予防法、HIV感染の治療または予防法およびHIV複製の阻害法が開示され ている。本発明は、HIVの複製を阻害する方法に関するものであって、そのよ うな阻害を必要とするHIV感染細胞、HIVに感染しやすい細胞または霊長類 に、有効量の式(I): [式中、Rは式: で示される基; Zは水素、カルバモイル、ホルミル、C2−C6アルカノイル、C1−C4アルコ キシカルボニル、−C(O)CF3または−S(O)2−Z1; Z1はC1−C6アルキル、アミノ、C1−C4アルキルアミノ、トリフルオ ロメチルまたはジ(C1−C4)アルキルアミノ; Z2はキノリニル−C(O)−、ナフチルオキシメチル−C(O)−、置換キノリ ニル−C(O)−または置換ナフチルオキシメチル−C(O)−; σ(不斉中心)は非天然立体配置中に存在する; φ(不斉中心)は非天然立体配置中に存在する; R2はアミノ酸側鎖または−(CH2)y−W1−R2a; yは0、1または2; W1は単結合、二価(C2−C4)アルケニル、二価(C2−C4)アルキニル、 −C(O)−O−、−O−C(O)−、−C(O)−NR2b−、−NR2b−C(O)−、 −NR2b−、−C(O)−、−O−、−S−、−S(O)−または−S(O)2−; R2aはアリール、不飽和複素環、複素環、アリール(C1−C4)アルキル、 不飽和複素環(C1−C4)アルキル、複素環(C1−C4)アルキル、テトラゾリル、 N−(C1−C4)アルキルテトラゾリルまたはN−(アリール)テトラゾリル; R2bは水素またはC1−C4アルキル; R2cはアミノ酸側鎖; A1およびA2は独立して−C−、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)2− 、−NH−または−N(CH3)−; B1は−O−、−S−、−CH2−、−CH2−CH2−、−NH−または−N( CH3)−; R4はC1−C6アルキル; R3は−(CH2)i−R3a; iは0、1、2、3または4; R3aはアリール、−O−アリールまたは−S−アリール; R0およびR1は独立して水素、C1−C6アルキルまたはヒドロキシ(C1−C6) アルキル; a、cおよびeはそれぞれ独立して0、1または2; bおよびdは独立して0または1; 各R5は独立して−CH2−、−CHR5x−または−CR5x5x−; 各R6は独立して−CH2−、−CHR6x−または−CR6x6x−; 各R7は独立して−CH2−、−CHR7x−または−CR7x7x−; 各R5x、R6xおよびR7xは独立してハロ、ヒドロキシ、C1−C6アルキル 、ハロ(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ(C1−C6)アルキル、C1−C6アルコキ シ、C1−C6アルキルチオ、C1−C6アルキルチオ(C1−C6)アルキル、アミノ またはシアノから選ばれる; XおよびYは−S−、−S(O)−、−S(O)2−、−O−、−NH−または− N(R9)−;および R9はC1−C6アルキル、アリール(C1−C6)アルキル、アリール、アリ ールカルボニル、ホルミルまたはC2−C6アルカノイルである; ただし、bおよびdの両方が0となることはできず、a、b、c、dおよびe の合計は2、3、4または5でなければならない; R5が−CR5x5x−の場合、R6は−CH2−または−CHR6x−でなければ ならず、R7は−CH2−または−CHR7x−でなければならない; R6が−CR6x6x−の場合、R5は−CH2−または−CHR5x−でなければ ならず、R7は−CH2−または−CHR7x−でなければならない; R7が−CR7x7x−の場合、R5は−CH2−または−CHR5x−でなければ ならず、R6は−CH2−または−CHR6x−でなければならない] で示される化合物を投与することを特徴とするものであり、その結果、HIV感 染を治療および/または予防することができる。 本発明はまた、式(I)[式中、R0、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、a 、 b、c、dおよびeは前記と同意義]で示される化合物またはその医薬的に許容 しうる塩に関する。 本発明はさらに、化合物(I)またはその医薬的に許容しうる塩を含む医薬製剤 であって、医薬的に許容しうる担体、希釈剤または賦形剤と組み合わせた製剤を 提供する。 発明の詳細な記載 本発明はHIV感染および/またはエイズの、治療および/または予防に有用 な新規化合物(I)(前記)を提供する。本明細書中すべての温度は摂氏(℃)である 。本明細書中で用いた測定単位は、液体が容量単位である以外は、ずべて重量単 位である。 語句“C1−C6アルキル”とは、炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖アルキルを 意味する。代表的なC1−C6アルキルとしては、メチル、エチル、プロピル、イ ソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、t−ブチル、ペンチル、neo− ペンチル、ヘキシルなどが挙げられる。語句“C1−C6アルキル”の定義内には 、語句“C1−C4アルキル”も包含される。 語句“二価(C2−C4)アルケニル”とは、炭素数2〜4の直鎖または分枝鎖の 二価アルケニル鎖を意味する。代表的な二価(C2−C4)アルケニルとしては、エ テニル、1−プロペニル、2−プロペニル、1−ブテニル、2−ブテニルなどが 挙げられる。 語句“二価(C2−C4)アルキニル”とは、炭素数2〜4の直鎖または分枝鎖の 二価アルキニル鎖を意味する。代表的な二価(C2−C4)アルキニルとしては、エ チニル、1−プロピニル、2−プロピニル、1−ブチニル、2−ブチニルなどが 挙げられる。 語句“ハロ”とは、クロロ、フルオロ、ブロモまたはヨードを意味する。 語句“ハロ(C1−C6)アルキル”とは、炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖アル キルにハロゲン原子が1〜3個結合した基を意味する。代表的なハロ(C1−C6) アルキルとしては、クロロメチル、2−ブロモエチル、1−クロロイソプロピル 、3−フルオロプロピル、2,3−ジボロモブチル、3−クロロイソブチル、ヨ ー ド−t−ブチル、トリフルオロメチル、6−ブロモヘキシルなどが挙げられる。 語句“ヒドロキシ(C1−C6)アルキル”とは、炭素数1〜6の直鎖または分枝 鎖アルキルにヒドロキシが結合した基を意味する。代表的なヒドロキシ(C1−C6 )アルキルとしては、ヒドロキシメチル、2−ヒドロキシエチル、3−ヒドロキ シプロピル、2−ヒドロキシイソプロピル、4−ヒドロキシブチル、2−ヒドロ キシヘキシルなどが挙げられる。 語句“C1−C6アルキルチオ”とは、炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖アルキ ルにイオウ原子が結合した基を意味する。代表的なC1−C6アルキルチオとして は、メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、ブチルチオ、 sec−ブチルチオ、t−ブチルチオ、ペンチルチオ、ヘキシルチオなどが挙げられ る。 語句“C1−C6アルキルチオ(C1−C6)アルキル”とは、炭素数1〜6の直鎖 または分枝鎖アルキルにC1−C6アルキルチオが結合した基を意味する。代表的 なC1−C6アルキルチオ(C1−C6)アルキルとしては、メチルチオメチル、エチ ルチオメチル、プロピルチオエチル、イソプロピルチオメチル、ブチルチオペン チル、sec−ブチルチオメチル、ヘキシルチオプロピルなどが挙げられる。 語句“C1−C4アルキルアミノ”とは、炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖アル キルにアミノ基が結合した基を意味する。代表的なC1−C4アルキルアミノとし ては、メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、イソプロピルアミノ、ブ チルアミノ、sec−ブチルアミノなどが挙げられる。 語句“ジ(C1−C4)アルキルアミノ”とは、それぞれの炭素数1〜4の2本の 直鎖または分枝鎖アルキルにアミノ基が結合した基を意味する。代表的なジ(C1 −C4)アルキルアミノとしては、ジメチルアミノ、エチルメチルアミノ、メチル プロピルアミノ、エチルイソプロピルアミノ、ブチルメチルアミノ、sec−ブチ ルエチルアミノなどが挙げられる。 語句“C1−C6アルコキシ”とは、炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖アルキル に酸素原子が結合した基を意味する。代表的なC1−C6アルコキシとしては、メ トキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、sec−ブトキシ、t −ブトキシ、ペントキシ、ヘキソキシなどが挙げられる。 語句“C1−C4アルコキシカルボニル”とは、炭素数1〜4の直鎖または分枝 鎖アルコキシにカルボニルが結合した基を意味する。代表的なC1−C4アルコキ シカルボニルとしては、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシ カルボニル、イソプロポキシカルボニル、ブトキシカルボニルなどが挙げられる 。 語句“C2−C6アルカノイル”とは、炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖アルキ ルにカルボニルが結合した基を意味する。代表的なC2−C6アルカノイルとして は、エタノイル、プロパノイル、イソプロパノイル、ブタノイル、t−ブタノイ ル、ペンタノイル、ヘキサノイル、3−メチルペンタノイルなどが挙げられる。 語句“アリール”とは、必要に応じてハロ、ヒドロキシまたはC1−C4アルコ キシで置換されたフェニルまたはナフチル環を意味する。 語句“アリール(C1−C6)アルキル”とは、炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖 アルキルにアリールが結合した基を意味する。代表的なアリール(C1−C6)アル キルとしては、フェニルメチル、2−ナフト−1−イルエチル、3−ナフト−2 −イルプロピル、2−フェニルイソプロピル、4−ナフト−1−イルブチル、3 −フェニルペンチルなどが挙げられる。語句“アリール(C1−C6)アルキル”の 定義内には、語句“アリール(C1−C4)アルキル”も包含される。 語句“複素環”とは、炭素原子および窒素、酸素またはイオウから選ばれる1 〜3個のヘテロ原子からなる、非置換または置換の安定な5員〜7員の単環式ま たは7員〜10員の二環式環の飽和複素環基を意味し、該窒素およびイオウヘテ ロ原子は必要に応じて酸化されていてもよく、また該窒素ヘテロ原子は必要に応 じて4級化されていてもよい。前記複素環のいずれかがベンゼン環と縮合してい る二環式基も包含される。複素環はヘテロ原子または炭素原子において結合して 安定した構造をとることができる。複素環は、非置換であるかまたはハロ、ヒド ロキシ、ハロ(C1−C4)アルキル、C1−C4アルキルから選ばれる1、2もしく は3個の置換基で置換される。 語句“不飽和複素環”とは、炭素原子および窒素、酸素またはイオウから選ば れる1〜3個のヘテロ原子からなる、1または2個以上の二重結合を含む、非置 換または置換の安定な5員〜7員の単環式または7員〜10員の二環式環の複素 環基を意味し、該窒素およびイオウヘテロ原子は必要に応じて酸化されていても よく、また該窒素ヘテロ原子は必要に応じて4級化されていてもよい。前記複素 環のいずれかがベンゼン環と縮合している二環式基も包含される。不飽和複素環 はヘテロ原子または炭素原子において結合して安定した構造をとることができる 。不飽和複素環は、非置換であるかまたはハロ、ヒドロキシ、ハロ(C1−C4)ア ルキル、C1−C4アルキルから選ばれる1、2もしくは3個の置換基で置換され る。 このような複素環および不飽和複素環の例としては、ピペリジニル、ピペラジ ニル、アゼピニル、ピロリル、4−ピペリジニル、ピロリジニル、ピラゾリル、 ピロゾリジニル、イミダゾリル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、ピリジル 、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、オキサゾリル、オキサゾリジニル 、イソキサゾリル、イソキサゾリジニル、モルホリニル、チアゾリル、チアゾリ ジニル、イソチアゾリル、キヌクリジニル、イソチアゾリジニル、インドリル、 キノリニル、イソキノリニル、ベンズイミダゾリル、チアジアゾリル、ベンズピ ラニル、ベンゾチアゾリル、ベンゾアゾリル、フリル、テトラヒドロフリル、テ トラヒドロピラニル、チエニル、ベンゾチエニル、チアモルホリニル、チアモル ホリニル−スルホキシド、チアモルホリニルスルホン、オキサジアゾリル、チア ゾリル、テトラヒドロキノリニル、テトラヒドロイソキノリニル、3−メチルイ ミダゾリル、3−エチルピリジル、4−クロロキノリニル、4−ブロモチアゾリ ル、8−メチルキノリニル、6−クロロキノキサリニル、3−エチルピリジル、 6−メチルベンベンズイミダゾリル、4−ヒドロキシフリル、4−メチルイソキ ノリニル、6,8−ジブロモキノリニル、4,8−ジメチル−ナフチル、2−メチ ル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリニル、N−メチルキノリン−2−イ ル、2−t−ブチルカルボニル−1,2,3,4−イソキノリン−7−イル、4− メチルピペラジニルなどが挙げられる。 “不飽和複素環(C1−C4)アルキル”とは、炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖 アルキルに不飽和複素環が結合した基を意味する。代表的な不飽和複素環(C1− C4)アルキルとしては、ピロリルメチル、キノリニルメチル、1−インドリルエ チル、2−フリルエチル、3−チエン−2イルプロピル、1−イミダゾリルイソ プロピル、4−チアゾリルブチルなどが挙げられる。 “複素環(C1−C4)アルキル”とは、炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖アルキ ルに複素環が結合した基を意味する。代表的な複素環(C1−C4)アルキルとして は、テトラヒドロフリルメチル、テトラヒドロピラニルメチル、1−インドリル エチル、2−テトラヒドロイソキノリニルエチル、3−テトラヒドロキノリニル プロピル、モルホリノイソプロピル、4−ピペラジニルブチルなどが挙げられる 。 語句“アミノ酸側鎖”とは、α位の炭素原子に結合するカルボキシル基とアミ ノ基を有する、区別しうる基を意味する。これらの側鎖は下記のアミノ酸から選 ばれる。 アラニン:Ala、アルギニン:Arg、アスパラギン:Asn、アスパラギ ン酸:Asp、システイン:Cys、グルタミン:Gln、グルタミン酸:Gl u、グリシン:Gly、ヒスチジン:His、イソロイシン:Ile、リシン: Leu、メチオニン:Met、フェニルアラニン:Phe、プロリン:Pro、 セリン:Ser、トレオニン:Thr、トリプトファン:Trp、チロシン:T yr、バリン:Val。 本明細書中で用いる語句“アミノ保護基”とは、化合物上の他の官能基に反応 を起こさせながら、アミノ官能基を遮断または保護するために通例用いられるア ミノ基の置換基を意味する。このようなアミノ保護基の例としては、ホルミル、 トリチル、フタルイミド、トリクロロアセチル、クロロアセチル、ブロモアセチ ル、ヨードアセチル;またはベンジルオキシカルボニル、4−フェニルベンジル オキシカルボニル、2−メチルベンジルオキシカルボニル、4−メトキシベンジ ルオキシカルボニル、4−フルオロベンジルオキシカルボニル、4−クロロベン ジルオキシカルボニル、3−クロロベンジルオキシカルボニル、2−クロロベン ジルオキシカルボニル、2,4−ジクロロベンジルオキシカルボニル、4−ブロ モベンジルオキシカルボニル、3−ブロモベンジルオキシカルボニル、4−ニト ロベンジルオキシカルボニル、4−シアノベンジルオキシカルボニル、2−(4 −キセニル)イソプロポキシカルボニル、1,1−ジフェニルエト−1−イルオキ シカルボニル、1,1−ジフェニルプロプ−1−イルオキシカルボニル、2−フ ェニルプロプ−2−イルオキシカルボニル、2−(p−トルイル)プロプ−2−イ ルオキシカルボニル、シクロペンタニルオキシカルボニル、1−メチルシクロペ ンタニルオキシカルボニル、シクロヘキサニルオキシカルボニル、1−メチルシ クロヘキサニルオキシカルボニル、2−メチルシクロヘキサニルオキシカルボニ ル、2−(4−トルイルスルホニル)エトキシカルボニル、2−(メチルスルホニ ル)エトキシカルボニル、2−(トリフェニルホスフィノ)エトキシカルボニル、 フルオレニルメトキシカルボニル(“FMOC”)、2−(トリメチルシリル)エト キシカルボニル、アリルオキシカルボニル、1−(トリメチルシリルメチル)プロ プ−1−エニルオキシカルボニル、5−ベンジルオキサリルメトキシカルボニル 、4−アセトキシベンジルオキシカルボニル、2,2,2−トリクロロエトキシカ ルボニル、2−エチニル−2−プロポキシカルボニル、シクロプロピルメトキシ カルボニル、4−(デシルオキシ)ベンジルオキシカルボニル、イソボルニルオキ シカルボニル、1−ピペリジルオキシカルボニルなどのウレタン型遮断基;また はベンゾイルメチルスルホニル、2−ニトロフェニルスルフェニル、ジフェニル ホスフィンオキシドなどが挙げられる。 誘導体化されたアミノ基は、中間体分子の他の位置における置換反応条件に対 して安定であり、他のいずれのアミノ保護基をも含めた分子の残りの部分を破壊 することなく適当な時点で選択的に除去しうるため、使用するアミノ保護基の種 類にはこだわらなくてよい。好ましいアミノ保護基は、t−ブトキシカルボニル (t−Boc)およびベンジルオキシカルボニル(Cbz)である。さらにその他の 保護基の例が、J.W.バートンの“有機化学における保護基”,J.G.W. マコーミー編,プレナム・プレス,ニューヨーク,N.Y.(1973),チャプター 2およびT.W.グリーンの“有機合成における保護基”,ジョン・ウイリー・ アンド・サンズ,ニューヨーク,N.Y.(1981),チャプター7に記載されて いる。 語句“カルボキシ保護基”とは、化合物上の他の官能基に反応を起こさせなが ら、カルボキシ官能基を遮断または保護するために通例用いられるカルボキシ基 の置換基を意味する。このようなカルボキシ保護基の例としては、メチル、p− ニトロベンジル、p−メチルベンジル、p−メトキシベンジル、3,4−ジメト キシベンジル、2,4−ジメトキシベンジル、2,4,6−トリメトキシベンジル 、2,4,6−トリメチルベンジル、ペンタメチルベンジル、3,4−メチレンジ オキシベンジル、ベンズヒドリル、4,4'−ジメトキシベンズヒドリル、2,2' ,4,4'−テトラメトキシベンズヒドリル、t−ブチル、t−アミル、トリチル 、4−メトキシトリチル、4,4'−ジメトキシ−トリチル、4,4',4"−トリメ トキシトリチル、2−フェニルプロプ−2−イル、トリメチルシリル、t−ブチ ルジメチルシリル、フェナシル、2,2,2−トリクロロエチル、β−(ジ(n−ブ チル)メチルシリル)エチル、p−トルエンスルホニルエチル、4−ニトロベンジ ルスルホニルエチル、アリル、シンナミル、1−(トリメチルシリルメチル)プロ プ−1−エン−3−イルなどが挙げられる。好ましいカルボキシ基の保護方法は 、カルボキシをアミドに変換し、次いでアミドを加水分解して所望のカルボキシ 置換基を再生する方法である。さらにその他の保護基の例が、E.ハスラムの“ 有機化学における保護基”,J.G.W.マコーミー編,プレナム・プレス,ニュ ーヨーク,N.Y.(1973),チャプター5およびT.W.グリーンの“有機合 成における保護基”,ジョン・ウイリー・アンド・サンズ,ニューヨーク,N.Y .(1981),チャプター5に記載されている。 本発明化合物は下記式中において星印で示されるように少なくとも5個の不斉 中心をもつ。 これらの不斉中心の結果として、本発明化合物は、ジアステレオマー、ラセミ体 および各個のエナンチオマーの混合物として存在することができる。すべての不 斉体、各個のエナンチオマーおよびそれらの組み合わせも本発明の範囲に包含さ れる。 化合物(I)の好ましい立体化学は、下記のとおりである。 前述したように、本発明は化合物(I)の医薬的に許容しうる塩を包含する。本 発明化合物は酸性、塩基性あるいは両方の官能基を十分有しているため、無機塩 基、および無機ならびに有機酸と反応して医薬的に許容しうる塩を形成すること ができる。 本明細書で用いる語句“医薬的に許容しうる塩”とは、生命体に対して実質的 に非毒性である上記化合物(I)の塩を意味する。代表的な医薬的に許容しうる塩 とは、本発明化合物を鉱酸あるいは有機酸、または無機塩基と反応させることに よって製造された塩である。このような塩は酸付加塩および塩基付加塩として公 知である。 酸付加塩を形成するのに通例用いられる酸としては、塩酸、臭化水素酸、ヨウ 化水素酸、硫酸、リン酸等の無機酸、p−トルエンスルホン酸、メタンスルホン 酸、シュウ酸、p−ブロモフェニルスルホン酸、カルボン酸、コハク酸、クエン 酸、安息香酸、酢酸などの有機酸が挙げられる。 このような医薬的に許容しうる塩には、硫酸塩、ピロ硫酸塩、二硫酸塩、亜硫 酸塩、二亜硫酸塩、リン酸塩、リン酸一水素塩、リン酸二水素塩、メタリン酸塩 、ピロリン酸塩、塩化物、臭化物、ヨウ化物、酢酸塩、プロピオン酸塩、デカン 酸塩、カプリル酸塩、アクリル酸塩、ギ酸塩、イソ酪酸塩、カプロン酸塩、ヘプ タ ン酸塩、プロピオール酸塩、シュウ酸塩、マロン酸塩、コハク酸塩、スベリン酸 塩、セバシン酸塩、フマル酸塩、マレイン酸塩、ブチン−1,4−二酸塩、ヘキ シン−1,6−二酸塩、安息香酸塩、ヒドロキシ安息香酸塩、メトキシ安息香酸 塩、フタル酸塩、スルホン酸塩、キシレンスルホン酸塩、フェニル酢酸塩、フェ ニルプロピオン酸塩、フェニル酪酸塩、クエン酸塩、乳酸塩、γ−ヒドロキシ酪 酸塩、グリコール酸塩、酒石酸塩、メタンスルホン酸塩、プロパンスルホン酸塩 、ナフタレン−1−スルホン酸塩、ナフタレン−2−スルホン酸塩、マンデル酸 塩などが包含される。好ましい医薬的に許容しうる酸付加塩は、塩酸および臭化 水素酸などの鉱酸と形成された塩およびマレイン酸およびメタンスルホン酸など の有機酸と形成された塩である。 塩基付加塩には、アンモニアまたはアルカリもしくはアルカリ土類金属水酸化 物、炭酸塩、重炭酸塩などの無機塩基から誘導された塩が包含される。したがっ て、本発明化合物の塩を製造するのに有用なこのような塩基には、水酸化ナトリ ウム、水酸化カリウム、水酸化アンモニウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、 重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウム、水酸化カルシウム、炭酸カルシウムなどが 包含される。カリウム塩およびナトリウム塩が特に好ましい。 全体としての塩が医薬的に許容しうるものであり、カウンターイオンが塩全体 に望ましくない品質を与えることはないので、本発明化合物の塩のいずれかの一 部を形成する特定のカウンターイオンが塩に重大な影響を与えるものではないこ とを認識すべきである。 好ましい化合物(I)は、式(IA): で示される化合物またはその医薬的に許容しうる塩である。 好ましい化合物のうちでも、より好ましい化合物は、 a、b、c、dおよびeの合計が3または4であり; Rが式: で示される基; A1が−C−、−O−、−S−または−S(O)2−; A2が−C−、−O−、−S−または−S(O)2−; B1が−O−、−CH2−または−NH−; R3が−(CH2)−R3a; R3aはアリールまたは−S−アリール; R0およびR1が独立して水素またはC1−C6アルキル; a、cおよびeはそれぞれ独立して0、1または2; 各R5x、R6xおよびR7xは独立してハロ、C1−C6アルキル、ヒドロキシ (C1−C4)アルキルまたはC1−C4アルキルチオ;および XおよびYが独立して−S−、−O−または−NH−; である化合物(IA)またはその医薬的に許容しうる塩である。 好ましい化合物のうちでも、特に好ましい化合物は、 bおよびdのどちらかひとつが0であり; A1が−C−または−S(O)2−; A2が−C−、−O−、−S−または−S(O)2−;および B1が−O−または−CH2−; である化合物またはその医薬的に許容しうる塩である。 最も好ましい化合物は、 N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3R−N(1',1'− ジオキソ−2'R−イソプロピル−テトラヒドロチオフェン−3'R−イルオキシ カルボニル)アミノ−4−フェニルチオ)−ブチル]−(3aR,7aS)−チエノ[ 3,2−c]ピリジン−(6S)−カルボキサミド; N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3R−N(2'R−イ ソプロピル−テトラヒドロチオフェン−3'R−イルオキシカルボニル)アミノ− 4−フェニルチオ)−ブチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3,2−c]ピリジン− (6S)−カルボキサミド; N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3R−N(1',1'− ジオキソ−テトラヒドロチオフェン−3'R−イルオキシカルボニル)アミノ−4 −フェニルチオ)−ブチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3,2−c]ピリジン−( 6S)−カルボキサミド; N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3R−N(1',1'− ジオキソ−テトラヒドロチオフェン−3'R−イルメチルカルボニル)アミノ−4 −フェニルチオ)−ブチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3,2−c]ピリジン−( 6S)−カルボキサミド; N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3R−N(2'S−メ チル−テトラヒドロチオフラン−3'S−イルオキシカルボニル)アミノ−4−フ ェニルチオ)−ブチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3,2−c]ピリジン−(6S) −カルボキサミド; N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3S−フェニルメチ ル−4−アザ−5−オキソ−6S−N(トリフルオロメチルカルボニル)アミノ− 7−ナフト−2−イルスルホニル−ヘプチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3,2 −c]ピリジン−(6S)−カルボキサミド; N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3S−フェニルメチ ル−4−アザ−5−オキソ−6S−N(トリフルオロメチルカルボニル)アミノ− 7−キノリン−8−イルスルホニル−ヘプチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3, 2−c]ピリジン−(6S)−カルボキサミド; N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3R−N(1',1'− ジオキソ−2'R−メチル−テトラヒドロチオフェン−3'R−イルオキシカルボ ニル)アミノ−4−フェニルチオ)−ブチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3,2− c]ピリジン−(6S)−カルボキサミド; N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3R−N(1',1'− ジオキソ−2'S−メチル−テトラヒドロチオフェン−3'S−イルオキシカルボ ニル)アミノ−4−フェニルチオ)−ブチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3,2− c]ピリジン−(6S)−カルボキサミド; N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3R−N(1',1'− ジオキソ−2'S−メチル−テトラヒドロチオフェン−3'S−イルオキシカルボ ニル)アミノ−4−フェニルチオ)−ブチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3,2− c]ピリジン−(6S)−カルボキサミド; N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3R−N(1',1'− ジオキソ−2'R−メチル−テトラヒドロチオフェン−3'R−イルオキシカルボ ニル)アミノ−4−フェニルチオ)−ブチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3,2− c]ピリジン−(6S)−カルボキサミド; またはその医薬的に許容しうる塩。 上記最も好ましい化合物の塩の例としては、 N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3R−N(1',1'− ジオキソ−2'S−メチル−テトラヒドロチオフェン−3'S−イルオキシカルボ ニル)アミノ−4−フェニルチオ)−ブチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3,2− c]ピリジン−(6S)−カルボキサミド・メタンスルホン酸塩;および N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3R−N(1',1'− ジオキソ−2'R−メチル−テトラヒドロチオフェン−3'R−イルオキシカルボ ニル)アミノ−4−フェニルチオ)−ブチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3,2− c]ピリジン−(6S)−カルボキサミド・メタンスルホン酸塩; が挙げられる。 Rが である化合物(I)は、式(IA): で示される化合物を脱保護し、次いで得られるアミンを、中性溶媒または溶媒混 合物中で、式: で示されるカルボン酸反応物と反応させることによって製造する。 反応は、反応促進剤の存在または不在下で行うが、反応促進剤の存在下、およ びカップリング試薬の存在下が好ましい。この反応を行う代表的な中性溶媒はテ トラヒドロフラン、ジメチルホルムアミド、またはこのような溶媒の混合物であ る。反応を行う温度は約−30℃〜約25℃である。僅かに過剰のカップリング 試薬の存在下、カルボン酸反応物に対して通常等モル比率のアミン反応物をもち いる。代表的なカップリング試薬としては、ジシクロヘキシルカルボジイミド( DCC)およびN,N'−ジエチルカルボジイミドなどのカルボジイミド;カルボ ニルジイミダゾールなどのイミダゾール;およびビス(2−オキソ−3−オキサ ゾリジニル)ホスフィン酸塩化物(BOP−Cl)またはN−エトキシカルボニル −2−エトキシ−1,2−ジヒドロキノリン(EEDQ)のような試薬が挙げられ る。この反応に好ましいカップリング試薬はDCCである。この反応には、反応 促進剤を用いるのが好ましく、好ましい反応促進剤はヒドロキシベンゾトリアゾ ール(HOBT・H2O)である。 反応が完了した後、要すれば、公知の操作によって化合物を単離する。たとえ ば、化合物を結晶化し、次いで濾過して集めるか、または抽出、蒸発もしくは傾 瀉によって反応溶媒を除去する。要すれば、結晶法、またはシリカゲルまたはア ルミナなどの固体担体上のクロマトグラフィーなどの通例の技法によって、化合 物をさらに精製する。 上記カップリング法に加えて、Zがカルバモイル、ホルミル、C2−C6アルカ ノイル、C1−C4アルコキシカルボニルまたは−S(O)2−Z1[ここでZ1は前記 化合物(I)のものと同意義]である化合物(I)は、化合物(IA)を脱保護し、次 いで得られるアミンを式: [ここで、RAはアミノ保護基] で示されるアミノ保護化合物と反応させることにより製造することができる。 次いで、公知の操作および手法にしたがって、得られる化合物からアミノ保護 基を除去し、ZまたはZ2が水素である化合物(I)を得る。次いで、得られる化 合物を公知の操作によってアシル化またはスルホニル化する。たとえば、アミン 化合物を、適当なアシルハロゲン化物、イソシアネートまたはクロロホルメート と、好ましくは第3アミン(トリエチルアミンが好ましい)などの酸スカベンジャ ーの存在下に、反応させることによってアシル化する。反応を行う温度は約−2 0℃〜約25℃である。この反応に用いる代表的な溶媒としては、エーテルおよ び塩素化炭化水素が挙げられるが、ジエチルエーテル、クロロホルムまたは塩化 メチレンが好ましい。テトラヒドロフランなどの中性溶媒中、約−30℃〜約2 5℃の温度にて、アミン化合物を、中性溶媒中の式:Z1−SO2−ハライドで 示される適当に置換されたハロゲン化スルホニルと反応させることによってスル ホニル化する。アミン反応物は、通常スルホニルハロゲン化物反応物に対して等 モルの比率で用い、アシル転移触媒の存在下で反応を行うのが好ましい。この反 応に好ましいアシル転移触媒はN−メチル−モルホリン(NMM)である。 R2が−(CH2)y−W−R2a[ここで、yおよびR2aは前記と同意義;およびW は−C(O)−NR2b−]である化合物(I)は、化合物(IA)を脱保護し、次いで 得られるアミンを、式: [式中、R2zはカルボキシ保護基である] で示されるアミノ保護かつカルボキシ保護された化合物と反応させることによっ て製造することができる。 次いで、実質的に反応Iで詳述した操作にしたがって、カルボキシ保護基を除 去し、得られる化合物を、適当に置換された式:H−NR2a2bの化合物と反応 させる。この反応に好ましい溶媒は、テトラヒドロフランとジメチルホルムアミ ドの混合物である。この反応に好ましいカップリング試薬はDCCである。好ま しい反応促進剤はHOBT・H2Oである。次いで、公知の操作および手法にし たがって、得られる化合物からアミノ保護基を除去して、Zが水素である化合物 (I)を得、次いで、公知の操作によってアシル化またはスルホニル化する。たと えば、アミン化合物を、適当なアシルハロゲン化物、イソシアネートまたはクロ ロホルメートと、好ましくは第3アミン(トリエチルアミンが好ましい)などの酸 スカベンジャーの存在下に、反応させることによってアシル化する。反応を行う 温度は約−20℃〜約25℃である。この反応に用いる代表的な溶媒としては、 エーテルおよび塩素化炭化水素が挙げられるが、ジエチルエーテル、クロロホル ムまたは塩化メチレンが好ましい。前記と同様にして、アミン化合物を、式:Z 1−SO2−ハライドで示される適当に置換されたハロゲン化スルホニルと反応 させることによってスルホニル化する。 さらに、R2が−(CH2)y−W−R2a[ここで、yおよびR2aは前記と同意義; およびWは−S(O)−または−S(O)2−]である化合物(I)は、式(IB): [式中、R2は−(CH2)y−W−R2a[ここで、y、ZおよびR2aは前記と同意義 ;およびWは−S−]] で示される中間体化合物を、公知の標準的反応条件下にて酸化することによって 製造する。たとえば、Xが−S−である中間体化合物を、水性または有機溶媒の 存在下、約−78℃〜25℃の温度にて、酸化剤と合わせる。溶媒は進行中の反 応に対して不活性であり、反応物は所望の反応の遂行にとって十分に可溶化され るので、溶媒の選択は重大なことではない。代表的な酸化剤は、オクソン(oxone :登録商標)、m−クロロ過安息香酸である。好ましい酸化剤はオクソンである 。 Rが式: [式中、A1、A2およびR4は前記式(I)と同意義;およびB1は−CH2−または −CH2CH2−] である化合物(I)は、化合物(IA)を脱保護し、中性溶媒または溶媒混合物中で 、式: で示されるカルボン酸反応物と反応させることによって製造する。 反応は、反応促進剤の存在または不在下で行うが、反応促進剤の存在下、およ びカップリング試薬の存在下が好ましい。この反応を行う代表的な中性溶媒はテ トラヒドロフラン、ジメチルホルムアミド、またはこのような溶媒の混合物であ る。反応を行う温度は約−30℃〜約25℃である。僅かに過剰のカップリング 試薬の存在下、カルボン酸反応物に対して通常等モル比率のアミン反応物をもち いる。代表的なカップリング試薬としては、ジシクロヘキシルカルボジイミド( DCC)およびN,N'−ジエチルカルボジイミドなどのカルボジイミド;カルボ ニルジイミダゾールなどのイミダゾール;およびビス(2−オキソ−3−オキサ ゾリジニル)ホスフィン酸塩化物(BOP−Cl)またはN−エトキシカルボニル −2−エトキシ−1,2−ジヒドロキノリン(EEDQ)のような試薬が挙げられ る。 この反応に好ましいカップリング試薬はDCCである。この反応には、反応促進 剤を用いるのが好ましく、好ましい反応促進剤はヒドロキシベンゾトリアゾール (HOBT・H2O)である。 Rが式: [式中、A1、A2およびR4は前記式(I)と同意義;およびB1は−O−、−S− 、−NH−または−N(CH3)−] で示される基である化合物(I)は、式: で示される適当に置換された化合物を活性化して、カップリング試薬[活性化カ ルボン酸塩(B1が−O−の場合))、活性化カルバメート(B1が−N−または−N (CH3)−の場合)および活性化チオカルボン酸塩(B1が−S−の場合)]を形成す ることにより製造する。 次いで、カップリング試薬をアミン反応物[化合物(IA)の脱保護により得ら れたもの]と、好ましくは第3アミン(トリエチルアミンが好ましい)などの酸ス カベンジャーの存在下に、反応させる。反応を行う温度は約−20℃〜約25℃ である。この反応に用いる代表的な溶媒としては、エーテルおよび塩素化炭化水 素が挙げられるが、ジエチルエーテル、クロロホルムまたは塩化メチレンが好ま しい。 さらに、Rが式: [式中、A1、A2およびR4は前記式(I)と同意義;およびB1は−NH−] で示される基である化合物(I)は、式: で示される適当に置換されたアミノ化合物を反応させてイソシアネート反応物を 得ることによって製造する。 たとえば、相互に不活性な溶媒中、アミノ反応物をトリホスゲンと反応させる 。反応物は、通常、約等モル比率から約2モル過剰の範囲の量で用いる。トリホ スゲンに対して約1モル過剰が好ましい。塩基(たとえばトリエチルアミンまた はジイソプロピルエチルアミンなどのトリアルキルアミン)を反応物に加える。 この反応に適当な代表的な溶媒は、トルエンなどの有機溶媒であればいずれでも よい。溶媒は進行中の反応に対して不活性であり、反応物は所望の反応の遂行に とって十分に可溶化されるので、溶媒の選択は重大なことではない。反応は、約 25℃から反応混合物の還流温度の範囲で行った場合、通常、約6時間から24 時間後に実質的に完了する。反応は、約80℃から反応混合物の還流温度の範囲 で、約8から12時間行うのが好ましい。 次いで、イソシアネート化合物を、相互に不活性な溶媒中、脱保護アミノ化合 物(IA)と反応させる。ヨウ化第1銅または塩化第1銅などの銅塩の触媒を用い ることにより、よりよい結果が得られる。イソシアネート化合物は、通常、約等 モル比率から約1モル過剰の範囲の量で用いる。この反応に適当な代表的な溶媒 は、ジメチルホルムアミドなどの有機溶媒であればいずれでもよい。溶媒は進行 中の反応に対して不活性であり、反応物は所望の反応の遂行にとって十分に可溶 化されるので、溶媒の選択は重大なことではない。反応は、約10℃から40℃ の範囲の温度で行った場合、通常、約15分から3時間後に実質的に完了する。 反応は、約15℃から約30℃の範囲の温度で、約15分から2時間行うのが好 ましい。 下記反応工程式Iに示す操作にしたがって化合物(IA)を製造することができ る。 [ここで、R0、R1、R3、R4、R5、R6、R7、X、Y、a、b、c、dおよび eは前記化合物(I)と同意義; RAはアミノ保護基;および 上記反応1〜3における二環式環上のQは、たとえば、RaとRc、RaとRaお よびReとRc間などの二重結合の存在を表し、ここでb,bまたはdはそれぞれ 0である。] 上記反応工程式Iは、反応1〜3(または1〜5)を順次行うことから成り立っ ている。反応が完了した後、要すれば、公知の操作によって化合物を単離する。 たとえば、化合物を結晶化し、次いで濾過して集めるか、または抽出、蒸発もし くは傾瀉によって反応溶媒を除去する。反応工程式の次の工程を行う前に、要す れば、結晶法、またはシリカゲルまたはアルミナなどの固体担体上のクロマトグ ラフィーなどの通例の技法によって、化合物をさらに精製する。 反応I−1では、たとえば、DCC、またはイソブチルなどの混合無水物を用 いてカルボン酸部分を活性化し、次いで、式:NR01[ここでR0およびR1は 前記式(I)と同意義]で示される第1または第2アミンと反応させる。 該反応は、酸スカベンジャーの存在あるいは不在下、約−20℃〜約25℃の温 度にて、非極性中性溶媒あるいは溶媒混合物中で行い、対応するアミドを得る。 この反応に適当な溶媒としては、エーテルおよび塩素化炭化水素が挙げられ、ジ エチルエーテル、トリクロロエタンまたは塩化メチレンが好ましい。この反応は 、第3アミン(好ましくはトリエチルアミン)などの酸スカベンジャーの存在下で 行うのが好ましい。この反応で得られたアミドを単離するかまたは反応2に示す ように反応させる。 反応I−2では、バリーM.トロスト編,vol6,p736〜746(1991) 「Comprehensive Organic Synthesis」,“ヘテロ原子の取り扱い”に詳述されて いる操作を用いて反応I−1で得られた化合物を反応させる。通常、適当に置換 された単環式環を、酸の存在下で、ホルムアルデヒドまたはトリクロロアセトア ルデヒドなどの無水物と反応させる。該酸は溶媒として用いる。代表的な酸とし ては、塩酸、臭化水素酸、硫酸、酢酸、トリフルオロ酢酸などが挙げられる。必 要に応じて、共溶媒を反応混合物に加える。使用された共溶媒は進行中の反応に 対して不活性であり、反応物は所望の反応の遂行にとって十分に可溶化されるの で、共溶媒の選択は重大なことではない。この反応に用いる代表的な溶媒として は、塩化メチレン、トリクロオレタン、四塩化炭素などが挙げられる。別法とし て、ジメトキシメタンなどのアルデヒド等価物と適当な酸を用いてもよい。 反応I−3では、反応I−2で単離された化合物を還元して、上記飽和複素環 式化合物を得る。触媒的水素添加が、好ましい還元法である。代表的な触媒とし ては、パラジウム触媒、ロジウム触媒(アルミナ上のロジウム)、レニウム触媒な どが挙げられる。好ましい触媒は、炭素上のパラジウムである。この反応に適当 な溶媒としては、C1−C4アルコール、テトラヒドロフラン、酢酸/アルコール 、酢酸エチルなどが挙げられる。好ましい溶媒はエタノールである。反応は、約 500〜約4000psiの水素雰囲気下、約25℃〜約150℃の温度にて行 う。約2000〜約3000psiの水素雰囲気下、約50℃〜約100℃の温 度にて行うのが好ましい。触媒は、通常、反応物の約等量から約12倍過剰(重 量にて)の範囲の量で用いるが、約6〜10倍過剰が好ましい 反応I−4およびI−5では、R2[式中、R3およびRAは前記と同意義] である化合物(I)を製造する。 反応I−4は、対応するアミンを得るための公知の操作および方法を用いる標 準的アミノ脱保護反応であり、ここで得られたアミンを次いで反応I−5に用い る。科学的脱保護操作が好ましい。たとえば、反応I−3で単離された化合物を 、中性溶媒または溶媒混合物中で、約10℃〜約60℃の温度、好ましくは約2 0℃〜約40℃の温度にてヨウ化トリメチルシリル(TMSI)を用いて脱保護す る。 代表的な溶媒としては、塩化メチレン、アセトニトリル、トリクロロエタンなど が挙げられる。 反応I−5では、アルコール性溶媒中、約20℃〜100℃の温度にて、後記 反応A−5で製造されるエポキシドを、反応I−4で単離された化合物と反応さ せる。使用された溶媒は進行中の反応に対して不活性であり、反応物は所望の反 応の遂行にとって十分に可溶化されるので、溶媒の選択は重大なことではない。 この反応に用いる代表的な溶媒は、アルコールであり、イソプロパノールまたは エタノールが好ましい。反応は、約65℃で行うのが好ましい。 反応I−5で単離された化合物(IA)を脱保護し、次いでカップリングさせる かまたは上記のように反応させて、化合物(I)を得る。 反応I−5で用いるエポキシドは、反応工程式Aにしたがって合成される。 [ここで、RAはアミノ保護基; R3は前記式(I)と同意義;および Gはハロである] 上記反応工程式Aは、反応1〜5を順次行うことから成り立っている。反応が 完了した後、要すれば、公知の操作によって化合物を単離する。たとえば、化合 物を結晶化し、次いで濾過して集めるか、または抽出、蒸発もしくは傾瀉によっ て反応溶媒を除去する。反応工程式の次の工程を行う前に、要すれば、結晶法、 またはシリカゲルまたはアルミナなどの固体担体上のクロマトグラフィーなどの 通例の技法によって、化合物をさらに精製する。 反応A−1では、式: で示される構造をもつアミノ保護されたカルボン酸反応物を、公知条件下で活性 化、すなわち、対応する混合無水物に変換する。たとえば、アミノ保護されたカ ルボン酸反応物を、好ましくは酸スカベンジャーの存在下に、イソブチルクロロ ホルメートなどのC1−C6アルキルクロロホルメートと反応させる。好ましい酸 スカベンジャーは、トリアルキルアミンであり、トリエチルアミンが好ましい。 反応は、酢酸エチルなどの中性溶媒中で行う。使用された溶媒は進行中の反応に 対して不活性であり、反応物は所望の反応の遂行にとって十分に可溶化されるの で、溶媒の選択は重大なことではない。得られる混合無水物反応物を、好ましく は単離あるいは精製することなく反応A−2で用いる。 反応A−2は2つの工程から成り立っている。第1の工程では、エーテル溶媒 (好ましくはジエチルエーテル)で覆われた水酸化ナトリウムの溶液を、大過剰の N−メチル−N−ニトロ−N−ニトロゾグアニジンと反応させてジアゾメタン反 応物を形成する。水酸化ナトリウムは、濃度4〜6モル/リットルの水溶液とし て用いるのが好ましい。実質的に反応が完了した後、有機層を水酸化カリウムな どの乾燥剤で乾燥する。次いで、この溶液を上記反応A−1で得た混合無水物と 反応させて対応するα−ジアゾカルボニル化合物を形成する。ジアゾメタン反応 物は、単離または精製することなくこの反応に用いるのが好ましい。反応は、約 −50℃〜約−10℃の温度で行うが、約−20℃が好ましい。 反応A−3では、反応A−2で製造した該α−ジアゾカルボニル化合物を、ジ エチルエーテルなどの中性溶媒中、式:H−G(ここで、Gはハロ)で示される酸 と反応させて、α−ハロカルボニル化合物を形成する。好ましい酸反応物は塩酸 であり、対応するα−クロロカルボニル化合物が得られる。反応は、約−30℃ 〜約0℃の温度で行う。使用された溶媒は進行中の反応に対して不活性であり、 反応物は所望の反応の遂行にとって十分に可溶化されるので、溶媒の選択は重大 なことではない。酸反応物は、実質的に反応が完了したと見なされるまで、無水 ガスの形状で少しずつ増加させながら加える。薄層クロマトグラフィーによって 反応をモニターする。 反応A−4では、反応A−3で製造された化合物のカルボニル部分を、公知の 標準的条件を用いて還元し、対応するα−クロロヒドロキシ化合物を形成する。 たとえば、反応A−3で製造された化合物を、溶媒混合物中で還元剤と合わせる 。代表的な還元剤としては、水素化ホウ素ナトリウム、水素化ホウ素リチウム、 水素化ホウ素亜鉛、水素化ジイソブチルアルミニウムおよび水素化ビス(2−メ トキシ−エトキシ)アルミニウムが挙げられる。好ましい還元剤は水素化ホウ素 ナトリウムである。代表的な溶媒混合物は、テトラヒドロフラン/水などのプロ トン性および中性溶媒混合物である。使用された溶媒は進行中の反応に対して不 活性であり、反応物は所望の反応の遂行にとって十分に可溶化されるので、溶媒 の選択は重大なことではない。反応は、約−10℃〜約10℃の温度で行うが、 約0℃が好ましい。 反応A−5では、反応A−4で製造されたα−クロロヒドロキシ化合物を、公 知の標準的条件下で、強塩基で処理して対応するエポキシド(前記反応1−5で 用いる)を形成する。たとえば、α−クロロヒドロキシ化合物を、エタノールな どのアルコール性溶媒中、水酸化カリウム/エタノール混合物と反応させる。反 応は、約0℃〜溶媒の還流温度で行う。室温で反応を行うのが好ましい。 R3が−O−R3aまたは−S−R3aである化合物(IA)は、式: [式中、R3およびRAは前記と同意義である] で示される構造をもつアミノ保護されたアミノ酸反応物から製造される。 これらの化合物は、ベデラスらの「J.Amer.Chem.Soc.」,107,7105〜71 09(1985)に記載されている反応工程式に実質的にしたがって製造される。 特に、この反応工程式では、まずアミノ保護されたセリンを、中性溶媒中、約− 80℃〜0℃の温度にて、トリフェニルホスフィン、ジメチルアゾジカルボキシ レート(DMAD)またはジエチルアゾジカルボキジレート(DEAD)と反応させ て対応するβ−ラクトンを形成する。反応は、約−80℃〜約−50℃の温度に て、テトラヒドロフランなどのエーテル中で行う。次に、適当に置換されたチオ アニオン:−S−R3a(ここでR3aは前記と同意義)でラクトン環を開環する。該 チオアニオン化合物は、対応するチオールを、水素化ナトリウムまたは水素化カ リウムなどの強塩基と反応っせることによって形成するのが好ましい。この反応 は、窒素などの不活性雰囲気下、約0℃〜約40℃の温度にて、中性溶媒中で行 う。この反応に用いる代表的な溶媒は、エーテルであるが、テトラヒドロフラン が好ましい。 別法として、フォタキらの「J.Amer.Chem.Soc.」,85,1123(1963)およ びササキ,N.A.らの「Tetrahedron Lett.」,28,6069(1987)に詳述され ている操作を用いて、R3が−S−アリールである化合物(IA)を製造する。た とえば、二重に保護されたセリン(カルボキシ保護およびアミノ保護)を、塩化メ チレンなどの中性溶媒中、ジメチルアミノピリジンおよびピリジンなどの酸スカ ベンジャーの存在下、塩化トルエンスルホニルと反応させて、対応するトルエン スルホニル塩を形成し、次いで、これを適当に置換されたチオアニオン:−S− アリールと反応させる。チオアニオン化合物は、対応するチオールを前記の強塩 基と反応させることによって形成するのが好ましい。得られる二重に保護された アリールチオールから、公知の条件を用いて、カルボキシ保護基を除去する。 上記方法を実行する際に、二次反応が起こるのを防ぐために、化学的保護基を 反応物に導入することが望ましいことは、当業者には理解されよう。反応物上に 存在するアミン、アルキルアミンまたはカルボキシ基はいずれも、分子の保護さ れていない部分の望まれる作法で反応する能力を妨げないような標準的なアミノ またはカルボキシ保護基を用いて保護することができる。公知の方法を用いて、 種々の保護基を同時に、あるいは連続的に除去することができる。 前述したように、すべての不斉体、各個の異性体およびそれらの組み合わせが 、本発明の一部であるとみなされる。このような異性体は、前述したようなラセ ミ分割あるいはジアステレオマー分離によって、それらのそれぞれの前駆体から 製造される。分割は、分割剤の存在下に、公知のクロマトグラフィー法または繰 り返し結晶法あるいはこれらの技法の組み合わせ法によって行うことができる。 工学分割に関するさらなる詳細が、ジャックスらの「エナンチオマー、ラセミ体 および分割」,ジョン・ウイリー・アンド・サンズ(1981)に見ることができ る。 本明細書に開示された操作を用いて、請求の範囲に記載された化合物中の不斉 中心の数に応じた各種異性体および異性体の組み合わせ物を製造しうることがわ かる。反応物のジアステレオマー純度およびエナンチオマー純度の両方が、最終 生成物の異性体の数に影響を与えるであろう。合成の各種段階において異性体を 分離しうることは当業者には理解されよう。 たとえば、式: で示される化合物を、式: で示されるカルボン酸試薬で前述のようにアシル化することによって幾つかの異 性体が得られる。たとえば、上記構造では、各カルボン酸試薬に対応する4つの 異性体が存在する(2個のシスエナンチオマーと2個のトランスエナンチオマー) 。カルボン酸反応物を最初に異性体分離することなく用いれば、アシル化反応か ら本発明化合物(I)の4種のジアステレオマーが得られるであろう。次いで、前 述の公知操作にしたがって最終生成物の各種異性体を分離する。ジアステレオマ ーを定量的に分離することが困難であることを当業者であれば理解している。こ れらの化合物の各種ジアステレオマー体は96%またはそれ以上の量、好ましく は98%またはそれ以上の量で単離される。 別法として、カルボン酸反応物の異性体を分離し、次いで各個の反応物を上記 アミン化合物と反応させてもよい。カルボン酸反応物の各種ジアステレオマー体 を分離してエナンチオマー対(シスおよびトランス)を得、次いで、それらを分離 して各個のカルボン酸反応物を85%またはそれ以上、好ましくは90%eeま たはそれ以上で得る。 たとえば、酵素分割法を用いてカルボン酸試薬のエナンチオマー体を分離する 。たとえば、B1が−O−であるカルボン酸試薬は、ヒドロキシ置換複素環式化 合物を酵素分割し、次いで、所望のカルボン酸試薬に変換することによって得ら れる。代表的には、まず、公知の操作にしたがってクロマトグラフィー手段を用 いてヒドロキシ置換複素環式化合物のシスおよびトランス体を分離する。次いで 、 酵素分割法を用いて各個のシスおよびトランスエナンチオマーをそれぞれ単離す る。 たとえば、ヒドロキシ置換複素環式化合物のシスエナンチオマーを、DMAP などの塩基の存在下に酢酸無水物と反応させて、対応するアセテート置換複素環 式化合物が得られる。次いで、緩衝液(pH6〜8,好ましくはpH7)中のトリ トン(登録商標)X−100の存在下、触媒量のリパーゼ(たとえば、リパーゼP S−800,シュードモナス・フルオレッセンス,Fluka)を用いて、このR,Rア セテートを選択的に加水分解する。絶対的立体化学は、公知化合物との比較によ って確認する。 公知の操作を用い、残っているS,Sアセテート置換複素環式化合物を加水分 解して、所望のS,Sヒドロキシ置換複素環式化合物を得る。別法として、ヒド ロキシ置換複素環式化合物のシスエナンチオマーを、リパーゼSAM II(シュ ードモナス・フルオレッセンス,Fluka)の存在下に酢酸ビニルと反応させて、R ,Rアセテート置換複素環式化合物とS,Sヒドロキシ置換複素環式化合物の混合 物を得、次いで、公知方法にて分離する。 これまでに述べたように、これらのヒドロキシ化合物を活性化してカップリン グ試薬(すなわち、活性化カルボン酸塩)を形成し、次いでアミン反応物[化合物( IA)の脱保護によって得られたもの]と反応させて、対応するジアステレオマー [化合物(I)]を得る。 次いで、エナンチオマー的に純粋な反応物を用いて得られた化合物(I)の絶対 的立体化学は、反応前にエナンチオマーを分離せずに行った前記反応から単離さ れた各種ジアステレオマーの同定に用いる。 本発明化合物の合成において最初の出発物質として用いる化合物は公知であり 、市販されていないものでも、当業界で通例採用されている標準的操作によって 容易に合成される。 本発明化合物の医薬的に許容しうる塩は、化合物(I)を等モル量または過剰量 の酸または塩基と反応させることにより形成される。通常、酸付加塩を得るため にはジエチルエーテルまたはベンゼンなどの相互溶媒中で、塩基付加塩を得るた めには水またはアルコール中で反応物を合わせる。通常、約1時間から約10日 以内に、塩が溶液から沈殿し、濾過あるいは他の常套の方法で単離することがで きる。 次の製造例および実施例によって本発明を特定の態様からさらに詳しく説明す る。しかし、これらの実施例は説明の目的でのみ挙げられるものであって、どの ような点においても本発明の範囲を制限することを企図するためのものではなく 、そのように解釈されるべきではない。 以下の製造例および実施例では、語句「融点」、「核磁気共鳴スペクトル」、 「電子衝撃マススペクトル」、「電場離脱マススペクトル」、「高速原子衝撃マ ススペクトル」、「赤外線スペクトル」、「紫外線スペクトル」、「元素分析」 、「高性能液体クロマトグラフィー」および「薄層クロマトグラフィー」は、そ れぞれ“m.p.”、“NMR”、“EIMS”、“MS(FD)”、“MS(FAB) ”、“IR”、“UV”、“元素分析”、“HPLC”及び“TLC”と略記す る。さらに、IRスペクトルの最大吸収値は興味深いもののみを記載しており、 観測されたすべての最大吸収値を記載したものではない。 NMRスペクトルに関しては、以下の略語を用いる:“s”は単線、“d”は 二重線、“dd”は二重の二重線、“t”は三重線、“q”は四重線、“m”が 多重線、“dm”は二重の多重線、および“br.s”、“br.d”ならびに“ br.m”はそれぞれ幅広の単線、二重線ならびに三重線である。“J”はヘル ツ(Hz)で表すカップリング定数を意味する。他に特別の但し書きがない限り、 NMRテータは被検化合物の遊離塩基を示すものである。 NMRスペクトルはブリュッカー・コーポレイションの270MHz装置また はジェネラル・エレクトリックQE−300,300MHz装置で得た。化学シ フトはデルタ(δ)値(テトラメチルシランからのppmダウンフィールド)で表現 する。MS(FD)スペクトルは、カーボン・デンドライト・エミッターを用いる ヴァリアン−MAT731スペクトルメーターで得た。EIMSスペクトルは、 コンソリデーテッド・エレクトロダイナミックス・コーポレイションのCEC2 1−110装置で得た。MS(FAB)スペクトルは、VG ZAB−3スペクト ルメーターで得た。IRスペクトルは、パーキン−エルマー281装置で得た。 UVスペクトルは、カリー118装置で得た。TLCはエー・メルクのシリカゲ ルプレートを用いて行った。融点は正確に測定したものではない。 実施例1 N−(ベンジルオキシカルボニル)β−チエニル−L−アラニン A.(Z)−2−メチル−4−チエニリデン−5(4H)−オキサゾロン N−アセチル−グリシン(70.6g、602ミリモル)、2−チオフェン−カル ボキシアルデヒド(アルドリッチ)(100g、892ミリモル)、無水酢酸(142 .3ml、154g、1.51モル)および酢酸ナトリウム(36.6g、446ミリモ ル)の混合物をスチームバス上で約1時間加熱する。得られる反応混合物を室温 まで冷却し、次いで冷蔵庫に一夜静置して固体を得る。この固体を250mlの冷 水に懸濁し、次いでブフナーロートで濾過し、冷水で洗浄する。得られる固体を 減圧乾固して所望化合物(65g、収率56%)を得る。 B.(Z)−2−アセトアミド−3−(2−チエニル)−プロペン酸 水(240ml)およびアセトン(620ml)中の実施例1Aの標記化合物(65g) の溶液を約4時間加熱還流する。得られる反応混合物を冷却し、減圧濃縮して固 体を得る。この固体を水(100ml)およびメタノール(250ml)に溶解し(加熱 還流によりほとんどの固体が溶解)、次いで熱いうちに濾過する。濾液を冷却す ると形成される結晶をブフナーロートで濾過して集め、水で洗浄し、減圧乾固し て標記化合物(55g)を得る。これ以上の精製を行うことなく次工程に用いる。 C.(S)−2−アセトアミド−3−(チエン−2−イル)−プロピオン酸 トルエン(200ml)中のクロロ(1,5−シクロオクタジエン)ロジウムIダオ マー(1.76g)に、アルゴン下、(+)−2,3−O−イソプロピリデン−2,3− ジヒドロキシ−1,4−ビス(ジフェニルホスフィン)ブタン(3.92g)を加える ことにより、あらかじめ触媒を作成しておく。得られる混合物をアルゴン下、約 20分間撹拌する。一方、エタノール(2500ml)中の実施例1Bの標記化合物 (152g、720ミリモル)を、水素添加容器中にて20psiの水素下で約20分 間振とうする。次いで、窒素下、あらかじめ作成しておいた触媒を水素添加容器 に加える。得られる反応混合物を20psiの水素下で50℃にて約16時間反応 させる。反応混合物を減圧濃縮して得られる褐色の固体を炭酸カリウム(100g )を含む水(700ml)で処理する。得られる混合物をセライトで濾過し、水で洗 浄し、濾液とジエチルエーテルと合わせる。得られる各層を分離し、水層を5N 塩酸で酸性化し、塩化メチレン(1000ml)を加える。次いで、有機層を硫酸ナ トリウムで乾燥し、濾過および濃縮して得られる黄褐色の固体を、熱酢酸エチル から再結晶により精製して所望の標記化合物(109g、収率71%)を得る。 D.N−ベンジルオキシカルボニル−β−チエニル−L−アラニン 5N塩酸(100ml)中の実施例1Cの標記化合物(9.03g、42.4ミリモル )の溶液を2時間加熱還流する。得られる反応混合物を0℃に冷却し、3.6Mの 炭酸カリウムの溶液(100ml)を加えて塩基性化する。次いで、この混合物にジ オキサン(150ml)、次いでジオキサン中の塩化カルボベンジルオキシ(6.0ml 、42.4ミリモル)を加える。TLC(42/7/7/9、酢酸エチル/アセト ニトリル/水/酢酸)で反応が実質的に完了したことを確認した後、反応混合物 を濃縮し、次いでジエチルエーテル(100ml)で洗浄する。得られる層を分離し 、水層を5N塩酸でpH<2まで酸性化し、塩化メチレンで抽出し、次いで乾燥 (硫酸ナトリウム)し、濾過し、減圧濃縮して標記化合物(10.85g)を得る。収 率84%。 [α]D(CDCl3)=37.2°(22℃)。 1HNMR(300MHz,CDCl3):δ7.37(m,5H);7.18(d,J= 4Hz,1H);6.95(m,1H);6.83(m,1H);5.35(d,J=8Hz, 1H);5.15(s,2H);4.7(m,1H);および3.4(m,2H)。 実施例2 N−(ベンジルオキシカルボニル)β−チエニル−D,L−アラニン 水(75ml)中のβ−チエニル−D,L−アラニン(3.0g、16.9ミリモル)お よびジオキサン(60ml)の混合物に、無水炭酸カリウム(5.6g、40.6ミリモ ル)、次いで塩化カルボベンジルオキシ(2.85ml、20ミリモル)を加える。得 られる混合物を約1時間急速に撹拌する。TLC(21/7/7/9、酢酸エチ ル/酢酸/アセトニトリル/水)で反応が実質的に完了したことを確認した後、 反応混合物を濃縮する。得られる層を分離し、水層をジエチルエーテル(75ml) で洗浄し、次いで塩化メチレン(150ml)を加える。得られる混合物を急速に撹 拌しながら5N塩酸でpH=2まで酸性化する。次いで、層を分離し、有機層を 乾燥(Na2SO4)し、濾過し、濃縮して所望化合物(5.05g、収率98%)を得 る。 1HNMR(300MHz,CDCl3):δ7.37(m,5H);7.18(d,J= 4Hz,1H);6.95(m,1H);6.83(m,1H);5.35(d,J=8Hz, 1H);5.15(s,2H);4.7(m,1H);および3.4(m,2H)。 実施例3 N−t−ブチル−オクタヒドロ−(3aR,7aS)−チエノ[3,2−c]ピリジ ン−(6S)−カルボキサミド A.N−ベンジルオキシカルボニル−β−チエニル−L−アラニン−t−ブチ ルアミド 実施例1Dの標記化合物(8.06g、26.4ミリモル)およびテトラヒドロフ ラン(120ml)の冷混合物(0℃)に、N−メチルモルホリン(4.23ml)を添加 し、次いでクロロギ酸イソブチル(4.04ml)をゆっくりと加え、約15分後に t−ブチルアミン(3.74ml)を加える。得られる反応混合物を室温まで暖め、 約2時間反応させ、次いで、減圧濃縮して残渣を得る。この残渣を酢酸エチルに 再溶解し、水、1N塩酸および飽和重炭酸ナトリウムで順次洗浄する。有機層を 合わせ、乾燥(硫酸ナトリウム)し、濾過し、濃縮して油状物を得る。この油状物 を熱ヘキサン(100ml)から再結晶させて得られる油状物を静置して固化し、次 いで乾燥して固体(9.25g、収率97%)を得る。 1HNMR(300MHz,CDCl3):δ7.37(s,5H);7.2(d,J=4 Hz,1H);6.95(dd,J=4Hz,8Hz,1H);6.87(d,J=4Hz, 1H);5.52(m,2H);5.12(s,2H);4.27(m,1H);3.27(m, 2H);および1.23(s,9H)。 B.N−t−ブチル−5−ベンジルオキシカルボニル−(4,5,6,7)−テトラ ヒドロ−チエノ[3,2−c]ピリジン−(6S)−カルボキサミド 1,1,2−トリクロロエタン(12ml)中の実施例3Aの標記化合物(500mg 、1.39ミリモル)の溶液に、トリフルオロ酢酸(2ml)、次いでジメトキシメタ ン(2ml)を加える。得られる反応混合物を約15分間還流する。TLCで反応が 実質的に完了したことを確認した後、水(30ml)と塩化メチレン(40ml)中の炭 酸カリウム(3.5g)の混合物に反応混合物を注ぎ入れる。得られる層を分離し、 有機層を乾燥(硫酸ナトリウム)し、濾過し、減圧濃縮して油状物を得る。この油 状物をフラッシュクロマトグラフィー(SiO2;3%酢酸エチル/塩化メチレン で溶離)を用いて精製して所望化合物(357mg、収率69%)を得る。 1HNMR(300MHz,d6DMSO):δ7.35(m,7H);6.83(m,1 H);5.15(m,2H);4.98(m,1H);4.35(m,2H);3.10(m,2 H);および1.10(s,9H)。 MS:m/e372(M+)。 C.N−t−ブチル−5−ベンジルオキシカルボニル−オクタヒドロ−(3aR ,7aS)−チエノ[3,2−c]ピリジン−(6S)−カルボキサミド テトラヒドロフラン(1100ml)およびエタノール(525ml)中の実施例3B の標記化合物(10.5g、28.2ミリモル)および5%パラジウム/炭素を高圧 水素添加容器に入れる。得られる反応混合物を水素下(3000psi)、80℃に 24時間置く。反応混合物を冷却し、触媒を濾去し、次いで、触媒を20%メタ ノール/クロロホルムで洗浄する。得られる有機層を合わせ、減圧濃縮して粗油 状物を得る。この油状物を塩化メチレンに再溶解し、フラッシュクロマトグラフ ィー(SiO2;2%メタノール/塩化メチレンで溶離(より小さいスケールでは 2%メタノール含有の1:2ジエチルエーテル/ヘキサンで溶離))を用いて精製 して、少量の異性体(副)を含む所望のシス異性体(主)を得る。この混合物をメタ ノール(1.5ml)/ジエチルエーテル(20ml)/ヘキサン(120ml)から再結晶 して得た結晶を濾過し、冷ヘキサンで洗浄し、減圧乾燥してシス異性体(2.54 g、収率24%)を得る。 1HNMR(300MHz,CDCl3):δ7.37(s,5H);6.0および5. 5(br.s,1H);5.18(br.s,2H);4.22(m,2H);3.40(m,1 H);2.87(m,3H);2.48(m,1H);2.15(m,2H);1.70(m,1 H);および1.15(br.s,9H)。 MS:m/e377(M++1)。 D.N−t−ブチル−オクタヒドロ−(3aR,7aS)−チエノ[3,2−c]ピ リジン−(6S)−カルボキサミド アセトニトリル/塩化メチレン(1:1)(12ml)中の実施例3Cの標記化合物 (2.41g、6.4ミリモル)の混合物に、ヨウ化トリメチルシリル(1.9ml)を加 える。約10分後、さらにヨウ化トリメチルシリル(0.94ml)を加え、次いで 10分後、さらに0.48mlを加える。得られる混合物を約30分間反応させる 。反応が実質的に完了したことをTLC(5%酢酸エチル/塩化メチレン)で確認 した後、反応混合物をジエチルエーテル(30ml)、水(40ml)および1N塩酸( 6ml)で希釈する。得られる層を分離し、有機層を0.1N塩酸(15ml)で洗浄す る。水層を合わせ、飽和重炭酸ナトリウム溶液を加えてpH8に調節する。得ら れる溶液を塩化メチレン(200ml)を用いて抽出し、次いで乾燥(硫酸ナトリウ ム)し、濾過し、減圧濃縮して標記化合物(1.3g、収率84%)を得る。 1HNMR(300MHz,CDCl3):δ6.43(s,1H);3.22(m,2H );2.95(m,4H);2.17(m,3H);2.0(m,1H);1.55(m,2H) ;および1.32(s,9H)。 [α]589(EtOH)=−179.1°(22℃にて)。 実施例4 (±)−N−t−ブチル−オクタヒドロ−(3aR*,7aS*)−チエノ[3,2 −c]ピリジン−(6S*)−カルボキサミド 実施例2の標記化合物を用い、実質的に実施例3A〜Dに記載の操作にしたが って、標記化合物を製造する。 実施例5 N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−4−フェニル−3S −N(ベンジルオキシカルボニル)アミノ−ブチル]−(3aR,7aS)−チエノ[ 3 ,2−c]ピリジン−(6S)−カルボキサミド エタノール(3ml)中の1S−[(1'S−N−(ベンジルオキシカルボニル)アミ ノ−2'−フェニルエチル]オキシラン(145mg、0.487ミリモル)および実 施例4の標記化合物(118mg、0.487ミリモル)を含む溶液を65℃に加熱 し、約20時間反応させる。得られる混合物を減圧濃縮し、粗物質を得る。この 物質をラディアルクロマトグラフィー(2000ミクロンプレート;1%メタノ ール/クロロホルムで溶離)を用いて精製してジアステレオマーを分離し、標記 化合物(98mg、収率36%)を得る。 1HNMR(300MHz,CDCl3):δ7.25(m,10H);6.05(m,1 H);5.13(m,1H);5.02(s,2H);3.97(m,1H);3.80(m,1 H);3.37(m,1H);3.22(m,2H);2.95(m,4H);2.70(m,2 H);2.58(m,1H);2.43(m,1H);2.32(m,1H);2.10(m,3 H);1.90(m,1H);および1.30(s,9H)。 MS:m/e540(M+)。 さらに、他のジアステレオマー(104mg、収率41%)を単離する。 実施例6 N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−4−フェニル−3S −アミノ−ブチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3,2−c]ピリジン−(6S)− カルボキサミド 実施例5の標記化合物(85mg、0.158ミリモル)、アセトニトリル/塩化 メチレン(1:1)中のヨウ化トリメチルシリル(101μL、71ミリモル)を用 い、実質的に実施例3Dに記載の操作にしたがって、標記化合物を製造して、白 色固体(64mg)を得る(定量的収率)。 1HNMR(300MHz,CDCl3):δ7.28(m,5H);6.38(s,1H );3.75(m,1H);3.32(m,2H);3.12(m,1H);2.93(m,2H );2.78(m,2H);2.58(m,3H);2.38(m,1H);2.12(m,5H );1.83(m,2H);および1.35(s,9H)。 実施例7 N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−4−チオフェニル− 3R−N(ベンジルオキシカルボニル)アミノ−ブチル]−(3aR,7aS)−チエ ノ[3,2−c]ピリジン−(6S)−カルボキサミド エタノール(30ml)中の1S−[(1'R−N−(ベンジルオキシカルボニル)ア ミノ−2'−(フェニルチオ)エチル]オキシラン(1.45g、4.4ミリモル)およ び実施例3Dの標記化合物(107g、4.4ミリモル)を含む溶液を65℃に加熱 し、約60時間反応させる。得られる混合物を減圧濃縮し、泡状物を得る。この 物質をラディアルクロマトグラフィー(4000ミクロンプレート;1%メタノ ール/塩化メチレンで溶離)を用いて精製し、所望の標記化合物(1.8g)を得る 。混合画分を合わせて混合ジアステレオマー(326mg)を得、これをラディアル クロマトグラフィー(2000ミクロンプレート;1%メタノール/塩化メチレ ンで溶離)を用いて再度精製し、さらに228mgの所望化合物を得る。 合計収量:2.03g、収率80.5%。 1HNMR(300MHz,CDCl3):δ7.30(m,10H);5.80(m,2 H);5.08(AB,2H);3.95(m,2H);3.42(m,2H);3.17(m, 3H);2.90(m,2H);2.67(m,1H);2.58(m,1H);2.48(m, 1H);2.35(m,2H);1.98(m,4H);および1.30(s,9H)。 実施例8 N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−4−チオフェニル− 3R−アミノ−ブチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3,2−c]ピリジン−(6S )−カルボキサミド 実施例7の標記化合物(1.8g、3.15ミリモル)、アセトニトリル/塩化メ チレン(1:1)(20ml)中のヨウ化トリメチルシリル(2.1ml)を用い、実質的 に実施例3Dに記載の操作にしたがって、標記化合物を製造して、白色固体(1. 18g、収率86%)を得る。 1HNMR(300MHz,CDCl3):δ7.38(m,2H);7.28(m,2H );7.20(m,1H);6.23(s,2H);365(s,1H);3.28(m,3H) ;2.90(m,4H);2.70(m,2H);2.58(m,1H);2.43(m,1H) ;2.34(m,1H);2.05(m,4H);1.80(m,3H);および1.32(s ,9H)。 IR(CHCl3);3430;3005;2973;1670;1514;1 456;1366;および1090cm-1。 MS:m/e437(M+)。 実施例9 A.(±)−シス−2−イソプロピル−3−テトラヒドロチオフェン・スクシン イミジルカーボネート アセトニトリル(12ml)中の(±)−シス−2−イソプロピル−3−テトラヒド ロチオフェン(1.75g、11.97ミリモル)の溶液に、トリエチルアミン(5ml )、次いでN,N'−ジスクシンイミジルカーボネート(4.61g、18.0ミリモ ル)を加える。得られる反応混合物を室温で約6時間反応させ、次いで減圧濃縮 して残渣を得る。この残渣を酢酸エチルに再溶解し、カラムクロマトグラフィー (SiO2(60g);40%酢酸エチル/ヘキサンで溶離)を用いて所望の化合物を 単離する。所望の化合物を含む画分を合わせ、減圧濃縮して油状物を得る。この 油状物を酢酸エチルに再溶解し、得られる溶液を飽和重炭酸ナトリウムで洗浄し 、乾燥(硫酸ナトリウム)し、濾過し、次いで減圧濃縮して黄色油状物(1.75g 、収率51%)を得る。 1HNMR(300MHz,CDCl3):δ5.42(m,1H);3.24(m,1H );3.02(m,2H);2.84(s,4H);2.52(m,1H);2.02(m,2H );および1.0(m,6H)。 B.N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3R−N(2'R− イソプロピル−テトラヒドロチオフェン−3'R−イルオキシカルボニル)アミノ −4−フェニルチオ−)−ブチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3,2−c]ピリジ ン−(6S)−カルボキサミド および N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3R−N(2'S−イ ソプロピル−テトラヒドロチオフェン−3'S−イルオキシカルボニル)アミノ− 4−フェニルチオ−)−ブチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3,2−c]ピリジン −(6S)−カルボキサミド 塩化メチレン(1ml)中の実施例8の標記化合物(40mg、0.0915ミリモル )に、トリエチルアミン(26μL、0.184ミリモル)を加え、次いで実施例9 Aの標記化合物(27mg、0.092ミリモル)を加える。得られる反応混合物を 室温で約30分間反応させ、次いで減圧濃縮して残渣を得る。この残渣を塩化メ チレンに再溶解し、クロマトグラフィー(50%酢酸エチル/ヘキサンで溶離)を 用いて精製して標記化合物を得る。 収量:24mg。 1HNMR(300MHz,CDCl3):δ7.30(m,5H);5.88(s,1H );5.44(d,J=8Hz,1H);5.37(s,1H);3.88(m,2H);3. 35(m,2H);3.18(m,3H);2.90(m,4H);2.65(m,2H);2. 55(m,1H);2.35(m,3H);1.95(m,5H);1.35(s,9H);お よび0.95(s,6H)。 収量:23mg。 1HNMR(300MHz,CDCl3):δ7.30(m,5H);5.84(s,1H );5.60(d,J=8Hz,1H);5.37(m,1H);3.94(m,1H);3. 86(m,1H);3.35(m,2H);3.20(m,3H);2.90(m,4H);2. 65(m,2H);2.53(m,1H);2.35(m,3H);1.98(m,5H);1. 35(s,9H);および0.98(m,6H)。 実施例10 A.(±)−シス−1,1−ジオキソ−2−イソプロピル−3−テトラヒドロチオ フェン・スクシンイミジルカーボネート 塩化メチレン(50ml)中の実施例9Aの標記化合物(1.63g、5.68ミリモ ル)の冷(0℃)溶液に、85%m−クロロ過安息香酸(MCPBA)(2.36g、1 1.64ミリモル)を加える。得られる反応混合物を室温まで暖め、約2時間反応 させ、次いで塩化メチレン(30ml)で希釈する。得られる混合物を飽和重炭酸ナ トリウム(50ml)と合わせ、得られる層を分離する。有機層を乾燥(硫酸ナトリ ウム)し、濾過し、減圧濃縮して白色泡状物(1.63g、収率90%)を得る。こ の泡状物をこれ以上の精製を行うことなく次工程に用いる。 1HNMR(300MHz,CDCl3):δ5.52(m,1H);3.24(m,2H );2.82(s,4H);2.78(m,1H);2.60(m,1H);2.35(m,1H );2.18(m,1H);1.22(d,J=6Hz,3H);および1.02(d,J= 6Hz,3H)。 B.N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3R−N(1',1' −ジオキソ−2'R−イソプロピル−テトラヒドロチオフェン−3'R−イルオキ シカルボニル)アミノ−4−フェニルチオ−)−ブチル]−(3aR,7aS)−チエ ノ[3,2−c]ピリジン−(6S)−カルボキサミド および N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3R−N(1',1'− ジオキソ−2'S−イソプロピル−テトラヒドロチオフェン−3'S−イルオキシ カルボニル)アミノ−4−フェニルチオ−)−ブチル]−(3aR,7aS)−チエノ [3,2−c]ピリジン−(6S)−カルボキサミド 実施例8の標記化合物(102mg、0.233ミリモル)、トリエチルアミン(6 7μL、0.48ミリモル)および塩化メチレン(2ml)中の実施例10Aの標記化 合物(77mg、0.24ミリモル)を用い、実質的に実施例9Bに記載の操作にし たがって、標記化合物を製造して、標記化合物を得る。 収量:52mg。 1HNMR(300MHz,CDCl3):δ7.30(m,5H);5.82(s,1H) ;5.67(d,J=8Hz,1H);5.48(m,1H);3.88(m,2H);3.3 5(m,2H);3.18(m,3H);2.90(m,2H);2.65(m,3H);2.5 5(m,1H);2.40(m,1H);2.10(m,8H);1.37(s,9H);1.2 0(d,J=6Hz,3H);および0.95(d,J=6Hz,3H)。 収量:51mg。 1HNMR(300MHz,CDCl3):δ7.30(m,5H);5.85(d,J= 8Hz,1H);5.78(s,1H);5.50(m,1H);3.94(m,1H);3. 86(m,1H);3.35(m,2H);3.20(m,3H);2.90(m,2H);2. 67(m,3H);2.55(m,1H);2.40(m,1H);2.25(m,3H);2. 0(m,5H);1.36(s,9H);1.22(d,J=6Hz,3H);および1.0( d,J=6Hz,3H)。 実施例11 A.(±)−3−テトラヒドロチオフェン・スクシンイミジルカーボネート 無水アセトニトリル(10ml)中の(±)−ヒドロキシ−テトラヒドロチオフェン (0.91g、8.58ミリモル)の溶液に、トリエチルアミン(3.6ml)、次いでN ,N'−ジスクシンイミジルカーボネート(3.3g、12.9ミリモル)を加える。 得られる反応混合物を23℃で約18時間反応させ、次いで減圧濃縮して残渣を 得る。この残渣を酢酸エチルと飽和重炭酸ナトリウムの混合液に再溶解する。得 られる層を分離し、飽和食塩水で洗浄し、乾燥(硫酸ナトリウム)し、濾過市、濃 縮して油状物を得る。この油状物をこれ以上の精製を行うことなく次工程に用い る。 MS(FD):245。 B.(±)−3−(1,1−ジオキソ−テトラヒドロチオフェン・スクシンイミジ ルカーボネート 実施例11Aの標記化合物(0.88g、3.59ミリモル)および塩化メチレン( 5ml)中の55%MCPBA(2.4g、7.54ミリモル)を用い、実質的に実施例 10Aに記載の操作にしたがって、所望の標記化合物を製造して、油状物(1.2 ml)を得る。この油状物をフラッシュクロマトグラフィー(酢酸エチルで溶離)を 用いて精製し、粘性の白色固体(0.28g、収率28%)を得る。 MS(FD):278(100)。 C.N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3R−N(1',1' −ジオキソ−テトラヒドロチオフェン−3'R−イルオキシカルボニル)アミノ− 4−フェニルチオ)−ブチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3,2−c]ピリジン− (6S)−カルボキサミド および N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3R−N(1',1'− ジオキソ−テトラヒドロチオフェン−3'S−イルオキシカルボニル)アミノ−4 −フェニルチオ)−ブチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3,2−c]ピリジン−( 6S)−カルボキサミド 塩化メチレン(1ml)中の実施例11Bの標記化合物(17mg、0.0622ミリ モル)の混合物を、塩化メチレン(1ml)中の実施例8の標記化合物(30mg、0. 068ミリモル)およびトリエチルアミン(17ml)の溶液に加える。得られる反 応混合物を約3時間反応させ、次いで減圧濃縮して残渣を得る。この残渣をフラ ッシュクロマトグラフィー(3.5%メタノール/塩化メチレンで溶離)して標記 化合物を得る。 収量:11mg(収率27%)。 1HNMR(300MHz,CDCl3):δ7.20〜7.43(m,5H);6.1 7(d,J=8Hz,1H);5.78(br.s,1H);5.39(m,1H);4.05 (m,1H);3.92(m,1H);1.82〜3.43(m,22H);および1.38( s,9H)。 MS(FD):600(100)。 収量:6mg(収率15%)。 1HNMR(300MHz,CDCl3):δ7.18〜7.42(m,5H);6.1 4(d,J=8Hz,1H);5.80(br.s,1H);5.40(br.s,1H);3 .90〜4.08(m,2H);3.30〜3.42(m,3H);3.03〜3.28(m, 5H);2.83〜3.00(m,3H);2.22〜2.70(m,7H);1.80〜2 .20(m,4H);および1.38(s,9H)。 MS(FAB)(C2742363として): 計算値:600.2236;実測値:600.2234。 実施例12 N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3R−N(1',1'− ジオキソ−テトラヒドロチオフェン−3'R−イルメチルカルボニル)アミノ−4 −フェニルチオ)−ブチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3,2−c]ピリジン−( 6S)−カルボキサミド および N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3R−N(1',1'− ジオキソ−テトラヒドロチオフェン−3'S−イルメチルカルボニル)アミノ−4 −フェニルチオ)−ブチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3,2−c]ピリジン−( 6S)−カルボキサミド テトラヒドロフラン(1.5ml)中の実施例8の標記化合物(46mg、0.105 ミリモル)、(±)−3−スルホラニル酢酸(19mg、0.105ミリモル)およびヒ ドロキシベンゾトリアゾール水和物(HOBT・H2O)(14mg、0.105ミリ モル)の冷(0℃)溶液に、ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)(22mg、0 .105ミリモル)を加える。反応混合物を室温で約30時間反応させる。反応が 実質的に完了したことをTLCで確認した後、反応混合物をジエチルエーテル( 2ml)で希釈し、次いで小さな綿栓を通して濾過する。得られる濾液を減圧濃縮 し、次いでフラッシュクロマトグラフィー(3〜4%メタノール/塩化メチレン の勾配で溶離)を用いて精製し、標記化合物の混合物を白色泡状物で得る(収率7 9%)。 1HNMR(300MHz,CDCl3):δ7.18〜7.50(m,6H);5.7 6(br.s,1H);4.33(m,1H);4.10(m,1H);1.80〜3.50( m,25H);および1.36(s,9H)。 MS(FD):598,497(100)。 元素分析(C2843353として): 計算値:C56.25;H7.25;N7.03; 実測値 C55.98;H7.19;N6.90。 実施例13 A.(±)−シス−2−メチル−3−テトラヒドロチオフェン・スクシンイミジ ルカーボネート アセトニトリル(16ml)中の2(R,S)−メチル−3−ヒドロキシ−フランの ラセミ混合物(1.6g、15.7ミリモル)、トリエチルアミン(6.7ml、48ミ リモル)およびN,N'−スクシンイミジルカーボネート(6.4g、25ミリモル) を用い、実質的に実施例9Aに記載の操作にしたがって、所望化合物を製造し、 残渣を得る。この残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO2;10〜20%酢酸 エチル/塩化メチレンの勾配で溶離)を用いて精製し、標記化合物を得る。 収量:110mg。 1HNMR(300MHz,CDCl3):δ5.22(m,1H);4.10(m,1H );3.95(m,1H);3.80(m,1H);2.82(s,4H);2.38(m,1H );2.20(m,1H);および1.35(d,J=7Hz,3H)。 注:トランス異性体(90mg)も単離される。この化合物のおよそδ5.2におけ る化学シフトのピークはシス配置に一致する。類縁化合物のトランス異性体は対 応する化学シフトをδ4.9にもつ。 B.N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3R−N(2'R− メチル−テトラヒドロチオフラン−3'R−イルオキシカルボニル)アミノ−4− フェニルチオ−)−ブチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3,2−c]ピリジン−( 6S)−カルボキサミド および N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3R−N(2'S−メ チル−テトラヒドロチオフラン−3'S−イルオキシカルボニル)アミノ−4−フ ェニルチオ−)−ブチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3,2−c]ピリジン−(6 S)−カルボキサミド 塩化メチレン中の実施例13Aの標記化合物(36mg、0.15ミリモル)の混 合物に、実施例8の標記化合物(58mg、0.13ミリモル)を加え、次いでトリ エチルアミン42μLを加える。得られる反応混合物を約2時間反応させる。反 応が実質的に完了したことをTLCによって確認した後、混合物を減圧濃縮して 残渣を得る。この残渣を塩化メチレンに再溶解し、次いでラディアルクロマトグ ラフィー(30%酢酸エチル/ヘキサンで溶離)を用いて精製し、標記化合物を得 る。 収量:17mg。 1HNMR(300MHz,CDCl3):δ7.40(m,2H);7.30(m,2H );7.20(m,1H);5.80(s,1H);5.60(br.m,1H);5.15(m , 1H);3.95(m,4H);3.75(m,1H);3.40(m,2H);3.20(m, 2H);3.12(br.s,1H);2.90(m,2H);2.65(m,2H);2.5 0(m,1H);2.30(m,3H);2.00(m,5H);1.36(s,9H);およ び1.20(m,3H)。 収量:17mg。 1HNMR(300MHz,CDCl3):δ7.40(m,2H);7.30(m,2H );7.20(m,1H);5.80(s,1H);5.75(br.m,1H);5.15(m ,1H);3.90(m,4H);3.75(m,1H);3.40(m,2H);3.20(m ,2H);3.08(br.s,1H);2.90(m,2H);2.65(m,2H);2.6 0(m,1H);2.50(m,1H);2.30(m,3H);2.00(s,5H);1.3 5(s,9H);および1.25(m,3H)。 実施例14 A.キナリジン酸ペンタフルオロフェニルエステル テトラヒドロフラン(200ml)中のキナリジン酸(15.0g、86.6ミリモル )およびペンタフルオロフェノール(20.8g、113ミリモル)の混合物に、エ チレンジクロリド(18.3g、95.3ミリモル)を一度に加える。反応混合物を 室温にて2時間激しく撹拌するとガム状沈殿が形成される。溶液を傾瀉し、ガム 状物を塩化メチレンで洗浄する。有機層を合わせ、ヘキサンで希釈し、0.1N 硫酸水素ナトリウム(50ml)、1N炭酸カリウム(50ml)および食塩水(50ml) で順次洗浄し、乾燥(硫酸ナトリウム)し、濾過し、次いで減圧濃縮して、淡い桃 色の固体を得る。この固体を熱ジエチルエーテル、次いで熱ヘキサンに溶解する 。得られる溶液を室温まで冷却し、次いで0℃で約90分間以上置いて、無色針 状晶(21.6g、収率73%)を得る。 1HNMR(300MHz,CDCl3):δ7.73(t,J=7.5Hz,1H); 7.86(t,J=7.9Hz,1H);7.95(d,J=8.2Hz,1H);8.29 〜8.42(m,3H);。 IR(CHCl3):3035,2997,1763,1522,1285,1068 ,998,842cm-1 元素分析(C166NO25として): 計算値:C56.65;H1.78;N4.13; 実測値:C56.66;H1.77;N4.12。 B.2S−N(キノリン−2−イルカルボニル)アミノ−3−オキソ−3−アミ ノ−プロピオン酸 水(265ml)およびジオキサン(219ml)中の実施例14Aの標記化合物(1 7.9g、51.2ミリモル)、L−アスパラギン・一水和物(6.99g、46.6ミ リモル)および重炭酸ナトリウム(15.7g、186ミリモル)の混合物を室温に て一夜激しく撹拌する。反応混合物を減圧濃縮してジオキサンを除去し、得られ る水層を2N硫酸水素ナトリウムを用いてpH3に酸性化する。次いで、クロロ ホルム/イソプロパノール混合物(3:1)(60ml)で3回水層を抽出する。有機 層を合わせ、飽和食塩水(50ml)で洗浄し、乾燥(硫酸ナトリウム)し、濾過し、 次いで減圧濃縮して無色固体を得る。この固体をジエチルエーテル(500ml)お よび熱ヘキサン(250ml)で洗浄して残留ペンタフルオロフェノールを除去し、 次いで80℃の真空オーブンにて3時間乾燥し、所望の生成物(10.61g、収 率79%)を得る。 [α]D+16.54(DMSO)。 1HNMR(300MHz,DMSO−d6):δ2.68(dd,J=16.0,4 .9Hz,1H);2.81(dd,J=16.0,5.7Hz,1H);4.74〜4.8 1(m,1H);6.96(s,1H);7.70(t,J=7.5Hz,1H);7.85( t,J=7.5Hz,1H);8.05〜8.15(m,3H);8.56(d,J=8.5 Hz,1H);9.12(d,J=8.6Hz,1H);12.8(s,1H)。 IR(KBr):3385,3367,3216,1171,1662,1523,1 499,1427,780,592cm-1。 MS(FD):m/e288(M+),288(100)。 元素分析(C141334として): 計算値:C58.53;H4.56;N14.63; 実測値:C58.80;H4.57;N14.56。 C.N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3R−フェニルチ オメチル−4−アザ−5−オキソ−6S−(2−オキソ−2−アミノ)エチル−6 −アザ−7−オキソ−7−キノリン−2−イル)−ヘプチル]−(3aR,7aS) −チエノ[3,2−c]ピリジン−(6S)−カルボキサミド 0.2mlのジメチルホルムアミドを含むテトラヒドロフラン(2ml)中の実施例 8の標記化合物(50mg、0.114ミリモル)、実施例14Bの標記化合物(35 mg、0.123ミリモル)およびHOBT・H2O(17mg、0.123ミリモル)の 溶液に、DCC(24mg、0.120ミリモル)を加える。得られる反応混合物を 室温にて約16時間反応させ、次いで、濾過し、減圧濃縮して泡状物を得る。こ の泡状物をラディアルクロマトグラフィー(1000ミクロンプレート;5%メ タノール/塩化メチレンで溶離)を用いて精製し、所望化合物(62mg、収率75 %)を得る。 実施例15 A.2−N(アセチル)アミノ−4−メチルスルホニル−酪酸 水(2ml)中のオクソン(oxone登録商標)の溶液を、メタノール(2ml)中の N−(アセチル)−D−メチオニン(300mg、1.57ミリモル)の溶液に加える 。得られる反応混合物を約16時間撹拌し、次いで塩化メチレン(50ml)および 水(6ml)で希釈する。得られる層を分離し、有機層を20%イソプロパノール/ 塩化メチレンで洗浄する。有機層を合わせ、減圧乾燥して白色固体(150mg、 収率43%)を得る。 B.N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3R−フェニルチ オメチル−4−アザ−5−オキソ−6R−N(アセチル)アミノ−8−メチルスル ホニルーオクチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3,2−c]ピリジン−(6S)− カルボキサミド 0.2mlのジメチルホルムアミドを含むテトラヒドロフラン(2ml)中の実施例 8の標記化合物(60mg、0.137ミリモル)、実施例15Aの標記化合物(33 mg、0.148ミリモル)およびHOBT・H2O(20mg、0.148ミリモル)な らびにDCC(29mg、0.142ミリモル)の溶液を用い、実施例14Bに記載 の操作にしたがって、所望化合物を得る。粗物質をラディアルクロマトグラフィ ー(1000ミクロンプレート;8%メタノール/酢酸エチルで溶離)を用いて精 製し、所望の標記化合物(59mg)を得る。 実施例16 N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3S−フェニルメチ ル−4−アザ−5−オキソ−6S−N(t−ブトキシカルボニル)アミノ−7−ナ フト−2−イルスルホニル−ヘプチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3,2−c] ピリジン−(6S)−カルボキサミド テトラヒドロフラン中の実施例6の標記化合物(61mg、0.15ミリモル)、 2S−N(エタノイル)アミノ−3−ナフト−2−イルスルホニル・プロピオン酸 (58mg、0.153ミリモル)およびHOBT・H2O(21mg、0.53ミリモル )ならびにDCC(31mg、0.15ミリモル)を用い、実質的に実施例12に記載 の操作にしたがって、残渣を得る。この残渣をラディアルクロマトグラフイー( 2000ミクロンプレート;4%メタノール/塩化メチレンで溶離)を用いて精 製し、所望の標記化合物(87mg、収率75%)を得る。 1HNMR(300MHz,CDCl3):δ8.45(s,1H);7.98(m,2H) ;7.83(m,2H);7.83(m,1H);7.70(m,2H);7.22(m,5H) ;6.68(m,1H);6.15(s,1H);5.72(d,J=8Hz,1H);4.4 5(m,1H);4.20(m,1H);3.95(m,1H);3.72(m,1H);3.4 5(m,1H);3.25(m,3H);2.93(m,4H);2.70(m,2H);2.5 5(m,1H);2.38(m,2H);2.07(m,2H);1.90(m,2H);1.4 0(s,9H);および1.30(s,3H)。 実施例17 A.N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3S−フェニルメ チル−4−アザ−5−オキソ−6S−アミノ−7−ナフト−2−イルスルホニル −ヘプチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3,2−c]ピリジン−(6S)−カルボ キサミド 塩化メチレン(2ml)中の実施例16の標記化合物(85mg、0.111ミリモル ) およびトリフルオロ酢酸(2ml)を用い、実質的に実施例19Aに記載の操作にし たがって、所望の標記化合物を製造して、固体(92mg)を得る。この固体をさら に精製することなく次工程に用いる。 B.N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3S−フェニルメ チル−4−アザ−5−オキソ−6S−N(メチルスルホニル)アミノ−7−ナフト −2−イルスルホニル−ヘプチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3,2−c]ピリ ジン−(6S)−カルボキサミド 塩化メチレン中の実施例17Aの標記化合物(74mg、0.111ミリモル)、 N−メチルモルホリン(18μL)および塩化メタンスルホニルの溶液(塩化メチ レン(1ml)中の塩化メタンスルホニル(100μL))(112μL)を用い、実質 的に実施例19Bに記載の操作にしたがって、残渣を得る。この残渣をラディア ルクロマトグラフィー(1000ミクロンプレート;2%メタノール/クロロホ ルムで溶離)を用いて精製し、所望の標記化合物(24mg)を得る。 1HNMR(300MHz,CDCl3):δ8.55(s,1H);8.07(m,2H );7.98(d,J=6Hz,1H);7.85(d,J=6Hz,1H);7.72(m, 2H);7.40(d,J=8Hz,1H);7.15(m,5H);7.00(m,1H); 6.08(s,1H);5.98(m,1H);4.60(m,1H);4.35(m,1H); 3.95(m,1H);3.40(m,1H);3.25(m,3H);3.25(m,3H); 2.98(m,4H);2.95(s,3H);2.72(m,2H);2.42(m,3H); 2.08(m,4H);および1.35(s,9H)。 C.N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3S−フェニルメ チル−4−アザ−5−オキソ−6S−N(トリフルオロメチルカルボニル)アミノ −7−ナフト−2−イルスルホニル−ヘプチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3, 2−c]ピリジン−(6S)−カルボキサミド 実施例17Bに記載の反応混合物から所望の標記化合物を単離する。 1HNMR(300MHz,CDCl3):δ8.50(s,1H),8.05(m,2H) ;7.98(d,J=6Hz,1H);7.82(d,J=6Hz,1H);7.72(m, 2H);7.55(d,J=8Hz,1H);7.15(m,5H);6.95(m,1H); 5.95(m,1H);4.98(m,1H);4.35(m,1H);3.98(m,1H); 3.30(m,3H);3.17(m,1H);2.95(m,4H);2.70(m,2H); 2.45(m,3H);2.05(m,4H);および1.33(s,9H)。 実施例18 N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3S−フェニルメチ ル−4−アザ−5−オキソ−6S−N(t−ブトキシカルボニル)アミノ−7−p −フルオロフェニルスルホニル−ヘプチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3,2− c]ピリジン−(6S)−カルボキサミド テトラヒドロフラン(2ml)中の実施例6の標記化合物(6mg、0.15ミリモル )、2S−N(t−ブトキシカルボニル)アミノ−3−p−フルオロ−フェニルス ルホニル・プロピオン酸(0.53g、0.15ミリモル)、HOBT・H2O(21m g、0.15ミリモル)およびDCC(31mg、0.15ミリモル)を用い、実質的に 実施例16に記載の操作にしたがって、粗物質を得る。この物質をラディアルク ロマトグラフィー(2000ミクロンプレート;3〜4%メタノール/塩化メチ レンの勾配で溶離)を用いて精製し、所望の化合物(90mg、収率82%)を得る 。 1HNMR(300MHz,CDCl3):δ7.90(m,2H);6.77(m,1H );6.08(s,1H);5.68(d,J=8Hz,1H);4.42(m,1H);4. 20(m,1H);3.92(m,1H);3.45(m,2H);3.25(m,3H);2. 93(m,4H);2.70(m,2H);2.55(m,1H);2.38(m,2H);2. 08(m,2H);1.93(m,2H);1.44(s,9H);および1.35(s,9H )。 実施例19 A.N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3S−フェニルメ チル−4−アザ−5−オキソ−6S−アミノ−7−p−フルオロフェニルスルホ ニル−ヘプチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3,2−c]ピリジン−(6S)−カ ルボキサミド 塩化メチレン(2ml)中の実施例18の標記化合物(90mg、0.123ミリモル )の溶液に、トリフルオロ酢酸(2ml)を加える。約30分後、反応混合物を塩化 メチレン(15ml)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウムで洗浄し、乾燥(硫酸ナトリ ウ ム)し、濾過し、次いで減圧濃縮して油状物を得、これを静置して結晶化する。 結晶を塩化メチレン/ジエチルエーテル混合液に再溶解し、次いでヘキサンを加 える。得られる混合物を減圧乾固して白色固体を得、該固体をさらに精製するこ となく次工程に用いる。 B.N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3S−フェニルメ チル−4−アザ−5−オキソ−6S−N(メチルスルホニル)アミノ−7−p−フ ルオロフェニルスルホニル−ヘプチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3,2−c] ピリジン−(6S)−カルボキサミド 塩化メチレン(2ml)中の実施例19Aの標記化合物(78mg、0.123ミリモ ル)、N−メチルモルホリン(21μL、0.123ミリモル)の冷(0℃)溶液に、 塩化メタンスルホニルの溶液(塩化メチレン(1ml)中の塩化メタンスルホニル(1 00μL))(126μL、0.111ミリモル)を加える。約10分後、TLCに よって出発物質の存在を試験した後、反応混合物を減圧濃縮して容量を0.1ml にする。該反応混合物をラディアルクロマトグラフィー(1000ミクロンプレ ート;2%メタノール/クロロホルムで溶離)を用いて精製し、所望の標記化合 物(20mg)を得る。 1HNMR(300MHz,CDCl3):δ7.95(m,2H);7.42(d,J= 8Hz,1H);7.20(m,8H);6.05(m,1H);5.95(s,1H);4. 50(m,1H);4.35(m,1H);3.92(m,1H);3.38(m,1H);3. 23(m,3H);2.98(m,3H);2.95(s,3H);2.70(m,3H);2. 55(m,1H);2.30(m,3H);2.05(m,3H);および1.35(s,9H )。 MS:m/e713(M+)。 C.N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3S−フェニルメ チル−4−アザ−5−オキソ−6S−N(トリフルオロメチルカルボニル)アミノ −7−p−フルオロフェニルスルホニル−ヘプチル]−(3aR,7aS)−チエノ [3,2−c]ピリジン−(6S)−カルボキサミド 実施例19Bに記載の反応混合物から所望の標記化合物を単離する。 1HNMR(300MHz,CDCl3):δ7.90(m,2H);7.55(d,J= 8Hz,1H);7.22(m,8H);5.78(s,1H);4.80(m,1H);4. 38(m,1H);3.95(m,1H);3.30(m,3H);3.10(m,2H);2. 95(m,3H);2.70(m,3H);2.50(m,1H);2.37(m,2H);2. 20(m,1H);2.03(m,3H);および1.35(s,9H)。 MS:m/e713(M+)。 実施例20 A.N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3R−フェニルチ オメチル−4−アザ−5−オキソ−6S−N(t−ブトキシカルボニル)アミノ− 7−p−フルオロフェニルスルホニル−ヘプチル]−(3aR,7aS)−チエノ[ 3,2−c]ピリジン−(6S)−カルボキサミド テトラヒドロフラン(2.5ml)中の実施例8の標記化合物(80mg、0.183 ミリモル)、2S−N(t−ブトキシカルボニル)アミノ−3−p−フルオロ−フ ェニルスルホニル・プロピオン酸(64mg、0.183ミリモル)、HOBT・H2 O(25mg、0.183ミリモル)およびDCC(38mg、0.183ミリモル)を用 い、実質的に実施例16に記載の操作にしたがって、粗物質を得る。この物質を フラッシュクロマトグラフィー(3〜4%メタノール/塩化メチレンの勾配で溶 離)を用いて精製し、白色泡状物(130mg、収率93%)を得る。 MS(FD):768,666(100)。 実施例21 A.N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3R−フェニルチ オメチル−4−アザ−5−オキソ−6S−アミノ−7−p−フルオロフェニルス ルホニル−ヘプチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3,2−c]ピリジン−(6S) −カルボキサミド 塩化メチレン(1ml)中の実施例20の標記化合物(0.13g、0.169ミリモ ル)およびトリフルオロ酢酸(1ml)を用い、実質的に実施例19Aに記載の操作 にしたがて、所望の標記化合物を製造し、固体(100mg)を得る。該固体をさら に精製することなく次工程に用いる。 B.N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3R−フェニルチ オメチル−4−アザ−5−オキソ−6S−N(アセチル)アミノ−7−p−フルオ ロフェニルスルホニル−ヘプチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3,2−c]ピリ ジン−(6S)−カルボキサミド 塩化メチレン(1ml)中の実施例21Aの標記化合物(0.10g、0.150ミリ モル)、トリエチルアミン(44μL)および塩化アセチル(12μL)を用い、実 質的に実施例19Bに記載の操作にしたがって、所望の標記化合物を製造する。 粗物質をフラッシュクロマトグラフィー(SiO2;2%メタノール/塩化メチレ ンで溶離)を用いて精製し、白色固体(44mg、収率40%)を得る。 1HNMR(300MHz,CDCl3):δ7.92〜7.97(m,2H);7.6 4(d,J=8Hz,1H);7.30〜7.40(m,2H);7.10〜7.30(m, 5H);6.92(d,J=7Hz,1H);5.89(br.s,1H);4.97(m,1 H);4.05〜4.25(m,2H);3.59〜3.70(m,2H);3.18〜3. 30(m,4H);2.80〜3.00(m,2H);2.50〜2.75(m,2H);2. 22〜2.50(m,3H);1.96(m,3H);1.78〜2.10(s,5H);お よび1.33(s,9H)。 MS(FD):709,608。 実施例22 N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3S−フェニルメチ ル−4−アザ−5−オキソ−6S−N(アセチル)アミノ−7−p−フルオロフェ ニルスルホニル−ヘプチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3,2−c]ピリジン−( 6S)−カルボキサミド 塩化メチレン(2ml)中の実施例19Aの標記化合物(75mg、0.118ミリモ ル)、トリエチルアミン(21μL、0.118ミリモル)および塩化アセチル(8. 4μL、0.118ミリモル)を用い、実質的に実施例19Bに記載の操作にした がって、所望の標記化合物を製造し、無色ガラス状物質を得る。この物質をラデ ィアルクロマトグラフィー(2.5〜5%メタノール/酢酸エチルの勾配で溶離) を用いて精製し、白色泡状物(64mg)を得る。この泡状物をHPLC(30%水 / メタノールで溶離)を用いてさらに精製し、所望の標記化合物(純度>96%)を 得る。 MS(FD):676。 実施例23 (実施例19Cの化合物の別製造法) N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3S−フェニルメチ ル−4−アザ−5−オキソ−6S−N(トリフルオロメチルカルボニル)アミノ− 7−p−フルオロフェニルスルホニル−ヘプチル]−(3aR,7aS)−チエノ[ 3,2−c]ピリジン−(6S)−カルボキサミド エタノール(2ml)中の実施例19Aの標記化合物(73mg、0.115ミリモル )およびS−エチルトリフルオロチオアセテート(CF3COSCH2CF3)(22 μL、0.172ミリモル)の溶液を室温で約48時間反応させる。TLCによっ て実質的に反応が完了したことを確認した後、得られる混合物を減圧濃縮して無 色のガム状物(100mg)と出発アミン(19Aの化合物)(40mg)を得る。ガムを ラディアルクロマトグラフィー(5〜7%メタノール/酢酸エチルの勾配で溶離) を用いて精製し、所望の標記化合物(28mg)を得る。4滴のS−エチルトリフル オロチオアセテートを用い、回収したアミンを実質的に上記のとおり反応させて 、さらに20mgの所望化合物をうる。 合計収量:48mg。 実施例24 A.N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3S−フェニルメ チル−4−アザ−5−オキソ−6S−N(t−ブトキシカルボニル)アミノ−7− キノリン−8−イルスルホニル−ヘプチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3,2− c]ピリジン−(6S)−カルボキサミド テトラヒドロフラン(7ml)中の実施例6の標記化合物(290mg、0.72ミリ モル)、2S−N(t−ブトキシカルボニル)アミノ−3−キノリン−8−イルス ルホニル・プロピオン酸(274mg、0.72ミリモル)、HOBT・H2O(98m g、0.72ミリモル)およびDCC(149mg、0.72ミリモル)を用い、実質的 に実施例12に記載の操作にしたがって、褐色がかった泡状物を得る。この泡状 物をラディアルクロマトグラフィー(2.5%メタノール/酢酸エチルで溶離)を 用いて精製し、白色ガラス状物質(380mg)を得る。 収率:75%。 元素分析(C3953572として): 計算値:C60.99;H6.96;N9.12; 実測値:C60.75;H6.96;N8.95。 B.N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3S−フェニルメ チル−4−アザ−5−オキソ−6S−N(トリフルオロメチルカルボニル)アミノ −7−キノリン−8−イルスルホニル−ヘプチル]−(3aR,7aS)−チエノ[ 3,2−c]ピリジン−(6S)−カルボキサミド まず、実施例24Aの標記化合物(76mg、0.099ミリモル)とトリフルオ ロ酢酸(2ml)を、実質的に実施例19Aに記載の操作にしたがって、塩化メチレ ン(1ml)中で反応させ、残渣を得る。この残渣をエタノール(2ml)中の4滴のS −エチルトリフルオロチオアセテートと合わせ、実質的に実施例23に記載の操 作にしたがって、得られる反応混合物を反応させて粗物質を得る。この物質をラ ディアルクロマトグラフィー(2%メタノール/塩化メチレンで溶離)を用いて精 製し、白色粉末(46mg)を得る。 実施例25 N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3S−フェニルメチ ル−4−アザ−5−オキソ−6S−N(アセチル)アミノ−7−キノリン−8−イ ルスルホニル−ヘプチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3,2−c]ピリジン−(6 S)−カルボキサミド まず、実施例24Aの標記化合物(100mg、0.13ミリモル)とトリフルオ ロ酢酸(1.5ml)を、実質的に実施例19Aに記載の操作にしたがって、塩化メ チレン(1.5ml)中で反応させ、残渣を得る。次いで、この残渣を塩化メチレン( 1.5ml)に再溶解し、トリエチルアミン(20μL、0.143ミリモル)と合わ せ、次いで塩化アセチル(10.2μL、0.143ミリモル)を加える。得られる 反応 混合物を実質的に実施例19Bに記載の操作にしたがって反応させてガラス質の 固体(80mg)を得る。この物質をラディアルクロマトグラフィー(3%メタノー ル/塩化メチレンで溶離)を用いて精製し、白色粉末(52mg)を得る。 元素分析(C3647562として): 計算値:C60.91;H6.67;N9.87; 実測値:C60.85;H6.37;N9.60。 実施例26 N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3S−フェニルメチ ル−4−アザ−5−オキソ−6S−N(メチルスルホニル)アミノ−7−キノリン −8−イルスルホニル−ヘプチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3,2−c]ピリ ジン−(6S)−カルボキサミド まず、実施例24Aの標記化合物(51mg、0.066ミリモル)と塩化メチレ ン(1ml)中のトリフルオロ酢酸(1ml)を、実質的に実施例25に記載の操作にし たがって反応させ、残渣を得る。次いで、この残渣を塩化メチレン(1ml)に再溶 解し、トリエチルアミン(18.4μL、0.132ミリモル)および塩化メタンス ルホニル(5.6μL、0.072ミリモル)と合わせ、粗物質を得る。この物質を ラディアルクロマトグラフィー(0.1%水酸化アンモニウムを含む3%メタノー ル/塩化メチレンで溶離)を用いて精製し、白色粉末(18mg)を得る。 実施例27 A.N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3S−フェニルメ チル−4−アザ−5−オキソ−6S−N(t−ブトキシカルボニル)アミノ−7− ナフト−2−イルスルホニル−ヘプチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3,2−c ]ピリジン−(6S)−カルボキサミド テトラヒドロフラン(7ml)中の実施例6の標記化合物(220mg、0.72ミリ モル)、2S−N(t−ブトキシカルボニル)アミノ−3−ナフト−2−イルスル ホニル・プロピオン酸(274mg、0.72ミリモル)、HOBT・H2O(98mg 、0.72ミリモル)およびDCC(149mg、0.72ミリモル)を用い、実質的 に実施例12に記載の操作にしたがって所望化合物を製造し、粗物質を得る。こ の 物質をラディアルクロマトグラフィー(2.5%メタノール/塩化メチレンで溶離 )を用いて精製し、泡状物(390mg)を得る。 収率:70.7%。 MS(FD):768。 元素分析(C4054472として): 計算値:C62.64;H7.10;N7.30; 実測値:C62.86;H7.18;N7.36。 B.N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3S−フェニルメ チル−4−アザ−5−オキソ−6S−N(トリフルオロメチルカルボニル)アミノ −7−ナフト−2−イルスルホニル−ヘプチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3, 2−c]ピリジン−(6S)−カルボキサミド 実質的に実施例24Bに記載の操作にしたがって所望の標記化合物を製造する 。まず、実施例27Aの標記化合物(154mg、0.2ミリモル)とトリフルオロ 酢酸(3ml)を塩化メチレン(3ml)中で反応させて、残渣を得る。次いで、この残 渣をアセトニトリル(2ml)に溶解し、S−エチルトリフルオロチオアセテート( 32μL、0.25ミリモル)を加える。得られる反応混合物をTLCでモニター する。約12時間後、反応混合物にさらに3滴のS−エチルトリフルオロアセテ ートを加える。反応が実質的に完了した後、粗物質を単離し、ラディアルクロマ トグラフィー(2%メタノール/塩化メチレンで溶離)を用いて精製し、白色ガラ ス質固体(96mg)を得る。 実施例28 N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3S−フェニルメチ ル−4−アザ−5−オキソ−6S−N(t−ブトキシカルボニル)アミノ−7−ナ フト−2−イルスルホニル−ヘプチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3,2−c] ピリジン−(6S)−カルボキサミド 実質的に実施例25に記載の操作にしたがって所望の標記化合物を製造する。 まず、実施例24Aの標記化合物(115mg、0.15ミリモル)とトリフルオロ 酢酸(1ml)を塩化メチレン(1ml)中で反応させて、残渣を得る。次いで、この残 渣を塩化メチレン(1ml)に再溶解し、トリエチルアミン(23μL、0.165ミ リモル)の存在下、塩化アセチル(23μL、0.165ミリモル)と反応させて油 状物を得る。この油状物をラディアルクロマトグラフィー(シリカ;3%メタノ ール/塩化メチレンで溶離)を用いて精製し、白色粉末(66mg)を得る。 元素分析(C3748462として): 計算値:C62.69;H6.82;N7.90; 実測値:C62.68;H6.91;N7.98。 実施例29 N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3R−フェニルチオ メチル−4−アザ−5−オキソ−6S−N(トリフルオロメチルカルボニル)アミ ノ−7−p−フルオロフェニルスルホニル−ヘプチル]−(3aR,7aS)−チエ ノ[3,2−c]ピリジン−(6S)−カルボキサミド 塩化メチレン(1ml)中の実施例21Aの標記化合物(0.140mg、0.210 ミリモル)およびS−エチルトリフルオロチオアセテート(70μL)を用い、実 質的に実施例23に記載の操作にしたがって、所望の標記化合物を製造し、粗物 質を得る。この物質をラディアルクロマトグラフィー(2%メタノール/塩化メ チレンで溶離)を用いて精製し、標記化合物(65mg)を得る。 収率:41%。 1HNMR(300MHz,CDCl3):δ8.20(d,J=8Hz,1H);7. 95(m,3H);7.30(m,7H);5.62(m,1H);4.90(m,1H);4. 25(m,2H);3.75(m,2H);3.30(m,4H);2.90(m,2H);2. 42(m,6H);2.0(m,4H);および1.35(s,9H)。 実施例30 A.N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3R−フェニルチ オメチル−4−アザ−5−オキソ−6S−N(t−ブトキシカルボニル)アミノ− 7−ナフト−2−イルスルホニル−ヘプチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3,2 −c]ピリジン−(6S)−カルボキサミド テトラヒドロフラン中の実施例8の標記化合物(120mg、0.275ミリモル ) 、2S−N(t−ブトキシカルボニル)アミノ−3−ナフト−2−イルスルホニル ・プロピオン酸(104mg、0.275ミリモル)、HOBT・H2O(37mg、0. 275ミリモル)およびDCC(57mg、0.275ミリモル)を用い、実質的に実 施例12に記載の操作にしたがって所望化合物を製造し、粗物質を得る。この物 質をラディアルクロマトグラフィー(2%メタノール/塩化メチレンで溶離)を用 いて精製し、標記化合物(169mg)を得る。 収率:77%。 1HNMR(300MHz,CDCl3):δ8.5(s,1H);7.95(m,4H) ;7.65(m,2H);7.25(m,5H);5.87(m,2H);4.55(m,1H) ;4.15(m,1H);4.02(m,1H);3.72(m,2H);3.25(m,6H) ;2.85(m,2H);2.60(m,2H);2.43(m,1H);2.32(m,2H) ;1.95(m,4H);1.40(s,9H);および1.32(s,9H)。 B.N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3R−フェニルチ オメチル−4−アザ−5−オキソ−6S−N(トリフルオロメチルカルボニル)ア ミノ−7−ナフト−2−イルスルホニル−ヘプチル]−(3aR,7aS)−チエノ [3,2−c]ピリジン−(6S)−カルボキサミド 塩化メチレン(3ml)中の実施例27Aの標記化合物(154mg、0.2ミリモル )およびトリフルオロ酢酸(3ml)を約30分間反応させ、次いで減圧濃縮して粗 物質をトリフルオロ酢酸塩として得る。次いで、粗物質を塩化メチレン(1ml)に 再溶解し、N−メチルモルホリン(17.9ml、0.16ミリモル)を合わせ、次い で塩化メタンスルホニル(塩化メチレン(1ml)中の塩化メタンスルホニル(100 μL)の貯蔵液)(12.6μL、0.16ミリモル)を加える。実質的に反応が完了 した後、所望の物質を単離し、ラディアルクロマトグラフィー(2%メタノール /塩化メチレンで溶離)を用いて精製し、標記化合物(116mg)を得る。 収率:90%。 1HNMR(300MHz,CDCl3):δ8.50(s,1H);8.15(m,1H );7.95(m,4H);7.65(m,2H);7.30(m,5H);5.63(m,1H );4.93(m,1H);4.22(m,2H);3.80(m,2H);3.22(m,4H ) ;2.90(m,2H);2.50(m,7H);1.95(m,4H);および1.35(s ,9H)。 MS(FD):m/e796(M++1)。 実施例31 A.(±)シスおよび(±)トランス−2−メチル−3−ヒドロキシ−テトラヒド ロチオフェン テトラヒドロフラン(25ml)中の2−メチル−テトラヒドロチオフェン−3− オン(1.5g、12.9ミリモル)の冷(−78℃)溶液に、水素化ジイソブチルア ルミニウム(DIBAL)の1Mトルエン溶液(16.8ml)を滴下する。得られる 反応混合物を約30分間撹拌し、0℃に暖め、次いでさらに30分間撹拌する。 この混合物に1N塩酸溶液(50ml)をゆっくりと加え、次いで、得られる反応混 合物をジエチルエーテルで希釈する。得られる層を分離し、有機層を重炭酸ナト リウム水溶液、水、食塩水で順次洗浄し、乾燥(硫酸ナトリウム)し、次いで減圧 濃縮して、無色油状物(1.0g、収率67%)を得る。この油状物をさらに精製す ることなく次工程に使用する。 B.(±)シスおよび(±)トランス−2−メチル−3−ヒドロキシ−テトラヒド ロチオフェン・p−ニトロフェニルカーボネート 無水テトラヒドロフラン(5ml)中の実施例31Aの標記化合物(0.70g、5. 93ミリモル)の冷(0℃)溶液に、窒素下、p−ニトロフェニルクロロホルメー ト(1.79g、8.90ミリモル)、次いで4−ジメチルアミノピリジン(DMAP )(約2mg)、さらに2,6−ルチジン(1.0ml、8.90ミリモル)を加える。次い で、得られる反応混合物をさらにテトラヒドロフラン(5ml)で希釈し、0℃にて 約10分間および室温にて3時間反応させる。反応混合物を濾過(酢酸エチルで 洗浄)し、白色固体(約1g)を得る。得られる濾液を減圧濃縮してオレンジ色の油 状物(2.3g)を得る。この油状物をラディアルクロマトグラフィー(4000ミ クロンプレート;1%酢酸エチル/塩化メチレンで溶離)を用いて精製して、混 合画分(2:1のシス−トランス混合物1.6g)および(4:1のシス−トランス 混合物90mg)を得、さらに精製することなく実施例31Cで用いる。 C.(±)シスおよび(±)トランス−1,1−ジオキソ−2−メチル−3−テトラ ヒドロチオフェン・p−ニトロフェニルカーボネート 塩化メチレン(5ml)中の実施例31Bで単離された化合物(0.75g、2.65 ミリモル)およびMCPBA(1.7g、5.4ミリモル)を用い、実質的に実施例1 0Aに記載の操作にしたがって、所望の標記化合物を製造し、粗物質(0.88g) を得る。この物質をフラッシュクロマトグラフィー(酢酸エチル/シクロヘキサ ンの1:1混合液で溶離)を用いて精製し、所望の化合物を得る。 元素分析(C1213NO7Sとして): 計算値:C45.71;H4.16;N4.44; 実測値:C45.50;H4.26;N4.71。 収量(トランス異性体):0.21g(収率25%)。 1HNMR(300MHz,CDCl3):δ8.24(d,J=7Hz,2H);7. 37(d,J=7Hz,2H);5.04(q,J=5Hz,1H);3.35(m,2H) ;3.20(m,1H);2.59(m,1H);2.41(m,1H);1.45(d,J= 7Hz,3H)。 収量(シス異性体):0.32g(収率38%),白色固体。 1HNMR(300MHz,CDCl3):δ8.15(d,J=7Hz,2H);7. 28(d,J=7Hz,2H);5.38(m,1H);3.22(m,1H);3.08(m ,2H);2.39(m,2H);1.22(d,J=7Hz,3H)。 D.N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3R−N(1',1' −ジオキソ−2'R−メチル−テトラヒドロチオフェン−3'R−イルオキシカル ボニル)アミノ−4−フェニルチオ)−ブチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3,2 −c]ピリジン−(6S)−カルボキサミド および N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3R−N(1',1'− ジオキソ−2'S−メチル−テトラヒドロチオフェン−3'S−イルオキシカルボ ニル)アミノ−4−フェニルチオ)−ブチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3,2− c]ピリジン−(6S)−カルボキサミド 塩化メチレン(3ml)中の実施例8の標記化合物(0.10g、0.23ミリモル) 、トリエチルアミン(64μL、0.46ミリモル)および実施例31Cで単離さ れた(±)シス−標記化合物(72mg、0.23ミリモル)を用い、実質的に実施例 9Bに記載の操作にしたがって、標記化合物を製造し、粗標記化合物を得る。こ の粗物質をラディアルクロマトグラフィー(1000ミクロンプレート;3%メ タノール/塩化メチレンで溶離)を用いて精製し、2種の画分を得る。 元素分析(C2843363として): 計算値:C54.79;H7.06;N6.84; 実測値:C54.75;H7.07;N6.60。 画分A 収量30mg。 MS(FD):613。 1HNMR(300MHz,CDCl3):δ7.40(d,J=8Hz,2H);7. 26(m,2H);7.18(t,J=7Hz,1H);6.00(d,J=10Hz,1H );5.88(br.s,1H);5.43(q,J=5Hz,1H);3.93(m,2H) ;3.35(m,2H);3.30〜3.05(m,5H);2.88(m,2H);2.61 (m,2H);2.45(m,1H);2.33(m,4H);2.15〜1.80(m,5H) ;1.32(s,9H);1.26(d,J=8Hz,3H)。 画分B 収量30mg。 MS(FD):613。 1HNMR(300MHz,CDCl3):δ7.40(d,J=8Hz,2H);7. 26(m,2H);7.18(t,J=7Hz,1H);6.20(d,J=10Hz,1H );5.90(br.s,1H);5.42(q,J=5Hz,1H);4.00〜3.84( m,2H);3.40〜3.08(m,6H);2.88(m,3H);2.60(m,2H) ;2.46(m,1H);2.33(m,4H);2.17〜1.80(m,5H);1.32 (s,9H);重なって1.30(d,J=8Hz,3H)。 実施例32 (±)シスおよび(±)トランス−2−メチル−3−ヒドロキシ−テトラヒドロチ オフェンの分離 HPLC(スチールカラム、レイニン・ダイナマクスCN、ウオーターズ40 00上)を用い、実施例31Aで得たシス/トランス混合物(0.68g)から所望 のシスおよびトランス化合物を分離する。5%ジエチルエーテル/ペンタンを溶 離液として、40ml/分で流して、所望の化合物を溶出させた。 収量(シス異性体):0.30g(無色油状物)。 1HNMR(300MHz,CDCl3):δ4.20(q,J=3Hz,1H);3. 46(m,1H);3.03(m,1H);2.90(m,1H);2.17(m,1H);1. 93(m,1H);1.88(s,1H);1.32(d,J=7Hz,3H)。 収量(トランス異性体):0.16g(無色油状物)。 1HNMR(300MHz,CDCl3):δ3.99(q,J=4Hz,1H);3. 17(m,2H);2.85(m,2H);1.98(m,1H);1.19(d,J=7Hz ,3H)。 実施例33 (±)シス−2−メチル−3−ヒドロキシ−テトラヒドロチオフェンの分割 A.(±)シス−2−メチル−3−アセテート−テトラヒドロチオフェン ピリジン(3.8ml)中の実施例32で単離された(±)シス−2−メチル−3− ヒドロキシ−テトラヒドロチオフェン(0.56g、4.75ミリモル)に、DMA P(12mg、0.095ミリモル)および無水酢酸(3.1ml、33.2ミリモル)を 加える。得られる反応混合物を室温で一夜反応させる。実質的に反応が完了した 後、反応混合物をジエチルエーテルおよび水で希釈する。得られる層を分離し、 有機層を水、1N塩酸および食塩水で順次洗浄し、乾燥(MgSO4)し、濾過し、 次いで減圧濃縮して、明黄色油状物(0.8g)を得る。この油状物をフラッシュク ロマトグラフィー(1:1ジエチルエーテル/ヘキサンで溶離)を用いて精製し、 無色油状物(0.64g、収率84%)を得る。 1HNMR(300MHz,CDCl3):δ5.39(m,1H);3.62(m,1H );3.05(m,1H);2.91(m,1H);2.23(m,1H);2.10(m,1H ) ;重なって2.10(s,3H);1.23(d,J=7Hz,3H)。 B.シス−2R−メチル−3R−ヒドロキシ−テトラヒドロチオフェン 実施例33Aの標記化合物(0.64g)、トリトンX−100(フルカ)(0.05 ml)およびシュードモナス・フルオレッセンス由来のリパーゼPS−800(5mg )(フルカ)を含む混合物、を38℃に加熱し、約18時間反応させる。次いで反 応混合物をジエチルエーテルで希釈し、得られる層を分離し、水層をジエチルエ ーテル(100ml)で2回抽出する。有機層を合わせ、乾燥(MgSO4)し、濾過し 、次いで減圧濃縮して、無色油状物を得る。この油状物をHPLC(スチールカ ラム、レイニン・ダイナマクスCN、ウオーターズ4000、30%ジエチルエ ーテル/ペンタンで溶離、45ml/分)を用いて精製し、所望の標記化合物を無 色油状物(0.18g)で得る。 C.シス−2S−メチル−3S−アセテート−テトラヒドロチオフェン 実施例33Bに記載の混合物から標記化合物を単離する。 収量:0.24g(無色油状物)。 実施例34 N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3R−N(1',1'− ジオキソ−2'R−メチル−テトラヒドロチオフェン−3'S−イルオキシカルボ ニル)アミノ−4−フェニルチオ)−ブチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3,2− c]ピリジン−(6S)−カルボキサミド および N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3R−N(1',1'− ジオキソ−2'S−メチル−テトラヒドロチオフェン−3'R−イルオキシカルボ ニル)アミノ−4−フェニルチオ)−ブチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3,2− c]ピリジン−(6S)−カルボキサミド 塩化メチレン(3ml)中の実施例8の標記化合物(119mg、0.271ミリモル )、トリエチルアミン(75μL、0.542ミリモル)および実施例31Cで単離 された(±)シス−標記化合物(90mg、0.286ミリモル)を用い、実質的に実 施例9Bに記載の操作にしたがって、標記化合物を製造し、粗標記化合物を得る 。 この粗物質をラディアルクロマトグラフィー(2000ミクロンプレート;2% メタノール/塩化メチレンで溶離)を用いて精製し、2種の画分を得る。 画分A 収量64mg(白色固体)。 1HNMR(300MHz,CDCl3):δ7.38(d,J=7Hz,2H);7. 29(d,J=7Hz,2H);7.20(m,1H);6.14(d,J=9Hz,1H) ;5.80(br.s,1H);4.92(q,J=5Hz,1H);4.00(m,2H); 3.40(d,J=6Hz,2H);3.30〜3.02(m,5H);2.90(m,3H) ;2.60(m,2H);2.43(m,2H);2.33〜1.84(m,7H);1.38 (d,3H);重なって1.38(s,9H)。 元素分析(C2843363として): 計算値:C54.79;H7.06;N6.85; 実測値:C54.53;H6.97;N6.56。 画分B 収量65mg(白色固体)。 1HNMR(300MHz,CDCl3):δ7.39(d,J=7Hz,2H);7. 28(d,J=7Hz,2H);7.20(m,1H);6.19(d,J=9Hz,1H) ;5.78(br.s,1H);4.90(q,J=5Hz,1H);4.05(m,1H); 3.95(m,1H);3.41(m,2H);3.30〜3.02(m,5H);2.90( m,3H);2.60(m,2H);2.42(m,2H);2.30(m,2H);2.20 〜1.82(m,5H);1.40(d,J=7Hz,1H);1.35(s,9H)。 実施例35 A.(±)シス−2−メチル−3−ヒドロキシ−テトラヒドロチオフェン テトラヒドロフラン(5ml)中の2−メチル−テトラヒドロチオフェン−3−オ ン(1.16g、10ミリモル)の冷(−78℃)溶液に、水素化トリ−sec−ブチル ホウ素カリウム(K-Selectride)の1Mテトラヒドロフラン溶液(10ml)を加える 。得られる反応混合物を約1時間撹拌し、0℃に暖め、次いでさらに30分間撹 拌する。この混合物に2N水酸化ナトリウム溶液(5ml)をゆっくりと加え、次い で、 過酸化水素(4ml)を加える。次いで、得られる反応混合物を室温まで暖め、約3 0分間反応させ、ジエチルエーテルに注ぎ入れ、次いでN/10チオ硫酸ナトリ ウム(50ml)と合わせる。得られる層を分離し、有機層を食塩水で洗浄し、乾燥 (硫酸ナトリウム)し、次いで減圧濃縮して、無色油状物(0.84g、収率67%) を得る。この油状物をさらに精製することなく次工程に使用する。 1HNMR(300MHz,CDCl3):δ4.20(d,J=3Hz,1H);3. 46(m,1H);3.03(m,1H);2.90(m,1H);2.17(m,1H);1. 93(m,1H);1.88(s,1H);1.32(d,J=7Hz,3H)。 実施例36 シス(±)−2−メチル−3−ヒドロキシ−テトラヒドロチオフェンの分割 A.シス−2R−メチル−3R−アセテート−テトラヒドロチオフェン アセトン(10ml)中の実施例32で単離された(±)シス−2−メチル−3−ヒ ドロキシ−テトラヒドロチオフェン(0.69g、5.85ミリモル)および酢酸ビ ニル(1.6ml、17.5ミリモル)に、シュードモナス・フルオレッセンス由来の リパーゼSAM−II(50mg)(フルカ)を加える。得られる反応混合物を室温で 約4日間撹拌する。実質的に反応が完了した後、反応混合物を減圧濃縮し、次い で綿栓で濾過する。次いで得られる濾液を減圧濃縮して明黄色油状物(0.8g)を 得る。この油状物をHPLC(スチールカラム、レイニン・ダイナマクスCN、 ウオーターズ4000、30%ジエチルエーテル/ペンタンで溶離、45ml/分 )を用いて精製し、無色油状物(0.44g、収率94%)を得る。 1HNMR(300MHz,CDCl3):δ5.39(m,1H);3.62(m,1H );3.05(m,1H);2.91(m,1H);2.23(m,1H);2.10(m,1H );重なって2.10(s,3H);1.23(d,J=7Hz,3H)。 B.シス−2S−メチル−3S−ヒドロキシ−テトラヒドロチオフェン 実施例36Aに記載の反応混合物から標記化合物を単離する。 収量:0.25g(無色油状物)。 1HNMR(300MHz,CDCl3):δ4.20(q,J=3Hz,1H);3. 46(m,1H);3.03(m,1H);2.90(m,1H);2.17(m,1H);1. 93(m,1H);1.88(s,1H);1.32(d,J=7Hz,3H)。 実施例37 A.シス−2S−メチル−3S−テトラヒドロチオフェン・スクシンイミジル カーボネート アセトニトリル(5ml)中の実施例36Bの標記化合物(0.29g、2.5ミリモ ル)、トリエチルアミン(1.02ml、7.4ミリモル)およびN,N'−ジスクシン イミジルカーボネート(0.94g、3.7ミリモル)を用い、実施例9Aに記載の 操作にしたがって、所望の標記化合物を製造し、明褐色油状物(0.72g、収率 51%)を得る。 1HNMR(300MHz,CDCl3):δ5.23(q,J=4Hz,1H);3. 62(m,1H);3.05(m,1H);2.88(m,1H);2.80(s,4H);2. 40(m,1H);2.13(m,1H);1.30(d,J=7Hz,3H)。 B.シス−1,1−ジオキソ−2S−メチル−3S−テトラヒドロチオフェン・ スクシンイミジルカーボネート 実施例37Aの標記化合物(0.64g、2.5ミリモル)、MCPBA(1.6g、 5.07ミリモル)を用い、実施例10Aに記載の操作にしたがって、所望の標記 化合物を製造し、粗物質を得る。この粗物質を酢酸エチル/塩化メチレン(2: 1)混合物でトリチュレートし、次いで、濾過して白色固体(0.32g、収率44 %)を得、これをさらに精製することなく次工程に用いる。 1HNMR(300MHz,CDCl3):δ5.47(q,J=4Hz,1H);3. 38〜3.20(m,3H);2.82(s,4H);2.62〜2.39(m,2H);1. 39(d,J=7Hz,3H)。 C.N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3R−N(1',1' −ジオキソ−2'S−メチル−テトラヒドロチオフェン−3'S−イルオキシカル ボニル)アミノ−4−フェニルチオ)−ブチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3,2 −c]ピリジン−(6S)−カルボキサミド 塩化メチレン(4ml)中の実施例8の標記化合物(0.48g、1.1ミリモル)、 実施例37Bの標記化合物(0.32g、1.1ミリモル)およびトリエチルアミン( 0 .32ml、2.31ミリモル)を用い、実施例9Bに記載の操作にしたがって、所 望の標記化合物を製造し、粗白色固体(0.8g)を得る。この粗物質をラディアル クロマトグラフィー(4000ミクロンプレート;3%メタノール/塩化メチレ ンで溶離)を用いて精製し、白色固体(0.50g、収率74%)を得る。 MS(FD):613。 1HNMR(300MHz,CDCl3):δ7.40(d,J=8Hz,2H);7. 26(m,2H);7.18(t,J=7Hz,1H);6.20(d,J=10Hz,1H );5.90(br.s,1H);5.42(q,J=5Hz,1H);4.00〜3.84( m,2H);3.40〜3.08(m,6H);2.88(m,3H);2.60(m,2H) ;2.46(m,1H);2.33(m,4H);2.17〜1.80(m,5H);1.32 (s,9H);重なって1.30(d,J=8Hz,3H)。 D.N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3R−N(1',1' −ジオキソ−2'S−メチル−テトラヒドロチオフェン−3'S−イルオキシカル ボニル)アミノ−4−フェニルチオ)−ブチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3,2 −c]ピリジン−(6S)−カルボキサミド・メタンスルホネート 塩化メチレン(5ml)中の実施例37Cの標記化合物(0.50g、0.81ミリモ ル)の混合物に、メタンスルホン酸(53ml、0.81ミリモル)をゆっくりと加え る。得られる反応混合物を減圧濃縮して白色固体(0.58g、収率100%)を得 る。 元素分析(C2947394として): 計算値:C49.06;H6.67;N5.92; 実測値:C48.84;H6.53;N5.98。 実施例38 A.シス−2R−メチル−3R−テトラヒドロチオフェン・スクシンイミジル カーボネート アセトニトリル(5ml)中の実施例33Bの標記化合物(0.30g、2.5ミリモ ル)、トリエチルアミン(1.06g、7.62ミリモル)およびN,N'−ジスクシン イミジルカーボネート(0.98g、3.8ミリモル)を用い、実施例9Aに記載の 操作にしたがって、所望の標記化合物を製造し、明褐色油状物(0.70g、収率 51%)を得、これをさらに精製することなく次工程に用いる。 B.シス−1,1−ジオキソ−2R−メチル−3R−テトラヒドロチオフェン・ スクシンイミジルカーボネート 実施例38Aの標記化合物(0.66g、2.6ミリモル)、MCPBA(1.64g 、5.22ミリモル)を用い、実施例10Aに記載の操作にしたがって、所望の標 記化合物を製造し、粗物質を得る。この粗物質を塩化メチレンに再溶解し、冷飽 和重炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、乾燥(硫酸ナトリウム)し、濾過し、減圧乾燥 し、白色固体(0.66g、収率44%)を得、これをさらに精製することなく次工 程に用いる。 元素分析(C1013NO7Sとして): 計算値:C41.24;H4.50;N4.81; 実測値:C41.94;H4.30;N4.66。 C.N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3R−N(1',1' −ジオキソ−2'R−メチル−テトラヒドロチオフェン−3'R−イルオキシカル ボニル)アミノ−4−フェニルチオ)−ブチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3,2 −c]ピリジン−(6S)−カルボキサミド (実施例31Dの画分Aの化合物の別製造法) 塩化メチレン(3ml)中の実施例8の標記化合物(0.44g、1.0ミリモル) 、実施例38Bの標記化合物(0.32g、1.1ミリモル)およびトリエチルアミ ン(0.28ml、2.0ミリモル)を用い、実施例9Bに記載の操作にしたがって、 所望の標記化合物を製造し、粗白色固体(0.8g)を得る。この粗物質をフラッシ ュクロマトグラフィー(シリカ;3.5%メタノール/塩化メチレンで溶離)を用 いて精製し、白色固体(0.39g、収率64%)を得る。 D.N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3R−N(1',1' −ジオキソ−2'R−メチル−テトラヒドロチオフェン−3'R−イルオキシカル ボニル)アミノ−4−フェニルチオ)−ブチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3,2 −c]ピリジン−(6S)−カルボキサミド・メタンスルホネート 塩化メチレン(5ml)中の実施例38Cの標記化合物(0.39g、0.81ミリモ ル)に、メタンスルホン酸(41μL、1.0ミリモル)をゆっくりと加える。得ら れる反応混合物を減圧濃縮して所望の標記化合物(収率100%)を得る。 元素分析(C2947394として): 計算値:C49.06;H6.67;N5.92; 実測値:C49.15;H6.50;N5.68。 実施例39 (±)シス−2−イソプロピル−3−ヒドロキシ−テトラヒドロチオフェンの分 割 A.(±)シス−2−イソプロピル−3−アセテート−テトラヒドロチオフェン ピリジン(50ml)中の(±)−2−イソプロピル−3−ヒドロキシ−テトラヒド ロチオフェン(7.65g、52.3ミリモル)に、DMAP(1.25g)および無水 酢酸(38ml)を加える。得られる反応混合物を室温で約20時間反応させる。実 質的に反応が完了した後、反応混合物をジエチルエーテル(200ml)および水で 希釈する。得られる層を分離し、有機層を水、0.1N塩酸および飽和重炭酸ナ トリウム溶液で順次洗浄し、乾燥(硫酸ナトリウム)し、、濾過し、次いで減圧濃 縮して、オレンジ色油状物(0.8g)を得る。この油状物をフラッシュクロマトグ ラフィー(4%酢酸エチル/ヘキサンで溶離)を用いて精製し、わずかに黄色の油 状物(7.05g、収率84%)を得る。 B.シス−2R−イソプロピル−3R−ヒドロキシ−テトラヒドロチオフェン 0.05Mリン酸緩衝液(pH7)(48ml)中の実施例39Aの標記化合物(3. 0g)に、トリトンX−100(フルカ)(0.24ml)およびシュードモナス・フル オレッセンス由来のリパーゼ(SAM−II)(フルカ)(0.12g)を加える。得ら れる混合物を37〜9℃に加熱し、一夜反応させる。次いで反応混合物をジエチ ルエーテル(50ml)で希釈し、得られる層を分離し、水層をジエチルエーテル( 40ml)で2回抽出する。有機層を合わせ、乾燥(硫酸ナトリウム)し、濾過し、 次いで減圧濃縮して、粗物質を得る。この物質をカラムクロマトグラフィー(シ リカゲル;2〜10%酢酸エチル/ヘキサンの勾配で溶離)を用いて精製し、所 望 の標記化合物(1.01g)を得る。 [α]D=+10.04(CHCl3,c=0.736)。 1HNMR(300MHz,CDCl3):δ4.35(m,1H);2.95(m,3H );2.20(m,2H);2.15(d,J=8Hz,1H);1.88(m,2H);1. 04(d,J=8Hz,3H);および0.99(d,J=8Hz,3H)。 C.シス−2S−イソプロピル−3S−アセテート−テトラヒドロチオフェン 実施例39Bに記載の反応混合物から標記化合物を単離する。 収量:1.38g(収率46%)。 実施例40 A.シス−2R−イソプロピル−3R−テトラヒドロチオフェン・スクシンイ ミジルカーボネート アセトニトリル中の実施例39Bの標記化合物(600mg、4.1ミリモル)、 トリエチルアミン(1.71ml、12.3ミリモル)およびN,N'−ジスクシンイミ ジルカーボネート(1.58mg、6.15ミリモル)を用い、実施例9Aに記載の操 作にしたがって、所望の標記化合物を製造し、粗物質を得る。この物質をカラム クロマトグラフィー(SiO2(50g);30〜40%酢酸エチル/ヘキサンの勾 配で溶離)を用いて精製し、所望の標記化合物(1.0g、収率85%)を得る。 1HNMR(300MHz,CDCl3):δ5.42(m,1H);3.24(m,1H );3.02(m,2H);2.84(s,4H);2.52(m,1H);2.02(m,2H );および1.0(m,6H)。 B.シス−1,1−ジオキソ−2R−イソプロピル−3R−テトラヒドロチオフ ェン・スクシンイミジルカーボネート 塩化メチレン(50ml)中の実施例40Aの標記化合物(1.0g、3.48ミリモ ル)、85%m−クロロ過安息香酸(MCPBA)(1.83g、7.1ミリモル)を用 い、実施例9Aに記載の操作にしたがって、所望の標記化合物を製造し、1.1g (100%)の生成物を得、これをさらに精製することなく次工程に用いる。 1HNMR(300MHz,CDCl3):δ5.52(m,1H);3.24(m,2H );2.82(s,4H);2.78(m,1H);2.60(m,1H);2.35(m,1H ) ;2.18(m,1H);1.22(d,J=6Hz,3H);および1.02(d,J=6 Hz,3H)。 C.N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3R−N(1',1' −ジオキソ−2'R−イソプロピル−テトラヒドロチオフェン−3'R−イルオキ シカルボニル)アミノ−4−フェニルチオ)−ブチル]−(3aR,7aS)−チエノ [3,2−c]ピリジン−(6S)−カルボキサミド (実施例10Bの化合物(52mgの画分)の別製造法) 塩化メチレン(1.5ml)中の実施例8の標記化合物(100mg、0.230ミリ モル)、トリエチルアミン(66μL、0.473ミリモル)および実施例40Bの 標記化合物(77mg、0.24ミリモル)を用い、実施例9Bに記載の操作にした がって、所望の標記化合物を製造し、粗物質を得る。この物質をラディアルクロ マトグラフィー(1000ミクロンプレート;70〜80%酢酸エチル/ヘキサ ンの勾配で溶離)、次いで、ラディアルクロマトグラフィー(1000ミクロンプ レート;75〜90%酢酸エチル/ヘキサンの勾配で溶離)を用いて精製する。 収率81%。 1HNMR(300MHz,CDCl3):δ7.30(m,5H);;5.82(s,1 H);5.67(d,J=8Hz,1H);5.48(m,1H);3.88(m,2H);3 .35(m,2H);3.18(m,3H);2.90(m,2H);2.65(m,3H);2 .55(m,1H);2.40(m,1H);2.10(m,8H);1.37(s,9H);1 .20(d,J=6Hz,3H);0.95(d,J=6Hz,3H)。 D.N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3R−N(1',1' −ジオキソ−2'R−イソプロピル−テトラヒドロチオフェン−3'R−イルオキ シカルボニル)アミノ−4−フェニルチオ)−ブチル]−(3aR,7aS)−チエノ [3,2−c]ピリジン−(6S)−カルボキサミド・メタンスルホネート 塩化メチレン/アセトニトリル(2:1混合溶媒)(12ml)中の実施例40Cの 標記化合物(850mg、1.33ミリモル)に、メタンスルホン酸(85.8μL、 1.33ミリモル)をゆっくりと加える。得られる反応混合物を減圧濃縮して残渣 を得る。この残渣をジエチルエーテルおよびヘキサンに再溶解し、減圧濃縮する (3回)。得られる固体をヘキサンとともに音波処理し、減圧濃縮して所望の標記 化合物(965mg、収率99.5%)を得る。 以下の化合物を上記詳述した操作にしたがって製造することができる。 N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3R−N(1',1'− ジオキソ−2'R−イソプロピル−テトラヒドロチオフェン−3'R−イルオキシ カルボニル)アミノ−4−フェニル)−ブチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3,2 −c]ピリジン−(6S)−カルボキサミド; N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3R−N(1',1'− ジオキソ−2'S−イソプロピル−テトラヒドロチオフェン−3'S−イルオキシ カルボニル)アミノ−4−フェニル)−ブチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3,2 −c]ピリジン−(6S)−カルボキサミド; N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3R−N(1',1'− ジオキソ−2'−メチル−テトラヒドロチオフェン−3'R−イルオキシカルボニ ル)アミノ−4−フェニルチオ)−ブチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3,2−c ]ピリジン−(6S)−カルボキサミド; N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3R−N(1',1'− ジオキソ−2'−メチル−テトラヒドロチオフェン−3'S−イルオキシカルボニ ル)アミノ−4−フェニルチオ)−ブチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3,2−c ]ピリジン−(6S)−カルボキサミド; N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3R−N(1',1'− ジオキソ−テトラヒドロチオフェン−2'R−イルメチルカルボニル)アミノ−4 −フェニルチオ−ブチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3,2−c]ピリジン−(6 S)−カルボキサミド; N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3R−N(1',1'− ジオキソ−テトラヒドロチオフェン−2'S−イルメチルカルボニル)アミノ−4 −フェニルチオ)−ブチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3,2−c]ピリジン−( 6S)−カルボキサミド; N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3R−フェニルチオ メチル−4−アザ−5−オキソ−6S−N(トリフルオロアセチル)アミノ−7− p−フルオロフェニルスルホニル−ヘプチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3,2 −c]ピリジン−(6S)−カルボキサミド。 これまでに述べて来たように、本発明化合物は、ウイルスの構成要素の産生お よび組み立てに関係する酵素であるHIVプロテアーゼを阻害するのに有用であ る。本発明のひとつの態様は、HIV感染の治療または予防方法であって、その ような治療または予防を必要とする霊長類に、本発明化合物(I)またはその医薬 的に許容しうる塩の有効量を投与することを特徴とする。本発明の別の態様は、 エイズの治療または予防方法であって、そのような治療または予防を必要とする 霊長類に、本発明化合物(I)またはその医薬的に許容しうる塩の有効量を投与す ることを特徴とする。 本発明のさらに別の態様は、HIV複製の阻害法であって、そのような阻害を必 要とするHIV感染細胞、HIVに感染しやすい細胞または霊長類に、本発明化 合物(I)またはその医薬的に許容しうる塩の有効量を投与することを特徴とする 。 本明細書で用いる語句「有効量」とは、ウイルスの構成要素の産生および組み 立てを仲介するHIVプロテアーゼを阻害することができる本発明化合物の量を 意味する。本発明が企図するHIVプロテアーゼの阻害法は、治療的あるいは予 防的処置のいずれかを状況に応じて包含する。治療的または予防的効果を得るた めに本発明にしたがって投与される化合物の特定の用量は、もちろん、投与され る化合物、投与経路、治療を受ける有機体の生理状態および治療を受ける個体の 各種条件などの関連要件によって決定される。代表的な一日用量(1回または分 割投与にて投与する)は、約0.01〜約50mg/kg(体重)の本発明活性化合物で ある。好ましい一日用量は、約0.05〜約20mg/kg(体重)であり、約0.1〜 約10mg/kg(体重)が最も好ましい。 本発明化合物は、経口、直腸内、経皮、皮下、静脈内、筋肉内および鼻孔内な どの種々の経路にて投与することができる。本発明化合物は投与前に製剤される のが好ましい。したがって、本発明のまた別の態様は、化合物(I)またはその医 薬的に許容しうる塩の有効量および医薬的に許容しうる担体、希釈剤または賦形 剤を含む医薬製剤である。 このような製剤に含まれる有効成分は、製剤重量の0.1〜99.9%である。 「医薬的に許容しうる」とは、担体、希釈剤または賦形剤が、他の製剤成分と共 存でき、かつ受容者にとって有害でないことを意味する。 本発明医薬製剤は、公知で容易に入手しうる成分を用い、公知の手順で製造す ることができる。本発明組成物の製造においては、有効成分は、通常、担体と混 合するか、または担体で希釈するか、またはカプセル、サシェ、紙またはその他 の容器などの担体中に封入する。希釈剤として適用する場合、担体は、有効成分 のためのビヒクル、賦形剤または媒体となる固体、半固体または液体物質である 。したがって、本発明組成物は、錠剤、丸剤、散剤、ロゼンジ、サシェ剤、カシ ェ剤、エリキシル剤、懸濁剤、乳剤、液剤、シロップ剤、エアロゾル(固体とし て、または液体媒体中において)、たとえば10重量%までの活性化合物を含有 する軟膏、ゼラチン軟および硬カプセル剤、坐剤、滅菌注射液剤、滅菌封入散剤 などの剤形にすることができる。 次に述べる製剤例は、詳しい説明をするためのものであって、本発明の範囲を 制限することを意図するものではない。語句「有効成分」とは、化合物(I)また はその医薬的に許容しうる塩を意味する。 製剤例1 以下の成分を用いて、ゼラチン硬カプセル剤を製造する。 量(mg/カプセル) 有効成分 250 デンプン,乾燥 200 ステアリン酸マグネシウム 10 合計 460 製剤例2 以下の成分を用いて、錠剤を製造する。 量(mg/錠剤) 有効成分 250 微結晶セルロース 400 二酸化ケイ素,フュームド 10 ステアリン酸 合計 665 各成分を混合し、圧縮して各々665mgの錠剤を成形する。 製剤例3 以下の成分を含有するエアロゾル液を製造する。 重量 有効成分 0.25 エタノール 25.75 プロペラント22(クロロジフルオロメタン) 74.00 合計 100.00 有効成分をエタノールに混合し、混合物にプロペラント22を加え、−30℃ に冷却し、充填装置に移す。次いで、必要な量をステンレス鋼コンテナに配し、 残りのプロペラントで希釈する。次いで、バルブユニットをコンテナに装着する 。 製剤例4 有効成分を60mg含有する錠剤を以下のようにして製造する。 量(mg/錠剤) 有効成分 60 デンプン 45 微結晶セルロース 35 ポリビニルピロリドン(10%水溶液として) 4 カルボキシメチルデンプンナトリウム 4.5 ステアリン酸マグネシウム 0.5 タルク 合計 150 有効成分、デンプン、およびセルロースを米国No.45メッシュの篩にかけて 、完全に混合する。その結果得られた粉末とポリビニルピロリドン水溶液とを混 合 した後、これを米国No.14メッシュの篩にかける。このようにして製造した顆 粒を50℃で乾燥し、米国No.18メッシュの篩にかける。次いで、あらかじめ 米国No.60メッシュの篩にかけておいたカルボキシメチルデンプンナトリウム 、ステアリン酸マグネシウム、およびタルクを顆粒に加え、混合した後、これを 打錠機で圧縮して、各重量150mgの錠剤を得る。 製剤例5 有効成分を80mg含有する錠剤を以下のようにして製造する。 量(mg/カプセル) 有効成分 80 デンプン 59 微結晶セルロース 59 ステアリン酸マグネシウム 合計 200 有効成分、セルロース、デンプンおよびステアリン酸マグネシウムを混合し、 米国No.45メッシュの篩にかけ、ゼラチン硬カプセルに200mgずつの分量で 充填する。 製剤例6 有効成分を225mg含有する坐剤を以下のようにして製造する。 有効成分 225mg 飽和脂肪酸グリセリド 2000mg 合計 2225mg 有効成分を米国No.60メッシュの篩にかけ、あらかじめ必要最小限の加熱で 溶融しておいた飽和脂肪酸グリセリドに懸濁させる。次いで、混合物を公称2g 容量の坐剤型に流し込み、放冷させる。 製剤例7 5ml用量につき、有効成分を50mg含有する懸濁液剤を以下のようにして製造 する。 有効成分 50mg カルボキシメチルセルロースナトリウム 50mg シロップ 1.25mg 安息香酸溶液 0.10ml フレーバー 適量 着色剤 適量 精製水を加えて5mlとする 有効成分を米国No.45メッシュの篩にかけ、カルボキシメチルセルロースナ トリウムおよびシロップと混合して、滑らかなペーストとする。安息香酸溶液、 フレーバー、および着色剤を少量の水で希釈して、撹拌しながら加える。次いで 、水を加え、所望の容量とする。 製剤例8 静脈内投与製剤を以下のようにして製造する。 有効成分 100mg 等張食塩水 1000mL 通例、上記成分の溶液を、流速1ml/分で患者に静脈内投与する。 これまでに述べて来たように、本発明化合物(I)は、HIVプロテアーゼイン ヒビターとして有用である。これらの化合物を2種のアッセイ法:(1)酵素阻害 アッセイおよび(2)抗ウイルス細胞培養アッセイを用いて評価する。これらのア ッセイおよび得られたデータを下記に示す。 蛍光HIV−1プロテアーゼインヒビターアッセイを行って、本発明化合物の HIVプロテアーゼ阻害能力を証明する。このアッセイは本発明の引例である欧 州特許出願公開0526009に詳述されている。このアッセイを用い、前記製 造した多数の化合物のHIVプロテアーゼ阻害活性を評価する。 酵素を50%阻害する被検化合物の濃度(IC50)を下記表1にまとめて記載す る。このアッセイは、濃度が0.16ng/ml以下の化合物を試験することができな い。したがって、ある濃度における阻害%として記載されている値もある(すな わち、IC74(0.16)は、当該化合物が、濃度0.16ng/mlにおいて酵素の7 4%を阻害するという能力をあらわす)。 さらに、本発明の引例であるワイスロウ,O.S.らの「J.of National Cancer Institute」,81(8),p577〜586(1989年4月19日)に記載されて いる抗ウイルス細胞培養アッセイ法を用いて、本発明化合物の試験を行う。 このアッセイは、細胞培養培地中のHIV感染細胞の生存力を、試験化合物が 存在する場合と存在しない場合とで比較する。次いで、ウイルス阻害の指標とし て細胞の生存力を利用して、90%のウイルスを阻害するのに必要な試験化合物 の濃度を測定する。このアッセイは、HIV感染の溶菌効果に対して感受性のあ る細胞系を用いて行う。 特に、このアッセイは、テトラゾリウム試薬、2,3−ビス[2−メトキシ−4 −ニトロ−5−スルホニル]−5−スルホフェニル]−5−[(フェニルアミノ)カ ルボニル]−2H−テトラゾリウム水酸化物(XTT)の代謝的還元を利用する。 生存力のある細胞の存在下では、テトラゾリウム試薬、XTTは還元されてXT Tホルマザンになり、このホルマザンを比色法(450nm)を用いて定量する。色 素産生シグナルの強度はXTTホルマザンの濃度に直接比例し、したがって生存 力のある細胞の量を測定することができる。ウイルス誘発毒の90%を阻害する 試験化合物の濃度(IC90)を下記表2にまとめて記載する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI C07D 491/056 9271−4C C07D 491/056 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ),AM, AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CZ,DE,DK,ES,FI,GB,GE,HU ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK,LT, LU,LV,MD,MG,MN,MW,NL,NO,N Z,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SI,SK ,TJ,TT,UA,UZ,VN (72)発明者 シェパード,ティモシー・アラン アメリカ合衆国46227インディアナ、イン ディアナポリス、スリッパリー・エルム・ コート 8463番

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式(I): [式中、Rは式: で示される基; Zは水素、カルバモイル、ホルミル、C2−C6アルカノイル、C1−C4アルコ キシカルボニル、−C(O)CF3または−S(O)2−Z1; Z1はC1−C6アルキル、アミノ、C1−C4アルキルアミノ、トリフルオ ロメチルまたはジ(C1−C4)アルキルアミノ; Z2はキノリニル−C(O)−、ナフチルオキシメチル−C(O)−、置換キノリ ニル−C(O)−または置換ナフチルオキシメチル−C(O)−; σ(不斉中心)は非天然立体配置中に存在する; φ(不斉中心)は非天然立体配置中に存在する; R2はアミノ酸側鎖または−(CH2)y−W1−R2a; yは0、1または2; W1は単結合、二価(C2−C4)アルケニル、二価(C2−C4)アルキニル、 −C(O)−O−、−O−C(O)−、−C(O)−NR2b−、−NR2b−C(O)−、 −NR2b−、−C(O)−、−O−、−S−、−S(O)−または−S(O)2−; R2aはアリール、不飽和複素環、複素環、アリール(C1−C4)アルキル、 不飽和複素環(C1−C4)アルキル、複素環(C1−C4)アルキル、テトラゾリル、 N−(C1−C4)アルキルテトラゾリルまたはN−(アリール)テトラゾリル; R2bは水素またはC1−C4アルキル; R2cはアミノ酸側鎖; A1およびA2は独立して−C−、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)2− 、−NH−または−N(CH3)−; B1は−O−、−S−、−CH2−、−CH2−CH2−、−NH−または−N( CH3)−; R4はC1−C6アルキル; R3は−(CH2)i−R3a; iは0、1、2、3または4; R3aはアリール、−O−アリールまたは−S−アリール; R0およびR1は独立して水素、C1−C6アルキルまたはヒドロキシ(C1−C6) アルキル; a、cおよびeはそれぞれ独立して0、1または2; bおよびdは独立して0または1; 各R5は独立して−CH2−、−CHR5x−または−CR5x5x−; 各R6は独立して−CH2−、−CHR6x−または−CR6x6x−; 各R7は独立して−CH2−、−CHR7x−または−CR7x7x−; 各R5x、R6xおよびR7xは独立してハロ、ヒドロキシ、C1−C6アルキル 、ハロ(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ(C1−C6)アルキル、C1−C6アルコキ シ、C1−C6アルキルチオ、C1−C6アルキルチオ(C1−C6)アルキル、アミノ またはシアノから選ばれる; XおよびYは−S−、−S(O)−、−S(O)2−、−O−、−NH−または− N(R9)−;および R9はC1−C6アルキル、アリール(C1−C6)アルキル、アリール、アリ ールカルボニル、ホルミルまたはC2−C6アルカノイルである; ただし、bおよびdの両方が0となることはできず、a、b、c、dおよびe の合計は2、3、4または5でなければならない; R5が−CR5x5x−の場合、R6は−CH2−または−CHR6x−でなければ ならず、R7は−CH2−または−CHR7x−でなければならない; R6が−CR6x6x−の場合、R5は−CH2−または−CHR5x−でなければ ならず、R7は−CH2−または−CHR7x−でなければならない; R7が−CR7x7x−の場合、R5は−CH2−または−CHR5x−でなければ ならず、R6は−CH2−または−CHR6x−でなければならない] で示される化合物またはその医薬的に許容しうる塩。 2.式(IA): で示される請求項1に記載の化合物またはその医薬的に許容しうる塩。 3.a、b、c、dおよびeの合計が3または4であり; Rが式: で示される基; A1が−C−、−O−、−S−または−S(O)2−; A2が−C−、−O−、−S−または−S(O)2−; B1が−O−、−CH2−または−NH−; R3が−(CH2)−R3a; R3aはアリールまたは−S−アリール; R0およびR1が独立して水素またはC1−C6アルキル; a、cおよびeはそれぞれ独立して0、1または2; 各R5x、R6xおよびR7xは独立してハロ、C1−C6アルキル、ヒドロキシ (C1−C4)アルキルまたはC1−C4アルキルチオ;および XおよびYが独立して−S−、−O−または−NH−; である請求項2に記載の化合物またはその医薬的に許容しうる塩。 4.bおよびdのどちらかひとつが0であり; A1が−C−または−S(O)2−; A2が−C−、−O−、−S−または−S(O)2−;および B1が−O−または−CH2−; である請求項3に記載の化合物またはその医薬的に許容しうる塩。 5.N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3R−N(1',1 '−ジオキソ−2'R−イソプロピル−テトラヒドロチオフェン−3'R−イルオ キシカルボニル)アミノ−4−フェニルチオ)−ブチル]−(3aR,7aS)−チエ ノ[3,2−c]ピリジン−(6S)−カルボキサミドである請求項4に記載の化合 物またはその医薬的に許容しうる塩。 6.N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3R−N(2'R −イソプロピル−テトラヒドロチオフェン−3'R−イルオキシカルボニル)アミ ノ−4−フェニルチオ)−ブチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3,2−c]ピリジ ン−(6S)−カルボキサミドである請求項4に記載の化合物またはその医薬的に 許容しうる塩。 7.N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3R−N(1',1 '−ジオキソ−テトラヒドロチオフェン−3'R−イルオキシカルボニル)アミノ −4−フェニルチオ)−ブチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3,2−c]ピリジン −(6S)−カルボキサミドである請求項4に記載の化合物またはその医薬的に許 容しうる塩。 8.N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3R−N(1',1 '−ジオキソ−テトラヒドロチオフェン−3'R−イルメチルカルボニル)アミノ −4−フェニルチオ)−ブチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3,2−c]ピリジン −(6S)−カルボキサミドである請求項4に記載の化合物またはその医薬的に許 容しうる塩。 9.N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3R−N(2'S −メチル−テトラヒドロチオフラン−3'S−イルオキシカルボニル)アミノ−4 −フェニルチオ)−ブチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3,2−c]ピリジン−( 6S)−カルボキサミドである請求項4に記載の化合物またはその医薬的に許容 しうる塩。 10.N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3S−フェニ ルメチル−4−アザ−5−オキソ−6S−N(トリフルオロメチルカルボニル)ア ミノ−7−ナフト−2−イルスルホニル−ヘプチル]−(3aR,7aS)−チエノ [3,2−c]ピリジン−(6S)−カルボキサミドである請求項4に記載の化合物 またはその医薬的に許容しうる塩。 11.1種またはそれ以上の医薬的に許容しうる担体、希釈剤または賦形剤お よび請求項1に記載の化合物を含む医薬製剤。 12.化合物が、式(IA): で示される化合物またはその医薬的に許容しうる塩である請求項11に記載の医 薬製剤。 13.化合物が、a、b、c、dおよびeの合計が3または4であり; Rが式: で示される基; A1が−C−、−O−、−S−または−S(O)2−; A2が−C−、−O−、−S−または−S(O)2−; B1が−O−、−CH2−または−NH−; R3が−(CH2)−R3a; R3aはアリールまたは−S−アリール; R0およびR1が独立して水素またはC1−C6アルキル; a、cおよびeはそれぞれ独立して0、1または2; 各R5x、R6xおよびR7xは独立してハロ、C1−C6アルキル、ヒドロキシ (C1−C4)アルキルまたはC1−C4アルキルチオ;および XおよびYが独立して−S−、−O−または−NH−; である化合物またはその医薬的に許容しうる塩である請求項12に記載の医薬製 剤。 14.化合物が、bおよびdのどちらかひとつが0であり; A1が−C−または−S(O)2−; A2が−C−、−O−、−S−または−S(O)2−;および B1が−O−または−CH2−; である化合物またはその医薬的に許容しうる塩である請求項13に記載の医薬製 剤。 15.化合物が、N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3 R−N(1',1'−ジオキソ−2'R−イソプロピル−テトラヒドロチオフェン− 3'R−イルオキシカルボニル)アミノ−4−フェニルチオ)−ブチル]−(3aR, 7aS)−チエノ[3,2−c]ピリジン−(6S)−カルボキサミドまたはその医薬 的に許容しうる塩である請求項14に記載の医薬製剤。 16.化合物が、N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3 R−N(2'R−イソプロピル−テトラヒドロチオフェン−3'R−イルオキシカ ルボニル)アミノ−4−フェニルチオ)−ブチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3, 2−c]ピリジン−(6S)−カルボキサミドまたはその医薬的に許容しうる塩で ある請求項14に記載の医薬製剤。 17.化合物が、N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3 R−N(1',1'−ジオキソ−テトラヒドロチオフェン−3'R−イルオキシカル ボニル)アミノ−4−フェニルチオ)−ブチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3,2 −c]ピリジン−(6S)−カルボキサミドまたはその医薬的に許容しうる塩であ る請求項14に記載の医薬製剤。 18.化合物が、N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3 R−N(1',1'−ジオキソ−テトラヒドロチオフェン−3'R−イルメチルカル ボニル)アミノ−4−フェニルチオ)−ブチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3,2 −c]ピリジン−(6S)−カルボキサミドまたはその医薬的に許容しうる塩であ る請求項14に記載の医薬製剤。 19.化合物が、N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3 R−N(2'S−メチル−テトラヒドロチオフラン−3'S−イルオキシカルボニ ル)アミノ−4−フェニルチオ)−ブチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3,2−c ]ピリジン−(6S)−カルボキサミドまたはその医薬的に許容しうる塩である請 求項14に記載の医薬製剤。 20.化合物が、N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3 S−フェニルメチル−4−アザ−5−オキソ−6S−N(トリフルオロメチルカ ルボニル)アミノ−7−ナフト−2−イルスルホニル−ヘプチル]−(3aR,7a S)−チエノ[3,2−c]ピリジン−(6S)−カルボキサミドまたはその医薬的に 許容しうる塩である請求項14に記載の医薬製剤。 21.HIV感染の治療または予防を必要とする霊長類に、請求項1に記載の 化合物を投与することを特徴とするHIV感染の治療または予防方法。 22.化合物が、式(IA): で示される化合物またはその医薬的に許容しうる塩である請求項21に記載の方 法。 23.化合物が、a、b、c、dおよびeの合計が3または4であり; Rが式: で示される基; A1が−C−、−O−、−S−または−S(O)2−; A2が−C−、−O−、−S−または−S(O)2−; B1が−O−、−CH2−または−NH−; R3が−(CH2)−R3a; R3aはアリールまたは−S−アリール; R0およびR1が独立して水素またはC1−C6アルキル; a、cおよびeはそれぞれ独立して0、1または2; 各R5x、R6xおよびR7xは独立してハロ、C1−C6アルキル、ヒドロキシ (C1−C4)アルキルまたはC1−C4アルキルチオ;および XおよびYが独立して−S−、−O−または−NH−; である化合物またはその医薬的に許容しうる塩である請求項22に記載の方法。 24.化合物が、bおよびdのどちらかひとつが0であり; A1が−C−または−S(O)2−; A2が−C−、−O−、−S−または−S(O)2−;および B1が−O−または−CH2−; である化合物またはその医薬的に許容しうる塩である請求項23に記載の方法。 25.化合物が、N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3 R−N(1',1'−ジオキソ−2'R−イソプロピル−テトラヒドロチオフェン− 3'R−イルオキシカルボニル)アミノ−4−フェニルチオ)−ブチル]−(3aR, 7aS)−チエノ[3,2−c]ピリジン−(6S)−カルボキサミドまたはその医薬 的に許容しうる塩である請求項24に記載の方法。 26.化合物が、N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3 R−N(2'R−イソプロピル−テトラヒドロチオフェン−3'R−イルオキシカ ルボニル)アミノ−4−フェニルチオ)−ブチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3, 2−c]ピリジン−(6S)−カルボキサミドまたはその医薬的に許容しうる塩で ある請求項24に記載の方法。 27.化合物が、N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3 R−N(1',1'−ジオキソ−テトラヒドロチオフェン−3'R−イルオキシカル ボニル)アミノ−4−フェニルチオ)−ブチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3,2 −c]ピリジン−(6S)−カルボキサミドまたはその医薬的に許容しうる塩であ る請求項24に記載の方法。 28.化合物が、N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3 R−N(1',1'−ジオキソ−テトラヒドロチオフェン−3'R−イルメチルカル ボニル)アミノ−4−フェニルチオ)−ブチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3,2 −c]ピリジン−(6S)−カルボキサミドまたはその医薬的に許容しうる塩であ る請求項24に記載の方法。 29.化合物が、N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3 R−N(2'S−メチル−テトラヒドロチオフラン−3'S−イルオキシカルボニ ル)アミノ−4−フェニルチオ)−ブチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3,2−c ]ピリジン−(6S)−カルボキサミドまたはその医薬的に許容しうる塩である請 求項24に記載の方法。 30.化合物が、N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3 S−フェニルメチル−4−アザ−5−オキソ−6S−N(トリフルオロメチルカ ルボニル)アミノ−7−ナフト−2−イルスルホニル−ヘプチル]−(3aR,7a S)−チエノ[3,2−c]ピリジン−(6S)−カルボキサミドまたはその医薬的に 許容しうる塩である請求項24に記載の方法。 31.HIV複製の阻害を必要とするHIV感染細胞、HIVに感染しやすい 細胞または霊長類に、請求項1に記載の化合物を投与することを特徴とするHI V複製の阻害方法。 32.化合物が、式(IA): で示される化合物またはその医薬的に許容しうる塩である請求項31に記載の方 法。 33.化合物が、a、b、c、dおよびeの合計が3または4であり; Rが式: で示される基; A1が−C−、−O−、−S−または−S(O)2−; A2が−C−、−O−、−S−または−S(O)2−; B1が−O−、−CH2−または−NH−; R3が−(CH2)−R3a; R3aはアリールまたは−S−アリール; R0およびR1が独立して水素またはC1−C6アルキル; a、cおよびeはそれぞれ独立して0、1または2; 各R5x、R6xおよびR7xは独立してハロ、C1−C6アルキル、ヒドロキシ (C1−C4)アルキルまたはC1−C4アルキルチオ;および XおよびYが独立して−S−、−O−または−NH−; である化合物またはその医薬的に許容しうる塩である請求項32に記載の方法。 34.化合物が、bおよびdのどちらかひとつが0であり; A1が−C−または−S(O)2−; A2が−C−、−O−、−S−または−S(O)2−;および B1が−O−または−CH2−; である化合物またはその医薬的に許容しうる塩である請求項33に記載の方法。 35.化合物が、N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3 R−N(1',1'−ジオキソ−2'R−イソプロピル−テトラヒドロチオフェン− 3'R−イルオキシカルボニル)アミノ−4−フェニルチオ)−ブチル]−(3aR, 7aS)−チエノ[3,2−c]ピリジン−(6S)−カルボキサミドまたはその医薬 的に許容しうる塩である請求項34に記載の方法。 36.化合物が、N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3 R−N(2'R−イソプロピル−テトラヒドロチオフェン−3'R−イルオキシカ ルボニル)アミノ−4−フェニルチオ)−ブチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3, 2−c]ピリジン−(6S)−カルボキサミドまたはその医薬的に許容しうる塩で ある請求項34に記載の方法。 37.化合物が、N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3 R−N(1',1'−ジオキソ−テトラヒドロチオフェン−3'R−イルオキシカル ボニル)アミノ−4−フェニルチオ)−ブチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3,2 −c]ピリジン−(6S)−カルボキサミドまたはその医薬的に許容しうる塩であ る請求項34に記載の方法。 38.化合物が、N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3 R−N(1',1'−ジオキソ−テトラヒドロチオフェン−3'R−イルメチルカル ボニル)アミノ−4−フェニルチオ)−ブチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3,2 −c]ピリジン−(6S)−カルボキサミドまたはその医薬的に許容しうる塩であ る請求項34に記載の方法。 39.化合物が、N−t−ブチル−オクタヒドロ−5[2R−ヒドロキシ−3 R−N(2'S−メチル−テトラヒドロチオフラン−3'S−イルオキシカルボニ ル)アミノ−4−フェニルチオ)−ブチル]−(3aR,7aS)−チエノ[3,2−c ]ピリジン−(6S)−カルボキサミドまたはその医薬的に許容しうる塩である請 求項34に記載の方法。 40.化合物が、N−t−ブチル−オクタとドロ−5[2R−ヒドロキシ−3 S−フェニルメチル−4−アザ−5−オキソ−6S−N(トリフルオロメチルカ ルボニル)アミノ−7−ナフト−2−イルスルホニル−ヘプチル]−(3aR,7a S)−チエノ[3,2−c]ピリジン−(6S)−カルボキサミドまたはその医薬的に 許容しうる塩である請求項34に記載の方法。
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