JP2000509392A - Aidsの治療に有効なhivプロテアーゼ阻害剤 - Google Patents

Aidsの治療に有効なhivプロテアーゼ阻害剤

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Abstract

(57)【要約】 式(A)で示されるような化合物またはその医薬的に許容される塩は、HIVプロテアーゼ阻害剤である。これらの化合物は、他の抗ウイルス剤、免疫調節剤、抗生物質、またはワクチンと組合せてまたは組合せずに、化合物として、医薬的に許容される塩として、医薬組成物の成分として、HIVによる感染の予防または治療、およびAIDSの治療に有効である。AIDSの治療方法、およびHIVによる感染の予防または治療方法も、開示される。

Description

【発明の詳細な説明】 AIDSの治療に有効なHIVプロテアーゼ阻害剤 本出願は、Merck Case 19531PVに関連している。 本発明は、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)によりエンコードされたプロテア ーゼを阻害する化合物、または医薬的に許容可能なそれらの塩であって、HIV による感染の予防や、HIV感染の治療、及び結果として生じる後天性免疫不全 症候群(AIDS)の治療に有用な化合物に関する。更に、本発明は、その化合 物を含有する医薬的組成物及び、AIDS及びHIVによるウイルス感染を治療 するための本発明の化合物と他の薬剤の使用方法に関する。発明の背景 ヒト免疫不全ウイルス(HIV)と呼ばれるレトロウイルスは、免疫系の進行 性破壊(後天性免疫不全症候群;AIDS)や、中枢神経系及び末梢神経系の変 性を含む複合疾患の病因物質である。以前、このウイルスは、LAVや、HTL V−III、あるいはARVとして知られていた。レトロウイルス複製の共 通の特徴は、ウイルスの構築及び機能に必要な成熟ウイルスタンパク質を生成す るための、ウイルスによりエンコードされたプロテアーゼによる前駆体ポリタン パク質の広範な翻訳後プロセシングである。このプロセシングを阻害することに より、常態的には感染性を有するウイルスの生成を妨げることができる。例えば 、Kohl,N.E.ら(Proc.Nat’l Acad.Sci.,85、 4686(1988))は、HIVでエンコードされたプロテアーゼを遺伝的に 不活化することにより、未熟な非感染性ウイルス粒子が生成されることを示した 。これらの結果は、HIVプロテアーゼの阻害がAIDSの治療やHIVによる 感染の予防または治療にとって有望な方法であることを表している。 HIVのヌクレオチド配列は、1つのオープンリーディングフレーム(読み取 り枠)にpol遺伝子が存在することを示している[Ratner,L.ら、N ature,313、277(1985)]。アミノ酸配列の相同性は、pol 配列が逆転写酵素、エンドヌクレアーゼ、及びHIVプロテアーゼをエンコード する証拠を示している[Toh,H.ら、EMBOJ.,4、1267(198 5);Power,M.D.ら、 Science,231、1567(1986);Pearl,L.H.ら、N ature,329、351(1987)]。出願人らは、本発明の化合物がH IVプロテアーゼ阻害剤であることを論証する。発明の簡単な説明 以下に定義する式Iの化合物が開示される。これらの化合物は、他の抗ウイル ス薬や、免疫調節剤、抗生物質、あるいはワクチンと組み合せて又は組み合せず に、化合物や医薬的に許容可能なそれらの塩として、または医薬組成物の成分と して、HIVプロテアーゼの阻害や、HIV感染の予防、HIV感染の治療、及 びAIDSの治療に有用である。本出願は、また、AIDSの治療法や、HIV 感染の予防法、及びHIV感染の治療法についても開示する。発明の詳細な説明及び好適な実施態様 本発明は、HIVプロテアーゼの阻害や、HIV感染の予防または治療、及び 結果として生じる後天性免疫不全症候群(AIDS)の治療に有用な、式Iの化 合物や、それらの混合物、あるいは医薬的に許容可能なそれらの塩に関するもの である。式Iの化合物は以下のように定義される: [式中: Xは、−O−、−NH−、−NR4−または−S−であり; Yは、=Oであるか、または結合している炭素と一緒になって、 を形成し; Zは、=Oであるか、または結合している炭素と一緒になって、 を形成し; R1は、 a)H; b)C1 〜4アルキル; c)C3 〜7シクロアルキル; d)非置換のあるいはヒドロキシで1回またはそれ以上置換されているアリ ール; e)CH25;または f)5〜7員の複素環 であり、 R2は、 a)C1 〜4アルキル; b)非置換のまたはアリールで置換されているアリール; c)CH26;または d)複素環 であり、 R3は、 a)CH(OH)R7;または b)CH(NH2)R7 であり、 R4は、 a)C1 〜4アルキル; b)C3 〜6シクロアルキル; c)非置換のまたはハロで置換されているアリールである か、あるいは非置換のまたはヒドロキシで1回またはそれ以上置換されているC1 〜4 アルキルで置換されているアリール d)CH21;または e)5〜7員の複素環 であり、 R5は、 a)C1 〜4アルキル;または b)アリール であり、 R6は、 a)C1 〜4アルキル; b)非置換のまたはハロで置換されているアリールであるか、あるいは非置 換のまたはヒドロキシで1回またはそれ以上置換されているC1 〜4アルキルで置 換されているアリール;または c)5〜7員の複素環 であり、 R7は、 a)H; b)C1 〜4アルキル; c)非置換のまたはアミノで置換されているアリール; d)非置換のまたはアミノで置換されているC1 〜3アルキルアリール;また は e)5〜7員の複素環 である] で示される化合物、またはその医薬的に許容される塩。 1つの好ましい実施態様は、式: [式中: R2は、C1 〜4アルキレン−アリールであり、 R4は、非置換のまたはアリールで置換されたC1 〜4アルキルであるか、C3 6 シクロアルキル、または5〜7員の複素環であり、 R7は、H、非置換のまたはアミノで置換されたベンジルである] で示される化合物、またはその医薬的に許容される塩である。 本発明の好適な化合物は以下のものを含む:化合物A またはその医薬的に許容可能な塩;及び化合物B またはその医薬的に許容可能な塩。 本発明の化合物は、不斉中心を有し得、従ってラセミ化合物、ラセミ混合物及 び個々のジアステレオマー又はエナンチオマーとして存在し得る。全ての異性体 形態は本発明に包含される。 任意の構成要素又は式Iにおいて、任意の可変成分(例えば、アリール、複素 環、R1、R2、X、Y又はZ等)が2回以上存在する場合、各存在に対する可変 成分の定義は、他の全ての定義とは独立している。また、置換基及び/又は可変 成分の組み合わせは、そのような組み合わせが安定な化合物をもたらす場合にの み許容される。 特に断りのない限り、ここで使用する「アルキル」という用語は、特定の数の 炭素原子を有する分枝鎖飽和脂肪族炭化水素基と直鎖飽和脂肪族炭化水素基の両 方を含むものとする(Meはメチルであり、Etはエチルであり、Prはプロピ ルであり、Buはブチルである)。 特に断りのない限り、ここで用いる「アリール」という用語は、フェニル(P h)またはナフチルを意味するものとする。 特に断りのない限り、ここで用いる「複素環」あるいは「複素環式」という用 語は、安定な5から7員からなる単環式あるいは二環式の複素環式環系、あるい は安定な7から10員からなる二環式の複素環式環系を表している。これらを構 成する環は飽和型でも不飽和型でもよく、炭素原子と、N、O及びSからなる群 から選択される1つから3つまでのヘテロ原子とから 成っている。ここで、窒素及び硫黄ヘテロ原子は任意的に酸化されていてもよく 、また、窒素ヘテロ原子は任意的に第四級化されていてもよい。更に、上記用語 は、上記で定義した複素環式の環のいずれかがベンゼン環に縮合している任意の 二環式基も包含する。複素環式環は、安定な構造をもたらす限りにおいて任意の ヘテロ原子あるいは炭素原子で結合し得る。そのような複素環式構成要素の例は 、ピペリジニル、ピペラジニル、2−オキソピペラジニル、2−オキソピペリジ ニル、2−オキソピロリジニル、2−オキソアゼピニル、アゼピニル、ピロリル 、4−ピペリドニル、ピロリジニル、ピラゾリル、ピラゾリジニル、イミダゾリ ル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル 、ピリダジニル、オキサゾリル、オキサゾリジニル、イソオキサゾリル、イソオ キサゾリジニル、モルホリニル、チアゾリル、チアゾリジニル、イソチアゾリル 、キヌクリジニル、イソチアゾリジニル、インドリル、キノリニル、イソキノリ ニル、ベンゾイミダゾリル、チアジアゾリル、ベンゾピラニル、ベンゾチアゾリ ル、ベンゾオキサゾリル、フリル、テトラヒドロフリル、テトラヒドロピラニル 、チエニル、ベンゾチエニル、チアモルホリニル、チアモルホリ ニルスルホキシド、チアモルホリニルスルホン、及びオキサジアゾリルを含む。 式Iで表される化合物の医薬的に許容可能な塩(水溶性または油溶性、あるい は分散性生成物の形態における)は、例えば無機または有機の酸または塩基から 形成される通常の無毒の塩あるいは第四級アンモニウム塩を含む。そのような酸 付加塩の例は、酢酸塩、アジピン酸塩、アルギン酸塩、アスパラギン酸塩、安息 香酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、硫酸水素塩、酪酸塩、クエン酸塩、ショウノウ 酸塩、ショウノウスルホン酸塩、シクロペンタンプロピオン酸塩、ジグルコン酸 塩、ドデシル硫酸塩、エタンスルホン酸塩、フマル酸塩、グルコヘプタン酸塩、 グリセロリン酸塩、ヘミ硫酸塩、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸塩、塩酸塩、臭化水 素酸塩、ヨウ化水素酸塩、2−ヒドロキシエタンスルホン酸塩、乳酸塩、マレイ ン酸塩、メタンスルホン酸塩、2−ナフタレンスルホン酸塩、ニコチン酸塩、シ ュウ酸塩、パモ酸塩、ペクチン酸塩、過硫酸塩、3−フェニルプロピオン酸塩、 ピクリン酸塩、ピバル酸塩、プロピオン酸塩、コハク酸塩、酒石酸塩、チオシア ン酸塩、トシラート、及びウンデカン酸塩を含む。また、塩基塩は、アンモニウ ム塩、ナトリウム塩及び カリウム塩等のアルカリ金属塩、カルシウム塩及びマグネシウム塩等のアルカリ 土類金属塩、ジシクロヘキシルアミン塩等の有機塩基との塩、N−メチル−D− グルカミン、並びにアルギニンやリジン等のアミノ酸との塩を含む。また、塩基 性の窒素含有基を、メチル、エチル、プロピル及びブチルの塩化物、臭化物及び ヨウ化物等の低級アルキルハロゲン化物や;ジメチル、ジエチル、ジブチル硫酸 塩等のジアルキル硫酸塩;並びに、ジアミル硫酸塩や、デシル、ラウリル、ミリ スチル及びステアリルの塩化物、臭化物及びヨウ化物等の長鎖ハロゲン化物、ベ ンジル及びフェネチル臭化物等のアラルキルハロゲン化物並びにその他の物質等 で第四級化してもよい。他の医薬的に許容可能な塩は、スルフェート塩エタノレ ートやスルフェート塩を含む。 本発明の新規化合物を調製するための反応図式I及びIIが以下に示されている 。反応図式の後に記載されている表I及びIIは、反応図式I及びIIによって合成 し得る本発明化合物を例示しているが、反応図式I及びIIは、上記表I及びIIに 示された化合物や反応図式中で例示の為に用いた特定の置換基によって限定され るものではない。また、特定の化合物に対する以下の反応図式の適用を例証する ため、特に幾つかの実施例が示され ている。 関連する合成法のバックグラウンドに関する更なる情報が、EPO 0337 714に記載されている。 式Iの化合物の1つの製造方法を反応図式Iに示す。 反応図式1 エステルIを塩基中でR2X’(式中、X’はハロを表す)と反応させてアル キル化してIIを得る。MeONaとの反応によりIIを転位させてIIIを得る。R4 NH2の環化によりアザ二環式(3.3.1)ノナン核前駆体IVを得、これを還 元及び酸加 水分解してVとする。反応図式Iの1具体的態様を実施例1で例示する。 反応図式2 反応図式IIは、別の一般的合成方法を説明する。PをDMSO中でSO3・ピ リジン複合体で処理して、アルコールを酸化し、シリル化してQを得る。適当な グリニヤール試薬を用いてアルキル化し、その後酸処理してRを得る。反応図式 IIの、1具体的態様を実施例3に例示する。 本発明の化合物は、抗ウイルス化合物の調製及びスクリーニング検定を行う上 で有用である。例えば、本発明の化合物は、酵素の突然変異体を単離するのに有 用であり、より強力な抗ウイルス化合物を得るための優れたスクリーニング手段 となる。更に、本発明の化合物は、例えば競合的阻害により、他の抗ウイルス薬 のHIVプロテアーゼへの結合部位を確定または決定するのに有用である。従っ て、本発明の化合物は、これらの目的で商業用製品である。 本発明の化合物は、HIVプロテアーゼの阻害や、ヒト免疫不全ウイルス(H IV)による感染の予防または治療、及び、結果として生じるAIDS等の病的 状態の治療、及びそのような病的状態の発現の遅延に有用である。AIDSの治 療、またはHIVによる感染の予防あるいは治療は、これに限定するものではな いが、以下に示すような広い範囲に渡るHIV感染の状態を治療することを含む ものとして定義される:症候性及び無症候性のAIDS及びARC(AIDS関 連症候群)、及び、HIVに対する実際のまたは潜在的被曝。例えば、本発明の 化合物は、輸血や、臓器移植、体液の交換、咬傷、事故による針 の穿刺、あるいは手術中における患者血液への被曝等により、過去にHIVに被 曝した疑いがある場合のHIVによる感染を治療するのに有用である。 これらの目的のため、本発明の化合物は、経口的に、非経口的に(皮下注射や 、静脈内、筋肉内、胸骨内の注射又は注入法を含む)、吸入スプレーにより、あ るいは経直腸的に、通常の非毒性の医薬的に許容可能な担体や、アジュバント及 びビヒクルを含む単位投与剤型で投与することができる。 従って、本発明により、更に、HIV感染症及びAIDSの治療法や治療する ための医薬的組成物が提供される。本発明に基づく治療は、そのような治療か必 要な患者に、医薬的な担体と、治療上有効量の本発明の化合物あるいは医薬的に 許容可能なその塩とを含む医薬的組成物を投与することを含んでいる。 これらの医薬的組成物は、経口的に投与可能な懸濁液や錠剤;鼻用スプレー; 例えば滅菌注射用の水性または油脂性の懸濁液等の滅菌注射用製剤、もしくは坐 剤の形態であってよい。 懸濁液として経口的に投与する場合、これらの組成物は、薬剤の処方に関する 技術分野で良く知られた方法により調製され、 嵩上げするための微晶質セルロースや、懸濁剤としてのアルギン酸またはアルギ ン酸ナトリウム、粘度増強剤としてのメチルセルロース、及び当分野で知られて いる甘味剤/香味剤を含むことができる。即時放出型の錠剤として使用する場合 、これらの組成物は、微晶質セルロースや、リン酸二カルシウム、デンプン、ス テアリン酸マグネシウム、及びラクトース及び/又は当分野で知られている他の 賦形剤、結合剤、増量剤、崩壊剤、希釈剤、及び潤滑剤を含んでいてもよい。 鼻用エアロゾルまたは吸入により投与する場合、これらの組成物は、薬剤の処 方に関する技術分野で良く知られた方法により調製され、ベンジルアルコールあ るいは他の適当な保存剤、生物学的利用能を高めるための吸収促進剤、フルオロ カーボン、及び/又は当分野で知られている他の可溶化剤または分散剤を用い、 生理食塩液中の溶液として調製することができる。 注射用の溶液または懸濁液は、マンニトール、1,3−ブタンジオール、水、 リンゲル液、または等張食塩水等の適当な無毒で非経口的に使用することができ る希釈剤もしくは溶剤、あるいは、合成のモノグリセリドまたはジグリセリドを 含む滅菌 された低刺激性の不揮発油、及びオレイン酸を含む脂肪酸等の適当な分散剤また は湿潤剤、及び懸濁剤を用いて、既知の技術により処方することができる。 坐剤の形態で経直腸的に投与する場合、これらの組成物は、その薬剤に、通常 の温度では固体であるが、薬剤を放出するため直腸腔で液化及び/又は溶解する カカオバターや、合成グリセリドエステル、またはポリエチレングリコール等の 適当な非刺激性の賦形剤を混合することにより調製することができる。 上記に示された状態の治療または予防には、一日当たり、約0.02グラムか ら5.0グラムあるいは10.0グラムの用量レベルが有用である。但し、経口 的に投与する場合は、用量が2倍から5倍高くなる。例えば、HIVによる感染 は、体重1キログラム当たり1.0ミリグラムから50ミリグラムの本発明の化 合物を1日に1回から4回投与することにより、効果的に治療することができる 。1つの好適な投与計画では、6時間毎に100mgから400mgの用量が各 患者に経口的に投与される。しかし、個々の患者に対する特定の用量レベル及び 投薬の頻度は、使用する特定の化合物の活性や、その化合物の 代謝の安定性及び作用の長さ、年齢、体重、全体的な健康状態、性別、摂食状態 、投与方法及び投与時間、排泄速度、薬剤の組み合わせ、個々の状態の重症度、 及び投与される患者が受けている治療法等により、変わり得ることが理解されよ う。 また、本発明は、本発明のHIVプロテアーゼ阻害化合物を、AIDSの治療 に有効な1つもしくはそれ以上の薬剤と組み合わせて用いる場合にも指向される 。例えば、本発明の化合物は、被曝前及び/又は被曝後のいずれの時期において も、当分野における通常の技術を有する者に知られている有効量のAIDS抗ウ イルス薬や、免疫調節剤、抗感染薬、あるいはワクチンと組み合わせて効果的に 投与することができる。 本発明の化合物と、他のAIDS抗ウイルス薬や、免疫調節剤、抗感染薬、あ るいはワクチンとの組み合わせの範囲は、上記の表に列記されているものに限ら ず、原則的に、AIDSの治療に有効なあらゆる医薬組成物との組み合わせを含 むことが理解されよう。 表Sに記載された特定化合物は以下の通りである。L−743,726は(− )6−クロロ−4(S)−シクロプロピルエチニル−4(S)−トリフルオロメ チル−1,4−ジヒドロ−2H−3,1ベべンゾオキサジン−2−オンであって 、EPO582445の教示に従って製造される。 ddCや、ddI、及びAZTの合成もEPO 484071に開示されてい る。 好適な組み合わせは、HIVプロテアーゼの阻害剤と、HIV逆転写酵素の非 ヌクレオシド阻害剤を同時あるいは交互に用いる治療である。当該組み合わせに おける任意の第三成分は、AZT、ddC又はddI等のHIV逆転写酵素のヌ クレオシド阻害剤である。好適なHIVプロテアーゼ阻害剤はL−735,52 4(化合物J)合成方法も含めてUSP No.5,413,999に開示され ている。HIV逆転写酵素の好 ましい非ヌクレオシド阻害剤はL−743,726を包含する。これらの組み合 わせは、HIVの蔓延を抑制する上で相乗的効果を有し得る。好ましい組み合わ せには、以下の(1)L−735,524とL−743,726及び任意にAZ T,ddI若しくはddC;(2)L−735,524と任意のAZT,ddI 及び/又はddC;などがある。 微生物発現HIVプロテアーゼの阻害検定 大腸菌に発現されたプロテアーゼとペプチド基質[反応開始時におけるVal −Ser−Gln−Asn−(ベータナフチル)Ala−Pro−Ile−Va lの濃度、0.5mg/mL]の反応の阻害試験を、30℃で1時間、pH5. 5の50mM酢酸ナトリウム中で行った。1.0μlのDMSO中における様々 な濃度の阻害剤を、25μlのペプチド水溶液に添加した。pH5.5の0.1 33M酢酸ナトリウムと0.1%ウシ血清アルブミンの溶液中における15μl の0.33nMプロテアーゼ(0.11ng)を加えることにより反応を開始さ せ、160μlの5%リン酸を用いて反応を停止させた。反応生成物は、HPL C(VYDAC wide pore 5cmC−18逆相、アセトニトリル勾 配、0.1%リン酸)により 分離した。反応の阻害の程度は、その生成物のピーク高さから決定した。独立的 に合成したそれらの生成物のHPLCにより、定量的な基準を設け、生成物の組 成を確定した。表I及びIIに、種々化合物についての結果を示す。 実施例1 5(RS)−((4’)−2”−フラニル)メチルフェニル−9(RS)−ヒド ロキシ−1(RS)−ヒドロキシメチル−3−(2’−メチルプロピル−3−ア ザビシクロ[3.3.1]ノナン−7−オン(化合物10、表1) 段階1化合物A アセトン100mL中の2−カルボメトキシ−4−エチレンジオキシシクロヘ キサノンI(3.0g、14.0mmol、Fuchs,P.L.ら、Syn. Comm、13(3)、243、1983)の溶液に、4−ブロモベンジルブロ ミド(3.67g、14.7mmol)、K2CO3(9.69g、70.1mm ol)およびNaI(210mg、1.4mmol)を加えた。不均質反応物を 、還流下で16時間加熱した。反応混合物を冷却し、セライトで濾過した。濾液 を250mLのEt2Oで希釈し、有機物を、水(2×20mL)、次にブライ ン(50mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥した。溶媒の蒸発およびフラッシュ クロマトグラフィー(SiO2;4:1 ヘキサン/EtOAc)によって、4 .8g(89%)のAを得た。 段階2化合物B THF(15mL)中のNaH(375mg,15.6mmol)のスラリー に、0℃で、MeOH(0.76mL、30.7mmol)を加えた。5分間攪 拌後、THF(30mL)中のケトエステルA(4.8g、12.5mmol) を滴下し、溶液を室温に温め、16時間攪拌した。反応混合物を50mLのEt OAcで希釈し、次に、過剰NaOMeを、10mLの飽和NH4Clでクエン チした。有機相を分離し、ブラインで洗浄し、MgSO4で乾燥した。溶媒の蒸 発およびフラッシュクロマトグラフィー(SiO2;4:1 ヘキサン/EtO Ac)によって、4.5g(94%)のBを得た。 段階3: 化合物C MeOH(45mL)およびホルムアルデヒド水溶液(37%、 5.6mL、75.7mmol)中の、ケトエステルB(2.9g、7.57m mol)の溶液に、イソブチルアミン(0.9mL、9.1mmol)およびH OAc(0.52mL,9.1mmol)を加えた。全体を還流下で16時間加 熱した。反応物を室温に冷まし、溶媒を除去した。残渣をEtOAc(100m L)に溶解し、得られた溶液を、飽和NaHCO3(2×20mL)、水(2× 20mL)、次にブライン(50mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥した。溶媒 の蒸発およびフラッシュクロマトグラフィー(SiO2 勾配4:1、2:1、 1:1ヘキサン/EtOAc)によって、2.5g(70%)のCを得た。融点 142〜144℃。 段階4化合物D 18mLの1:1:1 EtOH、CH2Cl2、およびH2O中の、ケトンC (1.8g、3.75mml)の溶液に、0℃でNaBH4(142mg、3. 75mmol)を加えた。溶液を30分間攪拌し、次に、過剰NaBH4をアセ トン5mLでクエンチした。溶液をEtOAcで希釈し、水(4×10mL)、 次にブライン(10mL)で洗浄した。溶媒の蒸発およびカラムクロマトグラフ ィー(SiO2;65:35 ヘキサン/EtOAc)によって、964mg( 53%)のDを得た。 段階5化合物E THF(40mL)中のDのエステル(964mg、2.0 mmol)の溶液に、0℃で、LiEt3BH(6.09mL、6.0mmol )を加えた。溶液を室温に温め、4時間攪拌した。過剰LiEt3BHを、5m Lの飽和NaHCO3でクエンチした。溶液をEt2O(50mL)で希釈し、飽 和NaHCO3(3×10mL)、水(4×10mL)、およびブライン(10 mL)で洗浄した。溶媒の蒸発によって、800mg(88%)の粗ジオールE を得、精製せずにそのまま次の段階に使用した。融点136〜138℃。 段階6化合物F(L−770,274) アセトン(8mL)中のケタールE(453mg、1.0m mol)の溶液に、0℃で、HClの50%水溶液8mLを加えた。溶液を還流 下で16時間加熱し、次に0℃に冷却した。NaHCO3飽和溶液加えて、過剰 HClをクエンチした。次に、溶液をEtOAc(3×10mL)で洗浄し、合 わせた有機抽出物をMgSO4で乾燥した。溶媒の蒸発、および得られた白色固 形物のEt2Oでの粉砕によって、300mg(73%)のFを得た。融点15 5〜156℃。 2028NO3Brに関する分析: 計算値: C,58.54;H,6.88;N,3.41 実測値: C,58.91;H,6.88;N,3.51。段階7化合物10、表I DMF(0.4mL)中の臭化アリール(41mg、0.10mmol)の溶 液に、2−(トリ−n−ブチルスタンニル)フラン(53.5mg、0.15m mol)およびPdCl2(PPh32(1.5mg、0.0020mmol) を加えた。得られた黄褐色溶液を95℃で4時間攪拌した。反応混合物を冷却し 、エーテルで希釈し、セライトで濾過した。濾液を水(7×2mL)、ブライン (2mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥した。黄色油状物をフラッシュクロマト グラフィー(SiO2;95:5:0.5 CHCl3/IPA/NH4OH)に かけて、標記化合物25mg(63%)を泡状物として得た。 2431NO4・0.8H2Oに関する分析: 計算値: C,69.97;H,7.98;N,3.40 実測値: C,69.95;H,7.70;N,3.52。実施例2 5(RS)−メチルフェニル−9(RS)−ヒドロキシ−1(RS)−((1’ −ヒドロキシ)−2’フェニル)エチル−3−(2”−メチル)プロピル−3− アザビシクロ[3.3.1]ノナン−7−オン(化合物16)、表II 段階1化合物G アセトン(200mL)中の、I(12.0g、56.0mmol)、臭化ベ ンジル(10.1g、7.0mL、58.8mmol)、炭酸カリウム(48. 4g、350mmol)およびヨウ化ナトリウム(250mg、1.7mmol )の混合物を、還流下で16時間加熱した。次に、不均質混合物を水 (150mL)に注いだ。水性混合物を酢酸エチル(2×200mL)で抽出し た。合わせた有機相をNa2SO4で乾燥し、濃縮して、Gを無色油状物(18. 7g)[Rf=0.16(20% EtOAc/ヘキサン)]として得、この油 状物を、さらに精製せずに使用した。 段階2化合物H 水素化ナトリウム(2.40g、61mmol、鉱油中60重量%)をヘキサ ンで洗浄して、鉱油を除去し、次に、0℃でテトラヒドロフラン(80mL)に 懸濁させた。無水メタノール(2.15g、2.72mL、67.1mmol) を3分か けて適下し、続いて、23℃に温め、30分間攪拌した。得られる懸濁液を0℃ に冷却し、テトラヒドロフラン(40mL)中のGを滴下漏斗によって30分か けて加えた。反応混合物を1時間かけて23℃に温め、次に、そのままの温度で 16時間攪拌した。水性酢酸(10%、10mL)を慎重に加え、混合物を飽和 NaHCO3(100mL)に注ぎ、EtOAc(2×150mL)で洗浄し、 乾燥し(Na2SO4)、濃縮して、褐色油状物を得た。MeOHからの再結晶に よって、Hを白色柱状晶(11.2g)として得た。母液を濃縮し、フラッシュ クロマトグラフィー(20% EtOAc/ヘキサン)によって精製して、無色 油状物を得、Et2Oからの再結晶によってさらに精製して、Hを白色柱状晶( 全体で11.4g、2段間で67%の収率)として得た。Rf=0.32(30 % EtOAc/ヘキサン)、融点110〜115℃。 段階3化合物I イソブチルアミン(4.07mL、40.9mmol)、氷酢酸(2.28m L、39.8mmol)、水性ホルムアルデヒド(37%、25.0mL、37 3mmol)、および3(10.38g、34.1mmol)を、MeOH(2 00mL)中で、還流下で48時間加熱した。次に、反応物を濃縮し、EtOA c(125mL)で希釈し、飽和NaHCO3(100mL)に注いだ。二相系 を分配し、水性層を追加のEtOAc(2×100mL)で洗浄した。合わせた 有機物を乾燥し(Na2SO4)、濃縮し、Et2O(50mL)で溶離し、次に 、シリカゲルで濾過し、Et2O(500mL)で洗浄した。濾液を濃縮して4 を無色油として得た[13.2g、96%、Rf=0.27(25% EtOA c/ヘキサン)]。この物質を、さらに精製せずに使用した。 段階4化合物J 溶液が均質になるまで、エタノールを、ジロロメタン:水:エタノール(20 0mL、1:2:1)中のIの懸濁液に加えた。Iが消費されたことをTLCが 示すまで、硼水素化ナトリウムを1gずつ加えた(7×1.0g)。反応混合物 を0℃に冷却し、ガスが発生しなくなるまでアセトンをゆっくり加えた。次に、 得られた混合物を飽和NaCl(150mL)に注ぎ、EtOAc(2×250 mL)で洗浄した。有機層を乾燥し(Na2SO4)、濃縮し、フラッシュクロマ トグラフィー(30% EtOAc/ヘキサン)によって精製して、Jおよ びKの混合物を無色油状物(9.49g、72%収率)として得た。Rf=0. 23(30% EtOAc/ヘキサン)。 段階 化合物L ピリジン(40mL)中のJおよびKの混合物(2.16g、5.3mmol 、1:1)を、クロロトリエチルシラン(4.03g、4.48mL、26.7 mmol)で処理した。4−ジメチルアミノピリジン(2mg)を加え、反応混 合物を60℃で4時間加熱した。次に、反応混合物を濃縮し、残渣をEt2O( 100mL)と飽和NaHCO3(100mL)との間に分配した。有機層をN aCl飽和溶液で洗浄し、乾燥し(Na2SO4)、濃縮した。得られた油状物を フラッシュクロマトグラフィー(5% EtOAc/ヘキサン)によって精製し て、Lを無色油状物(1.14g、所望異性体の収率41%)として得た。Rf =0.33(10% EtOAc/ヘキサン)。 段階6化合物M 水素化ジイソブチルアルミニウム(トルエン中1.0M、2.91mL、2. 91mmol)を−78℃に冷却し、トルエン(10mL)中のL(753mg 、1.45mmo1)の溶液に、カニューレによって−78℃で加えた。反応混 合物を20分間攪拌し、次に、アセトン(5mL)をカニューレによって−78 ℃で加えて、過剰試薬を分解した。混合物を23℃に温め、飽和酒石酸カリウム ナトリウム(100mL)に注ぎ、得られた懸濁液をEtOAc(2×100m L)で洗浄した。有機層を乾燥し(Na2SO4)、濃縮して、LおよびMの混合 物を無色油状物として得、この混合物をトルエン(2×40mL)を用いて共沸 的に乾燥させ、さらに精製することなく使用した(720mg、M:Lの3:1 混合物、Mの収率75%)。 Rf=0.41(50% EtOAc/ヘキサン)。 段階7: 化合物N 無水THF(10mL)中のMおよびLの混合物(955mg、3:1、1. 45mmolのL)を、−78℃で、塩化ベンジルマグネシウム(4.75mL 、9.80mmol、THF中2.06M)で3分間かけて処理した。反応混合 物を0℃に温め、その温度で1時間維持した。飽和NH4Cl(5mL)を加え 、不均質混合物を飽和NaHCO3(100mL)に注ぎ、EtOAc(2×1 00mL)で洗浄した。有機層を乾燥 し(Na2SO4)、濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(5% EtOAc /ヘキサン)によって精製して、所望の異性体Nを無色油状物(374mg、4 4%)として単離した。 Rf=0.23(10% EtOAc/ヘキサン)。 段階8化合物16 水性HCl(3N、10mL)を、アセトン(10mL)中のN(374mg 、0.64mmol)の溶液に加えた。混合物を65℃で16時間加熱した。2 3℃に冷却した後、反応混 合物を飽和NaHCO3(75mL)にゆっくり注いだ。二相系をEtOAc( 2×150mL)で抽出し、合わせた有機層を乾燥し(Na2SO4)、濃縮して 、16を白色固形物(265mg、99%)として得た。Rf=0.13(30 %EtOAc/ヘキサン)、融点138〜141℃。 2735NO3・0.30H2Oに関する分析: 計算値: C,75.95;H,8.40;N,3.28 実測値: C,75.91;H,8.30;N,3.55。 C2735NO3に関するHRMS: 計算値:422.2695、実測値:422.2693。 実施例3 5(RS)−メチルフェニル−9(RS)−ヒドロキシ−1(RS)−((1’ −ヒドロキシ)−2’−フェニル)エチル−3−ベンジル−3−アザビシクロ[ 3.3.1]ノナン−7−オン(化合物18)、表II 段階1化合物S ジオール(162mg、0.396mmol)の混合物およびSO3・ピリジ ン複合体(189mg、1.19mmol)を、乾燥DMSO(4mL)に溶解 した。次に、トリエチルアミン(0.34mL)をシリンジによって滴下した。 1.5時間反応を進めた時点で、NH4Cl飽和溶液に注いだ。水性相をEtO Ac(2×50mL)で抽出した。有機物を合わせ、H2O、NaClで洗浄し 、乾燥した(Na2SO4)。抽出物を濾過し、濃縮して、油状物(147mg) を得、精製せずに次の段階に使用した。ヒドロキシアルデヒドの粗混合物を、ピ リジン(6mL)に溶解し、塩化トリエチルシリル(0.34 mL、20mmol)および触媒量の4−ジメチルアミノピリジン(10mg) で処理した。反応を60℃で16時間進めた。反応物を室温に冷まし、揮発物を 回転蒸発器で除去した。残渣をEt2O(75mL)で希釈し、NaHCO3、H2 O、およびNaClで連続して洗浄した。有機物をNa2SO4で乾燥し、濃縮 した。フラッシュクロマトグラフィー(9:1、ヘキサン/EtOAc)によっ て所望の化合物(S)を油状物(62mg、28%)として得た。 段階2化合物18 THF中の塩化ベンジルマグネシウムの溶液(2.06M、 0.2mL)を、乾燥THF(1mL)中の段階1からのアルデヒドS(61m g、0.109mmol)の溶液に、−78℃で加えた。反応物を−78℃で1 .5時間攪拌し、次に、室温にゆっくり温め、過剰グリニャールをNH4Cl飽 和溶液でクエンチした。反応物をEtOAc(60mL)で希釈し、NH4Cl 、NaClで洗浄し、Na2SO4で乾燥した。この物質を直ぐにTHF/1N HCl(4:1、2.5mL)中で加水分解した。所望の化合物を、フラッシュ クロマトグラフィー(1:1 EtOAc/ヘキサン)によって精製し、Et2 O/ヘキサンから結晶化した。融点145.5〜147℃。 低分解能FAB質量分析(M++1)m/z456。 C3033NO3・0.65H2Oに関する分析: 計算値: C,77.10;H,7.40;N,3.0 実測値: C,71.15;H,7.24;N,3.0。実施例4 5(RS)−メチルフェニル−9(RS)−ヒドロキシ−1(RS)−((1’ −ヒドロキシ)−2’−(2’’’−(テトラヒドロ−1,2−チアジン 1, 1−ジオキシド))−エチル−3−ベンジル−3−アザビシクロ[3.3.1] ノナン−7−オン(化合物23)、表II 段階1化合物T ヨウ化トリメチルスルホキソニウム(298mg、1.35mmol)、Na H(32mg、1.35mmol)およびD MF(4mL)の溶液を、0℃で30分間攪拌した。DMF(0.5mL)中の 前記アルデヒドSの溶液を、シリンジによって加えた。DMFの2回の洗浄によ って(2×0.25mL)、添加を終了した。反応物を0℃で1時間攪拌し、N H4Clの飽和溶液でクエンチした。反応物をNaClに注ぎ、Et2O(3×3 5mL)で抽出した。有機物を集め、H2O、NaClで洗浄し、Na2SO4で 乾燥した。8:1 ヘキサン/EtOAcを用いるフラッシュクロマトグラフィ ーによって、第一のジアステレオマー68mgおよび第二のジアステレオマー2 5mgを得た(両方とも油状物)。 段階2化合物23 NaH(8mg、鉱油中60重量%、200μmol)を、N,N−ジメチル ホルムアミド(1mL)中のテトラヒドロ−1,2−チアジン−1,1−ジオキ シド(34mg、250μmol)の溶液に加え、得られた混合物を23℃で3 0分間攪拌した。N,N−ジメチルホルムアミド(1mL)中のT(27mg、 50μmol)の溶液を加え、混合物を65℃で16時間加熱した。反応物を室 温に冷却し、NH4Cl溶液(2mL)を加えた。反応混合物を水(50mL) に注ぎ、得られた水性混合物をEt2O(2×50mL)で抽出した。合わせた 有機抽出物を水(25mL)で洗浄し、乾燥し(Na2SO4)、濃縮して、出発 物質と所望生成物との混合物を得、この混合物を、さらに精製するとなく使用し た。 アセトン(3mL)中に前記の粗反応混合物(30mg)を 含有する溶液を、塩酸溶液(3N、3mL)で処理し、この無色溶液を65℃で 12時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、飽和NaHCO3(25mL) にゆっくり注いだ。得られた懸濁液をEtOAc(30mL)で洗浄し、有機層 を乾燥し(Na2SO4)、濃縮して、粗油状物を得、フラッシュクロマトグラフ ィー(70% EtOAc/ヘキサン)によって精製して、23を白色固形物( 15mg、2段階で58%)として得た。Rf=0.13(70% EtOAc /ヘキサン)、融点=163〜164℃。 28362SO5・0.80H2Oに関する分析: 計算値: C,63.81;H,7.19;N,5.31 実測値: C,63.81;H,7.02;N,5.18。 C28362SO5に関するHRMS: 計算値:513.2423、実測値:513.2437。実施例5 5(RS)−メチルフェニル−9(RS)−ヒドロキシ−1(RS)−((1’ −ヒドロキシ)−2’−(2”−アミノ)フェニル)−エチル−3−ベンジル− 3−アザビシクロ[3.3.1]ノナン−7−オン(化合物20)、表II 段階1 ペンタン中のt−ブチルリチウムの溶液(1.7M、3.00mL、 5.1 0mmol、9.64当量)を、THF(3.5mL)中のtert−ブチル− 2−メチルカルバニレート(515mg、 2.48mmol、4.69当量)の溶液に、−40℃において1分間かけて加 えた。得られた明るい黄色混合物を−40℃で15分間攪拌し、次に、THF( 4mL)中のアルデヒドU(300mg、0.529mmol、1当量)の溶液 を加えた。得られた混合物を0℃に温め、その温度で15分間維持した。生成物 の溶液を、pH7の燐酸緩衝液(100mL)で希釈し、得られた水性混合物を 、EtOAc(2×75mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥 し、濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(初めはヘキサン中5%E tOAc、ヘキサン中20%酢酸エチルへの勾配)によって精製して、所望アル コールを無色油状物(85mg、21%)として、および非所望のジアステレオ マーアルコールを無色油状物(81mg、20%)として得た。TLC(20% EtOAC−ヘキサン)、Rf:所望アルコール:0.36( UV)、非所望アルコール:0.44(UV)。段階2 3M HCl水溶液(10mL)およびアセトン(10mL)の混合物中の、 ケタール(80mg、0.11mmol)の溶液を、60℃で16時間加熱した 。23℃に冷却後、生成物の溶液をNaHCO3飽和水溶液(100mL)で慎 重に希釈した。得られる水性混合物をEtOAc(2×50mL)で抽出した。 合わせた有機層を、Na2SO4で乾燥し、濃縮した。残渣をフラッシュクロマト グラフィー(初めはヘキサン中40%EtOAc、次にEtOAc中40%ヘキ サン)によって精製して、生成物のケトンを無色油状物(31mg、67%)と して得た。生成物の油状物をEt2Oで粉砕して、白色結晶 質固形物を得た(融点=164〜165℃)。高分解能MS(FAB):C273623に関する計算値 [M+H]+:437.2804、実測値:437.2813。 C273623に関する分析 計算値: C,74.28;H,8.31;N,6.42 実測値: C,74.28;H,8.34;N,6.52。 TLC(40%EtOAc−ヘキサン)、Rf:0.06。 明細書の前記記載は、例示のために記載された実施例と共に、本発明の原理を 教示するものであるが、本発明の実施は、請求の範囲およびその同等物の範囲内 に含まれる全ての、通常の変更、適用、または修正を包含すると理解されるもの とする。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AU,AZ ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CN,CU, CZ,EE,GE,HU,IL,IS,JP,KG,K R,KZ,LC,LK,LR,LT,LV,MD,MG ,MK,MN,MX,NO,NZ,PL,RO,RU, SG,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,U S,UZ,VN,YU (72)発明者 フレイリー,マーク・イー アメリカ合衆国、ニユー・ジヤージー・ 07065、ローウエイ、イースト・リンカー ン・アベニユー・126 (72)発明者 ホロウエイ,エム・キヤサリン アメリカ合衆国、ニユー・ジヤージー・ 07065、ローウエイ、イースト・リンカー ン・アベニユー・126 (72)発明者 ハンゲイト,ランダル・ダブリユ アメリカ合衆国、ニユー・ジヤージー・ 07065、ローウエイ、イースト・リンカー ン・アベニユー・126 (72)発明者 プレンダーガスト,クリステイン アメリカ合衆国、ニユー・ジヤージー・ 07065、ローウエイ、イースト・リンカー ン・アベニユー・126

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 式: [式中: Xは、−O−、−NH−、−NR4−または−S−であり; Yは、=Oであるか、または結合している炭素と一緒になって、 を形成し; Zは、=Oであるか、または結合している炭素と一緒になって、 を形成し; R1は、 a)H; b)C1 〜4アルキル; c)C3 〜7シクロアルキル; d)非置換のあるいはヒドロキシで1回またはそれ以上置換されているアリ ール; e)CH25;または f)5〜7員の複素環 であり、 R2は、 a)C1 〜4アルキル; b)非置換のまたはアリールで置換されているアリール; c)CH26;または d)複素環 であり、 R3は、 a)CH(OH)R7;または b)CH(NH2)R7 であり、 R4は、 a)C1 〜4アルキル; b)C3 〜6シクロアルキル; c)非置換のまたはハロで置換されているアリールであるか、あるいは非置 換のまたはヒドロキシで1回またはそれ以上置換されているC1 〜4アルキルで置 換されているアリール d)CH21;または e)5〜7員の複素環 であり、 R5は、 a)C1 〜4アルキル;または b)アリール であり、 R6は、 a)C1 〜4アルキル; b)非置換のまたはハロで置換されているアリールであるか、あるいは非置 換のまたはヒドロキシで1回またはそれ以上置換されているC1 〜4アルキルで置 換されているアリール;または c)5〜7員の複素環 であり、 R7は、 a)H; b)C1 〜4アルキル; c)非置換のまたはアミノで置換されているアリール; d)非置換のまたはアミノで置換されているC1 〜3アルキルアリール;また は e)5〜7員の複素環 である] で示される化合物、またはその医薬的に許容される塩。 2. 式: [式中: R2は、C1 〜4アルキレン−アリールであり、 R4は、非置換のまたはアリールで置換されたC1 〜4アルキルであるか、C3 6 シクロアルキル、または5〜7員の複素環 であり、 R7は、H、非置換のまたはアミノで置換されたベンジルである] で示される化合物、またはその医薬的に許容される塩。 3. 式:で示される化合物、またはその医薬的に許容される塩。 4. 式: で示される化合物、またはその医薬的に許容される塩。 5. 請求項1〜4のいずれかに記載の化合物、および医薬的 に許容される担体を含んで成る医薬組成物。 6. AIDS発症の遅延、HIV感染の予防、HIV感染の治療、またはHI Vプロテアーゼの阻害に使用するための、請求項1〜4のいずれかに記載の医薬 組成物。 7. AIDSの治療および発症の遅延方法であって、請求項1〜4のいずれか に記載の化合物の有効量をそのような処置を必要とする哺乳動物に投与すること を含んで成る方法。 8. HIVによる感染の予防方法であって、請求項1〜4のいずれかに記載の 化合物の有効量をそのような処置を必要とする哺乳動物に投与することを含んで 成る方法。 9. HIVによる感染の治療方法であって、請求項1〜4のいずれかに記載の 化合物の有効量をそのような治療を必要とする哺乳動物に投与することを含んで 成る方法。 10. HIVプロテアーゼの阻害方法であって、請求項1〜4のいずれかに記 載の化合物の有効量をそのような処置を必要とする哺乳動物に投与することを含 んで成る方法。 11. 化合物Aと、(−)6−クロロ−4(S)−シクロプロピルエチニル− 4(S)−トリフルオロメチル−1,4−ジヒドロ−2H−3,1−ベンゾオキ サジン−2−オン、および 任意にAZTまたはddIまたはddCとの、化合物の組合せ。 12. 化合物AまたはBと、AZTまたはddIまたはddCのいずれかとの 、化合物の組合せ。 13. 化台物Bと、(−)6−クロロ−4(S)−シクロプロピルエチニル− 4(S)−トリフルオロメチル−1,4−ジヒドロ−2H−3,1−ベンゾオキ サジン−2−オン、および任意にAZTまたはddIまたはddCとの、化合物 の組合せ。
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