JPH09509170A - 免疫抑制活性を有する4−アミノ−6−置換ミコフェノール酸および誘導体 - Google Patents
免疫抑制活性を有する4−アミノ−6−置換ミコフェノール酸および誘導体Info
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Abstract
(57)【要約】
開示した式(I)のミコフェノール酸の誘導体は、ミコフェノール酸および/またはミコフェノール酸モフェチルおよび他の免疫抑制剤の必要を示す疾患状態の処置に有利な治療剤である。
Description
【発明の詳細な説明】
免疫抑制活性を有する4−アミノ−6−置換ミコフェノール酸および誘導体
発明の分野
本発明は、4−ヒドロキシ基が4−アミノ誘導体により置き換わっており、さ
らに6−メトキシ基が他の置換基に置き換わっているミコフェノール酸の誘導体
に関する。本発明は、5位に天然のおよび誘導体の側鎖を含むものである。本発
明は、また製剤および処置法にも関する。
背景情報および関連開示
ミコフェノール酸(“MPA”)は、最初、ペニシリウム・ブレビコンパクタ
ムの発酵液中に見い出された弱活性抗生物質として報告されたものであり、下記
の構造式を有する。
MPAおよびある種の関連化合物類、例えば、ミコフェノール酸モフェチル(M
PAのモルホリノエチルエステルは、下記構造式を有し:
最近、免疫抑制剤としての特に有利な治療的特性を有するものとして報告されて
いる。
ミコフェノール酸の様々な誘導体、それらの合成、および自己免疫異常、乾癬
、特に慢性関節リウマチを含む炎症疾患、腫瘍およびウイルスの処置、および同
種移植片拒絶の処置に対する用途が、米国特許第4,686,234号;第4,7
25,622号;第4,727,069号;第4,748,173号;第4,753,
935号;第4,786,637号;第4,808,592号;第4,861,776
号;第4,948,793号;第4,952,579号;第4,959,387号;第
4,
992,467号;第5,247,083号;および1992年8月7日に出願さ
れた米国特許出願第07/927,260号に記載されている。
既に記載したミコフェノール酸のエステル類および誘導体類は、免疫抑制剤と
して、自己免疫関連異常、糸球体腎炎、および肝炎を処置するのに、および同種
移植片拒絶を予防するのに有用である。これらは、抗炎症剤として、慢性関節リ
ウマチを処置するのに有用である。これらは、抗腫瘍剤として、リンパ節網内細
胞起源の固腫および悪性腫瘍を処置するのに有用である。
また、米国特許第3,825,571号および第3,853,919号;日本特許
第01290667号;J.Med.Chem.,33(2),833-8(1990);Austr.J.Chem.,
31(2),353-64(1978);およびJ.Antibiot.,29(3),275-85,286-91(1976)
も参照されたい。開示された化合物群は、抗腫瘍活性、免疫抑制活性、抗ウイル
ス活性、抗関節炎活性、および/または抗乾癬活性を有するものとして記載され
ている。J.W.PattersonおよびG.Huang、Chemical Communications,1579(1991
)の論文には、かかる化合物群に関する興味深い合成法が記載されている。
上記引用した特許、公報および、本明細書中で参照した文献/刊行物は、全て
出典明示により本明細書の一部とする。
発明の概要
ミコフェノール酸の誘導体類およびそれらのエステル類およびそれらの医薬的
に許容され得る塩類、即ち、式I:
式中:
R1は水素または低級アルキルであり;
R2は水素、低級アルキル、−C(O)R3、−C(O)NR4R5、−CO2R6、ま
たは−SO2R3であり、ここで:
R3は水素、低級アルキル、ハロ低級アルキル、または所望により置換さ
れたフェニルであり;
R4は水素、低級アルキル、または所望により置換されたフェニルであり
;
R5は水素、低級アルキル、または所望により置換されたフェニルであり
;
R6は低級アルキルまたは所望により置換されたフェニルであり;
R7は低級アルキル、シクロアルキル、フルオロビニル、ジフルオロビニル、
トリフルオロビニル、低級アルケニル、−C≡C−R8、アリル、CHOまたは
CH2OR9であり、ここで;
R8は水素または低級アルキルであり、さらに
R9は水素または4−メトキシベンジルであり、さらに
Zは式ZA、ZB、ZC、ZD、ZE、ZF、ZG、およびZHから選択され
る側鎖である:
式中:
Z1は水素、低級アルキル、ハロ、またはCF3であり;
Z2は水素、低級アルキル、低級アルコキシ、アリール、またはCH2−Z13で
あり、Z13はアリール、またはヘテロアリールであり;
Z3は水素、低級アルキル、低級アルケニル、低級アルコキシ、フェニル、ま
たは−S(O)mZ12であり、ここで、
Z12は低級アルキルであり、そして
mは0、1、または2である;
Z4はH、低級アルキル、またはフェニルであるか、または、
Z3とZ4はそれらが結合している炭素と一緒になって3ないし5炭素原子のシ
クロアルキルを形成し;さらに
GはOH、低級アルコキシ、低級チオアルキル、−NG1G2、
−O(CH2)nNG1G2、または−O(CH2)nN=G3であり、
nは1から6の整数であり、
G1は水素または低級アルキルであり
G2は水素または低級アルキルであり、さらに
=G3は炭素原子4ないし6の低級アルキレン、または炭素原子3ないし
5の低級アルキレンに−O−、−S−、または−N(G4)−である一構成員を加
えたものであり、G4は水素または低級アルキルである;
式中:
Z5は水素または低級アルキルであり;
Z8は水素または低級アルキルであり;
D1とD2はそれらの隣の炭素原子と一緒になって、所望により置換される飽和
または不飽和の3ないし7原子の炭素環式または複素環式環を形成し;
さらに
Gは上記定義のとおりである;または
式中:
Z5、Z8、およびGは上記定義のとおりである;または
式中:
D3は−CH2−または−CH2−CH2−であり;
Gは上記定義のとおりである;または
式中:
Z6は水素、低級アルキル、低級アルコキシ、−COOH、−NH2、またはハ
ロであり;
Z7は水素、低級アルキル、低級アルコキシ、またはハロであり;
Z5およびGは上記定義のとおりである;または
式中:
Z1およびGは上記定義のとおりである;または
式中:
D3、Z2、Z3、Z4、およびGは上記定義のとおりである;または
式中:
D4は−CH2−、−CH2CH2−、−CH2CH2CH2−、−O−、または−
OCH2−であり;
Z1およびGは上記定義のとおりである;
で示される化合物、およびそれらの医薬的に許容され得る塩類。
その他の態様では、本発明は、少なくとも1種の医薬的に許容され得る賦形剤
と混合させた式Iの化合物またはそれらの医薬的に許容され得る塩の治療上有効
量を含有する医薬組成物に関する。
さらにその他の態様では、本発明は、処置の必要な哺乳類に式Iの化合物また
はその医薬的に許容され得る塩の治療上有効量を投与することによる、哺乳類に
おける免疫、炎症、腫瘍、増殖異常、ウイルス疾患および乾癬疾患の処置法に関
する。
発明の詳細な説明
定義および一般的パラメーター
下記の定義は、本明細書中で本発明を記述するために用いた様々な用語の意味
および範囲を説明および定義するために記載する。
本明細書で使用するとき、用語“アルキル”は、炭素および水素のみを含有す
る炭素原子1ないし12の完全に飽和した一価基を表しており、環状、分枝状ま
たは直鎖状基であることができる。この用語は、更に、メチル、エチル、t−ブ
チル、ペンチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ヘプチル、シクロヘプチル
、およびアダマンチルなどの基により、例示されるものである。
用語“低級アルキル”は、炭素原子1ないし6の一価アルキル基を表す。この
用語は、更に、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、シクロプロピル
、
n−ブチル、t−ブチル、i−ブチル(または2−メチルプロピル)、イソアミ
ル、ペンチル、シクロペンチル、i−ペンチル、ヘキシル、およびシクロヘキシ
ルなどの基により、例示されるものである。
用語“低級アルケニル”は、炭素原子1ないし6の不飽和一価炭化水素基を表
す。この用語は、更に、ビニル、プロプ−2−エニル、ペント−3−エニル、お
よびヘキサ−5−エニルにより、例示されるものである。
用語“ハロ”は、特記しない限り、フルオロおよびクロロを表す。
用語“ハロ低級アルキル”は、1またはそれ以上の塩素またはフッ素原子で置
換された低級アルキル基を表す。この用語は、更に、トリクロロメチル、トリフ
ルオロメチル、ジクロロメチル、フルオロメチル、ジフルオロ−クロロ−メチル
、3−クロロプロピル、および4−トリフルオロ−2−クロロブチルにより、例
示されるものである。
用語“ハロメチル”は、1またはそれ以上の塩素またはフッ素原子で置換され
た低級メチル基を表す。この用語は、更に、トリクロロメチル、トリフルオロメ
チル、ジクロロメチル、フルオロメチル、ジフルオロ−クロロ−メチルにより、
例示されるものである。
用語“低級アルキレン”は、炭素原子1ないし6の二価アルキル基を表す。こ
の用語は、更に、メチレン、エチレン、n−プロピレン、i−プロピレン、n−
ブチレン、t−ブチレン、i−ブチレン(または2−メチルプロピレン)、イソ
アミレン、ペンチレン、およびn−ヘキシレンにより、例示されるものである。
用語“アルコキシ”は、基−OR、ここでRは低級アルキルである、を表す。
用語“低級アルカノール”は、式ROHでRが低級アルキルであるアルコール
を意味する。この用語は、更に、メタノール、エタノール、n−プロパノール、
i−プロパノール、n−ブタノール、t−ブタノール、i−ブタノール(または
2−メチルプロパノール)、ペンタノール、n−ヘキサノールにより、例示され
るものである。
“−N=G3”部分は、ピロリジノ、ピペリジノ、ヘキサメチレンイミノ、イ
ミダゾリジノ、チアゾリジノ、モルホリノ、チオモルホリノ、ピペラジノ、チオ
ペンタメチレンイミノ、および同等物などの複素環基を表す。
用語“所望により置換されたフェニル”は、フェニル、およびモノ−、ジ−、
またはトリ−置換フェニルを表し、所望による置換基は、低級アルキル、低級ア
ルコキシ、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、またはハロである。この用語は、
更に、2−クロロフェニル、2−トリフルオロメチルフェニル、4−メトキシフ
ェニル、4−クロロフェニル、3,4−ジメトキシフェニル、2−クロロ−3,4
−ジメトキシフェニル、4−ヒドロキシフェニル、4−メチルフェニル、3−t
−ブチルフェニル、および4−ヘキシルフェニルにより、例示されるものである
。
用語“アリール”は、単環(例えば、フェニル)または二縮合環(例えば、ナ
フチル)を有する一価不飽和芳香族炭素環式基を表し、これらは所望により、独
立して、OH、COOH、低級アルキル、低級アルコキシ、クロロ、フルオロ、
トリフルオロメチル、および/またはシアノによりモノ−、ジ−、またはトリ−
置換されていてもよい。
用語“ヘテロアリール”は、環内にN、O、またはSなどのヘテロ原子を少な
くとも1つ有する一価芳香族炭素環式基、例えば、キノリル、ベンゾフラニル、
ピリジル、モルホリニル、およびインドリルを表し、これらは所望により、独立
して、OH、COOH、低級アルキル、低級アルコキシ、クロロ、フルオロ、ト
リフルオロメチル、および/またはシアノによりモノ−、ジ−、またはトリ−置
換されていてもよい。
式ZBの側鎖に関して使用した用語“所望により置換される飽和または不飽和
の3ないし7原子の炭素環式環または複素環式環”は、下記構造の側鎖を包含す
る:
ここで、各環の内側の線は、二重結合が随意存在することを示しており、X1、
X2、X3、X4、およびX5は、独立して−CHXa−、−C(O)−、−C(N−Xb
)−、−C(N−NXdXe)−、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)2−、ま
たは−NXc−であることができ、
ここで
Xaは水素、低級アルキルであるか、または二重結合を形成し;
Xbはアシル、カルバモイル、またはウレイドであり;
Xcは低級アルキル、C(O)Xd、S(O)2Xd、またはC(O)NXdXeであり;
さらに
XdおよびXeは独立して水素または低級アルキルである;
ただし、1以上のヘテロ原子が存在するならば、それらのヘテロ原子は少なくと
も1つの炭素原子により隔てられている。従って、D1とD2が共に−CH2CH2
CH2CH2−を表し、Z5とZ8が共に水素である側鎖ZBは、2−[(2−エチリ
デン)−2−シクロヘキサ−1−イル]酢酸誘導体と命名する。同様に、D1とD2
が共に−CH2CH2OCH2−を表し、Z5とZ8が共に水素である側鎖ZBは、
2−[(2−エチリデン)−4−テトラヒドロピラン−3−イル]酢酸誘導体と命名
する。
“所望による”または“所望により”は、続いて記載する事象または状況が起
こってもよく、また起こらなくてもよいこと、および、その記載が、該事象また
は状況が起こる例、および起こらない例を含んでなることを意味する。例えば、
“所望により置換されたフェニル”は、フェニルが置換されていても、置換され
ていなくてもよいこと、およびその記載が非置換フェニルと置換基のあるフェニ
ルの両方を含むことを意味する:“所望により”に続く“遊離塩基を酸付加塩に
変換する”は、その変換が、記載した方法が本発明の中に含まれるために、実施
されても、実施されなくてもよいこと、および本発明が、遊離塩基を酸付加塩に
変換するような方法と変換しないような方法とを含むことを意味する。
“医薬的に許容され得る塩”は、無機または有機酸または塩基から誘導される
あらゆる塩であることができる。塩は酸または塩基から誘導される得る。
酸付加塩類は、塩酸、臭化水素酸、硫酸(スルフェートおよびビスルフェート
塩を与える)、硝酸、リン酸および同等物などの無機酸、および酢酸、プロピオ
ン酸、グリコール酸、ピルビン酸、シュウ酸、リンゴ酸、マロン酸、コハク酸、
マレイン酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、桂皮酸、マンデル酸、メ
タンスルホン酸、エタンスルホン酸、サリチル酸、p−トルエンスルホン酸、お
よび同種物などの有機酸から誘導される。
塩基付加塩類は、水酸化ナトリウム、水酸化カルウム、水酸化リチウム、アン
モニウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、および同種物などの無機塩
基から誘導される。有機塩基由来のカチオン類は、イソプロピルアミン、ジメチ
ルアミン、トリメチルアミン、トリエチルアミン、ピリジン、シクロヘキシルア
ミン、エチレンジアミン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエ
タノールアミン、および同種物などの第1級、第2級、および第3級アミン類か
ら形成されるものを含む。
用語“不活性有機溶媒”または“不活性溶媒”は、それに関連して記載してい
る反応条件下で不活性な溶媒を意味する(例えば、ベンゼン、トルエン、アセト
ニトリル、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、クロロホルム、塩化メチレ
ン、ピリジン、キシレン、ジメチルホルムアミド、1,4−ジオキサン、ジクロ
ロメタン、および同等物を含む)。
用語“処置”または“処置する”は、哺乳類における疾病のあらゆる処置を意
味し:
(i)疾病を予防する、即ち、疾病の臨床的症状が発生しないようにすること;
(ii)疾病を抑止する、即ち、臨床的症状の進行を抑止すること;および/また
は
(iii)疾病を和らげる、即ち、臨床的症状の緩解を引き起こすこと
を含む。
本明細書で使用した、用語“有効量”は、処置を提供するに十分な投与量を意
味する。これは、患者および達成される処置によって、変化するものである。
“異性体類”は、同一の分子式を有する異なる化合物である。
“立体異性体類”は、原子の空間での配置の仕方のみが異なる異性体類である
。
“エナンチオマー類”は、重ね合わせることのできないお互いの鏡像である一
対の立体異性体である。一対のエナンチオマーの1:1混合物は、“ラセミ”混
合物である。用語“(±)”は、適当なラセミ混合物を示すために使用する。
“ジアステレオ異性体”は、少なくとも2つの不斉原子を有する立体異性体類
であるが、お互いの鏡像ではない。
絶対立体化学は、カーン−インゴールド−プレログR−S規則に従い示す。化
合物が純粋なエナンチオマーであるとき、各キラル炭素での立体化学は、Rまた
はSのいずれかにより示され得る。その絶対配置が未知である分割化合物は、そ
れらがナトリウムD線の波長で偏光面を旋回させる方向(右旋性または左旋性)
によって、(+)または(−)を示す。
化合物がラセミ混合物であるとき、各キラル炭素の立体化学は、ラセミ化合物
の単一エナンチオマーに関してRSまたはSRのいずれかにより特定できる。こ
の方法では、相互の立体化学が明白に表される。
本発明の化合物群は、1またはそれ以上の不斉中心を有することができ、ラセ
ミ混合物として、または個々のエナンチオマーまたはジアステレオ異性体として
製造され得る。得られた式Iの化合物に存在する立体異性体の数は、存在する不
斉中心の数によって変わる(2nの立体異性体が生じる可能性があり、このとき
nは不斉中心の数である)。個々の立体異性体は、合成のある適切な段階で中間
体のラセミ混合物または非ラセミ混合物を分割することにより、または、式Iの
化合物を常法で分割することにより、得ることができる。個々の立体異性体(個
々のエナンチオマーおよびジアステレオ異性体を含む)、並びに立体異性体のラ
セミ混合物および非ラセミ混合物は、本発明の範囲内に包含され、それらは全て
、特に指示しない限り、本明細書の構造によって表されると意図される。異性体
分別の特定の実施例は、実施例の項に記載する。
特記しない限り、本明細書に記載した反応は、温度範囲約−20℃から約10
0℃、より好ましくは、約10℃から約50℃、最も好ましくは、およそ室温で
大気圧で行う。
本明細書に記載した化合物群および中間体群の単離および精製は、所望ならば
、例えば、濾過、抽出、結晶化、カラムクロマトグラフィー、薄層クロマトグラ
フィー、または厚層クロマトグラフィー、またはこれら操作の組み合わせなどの
適切な任意の分離または精製操作により行うことが出来る。特定の適切な分離お
よび単離操作の例示説明は、下記実施例を参照して与えている。しかしながら、
他の等価な分離または単離操作も勿論使用出来る。
命名
式Iの化合物類は、下記に示した番号付け法を用いて命名する。
式Iの化合物類のイソベンゾフラニル核は、下記のように番号付けする:
以下は、どのようにして式Iの化合物を命名するかを例示するものである。
式ZAの側鎖は、下記に示すとおりに番号付けする。
側鎖がZAである式Iの代表的な化合物は、下記のとおりであり:
以下のように命名する:
1.(E)−6−(4−アミノ−1,3−ジヒドロ−6,7−ジメチル−3−オキソ
イソベンゾフラン−5−イル)−2(S),4−ジメチル−4−ヘキセン酸;
2.(E)−6−(6−シクロプロピル−1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキ
ソ−4−トリフルオロアセチルアミノイソベンゾフラン−5−イル)−2(S)−
エチル−4−メチル−4−ヘキセン酸;
3.(E)−6−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−4−メチルアミノ−3−オキソ
−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イル)−3−ヒドロキシ−2−メチルスル
ホニルアミノ−2−フェニル−4−トリフルオロメチル−4−ヘキセン酸メチル
;
4.(E)−4−クロロ−6−(1,3−ジヒドロ−4−(3,3−ジメチルウレイド
)−6−エチニル−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−3−
メチル−2−メチルスルホニル−4−ヘキセン酸チオメチル;
式ZBの側鎖でD1とD2がヘテロ原子を含有しないものは、下記に示す通りに
番号付けする:
側鎖がZBでD2がヘテロ原子を含まない、式Iの代表的な化合物は、下記の
とおりであり:
以下のように命名する:
1.(E)−2−{2−[2−[1,3−ジヒドロ−4−アミノ−6−ヒドロキシメチ
ル−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル]エチリデン]シク
ロペント−1−(S)−イル}酢酸;
2.(E)−2−{2−[2−(1,3−ジヒドロ−6−(2−フルオロビニル)−7−
メチル−4−メチルアミノ−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)エチリデ
ン]シクロヘキサ−1−イル}酢酸;
3.(E)−2−{2−[2−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−6−(
プロプ−2−エニル)−4−トリフルオロアセチルアミノイソベンゾフラン−5
−イル)エチリデン]シクロヘプト−1−イル}プロピオン酸ジメチルアミド(こ
こで、G1およびG2は共にメチルである);
4.(E)−2−{2−[2−(6−(ブト−2−イニル)−1,3−ジヒドロ−4−(
3,3−ジメチルウレイド)−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イ
ル)エチリデン]−シクロブト−1−(R)−イル}オクタン酸チオメチル。
ヘテロ原子を含む式ZBの側鎖は、環中のヘテロ原子の位置によってかわるが
、別の方法で番号付けする。例えば、式ZBの側鎖で、D1とD2が隣の炭素原子
と一緒になって6原子の飽和複素環を形成する場合は、下記に示すとおり番号付
けする。
ここでDは−O−、−S(O)p−、−N(R9)−、および同等物を表す。
側鎖がヘテロ原子を含むZBである場合の式Iの代表的な化合物は、下記のと
おりであり:
以下のように命名する:
1.(E)−2−{4−[2−(4−アミノ−1,3−ジヒドロ−6,7−ジメチル−
3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)エチリデン]テトラヒドロフラン−3−
イル}酢酸;
2.(E)−2−{4−[2−(1,3−ジヒドロ−6−ホルミル−7−メチル−3−
オキソ−4−トリフルオロアセチルアミノイソベンゾフラン−5−イル)エチリ
デン]−3−メチルピペリジン−3(S)−イル}プロピオン酸ヘキシル;
3.(E)−2−{4−[2−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−4−メ
チルアミノ−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)エチリデン]チエパン−3
−イル}ヘプタン酸ジメチルアミド(ここで、G1とG2は共にメチルである)。
式ZCの側鎖は、下記に示したとおりに番号付けする:
側鎖がZCである場合の式Iの代表的な化合物は、下記のとおりであり:
ここでMB=4−メトキシベンジル
以下のように命名する:
1.3−(4−アミノ−1,3−ジヒドロ−6,7−ジメチル−3−オキソイソベ
ンゾフラン−5−イルメチル)−2−メチルシクロペント−2−エニル−1−(S
)−酢酸;
2.3−(1,3−ジヒドロ−6−(4−メトキシベンジルオキシメチル)−7−メ
チル−3−オキソ−4−トリフルオロアセチルアミノイソベンゾフラン−5−イ
ルメチル)シクロペント−2−エニル−1−酢酸ヘキシル;
3.2−(S)−[3−(6−シクロヘキシル−1,3−ジヒドロ−7−メチル−4
−メチルアミノ−3−オキソイソベンゾフラン−5−イルメチル)−2−メチル
シクロペント−2−エン−1(S)−イル]メチル酪酸;
4.3−(4−アミノ−1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−6−プロピ
ルイソベンゾフラン−5−イルメチル)−2−ヘキシルシクロペント−2−エン
−1−イル酢酸2−ジメチルアミノエチル(ここで、G1とG2は共にメチルであ
る)。
式ZDの側鎖は、下記に示すとおりに番号付けする:
側鎖がZDである式Iの代表的な化合物は、下記のとおりであり:
以下のように命名する:
1.(E)−3−[2−(4−アミノ−1,3−ジヒドロ−6,7−ジメチル−3−オ
キソイソベンゾフラン−5−イル)エチリデン]シクロペンタン−1−(R)−カル
ボン酸;
2.(E)−4−[2−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オキソ
−4−トリフルオロアセチルアミノイソベンゾフラン−5−イル)エチリデ
ン]シクロヘキサン−1−カルボン酸ヘキシル;
3.(E)−3−[2−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−4−メチルアミノ−3−
オキソ−6−トリフルオロビニルイソベンゾフラン−5−イル)エチリデン]シク
ロペンタン−1−チオカルボン酸メチル。
式ZEの側鎖は、下記に示すように番号付けする:
側鎖がZEである式Iの代表的な化合物は、下記のとおりであり:
以下のように命名する:
1.(E)−2−[3−(4−アミノ−1,3−ジヒドロ−6,7−ジメチル−3−オ
キソイソベンゾフラン−5−イル)−1−メチルプロプ−1−エン−1−イル]安
息香酸;
2.(E)−2−[3−(6−sec−ブチル−1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オ
キソ−4−トリフルオロアセチルアミノイソベンゾフラン−5−イル)プロプ−
1−エン−1−イル]−6−メチル安息香酸ジメチルアミド(ここで、G1とG2
は共にメチルである);
3.(E)−6−クロロ−2−[3−(6−アリル−1,3−ジヒドロ−7−メチル
−4−メチルアミノ−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−1−ヘキシル
プロプ−1−エン−1−イル]−4−メトキシ安息香酸ヘキシル。
式ZFの側鎖は、下記に示すように番号付けする:
側鎖がZFである式Iの代表的な化合物は、下記のとおりであり:
以下のように命名する:
1.4−(4−アミノ−1,3−ジヒドロ−6,7−ジメチル−3−オキソイソベ
ンゾフラン−5−イルメチル)−3−メチルシクロペント−3−エン−1−(S)
−カルボン酸;
2.4−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オキソ−4−トリフ
ルオロアセチルアミノイソベンゾフラン−5−イルメチル)−3−ヘキシルシク
ロペント−3−エン−1−カルボン酸エチル;
3.4−(6−シクロペンチル−1,3−ジヒドロ−7−メチル−4−メチルアミ
ノ−3−オキソイソベンゾフラン−5−イルメチル)シクロペント−3−エン−
1−カルボン酸チオメチル。
式ZGの側鎖は、下記に示すように番号付けする:
側鎖がZGである式Iの代表的な化合物は、下記のとおりであり:
以下のように命名する:
1.3−[3−(S)−(4−アミノ−1,3−ジヒドロ−6,7−ジメチル−3−オ
キソイソベンゾフラン−5−イル)シクロペント−1−エン−1−イル]プロピオ
ン酸;
2.3−[3−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−4−メチルアミノ
−3−オキソフラン−5−イル)シクロペント−1−エン−1−イル]−2,3−
ジメチル−2−フェニルプロピオン酸。
式ZHの側鎖は下記に示すように番号付けする:
側鎖がZHである式Iの代表的な化合物は、下記のとおりであり:
以下のように命名する:
1.(E)−2−[3−(4−アミノ−1,3−ジヒドロ−6,7−ジメチル−3−オ
キソイソベンゾフラン−5−イル)−1−メチルプロプ−1−エン−1−イル]シ
クロペンタン−1−カルボン酸;
2.(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オキソ
−4−トリフルオロアセチルアミノイソベンゾフラン−5−イル)−1−メ
チルプロプ−1−エン−1−イル]シクロヘキサン−1R−カルボン酸エチル;
3.(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−6−メトキシメチル−7−メチル−4
−メチルアミノ−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)プロプ−1−エン−
1−イル]シクロヘプタン−1−カルボン酸チオメチル。
側鎖がZHでD4がヘテロ原子である式Iの化合物は、これとは異なる番号付
けをし、ヘテロ原子を環の1位として表す。例えば、D4が酸素であり、R1およ
びR2が共に水素であり、R7がメチルであり、Z1がメチルであり、Gがヒドロ
キシである化合物は、下記のとおりに命名する:
(E)−2−[3−(4−アミノ−1,3−ジヒドロ−6,7−ジメチル−3−オキ
ソイソベンゾフラン−5−イル)−1−メチルプロプ−1−エン−1−イル]フラ
ン−3−カルボン酸。
式Iの化合物類の製造
式Iの化合物類は、下記構造式6で示される低級アルキル 4−イソシアナト
エステル類から製造される。
式中Zaは発明の概要のところで定義した、Gが低級アルコキシである式Zの側
鎖である。
式6の化合物は、式A:
式中Zaは上記定義のとおりである、
の中間体から製造する。式Aの化合物の製造は、反応式XXIIIに例示説明する
。
式6の化合物類は、次いで、4位の所望の置換基によって変わる幾つかの異な
る合成経路により、式Iの化合物類に変換する。
ミコフェノール酸の4−置換誘導体のエステルのためのエステル化経路および
/または最終エステル化工程の多くは、米国特許第4,686,234号;第4,
725,622号;第4,727,069号;第4,748,173号;第4,753
,935号;第4,861,776号;および(本出願の発明者と同じ研究機関で
働き、かつ本出願と同じ譲り受け人に対する譲渡の義務のある発明者による)1
992年7月10日に出願された“Direct Esterification of Mycophenolic Ac
id”と題する係属中の出願番号07/911635に記載されており、これらは
全て前もって本明細書に参照して組み込んである。上記文献に記載されているミ
コ
フェノール酸またはその酸誘導体の代わりに式Iの酸を用いることにより、記載
されたエステル化経路および/または最終工程またはその酸誘導体類を同様に使
用することができる。
出発物質
式Aの中間体は、その構造を下記に示す式1の化合物から出発して製造する。
式中、Zaは上記定義のとおりである。
式1の化合物類は、下記反応式IないしXXIIに記載のようにして製造できる
。かかる化合物の製造は、またその全体を参照して本明細書に組み込んである、
本出願と同時に出願した“????”と題する同時係属中の出願番号08/??
???、出願人整理番号DO−MPA−1にもより詳細に記載されている。
当業者ならば、明らかであるように、式1で、例えば、Raがトシルである、
および/またはGが低級アルコキシである化合物の製造において合成される中間
体を、反応式XXIIIにおいて、式1およびBの化合物の代わりに、対応するRa
がHでありGがOHである化合物を介する変換の必要なく使用できる。例えば、
式105でRaがアリールまたはアルキルスルホニルである化合物を、反応式X
XIIIにおける式2の化合物として直接使用できる。
別法として、R7が低級アルキルまたはシクロアルキルであるとき、出発物質
としてミコフェノール酸を用い、反応式XXIIIとXXIVに関して記載した合成
を実施することにより、対応して得られた6−置換誘導体を更に、反応式Iから
XXIIに関して記載したとおり、4−および/または5−位で誘導体化すること
ができる。
出発物質
ミコフェノール酸は、例えば、ミズーリ州セントルイスのシグマ・ケミカル・
カンパニーから商業的に入手出来る。式Iのミコフェノール酸低級アルキルエス
テルは、例えば、WagnerおよびZook(Wiley,New York)1956によるSynteti
c Organic Chemistry、479−532頁に記載されているようにして、合成で
きる。その他の反応物質、例えば、メトキシエトキシメチルクロリド、t−ブチ
ル−ジメチルシリルクロリド、および様々なオルソエステル類も同様に、商業的
に入手でき、また、当業者ならば一般に採用される合成法を用いて容易に製造で
きる。
式1でZが側鎖ZAである化合物類の製造
式IAの化合物類として例示した、Zが式ZAの側鎖である式Iの化合物群を
製造する方法の1つを、下記反応式IからXに示す。
式102の製造
反応式I、工程1に例示説明したとおり、ミコフェノール酸低級アルキルエス
テルのフェノール性ヒドロキシル基を保護する。
溶媒(エーテル、酢酸エチル、ジメチルホルムアミド、または好ましくはジク
ロロメタンなど)中、式101のミコフェノール酸低級アルキルエステルを当モ
ル量のハロゲン化保護基(例えば、メトキシエトキシメチルクロリド;塩化スル
ホニル、例えば、塩化トシル、塩化メシル;または塩化シリル、例えば、トリメ
チルシリルクロリド、ジフェニルメチルシリルクロリド、または好ましくはtert
−ブチルジメチルシリルクロリド)と、当モル量の有機塩基(例えば、ジイソプ
ロピルエチルアミン、トリエチルアミン、またはイミダゾール)の存在下に反応
させる。反応は、−20ないし35℃(好ましくは25℃)で1ないし24時間
(好ましくは16時間)行い、対応する式102(式中Raが保護基である)の
化合物を得る。
式103の製造
反応式I、工程2に例示説明したとおり、保護されたミコフェノール酸低級ア
ルキルエステルの側鎖二重結合をオゾン化してアルデヒドを得る。
オゾン化酸素流を、溶媒(例えば、アルコール、ハロ炭素、または好ましくは
メタノールとジクロロメタンの混合物)中の式102の保護された化合物の溶液
に通す。反応は、−100ないし−40℃(好ましくは−80℃)で行い、過剰
のオゾンの存在が、青色の発色により検出されるまで続ける。得られたヒドロペ
ルオキシドを更に精製することなく、還元剤(例えば、亜鉛と酢酸、ジメチルス
ルフィド、または好ましくはチオウレア)の添加により還元する。反応は、−8
0℃ないし25℃(好ましくは0℃)で12ないし24時間(好ましくは16時
間)行い、対応する式103のアルデヒドを得る。
式104の製造
反応式I、工程3に例示説明したとおり、式103aの有機金属化合物[式中
、MはMgBrまたはリチウム、好ましくはMgBr(グリニヤル試薬);Z1は水
素、低級アルキル、またはCF3であり、Z2は水素または低級アルキルである]
の添加により、アルデヒドをカルビノールに変換する。
有機リチウム試薬は、エーテル性溶媒(例えば、エーテル、または好ましくは
テトラヒドロフラン)中、式103aのハロビニル(好ましくはブロモビニル)
化合物(式中Mはハロである)とアルキルリチウム(好ましくはn−ブチルリチ
ウム)との反応により、生成する。反応は、−100ないし0℃(好ましくは−
40℃)で0.5ないし5時間(好ましくは1時間)行う。
別法として、式103aのハロビニル化合物をエーテル性溶媒(例えば、エー
テル、好ましくはテトラヒドロフラン)中マグネシウム金属と反応させる。反応
は、30ないし60℃(好ましくは40℃)で1ないし6時間(好ましくは2時
間)行う。
Mが亜鉛またはカドミウムである式103aの有機金属化合物は、MがLiまた
はMgBrである103aと亜鉛またはカドミウムハライド、好ましくはクロリド
との反応により、製造できる。Mがスズである式103aの化合物は、MがLiま
たはMgBrである103aとトリアルキルクロロスタンナン、好ましくは塩化ト
リブチルスズとの反応により、製造できる。Mがスズである式103aの化合物
は、また、パラジウム触媒、好ましくはテトラキス(トリフェニルホスフィン)
パラジウムの存在下、Mがトリフルオロメタンスルホネートである103aと式(
R3
Sn)2、式中Rがアルキル、好ましくはメチルである、の化合物との反応によっ
ても製造できる。Mがトリフルオロメタンスルホネートである式103aの化合
物は、強塩基(例えば、水素化ナトリウム、またはカリウムヘキサメチルジシラ
シド)との反応、続いて、生成したアニオンと無水トリフルオロメタンスルホン
酸との反応により、式:
のケトンから製造できる。別法として、Mがスズである式103aの化合物は、
水素化トリアルキルスズ(好ましくは水素化トリブチルスズ)を式Z1−C≡C
−Z2のアセチレンと反応させることにより、製造できる。
得られた有機金属試薬1モル当量を(有機金属試薬を製造するのに使用したの
と同じ溶媒系中)式103のアルデヒドの溶液に加える。反応は、−80ないし
20℃(好ましくは0℃)で5ないし60分間(好ましくは10分間)行い、対
応する式104のカルビノールを得る。
式105の製造
反応式I、工程4に例示説明したとおり、式105のアルキルエステルは、式
104のカルビノールと式104a(式中、Z3は水素、ハロ、低級アルキル、低
級アルケニル、フェニル、アルコキシ、またはチオ低級アルキルであり;Z4は
水素または低級アルキルであり;Z3とZ4はそれらが結合している炭素と一緒に
なってシクロアルキルを形成する)のオルソエステルのクライゼンオルソエステ
ル転位反応により生成する。
式104のカルビノールは、0.05から0.25モル当量の有機酸触媒(例え
ば、プロピオン酸、酪酸、または好ましくはトリメチル酢酸)の存在下、50な
いし140℃(好ましくは約130℃)で式104aのオルソエステル約10モ
ル当量と共に加熱する。反応は、1ないし48時間(好ましくは3時間)行い、
対応する式105のアルキルエステルを得る。
式IAの製造
式IAの化合物は、反応式X、工程1に関し下記に記載したようにして式10
5の化合物の脱保護によりエステルとして製造する;反応式X、工程2に関し下
記に記載したようにしてそれらを対応するカルボン酸に加水分解する。
式中Z2が低級アルキルである式1Aのエナンチオマーの製造
式1Aの化合物の個々のエナンチオマーを製造する1つの方法は、式104b
のキラル化合物から始めるものであり、その製造を、下記反応式IIに示す。
ただし、Yはクロロまたはブロモである。
式103fの製造
反応式II、工程1に例示説明したとおり、式103のアルデヒドを対応する式
103fのカルボン酸に酸化する。
式103のアルデヒドを約2モル当量の酸化剤(例えば、クロム酸、酸化銀、
漂白剤、または好ましくは過ヨウ素酸ナトリウム)と不活性溶媒(例えば、トル
エン、または好ましくは酢酸エチル)中、水および触媒量(例えば、約0.01
モル当量)の触媒(例えば、酸化ルテニウム、または好ましくはルテニウムトリ
クロリド)の存在下で反応させる。反応は、0ないし40℃(好ましくは25℃
)で30分ないし8時間(好ましくは2時間)行い、対応する式103fのカル
ボン酸を得る。
式103gの製造
反応式II、工程2に例示説明したとおり、式103fのカルボン酸を対応する
式103gのアシルハライドに変換する。
式103fのカルボン酸を、不活性溶媒(例えば、ジクロロメタン、または好
ましくは酢酸エチル)中、触媒量(例えば、約0.05モル当量)のジメチルホ
ルムアミドの存在下、1モル当量、好ましくは1.1モル当量のハロゲン化剤(
例えば、塩化チオニル、臭化チオニル、または好ましくは塩化オキサリル)と反
応させる。反応は0ないし40℃(好ましくは25℃)で30分間ないし8時間
(好ましくは2時間)行い、対応する式103gのアシルハライドを得る。
式103hの製造
反応式II、工程3に例示説明したとおり、式103aの有機金属化合物の添加
により、式103gのアシルハライドを対応する式103hのケトオレフィンに変
換する。
式103gのアシルハライドを、不活性溶媒(例えば、ジクロロメタン、エー
テル、または好ましくはテトラヒドロフラン)中、所望により触媒量(例えば、
約0.05モル当量)のパラジウム触媒[好ましくはテトラキス(トリフェニルホ
スフィン)パラジウム]の存在下、約1モル当量の式103a(式中Mはカドミウ
ム、亜鉛、スズ、または同等物である式104の化合物の製造のところで示した
ようにして製造される)の有機金属化合物と反応させる。反応は−10ないし2
0℃(好ましくは0℃)で30分間ないし8時間(好ましくは4時間)行い、対
応する式103hのケトオレフィンを得る。
式104bの製造
反応式II、工程4に例示説明したとおり、式103hのケトオレフィンを、触
媒量の(R)−テトラヒドロ−1−メチル−3,3−ジフェニル−1H,3H−ピロ
ロ−[1,2−c][1,3,2]オキサザボロールの存在下ボランメチルスルフィド
での還元により、立体特異的に還元して対応する式104bのカルビノールにす
る。
式103hのケトオレフィンを、不活性溶媒(好ましくはトルエンとジクロロ
メタンの混合物)中、触媒量(約0.05−3モル当量)の(R)−テトラヒドロ
−1−メチル−3,3−ジフェニル−1H,3H−ピロロ−[1,2−c][1,3,2
]オキサザボロールの存在下、約1モル当量のボランメチルスルフィドで立体特
異的に還元する。反応は−30ないし40℃(好ましくは−20℃)で1−24
時間(好ましくは12時間)行い、対応する式104bのカルビノールを得る。
式IAの化合物群のエナンチオマーの製造
次いで、式104bのキラルカルビノールを反応式I(式104ないし105
の化合物の式1Aへの変換)に示したのと同一の方法で式1Aの化合物のエナン
チオマーに変換する。
式1AでZ2がヒドロキシである式1Aの化合物の製造
式1AでZ2がヒドロキシである式1Aの化合物は、下記反応式IIIに示したよ
うにして製造する。
式106の製造
反応式III、工程1に例示説明したとおり、式103b(式中Z1は水素または
低級アルキルである)のイリドとのウィッティッヒ反応により式103のアルデ
ヒドを式106の不飽和アルデヒドに転換する。
式103のアルデヒドを、不活性溶媒(例えば、ジクロロメタン、ジメチルホ
ルムアミド、または好ましくはトルエン)中、式103bのイリド1モル当量と
反応させる。反応を0ないし110℃(好ましくは80℃)で1ないし24時間
(好ましくは8時間)行い、対応する式106の不飽和アルデヒドを得る。
式107の製造
反応式III、工程2に例示説明したとおり、式106の不飽和アルデヒドを式
106a(式中、Z3は水素、低級アルキル、低級アルケニル、またはフェニルで
あり、Z4は水素、低級アルキル、またはフェニルである)のエステルのアニオ
ンと縮合させて、式107のベーターヒドロキシエステルを得る。
式106aのエステルを、エーテル性溶媒(エーテルまたは好ましくはテトラ
ヒドロフラン)中エステルの溶液を当モル量の水素化アルカリ金属、ヘキサメチ
ルジシラジドまたはアミド(好ましくはリチウムジイソプロピルアミド)と−1
00ないし0℃(好ましくは−80℃)の温度で、30分間ないし2時間(好ま
しくは30分間)反応させてる対応するエステルアニオンの溶液を得ることによ
り、アルカリ金属塩に変換する。エステルアニオン溶液(1.0ないし1.5モル
当量、好ましくは1.0モル当量)を、同じエーテル性溶媒中の式106の不飽
和アルデヒドの溶液に加える。縮合反応は、−100℃ないし0℃(好ましくは
−80℃)の温度で1ないし6時間(好ましくは2時間)で行い、対応する式1
07のベーターヒドロキシエステルを得る。
式中Z2がアルコキシである式1Aの化合物の製造
Z2がアルコキシである式1Aの化合物は、下記反応式IVに示したようにして
製造する。
式108の製造
反応式IV、工程1に例示説明したとおり、式107のエステルのベーターヒド
ロキシ基をO−アルキル化し、対応する式108のベーターアルコキシエステル
(Rb)を得る。
式107のエステルを、極性有機溶媒(ジオキサン、ジメチルホルムアミド、
または好ましくはアセトニトリル)中、1ないし3(好ましくは1.5)モル当
量のアルキルハライド(好ましくはヨウ化メチルまたはヨウ化n−ブチルなどの
ヨウ化アルキル、好ましくはヨウ化メチル)および1ないし3(好ましくは1.
25)モル当量の酸化銀と反応させる。反応は、25ないし100℃(好ましく
は70℃)で1ないし24時間(好ましくは4時間)行い、対応する式108の
ベーターアルコキシエステルを得る。
式中Z4がヒドロキシである式1Aの化合物の製造
Z4がヒドロキシである式1Aの化合物は、下記反応式Vに示したようにして
製造する。
Z4がヒドロキシである式1Aの製造
反応式V、工程1に例示説明したとおり、式105(式中、Z1は水素、低級
アルキル、またはCF3であり、Z2は水素または低級アルキルであり、Z3はH
、低級アルキル、低級アルケニル、またはフェニルであり、Z4はハロである)
のアルファーハロアルキルエステルをZ4がヒドロキシである式1Aのアルファ
ーヒドロキシ酸に変換する。反応は、アルカリ金属アルカノエートでのアルファ
ーハロ基の置換により生成したアルファーヒドロキシエステル中間体の加水分解
により行う。
式105のアルファーハロ(好ましくはクロロ)エステルを、極性有機溶媒(
例えば、アセトニトリル、または好ましくはジメチルホルムアミド)中、1ない
し5(好ましくは3)モル当量のアルカリ金属アルカノエート(金属、好ましく
はカリウムとアルカノエート、好ましくはアセテート)と反応させる。反応は、
40ないし100℃(好ましくは75℃)で1ないし24時間(好ましくは12
時間)行い、対応するアルファーアルカノイルオキシエステル中間体(表示せず
)を得、これを単離または更に精製することなく用いる。
次いで、アルファーアルカノイルオキシエステルを、水および有機溶媒(例え
ば、メタノール、ジメトキシエタン、または好ましくはテトラヒドロフラン)の
混合物中、1ないし5(好ましくは2)モル当量の水酸化アルカリ金属(好まし
くは水酸化ナトリウム)との反応により基本的な加水分解にかける。反応は、0
ないし60℃(好ましくは40℃)で1ないし12時間(好ましくは4時間)行
い、対応する式1Aのアルファーヒドロキシ酸を得る。反応式Vに例示説明した
とおり、式105のRaがシリル保護基であるとき、加水分解条件は、脱保護し
てフェノール性ヒドロキシル基を復活するのにも有効である。別法として、例え
ば、Raがメトキシメチルエチルであるとき、反応式Xに関して記載した脱保護
および加水分解操作を使用できる。
式1Aのキラル化合物の製造
式1Aのキラル化合物を製造する1つの方法を、下記反応式VIに示す。
式109の製造
反応式VI、工程1に例示説明したとおり、式106の不飽和アルデヒドを還
元し、次いで、Rbが脱離基(スルホネートまたはハライド、好ましくは臭化物
)である式109の対応する化合物に変換する。
式106の不飽和アルデヒドを、アルコール性溶媒(例えば、エタノール、イ
ソプロパノールまたは好ましくはメタノール)中、0.5から2(好ましくは1
)
モル当量の還元剤(例えば、シアノホウ化水素ナトリウムまたは好ましくはホウ
化水素ナトリウム)と反応させる。反応は、0ないし50℃(好ましくは25℃)
で1ないし12時間(好ましくは2時間)行い、対応するアリルアルコール(表
示せず)を得、これを単離または更に精製することなく用いる。
アリルアルコールを、不活性有機溶媒(例えば、エーテル、または好ましくは
ジクロロメタン)中、1から1.5(好ましくは1.25)モル当量のスルホン化
剤(例えば、p−トルエンスルホニルクロリド)および有機塩基と反応させ、好
ましくはハロゲン化剤(例えば、四塩化炭素/トリフェニルホスフィンまたは好
ましくはN−ブロモスクシンイミド/トリフェニルホスフィン)と反応させる。
反応は、−40ないし40℃(好ましくは−10℃)で1ないし12時間(好ま
しくは2時間)行い、対応する式109の化合物を得る。
式110の製造
反応式VI、工程2に例示説明したとおり、式109のアリルハライドまたは
スルホネートを式109aのキラル4−アルキルN−アシルオキサゾリジノンで
アルキル化させ、対応する式110のキラル置換アシルオキサゾリジノンを得る
。
式109aのキラル4−アルキルN−アシルオキサゾリジノンのアルカリ金属
(好ましくはリチウム)塩(アルキル基は好ましくは4−イソプロピルである)
は、不活性溶媒(例えば、エーテル、または好ましくはテトラヒドロフラン)中
、N−アシルオキサゾリジノンと1ないし1.25(好ましくは1.05)モル当
量のアルカリ金属ハライド、ヘキサメチルジシラジド、またはジアルキルアミド
(好ましくは、リチウムジイソプロピルアミド)との反応による。反応は、−1
00ないし−20℃(好ましくは−80℃)で5ないし120分間(好ましくは
30分間)行う。次いで、塩の溶液(1ないし1.5、好ましくは1.25モル当
量)を同じ溶媒中の式109のアリル化合物の溶液に加える。アルキル化反応は
−100ないし0℃(好ましくは−80℃)で30分ないし6時間(好ましくは
1時間)行い、対応する式110のキラル置換アシルオキサゾリジノンを得る。
キラル式1Aの製造
反応式VI、工程3に例示説明したとおり、式110のキラル置換アシルオキ
サゾリジノンを加水分解して対応する式1Aのキラル酸にする。反応式VI、工
程2において、逆配置の4−アルキル置換基を有する式109aのアシルオキサ
ゾリジノンを使用し、続いて、工程3に記載のように加水分解した結果、Z3が
逆配置を有する対応するキラル酸を生じる。
式110のアシルオキサゾリジノンを、30%水性過酸化水素6から10(好
ましくは8)モル当量を含有する水と水混和性有機溶媒(例えば、ジオキサンま
たは好ましくはテトラヒドロフラン)の混合物中、1.25から3.5(好ましく
は3.0)モル当量の水酸化リチウムと反応させる。反応は−20ないし40℃
(好ましくは20℃)で1ないし24時間(好ましくは12時間)行い、対応す
る式1Aのキラル酸を得る。
式1Aの化合物類の別法製造
式1Aの化合物類の別法製造を下記反応式VIIに示す。
式112の製造
反応式VII、工程1に例示説明したとおり、Rbが脱離基である式109のアリ
ル化合物(スルホネート、またはハライド、好ましくは臭化物)を式109bの
エステルと縮合して、式112(式中Z3は水素、低級アルキル、低級アルケニ
ル、またはフェニルであり、Z4は水素、低級アルキル、またはフェニルである
)のモノ−またはジ−アルキルエステルを得る。
式109bのエステルを、有機溶媒(例えば、エーテル、ジオキサン、または
好ましくはテトラヒドロフラン)中、1.05ないし1.25(好ましくは1.1
)モル当量のアルカリ金属アミド(例えば、ナトリウムヘキサメチルジシラジド
、
カリウムテトラメチルピペリジド、または好ましくはリチウムジイソプロピルア
ミド)との反応によりアルカリ金属塩に変換する。反応は、−40ないし30℃
(好ましくは0℃)で15分ないし3時間(好ましくは30分間)行う。単離ま
たは更に精製することなく、次いで得られた式109bのエステルのアルカリ金
属塩の溶液(1.2ないし1.6、好ましくは1.3モル当量)を、同一溶媒中、
所望により容量2%から10%(好ましくは約5%)のリン酸ヘキサメチルトリ
アミドの存在下、式109のアリル化合物と反応させる。反応は、−100ない
し−40℃(好ましくは−80℃)で30分ないし6時間(好ましくは1時間)
行い、対応する式112のアルキルエステルを得る。
式1Aの製造
次いで、式1Aの化合物を、下記反応式X工程1に関し記載したようにして式
105の化合物の脱保護によりエステルとして得る;これらを、下記反応式X、
工程2に関し記載したようにして対応するカルボン酸に加水分解する。
式中Z3がS(O)mアルキルである式1Aの化合物の製造
Z3がS(O)mアルキルである式1Aの化合物は、下記反応式VIIIに示したよう
にして製造する。
Z3がS(O)mアルキルである式1Aの製造
反応式VIII、工程1に例示説明したとおり、式1A(式中Z3はS−低級アル
キルであり、Z4は水素または低級アルキルである)の2−(アルキルチオ)−4
−ヘキセン酸エステルを酸化して、対応する式1AでZ3がS(O)低級アルキル
またはS(O)2低級アルキルである2−(アルキルスルフィニル)−または2−(ア
ルキルスルホニル)−4−ヘキセン酸エステルを得る。別法として、反応は、式
中Z3がS−低級アルキルである式1Aの酸を用いて行い、Z3が2−(アルキル
スルフィニル)または2−(アルキルスルホニル)である対応する酸を得ることが
できる。
式1Aのアルキルチオ−4−ヘキセン酸エステルを、溶媒(例えば、クロロホ
ルムまたは好ましくはジクロロメタン)中、所望により、不活性支持体(例えば
、アルミナ)の存在下、1.0ないし1.25(好ましくは1.05)モル当量の
酸化剤(例えば、オキソン(登録商標))と反応させる。反応は、0ないし55℃
(好ましくは35℃)で1ないし10時間(好ましくは2時間)行い、Z3がS(
O)低級アルキルである式1Aの対応する2−(アルキルスルフィニル)−4−ヘ
キセン酸エステルを得る。
前記の操作を[製造した2−(アルキルスルフィニル)−4−ヘキセン酸エステ
ルと共に始めて]同一条件で繰り返すことにより、または、2−(アルキルチオ)
−4−ヘキセン酸エステル出発物質との反応を行う[さらに、2.0ないし2.5
(好ましくは2.25)モル当量のオキソンを用いる]ことにより、2−アルキ
ルスルホニル−4−ヘキセン酸エステルを製造する。
式I−ZA−Kの2−(アルキルスルフィニル)−または2−(アルキルスルホ
ニル)−4−ヘキセン酸エステルを反応式X、工程2に関して記載したとおりに
加水分解して、対応する酸を得る。
式中Z1がハロである式1Aの化合物の製造
Z1がハロである式1Aの化合物を下記反応式IXに示したようにして製造す
る。
式114の製造
反応式IX、工程1に例示説明したとおり、式103の保護されたアルデヒド
と式103cのトリフェニルホスホルアニリデンアセテートをウィッティング反
応で化合させて、対応する式114の2−ハロ−ブテン酸アルキルエステルを得
る。
式103のアルデヒドを、有機溶媒(アセトニトリル、または好ましくはトル
エン)中式103cの2−ハロ−2−トリフェニルホスホルアニリデン酢酸アル
キル1.0ないし1.5(好ましくは1.1)モル当量と反応させる。反応は、5
0ないし120℃(好ましくは110℃)で4ないし48時間(好ましくは24
時間)行い、対応する式114の2−ハロ−4−アリール−2−ブテン酸アルキ
ルエステルを得る。
式115の製造
反応式IX、工程2に例示説明したとおり、式114の保護された2−ハロ−
4−アリール−2−ブテン酸アルキルエステルを、対応するアルコール(表示せ
ず)への還元後、対応する式115の臭化物に変換する。
式114の2−ハロ−4−アリール−2−ブテン酸エステル(好ましくはt−
ブチルエステル)を対応する酸に(好ましくは室温で1ないし2時間トリフルオ
ロ酢酸に溶解することにより)変換する。酸を定法で単離および精製し、次いで
、不活性溶媒(例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノール、または好
ましくはTHF)中、0.5ないし3(好ましくは1.6)モル当量の還元剤(例
えば、ナトリウムシアノボロヒドリド、ナトリウムボロヒドリド、または好まし
くはボランジメチルジスルフィド錯体)と反応させる。反応は、0ないし50℃
(好ましくは25℃)で、1ないし48時間(好ましくは24時間)行い、対応
するアルコール(表示せず)を得、これを精製後に用いる。
こうして製造したアリルアルコールを、不活性有機溶媒(例えば、エーテルま
たは好ましくはジクロロメタン)中、1から1.5(好ましくは1.25)モル当
量のスルホン化剤(例えば、p−トルエンスルホニルクロリド)および有機塩基
と反応させるか、または好ましくは、ハロゲン化剤(例えば、四塩化炭素/トリ
フェニルホスフィンまたは好ましくはN−ブロモスクシンイミド/トリフェニル
ホスフィン)と反応させる。反応は、−40ないし40℃(好ましくは−10℃
)の温度で、1ないし12時間(好ましくは2時間)行い、対応する式115の
2−ハロ−4−アリール−2−ブテニルブロミド化合物を得る。
Z1がハロである式1Aの製造
反応式IX、工程3に例示説明したとおり、式115の保護された2−ハロ−
4−アリール−2−ブテニルブロミド化合物を、式106bのマロン酸ジアルキ
ル(Z4により置換されており、Z4は水素、低級アルキル、またはフェニルであ
る)と縮合し、これを加水分解し、脱カルボキシル化して、対応する式1AでZ1
がハロである4−ハロ−4−ヘキセン酸誘導体を得る。
式106bのエステル(ここで、Z4は水素、低級アルキル、またはフェニルで
ある)を、有機溶媒(例えば、エーテル、ジオキサン、または好ましくはテトラ
ヒドロフラン)中、1.05ないし1.25(好ましくは1.1)モル当量の水素
化アルカリ金属(例えば、水素化ナトリウム)との反応によりアルカリ金属塩に
変換する。反応は、−40ないし30℃(好ましくは0℃)で、15分ないし3
時間(好ましくは30分)行う。単離または更に精製することなく、次いで、得
られた式106bのエステルのアルカリ金属塩の溶液(1.2ないし1.6、好ま
しくは約1.3モル当量)を同じ溶媒中、式115アリルブロモ化合物と反応さ
せる。反応は、−20ないし50℃(好ましくは25℃)で、30分ないし6時
間(好ましくは2時間)行い、対応するジアルキルエステル誘導体を得る。
次いで、こうして製造したジアルキルエステルを、プロトン性溶媒、好ましく
はエタノール中、強塩基、好ましくは水性水酸化ナトリウムを用い、加熱還流し
て常法により加水分解する。こうして製造したジカルボン酸を常法により分離し
、次いで、好ましくは高沸不活性溶媒、最も好ましくは1,2−ジクロロベンゼ
ン中で加熱することにより脱カルボキシル化して、対応する式1AでZ1がハロ
である4−ハロ−4−ヘキセン酸誘導体を得る。
式1Aの化合物の製造
エステルおよびカルボン酸としての式1Aの化合物は、下記反応式Xに示した
ように脱保護および加水分解により得られる。
エステルとしての式1Aの製造
反応式X、工程1に例示説明したとおり、式117のアルキルエステル(対応
する反応式IないしIXの保護された化合物、例えば式105、107、108
、112、その他のいずれかであることができる)を脱保護して、対応するエス
テルとしての式1Aのアルキルエステルを得る。
式117のアルキルエステル(アセタール型またはシリル型保護基のいずれか
を有する)を、水混和性有機溶媒(例えば、メタノール、アセトン、または好ま
しくはエタノール)中、0.05から0.2モル当量(好ましくは0.1モル当量
)の水性無機酸(例えば、硫酸、過塩素酸、または好ましくは塩酸)で処理する
。反応は、0ないし50℃(好ましくは25℃)で、1ないし6時間(好ましく
は2時間)にわたり行い、対応する式1Aの遊離フェノールを得る。
別法として、アセタール型の保護基(例えばMEM)を除去するために、式1
17の化合物を、溶媒(例えば、ベンゼン、クロロホルム、または好ましくはジ
クロロメタン)中、0.05ないし0.25モル当量(好ましくは0.1モル当量
)のルイス酸(例えば、塩化亜鉛、または好ましくは臭化亜鉛)で処理する。反
応は、0ないし50℃(好ましくは25℃)で、1ないし12時間(好ましくは
3時間)にわたり行い、対応する式1Aの遊離フェノールを得る。
別法として、シリル型の保護基(例えばt−ブチルジメチルシリル)を除去す
るために、式117の化合物を、エーテル性溶媒(例えば、ジオキサン、または
好ましくはテトラヒドロフラン)中、1.0ないし1.5(好ましくは1.25)
モル当量のテトラアルキルアンモニウムフルオリド(好ましくは、テトラブチル
アンモニウムフルオリド)と反応させる。反応は、−10ないし25℃(好まし
くは0℃)で、0.1ないし2時間(好ましくは0.5時間)にわたり行い、対応
する式1Aの遊離フェノールを得る。
カルボン酸としての式1Aの製造
反応式X、工程2に例示説明したとおり、エステルとしての式1Aの化合物(
上記記載のように製造したもの)を加水分解して、対応するカルボン酸としての
式1Aの酸を得る。
式1Aのアルキルエステルを、水と有機溶媒(例えば、テトラヒドロフラン、
メタノール、または好ましくはジメトキシエタン)の混合物中、1.5から4モ
ル当量(好ましくは2モル当量)無機水酸化物(例えば、水酸化カリウム、また
は好ましくは水酸化リチウム)と反応させる。反応は、0ないし60℃(好まし
くは40℃)で、1ないし12時間(好ましくは3時間)にわたり行う。得られ
たアニオンを水性無機酸(例えば、塩酸)で酸性化する。酸性化は、0ないし4
0℃(好ましくは25℃)で、1ないし10分間(好ましくは2分間)にわたり
行い、対応する式1Aのカルボン酸を得る。
式1Bの化合物の製造
式1Bの化合物群として例示説明した、Zが式ZBの側鎖である式1の化合物
群を製造する方法の1つは、下記反応式XIおよびXIIに示す。
ここで、MはLiまたはMgBrである。
式202の製造
反応式XI、工程1に例示説明したとおり、式103のアルデヒドを、式20
1、式中、MはLiまたはMgBrである、例えば、反応式I、工程3に関して記
載したように製造される不飽和環状有機金属化合物の添加により、式202のカ
ルビノールに変換する。
1モル当量の有機金属試薬201を、式103のアルデヒド溶液(有機金属試
薬の製造に使用したのと同じ溶媒系中)に加える。反応は、−80ないし−20
℃(好ましくは−40℃)で5ないし60分間(好ましくは15分間)にわたり
行い、対応する式202のカルビノールを得る。
式202の分割
式202のラセミ化合物は、常法により、例えば、2つのジアステレオ異性体
へ変換し、次いでそれらを、結晶化、クロマトグラフィー、またはいずれかの常
用分離技術により分離することにより、その2つのエナンチオマーに分離できる
。好ましくは、カルビノールをキラルイソシアネートと反応させて、ジアステレ
オ異性カルバメートの混合物を得、各ジアステレオ異性体をクロマトグラフィー
により相互分離し、分裂(cleave)させて純粋なエナンチオマーを得る。
式202のカルビノールを、1ないし1.5モル当量(好ましくは1.2モル当
量)の強有機塩基、例えば、4−ジメチルアミノピリジンの存在下、溶媒として
束縛(hindered)第3級アミン(例えば、ジイソプロピルエチルアミン)中、3
0ないし100℃(好ましくは約60℃)で、2ないし6モル当量(好ましくは
4モル当量)のキラルイソシアネートと共に加熱する。反応は、1ないし24時
間(好ましくは7時間)にわたり行い、対応するカルバメートをジアステレオ異
性体の混合物として得る。
ジアステレオ異性体カルバメートの混合物を常法、好ましくはクロマトグラフ
ィーにより分離する。次いで、各ジアステレオ異性体を、別個に、過剰の第3級
アミン、例えば、トリエチルアミンの存在下、不活性溶媒、例えば、トルエン中
、1ないし1.5モル当量(好ましくは1.2モル当量)のトリハロシラン、例え
ば、トリクロロシランで処理して分裂させる。反応は、90ないし120℃(好
ましくは110℃)で5分ないし2時間(好ましくは15分間)にわたり行い、
対応する式202のカルビノールのエナンチオマーを得る。
式203の製造
反応式XI、工程2に例示説明したとおり、式203のアルキルエステルは、
式201のカルビノール(またはそのエナンチオマー)と適当な置換オルソエス
テルとのクライゼンオルソ反応により、生成する。
式202のカルビノールを、0.05ないし0.25モル当量(好ましくは0.
10モル当量)の有機酸触媒(例えば、ブロピオン酸、酪酸、またはトリメチル
酢酸、好ましくはトリメチル酢酸)の存在下、大過剰の式104aのオルソエス
テル(反応式I、工程4参照)と共に、50ないし140℃(好ましくは約13
0℃)で加熱する。反応は、1ないし24時間(好ましくは2.5時間)にわた
り行い、対応する式203のアルキルエステルを得る。
式1Bの製造
式1Bの化合物群は、反応式X、工程1(脱保護して対応する式1Bのアルキ
ルエステルを得る)および工程2(加水分解して、対応する式1Bの酸を得る)
に関して記載したようにして製造する。
式1Bの化合物群のエナンチオマーの別法製造
式1Bとして例示した、式1で、Zが側鎖ZBである化合物群の個々のエナン
チオマーを製造するもう一つの方法は、式202bのキラル化合物から始めるも
のであり、その製造を、下記反応式XIIに示す。
式202aの製造
式202aの化合物群は、反応式II、工程3に関して上記したようにして製造
する(103gの103hへの変換)。
式202bの製造
式202bの化合物群は、反応式II、工程4に関して上記したようにして製造
する(103hの104bへの変換)。
式1Bの化合物のエナンチオマーの製造
次いで、上記反応式XIに示したのと同じ方法で、式202bのキラルカルビノ
ールを式1Bの化合物のエナンチオマーへと変換する(式202ないし203の
化合物の式1Bへの変換)。
式1Cの化合物群の製造
式1Cの化合物として例示した、式1でZが式ZCの側鎖である化合物群の製
造法の1つを、下記反応式XIIIに示す。
式302の製造
反応式XIII、工程1に例示説明したとおり、式103のアルデヒド(例えば
、上記反応式I、工程1および2に関して記載したようにして製造される)をウ
ィティッヒ反応により式302の不飽和アルデヒドに転換し、式301のイリド
(Z5
が水素または低級アルキルである)を得る。
式103のアルデヒドを、有機溶媒(例えば、ジクロロメタン、ジメチルホル
ムアミド、または好ましくはトルエン)中、1モル当量の式301のイリドと反
応させる。反応は、0ないし110℃(好ましくは80℃)で1ないし24時間
(好ましくは8時間)にわたり行い、対応する式302の不飽和アルデヒドを得
る。
式303の製造
反応式XIII、工程2に例示説明したとおり、式302の不飽和アルデヒドを
対応する式303のビニルカルビノールに変換する。
式302のアルデヒドを、溶媒(例えば、エーテル、または好ましくはテトラ
ヒドロフラン)中、1.0から1.25(好ましくは1.1)モル当量のオルガノ
ビニル化合物(好ましくは臭化ビニルマグネシウム)と反応させる。反応は、−
30ないし20℃(好ましくは0℃)で0.1ないし4時間(好ましくは0.5時
間)行い、対応する式303のビニルカルビノールを得る。
式304の製造
反応式XIII、工程3に例示説明したとおり、式303のビニルカルビノール
を酸化し、対応する式304のジエノンを得る。
式303のビニルカルビノールを、溶媒(例えば、ピリジン、または好ましく
はジクロロメタン)中、1.0ないし1.5(好ましくは1.1)モル当量の酸化
剤(例えば、二酸化マンガン、クロロクロム酸ピリジニウム、または好ましくは
二クロム酸ピリジニウム)と反応させる。反応は、0ないし30℃(好ましくは
25℃)で30分ないし4時間(好ましくは1時間)行い、対応する式304の
ジエノンを得る。
式305の製造
反応式XIII、工程4に例示説明したとおり、式304のジエノンを環化し、
対応する式305のシクロペンテノンを得る。
式304のジエノンを、溶媒(例えば、テトラクロロエタン、または好ましく
はジクロロメタン)中、0.3ないし1.5(好ましくは1.0)モル当量のルイ
ス酸(例えば、三塩化ボロン、塩化(IV)スズ、または好ましくは三フッ化ボロン
エーテレート)と反応させる。反応は、0ないし30℃(好ましくは25℃)で
1ないし6時間(好ましくは2時間)行い、対応する式305のシクロペンテノ
ンを得る。
式306の製造
反応式XIII、工程5に例示説明したとおり、式305のシクロペンテノンを
還元し、対応する式306のシクロペンテノールを得る。
式305のシクロペンテノンを、エーテル性溶媒(好ましくはテトラヒドロフ
ラン)と低級アルカノール(好ましくはメタノール)の混合物中、1.0ないし
1.5(好ましくは1.1)モル当量の還元剤(例えば、当モル量の三塩化セリウ
ムの存在下、水素化トリ−tert−ブトキシアルミニウムリチウム、または好まし
くは臭化水素ナトリウム)と反応させる。反応は、0ないし40℃(好ましくは
25℃)で1ないし6時間(好ましくは2時間)行い、式306のシクロペンテ
ノールを得る。
式307の製造
反応式XIII、工程6に例示説明したとおり、式306のシクロペンテノール
を対応する式307のビニルエーテルに転換する。
式306のシクロペンテノールを、所望により共溶媒(例えば、エーテルまた
はテトラヒドロフラン)の存在下、0.1から0.5(好ましくは0.3)モル当
量の水銀(II)塩(好ましくは酢酸(II)水銀)の存在下で10から100(好まし
くは50)モル当量の1−アルケニルエーテルと反応させる。反応は、0ないし
50℃(好ましくは25℃)で1ないし5日間(好ましくは2日間)行い、対応
する式307のビニルエーテルを得る。
式308の製造
反応式XIII、工程7に例示説明したとおり、式307のビニルエーテルを対
応する式308のアセトアルデヒドへと転位させる。
式307のビニルエーテルを、溶媒(例えば、テトラヒドロフラン、または好
ましくはエーテル)中、10から100(好ましくは50)モル当量のリチウム
塩(例えば、テトラフロロボレート、または好ましくは過クロレート)と反応さ
せる。反応は、0ないし35℃(好ましくは25℃)で0.1ないし2時間(好
ましくは0.5時間)行い、対応する式308のアセトアルデヒドを得る。
式309の製造
反応式XIII、工程8に例示説明したとおり、式308のアセトアルデヒドを
酸化して対応する式309の酸を得る。
式308のアセトアルデヒドを、1ないし3(好ましくは1.5)モル当量の
適切な酸化剤(例えば、当モル量のフェノール(例えばネキノールまたは好まし
くはレソルシノール)の存在下、酸化銀、ジョーンズ試薬、または好ましくは塩
化ナトリウム)と反応させる。反応は、水および水混和性有機溶媒(例えば、テ
トラヒドロフラン、または好ましくはジオキサン)の混合物中、pH4から6(
好ましくは5)で−10ないし25℃(好ましくは0℃)で10分ないし2時間
(好ましくは30分間)行い、対応する式309の酸を得る。
式1Cの製造
反応式XIII、工程9に例示説明したとおり、式309の酸を脱保護して対応
する式1Cの酸を得る。
式309でRaがスルホニルオキシ保護基である酸を、水および水混和性有機
溶媒(例えば、ジオキサンまたは好ましくはメタノール)の混合物中、1ないし
5(好ましくは3)モル当量の水酸化アルカリ金属を用いる、塩基性条件下で加
水分解する。反応は、40ないし100℃(好ましくは60℃)で1ないし48
時間(好ましくは12時間)行い、対応する式1Cのシクロペンテンカルボン酸
を得る。
別法として、他の保護基の場合は、脱保護反応を上記反応式X、工程1に関し
て記載したようにして行う。
式1Dの化合物群の製造
式1Dの化合物として例示した、式1でZが式ZDの側鎖である化合物群の製
造法の1つを、下記反応式XIVに示す。
式401の製造
反応式XIV、工程1に例示説明したとおり、式103のアルデヒド(ここで、
Raはシリル保護基である)を、式103dの有機金属化合物(例えば、置換ビニ
ルオルガノリチウム、または好ましくはグリニヤル試薬、ここで、MはMgBrま
たはLiであり;Z2は水素または低級アルキルであり;TBSはtert−ブチルジ
メチルシリル保護基である)の添加により、カルビノールに変換する。
式103のアルデヒドを、1.1から1.5(好ましくは1.25)モル当量の
保護された2−ハロ(好ましくは2−ブロモ)ブト−1−エン−4−オールの有
機金属、好ましくは有機リチワム誘導体式と反応させる。反応は、−100ない
し−40℃(好ましくは−78℃)で30分ないし6時間(好ましくは1時間)
行い、対応する式401の化合物を得る。
式402の製造
反応式XIV、工程2に例示説明したとおり、式402のアルキルエステルは、
式401のカルビノールと式104aのオルソ酢酸トリアルキルのクライゼンオ
ルソ転位反応により生成する。
式401のカルビノールを、0.05から0.25(好ましくは0.10)モル
当量の有機酸触媒(例えば、プロピオン酸、酪酸、または好ましくはトリメチル
酢酸)の存在下、約10モル当量の式104aのオルソエステルと共に50ない
し120℃(好ましくは約100℃)で加熱する。反応は、1ないし48時間(
好ましくは8時間)にわたり行い、対応する式402のアルキルエステルを得る
。
式403の製造
反応式XIV、工程3に例示説明したとおり、式402のアルキルエステルをフ
ッ化テトラアルキルアンモニウムと反応させ、次いで、ハロゲン化して、式40
3の保護されたエステルを得る。
式402の化合物を、溶媒(例えば、ジオキサンまたは好ましくは塩化メチレ
ン)中、0から25℃(好ましくは10℃)で30分から4時間(好ましくは1
時間)、2ないし3(好ましくは2)モル当量のフッ化テトラアルキルアンモニ
ウム(好ましくはフッ化テトラブチルアンモニウム)と反応させる。こうして得
られた生成物を、エーテルまたは好ましくはジクロロメタンなどの溶媒中、1.
0から1.5(好ましくは1.25)モル当量のハロゲン化剤(好ましくは、臭素
化剤、例えばトリフェニルホスフィン/四臭化炭素、または好ましくはトリフェ
ニルホスフィン/N−ブロモスクシンイミド)と反応させる。反応は、−40な
いし0℃(好ましくは−10℃)で1から6時間(好ましくは4時間)行い、対
応する式403のハロゲン化エステルを得る。
式1Dの製造
反応式XIV、工程4に例示説明したとおり、式403のハロゲン化エステルを
環化して式1Cのシクロアルキルエステルを得る。
式403の化合物を、エーテル性溶媒(例えば、エーテル、ジオキサン、また
は好ましくはテトラヒドロフラン)中、2.0ないし2.5(好ましくは2.25
)モル当量の強塩基(例えば、リチウムジイソプロピルアミド、水素化ナトリウ
ム、または好ましくは、ナトリウムヘキサメチルジシラジド)と反応させる。反
応は、−100ないし−60℃(好ましくは−78℃)で1から12時間(好ま
しくは4時間)行い、式1Dのシクロアルキルエステルを得、これを上記反応式
X、工程2に関し記載したようにして式1Dのカルボン酸へと加水分解できる。
式1Eの化合物群の製造
式1Eの化合物として例示した、式IでZが式ZEの側鎖である化合物群の製
造法の1つを、下記反応式XVないしXVIIIに示す。
式502の製造
反応式XV、工程1に例示説明したとおり、式501の2−メチル安息香酸ア
ルキル(ここで、Z6およびZ7は水素、低級アルキル、低級アルコキシ、低級ア
ルコキシカルボニル、ハロ、およびニトロから選択される)の2−メチル基を臭
素化して、対応する式502の化合物を得る。
式501のエステルを、溶媒(例えば、ギ酸エチル、または好ましくは四塩化
炭素)中、所望によりイニシエーター(例えば、可視光)または0.001から
0.01(好ましくは0.005)モル当量の化学イニシエーター(例えば、アゾ
ビスイソブチロニトリルまたは好ましくは過酸化ベンゾイル)の存在下、1.0
ないし1.2(好ましくは1.05)モル当量の臭素化剤(例えば、N−ブロモア
セトアミド、または好ましくはN−ブロモスクシンイミド)と反応させる。反応
は、40ないし80℃(好ましくは75℃)で30分ないし6時間(好ましくは
2時間)行い、対応する式502の2−ブロモメチル安息香酸アルキルを得、こ
れを常法により生成してもよく、また、好ましくは直接次の工程に用いることも
できる。
式503の製造
反応式XV、工程2に例示説明したとおり、式502の2−ブロモメチル基を
対応する式503のホスホニウムに変換する。
式502の2−ブロモメチル安息香酸エステルを、溶媒(例えば、ジメチルホ
ルムアミド、または好ましくはアセトニトリル)中、1.0ないし1.25(好ま
しくは1.05)モル当量のトリアルキルホスフィン(好ましくはトリフェニル
ホスフィン)と反応させる。反応は、25ないし90℃(好ましくは50℃)で
1ないし24時間(好ましくは2時間)にわたり行い、対応する式503のホス
ホニウム塩を得る。
式504の製造
反応式XV、工程3に例示説明したとおり、式503のホスホニウム塩を対応
する式504の置換ベンジリデントリフェニルホスホランイリドに変換する。
式503のホスホニウム塩を、溶媒(例えば、ジオキサン、エーテル、または
好ましくはジメチルホルムアミド)に溶解または懸濁し、1.0ないし1.25(
好ましくは、1.05)モル当量の塩基(例えば、水素化ナトリウム、トリエチ
ルアミン、または好ましくは1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノン−5−エ
ン)と反応させる。反応は、0ないし60℃(好ましくは25℃)で1ないし6
時間(好ましくは2時間)行い、対応する式504のイリドを得、これを常法に
より単離でき、またはその溶液は、直接次の工程に使用できる。
式505および506の製造
反応式XV、工程4に例示説明したとおり、式504のイリドおよび(例えば
、反応式I、工程2に関して記載したようにして製造される)式103の保護さ
れたアルデヒドをウィッティッヒ反応に用い、対応する式505の保護された置
換安息香酸アルキルエステルを異性体EおよびZの混合物として得、これから、
反応式XV、工程5に例示説明したとおり、所望の式506のE異性体を単離す
る。
溶媒(例えば、エーテル、ジオキサン、または好ましくはジメチルホルムアミ
ド)中、0.8ないし1.0(好ましくは0.95)モル当量の式103の保護され
たアルデヒドの溶液を、同じ溶媒中式504のイリドの溶液に加える。反応は、
0ないし50℃(好ましくは25℃)で1ないし24時間(好ましくは12時間
)行い、対応する式505の保護した置換安息香酸アルキルエステルをEおよび
Z異性体の混合物として得、これから、所望の式506のE異性体を常法(例え
ば、
蒸留、クロマトグラフィー、または好ましくは分別結晶)により単離できる。
式508の製造
反応式XVI、工程1に例示説明したとおり、式507の2−アルキル安息香酸
アルキル(ここでZ5は水素または低級アルキルであり、Z6およびZ7は水素、
低級アルキル、低級アルコキシ、低級アルコキシカルボニル、ハロ、およびニト
ロから選択される)を臭素化して、対応する式508の化合物を得る。反応は、
反応式XV、工程1に関して記載した条件下で行う。
式509の製造
反応式XVI、工程2に例示説明したとおり、式508の2−ブロモアルキル安
息香酸アルキルとトリアルキルホスファイトをアルブーゾフ反応で化合させ、対
応する式509のホスホネートを得る。
式508の化合物を5から20(好ましくは10)モル当量のトリアルキルホ
スファイト(好ましくはトリエチルホスファイト)と反応させる。反応は、10
0ないし200℃(好ましくは150℃)で1ないし24時間(好ましくは6時
間)行い、対応する式509のホスホネートを得る。
式510および511の製造
反応式XVI、工程3に例示説明したとおり、式509のホスホネートと(例え
ば、反応式I、工程2に関して記載したようにして製造される)式103の保護
されたアルデヒドを反応させて、対応する式510の保護した置換安息香酸アル
キルエステルをEおよびZ異性体の混合物として得、これから所望の式511の
E異性体を、反応式XV、工程4に例示説明したようにして単離する。
式509のホスホネートを、溶媒(例えば、ジオキサン、ジメチルホルムアミ
ド、または好ましくはジメトキシエタン)中、1.0ないし1.5(好ましくは1
.1)モル当量の塩基(例えば、ナトリウムアミド、カリウムtert−ブトキシド
、または好ましくは水素化ナトリウム)と1から4時間(好ましくは2時間)、
0ないし50℃(好ましくは25℃)で反応させて、対応する式509のアルカ
リ金属塩の溶液または懸濁液を得、これを単離または更に精製することなく使用
する。アルカリ金属塩を、同じ溶媒に溶かした式103の保護されたアルデヒド
0.9から1.1(好ましくは1.0)モル当量と反応させる。反応は、0ないし
60℃(好ましくは40℃)で1ないし6時間(好ましくは2時間)行い、対応
する式510の保護した所望により置換した安息香酸アルキルエステルをEおよ
びZ異性体の混合物として得、これから所望の式511のE異性体を、常法(例
えば、蒸留、クロマトグラフィー、または好ましくは分別結晶)により単離でき
る。
式513の製造
反応式XVII、工程1に例示説明したとおり、式103の保護されたアルデヒ
ドをグリニヤル反応において式513のトリアルキルシリルカルビノールに変換
する。 式103のアルデヒドを、エーテル性溶媒(例えば、エーテル、ジメト
キシエタン、または好ましくはテトラヒドロフラン)中、1.0から1.25(好
ましくは1.1)モル当量の式512のトリアルキルシリルアルキルマグネシウ
ムブロミド(例えばトリメチルシリルプロピルマグネシウムブロミド、または好
ましくはトリメチルシリルメチルマグネシウムブロミド)と反応させる。反応は
、−40ないし40℃(好ましくは0℃)で30分ないし4時間(好ましくは1
時間)行い、対応する式513のトリアルキルシリルカルビノールを得る。
式514の製造
反応式XVII、工程2に例示説明したとおり、式513の保護されたトリアル
キルシリルカルビノールを脱水素して、対応する保護されたアルケンをEおよび
Z異性体の混合物として得、これから所望の式514のZ異性体を単離する。
式513のカルビノールを、1.0ないし1.5(好ましくは1.05)モル当
量のスルホニルクロリド(例えば、p−トルエンスルホニルクロリドまたは好ま
しくはメタンスルホニルクロリド)と、同モル比の第3級有機塩基(例えば、N
−メチルピロリジン、または好ましくはトリエチルアミン)の存在下で反応させ
る。反応は、0ないし40℃(好ましくは15℃)で30分ないし4時間(好ま
しくは2時間)行い、対応する式514の保護されたアルケンをEおよびZ異性
体の混合物として得、これから所望の式514のZ異性体を、常法(例えば、蒸
留、クロマトグラフィー、または好ましくは分別結晶)により単離できる。
式515の製造
反応式XVII、工程3に例示説明したとおり、式514でRaがシリル保護基で
あるアルケンを式515でRaがアシル基であるアルケンに変換する。
式514のアルケンを、50−130℃(好ましくは約118℃)で、大過剰
の、式RaOHのカルボン酸および式(Ra)2Oの無水物(ここでRaは所望のア
シル基である)の混合物(好ましくは約等モル)、好ましくは酢酸と無水酢酸の
混合物と共に加熱する。反応は、6ないし48時間(好ましくは18時間)行い
、対応する式515でRaがアシル基であるアルケンを得る。
式511の製造
反応式XVII、工程4に例示説明したとおり、式515の保護されたアルケン
を、式515の2−ハロ安息香酸アルキルとのヘック反応において、式511の
保護した所望により置換した安息香酸アルキルエステルに変換する。
式515のアルケンを、1.0ないし2.0(好ましくは1.25)モル当量の
2−ハロ安息香酸アルキル(例えば、2−ブロモ安息香酸アルキル、または好ま
しくは2−ヨード安息香酸アルキル)と反応させる。反応は、溶媒(例えば、ア
セトニトリル、または好ましくはジメチルホルムアミド)中、0.001ないし
0.1(好ましくは0.05)モル当量のパラジウム触媒[例えば、テトラキス(
トリ−o−トリルホスフィン)パラジウム、またはテトラキス(トリフェニルホス
フィン)パラジウム、または好ましくは酢酸パラジウム(II)]の存在下、所望
により、1.0ないし1.25(好ましくは1.05)モル当量の塩基(例えば、
炭酸銀、炭酸水素ナトリウム、または好ましくはトリエチルアミン)の存在下で
行う。反応は、0から120℃(好ましくは60℃)で1ないし48時間(好ま
しくは6時間)行い、対応する式511の保護した所望により置換した安息香酸
アルキルエステルを得る。
式1Eの製造
次いで、式506または式511の保護した所望により置換した安息香酸エス
テルを脱保護して、対応する式1Eのエステルを得る。脱保護反応は、上記反応
式X、工程1に関して記載したようにして行う。その後、上記反応式X、工程2
に関し記載したようにして、式1Eの所望により置換した安息香酸エステルを加
水分解して、対応する式1Eの酸を得る。
Z6がアミノである式1Eの製造
式1EでZ6がニトロである化合物を、対応する式1EでZ6がアミノである化
合物の前駆体として用いる。ニトロ化合物もまた下記のように試験した場合IM
PDH阻害因子として活性である。
式1Eのニトロ安息香酸(Z6がニトロである)を、塩酸溶液中、所望により
、水混和性共溶媒(例えば、メタノールまたは好ましくは酢酸)の存在下、1.
0ないし3.0(好ましくは2.0)モル比の還元剤(例えば、ナトリウムハイド
ロスルファイト、または好ましくは塩化スズ(II))と反応させる。反応は、2
5ないし100℃(好ましくは75℃)で1ないし24時間(好ましくは4時間
)
行い、対応する式1E(Z6がアミノである)のアミノ置換安息香酸を得る。
式517の製造
反応式XVIII、工程1に例示説明したとおり、式509のホスホネートをジメ
チルホルムアミドなどの溶媒中、テトラヒドロピラニルオキシアセトアルデヒド
と共に、塩基触媒化縮合(例えば、水素化ナトリウムの1モル当量を用いる)に
かける。反応は、25℃で1ないし4時間にわたり行い、E/Z混合物を得、こ
れから所望の式517の生成物を常法、例えばクロマトグラフィーにより単離で
きる。
式518の製造
反応式XVIII、工程2に例示説明したとおり、式517の化合物のテトラヒド
ロピラニルオキシ基を、水性テトラヒドロフラン中、触媒量の希酸(例えばHC
l)の存在下で加水分解する。反応は、25℃で1ないし4時間にわたり行い、
対応する式518のカルビノールを得る。
式519の製造
反応式XVIII、工程3に例示説明したとおり、式518のカルビノールを、1
モル当量のトリフェニルホスフィンおよび四塩化炭素または四臭化炭素のいずれ
かを用いて、ジクロロメタン中、式519のハロ(例えば、クロロまたはブロモ
)誘導体に変換する。反応は、25℃で2時間にわたり行う。
式520の製造
反応式XVIII、工程4に例示説明したとおり、式519のハロ誘導体を、5モ
ル当量の炭酸カリウムを用いて、ジメチルホルムアミド中、指示したフェノール
と共に塩基触媒化エーテル形成にかける。反応は、25℃で4時間にわたり行う
。
式1Eの製造
反応式XVIII、工程5に例示説明したとおり、式520のエーテルを、フロリ
シルにより触媒される熱転位により転位させて、対応する式1Eのエステルを得
る。転位は、トルエン中110℃で1ないし4日にわたり行う。
反応式XVIII、工程6に例示説明したとおり、生成したエーテルを加水分解し
て、反応式X、工程2に関して記載した対応する式1Eの酸を得る。
式1Fの化合物群の製造
式1Fの化合物として例示した、式1でZが式ZFの側鎖である化合物群の製
法の1つを、下記反応式XIXに示す。
式602の製造
反応式XIX、工程1に例示説明したとおり、例えば、J.Org.Chem.,1977,p
3408に示したようにして製造される式601のアルデヒドを式602のカルビノ
ールに還元する。
式601のアルデヒドを、アルコール性/エーテル性溶媒混合物(好ましくは
4:1テトラヒドロフラン:メタノール)中、エステル基の存在下選択的にアル
デヒドを還元することができる還元剤、好ましくは1から2(好ましくは1.5
)
モル当量の塩化セリウム三水和物の存在下1から2(好ましくは1.5)モル当
量のホウ化水素ナトリウムと反応させる。反応は、0ないし40℃(好ましくは
25℃)で10分ないし2時間(好ましくは30分間)行い、対応する式602
のカルビノールを得る。
式604の製造
反応式XIX、工程2に例示説明したとおり、式603のフェノールをミツノ
ブ反応により式602のカルビノールと共にアルキル化して式604のエーテル
を得る。
式602のカルビノールを、エーテル性溶媒(好ましくはテトラヒドロフラン
)中、1から3(好ましくは2)モル当量のトリアリールホスフィン、好ましく
はトリフェニルホスフィンと1から3(好ましくは1.5)モル当量のジエチル
アゾビカルボキシレートの存在下、等モル量の式603のフェノールと反応させ
る。反応は、0ないし40℃(好ましくは25℃)で1ないし10時間(好まし
くは3時間)行い、対応する式604のエーテルを得る。
式605の製造
反応式XIX、工程3に例示説明したとおり、式604のフェノールを熱転位
させて、式605のジエステルを得る。
式604のエーテルを、不活性溶媒(好ましくはトルエン)中、重量で約10
部の活性化珪酸マグネシウム、好ましくはフロリシル(登録商標)の存在下で加
熱する。反応は、還流温度で1ないし10日間(好ましくは4日間)行い、対応
する式605のジエステルを得る。
式606の製造
反応式XIX、工程4に例示説明したとおり、式605のジエステルを加水分
解して式606のジカルボン酸を得る。
式605のジエステルを、水性溶媒(好ましくは5:1メタノール:水)中、
過剰の無機塩基、好ましくは約50モル当量の水酸化リチウムと反応させる。反
応は、0ないし40℃(好ましくは25℃)で1ないし10日間(好ましくは2
日間)行い、対応する式606のジカルボン酸を得る。
式1Fの製造
反応式XIX、工程5に例示説明したとおり、式606のジカルボン酸を脱カ
ルボキシル化して、式1Fのモノカルボン酸を得る。
式606のジカルボン酸を、(所望により高沸不活性溶媒、例えば、テトラメ
チルベンゼンの存在下、ただし、好ましくは他の溶媒の不在下)加熱する。反応
は、160ないし240℃(好ましくは195℃)で約5分間行い、対応する式
1Fのモノカルボン酸を得る。
式1Gの化合物群の製造
式1Gの化合物として例示した、式1でZが式ZGの側鎖である化合物群の製
法の1つを、下記反応式XXに示す。
式703の製造
反応式XX、工程1に例示説明したとおり、式701のフェノールをミツノブ
反応により3−ヒドロキシシクロヘキサンと共にアルキル化して対応する式70
3のエーテルを得る。ミツノブ反応は、反応式XIX、工程2に関して記載した
ようにして行う。
同様に、3−シクロヘキサンの代わりに3−シクロヘプタンを用い、反応式X
Xの操作を実施して、Zが式ZGの側鎖でありD3が−CH2−CH2−である対
応する化合物を得る。
式704の製造
反応式XX、工程2に例示説明したとおり、式703のエーテルのクライゼン
転位により式704のアルキル化フェノールを得る。反応は、例えば、200℃
で12ないし16時間、N,N−ジエチルアニリンの存在下で行う。
式705の製造
反応式XX、工程3に例示説明したとおり、式704のアルキル化フェノール
を保護して、式705の保護化フェノール(ここでRaはシリルまたはトシルで
ある)を得る。
式704のアルキル化フェノールを、等モル量のイミダゾールまたは4−ジメ
チルアミノピリジンそれぞれの存在下、等モル量のt−ブチルジメチルシリルク
ロリドまたはp−トルエンスルホニルクロリドと反応させる。反応は、ジクロロ
メタン中、25℃の温度で1ないし4時間行い、対応する式705の保護化フェ
ノールを得る。
式706の製造
反応式XX、工程4に例示説明したとおり、式705の保護化フェノールをオ
ゾン分解により、対応する式706のジアルデヒドに変換する。オゾン分解反応
は、反応式I、工程2に関して記載したようにして行う。
式707の製造
反応式XX、工程5に例示説明したとおり、式706のアルデヒドとの分子内
塩基触媒化アルドール反応により、対応する式707のホルミルシクロペンテン
を生じる。反応は、ベンゼン中0.1モルのジベンジルアミンまたはN−メチル
アニリントリフルオロアセテートを用い、50℃で30分間行う。
式708の製造
反応式XX、工程6に例示説明したとおり、式707のホルミルシクロペンテ
ンを対応するカルビノールに還元する。反応は、反応式XIX、工程1に関して
記載したように、ホウ化水素ナトリウム/塩化セリウムを用いる。
式709の製造
反応式XX、工程7に例示説明したとおり、式708のカルビノールを、対応
する式709のアセテートに変換する。反応は、塩化メチレン中、等モル量の塩
化アセチルおよびトリエチルアミンを用い、0℃で1時間行う。
式710の製造
反応式XX、工程8に例示説明したとおり、式709のアセテートを、対応す
る式710のジエステルに変換する。反応は、J.Am.Chem.Soc.,102:4730(198
0)に記載のように、テトラヒドロフラン中、4モルのジメチルマロン酸ナトリ
ウム、0.5モルのトリフェニルホスフィン、および0.25モルのテトラキスト
リフェニルホスフィンパラジウムを用い50℃で行う。
式711の製造
反応式XX、工程9に例示説明したとおり、式710のジエステルを、ヘキサ
メチルリン酸トリアミド中120℃で1ないし3時間酢酸セシウムと反応させる
ことにより対応する式711のエステルに変換する。
式1Gの製造
反応式XX、工程10に例示説明したとおり、式711のエステルを加水分解
して、対応する式1Gの化合物を得る。反応は、反応式X、工程2に関して記載
したようにして行う。
式1Hの化合物群の製造
式1Hの化合物として例示した、式1でZが式ZHの側鎖である化合物群の製
法の1つを、下記反応式XXIに示す。
式801の製造
反応式XXI、工程1に例示説明したとおり、式103のアルデヒドを、式1
03eの有機金属化合物(例えば、置換ビニルオルガノリチウム、または好まし
くはグリニヤル試薬、ここで、MはMgBrであり;TBSはtert−ブチルジメチ
ルシリル保護基であり;nは3−5である)の添加により、カルビノールに変換
する。
式103e(ただし、Mはハロである)のハロビニル(好ましくはブロモビニ
ル)化合物を、エーテル性溶媒(例えば、エーテルまたは好ましくはテトラヒド
ロフラン)中、マグネシウム金属と反応させる。反応は、30ないし60℃(好
ましくは40℃)で1ないし6時間(好ましくは2時間)にわたり行う。得られ
た有機金属試薬1モル当量を式103のアルデヒドの(有機金属試薬の製造に使
用したのと同じ溶媒系の)溶液に加える。反応は、−80ないし20℃(好まし
くは0℃)で5ないし60分(好ましくは10分間)にわたり行い、対応する式
801のシリル保護されたカルビノールを得る。
式802の製造
反応式XXI、工程2に例示説明したとおり、式802のアルキルエステルは
、式801のカルビノールと(反応式1に例示した、Z3およびZ4が水素である
)式104aのオルソエステル化合物のクライゼンオルソ転位反応により生成す
る。
式801のシリル保護されたカルビノールを、0.05から0.25モル当量(
好ましくは0.10モル当量)の有機酸触媒(例えば、プロピオン酸、酪酸、ま
たは好ましくはトリメチル酢酸)の存在下、約10モル当量の式104aのオル
ソエステルと共に50ないし120℃(好ましくは約100℃)で加熱する。反
応は、1ないし48時間(好ましくは8時間)にわたり行い、対応する式802
のアルキルエステルを得る。
式803の製造
反応式XXI、工程3に例示説明したとおり、式802のアルキルエステルの
シリル保護されたカルビノールを脱保護する。
式803の化合物を、水および水混和性有機溶媒(好ましくは、アセトニトリ
ル)中、5から30(好ましくは20)モル当量のフッ化水素と反応させる。反
応は、−20ないし40℃(好ましくは25℃)で5ないし60分間(好ましく
は30分間)行い、対応する式803の非保護カルビノール/アルキルエステル
を得る。
式804の製造
反応式XXI、工程4に例示説明したとおり、式803のカルビノールを1段
階または2段階操作により、式804のハライド(好ましくはブロミド)に変換
する。
1段階操作では、式803のカルビノールを、1.0から1.3(好ましくは1
.1)モル当量のトリアリール(好ましくはトリフェニル)ホスフィン、および
1.0から1.3(好ましくは1.1)モル当量のハロゲン源(例えば、N−ブロ
モスクシンイミド、または好ましくは四臭化炭素)と反応させる。反応は、不活
性溶媒(例えば、エーテルまたは好ましくはテトラヒドロフラン)中で行う。反
応は、0ないし50℃(好ましくは25℃)で1ないし12時間(好ましくは3
時間)行い、対応する式804のハライドを得る。
別法として、好まれている2段階操作では、式803のカルビノールを、まず
、溶媒(例えば、クロロホルム、または好ましくはジクロロメタン)中、等モル
量の第3級有機塩基(好ましくはジイソプロピルエチルアミン)の存在下、1.
0
から1.5(好ましくは1.3)モル当量のスルホニルハライド(好ましくはメタ
ンスルホニルクロリド)との反応により、スルホネートエステル(例えば、p−
トルエンスルホネートまたは好ましくはメタンスルホネート)に変換する。反応
は、−20ないし30℃(好ましくは0℃)で10ないし60分間(好ましくは
30分間)行う。そうして得られたスルホネートエステルを、次いで、溶媒(例
えば2−ブタノンまたは好ましくはアセトン)中、5から20(好ましくは20
)モル当量のアルカリ金属ハライド(好ましくは臭化リチウム)と反応させる。
反応は、0ないし56℃(好ましくは還流温度)で30ないし180分間(好ま
しくは90分間)行い、対応する式804のハライドを得る。
式805の製造
反応式XXI、工程5に例示説明したとおり、式804のハロゲン化カルビノ
ール/アルキルエステルをフェノール基で脱保護し、対応する式805のハロゲ
ン化カルビノール/アルキルエステルを得る。脱保護反応は、上記反応式X、工
程1に関して記載したようにして行う。
式1Hの製造
反応式XXI、工程6に例示説明したとおり、式805のハロゲン化カルビノ
ール/アルキルエステルを塩基誘導環化反応にかけ、式1Hの生成物を得る。
式805の化合物を、溶媒(例えばジオキサンまたは好ましくはテトラヒドロ
フラン)中、2.0から2.5(好ましくは2.3)モル当量の強塩基(例えば、
リチウムジイソプロピルアミド、水素化ナトリウム、または好ましくはナトリウ
ムヘキサメチルジシラジド)と反応させる。反応は、−20ないし30℃(好ま
しくは0℃)で5ないし60分間(好ましくは15分間)行い、対応する式1H
のシクロアルキルエステルを得る。式1−ZH−A1のシクロアルキルエステル
を加水分解して、対応する式1Hの酸を得る。加水分解は、上記反応式X、工程
2に関して記載したようにして行う。
式1でZが式ZHの側鎖であり、D4がOまたはO−CH2である化合物群は、
好ましくは下記反応式XXIIに記載のようにして製造する。
式807の製造
反応式XXII、工程1に例示説明したとおり、式302のアルデヒド(ここで
Z5はメチルである)を、J.Am.Chem.Soc.,103:2127,1981に記載の反応の類似
反応により製造できる式806のブロモ−アルキルオキサゾリジノン(ここでq
は1または2である)とのアルドール反応にかけ、式807のアシルオキサゾリ
ジノンを得る。
式806のオキサゾリジノンを、等モル量の塩基(例えば、リチウムジイソプ
ロピルアミド、または好ましくはジ−n−ブチルボリルトリフルオロメタンスル
ホネート/トリエチルアミン)と反応させ、次いで、式302のアルデヒドと反
応させる。反応は、−78ないし0℃(好ましくは−40℃)で1ないし12時
間(好ましくは3時間)行い、対応する式807のアシルオキサゾリジノンを得
る。
式808の製造
反応式XXII、工程2に例示説明したとおり、式807のアシルオキサゾリジ
ノンを加水分解して、式808のカルボン酸にする。
式807のアシルオキサゾリジノンを、5−20(好ましくは12)モル当量
の過酸化水素を含有する3:1テトラヒドロフラン中、1−5(好ましくは3)
モル当量の水酸化リチウムと反応させる。反応は、−10ないし25℃(好まし
くは0℃)で5ないし60分間(好ましくは30分間)行い、対応する式808
のカルボン酸を得る。
式809の製造
反応式XXII、工程3に例示説明したとおり、反応式X、工程1に関して記載
した方法を用いて、式808のカルボン酸を脱保護し、対応する式809のフェ
ノールを得る。
式810の製造
式809のフェノールをエステル化して対応する式810のエステルを得る。
式809のフェノールを0.05ないし0.2(好ましくは0.1)モル当量の
酸触媒(好ましくは、p−トルエンスルホン酸)の存在下で処理する。反応は、
0ないし50℃(好ましくは25℃)で1ないし24時間(好ましくは12時間
)行い、対応する式810のメチルエステルを得る。
式1Hの製造
式810のメチルエステルを分子内環化反応にかけ、対応する式1Hの環化エ
ステルを得る。
式810のメチルエステルを、テトラヒドロフラン(または好ましくはジメチ
ルホルムアミド)中、1.9ないし2.5(好ましくは2.0)モル当量の強塩基
(例えば、リチウムジイソプロピルアミド、または好ましくは水素化ナトリウム
)で処理する。反応は、−10ないし25℃(好ましくは0℃)で1−12時間
(好ましくは2時間)行い、対応する式1Hの環化エステルを得、これを反応式
X、工程2に関して記載した方法を用いて加水分解し、対応する式1Hの酸を得
る。
式1のエステルの製造
式Iのエステル(GがOHでない化合物)は、本明細書に参照して組み込んで
ある米国特許第4,727,069号および4,753,935号に記載のように、
前駆体の脱保護(例えば、反応式X、工程1に関して記載した)により、または
、下記に記載したように脱離基の結合およびその所望のエステルによる置換によ
り製造できる。
式Aの中間体の製造
式Aの中間体の製造を、下記反応式XXIIIに示す。
式中、Rbは保護基であり、Zaは発明の概要のところで定義した、Gが低級アル
コキシである式Zの側鎖である。
式中、Zbは発明の概要のところで定義した、Gがヒドロキシである式Zの側鎖
である。
式Bの製造
反応式XXIII、工程1に例示説明したとおり、上記のように製造される式1
の低級アルキルエステルを、アリールスルホニルまたはアルキルスルホニル基を
用いて、フェノール性ヒドロキシルの位置で保護する。
式1の化合物を、ピリジン中、1.0ないし1.1(好ましくは1.05)モル
当量のアリールスルホニル、またはアルキルスルホニルハライド(好ましくはp
−トルエンスルホニルクロリド)と反応させる。反応は、−10℃ないし30℃
(好ましくは室温)で、1ないし24時間(好ましくは12時間)行う。保護し
た対応する式Bの化合物を常法(例えば、蒸発濃縮)により単離する。
式Cの製造
反応式XXIII、工程2に例示説明したとおり、式Bの保護された低級アルキ
ルエステルを、ピリジン溶媒(好ましくはコリジン)中、5モルの無水ヨウ化リ
チウムとの開裂反応において脱メチル化する。反応は、50ないし75℃(好ま
しくは60℃)で、約10時間ないし8日間(好ましくは4日間)行う。対応す
る式Cの保護された6−ヒドロキシ酸を常法(例えば、蒸発濃縮)により単離す
る。
式Dの化合物の製造
反応式XXIII、工程3に例示説明したとおり、式Cの保護された6−ヒドロ
キシ酸を酸触媒化エステル化においてエステル化する。反応は、低級アルカノー
ル溶媒(所望の低級アルキルエステルに対応する。例えばメタノール)中、酸(
例えばp−トルエンスルホン酸)と共に室温で12ないし24時間(好ましくは
18時間)行う。対応する式Dの保護された6−ヒドロキシ低級アルキルエステ
ルを常法(例えば、クロマトグラフィー)により単離および精製する。
式Eの製造
反応式XXIII、工程4に例示説明したとおり、式Dの保護された6−ヒドロ
キシ低級アルキルエステルを対応する6−トリフレートに変換する。反応は、溶
媒(例えば、塩化メチレンおよび/またはピリジン)中、1.05ないし1.3(
好ましくは1.2)モル当量のトリフルオロメタンスルホン酸無水物を添加して
、
−10℃ないし10℃(好ましくは0℃)で、15分間ないし10時間(好まし
くは30分間)行う。対応する式Eの保護された6−トリフレートを常法(例え
ば、蒸発濃縮)により単離する。
式5aのトリアルキルスタンナンの製造
式5aのトリアルキルスタンナンは、有機リチウムまたは有機マグネシウム(
グリニヤル)試薬とトリアルキル(好ましくはトリブチル)塩化スズの反応によ
り製造する。有機リチウムまたは有機マグネシウム試薬は、商業的に入手できる
か、または、適宜、例えば、ハロゲン−金属交換により製造するかのいずれかで
ある。
R7が末端三重結合を含有するような化合物は、ブチルリチウムと直接反応さ
せて、有機金属化合物を得ることができる。
ブチルリチウム反応は、−100℃ないし0℃(好ましくは−78℃)で1な
いし8時間(好ましくは2時間)行い、対応するリチウム誘導体を得る。
ハライド出発物質は、エーテル性溶媒(好ましくはTHF)中、標準グリニヤ
ル反応条件下マグネシウム金属と反応させて、マグネシウムハライド誘導体を得
る。
リチウムまたはマグネシウムハライド誘導体をエーテル性溶媒(好ましくはT
HF)中トリアルキルクロロスタンナン(好ましくはトリブチルクロロスタンナ
ン)と反応させる。反応は、−78℃ないし0℃で1ないし4時間(好ましくは
2時間)行い、対応する式5aのトリアルキルスタンナンを得、これを単離して
、更に精製することなく反応式A、工程5に用いる。
テトラメチル、ビニルトリブチルスズおよびフェニルトリブチルは、全て、例
えば、アルドリッチ社から商業的に入手できる。
式Fの製造
反応式XXIII、工程5に例示説明したとおり、式Eの保護された6−トリフ
レートを、6モルの塩化リチウムおよびパラジウム触媒[例えば、トリス(ジベ
ンジリジンアセトン)ジパラジウム(O)クロロホルム付加物、または好ましくは
、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム]存在下、式5aのトリアル
キルスタンナンとの反応により、対応する式FでR7が低級アルキル、シクロ
アルキル、ビニル、フルオロビニル、ジフルオロビニル、トリフルオロビニル、
アルケニル、−C≡C−R11、アレニル、またはCH2−O−(4−メトキシベン
ジル)である化合物に変換する。反応は、極性非プロトン性溶媒(好ましくはN
−メチルピロリジノン)中、50℃ないし100℃(好ましくは80℃)で3な
いし10時間(好ましくは6時間)行う。式Fの6−置換保護化低級アルキルエ
ステルを、常法により単離および精製する。
式FでR7が2またはそれ以上の炭素原子の低級アルキルである化合物を、例
えば、下記実施例6に記載のように、対応する式Fのアルケニル化合物の水素化
により製造できる。
式Aの製造
反応式XXIII、工程6に例示説明したとおり、式Fの6−置換保護化低級ア
ルキルエステルを脱保護し、塩基加水分解により対応する酸に変換する。式Fの
化合物を、水性/低級アルカノール溶媒(例えば、メタノール:水)中、5モル
の強塩基(好ましくは水酸化リチウム)と反応させる。反応は、50℃ないし7
0℃(好ましくは60℃)で10ないし24時間(好ましくは16時間)行い、
続いて酸性化する。式AでZbが発明の概要のところで定義した、Gがヒドロキ
シである式Zの側鎖である6−置換酸を常法により単離および精製する。この6
−置換酸を、常法、例えば、上記工程3に示したようにして、式AでZaが発明
の概要のところで定義した、Gが低級アルコキシである式Zの側鎖である化合物
に変換できる。
R7がCH2OHおよびCHOである式Aの製造
R7がCH2OHおよびCHOである式Aの化合物(それぞれ式A−2およびA
−3と表す)を反応式XXIVに関して記載したようにして製造する。
式A−2の製造
反応式XXIV、工程1に例示説明したとおり、式Aの6−(4−メトキシベン
ジルオキシメチル)置換化合物(式A−1として示す)を、1モルのルイス酸(
例えば、三臭化ボロンまたは好ましくは三フッ化ボロンエーテレート)、または
20モルのトリフルオロ酢酸と反応させることにより、脱ベンジル化する。反応
は、ジクロロメタン中、−10℃ないし5℃(好ましくは0℃)で30分ないし
2時間(好ましくは1時間)行う。別法として、トリフルオロ酢酸を用いる場合
、反応は室温で行う。対応する式A−2の6−ヒドロキシメチル化合物を常法に
より単離および精製する。
式A−3の製造
反応式XXIV、工程2に例示説明したとおり、式A−2の6−ヒドロキシメ
チル化合物を(二酸化マンガンまたは好ましくは1モルのピリジンクロロクロメ
ートを用いて)酸化する。反応は、塩化メチレン中、−10℃ないし5℃(好ま
しくは0℃)で8ないし24時間(好ましくは12時間)行う。対応する式A−
3の6−ホルミル化合物を常法により単離および精製する。
R7が低級アルキルである式Aの別法製造
R7がビニルまたはアルケニルである式Aの化合物を、0.01ないし0.10
(好ましくは0.02)モルのトリス(トリフェニルホスフィン)ロジウムクロ
リドの存在下、触媒還元により対応する低級アルキル化合物に変換する。反応は
、不活性有機溶媒(好ましくは1:1エタノール:ベンゼン)中、20℃ないし
30℃(好ましくは25℃)で1ないし12時間(好ましくは2時間)行う。対
応する式AでR7が低級アルキル(メチル以外)である化合物を常法により単離
および精製する。
式6の中間体の製造
式6の化合物の製造を、下記反応式XXVに示す。
式2の化合物の製造
反応式XXV、工程1に例示説明したとおり、式Aのフェノールを式2のトリ
フルオロメチルスルホニル化合物に変換する。
式Aの化合物を、不活性有機溶媒、好ましくはジクロロメタン中、約1ないし
3モル当量、好ましくは約2モル当量の塩基、好ましくはピリジンを用いて、僅
かに過剰の、好ましくは約1.1モル当量の無水スルホン酸(例えば、ハロ低級
アルキルスルホン酸無水物、ハロメチルスルホン酸無水物、またはハロスルホン
酸無水物、または好ましくはトリフルオロメタンスルホン酸無水物またはフルオ
ロスルホン酸無水物)またはスルホニルハライド(例えば、トリフルオロメチル
スルホニルブロミド、好ましくはトリフルオロメチルスルホニルクロリド)と反
応させる。反応は、約−20℃から20℃の温度範囲で、好ましくは約0℃で、
約15ないし45分間、好ましくは約30分間行う。トリフルオロメチルスルホ
ニル反応生成物、即ち式2の化合物を常法により単離および精製する。
式3の化合物の製造
反応式XXV、工程2に例示説明したとおり、式2のトリフルオロメチルスル
ホニル誘導体を式3のシアノ化合物に変換する。
式2の化合物を、有機溶媒、好ましくは1,4−ジオキサン中、触媒量のトリ
アリールホスフィンパラジウム錯体、好ましくはテトラキス(トリフェニルホス
フィン)パラジウムを用いて、約1ないし3モル当量、好ましくは約1.85モル
当量のシアン化カリウムと反応させる。反応は、約70℃から130℃の温度範
囲で、好ましくは1,4−ジオキサンのおよそ還流温度で、約10ないし30時
間、好ましくは約18時間行う。シアノ反応生成物、即ち式3の化合物を常法、
好ましくは有機溶媒による抽出およびカラムクロマトグラフィーにより単離およ
び精製する。
式4の化合物の製造
反応式XXV、工程3に例示説明したとおり、式3のシアノ化合物を式4のカ
ルボキシ化合物へと変換する。
式3の化合物を、大過剰の有機溶媒、好ましくは約3:2水:メタノール溶液
中、約1ないし10モル当量、好ましくは約4モル当量の無機塩基(例えば、水
酸化ナトリウム、水酸化リチウム、または水酸化カリウム、好ましくは水酸化ナ
トリウム)と反応させることにより、加水分解する。反応は、約40℃から13
0℃の温度範囲で、好ましくは3:2水/メタノール溶媒のおよそ還流温度で、
約1ないし3時間、好ましくは約2時間行う。反応溶液を蒸留し、更に約1ない
し1.6モル当量、好ましくは約1.3モル当量の無機塩基(例えば、水酸化ナト
リウム、水酸化リチウム、または水酸化カリウム、好ましくは水酸化ナトリウム
)を加え、反応を約40℃から130℃の温度範囲で、好ましくは残っている溶
液のおよそ還流温度で、約1ないし3日間、好ましくは約2日間続ける。反応生
成物、即ち式4の化合物を、常法により単離および精製する。
別法として、式4の化合物は、対応する式2の化合物を、約400−1000
PSI、好ましくは約600PSIの高圧の一酸化炭素雰囲気下、僅かに過剰、
好ましくは1.01モル当量の有機塩基(好ましくはトリエチルアミン)と共に
有機溶媒(好ましくはトリメチルホルムアミド)中、大過剰のアルカノール(好
ましくはメタノール)中触媒量の1,1'−ビス(ジフェニルホスフィン)フェロ
センパラジウムジクロリドと反応させることにより、製造できる。式5の化合物
のジエステルである反応生成物を、次いで、大過剰の有機溶媒、好ましくは4:
1メタノール/水溶液中、約1ないし10モル当量、好ましくは約4モル当量の
無機塩基、好ましくは水性水酸化リチウムと反応させることにより、加水分解す
る。溶液を約30℃から80℃、好ましくは約50℃から60℃の温度範囲まで
、約1ないし10時間、好ましくは約2ないし6時間加熱する。反応生成物、即
ち式4の化合物を、常法により単離および精製する。
式5の化合物の製造
反応式XXV、工程4に例示説明したとおり、式4のカルボキシ誘導体を式5
のエステルへと変換する。
式4の化合物を、触媒量の酸触媒、好ましくはp−トルエンスルホン酸と、大
過剰の式GH、ここでGは低級アルコキシである、の化合物、好ましくはメタノ
ール中で反応させる。反応は、約0℃から40℃の温度範囲で、好ましくは約2
0℃で、約4時間ないし3日間、好ましくは約24時間行う。反応生成物、即ち
式5の4−カルボキシ誘導体を、常法により単離および精製する。
式6の化合物類の製造
反応式XXV、工程5に例示説明したとおり、式5の4−カルボキシ誘導体を
式6の4−イソシアネート誘導体へと変換する。
式5の化合物を、大過剰の有機溶媒、好ましくはジメチルホルムアミド中、約
1ないし3モル当量、好ましくは約2モル当量の有機塩基、好ましくはトリエチ
ルアミン、および約1ないし2モル当量、好ましくは約1.3モル当量のアルキ
ルまたはフェニルハロホルメート、またはジアルキルまたはジフェニルハロホス
フェート、好ましくはジフェニルクロロホスフェートと、約−20℃から20℃
の温度範囲で、好ましくは約0℃で反応させ、約0℃から40℃の温度範囲まで
、好ましくは約20℃まで暖め、反応を約0.5ないし2時間、好ましくは約1
時間維持する。反応混合物を、約−20℃から20℃の温度範囲、好ましくは約
0℃まで再冷却し、大過剰のアジ化ナトリウムを加え、反応を約10ないし30
時間、好ましくは約18時間維持する。イソシアナト反応生成物、即ち式6の化
合物を、常法により単離および精製する。
別法として、式5の化合物を、大過剰の有機溶媒、好ましくはジメチルホルム
アミド中、約1ないし3モル当量、好ましくは約2モル当量の有機塩基、好まし
くはトリエチルアミン、および僅かに過剰、好ましくは1.2モル当量のジフェ
ニルまたはジアルキルホスホロアジド、好ましくはジフェニルホスホロアジドと
、約0℃から40℃の温度範囲で、好ましくは約20℃で約12ないし36時間
、好ましくは約24時間反応させる。イソシアナト反応生成物、即ち式6の化合
物を、常法により単離および精製する。
式Iの化合物の製造
下記の反応式において、Zaが発明の概要のところで定義した式Zの側鎖でG
が低級アルコキシであるものを表し、Zbが発明の概要のところで定義した式Z
の側鎖でGがヒドロキシであるものを表すことに留意すべきである。
1.式Iで、R1およびR2が共に水素である化合物類の製造
式IでR1およびR2が共に水素である化合物類は、式IAとして表す。
式IAの化合物の製造を、下記反応式XXVIに示す。
ZがZbである式IAの製造
式6の化合物を、不活性有機溶媒、好ましくは3:10水:1,4−ジオキサ
ン中、約1ないし20モル当量、好ましくは10モル当量の無機塩基、好ましく
は水酸化リチウム1水和物を用いて加水分解する。反応は、約0℃から40℃の
温度範囲で、好ましくは約20℃で、約1ないし3時間、好ましくは約2時間行
う。反応生成物、即ち式IAでZがZbである4−アミノ化合物を、常法、好ま
しくはカラムクロマトグラフィーにより単離および精製する。
ZがZaである式IAの製造
式IAでZがZbである化合物を、式Dの化合物の製造のところで記載したと
おり、式GH、ここでGは低級アルコキシである、の低級アルカノールを用いて
エステル化する。
式Iで、R1が水素であり、R2が−C(O)NR4R5である化合物類の製造
式IでR1が水素であり、R2が−C(O)NR4R5である化合物類は、式IBと
して表す:
式IBの化合物の製造を、下記反応式XXVIIに示す。
ZがZaである式IBの製造
式6の化合物を、不活性有機溶媒、好ましくはテトラヒドロフラン中、大過剰
の式HNR4R5、ここでR4およびR5は発明の概要のところで定義したとおりで
ある、のアミン、例えば、メチルアミン、ジメチルアミン、メチルフェニルアミ
ン、アンモニア、および同等物と反応させる。反応は、約0℃から40℃の温度
範囲で、好ましくは約20℃で、約30分ないし2時間、好ましくは約1時間行
う。反応生成物、即ち、式IBでZがZaである4−(所望により置換されたウレ
イド)エステルを、常法により単離および精製する。
ZがZbである式IBの製造
式IBのエステルを、大過剰の有機溶媒、好ましくは4:1メタノール/水中
、約1ないし10モル当量、好ましくは約4モル当量の無機塩基、好ましくは水
性水酸化リチウムと反応させることにより加水分解する。溶液を、約30℃から
80℃、好ましくは約50℃から60℃の温度範囲まで約1ないし10時間、好
ましくは約2ないし6時間加熱する。反応生成物、即ち、式IBの4−(所望に
より置換されたウレイド)酸を、常法により単離および精製する。
式Iで、R1が水素であり、R2が−C(O)R3である化合物類の製造
式IでR1が水素であり、R2が−C(O)R3である化合物類は、式ICとして
表す:
式ICの化合物の製造を、下記反応式XXVIIIに示す。
式ICでZがZaである化合物の製造
式IAの化合物を、大過剰の不活性有機溶媒、好ましくはジクロロメタン中、
約1ないし6モル当量、好ましくは約2.5モル当量の式(R3C(O))2Oの無水
化合物、または式R3(O)Clの塩化アシル、ここで、R3は発明の概要のところ
で定義したとおりである、と反応させる。反応は、約0℃から40℃の温度範囲
で、好ましくは約20℃で、約30分ないし2時間、好ましくは約1時間行う。
反応生成物、即ち、式ICのカルバメートエステルを、常法、好ましくは再結晶
化により単離および精製する。
ZがZbである式ICの製造
エステルとしての式ICの化合物を、式IBの化合物の製造のところで記載し
たようにして加水分解し、カルボン酸としての式ICの対応する4−アミド化合
物を得る。
式IでR1が低級アルキルであり、R2が−C(O)R3である化合物の製造
式IでR1が低級アルキルであり、R2が−C(O)R3である化合物類は、式I
Dとして表す:
式IDの化合物の製造を、下記反応式XXIXに示す。
R1が低級アルキルであり、ZがZaである式IDの製造
式ICの化合物を、不活性有機溶媒、好ましくはジメチルホルムアミド中、約
1ないし10モル当量、好ましくは約4.5モル当量の弱塩基、好ましくは炭酸
カリウム、および約1ないし10モル当量、好ましくは約4モル当量の臭化低級
アルキルまたはヨウ化低級アルキル、好ましくはヨウ化物と反応させる。反応は
、約0℃から40℃の温度範囲で、好ましくは約20℃で、約12ないし48時
間、好ましくは約24時間行う。有機層を精製し、次いで油状物になるまで濃縮
し、式IDでR1が低級アルキルであり、Gが低級アルコキシであるアミドエス
テルを得る。
R1が低級アルキルであり、ZがZbである式IDの製造
式IDでR1が低級アルキルであるエステルを式IBの化合物の製造のところ
で記載したようにして加水分解し、式IDでR1が低級アルキルであるカルボン
酸を得る。
式IでR1が低級アルキルであり、R2が水素である化合物の製造
式IでR1が低級アルキルであり、R2が水素である化合物類は、式IEとして
表す:
式IEの化合物の製造を、下記反応式XXXに示す。
R1が低級アルキルであり、ZがZbである式IEの製造
式IDのアミドエステルを、大過剰の有機溶媒、好ましくは4:1メタノール
/水中、約1ないし10モル当量、好ましくは約4モル当量の無機塩基(例えば
、水酸化ナトリウム、好ましくは水酸化リチウム)と反応させることにより、加
水分解する。溶液を約50℃から100℃、好ましくは約60℃から80℃の温
度範囲まで約4ないし24時間、好ましくは約12時間加熱する。反応生成物、
即ち式IEの4−アルキルアミノ酸化合物を常法により単離および精製する。
式IでGが低級アルコキシ、低級チオアルコキシ、または−(CH2)m−N=Y
である化合物類の製造
式IでGが低級アルコキシ、低級チオアルコキシ、または−O−(CH2)m−N
=Yである化合物(即ち、エステル誘導体)は、式IA、IB、IC、ID、お
よびIEの化合物類を含む式IでGがヒドロキシである(即ちZがZbである)
対応する化合物から、常法により、例えば、式Dの化合物類の製造のところで記
載したようにして製造できる。
Gが−O−(CH2)m−N=Yであるエステルの好ましい製造
好ましい方法では、式IでGがヒドロキシである化合物を、1992年7月1
0日に出願された“Direct Esterification of Mycophenolic Acid”と題する係
属中の出願第07/911635に記載の直接エステル化法により、式GH、こ
こでGは−O−(CH2)m−N=Yであり、mおよびYは発明の概要のところで定
義したとおおりである、の複素環アミノアルキルアルコールでエステル化する。
直接エステル化経路では、式IでGがヒドロキシである酸化合物を、水を共沸
除去可能な不活性有機溶媒(例えば、トルエン、キシレン、またはそれらの混合
物)中、僅かに過剰(1.01と1.20モル当量、好ましくは1.05ないし1.
06モル当量の間)の式HO(CH2)m−N=Yの複素環アミノアルキルアルコー
ルを用いて還流することにより、ゆっくりとエステル化する。反応により生じた
水は、共沸除去する。
例えば、溶媒としてトルエンを用いた場合:1)反応は、(a)反応時間20な
いし120時間、好ましくは50ないし100時間および最も好ましくは100
時間、および(b)初期ポット温度範囲114ないし120℃を最終ポット温度
範囲118ないし130℃に昇温、好ましくは初期ポット温度範囲115ないし
118℃を最終ポット温度範囲118ないし125℃に昇温で、それぞれ溶質濃
度および大気圧によって変わるが、最も好ましくは初期ポット温度116℃を最
終ポット温度121℃に昇温で、式Iの酸化合物(ここでGはヒドロキシである
)対トルエンの比率1gm:2ml、1気圧で行う。反応生成物、即ち、式IでGが
−O−(CH2)m−N=Yである化合物を、常法により単離および精製する。
式Iの化合物類の塩類
式Iの化合物のいくつかは、カルボン酸基の存在により、対応する塩基付加塩
に変換できる。変換は、化学量論量の適切な塩基、例えば炭酸カリウム、炭酸水
素ナトリウム、アンモニア、エチレンジアミン、モノエチノールアミン、ジエタ
ノールアミン、トリエタノールアミン、および同等物で処理することにより、完
成する。典型的には、遊離酸をエタノール、メタノールまたは酢酸エチルなどの
極性有機溶媒に溶解し、塩基を水、エタノール、メタノール、またはイソプロパ
ノール中で加える。温度は約0℃ないし50℃に維持する。生じた塩が自発的に
沈澱するか、または、少量の極性溶媒を用いて溶液から取り出すことができる。
式Iの化合物の塩基付加塩を、少なくとも化学量論量の適切な酸、例えば、塩
酸または硫酸で、典型的には水性溶媒の存在下、約0℃と50℃の間の温度で処
理することにより、対応する遊離酸に分解することができる。遊離酸形態を常法
、例えば、有機溶媒での抽出により単離する。
4位にアミン基が存在することから、式Iの化合物のいくつかは、上記操作中
の塩基の代わりに有機または無機酸を用いることにより、酸付加塩に変換できる
。酸塩は、適切な塩基を用いる同様の処理により対応する遊離塩基に分解するこ
とができる。
好ましい方法
要約すれば、式Iの化合物を下記最終工程に従って製造する。
式I:
式中:
R1は水素または低級アルキルであり;
R2は水素、低級アルキル、−C(O)R3、−C(O)NR4R5、−CO2R6、ま
たは−SO2R3であり、ここで:
R3は水素、低級アルキル、ハロ低級アルキル、または所望により置換さ
れたフェニルであり;
R4は水素、低級アルキル、または所望により置換されたフェニルであり
;
R5は水素、低級アルキル、または所望により置換されたフェニルであり
;
R6は低級アルキルまたは所望により置換されたフェニルであり;
R7は低級アルキル、シクロアルキル、フルオロビニル、ジフルオロビニル、
トリフルオロビニル、低級アルケニル、−C≡C−R8、アリル、CHOまたは
CH2OR9であり;ここで、
R8は水素または低級アルキルであり、さらに
R9は水素または4−メトキシベンジルであり、さらに
Zは式ZA、ZB、ZC、ZD、ZE、ZF、ZG、およびZHから選択され
る側鎖である:
式中:
Z1は水素、低級アルキル、ハロ、またはCF3であり;
Z2は水素、低級アルキル、低級アルコキシ、アリール、またはCH2−Z13で
あり、Z13はアリール、またはヘテロアリールであり;
Z3は水素、低級アルキル、低級アルケニル、低級アルコキシ、フェニル、ま
たは−S(O)mZ12であり、ここで
Z12は低級アルキルであり、そして
mは0、1、または2である;
Z4は水素、低級アルキル、またはフェニルであるか、または、
Z3とZ4はそれらが結合している炭素と一緒になって3ないし5炭素原子のシ
クロアルキルを形成し;さらに
GはOH、低級アルコキシ、低級チオアルキル、−NG1G2、−O(CH2)nN
G1G2、または−O(CH2)nN=G3であり、
nは1から6の整数であり、
G1は水素または低級アルキルであり、
G2は水素または低級アルキルであり、さらに
=G3は炭素原子4ないし6の低級アルキレン、または炭素原子3ないし
5の低級アルキレンに−O−、−S−、または−N(G4)−である一構成員を加
えたものであり、G4は水素または低級アルキルである;
式中:
Z5は水素または低級アルキルであり;
Z8は水素または低級アルキルであり;
D1とD2はそれらの隣の炭素原子と一緒になって、所望により置換される飽和
または不飽和の3ないし7原子の炭素環式または複素環式環を形成し;
さらに
Gは上記定義のとおりである;または
式中:
Z5、Z8、およびGは上記定義のとおりである;または
式中:
D3は−CH2−または−CH2−CH2−であり;
Gは上記定義のとおりである;または
式中:
Z6は水素、低級アルキル、低級アルコキシ、−COOH、−NH2、またはハ
ロであり;
Z7は水素、低級アルキル、低級アルコキシ、またはハロであり;
Z5およびGは上記定義のとおりである;または
式中:
Z1およびGは上記定義のとおりである;または
式中:
D3、Z2、Z3、Z4、およびGは上記定義のとおりである;または
式中:
D4は−CH2−、−CH2CH2−、−CH2CH2CH2−、−O−、または−
OCH2−であり;
Z1およびGは上記定義のとおりである;
で示される化合物、およびそれらの医薬的に許容され得る塩類の製法であって、
a)式IでGが低級アルコキシ、低級チオアルキル、NG1G2、O−(CH2)n
−NG1G2、または−O−(CH2)n−N=G3であり、n、G1、G2、およびG3
は上記定義のとおりである化合物を、無機塩基と反応させることにより、式Iで
Gがヒドロキシである化合物を形成させるか;または
b)式IでGがヒドロキシである化合物を、式GHでGが低級アルコキシ、低
級チオアルキル、NG1G2、O−(CH2)n−NG1G2、または−O−(CH2)n−
N=G3であり、n、G1、G2、およびG3は上記定義のとおりである化合物と反
応させることにより、式IでGが低級アルコキシ、低級チオアルキル、NG1G2
、O−(CH2)n−NG1G2、または−O−(CH2)n−N=G3であり、n、G1、
G2、およびG3は上記定義のとおりである化合物を形成させるか;または
c)式IでR1が水素であり、R2がC(O)R3であり、R3が水素であり、Gが
低級アルコキシである化合物を、式HNR4R5でR4およびR5が独立して水素、
低級アルキル、または所望により置換されたフェニルである化合物と反応させる
ことにより、式IでR1が水素であり、R2が−C(O)NR4R5であり、R4およ
びR5が独立して水素、低級アルキル、または所望により置換されたフェニルで
ある化合物を形成させるか;または
d)式IでR1およびR2が共に水素であり、Gが低級アルキル、所望により置
換されたフェニル、または−(CH2)m−N=Yである化合物を、式(R3C(O)2)
OまたはR3C(O)Clの化合物と反応させることにより、式IでR2が−C(O)
R3であり、R3が低級アルキル、ハロ低級アルキル、または所望により置換され
たフェニルである化合物を形成させるか;または
e)式IでR1が水素であり、R2が−C(O)R3であり、R3が上記定義のとお
りであり、Gが低級アルキルである化合物を、式R1Xで、R1が低級アルキルで
あり、Xがヨウ素または臭素である化合物と反応させることにより、式IでR1
が低級アルキルである化合物を形成させるか;または
f)式Iの遊離の化合物を反応させて、式Iの化合物の医薬的に許容され得る
塩に変換するか;または
g)式Iの化合物の医薬的に許容され得る塩を、式Iの化合物の遊離の化合物
に変換するか;または
h)式Iの化合物の医薬的に許容され得る塩を、式Iの化合物のその他の医薬
的に許容され得る塩に変換する、
ことを含んでなる方法。
好ましい化合物類
本発明の化合物のファミリーの中で、好ましいカテゴリーの1つは、Zが式Z
A、ZB、ZE、およびZHの側鎖である、特に、R7がメチル、エチル、ビニ
ル、またはシクロプロピルである化合物類を含む。このカテゴリーの中でも、好
ましいグループは、R1が水素であり、R2が水素またはトリフルオロアセチルで
ある、特に、Gがヒドロキシまたはモルホリノエトキシである化合物類を含む。
このグループの中で好ましいサブグループは、ZがZAであり、R7がエチルで
ある、特に、Z1がメチルであり、Z2が水素またはメチルであり、Z3およびZ4
が水素である化合物類を含む。
その他の好ましいサブグループは、ZがZBであり、R7がエチルである、特
に、D1−D2が−(CH2)3−であり、Z5およびZ8が水素である、さらにはR2
が水素である化合物類を含む。
第3の好ましいサブグループは、ZがZEであり、R7がエチルである、特に
、Z5およびZ7が水素であり、Z6が水素または低級アルキルである化合物類を
含む。
第4の好ましいサブグループは、ZがZHであり、R7がエチルである、特に
、Z1が低級アルキルであり、D4が−CH2−、−CH2CH2−、または−O−
CH2−である化合物類を含む。
目下のところ最も好ましい化合物は:
(E)−6−(4−アミノ−1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オ
キソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸;
(E)−6−(4−アミノ−1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オ
キソイソベンゾフラン−5−イル)−3,4−ジメチル−4−ヘキセン酸;および
(E)−2−{2−[2−(4−アミノ−1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチ
ル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)エチリデン]シクロペント−1−イ
ル}酢酸
である。
有用性、試験、および投与
一般的有用性
本発明の化合物類、それらの医薬的に許容され得る塩、およびそれらの医薬組
成物(下記説明のためにひとまとめにして“化合物類”とする)は、家畜(ウシ
、ブタ、ヒツジ、ヤギ、ウマ)、ペット(ネコ、イヌ)、または好ましくは人間
、のいずれであっても、哺乳類における免疫抑制剤、抗炎症剤、抗腫瘍剤、抗増
殖剤、抗ウイルス剤、および抗乾癬剤として有用である。この化合物類は、イノ
シンモノホスフェートデヒドロゲナーゼ(IMPDH)の阻害因子であり、従っ
て、新規の(de novo)プリン合成を阻害する;これらは抗増殖作用(例えば、平
滑筋細胞およびBおよびTリンパ球の双方に対する)を有し、抗体形成およびリ
ンパ球および内皮細胞における細胞接着分子のグリコシル化を阻害する。
免疫抑制剤として、この化合物類は、自己免疫関連異常、例えば:I型真性糖
尿病;炎症性腸疾患(例えば、クローン病および潰瘍性大腸炎);全身性紅斑性
狼瘡;慢性活動性肝炎;多発性硬化症;グレーヴズ病;橋本甲状腺炎;ベーチェ
ット症候群;重症筋無力症;シェーグレン症候群;悪性貧血;特発性副腎不全;
およびI型およびII型多腺自己免疫症候群を処置するのに有用である。
この化合物類は、喘息、免疫溶血性貧血、糸球体腎炎、および肝炎の処置にお
ける治療用免疫抑制剤としてもまた有用である。免疫抑制剤としての該化合物類
の予防的使用には、例えば、心臓、肺、膵臓、腎臓、肝臓、皮膚、および角膜同
種移植片における同種移植片拒絶の処置、および対宿主性移植片病の予防がある
。
この化合物類は、血管損傷に対する増殖応答、例えば、血管形成術後の再狭窄
、および心臓バイパス外科手術後の再狭窄における血管壁に傷を受けた後の狭窄
症を抑止するのに有用である。
この化合物類は、例えば、慢性関節リウマチ、若年性関節リウマチ、およびブ
ドウ膜炎を処置する際に抗炎症剤として有用である。
抗腫瘍剤として、この化合物類は、リンパ性網内皮症起源の固形腫および悪性
腫瘍を処置する際に有用である。例えば、固形腫の処置に対するこの化合物類の
有用性には:扁平上皮癌を含む頭部および頸部の癌;小細胞および非小細胞肺癌
を含む肺癌;縦隔腫瘍;扁平上皮癌および腺癌を含む、食道癌;膵臓癌;肝細胞
癌、胆管癌、胆嚢癌、および胆汁管癌を含む肝胆汁性系の癌;腺癌、肉腫、リン
パ腫、およびカルチノイド類を含む小腸癌;結腸癌および直腸癌を含む結腸直腸
癌;転移性癌;卵巣癌、子宮肉腫、および腎細胞癌、尿管癌、膀胱癌、前立腺癌
、尿道癌、陰茎癌、睾丸癌、外陰癌、腟癌、頸部癌、子宮内膜癌、およびファロ
ーピウス管癌を含む尿生殖器系の癌;胸癌;内分泌系癌;柔組織肉腫;悪性中皮
腫;扁平上皮癌、基底細胞癌、および黒色腫を含む皮膚癌;中枢神経系の癌;悪
性骨腫瘍;および形質細胞新生物がある。
リンパ性網内皮症起源の悪性腫瘍の処置に対する抗腫瘍剤として、この化合物
は、例えば、B、T、および前単球細胞系悪性腫瘍、菌状息肉腫、非ホジキンリ
ンパ腫、バーキットリンパ腫細胞および他のEBV−変形化B−リンパ球の悪性
腫瘍、同種移植片受容者におけるエプスタイン−バーウイルス感染から生じるリ
ンパ腫、急性リンパ性白血病、およびヘアリー・セル白血病を含むリンパ腫およ
び白血病を処置するのに有用である。
抗ウイルス剤として、この化合物類は、例えば:I型およびII型ヒトT−細胞
白血病ウイルス(HTLV−1およびHTLV−2)、I型およびII型ヒト免疫
不全ウイルス(HIV−1、HIV−2)、ヒト鼻咽頭癌腫ウイルス(NPCV
)を含むレトロウイルス類を処置するのに、またEBV感染B−リンパ球、CM
V感染、ヘルペスウイルス6型、単純ヘルペス1型および2型(HSV−1、H
SV−2)、および帯状ヘルペスを含むヘルペスウイルスを処置するのに有用で
ある。
抗乾癬剤として、この化合物類は、例えば、乾癬および乾癬性関節炎を処置す
るのに有用である。
試験
活性試験は、下記文献に記載のとおり、またはそれらを修飾して行う。
一般的な抗炎症活性、抗ウイルス活性、抗腫瘍活性、抗乾癬活性および/また
は免疫抑制活性は、イソシン5’−モノホスフェートデヒドロゲナーゼ(“IM
PDH”)の阻害に関連する。例えば、Anderson,J.H.およびSartorelli,A.C.
,J.Biol.Chem.,243:4762-4768(1968)の方法に従いNADH形成のレベルを測
定
することにより、IMPDHの阻害を測定するインビトロアッセイは、かかる活
性の予報的なものである。
抗炎症活性能力を測定する最初の動物スクリーニング試験は、例えば、Pearso
n,Proc.Soc.Exp.Biol.Med.,91:95-101(1956)に従うアジュバント関節炎ア
ッセイを含むものである。また、インビトロ試験、例えば、Dayer等,J.Exp.Med
.,145:1399-1404(1977)の慢性関節リウマチの患者から滑液外植体を用いるも
のは、化合物が抗炎症活性を示すかどうかを測定するのに有用である。
自己免疫活性は、例えば、冒頭に記載したGrieg等、J.Pharmacol.Exp.Ther.,1
73:85(1970)の方法を修飾することにより実験的アレルギー性脳脊髄炎を利用
して測定する。
喘息の処置における作用に対するヒト臨床試験は、例えば、Erzurum,Leff,Coc
hran,等、“Lack of benefit of methotrexate in severe,steroid-dependent
asthma.A double-blind,placebo controlled study”,Ann.Int.Med.,114:3
53-360(1991)に記載のようにして行う。
実験動物における器官または組織同種移植片の拒絶を妨げる活性は、例えば、
Hao等、J.Immunol.,139:4022-4026(1987)に記載したようにして測定する。
加えて、本明細書に参照して組み込んである米国特許第4,707,443号およ
び欧州特許226062にもまた、同種移植片拒絶を妨げる活性についてのアッ
セイが記載されている。固形器官移植物(例えば、腎臓)の拒絶を妨げる効果を
確認するヒト臨床試験は、例えば、Lindholm,Albrechtsen,Tufveson等、“A r
andomized trial of cyclosporin and prednisolone versus cyclosporin,azat
hioprine and prednisolone in primary cadaveric rena transplantation”,Tr
ansplantation,54:624-631(1992)に記載されているようにして行う。対宿主
性移植片病についてのヒト臨床試験は、例えば、Storb,Deeg,Whitehead等、“
Methotrexate and cyclosporin compared with cyclosporin alone for prophyl
axis of acute graft versus host disease after marrow transplantation for
leukemia”,New England J.Med.,314:729-735(1986)に記載のようにして
行う。
免疫抑制活性は、インビボおよびインビトロ処置の双方により測定する。イン
ビボ活性は、例えば、ヤーンの溶血プラークアッセイ[Jerne等、“The agar pl
aque technique for recognizing antibody producing cells”,Cell-bound An
tibodies,Amos,B.and Kaprowske,H.編(ウィスター・インスティテュート・プ
レス、フィラデルフィア)1963,p.109]の変形を利用して測定する。インビト
ロ活性は、例えば、Greaves等、“Activation of human T and B lymphocytes b
y polyclonal mitogens”,Nature,248:698-701(1974)に記載の方法の応用
により測定する。
抗ウイルス活性は、例えば、Smee等[“Anti-Herpesvirus Activity of the Ac
yclic Nucleoside 9-(1,3-Dihydroxy-2-Propoxymethyl)Guanine”,Antimicrobi
al Agents and Chemotherapy,23(5):676-682(1983)]、またはPlanterose[“A
ntiviral and cytotoxic effects of mycophenolic acid”,Journal of Genera
l Virology,4:629(1969)]に記載の方法により測定する。
抗ウイルス活性は、例えば、Chen等、Biochem.Pharm.,36:4361(1987)に記
載の方法に従い、逆転写酵素活性の測定によっても同様に測定できる。
抗HIV作用についてのヒト臨床試験は(臨床処置シナリオと共に)、例えば
、Sande等、“Antiretroviral Therapy for Adult HIV-Infected Patients”,J
AMA,270(21):2583-2589(1993)に記載および引用されている。大規模臨床試
験は、例えば、Volberding,P.A.等、“Zidovudine in asymptomatic human iimu
nodeficiency virus infection:a controlled trial in persons with fewer th
an 500 CD4 positive cells per cubic millimeter”,New England J.Med.,32
2(14):941-949(1990)に記載のようにして行うことができる。小規模(第I
相)臨床試験は、例えば、Browne等、“2',3'-Didehydro-3'-deoxythymidine(d
4T)in Patients with AIDS or AIDS-Related Complex:A phase I Trial”,J
.Infectious Diseases,167:21-29(1993)に記載のようにして行うことができ
る。
乾癬における全身活性についての試験は、例えば、Spatz等、“Mycophenolic
acid in psoriasis”,British Journal of Dermatology,98:429(1978)に記
載のようにして行うことができる。
抗腫瘍活性についての試験は、例えば、Carter等[“Mycophenolic acid:an an
ticancer compound with unusual properties”,Nature,223:848]に記載され
ているようにして行うことができる。
狭窄症を処置するためのインビトロ活性は、例えば、下記のヒト動脈平滑筋細
胞増殖アッセイにより確認されるように、平滑筋細胞の増殖を阻害することによ
り示される。試験グループを、新鮮な培地に選択濃度で加えた試験化合物で処理
する。両グループに2μCiトリチウム化チミジン(3HTdR)、放射性同位体標
識を与える。24時間後、細胞を集め、DNA中に組み込まれた標識の量をシン
チレーションによりカウントする。これを試験グループと対照グループとで比較
し、その量は、細胞増殖に比例する。平滑筋増殖の阻害は、試験グループが対照
グループよりも低い放射性同位体カウントを有するときに確認される。50%ま
で増殖を阻害するのに必要な試験化合物の濃度(IC50)、および95%以上増
殖を阻害するのに必要な試験化合物の濃度を決定する。
狭窄症を処置するためのインビボ活性は、例えば、動脈狭窄症のラットおよび
ブタモデルにおいて示される。ラットモデルでは、試験グループを、左頸動脈へ
損傷を与える6日前に開始し損傷後14日間続けて試験化合物で処理する;試験
グループを試験化合物なしで媒体のみを与えた対照グループと比較する。損傷は
、左動脈の10mm長部に穏やかに空気を湍流させることにより、生じる。右動脈
は無傷のままにしておく。各対象の左と右両方の動脈から動脈断面(10μm)
を取り、血管壁(内皮、脈管内膜、中膜)の面積を測定する。血管増殖量は、損
傷を与えた左頸動脈の平均面積から、無傷の右頸動脈の平均面積を差し引くこと
により、計算する。血管増殖の低減は、試験グループが対照グループよりも低い
増殖を示す場合に、確認される。
冠動脈血管形成術後の再狭窄に対するヒト臨床試験は、例えば、Serruys,Rut
sch,Heyndrickx等、“prevention of restenosis after percutaneous translu
minal coronary angioplasty with thromboxane A2-receptor blockade:a rand
omozed,double-blind,placebo-controlled trial.”,Circulation,84:1568
-80(1991)に記載のようにして行う。
投与
式Iの化合物類は、医薬的に許容され得る投与量、例えば、前記した疾患状態
の処置を与えるに十分な投与量で投与する。本発明の化合物類、またはそれらの
医薬的に許容され得る塩類の投与は、同様の有用性を与える薬剤類に対して容認
されているあらゆる投与形式によることができる。化合物類は、予防的(例えば
、同種移植片拒絶を予防する)および治療的の両方で使用できる。
本発明の化合物類についての最適なヒト投与量レベルは、まだ決定されていな
いが、一般に、毎日用量は、約0.01から100.0mg/体重kg、好ましくは約
0.1ないし64.3mg/kg体重、最も好ましくは約0.3ないし43.0mg/kg体
重である。従って、70kgのヒトに投与する場合、投与量範囲は、1日当たり約
0.7mgないし7g、好ましくは1日当たり約7.0mgないし4.5g、最も好まし
くは1日当たり約21mgないし3.0gである。投与する有効化合物の量は、勿論
、処置する対象および疾患状態、苦痛の深刻さ、投与方法および投与スケジュー
ル(例えば、癌化学治療前1日に経口投与、さらに、癌化学治療中静脈内投与)
、および処方する医師の判断によって変わるものである。
本発明の化合物類を上記症状の処置に採用する場合、医薬的に容認されている
あらゆる投与形式を使用できる。式Iの化合物類は、単独か、または他の医薬的
に許容され得る賦形剤と組み合わせるかのいずれかで投与でき、例えば、錠剤類
、カプセル類、粉末類、液類、注射用類、懸濁液類、坐薬類、エアロゾル類、ま
たは同種物などの、固体、半固体、液体、またはエアロゾル投与形態を含む。式
Iの化合物類は、予め定めた速度での化合物の長期投与のための、蓄積注射類、
浸透性ポンプ類、丸薬類、経皮(電気輸送を含む)パッチ類、および同等物を含
む、遅延または制御放出用量形態で、好ましくは正確な投与量の簡易投与に適し
た用量ユニット形態で投与することもできる。組成物は、典型的には、常用の医
薬用担体または賦形剤、および式Iの化合物またはそれらの医薬的に許容され得
る塩を含む。更に、これらの組成物は、多剤耐性修飾剤類、ステロイド類、シク
ロスポリンA、アザチオプレン、ラパマイシン、FK−506、ブレキナー、レ
フルノミド、およびビンクリスチンなどの免疫抑制剤などの、その他の医薬成分
類、
製剤成分類、担体類、アジュバント類、等も含むことができる。
一般に、目的とする投与形式によっても変わるが、医薬的に許容され得る組成
物は、式Iの化合物または塩を重量で約0.1%ないし90%、好ましくは約0.
5ないし50%含有し、残りは、適切な医薬用賦形剤、担体、等である。
上記した症状の場合、好ましい投与方法の1つは、苦痛の程度に合わせて調整
できる便利な毎日用量用法を用いる経口投与である。このような経口投与のため
には、医薬的に許容され得る組成物は、例えば、マンニトール、ラクトース、澱
粉、ポビドン、ステアリン酸マグネシウム、サッカリンナトリウム、タルク、セ
ルロース、クロスカルメロースナトリウム、グルコース、ゼラチン、スクロース
、炭酸マグネシウムおよび同等物などの通常採用される賦形剤のいずれかを含め
ることにより形成される。このような組成物は、溶液類、懸濁液類、錠剤類、分
散性錠剤類、丸薬類、カプセル類、粉末類、遅延放出製剤類および同種物の形態
をとる。
好ましくは、この組成物は、丸薬または錠剤の形態をとるものであり、従って
、組成物は、有効成分と共に、ラクトース、スクロース、リン酸二カルシウム、
または同種物などの希釈剤;ステアリン酸マグネシウムまたは同種物などの潤滑
剤;クロスカルメロースナトリウムまたは同種物などの崩壊剤;および澱粉、ア
カシアゴム、ポリビニルピロリドン、ゼラチン、セルロースおよびそれらの誘導
体および同種物などの結合剤を含有するものである。
医薬的に投与可能な液体組成物は、例えば、上記の活性化合物および所望によ
る医薬用アジュバントを、例えば、水、生理食塩水、水性デキストロース、グリ
セロール、グリコール類、エタノールおよび同種物などの担体に溶解、懸濁等し
て、それによって溶液または懸濁液を生成することにより、調製され得る。所望
ならば、投与される医薬組成物は、例えば、酢酸ナトリウム、クエン酸ナトリウ
ム、シクロデキストリン誘導体類、ポリオキシエチレン、モノラウリン酸ソルビ
タン、ステアリン酸ソルビタン等などの湿潤剤、懸濁剤、乳化剤、または可溶化
剤、pH緩衝剤および同種物などの非毒性補助物質を少量含有していても良い。
このような投与形態を調製する実際の方法は、知られており、また、当業者には
自明である。例えば、Remington's Pharmaceutical Sciences,Mack Publishing
Company,ペンシルバニア州イーストン、第15版、1975参照。投与される
べき組成物または製剤は、いずれにしても、処置される特定の症状を軽減するの
に有効な量の有効化合物量を含有するものである。
医薬的に許容され得る担体との釣り合いで有効成分を0.005%ないし95
%の範囲で有効成分を含有する投薬形態または組成物を調製できる。
経口投与の場合、医薬的に許容され得る組成物は、例えば、製薬級のマンニト
ール、ラクトース、澱粉、ステアリン酸マグネシウム、タルク、ポビドン、セル
ロース誘導体類、クロスカルメロースナトリウム、グルコース、スクロース、炭
酸マグネシウム、サッカリンナトリウム、タルクおよび同等物などの通常採用さ
れる賦形剤のいずれかを含めることにより形成される。このような組成物は、溶
液類、懸濁液類、錠剤類、カプセル類、粉末類、遅延放射製剤および同種物の形
態をとる。このような組成物は、有効成分を0.01−95%、好ましくは0.1
−50%含有できる。
液体を含有する固形投薬形態の場合、例えば、炭酸プロピレン、植物油類、ま
たはトリグリセライド類中の溶液または懸濁液を、好ましくは、ゼラチンカプセ
ル内に封入する。このようなエステル溶液およびそれらの調製およびカプセル封
入は、米国特許第4,328,245号;第4,409,239号;および第4,4
10,545号に開示されている。液体投薬形態の場合、投与の際に容易に計量
するために、例えば、ポリエチレングリコールの溶液を、十分量の医薬的に許容
され得る液体担体、例えば、水で希釈することができる。
別法として、液体または半固体経口製剤を、有効化合物または塩を植物油類、
グリコール類、トリグリセライド類、プロピレングリコールエステル類(例えば
、炭酸プロピレン)、および同等物に溶解または分散させ、さらに、これらの溶
液または懸濁液を硬質および軟質ゼラチンカプセル殻に封入することにより、調
製できる。
他の有用な処方は、米国特許第28,819号および4,358,603号に記
載のものを含む。
非経口投与は、一般に、皮下的、筋肉内、または静脈内のいずれかに注射する
ことを特徴とする。注射用剤は、液体溶液または懸濁液、注射前の液体の溶液ま
たは懸濁液に適した固体形態、または乳液のようないずれかの常用形態で調製で
きる。適切な賦形剤は、例えば、水、塩水、デキストロース、グリセロール、エ
タノール、または同等物である。加えて、所望ならば、投与される医薬組成物は
、例えば、酢酸ナトリウム、ポリオキシエチレン、モノラウリン酸ソルビタン、
オレイン酸トリエタノールアミン、シクロデキストリン類等などの湿潤または乳
化剤、pH緩衝剤、溶解性増強剤、および同種物などの非毒性補助物質を少量含
有していても良い。
非常に最近考案された非経口投与法は、低速放出または遅延放出システムの注
入を採用するものであり、そうして、一定レベルの投与量を維持する。例えば、
米国特許第3,710,795号参照。
このような非経口組成物中に含有された有効化合物の割合は、それらの特定の
性質、並びに化合物の活性および被検対象の要望によって大きく変わる。しかし
ながら、溶液中有効成分0.01%ないし10%の割合が採用でき、組成物が続
いて希釈される固体であるならば、その割合はさらに高いであろう。好ましくは
、該組成物は、溶液中有効成分を0.2−2%含む。
有効化合物または塩の製剤を、ネブライザー用のエアロゾルまたは溶液、また
は吸入用の微細粉末として、単独で、またはラクトースなどの不活性担体と組み
合わせて、呼吸器官へ投与することもできる。このような場合、製剤の粒子は、
50ミクロン以下、好ましくは10ミクロン以下の直径を有する。
実施例
以下の実施例は、当業者が本発明を更に明白に理解し、実施できるために提供
する。それらは本発明の範囲を限定するものではなく、単に説明的であり代表す
るものとみなされるべきである。
実施例1
式Bで示される化合物の製造
1A.式中Zaが式ZAの側鎖であり、Gがメトキシであり、Z1がメチルであり 、 Z2、Z3、Z4が水素であり、Rbがトシルである式Bの製造
p−トルエンスルホニルクロリド(30g)をピリジン(200ml)中の(E)
−6−(1,3−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−6−メトキシ−7−メチル−3−オ
キソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチル(40g)
の溶液に0℃で加えた。6時間後、溶液を氷に注ぎ、希塩酸を用いてpH3に酸
性化した。溶液を酢酸エチルで抽出し、抽出物を乾燥させて、蒸発濃縮し、(E)
−6−(1,3−ジヒドロ−6−メトキシ−7−メチル−3−オキソ−4−p−ト
ルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキ
セン酸メチルを得た。
1B.Zaを変えた、式Bの製造
Aの方法に従い、(E)−6−(1,3−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−6−メトキ
シ−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−
ヘキセン酸メチルの代わりに:
(E)−2−[2−[2−[1,3−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−6−メトキシ−7
−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル]エチリデン]シクロペント−
1−イル]酢酸メチル;
3−(1,3−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−6−メトキシ−7−メチル−3−オ
キソ−5−イソベンゾフラニルメチル)−2−メチルシクロペント−2−エン−
1−イル酢酸メチル;
(E)−3−[2−(1,3−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−6−メトキシ−7−メ
チル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)エチリデン]シクロペンタン−
1−カルボン酸エチル;
(E)−2−[3−(4−ヒドロキシ−1,3−ジヒドロ−6−メトキシ−7−メ
チル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−プロプ−1−エン−1−イル]
−3−メチル安息香酸メチル;
4−(1,3−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−6−メトキシ−7−メチル−3−オ
キソイソベンゾフラン−5−イルメチル)−3−メチルシクロペント−3−エン
−1−カルボン酸メチル;
3−[3−(1,3−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−6−メトキシ−7−メチル−
3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)シクロペント−1−エン−1−イル]プ
ロピオン酸メチル;
(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−6−メトキシ−7−メ
チル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−1−メチルプロペニル]−シク
ロペンタンカルボン酸メチル;
およびZaが下記表中に定めた側鎖に相当する式1の化合物群:
を用いて、
(E)−2−[2−[2−[1,3−ジヒドロ−6−メトキシ−7−メチル−3−オ
キソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル]エチリ
デン]シクロペント−1−イル]酢酸メチル;
3−(1,3−ジヒドロ−6−メトキシ−7−メチル−3−オキソ−4−p−ト
ルエンスルホニルオキシ−5−イソベンゾフラニルメチル)−2−メチルシクロ
ペント−2−エン−1−イル酢酸メチル;
(E)−3−[2−[1,3−ジヒドロ−6−メトキシ−7−メチル−3−オキソ
−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)エチリデン]
シクロペンタン−1カルボン酸エチル;および
(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−6−メトキシ−7−メチル−3−オキソ
−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−プロプ−
1−エン−1−イル]−3−メチル安息香酸メチル;
4−(1,3−ジヒドロ−6−メトキシ−7−メチル−3−オキソ−4−p−ト
ルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イルメチル)−3−メチルシク
ロペント−3−エン−1−カルボン酸メチル;
3−[3−(1,3−ジヒドロ−6−メトキシ−7−メチル−3−オキソ−4−
p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)シクロペント−1
−エン−1−イル]−プロピオン酸メチル;
(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−6−メトキシ−7−メチル−3−オキソ
−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−1−メチ
ルプロペニル]−シクロペンタンカルボン酸メチル;
およびその他の式Bの対応する化合物を得る。
実施例2
式Cで示される化合物の製造
2A.式中Zbが式ZAの側鎖であり、Z1がメチルであり、Z2、Z3、およびZ 4が水素であり、Rbがトシルである式Cの製造
2,4,6−コリジン(100ml)中、(E)−6−(1,3−ジヒドロ−6−メト
キシ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾ
フラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチル(28g)の溶液を65℃
まで加熱し、ヨウ化リチウムを加えた。3日後、溶液に酢酸エチルおよび希塩酸
を加えた。有機層を乾燥させ、蒸発濃縮して、(E)−6−(1,3−ジヒドロ−
6−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トルエンスルホニルオキシ
イソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸を得た。
2B.Zbを変えた、式Cの製造
Aの方法に従い、(E)−6−(1,3−ジヒドロ−6−メトキシ−7−メチル−
3−オキソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)
−4−メチル−4−ヘキセン酸メチルの代わりに:
(E)−2−[2−[2−[1,3−ジヒドロ−6−メトキシ−7−メチル−3−オ
キソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル]エチリ
デン]シクロペント−1−イル]酢酸メチル;
3−(1,3−ジヒドロ−6−メトキシ−7−メチル−3−オキソ−4−p−ト
ルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イルメチル)−2−メチルシク
ロペント−2−エン−1−イル酢酸メチル;
(E)−3−[2−(1,3−ジヒドロ−6−メトキシ−7−メチル−3−オキソ
−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)エチリデン]
シクロペンタン−1−カルボン酸エチル;
(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−6−メトキシ−7−メチル−3−オキソ
−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−プロプ−
1−エン−1−イル]−3−メチル安息香酸メチル;
4−(1,3−ジヒドロ−6−メトキシ−7−メチル−3−オキソ−4−p−ト
ルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イルメチル)−3−メチルシク
ロペント−3−エン−1−カルボン酸メチル;
3−[3−(1,3−ジヒドロ−6−メトキシ−7−メチル−3−オキソ−4−
p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)シクロペント−1
−エン−1−イル]プロピオン酸メチル;
(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−6−メトキシ−7−メチル−3−オキソ
−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−1−メチ
ルプロペニル]−シクロペンタンカルボン酸メチル;
および実施例1Bの表に上げたものに相当する式Bの化合物群を用いて:
(E)−2−[2−[2−[1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−7−メチル−3−
オキソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル]エチ
リデン]シクロペント−1−イル]酢酸;
3−(1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキソ−4−p−
トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イルメチル)−2−メチルシ
クロペント−2−エン−1−イル酢酸;
(E)−3−[2−(1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキ
ソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)エチリデ
ン]シクロペンタン−1−カルボン酸;
(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキ
ソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−プロプ
−1−エン−1−イル]−3−メチル安息香酸;
4−(1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキソ−4−p−
トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イルメチル)−3−メチルシ
クロペント−3−エン−1−カルボン酸;
3−[3−(1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキソ−4
−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)シクロペント−
1−エン−1−イル]プロピオン酸;
(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキ
ソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−1−メ
チルプロペニル]−シクロペンタンカルボン酸;
および実施例1Bの表に上げたものに対応するその他の式Cの化合物を得る。
実施例3
式Dで示される化合物の製造
3A.式中Zaが式ZAの側鎖であり、Z1がメチルであり、Z2、Z3、Z4が水 素であり、Gがメトキシであり、Rbがトシルである式Dの製造
メタノール(150ml)中、(E)−6−(1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−
7−メチル−3−オキソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン
−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸(23g)およびp−トルエンスルホ
ン酸(0.8g)の溶液を18時間撹拌し、次いで、水および酢酸エチルを加え
た。有機層を乾燥させ、蒸発濃縮して、残渣をヘキサン:酢酸エチル:メタノー
ル40:58:2で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにかけ、(E)−6−
(1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トルエ
ンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン
酸メチルを得た。
3B.Zaを変えた、式Dの製造
Aの方法に従い、(E)−6−(1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−7−メチル
−3−オキソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル
)−4−メチル−4−ヘキセン酸の代わりに:
(E)−2−[2−[2−[1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−7−メチル−3−
オキソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル]エチ
リデン]シクロペント−1−イル]酢酸;
3−(1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキソ−4−p−
トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イルメチル)−2−メチルシ
クロペント−2−エン−1−イル酢酸;
(E)−3−[2−(1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキ
ソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)エチリデ
ン]シクロペンタン−1−カルボン酸;
(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキ
ソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−プロプ
−1−エン−1−イル]−3−メチル安息香酸;
4−(1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキソ−4−p−
トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イルメチル)−3−メチルシ
クロペント−3−エン−1−カルボン酸;
3−[3−(1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキソ−4
−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)シクロペント−
1−エン−1−イル]プロピオン酸;
(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキ
ソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−1−メ
チルプロペニル]−シクロペンタンカルボン酸;
および実施例1Bの表に上げたものに相当する式Cの化合物群を用いて:
(E)−2−[2−[2−[1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−7−メチル−3−
オキソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル]エチ
リデン]シクロペント−1−イル]酢酸メチル;
3−(1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキソ−4−p−
トルエンスルホニルオキシ−5−イソベンゾフラニルメチル)−2−メチルシク
ロペント−2−エン−1−イル酢酸メチル;
(E)−3−[2−(1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキ
ソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)エチリデ
ン]シクロペンタン−1−カルボン酸メチル;
(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキ
ソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−プロプ
−1−エン−1−イル]−3−メチル安息香酸メチル;
4−(1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキソ−4−p−
トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イルメチル)−3−メチルシ
クロペント−3−エン−1−カルボン酸メチル;
3−[3−(1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキソ−4
−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)シクロペント−
1−エン−1−イル]プロピオン酸メチル;
(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキ
ソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−1−メ
チルプロペニル]−シクロペンタンカルボン酸メチル;
および実施例1Bの表に上げたものに対応するその他の式Dの化合物を得る。
実施例4
式Eで示される化合物の製造
4A.式中Zaが式ZAの側鎖であり、Z1がメチルであり、Z2、Z3、およびZ 4が水素であり、Gがメトキシであり、Rbがトシルである式Eの製造
トリフルオロメタンスルホン酸無水物(10.57g)を塩化メチレン(50
0ml)およびピリジン(5ml)中、(E)−6−(1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキ
シ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフ
ラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチルの溶液に0℃で加えた。
6時間後、反応物を過剰の水性炭酸水素ナトリウムに加えた。有機溶液を乾燥さ
せ、蒸発濃縮して、(E)−6−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4
−p−トルエンスルホニルオキシ−6−トリフルオロメタンスルホニルオキシイ
ソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチルを得た。
4B.Zaを変えた、式Eの製造
Aの方法に従い、(E)−6−(1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−7−メチル
−3−オキソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル
)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチルの代わりに:
(E)−2−[2−[2−[1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−7−メチル−3−
オキソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル]エチ
リデン]シクロペント−1−イル]酢酸メチル;
3−(1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキソ−4−p−
トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イルメチル)−2−メチルシ
クロペント−2−エン−1−イル酢酸メチル;
(E)−3−[2−(1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキ
ソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)エチリデ
ン]シクロペンタン−1−カルボン酸メチル;
(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキ
ソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−プロプ
−1−エン−1−イル]−3−メチル安息香酸メチル;
4−(1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキソ−4−p−
トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イルメチル)−3−メチルシ
クロペント−3−エン−1−カルボン酸メチル;
3−[3−(1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキソ−4
−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)シクロペント−
1−エン−1−イル]プロピオン酸メチル;
(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキ
ソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−1−メ
チルプロペニル]−シクロペンタンカルボン酸メチル;
および実施例1Bの表に上げたものに対応する式Dの他の化合物を用いて:
(E)−2−[2−[2−[1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−
トルエンスルホニルオキシ−6−トリフルオロメタンスルホニルオキシイソベン
ゾフラン−5−イル]エチリデン]シクロペント−1−イル]酢酸メチル;
3−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トルエンスルホニ
ルオキシ−6−トリフルオロメタンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イ
ルメチル)−2−メチルシクロペント−2−エン−1−イル酢酸メチル;
(E)−3−[2−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トル
エンスルホニルオキシ−6−トリフルオロメタンスルホニルオキシイソベンゾフ
ラン−5−イル)エチリデン]シクロペンタン−1−カルボン酸メチル;
(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トル
エンスルホニルオキシ−6−トリフルオロメタンスルホニルオキシイソベンゾフ
ラン−5−イル)−プロプ−1−エン−1−イル]−3−メチル安息香酸メチル;
4−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トルエンスルホニ
ルオキシ−6−トリフルオロメタンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イ
ルメチル)−3−メチルシクロペント−3−エン−1−カルボン酸メチル;
3−[3−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トルエンス
ルホニルオキシ−6−トリフルオロメタンスルホニルオキシイソベンゾフラン−
5−イル)シクロペント−1−エン−1−イル]プロピオン酸メチル;
(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トル
エンスルホニルオキシ−6−トリフルオロメタンスルホニルオキシイソベンゾフ
ラン−5−イル)−1−メチルプロペニル]−シクロペンタンカルボン酸メチル;
および実施例1Bの表に上げたものに対応するその他の式Eの化合物を得る。
実施例5
式Fで示される化合物の製造
5A.式中Zaが式ZAの側鎖であり、Z1がメチルであり、Z2、Z3、およびZ 4が水素であり、Gがメトキシであり、Rbがトシルであり、R7がビニルである 式Fの製造
N−メチルピロリジノン(220ml)中、塩化リチウム(4.8g)、トリス(
ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)クロロホルム付加物(0.65g)
、トリフェニルアルシン(1.6g)、および(E)−6−(1,3−ジヒドロ−7
−メチル−3−オキソ−4−p−トルエンスルホニルオキシ−6−トリフルオロ
メタンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキ
セン酸メチルの混合物を55℃まで加熱した。ビニルトリブチルスズ(15g)
を加えた。3時間後、反応物に水(500ml)、フッ化カリウム(16g)およ
び酢酸エチルを加えた。有機溶液を乾燥させ、セライトを通して濾過し、蒸発濃
縮して、(E)−6−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トル
エンスルホニルオキシ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル
−4−ヘキセン酸メチルを得た。
5B.Zaを変えた、式Fの製造
Aの方法に従い、(E)−6−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4
−p−トルエンスルホニルオキシ−6−トリフルオロメタンスルホニルオキシイ
ソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチルの代わりに:
(E)−2−[2−[2−[1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−
トルエンスルホニルオキシ−6−トリフルオロメタンスルホニルオキシイソベン
ゾフラン−5−イル]エチリデン]シクロペント−1−イル]酢酸メチル;
3−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トルエンスルホニ
ルオキシ−6−トリフルオロメタンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イ
ルメチル)−2−メチルシクロペント−2−エン−1−イル酢酸メチル;
(E)−3−[2−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トル
エンスルホニルオキシ−6−トリフルオロメタンスルホニルオキシイソベンゾフ
ラン−5−イル)エチリデン]シクロペンタン−1−カルボン酸メチル;
(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トル
エンスルホニルオキシ−6−トリフルオロメタンスルホニルオキシイソベンゾフ
ラン−5−イル)−プロプ−1−エン−1−イル]−3−メチル安息香酸メチル;
4−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トルエンスルホニ
ルオキシ−6−トリフルオロメタンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イ
ルメチル)−3−メチルシクロペント−3−エン−1−カルボン酸メチル;
3−[3−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トルエンス
ルホニルオキシ−6−トリフルオロメタンスルホニルオキシイソベンゾフラン−
5−イル)シクロペント−1−エン−1−イル]プロピオン酸メチル;
(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トル
エンスルホニルオキシ−6−トリフルオロメタンスルホニルオキシイソベンゾフ
ラン−5−イル)−1−メチルプロペニル]−シクロペンタンカルボン酸メチル;
および実施例1Bの表に上げたものに対応する他の式Eの化合物を用いて:
(E)−2−[2−[2−[1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−
トルエンスルホニルオキシ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イル]エチリデ
ン]シクロペント−1−イル]酢酸メチル;
3−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トルエンスルホニ
ルオキシ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イルメチル)−2−メチルシクロ
ペント−2−エン−1−イル酢酸メチル;
(E)−3−[2−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トル
エンスルホニルオキシ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イル)エチリデン]シ
クロペンタン−1−カルボン酸メチル;
(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トル
エンスルホニルオキシ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イル)−プロプ−1
−エン−1−イル]−3−メチル安息香酸メチル;
4−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トルエンスルホニ
ルオキシ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イルメチル)−3−メチルシクロ
ペント−3−エン−1−カルボン酸メチル;
3−[3−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トルエンス
ルホニルオキシ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イル)シクロペント−1−
エン−1−イル]プロピオン酸メチル;
(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トル
エンスルホニルオキシ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イル)−1−メチル
プロペニル]−シクロペンタンカルボン酸メチル;
および実施例1Bの表に上げたものに対応するその他の式Fの化合物を得る。
5C.R7を変えた、式Fの製造
Aの方法に従い、ビニルトリブチルスズの代わりに:
メチルトリブチルスズ;
シクロプロピルトリブチルスズ;
フルオロビニルトリブチルスズ;
トリフルオロビニルトリブチルスズ;
プロプ−2−エニルトリブチルスズ;
エチニルトリブチルスズ;
ペント−2−イニルトリブチルスズ;および
4−メトキシベンジルオキシメチルトリブチルスズ;
を用いて:
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6,7−ジメチル−3−オキソ−4−p−トルエ
ンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン
酸メチル;
(E)6−(6−シクロプロピル−1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−
4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル
−4−ヘキセン酸メチル;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−フルオロビニル−7−メチル−3−オキソ−
4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル
−4−ヘキセン酸メチル;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トルエンスル
ホニルオキシ−6−トリフルオロビニルイソベンゾフラン−5−イル)−4−メ
チル−4−ヘキセン酸メチル;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−6−(プロプ−2−エ
ニル)−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−4−
メチル−4−ヘキセン酸メチル;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−エチニル−7−メチル−3−オキソ−4−p
−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−
ヘキセン酸メチル;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−6−(ペント−2−イ
ニル)−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−4−
メチル−4−ヘキセン酸メチル;
(E)6−(6−アリル−1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−
トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘ
キセン酸メチル;および
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−メトキシベンジルオキシメチル−7−メチル
−3−オキソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル
)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチル
を得る。
実施例6
式Fで示される化合物の別法製造
6A.式中Zaが式ZAの側鎖であり、Z1がメチルであり、Z2、Z3、およびZ 4が水素であり、Gがメトキシであり、Rbがトシルであり、R7がエチルである 式Fの製造
ベンゼン(180ml)およびエタノール(180ml)中、(E)6−(1,3−ジ
ヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トルエンスルホニルオキシ−6−ビ
ニルイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチル(17.
7g)の溶液を11時間水素化した。溶媒を真空下で除去し、残渣を酢酸エチル
/tertブチルメチルエーテルから結晶化して、(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−
エチル−7−メチル−3−オキソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベン
ゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチル、融点101.3−1
02.8℃を得た。
6B.Zaを変えた、R7がエチルである式Fの製造
Aの方法に従い、(E)6−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−
p−トルエンスルホニルオキシ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イル)−4
−メチル−4−ヘキセン酸メチルの代わりに:
(E)−2−[2−[2−[1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−
トルエンスルホニルオキシ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イル]エチリデ
ン]シクロペント−1−イル]酢酸メチル;
3−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トルエンスルホニ
ルオキシ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イルメチル)−2−メチルシクロ
ペント−2−エン−1−イル酢酸メチル;
(E)−3−[2−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トル
エンスルホニルオキシ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イル)エチリデン]シ
クロペンタン−1−カルボン酸メチル;
(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トル
エンスルホニルオキシ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イル)−プロプ−1
−エン−1−イル]−3−メチル安息香酸メチル;
4−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トルエンスルホニ
ルオキシ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イルメチル)−3−メチルシクロ
ペント−3−エン−1−カルボン酸メチル;
3−[3−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トルエンス
ルホニルオキシ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イル)シクロペント−1−
エン−1−イル]プロピオン酸メチル;
(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トル
エンスルホニルオキシ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イル)−1−メチル
プロペニル]−シクロペンタンカルボン酸メチル;
および実施例1Bの表に上げたものに対応する他の式Fの化合物を用いて:
(E)−2−[2−[2−[1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オキ
ソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル]エチリデ
ン]シクロペント−1−イル]酢酸メチル;
3−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オキソ−4−p−トル
エンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イルメチル)−2−メチルシクロ
ペント−2−エン−1−イル酢酸メチル;
(E)−3−[2−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オキソ−
4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)エチリデン]シ
クロペンタン−1−カルボン酸メチル;
(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オキソ−
4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−プロプ−1
−エン−1−イル]−3−メチル安息香酸メチル;
4−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オキソ−4−p−トル
エンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イルメチル)−3−メチルシクロ
ペント−3−エン−1−カルボン酸メチル;
3−[3−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オキソ−4−p
−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)シクロペント−1−
エン−1−イル]プロピオン酸メチル;
(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オキソ−
4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−1−メチル
プロペニル]−シクロペンタンカルボン酸メチル;
および実施例1Bの表に上げたものに対応する式FでR7がエチルであるその他
の化合物を得る。
実施例7
式Aで示される化合物の製造
7A.式中Zbが式ZAの側鎖であり、Z1がメチルであり、Z2、Z3、およびZ 4が水素であり、R7がビニルである式Aの製造
メタノール(6ml)および水(6ml)中、(E)6−(1,3−ジヒドロ−7−メ
チル−3−オキソ−4−p−トルエンスルホニルオキシ−6−ビニルイソベンゾ
フラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチル(0.37g)の溶液を
62℃で15時間加熱した。反応物を水性硫酸水素ナトリウムで酸性化し、酢酸
エチルで抽出した。抽出物を乾燥させ、蒸発濃縮し、残渣を、酢酸エチル/ヘキ
サン/酢酸で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにかけて、(E)6−(1,3
−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキソ−6−ビニルイソベンゾ
フラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸、融点148−149℃(ter
t-ブチルメチルエーテル/ヘキサン)を得た。
7B.Zaを変えた、式Aの製造
Aの方法に従い、(E)6−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−
p−トルエンスルホニルオキシ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イル)−4
−メチル−4−ヘキセン酸メチルの代わりに:
(E)−2−[2−[2−[1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−
トルエンスルホニルオキシ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イル]エチリデ
ン]シクロペント−1−イル]酢酸メチル;
3−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トルエンスルホニ
ルオキシ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イルメチル)−2−メチルシクロ
ペント−2−エン−1−イル酢酸メチル;
(E)−3−[2−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トル
エンスルホニルオキシ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イル)エチリデン]シ
クロペンタン−1−カルボン酸メチル;
(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トル
エンスルホニルオキシ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イル)−プロプ−1
−エン−1−イル]−3−メチル安息香酸メチル;
4−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トルエンスルホニ
ルオキシ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イルメチル)−3−メチルシクロ
ペント−3−エン−1−カルボン酸メチル;
3−[3−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トルエンス
ルホニルオキシ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イル)シクロペント−1−
エン−1−イル]プロピオン酸メチル;
(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トル
エンスルホニルオキシ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イル)−1−メチル
プロペニル]−シクロペンタンカルボン酸メチル;
および実施例1Bの表に上げたものに対応する式Fの他の化合物を用いて:
(E)−2−[2−[2−[1,3−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−7−メチル−3−
オキソ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イル]エチリデン]シクロペント−1
−イル]酢酸;
3−(1,3−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキソ−6−ビニ
ルイソベンゾフラン−5−イルメチル)−2−メチルシクロペント−2−エン−
1−イル酢酸;
(E)−3−[2−(1,3−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキ
ソ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イル)エチリデン]シクロペンタン−1−
カルボン酸;
(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキ
ソ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イル)−プロプ−1−エン−1−イル]−
3−メチル安息香酸;
4−(1,3−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキソ−6−ビニ
ルイソベンゾフラン−5−イルメチル)−3−メチルシクロペント−3−エン−
1−カルボン酸;
3−[3−(1,3−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキソ−6
−ビニルイソベンゾフラン−5−イル)シクロペント−1−エン−1−イル]プロ
ピオン酸;
(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキ
ソ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イル)−1−メチルプロペニル]−シクロ
ペンタンカルボン酸;
および下記の表に上げたものに対応する、式AでR7がビニルであるその他の化
合物を得る:
7C.R7を変えた、式A
Aの方法に従い、(E)6−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−
p−トルエンスルホニルオキシ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イル)−4
−メチル−4−ヘキセン酸メチルの代わりに:
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6,7−ジメチル−3−オキソ−4−p−トルエ
ンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン
酸メチル;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オキソ−4−p−
トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘ
キセン酸メチル;
(E)6−(6−シクロプロピル−1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−
4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル
−4−ヘキセン酸メチル;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−フルオロビニル−7−メチル−3−オキソ−
4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル
−4−ヘキセン酸メチル;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トルエンスル
ホニルオキシ−6−トリフルオロビニルイソベンゾフラン−5−イル)−4−メ
チル−4−ヘキセン酸メチル;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−6−(プロプ−2−エ
ニル)−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−4−
メチル−4−ヘキセン酸メチル;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−エチニル−7−メチル−3−オキソ−4−p
−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−
ヘキセン酸メチル;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−6−(ペント−2−イ
ニル)−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−4−
メチル−4−ヘキセン酸メチル;
(E)6−(6−アリル−1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−
トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘ
キセン酸メチル;および
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−(4−メトキシベンジルオキシメチル)−7−
メチル−3−オキソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5
−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチル;
を用いて:
(E)6−(1,3−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−6,7−ジメチル−3−オキソ
イソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−4−ヒドロキシ−7−メチル−3−
オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸;
(E)6−(6−シクロプロピル−1,3−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−7−メチ
ル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−フルオロビニル−4−ヒドロキシ−7−メチ
ル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキソ−6−
トリフルオロビニルイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン
酸;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキソ−6−
(プロプ−2−エニル)イソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセ
ン酸;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−エチニル−4−ヒドロキシ−7−メチル−3
−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキソ−6−
(ペント−2−イニル)イソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセ
ン酸;
(E)6−(6−アリル−1,3−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−7−メチル−3−
オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸;および
(E)6−(1,3−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−6−(4−メトキシベンジルオ
キシメチル)−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチ
ル−4−ヘキセン酸
を得る。
実施例9
式AでR7がヒドロキシメチルおよびホルミルである化合物の製造
9A.(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−(4−メトキシベンジルオキシメチル)− 7−メチル−3−オキソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン −5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチルの製造
塩化リチウム(1.6g)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0
)クロロホルム付加物(0.22g)、トリフェニルアルシン(0.53g)、(E)
6−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トルエンスルホニル
オキシ−6−トリフルオロメタンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル
)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチル(8.0g)の混合物を55℃まで加熱す
る。p−メトキシベンジルオキシメチルトリブチルスズ(7.5g)を加える。3
時間後、溶液を水(200ml)、フッ化カリウム(5g)および酢酸エチル(2
00ml)に加えた。有機溶液を乾燥させ、セライト濾過し、蒸発濃縮して、残渣
を、ヘキサン/酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにかけて、
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−(4−メトキシベンジルオキシメチル)−7−メ
チル−3−オキソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−
イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチルを得る。
9B.(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシメチル−7−メチル−3−オ キソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−4− メチル−4−ヘキセン酸メチル
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−(4−メトキシベンジルオキシメチル)−7−
メチル−3−オキソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5
−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチル(0.5g)を0℃でトリフルオロ
酢酸(10ml)に溶解する。30分後、溶媒を真空下で除去し、残渣を、ヘキサ
ン/酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにかけて、(E)6−(
1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシメチル−7−メチル−3−オキソ−4−p−
トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘ
キセン酸メチルを得る。
9C.(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−ホルミル−7−メチル−3−オキソ−4 −p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル− 4−ヘキセン酸メチル
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシメチル−7−メチル−3−オキソ
−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチ
ル−4−ヘキセン酸メチル(0.2g)をジクロロメタン(10ml)に溶解し、ピ
リジニウムクロロクロメート(0.15g)を加える。1時間後水を加える。有機
溶液を乾燥させ、蒸発濃縮し、残渣を、ヘキサン/酢酸エチルで溶出するシリカ
ゲルクロマトグラフィーにかけて、(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−ホルミル−
7−メチル−3−オキソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン
−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチルを得る。
9D.R7が4−メトキシベンジルオキシメチル、ヒドロキシメチル、およびホ ルミルである式A
実施例5および6の方法に従い、(E)6−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3
−オキソ−4−p−トルエンスルホニルオキシ−6−トリフルオロメタンスルホ
ニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチル
の代わりに:
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−(4−メトキシベンジルオキシメチル)−7−
メチル−3−オキソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5
−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチル;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシメチル−7−メチル−3−オキソ
−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチ
ル−4−ヘキセン酸メチル;および
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−ホルミル−7−メチル−3−オキソ−4−p
−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−
ヘキセン酸メチル;
を用いて:
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−(4−メトキシベンジルオキシメチル)−7−
メチル−3−オキソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5
−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシメチル−7−メチル−3−オキソ
−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチ
ル−4−ヘキセン酸;および
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−ホルミル−7−メチル−3−オキソ−4−p
−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−
ヘキセン酸メチル;
を得る。
実施例10
式2で示される化合物の製造
10A.式中ZがZAであり、Z1がメチルであり、Z2、Z3、およびZ4が水素 であり、R7がエチルであり、Gがメトキシである式2の製造
0℃の塩化メチレン100ml中の(E)−6−(1,3−ジヒドロ−4−ヒドロキ
シ−6−エチル−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−
メチル−4−ヘキセン酸メチル4.59gおよびピリジン2.22mlの溶液に、ト
リフルオロメタンスルホン酸無水物2.55mlを滴下する。30分後、反応混合
物を1N水性硫酸水素ナトリウムに注ぐ。この混合物をジクロロメタンで抽出し
、有機層を更に水および食塩水で洗浄する。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し
、減圧下濃縮して、(E)−6−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−4
−トリフルオロメチルスルホニルオキシ−3−オキソイソベンゾフラン−5−イ
ル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチルを得る。
10B.R7を変えた、式2の製造
同様に上記実施例10Aの方法に従い、ただし、(E)−6−(1,3−ジヒドロ
−4−ヒドロキシ−6−エチル−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5
−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチルの代わりに式Aの他の化合物を用
い、下記式2の中間体を製造する:
(E)−6−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オキソ−4−ト
リフルオロメチルスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−3,4−ジメ
チル−4−ヘキセン酸メチル;
(E)−2−{2−[2−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オキ
ソ−4−トリフルオロメチルスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−
エチリデン]シクロペント−1−イル}酢酸メチル。
10C.R7を変えた、式2の製造
同様に、上記実施例10Aの方法に従い、ただし、(E)−6−(1,3−ジヒド
ロ−4−ヒドロキシ−6−エチル−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−
5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチルの代わりに、Zが式ZAの側鎖
であり、Gが低級アルコキシである式Aの他の化合物を用いて、式2の下記例示
中間体を製造する:
(E)6−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−トリフルオロメチ
ルスルホニルオキシ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−
4−ヘキセン酸メチル;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6,7−ジメチル−3−オキソ−4−トリフルオ
ロメチルスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘ
キセン酸メチル;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オキソ−4−トリ
フルオロメチルスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−
4−ヘキセン酸メチル;
(E)6−(6−シクロプロピル−1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−
4−トリフルオロメチルスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−4−
メチル−4−ヘキセン酸メチル;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−フルオロビニル−7−メチル−3−オキソ−
4−トリフルオロメチルスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−4−
メチル−4−ヘキセン酸メチル;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−トリフルオロメチ
ルスルホニルオキシ−6−トリフルオロビニルイソベンゾフラン−5−イル)−
4−メチル−4−ヘキセン酸メチル;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−6−(プロプ−2−エ
ニル)−4−トリフルオロメチルスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)
−4−メチル−4−ヘキセン酸メチル;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−エチニル−7−メチル−3−オキソ−4−ト
リフルオロメチルスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル
−4−ヘキセン酸メチル;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−6−(ペント−2−イ
ニル)−4−トリフルオロメチルスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)
−4−メチル−4−ヘキセン酸メチル;
(E)6−(6−アリル−1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−トリ
フルオロメチルスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−
4−ヘキセン酸メチル;および
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−メトキシベンジルオキシメチル−7−メチル
−3−オキソ−4−トリフルオロメチルスルホニルオキシイソベンゾフラン−5
−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチル。
10D.R7およびZを変えた、式2の製造
同様に、上記実施例10Aの方法に従い、ただし、(E)−6−(1,3−ジヒド
ロ−4−ヒドロキシ−6−エチル−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−
5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチルの代わりに、Zが式ZA、ZB
、ZC、ZD、ZE、ZF、ZG、またはZHの側鎖であり、Gが低級アルコキ
シである式Aの他の化合物を用いて、実施例1Bの表に上げたものに対応する式
2の他の中間体を製造する。
実施例11
式3で示される化合物の製造
11A.式中ZがZAであり、Z1がメチルであり、Z2、Z3、およびZ4が水素 であり、R7がエチルであり、Gがメトキシである、式3の製造
窒素でフラッシュした1,4−ジオキサン100ml中の(E)−6−(1,3−ジ
ヒドロ−6−エチル−7−メチル−4−トリフルオロメチルスルホニルオキシ−
3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチル
5.8g、シアン化カリウム1.5gおよびテトラキス(トリフェニルホスフィン)
パラジウム1.11gを18時間加熱還流する。冷却後、混合物を水および酢酸
エチルの間で分配する。有機層を水で6回、食塩水で1回洗浄し、次いで硫酸マ
グネシウムで乾燥する。溶媒を減圧下蒸発させ、残渣をシリカゲルクロマトグラ
フィーで精製し、(E)−6−(4−シアノ−1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−
メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン
酸メチルを得る。
11B.Zを変えた、式3の製造
同様に上記実施例11Aの方法に従い、ただし、(E)−6−(1,3−ジヒドロ
−6−エチル−7−メチル−3−オキソ−4−トリフルオロメチルスルホニルオ
キシイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチルの代わ
りに式2の他の化合物を用い、下記式3の中間体を製造する:
(E)−6−(4−シアノ−1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オ
キソイソベンゾフラン−5−イル)−3,4−ジメチル−4−ヘキセン酸メチル;
および
(E)−2−{2−[2−(4−シアノ−1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチ
ル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−エチリデン]シクロペント−1−
イル}酢酸メチル。
11C.R7を変えた、式3の製造
同様に上記実施例11Aの方法に従い、ただし、(E)−6−(1,3−ジヒドロ
−6−エチル−7−メチル−3−オキソ−4−トリフルオロメチルスルホニルオ
キシイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチルの代わ
りにZが式ZAの側鎖であり、Gが低級アルコキシである式2の他の化合物を用
い、式3の下記例示の中間体を製造する:
(E)6−(4−シアノ−1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−6−ビニ
ルイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチル;
(E)6−(4−シアノ−1,3−ジヒドロ−6,7−ジメチル−3−オキソイソ
ベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチル;
(E)6−(4−シアノ−1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オキ
ソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチル;
(E)6−(4−シアノ−6−シクロプロピル−1,3−ジヒドロ−7−メチル−
3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチル
;
(E)6−(4−シアノ−1,3−ジヒドロ−6−フルオロビニル−7−メチル−
3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチ
ル;
(E)6−(4−シアノ−1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−6−トリ
フルオロビニルイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メ
チル;
(E)6−(4−シアノ−1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−6−(プ
ロプ−2−エニル)イソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸
メチル;
(E)6−(4−シアノ−1,3−ジヒドロ−6−エチニル−7−メチル−3−オ
キソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチル;
(E)6−(4−シアノ−1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−6−(ペ
ント−2−イニル)イソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸
メチル;
(E)6−(6−アリル−4−シアノ−1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキ
ソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチル;および
(E)6−(4−シアノ−1,3−ジヒドロ−6−(4−メトキシベンジルオキシ
メチル)−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−
4−ヘキセン酸メチル。
11D.R7およびZを変えた、式3の製造
同様に、上記実施例11Aの方法に従い、ただし、(E)−6−(1,3−ジヒド
ロ−6−エチル−7−メチル−4−トリフルオロメチルスルホニルオキシ−3−
オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチルの代
わりに、Zが式ZA、ZB、ZC、ZD、ZE、ZF、ZG、またはZHの側鎖
であり、Gが低級アルコキシである式2の他の化合物を用いて、実施例1Bの表
に上げたものに対応する式3の他の中間体を製造する。
実施例12
式4で示される化合物の製造
12A.式中ZがZAであり、Z1がメチルであり、Z2、Z3、およびZ4が水素 であり、R7がエチルであり、Gがメトキシである式4の製造
3:2水:メタノール100ml中の(E)−6−(4−シアノ−1,3−ジヒドロ
−6−エチル−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メ
チル−4−ヘキセン酸メチル4.0gおよび水酸化ナトリウム1.86gの混合物
を2時間加熱還流する。得られる均質溶液を30mlの蒸留物が得られるまで蒸留
する。更に水酸化ナトリウム0.6g(15mmol)を反応溶液に加え、2日間還流
する。冷却後、溶液を1N水性HClおよび酢酸エチルの間で分配する。有機相
を2回水、1回食塩水で洗浄し、次いで硫酸マグネシウムで乾燥する。溶媒を減
圧下蒸発させ、(E)−6−(4−カルボキシ−1,3−ジヒドロ−6−エチル−7
−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセ
ン酸を得る。
12B.R7およびZを変えた、式4の製造
同様に上記実施例12Aの方法に従い、ただし、(E)−6−(4−シアノ−1,
3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イ
ル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチルの代わりに式3の他の化合物を用い、
下記式4の中間体を製造する:
(E)−6−(4−カルボキシ−1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3
−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−3,4−ジメチル−4−ヘキセン酸;お
よび
(E)−2−{2−[2−(4−カルボキシ−1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−
メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−エチリデン]シクロペント−
1−イル}酢酸。
12C.R7を変えた、式4の製造
同様に上記実施例12Aの方法に従い、ただし、(E)−6−(4−シアノ−1,
3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イ
ル)−4−メチル−4−ヘキセン酸の代わりにZが式ZAの側鎖であり、Gが低
級アルコキシである式3の他の化合物を用い、式4の下記例示の中間体を製造す
る:
(E)6−(4−カルボキシ−1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−6−
ビニルイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸;
(E)6−(4−カルボキシ−1,3−ジヒドロ−6,7−ジメチル−3−オキソ
イソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸;
(E)6−(4−カルボキシ−1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−
オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸;
(E)6−(4−カルボキシ−6−シクロプロピル−1,3−ジヒドロ−7−メチ
ル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸;
(E)6−(4−カルボキシ−1,3−ジヒドロ−6−フルオロビニル−7−メチ
ル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸;
(E)6−(4−カルボキシ−1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−6−
トリフルオロビニルイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン
酸;
(E)6−(4−カルボキシ−1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−6−
(プロプ−2−エニル)イソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセ
ン酸;
(E)6−(4−カルボキシ−1,3−ジヒドロ−6−エチニル−7−メチル−3
−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸;
(E)6−(4−カルボキシ−1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−6−
(ペント−2−イニル)イソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセ
ン酸;
(E)6−(6−アリル−4−カルボキシ−1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−
オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸;および
(E)6−(4−カルボキシ−1,3−ジヒドロ−6−(4−メトキシベンジルオ
キシメチル)−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチ
ル−4−ヘキセン酸。
12D.R7およびZを変えた、式4の製造
同様に、上記実施例12Aの方法に従い、ただし、(E)−6−(4−シアノ−
1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5
−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチルの代わりに、Zが式ZA、ZB、
ZC、ZD、ZE、ZF、ZG、またはZHの側鎖であり、Gが低級アルコキシ
である式3の他の化合物を用いて、実施例1Bの表に上げたものに対応する式4
の他の中間体を製造する。
実施例13
式5で示される化合物の製造
13A.式中ZがZAであり、Z1がメチルであり、Z2、Z3、およびZ4が水素 であり、R7がエチルであり、Gがメトキシである式5の製造
メタノール(60ml)中の(E)−6−(4−カルボキシ−1,3−ジヒドロ−6−
エチル−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−
4−ヘキセン酸3.88gおよびp−トルエンスルホン酸0.2gの溶液を室温で
8時間撹拌した。溶媒を減圧下蒸発させた。残渣を酢酸エチルに溶解し、この溶
液を2回水、1回食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下
蒸発させ、(E)−6−(4−カルボキシ−1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メ
チル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸
メチルを得る。
13B.R7およびZを変えた、式5の製造
同様に上記実施例13Aの方法に従い、ただし、(E)−6−(4−カルボキシ
−1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−
5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸の代わりに式4の他の化合物を用い、
下記式5の中間体を製造する:
(E)−6−(4−カルボキシ−1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3
−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−3,4−ジメチル−4−ヘキセン酸メチ
ル;および
(E)−2−{2−[2−(4−カルボキシ−1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−
メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−エチリデン]シクロペント−
1−イル}酢酸メチル。
13C.R7を変えた、式5の製造
同様に上記実施例13Aの方法に従い、ただし、(E)−6−(4−カルボキシ
−1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−
5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸の代わりにZが式ZAの側鎖であり、
Gが低級アルコキシである式4の他の化合物を用い、式5の下記例示の中間体を
製造する:
(E)6−(4−カルボキシ−1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−6−
ビニルイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチル;
(E)6−(4−カルボキシ−1,3−ジヒドロ−6,7−ジメチル−3−オキソ
イソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチル;
(E)6−(4−カルボキシ−1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−
オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチル;
(E)6−(4−カルボキシ−6−シクロプロピル−1,3−ジヒドロ−7−メチ
ル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メ
チル;
(E)6−(4−カルボキシ−1,3−ジヒドロ−6−フルオロビニル−7−メチ
ル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メ
チル;
(E)6−(4−カルボキシ−1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−6−
トリフルオロビニルイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン
酸メチル;
(E)6−(4−カルボキシ−1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−6−
(プロプ−2−エニル)イソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセ
ン酸メチル;
(E)6−(4−カルボキシ−1,3−ジヒドロ−6−エチニル−7−メチル−3
−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチル
;
(E)6−(4−カルボキシ−1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−6−
(ペント−2−イニル)イソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセ
ン酸メチル;
(E)6−(6−アリル−4−カルボキシ−1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−
オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチル;お
よび
(E)6−(4−カルボキシ−1,3−ジヒドロ−6−(4−メトキシベンジルオ
キシメチル)−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチ
ル−4−ヘキセン酸メチル。
13D.R7およびZを変えた、式5の製造
同様に、上記実施例13Aの方法に従い、ただし、(E)−6−(4−カルボキ
シ−1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン
−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸の代わりに、Zが式ZA、ZB、Z
C、ZD、ZE、ZF、ZG、またはZHの側鎖であり、Gが低級アルコキシで
ある式4の他の化合物を用いて、実施例1Bの表に上げたものに対応する式5の
他の中間体を製造する。
実施例14
式6で示される化合物の製造
14A.式中ZがZAであり、Z1がメチルであり、Z2、Z3、およびZ4が水素 であり、R7がエチルであり、Gがメトキシである式6の製造
ジメチルホルムアミド150ml中の(E)−6−(4−カルボキシ−1,3−ジヒ
ドロ−6−エチル−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4
−メチル−4−ヘキセン酸メチル6.0gの0℃の撹拌溶液に、トリエチルアミ
ン4.62mlを添加し、続いてジフェニルクロロホスフェート4.5mlを滴下する
。この混合物を24時間、0℃で撹拌し、次いで水性硫酸水素ナトリウムおよび
酢酸エチルの間で分配する。有機相を4回水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥
し、減圧下濃縮して、(E)−6−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−4−イソシア
ナト
−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘ
キセン酸メチルを得る。
14B.R7およびZを変えた、式6の製造
同様に上記実施例14Aの方法に従い、ただし、(E)−6−(4−カルボキシ
−1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−
5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチルの代わりに式5の他の化合物を
用い、下記式6の中間体を製造する:
(E)−6−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−4−イソシアナト−7−メチル−
3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−3,4−ジメチル−4−ヘキセン酸メ
チル;および
(E)−2−{2−[2−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−4−イソシアナト−7
−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−エチリデン]シクロペント
−1−イル}酢酸メチル。
14C.R7を変えた、式6の製造
同様に上記実施例14Aの方法に従い、ただし、(E)−6−(4−カルボキシ
−1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−
5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチルの代わりにZが式ZAの側鎖で
あり、Gが低級アルコキシである式5の他の化合物を用い、式6の下記例示の中
間体を製造する:
(E)6−(1,3−ジヒドロ−4−イソシアナト−7−メチル−3−オキソ−6
−ビニルイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチル;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6,7−ジメチル−4−イソシアナト−3−オキ
ソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチル;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−4−イソシアナト−7−メチル−3
−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチル;
(E)6−(6−シクロプロピル−1,3−ジヒドロ−4−イソシアナト−7−メ
チル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン
酸メチル;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−フルオロビニル−4−イソシアナト−7−メ
チル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸
メチル;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−4−イソシアナト−7−メチル−3−オキソ−6
−トリフルオロビニルイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセ
ン酸メチル;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−4−イソシアナト−7−メチル−3−オキソ−6
−(プロプ−2−エニル)イソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキ
セン酸メチル;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−エチニル−4−イソシアナト−7−メチル−
3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチル
;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−4−イソシアナト−7−メチル−3−オキソ−6
−(ペント−2−イニル)イソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキ
セン酸メチル;
(E)6−(6−アリル−1,3−ジヒドロ−4−イソシアナト−7−メチル−3
−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチル;
および
(E)6−(1,3−ジヒドロ−4−イソシアナト−6−(4−メトキシベンジル
オキシメチル)−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メ
チル−4−ヘキセン酸メチル。
14D.R7およびZを変えた、式6の製造
同様に、上記実施例14Aの方法に従い、ただし、(E)−6−(4−カルボキ
シ−1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン
−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸の代わりに、Zが式ZA、ZB、Z
C、ZD、ZE、ZF、ZG、またはZHの側鎖であり、Gが低級アルコキシで
ある式5の他の化合物を用いて、実施例1Bの表に上げたものに対応する式6の
他の中間体を製造する。
実施例15
式Iで示される化合物の製造
15A.式中ZがZAであり、Z1がメチルであり、Z2、Z3、およびZ4が水素 であり、R7がエチルであり、Gがヒドロキシである式IA
E−6−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−4−イソシアナト−7−メチル−3
−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチル2.
0gを1,4−ジオキサン50mlに溶解し、水16mlおよび水酸化リチウム1水和
物2.0gで処理する。混合物を室温で2時間撹拌し、1N硫酸水素ナトリウム
および酢酸エチルの間で分配した。有機相を2回水、1回食塩水で洗浄し、硫酸
マグネシウムで乾燥する。溶媒を減圧下蒸発させ、残渣をシリカゲルクロマトグ
ラフィーで精製し、(E)−6−(4−アミノ−1,3−ジヒドロ−6−エチル−7
−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセ
ン酸を得る。
15B.R7およびZを変えた、式IAの製造
同様に上記実施例15Aの方法に従い、ただし、(E)−6−(1,3−ジヒドロ
−6−エチル−4−イソシアナト−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−
5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチルの代わりに式6の他の化合物を
用い、下記式IAの中間体を製造する:
(E)−6−(4−アミノ−1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オ
キソイソベンゾフラン−5−イル)−3,4−ジメチル−4−ヘキセン酸;および
(E)−2−{2−[2−(4−アミノ−1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチ
ル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−エチリデン]シクロペント−1−
イル}酢酸。
15C.R7を変えた、式IAの製造
同様に上記実施例14Aの方法に従い、ただし、(E)−6−(1,3−ジヒドロ
−6−エチル−4−イソシアナト−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−
5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチルの代わりにZが式ZAの側鎖で
あり、Gが低級アルコキシである式6の他の化合物を用い、式IAの下記例示の
中間体を製造する:
(E)6−(4−アミノ−1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−6−ビニ
ルイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸;
(E)6−(4−アミノ−1,3−ジヒドロ−6,7−ジメチル−3−オキソイソ
ベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸;
(E)6−(4−アミノ−1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オキ
ソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸;
(E)6−(4−アミノ−6−シクロプロピル−1,3−ジヒドロ−7−メチル−
3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸;
(E)6−(4−アミノ−1,3−ジヒドロ−6−フルオロビニル−7−メチル−
3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸;
(E)6−(4−アミノ−1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−6−トリ
フルオロビニルイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸;
(E)6−(4−アミノ−1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−6−(プ
ロプ−2−エニル)イソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸
;
(E)6−(4−アミノ−1,3−ジヒドロ−6−エチニル−7−メチル−3−オ
キソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸;
(E)6−(4−アミノ−1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−6−(ペ
ント−2−イニル)イソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸
;
(E)6−(6−アリル−4−アミノ−1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキ
ソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸;および
(E)6−(4−アミノ−1,3−ジヒドロ−6−(4−メトキシベンジルオキシ
メチル)−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−
4−ヘキセン酸。
15D.R7およびZを変えた、式IAの製造
同様に、上記実施例15Aの方法に従い、ただし、(E)−6−(1,3−ジヒド
ロ−6−エチル−4−イソシアナト−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン
−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチルの代わりに、Zが式ZA、Z
B、ZC、ZD、ZE、ZF、ZG、またはZHの側鎖であり、Gが低級アルコ
キシである式6の他の化合物を用いて、Gがヒドロキシであり、R7がエチルで
ある式IAの下記化合物を製造する:
実施例16
式Iで示される化合物の製造
16A.式中ZがZAであり、Z1がメチルであり、Z2、Z3、およびZ4が水素 であり、R7がエチルであり、Gがメトキシである式IA
メタノール50ml(1.234mol)中の(E)−6−(4−アミノ−1,3−ジヒド
ロ−6−エチル−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−
メチル−4−ヘキセン酸2.5gの溶液に、p−トルエンスルホン酸1水和物0.
125gを添加する。この溶液を室温で2日間撹拌し、次いで少量まで濃縮し、
残渣を水および酢酸エチルの間で分配する。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し
、濃縮して、(E)−6−(4−アミノ−1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチ
ル
−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチ
ルを得る。
16B.Gが低級アルコキシであるZを代えた、式IAの製造
同様に、上記実施例16Aの方法に従い、ただし、所望により(E)−6−(4
−アミノ−1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オキソイソベンゾ
フラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸の代わりに、Zが式ZA、Z
B、ZC、ZD、ZE、ZF、ZG、またはZHの側鎖であり、Gがヒドロキシ
である式IAの他の化合物を用い、さらに所望によりメタノールを式GH、ここ
でGは低級アルコキシである、の他のアルカノールに替えて、実施例15Dの表
に上げたものに対応する式IAでGが低級アルコキシである化合物を製造する。
実施例17
式Iで示される化合物の製造
17A.式中ZがZAであり、Z1がメチルであり、Z2、Z3、およびZ4が水素 であり、Gがモルホリノエトキシである式IA
(E)−6−(4−アミノ−1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オ
キソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸7gおよびト
ルエン(25ml)を穏やかに加温し、溶液を形成する。わずかに過剰の2−モルホ
リノエタノール(3g)およびトルエン(25ml)を添加する。反応混合物を半時間
撹拌し、次いで117℃の初期容器温度(還流中、数度上昇する)でディーン−ス
タークトラップ下80時間加熱還流する。反応混合物を冷却し、水(2×15ml)
、10%水性炭酸水素ナトリウム(2×15ml)および最後に水(15ml)で洗浄す
る。トルエン層を約20mlの用量に真空で分け、n−ヘキサン(30ml)を添加し
、得られるスラリーを室温で2時間ねかす。生産物を濾過し、n−ヘキサン(約
10ml)で洗浄し、真空で60℃で乾燥し、(E)−6−(4−アミノ−1,3−ジ
ヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−
4−メチル−4−ヘキセン酸2−(モルホリン−4−イル)エチルを得る。
17B.GがモルホリノエトキシであるZを代えた、式IAの製造
同様に、上記実施例17Aの方法に従い、ただし、(E)−6−(4−アミノ−
1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5
−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸の代わりに、Zが式ZA、ZB、ZC、
ZD、ZE、ZF、ZG、またはZHの側鎖であり、Gがヒドロキシである式I
Aの他の化合物を用い、対応する式IAでGがモルホリノエトキシである化合物
を製造する。
実施例18
式Iで示される化合物の製造
18A.式中R4およびR5がメチルであり、R7がエチルであり、ZがZAであ り、Z1がメチルであり、Z2、Z3、およびZ4が水素であり、Gがメトキシであ る式IB
テトラヒドロフラン10ml中の(E)−6−(1,3−ジヒドロ−4−イソシアナ
ト−6−エチル−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−
メチル−4−ヘキセン酸メチル0.65g(1.8mmol)の溶液を、水中40%ジメ
チルアミン5mlで処理する。1時間後、反応物を水および酢酸エチルに分配する
。有機層を水で3回洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、(E)−6−[1,3−ジ
ヒドロ−4−(3,3−ジメチルウレイド)−6−エチル−7−メチル−3−オキ
ソイソベンゾフラン−5−イル]−4−メチル−4−ヘキセン酸メチルを得る。
18B.Zを代えた、式IBの製造
同様に、上記実施例18Aの方法に従い、ただし、(E)−6−(1,3−ジヒド
ロ−4−イソシアナト−6−エチル−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン
−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチルの代わりに、Zが式ZA、Z
B、ZC、ZD、ZE、ZF、ZG、またはZHの側鎖であり、Gが低級アルコ
キシである式6の他の化合物を用い、対応する式IBでGが低級アルコキシであ
る化合物を製造する。
実施例19
式Iで示される化合物の製造
19A.式中R4およびR5がメチルであり、R7がエチルであり、ZがZAであ り、Z1がメチルであり、Z2、Z3、およびZ4が水素であり、Gがヒドロキシで ある式IB
4:1メタノール:水7.4ml中の(E)−6−[1,3−ジヒドロ−4−(3,3
−ジメチルウレイド)−6−エチル−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン
−5−イル]−4−メチル−4−ヘキセン酸メチル0.3g(0.74mmol)の溶液
に、水酸化リチウム1水和物0.13g(2.96mmol)を加える。溶液を50−6
0℃で4時間加熱する。冷却後、溶液を水性硫酸水素ナトリウムおよび酢酸エチ
ルの間で分配する。有機層を食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮
して(E)−6−[1,3−ジヒドロ−4−(3,3−ジメチルウレイド)−6−エチ
ル−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル]−4−メチル−4−
ヘキセン酸を得る。。
19B.GがヒドロキシであるR4、R5、およびZを変えた、式IBの製造
同様に、上記実施例19Aの方法に従い、ただし、(E)−6−[1,3−ジヒド
ロ−4−(3,3−ジメチルウレイド)−6−エチル−7−メチル−3−オキソイ
ソベンゾフラン−5−イル]−4−メチル−4−ヘキセン酸メチルの代わりに、
式IBでGが低級アルコキシである他の化合物を用いて、式IBでGがヒドロキ
シである下記例示の中間体を製造する:
(E)6−(1,3−ジヒドロ−4−(3,3−ジメチルウレイド)−6−エチル−
7−メチル−3−オキソ−イソベンゾフラン−5−イル)−3,4−ジメチル−4
−ヘキセン酸;
(E)−2−{2−[2−(1,3−ジヒドロ−4−(3,3−ジメチルウレイド)−
6−エチル−7−メチル−3−オキソ−イソベンゾフラン−5−イル)−エチリ
デン]−シクロペント−1−イル}酢酸;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−4−(3,3−ジメチルウレイド)−7−メチル−
3−オキソ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキ
セン酸;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6,7−ジメチル−4−(3,3−ジメチルウレイ
ド)−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−4−(3,3−ジメチルウレイド)−6−エチル−
7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキ
セン酸;
(E)6−(6−シクロプロピル−1,3−ジヒドロ−4−(3,3−ジメチルウレ
イド)−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4
−ヘキセン酸;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−4−(3,3−ジメチルウレイド)−6−フルオロ
ビニル−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−
4−ヘキセン酸;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−4−(3,3−ジメチルウレイド)−7−メチル−
3−オキソ−6−トリフルオロビニルイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチ
ル−4−ヘキセン酸;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−4−(3,3−ジメチルウレイド)−7−メチル−
3−オキソ−6−(プロプ−2−エニル)イソベンゾフラン−5−イル)−4−メ
チル−4−ヘキセン酸;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−4−(3,3−ジメチルウレイド)−6−エチニル
−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘ
キセン酸;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−4−(3,3−ジメチルウレイド)−7−メチル−
3−オキソ−6−(ペント−2−イニル)イソベンゾフラン−5−イル)−4−メ
チル−4−ヘキセン酸;
(E)6−(6−アリル−1,3−ジヒドロ−4−(3,3−ジメチルウレイド)−
7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキ
セン酸;および
(E)6−(1,3−ジヒドロ−4−(3,3−ジメチルウレイド)−6−(4−メト
キシベンジルオキシメチル)−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−
イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸。
19C.Zを変えた、式IBの製造
同様に、上記実施例18Aおよび19Aの方法に従うが、ただし、(E)−6−
[1,3−ジヒドロ−4−(3,3−ジメチルウレイド)−6−エチル−7−メチル
−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル]−4−メチル−4−ヘキセン酸メチ
ルの代わりに、Zが式ZA、ZB、ZC、ZD、ZE、ZF、ZG、またはZH
であり、Gが低級アルコキシである式IBの他の化合物を用い、下記の式IBで
Gがヒドロキシであり、R7がエチルである化合物を製造する:
実施例20
式Iで示される化合物の製造
20A.式中R3が−CH3であり、ZがZAであり、Z1がメチルであり、Z2、 Z3、およびZ4が水素であり、R7がエチルであり、Gがメトキシである式IC
ジクロロメタン5ml中の(E)−6−(4−アミノ−1,3−ジヒドロ−6−エチ
ル−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−
ヘキセン酸メチル0.5gの溶液に、無水トリフルオロ酢酸0.5mlを加える。1
時間後、反応物を水およびジクロロメタンの間に分配する。有機層を2回水で洗
浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮して、(E)−6−[1,3−ジヒドロ−6
−エチル−7−メチル−3−オキソ−4−トリフルオロアセチルアミノイソベン
ゾフラン−5−イル]−4−メチル−4−ヘキセン酸メチルを得る。
20B.R7とZを変えた、式中R3が−CF3である式IC
同様に、上記実施例20Aの方法に従い、ただし、(E)−6−(4−アミノ−
1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5
−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチルの代わりに、Gが低級アルコキシ
である式IAのその他の化合物を用いて、Gが低級アルコキシである式ICの下
記例示の中間体を製造する:
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オキソ−4−トリ
フルオロアセチルアミノイソベンゾフラン−5−イル)−3,4−ジメチル−4−
ヘキセン酸メチル;
(E)−2−{2−[2−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オキ
ソ−4−トリフルオロアセチルアミノイソベンゾフラン−5−イル)−エチリデ
ン]−シクロペント−1−イル}酢酸メチル;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−トリフルオロアセ
チルアミノ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキ
セン酸メチル;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6,7−ジメチル−3−オキソ−4−トリフルオ
ロアセチルアミノソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン
酸メチル;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オキソ−4−トリ
フルオロアセチルアミノイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキ
セン酸メチル;
(E)6−(6−シクロプロピル−1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−
4−トリフルオロアセチルアミノイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−
4−ヘキセン酸メチル;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−フルオロビニル−7−メチル−3−オキソ−
4−トリフルオロアセチルアミノイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−
4−ヘキセン酸メチル;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−トリフルオロアセ
チルアミノ−6−トリフルオロビニルイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチ
ル−4−ヘキセン酸メチル;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−6−(プロプ−2−エ
ニル)−4−トリフルオロアセチルアミノイソベンゾフラン−5−イル)−4−メ
チル−4−ヘキセン酸メチル;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−エチニル−7−メチル−3−オキソ−4−ト
リフルオロアセチルアミノイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘ
キセン酸メチル;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−6−(ペント−2−イ
ニル)−4−トリフルオロアセチルアミノイソベンゾフラン−5−イル)−4−メ
チル−4−ヘキセン酸メチル;
(E)6−(6−アリル−1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−トリ
フルオロアセチルアミノイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキ
セン酸メチル;および
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−メトキシベンジルオキシメチル−7−メチル
−3−オキソ−4−トリフルオロアセチルアミノイソベンゾフラン−5−イル)
−4−メチル−4−ヘキセン酸メチル。
20C.Zを変えた、式ICの製造
同様に、上記実施例20Aの方法に従い、ただし、(E)−6−(4−アミノ−
1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5
−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチルの代わりに、Zが式ZA、ZB、
ZC、ZD、ZE、ZF、ZG、またはZHであり、Gが低級アルコキシである
式IAの他の化合物を用い、さらにトリフルオロ酢酸無水物の代わりに他の式(
R3C(O))2Oまたは式R3C(O)Cl、ここでR3は発明の概要のところで定義し
たとおりである、の化合物を用いて、下記式ICでGがヒドロキシであり、R7
がエチルである化合物を製造する:
実施例21
式Iで示される化合物の製造
21A.R1がメチルであり、R3が−CF3であり、R7がエチルであり、ZがZ Aであり、Z1がメチルであり、Z2、Z3、およびZ4が水素であり、Gがメトキ シである式ID
ジメチルホルムアミド4ml中の(E)−6−[1,3−ジヒドロ−6−エチル−7
−メチル−4−トリフルオロアセチルアミノ−3−オキソイソベンゾフラン−5
−イル]−4−メチル−4−ヘキセン酸メチル0.35gの溶液に、炭酸カリウム
0.47gおよびヨードメタン0.23mlを加える。混合物を24時間撹拌し、次
いで酢酸エチルおよび水の間で分配した。有機層を水で洗浄し、硫酸マグネシウ
ムで乾燥し、減圧下濃縮して(E)−6−[1,3−ジヒドロ−6−エチル−7メチ
ル−4−(N−トリフルオロアセチル−N−メチル)アミノ−3−オキソイソベン
ゾフラン−5−イル]−4−メチル−4−ヘキセン酸メチルを得る。
21B.R7とZを変えた、式中R3が−CF3である式ID
同様に、上記実施例21Aの方法に従い、ただし、(E)−6−[1,3−ジヒド
ロ−6−エチル−7−メチル−4−トリフルオロアセチルアミノ−3−オキソイ
ソベンゾフラン−5−イル]−4−メチル−4−ヘキセン酸メチルの代わりに、
Gが低級アルコキシである式ICのその他の化合物を用いて、Gが低級アルコキ
シである式IDの下記例示の中間体を製造する:
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オキソ−4−(N
−トリフルオロアセチル−N−メチル)アミノイソベンゾフラン−5−イル)−3
,4−ジメチル−4−ヘキセン酸メチル;
(E)−2−{2−[2−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−4−(N
−トリフルオロアセチル−N−メチル)アミノ−3−オキソイソベンゾフラン−
5−イル)−エチリデン]−シクロペント−1−イル}酢酸メチル;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−(N−トリフルオ
ロアセチル−N−メチル)アミノ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イル)−4
−メチル−4−ヘキセン酸メチル;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6,7−ジメチル−3−オキソ−4−(N−トリフ
ルオロアセチル−N−メチル)アミノイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル
−4−ヘキセン酸メチル;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オキソ−4−(N
−トリフルオロアセチル−N−メチル)アミノイソベンゾフラン−5−イル)−4
−メチル−4−ヘキセン酸メチル;
(E)6−(6−シクロプロピル−1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−
4−(N−トリフルオロアセチル−N−メチル)アミノイソベンゾフラン−5−イ
ル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチル;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−フルオロビニル−7−メチル−3−オキソ−
4−(N−トリフルオロアセチル−N−メチル)アミノイソベンゾフラン−5−イ
ル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチル;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−(N−トリフルオ
ロアセチル−N−メチル)アミノ6−トリフルオロビニルイソベンゾフラン−5
−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチル;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−6−(プロプ−2−エ
ニル)−4−(N−トリフルオロアセチル−N−メチル)アミノイソベンゾフラン
−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチル;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−エチニル−7−メチル−3−オキソ−4−(
N−トリフルオロアセチル−N−メチル)アミノイソベンゾフラン−5−イル)−
4−メチル−4−ヘキセン酸メチル;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−6−(ペント−2−イ
ニル)−4−(N−トリフルオロアセチル−N−メチル)アミノイソベンゾフラン
−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチル;
(E)6−(6−アリル−1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−(N
−トリフルオロアセチル−N−メチル)アミノイソベンゾフラン−5−イル)−4
−メチル−4−ヘキセン酸メチル;および
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−(4−メトキシベンジルオキシメチル)−7−
メチル−3−オキソ−4−(N−トリフルオロアセチル−N−メチル)アミノイソ
ベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチル。
21C.Zを変えた、式IDの製造
同様に、上記実施例21Aの方法に従い、ただし、(E)−6−[1,3−ジヒド
ロ−6−エチル−7−メチル−4−トリフルオロアセチルアミノ−3−オキソイ
ソベンゾフラン−5−イル]−4−メチル−4−ヘキセン酸メチルの代わりに、
Zが式ZA、ZB、ZC、ZD、ZE、ZF、ZG、またはZHであり、Gが低
級アルコキシである式ICの他の化合物を用い、更に、所望によりヨードメタン
を式R1BrまたはR1Iの他の低級アルキルハライドに替えて、下記式IDでG
がヒドロキシであり、R7がエチルである化合物を製造する:
実施例22
22A.式中R1がメチルであり、R7がエチルであり、ZがZAであり、Z1が メチルであり、Z2、Z3、およびZ4が水素であり、Gがヒドロキシである式I E
(E)−6−[1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−4−(N−トリフル
オロアセチル−N−メチル)アミノ−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル]−
4−メチル−4−ヘキセン酸メチルの加水分解は、実施例19Aに示したのと同
じ方法で実施し、(E)−6−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−4−
メチルアミノ−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘ
キセン酸メチルを得る。
22B.R7とZを変えた、式中R3が−CF3である式IE
同様に、上記実施例22Aの方法に従い、ただし、(E)−6−[1,3−ジヒド
ロ−6−エチル−7−メチル−4−(N−トリフルオロアセチル−N−メチル)ア
ミノ−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル]−4−メチル−4−ヘキセン酸
メチルの代わりに、Gが低級アルコキシである式IDのその他の化合物を用いて
、Gが低級アルコキシである式IEの下記例示の中間体を製造する:
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−4−メチルアミノ−3
−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−3,4−ジメチル−4−ヘキセン酸メチ
ル;
(E)−2−{2−[2−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−4−メチ
ルアミノ−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−エチリデン]−シクロペン
ト−1−イル}酢酸メチル;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−メチルアミノ−6
−ビニルイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチル;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6,7−ジメチル−4−メチルアミノ−3−オキ
ソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチル;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−4−メチルアミノ−3
−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチル;
(E)6−(6−シクロプロピル−1,3−ジヒドロ−7−メチル−4−メチルア
ミノ−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸
メチル;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−フルオロビニル−7−メチル−4−メチルア
ミノ−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸
メチル;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−4−メチルアミノ−3−オキソ−6
−トリフルオロビニルイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセ
ン酸メチル;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−6−(プロプ−2−エニル)−4−メ
チルアミノ−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキ
セン酸メチル;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−エチニル−7−メチル−4−メチルアミノ−
3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチル
;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−6−(ペント−2−イニル)−4−メ
チルアミノ−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキ
セン酸メチル;
(E)6−(6−アリル−1,3−ジヒドロ−7−メチル−4−メチルアミノ−3
−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチル;
および
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−(4−メトキシベンジルオキシメチル)−7−
メチル−4−メチルアミノ−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メ
チル−4−ヘキセン酸メチル。
22C.Zを変えた、式IEの製造
同様に、上記実施例22Aの方法に従い、ただし、(E)−6−[1,3−ジヒド
ロ−6−エチル−7−メチル−4−(N−トリフルオロアセチル−N−メチル)ア
ミノ−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル]−4−メチル−4−ヘキセン酸
メチルの代わりにZが式ZA、ZB、ZC、ZD、ZE、ZF、ZG、またはZ
Hの側鎖であり、Gが低級アルコキシである式IDの他の化合物を用いて、下記
式IEで、Gがヒドロキシであり、R7がエチルである化合物を製造する:
実施例23
(E)−2−{2−[2−[1,3−ジヒドロ−6−エチル−4−ヒドロキシ−7− メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル]エチリデン]シクロペント−1 −(S)−イル}酢酸
10A.(E)−6−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−4−ヒドロキシ−7−メチ ル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メ チル
メタノール(200ml)中(E)−6−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−4−ヒ
ドロキシ−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル
−4−ヘキセン酸の溶液をp−トルエンスルホン酸(0.8g)で処理し、25℃
で16時間撹拌した。反応混合物を0℃まで冷却した。(E)−6−(1,3−ジヒ
ドロ−6−エチル−4−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン
−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチル、融点116.5−117.6
℃、を濾過して集めた。
10B.(E)−6−(4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1,3−ジヒドロ− 6−エチル−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチ ル−4−ヘキセン酸メチル
ジメチルホルムアミド(40ml)中(E)−6−(1,3−ジヒドロ−6−エチル
−4−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4
−メチル−4−ヘキセン酸メチル(8.61g)およびイミダゾール(3.5g)の
溶液をt−ブチルジメチルシリルクロリド(4.50g)で処理し、25℃で14
時間撹拌した。次いで、反応混合物を氷水に注ぎ、エーテルで抽出した。硫酸マ
グネシウムで乾燥させ、蒸発させて、(E)−6−(4−t−ブチルジメチルシリ
ルオキシ−1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オキソイソベンゾ
フラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸を得た。
10C.2−(4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1,3−ジヒドロ−6−エ チル−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−アセトアルデヒ ド
塩化メチレン(150ml)、メタノール(150ml)およびピリジン(5ml)
中、(E)−6−(4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1,3−ジヒドロ−6−
エチル−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−
4−ヘキセン酸メチル(10.6g)の溶液を−70℃で過剰のオゾンで処理した
。反応をジメチルスルフィド(20ml)で止め、25℃で5時間撹拌した。反応
混合物を1N水性硫酸水素ナトリウムに注いだ。1:1酢酸エチル:ヘキサンで
抽出し、油状物を得、これをシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、2
−(4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−
メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−アセトアルデヒド、融点9
0.9−91.6℃を得た。
10D.dl−1−[2−(4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1,3−ジヒド ロ−6−エチル−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−1− ヒドロキシ−1−イル]シクロペント−1−エン
テトラヒドロフラン(100ml)1−ブロモシクロペンテン(21.4g)の溶
液を30分にわたり、テトラヒドロフラン(30ml)中マグネシウム(3.62g
)に加えた。反応混合物を15分間還流し、次いで、テトラヒドロフランで希釈
して、最終容量200mlとした。次いで、このグリニヤル試薬(31ml)を−6
5℃でテトラヒドロフラン(100ml)中2−(4−t−ブチルジメチルシリル
オキシ−1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オキソイソベンゾフ
ラン−5−イル)−アセトアルデヒド(100ml)に加えた。40分後、反応混
合物を水性塩化アンモニウムに注いだ。エーテルで抽出して油状物を得、これを
t−ブチルメチルエーテル/ヘキサンから再結晶化して、dl−1−[2−(4−t
−ブチルジメチルシリルオキシ−1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−
3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−1−ヒドロキシ−1−イル]シクロペ
ント−1−エン、融点129.5−132℃を得た。
10E.シクロペンチル(4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1,3−ジヒド ロ−6−エチル−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イルメチル) メタノン
塩化メチレン(100ml)中ジメチルスルホキシド(3ml)の溶液を−60℃
まで冷却し、トリフルオロ酢酸無水物(4ml)で処理した。塩化メチレン(14
ml)中、dl−1−[2−(4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1,3−ジヒド
ロ−6−エチル−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−1−
ヒドロキシ−1−イル]シクロペント−1−エン(4.1g)を5分にわたり加え
、反応混合物を−60℃で1時間撹拌した。トリエチルアミン(11ml)を加え
、反応混合物を20℃まで暖めさせた。水性取り出しおよび塩化メチレンでの抽
出、溶媒の蒸発、およびt−ブチルメチルエーテルからの残渣の結晶化により、
シクロペンチル(4−t−ブチル−ジメチルシリルオキシ−1,3−ジヒドロ−6
−エチル−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イルメチル)メタノ
ン、融点128.2−129.4℃を得た。
10F.(S)−2−(4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1,3−ジヒドロ− 6−エチル−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−1−シク ロペンチル−1−ヒドロキシエタン
シクロペンチル(4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1,3−ジヒドロ−6
−エチル−7−メチル−3−オキンイソベンゾフラン−5−イルメチル)メタノ
ン(4.2g)を(R)−テトラヒドロ−1−メチル−3,3−ジフェニル−1H,3
H−ピロロ−[1,2−c][1,3,3]オキサザボロールの1Mトルエン溶液(3m
l)で処理した。トルエンを真空で蒸発させ、塩化メチレンを加えた(2ml)。
反応混合物を−30℃まで冷却し、ボラン/ジメチルスルフィド(0.33ml)
を45分間隔で3回加えた。反応混合物を−30℃で16時間撹拌し、1M塩化
水素/エーテル(3ml)の添加により反応を止めた。トルエンを加え(10ml)
、溶液を濾過し、エーテルで希釈し(200ml)、水性塩酸、水性炭酸水素ナト
リウムおよび塩水で洗浄した。乾燥および蒸発により、油状物を得、これをシリ
カゲルクロマトグラフィーにより精製して、(S)−2−(4−t−ブチルジメチ
ルシリルオキシ−1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オキソイソ
ベンゾフラン−5−イル)−1−シクロペンチル−1−ヒドロキシエタンを得た
。t−ブチルメチルエーテルから再結晶化してさらに精製し、エナンチオマー過
剰率97.8%の物質を得た(キラセルOD−H、85:15ヘキサン:i−プ
ロパノール、0.8ml/分、小8.3分、大9.2分)。
10G.(S)(E)−2−{2−[2−(4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1, 3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イ ル)エチリデン]シクロペント−1−イル}酢酸エチル
(S)−2−(4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1,3−ジヒドロ−6−エ
チル−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−1−シクロペン
チル−1−ヒドロキシエタン(2.8g)、ピバリン酸(0.1g)、およびオルソ
酢酸トリエチル(125ml)の混合物を138℃まで加熱した。2.5時間後、
さらにピバリン酸(65mg)を加え、反応を1時間以上続けた。反応混合物を冷
却し、過剰のオルソ酢酸チエニルを真空で除去し、残渣をシリカゲルクロマトグ
ラフィー(20%酢酸エチル/ヘキサン)にかけ、(S)(E)−2−{2−[2−(
4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メ
チ
ル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)エチリデン]シクロペント−1−イ
ル}酢酸エチルを得た。
10H.(S)(E)−2−{2−[2−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−4−ヒドロ キシ−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)エチリデン]シクロ ペント−1−イル}酢酸エチル
テトラヒドロフラン(8ml)中、(S)(E)−2−{2−[2−(4−t−ブチル
ジメチルシリルオキシ−1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オキ
ソイソベンゾフラン−5−イル)エチリデン]シクロペント−1−イル}酢酸エチ
ルの溶液を0℃まで冷却し、テトラヒドロフラン中1Mフッ化テトラブチルアン
モニウム(3ml)で処理した。5分後、反応混合物を氷水に注ぎ、酢酸エチルで
抽出した。抽出物を乾燥し、蒸発させ、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(
20%酢酸エチル/ヘキサン)にかけ、(S)(E)−2−{2−[2−(1,3−ジヒ
ドロ−6−エチル-4−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン
−5−イル)エチリデン]シクロペント−1−イル}酢酸エチル、融点95.0−9
5.7℃を得た。
10I.(S)(E)−2−{2−[2−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−4−ヒドロ キシ−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)エチリデン]シクロ ペント−1−イル}酢酸
メタノール(20ml)および水(20ml)中、(S)(E)−2−{2−[2−(1,
3−ジヒドロ−6−エチル−4−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキソイソベン
ゾフラン−5−イル)エチリデン]シクロペント−1−イル}酢酸エチル(0.4g
)の混合物を水酸化リチウム(1.6g)で処理した。反応混合物を65℃で2時
間加熱し、次いで冷却した。メタノールを真空で除去し、残渣を過剰の1M硫酸
水素ナトリウムで処理した。酢酸エチルで抽出し、次いで、乾燥および蒸発させ
て、残渣をt−ブチルメチルエーテルから再結晶化して、(S)(E)−2−{2−[
2−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−4−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキソ
イソベンゾフラン−5−イル)エチリデン]シクロペント−1−イル}酢酸、融点
168.2−169.3℃をエナンチオマー過剰率96.4%(キラセルAD、8
5
:15ヘキサン:i−プロパノール、0.1%トリフルオロ酢酸、0.8ml/分、
小12.6分、大13.5分)で得た。
実施例24
この実施例では、式Iの活性化合物、例えば(E)−6−(4−アミノ−1,3−
ジヒドロ−4−アミノ−6−メトキシ−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラ
ン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸を含有する経口投与用の代表的医
薬製剤の製法を説明する。
成 分 1カプセル当たりの量(mgs)
活性化合物 200
乳糖、噴霧乾燥 148
ステアリン酸マグネシウム 2
上記成分を混合し、ゼラチン硬カプセル中に充填する。
式Iの他の化合物、例えば、実施例15−23に従い製造されるものを、この
実施例の経口投与用製剤の製造における活性化合物として使用できる。
実施例25
この実施例では、式Iの活性化合物、例えば(E)−6−(4−アミノ−1,3−
ジヒドロ−4−アミノ−6−メトキシ−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラ
ン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸を含有する経口投与用の別の代表
的医薬製剤の製法を説明する。
成 分 1錠当たりの量(mgs)
活性化合物 400
コーンスターチ 50
クロスカルメロースナルトウム 25
乳糖 120
ステアリン酸マグネシウム 5
上記成分を緊密に混合し、割線付錠剤1個に圧縮成形する。
式Iの他の化合物、例えば、実施例15−23に従い製造されるものを、この
実施例の経口投与用製剤の製造における活性化合物として使用できる。
実施例26
この実施例では、式Iの活性化合物、例えば(E)−6−(4−アミノ−1,3−
ジヒドロ−4−アミノ−6−メトキシ−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラ
ン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸を含有する代表的医薬製剤の製法
を説明する。
経口懸濁液は、下記組成により製造される。
成 分
活性化合物 1.0g
フマル酸 0.5g
塩化ナトリウム 2.0g
メチルパラベン 0.15g
プロピルパラベン 0.05g
グラニュー糖 25.5g
ソルビトール(70%溶液) 12.85g
ビーガムK(バンダービルト社) 1.0g
香料 0.035ml
着色剤 0.5mg
蒸留水 適量加えて100mlにする
式Iの他の化合物、例えば、実施例15−23に従い製造されるものを、この
実施例の経口投与用製剤の製造における活性化合物として使用できる。
実施例27
この実施例では、式Iの活性化合物、例えば(E)−6−(4−アミノ−1,3−
ジヒドロ−4−アミノ−6−メトキシ−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラ
ン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸を含有する経口投与用の代表的医
薬製剤の製法を説明する。
適切なpHに緩衝させた注射用製剤は、下記組成により製造される。
成 分
活性化合物 0.2g
酢酸ナトリウム緩衝溶液(0.4M) 2.0ml
HCl(1N) 適量加えてpH4にする
水(蒸留、滅菌) 適量加えて20mlにする
式Iの他の化合物、例えば、実施例15−23に従い製造されるものを、この
実施例の注射用製剤の製造における活性化合物として使用できる。
実施例28
この実施例では、式Iの活性化合物、例えば(E)−6−(4−アミノ−1,3−
ジヒドロ−4−アミノ−6−メトキシ−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラ
ン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸を含有する局所適用の代表的医薬
製剤の製法を説明する。
成 分 グラム数
活性化合物 0.2−10
スパン60 2
ツイーン60 2
鉱物油 5
ペトロラタム 10
メチルパラベン 0.15
プロピルパラベン 0.05
BHA(ブチル化ヒドロキシアニソール) 0.01
水 適量加えて100にする
水を除く上記成分の全部を合わせ、撹拌しながら60℃まで加熱する。次に、
60℃で充分な量の水を激しく撹拌しながら加えることにより、成分を乳化させ
、次いで水を適量加えて100gとする。
式Iの他の化合物、例えば、実施例15−23に従い製造されるものを、この
実施例の局所適用製剤の製造における活性化合物として使用できる。
実施例29
この実施例では、式Iの活性化合物、例えば(E)−6−(4−アミノ−1,3−
ジヒドロ−4−アミノ−6−メトキシ−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラ
ン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸を含有する代表的医薬製剤の製法
を説明する。
総量2.5グラムの坐剤は、下記組成により製造される。
成分
活性化合物 500mg
ウィテップゾールH−15* 残量
(*飽和植物性脂肪酸のトリグリセリド;N.Y.、ニューヨーク、リッチー−
ネルソン社の製品)
式Iの他の化合物、例えば、実施例15−23に従い製造されるものを、この
実施例の坐剤製剤の製造における活性化合物として使用できる。
実施例30
IMPデヒドロゲナーゼ阻害検定を用いる
(抗炎症、抗ウイルス、抗腫瘍、抗乾癬および/または免疫抑制剤としての)
治療活性のインビトロ測定
この検定は、アンダーソン、J.H.およびサルトレリ、A.C.、「ジャーナル
・オブ・バイオロジカル・ケミストリー」、243:4762−4768(19
68)の方法の修正である。この方法では、ひとII型IMPデヒドロゲナーゼ(
「IMPDH」)によりイノシン5'−モノホスフェート(「IMP」)がキサ
ントシン5'−モノホスフェート(「XMP」)に変換されるのに応じて、NA
DHの形成を測定する(λmax=340nm、イプシロン340=6220M-1cm- 1
)。
化合物を溶かし、DMSOで希釈し、0、0.01、0.10、1.0、10お
よび100マイクロモルの濃度で化合物を含む反応溶液を、使い捨てのメタクリ
ルプラスチック製マイクロキュベット(「UV透過性」プラスチック、1cm経
路長、1.5ml容量)中で製造する。溶液(0.5−1ml)は、次の成分:0
.1モルのトリスHCl、pH8.0、0.1モルのKCL、3.0ミリモルのED
TA、100μg/mlのBSA、0.05ミリモルのIMP、0.10ミリモル
のNAD、10%DMSO、5−15ナノモルのIMPDH(0.003−0.0
10単位/ml、1単位の酵素は、飽和性基質濃度−200マイクロモルのIM
Pおよび400マイクロモルのNADで40℃で1分間につき1マイクロモルの
NADHの形成を触媒する)を含む。反応は、40℃で行われ、酵素を加えるこ
とにより開始される。ミコフェノール酸(IC50=0.02マイクロモル)を陽
性対照として使用する。反応を、UV/VIS分光光度計で10分間340nm
でモニターし、速度データを集める。
シスタットプログラムによりマッキントッシュコンピューターで対照に対する
分別活性を下記等式に当てはめることにより、50%阻害値(「IC50」)を測
定する。
分別活性=最大値/((X/IC50)n+1)
Xは化合物の濃度であり、nの語は、単純な競争的阻害モデルからのデータの偏
差を示す。
この方法により試験すると、本発明化合物はIMPDHを阻害するもので、抗
炎症、抗ウイルス、抗腫瘍、抗乾癬および/または免疫抑制剤としてのそれらの
活性を示す。
実施例31
フィトヘマグルチニン(PHA)に対する
ひと末梢血リンパ球の応答を利用した
免疫抑制活性のインビトロ測定
この方法は、グリーブズ等[“Activation of human T and B lymphocytes by
polyclonal mitogens”、「ネイチャー」、248:698−701(1974
)]により最初に報告された方法の修正である。
ひと単核細胞(「PBL」)を、フィコル−プラーク(ファルマシア)におけ
る密度勾配遠心分離によりヘパリンで凝血防止した全血から分離する。洗浄後、
2×105細胞/ウェルを、5%胎児牛血清、ペニシリンおよびストレプトマイ
シンを補ったRPMI1640を含むマイクロタイタープレートで培養する。次
いで、10μg/mlのPHA(シグマ)を加える。0時点で培養物に加えるこ
とにより、試験材料を104および108モル間の濃度で試験する。培養物を同じ
もの4つ作製し、72時間7%CO2を含む加湿雰囲気中37℃でインキュベー
ションする。0.5μCi/ウェルの3H−チミジンのパルスを最後の6時間の間
加える。自動採取器により細胞をガラス繊維フィルターに集め、標準的シンチレ
ーション方法により放射能を測定する。マイトジェン刺激に関する50%阻害濃
度(「IC50」)をグラフにより決定する。
TおよびBリンパ球に対する特異効果を評価するため、異なるマイトジェン:
すなわち20μg/mlでのPWM(シグマ)およびセファロース(SPA)(
シグマ)に結合したスタフィロコッカス・プロテインA、2mg/mlまたは1
4μg/mlのプロテインAを使用する。
この方法により試験したとき、本発明化合物は免疫抑制活性を示す。
実施例32
溶血性プラーク形成性細胞検定を用いる
免疫抑制活性のインビボ測定
この方法は、“The agar plaque technique for recognizing antibody produ
cing cells”、ジェルネ等[「セルバウンド・アンティボディーズ」、アモスお
よびカプロブスキ編集者(ウィスター・インスティテュート・プレス、フィラデ
ルフィア、1963)、109頁]により最初に報告された方法の修正である。
5−6成熟C578B1/6雄マウスから成る群を、1×108ひつじ赤血球
(「SRBC」)により感作し、水性賦形剤を用いた試験物質の経口用量形態に
より同時処理した。対照群の動物には、同じ用量の賦形剤を与える。SRBC接
種の4日後、脾臓を緩いテン・ブレックホモジナイザーにおいて分散させる。核
を持つ細胞の数を測定し、脾臓細胞懸濁液を、SRBC、モルモット補体および
0.5%濃度の寒天溶液と混合した。上記混合物のアリコート(0.1ml)を、
ペトリ皿の独立した各4分円に滴下し、カバーガラスで覆う。37℃で2時間イ
ンキュベーション後、プラーク形成性細胞(「PFC」)周囲の溶血領域を、解
剖用顕微鏡により数える。総WBC/脾臓、PFC/脾臓およびPFC/106
WBC(「PPM」)を各マウス脾臓について計算する。次いで、各処理群の相
乗平均を、賦形剤処理対照群と比較する。
本発明化合物は、この方法により試験した場合、免疫抑制活性を示す。
本発明についてその実施態様と共に記載してきたが、当業者であれば、本発明
の真の精神および範囲から逸脱すること無く様々な変更が為され得、均等内容の
ものと置き換えられ得ることは理解できるはずである。さらに、特定の状況、物
質、複合物、方法、工程段階(複数も可)を、本発明の目的、精神および範囲に
適合させるため多くの修正も為され得る。それらの修正も全て、添付された請求
の範囲内に含まれるものとする。上記で引用された特許および出版物の全てを引
用して説明の一部とする。
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(51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI
A61K 31/38 9454−4C A61K 31/38
31/40 9454−4C 31/40
C07D 405/06 207 9159−4C C07D 405/06 207
407/06 307 9159−4C 407/06 307
409/06 307 9159−4C 409/06 307
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG),
AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C
H,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB
,GE,HU,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,
LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG,MN,M
W,MX,NL,NO,NZ,PL,PT,RO,RU
,SD,SE,SI,SK,TJ,TT,UA,UG,
UZ,VN
(72)発明者 エルワーシー、トッド・アール
アメリカ合衆国94301カリフォルニア州パ
ロ・アルト、ウェブスター・ストリート
1044番
(72)発明者 ハウレー、ロナルド・シー
アメリカ合衆国94062カリフォルニア州ウ
ッドサイド、スカイライン・ドライブ11番
(72)発明者 ラフヘッド、ディビッド・ジー
アメリカ合衆国94002カリフォルニア州ベ
ルモント、バニエール・ドライブ505番
(72)発明者 モーガン、ディビッド・ジェイ・ジュニア
アメリカ合衆国94024カリフォルニア州ロ
ス・アルトス、ビスタ・グランデ・アベニ
ュー781番
(72)発明者 ネルソン、ピーター・エイチ
アメリカ合衆国94022カリフォルニア州ロ
ス・アルトス、サン・ユアン・コート42番
(72)発明者 パターソン、ジョン・ダブリュー・ジュニ
ア
アメリカ合衆国94087カリフォルニア州マ
ウンテン・ビュー、モンタルト・ドライブ
1619番
(72)発明者 ジョグレン、エリック・ビー
アメリカ合衆国94043カリフォルニア州マ
ウンテン・ビュー、デル・アベニュー442
番
(72)発明者 スミス、ディビッド・ビー
アメリカ合衆国94066カリフォルニア州サ
ン・ブルノ、コットンウッド・ドライブ
2561番
(72)発明者 ウォルトス、アン、マリー
アメリカ合衆国94583カリフォルニア州サ
ン・ラモン、カントリー・ブルック・ルー
プ482番
(72)発明者 ウェイカート、ロバート・ジェイ
アメリカ合衆国94062カリフォルニア州ウ
ッドサイド、ビッグ・トゥリー・ウェイ10
番
(72)発明者 ガルシア、アリシア・セ
メキシコ、メキシコ・デ・エフェ、コロニ
ア・カンペストレ・チュルブスコ、プリメ
ロ・セラダ・セロ・デル・メルカド・ナン
バー30(番地の表示なし)
(72)発明者 セルトゥチェ、マリオ・エフェ
メキシコ、モレロス、クエルナバカ、リ
オ・ボニート101番
(72)発明者 アンドラデ、フィデンシオ・エフェ
メキシコ、メキシコ・デ・エフェ、サン・
ペドロ・サルパ、アドリアン・カストレヨ
ン76番
(72)発明者 ヘルナンデス、マリア・テ・エレ
メキシコ、トルカ、コロニア・ウニベルシ
ダド、ポルフィリオ・ディアス207番
(72)発明者 ムラ、フランシスコ・エキス・テ
メキシコ、モレロス、クエルナバカ、リ
オ・ボニート227番
(72)発明者 マルチン、テレサ・ア・テ
メキシコ、クエルナバカ、コロニア・レフ
ォルマ、アベニダ・チオパンソルコ625番
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.式: 式中: R1は水素または低級アルキルであり; R2は水素、低級アルキル、−C(O)R3、−C(O)NR4R5、−CO2R6、ま たは−SO2R3であり、ここで: R3は水素、低級アルキル、ハロ低級アルキル、または所望により置換さ れたフェニルであり; R4は水素、低級アルキル、または所望により置換されたフェニルであり ; R5は水素、低級アルキル、または所望により置換されたフェニルであり ; R6は低級アルキルまたは所望により置換されたフェニルであり; R7は低級アルキル、シクロアルキル、フルオロビニル、ジフルオロビニル、 トリフルオロビニル、低級アルケニル、−C≡C−R8、アリル、CHOまたは CH2OR9であり;ここで、 R8は水素または低級アルキルであり、さらに R9は水素または4−メトキシベンジルであり、さらに Zは式ZA、ZB、ZC、ZD、ZE、ZF、ZG、およびZHから選択され る側鎖である: 式中: Z1は水素、低級アルキル、ハロ、またはCF3であり; Z2は水素、低級アルキル、低級アルコキシ、アリール、またはCH2−Z13で あり、Z13はアリール、またはヘテロアリールであり; Z3は水素、低級アルキル、低級アルケニル、低級アルコキシ、フェニル、ま たは−S(O)mZ12であり、ここで、 Z12は低級アルキルであり、そして mは0、1、または2である; Z4はH、低級アルキル、またはフェニルであるか、または、 Z3とZ4はそれらが結合している炭素と一緒になって3ないし5炭素原子のシ クロアルキルを形成し;さらに GはOH、低級アルコキシ、低級チオアルキル、−NG1G2、−O(CH2)nN G1G2、または−O(CH2)nN=G3であり、 nは1から6の整数であり、 G1は水素または低級アルキルであり、 G2は水素Hまたは低級アルキルであり、さらに =G3は炭素原子4ないし6の低級アルキレン、または炭素原子3ないし 5の低級アルキレンに−O−、−S−、または−N(G4)−である一構成員を加 えたものであり、G4は水素または低級アルキルである; 式中: Z5は水素または低級アルキルであり; Z8は水素または低級アルキルであり; D1とD2はそれらの隣の炭素原子と一緒になって、所望により置換される飽和 または不飽和の3ないし7原子の炭素環式または複素環式環を形成し; さらに Gは上記定義のとおりである;または 式中: Z5、Z8、およびGは上記定義のとおりである;または 式中: D3は−CH2−または−CH2CH2−であり; Gは上記定義のとおりである;または 式中: Z6は水素、低級アルキル、低級アルコキシ、−COOH、−NH2、またはハ ロであり; Z7は水素、低級アルキル、低級アルコキシ、またはハロであり; Z5およびGは上記定義のとおりである;または 式中: Z1およびGは上記定義のとおりである;または 式中: D3、Z2、Z3、Z4、およびGは上記定義のとおりである;または 式中: D4は−CH2−、−CH2CH2−、−CH2CH2CH2−、−O−、または− OCH2−であり; Z1およびGは上記定義のとおりである; で示される化合物、またはそれらの医薬的に許容され得る塩類。 2.Zが式ZA、ZB、ZE、およびZHから選択される、請求の範囲第1項 記載の化合物または塩。 3.R1が水素であり、R2が水素、または−C(O)CF3である、請求の範囲 第1項記載の化合物または塩。 4.GがOHである、請求の範囲第3項記載の化合物または塩。 5.R7がメチル、エチル、ビニル、またはシクロプロピルである、請求の範 囲第4項記載の化合物または塩。 6.Gがモルホリノエトキシである、請求の範囲第3項記載の化合物または塩 。 7.単一エナンチオマー、ジアステレオマー、ラセミ混合物、または非ラセミ 混合物を含んでなる、請求の範囲第1項記載の化合物または塩。 8.Zが式ZAの側鎖である、請求の範囲第5項記載の化合物または塩。 9.Z1がメチルであり、Z2が水素であり、Z3が水素であり、Z4が水素であ り、R7がエチルである、即ち、(E)−6−(4−アミノ−1,3−ジヒドロ−6 −エチル−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル −4−ヘキセン酸である、請求の範囲第8項記載の化合物または塩。 10.Zが式ZBの側鎖である、請求の範囲第4項記載の化合物または塩。 11.Z5およびZ8がHであり、D1−D2が−(CH2)3−であり、R2が水素で あり、R7がエチルである、即ち、(E)−2−{2−[2(4−アミノ−1,3−ジ ヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)− エチリデン]シクロペント−1−イル}ヘキセン酸である、請求の範囲第10項記 載の化合物または塩。 12.Zが式ZEの側鎖である、請求の範囲第4項記載の化合物または塩。 13.Z5およびZ7が水素であり、Z6が水素または低級アルキルである、請求 の範囲第12項記載の化合物または塩。 14.Zが式ZHの側鎖である、請求の範囲第4項記載の化合物または塩。 15.Z1が低級アルキルである、請求の範囲第14項記載の化合物または塩。 16.D4が−CH2−、−CH2CH2−、または−OCH2−である、請求の範 囲第15項記載の化合物または塩。 17.医薬的に許容され得る非毒性賦形剤および請求の範囲第1項記載の化合物 またはそれらの医薬的に許容され得る塩の治療上有効量を含有する医薬組成物。 18.処置の必要な哺乳類に請求の範囲第1項記載の化合物または塩の治療上有 効量を投与することを含んでなる、哺乳類における免疫、炎症、腫瘍、増殖異常 、ウイルス疾患および乾癬疾患の処置法。 19.式I: 式中: R1は水素または低級アルキルであり; R2は水素、低級アルキル、−C(O)R3、−C(O)NR4R5、−CO2R6、ま たは−SO2R3であり、ここで: R3は水素、低級アルキル、ハロ低級アルキル、または所望により置換さ れたフェニルであり; R4は水素、低級アルキル、または所望により置換されたフェニルであり ; R5は水素、低級アルキル、または所望により置換されたフェニルであり ; R6は低級アルキルまたは所望により置換されたフェニルであり; R7は低級アルキル、シクロアルキル、フルオロビニル、ジフルオロビニル、 トリフルオロビニル、低級アルケニル、−C≡C−R8、アリル、CHOまたは CH2OR9であり;ここで、 R8は水素または低級アルキルであり、さらに R9は水素または4−メトキシベンジルであり、さらに Zは式ZA、ZB、ZC、ZD、ZE、ZF、ZG、およびZHから選択され る側鎖である: 式中: Z1は水素、低級アルキル、ハロ、またはCF3であり; Z2は水素、低級アルキル、低級アルコキシ、アリール、またはCH2−Z13で あり、Z13はアリール、またはヘテロアリールであり; Z3は水素、低級アルキル、低級アルケニル、低級アルコキシ、フェニル、ま たは−S(O)mZ12であり、 Z12は低級アルキルであり、そして mは0、1、または2である; Z4は水素、低級アルキル、またはフェニルであるか、または、 Z3とZ4はそれらが結合している炭素と一緒になって3ないし5炭素原子のシ クロアルキルを形成し;さらに GはOH、低級アルコキシ、低級チオアルキル、−NG1G2、−O(CH2)nN G1G2、または−O(CH2)nN=G3であり、 nは1から6の整数であり、 G1は水素または低級アルキルであり G2は水素または低級アルキルであり、さらに =G3は炭素原子4ないし6の低級アルキレン、または炭素原子3ないし 5の低級アルキレンに−O−、−S−、または−N(G4)−である一構成員を加 えたものであり、G4は水素または低級アルキルであり; 式中: Z5は水素または低級アルキルであり; Z8は水素または低級アルキルであり; D1とD2はそれらの隣の炭素原子と一緒になって、所望により置換される飽和 または不飽和の3ないし7原子の炭素環式または複素環式環を形成し; さらに Gは上記定義のとおりである;または 式中: Z5、Z8、およびGは上記定義のとおりである;または 式中: D3は−CH2−または−CH2−CH2−であり; Gは上記定義のとおりである;または 式中: Z6は水素、低級アルキル、低級アルコキシ、−COOH、−NH2、またはハ ロであり; Z7は水素、低級アルキル、低級アルコキシ、またはハロであり; Z5およびGは上記定義のとおりである;または 式中: Z1およびGは上記定義のとおりである;または 式中: D3、Z2、Z3、Z4、およびGは上記定義のとおりである;または 式中: D4は−CH2−、−CH2CH2−、−CH2CH2CH2−、−O−、または− OCH2−であり; Z1およびGは上記定義のとおりである; で示される化合物、およびそれらの医薬的に許容され得る塩類の製法であって、 a)式IでGが低級アルコキシ、低級チオアルキル、NG1G2、O−(CH2)n −NG1G2、または−O−(CH2)n−N=G3であり、n、G1、G2、およびG3 は上記定義のとおりである化合物を、無機塩基と反応させることにより、式Iで Gがヒドロキシである化合物を形成させるか;または b)式IでGがヒドロキシである化合物を、式GHでGが低級アルコキシ、低 級チオアルキル、NG1G2、O−(CH2)n−NG1G2、または−O−(CH2)n− N=G3であり、n、G1、G2、およびG3は上記定義のとおりである化合物と反 応させることにより、式IでGが低級アルコキシ、低級チオアルキル、NG1G2 、O−(CH2)n−NG1G2、または−O−(CH2)n−N=G3であり、n、G1、 G2、およびG3は上記定義のとおりである化合物を形成させるか;または c)式IでR1が水素であり、R2がC(O)R3であり、R3が水素であり、Gが 低級アルコキシである化合物を、式HNR4R5でR4およびR5が独立して水素、 低級アルキル、または所望により置換されたフェニルである化合物と反応させる ことにより、式IでR1が水素であり、R2が−C(O)NR4R5であり、R4およ びR5が独立して水素、低級アルキル、または所望により置換されたフェニルで ある化合物を形成させるか;または d)式IでR1およびR2が共に水素であり、Gが低級アルキル、所望により置 換されたフェニル、または−(CH2)m−N=Yである化合物を、式(R3C(O)2) OまたはR3C(O)Clの化合物と反応させることにより、式IでR2が−C(O) R3であり、R3が低級アルキル、ハロ低級アルキル、または所望により置換され たフェニルである化合物を形成させるか;または e)式IでR1が水素であり、R2が−C(O)R3であり、R3が上記定義のとお りであり、Gが低級アルキルである化合物を、式RIXで、R1が低級アルキルで あり、Xがヨウ素または臭素である化合物と反応させることにより、式IでR1 が低級アルキルである化合物を形成させるか;または f)式Iの遊離の化合物を反応させて、式Iの化合物の医薬的に許容され得る 塩に変換するか;または g)式Iの化合物の医薬的に許容され得る塩を、式Iの化合物の遊離の化合物 に変換するか;または h)式Iの化合物の医薬的に許容され得る塩を、式Iの化合物のその他の医薬 的に許容され得る塩に変換する、 ことを含んでなる。
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