JPH09509172A - 免疫抑制活性を有する6−置換ミコフェノール酸および誘導体 - Google Patents
免疫抑制活性を有する6−置換ミコフェノール酸および誘導体Info
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- JPH09509172A JPH09509172A JP7521866A JP52186695A JPH09509172A JP H09509172 A JPH09509172 A JP H09509172A JP 7521866 A JP7521866 A JP 7521866A JP 52186695 A JP52186695 A JP 52186695A JP H09509172 A JPH09509172 A JP H09509172A
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Abstract
(57)【要約】
開示した式(I)のミコフェノール酸6−置換誘導体は、ミコフェノール酸および/またはミコフェノール酸モフェチルを必要とする疾患状態の処置において有利な処置剤である。
Description
【発明の詳細な説明】
免疫抑制活性を有する6−置換ミコフェノール酸および誘導体
発明の分野
本発明は、ミコフェノール酸誘導体に関し、特に新規側鎖を有する一連の化合
物群に関する。本発明は、また、製剤および処置法にも関する。
背景情報
ミコフェノール酸(“MPA”)は、最初、ペニシリウム・ブレビコンパクタ
ムの発酵液中に見い出された弱活性抗生物質として報告されたもので、下記の構
造式を有する。
MPAおよびある種の関連化合物類、例えば、ミコフェノール酸モフェチル(M
PAのモルホリノエチルエステルは、下記構造式を有し:
最近、免疫抑制剤としての特に有利な治療的特性を有するものとして報告されて
いる。
ミコフェノール酸の様々な誘導体、それらの合成、および自己免疫異常、乾癬
、特に慢性関節リウマチを含む炎症疾患、腫瘍およびウイルスの処置、および同
種移植片拒絶の処置に対する用途が、米国特許第4,686,234号;第4,7
25,622号;第4,727,069号;第4,748,173号;第4,753,
935号;第4,786,637号;第4,808,592号;第4,861,776
号;第4,948,793号;第4,952,579号;第4,959,387号;第
4,992,467号;第5,247,083号;および1992年8月7日に出願
された米国特許出願第07/927,260号に記載されている。
既に記載したミコフェノール酸のエステル類および誘導体類は、免疫抑制剤と
して、自己免疫関連異常、糸球体腎炎、および肝炎を処置するのに、および同種
移植片拒絶を予防するのに有用である。これらは、抗炎症剤として、慢性関節リ
ウマチを処置するのに有用である。これらは、抗腫瘍剤として、リンパ節網内細
胞起源の固腫および悪性腫瘍を処置するのに有用である。
また、米国特許第3,825,571号および第3,853,919号;日本特許
第01290667号;J.Med.Chem.,33(2),833-8(1990);Austr.J.Chem.,31
(2),353-64(1978);およびJ.Antibiot.,29(3),275-85,286-91(1976)も
参照されたい。開示された化合物群は、抗腫瘍活性、免疫抑制活性、抗ウイルス
活性、抗関節炎活性、および/または抗乾癬活性を有するものとして記載されて
いる。J.W.PattersonおよびG.Huang、Chemical Communications,1579(1991)
の論文には、かかる化合物群に関する興味深い合成法が記載されている。
上記引用した特許、公報および、本明細書中で参照した文献/刊行物は、全て
出典明示により本明細書の一部とする。
発明の概要
本発明の一態様は、ミコフェノール酸誘導体、即ち、式A:
式中:
R1はHまたはC(O)R10であり、R10は低級アルキル、アリール、またはN
H−アリールであり;
R2は低級アルキル、シクロアルキル、ビニル、フルオロビニル、ジフルオロ
ビニル、トリフルオロビニル、アルケニル、−C≡C−R11、アレニル、
CHO、またはCH2OR12であり、
R11はHまたは低級アルキルであり、
R12はHまたは4−メトキシベンジルであり;そして、
Zは式ZA、ZB、ZC、ZD、ZE、ZF、ZG、およびZHから選択され
る側鎖である:
式中:
Z1はH、低級アルキル、ハロ、またはCF3であり;
Z2はH、低級アルキル、低級アルコキシ、アリール、またはCH2−Z11であ
り、Z11はハロ、CN、アリール、またはヘテロアリールであり;
Z3はH、低級アルキル、低級アルケニル、低級アルコキシ、フェニル、また
はS(O)m−低級アルキルであり、mは0、1、または2であり、
Z4はH、低級アルキル、ハロ、またはフェニルであるか;
または、Z3とZ4はそれらが結合している炭素と一緒になって3ないし5炭素
原子のシクロアルキルを形成し;さらに
GはOH、低級アルコキシ、低級チオアルキル、NG1G2、O−(CH2)n−N
G1G2、またはO−(CH2)n−N=G3であり、
nは1から6の整数であり、
G1はHまたは低級アルキルであり
G2はHまたは低級アルキルであり、さらに
=G3は炭素原子4ないし6の低級アルキレン、または炭素原子3な
いし5の低級アルキレンに−O−、−S−、または−N(G4)−である一構成員
を加えたものであり、G4はHまたは低級アルキルである;または
式中:
Z5はH、または低級アルキルであり;
Z8はH、低級アルキルであるか、またはD2と共に二重結合を形成し;
D1とD2はそれらの隣の炭素原子と一緒になって、所望により置換された飽和
または不飽和の3ないし7原子の炭素環式または複素環式環を形成し;さらに
Gは上記定義のとおりである;または
式中:
Z8はH、または低級アルキルであり;
Z5およびGは上記定義のとおりである;または
式中:
D3は−CH2−または−CH2−CH2−であり;
Gは上記定義のとおりである;または
式中:
Z6はH、低級アルキル、COOH、NH2、アジド、またはハロであり;
Z7はH、低級アルキル、またはハロであり;
Z5およびGは上記定義のとおりである;または
式中:
Z1およびGは上記定義のとおりである;または
式中:
D3、Z2、Z3、Z4、およびGは上記定義のとおりである;または
式中:
D4は−CH2−、−CH2−CH2−、−CH2−CH2−CH2−、−O−、ま
たは−O−CH2−であり;
Z1およびGは上記定義のとおりである;
で示される化合物、およびそれらの医薬的に許容され得る塩類に関する。
その他の態様では、本発明は、少なくとも1種の医薬的に許容され得る賦形剤
と混合させた、式Aの化合物またはその医薬的に許容され得る塩の治療上有効量
を含有する医薬組成物に関する。
さらにその他の態様では、本発明は、処置の必要な哺乳類に式Aの化合物また
はその医薬的に許容され得る塩の治療上有効量を投与することによる、哺乳類に
おける免疫、炎症、腫瘍、増殖異常、ウイルス疾患および乾癬疾患の処置法に関
する。
発明の詳細な説明
定義および一般的パラメーター
下記の定義は、本明細書中で本発明を記述するために用いた様々な用語の意味
および範囲を説明および定義するために記載する。
本明細書で使用するとき、用語“アルキル”は、炭素および水素のみを含有す
る完全に飽和した一価基を表しており、環状、分枝状または直鎖状基であること
ができる。この用語は、更に、メチル、エチル、t−ブチル、ペンチル、ピバリ
ル、ヘプチル、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘキ
シルメチル、アダマンチル、および同種物などの基により、例示されるものであ
る。
用語“低級アルキル”は、炭素原子1ないし6の環状、分枝状、または直鎖状
一価アルキル基を表す。この用語は、更に、メチル、エチル、n−プロピル、イ
ソプロピル、n−ブチル、t−ブチル、i−ブチル(または2−メチルプロピル)
、シクロプロピルメチル、i−アミル、n−アミル、およびヘキシルなどの基に
より、例示されるものである。
用語“アルキレン”は、炭素および水素のみを含有する完全に飽和した二価基
を表しており、分枝状または直鎖状基であることができる。この用語は、更に、
メチレン、エチレン、n−プロピレン、t−ブチレン、i−ペンチレン、および
n−ヘプチレンなどの基により、例示されるものである。
用語“低級アルキレン”は、炭素原子1ないし6の完全に飽和した二価アルキ
ル基を表す。この用語は、更に、メチレン、エチレン、n−プロピレン、i−プ
ロピレン、n−ブチレン、t−ブチレン、i−ブチレン(または2−メチルプロ
ピレン)、イソアミレン、ペンチレン、およびn−ヘキシレンにより、例示され
るものである。
用語“低級アルケニル”は、炭素原子1ないし6の不飽和一価炭化水素基を表
す。この用語は、更に、ビニル、プロプ−2−エニル、ペンタ−3−エニル、お
よびヘキサ−5−エニルなどの基により、例示されるものである。
用語“低級アシル”は、基−C(O)R'、ここでR'は低級アルキルである、を
表す。
用語“アリール”は、単環(例えば、フェニル)または二縮合環(例えば、ナ
フチル)を有する一価不飽和芳香族炭素環式基を表し、これらは所望により、独
立して、OH、COOH、低級アルキル、低級アルコキシ、クロロ、フルオロ、
トリフルオロメチル、および/またはシアノによりモノ−、ジ−、またはトリ−
置換されていてもよい。
用語“ヘテロ原子”は、特記しない限り、酸素、硫黄、および窒素を表す。
用語“ヘテロアリール”は、環内に少なくとも1つのヘテロ原子を有する一価
芳香族炭素環式基、例えば、キノリル、ベンゾフラニル、ピリジル、モルホリニ
ル、およびインドリルを表し、これらは所望により、独立して、OH、COOH
、低級アルキル、低級アルコキシ、クロロ、フルオロ、トリフルオロメチル、お
よ
び/またはシアノによりモノ−、ジ−、またはトリ−置換されていてもよい。
式ZBの側鎖に関して使用した用語“所望により置換される飽和または不飽和
の3ないし7原子の炭素環式環または複素環式環”は、下記構造の側鎖を包含す
る:
ここで、各環の内側の線は、二重結合が随意存在することを示しており、X1、
X2、X3、X4、およびX5は、独立して−CHXa−、−C(O)−、−C(N−Xb
)−、−C(N−NXdXe)−、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)2−、ま
たは−NXc−であることができ、
ここで
XaはH、低級アルキルであるか、または二重結合を形成し;
Xbはアシル、カルバモイル、またはウレイドであり;
Xcは低級アルキル、C(O)Xd、S(O)2Xd、またはC(O)NXdXe
であり;さらに
XdおよびXeは独立してHまたは低級アルキルである;
ただし、1以上のヘテロ原子が存在するならば、それらのヘテロ原子は少なくと
も1つの炭素原子により隔てられている。
用語“ハロ”は、特記しない限り、フルオロ、ブロモ、クロロ、およびヨード
を表す。
定義“=G3は炭素原子4ないし6の低級アルキレンまたは炭素原子3ないし
5の低級アルキレンに−O−、−S−、または−N(G4)−である一構成員を加
えたものである”は、−N=G3が複素環誘導体、例えば、ピロリジニル、ピペ
リジニル、ヘキサメチレンイミニル、イミダゾリジノ、チアゾリジノ、モルホリ
ノ、チオモルホリノピペラジノ、チオペンタメチレンイミノ、および同等物を表
すことを意味する。
“所望による”または“所望により”は、続いて記載する事象または状況が起
こってもよく、また起こらなくてもよいこと、および、その記載が、該事象また
は状況が起こる例、および起こらない例を含んでなることを意味する。
“医薬的に許容され得る塩”は、式Aの化合物の生物学的有効性および特性を
保持する塩であり、生物学的にまたはその他に望ましく無いものではない。塩は
酸または塩基から誘導される得る。用語“医薬的に許容され得るアニオン”は、
酸付加塩類のアニオンを表す。用語“医薬的に許容され得るカチオン”は、塩基
付加塩類のカチオンを表す。
酸付加塩類は、塩酸、臭化水素酸、硫酸(スルフェートおよびビスルフェート
塩を与える)、硝酸、リン酸および同等物などの無機酸、および酢酸、プロピオ
ン酸、グリコール酸、ピルビン酸、シュウ酸、リンゴ酸、マロン酸、コハク酸、
マレイン酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、桂皮酸、マンデル酸、メ
タンスルホン酸、エタンスルホン酸、サリチル酸、p−トルエンスルホン酸、お
よび同種物などの有機酸から誘導される。
塩基付加塩類は、無機塩基から誘導され得るものであり、ナトリウム、カルウ
ム、リチウム、アンモニウム、カルシウム、マグネシウム塩類、および同種物を
含む。有機塩基由来の塩類には、イソプロピルアミン、トリメチルアミン、ジメ
チルアミン、トリエチルアミン、トルプロピルアミン、エタノールアミン、2−
ジメチルアミノエタノール、トロメタミン、リシン、アルギニン、ヒスチジン、
カフェイン、プロカイン、ヒドラバミン、コリン、ベタイン、エチレンジアミン
、グルコサミン、N−アルキルグルカミン類、テオブロミン、プリン類、ピペラ
ジン、ピペリジン、N−エチルピペリジン、および同種物を含む、ポリアミン第
1級、第2級および第3級アミン類、天然に存在する置換アミン類を含む置換ア
ミン類、および環状アミン類から形成されるものを含む。好ましい有機塩基は、
イソプロピルアミン、ジエチルアミン、エタノールアミン、ピペリジン、トロメ
タ
ミン、およびコリンである。
用語“処置”または“処置する”は、哺乳類における疾病のあらゆる処置を意
味し:
(i)疾病を予防する、即ち、疾病の臨床的症状が発生しないようにすること;
(ii)疾病を抑止する、即ち、臨床的症状の進行を抑止すること;および/ま
たは
(iii)疾病を和らげる、即ち、臨床的症状の緩解を引き起こすこと
を含む。
用語“有効量”は、取り扱われている疾病状態に対する処置を提供するに十分
な投与量を意味する。これは、患者、疾病および達成される処置によって、変化
するものである。
“異性体類”は、同一の分子式を有する異なる化合物である。
“立体異性体類”は、原子の空間での配置の仕方のみが異なる異性体類である
。
“エナンチオマー類”は、重ね合わせることのできないお互いの鏡像である一
対の立体異性体である。一対のエナンチオマーの1:1混合物は、“ラセミ”混
合物である。用語“(±)”は、適当なラセミ混合物を示すために使用する。
“ジアステレオ異性体”は、少なくとも2つの不斉原子を有する立体異性体類
であるが、お互いの鏡像ではない。
絶対立体化学は、カーン−インゴールド−プレログR−S規則に従い示す。化
合物が純粋なエナンチオマーであるとき、各キラル炭素での立体化学は、Rまた
はSのいずれかにより示され得る。その絶対配置が未知である分割化合物は、そ
れらかナトリウムD線の波長で偏光面を旋回させる方向(右旋性または左旋性)
によって、(+)または(−)を示す。
本発明の化合物群は、1またはそれ以上の不斉中心を有することができ、ラセ
ミ混合物として、または個々のエナンチオマーまたはジアステレオ異性体として
製造され得る。得られた式Aの化合物に存在する立体異性体の数は、存在する不
斉中心の数によって変わる(2nの立体異性体が生じる可能性があり、このとき
nは不斉中心の数である)。個々の立体異性体は、合成のある適切な段階で中間
体のラセミ混合物または非ラセミ混合物を分割することにより、または、式Aの
化合物を常法で分割することにより、得ることができる。個々の立体異性体(個
々のエナンチオマーおよびジアステレオ異性体を含む)、並びに立体異性体のラ
セミ混合物および非ラセミ混合物は、本発明の範囲内に包含され、それらは全て
、特に指示しない限り、本明細書の構造によって表されると意図される。異性体
分別の特定の実施例は、実施例の項に記載する。
“式Aの構造”は、本発明の化合物の総括的構造を表す。波線で示した化学結
合、例えば、下記式105のZ3およびZ4は、ラセミ混合物を示す。
命名
本発明の化合物群の命名および番号付けを、下記に例示説明する。
式Aのイソベンゾフラニル核は、下記のとおり番号付けする。
式ZAの側鎖は、下記に示すとおりに番号付けする。
側鎖がZAである式Aの代表的な化合物は、下記のとおりであり:
以下のように命名する:
1.(E)−6−(1,3−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−6,7−ジメチル−3−オ
キソイソベンゾフラン−5−イル)−2−(S),4−ジメチル−4−ヘキセン酸;
2.(E)−6−(6−シクロプロピル−1,3−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−7−
メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−2−(S)−エチル−4−メ
チル-4−ヘキセン酸;
3.(E)−4−クロロ−6−(1,3−ジヒドロ−6−エチニル−4−ヒドロキシ
−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−3−メチル−2−メ
チルスルホニル−4−ヘキセン酸2−モルホリノエチル(ここでG3は−(CH2)2
−O−(CH2)2−である);
4.(E)−2−(R)−クロロ−6−(4−ベンゾイルオキシ−1,3−ジヒドロ−
6−ヒドロキシメチル−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)
−2−メトキシ−3−メチル-4−ヘキセン酸チオメチル。
式ZBの側鎖でD1とD2がヘテロ原子を含有しないものは、下記に示す通りに番
号付けする:
それらの代表的な化合物は、下記のとおりであり:
以下のように命名する:
1.(E)−2−{2−[2−[1,3−ジヒドロ−6−エチル−4−ヒドロキシ−
7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル]エチリデン]シクロペント
−1−(S)−イル}酢酸;
2.(E)−2−{2−[2−(1,3−ジヒドロ−6−(1−フルオロビニル)−4
−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)エチリデ
ン]−1−エチルシクロヘキサ−1−イル}酢酸;
3.(E)−2−{2−[2−(4−アセトキシ−1,3−ジヒドロ−7−メチル−
3−オキソ−6−(プロプ−2−エニル)イソベンゾフラン−5−イル)エチリデ
ン]シクロヘプト−1−イル}プロピオン酸ジメチルアミド(ただし、G1および
G2は共にメチルである);
4.(E)−2−{2−[2−(6−ブト−2−イニル−1,3−ジヒドロ−4−ヒ
ドロキシ−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)エチリデン]
−5−オキソシクロヘキサ−1−イル}酢酸;
5.(E)−2−{2−[2−(1,3−ジヒドロ−6−ホルミル−4−ヒドロキシ
−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)エチリデン]シクロブト
−1−(R)−イル}オクタン酸チオメチル。
ヘテロ原子を含む式ZBの側鎖は、環の1位のヘテロ原子から番号付けし、例
えば、6原子複素環の場合は下記に示すとおりである。
側鎖がヘテロ原子を含むZBである場合の式Aの代表的な化合物は、下記のとお
りであり:
以下のように命名する:
1.(E)−2−{4−[2−(1,3−ジヒドロ−6,7−ジメチル−4−ヒドロ
キシ−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)エチリデン]テトラヒドロフラン
−3−イル}酢酸;
2.(E)−2−{4−[2−(4−アセトキシ−1,3−ジヒドロ−7−メチル−
3−オキソ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イル)エチリデン]−3−メチル
ピペリジン−3(S)−イル}プロピオン酸ヘキシル;
3.(E)−2−{4−[2−(6−アレニル−1,3−ジヒドロ−4−ヒドロキシ
−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)エチリデン]チエパン−
3−イル}ヘプタン酸ジメチルアミド(ただし、G1とG2は共にメチルである)
。
式ZCの側鎖は、下記に示したとおりに番号付けする:
側鎖がZCである場合の式Aの代表的な化合物は、下記のとおりであり:
以下のように命名する:
1.3−(1,3−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−6−i−プロピル−7−メチル−
3−オキソイソベンゾフラン−5−イルメチル)−2−メチルシクロペント−2
−エニル-1−(S)−酢酸;
2.3−(4−アセトキシ−1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−6−ト
リフルオロビニルイソベンゾフラン−5−イルメチル)シクロペント−2−エニ
ル-1−酢酸ヘキシル;
3.2−(S)−[3−(1,3−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−6−(4−メトキシベ
ンジルオキシメチル)−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イルメ
チル)−2−メチルシクロペント−2−エン−1(S)−イル]−1−(S)−3−メ
チル酪酸;
4.3−(1,3−ジヒドロ−6−エニル−4−ヒドロキシ−7−メチル−3−オ
キソイソベンゾフラン−5−イルメチル)−2−へキシルシクロペント−2−エ
ニル−1−酢酸(2−ジメチルアミノ)エチル(G1とG2が共にメチルである場合
)。
式ZDの側鎖は、下記に示すとおりに番号付けする:
側鎖がZDである式Aの代表的な化合物は、下記のとおりであり:
以下のように命名する:
1.(E)−3−[2−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−4−ヒドロキシ−7−メ
チル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)エチリデン]シクロペンタン−1
−(R)−カルボン酸;
2.(E)−4−[2−(4−アセトキシ−6−シクロプロピル−1,3−ジヒドロ
−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)エチリデン]シクロヘキ
サン−1−カルボン酸ヘキシル;
3.(E)−3−[2−(1,3−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−7−メチル−3−オ
キソ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イル)エチリデン]シクロペンタン−1
−チオカルボン酸メチル。
式ZEの側鎖は、下記に示すように番号付けする:
側鎖がZEである式Aの代表的な化合物は、下記のとおりであり:
以下のように命名する:
1.(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−6,7−ジメチル−4−ヒドロキシ−
3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−1−メチルプロプ−1−エン−1−
イル]安息香酸;
2.(E)−2−[3−(4−アセトキシ−1,3−ジヒドロ−6−(2,2−ジフル
オロビニル)−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)プロプ−1
−エン−1−イル]−6−メチル安息香酸ジメチルアミド(ただし、G1とG2は
共にメチルである);
3.(E)−6−クロロ−2−[3−(1,3−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−7−メ
チル−6−n−ブチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−1−ヘキシ
ルプロプ−1−エン−1−イル]−6−クロロ安息香酸ヘキシル。
式ZFの側鎖は、下記に示すように番号付けする:
側鎖がZFである式Aの代表的な化合物は、下記のとおりであり:
以下のように命名する:
1.4−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−4−ヒドロキシ−7−メチル−3−オ
キソイソベンゾフラン−5−イルメチル)−3−メチルシクロペント−3−エン
−1−(S)−カルボン酸;
2.4−(4−アセトキシ−1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−6−ビ
ニルイソベンゾフラン−5−イルメチル)−3−ヘキシルシクロペント−3−エ
ン−1−カルボン酸エチル;
3.4−(1,3−ジヒドロ−6−エチニル−4−ヒドロキシ−7−メチル−3−
オキソイソベンゾフラン−5−イルメチル)シクロペント−3−エン−1−カル
ボン酸チオメチル。
式ZGの側鎖は、下記に示すように番号付けする:
側鎖がZGである式Aの代表的な化合物は、下記のとおりであり:
以下のように命名する:
1.3−[3−(S)−(1,3−ジヒドロ−6,7−ジメチル−4−ヒドロキシ−3
−オキソイソベンゾフラン−5−イル)シクロペント−1−エン−1−イル]プ
ロピオン酸;
2.3−[3−(R)−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−4−ヒドロキシ−7−メ
チル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)シクロペント−1−エン−1−
イル]−2−クロロ−2−メチルプロピオン酸;
3.3−[3−(6−シクロペンチル−1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキ
ソ−4−プロピオニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)シクロペント−1−
エン−1−イル]−3−メチル−2−フェニルプロピオン酸;
4.3−[3−(R)−(1,3−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−7−メチル−3−オ
キソ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イル)シクロペント−1−エン−1−
イル]プロピオン酸メチル;
5.3−[3−(4−ベンゾイルオキシ−1,3−ジヒドロ−6−ホルミル−7−
メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)シクロヘキサ−1−エン−1
−イル]−2(R),3−ジメチル−2−メトキシプロピオン酸。
式ZHの側鎖は下記に示すように番号付けする:
側鎖がZHである式Aの代表的な化合物は、下記のとおりであり:
以下のように命名する:
1.(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−6,7−ジメチル−4−ヒドロキシ−3
−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−1−メチルプロプ−1−エン−1−イ
ル]シクロペンタン−1−カルボン酸;
2.(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−6−エニル−4−ヒドロキシ−7−メ
チル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−1−メチルプロプ−1−エン
−1−イル]シクロヘキサン−1R−カルボン酸エチル;
3.(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−7−メチル−3−オ
キソ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イル)プロプ−1−エン−1−イル]シ
クロヘプタン−1−カルボン酸チオメチル。
側鎖がZHであり、D4がヘテロ原子である、式Aの化合物は、これとは異なる
番号付けをする。例えば、D4が酸素であり、Z1がメチルであり、Gがヒドロキ
シである化合物は、下記のとおりに命名する:
4.(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−4−ヒドロキシ−7−メ
チル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−1−メチルプロプ−1−エン
−1−イル]テトラヒドロフラン−3−カルボン酸。
合成反応パラメーター
用語“溶媒”、“不活性有機溶媒”、または“不活性溶媒”は、それに関連し
て記載している反応条件下で不活性な溶媒を意味する[例えば、ベンゼン、トル
エン、アセトニトリル、テトラヒドロフラン(“THF”)、ジメチルホルムアミ
ド(“DMF”)、クロロホルム、塩化メチレン(またはジクロロメタン)、ジエチ
ルエーテル、メタノール、ピリジン、および同等物を含む]。逆に言えば、特記
しない限り、本発明の反応において使用した溶媒は、不活性有機溶媒である。
用語”q.s.”は、定めた機能を達する、例えば溶液を所望の容量(例えば、
100%までq.s.)にするのに十分な量を加えることを意味する。
特記しない限り、本明細書に記載した反応は、温度範囲5℃から100℃(好
ましくは、10℃から50℃;最も好ましくは、“室温”または“周辺温度”、
例えば、20℃)内で大気圧で行う。さらに、特記しない限り、反応時間および
条件は近似値であることを意図しており、例えば、約5℃ないし約100℃(好
ましくは約10℃から約50℃;最も好ましくは約20℃)の温度範囲内でおよ
そ大気圧で、約1ないし約10時間(好ましくは約5時間)行う。実施例で与え
たパラメーターは、特定のものであり、近似値ではない。
本明細書に記載した化合物群および中間体群の単離および精製は、所望ならば
、例えば、濾過、抽出、結晶化、カラムクロマトグラフィー、薄層クロマトグラ
フィー、または厚層クロマトグラフィー、またはこれら操作の組み合わせなどの
適切な任意の分離または精製操作により行うことが出来る。特定の適切な分離お
よび単離操作の例示説明は、下記実施例を参照して与えている。しかしながら、
他の等価な分離または単離操作も勿論使用出来る。逆に言えば、特記した場合以
外は、化合物群および中間体群を常法で単離および精製する。
上記のように、1つの不斉中心を持つ化合物群は、RまたはSエナンチオマー
として、またはそれらの混合物として存在できる。所望ならば、個々のRおよび
Sエナンチオマーを知られている方法により分離することもでき、また、個々に
合成することもできる。
例えば、酸性ラセミ化合物は、キラル塩基、アルコール、またはアミンを有す
る塩、エステル、またはアミドに変換できる。得られたジアステレオ異性体の混
合物は、常法、例えば、結晶化、蒸留、またはクロマトグラフィーにより分離で
きる。次いで、分離した化合物を加水分解などの常用の反応にかけて、キラル酸
の個々のエナンチオマーを製造することができる。塩基性のキラル化合物も同様
に分割できる。
これとは別に、エナンチオマーまたは誘導体の1つの選択的反応によりキラル
化合物をエナンチオマーに分離できる。例えば、ラセミ混合物のエステルまたは
アミドを、化学的または生物学的(例えば、酵素的)反応により選択的に加水分
解して、ラセミ化合物の個々のエナンチオマーを製造できる。
2つの不斉中心を持つ化合物は、2つのジアステレオマーとして存在する。ジ
アステレオマーは、結晶化、蒸留、またはクロマトグラフィーなどの常法により
分離できる。それぞれ別々のジアステレオマーは、上記した常法により分離でき
る一対のエナンチオマーとして存在する。これとは別に、ジアステレオマーまた
はエナンチオマーを、当業者には知られている立体特異的またはジアステレオ選
択的反応により、別個に製造することもできる。
別法として、本発明のキラル化合物に対するキラル前駆体を、立体選択的また
は立体特異的反応などの知られている方法を用いて調製でき、その後、キラル前
駆体をキラル生成物に変換できる。
式Aの化合物群の合成
式Aの化合物は、式Iの前駆体から出発して合成する:
式中、R1は水素であり、Zは発明の概要のところで記載した意味を有し、Gは
OH、または低級アルコキシである[反応式ZA−A−1からZH−Bに続く反
応式AおよびBでは、基−Za−OHまたは−Za−低級アルキルと表す(言い換
えれば、Zaは、Gと定義される置換基のない式ZA、ZB、ZC、ZD、ZE
、ZF、ZG、またはZHの側鎖のいずれがである。]。
式1の化合物類は、下記反応式ZA−A−1からZH−Bに関して例示説明し
たようにして製造でき、その製造は、予め参照して組み込んである、“5-Substi
tuted Derivatives Of Mycophenolic Acid”と題する同時係属中の出願番号08
/?????、出願人整理番号27960に例示している。
当業者ならば、明らかであるように、式1で、例えば、Raがトシルである、
および/またはGが低級アルコキシである化合物の製造において合成される中間
体を、反応式Aにおいて、式IAおよび2の化合物の代わりに、対応するRaが
HでありGがOHである化合物を介する変換の必要なく使用できる。例えば、式
105でRaがアリールまたはアルキルスルホニルである化合物を、反応式Aに
おける式2の化合物として直接使用できる。
別法として、R2が低級アルキルまたはシクロアルキルであるとき、出発物質
としてミコフェノール酸を用い、反応式AおよびBに関して記載した合成を実施
することにより、対応して得られた6−置換誘導体を更に、例えば、反応式ZA
−AからZH−Bに関して記載したとおり、4−および/または5−位で誘導体
化することができる。
反応式中で用いた、置換基(例えば、m、D1、G、Z1)は、特定の場合に特
記しない限り、発明の概要のところで記載したのと同じ意味を有する。特定の反
応式のために導入された置換基(例えば、反応式ZA−AにおけるRa)は、対
応する剛性の詳細な説明のところに記載している。
出発物質
ミコフェノール酸は、例えば、ミズーリ州セントルイスのシグマ・ケミカル・
カンパニーから商業的に入手出来る。式Iのミコフェノール酸低級アルキルエス
テルは、例えば、WagnerおよびZook(Wiley,New York)1956によるSynteti
c Organic Chemistry、479−532頁に記載されているようにして、合成で
きる。その他の反応物質、例えば、メトキシエトキシメチルクロリド、t−ブチ
ル−ジメチルシリルクロリド、および様々なオルソエステル類も同様に、商業的
に入手でき、また、当業者ならば一般に採用される合成法を用いて容易に製造で
きる。
式I−ZAの化合物群の調製
式I−ZAの化合物群として例示説明した、Zが式ZAの側鎖である式Iの化
合物群を製造する方法の1つを、下記反応式ZA−AからZA−Mに示す。
式102の製造
反応式ZA−A、工程1に例示説明したとおり、ミコフェノール酸低級アルキ
ルエステルのフェノール性ヒドロキシル基を保護する。
溶媒(エーテル、酢酸エチル、DMF、または好ましくはジクロロメタンなど
)中、式101のミコフェノール酸低級アルキルエステルを当モル量のハロゲン
化保護基(例えば、メトキシエトキシメチルクロリド;塩化スルホニル、例えば
、塩化トシル、塩化メシル;または塩化シリル、例えば、トリメチルシリルクロ
リド、ジフェニルメチルシリルクロリド、または好ましくはtert−ブチルジメチ
ルシリルクロリド)と、当モル量の有機塩基(例えば、ジイソプロピルエチルア
ミン、トリエチルアミン、またはイミダゾール)の存在下に反応させる。反応は
、−20ないし35℃(好ましくは25℃)で1ないし24時間(好ましくは1
6時間)行い、対応する式102(式中Raが保護基である)の化合物を得る。
式103の製造
反応式ZA−A、工程2に例示説明したとおり、保護されたミコフェノール酸
低級アルキルエステルの側鎖二重結合をオゾン化してアルデヒドを得る。
オゾン化酸素流を、溶媒(例えば、アルコール、ハロ炭素、または好ましくは
メタノールとジクロロメタンの混合物)中の式102の保護された化合物の溶液
に通す。反応は、−100ないし−40℃(好ましくは−80℃)で行い、過剰
のオゾンの存在が、中間体α−アルコキシヒドロペルオキシドの生成を示す青色
の発色により検出されるまで続け、これを更に精製することなく、還元剤(例え
ば、亜鉛と酢酸、ジメチルスルフィド、または好ましくはチオウレア)の添加に
より還元する。反応は、−80℃ないし25℃(好ましくは0℃)で12ないし
24時間(好ましくは16時間)行い、対応する式103のアルデヒドを得る。
式104の製造
反応式ZA−A、工程3に例示説明したとおり、式103aの有機金属化合物
[式中、MはMgBrまたはリチウム、好ましくはMgBr(グリニヤル試薬);Z1
はH、低級アルキル、またはCF3であり、Z2はHまたは低級アルキルである
]の添加により、アルデヒドをカルビノールに変換する。
有機リチウム試薬は、エーテル性溶媒(例えば、エーテル、または好ましくは
テトラヒドロフラン)中、式103aのハロビニル(好ましくはブロモビニル)
化合物(式中Mはハロである)とアルキルリチウム(好ましくはn−ブチルリチ
ウム)との反応により、生成する。反応は、−100ないし0℃(好ましくは−
40℃)で0.5ないし5時間(好ましくは1時間)行う。
別法として、式103aのハロビニル化合物をエーテル性溶媒(例えば、エー
テル、好ましくはテトラヒドロフラン)中マグネシウム金属と反応させる。反応
は、30ないし60℃(好ましくは40℃)で1ないし6時間(好ましくは2時
間)行う。
Mが亜鉛またはカドミウムである式103aの有機金属化合物は、MがLiまた
はMgBrである103aと亜鉛またはカドミウムハライド、好ましくはクロリド
との反応により、製造できる。Mがスズである式103aの化合物は、MがLiま
たはMgBrである103aとトリアルキルクロロスタンナン、好ましくは塩化ト
リブチルスズとの反応により、製造できる。Mがスズである式103aの化合物
は、また、パラジウム触媒、好ましくはテトラキス(トリフェニルホスフィン)パ
ラジウムの存在下、Mがトリフルオロメタンスルホネートである103aと式(R3
Sn)2、式中Rがアルキル、好ましくはメチルである、の化合物との反応によっ
ても製造できる。Mがトリフルオロメタンスルホネートである式103aの化合
物は、強塩基(例えば、水素化ナトリウム、またはカリウムヘキサメチルジシラ
シド)との反応、続いて、生成したアニオンと無水トリフルオロメタンスルホン
酸との反応により、式:
のケトンから製造できる。別法として、Mがスズである式103aの化合物は、
水素化トリアルキルスズ(好ましくは水素化トリブチルスズ)を式Z1−C≡C
−Z2のアセチレンと反応させることにより、製造できる。
得られた有機金属試薬1モル当量を(有機金属試薬を製造するのに使用したの
と同じ溶媒系中)式103のアルデヒドの溶液に加える。反応は、−80ないし
20℃(好ましくは0℃)で5ないし60分間(好ましくは10分間)行い、対
応する式104のカルビノールを得る。
式105の製造
反応式ZA−A、工程4に例示説明したとおり、式105のアルキルエステル
は、式104のカルビノールと式104a(式中、Z3はH、ハロ、低級アルキル
、低級アルケニル、フェニル、アルコキシ、またはチオ低級アルキルであり;Z4
はHまたは低級アルキルであり;Z3とZ4はそれらが結合している炭素と一緒
になってシクロアルキルを形成する)のオルソエステルのクライゼンオルソエス
テル転位反応により生成する。
式104のカルビノールは、0.05から0.25モル当量の有機酸触媒(例え
ば、プロピオン酸、酪酸、または好ましくはトリメチル酢酸)の存在下、50な
いし140℃(好ましくは約130℃)で式104aのオルソエステル約10モ
ル当量と共に加熱する。反応は、1ないし48時間(好ましくは3時間)行い、
対応する式105のアルキルエステルを得る。
式I−ZA−Aの製造
式I−ZA−Aは、反応式ZA−M、工程1に関し下記に記載したようにして
製造する。式I−ZA−Aの化合物群もまた、反応式ZA−Kの工程1の出発物
質として使用する。
式中Z2が低級アルキルである式I−ZAのエナンチオマーの製造
式I−ZAの化合物として例示説明した、Zが側鎖ZAである式Iの化合物の
個々のエナンチオマーを製造する1つの方法は、式104bのキラル化合物から
始めるものであり、その製造を、下記反応式ZA−A−1に示す。
ただし、Yはクロロまたはブロモである。
式103fの製造
反応式ZA−A−1、工程1に例示説明したとおり、式103のアルデヒドを
対応する式103fカルボン酸に酸化する。
式103のアルデヒドを約2モル当量の酸化剤(例えば、クロム酸、酸化銀、
漂白剤、または好ましくは過ヨウ素酸ナトリウム)と不活性溶媒(例えば、トル
エン、または好ましくは酢酸エチル)中、水[および、酸化剤として過ヨウ素酸
ナトリウムまたは漂白剤を使用する場合、触媒量(例えば、約0.01モル当量
)の酸化ルテニウム、または好ましくはルテニウムトリクロリド]の存在下で反
応させる。反応は、0ないし40℃(好ましくは25℃)で30分ないし8時間
(好ましくは2時間)行い、対応する式103fのカルボン酸を得る。
式103gの製造
反応式ZA−A−1、工程2に例示説明したとおり、式103fのカルボン酸
を対応する式103gのアシルハライドに変換する。
式103fのカルボン酸を、不活性溶媒(例えば、ジクロロメタン、または好
ましくは酢酸エチル)中、触媒量(例えば、約0.05モル当量)のジメチルホ
ルムアミドの存在下、1モル当量、好ましくは1.1モル当量のチオニルまたは
オキサリルハライド(例えば、塩化チオニル、臭化チオニル、または好ましくは
塩化オキサリル)と反応させる。反応は0ないし40℃(好ましくは25℃)で
30分間ないし8時間(好ましくは2時間)行い、対応する式103gのアシル
ハライドを得る。
式103hの製造
反応式ZA−A−1、工程3に例示説明したとおり、式103aの有機金属化
合物の添加により、式103gのアシルハライドを対応する式103hのケトオレ
フィンに変換する。
式103gのアシルハライドを、不活性溶媒(例えば、ジクロロメタン、エー
テル、または好ましくはテトラヒドロフラン)中、所望により触媒量(例えば、
約0.05モル当量)のパラジウム触媒[好ましくはテトラキス(トリフェニル
ホスフィン)パラジウム]の存在下、約1モル当量の式103a(式中Mはカド
ミウム、亜鉛、スズ、または同等物である式104の化合物の製造のところで示
したようにして製造される)の有機金属化合物と反応させる。反応は−10ない
し20℃(好ましくは0℃)で30分間ないし8時間(好ましくは4時間)行い
、対応する式103hのケトオレフィンを得る。
式104bの製造
反応式ZA−A−1、工程4に例示説明したとおり、式103hのケトオレフ
ィンを、触媒量の(R)−テトラヒドロ−1−メチル−3,3−ジフェニル−1H,
3H−ピロロー[1,2−c][1,3,2]オキサザボロールの存在下ボランメチル
スルフィドでの還元により、立体特異的に還元して対応する式104bのカルビ
ノールにする。
式103hのケトオレフィンを、不活性溶媒(好ましくはトルエンとジクロロ
メタンの混合物)中、触媒量(約0.05−3モル当量)の(R)−テトラヒドロ
−1−メチル−3,3−ジフェニル−1H,3H−ピロロー[1,2−c][1,3,
2]オキサザボロールの存在下、約1モル当量のボランメチルスルフィドで立体
特異的に還元する。反応は−30ないし40℃(好ましくは−20℃)で1−2
4時間(好ましくは12時間)行い、対応する式104bのカルビノールを得る
。
式I−ZAの化合物群のエナンチオマーの製造
次いで、式104bのキラルカルビノールを反応式ZA−A(式104ないし
105の化合物の式I−ZAへの変換)に示したのと同一の方法で式I−ZAの
化合物のエナンチオマーに変換する。
式106の製造
反応式ZA−B、工程1に例示説明したとおり、式103b(式中Z1はHまた
は低級アルキルである)のイリドとのウィティング反応により式103のアルデ
ヒドを式106の不飽和アルデヒドに転換する。
式103のアルデヒドを、不活性溶媒(例えば、ジクロロメタン、ジメチルホ
ルムアミド、または好ましくはトルエン)中、式103bのイリド1モル当量と
反応させる。反応を0ないし110℃(好ましくは80℃)で1ないし24時間
(好ましくは8時間)行い、対応する式106の不飽和アルデヒドを得る。
式107の製造
反応式ZA−B、工程2に例示説明したとおり、式106の不飽和アルデヒド
を式106a(式中、Z3はH、低級アルキル、低級アルケニル、またはフェニル
であり、Z4はH、低級アルキル、またはフェニルである)のエステルのアニオ
ンと縮合させて、式107のベーターヒドロキシエステルを得る。
式106aのエステルを、エーテル性溶媒(エーテルまたは好ましくはテトラ
ヒドロフラン)中エステルの溶液を当モル量の水素化アルカリ金属、ヘキサメチ
ルジシラジドまたはアミド(好ましくはリチウムジイソプロピルアミド)と−1
00ないし0℃(好ましくは−80℃)の温度で、30分間ないし2時間(好ま
しくは30分間)反応させてる対応するエステルアニオンの溶液を得ることによ
り、アルカリ金属塩に変換する。エステルアニオン溶液(1.0ないし1.5モル
当量、好ましくは1.0モル当量)を、同じエーテル性溶媒中の式106の不飽
和アルデヒドの溶液に加える。縮合反応は、−100℃ないし0℃(好ましくは
−80℃)の温度で1ないし6時間(好ましくは2時間)で行い、対応する式1
07のベーターヒドロキシエステルを得る。
式108の製造
反応式ZA−C、工程1に例示説明したとおり、式107のエステルのベータ
−ヒドロキシ基をO−アルキル化し、対応する式108のベーターアルコキシエ
ステル(Rb)を得る。
式107のエステルを、極性有機溶媒(ジオキサン、ジメチルホルムアミド、
または好ましくはアセトニトリル)中、1ないし3(好ましくは1.5)モル当
量のアルキルハライド(好ましくはヨウ化メチルまたはヨウ化n−ブチルなどの
ヨウ化アルキル、好ましくはヨウ化メチル)および1ないし3(好ましくは1.
25)モル当量の酸化銀と反応させる。反応は、25ないし100℃(好ましく
は70℃)で1ないし24時間(好ましくは4時間)行い、対応する式108の
ベーターアルコキシエステルを得る。
式109の製造
反応式ZA−E、工程1に例示説明したとおり、式106の不飽和アルデヒド
を還元し、次いで、Rbが脱離基(スルホネートまたはハライド、好ましくは臭
化物)である式109の対応する化合物に変換する。
式106の不飽和アルデヒドを、アルコール性溶媒(例えば、エタノール、イ
ソプロパノールまたは好ましくはメタノール)中、0.5から2(好ましくは1
)モル当量の還元剤(例えば、シアノホウ化水素ナトリウムまたは好ましくはホ
ウ化水素ナトリウム)と反応させる。反応は、0ないし50℃(好ましくは25
℃)で1ないし12時間(好ましくは2時間)行い、対応するアリルアルコール
(表示せず)を得、これを単離または更に精製することなく用いる。
アリルアルコールを、不活性有機溶媒(例えば、エーテル、または好ましくは
ジクロロメタン)中、1から1.5(好ましくは1.25)モル当量のスルホン化
剤(例えば、p−トルエンスルホニルクロリド)および有機塩基と反応させ、好
ましくはハロゲン化剤(例えば、四塩化炭素/トリフェニルホスフィンまたは好
ましくはN−ブロモスクシンイミド/トリフェニルホスフィン)と反応させる。
反応は、−40ないし40℃(好ましくは−10℃)で1ないし12時間(好ま
しくは2時間)行い、対応する式109の化合物を得る。
式110の製造
式109のアリルハライドまたはスルホネートを式109aのキラル4−アル
キルN−アシルオキサゾリジノンでアルキル化させ、対応する式110のキラル
置換アシルオキサゾリジノンを得る。
式109aのキラル4−アルキルN−アシルオキサゾリジノンのアルカリ金属
(好ましくはリチウム)塩(アルキル基は好ましくは4−イソプロピルである)
は、不活性溶媒(例えば、エーテル、または好ましくはテトラヒドロフラン)中
、N−アシルオキサゾリジノンと1ないし1.25(好ましくは1.05)モル当
量のアルカリ金属ハライド、ヘキサメチルジシラジド、またはジアルキルアミド
(好ましくは、リチウムジイソプロピルアミド)との反応による。反応は、−1
00ないし−20℃(好ましくは−80℃)で5ないし120分間(好ましくは
30分間)行う。同じ溶媒中の式109のアリル化合物の溶液を塩に加える(1
ないし3、好ましくは3モル当量)。アルキル化反応は−100ないし0℃(好
ましくは−10℃)で30分ないし6時間(好ましくは1時間)行い、対応する
式110のキラル置換アシルオキサゾリジノンを得る。
式I−ZA−Eの製造
反応式ZA−E、工程3に例示説明したとおり、式110のキラル置換アシル
オキサゾリジノンを加水分解して対応する式I−ZA−Eのキラル酸にする。反
応式ZA−E、工程2において、逆配置の4−アルキル置換基を有する式109
aのアシルオキサゾリジノンを使用し、続いて、工程3に記載のように加水分解
した結果、Z3が逆配置を有する対応するキラル酸を生じる。
式110のアシルオキサゾリジノンを、30%水性過酸化水素6から10(好
ましくは8)モル当量を含有する水と水混和性有機溶媒(例えば、ジオキサンま
たは好ましくはテトラヒドロフラン)の混合物中、1.25から3.5(好ましく
は3.0)モル当量の水酸化リチウムと反応させる。反応は−20ないし40℃
(好ましくは20℃)で1ないし24時間(好ましくは12時間)行い、対応す
る式I−ZA−Eのキラル酸を得る。
式112の製造
反応式ZA−H、工程1に例示説明したとおり、Rbが脱離基である式109
のアリル化合物(スルホネート、またはハライド、好ましくは臭化物)を式10
9bのエステルと縮合して、式112(式中Z3はH、低級アルキル、低級アルケ
ニル、またはフェニルであり、Z4はH、低級アルキル、またはフェニルである
)のモノ−またはジ−アルキルエステルを得る。
式109bのエステルを、有機溶媒(例えば、エーテル、ジオキサン、または
好ましくはテトラヒドロフラン)中、1.05ないし1.25(好ましくは1.1
)モル当量のアルカリ金属アミド(例えば、ナトリウムヘキサメチルジシラジド
、カリウムテトラメチルピペリジド、または好ましくはリチウムジイソプロピル
アミド)との反応によりアルカリ金属塩に変換する。反応は、−40ないし30
℃(好ましくは0℃)で15分ないし3時間(好ましくは30分間)行う。単離
または更に精製することなく、次いで得られた式109bのエステルのアルカリ
金属塩の溶液(1.2ないし1.6、好ましくは1.3モル当量)を、同一溶媒中
、所望により容量2%から10%(好ましくは約5%)のリン酸ヘキサメチルト
リアミドの存在下、式109のアリル化合物と反応させる。反応は、−100な
いし−40℃(好ましくは−80℃)で30分ないし6時間(好ましくは1時間
)行い、対応する式112のアルキルエステルを得る。
式I−ZA−Kの製造
反応式ZA−K、工程1に例示説明したとおり、式I−ZA−A(式中Z3は
S−低級アルキルであり、Z4はHまたは低級アルキルである)の2−(アルキ
ルチオ)−4−ヘキセン酸エステルを酸化して、対応する式I−ZA−K(式中
m
は1または2である)の2−(アルキルスルフィニル)−または2−(アルキルス
ルホニル)−4−ヘキセン酸エステルを得る。別法として、反応は、式中Z3がS
−低級アルキルである式I−ZA−M2の酸を用いて行い、Z3が2−(アルキル
スルフィニル)または2−(アルキルスルホニル)である対応する酸を得ることが
できる。
式I−ZA−Aのアルキルチオ−4−ヘキセン酸エステルを、溶媒(例えば、
クロロホルムまたは好ましくはジクロロメタン)中、所望により、不活性支持体
(例えば、アルミナ)の存在下、1.0ないし1.25(好ましくは1.05)モ
ル当量の酸化剤(例えば、オキソン(登録商標))と反応させる。反応は、0ない
し55℃(好ましくは35℃)で1ないし10時間(好ましくは2時間)行い、
対応する式I−ZA−K(式中、mは1である)の2−(アルキルスルフィニル)
−4−ヘキセン酸エステルを得る。
前記の操作を[製造した2−(アルキルスルフィニル)−4−ヘキセン酸エステ
ルと共に始めて]同一条件で繰り返すことにより、または、2−(アルキルチオ)
−4−ヘキセン酸エステル出発物質との反応を行う[さらに、2.0ないし2.5
(好ましくは2.25)モル当量のオキソンを用いる]ことにより、2−アルキ
ルスルホニル−4−ヘキセン酸エステルを製造する。
式I−ZA−Kの2−(アルキルスルフィニル)−または2−(アルキルスルホ
ニル)−4−ヘキセン酸エステルを反応式ZA−M、工程2に関して記載したと
おりに加水分解して、対応する酸を得る。別法として、酸は、反応式ZA−K、
工程1に記載のようにしてエステル出発物質の代わりに対応する2−(アルキル
チオ)−4−ヘキセン酸を用いて得ることができる。
式114の製造
反応式ZA−L、工程1に例示説明したとおり、式103の保護されたアルデ
ヒドと式103cのトリフェニルホスホルアニリデンアセテートをウィッティン
グ反応で化合させて、対応する式114の2−ハロ−ブテン酸アルキルエステル
を得る。
式103のアルデヒドを、有機溶媒(アセトニトリル、または好ましくはジメ
チルホルムアミド、またはトルエン)中式103cの2−ハロ−2−トリフェニ
ルホスホルアニリデン酢酸アルキル1.0ないし1.5(好ましくは1.1)モル
当量と反応させる。反応は、0ないし120℃(好ましくは110℃)で4ない
し48時間(好ましくは24時間)行い、対応する式114の2−ハロ−4−ア
リール−2−ブテン酸アルキルエステルを得る。
式115の製造
反応式ZA−L、工程2に例示説明したとおり、式114の保護された2−ハ
ロ−4−アリール−2−ブテン酸アルキルエステルを、対応する酸(表示せず)
への変換および対応するアルコール(表示せず)への還元を経て対応する式11
5の臭化物に変換する。
式114の2−ハロ−4−アリール−2−ブテン酸エステル(好ましくはt−
ブチルエステル)を対応する酸に(好ましくは室温で1ないし2時間トリフルオ
ロ酢酸に溶解することにより)変換する。酸を定法で単離および精製し、次いで
、
不活性溶媒(例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノール、または好ま
しくはTHF)中、0.5ないし3(好ましくは1.6)モル当量の還元剤(例え
ば、ナトリウムシアノボロヒドリド、ナトリウムボロヒドリド、または好ましく
はボランジメチルジスルフィド錯体)と反応させる。反応は、0ないし50℃(
好ましくは25℃)で、1ないし48時間(好ましくは24時間)行い、対応す
るアルコール(表示せず)を得、これを精製後に用いる。
こうして製造したアリルアルコールを、不活性有機溶媒(例えば、エーテルま
たは好ましくはジクロロメタン)中、1から1.5(好ましくは1.25)モル当
量のスルホン化剤(例えば、p−トルエンスルホニルクロリド)および有機塩基
と反応させるか、または好ましくは、ハロゲン化剤(例えば、四塩化炭素/トリ
フェニルホスフィンまたは好ましくはN−ブロモスクシンイミド/トリフェニル
ホスフィン)と反応させる。反応は、−40ないし40℃(好ましくは−10℃
)の温度で、1ないし12時間(好ましくは2時間)行い、対応する式115の
2−ハロ−4−アリール−2−ブテニルブロミド化合物を得る。
式I−ZA−Lの製造
反応式ZA−L、工程3に例示説明したとおり、式115の保護された2−ハ
ロ−4−アリール−2−ブテニルブロミド化合物を、Z4(ここで、Z4は水素、
低級アルキル、またはフェニル)により置換された式116のマロン酸ジアルキ
ルと縮合し、これを加水分解し、脱カルボキシル化して、対応する式I−ZA−
Lの4−ハロ−4−ヘキセン酸誘導体を得る。
式116のエステル(ここで、Z4はH、低級アルキル、またはフェニルであ
る)を、有機溶媒(例えば、エーテル、ジオキサン、または好ましくはテトラヒ
ドロフラン)中、1.05ないし1.25(好ましくは1.1)モル当量の水素化
アルカリ金属(例えば、水素化ナトリウム)との反応によりアルカリ金属塩に変
換する。反応は、−40ないし30℃(好ましくは0℃)で、15分ないし3時
間(好ましくは30分)行う。単離または更に精製することなく、次いで、得ら
れた式116のエステルのアルカリ金属塩の溶液(1.2ないし1.6、好ましく
は約1.3モル当量)を同じ溶媒中、式115アリルブロモ化合物と反応させる
。
反応は、−20ないし50℃(好ましくは25℃)で、30分ないし6時間(好
ましくは2時間)行い、対応するジアルキルエステル誘導体を得る。
次いで、こうして製造したジアルキルエステルを、プロトン性溶媒、好ましく
はエタノール中、強塩基、好ましくは水性水酸化ナトリウムを用い、加熱還流し
て常法により加水分解する。こうして製造したジカルボン酸を常法により分離し
、次いで、好ましくは高沸不活性溶媒、最も好ましくは1,2−ジクロロベンゼ
ン中で加熱することにより脱カルボキシル化して、対応する式I−ZA−Lの4
−ハロ−4−ヘキセン酸誘導体を得る。
式I−ZA−M1の製造
反応式ZA−M、工程1に例示説明したとおり、式117のアルキルエステル
(対応する反応式ZA−AないしZA−Lの保護されたエステル、例えば、式1
05、107、108、および112のいずれかてあることができる)を脱保護
して、対応する式I−ZA−M1のアルキルエステルを得る。
式117のアルキルエステル(アセタール型またはシリル型保護基のいずれか
を有する)を、水混和性有機溶媒(例えば、メタノール、アセトン、または好ま
しくはエタノール)中、0.05から0.2モル当量(好ましくは0.1モル当量
)の水性無機酸(例えば、硫酸、過塩素酸、または好ましくは塩酸)で処理する
。反応は、0ないし50℃(好ましくは25℃)で、1ないし6時間(好ましく
は
2時間)にわたり行い、対応する式I−ZA−M1の遊離フェノールを得る。
別法として、アセタール型の保護基(例えばMEM)を除去するために、式1
17の化合物を、溶媒(例えば、ベンゼン、クロロホルム、または好ましくはジ
クロロメタン)中、0.05ないし0.25モル当量(好ましくは0.1モル当量
)のルイス酸(例えば、塩化亜鉛、または好ましくは臭化亜鉛)で処理する。反
応は、0ないし50℃(好ましくは25℃)で、1ないし12時間(好ましくは
3時間)にわたり行い、対応する式I−ZA−M1の遊離フェノールを得る。
別法として、シリル型の保護基(例えばt−ブチルジメチルシリル)を除去す
るために、式117の化合物を、エーテル性溶媒(例えば、ジオキサン、または
好ましくはテトラヒドロフラン)中、1.0ないし1.5(好ましくは1.25)
モル当量のテトラアルキルアンモニウムフルオリド(好ましくは、テトラブチル
アンモニウムフルオリド)と反応させる。反応は、−10ないし25℃(好まし
くは0℃)で、0.1ないし2時間(好ましくは0.5時間)にわたり行い、対応
する式I−ZA−M1の遊離フェノールを得る。
式I−ZA−M2の製造
反応式ZA−M、工程2に例示説明したとおり、式I−ZA−M1のアルキル
エステル(上記記載のように製造したもの、または前記した保護されたエステル
、例えば式I−ZA−A、I−ZA−G、I−ZA−I、I−ZA−J、および
I−ZA−Kのいずれかであることができる)を加水分解して、対応する式I−
ZA−M2の酸を得る。
式I−ZA−M1のアルキルエステルを、水と有機溶媒(例えば、テトラヒド
ロフラン、メタノール、または好ましくはジメトキシエタン)の混合物中、1.
5から4モル当量(好ましくは2モル当量)無機水酸化物(例えば、水酸化カリ
ウム、または好ましくは水酸化リチウム)と反応させる。反応は、0ないし60
℃(好ましくは40℃)で、1ないし12時間(好ましくは3時間)にわたり行
う。得られたアニオンを水性無機酸(例えば、塩酸)で酸性化する。酸性化は、
0ないし40℃(好ましくは25℃)で、1ないし10分間(好ましくは2分間
)にわたり行い、対応する式I−ZA−M2の酸を得る。
式I−ZBの化合物群の製造
式I−ZBの化合物群として例示説明した、Zが式ZBの側鎖である式Iの化
合物群を製造する方法の1つを、下記反応式ZB−AないしZB−A−1に示す
。
ここで、MはLiまたはMgBrである。
式202の製造
反応式ZB−A、工程1に例示説明したとおり、式103のアルデヒドを、式
201、式中、MはLiまたはMgBrである、例えば、反応式ZA−A、工程3
に関して記載したように製造される不飽和環状有機金属化合物の添加により、式
202のカルビノールに変換する。
1モル当量の有機金属試薬201を、式103のアルデヒド溶液(有機金属試
薬の製造に使用したのと同じ溶媒系中)に加える。反応は、−80ないし−20
℃(好ましくは−40℃)で5ないし60分間(好ましくは15分間)にわたり
行い、対応する式202のカルビノールを得る。
式202の分割
式202のラセミ化合物は、常法により、例えば、2つのジアステレオ異性体
へ変換し、次いでそれらを、結晶化、クロマトグラフィー、またはいずれかの常
用分離技術により分離することにより、その2つのエナンチオマーに分離できる
。好ましくは、カルビノールをキラルイソシアネートと反応させて、ジアステレ
オ異性カルバメートの混合物を得、各ジアステレオ異性体をクロマトグラフィー
により相互分離し、分裂(cleave)させて純粋なエナンチオマーを得る。
式202のカルビノールを、1ないし1.5モル当量(好ましくは1.2モル当
量)の強有機塩基、例えば、4−ジメチルアミノピリジンの存在下、溶媒として
束縛(hindered)第3級アミン(例えば、ジイソプロピルエチルアミン)中、3
0ないし100℃(好ましくは約60℃)で、2ないし6モル当量(好ましくは
4モル当量)のキラルイソシアネートと共に加熱する。反応は、1ないし24時
間(好ましくは7時間)にわたり行い、対応するカルバメートをジアステレオ異
性体の混合物として得る。
ジアステレオ異性カルバメートの混合物を常法、好ましくはクロマトグラフィ
ーにより分離する。次いで各ジアステレオ異性体を、別個に、過剰の第3級アミ
ン、例えば、トリエチルアミンの存在下、不活性溶媒、例えば、トルエン中、1
ないし1.5モル当量(好ましくは1.2モル当量)のトリハロシラン、例えば、
トリクロロシランで処理して分裂させる。反応は、90ないし120℃(好まし
くは110℃)で5分ないし2時間(好ましくは15分間)にわたり行い、対応
する式202のカルビノールのエナンチオマーを得る。
式203の製造
反応式ZB−A、工程2に例示説明したとおり、式203のアルキルエステル
は、式201のカルビノール(またはそのエナンチオマー)と適当な置換オルソ
エステルとのクライゼンオルソ反応により、生成する。
式202のカルビノールを、0.05ないし0.25モル当量(好ましくは0.
10モル当量)の有機酸触媒(例えば、プロピオン酸、酪酸、またはトリメチル
酢酸、好ましくはトリメチル酢酸)の存在下、大過剰の式104aのオルソエス
テル(反応式ZA−A、工程4参照)と共に、50ないし140℃(好ましくは
約130℃)で加熱する。反応は、1ないし24時間(好ましくは2.5時間)
にわたり行い、対応する式203のアルキルエステルを得る。
式I−ZB−Aの製造
式I−ZB−Aの化合物群は、反応式ZA−M、工程1(脱保護して対応する
アルキルエステルを得る)および工程2(加水分解して、対応する式I−ZB−
Aの酸を得る)に関して記載したようにして製造する。
式I−ZBの化合物群のエナンチオマーの別法製造
式I−ZBとして例示した、式Iで、Zが側鎖ZBである化合物群の個々のエ
ナンチオマーを製造するもう一つの方法は、式202bのキラル化合物から始め
るものであり、その製造を、下記反応式ZB−A−1に示す。
式202aの製造
式202aの化合物群は、反応式ZA−A−1、工程3に関して上記したよう
にして製造する(103gの103hへの変換)。
式202bの製造
式202bの化合物群は、反応式ZA−A−1、工程4に関して上記したよう
にして製造する(103hの104bへの変換)。
式I−ZBの製造
次いで、上記反応式ZB−Aに示したのと同じ方法で、式202bのキラルカ
ルビノールを式I−ZBの化合物のエナンチオマーへと変換する(式202の化
合物の203ないしI−ZB−Aへの変換)。
式I−ZCの化合物群の製造
式I−ZCの化合物として例示した式IでZが式ZCの側鎖である化合物群の
製造法の1つを、下記反応式ZC−Aに示す。
式302の製造
反応式ZC−A、工程1に例示説明したとおり、式103のアルデヒド(例え
ば、上記反応式ZA、工程1および2に関して記載したようにして製造される)
をウィッティッヒ反応により式302の不飽和アルデヒドに転換し、式301の
イリド(Z5がHまたは低級アルキルである)を得る。
式103のアルデヒドを、有機溶媒(例えば、ジクロロメタン、ジメチルホル
ムアミド、または好ましくはトルエン)中、1モル当量の式301のイリドと反
応させる。反応は、0ないし110℃(好ましくは80℃)で1ないし24時間
(好ましくは8時間)にわたり行い、対応する式302の不飽和アルデヒドを得
る。
式303の製造
反応式ZC−A、工程2に例示説明したとおり、式302の不飽和アルデヒド
を対応する式303のビニルカルビノールに変換する。
式302のアルデヒドを、溶媒(例えば、エーテル、または好ましくはテトラ
ヒドロフラン)中、1.0から1.25(好ましくは1.1)モル当量のオルガノ
ビニル化合物(好ましくは臭化ビニルマグネシウム)と反応させる。反応は、−
30ないし20℃(好ましくは0℃)で0.1ないし4時間(好ましくは0.5時
間)行い、対応する式303のビニルカルビノールを得る。
式304の製造
反応式ZC−A、工程3に例示説明したとおり、式303のビニルカルビノー
ルを酸化し、対応する式304のジエノンを得る。
式303のビニルカルビノールを、溶媒(例えば、ピリジン、または好ましく
はジクロロメタン)中、1.0ないし1.5(好ましくは1.1)モル当量の酸化
剤(例えば、二酸化マンガン、クロロクロム酸ピリジニウム、または好ましくは
二クロム酸ピリジニウム)と反応させる。反応は、0ないし30℃(好ましくは
25℃)で30分ないし4時間(好ましくは1時間)行い、対応する式304の
ジエノンを得る。
式305の製造
反応式ZC−A、工程4に例示説明したとおり、式304のジエノンを環化し
、対応する式305のシクロペンテノンを得る。
式304のジエノンを、溶媒(例えば、テトラクロロエタン、または好ましく
はジクロロメタン)中、0.3ないし1.5(好ましくは1.0)モル当量のルイ
ス酸(例えば、三塩化ボロン、塩化(IV)スズ、または好ましくは三フッ化ボロン
エーテレート)と反応させる。反応は、0ないし30℃(好ましくは25℃)で
1ないし6時間(好ましくは2時間)行い、対応する式305のシクロペンテノ
ンを得る。
式306の製造
反応式ZC−A、工程5に例示説明したとおり、式305のシクロペンテノン
を還元し、対応する式306のシクロペンテノールを得る。
式305のシクロペンテノンを、エーテル性溶媒(好ましくはテトラヒドロフ
ラン)と低級アルカノール(好ましくはメタノール)の混合物中、1.0ないし
1.5(好ましくは1.1)モル当量の還元剤(例えば、当モル量の三塩化セリウ
ムの存在下、水素化トリ−tert−ブトキシアルミニウムリチウム、または好まし
くは臭化水素ナトリウム)と反応させる。反応は、0ないし40℃(好ましくは
25℃)で1ないし6時間(好ましくは2時間)行い、式306のシクロペンテ
ノールを得る。
式307の製造
反応式ZC−A、工程6に例示説明したとおり、式306のシクロペンテノー
ルを対応する式307のビニルエーテルに転換する。
式306のシクロペンテノールを、所望により共溶媒(例えば、エーテルまた
はテトラヒドロフラン)の存在下、0.1から0.5(好ましくは0.3)モル当
量の水銀(II)塩(好ましくは酢酸(II)水銀)の存在下で10から100(好まし
くは50)モル当量の1−アルケニルエーテルと反応させる。反応は、0ないし
50℃(好ましくは25℃)で1ないし5日間(好ましくは2日間)行い、対応
する式307のビニルエーテルを得る。
式308の製造
反応式ZC−A、工程7に例示説明したとおり、式307のビニルエーテルを
対応する式308のアセトアルデヒドへと転位させる。
式307のビニルエーテルを、溶媒(例えば、テトラヒドロフラン、または好
ましくはエーテル)中、10から100(好ましくは50)モル当量のリチウム
塩(例えば、テトラフロロボレート、または好ましくは過クロレート)と反応さ
せる。反応は、0ないし35℃(好ましくは25℃)で0.1ないし2時間(好
ましくは0.5時間)行い、対応する式308のアセトアルデヒドを得る。
式309の製造
反応式ZC−A、工程8に例示説明したとおり、式308のアセトアルデヒド
を酸化して対応する式309の酸を得る。
式308のアセトアルデヒドを、1ないし3(好ましくは1.5)モル当量の
適切な酸化剤[例えば、当モル量のフェノール(例えばネキノールまたは好まし
くはレソルシノール)の存在下、酸化銀、ジョーンズ試薬、または塩化ナトリウ
ム、好ましくは塩化ナトリウム]と反応させる。反応は、水および水混和性有機
溶媒(例えば、テトラヒドロフラン、または好ましくはジオキサン)の混合物中
、pH4から6(好ましくは5)で−10ないし25℃(好ましくは0℃)で1
0分ないし2時間(好ましくは30分間)行い、対応する式309の酸を得る。
式I−ZCの製造
反応式ZC−A、工程9に例示説明したとおり、式309の酸を脱保護して対
応する式I−ZCの酸を得る。
式309でRaがスルホニルオキシ保護基である酸を、水および水混和性有機
溶媒(例えば、ジオキサンまたは好ましくはメタノール)の混合物中、1ないし
5(好ましくは3)モル当量の水酸化アルカリ金属を用いる、塩基性条件下で加
水分解する。反応は、40ないし100℃(好ましくは60℃)で1ないし48
時間(好ましくは12時間)行い、対応する式I−ZCのシクロペンテンカルボ
ン酸を得る。
別法として、他の保護基の場合は、脱保護反応を上記反応式ZA−M、工程1
に関して記載したようにして行う。
式I−ZDの化合物群の製造
式I−ZDの化合物として例示した式IでZが式ZDの側鎖である化合物群の
製造法の1つを、下記反応式ZD−Aに示す。
式401の製造
反応式ZD−A、工程1に例示説明したとおり、式103のアルデヒド(ここ
で、Raはシリル保護基である)を、式103dの有機金属化合物(例えば、置換
ビニルオルガノリチウム、または好ましくはグリニヤル試薬、ここで、MはMg
BrまたはLiであり;Z2はHまたは低級アルキルであり;TBSはtert−ブチ
ルジメチルシリル保護基である)の添加により、カルビノールに変換する。
式103のアルデヒドを、1.1から1.5(好ましくは1.25)モル当量の
保護された2−ハロ(2−ブロモまたは好ましくは2−ヨード)ブト−1−エン
−4−オールの有機金属、好ましくは有機リチウム誘導体式と反応させる。反応
は、−100ないし−40℃(好ましくは−78℃)で30分ないし6時間(好
ましくは1時間)行い、対応する式401の化合物を得る。
式402の製造
反応式ZD−A、工程2に例示説明したとおり、式402のアルキルエステル
は、式401のカルビノールと式104aのオルソ酢酸トリアルキルのクライゼ
ンオルソ転位反応により生成する。
式401のカルビノールを、0.05から0.25(好ましくは0.10)モル
当量の有機酸触媒(例えば、プロピオン酸、酪酸、または好ましくはトリメチル
酢酸)の存在下、約10モル当量の式104aのオルソエステルと共に50ない
し120℃(好ましくは約100℃)で加熱する。反応は、1ないし48時間(
好
ましくは8時間)にわたり行い、対応する式402のアルキルエステルを得る。
式403の製造
反応式ZD−A、工程3に例示説明したとおり、式402のアルキルエステル
をフッ化テトラアルキルアンモニウムと反応させ、次いで、ハロゲン化して、式
403の保護されたエステルを得る。
式402の化合物を、溶媒(例えば、ジオキサンまたは好ましくはテトラヒド
ロフランまたはジクロロメタン)中、0から25℃(好ましくは10℃)で30
分から4時間(好ましくは1時間)、2.0ないし3.0(好ましくは2.0)モ
ル当量のフッ化テトラアルキルアンモニウム(好ましくはフッ化テトラブチルア
ンモニウム)と反応させる。こうして得られた生成物を、エーテルまたは好まし
くはジクロロメタンなどの溶媒中、1.0から1.5(好ましくは1.25)モル
当量のハロゲン化剤(好ましくは、臭素化剤、例えばトリフェニルホスフィン/
四臭化炭素、または好ましくはトリフェニルホスフィン/N−ブロモスクシンイ
ミド)と反応させる。反応は、−40ないし0℃(好ましくは−10℃)で1か
ら6時間(好ましくは4時間)行い、対応する式403のハロゲン化エステルを
得る。
式I−ZD−A1の製造
反応式ZD−A、工程4に例示説明したとおり、式403のハロゲン化エステ
ルを環化して式I−ZD−A1の保護されたシクロアルキルエステルを得る。
式403の化合物を、エーテル性溶媒(例えば、エーテル、ジオキサン、また
は好ましくはテトラヒドロフラン)中、2.0ないし2.5(好ましくは2.25
)モル当量の強塩基(例えば、リチウムジイソプロピルアミド、水素化ナトリウ
ム、または好ましくは、ナトリウムヘキサメチルジシラジド)と反応させる。反
応は、−100ないし−60℃(好ましくは−78℃)で1から12時間(好ま
しくは4時間)行い、式I−ZD−A1の保護されたシクロアルキルエステルを
得る。
式I−ZD−A2の製造
反応式ZD−A、工程6に例示説明したとおり、式I−ZD−A1のシクロア
ルキルエステルを加水分解して、対応する式I−ZE−D2の酸を得る。加水分
解反応は、上記反応式ZA−M、工程2に関して記載したようにして行う。
式I−ZEの化合物群の製造
式I−ZEの化合物として例示した式IでZが式ZEの側鎖である化合物群の
製造法の1つを、下記反応式ZE−AないしZE−Eに示す。
式502の製造
反応式ZE−A、工程1に例示説明したとおり、式501の2−メチル安息香
酸アルキル(ここで、Z6およびZ7はH、低級アルキル、ハロ、およびニトロか
ら選択される)の2−メチル基を臭素化して、対応する式502の化合物を得る
。
式501のエステルを、溶媒(例えば、ギ酸エチル、または好ましくは四塩化
炭素)中、所望によりイニシエーター(例えば、可視光)または0.001から
0.01(好ましくは0.005)モル当量の化学イニシエーター(例えば、アゾ
ビスイソブチロニトリルまたは好ましくは過酸化ベンゾイル)の存在下、1.0
ないし1.2(好ましくは1.05)モル当量の臭素化剤(例えば、N−ブロモア
セトアミド、または好ましくはN−ブロモスクシンイミド)と反応させる。反応
は、40ないし80℃(好ましくは75℃)で30分ないし6時間(好ましくは
2時間)行い、対応する式502の2−ブロモメチル安息香酸アルキルを得、こ
れを常法により生成してもよく、また、好ましくは直接次の工程に用いることも
できる。
式503の製造
反応式ZE−A、工程2に例示説明したとおり、式502の2−ブロモメチル
基を対応する式503のホスホニウムに変換する。
式502の2−ブロモメチル安息香酸エステルを、溶媒(例えば、ジメチルホ
ルムアミド、または好ましくはアセトニトリル)中、1.0ないし1.25(好ま
しくは1.05)モル当量のトリアルキルホスフィン(好ましくはトリフェニル
ホスフィン)と反応させる。反応は、25ないし90℃(好ましくは50℃)で
1ないし24時間(好ましくは2時間)にわたり行い、対応する式503のホス
ホニウム塩を得る。
式504の製造
反応式ZE−A、工程3に例示説明したとおり、式503のホスホニウム塩を
対応する式504の置換ベンジリデントリフェニルホスホランイリドに変換する
。
式503のホスホニウム塩を、溶媒(例えば、ジオキサン、エーテル、または
好ましくはジメチルホルムアミド)に溶解または懸濁し、1.0ないし1.25(
好
ましくは、1.05)モル当量の塩基(例えば、水素化ナトリウム、トリエチル
アミン、または好ましくは1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノン−5−エン
)と反応させる。反応は、0ないし60℃(好ましくは25℃)で1ないし6時
間(好ましくは2時間)行い、対応する式504のイリドを得、これを常法によ
り単離でき、またはその溶液は、直接次の工程に使用できる。
式505および506の製造
反応式ZE−A、工程4に例示説明したとおり、式504のイリドおよび(例
えば、反応式ZA−A、工程2に関して記載したようにして製造される)式10
3の保護されたアルデヒドをウィッティッヒ反応に用いて、対応する式505の
保護された置換安息香酸アルキルエステルを異性体EおよびZの混合物として得
、これから、反応式ZE−A、工程5に例示説明したとおり、所望の式506の
E異性体を単離する。
溶媒(例えば、エーテル、ジオキサン、または好ましくはジメチルホルムアミ
ド)中、0.8ないし1.0(好ましくは0.95)モル当量の式103の保護さ
れたアルデヒドの溶液を、同じ溶媒中式504のイリドの溶液に加える。反応は
、0ないし50℃(好ましくは25℃)で1ないし24時間(好ましくは12時間)
行い、対応する式505の保護された置換安息香酸アルキルエステルをEおよび
Z異性体の混合物として得、これから、所望の式506のE異性体を常法(例え
ば、蒸留、クロマトグラフィー、または好ましくは分別結晶)により単離できる
。
式508の製造
反応式ZE−B、工程1に例示説明したとおり、式507の2−アルキル安息
香酸アルキル(ここでZ5はHまたは低級アルキルであり、Z6およびZ7はH、
低級アルキル、ハロ、およびニトロから選択される)を臭素化して、対応する式
508の化合物を得る。反応は、反応式ZE−A、工程1に関して記載した条件
下で行う。
式509の製造
反応式ZE−B、工程2に例示説明したとおり、式508の2−ブロモアルキ
ル安息香酸アルキルとトリアルキルホスファイトをアルブ−ゾフ反応で化合させ
、対応する式509のホスホネートを得る。
式508の化合物を5から20(好ましくは10)モル当量のトリアルキルホ
スファイト(好ましくはトリエチルホスファイト)と反応させる。反応は、10
0ないし200℃(好ましくは150℃)で1ないし24時間(好ましくは6時
間)行い、対応する式509のホスホネートを得る。
式510および511の製造
反応式ZE−B、工程3に例示説明したとおり、式509のホスホネートと(
例えば、反応式ZA−AN工程2に関して記載したようにして製造される)式1
03の保護されたアルデヒドを反応させて、対応する式510の保護された置換
安息香酸アルキルエステルをEおよびZ異性体の混合物として得、これから所望
の
式511のE異性体を、反応式ZE−B、工程4に例示説明したようにして単離
する。
式509のホスホネートを、溶媒(例えば、ジオキサン、ジメチルホルムアミ
ド、または好ましくはジメトキシエタン)中、1.0ないし1.5(好ましくは1
.1)モル当量の塩基(例えば、ナトリウムアミド、カリウムtert−ブトキシド
、または好ましくは水素化ナトリウム)と1から4時間(好ましくは2時間)、
0ないし50℃(好ましくは25℃)で反応させて、対応する式509のアルカ
リ金属塩の溶液または懸濁液を得、これを単離または更に精製することなく使用
する。アルカリ金属塩を、同じ溶媒に溶かした式103の保護されたアルデヒド
0.9から1.1(好ましくは1.0)モル当量と反応させる。反応は、0ないし
60℃(好ましくは40℃)で1ないし6時間(好ましくは2時間)行い、対応
する式510の保護した所望により置換した安息香酸アルキルエステルをEおよ
びZ異性体の混合物として得、これから所望の式511のE異性体を、常法(例
えば、蒸留、クロマトグラフィー、または好ましくは分別結晶)により単離でき
る。
式513の製造
反応式ZE−C、工程1に例示説明したとおり、式103の保護されたアルデ
ヒドをグリニヤル反応において式513のトリアルキルシリルカルビノールに変
換する。
式103のアルデヒドを、エーテル性溶媒(例えば、エーテル、ジメトキシエ
タン、または好ましくはテトラヒドロフラン)中、1.0から1.25(好ましく
は1.1)モル当量の式512のトリアルキルシリルアルキルマグネシウムブロ
ミド(例えばトリメチルシリルプロピルマグネシウムブロミド、または好ましく
はトリメチルシリルメチルマグネシウムブロミド)と反応させる。反応は、−4
0ないし40℃(好ましくは0℃)で30分ないし4時間(好ましくは1時間)
行い、対応する式513のトリアルキルシリルカルビノールを得る。
式514の製造
反応式ZE−C、工程2に例示説明したとおり、式513の保護されたトリア
ルキルシリルカルビノールを脱水素して、対応する保護されたアルケンをEおよ
びZ異性体の混合物として得、これから所望の式514のZ異性体を単離する。
式513のカルビノールを、1.0ないし1.5(好ましくは1.05)モル当
量のスルホニルクロリド(例えば、p−トルエンスルホニルクロリドまたは好ま
しくはメタンスルホニルクロリド)と、同モル比の第3級有機塩基(例えば、N
−メチルピロリジン、または好ましくはトリエチルアミン)の存在下で反応させ
る。反応は、0ないし40℃(好ましくは15℃)で30分ないし4時間(好ま
しくは2時間)行い、対応する式514の保護されたアルケンをEおよびZ異性
体の混合物として得、これから所望の式514のZ異性体を、常法(例えば、蒸
留、クロマトグラフィー、または好ましくは分別結晶)により単離できる。
式515の製造
反応式ZE−C、工程3に例示説明したとおり、式514でRaがシリル保護
基であるアルケンを式515でRaがアシル基であるアルケンに変換する。
式514のアルケンを、50−130℃(好ましくは約118℃)で、大過剰
の、式RaOHのカルボン酸および式(Ra)2Oの無水物(ここでRaは所望のアシ
ル基である)の混合物(好ましくは約等モル)、好ましくは酢酸と無水酢酸の混
合物と共に加熱する。反応は、6ないし48時間(好ましくは18時間)行い、
対応する式515でRaがアシル基であるアルケンを得る。
式511の製造
反応式ZE−C、工程4に例示説明したとおり、式515の保護されたアルケ
ンを、式515の2−ハロ安息香酸アルキルとのヘック反応において、式511
の保護した所望により置換した安息香酸アルキルエステルに変換する。
式515のアルケンを、1.0ないし2.0(好ましくは1.25)モル当量の
2−ハロ安息香酸アルケン(例えば、2−ブロモ安息香酸アルキル、または好ま
しくは2−ヨード安息香酸アルキル)と反応させる。反応は、溶媒(例えば、ア
セトニトリル、または好ましくはジメチルホルムアミド)中、0.001ないし
0.1(好ましくは0.05)モル当量のパラジウム触媒[例えば、テトラキス(
トリ−o−トリルホスフィン)パラジウム、またはテトラキス(トリフェニルホス
フィン)パラジウム、または好ましくは酢酸パラジウム(II)]の存在下、所望
により、1.0ないし1.25(好ましくは1.05)モル当量の塩基(例えば、
炭酸銀、炭酸水素ナトリウム、または好ましくはトリエチルアミン)の存在下で
行う。反応は、0から120℃(好ましくは60℃)で1ないし48時間(好ま
しくは
6時間)行い、対応する式511の保護した所望により置換した安息香酸アルキ
ルエステルを得る。
式I−ZE−D1の製造
反応式ZE−D、工程1に例示説明したとおり、式506または式511の保
護した所望により置換した安息香酸エステルを脱保護して、対応する式I−ZE
−D1のエステルを得る。脱保護反応は、上記反応式ZA−M、工程1に関して
記載したようにして行う。
式I−ZE−D2の製造
反応式ZE−D、工程2に例示説明したとおり、式I−ZE−D1の保護した
所望により置換した安息香酸エステルを加水分解して、対応する式I−ZE−D
2の酸を得る。加水分解反応は、上記反応式ZA−M、工程2に関して記載した
ようにして行う。式I−ZE−D2でZ6がニトロである化合物を、対応する式
I−ZE−EでZ6がアミノである化合物の前駆体として(反応式ZE−E、工
程に例示するように)用いる;ニトロ化合物もまた下記のように試験した場合I
MPDH阻害因子として活性である。
式I−ZE−Eの製造
反応式ZE−E、工程1に例示説明したとおり、式I−ZE−D2a(式I−
ZE−D2でZ6がNO2である化合物)の安息香酸を還元して、対応する式I−
ZE−Eのアミノ置換安息香酸を得る。
式I−ZE−D2aのニトロ安息香酸を、塩酸溶液中、所望により、水混和性
共溶媒(例えば、メタノールまたは好ましくは酢酸)の存在下、1.0ないし3.
0(好ましくは2.0)モル比の還元剤(例えば、ナトリウムハイドロスルファ
イト、または好ましくは塩化スズ(II))と反応させる。反応は、25ないし1
00℃(好ましくは75℃)で1ないし24時間(好ましくは4時間)行い、対
応する式I−ZE−Eのアミノ置換安息香酸を得る。
式517の製造
反応式ZE−F、工程1に例示説明したとおり、式509のホスホネートをジ
メチルホルムアミドなどの溶媒中、テトラヒドロピラニルオキシアセトアルデヒ
ドと共に、塩基触媒化縮合(例えば、水素化ナトリウムの1モル当量を用いる)
にかける。反応は、25℃で1ないし4時間にわたり行い、E/Z混合物を得、
これから所望の式517の生成物を常法、例えばクロマトグラフィーにより単離
できる。
式518の製造
反応式ZE−F、工程2に例示説明したとおり、式517の化合物のテトラヒ
ドロピラニルオキシ基を、水性テトラヒドロフラン中、触媒量の希酸(例えばH
Cl)の存在下で加水分解する。反応は、25℃で1ないし4時間にわたり行い
、対応する式518のカルビノールを得る。
式519の製造
反応式ZE−F、工程3に例示説明したとおり、式518のカルビノールを、
1モル当量のトリフェニルホスフィンおよび四塩化炭素または四臭化炭素のいず
れかを用いて、ジクロロメタン中、式519のハロ(例えば、クロロまたはブロ
モ)誘導体に変換する。反応は、25℃で2時間にわたり行う。
式520の製造
反応式ZE−F、工程4に例示説明したとおり、式519のハロ誘導体を、5
モル当量の炭酸カリウムを用いて、ジメチルホルムアミド中、指示したフェノー
ルと共に塩基触媒化エーテル形成にかける。反応は、25℃で4時間にわたり行
う。
式I−ZE−D1および式I−ZE−D2の製造
反応式ZE−F、工程5に例示説明したとおり、式520のエーテルを、フロ
リシル(登録商標)により触媒される熱転位により転位させて、対応する式I−
ZE−D1のエステル(反応式ZE−Dに示す)を得る。転位は、トルエン中1
10℃で1ないし4日にわたり行う。
反応式ZE−F、工程6に例示説明したとおり、生成したエステルを加水分解
して、反応式ZA−M、工程2に関して記載した対応する式I−ZE−D2の酸
を得る。
式I−ZFの化合物群の製造
式I−ZFの化合物として例示した、式IでZが式ZFの側鎖である化合物群
の製法の1つを、下記反応式ZF−Aに示す。
式602の製造
反応式ZF−A、工程1に例示説明したとおり、例えば、J.Org.Chem.,340
8頁、(1977)に示したようにして製造される式601のアルデヒドを式602の
カルビノールに還元する。
式601のアルデヒドを、アルコール性/エーテル性溶媒混合物(好ましくは
4:1テトラヒドロフラン:メタノール)中、エステル基の存在下選択的にアル
デヒドを還元することができる還元剤、好ましくは1から2(好ましくは1.5
)モル当量の塩化セリウム三水和物の存在下1から2(好ましくは1.5)モル
当量のホウ化水素ナトリウムと反応させる。反応は、0ないし40℃(好ましく
は25℃)で10分ないし2時間(好ましくは30分間)行い、対応する式60
2のカルビノールを得る。
式604の製造
反応式ZF−A、工程2に例示説明したとおり、式603のフェノールをミツ
ノブ反応により式602のカルビノールと共にアルキル化して式604のエーテ
ルを得る。
式602のカルビノールを、エーテル性溶媒(好ましくはテトラヒドロフラン
)中、1から3(好ましくは2)モル当量のトリアリールホスフィン、好ましく
はトリフェニルホスフィンと1から3(好ましくは1.5)モル当量のジエチル
ア
ゾビカルボキシレートの存在下、等モル量の式603のフェノールと反応させる
。反応は、0ないし40℃(好ましくは25℃)で1ないし10時間(好ましく
は3時間)行い、対応する式604のエーテルを得る。
式605の製造
反応式ZF−A、工程3に例示説明したとおり、式604のフェノールを熱転
位させて、式605のジエステルを得る。
式604のエーテルを、不活性溶媒(好ましくはトルエン)中、重量で約10
部の活性化珪酸マグネシウム、好ましくはフロリシル(登録商標)の存在下で加
熱する。反応は、還流温度で1ないし10日間(好ましくは4日間)行い、対応
する式605のジエステルを得る。
式606の製造
反応式ZF−A、工程4に例示説明したとおり、式605のジエステルを加水
分解して式606のジカルボン酸を得る。
式605のジエステルを、水性溶媒(好ましくは5:1メタノール:水)中、
過剰の無機塩基、好ましくは約50モル当量の水酸化リチウムと反応させる。反
応は、0ないし40℃(好ましくは25℃)で1ないし10日間(好ましくは2
日間)行い、対応する式606のジカルボン酸を得る。
式I−ZFの製造
反応式ZF−A、工程5に例示説明したとおり、式606のジカルボン酸を脱
カルボキシル化して、式I−ZFのモノカルボン酸を得る。
式606のジカルボン酸を、(所望により高沸不活性溶媒、例えば、テトラメ
チルベンゼンの存在下、ただし、好ましくは他の溶媒の不在下)加熱する。反応
は、160ないし240℃(好ましくは195℃)で約5分間行い、対応する式
I−ZFのモノカルボン酸を得る。
式I−ZGの化合物群の製造
式I−ZGの化合物として例示した、式IでZが式ZGの側鎖である化合物群
の製法の1つを、下記反応式ZG−Aに示す。
式703の製造
反応式ZG−A、工程1に例示説明したとおり、式701のフェノールをミツ
ノブ反応により3−ヒドロキシシクロヘキサンと共にアルキル化して対応する式
703のエーテルを得る。ミツノブ反応は、反応式ZF−A、工程2に関して記
載したようにして行う。
同様に、3−ヒドロキシシクロヘキサンの代わりに3−ヒドロキシシクロヘプ
タンを用い、反応式ZG−Aの操作を実施して、Zが式ZGの側鎖でありD3が
CH2−CH2−である対応する化合物を得る。
式704の製造
反応式ZG−A、工程2に例示説明したとおり、式703のエーテルのクライ
ゼン転位により式704のアルキル化フェノールを得る。反応は、例えば、20
0℃で12ないし16時間、N,N−ジエチルアニリンの存在下で行う。
式705の製造
反応式ZG−A、工程3に例示説明したとおり、式704のアルキル化フェノ
ールを保護して、式705の保護されたフェノール(ここでRaはシリルまたは
トシルである)を得る。
式704のアルキル化フェノールを、等モル量のイミダゾールまたは4−ジメ
チルアミノピリジンそれぞれの存在下、等モル量のt−ブチルジメチルシリルク
ロリドまたはp−トルエンスルホニルクロリドと反応させる。反応は、ジクロロ
メタン中、25℃の温度で1ないし4時間行い、対応する式705の保護された
フェノールを得る。
式706の製造
反応式ZG−A、工程4に例示説明したとおり、式705の保護されたフェノ
ールをオゾン分解により、対応する式706のジアルデヒドに変換する。オゾン
分解反応は、反応式ZA−A、工程2に関して記載したようにして行う。
式707の製造
反応式ZG−A、工程5に例示説明したとおり、式706のアルデヒドとの分
子内塩基触媒化アルドール反応により、対応する式707のホルミルシクロペン
テンを生じる。反応は、ベンゼン中0.1モルのジベンジルアミンまたはN−メ
チルアニリントリフルオロアセテートを用い、50℃で30分間行う。
式708の製造
反応式ZG−A、工程6に例示説明したとおり、式707のホルミルシクロペ
ンテンを対応するカルビノールに還元する。反応は、反応式ZF−A、工程1に
関して記載したように、ホウ化水素ナトリウム/塩化セリウムを用いる。
式709の製造
反応式ZG−A、工程7に例示説明したとおり、式708のカルビノールを、
対応する式709のアセテートに変換する。反応は、塩化メチレン中等モル量の
塩化アセチルおよびトリエチルアミンを用い、0℃で1時間行う。
式710の製造
反応式ZG−A、工程8に例示説明したとおり、式709のアセテートを、対
応する式710のジエステルに変換する。反応は、J.Am.Chem.Soc.,102:4730
(1980)に記載のように、テトラヒドロフラン中、4モルのジメチルマロン酸ナ
トリウム、0.5モルのトリフェニルホスフィン、および0.25モルのテトラキ
ストリフェニルホスフィンパラジウムを用い50℃で行う。
式711の製造
反応式ZG−A、工程9に例示説明したとおり、式710のジエステルを、ヘ
キサメチルリン酸トリアミド中120℃で1ないし3時間酢酸セシウムと反応さ
せることにより変換して、対応する式711のエステルを得る。同様に、工程8
において、ジメチルマロン酸ナトリウムを適切に置換してZ3またはZ4を導入し
たものを代わりに用いて、対応する式711の置換エステルを工程9において得
る。
式I−ZG−Aの製造
反応式ZG−A、工程10に例示説明したとおり、式711のエステルを加水
分解して、対応する式I−ZG−Aの化合物を得る。反応は、反応式ZA−M、
工程1および2に関してそれぞれ記載したようにして行う。
式I−ZHの化合物群の製造
式I−ZHの化合物として例示した、式IでZが式ZHの側鎖である化合物群
の製法の1つを、下記反応式ZH−Aに示す。
式801の製造
反応式ZH−A、工程1に例示説明したとおり、式103のアルデヒドを、式
103eの有機金属化合物(例えば、置換ビニルオルガノリチウム、または好ま
しくはグリニヤル試薬、ここで、MはMgBrであり;TBSはtert−ブチルジメ
チルシリル保護基であり;D4は好ましくは低級アルキレンである)の添加によ
り、カルビノールに変換する。
式103e(ただし、Mはハロである)のハロビニル(好ましくはブロモビニ
ル)化合物を、エーテル性溶媒(例えば、エーテルまたは好ましくはテトラヒド
ロフラン)中、マグネシウム金属と反応させる。反応は、30ないし60℃(好
ましくは40℃)で1ないし6時間(好ましくは2時間)にわたり行う。得られ
た有機金属試薬1モル当量を式103のアルデヒドの(有機金属試薬の製造に使
用したのと同じ溶媒系の)溶液に加える。反応は、−80ないし20℃(好まし
くは0℃)で5ないし60分(好ましくは10分間)にわたり行い、対応する式
801のシリル保護されたカルビノールを得る。
式802の製造
反応式ZH−A、工程2に例示説明したとおり、式802のアルキルエステル
は、式801のカルビノールと(反応式ZA−Aに例示した、Z3およびZ4がH
である)式104aのオルソエステル化合物のクライゼンオルソ転位反応により
生成する。
式801のシリル保護されたカルビノールを、0.05から0.25モル当量(
好ましくは0.10モル当量)の有機酸触媒(例えば、プロピオン酸、酪酸、ま
たは好ましくはトリメチル酢酸)の存在下、約10モル当量の式104aのオル
ソエステルと共に50ないし120℃(好ましくは約100℃)で加熱する。反
応は、1ないし48時間(好ましくは8時間)にわたり行い、対応する式802
のアルキルエステルを得る。
式803の製造
反応式ZH−A、工程3に例示説明したとおり、式802のアルキルエステル
のシリル保護されたカルビノールを脱保護する。
式803の化合物を、水および水混和性有機溶媒(好ましくは、アセトニトリ
ル)中、5から30(好ましくは20)モル当量のフッ化水素と反応させる。反
応は、−20ないし40℃(好ましくは25℃)で5ないし60分間(好ましく
は30分間)行い、対応する式803の非保護カルビノール/アルキルエステル
を得る。
式804の製造
反応式ZH−A、工程4に例示説明したとおり、式803のカルビノールを1
段階または2段階操作により、式804のハライド(好ましくはブロミド)に変
換する。
1段階操作では、式803のカルビノールを、1.0から1.3(好ましくは1
.1)モル当量のトリアリール(好ましくはトリフェニル)ホスフィン、および
1.0から1.3(好ましくは1.1)モル当量のハロゲン源(例えば、N−ブロ
モスクシンイミド、または好ましくは四臭化炭素)と反応させる。反応は、不活
性溶媒(例えば、エーテルまたは好ましくはテトラヒドロフラン)中で行う。反
応は、0ないし50℃(好ましくは25℃)で1ないし12時間(好ましくは3
時間)行い、対応する式804のハライドを得る。
別法として、好まれている2段階操作では、式803のカルビノールを、まず
、溶媒(例えば、クロロホルム、または好ましくはジクロロメタン)中、等モル
量
の第3級有機塩基(好ましくはジイソプロピルエチルアミン)の存在下、1.0
から1.5(好ましくは1.3)モル当量のスルホニルハライド(好ましくはメタ
ンスルホニルクロリド)との反応により、スルホネートエステル(例えば、p−
トルエンスルホネートまたは好ましくはメタンスルホネート)に変換する。反応
は、−20ないし30℃(好ましくは0℃)で10ないし60分間(好ましくは
30分間)行う。そうして得られたスルホネートエステルを、次いで、溶媒(例
えば2−ブタノンまたは好ましくはアセトン)中、5から20(好ましくは20
)モル当量のアルカリ金属ハライド(好ましくは臭化リチウム)と反応させる。
反応は、0ないし56℃(好ましくは還流温度)で30ないし180分間(好ま
しくは90分間)行い、対応する式804のハライドを得る。
式805の製造
反応式ZH−A、工程5に例示説明したとおり、式804のハロゲン化カルビ
ノール/アルキルエステルをフェノール基で脱保護し、対応する式805のハロ
ゲン化カルビノール/アルキルエステルを得る。脱保護反応は、上記反応式ZA
−M、工程1に関して記載したようにして行う。
式I−ZA−A1の製造
反応式ZH−A、工程6に例示説明したとおり、式805のハロゲン化カルビ
ノール/アルキルエステルを塩基誘導環化反応にかけ、式I−ZA−A1の生成
物を得る。
式805の化合物を、溶媒(例えばジオキサンまたは好ましくはテトラヒドロ
フラン)中、2.0から2.5(好ましくは2.3)モル当量の強塩基(例えば、
リチウムジイソプロピルアミド、水素化ナトリウム、または好ましくはナトリウ
ムヘキサメチルジシラジド)と反応させる。反応は、−20ないし30℃(好ま
しくは0℃)で5ないし60分間(好ましくは15分間)行い、対応する式I−
ZA−A1のシクロアルキルエステルを得る。
式I−ZH−A2の製造
反応式ZH−A、工程7に例示説明したとおり、式I−ZH−A1のシクロア
ルキルエステルを加水分解して、対応する式I−ZH−A2の酸を得る。加水分
解は、上記反応式ZA−M、工程2に関して記載したようにして行う。
式IでZが式ZHの側鎖であり、D4がOまたはO−CH2である化合物群は、
好ましくは下記反応式ZH−Bに記載のようにして製造する。
式807の製造
反応式ZH−B、工程1に例示説明したとおり、式302のアルデヒド(ここ
でZ5はメチルである)を、J.Am.Chem.Soc.,103:2127(1981)に記載の反応の
類似反応により製造できる式806のブロモ−アルキルオキサゾリジノン(ここ
でqは1または2である)とのアルドール反応にかけ、式807のアシルオキサ
ゾリジノンを得る。
式806のオキサゾリジノンを、等モル量の塩基(例えば、リチウムジイソプ
ロピルアミド、または好ましくはジ−n−ブチルボリルトリフルオロメタンスル
ホネート/トリエチルアミン)と反応させ、次いで、式302のアルデヒドと反
応させる。反応は、−78ないし0℃(好ましくは−40℃)で1ないし12時
間(好ましくは3時間)行い、対応する式807のアシルオキサゾリジノンを得
る。
式808の製造
反応式ZH−B、工程2に例示説明したとおり、式807のアシルオキサゾリ
ジノンを加水分解して、式808のカルボン酸にする。
式807のアシルオキサゾリジノンを、5−20(好ましくは12)モル当量
の過酸化水素を含有する3:1テトラヒドロフラン中、1−5(好ましくは3)
モル当量の水酸化リチウムと反応させる。反応は、−10ないし25℃(好まし
くは0℃)で5ないし60分間(好ましくは30分間)行い、対応する式808
のカルボン酸を得る。
式809の製造
反応式ZH−B、工程3に例示説明したとおり、反応式ZA−M、工程1に関
して記載した方法を用いて、式808のカルボン酸を脱保護し、対応する式80
9のフェノールを得る。
式810の製造
式809のフェノールをエステル化して対応する式810のエステルを得る。
式809のフェノールを0.05ないし0.2(好ましくは0.1)モル当量の
酸触媒(好ましくは、p−トルエンスルホン酸)の存在下で処理する。反応は、
0ないし50℃(好ましくは25℃)で1ないし24時間(好ましくは12時間
)行い、対応する式810のメチルエステルを得る。
式I−ZH−B1の製造
式810のメチルエステルを分子内環化反応にかけ、対応する式I−ZH−B
1の環化エステルを得る。
式810のメチルエステルを、テトラヒドロフラン(または好ましくはジメチ
ルホルムアミド)中、1.9ないし2.5(好ましくは2.0)モル当量の強塩基
(例えば、リチウムジイソプロピルアミド、または好ましくは水素化ナトリウム
)で処理する。反応は、−10ないし25℃(好ましくは0℃)で1−12時間
(好ましくは2時間)行い、対応する式I−ZH−B1の環化エステルを得る。
式I−ZH−B2の製造
反応式ZH−B、工程6に例示説明したとおり、反応式ZA−M、工程2に関
して記載した方法を用いて、式I−ZH−B1の環化エステルを加水分解して、
対応する式I−ZH−B2の酸を得る。
式Iのエステルの製造
式Iのエステル(GがOHでない化合物)は、本明細書に参照して組み込んで
ある米国特許第4,727,069号および4,753,935号に記載のように、
前駆体の脱保護(例えば、反応式ZA−M、工程1に関して記載した)により、
または、下記したように脱離基の結合およびその所望のエステルによる置換によ
り製造できる。
脱離基の結合
式Iのカルボン酸を、所望により0.01から0.05(好ましくは0.03)
モル当量のジメチルホルムアミドを含有する溶媒(例えばクロロホルムまたは好
ましくはジクロロメタン)中、1.0から3.0、好ましくは約1.5モル当量の
塩化オキサリルまたは好ましくは塩化チオニルと反応させる。反応は、−10な
いし30℃(好ましくは0℃)で1ないし12時間(好ましくは2時間)行い、
対応する酸クロリド(ここで脱離基はClである)を得る。
別法として、式Iのカルボン酸を、溶媒(例えばテトラヒドロフランまたは好
ましくはジクロロメタン)中、1.0ないし1.5(好ましくは1.25)モル当
量のカルボニルジイミダゾールと反応させる。反応は、0ないし40℃(好まし
くは25℃)で1ないし12時間(好ましくは2時間)行い、対応するアシルイ
ミダゾール(ここで脱離基は1−イミダゾリルである)を得る。
エステル化
式IでGがハライドまたはイミダゾリドで置換されている化合物を、有機溶媒
(例えば、ジオキサン、テトラヒドロフラン、または好ましくはジクロロメタン
)中、所望により1.0から1.5(好ましくは1.25)モル当量の第三級有機
塩基(例えば、4−ジメチルアミノピリジンまたは好ましくはトリエチルアミン
)の存在下、1.0から5.0(好ましくは2)モル当量の低級アルカノールと反
応させる。反応は、−10ないし50℃(好ましくは25℃)で1ないし24時
間(好ましくは4時間)行い、対応する式Iの低級アルキルエステルを得、これ
を式Aの化合物の合成に使用した。
式Aの製造
式Aの化合物[式中、R2が低級アルキル、シクロアルキル、ビニル、フルオ
ロビニル、ジフルオロビニル、トリフルオロビニル、アルケニル、−C≡C−R11
、アレニル、またはCH2−O−(4−メトキシベンジル)である、総括的に
式AAと表す]を反応式Aに関して記載したようにして製造する。
式2の製造
反応式A、工程1に例示説明したとおり、上記のように製造される式IAの低
級アルキルエステルをアリールスルホニルまたはアルキルスルホニル基を用いて
、フェノール性ヒドロキシルの位置で保護する。
式IAの化合物を、ピリジン中、1.0ないし1.1(好ましくは1.05)モ
ル当量のアリールスルホニル、またはアルキルスルホニルハライド(好ましくは
p−トルエンスルホニルクロリド)と反応させる。反応は、−10℃ないし30
℃(好ましくは室温)で、1ないし24時間(好ましくは12時間)行う。保護
した対応する式Bの化合物を常法(例えば、蒸発濃縮)により単離する。
式3の製造
反応式A、工程2に例示説明したとおり、式2の保護された低級アルキルエス
テルを、ピリジン溶媒(好ましくはコリジン)中、5モルの無水ヨウ化リチウム
との開裂反応において脱メチル化する。反応は、50ないし75℃(好ましくは
60℃)で、約10時間ないし8日間(好ましくは4日間)行う。対応する式3
の保護された6−ヒドロキシ酸を常法(例えば、蒸発濃縮)により単離する。
式4の化合物の製造
反応式A、工程3に例示説明したとおり、式3の保護された6−ヒドロキシ酸
を酸触媒化エステル化においてエステル化する。反応は、低級アルカノール溶媒
(所望の低級アルキルエステルに対応する。例えばメタノール)中、酸(例えば
p−トルエンスルホン酸)と共に室温で12ないし24時間(好ましくは18時
間)行う。対応する式4の保護された6−ヒドロキシ低級アルキルエステルを常
法(例えば、クロマトグラフィー)により単離および精製する。
式5の製造
反応式A、工程4に例示説明したとおり、式4の保護された6−ヒドロキシ低
級アルキルエステルを対応する6−トリフレートに変換する。反応は、溶媒(例
えば、塩化メチレンおよび/またはピリジン)中、1.05ないし1.3(好まし
くは1.2)モル当量のトリフルオロメタンスルホン酸無水物を添加して、−1
0℃ないし10℃(好ましくは0℃)で、15分間ないし10時間(好ましくは
30分間)行う。対応する保護された6−トリフレートを常法(例えば、蒸発濃
縮)により単離する。
式5aのトリアルキルスタンナンの製造
反応式Aの工程5で使用される式5aのトリアルキルスタンナンは、下記に例
示説明したとおり、有機リチウムまたは有機マグネシウム(グリニヤル)試薬と
トリアルキル(好ましくはトリブチル)塩化スズの反応により製造する。有機リ
チウムまたは有機マグネシウム試薬は、商業的に入手できるか、または、ハロゲ
ン−金属交換などの常法により製造するかのいずれかである。R2が末端三重結
合を含有するような化合物(例えば、R2が−C≡CHまたは−C≡C−CH3で
ある)は、ブチルリチウムと直接反応させて、有機リチウム化合物R2−Liを得
ることができる。
ブチルリチウム反応は、−100℃ないし0℃(好ましくは−78℃)で1な
いし8時間(好ましくは2時間)行い、対応するリチウム誘導体を得る。
ハライド出発物質は、溶媒(好ましくはTHF)中、標準グリニヤル反応条件
下マグネシウム金属と反応させて、マグネシウムハライド誘導体を得る。
リチウムまたはマグネシウムハライド誘導体をエーテル性溶媒(好ましくはT
HF)中トリアルキルクロロスタンナン(好ましくはトリブチルクロロスタンナ
ン)と反応させる。反応は、−78℃ないし0℃で1ないし4時間(好ましくは
2時間)行い、対応する式5aのトリアルキルスタンナンを得、これを単離して
、
更に精製することなく反応式A、工程5に用いる。
テトラメチル、ビニルトリブチルスズおよびフェニルトリブチルは、全て、例
えば、アルドリッチ社から商業的に入手できる。
式6の製造
反応式A、工程5に例示説明したとおり、式5の保護された6−トリフレート
を、6モルの塩化リチウムおよびパラジウム触媒[例えば、トリス(ジベンジリ
ジンアセトン)ジパラジウム(O)クロロホルム付加物、または好ましくは、テ
トラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム]の存在下、式5aのトリアルキ
ルスタンナンとの反応により、対応する式FでR2がメチル、シクロアルキル、
ビニル、フルオロビニル、ジフルオロビニル、トリフルオロビニル、アルケニル
、−C≡C−R11、アレニル、またはCH2−O−(4−メトキシベンジル)であ
る化合物に変換する。反応は、極性非プロトン性溶媒(好ましくはN−メチルピ
ロリジノン)中、50℃ないし100℃(好ましくは80℃)で3ないし10時
間(好ましくは6時間)行う。式6の6−置換保護化低級アルキルエステルを、
常法により単離および精製する。
式6でR2が2またはそれ以上の炭素原子の低級アルキルである化合物を、例
えば、下記実施例6に記載のように、対応する式6のアルケニル化合物の水素化
により製造できる。
式AAの製造
反応式A、工程6に例示説明したとおり、式6の6−置換保護化低級アルキル
エステルを脱保護し、塩基加水分解により対応する酸に変換する。式6の化合物
を、水性/低級アルカノール溶媒(例えば、メタノール:水)中、5モルの強塩
基(好ましくは水酸化リチウム)と反応させる。反応は、50℃ないし70℃(
好ましくは60℃)で10ないし24時間(好ましくは16時間)行い、続いて
酸性化する。式AAの6−置換酸を常法により単離および精製する。
R2がCH2OHおよびCHOである式Aの製造
R2がCH2OHおよびCHOである式Aの化合物(それぞれ式AB−1および
AB−2と表す)を反応式Bに関して記載したようにして製造する。
式AB−1の製造
反応式B、工程1に例示説明したとおり、式AAの6−(4−メトキシ)ベンジ
ルオキシメチル置換化合物(式AA−1として示す)を、1モルのルイス酸(例
えば、三臭化ボロンまたは好ましくは三フッ化ボロンエーテレート)、または2
0モルのトリフルオロ酢酸と反応させることにより、脱ベンジル化する。反応は
、ジクロロメタン中、−10℃ないし5℃(好ましくは0℃)で30分ないし2
時間(好ましくは1時間)行う。別法として、トリフルオロ酢酸を用いる場合、
反応は室温で行う。対応する式AB−1の6−ヒドロキシメチル化合物を常法に
より単離および精製する。
式AB−2の製造
反応式B、工程2に例示説明したとおり、式AB−1の6−ヒドロキシメチル
化合物を(二酸化マンガンまたは好ましくは1モルのピリジンクロロクロメート
を用いて)酸化する。反応は、塩化メチレン中、−10℃ないし5℃(好ましく
は0℃)で8ないし24時間(好ましくは12時間)行う。対応する式AB−2
の6−ホルミル化合物を常法により単離および精製する。
R2が低級アルキルである式Aの別法製造
R2がビニルまたはアルケニルである式Aの化合物を、0.01ないし0.10
(好ましくは0.02)モルのトリス(トリフェニルホスフィン)ロジウムクロリ
ドの存在下、触媒還元により対応する低級アルキル化合物に変換する。反応は、
不活性有機溶媒(好ましくは1:1エタノール:ベンゼン)中、20℃ないし3
0℃(好ましくは25℃)で1ないし12時間(好ましくは2時間)行う。対応
する式AでR2が低級アルキル(メチル以外)である化合物を常法により単離お
よび精製する。
式AでR1がアシルであるものの製造
例えば上記のようにして製造された式Aの化合物を、溶媒(例えば、エーテル
、テトラヒドロフラン、または好ましくはピリジン)中、所望により、1.0か
ら2.0(好ましくは1.25)モル当量の無機または有機塩基(例えば、炭酸ナ
トリウム、炭酸セシウム、またはジメチルアミノピリジン)の存在下、1.0な
いし1.5(好ましくは1.1)モル当量のアシル化剤[例えば、アシルハライド
(例えば塩化ベンゾイル)またはアシル酸無水物(例えば、無水酢酸)]と反応
させる。反応は、0ないし60℃(好ましくは25℃)で1ないし12時間(好
ましくは2時間)行い、対応する式AでR1がアシルである化合物を得る。
式AでR1がC(O)−NH−アリールであるものの製造
式AでR1がC(O)−NH−アリールである化合物は、例えば予め組み込んで
ある米国特許第3,853,919号に記載のようにして製造する。
式Aのエステルの製造
式Aのエステル(GがOHでない化合物)は、本明細書に参照して組み込んで
ある米国特許第4,727,069号および4,753,935号に記載のように、
または、下記に記載したように脱離基の結合およびその所望のエステルによる置
換により製造できる。
脱離基の結合
式Aのカルボン酸を、所望により0.01から0.05(好ましくは0.03)
モル当量のジメチルホルムアミドを含有する溶媒(例えばクロロホルムまたは好
ましくはジクロロメタン)中、1.0から3.0、好ましくは約1.5モル当量の
塩化オキサリルまたは好ましくは塩化チオニルと反応させる。反応は、−10な
いし30℃(好ましくは0℃)で1ないし12時間(好ましくは2時間)行い、
対応する酸クロリド(ここで脱離基はClである)を得る。
別法として、式Aのカルボン酸を、溶媒(例えばテトラヒドロフランまたは好
ましくはジクロロメタン)中、1.0ないし1.5(好ましくは1.25)モル当
量のカルボニルジイミダゾールと反応させる。反応は、0ないし40℃(好まし
くは25℃)で1ないし12時間(好ましくは2時間)行い、対応するアシルイ
ミダゾール(ここで脱離基は1−イミダゾリルである)を得る。
エステル化
式AでGがハライドまたはイミダゾリドで置換されている化合物を、対応する
アルキル(式中GはO−アルキルである)、チオアルキル(式中GはS−アルキ
ルである)、アミノアルキル(式中GはO−(CH2)n−NG1G2である)、また
は複素環アミノアルキル(式中GはO−(CH2)n−N=G3である)に、または
対応するアミド(式中GはNG1G2である)に変換する。
式AでGがハライドまたはイミダゾリドで置換されている化合物を、有機溶媒
(例えば、ジオキサン、テトラヒドロフラン、または好ましくはジクロロメタン
)中、所望により1.0から1.5(好ましくは1.25)モル当量の第三級有機
塩基(例えば、4−ジメチルアミノピリジンまたは好ましくはトリエチルアミン
)の存在下、1.0から5.0(好ましくは2)モル当量のアルカノール、チオー
ルまたはアンモニア、モノアルキルまたはジアルキルアミン、または複素環アミ
ノアルカノールと反応させる。反応は、−10ないし50℃(好ましくは25℃
)で1ないし24時間(好ましくは4時間)行い、対応する式AでGがOH以外
である化合物を得る。
式Aの塩類の製造
式Aの化合物のいくつかは対応する酸付加塩に変換できる。変換は、化学量論
量の適切な酸、例えば塩酸(例えば、三塩酸塩を生成するには3モル当量)で処
理することにより、完成する。典型的には、遊離塩基をメタノールまたはエタノ
ールなどの極性有機溶媒に溶解し、酸をメタノール、またはエタノール中で加え
る。温度は0℃ないし50℃に維持する。対応する塩が自発的に沈澱するか、ま
たは、少量の極性溶媒を用いて、溶液から取り出すことができる。
式Aの化合物の酸付加塩を、過剰の適切な塩基、例えば、アンモニアまたは炭
酸水素ナトリウムで、典型的には、水性溶媒の存在下、0℃および50℃の間の
温度で処理することにより、対応する遊離塩基に分解することができる。遊離塩
基形態を常法、例えば、有機溶媒での抽出により単離する。
式Aの化合物のいくつかは対応する塩基付加塩に変換できる。変換は、化学量
論量の適切な塩基、例えば炭酸ナトリウム、炭酸水素カリウム、水酸化リチウム
、エタノールアミン、トロメタミン、および同等物で処理することにより、完成
する。典型的には、遊離酸をメタノールまたはエタノールなどの極性有機溶媒に
溶解し、塩基を水、メタノール、またはエタノール中で加える。温度は0℃ない
し50℃に維持する。対応する塩が自発的に沈澱するか、または、少量の極性溶
媒を用いて、溶液から取り出すことができ、また全ての溶媒を蒸発させ、所望に
より、こうして得られた残渣を適切な溶媒、または溶媒の混合物、例えば、メタ
ノール、エタノール、プロパノール、酢酸エチル、アセトニトリル、テトラヒド
ロフラン、ジエチルエーテル、および同等物から再結晶化することにより、塩を
単離できる。
好ましい操作および最終工程
式AでR1を保護基で置換した化合物を脱保護する。
式AでGが低級アルコキシである化合物を対応するGがOHである酸に加水分
解する。
式AでGがOHである化合物をエステル化して、対応するGが低級アルコキシ
、低級チオアルキル、NG1G2、O−(CH2)n−NG1G2、またはO−(CH2)n
−N=G3である化合物を得る。
式Aの化合物を医薬的に許容され得る酸または塩基と接触させて、対応する酸
または塩基付加塩を形成する。
式Aの医薬的に許容され得る酸付加塩を塩基と接触させて、対応する式Aの遊
離塩基を形成する。
好ましい化合物
一般に好ましいのは、式AでR1がHであり、GがOHであり、Zが式ZA、
ZB、ZE、またはZHの側鎖である、特に、R2が低級アルキル、シクロアル
キル、またはビニル(特に、メチル、エチル、シクロプロピル、およびビニルで
ある)である化合物である。
Zが式ZAの側鎖である式Aの化合物の中で、好ましいのは、Z1がメチルで
あり、Z2がHまたはメチルであり、Z3がメチルまたはエチルであり、Z4がH
であるような化合物;特に、Z2およびZ3がメチルである化合物、およびZ2が
Hであり、Z3がメチルまたはエチルであり、特に(S)配置である化合物であ
る。
Zが式ZBの側鎖である式Aの化合物の中で、好ましいのは、D1−D2が−C
H2−CH2−CH2−または−CH2−CH2であり、Z5がH、メチルまたはエチ
ルであるような化合物;特に、Z5がメチルまたはエチル、特に(S)配置のメ
チルである化合物である。
目下のところ最も好ましい化合物類は:
(E)−6−(1,3−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−6,7−ジメチル−3−オキ
ソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸;
(E)−6−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−4−ヒドロキシ−7−メチル−3
−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸;
(E)−6−(6−シクロプロピル−1,3−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−7−メ
チル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸
;
(E)−6−(1,3−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキソ−6
−ビニルイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸;
(E)−6−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−4−ヒドロキシ−7−メチル−3
−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−3,4−ジメチル−4−ヘキセン酸;お
よび
(E)−2−[2−[2−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−4−ヒドロキシ−7−
メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル]エチリデン]シクロペント−1
−イル}酢酸
である。
有用性、試験、および投与
一般的有用性
本発明の化合物類、それらの医薬的に許容され得る塩、およびそれらの医薬組
成物(下記説明のためにひとまとめにして“化合物類”とする)は、家畜(ウシ
、
ブタ、ヒツジ、ヤギ、ウマ)、ペット(ネコ、イヌ)、または好ましくは人間、
のいずれであっても、哺乳類における免疫抑制剤、抗炎症剤、抗腫瘍剤、抗増殖
剤、抗ウイルス剤、および抗乾癬剤として有用である。この化合物類は、イノシ
ンモノホスフェートデヒドロゲナーゼ(IMPDH)の阻害因子であり、従って
、新規の(de novo)プリン合成を阻害する;これらは抗増殖作用(例えば、平滑
筋細胞およびBおよびTリンパ球の双方に対する)を有し、抗体形成およびリン
パ球および内皮細胞における細胞接着分子のグリコシル化を阻害する。
免疫抑制剤として、この化合物類は、自己免疫関連異常、例えば:I型真性糖
尿病;炎症性腸疾患(例えば、クローン病および潰瘍性大腸炎);全身性紅斑性
狼瘡;慢性活動性肝炎;多発性硬化症;グレーヴズ病;橋本甲状腺炎;ベーチェ
ット症候群;重症筋無力症;シェーグレン症候群;悪性貧血;特発性副腎不全;
およびI型およびII型多腺自己免疫症候群を処置するのに有用である。
この化合物類は、喘息、免疫溶血性貧血、糸球体腎炎、および肝炎の処置にお
ける治療用免疫抑制剤としてもまた有用である。免疫抑制剤としての該化合物類
の予防的使用には、例えば、心臓、肺、膵臓、腎臓、肝臓、皮膚、および角膜同
種移植片における同種移植片拒絶の処置、および対宿主性移植片病の予防がある
。
この化合物類は、血管損傷に対する増殖応答、例えば、血管形成術後の再狭窄
、および心臓バイパス外科手術後の再狭窄における血管壁に傷を受けた後の狭窄
症を抑止するのに有用である。
この化合物類は、例えば、慢性関節リウマチ、若年性関節リウマチ、およびブ
ドウ膜炎を処置する際に抗炎症剤として有用である。
抗腫瘍剤として、この化合物類は、リンパ性網内皮症起源の固形腫および悪性
腫瘍を処置する際に有用である。例えば、固形腫の処置に対するこの化合物類の
有用性には:扁平上皮癌を含む頭部および頸部の癌;小細胞および非小細胞肺癌
を含む肺癌;縦隔腫瘍;扁平上皮癌および腺癌を含む、食道癌;膵臓癌;肝細胞
癌、胆管癌、胆嚢癌、および胆汁管癌を含む肝胆汁性系の癌;腺癌、肉腫、リン
パ腫、およびカルチノイド類を含む小腸癌;結腸癌および直腸癌を含む結腸直腸
癌;転移性癌;卵巣癌、子宮肉腫、および腎細胞癌、尿管癌、膀胱癌、前立腺癌
、
尿道癌、陰茎癌、睾丸癌、外陰癌、腟癌、頸部癌、子宮内膜癌、およびファロー
ピウス管癌を含む尿生殖器系の癌;胸癌;内分泌系癌;柔組織肉腫;悪性中皮腫
;扁平上皮癌、基底細胞癌、および黒色腫を含む皮膚癌;中枢神経系の癌;悪性
骨腫瘍;および形質細胞新生物がある。
リンパ性網内皮症起源の悪性腫瘍の処置に対する抗腫瘍剤として、この化合物
は、例えば、B、T、および前単球細胞系悪性腫瘍、菌状息肉腫、非ホジキンリ
ンパ腫、バーキットリンパ腫細胞および他のEBV−変形化B−リンパ球の悪性
腫瘍、同種移植片受容者におけるエプスタイン−バーウイルス感染から生じるリ
ンパ腫、急性リンパ性白血病、およびヘアリー・セル白血病を含むリンパ腫およ
び白血病を処置するのに有用である。
抗ウイルス剤として、この化合物類は、例えば:I型およびII型ヒトT−細胞
白血病ウイルス(HTLV−1およびHTLV−2)、I型およびII型ヒト免疫
不全ウイルス(HIV−1、HIV−2)、ヒト鼻咽頭癌腫ウイルス(NPCV
)を含むレトロウイルス類を処置するのに、またEBV感染B−リンパ球、CM
V感染、ヘルペスウイルス6型、単純ヘルペス1型および2型(HSV−1、H
SV−2)、および帯状ヘルペスを含むヘルペスウイルスを処置するのに有用で
ある。
抗乾癬剤として、この化合物類は、例えば、乾癬および乾癬性関節炎を処置す
るのに有用である。
試験
活性試験は、下記文献に記載のとおり、またはそれらを修飾して行う。
一般的な抗炎症活性、抗ウイルス活性、抗腫瘍活性、抗乾癬活性および/また
は免疫抑制活性は、イソシン5’−モノホスフェートデヒドロゲナーゼ(“IM
PDH”)の阻害に関連する。例えば、Anderson,J.H.およびSartorelli,A.C.
,J.Biol.Chem.,243:4762-4768(1968)の方法に従いNADH形成のレベルを測
定することにより、IMPDHの阻害を測定するインビトロアッセイは、かかる
活性の予報的なものである。
抗炎症活性能力を測定する最初の動物スクリーニング試験は、例えば、Pearso
n,Proc.Soc.Exp.Biol.Med.,91:95-101(1956)に従うアジュバント関節炎ア
ッセイを含むものである。また、インビトロ試験、例えば、Dayer等,J.Exp.Med
.,145:1399-1404(1977)の慢性関節リウマチの患者から滑液外植体を用いる
ものは、化合物が抗炎症活性を示すかどうかを測定するのに有用である。
自己免疫活性は、例えば、冒頭に記載したGrieg等、J.Pharmacol.Exp.Ther.,
173:85(1970)の方法を修飾することにより実験的アレルギー性脳脊髄炎を利
用して測定する。
喘息の処置における作用に対するヒト臨床試験は、例えば、Erzurum,Leff,Coc
hran,等、“Lack of benefit of methotrexate in severe,steroid-dependent
asthma.Adouble-blind,placebo controlled study”,Ann.Int.Med.,114:353
-360(1991)に記載のようにして行う。
実験動物における器官または組織同種移植片の拒絶を妨げる活性は、例えば、
Hao等、J.Immunol.,139:4022-4026(1987)に記載したようにして測定する。
加えて、本明細書に参照して組み込んである米国特許第4,707,443号およ
び欧州特許226062にもまた、同種移植片拒絶を妨げる活性についてのアッ
セイが記載されている。固形器官移植物(例えば、腎臓)の拒絶を妨げる効果を
確認するヒト臨床試験は、例えば、Lindholm,Albrechtsen,Tufveson等、“A r
andomized trial of cyclosporin and prednisolone versus cyclosporin,azat
hioprine and prednisolone in primary cadaveric rena transplantation”,Tr
ansplantation,54:624-631(1992)に記載されているようにして行う。対宿主
性移植片病についてのヒト臨床試験は、例えば、Storb,Deeg,Whitehead等、“
Methotrexate and cyclosporin compared with cyclosporin alone for prophyl
axis of acute graft versus host disease after marrow transplantation for
leukemia”,New England J.Med.,314:729-735(1986)に記載のようにして
行う。
免疫抑制活性は、インビボおよびインビトロ処置の双方により測定する。イン
ビボ活性は、例えば、ヤーンの溶血プラークアッセイ[Jerne等、“The agar pl
aque technique for recognizing antibody producing cells”,Cell-bound An
ti
bodies,Amos,B.and Kaprowske,H.編(ウィスター・インスティテュート・プレ
ス、フィラデルフィア)1963,p.109]の変形を利用して測定する。インビトロ
活性は、例えば、Greaves等、“Activation of human T and B lymphocytes by
polyclonal mitogens”,Nature,248:698-701(1974)に記載の方法の応用に
より測定する。
抗ウイルス活性は、例えば、Smee等[“Anti-Herpesvirus Activity of the Ac
yclic Nucleoside 9-(1,3-Dihydroxy-2-Propoxymethyl)Guanine”,Antimicrobi
al Agents and Chemotherapy,23(5):676-682(1983)]、またはPlanterose[“An
tiviral and cytotoxic effects of mycophenolic acid”,Journal of General
Virology,4:629(1969)]に記載の方法により測定する。
抗ウイルス活性は、例えば、Chen等、Biochem.Pharm.,36:4361(1987)に記
載の方法に従い、逆転写酵素活性の測定によっても同様に測定できる。
抗HIV作用についてのヒト臨床試験は(臨床処置シナリオと共に)、例えば
、Sande等、“Antiretroviral Therapy for Adult HIV-Infected Patients”,JA
MA,270(21):2583-2589(1993)に記載および引用されている。大規模臨床試
験は、例えば、Volberding,P.A.等、“Zidovudine in asymptomatic human iimu
nodeficiency virus infection:a controlled trial in persons with fewer th
an 500CD4 positive cells per cubic millimeter”,New England J.Med.,32
2(14):941-949(1990)に記載のようにして行うことができる。小規模(第I
相)臨床試験は、例えば、Browne等、“2',3'-Didehydro-3'-deoxythymidine(d
4T)in Patients with AIDS or AIDS-Related Complex:A phase I Trial”,J.
Infectious Diseases,167:21-29(1993)に記載のようにして行うことができ
る。
乾癬における全身活性についての試験は、例えば、Spatz等、“Mycophenolic
acid in psoriasis”,British Journal of Dermatology,98:429(1978)に記
載のようにして行うことができる。
抗腫瘍活性についての試験は、例えば、Carter等[“Mycophenolic acid:an an
ticancer compound with unusual properties”,Nature,223:848]に記載され
ているようにして行うことができる。
狭窄症を処置するためのインビトロ活性は、例えば、下記のヒト動脈平滑筋細
胞増殖アッセイにより確認されるように、平滑筋細胞の増殖を阻害することによ
り示される。試験グループを、新鮮な培地に選択濃度で加えた試験化合物で処理
する。両グループに2μCiトリチウム化チミジン(3HTdR)、放射性同位体標
識を与える。24時間後、細胞を集め、DNA中に組み込まれた標識の量をシン
チレーションによりカウントする。これを試験グループと対照グループとで比較
し、その量は、細胞増殖に比例する。平滑筋増殖の阻害は、試験グループが対照
グループよりも低い放射性同位体カウントを有するときに確認される。50%ま
で増殖を阻害するのに必要な試験化合物の濃度(IC50)、および95%以上増
殖を阻害するのに必要な試験化合物の濃度を決定する。
狭窄症を処置するためのインビボ活性は、例えば、動脈狭窄症のラットおよび
ブタモデルにおいて示される。ラットモデルでは、試験グループを、左頸動脈へ
損傷を与える6日前に開始し損傷後14日間続けて試験化合物で処理する;試験
グループを試験化合物なしで媒体のみを与えた対照グループと比較する。損傷は
、左動脈の10mm長部に穏やかに空気を灌流させることにより、生じる。右動脈
は無傷のままにしておく。各対象の左と右両方の動脈から動脈断面(10μm)
を取り、血管壁(内皮、脈管内膜、中膜)の面積を測定する。血管増殖量は、損
傷を与えた左頸動脈の平均面積から、無傷の右頸動脈の平均面積を差し引くこと
により、計算する。血管増殖の低減は、試験グループが対照グループよりも低い
増殖を示す場合に、確認される。
冠動脈血管形成術後の再狭窄に対するヒト臨床試験は、例えば、Serruys,Rut
sch,Heyndrickx等、“prevention of restenosis after percutaneous translu
minal coronary angioplasty with thromboxane A2-receptor blockade:a rando
mozed,double-blind,placebo-controlled trial.”,Circulation,84:1568-
80(1991)に記載のようにして行う。
投与
式Iの化合物類は、医薬的に許容され得る投与量、例えば、前記した疾患状態
の処置を与えるに十分な投与量で投与する。本発明の化合物類、またはそれらの
医薬的に許容され得る塩類の投与は、同様の有用性を与える薬剤類に対して容認
されているあらゆる投与形式によることができる。化合物類は、予防的(例えば
、同種移植片拒絶を予防する)および治療的の両方で使用できる。
本発明の化合物類についての最適なヒト投与量レベルは、まだ決定されていな
いが、一般に、毎日用量は、約0.01から100.0mg/体重kg、好ましくは約
0.1ないし64.3mg/kg体重、最も好ましくは約0.3ないし43.0mg/kg体
重である。従って、70kgのヒトに投与する場合、投与量範囲は、1日当たり約
0.7mgないし7g、好ましくは1日当たり約7.0mgないし4.5g、最も好まし
くは1日当たり約21mgないし3.0gである。投与する有効化合物の量は、勿
論、処置する対象および疾患状態、苦痛の深刻さ、投与方法および投与スケジュ
ール(例えば、癌化学治療前1日に経口投与、さらに、癌化学治療中静脈内投与
)、および処方する医師の判断によって変わるものである。
本発明の化合物類を上記症状の処置に採用する場合、医薬的に容認されている
あらゆる投与形式を使用できる。式Iの化合物類は、単独か、または他の医薬的
に許容され得る賦形剤と組み合わせるかのいずれかで投与でき、例えば、錠剤類
、カプセル類、粉末類、液類、注射用類、懸濁液類、坐薬類、エアロゾル類、ま
たは同種物などの、固体、半固体、液体、またはエアロゾル投与形態を含む。式
Iの化合物類は、予め定めた速度での化合物の長期投与のための、蓄積注射類、
浸透性ポンプ類、丸薬類、経皮(電気輸送を含む)パッチ類、および同等物を含
む、遅延または制御放出用量形態で、好ましくは正確な投与量の簡易投与に適し
た用量ユニット形態で投与することもできる。組成物は、典型的には、常用の医
薬用担体または賦形剤、および式Iの化合物またはそれらの医薬的に許容され得
る塩を含む。更に、これらの組成物は、多剤耐性修飾剤類、ステロイド類、シク
ロスポリンA、アザチオプレン、ラパマイシン、FK−506、ブレキナー、レ
フルノミド、およびビンクリスチンなどの免疫抑制剤などの、その他の医薬成分
類、製剤成分類、担体類、アジュバント類、等も含むことができる。
一般に、目的とする投与形式によっても変わるが、医薬的に許容され得る組成
物は、式Iの化合物または塩を重量で約0.1%ないし90%、好ましくは約0.
5ないし50%含有し、残りは、適切な医薬用賦形剤、担体、等である。
上記した症状の場合、好ましい投与方法の1つは、苦痛の程度に合わせて調整
できる便利な毎日用量用法を用いる経口投与である。このような経口投与のため
には、医薬的に許容され得る組成物は、例えば、マンニトール、ラクトース、澱
粉、ポビドン、ステアリン酸マグネシウム、サッカリンナトリウム、タルク、セ
ルロース、クロスカルメロースナトリウム、グルコース、ゼラチン、スクロース
、炭酸マグネシウムおよび同等物などの通常採用される賦形剤のいずれかを含め
ることにより形成される。このような組成物は、溶液類、懸濁液類、錠剤類、分
散性錠剤類、丸薬類、カプセル類、粉末類、遅延放出製剤類および同種物の形態
をとる。
好ましくは、この組成物は、丸薬または錠剤の形態をとるものであり、従って
、組成物は、有効成分と共に、ラクトース、スクロース、リン酸二カルシウム、
または同種物などの希釈剤;ステアリン酸マグネシウムまたは同種物などの潤滑
剤;クロスカルメロースナトリウムまたは同種物などの崩壊剤;および澱粉、ア
カシアゴム、ポリビニルピロリドン、ゼラチン、セルロースおよびそれらの誘導
体および同種物などの結合剤を含有するものである。
医薬的に投与可能な液体組成物は、例えば、上記の活性化合物および所望によ
る医薬用アジュバントを、例えば、水、生理食塩水、水性デキストロース、グリ
セロール、グリコール類、エタノールおよび同種物などの担体に溶解、懸濁等し
て、それによって溶液または懸濁液を生成することにより、調製され得る。所望
ならば、投与される医薬組成物は、例えば、酢酸ナトリウム、クエン酸ナトリウ
ム、シクロデキストリン誘導体類、ポリオキシエチレン、モノラウリン酸ソルビ
タン、ステアリン酸ソルビタン等などの湿潤剤、懸濁剤、乳化剤、または可溶化
剤、pH緩衝剤および同種物などの非毒性補助物質を少量含有していても良い。
このような投与形態を調製する実際の方法は、知られており、また、当業者には
自明である。例えば、Remington's Pharmaceutical Sciences,Mack Publishing
Company,ペンシルバニア州イーストン、第15版、1975参照。投与される
べき組成物または製剤は、いずれにしても、処置される特定の症状を軽減するの
に有効な量の有効化合物量を含有するものである。
医薬的に許容され得る担体との釣り合いで有効成分を0.005%ないし95
%の範囲で有効成分を含有する投薬形態または組成物を調製できる。
経口投与の場合、医薬的に許容され得る組成物は、例えば、製薬級のマンニト
ール、ラクトース、澱粉、ステアリン酸マグネシウム、タルク、ポビドン、セル
ロース誘導体類、クロスカルメロースナトリウム、グルコース、スクロース、炭
酸マグネシウム、サッカリンナトリウム、タルクおよび同等物などの通常採用さ
れる賦形剤のいずれかを含めることにより形成される。このような組成物は、溶
液類、懸濁液類、錠剤類、カプセル類、粉末類、遅延放射製剤および同種物の形
態をとる。このような組成物は、有効成分を0.01−95%、好ましくは0.1
−50%含有できる。
液体を含有する固形投薬形態の場合、例えば、炭酸プロピレン、植物油類、ま
たはトリグリセライド類中の溶液または懸濁液を、好ましくは、ゼラチンカプセ
ル内に封入する。このようなエステル溶液およびそれらの調製およびカプセル封
入は、米国特許第4,328,245号;第4,409,239号;および第4,4
10,545号に開示されている。液体投薬形態の場合、投与の際に容易に計量
するために、例えば、ポリエチレングリコールの溶液を、十分量の医薬的に許容
され得る液体担体、例えば、水で希釈することができる。
別法として、液体または半固体経口製剤を、有効化合物または塩を植物油類、
グリコール類、トリグリセライド類、プロピレングリコールエステル類(例えば
、炭酸プロピレン)、および同等物に溶解または分散させ、さらに、これらの溶
液または懸濁液を硬質および軟質ゼラチンカプセル殻に封入することにより、調
製できる。
他の有用な処方は、米国特許第28,819号および4,358,603号に記
載のものを含む。
非経口投与は、一般に、皮下的、筋肉内、または静脈内のいずれかに注射する
ことを特徴とする。注射用剤は、液体溶液または懸濁液、注射前の液体の溶液ま
たは懸濁液に適した固体形態、または乳液のようないずれかの常用形態で調製で
きる。適切な賦形剤は、例えば、水、塩水、デキストロース、グリセロール、エ
タノール、または同等物である。加えて、所望ならば、投与される医薬組成物は
、例えば、酢酸ナトリウム、ポリオキシエチレン、モノラウリン酸ソルビタン、
オレイン酸トリエタノールアミン、シクロデキストリン類等などの湿潤または乳
化剤、pH緩衝剤、溶解性増強剤、および同種物などの非毒性補助物質を少量含
有していても良い。
非常に最近考案された非経口投与法は、低速放出または遅延放出システムの注
入を採用するものであり、そうして、一定レベルの投与量を維持する。例えば、
米国特許第3,710,795号参照。
このような非経口組成物中に含有された有効化合物の割合は、それらの特定の
性質、並びに化合物の活性および被検対象の要望によって大きく変わる。しかし
ながら、溶液中有効成分0.01%ないし10%の割合が採用でき、組成物が続
いて希釈される固体であるならば、その割合はさらに高いであろう。好ましくは
、該組成物は、溶液中有効成分を0.2−2%含む。
有効化合物または塩の製剤を、ネブライザー用のエアロゾルまたは溶液、また
は吸入用の微細粉末として、単独で、またはラクトースなどの不活性担体と組み
合わせて、呼吸器官へ投与することもできる。このような場合、製剤の粒子は、
50ミクロン以下、好ましくは10ミクロン以下の直径を有する。
実施例
以下の製造および実施例は、当業者が本発明を更に明白に理解し、実施できる
ために提供する。それらは本発明の範囲を限定するものではなく、単に説明的で
あり代表するものとみなされるべきてある。
実施例1
1A.式中Zaが式ZAの側鎖であり、Z1がメチルであり、Z2、Z3、およびZ4
がHであり、Rbがトシルであり、低級アルキルがメチルである式2の製造
p−トルエンスルホニルクロリド(30g)をピリジン(200ml)中の(E)
−6−(1,3−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−6−メトキシ−7−メチル−3−オ
キソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチル(40g
)の溶液に0℃で加えた。6時間後、溶液を氷に注ぎ、希塩酸を用いてpH3に
酸性化した。溶液を酢酸エチルで抽出し、抽出物を乾燥させて、蒸発濃縮し、(
E)−6−(1,3−ジヒドロ−6−メトキシ−7−メチル−3−オキソ−4−p
−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−
ヘキセン酸メチルを得た。
1B.Zaを変えた、式2の製造
Aの方法に従い、(E)−6−(1,3−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−6−メトキ
シ−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−
ヘキセン酸メチルの代わりに:
(E)−2−[2−[2−[1,3−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−6−メトキシ−7
−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル]エチリデン]シクロペント−
1−イル]酢酸メチル;
3−(1,3−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−6−メトキシ−7−メチル−3−オ
キソ−5−イソベンゾフラニルメチル)−2−メチルシクロペント−2−エン−
1−イル酢酸メチル;
(E)−3−[2−(1,3−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−6−メトキシ−7−メ
チル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)エチリデン]シクロペンタン−1
−カルボン酸エチル;
(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−6−メトキシ−7−メ
チル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−プロプ−1−エン−1−イル]
−3−メチル安息香酸メチル;
4−(1,3−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−6−メトキシ−7−メチル−3−オ
キソイソベンゾフラン−5−イルメチル)−3−メチルシクロペント−3−エン
−1−カルボン酸メチル;
3−[3−(1,3−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−6−メトキシ−7−メチル−
3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)シクロペント−1−エン−1−イル]プ
ロピオン酸メチル;
(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−6−メトキシ−7−メ
チル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−1−メチルプロペニル]−シク
ロペンタンカルボン酸メチル;
およびZaが下記表に定めた側鎖に相当する式IAの化合物群:
を用いて、
(E)−2−[2−[2−[1,3−ジヒドロ−6−メトキシ−7−メチル−3−オ
キソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル]エチリ
デン]シクロペント−1−イル]酢酸メチル;
3−(1,3−ジヒドロ−6−メトキシ−7−メチル−3−オキソ−4−p−ト
ルエンスルホニルオキシ−5−イソベンゾフラニルメチル)−2−メチルシクロ
ペント−2−エン−1−イル酢酸メチル;
(E)−3−[2−[1,3−ジヒドロ−6−メトキシ−7−メチル−3−オキソ
−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)エチリデン]
シクロペンタン−1カルボン酸エチル;
(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−6−メトキシ−7−メチル−3−オキソ
−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−プロプ−
1−エン−1−イル]−3−メチル安息香酸メチル;
4−(1,3−ジヒドロ−6−メトキシ−7−メチル−3−オキソ−4−p−ト
ルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イルメチル)−3−メチルシク
ロペント−3−エン−1−カルボン酸メチル;
3−[3−(1,3−ジヒドロ−6−メトキシ−7−メチル−3−オキソ−4−
p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)シクロペント−1
−エン−1−イル]−プロピオン酸メチル;
(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−6−メトキシ−7−メチル−3−オキソ
−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−1−メチ
ルプロペニル]−シクロペンタンカルボン酸メチル;
およびその他の式2の対応する化合物を得る。
実施例2
2A.式中Zaが式ZAの側鎖であり、Z1がメチルであり、Z2、Z3、およびZ4
がHであり、Rbがトシルである式3の製造
2,4,6−コリジン(100ml)中、(E)−6−(1,3−ジヒドロ−6−メト
キシ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾ
フラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチル(28g)の溶液を65℃
まで加熱し、ヨウ化リチウムを加えた。3日後、溶液に酢酸エチルおよび希塩酸
を加えた。有機層を乾燥させ、蒸発濃縮して、(E)−6−(1,3−ジヒドロ−6
−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイ
ソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸を得た。
2B.Zaを変えた、式3の製造
Aの方法に従い、(E)−6−(1,3−ジヒドロ−6−メトキシ−7−メチル−
3−オキソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)
−4−メチル−4−ヘキセン酸メチルの代わりに:
(E)−2−[2−[2−[1,3−ジヒドロ−6−メトキシ−7−メチル−3−オ
キソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル]エチリ
デン]シクロペント−1−イル]酢酸メチル;
3−(1,3−ジヒドロ−6−メトキシ−7−メチル−3−オキソ−4−p−ト
ルエンスルホニルオキシ−5−イソベンゾフラニルメチル)−2−メチルシクロ
ペント−2−エン−1−イル酢酸メチル;
(E)−3−[2−(1,3−ジヒドロ−6−メトキシ−7−メチル−3−オキソ
−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)エチリデン]
シクロペンタン−1−カルボン酸エチル;
(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−6−メトキシ−7−メチル−3−オキソ
−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−プロプ−
1−エン−1−イル]−3−メチル安息香酸メチル;
4−(1,3−ジヒドロ−6−メトキシ−7−メチル−3−オキソ−4−p−ト
ルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イルメチル)−3−メチルシク
ロペント−3−エン−1−カルボン酸メチル;
3−[3−(1,3−ジヒドロ−6−メトキシ−7−メチル−3−オキソ−4−
p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)シクロペント−1
−エン−1−イル]プロピオン酸メチル;
(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−6−メトキシ−7−メチル−3−オキソ
−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−1−メチ
ルプロペニル]−シクロペンタンカルボン酸メチル;
および実施例1Bの表に上げたものに相当する式2の化合物群を用いて:
(E)−2−[2−[2−[1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−7−メチル−3−
オキソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル]エチ
リデン]シクロペント−1−イル]酢酸;
3−(1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキソ−4−p−
トルエンスルホニルオキシ−5−イソベンゾフラニルメチル)−2−メチルシク
ロペント−2−エン−1−イル酢酸;
(E)−3−[2−(1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキ
ソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)エチリデ
ン]シクロペンタン−1−カルボン酸;
(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキ
ソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−プロプ
−1−エン−1−イル]−3−メチル安息香酸;
4−(1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキソ−4−p−
トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イルメチル)−3−メチルシ
クロペント−3−エン−1−カルボン酸;
3−[3−(1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキソ−4
−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)シクロペント−
1−エン−1−イル]プロピオン酸;
(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキ
ソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−1−メ
チルプロペニル]−シクロペンタンカルボン酸;
および実施例1Bの表に上げたものに対応するその他の式3の化合物を得る。
実施例3
3A.式中Zaが式ZAの側鎖であり、Z1がメチルであり、Z2、Z3、およびZ4
がHであり、Rbがトシルであり、低級アルキルがメチルである式4の製造
メタノール(150ml)中、(E)−6−(1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−
7−メチル−3−オキソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン
−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸(23g)およびp−トルエンスルホ
ン酸(0.8g)の溶液を18時間撹拌し、次いで、水および酢酸エチルを加えた
。有機層を乾燥させ、蒸発濃縮して、残渣をヘキサン:酢酸エチル:メタノール
40:58:2で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにかけ、(E)−6−(
1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トルエ
ンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン
酸メチルを得た。
3B.Zaを変えた、式4の製造
Aの方法に従い、(E)−6−(1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−7−メチル
−3−オキソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル
)−4−メチル−4−ヘキセン酸の代わりに:
(E)−2−[2−[2−[1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−7−メチル−3−
オキソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル]エチ
リデン]シクロペント−1−イル]酢酸;
3−(1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキソ−4−p−
トルエンスルホニルオキシ−5−イソベンゾフラニルメチル)−2−メチルシク
ロペント−2−エン−1−イル酢酸;
(E)−3−[2−(1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキ
ソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)エチリデ
ン]シクロペンタン−1−カルボン酸;
(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキ
ソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−プロプ
−1−エン−1−イル]−3−メチル安息香酸;
4−(1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキソ−4−p−
トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イルメチル)−3−メチルシ
クロペント−3−エン−1−カルボン酸;
3−[3−(1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキソ−4
−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)シクロペント−
1−エン−1−イル]プロピオン酸;
(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキ
ソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−1−メ
チルプロペニル]−シクロペンタンカルボン酸;
および実施例1Bの表に上げたものに相当する式3の化合物群を用いて:
(E)−2−[2−[2−[1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−7−メチル−3−
オキソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル]エチ
リデン]シクロペント−1−イル]酢酸メチル;
3−(1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキソ−4−p−
トルエンスルホニルオキシ−5−イソベンゾフラニルメチル)−2−メチルシク
ロペント−2−エン−1−イル酢酸メチル;
(E)−3−[2−(1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキ
ソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)エチリデ
ン]シクロペンタン−1−カルボン酸メチル;
(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキ
ソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−プロプ
−1−エン−1−イル]−3−メチル安息香酸メチル;
4−(1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキソ−4−p−
トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イルメチル)−3−メチルシ
クロペント−3−エン−1−カルボン酸メチル;
3−[3−(1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキソ−4
−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)シクロペント−
1−エン−1−イル]プロピオン酸メチル;
(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキ
ソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−1−メ
チルプロペニル]−シクロペンタンカルボン酸メチル;
および実施例1Bの表に上げたものに対応するその他の式4の化合物を得る。
実施例4
4A.式中Zaが式ZAの側鎖であり、Z1がメチルであり、Z2、Z3、およびZ4
がHであり、Rbがトシルであり、低級アルキルがメチルである式5の製造
トリフルオロメタンスルホン酸無水物(10.57g)を塩化メチレン(50
0ml)およびピリジン(5ml)中、(E)−6−(1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキ
シ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフ
ラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチルの溶液に0℃で加えた。
6時間後、反応物を過剰の水性炭酸水素ナトリウムに加えた。有機溶液を乾燥さ
せ、蒸発濃縮して、(E)−6−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4
−p−トルエンスルホニルオキシ−6−トリフルオロメタンスルホニルオキシイ
ソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチルを得た。
4B.Zaを変えた、式5の製造
Aの方法に従い、(E)−6−(1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−7−メチル
−3−オキソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル
)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチルの代わりに:
(E)−2−[2−[2−[1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−7−メチル−3−
オキソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル]エチ
リデン]シクロペント−1−イル]酢酸メチル;
3−(1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキソ−4−p−
トルエンスルホニルオキシ−5−イソベンゾフラニルメチル)−2−メチルシク
ロペント−2−エン−1−イル酢酸メチル;
(E)−3−[2−(1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキ
ソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)エチリデ
ン]シクロペンタン−1−カルボン酸メチル;
(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキ
ソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−プロプ
−1−エン−1−イル]−3−メチル安息香酸メチル;
4−(1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキソ−4−p−
トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イルメチル)−3−メチルシ
クロペント−3−エン−1−カルボン酸メチル;
3−[3−(1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキソ−4
−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)シクロペント−
1−エン−1−イル]プロピオン酸メチル;
(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキ
ソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−1−メ
チルプロペニル]−シクロペンタンカルボン酸メチル;
および実施例1Bの表に上げたものに対応する式4の他の化合物を用いて:
(E)−2−[2−[2−[1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−
トルエンスルホニルオキシ−6−トリフルオロメタンスルホニルオキシイソベン
ゾフラン−5−イル]エチリデン]シクロペント−1−イル]酢酸メチル;
3−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トルエンスルホニ
ルオキシ−6−トリフルオロメタンスルホニルオキシ−5−イソベンゾフラニル
メチル)−2−メチルシクロペント−2−エン−1−イル酢酸メチル;
(E)−3−[2−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トル
エンスルホニルオキシ−6−トリフルオロメタンスルホニルオキシイソベンゾフ
ラン−5−イル)エチリデン]シクロペンタン−1−カルボン酸メチル;
(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トル
エンスルホニルオキシ−6−トリフルオロメタンスルホニルオキシイソベンゾフ
ラン−5−イル)−プロプ−1−エン−1−イル]−3−メチル安息香酸メチル;
4−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トルエンスルホニ
ルオキシ−6−トリフルオロメタンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イ
ルメチル)−3−メチルシクロペント−3−エン−1−カルボン酸メチル;
3−[3−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トルエンス
ルホニルオキシ−6−トリフルオロメタンスルホニルオキシイソベンゾフラン−
5−イル)シクロペント−1−エン−1−イル]プロピオン酸メチル;
(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トル
エンスルホニルオキシ−6−トリフルオロメタンスルホニルオキシイソベンゾフ
ラン−5−イル)−1−メチルプロペニル]−シクロペンタンカルボン酸メチル;
および実施例1Bの表に上げたものに対応するその他の式5の化合物を得る。
実施例5
5A.式中Zaが式ZAの側鎖であり、Z1がメチルであり、Z2、Z3、およびZ4
がHであり、Rbがトシルであり、R2がビニルであり、低級アルキルがメチル
である式6の製造
N−メチルピロリジノン(220ml)中、塩化リチウム(4.8g)、トリス(
ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)クロロホルム付加物(0.65g)
、トリフェニルアルシン(1.6g)、および(E)−6−(1,3−ジヒドロ−7−
メチル−3−オキソ−4−p−トルエンスルホニルオキシ−6−トリフルオロメ
タンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセ
ン酸メチルの混合物を55℃まで加熱した。ビニルトリブチルスズ(15g)を
加えた。3時間後、反応物に水(500ml)、フッ化カリウム(16g)および
酢酸エチルを加えた。有機溶液を乾燥させ、セライトを通して濾過し、蒸発濃縮
して、(E)−6−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トルエ
ンスルホニルオキシ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−
4−へキセン酸メチルを得た。
5B.Zaを変えた、式6の製造
Aの方法に従い、(E)−6−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4
−p−トルエンスルホニルオキシ−6−トリフルオロメタンスルホニルオキシイ
ソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチルの代わりに:
(E)−2−[2−[2−[1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−
トルエンスルホニルオキシ−6−トリフルオロメタンスルホニルオキシイソベン
ゾフラン−5−イル]エチリデン]シクロペント−1−イル]酢酸メチル;
3−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トルエンスルホニ
ルオキシ−6−トリフルオロメタンスルホニルオキシ−5−イソベンゾフラニル
メチル)−2−メチルシクロペント−2−エン−1−イル酢酸メチル;
(E)−3−[2−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トル
エンスルホニルオキシ−6−トリフルオロメタンスルホニルオキシイソベンゾフ
ラン−5−イル)エチリデン]シクロペンタン−1−カルボン酸メチル;
(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トル
エンスルホニルオキシ−6−トリフルオロメタンスルホニルオキシイソベンゾフ
ラン−5−イル)−プロプ−1−エン−1−イル]−3−メチル安息香酸メチル;
4−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トルエンスルホニ
ルオキシ−6−トリフルオロメタンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イ
ルメチル)−3−メチルシクロペント−3−エン−1−カルボン酸メチル;
3−[3−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トルエンス
ルホニルオキシ−6−トリフルオロメタンスルホニルオキシイソベンゾフラン−
5−イル)シクロペント−1−エン−1−イル]プロピオン酸メチル;
(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トル
エンスルホニルオキシ−6−トリフルオロメタンスルホニルオキシイソベンゾフ
ラン−5−イル)−1−メチルプロペニル]−シクロペンタンカルボン酸メチル;
および実施例1Bの表に上げたものに対応する他の式5の化合物を用いて:
(E)−2−[2−[2−[1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−
トルエンスルホニルオキシ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イル]エチリデ
ン]シクロペント−1−イル]酢酸メチル;
3−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トルエンスルホニ
ルオキシ−6−ビニル−5−イソベンゾフラニルメチル)−2−メチルシクロペ
ント−2−エン−1−イル酢酸メチル;
(E)−3−[2−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トル
エンスルホニルオキシ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イル)エチリデン]シ
クロペンタン−1−カルボン酸メチル;
(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トル
エンスルホニルオキシ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イル)−プロプ−1
−エン−1−イル]−3−メチル安息香酸メチル;
4−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トルエンスルホニ
ルオキシ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イルメチル)−3−メチルシクロ
ペント−3−エン−1−カルボン酸メチル;
3−[3−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トルエンス
ルホニルオキシ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イル)シクロペント−1−
エン−1−イル]プロピオン酸メチル;
(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トル
エンスルホニルオキシ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イル)−1−メチル
プロペニル]−シクロペンタンカルボン酸メチル;
および実施例1Bの表に上げたものに対応するその他の式6の化合物を得る。
5C.R2を変えた、式6の製造
Aの方法に従い、ビニルトリブチルスズの代わりに:
メチルトリブチルスズ;
シクロプロピルトリブチルスズ;
フルオロビニルトリブチルスズ;
トリフルオロビニルトリブチルスズ;
プロプ−2−エニルトリブチルスズ;
エチニルトリブチルスズ;
ペント−2−イニルトリブチルスズ;および
4−メトキシベンジルオキシメチルトリブチルスズ;
を用いて:
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6,7−ジメチル−3−オキソ−4−p−トルエ
ンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン
酸メチル;
(E)6−(6−シクロプロピル−1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−
4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル
−4−ヘキセン酸メチル;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−フルオロビニル−7−メチル−3−オキソ−
4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル
−4−ヘキセン酸メチル;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トルエンスル
ホニルオキシ−6−トリフルオロビニルイソベンゾフラン−5−イル)−4−メ
チル−4−ヘキセン酸メチル;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トルエンスル
ホニルオキシ−6−(プロプ−2−エニル)イソベンゾフラン−5−イル)−4
−メチル−4−ヘキセン酸メチル;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−エチニル−7−メチル−3−オキソ−4−p
−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−
ヘキセン酸メチル;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トルエンスル
ホニルオキシ−6−(ペント−2−イニル)イソベンゾフラン−5−イル)−4−
メチル−4−ヘキセン酸メチル;
(E)6−(6−アリル−1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−
トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘ
キセン酸メチル;および
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−(4−メトキシベンジルオキシメチル)−7−
メチル−3−オキソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5
−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチル
を得る。
5D.R2を変えた式6
Aの方法に従い、ビニルトリブチルスズの代わりにエチルトリブチルスズを用
い、(E)−6−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トルエン
スルホニルオキシ−6−トリフルオロメタンスルホニルオキシイソベンゾフラン
−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチルの代わりに(E)−6−(1,3
−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トルエンスルホニルオキシ−6
−トリフルオロメタンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−3,4−
ジメチル−4−ヘキセン酸メチルを用いて、(E)−6−(1,3−ジヒドロ−6−
エチル−7−メチル−3−オキソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベン
ゾフラン−5−イル)−3,4−ジメチル−4−ヘキセン酸メチルを得る。
実施例6
6A.式中Zaが式ZAの側鎖であり、Z1がメチルであり、Z2、Z3、およびZ4
がHであり、R7がビニルである式AAの製造
メタノール(6ml)および水(6ml)中、(E)6−(1,3−ジヒドロ−7−メ
チル−3−オキソ−4−p−トルエンスルホニルオキシ−6−ビニルイソベンゾ
フラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチル(0.37g)の溶液を
62℃で15時間加熱した。反応物を水性硫酸水素ナトリウムで酸性化し、酢酸
エチルで抽出した。抽出物を乾燥させ、蒸発濃縮し、残渣を、酢酸エチル/ヘキ
サン/酢酸で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにかけて、(E)6−(1,3
−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキソ−6−ビニルイソベンゾ
フラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸、融点148−149℃(tert
-ブチルメチルエーテル/ヘキサン)を得た。
6B.Zaを変えた、式AAの製造
Aの方法に従い、(E)6−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−
p−トルエンスルホニルオキシ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イル)−4
−メチル−4−ヘキセン酸メチルの代わりに:
(E)−2−[2−[2−[1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−
トルエンスルホニルオキシ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イル]エチリデ
ン]シクロペント−1−イル]酢酸メチル;
3−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トルエンスルホニ
ルオキシ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イルメチル)−2−メチルシクロ
ペント−2−エン−1−イル酢酸メチル;
(E)−3−[2−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トル
エンスルホニルオキシ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イル)エチリデン]シ
クロペンタン−1−カルボン酸メチル;
(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トル
エンスルホニルオキシ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イル)−プロプ−1
−エン−1−イル]−3−メチル安息香酸メチル;
4−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トルエンスルホニ
ルオキシ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イルメチル)−3−メチルシクロ
ペント−3−エン−1−カルボン酸メチル;
3−[3−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トルエンス
ルホニルオキシ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イル)シクロペント−1−
エン−1−イル]プロピオン酸メチル;
(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トル
エンスルホニルオキシ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イル)−1−メチル
プロペニル]−シクロペンタンカルボン酸メチル;
および実施例1Bの表に上げたものに対応する式6の他の化合物を用いて:
(E)−2−[2−[2−[1,3−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−7−メチル−3−
オキソ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イル]エチリデン]シクロペント−1
−イル]酢酸;
3−(1,3−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキソ−6−ビニ
ルイソベンゾフラン−5−イルメチル)−2−メチルシクロペント−2−エン−
1−イル酢酸;
(E)−3−[2−(1,3−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキ
ソ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イル)エチリデン]シクロペンタン−1−
カルボン酸;
(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキ
ソ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イル)−プロプ−1−エン−1−イル]−
3−メチル安息香酸;
4−(1,3−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキソ−6−ビニ
ルイソベンゾフラン−5−イルメチル)−3−メチルシクロペント−3−エン−
1−カルボン酸;
3−[3−(1,3−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキソ−6
−ビニルイソベンゾフラン−5−イル)シクロペント−1−エン−1−イル]プロ
ピオン酸;
(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキ
ソ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イル)−1−メチルプロペニル]−シクロ
ペンタンカルボン酸;
および下記の表に上げたものに対応する、式AAでR2がビニルであるその他の
化合物を得る:
6C.R2を変えた、式AA
Aの方法に従い、(E)6−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−
p−トルエンスルホニルオキシ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イル)−4
−メチル−4−ヘキセン酸メチルの代わりに:
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6,7−ジメチル−3−オキソ−4−p−トルエ
ンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン
酸メチル;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オキソ−4−p−
トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘ
キセン酸メチル;
(E)6−(6−シクロプロピル−1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−
4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル
−4−ヘキセン酸メチル;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−フルオロビニル−7−メチル−3−オキソ−
4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル
−4−ヘキセン酸メチル;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トルエンスル
ホニルオキシ−6−トリフルオロビニルイソベンゾフラン−5−イル)−4−メ
チル−4−ヘキセン酸メチル;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トルエンスル
ホニルオキシ−6−(プロプ−2−エニル)イソベンゾフラン−5−イル)−4−
メチル−4−ヘキセン酸メチル;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−エチニル−7−メチル−3−オキソ−4−p
−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−
ヘキセン酸メチル;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トルエンスル
ホニルオキシ−6−(ペント−2−イニル)イソベンゾフラン−5−イル)−4−
メチル−4−ヘキセン酸メチル;
(E)6−(6−アリル−1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−
トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘ
キセン酸メチル;および
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−(4−メトキシベンジルオキシメチル)−7−
メチル−3−オキソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5
−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチル;
を用いて:
(E)6−(1,3−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−6,7−ジメチル−3−オキソ
イソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸、融点167−1
70℃(酢酸エチル);
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−4−ヒドロキシ−7−メチル−3−
オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸、融点14
1−142℃(t−ブチルメチルエーテル);
(E)6−(6−シクロプロピル−1,3−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−7−メチ
ル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸、
融点172−174℃(t−ブチルメチルエーテル);
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−フルオロビニル−4−ヒドロキシ−7−メチ
ル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキソ−6−
トリフルオロビニルイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン
酸;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキソ−6−
(プロプ−2−エニル)イソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキ
セン酸;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−エチニル−4−ヒドロキシ−7−メチル−3
−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキソ−6−
(ペント−2−イニル)イソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキ
セン酸;
(E)6−(6−アリル−1,3−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−7−メチル−3−
オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸;および
(E)6−(1,3−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−6−(4−メトキシベンジルオ
キシメチル)−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチ
ル-4−ヘキセン酸
を得る。
6D.ZaとRを変えた、式AA2
Aの方法に従い、(E)6−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−
p−トルエンスルホニルオキシ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イル)−4
−メチル−4−ヘキセン酸メチルの代わりに(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−エ
チル−7−メチル−3−オキソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾ
フラン−5−イル)−3,4−ジメチル−4−ヘキセン酸メチルを用いて、(E)6
−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−4−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキソイ
ソベンゾフラン−5−イル)−3,4−ジメチル-4−ヘキセン酸、融点180−
182℃(アセトン/ヘキサン)を得る。
実施例7
7A.式中Zaが式ZAの側鎖であり、Z1がメチルであり、Z2、Z3、およびZ4
がHであり、Rbがトシルであり、R2がエチルであり、低級アルキルがメチル
である式6の製造
ベンゼン(180ml)およびエタノール(180ml)中、(E)6−(1,3−ジ
ヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トルエンスルホニルオキシ−6−ビ
ニルイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチル(17.
7g)の溶液を11時間水素化した。溶媒を真空下で除去し、残渣を酢酸エチル
/tertブチルメチルエーテルから結晶化して、(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−
エチル−7−メチル−3−オキソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベン
ゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチル、融点101.3−
102.8℃を得た。
7B.Zaを変えた、式6の製造
Aの方法に従い、(E)6−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−
p−トルエンスルホニルオキシ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イル)−4
−メチル−4−ヘキセン酸メチルの代わりに:
(E)−2−[2−[2−[1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−
トルエンスルホニルオキシ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イル]エチリデ
ン]シクロペント−1−イル]酢酸メチル;
3−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トルエンスルホニ
ルオキシ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イルメチル)−2−メチルシクロ
ペント−2−エン−1−イル酢酸メチル;
(E)−3−[2−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トル
エンスルホニルオキシ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イル)エチリデン]シ
クロペンタン−1−カルボン酸メチル;
(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トル
エンスルホニルオキシ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イル)−プロプ−1
−エン−1−イル]−3−メチル安息香酸メチル;
4−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トルエンスルホニ
ルオキシ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イルメチル)−3−メチルシクロ
ペント−3−エン−1−カルボン酸メチル;
3−[3−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トルエンス
ルホニルオキシ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イル)シクロペント−1−
エン−1−イル]プロピオン酸メチル;
(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トル
エンスルホニルオキシ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イル)−1−メチル
プロペニル]−シクロペンタンカルボン酸メチル;
および実施例1Bの表に上げたものに対応する他の式6の化合物を用いて:
(E)−2−[2−[2−[1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オキ
ソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル]エチリデ
ン]シクロペント−1−イル]酢酸メチル;
3−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オキソ−4−p−トル
エンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イルメチル)−2−メチルシクロ
ペント−2−エン−1−イル酢酸メチル;
(E)−3−[2−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オキソ−
4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)エチリデン]シ
クロペンタン−1−カルボン酸メチル;
(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オキソ−
4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−プロプ−1
−エン−1−イル]−3−メチル安息香酸メチル;
4−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オキソ−4−p−トル
エンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イルメチル)−3−メチルシクロ
ペント−3−エン−1−カルボン酸メチル;
3−[3−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オキソ−4−p
−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)シクロペント−1−
エン−1−イル]プロピオン酸メチル;
(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オキソ−
4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−1−メチル
プロペニル]−シクロペンタンカルボン酸メチル;
および実施例1Bの表に上げたものに対応する式6でR2がエチルであるその他
の化合物を得る。
実施例8
8A.式中Zaが式ZAの側鎖であり、Z1がメチルであり、Z2、Z3、およびZ4
がHであり、R2がエチルである、式AA
1:1水性メタノール(40ml)中、(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−エチル
−7−メチル−3−オキソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラ
ン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチル(3.16g)の溶液を62
℃で18時間加熱した。溶液を酸性化し、酢酸エチルで抽出した。抽出物を乾燥
および蒸発濃縮して、残渣を酢酸エチル/ヘキサン/酢酸で溶出するシリカゲル
クロマトグラフィーにかけて、(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−4−ヒ
ドロキシ−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル
−4−ヘキセン酸、融点141−142℃(t−ブチルメチルエーテル)を得た。
8B.Zaを変えた式AA
Aの方法に従い、(E)6−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−
p−トルエンスルホニルオキシ−6−エチルイソベンゾフラン−5−イル)−4
−メチル−4−ヘキセン酸メチルの代わりに:
(E)−2−[2−[2−[1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オキ
ソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル]エチリデ
ン]シクロペント−1−イル]酢酸メチル;
3−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オキソ−4−p−トル
エンスルホニルオキシ−5−イソベンゾフラニルメチル)−2−メチルシクロペ
ント−2−エン−1−イル酢酸メチル;
(E)−3−[2−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オキソ−
4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)エチリデン]シ
クロペンタン−1−カルボン酸エチル;
(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オキソ−
4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−プロプ−1
−エン−1−イル]−3−メチル安息香酸メチル;
4−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オキソ−4−p−トル
エンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イルメチル)−3−メチルシクロ
ペント−3−エン−1−カルボン酸メチル;
3−[3−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オキソ−4−p
−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)シクロペント−1−
エン−1−イル]プロピオン酸メチル;
(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オキソ−
4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−1−メチル
プロペニル]−シクロペンタンカルボン酸メチル;
および実施例1Bの表に上げたものに対応するその他の式6の化合物群を用いて
:
(E)−2−[2−[2−[1,3−ジヒドロ−6−エチル−4−ヒドロキシ−7−
メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル]エチリデン]シクロペント−1
−イル]酢酸、融点168−169℃(t−ブチルメチルエーテル);
3−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−4−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキ
ソイソベンゾフラン−5−イルメチル)−2−メチルシクロペント−2−エン−
1−イル酢酸;
(E)−3−[2−[1,3−ジヒドロ−6−エチル−4−ヒドロキシ−7−メチ
ル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)エチリデン]シクロペンタン−1−
カルボン酸;
(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−4−ヒドロキシ−7−メチ
ル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−プロプ−1−エン−1−イル]−
3−メチル安息香酸;
4−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−4−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキ
ソイソベンゾフラン−5−イルメチル)−3−メチルシクロペント−3−エン−
1−カルボン酸;
3−[3−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−4−ヒドロキシ−7−メチル−3
−オキソイソベンゾフラン−5−イル)シクロペント−1−エン−1−イル]−プ
ロピオン酸;
(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−4−ヒドロキシ−7−メチ
ル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−1−メチルプロペニル]−シクロ
ペンタンカルボン酸;
および下記の表に上げたものに対応する、R2がエチルである式AAの他の化合
物を得る:
実施例9
9A.(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−(p−メトキシベンジルオキシメチル)−
7−メチル−3−オキソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン
−5−イル)−4−メチル-4−ヘキセン酸メチル
塩化リチウム(1.6g)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0
)クロロホルム付加物(0.22g)、トリフェニルアルシン(0.53g)、(E)
6−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ−4−p−トルエンスルホニル
オキシ−6−トリフルオロメタンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル
)−4−メチル−4−へキセン酸メチル(8.0g)の混合物を55℃まで加熱す
る。p−メトキシベンジルオキシメチルトリブチルスズ(7.5g)を加える。3
時間後、溶液を水(200ml)、フッ化カリウム(5g)および酢酸エチル(2
00ml)に加えた。有機溶液を乾燥させ、セライト濾過し、蒸発濃縮して、残渣
を、ヘキサン/酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにかけて、
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−(p−メトキシベンジルオキシメチル)−7−メ
チル−3−オキソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−
イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチルを得る。
9B.(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシメチル−7−メチル−3−オ
キソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−4−
メチル-4−ヘキセン酸メチル
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−(4−メトキシベンジルオキシメチル)−7−
メチル−3−オキソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5
−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチル(0.5g)を0℃でトリフルオロ
酢酸(10ml)に溶解する。30分後、溶媒を真空下で除去し、残渣を、ヘキサ
ン/酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにかけて、(E)6−(
1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシメチル−7−メチル−3−オキソ−4−p−
トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘ
キセン酸メチルを得る。
9C.(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−ホルミル−7−メチル−3−オキソ−4
−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−
4−ヘキセン酸メチル
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシメチル−7−メチル−3−オキソ
−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチ
ル−4−ヘキセン酸メチル(0.2g)をジクロロメタン(10ml)に溶解し、ピ
リジニウムクロロクロメート(0.15g)を加える。1時間後水を加える。有機
溶液を乾燥させ、蒸発濃縮し、残渣を、ヘキサン/酢酸エチルで溶出するシリカ
ゲルクロマトグラフィーにかけて、(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−ホルミル−
7−メチル−3−オキソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン
−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチルを得る。
9D.R2がp−メトキシベンジルオキシメチル、ヒドロキシメチル、およびホ
ルミルである式A
実施例6の方法に従い、(E)6−(1,3−ジヒドロ−7−メチル−3−オキソ
−4−p−トルエンスルホニルオキシ−6−トリフルオロメタンスルホニルオキ
シイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチルの代わり
に:
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−(4−メトキシベンジルオキシメチル)−7−
メチル−3−オキソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5
−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチル;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシメチル−7−メチル−3−オキソ
−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチ
ル−4−ヘキセン酸メチル;および
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−ホルミル−7−メチル−3−オキソ−4−p
−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−
ヘキセン酸メチル;
を用いて:
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−(4−メトキシベンジルオキシメチル)−7−
メチル−3−オキソ−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5
−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸;
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシメチル−7−メチル−3−オキソ
−4−p−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチ
ル-4−ヘキセン酸;および
(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−ホルミル−7−メチル−3−オキソ−4−p
−トルエンスルホニルオキシイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−
ヘキセン酸メチル;
を得る。
実施例10
(E)−2−{2−[2−[1,3−ジヒドロ−6−エチル−4−ヒドロキシ−7−
メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル]エチリデン]シクロペント−1
−(S)−イル}酢酸
10A.(E)−6−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−4−ヒドロキシ−7−メチ
ル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メ
チル
メタノール(200ml)中(E)−6−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−4−ヒ
ドロキシ−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル
−4−ヘキセン酸の溶液をp−トルエンスルホン酸(0.8g)で処理し、25℃
で16時間撹拌した。反応混合物を0℃まで冷却した。(E)−6−(1,3−ジヒ
ドロ−6−エチル−4−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン
−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸メチル、融点116.5−117.6
℃、を濾過して集めた。
10B.(E)−6−(4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1,3−ジヒドロ−
6−エチル−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチ
ル-4−ヘキセン酸メチル
ジメチルホルムアミド(40ml)中(E)−6−(1,3−ジヒドロ−6−エチル
−4−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4
−メチル−4−ヘキセン酸メチル(8.61g)およびイミダゾール(3.5g)の
溶液をt−ブチルジメチルシリルクロリド(4.50g)で処理し、25℃で1
4時間撹拌した。次いで、反応混合物を氷水に注ぎ、エーテルで抽出した。硫酸
マグネシウムで乾燥させ、蒸発させて、(E)−6−(4−t−ブチルジメチルシ
リルオキシ−1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オキソイソベン
ゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸を得た。
10C.2−(4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1,3−ジヒドロ−6−
エチル−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−アセトアルデ
ヒド
塩化メチレン(150ml)、メタノール(150ml)およびピリジン(5ml)
中、(E)−6−(4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1,3−ジヒドロ−6−
エチル−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−
4−ヘキセン酸メチル(10.6g)の溶液を−70℃で過剰のオキソン(登録商
標)で処理した。反応をジメチルスルフィド(20ml)で止め、25℃で5時間
撹拌した。反応混合物を1N水性硫酸水素ナトリウムに注いだ。1:1酢酸エチ
ル:ヘキサンで抽出し、油状物を得、これをシリカゲルクロマトグラフィーによ
り精製して、2−(4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1,3−ジヒドロ−6
−エチル−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−アセトアル
デヒド、融点90.9−91.6℃を得た。
10D.dl−1−[2−(4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1,3−ジヒド
ロ−6−エチル−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−1−
ヒドロキシ−1−イル]シクロペント−1−エン
テトラヒドロフラン(100ml)1−ブロモシクロペンテン(21.4g)の溶液
を30分にわたり、テトラヒドロフラン(30ml)中マグネシウム(3.62g)
に加えた。反応混合物を15分間還流し、次いで、テトラヒドロフランで希釈し
て、最終容量200mlとした。次いで、このグリニヤル試薬(31ml)を−65
℃でテトラヒドロフラン(100ml)中2−(4−t−ブチルジメチルシリルオ
キシ−1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラ
ン−5−イル)−アセトアルデヒド(100ml)に加えた。40分後、反応混合
物を水性塩化アンモニウムに注いだ。エーテルで抽出して油状物を得、これをt
−ブチルメチルエーテル/ヘキサンから再結晶化して、dl−1−[2−(4−t−
ブチルジメチルシリルオキシ−1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3
−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−1−ヒドロキシ−1−イル]シクロペン
ト−1−エン、融点129.5−132℃を得た。
10E.シクロペンチル(4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1,3−ジヒド
ロ−6−エチル−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イルメチル)
メタノン
塩化メチレン(100ml)中ジメチルスルホキシド(3ml)の溶液を−60℃
まで冷却し、トリフルオロ酢酸無水物(4ml)で処理した。塩化メチレン(14
ml)中、dl−1−[2−(4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1,3−ジヒド
ロ−6−エチル−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−1−
ヒドロキシ−1−イル]シクロペント−1−エン(4.1g)を5分にわたり加え
、反応混合物を−60℃で1時間撹拌した。トリエチルアミン(11ml)を加
え、反応混合物を20℃まで暖めさせた。水性取り出しおよび塩化メチレンでの
抽出により、シクロペンチル(4−t−ブチル−ジメチルシリルオキシ−1,3−
ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イルメ
チル)メタノン、融点128.2−129.4℃を得た。
10F.(S)−2−(4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1,3−ジヒドロ−
6−エチル−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−1−シク
ロペンチル−1−ヒドロキシエタン
シクロペンチル(4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1,3−ジヒドロ−6
−エチル−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イルメチル)メタノ
ン(4.2g)を(R)−テトラヒドロ−1−メチル−3,3−ジフェニル−1H,3
H−ピロロ−[1,2−c][1,3,3]オキサザボロールの1Mトルエン溶液(3m
l)で処理した。トルエンを真空で蒸発させ、塩化メチレンを加えた(2ml)。
反応混合物を−30℃まで冷却し、ボラン/ジメチルスルフィド(0.33ml)
を45分間隔で3回加えた。反応混合物を−30℃で16時間撹拌し、1M塩化
水素/エーテル(3ml)の添加により反応を止めた。トルエンを加え(10ml)
、溶液を濾過し、エーテルで希釈し(200ml)、水性塩酸、水性炭酸水素ナト
リウムおよび塩水で洗浄した。乾燥および蒸発により、油状物を得、これをシリ
カゲルクロマトグラフィーにより精製して、(S)−2−(4−t−ブチルジメチ
ルシリルオキシ−1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オキソイソ
ベンゾフラン−5−イル)−1−シクロペンチル−1−ヒドロキシエタンを得た
。t−ブチルメチルエーテルから再結晶化してさらに精製し、エナンチオマー過
剰率97.8%の物質を得た(キラセルOD−H、85:15ヘキサン:i−プ
ロパノール、0.8ml/分、小8.3分、大9.2分)。
10G.(S)(E)−2−{2−[2−(4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1,
3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イ
ル)エチリデン]シクロペント−1−イル}酢酸エチル
(S)−2−(4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1,3−ジヒドロ−6−エ
チル−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−1−シクロペン
チル−1−ヒドロキシエタン(2.8g)、ピバリン酸(0.1g)、およびオルソ
酢酸トリエチル(125ml)の混合物を138℃まで加熱した。2.5時間後、
さらにピバリン酸(65mg)を加え、反応を1時間以上続けた。反応混合物を冷
却し、過剰のオルソ酢酸チエニルを真空で除去し、残渣をシリカゲルクロマトグ
ラフィー(20%酢酸エチル/ヘキサン)にかけ、(S)(E)−2−{2−[2−(
4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メ
チル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)エチリデン]シクロペント−1−
イル}酢酸エチルを得た。
10H.(S)(E)−2−{2−[2−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−4−ヒド
ロキシ−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)エチリデン]シク
ロペント−1−イル}酢酸エチル
テトラヒドロフラン(8ml)中、(S)(E)−2−{2−[2−(4−t−ブチル
ジメチルシリルオキシ−1,3−ジヒドロ−6−エチル−7−メチル−3−オキ
ソイソベンゾフラン−5−イル)エチリデン]シクロペント−1−イル}酢酸エチ
ルの溶液を0℃まで冷却し、テトラヒドロフラン中1Mフッ化テトラブチルアン
モニウム(3ml)で処理した。5分後、反応混合物を氷水に注ぎ、酢酸エチルで
抽出した。抽出物を乾燥し、蒸発させ、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(
20%酢酸エチル/ヘキサン)にかけ、(S)(E)−2−{2−[2−(1,3−ジヒ
ドロ−6−エチル−4−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン
−5−イル)エチリデン]シクロペント−1−イル}酢酸エチル、融点95.0−9
5.7℃を得た。
10I.(S)(E)−2−{2−[2−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−4−ヒドロ
キシ−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)エチリデン]シクロ
ペント−1−イル}酢酸
メタノール(20ml)および水(20ml)中、(S)(E)−2−{2−[2−(1,
3−ジヒドロ−6−エチル−4−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキソイソベン
ゾフラン−5−イル)エチリデン]シクロペント−1−イル}酢酸エチル(0.4g
)の混合物を水酸化リチウム(1.6g)で処理した。反応混合物を65℃で2時
間加熱し、次いで冷却した。メタノールを真空で除去し、残渣を過剰の1M硫酸
水素ナトリウムで処理した。酢酸エチルで抽出し、次いで、乾燥および蒸発させ
て、残渣をt−ブチルメチルエーテルから再結晶化して、(S)(E)−2−{2−[
2−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−4−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキソ
イソベンゾフラン−5−イル)エチリデン]シクロペント−1−イル}酢酸、融点
168.2−169.3℃をエナンチオマー過剰率96.4%(キラセルAD、8
5:15ヘキサン:i−プロパノール、0.1%トリフルオロ酢酸、0.8ml/分
、小12.6分、大13.5分)で得た。
実施例11−16
これらの実施例は、式Aで示される活性化合物、例えば(E)−6−(1,3−ジ
ヒドロ−4−ヒドロキシ−6−ビニル−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラ
ン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセン酸を含有する代表的医薬製剤の製法
を説明するものである。式Aで示される他の化合物、例えば実施例1−10に従
い製造されるものも、これらの実施例の製剤の製造における活性化合物として使
用され得る。
実施例11
この実施例では、経口投与用の代表的医薬製剤の製法を説明する。
成 分 1カプセル当たりの量(mgs)
活性化合物 200
乳糖、噴霧乾燥 148
ステアリン酸マグネシウム 2
上記成分を混合し、ゼラチン硬カプセル中に導入する。
実施例12
この実施例では、経口投与用の別の代表的医薬製剤の製法を説明する。
成 分 1錠当たりの量(mgs)
活性化合物 400
コーンスターチ 50
クロスカルメロースナトリウム 25
乳糖 120
ステアリン酸マグネシウム 5
上記成分を緊密に混合し、単一割線錠剤に圧縮成形する。
実施例13
経口投与用懸濁液は、下記組成により製造される。
成 分 量
活性化合物 1.0g
フマル酸 0.5g
塩化ナトリウム 2.0g
メチルパラベン 0.15g
プロピルパラベン 0.05g
グラニュー糖 25.5g
ソルビトール(70%溶液) 12.85g
ビーガムK(バンダービルト社) 1.0g
香料 0.035ml
着色剤 0.5mg
蒸留水 適量加えて100mlにする
実施例14
適当なpHに緩衝させた注射可能製剤は、下記組成により製造される。
成 分 量
活性化合物 0.2g
酢酸ナトリウム緩衝溶液(0.4モル) 2.0ml
HCl(1N)またはNaOH(1N) 適量加えて適当なpHにする
水(蒸留、滅菌) 適量加えて20mlにする
実施例15
この実施例では、局所適用の代表的医薬製剤の製法を説明する。
成 分 グラム数
活性化合物 0.2−10
スパン60 2
ツイーン60 2
鉱油 5
ペトロラタム 10
メチルパラベン 0.15
プロピルパラベン 0.05
BHA(ブチル化ヒドロキシアニソール) 0.01
水 適量加えて100にする
水を除く上記成分の全部を合わせ、撹拌しながら60℃−70℃に加熱する。
次に、60℃で充分な量の水を激しく撹拌しながら加えることにより、成分を乳
化させ、次いで水を適量加えて100gとする。
実施例16
総量2.5グラムの坐剤は、下記組成により製造される。
活性化合物 500mg
ウィテップゾールH−15* 残量
(*飽和植物性脂肪酸のトリグリセリド、ニュージャージー、HULSインコー
ポレイテッドの製品)
実施例17
IMPデヒドロゲナーゼ阻害検定を用いる
(抗炎症、抗ウイルス、抗腫瘍、抗乾癬および/または免疫抑制剤としての)
治療活性のインビトロ測定
この検定は、アンダーソン、J.H.およびサルトレリ、A.C.、「ジャーナル
・オブ・バイオロジカル・ケミストリー」、243:4762−4768(19
68)の方法の修正である。この方法では、ひとII型IMPデヒドロゲナーゼ(
「IMPDH」)によりイノシン5’−モノホスフェート(「IMP」)がキサ
ントシン5’−モノホスフェート(「XMP」)に変換されるのに応じて、NA
DHの形成を測定する(λmax=340nm、イプシロン340=6220M-1cm- 1
)。
化合物を溶かし、DMSOで希釈し、0、0.01、0.10、1.0、10お
よび100マイクロモルの濃度で化合物を含む反応溶液を、使い捨てのメタクリ
ルプラスチック製マイクロキュベット(「UV透過性」プラスチック、1cm経
路長、1.5ml容量)中で製造する。溶液(0.5−1ml)は、次の成分:0
.1モルのトリスHCl、pH8.0、0.1モルのKCL、3.0ミリモルのE
DTA、100μg/mlのBSA、0.05ミリモルのIMP、0.10ミリモ
ルのNAD、10%DMSO、5−15ナノモルのIMPDH(0.003−0.
010単位/ml、1単位の酵素は、飽和性基質濃度−200マイクロモルのI
MPおよび400マイクロモルのNADで40℃で1分間につき1マイクロモル
のNADHの形成を触媒する)を含む。反応は、40℃で行われ、酵素を加える
こ
とにより開始される。ミコフェノール酸(IC50=0.02マイクロモル)を陽
性対照として使用する。反応を、UV/VIS分光光度計で10分間340nm
でモニターし、速度データを集める。
シスタットプログラムによりマッキントッシュコンピューターで対照に対する
分別活性を下記等式に当てはめることにより、50%阻害値(「IC50」)を測
定する。
分別活性=最大値/((X/IC50)n+1)
Xは化合物の濃度であり、nの語は、単純な競争的阻害モデルからのデータの偏
差を示す。
この方法により試験すると、下表に示されているとおり、本発明化合物はIM
PDHを阻害するもので、抗炎症、抗ウイルス、抗腫瘍、抗乾癬および/または
免疫抑制剤としてのそれらの活性を示している。
実施例18
フィトヘマグルチニン(PHA)に対する
ひと末梢血リンパ球の応答を利用した
免疫抑制活性のインビトロ測定
この方法は、グリーブズ等[“Activation of human T and B lymphocytes by
polyclonal mitogens”、「ネイチャー」、248:698−701(1974
)]により最初に報告された方法の修正である。
ひと単核細胞(「PBL」)を、フィコル−プラーク(ファルマシア)におけ
る密度勾配遠心分離によりヘパリンで凝血防止した全血から分離する。洗浄後、
2×105細胞/ウェルを、5%胎児牛血清、ペニシリンおよびストレプトマイ
シンを補ったRPM11640を含むマイクロタイタープレートで培養する。次
いで、10μg/mlのPHA(シグマ)を加える。0時点で培養物に加えるこ
とにより、試験材料を104および108モル間の濃度で試験する。培養物を同じ
もの4つ作製し、72時間7%CO2を含む加湿雰囲気中37℃でインキュベー
ションする。0.5μCi/ウェルの3H−チミジンのパルスを最後の6時間の間
加える。自動採取器により細胞をガラス繊維フィルターに集め、標準的シンチレ
ーション方法により放射能を測定する。マイトジェン剌激に関する50%阻害濃
度(「IC50」)をグラフにより決定する。
TおよびBリンパ球に対する特異効果を評価するため、異なるマイトジェン:
すなわち20μg/mlでのPWM(シグマ)およびセファロース(SPA)(
シグマ)に結合したスタフィロコッカス・プロテインA、2mg/mlまたは1
4μg/mlのプロテインAを使用する。
この方法により試験したとき、本発明化合物は免疫抑制活性を示す。
実施例19
溶血性プラーク形成性細胞検定を用いる
免疫抑制活性のインビボ測定
この方法は、“The agar plaque technique for recognizing antibody produ
cing cells”、ジェルネ等[「セルバウンド・アンティボディーズ」、アモスお
よびカプロブスキ編集者(ウィスター・インスティテュート・プレス、フィラデ
ルフィア、1963)、109頁]により最初に報告された方法の修正である。
5−6成熟C578B1/6雄マウスから成る群を、1×108ひつじ赤血球
(「SRBC」)により感作し、水性賦形剤を用いた試験物質の経口用量形態に
より同時処理した。対照群の動物には、同じ用量の賦形剤を与える。SRBC接
種の4日後、脾臓を緩いテン・ブレックホモジナイザーにおいて分散させる。核
を持つ細胞の数を測定し、脾臓細胞懸濁液を、SRBC、モルモット補体および
0.5%濃度の寒天溶液と混合した。上記混合物のアリコート(0.1ml)を、
ペトリ皿の独立した各4分円に滴下し、カバーグラスで覆う。37℃で2時間イ
ンキュベーション後、プラーク形成性細胞(「PFC」)周囲の溶血領域を、解
剖用顕微鏡により数える。総WBC/脾臓、PFC/脾臓およびPFC/106
WBC(「PPM」)を各マウス脾臓について計算する。次いで、各処理群の相
乗平均を、賦形剤処理対照群と比較する。
本発明化合物は、この方法により試験すると免疫抑制活性を示す。
本発明についてその実施態様と共に記載してきたが、当業者であれば、本発明
の真の精神および範囲から逸脱すること無く様々な変更が為され得、均等内容の
ものと置き換えられ得ることは理解できるはずである。さらに、特定の状況、物
質、複合物、方法、工程段階(複数も可)を、本発明の目的、精神および範囲に
適合させるため多くの修正も為され得る。それらの修正も全て、添付された請求
の範囲内に含まれるものとする。上記で引用された特許および出版物の全てを引
用して説明の一部とする。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI
A61K 31/38 9454−4C A61K 31/38
31/40 9454−4C 31/40
C07D 405/06 207 9159−4C C07D 405/06 207
407/06 307 9159−4C 407/06 307
409/06 307 9159−4C 409/06 307
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG),
AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C
H,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB
,GE,HU,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,
LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG,MN,M
W,MX,NL,NO,NZ,PL,PT,RO,RU
,SD,SE,SI,SK,TJ,TT,UA,UZ,
VN
(72)発明者 エルワーシー、トッド・アール
アメリカ合衆国94301カリフォルニア州パ
ロ・アルト、ウェブスター・ストリート
1044番
(72)発明者 ハウレー、ロナルド・シー
アメリカ合衆国94062カリフォルニア州ウ
ッドサイド、スカイライン・ドライブ11番
(72)発明者 ラフヘッド、ディビッド・ジー
アメリカ合衆国94002カリフォルニア州ベ
ルモント、バニエール・ドライブ505番
(72)発明者 モーガン、ディビッド・ジェイ・ジュニア
アメリカ合衆国94024カリフォルニア州ロ
ス・アルトス、ビスタ・グランデ・アベニ
ュー781番
(72)発明者 ネルソン、ピーター・エイチ
アメリカ合衆国94022カリフォルニア州ロ
ス・アルトス、サン・ユアン・コート42番
(72)発明者 パターソン、ジョン・ダブリュー・ジュニ
ア
アメリカ合衆国94087カリフォルニア州マ
ウンテン・ビュー、モンタルト・ドライブ
1619番
(72)発明者 ジョグレン、エリック・ビー
アメリカ合衆国94043カリフォルニア州マ
ウンテン・ビュー、デル・アベニュー442
番
(72)発明者 スミス、ディビッド・ビー
アメリカ合衆国94066カリフォルニア州サ
ン・ブルノ、コットンウッド・ドライブ
2561番
(72)発明者 ウォルトス、アン・マリー
アメリカ合衆国94583カリフォルニア州サ
ン・ラモン、カントリー・ブルック・ルー
プ482番
(72)発明者 ウェイカート、ロバート・ジェイ
アメリカ合衆国94062カリフォルニア州ウ
ッドサイド、ビッグ・トゥリー・ウェイ10
番
(72)発明者 ガルシア、アリシア・セ
メキシコ、メキシコ・デ・エフェ、コロニ
ア・カンペストレ・チュルブスコ、プリメ
ロ・セラダ・セロ・デル・メルカド・ナン
バー30(番地の表示なし)
(72)発明者 セルトゥチェ、マリオ・エフェ
メキシコ、モレロス、クエルナバカ、リ
オ・ボニート101番
(72)発明者 アンドラデ、フィデンシオ・エフェ
メキシコ、メキシコ・デ・エフェ、サン・
ペドロ・サルパ、アドリアン・カストレヨ
ン76番
(72)発明者 ヘルナンデス、マリア・テ・エレ
メキシコ、トルカ、コロニア・ウニベルシ
ダド、ポルフィリオ・ディアス207番
(72)発明者 ムラ、フランシスコ・エキス・テ
メキシコ、モレロス、クエルナバカ、リ
オ・ボニート227番
(72)発明者 マルチン、テレサ・ア・テ
メキシコ、クエルナバカ、コロニア・レフ
ォルマ、アベニダ・チオパンソルコ625番
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.式: 式中: R1はHまたはC(O)R10であり、R10は低級アルキル、アリール、またはN H−アリールであり; R2は低級アルキル、シクロアルキル、ビニル、フルオロビニル、ジフルオロ ビニル、トリフルオロビニル、アルケニル、−C≡C−R11、アレニル、CHO 、またはCH2OR12であり、 R11はHまたは低級アルキルであり、 R12はHまたは4−メトキシベンジルであり;そして、 Zは式ZA、ZB、ZC、ZD、ZE、ZF、ZG、およびZHから選択され る側鎖である: 式中: Z1はH、低級アルキル、ハロ、またはCF3であり; Z2はH、低級アルキル、低級アルコキシ、アリール、またはCH2−Z11であ り、Z11はハロ、CN、アリール、またはヘテロアリールであり; Z3はH、低級アルキル、低級アルケニル、低級アルコキシ、フェニル、また はS(O)m−低級アルキルであり、mは0、1、または2であり、 Z4はH、低級アルキル、ハロ、またはフェニルであるか; または、Z3とZ4はそれらが結合している炭素と一緒になって3ないし5炭素 原子のシクロアルキルを形成し;さらに GはOH、低級アルコキシ、低級チオアルキル、NG1G2、O−(CH2)n−N G1G2またはO−(CH2)n−N=G3であり、 nは1から6の整数であり、 G1はHまたは低級アルキルであり G2はHまたは低級アルキルであり、さらに =G3は炭素原子4ないし6の低級アルキレン、または炭素原子3な いし5の低級アルキレンに−O−、−S−、または−N(G4)−である一構成員 を加えたものであり、G4はHまたは低級アルキルである;または 式中: Z5はH、または低級アルキルであり; Z8はH、低級アルキルであるか、またはD2と共に二重結合を形成し; D1とD2はそれらの隣の炭素原子と一緒になって、所望により置換された飽和 または不飽和の3ないし7原子の炭素環式または複素環式環を形成し;さらに Gは上記定義のとおりである;または 式中: Z8はH、または低級アルキルであり; Z5およびGは上記定義のとおりである;または 式中: D3は−CH2−または−CH2−CH2−であり; Gは上記定義のとおりである;または 式中: Z6はH、低級アルキル、COOH、NH2、アジド、またはハロであり; Z7はH、低級アルキル、またはハロであり; Z5およびGは上記定義のとおりである;または 式中: Z1およびGは上記定義のとおりである;または 式中: D3、Z2、Z3、Z4、およびGは上記定義のとおりである;または 式中: D4は−CH2−、−CH2−CH2−、−CH2−CH2−CH2−、−O−、ま たは−O−CH2−であり; Z1およびGは上記定義のとおりである; で示される化合物、またはそれらの医薬的に許容され得る塩。 2.ZがZA、ZB、ZE、およびZHから選択される、請求の範囲第1項記 載の化合物または塩。 3.R1がHである、請求の範囲第1項記載の化合物または塩。 4.GがOHである、請求の範囲第3項記載の化合物または塩。 5.R2がメチル、エチル、ビニル、またはシクロプロピルである、請求の範 囲第4項記載の化合物または塩。 6.Gがモルホリノエトキシである、請求の範囲第3項記載の化合物または塩 。 7.単一エナンチオマー、ジアステレオマー、ラセミ混合物、または非ラセミ 混合物を含んでなる、請求の範囲第1項記載の化合物または塩。 8.Zが式ZAの側鎖である、請求の範囲第4項記載の化合物または塩。 9.R2がメチルである、即ち、(E)6−(1,3−ジヒドロ−4−ヒドロキシ −6,7−ジメチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4 −ヘキセン酸である; R2がエチルである、即ち、(E)6−(1,3−ジヒドロ−6−エチル−4−ヒ ドロキシ−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル −4−ヘキセン酸である; R2がシクロプロピルである、即ち、(E)6−(6−シクロプロピル−1,3− ジヒドロ−4−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イ ル)−4−メチル−4−ヘキセン酸である; R2がビニルである、即ち、(E)6−(1,3−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−7 −メチル−3−オキソ−6−ビニルイソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル −4−ヘキセン酸である; R2がエチルであり、Z2がメチルである、即ち、(E)6−(1,3−ジヒドロ− 6−エチル−4−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5− イル)−3,4−ジメチル−4−ヘキセン酸である、請求の範囲第8項記載の化合 物または塩。 10.Zが式ZBの側鎖である、請求の範囲第4項記載の化合物または塩。 11.Z5およびZ8がHであり、D1−D2が−(CH2)3−であり、R2がエチル である、即ち、(E)−2−[2−[2−[1,3−ジヒドロ−6−エチル−4−ヒド ロキシ−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル]エチリデン]シク ロペント−1−イル]酢酸である、請求の範囲第10項記載の化合物または塩。 12.Zが式ZEの側鎖である、請求の範囲第4項記載の化合物または塩。 13.Z5がメチルであり、Z7がHであり、およびZ6がHである、即ち、(E) −2−[3−(1,3−ジヒドロ−6,7−ジメチル−4−ヒドロキシ−3−オキソ イソベンゾフラン−5−イル)−1−メチルプロプ−1−エン−1−イル]安息香 酸である、請求の範囲第12項記載の化合物または塩。 14.Zが式ZHの側鎖である、請求の範囲第4項記載の化合物または塩。 15.D4が−CH2−である、即ち、(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−6,7 −ジメチル−4−ヒドロキシ−3−オキソイソベンゾフラン−5−イル)−1− メチルプロプ−1−エン−1−イル]シクロペンタン−1−カルボン酸である; D4が−CH2−CH2−である、即ち、(E)−2−[3−(1,3−ジヒドロ−6 −エチル−4−ヒドロキシ−7−メチル−3−オキソイソベンゾフラン−5−イ ル)−1−メチルプロプ−1−エン−1−イル]シクロヘキサン−1R−カルボン 酸エチルである、請求の範囲第14項記載の化合物または塩。 16.少なくとも1種の医薬的に許容され得る賦形剤と混合させた請求の範囲第 1項記載の化合物または塩の治療上有効量を含有する医薬組成物。 17.処置の必要な哺乳類に請求の範囲第1項記載の化合物または塩の治療上有 効量を投与することからなる、哺乳類における免疫、炎症、腫瘍、増殖異常、ウ イルス疾患および乾癬疾患の処置法。 18.式: 式中: R1はHまたはC(O)R10であり、R10は低級アルキル、アリール、またはN H−アリールであり; R2は低級アルキル、シクロアルキル、ビニル、フルオロビニル、ジフルオロ ビニル、トリフルオロビニル、アルケニル、−C≡C−R11、アレニル、CHO 、またはCH2OR12であり、 R11はHまたは低級アルキルであり、 R12はHまたは4−メトキシベンジルであり;そして、 Zは式ZA、ZB、ZC、ZD、ZE、ZF、ZG、およびZHから選択され る側鎖である: 式中: Z1はH、低級アルキル、ハロ、またはCF3であり; Z2はH、低級アルキル、低級アルコキシ、アリール、またはCH2−Z11であ り、Z11はハロ、CN、アリール、またはヘテロアリールであり; Z3はH、低級アルキル、低級アルケニル、低級アルコキシ、フェニル、また はS(O)m−低級アルキルであり、mは0、1、または2であり、 Z4はH、低級アルキル、ハロ、またはフェニルであるか; または、Z3とZ4はそれらが結合している炭素と一緒になって3ないし5炭素 原子のシクロアルキルを形成し;さらに GはOH、低級アルコキシ、低級チオアルキル、NG1G2、O−(CH2)n−N G1G2またはO−(CH2)n−N=G3であり、 nは1から6の整数であり、 G1はHまたは低級アルキルであり G2はHまたは低級アルキルであり、さらに =G3は炭素原子4ないし6の低級アルキレン、または炭素原子3な いし5の低級アルキレンに−O−、−S−、または−N(G4)−である一構成員 を加えたものであり、G4はHまたは低級アルキルである;または 式中: Z5はH、または低級アルキルであり; Z8はH、低級アルキルであるか、またはD2と共に二重結合を形成し; D1とD2はそれらの隣の炭素原子と一緒になって、所望により置換された飽和 または不飽和の3ないし7原子の炭素環式または複素環式環を形成し;さらに Gは上記定義のとおりである;または 式中: Z8はH、または低級アルキルであり; Z5およびGは上記定義のとおりである;または 式中: D3は−CH2−または−CH2−CH2−であり; Gは上記定義のとおりである;または 式中: Z6はH、低級アルキル、COOH、NH2、アジド、またはハロであり; Z7はH、低級アルキル、またはハロであり; Z5およびGは上記定義のとおりである;または 式中: Z1およびGは上記定義のとおりである;または 式中: D3、Z2、Z3、Z4、およびGは上記定義のとおりである;または 式中: D4は−CH2−、−CH2−CH2−、−CH2−CH2−CH2−、−O−、ま たは−O−CH2−であり; Z1およびGは上記定義のとおりである; で示される化合物、またはそれらの医薬的に許容され得る塩の製法であって、 a)Gが低級アルキルである式Iの化合物を加水分解して、式IでGが−OH である化合物とするか;または、 b)R2が保護基である式Iの化合物を脱保護して、R2が−CHOHである式 Iの化合物を形成させるか;または、 c)R2が−CH2OHである式Iの化合物を酸化して、R2が−CHOである 式Iの化合物を形成させるか;または、 d)R2がビニルまたはアルケニルである化合物を還元して、R2がメチル以外 のアルキルである式Iの化合物とするか;または、 e)GがOHである式Iの化合物をエステル化して、Gが低級アルコキシ、低 級チオアルキル、−NG1G2、O−(CH2)n−NG1G2、またはO−(CH2)n− N=G3である式Iの化合物とするか;または、 f)式Iの遊離の化合物を式Iの化合物の医薬的に許容され得る塩に変換する か;または、 g)式Iの化合物の医薬的に許容され得る塩を式Iの遊離の化合物に変換する か;または、 h)式Iの化合物の医薬的に許容され得る塩を式Iの化合物のその他の医薬的 に許容され得る塩に変換する ことからなる、製法。
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