JPH09511142A - リボソームフレームシフト低下によるhiv阻害のためのdnaオリゴマーの使用 - Google Patents

リボソームフレームシフト低下によるhiv阻害のためのdnaオリゴマーの使用

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JPH09511142A
JPH09511142A JP7525315A JP52531595A JPH09511142A JP H09511142 A JPH09511142 A JP H09511142A JP 7525315 A JP7525315 A JP 7525315A JP 52531595 A JP52531595 A JP 52531595A JP H09511142 A JPH09511142 A JP H09511142A
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ブラキア−ジングラ,レア
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コテ,マール
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ユニヴェルスィテ・ドゥ・モントリオール
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、以下の群:a) 大腸菌16S rRNAにおける領域10に相当するヒト18S rRNAにおけるヌクレオチド1-20b) 大腸菌16S rRNAにおける領域530 に相当するヒト18S rRNAにおけるヌクレオチド595-641c) 大腸菌16S rRNAにおける領域900 に相当するヒト18S rRNAにおけるヌクレオチド1182-1220およびd) 大腸菌16S rRNAにおける領域1400に相当するヒト18S rRNAにおけるヌクレオチド1695-1715から選択される哺乳動物細胞の小リボソームサブユニットのRNA の領域に相補的なアンチセンスDNA オリゴマーに関するものであって、前記オリゴマーはリボソームフレームシフトの発生を低下しそしてウィルス酵素たんぱく質の発現を阻害する。

Description

【発明の詳細な説明】 リボソームフレームシフト低下によるHIV 阻害のためのDNA オリゴマーの使用 発明の背景 (a) 発明の分野 本発明は、HIV メッセンジャーRNA を翻訳する場合HIV 酵素たんぱく質の産生 に必要なリボソームのフレームシフトの発生を低下するためにアンチセンスDNA オリゴマーを使用し、ウィルス粒子の生成を阻止しそしてHIV のライフサイクル を中断することに関する。 (b)先行技術の開示 メッセンジャーRNA に含まれる情報は、連続するオーバーラップしないトリプ レットにおいてリボソームにより、開始点と言われる出発点からたんぱく質へ翻 訳される。メッセンジャーRNA の翻訳の失敗は、トリプレットの読み誤りまたは リーディングフレームのシフトにより起こり、偽たんぱく質が生じる。 レトロウィルスはRNA の形でこれらの遺伝暗号を有し、リバーストランスクリ プターゼと呼ばれる酵素を利用してこれらの遺伝コードまたはウィルスRNA を プロウィルスDNA へ転化し、これを宿主細胞DNA へインテグレートすることにな る。これらのインテグレートされたプロウィルスは、各々の細胞分割の間に正常 な細胞遺伝子と重複化される。すなわち、最初に感染した細胞の前駆体の全ては レトロウィルスのDNA を含むであろう。さらに感染ウィルスの複数のコピーが作 られうる。これらのウィルス粒子の生成により他の細胞が感染するようになる。 レトロウィルスは腫瘍性および非- 腫瘍性の両方の病気を引き起こす。レトロ ウィルスの中には、そのウィルス遺伝子の発現が細胞を癌化する腫瘍形成性であ るか、または正常な細胞機能を変えたりまたは細胞を死なせるであろう他の病因 効果を有するものもある。同じウィルスでも別の動物には別の病気を起こすかも しれない。ヒトに感染することが知られているレトロウィルスの中には、HTLVI 型およびII型がリンパ腺腫および神経系の疾患と関係するがしかし重度の免疫抑 制とは関係せず、一方ヒト免疫不全ウィルス(HIV)は免疫抑制を起こすがしかし 肉腫を直接には起こさないようである。HIV は本発明よる興味あるレトロウィル スの一つである。 全てのレトロウィルスのpol 遺伝子は、逆転写に必須の酵素活性、プロウィル スインテグレーションおよびウィルス前駆体たんぱく質の分解を仲介するプロテ アーゼ活性をコードする。興味深いことに、ヒト免疫不全ウィルス(HIV -1)では 、ウィルスpol 遺伝子は、リボソームがスプライスされていないHIV mRNA種を翻 訳する時に、リボソームフレームシフトを介して発現される(ジャックス、ティ .(Jacks,T.)(1990)Curr.Top.Microbiol.Immunol.,157,93-124; ハットフィー ルドら(Hatfied et al.)(1992),Adv.Viurs Res.,41,193- 239)。このフレ ームシフトの効力は、gag 遺伝子生成物、ウィルスコアたんぱく質、およびpol 遺伝子生成物の比を確定する。この比における変化がウィルスアッセンブリーに 著しく影響を与えるかもしれない(パーク、ジェイ.およびモロウ、シー.ディ ー.(Park,J.and Morrow,C.D.)(1991)J.Virology,65,5111-5117)。 ビッカーズ(Vickers)およびエッカー(Ecker)((1992)Nucleic Acids Research ,20,3945-3953)は、HIV メッセンジャーRNA におけるgag-pol フレームシフト 領域を標的とするオリゴヌクレオチドを使用するとリボソームフレームシフトの 発生が増加することを示した。これらのオリゴヌクレオチドはHIV gag-pol領域 に特異的であり、それ故、ウィルスメッセンジャーRNA 配列を変えるかもしれな い突然変異により影響を受ける。 哺乳動物細胞に対し副作用を起すことなくレトロウィルスのウィルス発現に影 響を与えるであろう哺乳動物細胞におけるリボソームフレームシフトの発生を低 下する手段を提供することが非常に望まれる。発明の概要 本発明の一つの目的は、細胞に副作用を起こすことなくレトロウィルスのウィ ルス発現に影響を与えるヒト細胞におけるリボソームフレームシフトの発生を低 下させるためのアンチセンスDNA オリゴマーを提供することである。 本発明の別の目的は、ウィルスメッセンジャー配列にける突然変異により影響 されないようなアンチセンスDNA オリゴマーを提供することである。 本発明のアンチセンスDNA オリゴマーは、ビッカーズおよびエッカー((1992)N ucleic Acids Research,20,3945-3953)のものと比べて以下の利点を有する。 a) こられはリボソームフレームシフトを低下し、これはリボソームフレーム シフトを増加するオリゴヌクレオチドと比べて恐らくウィルス粒子の生成に著し い影響を及ぼすであろう。 b) これらはリボソームを標的にし、HIV gag-pol 領域を標的にしない。した がって、これらの効力は、ウィルスメッセンジャーRNA 配列を変えるかもしれな い突然変異による影響を受けない。さらに、これらは、ウィルス粒子の生成のた めにリボソームフレームシフトを必要とするいずれの型のウィルスにも使用され うるので、より広い作用スペクトルを有する。 本発明によれば、ヒト細胞の小リボソームサブユニットのRNA の領域の一部に 相補的なアンチセンスDNA オリゴマーを提供するものであり、これは以下の群か ら選択されうる a) 大腸菌16S rRNAにおける領域10に相当するヒト18S rRNAにおけるヌクレオ チド1-20; b) 大腸菌16S rRNAにおける領域530 に相当するヒト18S rRNAにおけるヌクレ オチド595-641; c) 大腸菌16S rRNAにおける領域900 に相当するヒト18S rRNAにおけるヌクレ オチド1182-1220; および d) 大腸菌16S rRNAにおける領域1400に相当するヒト18S rRNAにおけるヌクレ オチド1695-1715; から選択され、これにより前記オリゴマーはリボソームフレームシフトの発生を 低下しそしてウィルス酵素たんぱく質の発現を阻害する。 本発明によれば、四つの前記領域 a)、b)、c)およびd)を定義するために使用 されたアンチセンスDNA オリゴマーは以下の群から選択される: 本発明によれば、宿主におけるレトロウィルス感染の治療方法を提供するもの であり、これは前記宿主へ本発明のアンチセンスDNA オリゴマーを薬剤上許容さ れうる担体とともに投与することからなり、これによりウィルス酵素たんぱく質 の発現が阻害される。 本発明によれば、宿主におけるレトロウィルス感染の治療のための薬剤組成物 を提供するものであり、これはウィルス酵素たんぱく質の発現を阻害のに十分な 量の本発明のアンチセンスDNA オリゴマーおよび薬剤上許容されうる担体とから なる。 本発明の目的に対し、以下の用語が次のように定義される: “レトロウィルス”はHIV、ヒトT-細胞白血病ウィルス1型(HTLV-1)に関し、 そしていずれのヒトレトロウィルスもpol 遺伝子を発現するためにリボソームフ レームシフトを必要とする。 用語“十分量”とは、レトロウィルスの酵素たんぱく質発現を実質的に阻害す るのに必要な本発明アンチセンスDNA オリゴマーの量に関する。正確な有効量は 、使用されるアンチセンスDNA オリゴマーの性質により変わりそして一般的実験 だけで当業者が決めることができる。図面の簡単な説明 図1は、大腸菌 16SリボソームRNA の構造を示し; 図2Aは、pCAT-HIV(-1)に挿入されるHIV-1 フレームシフト要素を含む領域を示 し; 図2Bは、pCAT-HIV(0)に挿入されるHIV-1 フレームシフト要素を含む領域を示 し; 図3Aは、pCAT-HIV(-1)におけるCAT コード領域の開始点およびレポーターたん ぱく質の相当するアミノ酸配列を示し; 図3Bは、pCAT-HIV(0)におけるCAT コード領域の開始点およびレポーターたん ぱく質の相当するアミノ酸配列を示し; 図4は、HIV で感染された培養細胞の上澄みにおけるHIV リバーストランスク リプターゼ活性におけるオリゴマーの効果のグラフである。発明の詳細な説明 本発明によれば、まず最初に、簡単な調査:すなわちフェニルアラニンをコー ドする人工的メッセンジャーポリ(U)の読み違え、を用いてリボソームの翻訳精 度に影響を与えることができることを示す。読み違えは、たんぱく質鎖ヘロイシ ン、非一同族系のアミノ酸の取込みを測定することにより調査される。翻訳精度 を調節するために使用される薬剤は、小リボソームサブユニットのRNA における 特定領域に相補的な“アンチセンスDNA オリゴマー”と呼ばれるオリゴデオキシ リボヌクレオチドであり、これは翻訳の忠実性のコントロールに関係する。 本発明によれば、第二に、小リボソームサブユニットのRNA における特定領域 に相補的なアンチセンスDNA オリゴマーは、リボソームフレームシフトを低下す ることができることが示される。この研究では、リポーターたんぱく質、クロラ ムフェニコールアセチルトランスフェラーゼ(CAT)をコードする天然 mRNA を使 用する。このメッセンジャーに相当する遺伝子は、コード領域の開始点がフレー ムシフトがHIV mRNAにおいて生じる領域を含むように、すなわちシフトするヘプ タヌクレオチドの後にステム/ ループ構造が続くように修飾されている。CAT の 発現はこのシステムにおいてリボソームフレームシフトを必要とする。 1- ポリ(U)の読み違えにおけるアンチセンスDNA オリゴマーの効果 ポリ(U)は、ポリフェニルアラニンの合成をコードする。ポリ(U)- 指示システ ムにおいてリボソームによるロイシンの誤った取込みは、翻訳における誤りを示 す。ロイシン取込みに影響する薬剤の中に、リボソームがHIV mRNAを翻訳する場 合にフレームシフトを妨害するかもしれない有力な候補が見られる。これらの薬 剤がポリ(U)の読み違えを低下するかまたは増加するかは、実験のこの段階では それ自体重要ではなかった。重要なことは、アンチセンスオリゴマーが翻訳精 度のコントロールに影響することができるかを示すことであった。方法 翻訳に必要なリボソームおよび酵素は、常法(メランソン、ピィ.ら(Melanc on,P.et al.)(1984)Biochemistry,23,6697-6703)により、大腸菌株 K12A 19(大腸菌遺伝子貯蔵センター(E.coli Genetic Stock Center)、エール大学( Yale University)、受入れ番号CGSC No.5997から得られる)から単離された。1 6S rRNAの特定領域に相補的なデオキシリボヌクレオチドは、ファルマシア自動 合成機(Pharmacia Automatic Synthesizer)TMにおいて合成され、そしてポリア クリルアミドゲル電気泳動により精製された。ロイシンのポリ(U)- 指示誤取込 みおよびフェニルアラニンの取込みは標準的方法(グラベル、エム.ら(Gravel,M .et al.)(1989)Nucleic Acids Research,17,2723-2732)から適合するように した。フェニルアラニン取込みを測定する場合、反応混合物(100μl)は次のも のを含む:70S リボソームの1A260単位:(1A260単位=24ピコモル)、4μg ポ リ(U)、50mM Hepes-KOH,pH 7.9,60 mM NH4Cl,10 mM 酢酸マグネシウム、16 m M 2-メルカプトエタノール、0.25 mM ATP、0.25 mM GTP、8 mMホスホエノールピ ルベート、0.3 μg ピルベートキナーゼ、75μg 大腸菌ストリップtRNA、最適量 (約300 μg たんぱく質)の高速リボソーム後上澄み(S150)および10μM[3H]フェ ニルアラニン(5 Ci/mmol; 5 μCi)。ロイシンの誤取り込みを測定する場合、非- 同族系アミノ酸、[3H]ロイシン(5 Ci/mmol; 5 μCi)および同族系アミノ酸[12C ]フェニルアラニンを、それぞれ1μM および10μM の濃度で同時添加した。 ポリ(U)- 指示による取込みを、アンチセンスDNA オリゴマーの存在下に行う 場合、これらのオリゴマーはポリ(U)の添加によりたんぱく質合成を開始する前 に、モル比30/ リボソームで添加された。結果および検討 文献(ノラー、エッチ.エフ.(Noller,H.F.)(1991)Annu.Rev.Biochem.,60,19 1-227)の調査および我々の実験における最近の研究(ピナルド、アール.ら(Pina rd,R.et al.)(1993)FASEBJ.,7,173-175; ピナルド、アール.ら、(199 4)Nucleic Acids Research,22:619)は、小リボソームサブユニットにおける16S リボソームRNA の四つの領域: いわゆる10,530,900および 1400/1500領域が 翻訳精度のコントロールに重要であることを示唆している(図1)。図1は、大 腸菌16SリボソームRNA の構造を示す(グッテル、アールアール(Gutell,R.R.)(19 93)Nucleic Acids Research,21,3051-3057)。環は、翻訳精度のコントロールに 関連する領域を示す。したがって、これらの領域に相補的なデオキシリボヌクレ オチドが翻訳精度に影響するかどうか(低下するかまたは増加するか)を調査し た。調査したアンチセンスDNA オリゴマーの例を以下の表1に示す。 配列は、3'-5’方向で記されている。 表2は、これらの薬剤で得られた結果をまとめたもので、これら薬剤の幾つか は翻訳精度を調節することができることを示す。 翻訳の読み違えは、テキストに記載のように、ポリ(U)指示のシステムにおけ るロイシンの誤取込みを測定することにより評価される。結果は4-5 回の独立し た実験の平均である。実験変動は±10% である。同族系アミノ酸フェニルアラニ ン(500 814 ± 5000cpm)はオリゴマーの添加により影響されなかった。xは、リ ボソームの翻訳精度に影響を与えるオリゴマーを示す。 本発明の第二の部分は、リボソームがHIV mRNAに存在するものに相当するシフ ト領域を翻訳しなければならない場合、特にどの薬剤がリボソームフレームシフ トを低下させるかを研究する。 2- フレームシフト効力におけるアンチセンスDNA オリゴマーの効果 T7プロモーターのコントロール下にクロラムフェニコールアセチルトランスフ ェラーゼ(CAT)遺伝子をコードする発現ベクター、pCAT-HIV(-1)は、CAT 遺伝子 を含む発現ベクター pLRC-CATから導かれた(以下参照)。CAT 遺伝子は、コー ド領域の開始点で、HIV フレームシフト領域を含む延長部により修飾された。pC AT-HIV(-1)からの発現は、リボソームがHIV シフト領域において翻訳リーディン グ フレームを変化させ、左にシフトさせた場合のみ、活性CAT たんぱく質を導く。 我々は、インビトロでのpCAT-HIV(-1)からのCAT 遺伝子の発現を、以下のように してアンチセンスDNA オリゴマーの存在または不存在下に調査した:最初に、CA T 遺伝子をT7 RNA ポリメラーゼでインビトロ転写し、続いてCAT メッセンジャ ーをDNA オリゴマーと共にまたはこれと別に翻訳して、CAT 活性を測定した。 pCAT -HIV(-1)を用いた場合にはCAT 活性を低下させるが、対照 pLRC-CAT で はCAT 活性に影響しないDNA オリゴマーは、HIV に対する強力な治療薬である。 比較のために、発現ベクター pCAT-HIV(0)もまた構築した。これは、CAT 遺伝子 の開始点でHIV フレームシフト領域を含むがただしこの場合フレームシフトはCA T 酵素を得るのに必要ではないというものであった。方法 1- N-末端修飾CAT 遺伝子を含むCAT 発現ベクターの構築 CAT 発現ベクター、pLR -CATを、pACYC184(ニューイングランド バイオラボ) から、CAT コード配列+ ぶら下がり領域をコードするTaq1-Taq1 フラグメントを 切り出しそしてこのフラグメントをプラスミドpBluescript SK-(ストラタジー ン)のポリリンカー部位と連結し、Cla1で直線化することにより構築した。Sph1 部位は、開始AUG トリプレット(AAATGGをGCATGCで置換した)の周囲に部位特異 的突然変異誘発することにより作りだされ、その結果pLRC-CATが得られた。全て の操作は、サムブロックらにより基本的に記載されたプロトコールを用いて実施 された(サムブロック、ジェイ.(Sambrook,J.)、フリッシュ、イー.エフ.(Fri tsch,E.F.)およびマニアティス、ティ.(Maniatis,T.)(1989)In Molecular Cl oning.A Laboratory Manual,2d編、コールド スプリング ハーバー ラボラト リー(Cold Spring Harbor Laboratory),ニューヨークのコールドスプリング ハ ーバー)。 pCAT -HIV(-1)およびpCAT-HIV(0)を構築するために、HIV のフレームシフト領 域および突出する付着Sph1端部を含む合成の二重ストランドDNA を調製し、Sph1 で制限したpLRC-CATへ挿入した。図2は、これらのフラグメントの配列を示す。 方法はビッカーズおよびエッカーから導かれた(ビッカーズ、ティ.エー.およ びエッカー、ディ.ジェイ.(1992)Nucleic Acids Research,20,3945-3953)。 2- “インビトロ”転写および翻訳 Hind IIIで直線化されたpCAT -HIV(-1)、pCAT-HIV(0)およびpLRC-CATのインビ トロ転写を、次のものを含む転写混合物(100μl)中で、T7 RNA -ポリメラーゼ を用いて実施した:10μg の直線状プラスミド、80 mM Hepes-KOW,pH 7.5,12 mM MgCl2,2 mM スペルミジン、5 mMジチオトレイトール、1000単位/ml RNasin 、5 単位/ml のピロホスファターゼ、T7 RNA ポリメラーゼの最適量、500 μM A TP,CTP,UTP,50 μM GTP および500 μM の キャップ類似物Me7GpppG(ファル マシア)。120 分間37℃でインキュベーション後、トランスクリプトをフェニル - クロロホルムおよびエタノール- 沈殿物で抽出した。 RNA 転写は、製造業者の指示に従って、ヌクレアーゼ処理した網状赤血球(プ ロメガ)中30℃で1時間翻訳された。翻訳生成物の大きさを分析するために、翻 訳は[35S]メチオニンの存在下に実施され、15 % SDS/ ポリアクリルアミドゲ ル電気泳動により翻訳生成物を分析した。非標識化メチオニンは、CAT 活性を調 査すると存在した。 アンチセンスDNA オリゴマー(1.5μg)は、存在する場合には、RNA 転写物約0. 25μg を添加する前に、翻訳混合物(25 μl)へ添加された。CAT 分析 CAT 分析のために、プロメガ社のTechnical Bulletin TB084にしたがって、25 μg の翻訳混合物を、5 μlのブチリルCoA(5 mg/ml)、10μlの[3H]クロラムフ ェニコール(0.5 mM)、0.25μCi、および85μlのトリス- HCl 緩衝液0.25M(pH 8)とともに混合した。混合物を約3時間インキュベーションし、キシレン抽出 後に、変性クロラムフェニコールの液体シンチレーションカウンターによりCAT 活性を定量化した。結果 すべての生存微生物のリボソームRNA には非常に高い保存性がある(ラウ、エ ッチ.エー.ら(Raue,H.A.et al.)(1988)Prog.Biophys.Molec.Biol.,51 ,77-129;:グッテル、アール.アール.(1993)Nucleic Acids Research,21,30 5 1-3057; ニーフス、ジェイ.エム.ら(Neefs,J.M.et al.)(1993)Nucleic Acid s Research,21,3025-3049)。本発明の最初の部分では、翻訳精度に影響する かもしれないオリゴマーの潜在的標的物である大腸菌16S リボソームRNA の領域 が同定された。リボソームRNA の高い保存性のために、16S 類似の哺乳動物リボ ソームRNA(18S rRNA)において相当する領域が直ちに同定された。アンチセンス オリゴマーは、リボソームフレームシフトに影響を及ぼすためにこれらの領域に 対して向かった。表3は、本発明にしたがって使用されたアンチセンスDNA オリ ゴマーの幾つかを示す。 配列は、3'-5’方向で記載されている。’は、プローブが大腸菌リボソームと ともに使用される相当するプローブと若干異なり、一方のウサギ(Oryctolagus c uniculus)とヒト(Homo sapiens)、他方の大腸菌との間に配列の変化があること を考慮することを示す。括弧内の数は、大腸菌 16S rRNA における相当する位置 を示す。 ウサギおよびヒトの18S rRNA の完全配列は、EMBLヌクレオチド配列ライブラ リー(それぞれ、ライルカー、エー.ら(Rairkar,A.et al.)(1988)NucleicA cids Research,16,3113;ゴンザレス、アイ.エル.(Gonzalez,I.L.)および シュミッケル アール.ディ.(Schmickel R.D.)(1986)Am.J.Hum.Genet.,38, 419-427)から得られた。表4は、一連のアンチセンスDNA オリゴマーの存在下 にウサギリボソームでpCAT-HIV(-1)、pCAT-HIV(0)およびpLRC-CATに相当するメ ッセンジャーを翻訳した場合得られる結果を示す。 pCAT-HIV(-1)から転写されたメッセンジャーを用いて翻訳すると、CAT 活性は リボソームフレームシフトを必要とする。翻訳は、テキストに記載のようにウサ ギ網状赤血球溶解物において行われた。添加するオリゴマーの量は1.5μg であ った。実験は6回の独立した分析の平均値である。これらの分析において、CAT 活性は、クロラムフェニコールとの翻訳混合物のインキュベーション後3時間し て から、テキストに記載のように調査された。CAT 活性は、cpm で表される。括弧 内の数字は、翻訳をオリゴマーの存在下に行った場合のCAT 活性±標準変動のパ ーセントを示し、100%の値はオリゴマーの不存在下のCAT 活性である。オリゴマ ーは、対照pLRC-CAT(67318 ±7000 cpm)のいずれかから転写されたmRNAで測定し たCAT 活性に影響を与えなかった。CAT 活性が、pCAT-HIV(0)(これは、コード 領域の最後に延長部を有するがしかしCAT 発現のためにリボソームフレームシフ トを必要としない)から転写されたmRNAで測定された場合、その値は59482±600 0 cpmであった。これは、オリゴマー6'または10により影響を受けないがしかし オリゴマー8 および9'でその初期値の約85 %まで低下し、そしてオリゴマー7で 約60 %まで低下した。 表4における結果は、リボソームフレームシフトをHIV mRNAのシフト領域に沿 って著しく低下させることを示す。いわゆる領域10を標的とするオリゴマー(オ リゴマー6')および1400を標的とするオリゴマー(オリゴマー10')は、リボソー ムフレームシフトに影響を与えなかった。しかしながら、大腸菌リボソームでは これらの領域を標的とするオリゴマーがリボソームの翻訳精度を調節することが できるので、領域10または1400内で相互作用する他のオリゴマーはリホソームフ レームシフトに影響するであろうと思われる。 オリゴヌクレオチドの治療用途は、クルッケら(クルッケ、エス.ティ.(Crook e,S.T.et al.)(1992)Annu.Rev.Toxicol.,32,329-378)により最近研究され た。オリゴマーの細胞吸収はリポソームを用いることにより強化されるであろう (DOTMA,Gibco BRLまたは DOTAP,Boehringer Mannheim)。オリゴマーの細胞内安 定性を強化するために広い範囲の修飾が記載されている。記載した様々な変法の 中で、メチルホスホネートを生ずるホスホジエステル結合の変法または糖(2'-0- メチル- オリゴマー)の2'位の変法は、これらがRNアーゼ H活性を排除せずした がってリボソームを害さないので、好ましい。 本発明は、以下の実施例を参考にすることにより一層迅速に理解されるてあろ う。そしてこの実施例はその範囲を制限するというより本発明を説明するための みのものである。 実施例1培養したヒト細胞におけるリボソームのフレームシフトおよびヒーラ-T4 細胞に おけるHIV-1 の複製におけるアンチセンスDNA オリゴマーの効果 誘導プロモーターのコントロール下にCAT 遺伝子を含む発現ベクター(pGRE5-C AT-HTV(-1))を、リボソームのフレームシフトにおけるアンチセンスDNA オリゴ マーの効果を調査するために、培養したヒト細胞に使用した。CAT 遺伝子は、コ ード領域の開始点でHIV フレームシフト領域を包含する延長部により、ちょうど 試験管内翻訳分析(in vitro trnaslation assays)におけるように、修飾された 。比較のために、対照発現ベクター、pGRE5-CAT-HIV(0)もまた構築し、これは、 CAT 遺伝子の開始点でHIV フレームシフト領域を含むが、ただしこの構築物では CAT 酵素を産生するためにフレームシフトは必要ではない。 HIV-1 の複製におけるDNA オリゴマーの阻害効果は、HIV で感染された培養細 胞の細胞不含有上澄みにおけるHIV リバーストランスクリプターゼ活性を測定す ることにより評価された。 培養細胞とともに分析に使用されるDNA オリゴマーは、細胞内ヌクレアーゼに よる分解を避けるため、またこれらが標的RNA 分子を攻撃するであろうRNアーゼ H活性を誘発することを避けるために修飾された。修飾は、オリゴマーのホスホ ジエステル結合(メチルホスホネート)またはオリゴマーの糖の2'位(2'-0-メチ ル ホスホジエステル)のいずれかである(クルック、エス.ティ.ら(1992)Annu .Rev.Toxicol.,32,329-376)。メチルホスホネートおよび2'-0- メチル オリゴマーの合成 すべてのオリゴデオキシヌクレオチド合成は、自動DNA 合成機(ミリポア エ クスペダイト核酸合成システム 8908TM型)で行われた。メチルホスホネートを 、ホグレフ、アール.アイ.ら((Hogrefe R.I.et al.)(1933)Nucleic AcidsRese rach,21,2031-2038)の方法に従って合成し脱保護化し、そして2'-0- メチルホ スホジエステルを、オリゴリボヌクレオチドについて製造者により提供された標 準的プロトコールにしたがって合成し脱保護化した。DNA オリゴマーをC18セプ パック(SepPak)TMカートリッジ(ウォーターズ)において精製した。発現ベクター 発現ベクターは、マダー、エス.およびホワイト、ジェイ.エッチ.((Mader,S .and White,J.H.)(1993)Proc,Natl.Acad.Sci.USA,90,5603-5607)により構築され たEBV エピゾームベクター p220.2- pGRE 5/CAT プラスミドの誘導体であり、こ れはデキサメタゾンで誘導されうる。我々が構築した誘導体は、それぞれ図3Aお よび3Bに正確に記載されているように、HIV ゲノムのフレームシフト領域の挿入 によりN-末端が修飾されたCAT 遺伝子を含む pGRE5-CAT-HIV(-1)およびpGRE5-CA T-HIV(0)である。CAT 発現は、pGRE5-CAT-HIV(-1)ではリボソームフレームシフ トを必要とするがpGRE5-CAT-HIV(0)では必要としない。 プラスミドpSV-βGal(プロメガ)、すなわちβ- ガラクトシダーゼ活性をコ ードする発現ベクターを使用してトランスフェクションの効力を標準化した。細胞培養 リボソームのフレームシフトを測定するために使用する細胞列は、ヒーラ細胞 列であり、アメリカ合衆国、メリーランド州、ロックビレ、パークローン ドラ イブ 12301(12301 Parklawn Drive,Rockville,MD 20852 USA)のアメリカンタ イプ カルチャー コレクション(American Type Culture Collection)に、ATCC C CL2 の寄託番号にて寄託されたヒト上皮癌細胞列である。細胞は、10% ウシ胎児 血清、100 U/mlペニシリン Gおよび100 μg/mlストレプトマイシンを加えたダル ベッコ変性イーグル培地において培養された。真核細胞発現ベクターを用いたト ランスフェクションは、4時間の標準的カルシウムホスフェート共沈技術とこれ に続くグリセロールショックにより行われた。10-cm プレートにおいて集密度50 %の細胞に、20μg の pGRE5-CAT-HIV(-1)または pGRE5-CAT-HIV(0)、10μg のpSV-βgal を、DNA オリゴマー(約40μg)とともにまたはこれを用いることな くトランスフェクションした。デキサメタゾン(シグマ)をトランスフェクショ ン後直ちにおよびトランスフェクション後約48時間してから25 nM で添加した。 HIV の複製を測定するために使用される細胞列は、ヒーラ-T4(HT-6C)細胞であ り、これはAIDS Research Reference Reagent Program,Division of AIDS,N IAID,NIH(チェセブロ、ビィ.(Chesebro,B.)およびウェルリー、ケー.(Wehrly ,K.)(1988)J.Vriol.62,3779-3788)を通して得ることができる。リボソームのフレームシフトにおけるオリゴマーの効果 細胞は、100 μlの0.25M トリス- HCl(pH 8)において採取された;80 μl は プロメガ社からの技術報告書 #084 に記載されているように、試験管内翻訳分析 と同じ方法で液体シンチレーション計測によりCAT 活性を分析され、一方20μl は、標準プロトコール(ミラー、ジェイ.エッチ.(Miller J.H)(1972)Experiment s in Molecular Genetics,コールド スプリング ラボラトリー プレス、ニュー ヨーク、pp 352-355)に記載のように、o-ニトロフェニル β- D-ガラクトシド(O NPG)を分解して o- ニトロフェノールを作る比色分析を用い、β- ガラクトシダ ーゼ活性について評価された。HIV-1 ウィルスの複製におけるオリゴマーの効果 ヒーラ-T4 細胞(1x106)を、トランスフェクションする24時間前に10% ウシ胎 児血清を加えたダルベッコ変性イーグル培地8ml において10 cm プレートへ播 種した。ヒーラ-T4 細胞に、標準燐酸カルシウム法により15μg のHIV-1 プロウ ィルス(HXBH10)DNA(タービリガー、イー.エフ.ら(Terwilliger,E.F.et al.) (1989)Proc,Natl.Acad.Sci.USA,86,5163-5167)およびオリゴマー20μg をトランスフェクトした;トランスフェクションしてから12時間後、細胞を洗浄 し、10% ウシ胎児血清を加えたダルベッコ変性イーグル培地8ml中で培養し;ト ランスフェクションしてから48時間後、上澄みをHIV-1 リバーストランスクリプ ターゼ活性分析のために集めた:細胞不含有上澄み50μlを低速遠心分離(3000r pmで20分間)のために集めそして記載されているように検定した(リー、エム.エ ッチ.ら(Lee,M.H.et al.)(1987)J.Clin.Microbiol.,25,1717-1721)。 リボソームのフレームシフトにおけるオリゴマーの効果の結果を表5に示す。 これらの結果により、修飾されたオリゴマーはリボソームフレームシフトを低下 し、このためHIV 発生を阻止する能力を有することがわかる。 オリゴマーは、pGRE5-CAT-HIV(0)ではCAT 活性に影響を与えなかった。これは リボソームの普通の機能に影響を与えないことを意味する。 図4は、HIV で感染した培養細胞の上澄みにおけるHIV リバーストランスクリ プターゼ活性を測定することにより評価されるように、HIV-1 複製におけるオリ ゴマーの効果の例である。HIV リバーストランスクリプターゼ活性の大きな低下 は、オリゴマーの効力がウィルス複製を阻止することを示す。 本発明は特定の実施態様と結びつけて記載したが、別の変法も可能であり、そ して本出願は、一般的には本発明の原則に従って本発明のバリエーション、使用 または改造のいずれをも含みそして本発明が属する技術内で公知のまたは通常の プラクティスの範囲内であり、これまで記載した本質的特徴を応用し、そして添 付の請求の範囲に従うような本記載からの逸脱をも含むことは理解されるであろ う。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1996年4月15日 【補正内容】 条約34条補正書の翻訳文 (1)英文明細書第2頁を差し替えて同頁第30〜31行目に文章を挿入したので、 日本語明細書第2頁を差し替えた(日本語明細書第2頁第18〜19行目に挿入)。 スの一つである。 全てのレトロウィルスのpol 遺伝子は、逆転写に必須の酵素活性、プロウィル スインテグレーションおよびウィルス前駆体たんぱく質の分解を仲介するプロテ アーゼ活性をコードする。興味深いことに、ヒト免疫不全ウィルス(HIV -1)では 、ウィルスpol 遺伝子は、リボソームがスプライスされていないHIV mRNA種を翻 訳する時に、リボソームフレームシフトを介して発現される(ジャックス、ティ .(Jacks,T.)(1990)Curr.Top.Microbiol.Immunol.,157,93-124; ハットフィール ドら(Hatfied et al.)(1992),Adv.Viurs Res.,41,193-239)。このフレーム シフトの効力は、gag 遺伝子生成物、ウィルスコアたんぱく質、およびpol 遺伝 子生成物の比を確定する。この比における変化がウィルスアッセンブリーに著し く影響を与えるかもしれない(パーク、ジェイ.およびモロウ、シー.ディー.(P ark,J.and Morrow,C.D.)(1991)J.Virology,65,5111-5117)。 ビッカーズ(Vickers)およびエッカー(Ecker)((1992)Nucleic Acids Research ,20,3945-3953)は、HIV メッセンジャーRNA におけるgag-pol フレームシフト 領域を標的とするオリゴヌクレオチドを使用するとリボソームフレームシフトの 発生が増加することを示した。これらのオリゴヌクレオチドはHIV gag-pol領域 に特異的であり、それ故、ウィルスメッセンジャーRNA 配列を変えるかもしれな い突然変異により影響を受ける。 アマン(Amann)ら((1992)Appl.Env.Microbiol.,58(2):614-623)は、鋳型と しての16S rRNAの使用および該rRNAの特定の部分に相補的なプローブとしてのオ リゴマーの使用を教示する。これによりポリメラーゼチェインリアクション(PCR )を用いて該rRNAの一定の部分を特異的に増幅することが可能になり、よって バイオフィルム集団中の硫酸還元バクテリアの存在の検出が可能になる。 国際公開番号第90/08841号として1990年8月9日に公開された国際特許出願に おいて、バクテリアであるリステリア(Listeria)のリボソームの16S rRNAの特定 の部分に相補的なDNAプローブの使用が教示されている。このプローブは標識さ れて(とりわけP32およびフルオレセイン)食物サンプルを含むさまざまな媒体 中の標的を検出する。 哺乳動物細胞に対し副作用を起すことなくレトロウィルスのウィルス発現に影 響を与えるであろう哺乳動物細胞におけるリボソームフレームシフトの発生を低 下する手段を提供することが非常に望まれる。発明の概要 本発明の一つの目的は、細胞に副作用を起こすことなくレトロウィルスのウィ ルス発現に影響を与えるヒト細胞におけるリボソームフレームシフトの発生を低 下させるためのアンチセンスDNA オリゴマーを提供することである。 本発明の別の目的は、ウィルスメッセンジャー配列にける突然変異により影響 されないようなアンチセンスDNA オリゴマーを提供することである。 本発明のアンチセンスDNA オリゴマーは、ビッカーズおよびエッカー((1992)N (2)請求の範囲を全頁差し替えた(日本語明細書第22〜23頁)。 請求の範囲 1.以下の群: a) 大腸菌16S rRNAにおける領域10に相当するヒト18S rRNAにおけるヌクレオ チド1-20 b) 大腸菌16S rRNAにおける領域530 に相当するヒト18S rRNAにおけるヌクレ オチド595-641 c) 大腸菌16S rRNAにおける領域900 に相当するヒト18S rRNAにおけるヌクレ オチド1182-1220 および d) 大腸菌16S rRNAにおける領域1400に相当するヒト18S rRNAにおけるヌクレ オチド1695-1715 から選択さるオリゴマーであって、前記オリゴマーはリボソームフレームシフト の発生を低下しそしてウィルス酵素たんぱく質の発現を阻害するものである哺乳 動物細胞の小リボソームサブユニットのRNA の領域に相補的なアンチセンスDNA オリゴマー。 2.オリゴマーが3'-5'方向に読まれ、そして請求項1記載の領域(a),(b),(c) および(d)が からなる群から選択される、請求項1のアンチセンスDNAオリゴマー。 3.請求項1のアンチセンスDNA オリゴマーと、薬剤上許容されうる担体とをレ トロウィルス感染宿主へ投与し、これにより前記レトロウィルスの酵素たんぱく 質発現を阻害することからなる宿主におけるレトロウィルス感染の治療方法。 4.前記レトロウィルスが、HIV、ヒトT-細胞白血病ウィルス1型(HTLV-1)、お よびpol 遺伝子を発現するためにリボソームフレームシフトが必要なヒトレトロ ウィルスからなる群から選択される請求項3の方法。 5.前記レトロウィルスの酵素たんぱく質発現を実質的に阻害するのに十分な量 の請求項1のアンチセンスDNA オリゴマーと、薬剤上許容されうる担体とからな る宿主におけるレトロウィルス感染の治療のための薬剤組成物。 6.前記レトロウィルスがHIV、ヒトT-細胞白血病ウィルス1型(HTLV-1)、およ びpol 遺伝子を発現するためにリボソームフレームシフトが必要なヒトレトロウ ィルスからなる群から選択される請求項5の薬剤組成物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG), AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB ,GE,HU,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG,M N,MW,MX,NL,NO,NZ,PL,PT,RO ,RU,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TT, UA,US,UZ,VN (72)発明者 コテ,マール カナダ国ケベック アーシュ2ヴェ 4カ 1,モントリオール,ジャン−マンス 5170,アパルトマン 3 (72)発明者 ペイヤン,カトリーヌ カナダ国ケベック アーシュ3テ 1アー シュ7,モントリオール,サンケヴィン 3920,アパルトマン 8

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.以下の群 a) 大腸菌16S rRNAにおける領域10に相当するヒト18S rRNAにおけるヌクレオ チド1-20 b) 大腸菌16S rRNAにおける領域530 に相当するヒト18S rRNAにおけるヌクレ オチド595-641 c) 大腸菌16S rRNAにおける領域900 に相当するヒト18S rRNAにおけるヌクレ オチド1182-1220 および d) 大腸菌16S rRNAにおける領域1400に相当するヒト18S rRNAにおけるヌクレ オチド1695-1715 から選択さるオリゴマーであって、前記オリゴマーはリボソームフレームシフト の発生を低下しそしてウィルス酵素たんぱく質の発現を阻害するものである哺乳 動物細胞の小リボソームサブユニットのRNA の領域に相補的なアンチセンスDNA オリゴマー。 2.前記請求の範囲1のa)、b)、c)およびd)を定義し、そして以下の群: から選択される請求項1のアンチセンスDNA オリゴマー。 3.請求項1のアンチセンスDNA オリゴマーと、薬剤上許容されうる担体とをレ トロウィルス感染宿主へ投与し、これにより前記レトロウィルスの酵素たんぱく 質発現を阻害することからなる宿主におけるレトロウィルス感染の治療方法。 4.前記レトロウィルスが、HIV、ヒトT-細胞白血病ウィルス1型(HTLV-1)、お よびpol 遺伝子を発現するためにリボソームフレームシフトが必要なヒトレトロ ウィルスからなる群から選択される請求項3の方法。 5.前記レトロウィルスの酵素たんぱく質発現を実質的に阻害するのに十分な量 の請求項1のアンチセンスDNA オリゴマーと、薬剤上許容されうる担体とからな る宿主におけるレトロウィルス感染の治療のための薬剤組成物。 6.前記レトロウィルスがHIV、ヒトT-細胞白血病ウィルス1型(HTLV-1)、およ びpol 遺伝子を発現するためにリボソームフレームシフトが必要なヒトレトロウ ィルスからなる群から選択される請求項5の薬剤組成物。
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