【発明の詳細な説明】
トラフィック監視装置及び方法
本発明は、
同一交通道路の連続するトラフィック画像のシーケンスを記録するために設け
られた画像記録ユニットと、
その画像記録ユニットに接続されており、前記シーケンスのトラフィック画像
内でトラフィック検出ゾーンを決定するために設けられた検出ゾーン決定ユニッ
トと、
その画像記録ユニット及び検出ゾーン決定ユニットと協動するために設けられ
、供給されたトラフィック画像から、各時間について、車両として識別されるべ
き対象物が前記トラフィック検出ゾーン内に存在するかを検証する画像分析ユニ
ットとを備えるトラフィック監視装置に関する。
本発明は又、交通道路上にあるトラフィックを監視する方法に関する。
そのようなトラフィック監視装置は知られており、Impacktsの名の下にWootto
n Jeffreys Consultantsにより市場にもたらされている。テレビカメラにより構
成された画像記録ユニットはトラフィックの連続画像を記録する。各画像内で検
出ゾーンが決定され、その中でトラフィックが分析される。画像分析ユニットは
検出ゾーンの画像内容をチェックしてその検出ゾーン内に車両として識別される
べき物体が存在するかを検証する。これによりトラフィックを電子的に監視し、
例えば交通渋滞が発生しているかを検証することが可能になる。交通渋滞が発生
しているかを検証することは、記録された画像に車両として識別される物体がど
れだけあるかを検証するこ
とにより実現される。
知られているトラフィック監視装置では、検出ゾーンとして各時間に矩形が使
用されており、その矩形は監視されるべき道路の画像に重ね合わせられる。その
ようにして、交通道路は多数の矩形に分割される。各矩形の寸法は車両が容易に
その中にはまるように選ばれる。ここで、画像分析ユニットが、1つより多い車
両がそのような矩形内に存在するように確定すると、その矩形は矩形輪郭の色を
、例えば、青から赤に、変化させることにより、記録された画像内で表示される
。これにより、そのトラフィック内で問題が何処にあるかを表示することができ
る。
この知られたトラフィック監視装置の欠点は、複数の矩形を使用することによ
り、画像分析ユニットは、多数の画素を考慮しなければならず、各画像について
2000画素以上が考慮され、これはかなりの計算能力を必要とすることである
。さらに且つ信頼性のあるシステムを得る為には、トラフィック状況は急速に変
化し得るので、次々と高速に連続するシーケンスからの画像を持つ必要がある。
これは再び、装置の計算能力に関して非常な束縛を強いる。
知られたトラフィック監視装置のさらなる欠点は、連続する画像を分析する際
に、それらの画像の間に相互関係がないことである。
本発明の目的は、装置の信頼性を損なうことなく、画像の分析に関係するもの
には比較的少ない計算能力で十分であり、且つ連続する画像間の相互関係を決定
することができるトラフィック監視装置を実現することである。
本発明によるトラフィック監視装置は、前記検出ゾーン決定ユニットが、トラ
フィック検出ゾーンとして前記交通道路内に配置され、前記交通道路内のトラフ
ィック軸に実質的に平行に延在する追随軸(フォロア・アクシス)を決定するた
めに設けられ、前記画像分
析ユニットはさらに前記検証を前記追随軸上に配置された所定の点について散点
的(pointwise)に実行し、そのような物体を検出するとその上に識別パターンを
割り当て、前記シーケンス内の後続するトラフィック画像から前記識別パターン
に対応するパターンが生じるかをチェックするために設けられていることを特徴
とする。追随軸をトラフィック検出ゾーンとして選ぶことにより、考慮された画
素の数は実質的に減少する。追随軸がトラフィック軸上に配置されているので、
減少された計算能力で十分であり、装置の信頼性を損なうことない。トラフィッ
クは主として前記追随軸に沿って移動するので、検出の信頼性は保証される。さ
らに識別パターンを車両として識別された物体に割り当てて、その識別パターン
が連続する画像にわたって繰り返されるかを検証することにより、そのようにし
て連続する画像の間に相互関係が確立されるので、車両の変位が観察される。
本発明による装置の第1の好ましい実施例は、前記トラフィック検出ゾーン決
定ユニットは前記追随軸を前記トラフィック画像上の所定のラインストロークに
重ね合わせるために設けられていることを特徴とする。追随軸のこの決定は単純
で信頼性のある方法で実現される。
本発明による装置の第2の好ましい実施例は、前記画像分析ユニットは、前記
検証に際して前記画素のグレイ値を決定するため、前記グレイ値が所定しきい値
を超えるかを検証するために、そして超えた場合に前記グレイ値で前記識別パタ
ーンを決定するために設けられていることを特徴とする。特に、ビデオ画面を用
いる場合、画素のグレイ値は単純な方法で決定できディジタル的に変換できる。
ディジタル化されたグレイ値での計算はさらに高速に実行され、それによりしき
い値との比較を高速且つ容易な方法で実現可能になる
。さらに、後者は識別パターンを決定するのに信頼性のある方法を提供する。
前記画像分析ユニットはn(n>1)個の隣接画素の平均値から前記グレイ値
を決定する為に設けられていることが好ましい。これにより画像データに関して
ノイズ除去動作を実現することが可能になる。
本発明によるトラフィック監視装置の第3の好ましい実施例は、前記画像分析
ユニットは、前記グレイ値にラプラシアン演算を適用し、それからラプラシアン
演算子を決定し、このラプラシアン演算子の値を前記しきい値に対してチェック
するために設けられていることを特徴とする。ラプラシアン演算子の決定は単純
な手段で電子的に実現される。
本発明によるトラフィック監視装置の第4の好ましい実施例は、前記画像分析
ユニットは、前記しきい値を超える各グレイ値に対して第1の画像ウインドウの
範囲を定め、その第1の画像ウインドウは前記グレイ値が属する画素の周りに配
置されており、そして前記識別パターンを前記第1の画像ウインドウ内で決定す
るために設けられていることを特徴とする。第1の画像ウインドウの範囲を定め
ることは、第1の画像ウインドウ内で識別パターンを決定する可能性を提供する
。識別パターンはこのようにして複数の画素にわたって延在し、それにより高い
信頼性で対応するパターンを検索することが可能になる。
本発明によるトラフィック監視装置の第5の好ましい実施例は、前記画像分析
ユニットは、前記第1の画像ウインドウから開始する第2の画像ウインドウを決
定し、前記追随軸に沿って各時間に前記第2の画像ウインドウを所定のインクリ
メントでステップ的にシフトさせ、前記第2の画像ウインドウがシフトされる各
ステップで対
応するパターンが現れるかの前記検証を実行するために設けられていることを特
徴とする。このようにして、識別パターンは第2の画像ウインドウと共にシフト
され、対応するパターンの検索はその第2の画像ウインドウ内の検索に制限され
る。
第1及び第2の画像ウインドウの間の相互関係を決定する好ましい方法は、前
記第2の画像ウインドウ内での前記ステップでさらなる識別パターンを決定し、
前記さらなる識別パターン及び前記識別パターンから相互関係値を決定し、そし
て前記相互関係値がさらなるしきい値を超えるかを検証するために設けられてい
ることを特徴とする。
本発明を図面によってより詳細に説明する。図面において、
図1は本発明によるトラフィック監視装置の実施例を概略的に示す。
図2は「追随軸」の概念を示す。
図3のa及びbは本発明によるトラフィック監視装置の動作をフローチャート
により示す。
図4のa及びbは「第1及び第2の画像ウインドウ」の概念を示す。
図5は本発明によるトラフィック監視装置の動作の他の実施例をフローチャー
トにより示す。
図6は追随軸を決定する他の方法を示す。
図7は追随軸をゲート及びスタートラインとともに使用する車両の存在パター
ンを示す。
図において同一参照符号は同一又は類似の要素に割り当てられている。
本発明によるトラフィック監視装置の実施例が図1に示されており、例えばC
CDカメラにより形成された画像記録ユニット1を備
えている。この画像記録ユニットは、道路に存在するトラフィックを記録するた
めに道路に沿って設置されるべく設けられている。記録された画像はアナログ−
ディジタル変換器2に供給されてそこでディジタル化される。変換器2は、例え
ばデータ及び命令を伝送するために設けられたバス3に接続されている。例えば
マイクロプロセッサにより形成されるデータ処理ユニット4、読み出しメモリ5
(ROM)及び読み出し−書き込みメモリ6(RAM)もバス3に接続されてい
る。画像ジェネレータ7もバス3に接続されており、その画像ジェネレータの出
力はモニタ8に接続されている。
画像記録ユニット及び他のコンポーネントは必ずしも同一場所に設置されてい
なくてもよい。好ましくは、その残りのコンポーネントは主務官庁のトラフィッ
ク監視センタに設置される。
データ処理ユニット4及び/又はメモリ5,6において、データ及び命令が格
納され、それにより、記録されたトラフィック画像の分析を行うことが可能にな
る。データ処理ユニット4及びメモリ5,6は、バス3と共にこのようにして画
像分析ユニットを形成する。画像分析ユニットの動作により詳細に入る前に、「
追随軸」の概念を先ず説明する。
図2は、交通道路9の一部が表されており、その交通道路上に矢印11の方向
に移動している車両10が存在するトラフィック画像を示す。その方向はトラフ
ィック軸の1つであり、それに沿ってトラフィックが正規に移動する。追随軸1
2は、図2の例では、トラフィック軸に実質的に直交して伸びる方向により定義
され、したがって矢印11に平行である。追随軸は車両の存在の確率が最大であ
る道路の一部に存在するように画像内に配置される。したがって、追随軸が2車
線の1つのストローク内に配置される場合は、その追随軸は中央又は(右側通行
のトラフィックに対しては)中央に対し
て幾分右側にシフトされて配置される。図2に示すように2以上のストロークを
持つ道路上では、追随軸12及び12’はそれぞれ、ストロークの中央に対して
追随軸が幾分(例えば15%)右及び左にそれぞれシフトされるように、例えば
ストロークの最も右側と最も左側に位置付けられる。
追随軸12(又は12’)は、画像記録ユニットが固定位置を持っていても、
その画像記録ユニットの設置の前に決定される。画像記録ユニットが設置される
と、追随軸は記録する画像上に重ね合わせられ、その追随軸は予め決定されてお
り、したがって、変化しないままである。しかしながら、画像記録ユニットの位
置を、例えば、朝のピークの間は第1の位置に、そして夕方のピークの間は第2
の位置に変化させることも可能である。この後者の場合は、2つの所定の追随軸
が用いられ、画像記録ユニットにより取られた位置に依存して第1及び第2の追
随軸の間で切り換えられる。
所定の追随軸で動作するかわりに、局所的なトラフィック密度の関数でストロ
ークワイズに追随軸を作ることも可能である。これは例えば、各交通関係者が一
方又は他方の方向に曲がるときに必ずしも同一のルートに追従しない十字路にお
いて有利である。道路又は十字路の異なる点での局所的トラフィック密度の関数
でストロークワイズに追随軸を作ることにより、その追随軸を正しく「現実化(
アクチャライズ)」することが可能である。さらに、これにより、車両が所定の
追随軸から離れる時に、その車両の進行の監視が妨害されることを避けることが
できる。その追随軸のストロークワイズな形成は、初期ストロークでスタートさ
せ、その後各さらなるストロークを前回のものに対してある角度にわたって変化
させ、そして、どの角度で車両が最大確率又は最高の明瞭度で検出されるかを検
証することにより実現される。その角度の変化αは例えば−15°
<α<15°である。最高確率が確定される角度が、選択された角度である。
追随軸を決定するための他の実施例が図6に示されている。この実施例におい
ては、追随軸はゲートライン60と交差するスタートライン61を形成している
。ゲートラインは、好ましくは画像の下側で、トラフィックストロークに直交し
て配置されている。ゲートラインは連続する車両における車両の束を分割する可
能性を提供する。1つの車両によるゲートの横断は例えば、以下に記載するよう
にグレイ値の決定により検出される。車両の前側の通過のみならず、車両の後ろ
側の通過も、図7に示されるパターンが生成されるようにして検出される。ブロ
ックVAは車両の存在を表す。ブロックVA−3により示される寸法のブロック
は、その車両がゲートラインを横断するのに長い時間を必要とすることを示して
おり、これは交通渋滞の可能性があることを示している。
スタートライン61は、実質的に(矢印11に平行な)トラフィック軸に平行
に伸びる方向に配置されている。スタートラインは、車両の存在が認識されると
すぐに、中央におけるゲートラインと交差する。その車両がゲートラインと交差
したので、装置はスタートライン上に現れる特性、例えば、後続する車両に対応
するグレイ値に従う。このようにして決定された車両に対応するグレイ値のプロ
ファイルが次いで続く。
その中でトラフィックの存在がチェックされるゾーンはしたがって追随軸によ
り定義される。追随軸の検出を実現するために、多数(N)の点(Xi)(1≦
i≦N)が追随軸上で固定される。これらの点のグレイ値は各時間に決定され、
こうしてその上の車両の存在の表示を与える。グレイ値は好ましくは8ビットワ
ードにより256値を与えるように表される。
この検出は、しかしながら、画素Xiのみに限定されない。ノイズを実際に制
限するために、n(例えば1≦n≦10)画素の幅を持つストローク13が記録
された画像からフェッチされる。好ましくは、これらのn個の画素は、追随軸に
実質的に直交する方向で選択される。車両は実際に常にある幅を持っている。そ
の車両が追随軸に沿って移動すると、追随軸に実質的に直交するn個の画素のラ
インストローク上の画像内に同一のグレイ値レベルが存在するであろう。選択さ
れたストロークの幅nは画像内の位置の変動により変化し得る。好ましくは、ラ
インワイズに画像を構築することにより、n個の画素が同一の画素ライン内で選
択され、これは計算を単純化する。しかしながら、記録された画像内での追随軸
の曲がりに応じて、n個の画素は追随軸それ自体に沿って選択されるか、又は追
随軸に関して角度β、0≦β≦135°をなすようにすることができる。
ゲートライン60及びスタートライン61を使用する場合は、画素は勿論スタ
ートライン61自体に沿って選択される。スタートラインそれ自体は1個以上、
例えば3個の画素の大きさである。
画像記録ユニットにより記録された画像はディジタル化され、前述したように
、追随軸の周りのn個の画素のストローク内に配置された画素のみが考慮される
。この目的のために、例えば、ディジタル化された画素がメモリ6に格納され、
そのストロークに属する画素のみがその後にデータ処理ユニット4により読まれ
て処理される。この選択読み出しは例えば、その画像内の追随軸の位置の関数と
してプログラム化されたアドレスジェネレータにより選択的にメモリ6をアドレ
スすることにより実現される。このアドレスジェネレータは次いで、画像内の正
しいトラフィック検出ゾーンを決定するために、検出ゾーン決定ユニットとして
動作する。メモリ内に選択
的に書き込む他の実施例も勿論可能である。
図3aに表されているフローチャートは本発明によるトラフィック監視装置に
よる関連する画素の選択を示す。このフローチャートの種々のステップを次に記
載する。20.Xi=Xi+1
:処理されるべきであり同一の画像の追随軸に属する画素Xi
が選択される。この目的のために、アドレスジェネレータとして動作するモヂ
ュロnカウンタが例えば用いられる。このカウンタは単一のインクリメントを各
時間に順次カウントし、そのようにして異なる画素をアドレスする。21.RD xi
:選択された画素Xiのグレイ値xiがフェッチされる。22.RD nxi
:上記したように、xjに直接隣接する、n個の画素の各々の
グレイ値xijがやはりフェッチされる(1≦j≦n)。nの値はカメラアングル
及び画像内の位置Xiの位置の関数で変化する。23.AV xi
:画素Xiのグレイ値に対してその直接隣接する
ために、数学的動作
が行われる。しかしながら、相対的であって絶対値ではない値が考慮されるので
、(n+1)による割り算は行わなくてもよい。24.DT xi’
:画像ノイズをさらに制限するために、ローパスフィルタリ
ングが画像信号に適用される。したがって、数学的には、以下の動作が適用され
る:
換値xi’がxiにその最も近い隣接値であるXi-1,及びXi+1を加算することによ
り決定される。25.DT Δi
:x’iが関連するかを、即ち、車両の存在を表すかを検証す
るために、識別動作がこれに適用される。この識別動作は異なる態様を取り得る
。したがって、例えば、グレイ値x’iが所定しきい値を超えたかどうかを単純
にチェックできる。しかしながら、光の強さ、カメラ感度、湿った道路、その他
のような画素の絶対グレイ値に強く影響する異なるファクタを考慮するためには
、絶対的なグレイ値よりも相対値が考慮される。本実施例においては、グレイ値
x’iに基づいてラプラシアン演算子が計算される;
Δi=X’i-2−2x’i+X’i+2
これにより、点Xiが点Xi-2,Xi+2に関して、明瞭に異なるグレイ値を持っ
ているかどうかが検証可能になる。ラプラシアン演算子を決定するかわりに、x
’iの進化をその最も近い隣接値xi±p’(1≦p≦3)の平均値に関して決定
することも可能である。26.|Δi|>TH LA?
:ここではラプラシアンΔiの絶対値が所定しき
い値を超えるかどうかが検証される。超えない場合はステップ29へのジャンプ
が行われる。27.ST xi
:ラプラシアン演算子|Δi|が値TH_LAを超えると、点
Xiが関連すると考えられる。実際、TH_LAを通過することは、車両の存在
の可能性を表している。点Xi及び関連する値x’iは一時的にメモリに格納され
る。28.Xn?
:考えられた点XiがN点のシリーズの最後のものかをどうかを検証
する。最後でなければ、後続する点Xi+1が考慮されてステップ20から28が
繰り返される。29.RL?
:関連する点Xiがメモリに格納されているかを検証
する。メモリに格納されていなければ、画像記録ユニットにより記録された画像
シーケンスからの後続する画像が考慮される。30.RT
:関連する点が存在すると、他のルーチン(図3bに表されている)
が駆動される。この他のルーチンは好ましくは図3aに示したルーチンと同時に
実行される。
ゲートラインとスタートラインが使用される場合は、スタートラインに属する
画素に関するしきい値の逸脱(transgressing)が監視される。しきい値の最初の
逸脱がゲート及びスタートライン上で判定されると、次のトラフィック画像にお
いて、スタート及びゲートライン上でその逸脱がストップするかどうかが検証さ
れる。実際、しきい値の逸脱のストップは車両の末端がゲートラインを横切った
こと及びその車両が全体として検出されたことを表している。スタートライン上
でのしきい値の逸脱のストップの発生により、図7に示される存在パターンを得
るために、終了パルスが開始される。
追随軸上の位置Xiの関数としてのグレイ値x’iのグラフィックな表示が図4
aに示されている。この例から、例えばTA_LA=150のとき、画素7、1
0、28、30及び35においてラプラシアン演算子|Δi|>TA_LAの関
連する情報が存在するので、その位置で車両が存在する可能性がある。これらの
点は、その識別パターンが、それ自体を、後続する画像内で繰り返すかどうかを
、追随軸の方向にシフトされたどうかにかかわらずここで検証するために、検出
された。追随軸に沿うシフトはトラフィックにおいて移動があることを実際に示
し、静止又は緩慢なシフトは交通渋滞を示す。
ここで後続する画像内に対応するパターンが生じているかどうかを検証するた
めに、第1の画像ウインドウの境界が|Δi|>TA_LAの各画素xiに対し
て定められる。これは、例えばL=6の
画素のステップ31のDTW.1で実現され、画素Xiに沿って中心化される。
その第1のウインドウW1内の画素のグレイ値はここで識別パターンを形成し、
後続の画像内にそれを見つけ直そうとする。
図4aに示された例においては、第1のウインドウW1がこうして画素7の周
りに確定される。画素4から10はその第1のウインドウに属し、識別パターン
はTH_LAより大きいラプラシアンを持っていた点7及び10を備えている。
さらに第1の画像ウインドウが画素28、30及び35の周りに適用される。
第1の画像ウインドウに存在するもののように、対応するパターンが後続する
トラフィック画像内に生ずると、第1の画像ウインドウからのデータは図3aに
示されるステップが後続する画像に対して実行されるまで一時的に格納される。
その後続の画像のグレイ値データを先行する画像のそれら(x’i)から区別す
るために、その後続する画像に属するものはy’iで表される。グレイ値y’iは
x’iと類似の方法で決定される。図4bはグレイ値y’iの例を示す。このよう
にして、画素12にラプラシアン|Δi|>TA_LAを持つグレイ値y’iが
属する。
グレイ値y’i(y’i?:32 図3b)が決定されると、第2の画像ウイン
ドウW2(DT W2;33 図3b)が決定される。この第2の画像ウインド
ウは第1のウインドウW1と同じ大きさであり、最初に第1の画像ウインドウと
同じ位置に配置される。その後、第2のウインドウは、例えば追随軸上の1つの
位置の所定のインクリメントの都度、追随軸の方向にシフトされる(SH W2
;34)。第2の画像ウインドウの各シフトに対して、相互関係ファクタが決定
される(DT CF,35)。この相互関係ファクタCFは第2の画像ウインド
ウの為であり相互関係ファクタが決定
される(DT CF,35)。この相互関係ファクタCFは例えば次の数学的動
作を適用することにより決定される:
(L+1は第2の画像ウインドウ内の追随軸上に配置された点の全数である)。
相互関係ファクタは、パターンが実質的に同じ時に最小値であり、パターン間の
差がより多く生じると増大する。第2の画像ウインドウのシフトに対して、相互
関係ファクタは第2の画像ウインドウの関係する位置と結合して一時的に格納さ
れる。
相互関係ファクタを決定した後に、第2のウインドウがその最大シフトΔs(
SH=Δs? 36)に到達したかを検証する。実際、1つの連続する画像の間
で、車両はある距離を移動したであろう。第2の画像ウインドウのシフトは次い
で、所定数、例えばΔs=6画素にわたって制限され得る。上記最大値に到達し
ていない場合は、第2のウインドウは1画素のわたってシフトし、ステップ34
及び35が繰り返される。
第2の画像ウインドウが第1のものに関してその最大シフトに到達すると(3
5,Y)、第2の画像ウインドウの位置が選択され(DT MN:37)、その
中でCFは最低値を持つ。実際そこでは、識別パターンに対応するパターンを得
ることを期待する。続いて、最低値が相互関係値に対するしきい値TH COR
より少ないかが検証される(MN<TH COR?;38)。もしそうであれば
(39:Y)、例えば車両の変位のような後続する計算(OT;39)が決定さ
れる。その後、そのルーチンは終了し、次の画像に対する新たな判定が開始され
る。
変位又は車両スピードの計算は2つの画像ウインドウの位置における差を判定
することにより実現される。MN≧TH_CORであ
れば、これは一致するパターンが見出せなかったことを意味する。
図4に示された例において、第2の画像ウインドウW2が第1のものに対して
5つの位置にわたってシフトすると、第1と第2の画像ウインドウ内容の間に対
応が得られる。こうして、常時第1の画像ウインドウに存在する識別パターンは
後続する画像内で5つの位置にわたってシフトされ、それはこれに関係した車両
が平均時間内に移動したことを表している。
ゲートライン及びスタートラインを使用する代替の解決法においては、上記し
たように車両の変位が確定した後に(ステップ38)、その車両を道路上でフォ
ローするために、少なくともスタートライン、好ましくはゲートラインも、その
車両に対して再度決定される。こうして、各車両に対して、所定のゲートライン
とスタートラインで開始され、それは続いてその車両により遂行される経路の関
数として続いて変化する。その車両が画像内で検出された位置の関数として、ま
たその車両が移動する道路のコースの関数として、ゲートラインは再び車両の中
央又は道路の中央に関して中心化される。スタートラインは次いで再び、こうし
て決まったゲートラインの中央に配置される。スタートラインとゲートラインと
のそのような組合せにより、迂回路を移動する車両のコースに例えば続く。
スタートラインとゲートラインとの組合せが決定されると、車両の存在が検出
された後に、所定のインクリメンテーションにより画像内でそれらをシフトさせ
ることも可能である。グレイ値の決定が、後続すべき車両が、所定のインクリメ
ンテーションにより決定されたような、予想したルートに存在しないことを示す
とき、その所定のインクリメンテーションは訂正される。
本発明によるトラフィック監視装置はこうして、信頼性があり且つ単純な仕方
で、トラフィックの進行を監視することを可能にする
。交通が停滞すると、画像内の識別パターンも停滞するであろう。第1及び第2
の画像ウインドウの画像内容の間の対応が次いで、画像内の実質的に同一の位置
上で見出されるであろう。同一画像位置上でのそのような対応の検出、即ち、車
両が移動するスピードが実質的にゼロに等しいことを確定することにより、交通
渋滞警告信号を生成することになる。交通渋滞警告信号は又、観察されたスピー
ドが所定しきい値以下に低下すると発生される。後者の状況は実際は、交通渋滞
の特性である緩慢に移動するトラッフィックを示している。交通渋滞警告信号は
、トラッフィックのスピードが再び所定値を超えるとオフに切り換えられる。
本発明による装置は好ましくは交通渋滞の経過時間を測定するために設けられ
ている。この目的のために、交通渋滞警告信号の発生時にカウンタがスタートし
、そのカウンタはその信号をオフに切り換えることにより停止する。
交通渋滞の検出の際に、その交通渋滞内の小さい動きに感応しないように十分
長い追随軸を選択することが好ましい。短い交通渋滞の各々に対して不必要に信
号を発生しないようにするために、その信号は交通渋滞が所定時間、例えば3分
の間継続する場合にのみ発生することが好ましい。
図5は他の実施例を表すフローチャートである。ステップのいくつかは図3a
に示されるルーチンにおけるものと類似であり、同一の参照番号を付してある。
図5に示されるルーチンは、本発明による装置をトラフィック周波数/−密度カ
ウンタとして使用するために提供されている。この目的のために、そのルーチン
に改良が施され、ラプラシアン演算子の判定Δxi>TH_LAが、後続する画
像においてそのような判定が再び起きる可能性が高いことを受け入れさせる。こ
の目的のために、識別パターンの平均グレイ値が決定
され、正規に適応される基準値と比較される。平均グレイ値が、バックグランド
のグレイ値を表し且つ多数の画像(例えば5)にわたって繰り返す第1の値P以
下であると、車両が存在しないことが確実であるという判定がなされる。この計
算は光の強度の変化を考慮するために特に役に立つ。
図5に表されたフローチャートは以下のステップを備える:40.DTM
:平均値Mが値xiから計算される。
この値は追随軸のすべての点Mに対して決定される。41.SW V
:|Δi|>TH_LAのとき、これは車両が存在することを表
し、車両存在信号Vが生成されて周波数カウンタT1及びT2(ステップ53;T1
=0,T2=0)がリセットされる。これら周波数カウンタT1及びT2の機能は
後に記載する。42.SW?
:車両存在信号Vがすでに生成されたかがチェックされる。43.T3=T3+1
:信号Vが生成されていない場合は、カウンタT3がインク
リメントされる。カウンタT3は、光の強度の変化を考慮に入れるために、正規
に基準値を更新するために役に立つ。カウンタT3は、|Δi|<TH_LAで
信号Vがアクティブでない時にのみインクリメントされる。カウンタT3は画像
の数をカウントする。44.T3=MX 3?
:カウンタT3が最大値を示しているかがチェックされる
。この最大値は例えば10個の画像に等しい。45.REF=M
:カウンタT3が最大値を示していると、第1の基準値Pがス
テップ40により決められた値Mで置き換えられる。これは実際のバックグラン
ドのグレイ値を設定することを可能にし
、その後カウンタT3はリセットされる。46.M Ref?
:値L=M/Pが、最大密度の例えば4%を表す第1の領域
Q内にあるかがチェックされる。47.T1=T1+1
:L∈Qのとき、カウンタT1はインクリメントされる。カ
ウンタT1は上記信号Vが生成された後で、且つ|Δi|<TH_LAである、
後続する画像の数をカウントする。そのような状況は、例えば、1つの画像にお
いて、擾乱又は突然の強度変化により、ある物体が車両として識別され(|Δi
|>THLA)、後続する画像ではその同じ物体がもはや識別されない場合に、
生じる。48.カウンタT1=MX?
:カウンタT1が最大値を示しているかがチェックさ
れる。この最大値は例えば2つの画像を備えている。49.SWO
:T1が最大値を示している場合は、車両存在信号Vはオフに切り
換えられ、車両周波数カウンタは1単位だけインクリメントされる。信号Vは実
際に生成された。値PはMに等しく設定され、カウンタT1、T2及びT3はリセ
ットされる。50.M Ref 2?
:値L=M/Pが、最大強度の例えば30%を表す第2
の領域Q’内にあるかがチェックされる。51.T2=T2+1
:L∈Q’のとき、カウンタT2はインクリメントされる。
カウンタT2はカウンタT1と類似の機能を有するが、T2はリーズナブルな強度
(30%より大)が依然として存在する画像をカウントする。そのような状況は
例えば、均一で不十分にしか区別できない、白のような色の長いトラックが画像
を横切る時に生じる。この強度は、絶対値|Δi|>TH_LAなので、十分で
はないが、車両は実際には存在している。52.T2=MX?
:カウンタT2が最大値を表しているかがチェ
ックされ、そうであれば、ステップ49に切り替わる。最大値は例えば5画像を
備える。
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(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
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C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
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UA,UG,US,UZ,VN
(72)発明者 フェルサフェル,ヨー
ベルギー国,ベー−8501 コルトルック,
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