JPH09512012A - グリシンカチオン均等体への有機ハライドの亜鉛介在付加によるN−Boc−L−プロパルギルグリシンの合成 - Google Patents
グリシンカチオン均等体への有機ハライドの亜鉛介在付加によるN−Boc−L−プロパルギルグリシンの合成Info
- Publication number
- JPH09512012A JPH09512012A JP7527008A JP52700895A JPH09512012A JP H09512012 A JPH09512012 A JP H09512012A JP 7527008 A JP7527008 A JP 7527008A JP 52700895 A JP52700895 A JP 52700895A JP H09512012 A JPH09512012 A JP H09512012A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alkyl
- formula
- benzyl
- hydride
- group
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C271/00—Derivatives of carbamic acids, i.e. compounds containing any of the groups, the nitrogen atom not being part of nitro or nitroso groups
- C07C271/06—Esters of carbamic acids
- C07C271/08—Esters of carbamic acids having oxygen atoms of carbamate groups bound to acyclic carbon atoms
- C07C271/10—Esters of carbamic acids having oxygen atoms of carbamate groups bound to acyclic carbon atoms with the nitrogen atoms of the carbamate groups bound to hydrogen atoms or to acyclic carbon atoms
- C07C271/22—Esters of carbamic acids having oxygen atoms of carbamate groups bound to acyclic carbon atoms with the nitrogen atoms of the carbamate groups bound to hydrogen atoms or to acyclic carbon atoms to carbon atoms of hydrocarbon radicals substituted by carboxyl groups
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C269/00—Preparation of derivatives of carbamic acid, i.e. compounds containing any of the groups, the nitrogen atom not being part of nitro or nitroso groups
- C07C269/06—Preparation of derivatives of carbamic acid, i.e. compounds containing any of the groups, the nitrogen atom not being part of nitro or nitroso groups by reactions not involving the formation of carbamate groups
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12P—FERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
- C12P13/00—Preparation of nitrogen-containing organic compounds
- C12P13/04—Alpha- or beta- amino acids
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12P—FERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
- C12P41/00—Processes using enzymes or microorganisms to separate optical isomers from a racemic mixture
- C12P41/003—Processes using enzymes or microorganisms to separate optical isomers from a racemic mixture by ester formation, lactone formation or the inverse reactions
- C12P41/005—Processes using enzymes or microorganisms to separate optical isomers from a racemic mixture by ester formation, lactone formation or the inverse reactions by esterification of carboxylic acid groups in the enantiomers or the inverse reaction
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/55—Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Zoology (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Genetics & Genomics (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Biotechnology (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Microbiology (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Peptides Or Proteins (AREA)
Abstract
(57)【要約】
効力が高く,経口活性レニン阻害剤の製造に使用される鍵中間体,N- Boc- L- プロパルギルグリシンの合成方法が記載されている.この方法は,有機ハライドとグリシンカチオン均等体たとえばN- Boc-2- アセトキシグリシンとの,亜鉛末の存在下における反応を包含し,高収率でBoc- 保護アミノ酸誘導体を与える.有用な代表的有機ハライドはアリル,ベンジルおよびプロパルギルハライドである.N- Boc- プロパルギルグリシンメチルエステルをα- キモトリプシンで分割すると,N- Boc- L- プロパルギルグリシンが高収率で得られる.
Description
【発明の詳細な説明】
グリシンカチオン均等体への有機ハライドの亜鉛介在付加による
N- Boc- L- プロパルギルグリシンの合成
発明の分野
レニン阻害化合物は高血圧のコントロール用として周知である.本発明はとく
に,レニン阻害剤の製造のための鍵中間体の合成に有用な方法に関する.
発明の背景
レニンは腎臓の傍糸球体細胞によって産生され,血流中に分泌される蛋白分解
酵素である.血流中において,レニンは血清蛋白質アンギオテンシノーゲン中の
ペプチド結合を切断し,アンギオテンシンIとして知られているデカペプチドを
産生させる.アンギオテンシン変換酵素として知られる第二の酵素がアンギオテ
ンシンIIに切断する.アンギオテンシンIIは血管収縮および心脈管系圧力の上昇
を司る強力な昇圧物質である.アンギオテンシンI変換酵素の阻害剤での生体内
におけるレニン作用の遮断またはアンギオテンシンII形成の遮断によって高血圧
をコントロールすることが試みられてきた.
多くのクラスの化合物がレニンまたはアンギオテンシンノーゲンの作用の阻害
剤として記載されている.とくに興味深いレニン阻害剤は,低コストの合成方法
があり,効力の高い経口活性化合物である.
高い効力と治療的に有効な経口バイオアベイラビリティーの医薬として重要な
性質を有するレニン阻害化合物のいくつかのファミリーがこれまでに報告されて
いる.疑似ペプチドレニン阻害剤のこれらのファミリーは疑似ペプチド構造の骨
格内のグリシル残基に結合するプロパルギル基の存在によって特徴づけられる.
疑似ペプチド化合物の他のファミリーは疑似ペプチド骨格内のグリシン残基に結
合したアリル残基の存在を特徴とする.
プロパルギルグリシルまたはアリルグリシル基を含有するレニン阻害剤が公開
された特許明細書に記載されている.たとえば,1986年7月9日に公開されたE
P出願第186,977 号にはN末端とC末端の間の主鎖に結合したアルキニル残基と
くにプロパルギルグリシン残基を含有するレニン阻害化合物,たとえばN-[4(S
)-[(N)-[ビス(1- ナフチルメチル)アセチル]-D,L- プロパルギルグリシルアミ
ノ]-3(S)-ヒドロキシ-6- メチルヘプタノイル]-L-イソロイシノールが記載され
ている.また1993年5月18日発行の米国特許第5,212,185 号にはピペリジニル-
末端アルキルアミノエチニルアラニンアミノジオール化合物がレニン阻害剤とし
て記載されている.1993年6月29日発行の米国特許第5,223,535 号にはプロパル
ギルグリシンアミノプロパルギルジオール化合物がレニン阻害剤として記載され
ている.1993年7月13日発行の米国特許第5,227,401 号にはアルキルアミノ- ア
ルキルアミノ- 末端エチニルアラニンアミノジオール化合物がレニン阻害剤とし
て記載されている.1993年9月21日発行の米国特許第5,246,969 号にはジ- プロ
パルギル含有アリール- アルキルスルホニル- 末端アミノジオール化合物がレニ
ン阻害剤として記載されている.1993年10月12日発行米国特許第5,252,591 号に
はピリジニル/キノリニル- 末端アルキルアミノエチニルアラニンアミノジオー
ル化合物がレニン阻害剤として記載されている.1994年3月3日公開のPCT出
願WO94/04508号にはイミダゾリル/ベンズイミダゾリル- 末端アルキルアミノ
エチニルアラニンアミノジオール化合物がレニン阻害剤として記載されている.
1994年3月3日公開のPCT出願WO94/04518号には,モルホリノ- チオモルホ
リノ- 末端アルキルアミノエチニルアラニンアミノジオール化合物がレニン阻害
剤として記載されている.1994年3月3日公開のPCT出願WO94/04536号には
,ピペラジニル- 末端基またはピペラジニル- アルキルアミノ- 末端基を有する
エチニルアラニンアミノジオール化合物がレニン阻害剤として記載されている.
広範囲のペプチドおよび疑似ペプチドの合成に中間体として使用できる保護ア
ミノ酸の調製のためには,多くの慣用方法が知られている[W.N.Speckamp ら,J.Org.Chem
.,58,3259-3268(1993)].たとえば,グリシンカチオン均等体に
よるC- 求核試薬のアミドアルキル化が保護α- 置換グリシン誘導体の調製に用
いられている[P.Munster ら,Synthesis,223-225(1987)].また,ある種の
γ,δ不飽和N- 保護α- アミノ酸メチルエステルが,ルイス酸触媒の存在下に
アリルシランをグリシンカチオン均等体とカップリングさせることによって調製
されているが,この方法は,プロピニルトリメチルシランとグリシジルカチオン
均等体の反応に用いた場合には使用不能なジールス・アルダー付加物が得られた
[H.H.Mooiweerら,Tetrahedron,45,4627,-4636(1989)].これらの方法の多
くは,このような過程である種のアミノ酸保護基が感受性を示すルイス酸の存在
を必要とする場合が多いことから,N- 保護α- 置換アミノ酸の製造には不適当
である.
前述のプロパルギルグリシンまたはエチニルアラニン含有レニン阻害剤はすべ
て,高価なまたは調製が難しい中間体による多重工程合成経路を包含することが
その特徴である.とくに,これらの多重工程合成経路では,立体特異的なN- 保
護α- 置換アミノ酸鍵中間体,すなわちBoc- 保護 L- プロパルギルグリシン
の使用を必要とし,これは低コストで市販品を容易に入手できるものではない.
この鍵中間体の製造にはいくつかの方法が知られている.たとえば,一つの初期
の方法では,アセトアミドマロン酸ジエチルエステルをプロパルギルブロミドで
アルキル化したのち,多重工程処理によりキラルなN- Boc-L-プロパルギル
グリシンを得る[O.Leukart ら,Helv.Chem.Acta,59,2181-2183(1976)].199
3年5月18日に公告された米国特許第5,212,185 号には,Boc- 保護 L- プロ
パルギルグリシン中間体を製造するための,炭酸カリウムの存在下における L-
プロパルギルグリシンと炭酸ジ-tert-ブチルエステルの反応が記載されている.
これらの複雑な多重工程合成およびこの L- プロパルギルグリシン中間体の高い
コストのために,プロパルギルグリシン含有レニン阻害剤の上市のための開発は
遅れている.
したがって,ペプチド合成とくにレニン阻害剤のような医薬製品の製造に使用
可能な低コストのN- 保護α- 置換アミノ酸の新規な合成経路の要求がある.
発明の説明
天然および非天然アミノ酸誘導体は,式I:
のN- 保護- α- 置換−グリシンカチオン誘導体を式II:
R3X (II)
の有機ハライドと反応させ,式III:
[式中,PはN- 保護基であり;R1はヒドリド,アルキル,シクロアルキル,
アルコキシアルキル,アシル,アラールキル,アリールおよびアロイルから選択
され;R2はアルキル,シクロアルキル,アルコキシアルキル,アラールキルお
よびアリールから選択され;Xはクロロ,ブロモおよびヨードから選択され;R3
はアルキル,シクロアルキル,アルコキシアルキル,アルコキシカルボニルア
ルキル,アリルおよびベンジルから選択される基であり,さらに上記シクロアル
キル,アリルおよびベンジル基はいずれもアルキル,アルコキシ,シアノおよび
フェニルから選択される1個または2個以上の残基で置換されていてもよく,R3
はさらに式:
(式中,R4およびR5はそれぞれ独立にヒドリド,アルキル,アルケニルおよび
フェニルから選択され;R6はヒドリド,アルキル,ベンジルおよびフェニルか
ら選択され;pは0〜5(0および5を含む)から選択される数であり;qは0
〜5(0および5を含む)から選択される数である)のプロパルギルおよび置換
- プロパルギル基から選択される]のN- 保護- α- 置換- グリシンラセミエス
テルを得ることによって調製できる.
グリシン誘導体IIIを得るためのグリシンカチオン誘導体Iと有機ハライドII
の反応は,好ましくは,亜鉛金属の存在下に進行する.さらに好ましくは,亜鉛
金
属はたとえば,亜鉛末のような微粉末化型の形態で用いられる.この反応は通常
,極性非プロトン性溶媒中,好ましくはルイス酸の不存在下に行われる.適当な
極性非プロトン性溶媒の例には,ジメチルホルムアミド(DMF),ジメチルス
ルホキシド(DMSO),ヘキサメチルリ酸アミド(HMPA)および 1,3- ジ
メチル-3,4,5,6- テトラヒドロ-2(1H)-ピリミジノン(DMPU)がある.通常
,反応混合物はラセミエステル誘導体IIIの形成時には約10℃〜約25℃の範囲の
温度に維持される.
α- 炭素分割酵素によるラセミエステルIIIの分割および加水分解で,N- 保
護キラル遊離酸IV:
(式中,PおよびR3は上に定義した通りである)が得られる.
本明細書において用いられる「N- 保護基」または「N- 保護」の語は,合成
操作時の望ましくない反応から窒素原子を保護することを意図する基を意味する
.それぞれの語にはアシル基たとえばアセチルおよびt- ブチルアセチル,ピバ
ロイル,アルコキシカルボニル基たとばメチルオキシカルボニルおよびt- ブチ
ルオキシカルボニル(Boc),アリールオキシカルボニル基たとえばベンジル
オキシカルボニル(Cbz)およびフルオレニルメトキシカルボニル(Fmoc),ア
ロイル基たとえばベンゾイル,ならびにそれ自身同様にN- 保護されていてもよ
いL- またはD- アミノアシル残基が包含される.
加水分解反応は通常,約6.5 〜約8.5 の範囲内のpH,好ましくはpH約8で
,適当な緩衝液の存在下に行われる.適当な緩衝液の例にはリン酸塩と塩化カリ
ウムの水性緩衝液がある.
「α−炭素分割酵素」の表現は,アミノ酸ラセミエステルIIIのα- キラル中
心を認識できるヒドロラーゼ酵素を包含する.このようなヒドロラーゼ酵素の例
にはα- キモトリプシン,パパイン,スブチリシンおよびトリプシンがある.好
ましいヒドロラーゼ酵素はα- キモトリプシンである.
この方法の好ましい実施態様においては,Pはアシル,ピバロイル,アルコキ
シカルボニル,アリールオキシカルボニルおよびアロイルから選択されるN- 保
護基であり;R1はヒドリド,アルキル,シクロアルキル,アシルおよびベンゾ
イル(この場合,アルキルまたはアシルのアルキル部分は1個〜約20個の炭素原
子の直鎖状または分岐状残基である)から選択され;R2は1個〜約20個の炭素
原子の直鎖状または分岐状アルキル残基であり;Xはクロロ,ブロモおよびヨー
ドから選択され;R3はアルキル,シクロアルキル,アルコキシカルボニルアル
キル,アリル,アルキル- 置換アリル,ベンジル,アルコキシベンジルおよびシ
アノベンジル(この場合,アルキルまたはR3基のアルキル部分は1個〜約20個
の炭素原子の直鎖状または分岐状残基である)から選択される基であり,R3は
さらに式:
(式中,R6はヒドリドおよびアルキルから選択され;qは0〜3(0および3
を含む)から選択される数である)のプロパルギルおよび置換プロパルギル基か
ら選択される.
この方法のさらに好ましい実施態様においては,Pはアセチル,t- ブチルア
セチル,ベンゾイル,メチルオキシカルボニル,t- ブチルオキシカルボニルお
よびベンジルオキシカルボニルから選ばれる保護基であり;R1はヒドリド,ア
ルキル,アシルおよびベンゾイル(この場合,アルキルまたはアシルのアルキル
部分はメチル,エチル,n- プロピル,イソプロピル,n- ブチル,イソブチル
,sec-ブチル,tert- ブチル,n- ペンチル,イソペンチルおよびネオペンチル
から選ばれる)から選択され;R2はメチル,エチル,n- プロピル,イソプロ
ピル,n- ブチル,イソブチル,sec-ブチル,tert- ブチル,n- ペンチル,イ
ソペンチルおよびネオペンチルから選択され;Xはクロロ,ブロモおよびヨード
から選択され;R3はアルコキシカルボニルアルキル,アリル,アルキル置換-
アリル,ベンジル,アルコキシベンジルおよびシアノベンジル(この場合,R3
基のアルキル部分はメチル,エチルおよびn- プロピルから選択される)から選
択され,R3はさらに式:
(式中,R6はヒドリドまたはメチルであり;qは0〜3(0および3を含む)
から選択される数である)から選択される.
この方法のなおさらに好ましい実施態様においては,Pはアセチル,t- ブチ
ルアセチル,ベンゾイル,メチルオキシカルボニル,t- ブチルオキシカルボニ
ルおよびベンジルオキシカルボニルから選ばれる保護基であり;R1はメチル,
エチル,n- プロピル,アセチル,プロピオニルおよびベンゾイルから選ばれ,
R2はメチル,エチルおよびn- プロピルから選択され;Xはクロロ,ブロモお
よびヨードから選択され;R3はエトキシカルボニルメチル,アリル,メチルア
リル,ベンジル,p- メトキシベンジルおよびp- シアノベンジルから選ばれ;
R3はさらに:
(式中,R6はヒドリドまたはメチルであり;qは0〜2(0および2を含む)
から選択される数である)から選択される.
「ヒドリド」の語は1個の水素原子(H)を示す.このヒドリド基はたとえば
酸素原子に結合してヒドロキシル基を形成していてもよく,また他の例として,
1個のヒドリド基は炭素原子に結合して>CH−基を形成してもよく,また他の
例として,2個のヒドリド基は炭素原子に結合して−CH2−基を形成してもよ
い.「アルキル」の語が単独であるいは他の語の中で使用される場合,「アルキ
ル」の語は1個〜約20個の炭素原子,好ましくは1個〜約12個の炭素原子を有す
る直鎖状または分岐状の基を包含する.さらに好ましくは,アルキル基は1個〜
約10個の炭素原子を有する「低級アルキル」基である.最も好ましくは,1個〜
約6個の炭素原子を有する低級アルキル基である.「シクロアルキル」の語は3
個〜約10個の環炭素原子,好ましくは3個〜約6個の炭素原子を有する環状基,
たとえばシクロプロピル,シクロブチル,シクロペンチルおよびシクロヘキシル
を包含する.「アルコキシ」の語は1個〜約10個の炭素原子のアルキル部分を有
する直鎖状または分岐状のオキシ含有基,たとえばメトキシ基を包含する.「ア
ルコキシ」基はさらに1個または2個以上のハロ原子,たとえばフルオロ,クロ
ロまたはブロモで置換され,ハロアルキル基を提供してもよい.「アシル」の語
は単独で,または他の語の中でたとえばアシルオキシのように用いられた場合い
ずれも,有機酸からヒドロキシルを取り除いた後の残基によって与えられる基を
指示し,このような基の例にはアセチルがある.「低級アルカノイル」はアシル
の好ましいサブクラスの例である.「アリール」の語は芳香族基,たとえばフェ
ニル,ナフチルおよびビフェニルを包含する.好ましいアリール基は1個,2個
または3個のベンゼン環から構成される基である.「アラールキル」の語は,ア
リール置換アルキル基,たとえばベンジル,ジフェニルメチル,トリフェニルメ
チル,フェニルエチル,フェニルブチルならびにジフェニルエチルを包含する.
「ベンジル」と「フェニルメチル」は同義語である.「アロイル」の語はカルボ
ニル基に結合したアリール基,たとえばベンゾイルを包含する.「アルケニル」
の語は2個〜約20個の炭素原子,好ましくは3個〜約10個の炭素原子を有し,少
なくとも1個の炭素−炭素二重結合を含有する直鎖状または分岐状の基を包含す
る.その炭素−炭素二重結合はアルケニル残基内でシスまたはトランスいずれの
幾何学的配置にあってもよい.「アルケニル」の語には「アリル」および「メチ
ルアリル」(または「メタリル」)基が包含される.「アルキニル」の語は,2
個〜約20個の炭素原子,好ましくは2個〜約10個の炭素原子を有し,少なくとも
1個の炭素−炭素三重結合を有する直鎖状または分岐状の基を包含する.「アル
キニル」の語は,「プロパルギル」および,置換可能な任意の炭素原子が1個ま
たは2個以上のアルキル,ベンジルまたはフェニルで置換されていてもよい「プ
ロパルギル様」残基を包含する.上に定義されたいずれの基についても,好まし
い基は1〜約15個の炭素原子を含有する.
アルキル基の特定の例としては,メチル,エチル,n- プロピル,イソプロピ
ル,n- ブチル,sec-ブチル,イソブチル,tert- ブチル,n- ペンチル,イソ
ペンチル,メチルブチル,ジメチルブチル,ジメチルブチルおよびネオペンチル
がある.通常,アルケニルおよびアルキニル基は,たとえばアリル基のように1
個の不飽和結合を有するか,または複数個の不飽和結合を有する.このような複
数個の不飽和結合は,アレン型構造のように隣接して,または共役して,あるい
は数個の飽和炭素によって分離して存在することができる.
一般的反応式
以下の一般的反応式には,本発明の一般的概念の実際的な応用を例示する.
反応式I:
反応式に示すように,グリオキザル酸メチルエステルヘミアセタール1をカル
バミン酸t- ブチルエステルと縮合させて,グリシン類縁体2を得る.アシル化
(無水酢酸,ピリジン,THF)により鍵中間体,2-アセトキシ-2-[((1,1-ジメ
チルエトキシ)カルボニル)アミノ]酢酸メチルエステル3が得られる.中間体3
を亜鉛末と有機ハライドで処理すると,アミノ酸類縁体4a〜gが得られる.ア
ミノ酸類縁体4a〜gの合成に際しては,DMF中で3の0.5 M溶液(2.0 ミリ
モル)と亜鉛末(4.0 ミリモル,325-メッシュ)を冷却しながら,これに,内温
が 20〜25℃の間に保持される速度で2当量の有機ハライドを添加した.以下の
表Iには抽出後処理およびシリカゲルクロマトグラフィー後のアミノ酸4a〜g
の収率を示す.有機ハライドgとの反応では期待されたp- シアノフェニルアラ
ニン誘導体は生成せず,それに代えてもっぱら,以下の構造:
を有する置換フェニルグリシン誘導体4gが57%の収率で得られた.
選択する溶媒がアミノ酸エステル4の形成に重要な役割を果たすと考えられて
いる.たとえば,ジメチルホルムアミド(DMF)を使用すると,中間体3との
金属化反応が迅速に開始され,付加反応は通常1時間以内に完了する.反応をテ
トラヒドロフラン(THF)中で行う場合には,ルイス酸たとえばMe2AlC
l(0.5当量)を存在させないと反応は起こらない.これらの条件下でも,単離さ
れる生成物の収率は高く,Boc基およびエステルのいずれも影響されないまま
で残存する.したがって,本発明の他の態様は,ある種の溶媒中,たとえばテト
ラヒドロフランおよびジオキサンのような環状エーテル型溶媒として一般的に特
徴づけられる溶媒中でのN- 保護α- 置換グリシン誘導体の合成において,ルイ
ス酸の使用を可能にするものである.亜鉛付加反応を促進するためにエーテル溶
媒との組合せで使用できるルイス酸の例には,塩化ジメチルアルミニウム,二塩
化メチルアルミニウム,三フッ化ホウ素エーテラート付加物(BF・Et2O)
,塩化チタン(IV)およびチタン(IV)ジクロロジイソプロポキシドがある.
反応式II:
0.1 Mリン酸緩衝液(pH8)中,25℃におけるラセミエステル4aのα- キ
モトリプシンによる分割でN- Boc- L- プロパルギルグリシン5aが,50%
変換に基づき96%の収率(80%e.e.)で得られた.Et2O/石油エーテルから
1回再結晶すると 99 %e.e.に濃縮された5aが67%の収率で得られた.
特定の方法
上記の一般的反応式IおよびIIに示した一般的方法の更なる実例として,以下
の実施例1〜5に,本発明の方法によって製造される中間体およびアミノ酸生成
物の特定の製造方法を,反応原料,量,条件および処理とともに示す.
例1
2-[((1,1- ジメチルエトキシ)カルボニル)アミノ]-2-ヒドロキシ酢酸メチルエ ステルの調製
ベンゼン(50 mL)中,グリオキザル酸メチルエステルヘミアセテート(5.66
g,47.2ミリモル)およびカルバミン酸t- ブチルエステル(5.02 g,42.9ミリ
モル)の溶液を18時間還流した.反応混合物の容量を減圧下に1/5 に濃縮し,つ
いで速やかに撹拌しながら 100 ml の石油エーテルを添加した.分散した白色固
体が形成するまで撹拌を続けた.生成物をろ過し,石油エーテルで洗浄し,乾燥
すると,6.64 g(75%)の生成物が得られた(融点96〜97℃).
元素分析:C8H15NO5として計算値,C,46.82;H,7.37;N,6.83.
分析値:C,47.04;H,7.71;N,6.90.
例2
2-アセトキシ-2-[((1,1-ジメチルエトキシ)カルボニル)アミノ]酢酸メチルエ ステルの調製
THF(50 mL)中,例1における生成物(10.0 g,48.8ミリモル),ピリジ
ン(7.71 g,97.6ミリモル)およびDMAP(300 mg,2.5 ミリモル)の溶液に
無水酢酸(5.47 g,53.6ミリモル)を室温で徐々に添加した.周囲温度で3時間
撹拌したのち,反応混合物をEtoAcで希釈し,1N NaHSO4および飽
和NaHCO3で順次洗浄した.有機相を乾燥し(MgSO4),ろ過し,減圧下
に濃縮すると,11.8 g(98%)の生成物が無色油状物として得られた.
元素分析:C10H17NO6・1/4 H2Oとして計算値,C,47.71;H,7.01;
N,5.56.
分析値:C,47.68;H,6.75;N,5.55.
例3
2-[((1,1-ジメチルエトキシ)カルボニル)アミノ]-4-ペンチン酸メチルエステ ルの調製
DMF(30 mL)中,例2の生成物(4.00 g,16.2ミリモル)ならびに亜鉛末
(2.63 g,40.5ミリモル)の懸濁液を氷冷し,これに窒素下,プロパルギルブロ
ミド(トルエン中80%w/w)(6.02 g,40.5ミリモル)をシリンジから徐々に添
加した.ブロミドは内温が20〜25℃に維持される速度で添加し,ついでその温度
でさらに1時間撹拌した.反応混合液を 100 mL のEtoAcで希釈し,0.5N
HCl(200 mL),飽和NaHCO3(200 mL)および飽和NaClで順次洗浄
し,ついで乾燥した(MgSO4).ろ過し,減圧下に濃縮したのち,残留物を
シリカゲル床(30%EtoAc/ヘキサン)を通してろ過して精製し,減圧下に
濃縮すると,無色油状物として3.59 g(97%)の生成物が得られた.
元素分析:C11H17NO4・1/3 H2Oとして,計算値,C,56.64;H,7.63
;N,6.01.
分析値:C,56.96;H,7.60;H,6.03.
例4
2-[((1,1-ジメチルエトキシ)カルボニル)アミノ]-4-ペンテン酸メチルエステ ルの調製
DMF(4mL)中,例2の生成物(0.525 mg,2.12ミリモル)ならびに亜鉛末
(278 mg,4.25ミリモル)の懸濁液を氷冷し,これに窒素下,純粋なアリルブロ
ミド(514 mg,4.25ミリモル)をシリンジを介して徐々に添加した.ブロミドは
内温が20〜25℃に維持される速度で添加し,ついでその温度でさらに1時間撹拌
した.例3の記載と同様に抽出後処理およびシリカゲルクロマトグラフィーに付
すと,生成物 486 mg(100 %)が無色の油状物として得られた.
例5
2(S)-[((1,1-ジメチルエトキシ)カルボニル)アミノ]-4-ペンチン酸エステル の調製
60 mL の 0.1Mリン酸緩衝液(pH8)中例3の生成物(3.53 g,15.5ミリモ
ル)の懸濁液にα- キモトリプシン(25 mg)を添加した.反応混合物を25℃で2
2時間撹拌し,この間1N NaOHを周期的に添加してpHを7.5〜8 の範囲内
で一定に保持した.未反応エステルをEtOAcで抽出して回収したのち,水性
分画を2N HClで酸性(pH3)とし,EtOAcで抽出した.酸性分画の
最初の抽出時には,沈澱した酵素が2層の分離を困難にした.したがって,2相
混合物はセライト床を通して濾過した.ついで層を分離し,水相をEtOAcで
再び抽出した.有機分画を合わせて,乾燥し(MgSO4),ろ過し,減圧下に
濃縮すると,1.53 g(50%変換に基づき92%)の生成物が,粘稠な油状物として
得られた(88% e.e.).生成物をEtO/石油エーテルから結晶化すると,1.
00 g(61%)の生成物(融点84〜85℃,99% e.e.)が得られた.エナンチオマ
ー純度を0℃での Crownpak CR(+)カラム(15 cm×4.6 mm)と1%HClO4
水溶液による 0.5 mL/分でのアイソクラクチック溶出を用いるキラルHPLC分
析によって測定した.検出装置は 205 nmにセットした.
元素分析:C10H15NO4として計算値,C,56.32;H,7.09;N,6.57.
分析値:C,56.27;H,7.25;H,6.51.
[α]D 25=+23.5°(MeOH,c=9.1 mg/mL).
本発明の方法は,広範囲の多様な有機ハライドを用いてN- 保護アミノ酸エス
テルを製造するための,経済的で高収率の合成経路を提供する.とくに,プロパ
ルギル型N- 保護アミノ酸ラセミエステルを加水分解酵素分割に付して,たとえ
ば,効力の高い経口投与で生物学的利用が可能なレニン阻害化合物の製造に用い
られる中間体,N- Boc-2- プロパルギルグリシンを提供することができる.
このN- Boc-2- プロパルギルグリシン中間体から製造できるレニン阻害剤
化合物の特定の例は,以下の表IIに,それらのレニン阻害化合物が示されている
公開された特許文献とともに示す.
以上,本発明を特定の実施態様に関して説明したが,これらの実施態様の詳細
は本発明の限定と解釈されるべきではない.
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG),
AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C
H,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB
,GE,HU,IS,JP,KE,KG,KP,KR,
KZ,LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG,M
N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU
,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TT,UA,
US,UZ,VN
(72)発明者 ノサル,ロジャー エイ.
アメリカ合衆国 60089 イリノイ州バッ
ファロー グロウブ,アスペン ドライブ
667
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.天然および非天然アミノ酸誘導体の製造方法において,式I: のN- 保護- α- 置換- グリシンカチオン誘導体を式II: R3X (II) の有機ハライドと反応させ,式III: [式中,PはN- 保護基であり;R1はヒドリド,アルキル,シクロアルキル, アルコキシアルキル,アシル,アラールキル,アリールおよびアロイルから選択 され;R2はアルキル,シクロアルキル,アルコキシアルキル,アラールキルお よびアリールから選択され;Xはクロロ,ブロモおよびヨードから選択され;R3 はアルキル,シクロアルキル,アルコキシアルキル,アルコキシカルボニルア ルキル,アリルおよびベンジルから選択される基であり,さらに上記シクロアル キル,アリルおよびベンジル基はいずれもアルキル,アルコキシ,シアノおよび フェニルから選択される1個または2個以上の残基で置換されていてもよく;R3 はさらに式: (式中,R4およびR5はそれぞれ独立にヒドリド,アルキル,アルケニルおよ びフェニルから選択され;R6はヒドリド,アルキル,ベンジルおよびフェニル から選択され;pは0〜5(0および5を含む)から選択される数であり;qは 0〜5(0および5を含む)から選択される数である)のプロパルギルおよび置 換- プロパルギル基から選択される]のN- 保護- α- 置換- グリシンラセミエ ステルを得ることからなる方法. 2.さらに式Iのグリシンカチオン誘導体を亜鉛金属の存在下に式IIの有機ハ ライドと反応させることを特徴とする「請求項1」の方法. 3.亜鉛金属は微粉末化型である「請求項2」の方法. 4.さらに式Iのグリシンカチオン誘導体を,極性非プロトン性溶媒中,ルイ ス酸の不存在下に,式IIの有機ハライドと反応させることを特徴とする「請求項 1」の方法. 5.さらにラセミエステルIIIのα- 炭素分割酵素による分割および加水分解 工程からなり,式IV: [式中,PはN- 保護基であり,R2はアルキル,シクロアルキル,アルコキシ アルキルおよびアリールから選択され;R3はアルキル,シクロアルキル,アル コキシアルキル,アルコキシカルボニルアルキル,アリルおよびベンジルから選 択される基であり,さらにこの場合,上記シクロアルキル,アリルおよびベンジ ル基はいずれもアルキル,アルコキシ,シアノおよびフェニルから選択される1 個または2個以上の残基で置換されていてもよく,R3はさらに式: (式中,R4およびR5はそれぞれ独立にヒドリド,アルキル,アルケニルおよび フェニルから選択され;R6はヒドリド,アルキル,ベンジルおよびフェニルか ら選択され;pは0〜5(0および5を含む)から選択される数であり;qは0 〜5(0および5を含む)から選択される数である)のプロパルギルおよび置換 - プロパルギル基から選ばれる]のN- 保護キラル遊離酸を得ることからなる「 請求項1」の方法. 6.分割および加水分解工程は約6.5 〜約8.5 の範囲内のpHを有する水溶液 中で行う「請求項5」の方法. 7.α- 炭素分割酵素はα- キモトリプシン,パパイン,スブチリシンおよび トリプシンから選択される「請求項5」の方法. 8.Pはアシル,ピバロイル,アルコキシカルボニル,アリールオキシカルボ ニルおよびアロイルから選ばれるN- 保護基であり;R1はヒドリド,アルキル ,シクロアルキル,アシルおよびベンゾイル(この場合,アルキルまたはアシル のアルキル部分は1個〜約20個の炭素原子の直鎖状または分岐状残基である)か ら選択され;R2は1個〜約20個の炭素原子の直鎖状または分岐状アルキル残基 であり;Xはクロロ,ブロモおよびヨードから選択され;R3はアルキル,シク ロアルキル,アルコキシカルボニルアルキル,アリル,アルキル- 置換アリル, ベンジル,アルコキシベンジルおよびシアノベンジル(この場合,アルキルまた はR3基のアルキル部分は1個〜約20個の炭素原子の直鎖状または分岐状残基で ある)から選択される基であり,R3はさらに式: (式中,R6はヒドリドおよびアルキルから選択され;qは0〜3(0および3 を含む)から選択される数である)のプロパルギルおよび置換プロパルギル基か ら選択される「請求項5」の方法. 9.Pはアセチル,t- ブチルアセチル,ベンゾイル,メチルオキシカルボニ ル,t- ブチルオキシカルボニルおよびベンジルオキシカルボニルから選択され るN- 保護基であり;R1はヒドリド,アルキル,アシルおよびベンゾイル(こ の場合,アルキルまたはアシルのアルキル部分はメチル,エチル,n- プロピル , イソプロピル,n- ブチル,イソブチル,sec-ブチル,tert- ブチル,n- ペン チル,イソペンチルおよびネオペンチルから選択される)から選択され;R2は メチル,エチル,n- プロピル,イソプロピル,n- ブチル,イソブチル,sec- ブチル,tert- ブチル,n- ペンチル,イソペンチルおよびネオペンチルから 選択され;Xはクロロ,ブロモおよびヨードから選択され;R3はアルコキシカ ルボニルアルキル,アリル,アルキル置換- アリル,ベンジル,アルコキシベン ジルおよびシアノベンジル(この場合,R3基のアルキル部分はメチル,エチル およびn- プロピルから選択される)から選択され,R3はさらに式: (式中,R6はヒドリドまたはメチルであり;qは0〜3(0および3を含む) から選択される数である)から選択される「請求項8」の方法. 10.Pはアセチル,t- ブチルアセチル,ベンゾイル,メチルオキシカルボニ ル,t- ブチルオキシカルボニルおよびベンジルオキシカルボニルから選択され るN- 保護基であり;R1はメチル,エチル,n- プロピル,アセチル,プロピ オニルおよびベンゾイルから選択され;R2はメチル,エチルおよびn- プロピ ルから選択され;Xはクロロ,ブロモおよびヨードから選択され;R3はエトキ シカルボニルメチル,アリル,メチルアリル,ベンジル,p- メトキシベンジル およびp- シアノベンジルから選択され,R3はさらに式: (式中,R6はヒドリドまたはメチルであり;qは0〜2(0および2を含む) から選択される数である)から選択される「請求項9」の方法. 11.N- 保護キラル遊離酸は,N- Boc- L- プロパルギルグリシンである 「請求項10」の方法. 12.式IV: のN- 保護キラル遊離酸を製造する方法において,式III: [式中,PはN- 保護基であり,R2アルキル,シクロアルキルおよびアルコキ シアルキルから選択され;R3はアルキル,シクロアルキル,アルコキシアルキ ル,ハロアルキル,ヒドロキシアルキル,スルホニルアルキル,アルコキシカル ボニルアルキルおよびベンジル(この場合,シクロアルキルおよびベンジルはさ らにアルキル,アルコキシ,シアノおよびフェニルから選ばれる1個または2個 以上の残基で置換されていてもよい)から選ばれる基であり,R3はさらに式: (式中,R4およびR5はそれぞれ独立にヒドリド,アルキル,アルケニルおよび フェニルから選択され;R6はヒドリド,アルキル,ベンジルおよびフェニルか ら選択され;pは0〜5(0および5を含む)から選択される数であり;qは0 〜5(0および5を含む)から選択される数である)のプロパルギルおよび置換 - プロパルギル基から選ばれる]のN- 保護α- 置換グリシンラセミエステルを 処理する工程からなる方法. 13.処理工程は約6.5 〜約8.5 の範囲内のpHで行う「請求項12」の方法. 14.α- 炭素分割酵素は式IIIのアミノ酸ラセミエステルのα- キラル中心を 認識できるヒドロラーゼ酵素である「請求項12」の方法. 15.ヒドロラーゼ酵素はα- キモトリプシン,パパイン,スブチリシンおよび トリプシンから選択される「請求項14」の方法. 16.ヒドロラーゼ酵素はα- キモトリプシンである「請求項15」の方法. 17.Pはアシル,ピバロイル,アルコキシカルボニル,アリールオキシカルボ ニルおよびアロイルから選択されるN- 保護基であり;R2は1個〜約20個の炭 素原子の直鎖状または分岐状アルキル残基であり;R3はアルキル,シクロアル キル,アルコキシカルボニルアルキル,ベンジル,アルコキシベンジルおよびシ アノベンジル(この場合,アルキルまたはR3基のアルキル部分は1個〜約20個 の炭素原子の直鎖状または分岐状残基である)から選択される基であり,R3は さらに式: (式中,R6はヒドリドおよびアルキルから選択され;qは0〜3(0および3 を含む)から選択される数である)のプロパルギルおよび置換プロパルギル基か ら選択される「請求項12」の方法. 18.Pはアセチル,t- ブチルアセチル,ベンゾイル,メチルオキシカルボニ ル,t- ブチルオキシカルボニルおよびベンジルオキシカルボニルから選択され るN- 保護基であり;R2はメチル,エチルおよびn- プロピル,イソプロピル ,n- ブチル,イソブチル,sec-ブチル,tert- ブチル,n- ペンチル,イソペ ンチルおよびネオペンチルから選択され;R3はアルコキシカルボニルアルキル ,ベンジル,アルコキシベンジルおよびシアノベンジル(この場合,R3基のア ルキル部分はメチル,エチルおよびn- プロピルから選択される)から選択され ,R3はさらに式: (式中,R6はヒドリドまたはメチルであり;qは0〜3(0および3を含む) から選択される数である)から選択される「請求項17」の方法. 19.Pはアセチル,t- ブチルアセチル,ベンゾイル,メチルオキシカルボニ ル,t- ブチルオキシカルボニルおよびベンジルオキシカルボニルから選択され るN- 保護基であり;R2はメチル,エチルおよびn- プロピルから選択され; R3はエトキシカルボニルメチル,ベンジル,p- メトキシベンジルおよびp- シアノベンジルから選択され,R3はさらに式: (式中,R6はヒドリドまたはメチルであり;qは0〜2(0および2を含む) から選択される数である)から選択される「請求項18」の方法. 20.Pはt- ブチルオキシカルボニルであり;R2はメチルもしくはエチルで あり,R3はプロパルギルおよびアルキル置換プロパルギルから選択される「請 求項19」の方法. 21.N- 保護キラル遊離酸は,N- Boc- L- プロパルギルグリシンである 「請求項12」の方法.
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US08/227,217 | 1994-04-13 | ||
| US08/227,217 US5508466A (en) | 1994-04-13 | 1994-04-13 | Synthesis of N-protected-α-substituted-glycine racemic esters by zinc-mediated addition of organic halide to glycine cation equivalent |
| PCT/US1995/004298 WO1995028385A1 (en) | 1994-04-13 | 1995-04-11 | Synthesis n-protected amino acids, especially n-boc-l-propargylglycine by zinc-mediated addition or organic halides to glycine cation equivalent |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09512012A true JPH09512012A (ja) | 1997-12-02 |
Family
ID=22852237
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7527008A Pending JPH09512012A (ja) | 1994-04-13 | 1995-04-11 | グリシンカチオン均等体への有機ハライドの亜鉛介在付加によるN−Boc−L−プロパルギルグリシンの合成 |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| US (2) | US5508466A (ja) |
| EP (1) | EP0755379A1 (ja) |
| JP (1) | JPH09512012A (ja) |
| AU (1) | AU2280895A (ja) |
| CA (1) | CA2187733A1 (ja) |
| WO (1) | WO1995028385A1 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006262710A (ja) * | 2005-03-22 | 2006-10-05 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 光学活性なn−保護−プロパルギルグリシンの製造方法 |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CA2165996C (en) * | 1995-12-22 | 2002-01-29 | Murray Douglas Bailey | Stereoselective preparation of 2-substituted succinic derivatives |
| IL125918A0 (en) * | 1996-04-22 | 1999-04-11 | Synthelabo | Propargylgycine derivatives preparation and utilisation thereof as synthesis intermediates |
| US6232138B1 (en) * | 1997-12-01 | 2001-05-15 | Massachusetts Institute Of Technology | Relaxed InxGa(1-x)as buffers |
| CN104276964A (zh) * | 2014-11-04 | 2015-01-14 | 崇州合瑞科技有限公司 | 一种制备Boc-甘氨酸的方法 |
| CN107089928A (zh) * | 2017-05-07 | 2017-08-25 | 济南同路医药科技发展有限公司 | N‑Boc‑L‑炔丙基甘氨酸的合成方法 |
Family Cites Families (17)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3878043A (en) * | 1973-01-02 | 1975-04-15 | Univ Southern Illinois | Method for preparing L-dopa and novels compounds useful therein |
| US3994954A (en) * | 1974-02-28 | 1976-11-30 | Smithkline Corporation | Process for preparing substituted glycines |
| US3920730A (en) * | 1974-02-28 | 1975-11-18 | Smithkline Corp | Substituted glycines |
| US3884958A (en) * | 1974-02-28 | 1975-05-20 | Smithkline Corp | Process for the preparation of n-acyl-{60 -(2- and 4-hydroxy)arylglycine esters |
| US3997584A (en) * | 1974-02-28 | 1976-12-14 | Smithkline Corporation | Substituted glycines and intermediates thereof |
| US4108854A (en) * | 1975-06-24 | 1978-08-22 | Smithkline Corporation | Process for preparing substituted glycines |
| DE2927535A1 (de) * | 1979-07-07 | 1981-01-08 | Bayer Ag | Stereoselektive spaltung von phenylglycinderivaten mit enzymharzen |
| EP0172719B1 (en) * | 1984-08-20 | 1988-09-21 | Pfizer Inc. | Process for the production as asymmetric hydantoins |
| SU1676454A3 (ru) * | 1984-11-30 | 1991-09-07 | Санкио Компани Лимитед (Фирма) | Способ получени пептидов или их фармацевтически приемлемых солей |
| US5223535A (en) * | 1991-10-29 | 1993-06-29 | G. D. Searle & Co. | Propargyl glycine amino propargyl diol compounds for treatment of hypertension |
| US5227401A (en) * | 1991-10-29 | 1993-07-13 | G. D. Searle & Co. | Ethynyl alanine amino diol compounds for treatment of hypertension |
| US5246969A (en) * | 1992-07-20 | 1993-09-21 | G. D. Searle & Co. | Di-propargyl-containing aryl/alkylsulfonyl-terminated alanine amino-diol compounds for treatment of hypertension |
| US5212185A (en) * | 1992-08-14 | 1993-05-18 | G. D. Searle & Co. | Piperidinyl-terminated alkylamino ethynyl alanine amino diol compounds for treatment of hypertension |
| US5298505A (en) * | 1992-08-14 | 1994-03-29 | G. D. Searle & Co. | Ethynyl alanine amino diol compounds having a piperazinyl-terminated group or a piperazinyl-alkylamino-terminated group for treatment of hypertension |
| US5373017A (en) * | 1992-08-14 | 1994-12-13 | G. D. Searle & Co. | Imidazolyl/benzimidazolyl-terminated alkylamino ethynyl alanine amino diol compounds for treatment of hypertension |
| US5422349A (en) * | 1992-08-14 | 1995-06-06 | G. D. Seale & Co. | Morpholino-oxazinyl-terminated alkylamino ethynyl alanine amino diol compounds for treatment of hypertension |
| US5252591A (en) * | 1992-08-14 | 1993-10-12 | G. D. Searle & Company | Pyridinyl-terminated alkylamino ethynyl alanine amino diol compounds for treatment of hypertension |
-
1994
- 1994-04-13 US US08/227,217 patent/US5508466A/en not_active Expired - Fee Related
-
1995
- 1995-04-11 JP JP7527008A patent/JPH09512012A/ja active Pending
- 1995-04-11 CA CA002187733A patent/CA2187733A1/en not_active Abandoned
- 1995-04-11 WO PCT/US1995/004298 patent/WO1995028385A1/en not_active Ceased
- 1995-04-11 EP EP95916233A patent/EP0755379A1/en not_active Withdrawn
- 1995-04-11 AU AU22808/95A patent/AU2280895A/en not_active Abandoned
-
1996
- 1996-01-29 US US08/593,732 patent/US5665598A/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006262710A (ja) * | 2005-03-22 | 2006-10-05 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 光学活性なn−保護−プロパルギルグリシンの製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5665598A (en) | 1997-09-09 |
| EP0755379A1 (en) | 1997-01-29 |
| CA2187733A1 (en) | 1995-10-26 |
| WO1995028385A1 (en) | 1995-10-26 |
| AU2280895A (en) | 1995-11-10 |
| US5508466A (en) | 1996-04-16 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| Buehlmayer et al. | Synthesis and biological activity of some transition-state inhibitors of human renin | |
| KR890003603B1 (ko) | 5-아미노-2,5-이치환된-4-하이드록시펜타노산 잔기를 함유하는 레닌 억제물의 제조방법 | |
| EP0274453A2 (fr) | Nouveaux composés à activité d'inhibiteurs de collagénase, procédé pour les préparer et compositions pharmaceutiques contenant ces composés | |
| KR910002694B1 (ko) | 작용화 펩티딜 아미노디올 및 트리올 | |
| EP0337714A2 (en) | HIV protease inhibitors useful for the treatment of aids | |
| JPH06239811A (ja) | アミノジオール | |
| EP0434365A2 (en) | HIV protease inhibitors useful for the treatment of aids | |
| CZ103594A3 (en) | Peptide analogs as irreversible inhibitors of interleukin-1beta-protease | |
| EP0215335A2 (en) | Process for preparing N-/1(S)-ethoxycarbonyl-3-phenylpropyl/-L-alanyl-L-proline | |
| KR900008006B1 (ko) | 비교적 저분자량의 폴리펩티드 레닌 억제제 | |
| US5169952A (en) | Stereoselective production of hydroxyamide compounds from chiral α-amino epoxides | |
| IE913572A1 (en) | Novel compounds | |
| WO1997049668A1 (en) | Inhibitiors of cysteine protease | |
| JPH09512012A (ja) | グリシンカチオン均等体への有機ハライドの亜鉛介在付加によるN−Boc−L−プロパルギルグリシンの合成 | |
| AU677654B2 (en) | New phosphonic acid compounds, process for preparing them and pharmaceutical compositions containing them | |
| JPH04275263A (ja) | キラルα−アミノアルデヒドからの、ヒドロキシエステル、ヒドロキシアミド及びラクトン化合物の立体制御された製造法 | |
| EP2200981B1 (en) | Novel carbamoylglycine derivatives | |
| EP0521686A1 (en) | Stereoselective production of hydroxyamide compounds from chiral a-amino epoxides | |
| EP0614986A1 (fr) | Dédoublement enzymatique de pipéridine-2-carboxylates d'alkyle et utilisation des composés obtenus comme intermédiaires de synthèse | |
| JPH07112962A (ja) | 複素環式アシルアミノジオールβ−アミノ酸誘導体 | |
| EP0273893A2 (en) | Novel compounds | |
| EP0353211A1 (en) | New compounds | |
| WO2000053571A1 (fr) | PROCÉDÉS DE PRÉPARATION D'α-AMINOCÉTONES | |
| JPH11147873A (ja) | 新規スルホンアミド誘導体及び医薬 | |
| WO1992015319A1 (en) | Hiv protease inhibitors |