JPH09512040A - ペルカルボン酸によるすすぎ方法 - Google Patents

ペルカルボン酸によるすすぎ方法

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、汚したりスポット状のしみを付けることなく、ウェア製品に衛生処理を施す構成物及びその方法である。最も好ましい形態の本方法は、ウェア製品自動洗浄機でウェア製品を洗浄し、衛生処理すすぎ構成物によってそのウェア製品を高温あるいは低温ですすぐ工程を含む。着色を取り除き、衛生処理を施す濃縮構成物は、好ましくは過酢酸と、酢酸と、過酸化水素とを含む。好ましくは600ppmから4,000ppmの範囲の濃度で、この衛生処理すすぎ構成物を使用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 ペルカルボン酸によるすすぎ方法 発明の属する技術分野 本発明は、食品の調理、給仕、消費に使用されるウェア製品に衛生処理を施し てすすぐ方法と構成物である。本発明では、スポット状のしみやフィルム状のし みを残さずにウェア製品をすすぐことができ、さらに衛生処理効果を伴ったすす ぎを行うことができる。本発明は、手作業あるいは自動で行う洗浄及びすすぎ工 程で使用され、ハロゲンのようなある他の衛生処理剤がもつ有害な欠点を示すこ となく、高レベルの衛生処理効果をもたらす。一般的に、本発明の衛生処理剤は 、1種類以上のカルボン酸と過酸化物とを含み、平衡状態において、好ましくは 過酸化水素と、カルボン酸と、ペルオキシカルボン酸とを含む構成物が結果とし て生じる。 従来の技術 商業とは関係なく大量の食品を提供しサービスする設備では、手動式及び自動 式のウェア製品洗浄工程にしばしば化学衛生処理構成物を使用して、すすぎ操作 をしている間に細菌を殺し、最低限、公衆衛生基準を満たすようにしている。多 くの設備では、非常に高温の(180°〜195°F)すすぎ水を使用して、公 衆衛生基準に応じている。このような温度に届かない場合は、キッチンウェアや テーブルウェアと接触させる1種類以上の水性材料に化学衛生処理剤を加え、約 120〜140°Fの低温度条件下で殺菌効果が出るようにすることがよくある 。本明細書中で「高温」と「低温」という言葉が使用されるときは、以上の温度 範囲にほぼ関連している。 低温度での方法及び装置は、次に示す特許で例を挙げて説明されている:フォ ックス等による米国特許第2,592,884 号、第2,592,885 号、第2,592,886 号、第 3,044,092 号、第3,146,718 号、同様にフォックスによる米国特許第3,370,597 号。以上のような機械類を使用するときはほとんどの場合、汚れたキッチンウェ アやテーブルウェアを手動で、あるいは水のスプレーを含む自動機械のスクラッ プ工程で汚れを前もって砕き、大きい汚れを取り除いて洗浄する方法に従う。次 に、このウェア製品を水性アルカリ性洗浄構成物に接触させるゾーンに進む。こ の水性アルカリ性洗浄構成物の作用は、蛋白質や脂肪、炭化水素の汚れを化学的 に攻撃して、汚れを取り除くことである。次に、洗浄したウェア製品を衛生処理 剤材料に接触させる衛生処理工程に進む。あるいは、すすぎと衛生処理が組み合 わさった工程に進んで、ウェア製品にすすぎ剤と消毒剤の配合物を接触させる。 最後に、ウェア製品を乾燥させる工程に進む。ここでは、加熱して積極的に乾燥 させる方法か、周囲への蒸発によって受動的に乾燥させる方法によって乾燥が行 われる。 衛生処理をする必要性があるため、様々な薬剤を考慮することになる。ウェア 製品洗浄に最も一般的に用いられる消毒剤の一つは次亜塩素酸ナトリウム(Na OCl)水である。次亜塩素酸ナトリウムは、効果的で、安価で、一般に入手し 易いものであるが、一方では欠点もいくつかある。まず、次亜塩素酸塩は、カル シウム、マグネシウム、鉄、マンガンなどを含む水道水中の硬度イオンと反応で きることが挙げられる。この化学反応が原因で、機械部品に石灰やミネラルの沈 殿物が生じる。このような沈殿物はウェア製品洗浄機の水の通り道の内部やその 上に現れる傾向が見られ、この機械を通って流れる様々な水性材料の流量を実質 的に変えてしまう。以上のような変化が生じると、機械操作の効果が著しい程度 にまで減る可能性がある。また、非イオン界面活性剤のように望ましいシーティ ング(sheeting)やすすぎを促進する特性を有する別の化学物質を併用する場合、 次亜塩素酸ナトリウムの成分としての塩素には、相溶性という問題も生じる。さ らに、次亜塩素酸ナトリウムと水道水中の様々なミネラルとの相互作用によって 、ウェア製品にスポット状やフィルム状のしみが生じる結果になる可能性もある 。 次亜塩素酸ナトリウムを使用すると、水性衛生処理構成物に存在する分散した 固形物の量の合計が実質上増加する傾向を示す。固形物が高濃度になると、乾燥 時に望ましくないスポット状や筋状のしみを残すという薬剤の傾向を増加させる 可能性がある。事実、塩素は注目すべき衛生処理効果を有する一方で、固形物を 増やして、すすぎを施されたウェア製品上にフィルム状やスポット状のしみを付 けたり、あるいは残留物を生じることができるこの成分を結果として生じる。ま た、塩素は、使用する環境で見出される金属はもちろん、金属を含むテーブルウ ェアと反応して、分解や腐食を起こす。 また、次亜塩素酸ナトリウムは酸化作用の強い化学物質であり、実際、機械製 品に使用される様々な材料や、商業とは関係のない環境で日常に使用するテーブ ルウェアやキッチンウェアに使用される様々な材料を腐食させる。最後に、次亜 塩素酸ナトリウムをこぼすことは望ましいことではなく、漂白表面に損傷を与え る原因となり、洗浄することは困難である。 一方、低温及び高温の洗浄系で使用される様々なすすぎ促進剤構成物が開発さ れてきた。例えば、フローラ等による米国特許第4,147,559 号、米国再発行特許 第30,537 号では、フードウェア製品をすすいで化学的に衛生処理する装置及び 方法が教示されている。この開示の第一の目的は、適切な洗浄と衛生処理を確立 するための構成に関与する機械に向けられている。 さらに、ほとんどが非イオン界面活性剤を基剤とし、消毒剤を使用しないすす ぎ促進剤構成物も多く知られている。アルテンショップファー(Altenschopfer) による米国特許第3,592,774 号では、サッカリドをベースとする非イオンすすぎ 剤が教示されている。リュー等による米国特許第3,625,901 号では、泡立ちが少 ないという特性を有するすすぎ剤に使用される界面活性剤が教示されている。ド ーソン等による米国特許第3,941,713 号では、アルミニウムやその他の金属製キ ッチンウェアを処理するための再汚染防止あるいは非粘着性の添加剤を含む機械 製品洗浄のすすぎ剤が教示されている。ロドリゲズ(Rodriguez)等による米国特 許第4,005,024 号では、すすぎ剤として作用する有機シラン及び一官能基の有機 酸を含むすすぎ剤構成物が教示されている。ヘロルド等による米国特許第4,187, 121 号では、サッカリドグリコールエーテルを基剤としたすすぎ剤濃縮物の技術 が教示されている。 さらに、モルガンソン等による米国特許第4,624,713 号では、非イオンすすぎ 剤と尿素、水、その他の成分を含む凝固したすすぎ剤構成物が教示されている。 非イオン界面活性剤、及び非イオン界面活性剤を含むすすぎ添加剤に関しては、 マーセル デッカー(Marcel Dekker)によって出版されたシック(Schick)に よる“非イオン界面活性剤”と、ジョン エル.ウィルソンによる「石鹸と化学 特性(Soap and Chemical Specialties)」、1958年2月、48〜52頁と 170〜171頁とに記述されている。 しかし、以上のようなすすぎ促進剤には、効果的なシーティングとすすぎ作用 を衛生処理効果と結びつけることができるものがない。したがって、シーティン グを促すことができ、スポットの除去を促すことができ、実質上衛生処理作用を 提供することができ、環境に対して安全に操作することができ、ウェア製品や皿 用の機械類に沈殿物を実質上形成させることなく、機械構成要素やキッチンウェ ア、テーブルウェアなどを腐食させることなく操作できるすすぎ衛生処理剤が、 従来から強く必要とされてきた。 課題を解決するための手段 本発明の第一の特徴によると、衛生処理、着色除去の濃縮構成物を適用する工 程を含むウェア製品の衛生処理及び着色除去の方法が提供されている。この衛生 処理、着色除去の濃縮構成物は、ペルオキシカルボン酸、C1-6カルボン酸、過 酸化水素、及びバランスをとるための担体を含む。 本発明のさらに好ましい特徴によると、フィルム状の残留物を生じないでウェ ア製品に衛生処理を施す方法が提供されている。この方法は、ウェア製品を自動 ウェア洗浄機で洗浄し、衛生処理着色除去の濃縮構成物を使用して約120°F から140°Fの温度範囲でそのウェア製品をすすぐ工程を含む。この衛生処理 着色除去の濃縮構成物は、過酢酸と、酢酸と、過酸化水素とを水性担体中に含む 。任意ではあるが、すすぎ工程は、すすぎ工程中にシーティング剤を自動ウェア 製品洗浄機に導入することを含むこともできる。あるいは、シーティング剤を消 毒剤と配合したその場で、配合生成物を使用することができる。 本発明は、テーブルウェアの着色除去と衛生処理の方法である。通常、本発明 は、向上した着色除去と衛生処理を提供する効果的なシーティング剤を任意に組 み合わせて使用できるペルオキシ酸を含むが、ウェア製品や機械部品が著しい程 度にまで腐食する原因となるものではない。我々は、本材料を効果的な濃度で処 方すれば全体的な固形物の量が低くなり、このことがスポット状のシミを抑える 結果となることを見出した。特に、本発明の衛生処理着色除去の濃縮構成物は、 ペルオキシ酸を含むので、本構成物はすすぎを施されたウェア製品上にフィルム 状のしみを残すというよりはむしろ、通常そのウェア製品から蒸発する。 最後に、ペルオキシ酸が分解したカルボン酸は、無毒であり、腐食性がなく、 ディッシュマシーンや、キッチンウェア、テーブルウェア、ガラス製品といった 製品に通常使用できる材料と適合性がある。 本発明の趣旨から、「シーティングあるいはすすぎ剤」という言葉は、すすぎ 水がシート状になる原因となる化学物質に関するものである。「すすぎ促進剤」 とは、水性の希釈剤によって希釈されて、すすぎ水を形成する濃縮材料を表す。 「ウェア製品、テーブルウェア、キッチンウェア、あるいはディッシュウェア」 は、様々なタイプの製品に関するもので、ポット、平鍋、焼き皿、処理装置、ト レイ、ピッチャー、ボウル、プレート、ソーサー、カップ、グラス、フォーク、 ナイフ、スプーン、ナイフ状の薄いへら(スパチュラ)、グリル、丸いフライパ ン状の鉄板(グリドル)、バーナーを含む食料品の準備、給仕、及び消耗に使用 される製品に関し、また、熱可塑性のあるいは熱硬化性のポリマー、吹いたり火 を当てて製造されるガラスを含むセラミック加工品、他の材料の中でも特に、銀 や金、青銅、銅、しろめ、スチールなどの元素金属や合金金属から作られる材料 を含む製品に関する。「すすぎ」あるいは「シーティング」という言葉は、すす ぎ水とテーブルウェアが接触したときに、すすぎ水がほぼ連続した薄いシートを 形成し、水が蒸発したときにウェア製品から水が一様にきれてスポット状のもの がほとんど残らないというすすぎ水の能力に関するものである。 本発明は、第一に、製品を洗浄して衛生処理する際の低温用装置に関するもの であるが、高温用機械に利用しても、確実にレベルを上げて、適切にウェア製品 の着色を除去し衛生処理を施すことができる。 発明の実施の形態 本発明は、食品やその材料の調理、給仕、消費に使用される用具を含むウェア 製品の衛生処理及び着色除去の方法に関するものである。本発明の方法は、1種 類以上のカルボン酸と酸化剤とによるペルオキシカルボン酸反応生成物を含む衛 生処理濃縮物を使用することを含む。任意ではあるが、本発明の構成物は、酸化 剤の存在下でも安定性を示す担体やシーティング剤などといった他の補助剤と同 様に、酸化剤に対して安定な金属イオン封鎖剤や可溶化剤も含むことができる。 本発明のすすぎ促進と同時にあるいはその後で、これらの補佐剤を使用箇所に単 独の物質として導入することができるのはもちろん、本発明の構成物と事前に混 合することもできる。 本発明の濃縮物は、一般的に、構成物中に存在するペルオキシ酸消毒剤及びど のすすぎ促進剤に対しても相溶性のある液体希釈剤によって処方される。本発明 の特色は、本活性構成物が、(1)希釈していない濃縮物と同程度の濃度におい て安定であり、(2)すすぎ水中に次亜塩素酸ナトリウムを使用した場合よりも かなりの改善がみられ、(3)ウェアの外観に対して改善がみられるのはもちろ ん、効果的なシーティングを提供できるという事実に関する。最後に、本発明の 構成物は、自動のディッシュマシーンやウェア製品において一般的な材料と接触 しても、腐食作用を示さない。 A.衛生処理及び着色除去濃縮物 本発明の構成物は、ペルオキシカルボン酸衛生処理構成物を含む。このペルオ キシカルボン酸の消毒剤材料は、少なくとも1つのモノカルボン酸を含むことが でき、1から約6の炭素原子を有する。ペルオキシカルボン酸材料の製造は、モ ノカルボン酸を酸化して直接過酸材料を作り、次に本発明の水性濃縮構成物中に 溶解させるのが一般的である。さらに、脂肪ペルオキシ酸を濃縮物に混合させる 前に、あるいは濃縮物を調製した後に、酸化されていない酸と過酸化水素とを化 合させ、その場で酸を生成させて本材料を製造することもできる。 通常、ペルオキシカルボン酸を本発明に従って処方するときは、酢酸などのモ ノカルボン酸を過酸化水素などの酸化剤と化合させる。この化合の結果、過酢酸 のようなペルオキシカルボン酸と水とが生じる反応が起こる。この反応は以下の 式による平衡に従う。 H22+CH3COOH======CH3COOOH+H2O ここでKeqは2.0である。 この平衡において重量なことは、過酸化水素、カルボン酸、ペルオキシカルボ ン酸が同じ構成物中に同時に存在するということである。この配合物によって衛 生処理は向上し、同時に他のすすぎ剤や添加剤、あるいは構成物による有害な腐 食作用や変色作用が抑えられる。 平衡混合物の第1成分は、1種類以上のカルボン酸を含む。通常、カルボン酸 は式R−COOHを有し、Rは、脂肪族基、脂環式を有する基、芳香族基、複素 環式を有する基を含む異なる基をどれでも表すことができる。以上の基の全てに ついて、置換体であっても置換体でなくてもよいのはもちろん、飽和物質であっ ても不飽和物質であってもよい。カルボン酸も、1つの、あるいは2つの、ある いは3つの、あるいはそれ以上のカルボキシル基を有して生じる。 カルボン酸は、ペルオキシカルボン酸に対して前駆的な反応体を提供し、水 性構成物を酸性化して、カルボキシル基の水素原子が活性化するときに構成物中 に存在する。さらに、本発明内のカルボン酸成分は、ペルオキシカルボン酸の平 衡濃度を安定させて維持する酸性pHにおいて、構成物を維持する。 特に例を挙げると、ペルオキシカルボン酸材料を作るために、あるいは過酸化 水素と化合してペルオキシ酸材料を形成するために使用される適切なC1〜C6カ ルボン酸は、メタノイック(methanoic)、酢酸、プロピオン酸、酪酸、ペンタ ノイック(pentanoic)、ヘキサン酸(hexanoic acid)、及びこれらの物質を選 択的に組み合わせた混合物といった飽和脂肪酸を含む。さらに、本発明中で使用 できるカルボン酸及びペルオキシカルボン酸は、C1-6カルボン酸及びペルオキ シカルボン酸と、酸−エステル、酸塩、及び汚染物質として含まれる短鎖及び長 鎖の酸類を含むこれらの物質の誘導体とを含む。 以上の酸は、天然源あるいは合成源のどちらからでも得られる。天然原料には 動物性及び植物性油脂があり、これらは水素で完全に処理することが必要である 。 合成による酸は、石蝋の酸化によって製造される。本発明の構成物に使用される 好ましいカルボン酸の1つは、酢酸、あるいは別のC1-6カルボン酸と混合した 酢酸を含む。好ましいカルボン酸は、材料の衛生処理効果を増大させるためにペ ルオキシカルボン酸を生じる酢酸である。 本発明の構成物は酸化剤も含む。どの酸化剤もペルオキシカルボン酸形成の前 駆体として使用することができる。一般に、本発明の抗微生物性構成物は過酸化 水素を含む。過酸化水素をカルボン酸及びペルオキシカルボン酸と配合すると、 有機沈殿物が多く存在する場合でさえも、微生物に対する抗微生物活性が驚くほ どのレベルで提供される。 過酸化水素を添加する利点は、使用中や分解中でも食品と接触する表面上でこ れらの構成物を受容できることである。例えば、過酢酸と過酸化水素を配合する と、分解されて酢酸、水、酸素が生じる。以上の構成成分は全てにおいて食品と 適合性がある。 過酸化水素(H22)は、分子量が34.014で、弱酸であり、透き通った 無色の液体である。4つの元素がH−O−O−Hという構造で共有結合している 。一般に、過酸化水素の融点は−0.41℃、沸点が150.2℃、密度が25℃ で1.4425グラム/cm3、粘度が20℃で1.245センチポイズである。 通常、本発明の工程で使用される構成物内の過酸化水素の濃度は、使用する前 の濃縮物中において、約1重量%から約50重量%、好ましくは約3重量%から 約40重量%、最も好ましいのは約10重量%から約30重量%の範囲にある。 過酸化水素をこの濃度にすると最適の抗微生物効果を提供できるので、これが最 も好ましい濃度である。 全体として、酸化剤の濃度を変えると、本発明で使用されるペルオキシカルボ ン酸の平衡混合物に影響を与えるだろう。 本発明の抗微生物構成物である別の主要な成分は、酸化カルボン酸である。こ の酸化カルボン酸つまりペルオキシカルボン酸を平衡反応混合物中で過酸化水素 及びモノカルボン酸と配合すると、より高い抗微生物効果が得られる。ペルカル ボン酸は、一般的に式R(CO3H)Nを有し、Rはアルキル基、アリールアル キル基、シクロアルキル基、芳香族基、あるいは複素環式をもつ基であり、Nは 1以上である。 ペルオキシカルボン酸は、それほど安定ではないが、分子量が増加すると、一 般的にその安定性も増大する。これらの酸の熱分解は、フリーラジカルな方法及 びラジカルでない方法によって、あるいは光分解やラジカル誘発の分解によって 、あるいは金属イオンや複合体の作用によって、通常進行する。カルボン酸を用 いて30〜98重量%の過酸化水素を、直接酸で触媒する平衡作用によって、あ るいはアルデヒドの自動酸化によって、あるいは酸塩化物から、あるいは過酸化 水素や過酸化ナトリウムを用いてカルボキシル無水物からペルカルボン酸を製造 することができる。 本発明に利用するペルオキシカルボン酸は、ペルメタノイック(permethanoic) 過酢酸、過プロパン酸(perpropanoic acid)、過酪酸、過ペンタン酸(perpentanoic acid)、過ヘキサン酸(perhexanoic acid)及びこれらの物質を選択的に組み合 わせた混合物といったC1-6ペルオキシカルボン酸を含む。これらのペルカルボ ン酸は、水流中において良好な安定性と共に、良好な効微生物作用を提供するこ とが見出されている。 より好ましい形態では、本発明の工程では過酢酸を使用する。過酢酸は、以下 の式を有するペルオキシカルボン酸である。 CH3COOOH 一般に、過酢酸は刺激臭を有する液体で、水やアルコール、エーテル、硫酸に 豊富に溶ける。過酢酸は、先行技術をもつ当業者に知られているどの手段を利用 しても製造することができる。先行技術には酢酸コバルトの存在を条件としてア セトアルデヒドと酸素から製造する方法が含まれている。無水酢酸と過酸化水素 と硫酸とを配合すると、過酢酸50%溶液が得られる。過酢酸を調製する他の方 法には、米国特許第2,833,813 号に開示されている方法が含まれ、これは本明細 書中で参照として取り入れている。 材料の衛生処理効果を高めるために、本発明においてより好ましい過酢酸材料 を使用することができる。混合酸を使用する場合、過酢酸を混合する割合は、他 のペルオキシカルボン酸の各部に対して約1から約50部の過酢酸という比率範 囲である。好ましくは、他のペルオキシカルボン酸に対して、比率約8部で過酢 酸を使用する。 上述の消毒剤材料によって、本発明のすすぎ促進消毒剤は非常に多様な微生物 に対して抗菌性活性を有することができる。微生物は、例えば、グラム陽性微生 物(例えば黄色ブドウ球菌)、グラム陰性微生物(例えば大腸菌)、酵母、かび 、バクテリア胞子、ウィルスなどがある。 本発明の構成物は担体も含む。この担体の機能は、酸化剤、ペルカルボン酸、 及びカルボン酸の平衡混合物を進展させる媒体を提供するのと同様に、成分を溶 解し、ペルカルボン酸製品を溶解する反応媒体を提供することである。またこの 担体は、本発明の抗微生物性構成物を目的の基質まで移動させて湿潤させる機能 も有する。 この目的のため、担体は、以上の機能を促進する全ての水性あるいは有機性の 成分から1種類以上を含む。通常担体は、優れた可溶化剤であって反応及び平衡 媒体でもある水を含む。水はまた、ウェア製品を洗浄する環境にすぐになじむ。 また担体は、上述した機能を促進する様々な有機化合物をどれでも別の成分とし て含むことができる。 利用できる有機物質は、エタノール、イソプロパノール、n−プロパノールな ど単純なアルキルアルコールを含む。ポリオール(polyols)も、本発明に従う 担体に利用することができる。このポリオールは、プロピレングリコール、ポリ エチレングリコール、グリセロール、ソルビトールなどが含まれる。以上の化合 物のうちどれを使用してもよく、単独物質として、あるいは他の有機成分や無機 成分と配合して、あるいは水と配合して、あるいは以上の物質を選択的に組み合 わせた混合物として使用することができる。 通常、担体は本発明の混合物の大部分を包含し、本質的には構成物のバランス をとるものであって、活性のある抗微生物性構成物や補佐剤などとは別のもので ある。ここで再び、担体濃度と担体のタイプは、他の要因の中でも特に構成物全 体の性質、貯蔵環境、抗微生物剤の濃度を含めた使用方法に依存するだろう。特 に、担体濃度は、本発明の構成物の抗微生物活性の効果を阻害しないものを選択 し、使用する必要がある。 B.補佐剤 酸化されるような条件において安定であって、安定性や金属イオン封鎖、シー ティング、すすぎなどの有益な特性を加えるような補佐剤をどれでも本発明の構 成物に任意に含ませることもできる。これらの補佐剤を本発明のすすぎ促進剤と 共に事前に調整したり、本発明のすすぎ促進剤の添加と同時にあるいはその後で 系に加えることもできる。 安定剤 本発明の構成物は、多価金属錯体を作る薬剤すなわちキレート剤を含むことも できる。この薬剤は、硬度を示す成分や水道水による有害な影響を減少させるの に役立つ。水道水中に存在するカルシウムやマグネシウム、鉄、マンガンなどの イオンによる典型的な悪影響によって、洗浄構成物あるいはすすぎ構成物の作用 が妨げられたり、活性ペルオキシジェン衛生処理剤材料が分解する傾向を示す可 能性もある。キレート剤すなわち金属イオン封鎖剤は効果的に錯体を作り、活性 成分との不適当な相互作用をしないようにこれらのイオンを取り除き、これによ ってすすぎ促進の効果を上げることができる。 キレート剤は有機物でも無機物でも使用することができる。無機キレート剤は 、トリポリリン酸ナトリウムを含み、その他に、リン酸の数がより多い直鎖状及 び環状のポリリン酸塩類といった化合物を含む。有機キレート剤は重合体のキレ ート剤も低分子キレート剤も含む。低分子の有機キレート剤は、エチレンジアミ ン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、ニトリロ三酢酸、エチレンジアミンプ ロピオン酸塩、トリエチレンテトラアミンヘキサアセタート(triethylene tetr aamine hexacetates)、及び以上の物質の各々についてのアルカリ金属塩やアン モニウム塩、置換アンモニウム塩といった塩類を含む。重合体のキレート剤は、 通常、ポリアクリル酸化合物のようなポリ陰イオン構成物を含む。アミノリン酸 塩(ホスフェート)及びホスホネートを本発明の構成物にキレート剤として使用 することも適切である。これらの物質は、エチレンジアミン(テトラメチレンホ スホネート)(ethylene diamine(tetrametylene phosphonates))、ニトリロト リスメチレンホスフェート、ジエチレントリアミン(ペンタメチレンホスホネー ト)(diethylenetriamine(pentamethylene phosphonates))を含む。以上 のアミノホスホネートは、通常8未満の炭素原子を有するアルキル基あるいはア ルカリ性の基を含む。 本発明に使用される好ましいキレート剤は、改良された食品添加キレート剤を 含み、エチレンジアミン四酢酸の二ナトリウム塩や、商標DEQUEST材料として販 売されてよく知られているホスホネートなどがある。例えば1−ヒドロキシエチ リデン−1、1−ジホスホン酸(diphosphonic acid)などがある。ホスホン酸 は、約2〜4のカルボン酸部分と約1〜3のホスホン酸基を有する物質のような 低分子量のホスホノポリカルボン酸(phosphonopolycarboxylic acid)を含むこ ともできる。以上の酸は、1−ホスホノ−1−メチルこはく酸、ホスホノこはく 酸、2−ホスホノブタン−1、2、4−トリカルボン酸を含む。その他の有機ホ スホン酸は、モンサント インダストリアル ケミカル カンパニー、セント. ルイス、ミズーリ州から入手できる58〜62%水溶液の商標DEQUEST 2010のよ うな物質や、モンサントから商標DEQUEST 2000、50%水溶液として入手できる アミノ[トリ(メチレンホスホン酸)](N[CH2PO323)、モンサント から商標DEQUEST 2041、90%固体酸生成品として入手できるエチレンジアミン [テトラ(メチレンホスホン酸)]、モーベイケミカルコーポレーション、イン オーガニック ケミカルズ ディヴィジョン、ピッツバーグ、ペンシルバニア州 からベイヒビット(Bayhibit)AM、45〜50%水溶液として入手できる2− ホスホノブタン−1、2、4−トリカルボン酸などを含む。 上述のホスホン酸を水溶性の酸塩という形態で使用することも可能で、特にナ トリウムやカリウムといったアルカリ金属塩、アンモニウム塩、アルキロールア ミン塩を使用することもできる。ここでアルキロールアミンは2から3の炭素原 子を有し、モノ−、ジ−、トリ−エタノールアミン塩などがある。もし要望があ るのなら、各ホスホン酸あるいはこれらの酸塩の混合物を使用することもできる 。 すすぎ剤 本発明の構成物に添加あるいは使用することができる成分には、シーティング を促すために使用される界面活性剤系のようなすすぎ剤がある。通常、どの界面 活性剤もこの成分の目的と調和させて使用される。例えば、界面活性剤のすすぎ 剤は、非イオン、陰イオン、陽イオン、両性界面活性剤を含む。 これらの界面活性剤のすすぎ促進剤は、処方された本発明の衛生処理、着色除 去濃縮物中に存在することが可能である。あるいは、ウェア製品に使用する間に これらのすすぎ剤を導入することもできる。このような実例では、自動と手動の どちらにも関わらず、使用する前にすすぎ剤を本発明の濃縮物と配合することが できる。あるいは、使用中に別々の物質として同時に分配することもできる。 本発明に使用する陰イオン界面活性剤は、アルキルカルボン酸塩、直鎖アルキ ルベンゼンスルホン酸塩、パラフィンスルホン酸塩、第二n−アルカンスルホン 酸塩、スルホこはく酸エステル、硫酸で処理した直鎖アルコールを含む。 本発明に使用する両性イオンの界面活性剤つまり両性界面活性剤は、β−N− アルキルアミノプロピオン酸、n−アルキル−β−イミノジプロピオン酸、イミ ダゾリンカルボン酸塩、n−アルキルベタイン、アミンオキシド、スルホベタイ ン(sulfobetaines)、サルタイン(sultaines)を含む。 通常、これらの界面活性剤は手作業で使用するのが好ましいことが見出されて いる。界面活性剤の選択は、個々のあるいは配合した界面活性剤が本発明の構成 物にもたらす泡立ちに関する性質に依存する。 本発明の状況で使用する非イオン界面活性剤は、通常、ポリエーテル(ポリア ルキレンオキシドや、ポリオキシアルキレン、ポリアルキレングリコール)化合 物である。特にこのポリエーテル化合物は、通常、ポリオキシプロピレンやポリ オキシエチレングリコール化合物をいう。本発明の状況で使用する典型的な界面 活性剤は、合成有機ポリオキシプロピレン(PO)−ポリオキシエチレン(EO )ブロック共重合体である。以上の界面活性剤は、EOブロックとPOブロック を含むジブロックポリマー、センターブロックがポリオキシプロピレンユニット (PO)であるもの、ポリオキシプロピレンユニット上にグラフト重合させたポリ オキシエチレンブロックを有するもの、あるいはEOのセンターブロックにPO ブロックを接触させたものを含む。さらに、この界面活性剤は分子内にポリオキ シエチレンあるいはポリオキシプロピレンのブロックを複数含むこともできる。 使用する界面活性剤の平均分子量は、約1000から約40,000の範囲にあ り、エチレンオキシドが含まれる重量パーセントは約10〜80重量%の範囲で ある。 また、EO、PO、BOブロックを有するアルコールアルコキシラートを含む 界面活性剤を本発明の状況下で使用できる。直鎖第一脂肪族アルコールアルコキ シラートは、特にシーティング剤として使用することができる。このようなアル コキシラートの入手先は、BASFワイアンドットを含めて何カ所かあり、BA SFワイアンドットでは、「プルラファック(Plurafac)」界面活性剤として知 られている。使用できることが明らかな特定のアルコールアルコキシラートの種 類は、一般式R−(EO)m−(PO)nを有し、mは約2〜10の整数で、nは 約2〜20の整数である。Rは、約6〜20の炭素原子を有する直鎖アルキル基 といった適切な基であるならどれでもよい。 その他に本発明で使用できる非イオン界面活性剤はキャップされた(capped) 脂肪族アルコールアルコキシラートを含む。これらのエンドキャップ(end caps )は、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ベンジル、塩素を含むが、以上の物 質に限定されるものではない。好ましくは、以上の界面活性剤は、約400から 10,000の分子量を有する。キャップをすることによって、単一の構成物を 調製するときに、非イオン界面活性剤と、酸化剤である過酸化水素とペルカルボ ン酸との間の相溶性が向上する。特に好ましい非イオン界面活性剤はBASFワ イアンドット社のプルラファックLF131で、構造は C12-7(EO)7(BO)1.7R であり、RはC1-6アルキル部であり、好ましくは60%がメチルキャップをし た構造で、RはCH3を含む。他に使用できる非イオン界面活性剤は、アルキル ポリグリコシドがある。 本発明に使用できる別の非イオン界面活性剤は、脂肪酸アルコキシラートを含 み、この界面活性剤はエステル基を有する脂肪酸部分を含み、EOブロック、P Oブロック、あるいは混合ブロックすなわちヘテリックグループ(heteric group )を含む。このような界面活性剤の分子量は約400から約10,000の範囲に わたり、好ましい界面活性剤は含有量が約30〜50重量%のEOを含み、この ときの脂肪酸部分は約8から約18の炭素原子を含む。 同様に、アルキルフェノールアルコキシラートも、本発明のすすぎ剤の製造に 使用されることが見出された。このような界面活性剤は、4から約18の炭素原 子をもつアルキル基を有するアルキルフェノール部から作られ、エチレンオキシ ドブロック、プロピレンオキシドブロック、あるいは混合エチレンオキシド、プ ロピレンオキシドブロック(a mixed ethylene oxide,propylene oxide block )すなわちヘテリックポリマー部を含む。好ましくはこのような界面活性剤が、 分子量約400から約10,000を有し、約5から約20ユニットのエチレン オキシドやプロピレンオキシド、あるいはこれらの物質の混合物を含む。 可溶化剤 本発明の構成物はヒドロトロープ性(hydrotrope)のカップラーあるいは可溶 化剤を含むこともできる。このような材料を使用すれば、確実に本構成物を安定 した相にすることができ、高活性を有する水性の単一形態にすることができる。 以上のようなヒドロトロープ性の可溶化剤あるいはカップラーは相の安定を維持 する構成物中で使用することができるが、望ましくない構成物の相互作用を生じ ることはない。 ヒドロトロープ性可溶化剤あるいは結合剤(coupling agents)の代表的な種 類は、陰イオン界面活性剤を含み、アルキル硫酸塩、アルキルあるいはアルカン スルホン酸塩、直鎖アルキルベンゼンあるいはナフタレンスルホン酸塩、第2ア ルカンスルホン酸塩、アルキルエーテル硫酸塩あるいはスルホン酸塩、アルキル リン酸塩あるいはホスホネート、ジアルキルスルホこはく酸エステル、糖エステ ル(例えば、ソルビタンエステル)、及びC8-10アルキルグルコシドなどがある 。 本発明のすすぎ剤に使用される好ましい結合剤は、n−オクタンスルホン酸塩 、及びアルキルベンゼンスルホン酸塩(例えば、キシレンスルホン酸ナトリウム 、あるいはナフタレンスルホン酸塩)のような芳香族スルホン酸塩を含む。ヒド ロトロープ性可溶化剤には、それ自身、ある程度の抗微生物活性を低pHで示す ものが多くある。このような作用は本発明の効果を増すことになるが、適切な可 溶化剤を選択する場合に用いる第1の基準にはならない。陽子を付加した中性状 態で過酸材料が存在すると有益な殺傷性あるいは衛生処理活性が得られるので、 独自に抗微生物活性を有する結合剤を選択する必要はなく、実質上不溶の過酸(p eracid)材料の存在下で単一相の構成物が効果的に安定する状態を提供できて、 本発明の構成物をより溶解できる能力を基に、結合剤を選択する必要がある。 C.処方 本発明の構成物の処方は、他の補佐的な構成物を含むすすぎ剤材料を、消毒剤 構成物を形成する材料や、カルボン酸あるいは酸混合物、過酸化水素、任意では あるがヒドロトロープ性可溶化剤に配合して行う。 前もってペルオキシ酸を作ってから本構成物を処方することもできる。本発明 の好ましい構成物の製造は、カルボン酸あるいはこれらの物質の混合物を、任意 のヒドロトロープ性可溶化剤あるいはカップラーと混合し、過酸化水素とこの混 合物を反応させ、次に、得られた材料にバランスをとる物質を加えることによっ て行われ、すすぎ及び衛生処理作用が提供される。 製造された安定な平衡混合物は、過酸化水素を伴ってカルボン酸あるいは混合 物を含み、この混合物を1〜7日間、15℃以上で放置することができる。以上 の準備方法で処方すると、ある量の過酸化水素、未酸化の酸、酸化された物質す なわち過酸、及び、変質していない典型的なカップラー、可溶化剤、あるいは安 定剤を含む平衡混合物が形成される。 D.濃縮使用構成物 本発明は、消毒剤として使用する前に希釈されて使用溶液になる濃縮構成物を 目的とする。第1に経済的理由から、濃縮構成物が一般に販売されていて、最終 的な利用者がこの濃縮物を水あるいは水性の希釈剤で希釈して使用溶液とするの が好ましい。 本発明に従って処方される消毒剤の濃縮物の通常の成分濃度を以下の表に示す 。 濃縮構成物の活性成分のレベルは、意図する希釈要因、所望する界面活性剤及 びペルオキシ脂肪酸化合物の活性、及び所望する使用溶液の酸性度に依存する。 通常、濃縮物中の全過酸濃度が2から約20重量%であるものを使用して、約1 〜15ガロンの水に対して約1液量オンスの濃縮物を希釈したもの、すなわち、 125体積部の水に対して約1部の濃縮物を希釈したものから、2000体積部 の水に対して約1部の濃縮物を希釈したものまで得ることができる。この割合の 場合、先に示した表の好ましい項目で示された構成物では、すすぎをする際に、 約600ppmから4000ppmの割合で使用することができる。使用温度を 上げたり(20℃より高く)、さらす時間を延長して(30秒よりも長く)使用 できる場合は、希釈率を高くすることも可能である。典型的な利用場所では、か なりの割合の水で本濃縮物を希釈して着色除去と衛生処理に利用し、通常は入手 しやすい水道から出たままの水つまり水道水を用い、8ガロンの水それぞれに対 して約0.5から約10オンスの濃縮物という希釈比率で材料を混合して用いる 。 平衡状態では抗微生物性衛生処理の使用水溶液は、少なくとも約100万分の 1、好ましくは約10から400ppm、より好ましくは約100万分の10か ら100万分の200のペルオキシ脂肪酸材料と、約20ppmから650pp m、好ましくは約20ppmから400ppmのカルボン酸と、少なくとも約1 00万分の20、通常は約100万分の300に至るまで、好ましくは約100 万分の15から100万分の200、最も好ましくは約100万分の40から1 00万分の160のシーティング剤あるいはすすぎ剤と、約100万分の100 から約100万分の1200、好ましくは約100万分の20から100万分の 500の過酸化水素を含む。さらに、使用水溶液は、少なくとも約1ppm、好 ましくは約2から約20ppmのヒドロトロープ性可溶化剤を含み、使用溶液中 でのpHは約2から約9の範囲、好ましくは約3から約8の範囲にある。 使用するときに、本発明の構成物を界面活性剤のすすぎ促進剤と配合すること ができる。界面活性剤のすすぎ促進剤は以下の濃度(重量%)で所望する環境下 で用いられる。 E.使用方法 上述したように、本発明の構成物は、通常入手できるウェア製品の洗浄機はも ちろん、手作業による洗浄工程でも利用される。 本発明の衛生処理及び着色除去濃縮物は、先行技術の中で当業者によって知ら れている手作業のどの工程においても利用可能である。以上の工程の一例として 、ウェア製品の洗浄、すすぎ、衛生処理の3つからなるタブ(tub)洗浄工程が ある。これらの工程は、一般に約20℃から35℃の間で実施される。 ウェア製品の洗浄機の形状及び構造は、高温用から低温用まで多様であり、製 造業者によっても異なる一方で、全ての機械では、すすぎ工程において通常温度 を固定し、また通常時間を固定して水性すすぎ構成物を皿類に噴霧するという点 で、共通した操作上のパラメーターを共有する。以上のような機械では、すすぎ 剤を適切な割合の水で希釈し、水性のすすぎ液を集水孔(sump)あるいは他の容 器に入れ、集水孔からその水性のすすぎ液を汲んで噴霧することによって、水性 すすぎ構成物を提供する。水性のすすぎ液とウェア製品とが最善の状態で接触で きるようにウェア製品洗浄機に取り付けられた回転バー(rotating bars)のノ ズルや固定噴霧ノズルを通して、以上の水性すすぎ液を噴霧することがよくある 。 噴霧パターンを改善した形態のノズルを製造して、全適用範囲に対して噴霧で きるようにすることもよくある。全範囲に対して完全な適用が行えるように機械 内でスプレーアームを固定したり、あるいは往復運動や回転させることもできる 。低温度用機械内において、本発明の濃縮物を水で希釈したものを1分間あたり 約20から100、好ましくは40から80ガロンの割合でポンプにより汲み出 すことができ、通常、120から140°Fの間の温度で皿類に接触させる。高 温用機械では、約150から190°Fの温度範囲で水性すすぎ液をラックの皿 類に対して1.0〜2.5ガロンの割合で噴霧する。すすぎサイクルの時間を約7 秒から約30秒にまで、好ましくは約10秒から20秒の範囲に広げて、すすぎ 工程中で皿類のすすぎと衛生処理の両方を完全に行うことができる。本発明中の 記載及び方法で使用されている「衛生処理」という言葉は、すすぎ液に浸けて3 0秒後に望ましくない微生物の個体数が次数5以上の量で減少(99.999%減 少)することを示す。つまり、テストをした場所に存在した微生物の99.999 %が、本発明の構成物の使用により排除されたことになる。以上の測定方法は、 消毒作用をもつ物質の殺菌作用及び洗浄衛生処理作用(Germicldal and Deterge nt Sanitizing Action of Disinfectants)、公認分析化学者協会の公認分析方 法(Official Methods of Analysis of the Association of Official Analytic al Chemists)、パラグラフ960.09、及び該当するサブパラグラフ、第15 版、によって行った。 実施例 以下の例は、本発明の例証を目的とし、本発明の範囲を狭くするために解釈さ れるべきものではない。先行技術をもつ当業者は、本発明を実施する他の方法が これらの例によって多く示唆されるものであることを容易に理解するであろう。 実施例1 すすぎ剤構成物の調製は以下の通りに行った。10重量%のLF428(ベン ジルキャップド直鎖アルコールエトキシラート)、10重量%のD097(末端 がPOのEO/POブロック共重合体)、9.5モルのエチレンオキシドを有す る1重量%のノニルフェノールエトキシラート、0.1重量%のエチレンジアミン 四酢酸ナトリウム塩、0.08重量%の37重量%活性ホルムアルデヒド水溶液 、14重量%のキシレンスルホン酸ナトリウム(40重量%活性水溶液)、及び 0.015重量%の緑色の染料を含む水性すすぎ促進剤を含むすすぎ剤構成物を 0.79グラムと、次に挙げる物質群から選択した材料とを配合した。その物質 群とは、6.23グラムの次亜塩素酸ナトリウム(9.8重量%NaCl活性水) (例1A)、13.4グラムの過酢酸調合剤(例1B)、あるいは6.7グラムの 過酢酸調合剤(例1C)である。この過酢酸調合剤は、28.3重量%の過酸化 水素、8重量%の酢酸、5.8%の過酢酸、ヒドロキシエチリデンジホスホン酸を 含む0.9重量%のホスホネート安定剤、及びバランスをとるための水を含む。 以上3つの材料を機械によるウェア製品洗浄実験において使用した。この実験 では、飲むためのグラスを洗浄して、すすぎを行った。7.37グラムの商業用 皿洗い洗浄剤を洗浄サイクルに導入した洗浄サイクルを使用した。実験を実施す るときに、合計125ppmの分散性固形物(dissolved solids)を有する水道 水、及び合計255ppmの分散性固形物を含む十分に軟性のある水を利用した 。各実験では、各サイクル間に10分間の乾燥時間を設け、20サイクル機械に かけて評価を行った。フィルム状のしみの形成が、実験でのグラスの外観を表す 信頼できる指標になると解されているが、グラスについての評価は20サイクル の後にフィルム状のしみ及びスポット状のしみについて行った。フィルム形成の ひどいグラスでは、フィルムがひどく現れているためにスポットの出現が妨げら れ、そのためスポット状のものははっきりとは示されなかった。以上の実験のデ ィッシュマシーンは1.7ガロンの集水孔(sump)を有する。洗浄水の各バッチ に2.14グラムのピューレ状にしたビーフシチューの汚れ、及び1.07グラム の「ホットポイント(hot point)」の汚れを加えた。各サイクル毎に、一連の テストグラスを(20サイクルの実験中に)牛乳全体に付け、100°Fで10 分間乾燥 させた。別の一連のグラスの場合では牛乳に浸けずに、サイクル毎に空気乾燥さ せる。以上の牛乳で汚れたグラスは、レストランの条件下で被る汚れの付着と乾 燥を再現したものである。水温を130〜140°Fで維持した。3人の異なる 採点者により各グラスの等級付けを行った。フィルム形成の等級付けは暗い部屋 の暗箱で行われ、結果は3つのフィルムグレード基準の合意した値である。基準 を次に示す:フィルムなし=1.0;フィルムがかすかに見られる=2.0;通常 の明るさを条件としたとき軽度のフィルムが見られる=3.0;中位のフィルム =4.0;重度のフィルム=5.0。 表1で示されたデータの実験では、すすぎ剤に塩素漂白を用いると、フィルム は通常のガラス製品に実質上形成される結果になることが示された。泡立ちの少 ないすすぎ剤に配合した過酢酸と過酸化水素の消毒剤を使用した場合、次亜塩素 酸塩を基剤としたすすぎ消毒剤系と比較すると、フィルム形成に関してはほぼ改 善が見られる。 実施例2 本発明の抗微生物性に関してさらに分析を行った。この分析は、殺菌性及び洗 浄性消毒剤の実験(Germicidal and Detergent Sanitizer Test)(公認決定手 段(Official Final Action)、A.O.A.C.分析方法第15版、1990 年、960.09A−J)を利用した。テスト系の調製は、各テスト系の24時 聞寒天斜面培養地に無菌状態で5mlのリン酸塩緩衝液を加えた。培養を洗い落 とし、すすいでリン酸緩衝液に戻した。次にその懸濁液をよく混合し、この懸濁 液2mlを各フレンチ斜面培養地(French slant)においた。表面が完全に覆わ れるようにこの斜面培養地をあちこちに傾けた。過剰になった懸濁液は静かに出 して、斜面培養地を18〜24時間、37℃でインキュベーションした。 インキュベーションの後、3mlのリン酸塩緩衝液と殺菌ガラスビーズを加え て、フレンチ斜面培養地からテスト系を除いた。このときビーズをあちこちに回 転させて培養を取り除いた。この懸濁液をホワットマン No.2フィルター紙 を使ってブーフナー漏斗で濾過し、殺菌テストチューブに集めた。両方のテスト 系の標準化を分光光度計で580nmにおいて行った。標準化は以下の通りであ る。 黄色ブドウ球菌(S. aureus) 初期 %T=0.3 24mlのリン酸塩緩衝液を次に加えた。 最終 %T=1.2 この場合、テスト物質を実験のために調製した。テスト物質は以下の構成であ った。成分 重量% 過酢酸 5.25 過酸化水素 24.15 不活性成分(担体を含む) 70.60 操作としては、調製した100mlのテスト物質を100mlの体積を測定で きるものに分配して、1mlを取り除いた。この99mlを殺菌した250ml のエルレンマイアーフラスコに分配し、120°F(48.89℃)の湯浴に入 れて、10分かけて平衡状態にした。次に、渦を巻かせながら1mlのテスト系 をフラスコに加えた。30秒後、1mlを9mlの中和剤に移した。連続希釈を 利用してサンプルの数を数えた。インキュベーションは37℃で48時間行った 。 1%チオ流酸ナトリウム(ジェイ.ティー.ベイカー ケミカル カンパニー 、フィリップスバーグ、ニュー ジャージー州)、1%ペプトン、(ディフコ、 ラボラトリーズ、デトロイト、ミシガン州)、つまり1gのチオ流酸ナトリウム +1gのペプトン/90ml蒸留水から中和剤を調製した。この物質を調製し、 濃縮チオペプトンとしてオートクレーブにかけた。また、0.025%カタラーゼ (シグマ ケミカル カンパニー、セント.ルイス、ミズーリ州)を加えた。 実験する日に、0.125gのカタラーゼを50mlの水に加えて0.025% カタラーゼを調製した。この溶液を0.45μmフィルターに通してフィルター 殺菌した(filter sterilized)。次に、10mlの0.025%カタラーゼを9 0mlチオペプトンに加え、混合した。25mm×150mmのテストチューブ にこの溶液を9ml分配し、中和剤として利用した。 結果 500ppmの合成硬水(炭酸カルシウムのような)でテスト物質を1オンス/ 8ガロンの濃度、つまり0.098%(1.96mlの製品を1998.04ml で希釈)で希釈したものは、無生物性の食品接触表面において、黄色ブドウ球菌 (Staphylococcus aureus)及び大腸菌(Escherichia coli)に対する効果的な 消毒剤であることが示され、120°F(48.89℃)、30秒間さらして9 9.999%の菌体数の減少が得られた。 実施例3 腐食実験 次亜塩素酸塩溶液と本発明の濃縮構成物のステンレススチールに対する腐食作 用を相対的に測定するために一連の実験を行った。一連の実験では、以上の溶液 を熱いステンレススチールの上にたらして模擬実験を行った。この模擬実験は、 供給ラインが壊れて、熱いウェア製品洗浄機の外側に希釈されていない溶液のし ずくがたれた場合に、徐々にどのようなものが見られるのかを実験するものであ る。2枚の8×8インチのパネルをそれぞれ4つのセクションに分け、100° Fのオーブンにおいた。この2枚のパネルのうち1枚は304ステンレススチー ル、もう1枚は316ステンレススチールからできている。毎日、各プレートの 各セクションに次に挙げる溶液のうち1種類を10滴たらして処理した。 構成物 比較例3A 6.0%有効塩素の次亜塩素酸塩溶液 比較例3B 4.8%有効塩素の次亜塩素酸塩溶液 比較例3C 2.1%有効塩素の次亜塩素酸塩溶液 実施例3A 5%過酢酸の過酢酸溶液 この方法で2カ月間以上パネルを処理した。この期間中の各週の終わりにパネ ルを水ですすいで、観察した。2週間経つと次亜塩素酸塩(比較例4A−4C) で処理した両方のパネルのセクションに腐食が見られ始めるが、過酢酸溶液(実 施例4A)で処理したセクションには見られなかった。 2カ月過ぎると、次亜塩素酸塩で処理した表面は次第に悪くなっていき、茶色 に変色して、くぼみができた。一方、過酢酸で処理した表面には、わずかに明る くなる以外は何の変化も見られなかった。 実施例4 ホバート(Hobart)ET−40 ダブル ラック ディッシュ マシーンと、 120°〜140°Fの温度範囲の軟水を使用して、衛生処理剤の着色除去能力 の例を明らかにした。過酸の消毒剤は例1Bで特定したものと同じものにした。 すすぎサイクルにつきこの濃縮物を23mlにした。 実験の最初に、コーヒーカップとティーカップにひどいしみをつけた。実験は 1週間行った。この間、コーヒーカップとティーカップを通常の方法で使用し、 洗浄した。1週間の実験の後、コーヒーカップとティーカップを調べ、着色が除 去されたのを見出した。 上述した明細書、例、及びデータは、本発明の構成物の製造と使用に関する完 全な記載を提供する。 本発明の多くの実施形態が本発明の趣旨と範囲から離れずに実施されるので、 本発明は以下に添付した請求項内に存在する。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1996年1月9日 【補正内容】 明細書 発明の名称 ペルカルボン酸によるすすぎ方法 発明の属する技術分野 本発明は、食品の調理、給仕、消費に使用されるウェア製品に衛生処理を施し てすすぐ方法と構成物である。本発明では、スポット状のしみやフィルム状のし みを残さずにウェア製品をすすぐことができ、さらに衛生処理効果を伴ったすす ぎを行うことができる。本発明は、手作業あるいは自動で行う洗浄及びすすぎ工 程で使用され、ハロゲンのようなある他の衛生処理剤がもつ有害な欠点を示すこ となく、高レベルの衛生処理効果をもたらす。一般的に、本発明の衛生処理剤は 、1種類以上のカルボン酸と過酸化物とを含み、平衡状態において、好ましくは 過酸化水素と、カルボン酸と、ペルオキシカルボン酸とを含む構成物が結果とし て生じる。 従来の技術 商業とは関係なく大量の食品を提供しサービスする設備では、手動式及び自動 式のウェア製品洗浄工程にしばしば化学衛生処理構成物を使用して、すすぎ操作 をしている間に細菌を殺し、最低限、公衆衛生基準を満たすようにしている。多 くの設備では、非常に高温のすすぎ水82〜91℃(180°〜195°F)を 使用して、公衆衛生基準に応じている。このような温度に届かない場合は、キッ チンウェアやテーブルウェアと接触させる1種類以上の水性材料に化学衛生処理 剤を加え、約48〜60℃(120〜140°F)の低温度条件下で殺菌効果が 出るようにすることがよくある。本明細書中で「高温」と「低温」という言葉が 使用されるときは、以上の温度範囲にほぼ関連している。 低温度での方法及び装置は、次に示す特許で例を挙げて説明されている:フォ ックス等による米国特許第2,592,884 号、第2,592,885 号、第2,592,886 号、第 3,044,092 号、第3,146,718 号、同様にフォックスによる米国特許第3,370,597 号。以上のような機械類を使用するときはほとんどの場合、汚れたキッチンウェ アやテーブルウェアを手動で、あるいは水のスプレーを含む自動機械のスクラッ プ工程で汚れを前もって砕き、大きい汚れを取り除いて洗浄する方法に従う。次 に、このウェア製品を水性アルカリ性洗浄構成物に接触させるゾーンに進む。こ の水性アルカリ性洗浄構成物の作用は、蛋白質や脂肪、炭化水素の汚れを化学的 に攻撃して、汚れを取り除くことである。次に、洗浄したウェア製品を衛生処理 剤材料に接触させる衛生処理工程に進む。あるいは、すすぎと衛生処理が組み合 わさった工程に進んで、ウェア製品にすすぎ剤と消毒剤の配合物を接触させる。 最後に、ウェア製品を乾燥させる工程に進む。ここでは、加熱して積極的に乾燥 させる方法か、周囲への蒸発によって受動的に乾燥させる方法によって乾燥が行 われる。 衛生処理をする必要性があるため、様々な薬剤を考慮することになる。ウェア 製品洗浄に最も一般的に用いられる消毒剤の一つは次亜塩素酸ナトリウム(Na OCl)水である。次亜塩素酸ナトリウムは、効果的で、安価で、一般に入手し 易いものであるが、一方では欠点もいくつかある。まず、次亜塩素酸塩は、カル シウム、マグネシウム、鉄、マンガンなどを含む水道水中の硬度イオンと反応で きることが挙げられる。この化学反応が原因で、機械部品に石灰やミネラルの沈 殿物が生じる。このような沈殿物はウェア製品洗浄機の水の通り道の内部やその 上に現れる傾向が見られ、この機械を通って流れる様々な水性材料の流量を実質 的に変えてしまう。以上のような変化が生じると、機械操作の効果が著しい程度 にまで減る可能性がある。また、非イオン界面活性剤のように望ましいシーティ ング(sheeting)やすすぎを促進する特性を有する別の化学物質を併用する場合、 次亜塩素酸ナトリウムの成分としての塩素には、相溶性という問題も生じる。さ らに、次亜塩素酸ナトリウムと水道水中の様々なミネラルとの相互作用によって 、ウェア製品にスポット状やフィルム状のしみが生じる結果になる可能性もある 。 次亜塩素酸ナトリウムを使用すると、水性衛生処理構成物に存在する分散した 固形物の量の合計が実質上増加する傾向を示す。固形物が高濃度になると、乾燥 時に望ましくないスポット状や筋状のしみを残すという薬剤の傾向を増加させる 可能性がある。事実、塩素は注目すべき衛生処理効果を有する一方で、固形物を 増やして、すすぎを施されたウェア製品上にフィルム状やスポット状のしみを付 けたり、あるいは残留物を生じることができるこの成分を結果として生じる。ま た、塩素は、使用する環境で見出される金属はもちろん、金属を含むテーブルウ ェアと反応して、分解や腐食を起こす。 また、次亜塩素酸ナトリウムは酸化作用の強い化学物質であり、実際、機械製 品に使用される様々な材料や、商業とは関係のない環境で日常に使用するテーブ ルウェアやキッチンウェアに使用される様々な材料を腐食させる。最後に、次亜 塩素酸ナトリウムをこぼすことは望ましいことではなく、漂白表面に損傷を与え る原因となり、洗浄することは困難である。 一方、低温及び高温の洗浄系で使用される様々なすすぎ促進剤構成物が開発さ れてきた。例えば、フローラ等による米国特許第4,147,559 号、米国再発行特許 第30,537 号では、フードウェア製品をすすいで化学的に衛生処理する装置及び方 法が教示されている。この開示の第一の目的は、適切な洗浄と衛生処理を確立す るための構成に関与する機械に向けられている。 さらに、ほとんどが非イオン界面活性剤を基剤とし、消毒剤を使用しないすす ぎ促進剤構成物も多く知られている。アルテンショップファー(Altenschopfer) による米国特許第3,592,774 号では、サッカリドをベースとする非イオンすすぎ 剤が教示されている。リュー等による米国特許第3,625,901 号では、泡立ちが少 ないという特性を有するすすぎ剤に使用される界面活性剤が教示されている。ド ーソン等による米国特許第3,941,713 号では、アルミニウムやその他の金属製キ ッチンウェアを処理するための再汚染防止あるいは非粘着性の添加剤を含む機械 製品洗浄のすすぎ剤が教示されている。ロドリゲズ(Rodriguez)等による米国 特許第4,005,024 号では、すすぎ剤として作用する有機シラン及び一官能基の有 機酸を含むすすぎ剤構成物が教示されている。ヘロルド等による米国特許第4,18 7,121 号では、サッカリドグリコールエーテルを基剤としたすすぎ剤濃縮物の技 術が教示されている。 さらに、モルガンソン等による米国特許第4,624,713 号では、非イオンすすぎ 剤と尿素、水、その他の成分を含む凝固したすすぎ剤構成物が教示されている。 非イオン界面活性剤、及び非イオン界面活性剤を含むすすぎ添加剤に関しては、 マーセル デッカー(Marcel Dekker)によって出版されたシック(Schick)に よる“非イオン界面活性剤”と、ジョン エル.ウィルソンによる「石鹸と化学 特性(Soap and Chemical Specialties)」、1958年2月、48〜52頁と 170〜171頁とに記述されている。 オークス等によるWO 93/01716では、炭素原子1〜4の低分子量の ペルオキシ酸を炭素原子6〜18を有する高分子量のペルオキシカルボン酸と共 働的に配合した物質を含む抗微生物性濃縮構成物が記載されている。この抗微生 物性濃縮構成物は、特に食品加工産業における食品加工操作に含まれる硬質表面 や設備で使用される。 フランス特許公告第2,321,301 号では、健康及び食品産業の設備において微生 物の成長を妨げる消毒剤として、過酢酸あるいは過プロピオン酸のいずれかと、 過酸化水素と、水とを含む抗微生物性構成物が記載されている。 特許公告第WO 91/15122号では、殺菌性及び抗腐食性の2つの部分 からなる系について記載され、第1部分は酢酸と過酸化水素と過酢酸を含み、第 2部分は特定の湿潤剤、すなわち水酸化ナトリウムと脂肪族アルコールと五酸化 リンの反応生成物、あるいはペルフルオロアルキルスルホン酸カリウム塩を含む 。この系は歯科設備や医療設備の腐食を妨げて洗浄を行うために使用される。 しかし、以上のようなすすぎ促進剤には、効果的なシーティングとすすぎ作用 を衛生処理効果と結びつけることができるものがない。したがって、シーティン グを促すことができ、スポットの除去を促すことができ、実質上衛生処理作用を 提供することができ、環境に対して安全に操作することができ、ウェア製品やデ ィッシュマシーンに沈殿物を実質上形成させることなく、機械構成要素やキッチ ンウェア、及びテーブルウェアを腐食させることなく操作できるすすぎ衛生処理 剤が、従来から強く必要とされてきた。 課題を解決するための手段 本発明の第一の特徴によると、衛生処理、着色除去の濃縮構成物を適用する工 程を含むウェア製品の衛生処理及び着色除去の方法が提供されている。この衛生 処理、着色除去の濃縮構成物は、ペルオキシカルボン酸、C1-6カルボン酸、過 酸化水素、及びバランスをとるための担体を含む。 本発明のさらに好ましい特徴によると、フィルム状の残留物を生じないでウェ ア製品に衛生処理を施す方法が提供されている。この方法は、ウェア製品を自動 ウェア洗浄機で洗浄し、衛生処理着色除去の濃縮構成物を使用して48〜60℃ (120°Fから140°F)の温度範囲でそのウェア製品をすすぐ工程を含む。 この衛生処理着色除去の濃縮構成物は、過酢酸と、酢酸と、過酸化水素とを水性 担体中に含む。任意ではあるが、すすぎ工程は、すすぎ工程中にシーティング剤 を自動ウェア製品洗浄機に導入することを含むこともできる。あるいは、シーテ ィング剤を消毒剤と配合したその場で、配合生成物を使用することができる。 本発明は、テーブルウェアの着色除去と衛生処理の方法である。通常、本発明 は、向上した着色除去と衛生処理を提供する効果的なシーティング剤を任意に組 み合わせて使用できるペルオキシ酸を含むが、ウェア製品や機械部品が著しい程 度にまで腐食する原因となるものではない。我々は、本材料を効果的な濃度で処 方すれば全体的な固形物の量が低くなり、このことがスポット状のシミを抑える 結果となることを見出した。特に、本発明の衛生処理着色除去の濃縮構成物は、 ペルオキシ酸を含むので、本構成物はすすぎを施されたウェア製品上にフィルム 状のしみを残すというよりはむしろ、通常そのウェア製品から蒸発する。 最後に、ペルオキシ酸が分解したカルボン酸は、無毒であり、腐食性がなく、 ディッシュマシーンや、キッチンウェア、テーブルウェア、ガラス製品といった 製品に通常使用できる材料と適合性がある。 本発明の趣旨から、「シーティングあるいはすすぎ剤」という言葉は、すすぎ 水がシート状になる原因となる化学物質に関するものである。「すすぎ促進剤」 とは、水性の希釈剤によって希釈されて、すすぎ水を形成する濃縮材料を表す。 「ウェア製品、テーブルウェア、キッチンウェア、あるいはディッシュウェア」 は、様々なタイプの製品に関するもので、ポット、平鍋、焼き皿、処理装置、ト レイ、ピッチャー、ボウル、プレート、ソーサー、カップ、グラス、フォーク、 ナイフ、スプーン、ナイフ状の薄いへら(スパチュラ)、グリル、丸いフライパ ン状の鉄板(グリドル)、バーナーを含む食料品の準備、給仕、及び消耗に使用 される製品であって、熱可塑性のあるいは熱硬化性のポリマー、吹いたり火を当 てて製造されるガラスを含むセラミック加工品、他の材料の中でも特に、銀や金 、青銅、銅、しろめ、スチールなどの元素金属や合金金属から作られる材料を含 む製品に関する。「すすぎ」あるいは「シーティング」という言葉は、すすぎ水 とテーブルウェアが接触したときに、すすぎ水がほぼ連続した薄いシートを形成 し、水が蒸発したときにウェア製品から水が一様にきれてスポット状のものがほ とんど残らないというすすぎ水の能力に関するものである。 本発明は、第一に、製品を洗浄して衛生処理する際の低温用装置に関するもの であるが、高温用機械に利用しても、確実にレベルを上げて、適切にウェア製品 の着色を除去し衛生処理を施すことができる。 発明の実施の形態 本発明は、食品やその材料の調理、給仕、消費に使用される用具を含むウェア 製品の衛生処理及び着色除去の方法に関するものである。本発明の方法は、1種 類以上のカルボン酸と酸化剤とによるペルオキシカルボン酸反応生成物を含む衛 生処理濃縮物を使用することを含む。任意ではあるが、本発明の構成物は、酸化 剤の存在下でも安定性を示す担体及びシーティング剤といった他の補助剤と同様 に、酸化剤に対して安定な金属イオン封鎖剤や可溶化剤も含むことができる。本 発明のすすぎ促進と同時にあるいはその後で、これらの補佐剤を使用箇所に単独 の物質として導入することができるのはもちろん、本発明の構成物と事前に混合 することもできる。 本発明の濃縮物は、一般的に、構成物中に存在するペルオキシ酸消毒剤及びど のすすぎ促進剤に対しても相溶性のある液体希釈剤によって処方される。本発明 の特色は、本活性構成物が、(1)希釈していない濃縮物と同程度の濃度におい て安定であり、(2)すすぎ水中に次亜塩素酸ナトリウムを使用した場合よりも かなりの改善がみられ、(3)ウェアの外観に対して改善がみられるのはもちろ ん、効果的なシーティングを提供できるという事実に関する。最後に、本発明の 構成物は、自動のディッシュマシーンやウェア製品において一般的な材料と接触 しても、腐食作用を示さない。 A.衛生処理及び着色除去濃縮物 本発明で使用される構成物は、ペルオキシカルボン酸衛生処理構成物を含む。 このペルオキシカルボン酸の消毒剤材料は、少なくとも1つのモノカルボン酸を 含むことができ、1から6の炭素原子を有する。ペルオキシカルボン酸材料の製 造は、モノカルボン酸を酸化して直接過酸材料を作り、次に本発明の水性濃縮構 成物中に溶解させるのが一般的である。さらに、脂肪ペルオキシ酸を濃縮物に混 合させる前に、あるいは濃縮物を調製した後に、酸化されていない酸と過酸化水 素とを化合させ、その場で酸を生成させて本材料を製造することもできる。 通常、ペルオキシカルボン酸を本発明に従って処方するときは、酢酸などのモ ノカルボン酸を過酸化水素などの酸化剤と化合させる。この化合の結果、過酢酸 のようなペルオキシカルボン酸と水とが生じる反応が起こる。この反応は以下の 式による平衡に従う。 H22+CH3COOH======CH3COOOH+H2O ここでKeqは2.0である。 この平衡において重量なことは、過酸化水素、カルボン酸、ペルオキシカルボ ン酸が同じ構成物中に同時に存在するということである。この配合物によって衛 生処理は向上し、同時に他のすすぎ剤や添加剤、あるいは構成物による有害な腐 食作用や変色作用が抑えられる。 平衡混合物の第1成分は、1種類以上のカルボン酸を含む。通常、カルボン酸 は式R−COOHを有し、Rは、脂肪族基、脂環式を有する基、芳香族基、複素 環式を有する基を含む異なる基をどれでも表すことができる。以上の基の全てに ついて、置換体であっても置換体でなくてもよいのはもちろん、飽和物質であっ ても不飽和物質であってもよい。カルボン酸も、1つの、あるいは2つの、ある いは3つの、あるいはそれ以上のカルボキシル基を有して生じる。 カルボン酸は、ペルオキシカルボン酸に対して前駆的な反応体を提供し、水 性構成物を酸性化して、カルボキシル基の水素原子が活性化するときに構成物中 に存在する。さらに、本発明で使用されるカルボン酸成分は、ペルオキシカルボ ン酸の平衡濃度を安定させて維持する酸性pHにおいて、構成物を維持する。 特に例を挙げると、ペルオキシカルボン酸材料を作るために、あるいは過酸化 水素と化合してペルオキシ酸材料を形成するために使用される適切なC1〜C6カ ルボン酸は、メタノイック(methanoic)、酢酸、プロピオン酸、酪酸、ペンタ ノイック(pentanoic)、ヘキサン酸(hexanoic acid)、及びこれらの物質を選 択的に組み合わせた混合物といった飽和脂肪酸を含む。さらに、本発明中で使用 できるカルボン酸及びペルオキシカルボン酸は、C1-6カルボン酸及びペルオキ シカルボン酸と、酸−エステル、酸塩、及び汚染物質として含まれる短鎖及び長 鎖の酸類を含むこれらの物質の誘導体とを含む。 以上の酸は、天然源あるいは合成源のどちらからでも得られる。天然原料には 動物性及び植物性油脂があり、これらは水素で完全に処理することが必要である 。合成による酸は、石蝋の酸化によって製造される。本発明の構成物に使用され る好ましいカルボン酸の1つは、酢酸、あるいは別のC1-6カルボン酸と混合し た酢酸を含む。好ましいカルボン酸は、材料の衛生処理効果を増大させるために ペルオキシカルボン酸を生じる酢酸である。 本発明で使用される構成物は酸化剤も含む。どの酸化剤もペルオキシカルボン 酸形成の前駆体として使用することができる。一般に、本発明の抗微生物性構成 物は過酸化水素を含む。過酸化水素をカルボン酸及びペルオキシカルボン酸と配 合すると、有機沈殿物が多く存在する場合でさえも、微生物に対する抗微生物活 性が驚くほどのレベルで提供される。 過酸化水素を添加する利点は、使用中や分解中でも食品と接触する表面上でこ れらの構成物を受容できることである。例えば、過酢酸と過酸化水素を配合する と、分解されて酢酸、水、酸素が生じる。以上の構成成分は全てにおいて食品と 適合性がある。 過酸化水素(H22)は、分子量が34.014で、弱酸であり、透き通った 無色の液体である。4つの元素がH−O−O−Hという構造で共有結合している 。一般に、過酸化水素の融点は−0.41℃、沸点が150.2℃、密度が25℃ で 1.4425グラム/cm3、粘度が20℃で0.01245gm/cm−sec (1.245センチボイズ)である。 通常、本発明の工程で使用される構成物内の過酸化水素の濃度は、使用する前 の濃縮物中において、1重量%から50重量%、好ましくは3重量%から40重 量%、最も好ましいのは10重量%から30重量%の範囲にある。過酸化水素を この濃度にすると最適の抗微生物効果を提供できるので、これが最も好ましい濃 度である。 全体として、酸化剤の濃度を変えると、本発明で使用されるペルオキシカルボ ン酸の平衡混合物に影響を与えるだろう。 本発明で使用される抗微生物構成物の別の主要な成分は、酸化カルボン酸であ る。この酸化カルボン酸つまりペルオキシカルボン酸を平衡反応混合物中で過酸 化水素及びモノカルボン酸と配合すると、より高い抗微生物効果が得られる。ペ ルカルボン酸は、一般的に式R(CO3H)Nを有し、Rはアルキル基、アリー ルアルキル基、シクロアルキル基、芳香族基、あるいは複素環式をもつ基であり 、Nは1以上である。 ペルオキシカルボン酸は、それほど安定ではないが、分子量が増加すると、一 般的にその安定性も増大する。これらの酸の熱分解は、フリーラジカルな方法及 びラジカルでない方法によって、あるいは光分解やラジカル誘発の分解によって 、あるいは金属イオンや複合体の作用によって、通常進行する。カルボン酸を用 いて30〜98重量%の過酸化水素を、直接酸で触媒する平衡作用によって、あ るいはアルデヒドの自動酸化によって、あるいは酸塩化物から、あるいは過酸化 水素や過酸化ナトリウムを用いてカルボキシル無水物からペルカルボン酸を製造 することができる。 本発明に利用するペルオキシカルボン酸は、ペルメタノイック(permethanoic) 過酢酸、過プロパン酸(perpropanoic acid)、過酪酸、過ペンタン酸(perpentanoic acid)、過ヘキサン酸(perhexanoic acid)及びこれらの物質を選択的に組み合 わせた混合物といったC1-6ペルオキシカルボン酸を含む。これらのペルカルボ ン酸は、水流中において良好な安定性と共に、良好な効微生物作用を提供するこ とが見出されている。 より好ましい形態では、本発明の工程では過酢酸を使用する。過酢酸は、以下 の式を有するペルオキシカルボン酸である。 CH3COOOH 一般に、過酢酸は刺激臭を有する液体で、水やアルコール、エーテル、硫酸に 豊富に溶ける。過酢酸は、先行技術をもつ当業者に知られているどの手段を利用 しても製造することができる。先行技術には酢酸コバルトの存在を条件としてア セトアルデヒドと酸素から製造する方法が含まれている。無水酢酸と過酸化水素 と硫酸とを配合すると、過酢酸50%溶液が得られる。過酢酸を調製する他の方 法には、米国特許第2,833,813 号に開示されている方法が含まれ、これは本明細 書中で参照として取り入れている。 材料の衛生処理効果を高めるために、本発明で使用されるより好ましい過酢酸 材料を使用することができる。混合酸を使用する場合、過酢酸を混合する割合は 、他のペルオキシカルボン酸の各部に対して1から50部の過酢酸という比率範 囲である。好ましくは、他のペルオキシカルボン酸に対して、比率8部で過酢酸 を使用する。 上述の消毒剤材料によって、本発明のすすぎ促進消毒剤は非常に多様な微生物 に対して抗菌性活性を有することができる。微生物は、例えば、グラム陽性微生 物(例えば黄色ブドウ球菌)、グラム陰性微生物(例えば大腸菌)、酵母、かび 、バクテリア胞子、ウィルスなどがある。 本発明で使用される構成物は担体も含む。この担体の機能は、酸化剤、ペルカ ルボン酸、及びカルボン酸の平衡混合物を進展させる媒体を提供するのと同様に 、成分を溶解し、ペルカルボン酸製品を溶解する反応媒体を提供することである 。またこの担体は、本発明の抗微生物性構成物を目的の基質まで移動させて湿潤 させる機能も有する。 この目的のため、担体は、以上の機能を促進する全ての水性あるいは有機性の 成分から1種類以上を含む。通常担体は、優れた可溶化剤であって反応及び平衡 媒体でもある水を含む。水はまた、ウェア製品を洗浄する環境にすぐになじむ。 また担体は、上述した機能を促進する様々な有機化合物をどれでも別の成分とし て含むことができる。 利用できる有機物質は、エタノール、イソプロパノール、及びn−プロパノー ルのような単純なアルキルアルコールを含む。ポリオール(polyols)も、本発 明に従う担体に利用することができる。このポリオールは、プロピレングリコー ル、ポリエチレングリコール、グリセロール、及びソルビトールが含まれる。以 上の化合物のうちどれを使用してもよく、単独物質として、あるいは他の有機成 分や無機成分と配合して、あるいは水と配合して、あるいは以上の物質を選択的 に組み合わせた混合物として使用することができる。 通常、担体は本発明の混合物の大部分を包含し、本質的には構成物のバランス をとるものであって、活性のある抗微生物性構成物及び補佐剤とは別のものであ る。ここで再び、担体濃度と担体のタイプは、他の要因の中でも特に構成物全体 の性質、貯蔵環境、抗微生物剤の濃度を含めた使用方法に依存するだろう。特に 、担体濃度は、本発明の構成物の抗微生物活性の効果を阻害しないものを選択し 、使用する必要がある。 B.補佐剤 酸化されるような条件において安定であって、安定性や金属イオン封鎖、シー ティング、すすぎなどの有益な特性を加えるような補佐剤をどれでも、本発明で 使用される構成物に任意に含ませることもできる。これらの補佐剤を本発明のす すぎ促進剤と共に事前に調整したり、本発明のすすぎ促進剤の添加と同時にある いはその後で系に加えることもできる。 安定剤 本発明で使用される構成物は、多価金属錯体を作る薬剤すなわちキレート剤を 含むこともできる。この薬剤は、硬度を示す成分や水道水による有害な影響を減 少させるのに役立つ。水道水中に存在するカルシウムやマグネシウム、鉄、マン ガンのイオンによる典型的な悪影響によって、洗浄構成物あるいはすすぎ構成物 の作用が妨げられたり、活性ペルオキシジェン衛生処理剤材料が分解する傾向を 示す可能性もある。キレート剤すなわち金属イオン封鎖剤は効果的に錯体を作り 、活性成分との不適当な相互作用をしないようにこれらのイオンを取り除き、こ れによってすすぎ促進の効果を上げることができる。 キレート剤は有機物でも無機物でも使用することができる。無機キレート剤は 、トリポリリン酸ナトリウムを含み、その他に、リン酸の数がより多い直鎖状及 び環状のポリリン酸塩類といった化合物を含む。有機キレート剤は重合体のキレ ート剤も低分子キレート剤も含む。低分子の有機キレート剤は、エチレンジアミ ン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、ニトリロ三酢酸、エチレンジアミンプ ロピオン酸塩、トリエチレンテトラアミンヘキサアセタート(triethylene tetr aamine hexacetates)、及び以上の物質の各々についてのアルカリ金属塩やアン モニウム塩、置換アンモニウム塩といった塩類を含む。重合体のキレート剤は、 通常、ポリアクリル酸化合物のようなポリ陰イオン構成物を含む。アミノリン酸 塩(ホスフェート)及びホスホネートを本発明の構成物にキレート剤として使用 することも適切である。これらの物質は、エチレンジアミン(テトラメチレンホ スホネート)(ethylene diamine(tetrametylene phosphonates))、ニトリロト リスメチレンホスフェート、ジエチレントリアミン(ペンタメチレンホスホネー ト)(diethylenetriamine(pentamethylene phosphonates))を含む。以上のア ミノホスホネートは、通常8未満の炭素原子を有するアルキル基あるいはアルカ リ性の基を含む。 本発明で使用される好ましいキレート剤は、改良された食品添加キレート剤を 含み、エチレンジアミン四酢酸の二ナトリウム塩や、商標DEQUEST材料として販 売されてよく知られているホスホネートなどがある。例えば1−ヒドロキシエチ リデン−1、1−ジホスホン酸(diphosphonic acid)などがある。ホスホン酸 は、2〜4のカルボン酸部分と1〜3のホスホン酸基を有する物質のような低分 子量のホスホノポリカルボン酸(phosphonopolycarboxylic acid)を含むことも できる。以上の酸は、1−ホスホノ−1−メチルこはく酸、ホスホノこはく酸、 2−ホスホノブタン−1、2、4−トリカルボン酸を含む。その他の有機ホスホ ン酸は、モンサント インダストリアル ケミカル カンパニー、セント.ルイ ス、ミズーリ州から入手できる58〜62%水溶液の商標DEQUEST 2010のような 物質や、モンサントから商標DEQUEST 2000、50%水溶液として入手できるアミ ノ[トリ(メチレンホスホン酸)](N[CH2PO323)、モンサントから商 標DEQUEST 2041、90%固体酸生成品として入手できるエチレンジアミン[テト ラ(メチレンホスホン酸)]、モーベイケミカルコーポレーション、インオーガ ニック ケミカルズ ディヴィジョン、ピッツバーグ、ペンシルバニア州からベ イヒビット(Bayhibit)AM、45〜50%水溶液として入手できる2−ホスホ ノブタン−1、2、4−トリカルボン酸などを含む。 上述のホスホン酸を水溶性の酸塩という形態で使用することも可能で、特にナ トリウムやカリウムといったアルカリ金属塩、アンモニウム塩、アルキロールア ミン塩を使用することもできる。ここでアルキロールアミンは2から3の炭素原 子を有し、モノ−、ジ−、トリ−エタノールアミン塩などがある。もし要望があ るのなら、各ホスホン酸あるいはこれらの酸塩の混合物を使用することもできる 。 すすぎ剤 本発明で使用される構成物に添加あるいは使用できる成分には、シーティング を促すために使用される界面活性剤系のようなすすぎ剤がある。通常、どの界面 活性剤もこの成分の目的と調和させて使用される。例えば、界面活性剤のすすぎ 剤は、非イオン、陰イオン、陽イオン、両性界面活性剤を含む。 これらの界面活性剤のすすぎ促進剤は、処方された本発明で使用される衛生処 理、着色除去濃縮物中に存在することが可能である。あるいは、ウェア製品に使 用する間にこれらのすすぎ剤を導入することもできる。このような実例では、自 動と手動のどちらにも関わらず、使用する前にすすぎ剤を本発明の濃縮物と配合 することができる。あるいは、使用中に別々の物質として同時に分配することも できる。 本発明に使用する陰イオン界面活性剤は、アルキルカルボン酸塩、直鎖アルキ ルベンゼンスルホン酸塩、パラフィンスルホン酸塩、第二n−アルカンスルホン 酸塩、スルホこはく酸エステル、硫酸で処理した直鎖アルコールを含む。 本発明に使用する両性イオンの界面活性剤つまり両性界面活性剤は、β−N− アルキルアミノプロピオン酸、n−アルキル−β−イミノジプロピオン酸、イミ ダゾリンカルボン酸塩、n−アルキルベタイン、アミンオキシド、スルホベタイ ン(sulfobetaines)、サルタイン(sultaines)を含む。 通常、これらの界面活性剤は手作業で使用するのが好ましいことが見出されて いる。界面活性剤の選択は、個々のあるいは配合した界面活性剤が本発明の構成 物にもたらす泡立ちに関する性質に依存する。 本発明の状況で使用する非イオン界面活性剤は、通常、ポリエーテル(ポリア ルキレンオキシドや、ポリオキシアルキレン、ポリアルキレングリコール)化合 物である。特にこのポリエーテル化合物は、通常、ポリオキシプロピレンやポリ オキシエチレングリコール化合物をいう。本発明の状況で使用する典型的な界面 活性剤は、合成有機ポリオキシプロピレン(PO)−ポリオキシエチレン(EO )ブロック共重合体である。以上の界面活性剤は、EOブロックとPOブロック を含むジブロックポリマー、センターブロックがポリオキシプロピレンユニット (PO)であるもの、ポリオキシプロピレンユニット上にグラフト重合させたポリ オキシエチレンブロックを有するもの、あるいはEOのセンターブロックにPO ブロックを接触させたものを含む。さらに、この界面活性剤は分子内にポリオキ シエチレンあるいはポリオキシプロピレンのブロックを複数含むこともできる。 使用する界面活性剤の平均分子量は、1000から40,000の範囲にあり、 エチレンオキシドが含まれる重量パーセントは10〜80重量%の範囲である。 また、EO、PO、BOブロックを有するアルコールアルコキシラートを含む 界面活性剤を本発明の状況下で使用できる。直鎖第一脂肪族アルコールアルコキ シラートは、特にシーティング剤として使用することができる。このようなアル コキシラートの入手先は、BASFワイアンドットを含めて何カ所かあり、BA SFワイアンドットでは、「プルラファック(Plurafac)」界面活性剤として知 られている。使用できることが明らかな特定のアルコールアルコキシラートの種 類は、一般式R−(EO)m−(PO)nを有し、mは2〜10の整数で、nは2 〜20の整数である。Rは、6〜20の炭素原子を有する直鎖アルキル基といっ た適切な基であるならどれでもよい。 その他に本発明で使用できる非イオン界面活性剤はキャップされた(capped) 脂肪族アルコールアルコキシラートを含む。これらのエンドキャップ(end caps )は、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ベンジル、塩素を含むが、以上の物 質に限定されるものではない。好ましくは、以上の界面活性剤は、400から1 0,000の分子量を有する。キャップをすることによって、単一の構成物を調 製するときに、非イオン界面活性剤と、酸化剤である過酸化水素とペルカルボン 酸と の間の相溶性が向上する。特に好ましい非イオン界面活性剤はBASFワイアン ドット社のプルラファックLF131で、構造は C12-7(EO)7(BO)1.7R であり、RはC1-6アルキル部であり、好ましくは60%がメチルキャップをし た構造で、RはCH3を含む。他に使用できる非イオン界面活性剤は、アルキル ポリグリコシドがある。 本発明に使用できる別の非イオン界面活性剤は、脂肪酸アルコキシラートを含 み、この界面活性剤はエステル基を有する脂肪酸部分を含み、EOブロック、P Oブロック、あるいは混合ブロックすなわちヘテリックグループ(heteric group )を含む。このような界面活性剤の分子量は400から10,000の範囲にわた り、好ましい界面活性剤は含有量が30〜50重量%のEOを含み、このときの 脂肪酸部分は8から18の炭素原子を含む。 同様に、アルキルフェノールアルコキシラートも、本発明のすすぎ剤の製造に 使用されることが見出された。このような界面活性剤は、4から18の炭素原子 をもつアルキル基を有するアルキルフェノール部から作られ、エチレンオキシド ブロック、プロピレンオキシドブロック、あるいは混合エチレンオキシド、プロ ピレンオキシドブロック(a mixed ethylene oxide,propylene oxide block) すなわちヘテリックポリマー部を含む。好ましくはこのような界面活性剤が、分 子量400から10,000を有し、5から20ユニットのエチレンオキシドや プロピレンオキシド、あるいはこれらの物質の混合物を含む。 可溶化剤 本発明で使用される構成物はヒドロトロープ性(hydrotrope)のカップラーあ るいは可溶化剤を含むこともできる。このような材料を使用すれば、確実に本構 成物を安定した相にすることができ、高活性を有する水性の単一形態にすること ができる。以上のようなヒドロトロープ性の可溶化剤あるいはカップラーは相の 安定を維持する構成物中で使用することができるが、望ましくない構成物の相互 作用を生じることはない。 ヒドロトロープ性可溶化剤あるいは結合剤(coupling agents)の代表的な種 類は、陰イオン界面活性剤を含み、アルキル硫酸塩、アルキルあるいはアルカン ス ルホン酸塩、直鎖アルキルベンゼンあるいはナフタレンスルホン酸塩、第2アル カンスルホン酸塩、アルキルエーテル硫酸塩あるいはスルホン酸塩、アルキルリ ン酸塩あるいはホスホネート、ジアルキルスルホこはく酸エステル、糖エステル (例えば、ソルビタンエステル)、及びC8-10アルキルグルコシドなどがある。 本発明のすすぎ剤に使用される好ましい結合剤は、n−オクタンスルホン酸塩 、及びアルキルベンゼンスルホン酸塩(例えば、キシレンスルホン酸ナトリウム 、あるいはナフタレンスルホン酸塩)のような芳香族スルホン酸塩を含む。ヒド ロトロープ性可溶化剤には、それ自身、ある程度の抗微生物活性を低pHで示す ものが多くある。このような作用は本発明の効果を増すことになるが、適切な可 溶化剤を選択する場合に用いる第1の基準にはならない。陽子を付加した中性状 態で過酸材料が存在すると有益な殺傷性あるいは衛生処理活性が得られるので、 独自に抗微生物活性を有する結合剤を選択する必要はなく、実質上不溶の過酸(p eracid)材料の存在下で単一相の構成物が効果的に安定する状態を提供できて、 本発明の構成物をより溶解できる能力を基に、結合剤を選択する必要がある。 C.処方 本発明で使用される構成物の処方は、他の補佐的な構成物を含むすすぎ剤材料 を、消毒剤構成物を形成する材料や、カルボン酸あるいは酸混合物、過酸化水素 、任意ではあるがヒドロトロープ性可溶化剤に配合して行う。 前もってペルオキシ酸を作ってから本構成物を処方することもできる。本発明 の好ましい構成物の製造は、カルボン酸あるいはこれらの物質の混合物を、任意 のヒドロトロープ性可溶化剤あるいはカップラーと混合し、過酸化水素とこの混 合物を反応させ、次に、得られた材料にバランスをとる物質を加えることによっ て行われ、すすぎ及び衛生処理作用が提供される。 製造された安定な平衡混合物は、過酸化水素を伴ってカルボン酸あるいは混合 物を含み、この混合物を1〜7日間、15℃以上で放置することができる。以上 の準備方法で処方すると、ある量の過酸化水素、未酸化の酸、酸化された物質す なわち過酸、及び、変質していない典型的なカップラー、可溶化剤、あるいは安 定剤を含む平衡混合物が形成される。 D.濃縮使用構成物 本発明は、消毒剤として使用する前に希釈されて使用溶液になる濃縮構成物を 目的とする。第1に経済的理由から、濃縮構成物が一般に販売されていて、最終 的な利用者がこの濃縮物を水あるいは水性の希釈剤で希釈して使用溶液とするの が好ましい。 本発明に従って処方される消毒剤の濃縮物の通常の成分濃度を以下の表に示す 。 濃縮構成物の活性成分のレベルは、意図する希釈要因、所望する界面活性剤及 びペルオキシ脂肪酸化合物の活性、及び所望する使用溶液の酸性度に依存する。 通常、濃縮物中の全過酸濃度が2から20重量%であるものを使用して、4.4 〜60リットル(1〜15ガロン)の水に対して30ml(1液量オンス)の濃 縮物を希釈したもの、すなわち、125体積部の水に対して1部の濃縮物を希釈 したものから、2000体積部の水に対して1部の濃縮物を希釈したものまで得 ることができる。この割合の場合、先に示した表の好ましい項目で示された構成 物では、すすぎをする際に、600ppmから4000ppmの割合で使用する ことができる。使用温度を上げたり(20℃より高く)、さらす時間を延長して (30秒よりも長く)使用できる場合は、希釈率を高くすることも可能である。 典型的な利用場所では、かなりの割合の水で本濃縮物を希釈して着色除去と衛生 処理に利用し、通常は入手しやすい水道から出たままの水つまり水道水を用い、 35.2リットル(8ガロン)の水それぞれに対して15〜300ml(0.5か ら10オンス)の濃縮物という希釈比率で材料を混合して用いる。 平衡状態では抗微生物性衛生処理の使用水溶液は、少なくとも100万分の1 、 好ましくは10から400ppm、より好ましくは100万分の10から100 万分の200のペルオキシ脂肪酸材料と、20ppmから650ppm、好まし くは20ppmから400ppmのカルボン酸と、少なくとも100万分の20 、通常は100万分の300に至るまで、好ましくは100万分の15から10 0万分の200、最も好ましくは100万分の40から100万分の160のシ ーティング剤あるいはすすぎ剤と、100万分の100から100万分の120 0、好ましくは100万分の20から100万分の500の過酸化水素を含む。 さらに、使用水溶液は、少なくとも1ppm、好ましくは2から20ppmのヒ ドロトロープ性可溶化剤を含み、使用溶液中でのpHは2から9の範囲、好まし くは3から8の範囲にある。 使用するときに、本発明の構成物を界面活性剤のすすぎ促進剤と配合すること ができる。界面活性剤のすすぎ促進剤は以下の濃度(重量%)で所望する環境下 で用いられる。 E.使用方法 上述したように、本発明の構成物は、通常入手できるウェア製品の洗浄機はも ちろん、手作業による洗浄工程でも利用される。 本発明の衛生処理及び着色除去濃縮物は、先行技術の中で当業者によって知ら れている手作業のどの工程においても利用可能である。以上の工程の一例として 、ウェア製品の洗浄、すすぎ、衛生処理の3つからなるタブ(tub)洗浄工程が ある。これらの工程は、一般に20℃から35℃の間で実施される。 ウェア製品の洗浄機の形状及び構造は、高温用から低温用まで多様であり、製 造業者によっても異なる一方で、全ての機械では、すすぎ工程において通常温度 を固定し、また通常時間を固定して水性すすぎ構成物を皿類に噴霧するという点 で、共通した操作上のパラメーターを共有する。以上のような機械では、すすぎ 剤を適切な割合の水で希釈し、水性のすすぎ液を集水孔(sump)あるいは他の容 器に入れ、集水孔からその水性のすすぎ液を汲んで噴霧することによって、水性 すすぎ構成物を提供する。水性のすすぎ液とウェア製品とが最善の状態で接触で きるようにウェア製品洗浄機に取り付けられた回転バー(rotating bars)のノ ズルや固定噴霧ノズルを通して、以上の水性すすぎ液を噴霧することがよくある 。 噴霧パターンを改善した形態のノズルを製造して、全適用範囲に対して噴霧で きるようにすることもよくある。全範囲に対して完全な適用が行えるように機械 内でスプレーアームを固定したり、あるいは往復運動や回転させることもできる 。低温度用機械内において、本発明の濃縮物を水で希釈したものを1分間あたり 88〜440リットル(20から100)、好ましくは176〜352リットル( 40から80ガロン)の割合でポンプにより汲み出すことができ、通常、48か ら60℃(120から140°F)の間の温度で皿類に接触させる。高温用機械 では、65〜88℃(150から190°F)の温度範囲で水性すすぎ液をラッ クの皿類に対して4.4〜11リットル(1.0〜2.5ガロン)の割合で噴霧す る。すすぎサイクルの時間を7秒から30秒にまで、好ましくは10秒から20 秒の範囲に広げて、すすぎ工程中で皿類のすすぎと衛生処理の両方を完全に行う ことができる。本発明中の記載及び方法で使用されている「衛生処理」という言 葉は、すすぎ液に浸けて30秒後に望ましくない微生物の個体数が次数5以上の 量で減少(99.999%減少)することを示す。つまり、テストをした場所に 存在した微生物の99.999%が、本発明の構成物の使用により排除されたこ とになる。以上の測定方法は、消毒作用をもつ物質の殺菌作用及び洗浄衛生処理 作用(Germicidal and Detergent Sanitizing Action of Disinfectants)、公 認分析化学者協会の公認分析方法(Official Methods of Analysis of the Asso ciation of Official Analytical Chemists)、パラグラフ960.09、及び該 当するサブパラグラフ、第15版、によって行った。 実施例 以下の例は、本発明の例証を目的とし、本発明の範囲を狭くするために解釈さ れるべきものではない。先行技術をもつ当業者は、本発明を実施する他の方法が これらの例によって多く示唆されるものであることを容易に理解するであろう。 実施例1 すすぎ剤構成物の調製は以下の通りに行った。10重量%のLF428(ベン ジルキャップド直鎖アルコールエトキシラート)、10重量%のD097(末端 がPOのEO/POブロック共重合体)、9.5モルのエチレンオキシドを有す る1重量%のノニルフェノールエトキシラート、0.1重量%のエチレンジアミ ン四酢酸ナトリウム塩、0.08重量%の37重量%活性ホルムアルデヒド水溶 液、14重量%のキシレンスルホン酸ナトリウム(40重量%活性水溶液)、及 び0.015重量%の緑色の染料を含む水性すすぎ促進剤を含むすすぎ剤構成物 を0.79グラムと、次に挙げる物質群から選択した材料とを配合した。その物 質群とは、6.23グラムの次亜塩素酸ナトリウム(9.8重量%NaCl活性水 )(例1A)、13.4グラムの過酢酸調合剤(例1B)、あるいは6.7グラム の過酢酸調合剤(例1C)である。この過酢酸調合剤は、28.3重量%の過酸 化水素、8重量%の酢酸、5.8%の過酢酸、ヒドロキシエチリデンジホスホン酸 を含む0.9重量%のホスホネート安定剤、及びバランスをとるための水を含む 。 以上3つの材料を機械によるウェア製品洗浄実験において使用した。この実験 では、飲むためのグラスを洗浄して、すすぎを行った。7.37グラムの商業用 皿洗い洗浄剤を洗浄サイクルに導入した洗浄サイクルを使用した。実験を実施す るときに、合計125ppmの分散性固形物(dissolved solids)を有する水道 水、及び合計255ppmの分散性固形物を含む十分に軟性のある水を利用した 。各実験では、各サイクル間に10分間の乾燥時間を設け、20サイクル機械に かけて評価を行った。フィルム状のしみの形成が、実験でのグラスの外観を表す 信頼できる指標になると解されているが、グラスについての評価は20サイクル の後にフィルム状のしみ及びスポット状のしみについて行った。フィルム形成の ひどいグラスでは、フィルムがひどく現れているためにスポットの出現が妨げら れ、そのためスポット状のものははっきりとは示されなかった。以上の実験のデ ィッシュマシーンは7.5リットル(1.7ガロン)の集水孔(sump)を有する。 洗浄水の各バッチに2.14グラムのピューレ状にしたビーフシチューの汚れ、 及び1. 07グラムの「ホットポイント(hot point)」の汚れを加えた。各サイクル毎 に、一連のテストグラスを(20サイクルの実験中に)牛乳全体に付け、37℃ (100°F)で10分間乾燥させた。別の一連のグラスの場合では牛乳に浸け ずに、サイクル毎に空気乾燥させる。以上の牛乳で汚れたグラスは、レストラン の条件下で被る汚れの付着と乾燥を再現したものである。水温を54〜60℃( 130〜140°F)で維持した。3人の異なる採点者により各グラスの等級付 けを行った。フィルム形成の等級付けは暗い部屋の暗箱で行われ、結果は3つの フィルムグレード基準の合意した値である。基準を次に示す:フィルムなし=1 .0;フィルムがかすかに見られる=2.0;通常の明るさを条件としたとき軽度 のフィルムが見られる=3.0;中位のフィルム=4.0;重度のフィルム=5. 0。 表1で示されたデータの実験では、すすぎ剤に塩素漂白を用いると、フィルム は通常のガラス製品に実質上形成される結果になることが示された。泡立ちの少 ないすすぎ剤に配合した過酢酸と過酸化水素の消毒剤を使用した場合、次亜塩素 酸塩を基剤としたすすぎ消毒剤系と比較すると、フィルム形成に関してはほぼ改 善が見られる。 実施例2 本発明の抗微生物性に関してさらに分析を行った。この分析は、殺菌性及び洗 浄性消毒剤の実験(Germicidal and Detergent Sanitizer Test)(公認決定手 段(Official Final Action)、A.O.A.C.分析方法第15版、1990 年、960.09A−J)を利用した。テスト系の調製は、各テスト系の24時 間寒天斜面培養地に無菌状態で5mlのリン酸塩緩衝液を加えた。培養を洗い落 とし、すすいでリン酸緩衝液に戻した。次にその懸濁液をよく混合し、この懸濁 液2mlを各フレンチ斜面培養地(French slant)においた。表面が完全に覆わ れるようにこの斜面培養地をあちこちに傾けた。過剰になった懸濁液は静かに出 して、斜面培養地を18〜24時間、37℃でインキュベーションした。 インキュベーションの後、3mlのリン酸塩緩衝液と殺菌ガラスビーズを加え て、フレンチ斜面培養地からテスト系を除いた。このときビーズをあちこちに回 転させて培養を取り除いた。この懸濁液をホワットマン No.2フィルター紙 を使ってブーフナー漏斗で濾過し、殺菌テストチューブに集めた。両方のテスト 系の標準化を分光光度計で580nmにおいて行った。標準化は以下の通りであ る。 黄色ブドウ球菌(S. aureus) 初期 %T=0.3 24mlのリン酸塩緩衝液を次に加えた。 最終 %T=1.2 この場合、テスト物質を実験のために調製した。テスト物質は以下の構成であ った。成分 重量% 過酢酸 5.25 過酸化水素 24.15 不活性成分(担体を含む) 70.60 操作としては、調製した100mlのテスト物質を100mlの体積を測定で きるものに分配して、1mlを取り除いた。この99mlを殺菌した250ml のエルレンマイアーフラスコに分配し、120°F(48.89℃)の湯浴に入 れて、10分かけて平衡状態にした。次に、渦を巻かせながら1mlのテスト系 をフラスコに加えた。30秒後、1mlを9mlの中和剤に移した。連続希釈を 利用してサンプルの数を数えた。インキュベーションは37℃で48時間行った 。 1%チオ流酸ナトリウム(ジェイ.ティー.ベイカー ケミカル カンパニー 、フィリップスバーグ、ニュー ジャージー州)、1%ペプトン、(ディフコ、 ラボラトリーズ、デトロイト、ミシガン州)、つまり1gのチオ流酸ナトリウム +1gのペプトン/90ml蒸留水から中和剤を調製した。この物質を調製し、 濃縮チオペプトンとしてオートクレーブにかけた。また、0.025%カタラーゼ (シグマ ケミカル カンパニー、セント.ルイス、ミズーリ州)を加えた。 実験する日に、0.125gのカタラーゼを50mlの水に加えて0.025% カタラーゼを調製した。この溶液を0.45μmフィルターに通してフィルター 殺菌した(filter sterilized)。次に、10mlの0.025%カタラーゼを9 0mlチオペプトンに加え、混合した。25mm×150mmのテストチューブ にこの溶液を9ml分配し、中和剤として利用した。 結果 500ppmの合成硬水(炭酸カルシウムのような)でテスト物質を30ML/ 35.2リットル(1オンス/8ガロン)の濃度、つまり0.098%(1.96 mlの製品を1998.04mlで希釈)で希釈したものは、無生物性の食品接 触表面において、黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)及び大腸菌(Esche richia coli)に対する効果的な消毒剤であることが示され、120°F(48. 89℃)、30秒間さらして99.999%の菌体数の減少が得られた。 実施例3 腐食実験 次亜塩素酸塩溶液と本発明の濃縮構成物のステンレススチールに対する腐食作 用を相対的に測定するために一連の実験を行った。一連の実験では、以上の溶液 を熱いステンレススチールの上にたらして模擬実験を行った。この模擬実験は、 供給ラインが壊れて、熱いウェア製品洗浄機の外側に希釈されていない溶液のし ずくがたれた場合に、徐々にどのようなものが見られるのかを実験するものであ る。2枚の8×8インチのパネルをそれぞれ4つのセクションに分け、37℃( 100°F)のオーブンにおいた。この2枚のパネルのうち1枚は304ステン レススチール、もう1枚は316ステンレススチールからできている。毎日、各 プレートの各セクションに次に挙げる溶液のうち1種類を10滴たらして処理し た。 構成物 比較例3A 6.0%有効塩素の次亜塩素酸塩溶液 比較例3B 4.8%有効塩素の次亜塩素酸塩溶液 比較例3C 2.1%有効塩素の次亜塩素酸塩溶液 実施例3A 5%過酢酸の過酢酸溶液 この方法で2カ月間以上パネルを処理した。この期間中の各週の終わりにパネ ルを水ですすいで、観察した。2週間経つと次亜塩素酸塩(比較例4A−4C) で処理した両方のパネルのセクションに腐食が見られ始めるが、過酢酸溶液(実 施例4A)で処理したセクションには見られなかった。 2カ月過ぎると、次亜塩素酸塩で処理した表面は次第に悪くなっていき、茶色 に変色して、くぼみができた。一方、過酢酸で処理した表面には、わずかに明る くなる以外は何の変化も見られなかった。 実施例4 ホバート(Hobart)ET−40 ダブル ラック ディッシュ マシーンと、 48〜60℃(120°〜140°F)の温度範囲の軟水を使用して、衛生処理 剤の着色除去能力の例を明らかにした。過酸の消毒剤は例1Bで特定したものと 同じものにした。すすぎサイクルにつきこの濃縮物を23mlにした。 実験の最初に、コーヒーカップとティーカップにひどいしみをつけた。実験は 1週間行った。この間、コーヒーカップとティーカップを通常の方法で使用し、 洗浄した。1週間の実験の後、コーヒーカップとティーカップを調べ、着色が除 去されたのを見出した。 上述した明細書、例、及びデータは、本発明の構成物の製造と使用に関する完 全な記載を提供する。 請求の範囲 1.テーブルウェア製品の衛生処理と着色除去の方法であって、前記方法は、衛 生処理を施すのに効果的な量の衛生処理濃縮構成物をテーブルウェアに対して使 用する工程を含み、前記濃縮構成物は、C1-6ペルオキシカルボン酸と、C1-6カ ルボン酸と、過酸化水素と、バランスをとる担体とを含むことを特徴とするテー ブルウェア製品の衛生処理と着色除去の方法。 2.前記構成物は、自動洗浄機で使用されることを特徴とする請求項1に記載の テーブルウェア製品の衛生処理と着色除去の方法。 3.前記洗浄機は、48〜60℃(120°Fから140°F)の温度範囲で前 記濃縮構成物を使用することを特徴とする請求項2に記載のテーブルウェア製品 の衛生処理と着色除去の方法。 4.前記洗浄機は、82〜91℃(180°Fから195°F)の温度で前記濃 縮構成物を使用することを特徴とする請求項2に記載のテーブルウェア製品の衛 生処理と着色除去の方法。 5.前記テーブルウェアはすすぎの前に洗浄されることを特徴とする請求項3あ るいは4に記載のテーブルウェア製品の衛生処理と着色除去の方法。 6.前記衛生処理、着色除去濃縮物は、手作業において使用されることを特徴と する請求項1に記載のテーブルウェア製品の衛生処理と着色除去の方法。 7.前記手作業は、20℃から35℃の温度範囲で前記衛生処理、着色除去濃縮 物を使用することを特徴とする請求項6に記載のテーブルウェア製品の衛生処理 と着色除去の方法。 8.前記ペルオキシカルボン酸は過酢酸を含み、前記カルボン酸は酢酸を含むこ とを特徴とする請求項1に記載のテーブルウェア製品の衛生処理と着色除去の方 法。 9.前記濃縮構成物は、界面活性剤のすすぎ促進剤と配合してテーブルウェアに 使用されることを特徴とする請求項1に記載のテーブルウェア製品の衛生処理と 着色除去の方法。 10.前記衛生処理、着色除去濃縮物及び前記すすぎ促進剤は、使用前に混合さ れることを特徴とする請求項9に記載のテーブルウェア製品の衛生処理と着色除 去の方法。 11.前記衛生処理、着色除去濃縮物及び前記すすぎ促進剤は、使用する時、同 時に別々の単独物質として使用されることを特徴とする請求項9に記載のテーブ ルウェア製品の衛生処理と着色除去の方法。 12.前記界面活性剤は、非イオン界面活性剤、陰イオン界面活性剤、両性界面 活性剤、及び以上の物質を選択的に組み合わせた混合物からなるグループから選 択されることを特徴とする請求項9に記載のテーブルウェア製品の衛生処理と着 色除去の方法。 13.前記ペルオキシカルボン酸は、過酸化水素と、少なくとも1種類の別のC1-6 ペルオキシカルボン酸とを含むことを特徴とする請求項1に記載のテーブル ウェア製品の衛生処理と着色除去の方法。 14.前記過酢酸と前記別のC1-6ペルオキシカルボン酸は、50部対1部から 8部対1部の範囲の比率でそれぞれ存在することを特徴とする請求項13に記載 のテーブルウェア製品の衛生処理と着色除去の方法。 15.前記担体は水を含むことを特徴とすろ請求項1に記載のテーブルウェア製 品の衛生処理と着色除去の方法。 16.前記衛生処理濃縮構成物は、500ppmから4000ppmの範囲の濃 度で、自動ウェア製品洗浄機で使用されることを特徴とする請求項1に記載のテ ーブルウェア製品の衛生処理と着色除去の方法。 17.請求項1に記載の方法は、0.5から25重量%の過酢酸と、2から70 重量%の酢酸と、1から50重量%の過酸化水素と、バランスをとる担体とを含 む衛生処理と着色除去濃縮構成物を使用する工程を含み、前記濃縮構成物は、使 用する上で500ppmから4000ppmの範囲の濃度に希釈されることを特 徴とする請求項1に記載のテーブルウェア製品の衛生処理と着色除去の方法。 18.前記衛生処理濃縮構成物は、自動洗浄機で使用されることを特徴とする請 求項17に記載のテーブルウェア製品の衛生処理と着色除去の方法。 19.前記自動洗浄機は、48〜60℃(120°Fから140°F)の温度範 囲で作動することを特徴とする請求項18に記載のテーブルウェア製品の衛生処 理と着色除去の方法。 20.前記自動洗浄機は、82〜91℃(180°Fから195°F)で前記濃 縮構成物を使用することを特徴とする請求項14に記載のテーブルウェア製品の 衛生処理と着色除去の方法。 21.前記テーブルウェアはすすぎの前に洗浄されることを特徴とする請求項1 9あるいは20に記載のテーブルウェア製品の衛生処理と着色除去の方法。 22.前記衛生処理、着色除去濃縮物は、手作業において使用されることを特徴 とする請求項17に記載のテーブルウェア製品の衛生処理と着色除去の方法。 23.前記手作業は、20℃から35℃の温度範囲で前記衛生処理、着色除去濃 縮物を使用することを特徴とする請求項22に記載のテーブルウェア製品の衛生 処理と着色除去の方法。 24.前記衛生処理濃縮構成物は、界面活性剤のすすぎ促進剤を含むことを特徴 とする請求項17に記載のテーブルウェア製品の衛生処理と着色除去の方法。 25.前記界面活性剤は、非イオン界面活性剤、陰イオン界面活性剤、両性界面 活性剤、及び以上の物質を選択的に組み合わせた混合物からなるグループから選 択されることを特徴とする請求項24に記載のテーブルウェア製品の衛生処理と 着色除去の方法。 26.前記衛生処理、着色除去濃縮物及び前記すすぎ促進剤は、使用前に混合さ れることを特徴とする請求項24に記載のテーブルウェア製品の衛生処理と着色 除去の方法。 27.前記衛生処理、着色除去濃縮物及び前記すすぎ促進剤は、使用する時、同 時に別々の単独物質として使用されることを特徴とする請求項24に記載のテー ブルウェア製品の衛生処理と着色除去の方法。 28.前記担体は水を含むことを特徴とする請求項17に記載のテーブルウェア 製品の衛生処理と着色除去の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI D06F 39/04 7716−3B D06F 39/04 Z D06L 1/12 7633−3B D06L 1/12 3/00 7633−3B 3/00 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG), AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB ,GE,HU,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG,MN,M W,MX,NL,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TT,UA, UG,UZ,VN (72)発明者 バウム, バートン, エム. アメリカ合衆国 ミネソタ州 55118 メ ンドータ ハイツ ランスフォード レー ン 1742 (72)発明者 オークス, トーマス, アール. アメリカ合衆国 ミネソタ州 55042 レ イク エルモ デモントレヴィレ トレイ ル ノース 7816

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ウェア製品の衛生処理と着色除去の方法であって、前記方法は、衛生処理を 施すのに効果的な量の衛生処理濃縮構成物をウェア製品に対して使用する工程を 含み、前記濃縮構成物は、C1-6ペルオキシカルボン酸と、C1-6カルボン酸と、 過酸化水素と、バランスをとる担体とを含むことを特徴とするウェア製品の衛生 処理と着色除去の方法。 2.前記構成物は、自動洗浄機で使用されることを特徴とする請求項1に記載の ウェア製品の衛生処理と着色除去の方法。 3.前記洗浄機は、約120°Fから140°Fの温度範囲で前記濃縮構成物を 使用することを特徴とする請求項2に記載のウェア製品の衛生処理と着色除去の 方法。 4.前記洗浄機は、約180°Fから195°Fの温度で前記濃縮構成物を使用 することを特徴とする請求項2に記載のウェア製品の衛生処理と着色除去の方法 。 5.前記ウェア製品はすすぎの前に洗浄されることを特徴とする請求項3あるい は4に記載のウェア製品の衛生処理と着色除去の方法。 6.前記衛生処理、着色除去濃縮物は、手作業において使用されることを特徴と する請求項1に記載のウェア製品の衛生処理と着色除去の方法。 7.前記手作業は、約20℃から35℃の温度範囲で前記衛生処理、着色除去濃 縮物を使用することを特徴とする請求項6に記載のウェア製品の衛生処理と着色 除去の方法。 8.前記ペルオキシカルボン酸は過酢酸を含み、前記カルボン酸は酢酸を含むこ とを特徴とする請求項1に記載のウェア製品の衛生処理と着色除去の方法。 9.前記濃縮構成物は、界面活性剤のすすぎ促進剤と配合してウェア製品に使用 されることを特徴とする請求項1に記載のウェア製品の衛生処理と着色除去の方 法。 10.前記衛生処理、着色除去濃縮物及び前記すすぎ促進剤は、使用前に混合さ れることを特徴とする請求項9に記載のウェア製品の衛生処理と着色除去の方法 。 11.前記衛生処理、着色除去濃縮物及び前記すすぎ促進剤は、使用する時、同 時に別々の単独物質として使用されることを特徴とする請求項9に記載のウェア 製品の衛生処理と着色除去の方法。 12.前記界面活性剤は、非イオン界面活性剤、陰イオン界面活性剤、両性界面 活性剤、及び以上の物質を選択的に組み合わせた混合物からなるグループから選 択されることを特徴とする請求項9に記載のウェア製品の衛生処理と着色除去の 方法。 13.前記ペルオキシカルボン酸は、過酸化水素と、少なくとも1種類の別のC1-6 ペルオキシカルボン酸とを含むことを特徴とする請求項1に記載のウェア製 品の衛生処理と着色除去の方法。 14.前記過酢酸と前記別のC1-6ペルオキシカルボン酸は、約50部対1部か ら約8部対1部の範囲の比率でそれぞれ存在することを特徴とする請求項13に 記載のウェア製品の衛生処理と着色除去の方法。 15.前記担体は水を含むことを特徴とする請求項1に記載のウェア製品の衛生 処理と着色除去の方法。 16.前記衛生処理すすぎ構成物は、約500ppmから4000ppmの範囲 の濃度で、自動ウェア製品洗浄機で使用されることを特徴とする請求項1に記載 のウェア製品の衛生処理と着色除去の方法。 17.ウェア製品の衛生処理と着色除去の方法であって、前記方法は、約0.5 から25重量%の過酢酸と、約2から70重量%の酢酸と、約1から50重量% の過酸化水素と、バランスをとる担体とを含む衛生処理と着色除去濃縮構成物を 使用する工程を含み、前記濃縮構成物は、使用する上で約500ppmから40 00ppmの範囲の濃度に希釈されることを特徴とするウェア製品の衛生処理と 着色除去の方法。 18.前記衛生処理すすぎ構成物は、自動洗浄機で使用されることを特徴とする 請求項17に記載のウェア製品の衛生処理と着色除去の方法。 19.前記自動洗浄機は、約120°Fから140°Fの温度範囲で作動するこ とを特徴とする請求項18に記載のウェア製品の衛生処理と着色除去の方法。 20.前記自動洗浄機は、約180°Fから195°Fで前記濃縮構成物を使用 することを特徴とする請求項14に記載のウェア製品の衛生処理と着色除去の方 法。 21.前記ウェア製品はすすぎの前に洗浄されることを特徴とする請求項19あ るいは20に記載のウェア製品の衛生処理と着色除去の方法。 22.前記衛生処理、着色除去濃縮物は、手作業において使用されることを特徴 とする請求項17に記載のウェア製品の衛生処理と着色除去の方法。 23.前記手作業は、約20℃から35℃の温度範囲で前記衛生処理、着色除去 濃縮物を使用することを特徴とする請求項22に記載のウェア製品の衛生処理と 着色除去の方法。 24.前記衛生処理すすぎ構成物は、界面活性剤のすすぎ促進剤を含むことを特 徴とする請求項17に記載のウェア製品の衛生処理と着色除去の方法。 25.前記界面活性剤は、非イオン界面活性剤、陰イオン界面活性剤、両性界面 活性剤、及び以上の物質を選択的に組み合わせた混合物からなるグループから選 択されることを特徴とする請求項24に記載のウェア製品の衛生処理と着色除去 の方法。 26.前記衛生処理、着色除去濃縮物及び前記すすぎ促進剤は、使用前に混合さ れることを特徴とする請求項24に記載のウェア製品の衛生処理と着色除去の方 法。 27.前記衛生処理、着色除去濃縮物及び前記すすぎ促進剤は、使用する時、同 時に別々の単独物質として使用されることを特徴とする請求項24に記載のウェ ア製品の衛生処理と着色除去の方法。 28.前記担体は水を含むことを特徴とする請求項17に記載のウェア製品の衛 生処理と着色除去の方法。
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