JPH09512254A - 尿失禁を処置するためのキノロン誘導体 - Google Patents

尿失禁を処置するためのキノロン誘導体

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JPH09512254A JP7526806A JP52680695A JPH09512254A JP H09512254 A JPH09512254 A JP H09512254A JP 7526806 A JP7526806 A JP 7526806A JP 52680695 A JP52680695 A JP 52680695A JP H09512254 A JPH09512254 A JP H09512254A
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Abstract

(57)【要約】 尿失禁の処置に有用な、カリウムチャンネル開放薬としての(S)−(−)−4−(3−シアノフェニル)−2−トリフルオロメチル−4,6,7,8−テトラヒドロ−5(1H)キノロン、およびその製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】 尿失禁を処置するためのキノロン誘導体 本発明は、哺乳動物、たとえばヒトにおける膀胱不安定性を処置するのに有用 な新規化合物に関するものである。より詳細には本発明は(S)−(−)−4− (3−シアノフェニル)−2−トリフルオロメチル−4,6,7,8−テトラヒ ドロ−5(1H)キノロン(本化合物)、本化合物を哺乳動物(ヒトを含む)に おける膀胱不安定性の処置に使用する用途、本化合物の製造方法、および本化合 物を含有する薬剤組成物に関するものである。 尿失禁を治療するための既存の方法は一般に貧弱であり、本来は他の適応症の ために開発された薬物に依存する。このような薬物の1グループはカルシウムチ ャンネル遮断薬、たとえばニフェジピンからなり、これらは本来は心臓血管薬と して開発され、主としてそれに用いられる。 ニフェジピンはジヒドロピリジンとして知られる構造群の化合物に属する。こ の構造群は広範囲に調べられており、カルシウム遮断活性のための構造上の要件 は現在ではかなりよく確立している。たとえばエメット(John C.Emm ett)が監修し、1990年にパーガモン・プレスが発行した医薬品化学の教 本であるComprehensive Medical Chemistry, Vol.3の14.1章に記載されるように、それらの化合物は所望により4− 位にアリール基、ならびに3−および5−位にエステル基を有する1,4−ジヒ ドロピリジン環をもつ。エステル基を除去するか、またはそれらをアセチル基も しくはシアノ基で置換すると、それに伴って活性が低下する。一般にそれらの化 合物は2−および6−位にメチル基を有する。 グリンシュタイン(Grinshteins)ら、Khim.Geterot sikl.Soedin.(6),1118−20,1967には、3−シアノ −4−フェニル−2,7,7−トリメチル−4,6,7,8−テトラヒドロ−5 (1H)キノロンおよび3−エタノイル−4−フェニル−2,7,7−トリメチ ル−4,6,7,8−テトラヒドロ−5(1H)キノロンが示されている。ビト リンヤ(Vitolinya)ら、Khim.−Farm.Zh.,15(1) ,39−42,1981には、3−位にエステル基またはシアノ基を有する幾つ か の4,6,7,8−テトラヒドロ−5(1H)キノロン類が心臓血管系および腸 平滑筋に及ぼす作用の研究が示されている。3−シアノ−4−フェニル−2,7 ,7−トリメチル−4,6,7,8−テトラヒドロ−5(1H)キノロンは、降 圧性をもち、アセチルコリンおよび塩化バリウムが両方とも、腸平滑筋に及ぼす スパスモーゲン作用を遮断することができると報告されている。 ドイツ特許第2003148号明細書には、特定の4,6,7,8−テトラヒ ドロ−5(1H)キノロン類を含めた一群の1,4−ジヒドロピリジン誘導体が 示されており、これらは3−位にエステル基またはケト基をもち、広域かつ多方 面にわたる薬理作用スペクトルを示すと述べられている。それらの化合物が示す と言われる主な作用には、胃腸管、尿生殖管および呼吸系の平滑筋において顕著 になる強い筋肉鎮けい作用が含まれる。他の主な作用は心臓において(“心臓緩 和(heart−relieving)”作用)、ならびに正常血圧および高血 圧の動物の血圧降下であり、したがってそれらは抗高血圧症薬として使用しうる と述べられている。 膀胱組織は興奮性であり、制御されない、または不安定な膀胱収縮により尿失 禁が起こる可能性があることは知られている。意外にも膀胱平滑筋を弛緩させ、 これにより、制御されない、または不安定な膀胱収縮を阻止または改善しうる化 合物が見出された。したがって本化合物はたとえば尿意促迫性尿失禁に有用であ り、これには膀胱炎、尿道炎、腫瘍、結石、憩室炎、または排出閉塞により生じ る可能性のある排尿不安定性;および卒中発作、痴呆、パーキンソン病、仙骨上 脊髄損傷または仙骨上脊髄疾患により生じる可能性のある排尿管反射亢進が含ま れる。 また意外にも、本化合物はカリウムチャンネル開放薬であることが見出された 。カリウムチャンネル開放化合物はカリウムチャンネルを開く機能をすることに より平滑筋を弛緩させる機能を示しうることが知られている。理論に拘束された くはないが、したがって本化合物は膀胱細胞のカリウムチャンネルを開き、これ により膀胱平滑筋組織を弛緩させることにより機能し、こうして尿失禁の原因と なる制御されない膀胱収縮を阻止または改善すると考えられる。ナース、レスト リックおよびマンディー(Nurse D.A.,Restorick J.M ., Mundy A.R.),British Journal of Urolo gy(1991),68,27−31には、カリウムチャンネル開放薬として周 知のクロマカリムが尿失禁の治療のための初期の試みに有効であることが見出さ れたと記載されている。 したがって本発明は、(S)−(−)−4−(3−シアノフェニル)−2−ト リフルオロメチル−4,6,7,8−テトラヒドロ−5(1H)キノロンおよび その薬剤学的に許容しうる塩類を提供する。 本化合物が多形現象を示す可能性があること、および溶媒和物を形成する可能 性があることは自明であろう。本発明は膀胱平滑筋の弛緩のために有用な任意の 多形体、もしくは溶媒和物、またはその混合物をも包含すると解すべきであり、 化合物が膀胱平滑筋を弛緩しうるか否かを後記の標準試験法により判定する方法 は当技術分野で周知である。本化合物の立体化学的特性は最初(−)であること が認められ、その後、絶対的な立体化学的特性は(S)であることが見出された 。したがって本化合物を、たとえば少なくとも95%、98%または99%鏡像 異性体過剰(ee)の(S)−(−)−形を含有することを特色とする形で使用 するのが好ましい。 本化合物は、構造的に類似する化合物の製造に関する化学技術分野で知られて いる方法を含めた方法で製造することができる。(S)−(−)−4−(3−シ アノフェニル)−2−トリフルオロメチル−4,6,7,8−テトラヒドロ−5 (1H)キノロンを製造するためのこれらの方法を本発明の他の観点として提供 し、以下の方法により説明する。この方法は一般に対応する式IIの(S)−( −)−形カルボン酸の脱炭酸により実施しうる。 脱炭酸反応は、たとえば酸触媒なしに50−250℃、好ましくは190−2 20℃、特に130−185℃(たとえば加熱マントルを用いて)、また好まし くは酸触媒を用いて90−120℃の高温で実施しうる。非酸触媒による脱炭酸 反応は純溶融物として、または適宜な沸点の不活性溶剤、たとえばジフェニルエ ーテルもしくはN−メチルピロリジン−2−オン中で実施しうる。好ましい溶剤 はN−メチルピロリジン−2−オンである。酸触媒による脱炭酸に適した溶剤に はアルコール類、たとえばメタノールまたはエタノール;ジメチルスルホキシド; 芳香族炭化水素、たとえばトルエン;エーテル類、たとえば1,2−ジメトキシ エタンまたはジグリム;およびN−メチルピロリジン−2−オンが含まれる。濃 硫酸、リン酸、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、有機強酸、たとえばトリフル オロ酢酸、有機スルホン酸、たとえばメタンスルホン酸またはp−トルエンスル ホン酸を酸触媒として使用しうる。反応は物質の融点またはそれより高い温度に おいて、純粋な状態で実施するのが好都合である。 式IIの(S)−(−)−形カルボン酸は対応する式IIのラセミ形カルボン 酸の分割によって製造するのが好都合である。式IIの化合物を分割する好都合 な方法は、たとえば(S)−(−)−α−メチルベンジルアミンを用いて、この 酸の分割された塩を形成するものである。この塩を回収し、次いで酸性化して、 分割された式IIのカルボン酸を分離させる。再結晶は好ましくは75℃以下の 温度で、好ましくは撹拌せずに実施される。 あるいは式Iの粗製ラセミ化合物をキラルカラムにより分割して式Iの化合物 を得ることができる。 必要なプロセスの材料、たとえば下記のものが市販されていない場合、標準的 な有機化学的方法、構造的に類似する既知化合物の合成と同様な方法、または前 記方法と類似の方法、または実施例に記載の方法から選ばれる方法により製造す ることができる。 式IIの中間体は反応経路Iに示したように、式IIIのアセト酢酸エステル またはそのヘミアセタールであって、式中のORaが、緩和な塩基性条件下で容 易に開裂しうるエステル、たとえば2−シアノエトキシエステルを形成するアル コール残基であるものと、3−シアノベンズアルデヒドおよび1,3−シクロヘ キサンジオンを反応させて式IVaのアルコールとなすことにより製造しうる。 このアルコールの脱水により式IVのエステルが得られ、これをけん化して式I Iの酸を得ることができる。 あるいは式IIの中間体は反応経路IIに示したように、式IIIのアセト酢 酸エステルまたはそのヘミアセタールであって、式中のORaが、酸で容易に開 裂しうるエステル、たとえばイソボルニルエステルを形成するアルコール残基で あるものと、3−シアノベンズアルデヒドおよび1,3−シクロヘキサンジオン を反応させて式IVaのアルコールとなすことにより製造しうる。 式IVaの化合物を、たとえば実施例に記載したものと同様な条件下で酸触媒 により脱水および加水分解すると、式IIの化合物が得られる。式IVaから式 IVの化合物を製造するための酸触媒は前記の任意の触媒であってよく、好まし くはp−トルエンスルホン酸である。式IVaから式IIの化合物を製造するた めの酸触媒は、好ましくはp−トルエンスルホン酸である。この反応は好ましく は不活性溶剤、たとえばトルエンまたは酢酸の存在下で実施される。脱炭酸を防 止するために、溶剤は有利には無水のもの、たとえば氷酢酸である。 脱炭酸をさらに最小限に抑えるために、反応温度を最高104℃、好ましくは 100−104℃、特に102−104℃に維持すべきである。 イソボルニルエステルはイソボルニルとエチル4,4,4−トリフルオロアセ トアセテートのエステル交換により、また2−シアノエチル4,4,4−トリフ ルオロアセトアセテートの2−シアノエチルヘミアセタールは3−ヒドロキシプ ロピオニトリルとエチル4,4,4−トリフルオロアセトアセテートのエステル 交換により製造することができる。 式Iの化合物およびその中間体の製造方法は、本発明が提供する他の観点を構 成する。 薬剤学的に許容しうる塩類は当技術分野で周知の標準法により、たとえば本化 合物を適切な酸または塩基と反応させて生理学的に許容しうる対イオンを与える ことにより得られる。 尿失禁の処置に用いる場合、本化合物は一般に、本化合物および薬剤学的に許 容しうる希釈剤またはキャリヤーを含む適宜な薬剤組成物として投与され、組成 物は選ばれた個々の投与経路に適合するものである。それらの組成物を本発明の 他の観点として提供する。 したがって他の観点によれば本発明は、前記の本化合物またはその薬剤学的に 許容しうる塩、および薬剤学的に許容しうる希釈剤またはキャリヤーを含む薬剤 組成物を提供する。 組成物は一般的な方法ならびに賦形剤および結合剤を用いて得られ、多様な投 与形態であってよい。たとえばそれらは経口投与のための錠剤、カプセル剤、液 剤もしくは懸濁剤の形;直腸投与のための坐剤の形;静脈内、膀胱内、皮下もし くは筋肉内への注射もしくは注入のための無菌の液剤もしくは懸濁剤の形;また は経皮投与のためのパッチの形であってよい。 本発明はさらに尿失禁の処置方法であって、その処置を必要とする哺乳動物に 有効量の本化合物またはその薬剤学的に許容しうる塩を投与することを含む方法 を提供する。 本化合物を用いる処置は、患者に尿失禁が開始または発生したのちに化合物を 投与することによる治癒的または治療的なものであってもよい。処置は、たとえ ば過去に尿失禁を患った患者に尿失禁が発生する可能性を予測して化合物を投与 することによる予防的または見込み的なものであってもよい。 本発明はさらに他の観点によれば、本化合物を尿失禁の処置に用いる薬剤の製 造に使用する用途を提供する。 本化合物は細胞のカリウムチャンネルを開く機能をもつので、それはカリウム チャンネルを開く治療薬の作用が望まれるか、または改善をもたらすことが知ら れている他の状態または疾患の処置に際しても治療薬として有用であろう。その ような状態または疾患には高血圧、喘息、末梢血管疾患、右心不全、うっ血性心 不全、アンギナ、虚血性心臓病、脳血管疾患、緑内障、腎疝痛、腎結石に伴う障 害、過敏腸管症候群、若はげ、早産、および消化性潰瘍が含まれる。 本化合物の投与量は、投与経路、失禁状態の程度、ならびに患者の体格および 年齢を考慮して、当技術分野で周知の原理に従って必然的に変化するであろう。 一般に本化合物は温血動物(たとえばヒト)に、一般に一日量0.005mg/ kg体重以上、たとえば約0.01−約10mg/kg体重の有効量が受容され るように投与される。好ましくは本化合物はこの投与範囲で経口投与される。 本化合物を他の治療薬もしくは予防薬および/または医学的にそれと不適合で ない薬剤と併用しうることは、当業者に自明であろう。カリウムチャンネルを開 き、膀胱排尿管平滑筋の膜電位を過分極させるその作用により尿失禁を処置する ための治療薬として有用な、本化合物の平滑筋弛緩薬としての作用は、適切に計 画されたインビトロ試験、たとえば以下に記載するものにより示すことができる 。本化合物はこの試験で4.2μMのIC50を示す。“IC50”は十分に理解さ れ ている用語であり、以下の試験に記載した膀胱組織のインビトロ収縮を50%低 下させる被験化合物濃度を意味する。 雄白子ハートレイ(Hertley)モルモット(450−500g)を二酸 化炭素誘発による窒息により殺し、速やかにしゃ血する。下腹腔を切開し、膀胱 を摘出する。膀胱の周囲の結合組織および脂肪組織を取り去り、尿管開口の上方 部分を除去し、下記組成(mM)のクレブス−ヘンゼライト緩衝溶液中で洗浄す る:NaCl 118.0,KCl 4.7,MgSO4 1.2,KH2PO4 1.2,CaCl2 2.5,NaHCO3 25.0およびd−グルコース1 1.1。溶液を37℃に加温し、95%O2および5%CO2を通気する。溶液は 激しい泡立ちを伴って7.4付近のpHをもつはずである。 洗浄した膀胱の円蓋を切り取り、廃棄する;緩衝溶液を入れたペトリ皿内のガ ーゼに残りの膀胱を乗せる。はさみで腹側中央縦切開を行って膀胱を開く。円蓋 から切り取ったストリップおよび基底の端を廃棄する。残った排尿管中央部分を 幅2.0mmの2つの水平ストリップに切断する。これら2ストリップをさらに 背中部分で二分して、同様な寸法のストリップ4つを作成する。したがって各ス トリップが膀胱の背側と腹側の両方を含む。 個々のストリップの両端をガラス製支持棒とフォースディスプレイスメント変 換器(グラス、モデルFR03)にそれぞれ4−0黒色ブレード絹縫合糸で結び つける。 5mV/cmに目盛り定めし、重量5および0.5gで直線性につき目盛りを 検査したポリグラフ(グラス、モデル7E)に変換器を接続する。ポリグラフか らのアナログ電気出力信号を、IBM−コンパチブルPCを備えたマイクロソフ トOS/2オペレーティングシステム下に作動する、バイオウインドウ・データ ・アクイジション・ソフトウェアを用いるモジュラー・インスツルメント、マイ クロ5000シグナルプロセシングシステムにより、デジタル化する。 ガラス棒上の排尿管ストリップを20mlの組織浴中に固定し、2gの前負荷 張力下に平衡化させる。その後の45−60分間の平衡化期間中に組織を新鮮な 緩衝溶液により15分間隔で洗浄する。必要な場合には洗浄前に張力を2gに調 節する。平衡化期間後に準備刺激用量の15mM KCl(浴中の全濃度)を付 与する。10分後に組織を洗浄し、さらに各洗浄前に張力を2gに調節して15 分間隔で2回洗浄する。 最終洗浄後に組織が定常状態に弛緩した時点で15mM KClを再度付与す る。組織の筋原性活性が定常状態に達すると、バイオウインドウズ・データ・ア クイジション・システムにより32Hzでサンプリングした5分間の筋原性デー タを平均することによってベースラインデータを得る。ベースラインが得られる と、被験化合物を半対数単位の増分で累積式に投与する。各用量につき接触時間 は10分であり、最後の5分間が用量応答データを求める期間である。30μM の被験化合物が排尿管の機械的活動を止めない場合、カリウムチャンネル開放薬 と推定されるクロマカリム30μMを投与して、最大応答を確立する。各用量に おける本化合物の作用を最大阻止応答に対する%として表し、これをさらに本化 合物に対応するベヒクル対照の作用に関して正規化する。次いでこの正規化した 応答を用い、標準用量−応答関数にマルカルト(Marquardt)の非線形 反復曲線フィッティング法を適用して、本化合物の弛緩活性のIC50を導く。 本化合物が排尿管平滑筋のカリウムチャンネルを開く効力は、さらに第2のイ ンビトロ試験により証明しうる。この第2のインビトロ試験は組織の調製および データ収集に関しては上記のものと同様である。ただし下記の点を除く。この第 2の試験では準備刺激中および平衡化期間後の排尿管ストリップの収縮を15m Mではなく80mMのKCl(浴中の全濃度)により行う。この高いKCl刺激 後には組織の持続緊張が顕著である。電圧感受性のカルシウムチャンネルを開か せて細胞内へカルシウムを流入させ、強直性の緊張を発生させるからである。こ の緊張は300μMのパパベリンで完全に除かれ、したがってこれはこの試験で 最大応答を確立するために用いられる。 典型的なカルシウムチャンネル遮断薬、たとえばニフェジピン、ニモジピン、 イスラジピンおよびベラパミルは、両試験においてカルシウムチャンネルに対す るそれらの遮断作用によりモルモット排尿管ストリップの筋原性活性を弛緩およ び低下させることができる。しかしこれらのカルシウムチャンネル遮断薬はすべ て、15mM KClを用いた第1試験の場合より80mM KClを用いた第 2試験の場合の方が有効であった。これに対し推定カリウムチャンネル開放薬で あるクロマカリムは第1試験では0.6−0.9μMのIC50の有効な弛緩活性 を示すが、第2試験では30μMという高濃度の有意でない弛緩活性を示す。し たがって第2試験より第1試験においてより高いという本発明による化合物の弛 緩活性プロフィルは、本化合物がカリウムチャンネル開放薬として機能すること を示す。本化合物は第2試験において41.1μMのIC50を示す。 本化合物が膀胱組織に対してカリウムチャンネル開放薬として作用しうること は、被験化合物が組織からのルビジウム(86Rb)またはカリウム(42K)の放 出速度に及ぼす作用を測定する標準試験法によりさらに証明することができる。 さらに本化合物の有効性をインビボでの標準アッセイ法により証明しうること は当業者に自明であろう。経口投与した場合に被験化合物が活性であるか否か、 さらに被験化合物が有意の心臓血管作用を示すことなく膀胱に対して選択性を示 すか否かを確認するために使用しうる標準試験法を以下に記載する。 雄ウイスター(Wister)ラット(400−500g)を50mg/kg ネンブタール腹腔内投与により麻酔する。各ラットにつき腹部領域ならびに首の 前および後の毛をそり、皮膚にポビドン−ヨードを付与する。頚動脈カテーテル 挿入のために、小さな腹側頸部切開により左頸動脈を露出する。露出した領域に 2%塩酸リドカイン溶液をフラッシして血管を弛緩させる。0.9%食塩水を満 たしたカテーテルを、先端が大動脈弓内に位置するように約2.4cm導入する 。カテーテルの遠位末端を首の後に露出させ、ヘパリン(1000単位/ml) を充填し、ヒートシールする。膀胱カテーテル挿入のためには、中央線腹部切開 により膀胱を露出させる。トロカールを切開部の上端約1cmのところの腹筋に 貫通させ、次いで皮下をくぐらせて首の後の皮膚から出す。食塩水を充填したカ テーテルをトロカールに貫通させる。Accu−Temp焼灼器で膀胱円蓋に小 さな開口を形成する。このカテーテルを膀胱に挿入し、4−0絹結紮糸で固定す る。カテーテルに食塩水をフラッシして開存度を記録する。尿の漏出を防止する ためにカテーテルの外側末端をヒートシールする。腹筋および皮膚を縫合する。 両カテーテルをステンレス鋼製の固定ボタン(anchor button)( インステック)に通し、次いで外へ出た地点で皮下筋肉に縫合する。皮膚をボタ ンの上方で縫合閉鎖する。動物を麻酔から回復させる。 外科処置の24−48時間後に各ラットを代謝ケージに入れ、固定ボタンによ りインステックつなぎ綱およびスイベルシステムに連結して、カテーテルが壊れ るのを防止し、かつ動物がケージ内で自由に運動できるようにする。血圧測定の ために頸動脈カテーテルをゴウルド(Gould)P23XL圧力変換器に接続 する。膀胱カテーテルを、PE50チューブおよび4方向活栓により食塩水注入 用ポンプおよび圧力変換器に接続する。尿排出量測定のためにケージの下に採集 カップ付き上皿てんびんを置く。 ラットを秤量し、見せかけの経口投与し(投与針を導入するが、流体を排出し ない)、経膀胱食塩水注入(.18ml/分)を開始し、実験期間中継続する。 血圧、脈拍数、膀胱内圧および尿排出量の変化をグラスポリグラフまたはゴウル ドTA4000記録システムに記録する。排尿パターンが一定になるまで(約4 5−90分)動物を平衡化させる。この時点で各実験パラメーターの基礎水準を 記録し、ラットに経口栄養法によって適量の化合物(75%PEG 400−食 塩水ベヒクル)を、容量が1ml/kg体重となる濃度で投与する。化合物が実 験パラメーターに及ぼす作用を投与後5時間追跡する。 収縮の間隔および脈拍数の両方についての実験結果を基礎水準からの平均±S .E.M.(測定の標準誤差)%の変化として表す。各動物をそれ自身の対照と して用いる。MAPを基礎水準からの平均±S.E.M.mmHgの変化として 表す。 本発明化合物は上記の各試験において活性であり、上記のインビボスクリーニ ングにおいてたとえば3mg/kg体重で経口投与した場合に、有意の心臓血管 作用なしに膀胱に対して活性かつ選択的である。 本発明を以下の実施例により説明する。これらは限定ではなく、別途明記しな い限り実施例において以下のとおりである: (i)温度は摂氏(℃)で示される;操作は室温または周囲温度、すなわち1 8−25℃で実施された; (ii)有機溶液は無水硫酸マグネシウムで乾燥させた;溶剤の蒸発は回転蒸発 器により減圧下に(600−4000パスカル;4.5−30mmHg)、最高 60℃の浴温で実施された: (iii)クロマトグラフィーとはフラッシュクロマトグラフィーを意味する; 逆相クロマトグラフィーとは、粒径32−74μのオクタデンルシラン(ODS )コートした支持体−−“PREP−40−ODS”(Art 731740− 100、ボドマン・ケミカルズ、米国ペンシルベニア州アストン)として知られ る−−上のフラッシュクロマトグラフィーを意味する;薄層クロマトグラフィー (TLC)はシリカゲルプレート上で実施された; (iv)一般に反応経過をTLCにより追跡し、反応時間は説明のために示すに すぎない; (v)融点は未補正であり、(dec)は分解を示す;提示した融点は記載に 従って製造した物質につき得たものである;物質の単離に際して、若干の調製物 においては異なる融点をもつ多形が生じる場合がある; (vi)最終生成物は満足すべきプロトン核磁気共鳴(NMR)スペクトルを示 した; (vii)収率は説明のために示すにすぎず、必ずしも入念なプロセス開発によ り得られるものではない;より多量の物質が必要な場合には製造を反復した; (viii)NMRデータが示されている場合、それは主要な診断用プロトンにつ いてのデルタ値の形であり、300MHzで溶剤としてのペルジューテロジメチ ルスルホキンド(DMSO−d6)を用いて測定した、内部基準としてのテトラ メチルシラン(TMS)に対する相対百万分率(ppm)で示される;シグナル の形状についての一般的な略号を使用する;結合定数(J)はHzで示される; Arはそのような帰属を行う場合は芳香族プロトンを表す; (ix)化学記号はそれらの通常の意味をもつ;SI単位および記号を用いる; (x)減圧は絶対圧としてパスカル(Pa)で示される;高圧はゲージ圧とし てバールで示される: (xi)溶剤比は容量:容量(v/v)で示される;ならびに (xii)質量スペクトル(MS)は、電子エネルギー70電子ボルトを用いて 化学イオン化(CI)モードで直接暴露プローブを用いて得られた;イオン化を 指示した場合、電子衝突(EI)または高速原子衝撃(FAB)により行われた ;m/zに関する数値を示す;一般に親質量を示すイオンのみを報告する。実施例1 .(S)−(−)−4−(3−シアノフェニル)−2−トリフルオロメ チル−4,6,7,8−テトラヒドロ−5(1H)キノロン (S)−(−)−4−(3−シアノフェニル)−2−トリフルオロメチル−5 −オキソ−1,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロキノリン−3−カルボン酸( 3.93g,10.85mmol)の、−メチルピロリジン−2−オン(24 mL)中における撹拌された溶液を、210℃に予熱した油浴に20分間装入し た。次いで冷却した反応混合物を水(200mL)に注入し、エチルエーテルで 2回抽出した。エーテル抽出液を合わせて水で2回洗浄し、乾燥させ(MgSO4 )、濾過し、溶剤を除去して灰白色固体を得た。クロマトグラフィー(溶離剤 ;塩化メチレン/エーテル9:1)およびエチルエーテル/ヘキサンで摩砕処理 して、表題化合物(3.42g,79%)を白色固体として得た。融点187− 189℃。 元素分析 C171332Oにつき:計算値:C,64.14;H,4.12; N,8.80;実測値:C,64.07;H,4.24;N,8.78。 キラルシフト試薬()−(−)−1−(9−アントリル)−2,2,2−ト リフルオロエタノール−d11の存在下でのこの物質の19F−NMRは、(S)− (−)−鏡像異性体が約99%ee存在することを示した。 中間体(S)−(−)−4−(3−シアノフェニル)−2−トリフルオロメチ ル−5−オキソ−1,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロキノリン−3−カルボ ン酸は下記に従って製造された。 a.(±)−イソボルニル4,4,4−トリフルオロアセトアセテート エチル4,4,4−トリフルオロアセトアセテート(160.28g,870 mmol)および(±)−イソボルネオール(86.81g,563mmol)の 撹拌された混合物を130℃(浴温)で18時間、エタノールを留去しうる1 0.16cm(4インチ)のヴィグロウカラム下に撹拌した。次いで浴温を15 0℃に上昇させて残留エタノールを留去した;合計29mL(理論値の88%) が採取された。次いで残留混合物を減圧下に分画して(±)−イソボルニル4,4 ,4−トリフルオロアセトアセテートを無色の油(124.6g,76%)とし て得た。沸点84−92°/0.4トル;NMR(CDCl3):0.82-1.17(m,1 1H,CH3,CH2),1.55-1.84(m,5H,CH2,CH),3.72(s,ジケト形CH2),4.74-4.81(m,1H,- OCH),5.59(s,エノール形CH),11.97(s,エノール形OH)。 b.(±)−イソボルニル4−(3−シアノフェニル)−2−トリフルオロメ チル−2−ヒドロキシ−5−オキソ−1,2,3,4,5,6,7,8−オクタ ヒドロキノリン−3−カルボキシレート (±)−イソボルニル4,4,4−トリフルオロアセトアセテート(82.6g ,282.8mmol)、1,3−シクロヘキサンジオン(31.7g,282 .8mmol)、3−シアノベンズアルデヒド(31.7g,282.8mmo l)、および酢酸アンモニウム(54.4g,706.3mmol)の、エタノ ール(2070mL)中における撹拌された混合物を4時間還流した。沈殿した 9−(3−シアノフェニル)−3,4,6,7,9,10−ヘキサヒドロ−1, 8−(2H,5H)−アクリジンジオンを濾過により除去したのち、濾液を真空 中で濃縮した。クロマトグラフィー(溶離剤:酢酸エチル/ヘキサン7:3)に より(±)−イソホルニル4−(3−シアノフェニル)−2−トリフルオロメチル −2−ヒドロキシ−5−オキソ−1,2,3,4,5,6,7,8−オクタヒド ロキノリン−3−カルボキシレート92g(63%)を白色固体として得た。融 点209−213℃、分解;NMR: 元素分析 C2831324につき:計算値:C,65.10;H,6.05 ;N,5.42;実測値:C,64.93;H,6.05;N,5.22。 c.4−(3−シアノフェニル)−2−トリフルオロメチル−5−オキソ−1 ,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロキノリン−3−カルボン酸 (±)−イソボルニル4−(3−シアノフェニル)−2−トリフルオロメチル− 2−ヒドロキシ−5−オキソ−1,2,3,4,5,6,7,8−オクタヒドロ キノリン−3−カルボキシレート(8.5g,16.5mmol)、p−トルエ ンスルホン酸(1.05g,5.5mmol)およびトルエン(170mL)の 撹拌された混合物を3時間還流した。反応混合物は目的酸およびトルエンの溶液 を含有する不溶性ガムからなっていた。脱炭酸を防止するために、緩和な還流を 達成するのに十分なだけの熱を反応混合物に付与した。溶剤を除去したのち、残 渣を酢酸エチルと水の間で分配した。酢酸エチルを水で洗浄し、分離し、飽和炭 酸水素ナトリウム水溶液で2回抽出した。炭酸水素ナトリウム抽出液を合わせて 撹拌しながら氷浴中で冷却し、溶液が強酸性になるまで濃塩酸を滴加した。混合 物をエーテルで抽出し、エーテル層を乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して黄色 の油性ガムを得た。塩化メチレン/ヘキサンで摩砕処理することにより、上記カ ルボン酸(1.8g,31%)を灰白色固体として得た。この物質はNMRおよ びtlc(シリカゲル−数滴の酢酸を含有するクロロホルム中の10%メタノー ル)によれば、実施例1、サブパートiに記載および解明された物質と一致した 。 酢酸エチル層を乾燥させ、蒸発させて、不純な(±)−イソボルニル4−(3− シアノフェニル)−2−トリフルオロメチル−5−オキソ−1,4,5,6,7 ,8−ヘキサヒドロキノリン−3−カルボキシレートを得た。これは先に製造お よび解明された試料と一致した。白色固体;融点 元素分析 C2829324につき:計算値:C,67.46;H,5.86 ;N,5.62;実測値:C,67.29;H,5.99;N,5.71。 回収した(±)−イソボルニル4−(3−シアノフェニル)−2−トリフルオ ロメチル−5−オキソ−1,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロキノリン−3− カルボキシレートを実施例1.c.に記載したものと同様な条件で処理して、さ らに1.1gの4−(3−シアノフェニル)−2−トリフルオロメチル−5−オ キソ−1,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロキノリン−3−カルボン酸を得た 。総収率2.9g(49%)。 d.(S)−(−)−α−メチルベンジルアミン(S)−(−)−4−(3− シアノフェニル)−2−トリフルオロメチル−5−オキソ−1,4,5,6,7 ,8−ヘキサヒドロキノリン−3−カルボン酸塩 ラセミ体2−トリフルオロメチル−4−(3−シアノフェニル)−5−オキソ −1,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロキノリン−3−カルボン酸塩(28. 2g,77.84mmol)の、n−ブタノール(211mL)中における撹拌 された溶液に、トルエン(1000mL)、次いでトルエン(198mL)中の (S)−(−)−α−メチルベンジルアミン(9.4g,77.84mmol) 溶液を添加した。周囲温度で一夜撹拌したのち、生じた沈殿を濾過し、トルエン および酢酸エチルで洗浄して、32gの白色塩を得た。塩が溶解するまで混合物 を加熱してトルエン/n−ブタノール(3:1)から5回再結晶し、塩が溶解す るまで混合物を加熱し、塩を白色固体(7.77g)として得た。融点、112 −115℃で軟化してガラス様に変化し、148−150℃で溶融液になる; メタノール、23℃);19F−NMR(CDCl3中)によれば99%ee。 元素分析 C2624333・1.0 C49OH・0.5 H2Oにつき:計算値: C,63.59;H,6.23;N,7.42;実測値:C,63.66;H, 6.15;N,7.06。 さらに実験を行い、再結晶に際しての温度は脱炭酸を防止するために75℃と すべきであり、また鏡像体の増加が少なくなるので再結晶中に撹拌を行うべきで はないことが証明された。 e.(S)−(−)−4−(3−シアノフェニル)−2−トリフルオロメチル −5−オキソ−1,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロキノリン−3−カルボン 酸 (S)−(−)−α−メチルベンジルアミン(S)−(−)−4−(3−シア ノフェニル)−2−トリフルオロメチル−5−オキソ−1,4,5,6,7,8 −ヘキサヒドロキノリン−3−カルボン酸塩(7.5g,15.5mmol)の 、水(150mL)中における冷却(氷浴)、撹拌されたスラリーに、混合物が 強酸性になるまで濃塩酸を滴加した。混合物をエチルエーテルで2回抽出し、エ ーテル層を合わせて乾燥させ、濾過し、溶剤を除去して黄色泡状物を得た。ジク ロロメタンで摩砕処理すると、4.9g(88%)のカルボン酸が淡黄色固体と して回収された。融点206−208℃; あるいは、実施例1.c.に記載される中間体4−(3−シアノフェニル)− 2−トリフルオロメチル−5−オキソ−1,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロ キノリン−3−カルボン酸を、実施例6の記載に従って製造することができる。 f.2−シアノエチル4,4,4−トリフルオロアセトアセテートの2−シア ノエチルヘミアセタール エチル4,4,4−トリフルオロアセトアセテート(30mL,205mmo l)および3−ヒドロキシプロピオニトリル(7.11g,100mmol)の 混合物を150℃(浴温)で18時間、エタノールを留去しうる10.16cm (4インチ)のヴィグロウカラム下に撹拌した。次いで残留混合物を大気圧で分 画した。222−228℃で留出する画分(11.71g)が約50モル%の2 −シアノエチル4,4,4−トリフルオロアセトアセテートの2−シアノエチル ヘミアセタールを含有するとNMRおよび質量スペクトル分析により判定された 。 g.2−シアノエチル4−(3−シアノフェニル)−2−トリフルオロメチル −2−ヒドロキシ−5−オキソ−1,2,3,4,5,6,7,8−オクタヒド ロキノリン−3−カルボキシレート 実施例1.f.で得た物質、ならびに3−シアノベンズアルデヒド(7.34 g,56mmol)、1,3−シクロヘキサンジオン(6.83g,56mmo l)および酢酸アンモニウム(13.10g,170mmol)の、エタノール (400mL)中における撹拌された混合物を10時間還流した。冷却した溶液 を濾過して、沈殿した9−(3−シアノフェニル)−3,4,6,7,9,10 −ヘキサヒドロ−1,8−(2H,5H)−アクリジンジオンを除去した。濾液 を蒸発乾固し、残渣をクロマトグラフィー処理して(溶離剤:塩化メチレン、1: 1酢酸エチル/塩化メチレン、および酢酸エチル)、4.14gの2−シアノエ チル4−(3−シアノフェニル)−2−トリフルオロメチル−2−ヒドロキシ− 5−オキソ−1,2,3,4,5,6,7,8−オクタヒドロキノリン−3−カ ルボキシレートを得た。NMR:1.86-1.90(m,2H,CH2),1.94-2.18(m,2H,CH2),2. 31-2.38(m,1H,脂肪族),2.50-2.72(m,3H,脂肪族),2.82(d,1H,脂肪族,J-11.9),3.3 5(br.s,1H,脂肪族),3.94-4.02(m,2H,脂肪族),7.37-7.59(m,5H,Ar,OH),8.16(s,1H ,NH);MS:m/z=434(M+1)。 h.2−シアノエチル4−(3−シアノフェニル)−2−トリフルオロメチル −5−オキソ−1,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロキノリン−3−カルボキ シレート 2−シアノエチル4−(3−シアノフェニル)−2−トリフルオロメチル−2 −ヒドロキシ−5−オキソ−1,2,3,4,5,6,7,8−オクタヒドロキ ノリン−3−カルボキシレート(4.14g,9.6mmol)、p−トルエン スルホン酸(0.61g,3.2mmol)およびトルエン(100mL)の混 合物をディーン−スターク装置下で2時間、還流しながら撹拌した。黒色の油お よびトルエン層からなる反応混合物を冷却し、シリカゲル90gを装入した直径 3.81cm(1.5インチ)のクロマトグラフィーカラムに注入した。混合物 をカラム上で少量の酢酸エチルにより洗浄した。エチルエーテルで溶離し、得ら れた固体をエチルエーテルで摩砕処理して、上記エステルを黄橙色固体(2.8 4g,72%)として得た。融点148−151.5℃; 元素分析 C2116333につき:計算値:C,60.72;H,3.88 ;N,10.12;実測値:C,60.63;H,3.80;N,9.89。 i.4−(3−シアノフェニル)−2−トリフルオロメチル−5−オキソ−1 ,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロキノリン−3−カルボン酸 2−シアノエチル2−トリフルオロメチル−4−(3−シアノフェニル)−5 −オキソ−1,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロキノリン−3−カルボキシレ ート(2.80g,6.74mmol)の、1,2−ジメトキシエタン(8.5 mL)中における冷却(氷浴)、撹拌されたスラリーに、10分間にわたって水 (6.5mL)中の水酸化ナトリウム(0.80g,20.0mmol)の予冷 した溶液を滴加した。エステルが溶解し始めるのに伴って黒褐色の溶液が得られ た。室温で2時間撹拌したのち、黄褐色の溶液を水(16mL)で希釈し、氷浴 に戻し、混合物を濃塩酸(2mL)で処理しながら撹拌した。褐色の油が沈殿し 、これが撹拌に際し凝固してクリーム色固体となった。この固体を濾過し、冷水 で洗浄した。この物質を50°/0.1トルで一夜乾燥させて、上記カルボン酸 (2.33%,95%)を得た。融点209−211℃、ガスを発生して分解; 元素分析 C1813323につき:計算値:C,59.67;H,3.62 ;N,7.33;実測値:C,59.53;H,3.84;N,7.69。実施例2 .(S)−(−)−4−(3−シアノフェニル)−2−トリフルオロメ チル−4,6,7,8−テトラヒドロ−5(1H)キノロン 実施例1の生成物を下記に従ってより大規模に製造した: (S)−(−)−4−(3−シアノフェニル)−2−トリフルオロメチル−5 −オキソ−1,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロキノリン−3−カルボン酸( 50.5g,139.4mmol)の、N−メチルピロリジン−2−オン(32 5mL)中における撹拌された溶液を、20分間にわたって急速に180℃(内 部温度計)に加熱し(加熱マントル)、次いでその温度にさらに20分間保持し た。冷却した反応混合物を水(1200mL)に注入し、酢酸エチルで2回抽出 した。抽出液を合わせて水で2回洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、濾過し、溶 剤を除去して灰白色固体を得た。クロマトグラフィー(溶離剤;塩化メチレン/ 酢酸エチル85:15)およびアセトニトリルからの再結晶により、表題化合物 (32.85g,74%)を白色固体として得た。これは実施例1の生成物と一 致した。実施例3 中間体(±)−イソボルニル4,4,4−トリフルオロアセトアセテート(実施 例1aの)を下記に従ってより大規模に製造した: エチル4,4,4−トリフルオロアセトアセテート(2.75Kg,14.9 1mol)および(±)−イソボルネオール(1.53Kg,9.93mol) の撹拌された混合物を105℃(内部温度計)で20時間、エタノールを留去し うる蒸留ヘッド下に撹拌した。次いで10時間にわたって徐々に温度を155℃ に上昇させて残留エタノールを留去した;合計650mL(理論値の114%) が採取された。次いで残留混合物を減圧下に分画して(±)−イソボルニル4,4 ,4−トリフルオロアセトアセテートを無色の油(2.21Kg,76%)とし て得た。これは実施例1aの生成物と一致した。実施例4 中間体(±)−イソボルニル4−(3−シアノフェニル)−2−トリフルオロ メチル−2−ヒドロキシ−5−オキソ−1,2,3,4,5,6,7,8−オク タヒドロキノリン−3−カルホキシレート(実施例1bの)を下記に従ってより 大規模に製造した:(±)−イソボルニル4,4,4−トリフルオロアセトアセテ ート(830.6g,2.86mol)、1,3−シクロヘキサンジオン(32 0.7g,2.86mol)、3−シアノベンズアルデヒド(375.0g,2 .86mol)、および酢酸アンモニウム(551.0g,7.15mol)の 、エタノール(15.0L)中における撹拌された混合物を8時間還流した。冷 却した混合物を濾過して、9−(3−シアノフェニル)−3,4,6,7,9, 10−ヘキサヒドロ−1,8−(2H,5H)−アクリジンジオンを除去した。 濾液を真空中で半分の容量に濃縮した。濾過により目的生成物の第1回分を採集 し、エチルエーテルで洗浄した(657.0g,44.5%)。濾液および洗液 を真空中で濃縮し、残渣をエチルエーテルで摩砕処理し、濾過して第2回分の生 成物を得た(225.0g,15.2%)。これを合わせた物質を、それ以上精 製せずに使用した。試料をクロマトグラフィー(溶離剤:酢酸エチル/ヘキサン 7:3)により精製して、(±)−イソボルニル4−(3−シアノフェニル)−2 −トリフルオロメチル−2−ヒドロキシ−5−オキソ−1,2,3,4,5,6 ,7,8−オクタヒドロキノリン−3−カルボキシレートを白色固体として得た 。これは実施例1bの生成物と一致した。実施例5 4−(3−シアノフェニル)−2−トリフルオロメチル−5−オキソ−1,4 ,5,6,7,8−ヘキサヒドロキノリン−3−カルボン酸(実施例1cの)の 製造を下記に従ってより大規模に実施した: (±)−イソボルニル4−(3−シアノフェニル)−2−トリフルオロメチル− 2−ヒドロキシ−5−オキソ−1,2,3,4,5,6,7,8−オクタヒドロ キノリン−3−カルボキシレート(800.0g,1.55mol)、p−トル エンスルホン酸(148.0g,0.78mol)および氷酢酸(7.5L)の 撹拌された混合物を1時間15分にわたって100℃に加熱した(加熱マントル )。混合物を102−104℃の温度に6時間保持し、この時点でTLC(シリ カゲル−酢酸エチル/ヘキサン6:4)は反応が完了したことを示した。脱炭酸 を最小限に抑えるために、温度を最高104℃に維持するのに十分なだけの熱を 反応混合物に付与した。溶剤を除去したのち、残渣を酢酸エチルと水の間で分配 した。酢酸エチルを水で洗浄し、分離し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で3回 抽出した。炭酸水素ナトリウム抽出液を合わせて撹拌しながら氷浴中で冷却し、 溶液が強酸性になるまで濃塩酸を滴加した。混合物をエチルエーテルで抽出し、 抽出液を合わせて乾燥させ(MgSO4)、濾過し、真空中で濃縮して黄色の泡 状物を得た。塩化メチレン/ヘキサンで摩砕処理して、上記カルボン酸(289 .0g,51.5%)を淡黄色固体として得た。この物質は、NMRおよびtl c(シリカゲル−数滴の酢酸を含有するクロロホルム中の10%メタノール)に よれば実施例1、サブパートiに記載および解明された物質と一致した。 酢酸エチル層を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、真空中で蒸発させて、不純 な(±)4−(3−シアノフェニル)−2−トリフルオロメチル−4,6,7,8 −テトラヒドロ−5(1H)−キノロン(490g)をろう状の淡黄色固体とし て得た。この物質を以下においてラセミ体と呼ぶ。実施例6 中間体(S)−(−)−4−(3−シアノフェニル)−2−トリフルオロメチ ル−5−オキソ−1,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロキノリン−3−カルボ ン酸(実施例1eの)を下記に従ってより大規模に製造した: (S)−(−)−α−メチルベンジルアミン(S)−(−)−4−(3−シア ノフェニル)−2−トリフルオロメチル−5−オキソ−1,4,5,6,7,8 −ヘキサヒドロキノリン−3−カルボン酸塩(68.0g,140.6mmol )の、水(700mL)中における冷却(氷浴)、撹拌されたスラリーに、混合 物が強酸性になるまで濃塩酸を滴加した。混合物をエチルエーテルで4回抽出し 、抽出液を合わせて乾燥させ(MgSO4)、濾過し、溶剤を除去して黄色泡状 物を得た(50.6g,99%)。塩化メチレン/ヘキサンで摩砕処理すると、 上記カルボン酸の純粋な試料が淡黄色固体として得られた。これは実施例1eの 生成物と一致した。実施例7 表題化合物(S)−(−)−4−(3−シアノフェニル)−2−トリフルオロ メチル−4,6,7,8−テトラヒドロ−5(1H)−キノロンを精製ラセミ体 から調製用キラルクロマトグラフィーにより単離した。 粗製ラセミ体(2.95Kg−実施例5の記載に従って単離した、同規模の6 回のバッチ操作からプールした物質)をクロマトグラフィー(溶離剤:塩化メチ レン/酢酸エチル85:15)により精製して、精製ラセミ体(580.8g) を得た。これを下記に従って分離した。この最初の精製に際してのこの物質の回 収は良好でなかった。 精製ラセミ体(580.8g)の調製用キラルクロマトグラフィーをキラルパ ックAD(CHIRALPACK AD)(登録商標)カラム(アミロース支持 体、10×50cm、溶離剤:ヘキサン/エタノール85:15)で実施した。 最初に化合物をエタノールに溶解することにより試料原液を調製し、次いでこの 原液を溶離剤のものと等しい最終溶剤組成が得られるまでヘキサンで希釈した。 得られた原液の最終試料濃度は6g/Lであった。各クロマトグラフィー操作は 500mLの原液を注入し、200ml/分の流量で溶離することにより行われ た。(S)−(−)−鏡像異性体(表題化合物)がカラムから溶出した最初のピ ークであり、(+)−鏡像異性体が2番目に溶出した。溶出液を真空中で蒸発させ て、(S)−(−)−鏡像異性体(281.0g,99.7%ee,化学的純度 98.6%)を灰白色固体として回収した。アセトニトリル(1000mL)か ら再結 晶して261.7gの表題化合物を白色結晶質固体として得た。これはあらゆる 点で実施例1の記載に従って製造した物質と一致した。実施例8 .以下に、ヒトに治療または予防のために用いる、本化合物(以下にお いて“化合物X”と呼ぶ)を含有する代表的剤形を示す: (a)錠剤 mg/錠 化合物X・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 50.0 マンニトール、米国薬局方・・・・・・・・・・・・・・・・ 223.75 クロスカルメロースナトリウム・・・・・・・・・・・・・・ 6.0 トウモロコシデンプン・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15.0 ヒドロキシプロピメチルセルロース(HPMC)、米国薬局方・・・ 2.25 ステアリン酸マグネシウム・・・・・・・・・・・・・・・・ 3.0 (b)カプセル剤 化合物X・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10.0 マンニトール、米国薬局方・・・・・・・・・・・・・・・・ 488.5 クロスカルメロースナトリウム・・・・・・・・・・・・・・ 15.0 ステアリン酸マグネシウム・・・・・・・・・・・・・・・・ 1.5 上記の配合物は薬剤技術分野で周知の常法により得られる。錠剤は、たとえば 酢酸フタル酸セルロースのコーチングを付与するために、常法により腸溶コーチ ングすることができる。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1996年6月27日 【補正内容】 英文明細書第25頁(翻訳文明細書第25頁)を以下のとおり差し替える。 請求項15を以下のとおり差し替える。 15.(S)−(−)−2−トリフルオロメチル−4−(3−シアノフェニル )−4,6,7,8−テトラヒドロ−5(1H)キノロンを製造するための下記 工程を含む方法: (i)式IIIのアセト酢酸エステルまたはそのヘミアセタール: (式中のORaはアルコール類の残基である)を酢酸アンモニウム、3−シアノ ベンズアルテヒドおよび1,3−シクロヘキサンジオンと反応させて式IVaの 化合物: となし;そして (ii)式IVaの化合物を脱水して式IVの化合物: となし、式IVの化合物をけん化して式IIの化合物: となすか、または式IVaの化合物を酸触媒により脱水および加水分解して式I Iの酸となし; (iii)式IIの化合物を(S)−(−)−α−メチルベンジルアミン塩とし て溶剤から再結晶することにより分割し;そして (iv)分割した式IIの化合物を脱炭酸する。 請求項21−23を以下のとおり差し替える。 21.3−ヒドロキシプロピオニトリルとエチル4,4,4−トリフルオロア セトアセテートを蒸留条件下でエステル交換することを含む、2−シアノエチル 4,4,4−トリフルオロアセトアセテートの2−シアノエチルヘミアセタール の製造方法。 22.尿失禁の処置方法であって、その処置を必要とする哺乳動物に有効量の 請求項1に記載の化合物またはその薬剤学的に許容しうる塩を投与することを含 む方法。 23.請求項1に記載の化合物を尿失禁の処置のための薬剤の製造に使用する 用途。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG), AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB ,GE,HU,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SG,SI,SK,TJ,TT,UA,UG, UZ,VN (72)発明者 トレイナー,ダイアン・エイミー アメリカ合衆国デラウェア州19803,ウィ ルミントン,カリロン・コート 9 (72)発明者 ハルシザー,ジェイムズ・マイケル アメリカ合衆国デラウェア州19810,ウィ ルミントン,ロス・ロード 7,ダートマ ス・ウッズ・▲II▼

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.(S)−(−)−2−トリフルオロメチル−4−(3−シアノフェニル) −4,6,7,8−テトラヒドロ−5(1H)キノロンおよびその薬剤学的に許 容しうる塩類。 2.請求項1に記載の化合物またはその薬剤学的に許容しうる塩および薬剤学 的に許容しうる希釈剤またはキャリヤーを含む薬剤組成物。 3.(S)−(−)−2−トリフルオロメチル−4−(3−シアノフェニル) −5−オキソ−1,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロキノリン−3−カルボン 酸を脱炭酸することを含む、(S)−(−)−2−トリフルオロメチル−4−( 3−シアノフェニル)−4,6,7,8−テトラヒドロ−5(1H)−キノロン の製造方法。 4.脱炭酸を190−220℃の温度で実施する、請求項3に記載の方法。 5.脱炭酸を適切な沸点の不活性溶剤中で実施する、請求項3に記載の方法。 6.不活性溶剤がN−メチルピロリジン−2−オンである、請求項5に記載の 方法。 7.脱炭酸を酸触媒の存在下で実施する、請求項3に記載の方法。 8.脱炭酸を90−120℃の温度で実施する、請求項7に記載の方法。 9.酸触媒が濃硫酸またはp−トルエンスルホン酸である、請求項7に記載の 方法。 10.酸触媒による脱炭酸をアルコール類、ジメチルスルホキシド、芳香族炭 化水素、エーテル類、およびN−メチルピロリジン−2−オンから選ばれる溶剤 の存在下で実施する、請求項7に記載の方法。 11.(±)−イソボルニル4−(3−シアノフェニル)−2−トリフルオロ メチル−2−ヒドロキシ−5−オキソ−1,2,3,4,5,6,7,8−オク タヒドロキノリン−3−カルボキシレートをp−トルエンスルホン酸および実質 的に無水の溶剤の存在下で反応させることを含む、4−(3−シアノフェニル) −2−トリフルオロメチル−5−オキソ−1,4,5,6,7,8−ヘキサヒド ロキノリン−3−カルボン酸の製造方法。 12.溶剤が氷酢酸である、請求項11に記載の方法。 13.反応を100−104℃の温度で実施する、請求項11または12に記 載の方法。 14.反応を102−104℃の温度で実施する、請求項13に記載の方法。 15.(S)−(−)−2−トリフルオロメチル−4−(3−シアノフェニル )−4,6,7,8−テトラヒドロ−5(1H)キノロンを製造するための下記 工程を含む方法: (i)式IIIのアセト酢酸エステルまたはそのヘミアセタール: (式中のORaはアルコール類の残基である)を3−シアノベンズアルデヒドお よび1,3−シクロヘキサンジオンと反応させて式IVaの化合物: となし;そして (ii)式IVaの化合物を脱水して式IVの化合物: となし、式IVの化合物をけん化して式IIの化合物: となすか、または式IVaの化合物を酸触媒により脱水および加水分解して式I Iの酸となし; (iii)式IIの化合物を(S)−(−)−α−メチルベンジルアミン塩とし て溶剤から再結晶することにより分割し;そして (iv)分割した式IIの化合物を脱炭酸する。 16.ORaが、緩和な塩基性条件下で開裂しうるエステルを形成するアルコ ール類の残基である、請求項15に記載の方法。 17.Raが2−シアノエチルである、請求項16に記載の方法。 18.ORaが酸性条件下で開裂しうるエステルを形成する、請求項15に記 載の方法。 19.Raがイソ−ボルニルである、請求項18に記載の方法。 20.イソボルネオールとエチル4,4,4−トリフルオロアセトアセテート を蒸留条件下でエステル交換することを含む、イソボルニル4,4,4−トリフ ルオロアセトアセテートの製造方法。 21.3−ヒドロキシプロピオニトリルとエチル4,4,4−トリフルオロア セトアセテートを蒸留条件下でエステル交換することを含む、2−シアノエチル 4,4,4−トリフルオロアセトアセテートの2−シアノエチルヘミアセタール の製造方法。 22.尿失禁の処置方法であって、その処置を必要とする哺乳動物に有効量の 本化合物またはその薬剤学的に許容しうる塩を投与することを含む方法。 23.本化合物を尿失禁の処置のための薬剤の製造に使用する用途。
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