JPH0951441A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH0951441A
JPH0951441A JP7199894A JP19989495A JPH0951441A JP H0951441 A JPH0951441 A JP H0951441A JP 7199894 A JP7199894 A JP 7199894A JP 19989495 A JP19989495 A JP 19989495A JP H0951441 A JPH0951441 A JP H0951441A
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data
color
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area
image processing
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JP7199894A
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Inventor
Makoto Fujimoto
良 藤本
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Original Assignee
Canon Inc
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  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速処理を行うと共に印字品質を向上させ
る。 【解決手段】 スキャナ101で読み取られたRGBの
原稿画像は変換部でYと色差に変換され、圧縮符号化部
11でJPEG符号化され、同時にYは黒白2値化され
る。像域判定部13はJPEGデータからカラー領域と
白黒領域とに分離される。カラー領域データはゼロに置
き換えられ、このゼロデータと2値データとが圧縮符号
化部16によりMMR符号化される。合成部17はJP
EGデータとMMRデータとを合成し、モデム104か
ら送信される。 【効果】 初めからJPEGとMMRのデータを作成
し、また2値データのカラー部分はゼロに置き換えられ
るので、圧縮効率を大幅に向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカラー画像を伝送す
るカラーファクシミリ装置等で用いられる画像処理装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のファクシミリは白黒画像を伝送す
るものであったが、カラー画像に対するニーズの高まり
と、カラースキャナやカラープリンタのコストの低減と
により、カラーファクシミリが実用化されつつある。さ
らにファクシミリ機能をパソコンで行うパソコンファク
シミリが出現しているが、このパソコンファクシミリが
カラースキャナやカラープリンタを持っている場合に
は、カラー画像を伝送したいと考えるのは当然であり、
そのニーズはますます高まっている。
【0003】カラーファクシミリを実現するために従来
から提案されたり、あるいは一部で実用化されつつある
画像処理方法として、原稿画像をJPEG方式等の圧縮
符号化方式により符号化して伝送するものがある。しか
しながらJPEG方式で文字が存在する原稿画像を圧縮
符号化する場合、圧縮率を上げると文字の印字品質が劣
化する。そこで圧縮率を下げると符号化データ量が増加
し、伝送時間が長くなると共に通信コストも上昇する。
【0004】例えばA4判の原稿1枚を200dpi程
度の解像度で読み取ると、データ量はRGB3色で10
MB程度になり、これを圧縮率1/20で符号化して1
4.4kbpsの速度で伝送すると、約6分の伝送時間
がかかる。そこで圧縮率を例えば1/100に上げる
と、伝送時間は1分前後に短縮されるが、文字の印字品
質が劣化することは避けられない。
【0005】この問題を解決するために、従来より学会
等において次のような提案が種々成されている。即ち、
1枚の原稿の中をその内容に応じていくつかの像域に分
割し、各像域についてその内容にふさわしい符号化方式
を割り当てるというものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように原稿を像域に分割して符号化方式を割り当てる
方法は、像域の分割を厳密に判定するために複雑なアル
ゴリズムを必要とし、このため判定に時間がかかる等、
実用的でないという問題があった。
【0007】本発明は上記のような問題を解決するため
になされたもので、像域を分割して符号化方式を割り当
てる方法を容易に実現することのできる画像処理装置を
得ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明において
は、入力された画像データのカラー領域と白黒領域とを
判定する判定手段と、上記判定手段で判定されたカラー
領域の画像データを第1の符号化方式で符号化する第1
の符号化手段と、上記判定手段で判定された白黒領域の
画像データを第2の符号化方式で符号化する第2の符号
化手段とを設けている。
【0009】請求項2の発明においては、入力された画
像データを形成する色データと輝度データとを用いて第
1の符号化方式で符号化する第1の符号化手段と、上記
第1の符号化手段から得られる符号化データのカラー領
域を判定する判定手段と、上記判定手段で判定されたカ
ラー領域の画像データを所定の値に置換える置換え手段
と、上記輝度データと上記置換え手段から得られる上記
所定の値のデータとを第2の符号化方式で符号化する第
2の符号化手段とを設けている。
【0010】請求項4の発明においては、画像をブロッ
ク単位に符号化して成る入力画像データのカラー領域と
モノクロ領域とを上記ブロック単位に判定する判定手段
と、上記判定手段で判定された上記カラー領域のブロッ
クと上記白黒領域のブロックとの境界近傍のデータをぼ
かす処理を行うぼかし手段とを設けている。
【0011】請求項10の発明においては、入力された
画像データをそれぞれ第1、第2の符号化方式で符号化
する第1、第2の符号化手段と、上記第1、第2の符号
化手段からそれぞれ得られる符号化データから画像のカ
ラー領域と白黒領域とを判定する判定手段とを設けてい
る。
【0012】
【作用】請求項1の発明によれば、伝送時間を短くする
ことができると共に、印字品質を向上させることができ
る。請求項2の発明によれば、処理を高速で行えると共
に、メモリ消費量を小さくすることができる。請求項4
の発明によれば、カラー領域と白黒領域との境界部分に
現われる見苦しさを軽減することができる。請求項10
の発明によれば、処理を無駄なく行ってデータ量を削減
することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
ついて説明する。図1は各実施例に適用されるパソコン
を用いたカラーファクシミリ装置のシステム構成を示
す。図において、ファクシミリ送信時には、カラースキ
ャナ101で読み取られた原稿画像あるいはキーボード
102から入力された情報はパソコン103で処理され
た後、モデム104を介して回線に送出される。ファク
シミリ受信時には、モデム104で受信したデータはパ
ソコン103で処理された後、カラープリンタ105で
転写紙に印字されたり、あるいはモニタ106で表示さ
れる。尚、107はマウスである。
【0014】次にパソコン103内で行われる送信時及
び受信時における各実施例による信号処理について説明
する。
【0015】まず、第1の実施例を説明する。一般に多
くの原稿においては、その1枚のカラー原稿の全面に色
が付いている場合は少く、多くは白黒の文字の中に一部
色の付いた部分が含まれている場合が多い。従って、原
稿全面をRGB3色のデータと見なして処理するところ
に無駄がある。
【0016】そこで本実施例では、原稿を像域に分割す
る際に、まず第1に原稿を色部分であるカラー領域と白
黒領域とに分ける。第2にカラー領域を例えばJPEG
方式により符号化して送り、白黒領域を2値化して例え
ばMMR符号化して送るようにしている。これによっ
て、伝送時間を短くすることができると共に、文字の印
字品質の劣化を防ぐことができる。
【0017】また、上記の処理を高速でかつメモリの消
費量をなるべく少くして行うために次のような処理が行
われる。まず、1ページの原稿画像をスキャナ101で
RGBデータとして読み取り、これを輝度信号Yと色差
信号とに変換する。そして一方でYと色差とを用いて1
ページ分のJPEGデータを作成していき、同時に他方
でYから1ページ分の2値データを作成していく。
【0018】両方のデータが1ページ分作成されると、
次に上記作成されたJPEGデータからカラー領域と白
黒領域とを判定する。そしてカラー領域については、作
成されたJPEGデータを伝送する。白黒領域について
は、まずカラー領域と判定された部分を白に置き換えた
後、この白の部分を含む白黒領域をMMR符号化する。
【0019】一般にカラー領域は自然画像である場合が
少くなく、そこを2値化するとデータ中の1、0が細か
く反転するので、圧縮効率が大幅に低下しがちである
が、その領域を白に置き換えてしまうことにより、0の
連続となるのでランレングスをベースとする白黒2値デ
ータの圧縮符号化に際して圧縮効率を大幅に向上させる
ことができる。
【0020】また、A4判の原稿1枚の白黒2値データ
を200dpiの解像度でメモリに保存する場合に要す
るメモリ容量は約500KB程度である。一方、カラー
データの量も、初めからJPEG圧縮するので500K
B程度に収まる。従って、白黒データとカラーデータと
を合わせても1KB程度の小容量のメモリを用意すれば
よい。
【0021】さらに初めからJPEGデータを作成して
いるので、初めに領域判定した後、再度JPEGデータ
を作成する場合に比べて処理速度を速くすることができ
る。またさらに、文字部分をJPEGという非可逆圧縮
ではなく、MMR等の可逆圧縮で符号化するので、文字
の印字品質も劣化することがない。
【0022】以上のように、本実施例によれば、カラー
原稿を伝送する場合に、圧縮率を十分に高くしながら、
カラー画像部、文字部の画質を良好にし、かつメモリ容
量を少くし、処理時間も速くすることができる。
【0023】図2は本発明の第1の実施例を示すブロッ
ク図、図3は第1の実施例による処理を示すフローチャ
ートである。図2、3において、ステップS1でスキャ
ナ101により読み取られた原稿の1ページ分のRGB
データは、ステップS2でY信号と色差信号とに変換部
10により変換される。そして、ステップS3で圧縮符
号化部11により上記Y信号と色差信号とを用いてJP
EGデータを作成し、同時にステップS4で2値化部1
2によりY信号を適当なしきい値と比較して白黒の2値
データを作成する。作成されたJPEGデータはその1
ページ分が像域判定部13内のメモリに記憶される。次
にステップS5で像域判定部13においてメモリに記憶
されたJPEGデータを判定して、1ページの原稿画像
をカラー領域と白黒領域とに分ける。
【0024】次にステップS6で、カラー領域と判定さ
れた部分に位置情報を付加した後、置換え部14により
白、即ち、0に置き換える。この0データを後述の第2
の実施例で用いるスイッチ15を介して圧縮符号化部1
6により上記2値データと共にステップS7でMMR符
号化する。またステップS8でカラー領域と判定された
部分のJPEGデータを取得する。そしてステップS9
において、合成部17によりカラー領域のJPEGデー
タとMMRデータとが合成される。合成されたデータは
ステップS10によりモデム104を介して送出され
る。尚、ここでデータの合成とは、第1にMMRデー
タ、次いでJPEGデータという順序に並べられ、しか
るべきプロトコルによりリンクされる、ということを意
味している。
【0025】ここで、圧縮効率をどの程度上げることが
できるかについて具体的な数値を用いて説明する。尚、
圧縮効率はカラー領域の全体に対する面積比に依存する
が、ここでは平均的な面積比と見られる1/4の面積比
の場合について述べる。
【0026】原稿の元画像データの解像度を200dp
iとし、原稿はA4判であるとする。MMRの圧縮率
は、カラー領域を白に置き換えたことにより、平均的に
1/10〜1/20と考えられ、ここでは1/10とす
る。また、カラー領域の圧縮率は、JPEGで最も弱点
とされる文字部を避けているので、1/50程度が可能
と考えられる。以上の数値を用いた結果を表1に示す。
この表1では、比較のために全データを1/20、1/
100に圧縮した場合も示しており、本実施例による上
記数値の場合は最下段に示されている。
【0027】
【表1】
【0028】この表1より明らかなように、本実施例に
よれば、全データを1/100にJPEG化した場合よ
りさらに少いデータ量(100KB)及び伝送時間(約
55秒)を得ることができる。しかも本実施例では、カ
ラー領域の圧縮率が低いので当然画質は優れており、ま
た文字部は2値の可逆符号化されているので印字品質も
優れている。これに対して圧縮率1/100のJPEG
では画質劣化が目立つことになり、本実施例とは格段に
開きがある。また、このことは全データを圧縮率1/1
00でJPEG化するのは現実的でないことを示してい
る。
【0029】図4は第2の実施例を示すフローチャート
で、図3と同じ処理内容について同じステップ番号が付
されている。本実施例は第1の実施例の変形例であり、
図示のように、スイッチ1、スイッチ2の処理を行うた
めのステップS11、S12が追加されている。このス
テップS11、S12の処理はユーザがスイッチ15を
操作することにより行われる。これによりステップS4
で2値化した白黒データにステップS6でカラーデータ
を白に置き換えたデータを含ませるか否かを選択するこ
とができる。
【0030】本実施例によれば、例えば、送信側のユー
ザが受信側ファクシミリの方式を知っていて、受信側が
JPEGデータを復元することができず、2値データの
み復元できるような場合に、スイッチ1、2を操作して
ステップS6を行わないように切換えることにより、適
切なデータ送信を行うことができる。
【0031】次に第3の実施例について説明する。前述
したカラー領域と白黒領域との分離をきちんと行うには
複雑なアルゴリズムを必要とし、また判定に時間を要し
実用的でない。そこで実用的な方法として、像域の分離
を所定の大きさのブロック単位で行う方法が考えられ
る。しかしこの方法では、ブロックの境界と像域の境界
とが必ずしも一致しないので、再生画像が見苦しくなる
という問題が生じる。
【0032】例えば、図5に示すような原稿1から20
0dpiで取り込んだ画像をY:R−Y:B−Y=4:
2:2でJPEG符号化を行う場合について考える。J
PEG符号化を行うためにデータをブロック化するが、
その1つのブロックのサイズは16ドット(Yはその中
に4個のブロックが入るが、最小単位としては色差ブロ
ックをとらざるを得ない)なので、画像上では約2mm
角のブロックとなる。このようなブロックで全画像領域
を分割し、各ブロック毎にJPEGによる符号を割り当
てるか、MMRによる2値符号を割り当てるかを決める
ものとする。
【0033】図5の原稿1は中央部にカラーの自然画像
部2があり、他の部分に文字部3があるものとすれば、
自然画像部2をJPEG符号化し、他の部分はMMR符
号化することになる。この符号化の判定をブロック単位
で行う場合、図6に示すように、自然画像部2と文字部
3との境界である像域境界とブロックAとブロックBと
の境界であるブロック境界とが一致しないことが少なか
らずある。図6において、ブロックBはその全部が文字
部3の中にあるが、ブロックAは自然画像部2と文字部
3とにまたがっている。このときブロックAは自然画像
部2と判定されJPEG符号が割り当てられ、ブロック
Bは文字部又は原稿用紙部と判定され2値符号が割り当
てられたとする。
【0034】この符号化データが伝送され受信側がモデ
ム104を通じて受信し、これを復号すると、まずブロ
ックBの値は全ての画素がR=G=B=0、すなわち
「まっ白」ということになる。一方、ブロックAの右側
部すなわち用紙部分を復号した画素値は一般にはR=G
=B=0とはならない。なぜなら、スキャナで原稿を読
み込む際、原稿用紙は白いといえども若干の色が付いて
いたり、又は色は無くともややグレーであって光を10
0%反射することはないからである。JPEG符号化で
は例えばグレーはグレーとして再生されるので、再生画
像のブロックAの右側部分に相当する部分には元の原稿
には存在しなかった境界線部分がグレー部分として現わ
れてしまうことになる。
【0035】とりわけ元の原稿用紙が白からのへだたり
が大きい場合には、再生画像では目立つ境界が発生する
ことになり、元の原稿と異ったものになるのみならず、
場合によっては見苦しい印象を与える場合もある。本実
施例はこのような問題を解決するものである。
【0036】本実施例では、ブロック境界がある条件下
にある時に、受信側でブロック境界をぼかす処理を行う
ようにしている。JPEG符号化を行うJPEGブロッ
クとMMR符号化を行う2値ブロックとが接している場
合、2値ブロックが「まっ黒」であればぼかす必要はな
いことになる。そこで、まず図7に示すように2値ブロ
ックにおけるJPEGブロックと上下左右で接している
1列の画素データをそれぞれ検出し、その1列の画素の
全部又は大部分が黒であった場合はぼかし処理は行わ
ず、そうでなけれぼかし処理を行う。
【0037】次に図7のように、JPEGブロックにお
ける2値ブロックと接している2列の画素データを調
べ、それらの色の濃さ、輝度レベル、高周波成分の量な
どに基づいてこの2画素幅の領域の全部が自然画像であ
るか否かを検出する。2画素幅の領域が自然画像であれ
ば、ブロック境界と像域境界とが一致しているものと見
なし、ぼかし処理を行わず、そうでなければぼかし処理
を行う。
【0038】次にぼかし処理の具体的な方法について説
明する。図8に示すように、ブロック境界を中心x0
して左右両側の画素をx-4、x -3、x-2、x-1、x0
1 、x2 、x3 、x4 とする。尚、図8ではブロック
境界を垂直としているが、ブロック境界が水平であれ
ば、各画素は垂直方向に並ぶことになる。ここでxn
オリジナルの画素値とし、yn をぼかし処理を施した後
の画素値とすると、yn は、
【0039】
【数1】
【0040】で与えられる。例えば、 yn =(1/8){5xn +xn+1 +xn+2 +xn+3
−4≦n≦8 で与えられる。
【0041】図9はこの第3の実施例を示すブロック図
である。図9において、モデム104で受信したブロッ
ク符号化データは像域判定部18により、JPEGブロ
ックと2値ブロックとに判定分離される。JPEGブロ
ックと2値ブロックとはそれぞれ検出部19において図
7について説明した検出を行う。それぞれの検出結果に
応じてぼかし処理部20は、各ブロックのデータぼかし
処理を行ったり、あるいはデータをそのまま出力する。
ぼかし処理部20の出力データは合成部21で合成され
た後、プリンタ等に送られる。
【0042】本実施例においては、前述した像域の境界
における見苦しさの問題を解決するためにぼかし処理を
行っているが、上記の問題を解決するためには、この他
に次のような方法が考えられる。
【0043】(1)原稿用紙の「色情報」を同時に伝送
し受信側で、2値の「白」の部分をこの「色情報」に置
換する。 (2)受信側で、世の中の平均的な原稿用紙の「色情
報」で2値の「白」の部分を置換する。
【0044】上記(1)の方法は、既に様々な提案がな
されており、うまくいけば上記の見苦しさをなくすこと
ができるが、実際には「原稿用紙の色」(ここではグレ
ーも含むものとする)を検出し、推定するには複雑なア
ルゴリズムを必要とし、誤りも発生しやすい。
【0045】また、上記(2)の方法は、多くの場合う
まくいくが、特定の場合、例えば原稿用紙がクリーム色
系や黄色系の場合などではうまくいかない。また、
「白」として何もプリントしない場合に比べると、プリ
ント時間が長めになると共に、インクの消費量が増すと
いう欠点がある。
【0046】従って、実際には本実施例で述べたぼかし
処理と上記(1)(2)の方法とを、用途やその他の条
件に応じて切替えながら用いるとよい。
【0047】次に本発明の第4の実施例について説明す
る。前述の各実施例のように、像域をカラーの自然画像
領域と白黒の文字領域との2つに分け、それぞれに対し
てJPEG符号、MMR符号を割り当てる方法では、例
えば「色の付いた文字」の場合はどちらの領域にするの
かと言う問題が生じる。この対策として、例えば単に
「文字」でなく「黒文字」を判定したり、あるいは像域
を2つ以上に細かく分類したりすることが考えられる。
像域を細かく何通りにも分類すれば、高画質、高圧縮率
を得られるであろうが、その像域判定のアルゴリズムが
複雑になるなど多大な困難が伴う。
【0048】また、像域を「黒文字領域」と「それ以外
の領域」とに分類する方法が考えられるが、この方法は
画素単位に像域判定する場合はよいが、ブロック単位で
像域判定する場合は、次のような問題が生じる。即ち、
図10に示すように、黒文字が太い場合に、ブロックが
その太さの中に含まれてしまうと、このブロックが自然
画像の一部なのか黒文字の一部なのかが判定できなくな
ってしまう。本実施例は上記の問題を解決するためのも
のである。
【0049】本実施例は以下の特徴を持つ。 (a)像域の判定はブロック単位とする。 (b)像域は2つに分割しその第1の像域は「黒であっ
てかつ線が太くない(黒細線)という条件を満たす要素
のみから成り立っているブロック」とする。第2の像域
は、第1の像域以外の領域とする。
【0050】(c)第2の像域はブロック符号化とす
る。 (d)像域を判定するためのブロックと第2の像域を符
号化するブロック符号化のブロックとは、その大きさが
整数倍の関係にあるものとする。 (e)ある単位ブロックがどちらの像域に属するかの判
定に際して、その単位ブロック内のデータの使い方は次
のようにする。まず、ブロック符号はDCT係数を用い
ることにする。そして、判定にはDCT係数を用い、元
の画素データの値は直接には用いない。 尚、ここで言う「黒」とは、色がある範囲より薄く、か
つ輝度がある値より低いということを意味するものとす
る。
【0051】図11は本実施例を示すブロック図、図1
2は本実施例の動作を示すフローチャートである。ま
ず、ステップS21で、スキャナ101により原稿1を
読み取り、画像データを入力する。次にステップS22
で、像域判定部24により入力された画像データについ
てブロック単位で像域を判定し、そのブロックが上記第
1の像域に属するか第2の像域に属するのかを判定す
る。判定の基準としては、色がある範囲より薄いか、輝
度がある値より低いか、線の太さがある値より細いか等
を用いる。
【0052】上記のようにしてブロック単位で像域判定
を行うと図10について述べた問題が生じる。そこでス
テップS23により、判定結果を得たブロックについて
その周囲の判定結果を参照して自分のブロックの判定結
果を見直すということを修正部25により行う。例えば
自分のブロックの周囲のブロックが全て自分の属してい
る領域でない場合は、自分のブロックをそれらと異る像
域とする等の修正を行う(孤立点修正)。
【0053】上記のようにして像域判定された各ブロッ
クについて、ステップS24により、「黒細線」の第1
の像域のブロックは2値化部26で2値化及びMMR符
号化される。また「それ以外」の第2の像域のブロック
は圧縮符号化部27でDCT変換を行い、そのDCT係
数をハフマン符号化する、いわゆるJPEG方式と同じ
方法により符号化する。そして各符号化データをステッ
プS25で合成部28により合成された後、モデム10
4を介して送信して終了とする。
【0054】尚、自然画像の中央部などに「黒細線」が
存在すると、そのブロックは第1の像域と誤って判定さ
れるので、これを防ぐためにステップS23を行って、
よりよい結果を得るようにしているが、このステップS
23の処理を行わなくても実用的には殆んど重大な影響
を与えない。
【0055】図13は本発明の第5の実施例を示すブロ
ック図、図14はその動作を示すフローチャートであ
る。本実施例は上述の誤った判定が行われるのを防止す
るものである。まず、ステップS31でスキャナ101
から原稿1の画像データを入力する。このとき画像デー
タを入力しながらステップS32で、圧縮符号化部2
9、2値化部30により、JPEG符号化と2値符号化
とを同時に少くとも途中まで行って2つの符号化データ
を作成する。そして、ステップS33で、像域判定部3
1によりJPEGデータ(量子化されたDCT係数)に
ついてブロック単位で像域判定する。判定基準は第4の
実施例と同様である。但し、元の画素の値を用いずDC
T係数を用いる。尚、この像域判定については後述によ
り詳しく説明する。
【0056】次にステップS34で修正部32により、
図12のステップS23と同様の判定結果の修正処理を
行った後、ステップS35で、データ割り当て部33に
より第1の像域にはMMR符号化データを割り当て、第
2の像域にはJPEG符号化データを割り当てて合成し
た後、ステップS36でモデム104から送信する。
尚、白黒2値符号化は、初めに白黒多値でデータをとっ
ておき、スレッショルドレベルを適切化してから白黒2
値化するようにすれば、画質をより向上させることがで
きる。
【0057】次に上記ステップS33による像域判定に
ついて説明する。像域の判定に際しては黒い線の太さの
判定が難しいが、ここでは次のような判定基準を用い
る。即ち、 (1)ブロックの平均輝度が所定値より大きい。 (2)色が所定の値より小さい。 (3)高周波成分が所定値より大きい。 ときは「黒細線の集合」と見なし、第1の像域と判定す
る。
【0058】上記の黒細線部をDCT係数により判定す
る方法についてさらに詳述する。まず、黒であるという
ことは「色差信号の直流分の値が小さいことである」と
いうことから、色差信号の直流分の絶対値の和又はその
2乗和が色差空間上のある範囲の内側にあるという条件
を満たせば黒と判定してよい。即ち、ブロックの中の一
部にでも色の付いた部分があれば、上記の条件は満たさ
れないことになる。
【0059】次に細線の条件であるが、まず高周波成分
が多くなることが考えられる。従って、高周波成分(係
数)の絶対値又はその2乗和がある値より大きいことが
必要条件となる。この条件は太い線でも満足されるが、
黒く太い線が存在した場合は全体の輝度が下る。従っ
て、細線の条件としては、上記の条件の他にアンド条件
として「輝度の直流成分がある値以上である」という条
件を付加すればよい。
【0060】この場合、図15に示すように太い線のご
く一部がブロックにかかった場合には「黒細線」という
判定結果になってしまうが、このブロックにとっては実
際それは「黒細線」であるので、条件としては正しく働
いていることになる。
【0061】尚、像域判定のために用いるDCT係数は
量子化したものを用いているが、量子化前のものでもよ
い。量子化前のものを用いれば判定精度が向上する。ま
た、量子化後のデータを使えば扱うデータ量が、その段
階で削減されているので、即ち、ゼロが多くなっている
ので、扱い易く処理を高速化できる。
【0062】本実施例においては、JPEG等のブロッ
ク符号化のためのブロックと像域判定のためのブロック
とが対応しているので、初めからブロック符号化の進行
上で得られるデータ(例えば量子化後のCDT係数)を
用いて、その段階で既にデータ量の削減が行われて処理
が行い易くなっている。また、後の処理における符号化
データの割り当てに用いるデータも作成してしまってい
るので、全体の処理の流れに無駄がない。
【0063】尚、以上述べた各実施例は本発明を図1の
ようなパソコン形態のカラーファクシミリシステムに適
用した場合であるが、全体をビルトインのファクシミリ
形式としてもよい。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、伝送時間を短くすることができると共に、印字
品質を向上させることができる。請求項2の発明によれ
ば、処理を高速で行えると共に、メモリ消費量を小さく
することができる。請求項4の発明によれば、カラー領
域と白黒領域との境界部分に現われる見苦しさを軽減す
ることができる。請求項10の発明によれば、処理を無
駄なく行ってデータ量を削減することができる。
【0065】また、符号化方式にブロック符号化方式、
2値化符号方式を用い、像域の判定をブロック単位で行
うことによってデータの圧縮効率を向上させることがで
き、さらに像域の判定を「黒細線のブロック」や「それ
以外のブロック」等を基準として行うことにより、判定
を精度良く、しかも容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したカラーファクシミリシステム
を示す構成図である。
【図2】本発明の第1、第2の実施例を示すブロック図
である。
【図3】第1の実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図4】第2の実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図5】本発明の第3の実施例を説明するための構成図
である。
【図6】本発明の第3の実施例を説明するための構成図
である。
【図7】本発明の第3の実施例を説明するための構成図
である。
【図8】第3の実施例によるぼかし処理を説明するため
の構成図である。
【図9】第3の実施例を示すブロック図である。
【図10】本発明の第4の実施例を説明するための構成
図である。
【図11】第4の実施例を示すブロック図である。
【図12】第4の実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
【図13】本発明の第5の実施例を示すブロック図であ
る。
【図14】第5の実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
【図15】第5の実施例を説明するための構成図であ
る。
【符号の説明】
11、16、27、29 圧縮符号化部 12、26、30 2値化部 13、18、24、31 像域判定部 14 置換え部 15 スイッチ 19 検出部 20 ぼかし処理部

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された画像データのカラー領域と白
    黒領域とを判定する判定手段と、 上記判定手段で判定されたカラー領域の画像データを第
    1の符号化方式で符号化する第1の符号化手段と、 上記判定手段で判定された白黒領域の画像データを第2
    の符号化方式で符号化する第2の符号化手段とを備えた
    画像処理装置。
  2. 【請求項2】 入力された画像データを形成する色デー
    タと輝度データとを用いて第1の符号化方式で符号化す
    る第1の符号化手段と、 上記第1の符号化手段から得られる符号化データのカラ
    ー領域を判定する判定手段と、 上記判定手段で判定されたカラー領域の画像データを所
    定の値に置換える置換え手段と、 上記輝度データと上記置換え手段から得られる上記所定
    の値のデータとを第2の符号化方式で符号化する第2の
    符号化手段とを備えた画像処理装置。
  3. 【請求項3】 上記置換え手段の動作の有無を選択する
    選択手段を備えた請求項2記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 画像をブロック単位に符号化して成る入
    力画像データのカラー領域と白黒領域とを上記ブロック
    単位に判定する判定手段と、 上記判定手段で判定された上記カラー領域のブロックと
    上記白黒領域のブロックとの境界近傍のデータをぼかす
    処理を行うぼかし手段とを備えた画像処理装置。
  5. 【請求項5】 上記カラー領域のブロックにおける上記
    白黒領域のブロックとの境界近傍がカラー画像であるか
    否かを検出し、カラー画像でないとき上記ぼかし手段を
    動作させる検出手段を設けた請求項4記載の画像処理装
    置。
  6. 【請求項6】 上記白黒領域のブロックにおける上記カ
    ラー領域との境界近傍が所定の値であるか否かを検出
    し、所定の値でないとき上記ぼかし手段を動作させる検
    出手段を設けた請求項4記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 上記入力画像データの背景色を所定の色
    に置換える置換え手段を設け、上記ぼかし手段と選択的
    に用いるようにした請求項4記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 上記置換え手段が置換える上記所定の色
    は上記入力画像データに含まれる背景色情報が指定する
    色である請求項7記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 上記置換え手段は上記白黒領域のデータ
    が白を示すとき上記所定の色に置換える請求項7記載の
    画像処理装置。
  10. 【請求項10】 入力された画像データをそれぞれ第
    1、第2の符号化方式で符号化する第1、第2の符号化
    手段と、 上記第1、第2の符号化手段からそれぞれ得られる符号
    化データから画像のカラー領域と白黒領域とを判定する
    判定手段とを備えた画像処理装置。
  11. 【請求項11】 上記判定手段は、入力された画像デー
    タのカラー領域と白黒領域とをブロック単位に判定する
    ものである請求項1又は10記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 上記判定手段で判定されたカラー領域
    のブロックと白黒領域のブロックについてその周囲のブ
    ロックの判定に基づいて判定結果を修正する修正手段を
    設けた請求項11記載の画像処理装置。
  13. 【請求項13】 上記判定手段は、黒であってかつ線が
    太くないという条件を満す要素のみから成り立っている
    ブロックとそれ以外のブロックとを判定基準に用いる請
    求項11記載の画像処理装置。
  14. 【請求項14】 上記第1の符号化方式はブロック符号
    化方式である請求項1又は10記載の画像処理装置。
  15. 【請求項15】 上記ブロック符号化方式はDCT係数
    を用いる符号化方式である請求項14記載の画像処理装
    置。
  16. 【請求項16】 上記第2の符号化方式は2値符号化方
    式である請求項1又は10記載の画像処理装置。
  17. 【請求項17】 上記判定手段は、上記ブロック符号化
    方式による符号化に際して表われる係数を用いて判定を
    行うようにした請求項14記載の画像処理装置。
  18. 【請求項18】 上記判定手段は、量子化前又は量子化
    後のDCT係数を用いるようにした請求項15記載の画
    像処理装置。
  19. 【請求項19】 上記第1の符号化方式はブロック符号
    化方式であり、その符号化のためのブロックと上記それ
    以外のブロックとは、互いに各辺の長さが整数倍である
    請求項13記載の画像処理装置。
  20. 【請求項20】 上記黒であってかつ線が太くないとい
    う条件を満たす要素のみから成り立っているブロックの
    判定基準として輝度の交流成分の絶対値の和又は2乗和
    と色差成分の直流分の絶対値の和又は2乗和とを用いる
    請求項13記載の画像処理装置。
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