JPH0953121A - 局部増肉金属条材の熱処理方法及び装置 - Google Patents
局部増肉金属条材の熱処理方法及び装置Info
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- JPH0953121A JPH0953121A JP22966795A JP22966795A JPH0953121A JP H0953121 A JPH0953121 A JP H0953121A JP 22966795 A JP22966795 A JP 22966795A JP 22966795 A JP22966795 A JP 22966795A JP H0953121 A JPH0953121 A JP H0953121A
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Abstract
く熱処理すると共に、その増肉部の形状を修正する。 【解決手段】 熱処理すべき条材1の増肉部1Aを加熱
手段4で局部的に加熱して加熱部5を形成し、その加熱
部を増肉部1Aに対して長手方向に移動させることによ
って、増肉部1A全域を加熱して熱処理する。同時にそ
の増肉部1Aに形成した加熱部5の内側に内面ダイス1
0を挿入し、加熱部5と共に移動させることにより、増
肉部1Aの内面を所定形状に成形し、増肉加工時に生じ
ていた望ましくない変形を修正すると共に内面を平滑と
し、また熱処理によって生じる恐れのある変形を防止す
る。
Description
の金属条材(H形鋼、I形鋼、丸形鋼管、角形鋼管等)
の長手方向の所望領域を加熱、圧縮することによって形
成した増肉部を有する局部増肉金属条材に対し、その増
肉部の品質向上のために熱処理を行う局部増肉金属条材
の熱処理方法及び装置に関する。
局部的に一定幅に加熱して加熱部を形成し、該加熱部の
位置を管の長手方向に相対的に移動させながら管軸方向
に圧縮力を付与して増肉させ、前記加熱部の後端部分を
冷却することにより、管の長手方向に沿って順次増肉さ
せて行く増肉加工方法が知られている(例えば、特公昭
52−470号公報参照)。従って、この増肉方法を用
いることにより、管の所望領域を増肉させて管に一体化
した厚肉の補強部を形成でき、そのような補強部を有す
る管を建築資材として使用することが考えられる。この
補強部を一体に有する管を建築資材として使用すると、
従来行われていたダイアフラムの溶接などの面倒な補強
工作を省略することができ、大きなメリットがもたらさ
れる。
方法では、金属条材の組成、前記加熱部の温度、増肉
率、加工後の冷却速度などによっては、増肉加工により
形成された増肉部が急冷硬化し、機械的特性(特に伸
び)が金属条材本来の機械的特性に比べて劣り、厚肉化
による所期の補強効果が得られない場合があった。この
問題は、冷却速度を抑えることによって解決される傾向
にあるが、増肉された部分を直ちに冷却固化させて形状
を固定するという要請から、対策となり得ないことがあ
る。また、増肉加工条件によっては増肉部表面に小じわ
が生じることもあった。更に、上記した増肉加工方法を
角形鋼管に適用したところ、平坦な管壁(以下側壁とい
う)に凹みが生じる傾向があり、商品価値を低下させる
という問題のあることも判明した。
理を行うことにより回復させることは可能である。一般
に条材に対する熱処理は、炉によって条材全体を所望温
度に加熱し、冷却或いは放冷することにより行われる
が、この方法を局部増肉金属条材に適用すると、熱処理
が不要な部分まで加熱することとなるため、エネルギー
ロスが大きく、且つ熱処理に時間がかかるという欠点が
生じる。しかも、この熱処理を実施すると、増肉部に残
留応力による変形が生じ、製品の形状が悪くなるという
欠点も生じる。特に、角形管に適用した場合には、熱処
理時に側壁に凹みが生じ、平坦度を低下させてしまうと
いう欠点となることが判明した。
もので、比較的短時間の処理によって、増肉部の機械的
特性を回復させることができると共に、表面の小じわや
角形鋼管の場合に生じていた凹みを修正することがで
き、また新たな凹みの発生を防止することの可能な局部
増肉金属条材の熱処理方法及び装置を提供することを目
的とする。
された本願請求項1の発明は、長手方向の一部領域に加
熱、加圧によって形成した厚肉部を有する局部増肉金属
条材の前記増肉部に対し、その長手方向の小領域を局部
的に加熱して赤熱状態の加熱部を形成し、該加熱部を前
記増肉部の長手方向に相対的に移動させながら、前記加
熱部の表面に成形手段を当接して成形することを特徴と
する。
小領域を加熱して加熱部を形成し、その加熱部を長手方
向に移動させることにより、増肉部の全域を加熱して熱
処理することが可能であり、増肉部の増肉加工中の加熱
と冷却により生じた変態組織改善及び加工応力の除去を
行うことができる。しかも、加熱には単に増肉部の小領
域を加熱するための手段を用いればよいので、炉を用い
て金属条材全体を加熱し熱処理する場合に比べて簡便で
あり、且つ熱処理速度を短縮できると共に必要な設備を
簡略化できる。更に、本発明では熱処理と同時に、その
加熱部の表面に成形手段を当接して成形することによ
り、増肉部表面にあった小じわを除去して平滑とするこ
とができ、また、角形管を熱処理する際にはその平坦な
側壁にあった凹みを除去して平坦度を上げることができ
る。しかも、角形管の場合には、例え平坦な側壁に凹み
がなかったとしても、熱処理のために加熱すると、平坦
な側壁に凹みが生じる傾向があるが、本発明では成形手
段で成形することで、凹み発生を防止でき、平坦度の高
い側壁を有する増肉部を得ることができる。
単に放冷することによって実施可能であるが、必要に応
じ、冷却を組み合わせることも可能である。その場合、
冷却方法としては、材質に応じ、空冷、水冷、或いはそ
の他の冷却媒体を用いた冷却等を採用しうる。加熱部の
温度としては、必要な熱処理温度及び成形に好適な温度
を選定するものであり、鋼材に対しては通常、800〜
1050°Cが選定される。加熱部を形成するための加
熱手段としては、特に限定されるものではないが、局部
的に且つ急速に入熱可能な高周波加熱コイルを用いるこ
とが好ましい。この際の加熱コイルの幅としては、条材
の肉厚tの1〜5倍程度が好ましい。またその高周波加
熱コイルに加える加熱周波数としては、電流浸透深さを
δとした場合、0.5δ≦t≦2δ が成立する範囲と
することが好ましい。この範囲内で条材加熱を行うと、
条材を効率良く加熱することができ且つ厚み方向の温度
分布を小さく抑制でき、良好な熱処理が可能である。
平滑に成形可能なものであればよく、例えば、熱処理を
施すべき増肉部のほぼ全長に渡って定位置に且つその増
肉部に押し付けられるように配置された型であってもよ
いし、或いは、熱処理すべき増肉部に対してその長手方
向に相対的に移動しながら増肉部を成形するダイスであ
ってもよい。ダイスを用いる場合、当然そのダイスが接
触している増肉部は加熱されていることが望ましく、従
って、ダイスが加熱部に追従して移動する構成とする。
一方、定位置に配置される型を用いる場合、加熱部が移
動しても、その加熱部を効率良く押圧して成形できるよ
う、型を増肉部の長手方向に複数個に分割した構成と
し、それぞれを独立して押圧可能な構成とするか、ある
いは型に可撓性を付与しておき、その型を増肉部の長手
方向の複数個所で押圧する構成とすることが好ましい。
前記加熱部の移動に追従して移動するダイスを用いたこ
とを特徴とするものである。この構成によれば、成形す
べき加熱部のみをダイスで効率良く成形でき、且つダイ
スの構造を簡略化できる。ここで使用するダイスの長さ
(増肉部に接触する面の、増肉部長手方向の長さ)は、
短すぎると成形効果が低くて小じわの除去或いは角形管
に対する凹み防止の効果が得られず、一方、長すぎると
装置全体が大型化するのみならず、そのダイスを増肉部
に沿って移動させるための動力が大きくなってしまう。
従って、これらを勘案して定めればよいが、例えば、外
径300mm、厚み19mmの鋼管に対して、ダイス長
さは150〜300mm程度が好ましい。
する前記ダイスの直後に冷却手段を配設して、成形直後
の加熱部を冷却することを特徴とする。このような冷却
を行うことにより、成形後の加熱部が急激に固化し、こ
のため、残留応力による形くずれを防止できる利点が得
られる。また、強制冷却のため、放冷に比べて処理時間
を短縮できるという効果も得られる。冷却手段として
は、空気を吹き付ける空冷式のもの、水を吹き付ける水
冷式のもの、その他の冷却媒体を吹き付けるもの等任意
である。
し、前記成形手段をその管内に配設した内面ダイスとす
るものである。この内面ダイスを加熱部と一緒に移動さ
せることにより、内面ダイスで管の内径を規制しながら
熱処理することが可能であり、増肉部の内面を平滑化す
ると共に所望形状に成形でき、管が角形管の場合には平
坦な側壁の凹みを修正し且つ新たな凹み発生を防止する
ことが可能である。
し、前記成形手段をその管外に配設した外面ダイスとす
るものである。この外面ダイスを加熱部と一緒に移動さ
せることにより、管外面を平滑化することができる。
施に用いる装置を提供するものであり、この装置は、金
属条材に形成した増肉部の長手方向の小領域を局部的に
加熱して赤熱状態の加熱部を形成する加熱手段と、該加
熱手段を前記増肉部の長手方向に相対的に移動させる第
一移動手段と、前記加熱部の表面に当接して表面を成形
する成形手段と、その成形手段を前記増肉部の長手方向
に相対的に移動させる第二移動手段とを有している。こ
の構成により、加熱手段が増肉部の長手方向の小領域を
加熱して加熱部を形成しながら増肉部に沿って相対的に
移動し、それによって加熱部を増肉部の長手方向に移動
させることができ、同時に成形手段が増肉部に沿って相
対的に移動し、加熱部を成形することができ、熱処理を
行うと共に表面を平滑とすることができる。また、角形
管に適用した場合には、増肉部の平坦な側壁に凹みがあ
っても、それを平坦に修正でき、しかも、熱処理時に凹
みが生じることも防止でき、平坦度の高い側壁を有する
増肉部を得ることが可能となる。
表的な実施の形態を説明する。図1は本発明方法の実施
に用いる熱処理装置の1例を示す概略断面図であり、1
は、長手方向の一部領域に熱処理すべき増肉部1Aを備
えた金属条材(以下単に条材という)である。本発明に
おいて、熱処理の対象とする条材は、丸形鋼管、角形鋼
管、H形鋼、I形鋼等任意であり、図1に示す例では角
形鋼管を示している。この条材1の増肉部1Aは、一定
肉厚の条材1の長手方向の小領域を加熱して赤熱状態の
加熱部を形成し、該加熱部を金属条材の長手方向に移動
させながら、その加熱部を圧縮、増肉させ、且つその加
熱部後端を冷却、固化することによって形成されたもの
である。従って、増肉部1Aには増肉加工時における加
熱、冷却によって焼入れされた状態となっており、硬度
が増加すると共に残留応力が存在している。また、この
条材1は角形鋼管であるため、本来、その増肉部1Aは
図2(b)に断面を示すように、平坦な側壁1Aaと円
弧状のコーナー壁1Abを有するものであるが、実際に
は増肉加工時において長手方向に圧縮力を付加して増肉
させた際、平坦な側壁1Aaに内方への凹みが生じるこ
とが多く、図2(a)に示すように、側壁1Aaに内方
への凹み2が生じている。
に固定、保持する固定手段、4は、条材1の長手方向の
小領域を局部的に加熱して赤熱状態の加熱部5とするこ
との可能な環状の加熱手段であり、ここでは高周波加熱
コイルが使用されている。6は冷却水等の冷却媒体7を
加熱部5の移動方向に関して後側となる部分に吹き付け
る冷却手段、8は加熱装置4及び冷却装置6を条材1に
沿って移動させる第一移動手段であり、ここでは、モー
タとねじ軸を用いたものが使用されている。なお、第一
移動手段8としては、この構成に限らず、公知のものを
適宜使用可能である。
形するための内面ダイス、11はその内面ダイス10を
条材1の増肉部1Aの内部に挿入し移動させる第二移動
手段であり、ここではデジタルサーボ機構を備えたシリ
ンダ装置が用いられ、その移動速度を任意に制御可能と
なっている。この第二移動手段11としても、この構成
に限らず、公知のものを適宜使用可能である。前記した
内面ダイス10は図3にも示すように、増肉部への挿入
を容易にする先端テーパ部10aと、それに続く角筒状
のダイス面10bを有している。このダイス面10b
は、条材1の増肉部1Aの内面に望まれる形状に設計さ
れている。また、内面ダイス10の長さLは、加熱手段
4の先端から冷却媒体の吹き付け位置までの間隔Wとほ
ぼ同じに設定されている。
は次のように行われる。すなわち、図1に示すように、
熱処理すべき条材1の一端を固定手段3に固定、保持さ
せ、その内部に反対端から内面ダイス10を挿入する。
この状態で、加熱手段4によって条材1の長手方向の小
領域を加熱して、所望の熱処理及び成形を行うために必
要な赤熱状態の加熱部5とし、且つその加熱手段4を第
一移動手段8によって条材1に沿って矢印Cで示すよう
に固定手段3に向かう方向に移動させ、同時に冷却手段
6から冷却媒体7を加熱部5の後端部分に吹き付けて冷
却する。この移動と並行して、第二移動手段11が内面
ダイス10を増肉部1A内に挿入し且つ常時、加熱部5
の内側に位置するように、前記加熱手段4による移動に
連動して矢印C方向に移動させる。これにより、増肉部
1Aが、固定手段3から遠い側の端部から赤熱状態に加
熱されて熱処理されると共にその内部に挿入した内面ダ
イス10によって所定形状に成形されてゆき、内面が平
滑化されると共に、図2(a)に示すように平坦な側面
1Aaに生じていた凹み2が押し広げられて平坦度が向
上する。また、角筒状の増肉部1Aを外面から加熱し、
冷却する時には熱収縮により平坦な側面1Aaに内方へ
の凹み2が生じ勝ちであるが、内部に内面ダイス10を
配置しているのでそのような凹みの発生も防止される。
かくして、加熱手段4及び冷却手段6と、内面ダイス1
0を共に、増肉部1Aの一端から他端まで移動させるこ
とにより、増肉部1Aの全域を熱処理し、組織改善を図
ると共に残留応力を除去でき、同時に増肉部1Aの内面
形状を所望形状に成形し、図2(b)に示すように、平
坦度を向上させた増肉部1Aを得ることができる。
に冷却手段6を設け、加熱部5の後端を急冷する構成と
しているが、熱処理方法によっては、冷却手段6を省略
し、放冷とすることもできる。また、上記実施例では冷
却手段6による冷却媒体7の吹き付け位置を、内面ダイ
ス10の後ろとしているが、その吹き付け位置を内面ダ
イス10に重なる位置としてもよい。その場合には、増
肉部に熱収縮により生じ勝ちな凹みを一層良好に防止す
ることができる利点が得られるが、増肉部の熱収縮によ
る内面ダイス10に対する締付力が増し、内面ダイス1
0を移動させるための駆動力を大きくする必要が生じ
る。
あり、この実施例では、内面ダイスは使用せず、その代
わりに条材1の外面を成形する外面ダイス15を設けて
いる。この外面ダイス15は、図5に示すように中空角
筒状のもので、内面に、増肉部外面への嵌合を容易にす
る先端テーパ面15aと、それに続くダイス面15bを
有している。このダイス面15bは、条材1の増肉部1
Aの外面に望まれる形状に設計されている。外面ダイス
15は加熱手段4と冷却手段6の間に配置され、且つ加
熱手段4及び冷却手段6と共に共通の移動台16に保持
され、適当な移動手段(図示せず)で矢印C方向に移動
する構成となっている。
の一端を固定手段3に固定、保持させた状態で、加熱手
段4及び冷却手段6を作動させた状態で移動台16を条
材1に沿って矢印Cで示すように固定手段3に向かう方
向に移動させる。これにより、加熱手段4が条材1の長
手方向の小領域を加熱して、所望の熱処理及び成形を行
うために必要な赤熱状態の加熱部5とし、外面ダイス1
5がその加熱部5の外面を所定形状に成形すると共に表
面に生じていた小じわを平滑にし、冷却手段6が加熱部
5を冷却する。かくして、移動台16を増肉部1Aの一
端から他端まで移動させることにより、増肉部1Aの全
域を熱処理し、組織改善を図ると共に残留応力を除去で
き、同時に増肉部1Aの外面形状を整形し、表面を平滑
化した増肉部を得ることができる。なお、この場合に
は、増肉部1Aに図2(a)に示すような内方への凹み
2が生じていると、その凹み2を修正する効果はあまり
期待できない。従って、図4に示す装置及び方法では、
外面に小じわを有するが凹みはほとんど無い増肉部の熱
処理に適しており、例えば、丸形鋼管に形成している増
肉部の熱処理に適している。
ある。この実施例では、条材1の内部に、内面ダイス1
0を挿入するように設けると共に、外面にも外面ダイス
17を配置している。ここで用いる内面ダイス10は図
1に示す実施例と同様のものである。一方外面ダイス1
7は、図7から良く分かるように、増肉部1Aの各側壁
に対向配置された4枚の平板17A、17B、17C、
17Dを有しており、その内の二つの平板17A、17
Bは移動台16に固定して設けているが、それに対向す
る平板17C、17Dはそれぞれ油圧式或いは空圧式の
加圧シリンダ18C、18Dに連結され、圧下量を調節
可能としている。その他の構成は、図1或いは図4に示
す実施例と同様である。
によって形成した加熱部5を内外面から内面ダイス10
と外面ダイス17で成形しており、これにより、増肉部
1Aを所望の形状に成形して平坦な側壁における凹み2
を無くして平坦度を増すことができると共に外面の小じ
わを無くすこともできる。なお、図4〜図7に示す実施
例においても、必要に応じ冷却手段6を省略し、放冷に
よる熱処理を行うことが可能である。
部1Aに対する内面ダイス10及び外面ダイス17を示
したが、内面ダイス及び外面ダイスを有する成形手段は
必ずしもこの場合に限らず、円形断面の増肉部に対して
も適用可能である。図8はその場合を示すものであり、
円形断面の増肉部21A内に、円筒状の内面ダイス22
が挿入されており、且つ外面には外面ダイス23が配置
されている。この外面ダイス23は、円筒状に配置され
た4個の円弧状のセグメント23A、23B、23C、
23Dを有しており、その内の二つのセグメント23
A、23Bは移動台16に固定して設けているが、それ
に対向するセグメント23C、23Dはそれぞれ油圧式
或いは空圧式の加圧シリンダ18C、18Dに連結さ
れ、圧下量を調節可能としている。この構成により、円
筒状の増肉部21Aに対して成形が可能となる。
る。 〔実施例1〕 試料作成 外径寸法300×300mm、厚さ12mmの角形鋼管
の長手方向の中央位置に増肉加工を施し、厚さ19m
m、長さ400mmの増肉部を形成した。この時の増肉
加工条件は次の通り。 加熱部最高温度:1250°C 冷却方法:水噴射 増肉加工速度(加熱部の未増肉部分に対する相対速
度):0.9mm/s 上記の条件で4個の試料(試料a、試料b、試料c、試
料d)を作成した。
熱処理装置を用いて熱処理を行った。この熱処理装置の
各部の仕様及び熱処理条件は次の通り。 内面ダイス10の断面寸法:266×266mm 内面ダイス10の長さ :180mm 加熱手段4:高周波加熱コイル(300角、5ターン)、コイル幅60mm 冷却手段6:水噴射 熱処理速度(加熱手段及び内面ダイス10の移動速度):0.8mm/s 高周波加熱コイル印加電力:160kW、加熱周波数:500Hz 加熱部温度:950±20°C 冷却水量:44リットル/M 内面ダイス10の推力:25,000kg
径寸法を測定すると共に各辺における凹寸法〔図2
(a)における寸法e〕を測定した。その結果を表1に
示す(なお、表1に示す凹寸法の単位はmm)。また、
試料d(熱処理せず)と熱処理後の試料aについて、物
性を測定した。その結果を表2に示す。表1から良く分
かるように、内面ダイス10を使用した熱処理により、
増肉部における歪みが矯正され、凹寸法eが減少してい
る。この減少は、特に凹みの大きいものに顕著に生じて
おり、各面の凹みが小さくなっている。また、表2の物
性測定の結果から明らかなように、表面硬度が低下し、
且つ伸びが増大しており、組織改善が為されていた。
の長手方向の中央位置に増肉加工を施し、厚さ19m
m、長さ400mmの増肉部を形成した。この時の増肉
加工条件は次の通り。 加熱部最高温度:1300°C 冷却方法:水噴射 増肉加工速度(加熱部の未増肉部分に対する相対速
度):1.8mm/s 上記の条件で4個の試料(試料e、試料f、試料g)を
作成した。
熱処理装置を用いて熱処理を行った。この熱処理装置の
各部の仕様及び熱処理条件は次の通り。 内面ダイス10の断面寸法:266×266mm 〃 の長さ :180mm 加熱手段4:高周波加熱コイル(300角、5ターン)、コイル幅60mm 冷却手段6:水噴射 熱処理速度(加熱手段及び内面ダイス10の移動速度):0.8mm/s 高周波加熱コイル印加電力:160kW、加熱周波数:500Hz 加熱部温度:950〜1000°C 冷却水量:44リットル/M 内面ダイス10の推力:30,000kg
径寸法を測定すると共に各辺における凹寸法eを測定し
た。その結果を表3に示す(単位はmm)。表3から良
く分かるように、この場合にも、内面ダイス10を使用
した熱処理により、増肉部における歪みが矯正され、凹
寸法が減少している。この減少は、特に凹みの大きいも
のに顕著に生じており、各面の凹みが小さくなってい
る。内面ダイス10の断面寸法(平坦面間の距離)を更
に大きくすることにより、一層形状の良化が期待され
る。
置は、金属条材に対して加熱、増肉操作を加えて形成し
た増肉部に対して、その増肉部の長手方向の小領域を加
熱して加熱部を形成し、その加熱部を長手方向に移動さ
せるという簡単な操作によって増肉部の全域を加熱して
熱処理することが可能であり、増肉部の増肉加工中の加
熱と冷却により生じた変態組織の改善及び加工応力の除
去を行うことができ、しかも、その熱処理と同時に、そ
の加熱部の表面に成形手段を当接して成形することによ
り、増肉部表面にあった小じわを除去して平滑とするこ
とができ、機械的物性の優れた且つ外観の良い増肉部を
備えた金属条材を製造できるという効果を有している。
熱処理に適用し、且つ成形手段として、角形管内に挿入
される内面ダイスとすると、熱処理と並行して角形管内
面形状を所定形状に成形することが可能であり、平坦な
側壁に生じていた凹みを修正でき、また、その平坦な側
壁に生じ勝ちな凹みを防止でき、平坦度の優れた増肉部
を有する角形管を製造できるという効果が得られる。
は、増肉部の肉厚増加による補強効果を備えており、且
つその増肉部の増肉加工による機械的物性の劣化を熱処
理により回復して必要な機械的物性を備えているため、
そのまま建築物の柱や梁等の建築資材として利用可能で
あり、それを利用することにより、建築物の仕様並びに
作業工程を改善できる。かくして、本発明は建築業界等
にとってもきわめて有用である。
示す概略断面図
概略断面図 (b)は増肉部1Aの本来の形状を示す概略断面図
を示す概略断面図
の例を示す概略断面図
Claims (6)
- 【請求項1】 金属条材の長手方向の領域を加熱して赤
熱状態の加熱部を形成し、該加熱部を金属条材の長手方
向に圧縮、増肉させて形成した増肉部を有する局部増肉
金属条材に対する熱処理方法であって、前記増肉部の長
手方向の小領域を局部的に加熱して赤熱状態の加熱部を
形成し、該加熱部を前記増肉部の長手方向に相対的に移
動させながら、前記加熱部の表面に成形手段を当接して
成形することを特徴とする局部増肉金属条材の熱処理方
法。 - 【請求項2】 前記成形手段が、前記加熱部の移動に追
従して移動するダイスであることを特徴とする請求項1
記載の局部増肉金属条材の熱処理方法。 - 【請求項3】 前記成形手段の直後に冷却手段を配設し
て、成形直後の加熱部を冷却することを特徴とする請求
項2記載の局部増肉金属条材の熱処理方法。 - 【請求項4】 前記金属条材が管であり、前記成形手段
がその管内に配設された内面ダイスであることを特徴と
する請求項1から3のいずれか1項記載の局部増肉金属
条材の熱処理方法。 - 【請求項5】 前記金属条材が管であり、前記成形手段
がその管外に配設された外面ダイスであることを特徴と
する請求項1から4のいずれか1項記載の局部増肉金属
条材の熱処理方法。 - 【請求項6】 増肉部を有する局部増肉金属条材に対す
る熱処理装置であって、前記増肉部の長手方向の小領域
を局部的に加熱して赤熱状態の加熱部を形成する加熱手
段と、該加熱手段を前記増肉部の長手方向に相対的に移
動させる第一移動手段と、前記加熱部の表面に当接して
表面を成形する成形手段と、その成形手段を前記増肉部
の長手方向に相対的に移動させる第二移動手段とを有す
ることを特徴とする局部増肉金属条材の熱処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22966795A JPH0953121A (ja) | 1995-08-14 | 1995-08-14 | 局部増肉金属条材の熱処理方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22966795A JPH0953121A (ja) | 1995-08-14 | 1995-08-14 | 局部増肉金属条材の熱処理方法及び装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0953121A true JPH0953121A (ja) | 1997-02-25 |
Family
ID=16895794
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22966795A Pending JPH0953121A (ja) | 1995-08-14 | 1995-08-14 | 局部増肉金属条材の熱処理方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0953121A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003080111A (ja) * | 2001-09-12 | 2003-03-18 | Mitsui Mining & Smelting Co Ltd | 電気集塵機の集塵極の湾曲部矯正方法 |
| JP2004127854A (ja) * | 2002-10-07 | 2004-04-22 | Dai Ichi High Frequency Co Ltd | 移動加熱方法及び移動加熱装置 |
| WO2007060905A1 (ja) * | 2005-11-24 | 2007-05-31 | Kikuchi Co., Ltd. | 焼入装置及び焼入方法 |
| JP2013041854A (ja) * | 2012-11-29 | 2013-02-28 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | 加熱部位選択的誘導加熱装置 |
| JP2022033802A (ja) * | 2019-08-30 | 2022-03-02 | Jfeスチール株式会社 | 角形鋼管および建築構造物 |
-
1995
- 1995-08-14 JP JP22966795A patent/JPH0953121A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003080111A (ja) * | 2001-09-12 | 2003-03-18 | Mitsui Mining & Smelting Co Ltd | 電気集塵機の集塵極の湾曲部矯正方法 |
| JP2004127854A (ja) * | 2002-10-07 | 2004-04-22 | Dai Ichi High Frequency Co Ltd | 移動加熱方法及び移動加熱装置 |
| WO2007060905A1 (ja) * | 2005-11-24 | 2007-05-31 | Kikuchi Co., Ltd. | 焼入装置及び焼入方法 |
| JP2013041854A (ja) * | 2012-11-29 | 2013-02-28 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | 加熱部位選択的誘導加熱装置 |
| JP2022033802A (ja) * | 2019-08-30 | 2022-03-02 | Jfeスチール株式会社 | 角形鋼管および建築構造物 |
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