JPH0953253A - 建設機械の領域制限掘削制御の掘削領域設定装置 - Google Patents
建設機械の領域制限掘削制御の掘削領域設定装置Info
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Abstract
移動により車体高さが変化しても掘削領域の設定が変化
せずかつ車体の製作公差、センサの精度、取り付け公差
などの誤差の影響が少なく、設定した掘削領域との差を
少なく掘削できるようにする。 【解決手段】油圧ショベル本体の外部に水平な方向に外
部基準80を設置し、操作器7を用いて外部基準から掘
削領域の境界までの深さhrを設定する。次に、フロン
ト装置1Aを動かしてフロント基準70が外部基準と位
置が一致した時に外部基準設定スイッチ71を押すと、
制御ユニット9は車体中心Oから外部基準までの高さh
fを演算し、この高さhfを補正値として、深さhrか
ら車体中心Oに対する掘削領域の境界面の深さhsを演
算し、この深さhsにより車体1Bを基準とした掘削領
域を設定する。
Description
制御に係わり、特に、多関節型のフロント装置を備えた
油圧ショベル等の建設機械において、フロント装置の動
き得る領域を制限した領域制限掘削制御の掘削領域設定
装置に関する。
ある。油圧ショベルは垂直方向にそれぞれ回動可能なブ
ーム、アーム及びバケットからなるフロント装置と、上
部旋回体及び下部走行体からなる車体とで構成され、フ
ロント装置のブームの基端は上部旋回体の前部に支持さ
れている。このような油圧ショベルはフロント装置の動
作範囲が広いことを特徴とする建設機械であり、そのこ
とが便利である半面、特定の掘削形状よりフロントが突
出しては困る作業などに使われる場合にはオペレータに
慎重な操作を要求することになる。このため例えば特開
平4−136324号公報に示されるようにフロント装
置の作業範囲の制限を行うことが考えられている。この
特開平4−136324号公報には、制限領域(侵入不
可領域)の設定方法として、フロント装置の先端(バケ
ットの爪先)を制限領域(侵入不可領域)に動かし、そ
の位置を記憶するか、あるいは操作パネルから制限領域
を数値で入力設定する方法が示されている。
ント部材をそれぞれの手動操作レバーによって操作して
いるが、それぞれが関節部によって連結され回動運動を
行うものであるため、これらフロント部材を操作して所
定の領域、特に直線状に設定された領域を掘削すること
は非常に困難な作業であり、自動化が望まれている。そ
のような作業を自動化して行う構成とした場合、車体が
移動すると作業現場の地形の変化で油圧ショベル自身の
姿勢、高さが変化し、車体に関して設定していた領域を
車体が移動するごとに設定し直さなくてはならない。そ
こで、このような作業を容易にするための自動掘削方法
が特開平3−295933号公報に提案されている。こ
の自動掘削方法では、掘削地表面に設置したレーザ発振
器のレーザ光により車体に設置したセンサにて車体の高
さを検出し、その検出した車体高さに基づいて掘削深さ
(前者の例の制限領域に相当する)を決定して車体を停
止した状態で所定長さだけ直線掘削し、その後に車体を
所定距離走行させて停止状態で再び直線掘削する際に前
記レーザ光により車体高さ変位量を検出し、その高さ変
位量によって掘削深さを補正するようにしている。
来技術には次のような問題がある。
載の従来技術では、車体を基準として制限領域(侵入不
可領域)を設定するので、車体が移動し作業現場の地形
の変化で油圧ショベル自身の姿勢、高さが変化すると、
それに応じて制限領域の設定深さが変化してしまう。例
えば地面が傾斜していれば、車体の移動とともに設定深
さも地面の傾斜面に沿って変化し、制限領域の設定面も
傾斜してしまう。
載の従来技術では、車体の移動に伴う車体高さの変化の
補正は行えるものの、操作パネルにより掘削深さを設定
する場合、車体を基準に掘削深さを設定するので、掘削
制御でバケットの先端位置を演算するとき、車体の製作
公差、あるいは制御に使用するフロント装置の位置、姿
勢を計測する角度センサの精度、取り付け公差などが誤
差として集積し、実際に掘削した深さが設定した掘削深
さと違ってしまい、設定通りに掘削することができな
い。
ると車体からの掘削深さが変化することから、掘削深さ
の変化量に対してもフロント装置の位置、姿勢を計測す
るセンサの誤差が影響し、車体高さが変化する前後で掘
削深さが変化してしまう。
実にセンサに当たりレーザ光を検出できるようにするた
めには、車体に多数のセンサを高さ方向に並べて設置す
る必要があり、センサの装備が大がかりで複雑になる。
さを補正することから、センサの大きさの制約から補正
できる高さは限られた範囲となる。
車体高さが変化しても掘削領域の設定が変化することの
ない建設機械の領域制限掘削制御の掘削領域設定装置を
提供することである。
あるいは制御に使用するフロント装置の位置、姿勢を計
測するセンサの精度、取り付け公差などの誤差の影響が
少なく、設定した掘削領域との差を少なく掘削すること
ができる建設機械の領域制限掘削制御の掘削領域設定装
置を提供することである。
車体高さが変化しても掘削領域の設定が変化することが
なくかつフロント装置の位置、姿勢を計測するセンサの
誤差の影響による掘削深さの変化の少ない建設機械の領
域制限掘削制御の掘削領域設定装置を提供することであ
る。
センサを要せずに車体の移動を補正できる建設機械の領
域制限掘削制御の掘削領域設定装置を提供することであ
る。
範囲で補正できる建設機械の領域制限掘削制御の掘削領
域設定装置を提供することである。
達成するために、本発明による建設機械の領域制限掘削
制御装置は次の構成を採用する。すなわち、多関節型の
フロント装置を構成する上下方向に回動可能な複数のフ
ロント部材と、前記フロント装置を支持する車体とを備
え、前記複数のフロント部材をそれぞれ駆動制御してフ
ロント部材の動作範囲を制限制御する建設機械の領域制
限掘削制御の掘削領域設定装置において、(a)前記建
設機械の外部に設置され、掘削領域に対する基準位置を
示す外部基準を与える外部基準部材と;(b)前記フロ
ント装置に備えられ、前記外部基準に前記フロント装置
を合わせる目標となるフロント基準を与えるフロント基
準部材と;(c)前記フロント装置の位置と姿勢に関す
る状態量を検出する検出手段と;(d)前記検出手段の
信号に基づき前記フロント装置の位置と姿勢を演算する
第1演算手段と;(e)前記外部基準と掘削領域の位置
関係を設定する第1設定手段と;(f)前記フロント基
準が前記外部基準と一致したときに操作される外部基準
設定スイッチと;(g)前記外部基準設定スイッチが操
作されたときの前記第1演算手段で演算した前記フロン
ト装置の位置と姿勢の情報に基づき前記車体と前記外部
基準との位置関係を演算し、この車体と外部基準との位
置関係と前記第1設定手段で設定した外部基準と掘削領
域の位置関係とから前記車体と掘削領域との位置関係を
演算する第2演算手段と;(h)前記第2演算手段で演
算した前記車体と掘削領域の位置関係から前記車体を基
準とした掘削領域を設定する第2設定手段と;を備える
構成とする。
フロント基準が外部基準と一致し、外部基準設定スイッ
チが操作されたときに、第2演算手段にて第1設定手段
で設定した外部基準と掘削領域の位置関係を補正して車
体と掘削領域の位置関係を演算し、第2設定手段で車体
を基準として掘削領域を設定するため、車体の移動によ
る高さ変化を毎回補正して掘削作業が行える。このた
め、車体が移動し車体高さが変化しても掘削領域の設定
は変化せず、常に外部基準を基準とした所定の深さを掘
削することができる。
用するフロント装置に設置し、フロント基準が外部基準
と一致したときのフロント装置の位置と姿勢に基づき車
体を基準とした掘削領域を設定するので、この掘削領域
の設定に際して掘削領域設定演算と掘削制御演算とで車
体の製作公差やフロント基準、検出手段等の精度、取付
け公差などの誤差の影響が相殺されることとなる。この
ため、掘削制御でフロント装置の位置を演算するとき、
基準光を車体に設置したセンサで検出する方法に比較し
て上記公差や精度の誤差の影響が少なくなり、設定した
掘削領域との差を少なく設定通りに正確に掘削すること
ができる。
る検出手段の誤差の影響を受け難いので、車体が移動し
て車体高さが変化することにより車体からの掘削深さが
変化しても、その掘削深さの変化量に対する検出手段の
誤差の影響が少なくなり、車体高さが変化する前と後で
掘削深さが変化することが防止される。
が外部基準と一致したときに、外部基準設定スイッチを
操作することで外部基準を検出するので、フロント装置
に小型でシンプルなフロント基準を設置するだけで車体
の移動を補正できる。
基準を外部基準に一致させ、外部基準設定スイッチを操
作するので、フロント装置の広い可動範囲を考えれば車
体の移動を広い範囲で補正できる。
くは、前記第1設定手段は、前記外部基準から掘削領域
と制限領域の境界までの深さを設定する手段である。こ
のように第1設定手段を構成することにより、制限領域
との境界を水平面とした掘削領域を設定できる。
から前記掘削領域の基準点までの深さ、前記車体から前
記基準点までの距離、前記掘削領域の境界の傾斜角度を
設定する手段であってもよい。このように第1設定手段
を構成することにより、勾配を付けた掘削領域を設定で
きる。
設定器により入力されたデータを基に前記外部基準と設
定領域の位置関係を設定する手段である。このように第
1設定手段を構成することにより、作業の初めに第1設
定手段の設定を行っておけば、作業開始時、あるいは車
体を走行して移動するごとにフロント装置を掘削領域の
境界に位置決めするための補助員が不要となる。また、
補助員の指示による設定にかかる時間を無くすことがで
き、作業時間を短縮できる。
演算した前記フロント装置の位置と姿勢の情報に基づ
き、前記フロント装置を動かしフロント装置の先端が設
定領域の境界に来たときの前記フロント装置の先端の位
置を演算する手段と、前記第1演算手段で演算した前記
フロント装置の位置と姿勢の情報に基づき、前記フロン
ト装置を動かし前記フロント基準が前記外部基準に一致
したときの前記フロント基準の位置を演算する手段と、
前記フロント装置の先端位置と前記フロント基準の位置
とから前記外部基準と掘削領域の位置関係を演算し、記
憶する手段とを含む構成であってもよい。このように第
1設定手段を構成することにより、フロント装置の先端
が設定領域の境界に来たときのフロント装置の先端の位
置と、フロント基準が外部基準と一致したときのフロン
ト基準の位置とから外部基準と設定領域の位置関係を演
算し、記憶することとなり、ダイレクトティーチングに
より掘削領域を設定でき、作業状況に合わせて所望の掘
削領域を正確に設定することができる。
用いて説明する。まず、本発明の第1の実施形態を図1
〜図10により説明する。
ョベルは、油圧ポンプ2と、この油圧ポンプ2からの圧
油により駆動されるブームシリンダ3a、アームシリン
ダ3b、バケットシリンダ3c、旋回モータ3d及び左
右の走行モータ3e,3fを含む複数の油圧アクチュエ
ータと、これら油圧アクチュエータ3a〜3fのそれぞ
れに対応して設けられた複数の操作レバー装置4a〜4
fと、油圧ポンプ2と複数の油圧アクチュエータ3a〜
3f間に接続され、油圧アクチュエータ3a〜3fに供
給される圧油の流量を制御する複数の流量制御弁5a〜
5fと、油圧ポンプ2と流量制御弁5a〜5fの間の圧
力が設定値以上になった場合に開くリリーフ弁6とを有
し、これらは油圧ショベルの被駆動部材を駆動する油圧
駆動装置を構成している。
に、垂直方向にそれぞれ回動するブーム1a、アーム1
b及びバケット1cからなる多関節型のフロント装置1
Aと、上部旋回体1d及び下部走行体1eからなる車体
1Bとで構成され、フロント装置1Aのブーム1aの基
端は上部旋回体1dの前部に支持されている。ブーム1
a、アーム1b、バケット1c、上部旋回体1d及び下
部走行体1eはそれぞれブームシリンダ3a、アームシ
リンダ3b、バケットシリンダ3c、旋回モータ3d及
び左右の走行モータ3e,3fによりそれぞれ駆動され
る被駆動部材を構成し、それらの動作は上記操作レバー
装置4a〜4fにより指示される。
パイロット圧により対応する流量制御弁5a〜5fを駆
動する油圧パイロット方式であり、それぞれ、オペレー
タにより操作される操作レバー40と、操作レバー40
の操作量と操作方向に応じたパイロット圧を生成する1
対の減圧弁(図示せず)とにより構成され、各減圧弁の
一次ポートはパイロットポンプ43に接続され、二次ポ
ートはパイロットライン44a,44b;45a,45
b;46a,46b;47a,47b;48a,48
b;49a,49bを介して対応する流量制御弁の油圧
駆動部50a,50b;51a,51b;52a,52
b;53a,53b;54a,54b;55a,55b
に接続されている。
よる掘削領域設定装置を含む領域制限掘削制御装置が搭
載されている。この制御装置は、予め作業に応じてフロ
ント装置の所定部位、例えばバケット1cの先端が動き
得る掘削領域の設定を指示する設定器7と、ブーム1
a、アーム1b及びバケット1cのそれぞれの回動支点
に設けられ、フロント装置1Aの位置と姿勢に関する状
態量としてそれぞれの回動角を検出する角度計8a,8
b,8cと、車体1Bの前後方向の傾斜角θを検出する
傾斜計8dと、ブーム用及びアーム用の操作レバー装置
4a,4bのパイロットライン44a,44b;45
a,45bに設けられ、操作レバー装置4a,4bから
のパイロット圧を検出する圧力検出器60a,60b;
61a,61bと、油圧ショベルの外部に設置され掘削
領域に対する基準位置を示す外部基準を与える外部基準
部材80(図2参照;以下、適宜、「外部基準部材」を
単に「外部基準」という)と、フロント装置1aのアー
ム1bの側部に取り付けられ、外部基準80にフロント
装置1Aを合わせる目標となるフロント基準を与えるフ
ロント基準部材70(図4参照;以下、適宜、「フロン
ト基準部材」を単に「フロント基準」と称する)と、フ
ロント装置1Aを操作してフロント基準70が外部基準
80に一致したときに押される外部基準設定スイッチ7
1と、設定器7の設定信号、角度計8a,8b,8c及
び傾斜計8dの検出信号、圧力検出器60a,60b;
61a,61bの検出信号、及び外部基準設定スイッチ
71の操作信号を入力し、バケット1cの先端が動き得
る掘削領域を設定すると共に、領域を制限した掘削制御
を行うための電気信号を出力する制御ユニット9と、前
記電気信号により駆動される比例電磁弁10a,10
b,11a,11bと、シャトル弁12とで構成されて
いる。シャトル弁12はパイロットライン44aに設置
され、パイロットライン44a内のパイロット圧と比例
電磁弁10aから出力される制御圧の高圧側を選択し、
流量制御弁5aの油圧駆動部50aに導く。比例電磁弁
10b,11a,11bはそれぞれパイロットライン4
4b,45a,45bに設置され、それぞれの電気信号
に応じてパイロットライン内のパイロット圧を減圧して
出力する。
域設定装置は、設定器7、外部基準部材80、フロント
基準部材70、外部基準設定スイッチ71、角度計8
a,8b,8c及び傾斜計8dと、制御ユニット9の下
記する機能により構成されている。
の深さを入力するためのアップボタン7a,7b、入力
した深さを表示する表示装置7e及び入力した深さを設
定信号として制御ユニット9に出力し掘削領域を設定す
る領域設定スイッチ7fとで構成されている。なお、設
定器7のボタン類は適当な操作レバーのグリップ上に設
けてもよい。また、ICカードによる方法、バーコード
による方法、無線通信による方法等、他の方法を用いて
もよい。
にクイ80aに水平に張り渡した水糸である。水糸80
は工事現場で基準を示すために良く使用されるものであ
る。外部基準部材80は単なるクイ等、油圧ショベルの
オペレータから外部基準の確認の取れるものであれば何
でも良い。
フロント装置1Aのオペレータから確認できる位置に設
置された印である。この印70としては例えば矢印のよ
うなものを鋼材で製作してそれをフロント装置の決めら
れた位置に溶接で取り付ければよい。
合、フロント装置1Aを動かして外部基準80である水
糸にフロント基準70である矢印があった位置で操作さ
れるもので、この操作により外部基準80の位置が検出
され、油圧ショベルの車体1Bと外部基準80との位置
関係(車体に対する外部基準80の位置)が演算設定さ
れる(後述)。
測量などで使用するレーザ基準光発生器(レーザ燈台)
を使用し、フロント基準部材70にそのレーザ光を検出
するレーザ検出器を使用しても良い。この場合、レーザ
燈台の光をレーザ検出器が検出したときにランプを点灯
させ、オペレータがこのランプの点灯を確認して外部基
準設定スイッチ71を操作することで同等の機能が果た
せる。
製作公差の影響をできるだけ少なくするには、フロント
基準部材70は作業に支障ない程度にできるだけアーム
1bの先端近くに設置され、実際に土に作用するバケッ
ト1cの先端の近いところで外部基準80と一致させる
ようにすることが望ましい。外部基準設定スイッチ71
は設定器7の中に組み込んでも良い。
信号と、外部基準設定スイッチ71、角度計8a,8
b,8c及び傾斜計8dの検出信号を用いて掘削領域を
設定する。この制御ユニット9による掘削領域の設定方
法及び制御ユニット9の処理機能の概要を図4及び図5
を用いて説明する。なお、掘削領域は掘削領域と制限領
域の境界(以下、単に掘削領域の境界という)を設定す
ることにより設定され、本実施形態はこの掘削領域の境
界として水平面を設定するものである。
示すように、油圧ショベル本体の外部に外部基準部材8
0として上記のように例えば水糸を設置する。
基準80から設定したい掘削領域の境界までの深さhr
を入力し、この深さhrにより外部基準80と掘削領域
の位置関係を設定する。すなわち、外部基準80の位置
を基準とした掘削領域を設定する。この設定は図5に示
す制御ユニット9の第1設定手段100の処理機能によ
り行われる。
準とした掘削領域を設定する。このために、まずオペレ
ータがフロント装置1Aを動かして、フロント装置1A
のアーム1bに備えられたフロント基準70を外部基準
80に一致させ、オペレータが外部基準設定スイッチ7
1を操作する。ここで、フロント装置1Aを動かしてい
るとき、図5に示す第1演算手段120の処理機能によ
り角度計8a,8b,8c及び傾斜計8dの信号に基づ
き制御ユニット9内でフロント装置1Aの位置と姿勢が
演算されており、フロント装置1Aのアーム1bに備え
られたフロント基準70が外部基準80に一致し、オペ
レータが外部基準設定スイッチ71が操作されると、第
1演算手段120から得られるそのときのフロント装置
1Aの位置と姿勢の情報に基づき、図5に示す第2演算
手段140の処理機能により車体1Bと外部基準80と
の位置関係として車体中心Oから外部基準80までの高
さhfが演算され、この高さhfを補正値として、先に
設定した深さhr(外部基準80と掘削領域の位置関
係)から車体中心Oに対する掘削領域の境界面の深さh
sを演算する。そして、図5に示す第2設定手段160
の処理機能により、深さhsを油圧ショベルの車体1B
を基準とした掘削領域として設定する。油圧ショベルの
車体1Bを基準とした掘削領域の設定が終了すると図5
にブロック180として示すように領域制限掘削制御に
移行する。
領域の設定は外部基準設定スイッチ71が操作されるご
とに行われ、油圧ショベルが走行して位置を変えてもそ
の場所で新たな掘削領域の設定が行われる。
80と掘削領域の位置関係を設定する機能の詳細を図6
に処理フローで示す。図中、破線で囲んだ部分は油圧シ
ョベルのオペレータが行わなくてはならない操作を示
す。
削領域の境界までの深さhdを設計施工図面等により決
め、その数値を設定器7のボタン7a,7bを用いて入
力し、その数値が入力されたことを表示装置7eで確認
すると領域設定スイッチ7fを押す。制御ユニット9で
は、処理101にて領域設定スイッチ7fが押されたか
どうかを判定し、押されていない場合は処理101を続
行し、押されると処理102へ移る。処理102では、
外部基準80から設定したい掘削領域の境界までの深さ
hrを次の(1)式で演算する。
表から外部基準80までの高さ)であり、この値hoは
既知であり、予め制御ユニット9に記憶させておく。そ
して、処理103に移り、深さhrを記憶する。なお、
外部基準80の高さhoをオペレータが覚えておき、こ
の高さhoを含めた高さhrを設定器7を用いてオペレ
ータが直接入力してもよい。また、設定器7に外部基準
80の高さhoを入力するためのボタンを設け、オペレ
ータの操作でこの高さhoの設定を変えれるようにして
もよい。
0における車体と掘削領域との位置関係を設定する機能
の詳細を図7に処理フローで示す。
ペレータが操作レバー40(図1参照)を操作してフロ
ント装置1Aを動かし、フロント基準点70を外部基準
80に一致させる。そして、処理141においてオペレ
ータにより外部基準設定スイッチ71が押されたかどう
かを判定する。押されていない場合は掘削領域の設定を
変えずに設定処理を終了する。処理141において外部
基準設定スイッチ71が押されたと判定されると処理1
42へ行く。
れた角度計8a,8b及び傾斜計8dによりブーム1
a、アーム1bの角度α,β及び車体1Bの傾斜角θを
読み込む。次に処理143においてブーム、アームの角
度α,β及び傾斜角θを用いて外部基準設定スイッチ7
1が押されたとき(フロント基準点70が外部基準80
に一致したとき)の車体中心Oからフロント基準点70
までの高さhfを演算する。
からブームとアームの接合点(アーム角度計8bの設置
点)の高さhbを求める。
合点(ブーム角度計8aの設置点)とブームとアームの
接合点との距離であり、この値は既知であり、予め制御
ユニット9に記憶しておく。
基準70までの高さhflを(3)式により求める。
らフロント基準70の設置点までの距離であり、θfは
ブームとアームの接合点とアームとバケットの接合点
(バケット角度計8cの設置点)とを結ぶ直線に対する
フロント基準部材70の取り付け角度であり、これらの
値はそれぞれ既知であり、予め制御ユニット9に記憶し
ておく。
車体中心Oからフロント基準70までの高さhfを演算
する。
80から掘削領域の境界までの深さhrを読み込む。
た車体中心Oからフロント基準70までの高さhfを補
正値として、この値hfと設定器7で設定した外部基準
80から掘削領域の境界までの深さhrとから、式
(5)により車体中心Oから掘削領域の境界までの深さ
hsを演算する。
領域の境界の深さhsを記憶し、車体を基準とした掘削
領域を設定する。
に示す第2演算手段の処理機能に相当し、処理161は
図5に示す第2設定手段160の処理機能に相当する。
域制限掘削制御の演算へ処理が移る。
ユニット9の全体制御機能を図8により説明する。図8
において、制御ユニット9は、第1掘削領域設定部9
a、フロント姿勢演算部9b、目標シリンダ速度演算部
9c、目標先端速度ベクトル演算部9d、方向変換制御
部9e、補正後目標シリンダ速度演算部9f、復元制御
演算部9g、補正後目標シリンダ速度演算部9h、目標
シリンダ速度選択部9i、目標パイロット圧演算部9
j、バルブ指令演算部9k、位置関係演算部9m及び第
2掘削領域設定部9nの各機能を有している。
手段100に相当するもので、図6に示す処理フローの
処理101〜103により外部基準80から掘削領域の
境界までの深さhrにより外部基準80と掘削領域との
位置関係を設定する。
手段120に相当するもので、制御ユニット9に記憶し
たフロント装置1A及び車体1Bの各部寸法と、角度計
8a,8b,8cで検出した回動角α、β、γ及び傾斜
計で検出した傾斜角θを用いて設定及び制御に必要なフ
ロント装置1Aの位置及び姿勢を演算する。
140に相当するもので、図7に示す処理フローの処理
141〜145により車体中心Oから掘削領域の境界ま
での深さhsを演算する。
手段160に相当するもので、図7に示す処理フローの
処理161により上記の深さhsにより油圧ショベルの
車体1Bを基準とした掘削領域を設定する。
ト装置1Aの位置と姿勢はブーム1aの回動支点を原点
としたXY座標系で演算される。このXY座標系は本体
1Bに固定した直交座標系であり、垂直面内にあるもの
とする。例えば、フロント装置1Aのバケット1cの先
端位置は、ブーム1aの回動支点とアーム1bの回動支
点との距離をL1、アーム1bの回動支点とバケット1
cの回動支点との距離をL2、バケット1cの回動支点
とバケット1cの先端との距離をL3とすれば、XY座
標系により下記の式より求まる。
+L3sin(α+β+γ) Y=L1cosα+L2cos(α+β)+L3cos
(α+β+γ) ただし、図4に示すように車体1Bが傾いたときは、バ
ケットと先端と地面との相対位置関係が変化するので、
掘削領域の設定が正しく行えなくなる。そこで本実施形
態では、車体1Bの傾斜角θを傾斜計8dで検出し、フ
ロント姿勢演算部9bでその傾斜角θの値を入力し、X
Y座標系を角度θ回転させたXbYb座標系でバケット
先端の位置を計算している。これにより、車体1Bが傾
いていても正しい領域設定が行える。なお、車体が傾い
たときには車体の傾きを修正してから作業するとか、車
体が傾斜しないような作業現場で用いる場合には、必ず
しも傾斜計は必要としない。
m及び第2掘削領域設定部9nでは、深さhr,hs、
高さhf等をXbYb座標系の値に変換して処理する。
ー装置4a,4bの操作信号として圧力検出器60a,
60b;61a,61bの検出信号を入力する。その操
作信号(パイロット圧)から流量制御弁5a,5bの目
標吐出流量(ブームシリンダ3a及びアームシリンダ3
bの目標速度)を計算する。
ロント姿勢演算部9bで求めたバケットの先端位置及び
目標シリンダ速度演算部9cで求めた目標シリンダ速度
と、制御ユニット9に記憶してある先のL1,L2,L
3等の各部寸法とからバケット1cの先端の目標速度ベ
クトルVcを求める。このとき、目標速度ベクトルVc
は図4に示すXaYa座標系の値として求める。このX
aYa座標系は、第2掘削領域設定部9nで求めた車体
中心Oに対する掘削領域の境界面の深さhsだけXbY
b座標系をYb方向に平行移動した座標系である。ここ
で、XaYa座標系での目標速度ベクトルVcのXa座
標成分Vcxは目標速度ベクトルVcの設定領域の境界
に平行な方向のベクトル成分となり、Ya座標成分Vc
yは目標速度ベクトルVcの設定領域の境界に垂直な方
向のベクトル成分となる。
先端が設定領域内でその境界近傍にあり、目標速度ベク
トルVcが設定領域の境界に接近する方向の成分を持つ
場合、垂直なベクトル成分を設定領域の境界に近づくに
つれて減じるように補正する。換言すれば、垂直方向の
ベクトル成分Vcyにそれよりも小さい設定領域から離
れる方向のベクトル(逆方向ベクトル)を加える。
方向のベクトル成分Vcyを補正することにより、距離
Yaが小さくなるにしたがって垂直方向のベクトル成分
Vcyの減少量が大きくなるようベクトル成分Vcyが
減じられ、目標速度ベクトルVcは目標速度ベクトルV
caに補正される。ここで、設定領域の境界から距離Y
a1の範囲は方向変換領域または減速領域と呼ぶことが
できる。
の目標速度ベクトルVcaの通りに方向変換制御された
ときの軌跡の一例を図9に示す。目標速度ベクトルVc
が斜め下方に一定であるときには、その平行成分Vcx
は一定となり、垂直成分Vcyはバケット1cの先端が
設定領域の境界に近づくにしたがって(距離Yaが小さ
くなるにしたがって)小さくなる。補正後の目標速度ベ
クトルVcaはその合成であるので、軌跡は図示のごと
く設定領域の境界に近づくにつれて平行となる曲線状と
なる。
方向変換制御部9eで求めた補正後の目標速度ベクトル
からブームシリンダ3a及びアームシリンダ3bの目標
シリンダ速度を演算する。これは目標先端速度ベクトル
演算部9dでの演算の逆演算である。
が設定領域の外に出たとき、設定領域の境界からの距離
に関係して、バケット先端が設定領域に戻るように目標
速度ベクトルを補正する。換言すれば、垂直方向のベク
トル成分Vcyにそれよりも大きな設定領域に接近する
方向のベクトル(逆方向ベクトル)を加える。このよう
に目標速度ベクトルVcの垂直方向のベクトル成分Vc
yを補正することにより、距離Yaが小さくなるにした
がって垂直方向のベクトル成分Vcyが小さくなるよ
う、目標速度ベクトルVcは目標速度ベクトルVcaに
補正される。
の目標速度ベクトルVcaの通りに復元制御されたとき
の軌跡の一例を図10に示す。目標速度ベクトルVcが
斜め下方に一定であるときには、その平行成分Vcxは
一定となり、また復元ベクトル−KYaは距離Yaに比
例するので垂直成分はバケット1cの先端が設定領域の
境界に近づくにしたがって(距離Yaが小さくなるにし
たがって)小さくなる。補正後の目標速度ベクトルVc
aはその合成であるので、軌跡は図10のように設定領
域の境界に近づくにつれて平行となる曲線状となる。
cの先端が設定領域に戻るように制御されるため、設定
領域外に復元領域が得られることになる。また、この復
元制御でも、バケット1cの先端の設定領域の境界に接
近する方向の動きが減速されることにより、結果として
バケット1cの先端の移動方向が設定領域の境界に沿っ
た方向に変換され、この意味でこの復元制御も方向変換
制御ということができる。
復元制御部9gで求めた補正後の目標速度ベクトルから
ブームシリンダ3a及びアームシリンダ3bの目標シリ
ンダ速度を演算する。これは目標先端速度ベクトル演算
部9dでの演算の逆演算である。
制御に必要なブームシリンダ及びアームシリンダの動作
方向を選択し、その動作方向における目標シリンダ速度
を演算する。ただし、復元制御ではブーム1aを上げる
ことでバケット先端を設定領域に戻すため、ブーム1の
上げ方向が必ず含まれる。その組み合わせも制御ソフト
で決まる。
ンダ速度演算部9fで得た方向変換制御による目標シリ
ンダ速度と目標シリンダ速度演算部9hで得た復元制御
による目標シリンダ速度の値の大きい方(最大値)を選
択し、出力用の目標シリンダ速度とする。
イロット圧としてパイロットライン44a,44b;4
5a,45bの目標パイロット圧を計算する。
ト圧演算部9jで計算した目標パイロット圧に応じた指
令値を演算し、対応する電気信号が比例電磁弁10a,
10b,11a,11bに出力される。
の意志でフロント基準70を外部基準80に一致させ、
外部基準設定スイッチ71を押すごとに外部基準80と
車体1Bの位置関係を補正して車体と掘削領域の位置関
係を演算し、車体を基準とした掘削領域を設定するた
め、車体の移動による高さ変化をオペレータの意志で補
正して掘削作業が行える。このため、車体が移動し車体
高さが変化しても掘削領域の設定は変化せず、常に外部
基準80を基準とした所定の深さを掘削することができ
る。
用する部材であるバケットを備えたフロント装置1Aの
バケット先端に近いところであるアーム1bに設定し、
このフロント基準70と外部基準80が一致し、外部基
準設定スイッチ71が押されたときのフロント装置1A
の位置と姿勢に基づき車体1Bを基準とした掘削領域を
設定するので、この掘削領域の設定に際して掘削領域設
定演算と掘削制御演算とで車体1Bの製作公差や、フロ
ント基準部材70、角度センサ8a〜8c等の精度、取
付け公差の誤差の影響が相殺される。このため、掘削制
御に際してバケット1cの先端の位置を演算するとき、
基準光を車体に設置したセンサで検出する従来方法に比
較して、上記公差や精度の誤差の影響が少なくなり、設
定した掘削領域との差を少なく設定通りに正確に掘削す
ることができる。
295933号公報に記載の従来技術では、前述したよ
うに基準光による車体高さの補正は行える。掘削を行う
ときには車体高さを補正し、車体中心から設定された深
さhsにバケット先端を動かすように制御する。このと
き、制御装置は記憶装置に記憶されているブーム、アー
ム、バケットの寸法L1,L2,L3及び角度センサか
ら検出された各フロント部材の角度α,β,γを用いバ
ケット先端がhsの位置になるように制御演算を行う。
しかし、実際のフロント部材には製作誤差があり、例え
ばブームはL1+εL1、アームはL2+εL2、バケット
はL3+εL3の寸法になっている。また、センサから検
出した角度α,β,γは真の角度α′,β′,γ′に対
してセンサ取り付け誤差、センサ自身の検出誤差等によ
りεα,εβ,εγの誤差を含んでいる。そのため、制
御装置が、 hs(L1,L2,L3,α(hs),β(hs),γ(hs)) にバケット先端を制御しようとしても、実際には hs′(L1′,L′,L3′,α′(hs),β′(hs),γ′(hs)) =hs′(L1+εL1,L2+εL2,L3+εL3,α(hs)+εα, β(hs)+εβ,γ(hs)+εγ) …(6) の位置になってしまう。
s),γ′(hs)はフロント装置が深さhs検出の姿勢をと
ったときの角度の検出値と実際値。
と、制御装置は検出値α(hs)=30°になるようにフロ
ント装置を制御する。このとき、検出値αと実際の角度
α′にεα=0.5°の誤差が合った場合には、実際に
はα′=30.5°の位置に制御されてしまう。
ム)にフロント基準70を設けているので、フロント基
準70が外部基準80と一致したときの位置hfは制御
ユニット9の内部では、 hf(L1,Lf,α(hf),β(hf),θf) で演算された位置と認識される。その時の実際のフロン
ト基準70は、 hf′(L1′,Lf′,α′(hf),β′(hf),θf′) =hf′(L1+εL1,Lf+εLf,α(hf)+εα,β(hf)+εβ, θf+εθf) の位置にある。このときのバケット先端の位置は、 (L1′,L2′,L3′,α′(hf),β′(hf),γ′(hf)) =(L1+εL1,L2+εLf,L3+εL3,α(hf)+εα(hf), β(hf)+εβ(hf),γ(hf)+εγ(hf)) …(7) の位置になっている。
付け誤差 α(hf),β(hf),γ(hf):フロント装置がhf検出の姿
勢をとったときの角度の検出値 α′(hf),β′(hf),γ′(hf):フロント装置がhf検
出の姿勢をとったときの角度の実際値 このとき、フロント基準70は真の外部基準80の位置
にあるので、制御ユニット9は誤差を含んだ形で真の外
部基準80の位置を検出したことになる。このhfを領
域制限制御に用いれば、制御ユニット9内の検出位置h
fと実際の位置hf′の誤差はhfを検出したときと同
じ誤差を含んでいるので、実際には相殺されて真のh
f′の位置に一致する。
際のブーム角α′=30°であったとし、センサ8aに
よる検出値にεα=0.5°の誤差があるとすると、α
=29.5°で検出される。この検出値α=29.5°
を用いれば、実際にはα′=30°の位置、つまり外部
基準80の真の位置と一致するので、誤差は相殺され
る。
を用いて補正されたhsを目標にバケット先端位置を制
御すると、少なくともhfに内在されている誤差は先に
述べたように実際の外部基準位置から考えると相殺さ
れ、残りはhfを検出したときの姿勢からバケット先端
をhsに移動するまでのセンサの誤差によるものにな
る。このとき実際には、バケット先端は、 hs′(L1′,L2′,L3′,α′,β′(hs),γ′(hs)) =hs′(L1+εL1,L2+εLf,L3+εL3,α(hs)+εα(hs), β(hs)+εβ(hs),γ(hs)+εγ(hs)) …(8) にある。
ト装置がhsの制御姿勢をとったときの角度の検出値 α′(hs),β′(hs),γ′(hs):フロント装置がhsの
制御姿勢をとったときの角度の実際値 このとき、本実施形態では(7)式に従いhf検出時の
位置は外部基準80の真の位置であるので、従来技術と
異なり、hf検出時からhsへ姿勢を制御したときの偏
差α(hs)−α(hf),β(hs)−β(hf),γ(hs)−γ(hf)に
係わる誤差、 Δεα=εα(hs)−εα(hf) …(9) Δεβ=εβ(hs)−εβ(hf) …(10) Δεγ=εγ(hs)−εγ(hf) …(11) が実際に領域制限制御を行ったときの誤差に係わり、軽
微なものとなる。また、本実施形態では、フロント基準
70をフロント装置1Aに備えて、外部基準位置設定時
と掘削時の姿勢変化を極力少なくすることができ、その
場合は(9)〜(11)式に係わる誤差は更に少なくす
ることができる。
よる場合は、hrを設定する場合の誤差も設定時に取り
込み、制御時に操作できることからより正確な掘削の制
御ができる。
の位置と姿勢を検出する角度センサ8a〜8cの誤差の
影響を受け難いので、車体が移動して車体高さが変化す
ることにより車体からの掘削深さが変化しても、その掘
削深さの変化量に対する角度センサ8a〜8cの誤差の
影響が少なくなり、車体高さが変化する前と後で掘削深
さが変化することが防止される。
載の従来技術では、車体に備えられた基準光検出器が基
準光を検出できる広い範囲にあることが必要である。本
実施形態では、フロント装置1Aを操作しフロント基準
70を外部基準80と一致させ、外部基準設定スイッチ
71を押して設定するので、フロント装置1Aに備えら
れるフロント基準部材70は矢印鋼板等、小型でシンプ
ル部材でよく、大がかりで複雑なセンサを要することな
く車体の移動を補正できる。
ト基準70を外部基準80と一致させ、外部基準設定ス
イッチ71を押して設定するので、フロント装置1Aの
広い可動範囲を考えれば車体の移動を広い範囲で補正で
きる。
載の従来技術では、上記のように車体に備えられた基準
光検出器が基準光を検出できる範囲にあることが必要で
あり、基準光検出器の大きさを考えれば大きな制約とな
る。本実施形態では、フロント基準部材70はフロント
装置1A、特にアームに備えられるので、フロント装置
の広い可動範囲を考えれば外部基準部材80の設置場所
は大きな制約を受ない。このことは、例えば図11に示
すように、車体1Bと同じ高さの地面に適当な外部基準
部材の設置場所がない場合に、溝Gの中に外部基準部材
80を設置することができるなどのメリットがある。ま
た、このことにより先の誤差の問題から外部基準に位置
合わせするときの姿勢と掘削時の姿勢との間の変化を少
なくするように外部基準部材80を設置することがで
き、掘削の精度を向上することができる。
外部基準部材80(水糸、クイ、レーザ燈台など)を設
置し、設定器7を用いて設定を行っておけば、作業開始
時、あるいは油圧ショベル本体を走行して移動するごと
にバケット1cの先端を掘削領域の境界に位置決めする
ための補助員が不要となる。また、補助員の指示による
設定にかかる時間を無くすことができ、作業時間を短縮
できる。
置され、一度設置されればその位置を変える必要がな
く、車体が移動しても掘削領域の基準として継続的に使
用できる。
に設置する場合を述べたが、外部基準部材は必ずしも水
平に設置する必要はなく、工事の必要性で傾きを持たせ
て段々に掘削をし、大まかに勾配をつけた掘削をしても
良い。
により説明する。本実施形態は領域制限掘削制御の掘削
領域設定装置において、掘削領域として角度を持った掘
削領域を設定するものである。
域設定部9a(図8参照;図5の第1設定手段100に
相当)では図13に示す設定器7Aを用いて、外部基準
80から掘削領域の基準点Pまでの深さhrと、車体中
心Oから基準点Pまでの距離hrx、掘削領域の境界の
傾斜角度θrを入力し設定する。従って、この場合は、
設定器7Aを地表から掘削領域の基準点Pまでの深さh
d、車体中心Oから基準点Pまでの距離hrx、掘削領
域の境界の傾斜角度θrのいずれを入力するかを選択す
る選択ボタン7c,7g,7dを有する構造とする。
ローを示す。オペレータが深さhd、距離hrx、角度
θrを入力すると、処理101,102では先の実施形
態と同様に領域設定スイッチ7fが押されたがどうかを
確認し、外部基準80から設定領域の基準点Pまでの深
さhr先の(1)式で演算し、処理103で深さhr、
距離hrx、角度θrを記憶する。
照;図5の第2設定手段160に相当)では、図15に
示した掘削領域設定の処理フローの処理141〜145
において先の実施形態と同様にフロント基準70と外部
基準80の位置を一致させ、外部基準設定スイッチ71
を押したときに車体中心Oから掘削領域の基準点Pまで
の深さhsを演算し、処理161Aにおいて距離hrx
及び角度θrを読み込み、深さhsとこれらの値を記憶
し、図12に示すような車体を基準とした掘削領域の設
定を行う。
圧ショベルを移動させつつ領域制限掘削制御をするとき
第1の実施形態と同様の効果が得られる。また、勾配を
付けた掘削領域を設定して領域制限掘削制御を行うこと
により上下水道管の埋設用の溝掘りのような作業が容易
に行えるようになる。
により説明する。本実施形態は第1及び第2実施形態の
第1設定手段100(図5参照)における外部基準80
と掘削領域との位置関係の設定をダイレクトティーチン
グで行うものである。
第1設定手段100において外部基準80から掘削領域
の境界までの深さhrあるいは車体中心点Oから掘削領
域の基準点Pまでの距離hrxを設定器7のアップボタ
ン7a,7b(図3参照)を使用して設定した。本実施
形態では、オペレータの操作レバーの操作でバケット1
cの先端を図16に二点鎖線で示すように設定したいと
ころに動かして、その場所をダイレクトティーチングす
ることにより深さhrあるいは距離hrxを設定する。
グによる設定方法の処理フローを示す。図中、破線で囲
んだ部分,は油圧ショベルのオペレータが行わなく
てはならない操作を示す。
に、操作レバーを操作してバケット1cの先端を掘削領
域の設定点Pに来るようにフロント装置1Aを動かす。
バケット1cの先端が基準点Pに来ると、オペレータは
設定器7の領域設定スイッチ7f(図3参照)を押す。
90において領域設定スイッチ7fが押されたかどうか
を判定し、押されていない場合は処理190を継続す
る。領域設定スイッチ7fが押されると処理191へ移
る。
の姿勢から、車体中心Oからのバケット1cの先端まで
の深さhs、距離hrxを演算する。
に、再び操作レバーを操作してフロント基準70が外部
基準80に一致するようにフロント装置1Aを動かす。
て外部基準設定スイッチ71が押されたかどうかの判定
を継続する。ここで、フロント基準70と外部基準80
が一致して、オペレータにより外部基準設定スイッチ7
1が押されると処理193へ移る。
Aの姿勢から車体中心Oからフロント基準70までの高
さhfoを演算する。
掘削領域の境界までの深さhrを、 hr=hs−hfo …(12) の演算により求める。
にして求めた深さhrを記憶し、設定を完了する。ま
た、第2の実施形態のように勾配を持つ掘削領域を設定
を設定する場合には、更に操作器7でを用いて角度θr
を入力し、深さhrと距離hrxと角度θrとを記憶
し、図16に二点鎖線で示すような掘削領域を設定す
る。
削領域の設定が完了すると、掘削制御を開始する。本実
施形態の第1設定手段以外の構成は第1の実施形態と同
じであり、掘削作業に際しては図5に示す第1演算手段
120、第2演算手段140及び第2設定手段160に
より、図18に示すように処理194で求めたhrまた
は処理191,194で求めたhrx,hrと角度θr
を使用し、車体が移動してオペレータによりフロント基
準70と外部基準80の位置が一致して外部設定スイッ
チ71が押されるごとに補正値hfを求めて深さhsを
更新し、車体を基準とした掘削領域を設定しつつ領域制
限掘削制御を行う。
グにより掘削領域を設定するので、作業状況に合わせて
所望の掘削領域を正確に設定することができる。
の地形の変化で油圧ショベルの高さが変化しても、常に
外部基準を基準とした所定の深さを掘削することがで
き、例えば水平な掘削面を設定した場合には、地面が傾
斜していても、車体を移動しつつ水平な面を掘削するこ
とができる。
センサで検出する方法に比較して、車体の製作公差やセ
ンサ等の精度、取付け公差の誤差の影響を受難く、設定
した掘削領域との差を少なく掘削することができる。
で、車体の移動により車体からの掘削深さが変化して
も、掘削するバケット先端点に近い所で外部基準とフロ
ント基準を一致させ、設定を更新するので、車体高さが
変化する前と後で掘削深さが変化することが防止でき
る。
うに小型でシンプルな部材でよいので、大がかりで複雑
な光センサを要することなく車体の移動を補正できる。
ト装置の広い可動範囲を考えれば車体の移動を広い範囲
で補正できる。
を水平面とした掘削領域を設定できる。
領域を設定して領域制限掘削制御を行うことにより上下
水道管の埋設用の溝掘りのような作業が容易に行えるよ
うになる。
業の初めに第1設定手段の設定を行っておけば、作業開
始時、あるいは車体を走行して移動するごとにフロント
装置を掘削領域の境界に位置決めするための補助員が不
要となる。また、補助員の指示による設定にかかる時間
を無くすことができ、作業時間を短縮できる。
チングにより第1設定手段の設定を行うので、作業状況
に合わせて所望の掘削領域を正確に設定することができ
る。
置を備えた建設機械の領域制限掘削制御装置を油圧駆動
装置と共に示す図である。
周囲の設定領域の形状を示す図である。
領域を設定する際の外部基準との関係を示す図である。
成を示す図である。。
1設定手段の処理フローを示す図である。
2演算手段及び第2設定手段の処理フローを示す図であ
る。
ック図である。
算通りに方向変換制御されたときの軌跡の一例を示す図
である。
演算通りに復元制御されたときの軌跡の一例を示す図で
ある。
場所がない場合に、溝の中に外部基準部材を設置した状
態を示す図である。
により掘削領域を設定する際の外部基準との関係を示す
図である。
図である。
第1演算手段の処理フローを示す図である。
第2演算手段及び第2設定手段の処理フローを示す図で
ある。
により掘削領域を設定する際の外部基準との関係を示す
図である。
第1設定手段の処理フローを示す図である。
削領域を設定したときの最初の設定時とその後の移動時
の関係を示す図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 多関節型のフロント装置を構成する上下
方向に回動可能な複数のフロント部材と、前記フロント
装置を支持する車体とを備え、前記複数のフロント部材
をそれぞれ駆動制御してフロント部材の動作範囲を制限
制御する建設機械の領域制限掘削制御の掘削領域設定装
置において、 (a)前記建設機械の外部に設置され、掘削領域に対す
る基準位置となる外部基準を与える外部基準部材と; (b)前記フロント装置に備えられ、前記外部基準に前
記フロント装置を合わせる目標となるフロント基準を与
えるフロント基準部材と; (c)前記フロント装置の位置と姿勢に関する状態量を
検出する検出手段と; (d)前記検出手段の信号に基づき前記フロント装置の
位置と姿勢を演算する第1演算手段と; (e)前記外部基準と掘削領域の位置関係を設定する第
1設定手段と; (f)前記フロント基準が前記外部基準と一致したとき
に操作される外部基準設定スイッチと; (g)前記外部基準設定スイッチが操作されたときの前
記第1演算手段で演算した前記フロント装置の位置と姿
勢の情報に基づき前記車体と前記外部基準との位置関係
を演算し、この車体と外部基準との位置関係と前記第1
設定手段で設定した外部基準と掘削領域の位置関係とか
ら前記車体と掘削領域との位置関係を演算する第2演算
手段と; (h)前記第2演算手段で演算した前記車体と掘削領域
との位置関係から前記車体を基準とした掘削領域を設定
する第2設定手段と;を備えることを特徴とする建設機
械の領域制限掘削制御の掘削領域設定装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の建設機械の領域制限掘削
制御の掘削領域設定装置において、前記第1設定手段
は、前記外部基準から掘削領域と制限領域の境界までの
深さを設定する手段であることを特徴とする建設機械の
領域制限掘削制御の掘削領域設定装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の建設機械の領域制限掘削
制御の掘削領域設定装置において、前記第1設定手段
は、前記外部基準から前記掘削領域と制限領域の基準点
までの深さ、前記車体から前記基準点までの距離、前記
掘削領域の境界の傾斜角度を設定する手段であることを
特徴とする建設機械の領域制限掘削制御の掘削領域設定
装置。 - 【請求項4】 請求項1記載の建設機械の領域制限掘削
制御の掘削領域設定装置において、前記第1設定手段
は、設定器により入力されたデータを基に前記外部基準
と設定領域の位置関係を設定する手段であることを特徴
とする建設機械の領域制限掘削制御の掘削領域設定装
置。 - 【請求項5】 請求項1記載の建設機械の領域制限掘削
制御の掘削領域設定装置において、前記第1設定手段
は、前記第1演算手段で演算した前記フロント装置の位
置と姿勢の情報に基づき、前記フロント装置を動かしフ
ロント装置の先端が設定領域の境界に来たときの前記フ
ロント装置の先端の位置を演算する手段と、前記第1演
算手段で演算した前記フロント装置の位置と姿勢の情報
に基づき、前記フロント装置を動かし前記フロント基準
が前記外部基準に一致したときの前記フロント基準の位
置を演算する手段と、前記フロント装置の先端位置と前
記フロント基準の位置とから前記外部基準と掘削領域の
位置関係を演算し、記憶する手段とを含むことを特徴と
する建設機械の領域制限掘削制御の掘削領域設定装置。
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