JPH0953633A - 回転速度検出装置付転がり軸受ユニット - Google Patents

回転速度検出装置付転がり軸受ユニット

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JPH0953633A
JPH0953633A JP20307795A JP20307795A JPH0953633A JP H0953633 A JPH0953633 A JP H0953633A JP 20307795 A JP20307795 A JP 20307795A JP 20307795 A JP20307795 A JP 20307795A JP H0953633 A JPH0953633 A JP H0953633A
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JP
Japan
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wheel
light
tone wheel
fixed
receiving element
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Application number
JP20307795A
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English (en)
Inventor
Koichi Morita
耕一 森田
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NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低速でも検出精度が高く、しかも設計の自由
度が高い構造を実現する。 【構成】 センサ22を構成する発光素子31から出た
光は、プリズム23により光路を変換され、トーンホイ
ール21の透孔18を通過してから受光素子32に達す
る。構成各部材の配置の自由度が高くなり、各種構造の
転がり軸受ユニットに組み込む為の設計が容易になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明に係る回転速度検出装置
付転がり軸受ユニットは、自動車の車輪を懸架装置に回
転自在に支持すると共に、この車輪の回転速度を検出す
る為に利用する。
【0002】
【従来の技術】自動車の車輪を懸架装置に対して回転自
在に支持すると共に、アンチロックブレーキシステム
(ABS)、或はトラクションコントロールシステム
(TCS)を制御すべく、この車輪の回転速度を検出す
る為の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットとして、
従来から種々の構造のものが知られている。この様な回
転速度検出装置付転がり軸受ユニットに組み込まれる回
転速度検出装置は何れも、車輪と共に回転するトーンホ
イールと、このトーンホイールの回転速度に比例した周
波数で変化する出力信号を出すセンサとを備える。トー
ンホイール及びセンサの種類に就いては従来から種々知
られている。
【0003】図7は、このうちの特開平3−6458号
公報に記載された構造を示している。回転輪を構成する
ハブ1の外端部(外とは車両への組み付け状態で車両の
幅方向外となる側を言い、図4、9を除く各図の左)外
周面には、車輪を固定する為のフランジ部2を形成し、
第二の周面である中間部外周面には、回転側軌道面であ
る内輪軌道3aと段部4とを形成している。又、このハ
ブ1の外周面には、やはり第二の周面であるその外周面
に回転側軌道面である内輪軌道3bを形成した、やはり
回転輪を構成する内輪部材5を、その外端面を上記段部
4に突き当てた状態で外嵌支持している。
【0004】又、ハブ1の内周面にはスプライン溝6を
形成している。このスプライン溝6には、図示しない等
速ジョイントを介して回転駆動される駆動軸を係合させ
て、上記ハブ1を回転駆動自在としている。尚、車両へ
の組み付け状態で上記内輪部材5の内端面(内とは車両
への組み付け状態で車両の幅方向中央となる側を言い、
図4、9を除く各図の右)は、上記等速ジョイントの肩
部に当接して、ハブ1の外周面からの緩み止めを図られ
る。
【0005】一方、ハブ1の周囲に配置された、固定輪
である外輪相当部材7の中間部外周面には、この外輪相
当部材7を懸架装置に固定する為の取付部8を設けてい
る。又、第一の周面である、この外輪相当部材7の内周
面には、それぞれが上記各内輪軌道3a、3bに対向す
る、固定側軌道面である外輪軌道9a、9bを形成して
いる。そして、これら各内輪軌道3a、3bと外輪軌道
9a、9bとの間に、それぞれ複数ずつの転動体10、
10を設けて、上記外輪相当部材7の内側でのハブ1の
回転を自在としている。
【0006】又、上記外輪相当部材7の両端部内周面
と、ハブ1及び内輪部材5の外周面との間には、シール
リング11、11を装着して、外輪相当部材7の内周面
と上記ハブ1の外周面との間に存在し、上記複数の転動
体10、10を設けた空間の両端開口部を塞いでいる。
【0007】上記ハブ1の中間部外周面で、2列に亙っ
て設けられた転動体10、10の間部分には、磁性材に
より円環状に造られたトーンホイール12を外嵌固定し
ている。このトーンホイール12の外周面には歯車状の
凹凸を形成して、円周方向に亙る磁気特性を、交互に、
且つ等ピッチで変化させている。そして、上記外輪相当
部材7を貫通して設けたセンサ13の端面を、上記トー
ンホイール12の外周面に対向させている。このセンサ
13は、永久磁石と、ホール素子或は磁気抵抗素子等の
磁気検出素子とを内蔵して成る。
【0008】上述の様に構成される回転速度検出装置付
転がり軸受ユニットの使用時、ハブ1と共にトーンホイ
ール12が回転すると、このトーンホイール12と対向
するセンサ13内を流れる磁束の密度が変化する。この
結果、このセンサ13を構成する磁気検出素子部分で得
られる信号が、上記ハブ1の回転速度に比例した周波数
で変化する。そこで、上記センサ13の出力信号を図示
しない制御器に入力すれば、上記ハブ1と共に回転する
車輪の回転速度を検出して、ABSやTCSの制御を行
なえる。
【0009】一方、実開平2−101273号公報に
は、図8〜9に示す様な構造の回転速度検出装置付転が
り軸受ユニットが記載されている。この回転速度検出装
置付転がり軸受ユニットでは、回転輪である内輪14の
外周面に、金属板を断面L字形に折り曲げて全体を円環
状に形成して成るトーンホイール15を外嵌固定してい
る。一方、固定輪である外輪16の内周面には、センサ
17を固定している。このセンサ17は、全体を二又状
に形成され、半導体レーザ、発光ダイオード等の発光素
子と、フォトトランジスタ等の受光素子とを、上記トー
ンホイール15の外周寄り部分を介して互いに対向させ
た状態で設けている。上記トーンホイール15の外周寄
り部分で、上記発光素子と受光素子との間に位置する部
分には、光透過部である複数の透孔18、18を、間欠
的に、且つ互いに等間隔に設けている。
【0010】上述の様に構成される回転速度検出装置付
転がり軸受ユニットの場合、内輪14の回転に伴ってセ
ンサ17の受光素子に、間欠的に光が送られる。センサ
17の受光素子に光が送られる時間間隔は、内輪14の
回転速度によって変化する。この為、センサ17からの
信号により、内輪14及びこの内輪14に固定された部
材の回転速度を知る事ができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述の様に構成され作
用する、従来から知られた回転速度検出装置付転がり軸
受ユニットの場合には、自動車の走行速度が或る程度速
ければ良いが、極低速時の検出精度を十分に確保する事
は難しい。この理由は、次の通りである。
【0012】回転速度検出を確実に行なう為には、セン
サ13の出力を或る程度大きくする必要があるが、図7
に示した従来の第1例の構造でセンサ13の出力を大き
くする為には、このセンサ13内を流れる磁束の密度変
化を大きくしなければならない。センサ13内を流れる
磁束は、トーンホイール12を含んで閉回路を構成する
為、このトーンホイール12とセンサ13の端面との対
向面積を或る程度広くして、トーンホイール12に流れ
る磁束の量を多くする必要がある。そして、この対向面
積を広くする為には、トーンホイール12の外周面に交
互に形成した凹部と凸部との円周方向に亙る長さを或る
程度大きくする必要がある。従って、上記トーンホイー
ル12の外周面に形成する凹凸のピッチをあまり細かく
する事ができない。例えば、図7に示す様な構造でセン
サ13の出力の大きさを十分に実用的なレベルにする為
には、上記凹凸の数を最大でも50程度に抑える必要が
ある。
【0013】又、トーンホイールとしては、図7に示す
様な、外周面に歯車状の凹凸を形成したものの他、円環
状に形成された磁性金属板に透孔若しくは切り欠きを形
成したものも従来から知られている。この様なトーンホ
イール内を流れる磁束の量を確保する為には、上記磁性
金属板の板厚を或る程度大きくする必要がある。板厚が
大きな磁性金属板に上記透孔若しくは切り欠きを形成す
るには、打ち抜き加工、或は切削加工によらなければな
らないが、この様な加工方法では、隣り合う透孔若しく
は切り欠きの間隔を極端に短くする事ができない。従っ
て、この様な透孔若しくは切り欠きを有するトーンホイ
ールの場合には、加工上の面からも、これら透孔若しく
は切り欠きの数を50以下に抑える必要がある。
【0014】これに対して、自動車が極低速で走行する
場合にも、走行速度を正確に検出する(検出精度を向上
させる)為には、ハブが1回転する間にセンサの出力が
変化する回数を多くする必要がある。例えば、自動車が
歩行速度よりも遥かに遅い速度で動いている場合にもそ
の走行速度を正確に測定する為には、ハブが1回転する
間にセンサの出力が300回若しくはそれ以上変化する
様な回転速度検出装置が必要になる。
【0015】一方、図8〜9に示した従来の第2例の構
造では、発光素子と受光素子とを一体に組み込んで二又
に形成したセンサ17を、トーンホイール15の外周縁
部の軸方向両側に配置する構造の為、これらセンサ17
及びトーンホイール15の装着作業が面倒になる。即
ち、これらセンサ17とトーンホイール15との間に
は、内輪14の回転に伴って擦れ合わない様に、適正な
隙間を介在させる必要がある。ところが、上記第2例の
構造では、これらセンサ17とトーンホイール15と
を、それぞれ外輪16と内輪14とに対して同時に装着
しなければならず、適正な隙間を確保しつつ装着する作
業が面倒である。更に、発光素子と受光素子との位置関
係が固定されているので、設計の自由度が低く、転がり
軸受ユニットの構造によっては、最適な設計を行なえな
い場合も考えられる。
【0016】更に、上記第2例の構造では、トーンホイ
ール15の強度を確保する面から、このトーンホイール
15に形成する透孔18、18の数を多くする事が難し
く、低速走行時の測定精度を高める事が難しい。即ち、
この第2例の構造の場合には、トーンホイール15全体
を1枚の金属板により形成し、この金属板を内輪14に
外嵌固定している。従って、嵌合固定強度を確保する必
要上、上記金属板として、厚さ寸法が0.5mm程度以上
あるものを使用する必要がある。ところが、厚さ寸法が
0.5mm程度以上ある金属板の場合には、加工時の歪み
を抑える必要上、上述した様に、隣り合う透孔若しくは
切り欠きの間隔を極端に短くする事ができない。上記透
孔18、18の形成作業を、プレス加工、或は切削加工
によらず、エッチング加工により行なえば、上記透孔1
8、18の数を多くできるが、板厚の大きなトーンホイ
ール15にエッチング加工により透孔18、18を形成
する作業は時間を要し、コスト高の原因となる為、好ま
しくない。本発明の回転速度検出装置付転がり軸受ユニ
ットは、この様な事情に鑑みて発明したものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の回転速度検出装
置付転がり軸受ユニットを構成する転がり軸受ユニット
は、第一の周面に固定側軌道面を有する固定輪と、上記
第一の周面と対向する第二の周面に回転側軌道面を有す
る回転輪と、上記固定側軌道面と回転側軌道面との間に
転動自在に設けられた複数の転動体とを備える。
【0018】又、回転速度検出装置は、トーンホイール
と、センサと、光路変換部材とを備える。このうちのト
ーンホイールは、円周方向に亙って等間隔に配置された
複数の光透過部を備え、上記回転輪に固定される。又、
センサは、発光素子及び受光素子を備え、上記固定輪に
固定される。更に、光路変換部材は、上記固定輪又は回
転輪に支持され、上記発光素子から照射される光の進行
方向を上記受光素子に向けて変換する。この様な光路変
換部材としては、プリズム、鏡、光ファイバ等、光の進
行方向を変換するあらゆる部材を使用できる。そして、
上記トーンホイールに設けた複数の光透過部は、上記発
光素子から上記光路変換部材を介して受光素子に達する
光路の途中に配置している。
【0019】尚、上記光路変換部材を固定輪に支持する
場合には、この光路変換部材を上記発光素子及び受光素
子に対向する部分にのみ配置すれば良い。これに対して
回転輪に支持する場合には、この光路変換部材を全周に
亙って設ける必要がある。勿論、後者の場合には、光学
特性を全周に亙って均一にする。
【0020】
【作用】上述の様に構成される本発明の回転速度検出装
置付転がり軸受ユニットの場合には、センサを構成する
発光素子から出た光は、光路変換部材により進行方向を
変換されてから、受光素子に達する。自動車の走行時、
回転輪と共にトーンホイールが回転すると、このトーン
ホイールに形成した複数の光透過部が、センサを構成す
る発光素子と受光素子とを結ぶ光路を横切る。この為、
受光素子の検出信号が上記回転輪の回転速度に比例した
周波数で変化する。受光素子の検出信号は、上記発光素
子と受光素子との間に光透過部が存在する場合と、隣り
合う光透過部の間の遮光部が存在する場合とで急激に変
化する為、上記検出信号の判定は容易であり、回転速度
検出を確実に行なえる。
【0021】上記光路変換部材とトーンホイールとセン
サとは、固定輪又は回転輪に、互いに独立した状態で固
定自在である。従って、これら各部材を固定輪又は回転
輪に、互いの間に適正な隙間を確保しつつ取り付け固定
する作業が容易になる。又、これら各部材を互いに独立
して設ける為、これら各部材の配置の自由度を或る程度
確保して、設計の自由度を高め、各種構造を有する転が
り軸受ユニットに回転速度検出装置を組み込む事が可能
になる。更に、トーンホイールの材質(金属板の他、感
光樹脂、光透過性樹脂等が使用可能)、形状(円輪形、
断面L字形の円環状、円筒状等が使用可能)、厚さ等を
自由に選定できる為、上記光透過部のピッチを細かくし
て、回転速度検出の精度を向上させる事も可能になる。
【0022】
【実施例】図1〜4は本発明の第一実施例を示してい
る。回転輪を構成するハブ1aの外端部外周面には、車
輪を固定する為のフランジ部2を形成し、第二の周面で
ある中間部外周面には、回転側軌道面である内輪軌道3
aと段部4とを形成している。又、このハブ1aの外周
面には、やはり第二の周面であるその外周面に回転側軌
道面である内輪軌道3bを形成した、やはり回転輪を構
成する内輪部材5を、その外端面を上記段部4に突き当
てた状態で外嵌支持している。尚、上記内輪軌道3a
は、ハブ1aの外周面に直接形成する代りに、ハブ1a
とは別体の内輪部材(図示せず)に形成し、この内輪部
材と上記内輪部材5とを、ハブ1aに外嵌固定する場合
もある。
【0023】又、ハブ1aの内端寄り部分には雄ねじ部
19を形成している。そして、この雄ねじ部19に螺合
し更に緊締したナット20により、上記内輪部材5をハ
ブ1aの外周面の所定部分に固定している。ハブ1aの
周囲に配置された、固定輪である外輪相当部材7の中間
部外周面には、この外輪相当部材7を懸架装置に固定す
る為の取付部8を設けている。又、第一の周面である、
この外輪相当部材7の内周面には、それぞれが上記各内
輪軌道3a、3bに対向する、固定側軌道面である外輪
軌道9a、9bを形成している。そして、これら各内輪
軌道3a、3bと外輪軌道9a、9bとの間に、それぞ
れ複数ずつの転動体10、10を設けて、上記外輪相当
部材7の内側でのハブ1aの回転を自在としている。
尚、図示の例では、転動体10、10として玉を使用し
ているが、重量の嵩む自動車用の転がり軸受ユニットの
場合には、転動体としてテーパころを使用する事もあ
る。
【0024】又、上記外輪相当部材7の両端部内周面
と、ハブ1a及び上記内輪部材5の内端部外周面との間
には、シールリング11a、11bを装着している。そ
して、これら両シールリング11a、11bにより、外
輪相当部材7の内周面と上記ハブ1aの外周面との間に
存在し、上記複数の転動体10、10を設けた空間の両
端開口部を塞いでいる。特に、上記外輪相当部材7の内
端部内周面と上記内輪部材5の内端部外周面との間に設
けたシールリング11bは、上記転動体10、10設置
部分に存在するグリースが、次述するトーンホイール2
1、並びに後述するセンサ22及びプリズム23部分に
入り込む事を防止する。
【0025】上記内輪部材5の内端面と上記ナット20
との間には、トーンホイール21の内径側半部を挟持固
定している。このトーンホイール21は、例えば板厚が
0.1〜0.3mm程度の金属薄板により、円輪状に造ら
れている。このトーンホイール21の内径は、上記雄ね
じ部19の基端部の外径よりも僅かに大きくしている。
従ってこのトーンホイール21は、上記ハブ1aとほぼ
同心に固定される。又、このトーンホイール21の外周
寄り端部には、それぞれが光透過部である多数(例えば
150〜300程度若しくはそれ以上)の透孔18、1
8を、円周方向に亙って等間隔に形成している。
【0026】これら各透孔18、18は、ノッチングプ
レス等による打ち抜き加工、或はエッチング加工により
形成する。トーンホイール21は厚さ寸法が小さな金属
薄板により造られる為、打ち抜き加工による場合に隣り
合う透孔18、18同士の間部分(遮光部)が捻れる等
変形する事はない。又、エッチング加工による場合に、
加工時間が徒に長くなる事もない。従って、50を越え
る様な多数の透孔18、18を有するトーンホイール2
1を、安価に得る事が可能になる。
【0027】一方、上記外輪相当部材7の内端開口部に
は、金属板を絞り成形する等により造られたカバー24
を外嵌固定している。図示の実施例の場合にこのカバー
24は、開口部側の大径部25と底部側の小径部26と
を備える。前記ナット20の先半部は、このうちの小径
部26の内径側に入り込んでいる。又、これら大径部2
5と小径部26とを連続させる段部27のうちの一部
は、内方に向け少し突出させて、図4に示す様な扇形の
取付部28としている。そして、この取付部28内に、
センサ22を包埋した合成樹脂29設けている。上記取
付部28の一部には透孔が設けられており、この透孔を
通じて上記合成樹脂29とコネクタ30を構成する合成
樹脂とが融着接合されている。
【0028】又、上記センサ22は、半導体レーザ、発
光ダイオード等の発光素子31と、フォトトランジスタ
等の受光素子32と、スリット板33とを備える。発光
ダイオードとしては、例えば赤外線発光ダイオードが使
用可能である。このうちの発光素子31は、上記トーン
ホイール21の外周縁よりも直径方向外方に配置して、
通電に基づいて光を、外方に照射自在としている。この
発光素子31に通電する為のの導線は、上記透孔を挿通
されて、上記コネクタ30に通じている。
【0029】これに対して上記受光素子32は、上記ト
ーンホイール21の内側面外周寄り部分に、上記スリッ
ト板33を介して対向している。この受光素子32の信
号を取り出す為の導線も、上記透孔を挿通されている。
又、上記スリット板33には複数(例えば2〜3個)の
スリットを、上記トーンホイール21に形成した透孔1
8、18と等ピッチで形成している。この様なスリット
板33は、上記発光素子31からプリズム23を介して
上記トーンホイール21に向けて照射された光が拡散
し、このトーンホイール21の回転に拘らず常に上記受
光素子32に光が達したままになる事を防止する為に設
ける。従って、上記発光素子31として、光の拡散が殆
どない半導体レーザを使用すれば、この様なスリット板
33は省略できる。又、発光素子31と受光素子32と
を、図示の実施例とは逆に配置する事もできる。この場
合にスリット板33を設けるのであれば、このスリット
板33を受光素子32とプリズム23との間に配置す
る。
【0030】光路変換部材であるプリズム23は、前記
外輪相当部材7の内端部に固定して、上記トーンホイー
ル21の外周寄り部分の外側に配置している。即ち、金
属板により円環状に造られ、上記外輪相当部材7の内端
部に内嵌固定した保持環34の内側に、光透過性を有す
る合成樹脂により造られた環体35を固定し、この環体
35の一部に、上記プリズム23を一体形成している。
このプリズム23は、上記発光素子31の照射方向及び
受光素子32の入射方向に対し直角な入射面36及び出
射面37と、これら両面に対して45度傾斜し互いに直
角な1対の反斜面38、38とを有する。そして、上記
入射面36を上記発光素子31に、出射面37を上記受
光素子32に、それぞれ対向させている。従って、上記
トーンホイール21に設けた多数の透孔18、18は、
上記発光素子31から上記プリズム23を介して受光素
子32に達する光路の途中に配置された状態となる。
【0031】尚、上記プリズム23を、前記シールリン
グ11bを構成する芯金39の内側面に、接着等により
固定すれば、上記光透過性を有する合成樹脂の使用量を
減らしてコストの低減を図れるだけでなく、回転速度検
出装置設置部分の小型化を図れる。この場合に好ましく
は、上記芯金39とセンサ22との円周方向に亙る位相
を規制する為の係合部を、これら各部材39、22と上
記外輪相当部材7との間、或はこれら両部材39、22
同士の間に設ける。
【0032】上述の様に構成される本発明の回転速度検
出装置付転がり軸受ユニットの場合には、センサ22を
構成する発光素子31から出た光は、プリズム23によ
り進行方向を180度変換されてから、受光素子32に
達する。自動車の走行時、ハブ1aと共にトーンホイー
ル21が回転すると、このトーンホイール21に形成し
た多数の透孔18、18が、センサ22を構成する発光
素子31と受光素子32とを結ぶ光路を横切る。この
為、受光素子32の検出信号が上記ハブ1aの回転速度
に比例した周波数で変化する。受光素子32の検出信号
は、上記発光素子31と受光素子32との間に透孔1
8、18が存在する場合と、隣り合う透孔18、18の
間の遮光部が存在する場合とで急激に変化する為、上記
検出信号の判定は容易であり、回転速度検出を確実に行
なえる。
【0033】又、上記プリズム23とトーンホイール2
1とセンサ22とは、外輪相当部材7又はハブ1aに、
互いに独立した状態で固定自在である。従って、これら
各部材23、21、22を外輪相当部材7又はハブ1a
に、互いの間に適正な隙間を確保しつつ取り付け固定す
る作業が容易になる。又、これら各部材23、21、2
2を互いに独立して設ける為、これら各部材23、2
1、22の配置の自由度を或る程度確保して、設計の自
由度を高め、各種構造を有する転がり軸受ユニットに回
転速度検出装置を組み込む事が可能になる。例えば、本
実施例の場合には、発光素子31と受光素子32とを直
径方向に並べた状態で配置する事により、これら両素子
31、32を組み込んだセンサ22の軸方向寸法を小さ
くしている。
【0034】これに対して、例えばトーンホイールの少
なくとも一部を円筒状にすると共にこの円筒状部分に透
孔等の光透過部を形成し、センサとプリズム等の光路変
換部材とを、この部分の外周側と内周側とに分けて配置
する事も可能である。更に、トーンホイールの材質を、
本実施例の様な金属板に代えて、感光樹脂、光透過性樹
脂等を使用すると共に、このトーンホイールの形状を、
本実施例の様な円輪形から断面L字形の円環状、或は円
筒状等に変えて、上記各部材の配置を代える事もでき
る。これらの場合に、例えば光路変換部材は、必ずしも
光の進路を180度変えるものである必要はない。例え
ば、90度程度でも良く、要は、センサを構成する発光
素子と受光素子との配置に応じて定める。
【0035】次に、図5〜6は本発明の第二実施例を示
している。本実施例の場合には、トーンホイール21a
の外周縁部に多数の切り欠き40、40を等間隔に形成
し、これら各切り欠き40、40を光透過部としてい
る。又、光路変換部材として、上述した第一実施例の様
なプリズム23(図1〜3)に代えて、反射板41を使
用している。この反斜板41は、合成樹脂により造られ
て一部に球状凹面を形成し、この球状凹面に銀、アルミ
ニウム等を蒸着する等により、反射率を高めている。そ
して、センサ22aを構成する発光素子31と受光素子
32とを、互いの光路を傾斜させ、且つ上記反斜板41
部分での入射角と反射角とが同じになる様に配置してい
る。
【0036】尚、図示の実施例では、上記トーンホイー
ル21aと受光素子32との間に光ファイバ42を、光
路方向に設けている。この光ファイバ42の先端面は上
記トーンホイール21aの外周寄り部分で上記切り欠き
40、40を形成した部分に近接させている。この様な
光ファイバ42は、何れかの切り欠き40を通過した光
を上記受光素子32に確実に導く役目を果たす。この様
な目的では、上記光ファイバ42に代えて集光レンズを
使用する事も可能である。特に、この光ファイバ42と
して、何れか1個の切り欠き40のみと対向する細いも
のを使用すれば、上記発光素子31から出た光が拡散し
た場合でも、上記受光素子32に余分な光が送られる事
を確実に防止して、回転速度検出の精度向上を図れる。
その他の構成及び作用は、前述した第一実施例と同様で
ある。又、本発明は、図示の実施例の様な非駆動輪用の
転がり軸受ユニットだけでなく、駆動輪用の転がり軸受
ユニットにも実施できる。更に、内輪側が固定で外輪側
が回転する転がり軸受ユニットにも実施できる。
【0037】
【発明の効果】本発明の回転速度検出装置付転がり軸受
ユニットは、以上に述べた通り構成され作用するので、
極低速時にも走行速度を確実に検出できて、ABSやT
CSをより的確に制御する事が可能になる。更に、例え
ば右車輪と左車輪との速度差を正確に測定する事が可能
になるので、自動車の進行方向の変更や測定距離を正確
に測定する事が可能になり、正確な自立走行式のナビゲ
ーションシステムの実現に寄与できる。しかも、構成部
材の配置の自由度が大きい為、各種構造を有する転がり
軸受ユニットに回転速度検出装置を、当該軸受ユニット
の空きスペースを有効に利用して組み込む事が可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例を示す断面図。
【図2】図1の右部拡大図。
【図3】図2の中央上部拡大図。
【図4】コネクタを設けたカバーを図1の右方から見た
図。
【図5】本発明の第二実施例を示す、図2と同様の図。
【図6】図5の中央上部拡大図。
【図7】従来構造の第1例を示す断面図。
【図8】同第2例を示す断面図。
【図9】トーンホイールとセンサとを図8の右方から見
た図。
【符号の説明】
1、1a ハブ 2 フランジ部 3a、3b 内輪軌道 4 段部 5 内輪部材 6 スプライン溝 7 外輪相当部材 8 取付部 9a、9b 外輪軌道 10 転動体 11、11a、11b シールリング 12 トーンホイール 13 センサ 14 内輪 15 トーンホイール 16 外輪 17 センサ 18 透孔 19 雄ねじ部 20 ナット 21、21a トーンホイール 22、22a センサ 23 プリズム 24 カバー 25 大径部 26 小径部 27 段部 28 取付部 29 合成樹脂 30 コネクタ 31 発光素子 32 受光素子 33 スリット板 34 保持環 35 環体 36 入射面 37 出射面 38 反射面 39 芯金 40 切り欠き 41 反射板 42 光ファイバ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一の周面に固定側軌道面を有する固定
    輪と、この第一の周面と対向する第二の周面に回転側軌
    道面を有する回転輪と、上記固定側軌道面と回転側軌道
    面との間に転動自在に設けられた複数の転動体と、円周
    方向に亙って等間隔に配置された複数の光透過部を備
    え、上記回転輪に固定されたトーンホイールと、発光素
    子及び受光素子を備え、上記固定輪に固定されたセンサ
    と、上記固定輪又は回転輪に支持され、上記発光素子か
    ら照射される光の進行方向を上記受光素子に向けて変換
    する光路変換部材とを備え、上記複数の光透過部は、上
    記発光素子から上記光路変換部材を介して受光素子に達
    する光路の途中に配置されている回転速度検出装置付転
    がり軸受ユニット。
JP20307795A 1995-01-20 1995-08-09 回転速度検出装置付転がり軸受ユニット Pending JPH0953633A (ja)

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JP20307795A JPH0953633A (ja) 1995-08-09 1995-08-09 回転速度検出装置付転がり軸受ユニット
US08/585,194 US5678933A (en) 1995-01-20 1996-01-11 Speed sensing rolling bearing unit

Applications Claiming Priority (1)

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JP20307795A JPH0953633A (ja) 1995-08-09 1995-08-09 回転速度検出装置付転がり軸受ユニット

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