JPH09536A - 導光管コネクタ及びレーザ照射装置 - Google Patents

導光管コネクタ及びレーザ照射装置

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Publication number
JPH09536A
JPH09536A JP7157863A JP15786395A JPH09536A JP H09536 A JPH09536 A JP H09536A JP 7157863 A JP7157863 A JP 7157863A JP 15786395 A JP15786395 A JP 15786395A JP H09536 A JPH09536 A JP H09536A
Authority
JP
Japan
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sleeve
light guide
inner sleeve
peripheral surface
guide tube
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Application number
JP7157863A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiko Suzuki
俊彦 鈴木
Katsuhiko Sato
勝彦 佐藤
Shinichi Fujisaka
紳一 藤坂
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Hamamatsu Photonics KK
Original Assignee
Hamamatsu Photonics KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レーザ照射装置のマニピュレータの一部を容
易に且つ高精度に着脱することができる導光管コネクタ
を提供することを主目的とする。 【構成】 本発明の導光管コネクタ44は、第1管状部
材26aの端部に嵌着されるインナスリーブ46と、第
2管状部材26bの端部に嵌着され、インナスリーブ4
6を囲むようにして接続されるアウタスリーブ48と、
両スリーブ46,48を接続状態で締結する締結手段5
0,54,56とから成る。インナスリーブ46は、円
筒形の第1部分46a及び第2部分46bと、これらの
部分の間に配置されたテーパ状の第3部分46cとから
成る。また、アウタスリーブ48の内周面は、インナス
リーブ46の外周面と相補的な形状となっている。かか
る形状により、インナスリーブ46とアウタスリーブ4
8との心合わせ性能が向上される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生体の手術等に用いら
れるレーザ照射装置に関し、特に、レーザ光を導くため
の導光管に用いられる導光管コネクタに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】レーザ照射装置は、レーザ光の高密度エ
ネルギー性を利用して照射対象物の加熱及び切断等を行
うために従来から使用され、例えば医療分野においては
生体の切開等に用いられている。
【0003】かかる医療用レーザ照射装置は、基本的に
は、レーザ発振装置と、任意の位置にレーザを照射する
ためにオペレータが把持して操作するハンドピース(レ
ーザプローブ)と、レーザ発振装置からハンドピースに
レーザ光を誘導する導光路とから構成されている。ま
た、医療用レーザ照射装置の導光路としては従来から種
々の型式があるが、いわゆる多関節ミラー方式のマニピ
ュレータが広く用いられている。この多関節ミラー方式
のマニピュレータは、複数本の中空の導光管を回転自在
に接続して成るものであり、その関節部にはレーザ光を
導光管の軸線に沿って確実に伝えるための反射ミラーが
組み込まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、医療用のレ
ーザ照射装置を使用する場合、患者への感染を防止する
目的で装置の滅菌処理に注意を払う必要がある。通常、
レーザ照射装置全体に対して滅菌処理を行うことは実質
上不可能であるため、術部の近傍に置かれるマニピュレ
ータの一部とハンドピースに対して滅菌処理を行うこと
が要求されている。
【0005】しかしながら、従来の多関節ミラー方式の
マニピュレータにおいては、反射ミラー等の光学系の光
軸のずれを極力小さくする必要性から、関節部に極めて
高精度の機構が採用されており、そのため、この関節部
からマニピュレータの一部を取り外すことは極めて困難
であり、再取付も困難であった。
【0006】また、一旦着脱を行うと光軸のずれが発生
するおそれがあり、手間のかかる光軸調整を必要とする
ことがある。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、その主目的は、光学系の精度を十分に維持しつ
つ容易にマニピュレータの一部を着脱することを可能と
する導光管コネクタを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
第1管状部材の端部と第2管状部材の端部とを着脱可能
に接続して1本の導光管を形成する導光管コネクタに関
し、この導光管コネクタは、第1管状部材の前記端部の
外周面に嵌着されるインナスリーブと、第2管状部材の
前記端部の外周面に嵌着され、インナスリーブを囲むよ
うにして接続されるアウタスリーブと、インナスリーブ
及びアウタスリーブを接続状態で締結する締結手段とか
ら構成されている。インナスリーブは、第1管状部材の
前記端部に取り付けられ円柱形の外周面を有する第1部
分と、第1部分から軸線方向外方に離隔して配置され第
1部分よりも外径が小さな円柱形の外周面を有する第2
部分と、第1部分から第2部分に連続的に続くテーパ状
の外周面を有する第3部分とを備えている。また、アウ
タスリーブは、第2管状部材の端部に取り付けられる第
1部分と、この第1部分から軸線方向外方に延び内径が
インナスリーブの第2部分の外径と実質的に同一となっ
ている円柱形の内周面を有する第2部分と、この第2部
分から軸線方向外方に離隔して配置され内径がインナス
リーブの第1部分の外径と実質的に同一となっている円
柱形の内周面を有する第3部分と、前記第2部分から前
記第3部分に連続的に続くテーパ状の内周面を有し当該
内周面のテーパ角がインナスリーブの第3部分の外周面
のテーパ角と実質的に同一となっている第4部分とを備
えていることを特徴としている。
【0009】ここで、「外径と内径とが実質的に同一で
ある」とは、2つの部分の内周面と外周面とが摺動可能
な接触状態にあることをいい、内径が外径よりも0.0
2mm〜0.05mm程度大きくなっている状態も、
「外径と内径とが実質的に同一」に含まれるものとす
る。
【0010】好ましい実施態様においては、インナスリ
ーブの第2部分の軸線方向長さとアウタスリーブの第3
部分の軸線方向長さとは実質的に同一であり、インナス
リーブの第3部分の軸線方向長さとアウタスリーブの第
4部分の軸線方向長さとは実質的に同一である。
【0011】また、インナスリーブの第3部分の外周面
のテーパ角は10°〜30°の角度に設定されているこ
とが好適である。
【0012】更に、インナスリーブの第1部分及び第2
部分の軸線方向長さはインナスリーブの第3部分の軸線
方向長さよりも長くされ、アウタスリーブの第2部分及
び第3部分の軸線方向長さはアウタスリーブの第4部分
の軸線方向長さよりも長くされていることが好ましい。
【0013】また、インナスリーブとアウタスリーブと
の間の周方向の位置を合わせるために、位置合わせマー
クや位置合わせ用溝等の位置合わせ手段を設けることが
有効であり、インナスリーブとアウタスリーブとを接続
した場合に互いに当接する部分の表面を硬化処理するこ
とも望ましい。
【0014】更に、請求項7に係る発明は、医療等に用
いられるレーザ照射装置に関し、上述した導光管コネク
タにより接続された第1管状部材及び第2管状部材から
成る導光管を構成要素として具備することを特徴として
いる。
【0015】
【作用】上記構成の導光管コネクタにおいては、インナ
スリーブをアウタスリーブ内に挿入して接続すると、イ
ンナスリーブの第3部分及びアウタスリーブの第4部分
が擦り合わせ状態で接合する。これらの部分の接合面は
同一のテーパ角の円錐面となっているため、インナスリ
ーブとアウタスリーブとは同軸に整列される。また、イ
ンナスリーブの第2部分の外径と、これが挿嵌されるア
ウタスリーブの第2部分の内径とがほぼ同一とされ、且
つ、インナスリーブの第1部分の外径とアウタスリーブ
の第3部分の内径とがほぼ同一とされているので、イン
ナスリーブとアウタスリーブの軸線方向の相対運動は生
じても、それ以外の動きは抑制される。
【0016】従って、インナスリーブとアウタスリーブ
とは、接続した場合には、高精度で同軸に整列され、ひ
いては第1管状部材と第2管状部材とが同軸に整列され
る。そして、締結手段によりインナスリーブとアウタス
リーブとを締結した場合、同軸状態が維持される。ま
た、この締結手段による締結状態を解除すれば、容易に
第1管状部材と第2管状部材とを分離させることができ
る。
【0017】また、インナスリーブの第2部分の軸線方
向長さとアウタスリーブの第3部分の軸線方向長さとを
同一とし、インナスリーブの第3部分の軸線方向長さと
アウタスリーブの第4部分の軸線方向長さとを同一とし
た場合、接続時、インナスリーブの第2部分がアウタス
リーブの第2部分に達した時にインナスリーブの第1部
分がアウタスリーブの第3部分内に挿入されるため、イ
ンナスリーブとアウタスリーブの円柱形の面が案内とし
て機能することとなる。
【0018】このような導光管コネクタを用いてレーザ
照射装置を構成した場合には、ハンドピースに繋がって
いる導光管を導光管コネクタの位置から容易に取り外す
ことが可能となる。
【0019】
【実施例】以下、図面と共に本発明の好適な実施例につ
いて詳細に説明する。
【0020】図1は本発明によるレーザ照射装置の一実
施例を示すものである。このレーザ照射装置10は、生
体の皮膚及び組織を切開するために用いられる医療用の
ものであり、エキシマレーザから成るレーザ発振装置1
2と、レーザ光を照射対象物である生体の術部14に照
射するためのハンドピース16と、レーザ発振装置12
からのレーザ光をハンドピース16に導くための多関節
ミラー方式のマニピュレータ18とから主に構成されて
いる。また、レーザ発振装置12には、発振されたレー
ザ光の形状を整形してマニピュレータ18への導光を容
易化する光整形装置20が設けられている。
【0021】図示実施例におけるマニピュレータ18は
5本の中空の導光管22,24,26,28,30から
成り、各導光管は隣接の導光管に対して関節機構32,
34,36,38により接続されている。導光管22,
24の間、導光管24,26の間及び導光管26,28
の間の関節機構32,34,36は、それぞれ、2個の
中空の箱状部材40から成っている。各箱状部材40は
関連の導光管の端部に当該導光管の軸線を中心として回
動可能に取り付けられると共に、対をなす箱状部材4
0,40同士も回動可能に連結されている。また、導光
管28,30間の関節機構38は1個の箱状部材40の
みから成り、これは導光管28,30のそれぞれの端部
に回動可能に取り付けられる。尚、導光管22の一端は
光整形装置20のハウジング上面に固定されており、導
光管30の一端にはハンドピース16が回動可能に取り
付けられている。このような構成においては、ハンドピ
ース16は任意の方向に移動させることが可能となる。
【0022】また、各箱状部材40には反射ミラー(図
示せず)が内蔵されている。反射ミラーは、導光管22
〜30及び箱状部材40の位置ないしは向きに拘らず、
レーザ発振装置12からのレーザ光を導光管22〜30
及び箱状部材40内の所定の導光路に沿ってハンドピー
ス16に確実に導くよう、配置されている。
【0023】図示しないが、ハンドピース16内には反
射ミラー及び集光レンズが配置されている。この反射ミ
ラーは、ハンドピース16内に導かれたレーザ光を反射
して集光レンズに導く。そして、集光レンズで集光され
たレーザ光はハンドピース16のレーザ照射口42から
出射される。従って、オペレータがハンドピース16を
把持して移動させることで、術部14の所望の位置にレ
ーザ光を照射し、切断等を行うことが可能となる。
【0024】また、このレーザ照射装置10には、ハン
ドピース16とマニピュレータ18の一部とを滅菌処理
するために、導光管26の途中に導光管コネクタ44が
設けられており、そこから先の部分を取外し可能として
いる。この導光管コネクタ44は、ハンドピース16の
レーザ照射口42から直線距離にて約1m程度の位置と
なる導光管の途中に設けられるのが好適である。かかる
位置から先の部分が滅菌処理されている場合には、長時
間に及ぶ手術等においても菌が導光管及びハンドピース
16を伝搬路として術部14に侵入するおそれがないか
らである。尚、手術等の場合、導光管コネクタ44から
レーザ照射装置12までの滅菌処理できない部分は滅菌
シートで覆う等の措置をとる必要があることは勿論であ
る。
【0025】ここで、導光管コネクタ44が介設された
導光管26のうち、導光管コネクタ44から関節機構3
4までの部分を第1管状部材26a、関節機構36まで
の部分を第2管状部材26bと称することとする。
【0026】図2及び図3は、この実施例における導光
管コネクタ44の構造を詳細に示した図である。これら
の図から理解されるように、導光管コネクタ44は、イ
ンナスリーブ46、アウタスリーブ48、締結リング5
0及び環状のスペーサ52から構成されている。
【0027】インナスリーブ46は、第1管状部材26
aの接続側端部に取外し不可能に嵌着されている。この
インナスリーブ46は、第1管状部材26aの接続側端
部を囲む厚肉の円筒形の第1部分46aと、この第1部
分46aから軸線方向外方に離隔して同軸に配置された
円筒形の第2部分46bと、第1部分46a及び第2部
分46bの間に同軸に配置された切頭円錐形の第3部分
46cとから成る管状の一体成形部材である。第2部分
46bの外径は第1部分46aの外径よりも小さく、第
3部分46cは、第1部分46a及び第2部分46bの
外周面を連続的に結ぶよう、その外周面にテーパが付け
られている。
【0028】この実施例において、第1部分46a及び
第2部分46bの長さは第3部分46cの長さよりも長
く設定され、且つ、それぞれの外径の1/2以上の長さ
に設定されている。また、第3部分46cのテーパ角
(インナスリーブ46の軸線Xに対する外周面の傾斜
角)は15°とされている。
【0029】また、第1〜第3の部分46a,46b,
46cの外周面は、変形や傷つき、かじり等を防止する
ため、或いは、結合部の離脱性を向上させるために、硬
化処理が施されるのが好適である。この実施例では、イ
ンナスリーブ46の母材としてSUS−440Cが用い
られており、焼入れにより全体が硬化処理されている。
【0030】一方、アウタスリーブ48も、インナスリ
ーブ46と同様に、第2管状部材26bの接続側端部に
取外し不可能に嵌着されている。このアウタスリーブ4
8の外周面の形状は実質的に円柱形となっているが、第
2管状部材26bの接続側端部を囲んで固着された第1
部分48a以外の内周面はインナースリーブ46の外周
面と概ね相補的な形状とされている。
【0031】より詳細に述べるならば、アウタスリーブ
48の第1部分48aに続く第2部分48bの内周面は
円柱形であり、第2部分48bの内径はインナースリー
ブ46の第2部分46bの外径とほぼ同一とされてい
る。また、第2部分48bの軸線方向長さはインナスリ
ーブ46の第2部分46bの軸線方向長さと同一又はや
や長くされている。
【0032】また、アウタスリーブ48の第2部分48
bから軸線方向に離隔して同軸に配置された第3部分4
8cの内周面は、内径がインナスリーブ46の第1部分
46aの外径と実質的に同一とされた円柱形となってい
る。この第3部分48cの軸線方向長さはインナスリー
ブ46の第2部分46bの軸線方向長さと実質的に同一
とされるのが好適である。
【0033】更に、第2部分48bと第3部分48cと
の間に同軸に配置された第4部分48dの内周面は、イ
ンナスリーブ46の第3部分46cの外周面と同形、即
ち同一のテーパ角及び同一の軸線方向長さを有してお
り、第2部分48b及び第3部分48cの内周面を連続
的に結んでいる。
【0034】このアウタスリーブ48の第2部分48b
及び第3部分48cの軸線方向長さは第4部分48dの
長さよりも長く設定され、且つ、それぞれの外径の1/
2以上の長さに設定されるのが好ましい。また、第1管
状部材26a及び第2管状部材26bを接続した状態で
は、ガタの発生等を防止するために、アウタスリーブ4
8とインナスリーブ46との間には隙間が全くないこと
が望ましいが、両スリーブ46,48の着脱を容易にす
るためには、アウタスリーブ48の第2部分48b及び
第3部分48cの内径とインナスリーブ46の第2部分
46b及び第1部分46aの外径との間に極めて小さな
隙間、具体的には0.02mm〜0.05mm程度の隙
間を設けることが好ましい。更に、インナスリーブ46
と同様の目的でアウタスリーブ48の内周面は表面硬化
処理が施されるのが好適であり、この実施例のアウタス
リーブ48も、母材にSUS−440Cを用いてこれを
焼入れ処理したものとなっている。
【0035】アウタスリーブ48の第3部分48cの外
周面にはおねじ部54が形成されている。このおねじ部
54は、第1管状部材26aに嵌合された締結リング5
0のめねじ部56と螺合され、インナスリーブ46とア
ウタスリーブ48とを接続状態で締結できるようにして
いる。締結リング50は、第1管状部材26a上のイン
ナスリーブ46よりも後方の位置、即ち接続時のアウタ
スリーブ48とは反対側の位置にて遊嵌されている。ま
た、インナスリーブ46と締結リング50との間には、
例えばジュラコン樹脂等から作られた環状のスペーサ5
2が配置されている。
【0036】このような構成の導光管コネクタ44によ
り第1管状部材26aと第2管状部材26bとを接続し
て1本の導光管26を形成する場合、まず、第1管状部
材26aの接続側端部と第2管状部材26bの接続側端
部とを対向配置した後、両者を接近させていく。そし
て、アウタスリーブ48の内部にインナスリーブ46が
入り、インナスリーブ46の先端がアウタスリーブ48
の第4部分48dの内周面に接したならば、当該内周面
に倣ってインナスリーブ46は進み、やがてインナスリ
ーブ46の第2部分46bがアウタスリーブ48の第2
部分48b内に挿入される。
【0037】この実施例では、インナスリーブ46の第
2部分46b及び第3部分46cはそれぞれアウタスリ
ーブ48の第3部分48c及び第4部分48dと軸線方
向長さが同一であるので、インナスリーブ46の第2部
分46bがアウタスリーブ48の第2部分48bに達す
ると同時に、インナスリーブ46の第1部分46aはア
ウタスリーブ48の第3部分48cに達する。これによ
り、両スリーブ46,48は、第2部分46bと第2部
分48bとの間、及び、第1部分46aと第3部分48
cとの間の2箇所で嵌合関係となり、この時点で両スリ
ーブ46,48はほぼ同軸に整列されることとなる。
【0038】更に、第1管状部材26a及び第2管状部
材26bを互いに接近させていくと、インナスリーブ4
6の第3部分46cとアウタスリーブ48の第4部分4
8dとが擦り合わせ状態で接合する。これらの部分46
c,48dの接合面は同一のテーパ角を有する円錐面で
あるので、部分46c,48dの同士が接合されると、
インナスリーブ46とアウタスリーブ48との心合わせ
がなされ、従って第1管状部材26aと第2管状部材2
6bはほぼ完全に同軸に整列される。
【0039】ここで、仮にインナスリーブ46の第2部
分46bとアウタスリーブ48の第2部分48bを設け
ず、インナスリーブ46の第3部分46c及びアウタス
リーブ48の第4部分48dのテーパ角を比較的大きく
した場合、例えば第3部分46cの軸線方向長さを当該
第3部分46cの平均直径に比較して短くした場合に
は、インナスリーブ46はアウタスリーブ48内でピボ
ット運動ないしは傾動運動を生じガタつく可能性があ
る。
【0040】しかし、本発明による導光管コネクタ44
では、インナスリーブ46の第1部分46aとアウタス
リーブ48の第3部分48cとの間の嵌合のみならず、
第2部分46b,48b間の嵌合によっても径方向の動
きが抑制されるため、部分46c,48dのテーパ角を
小さくせずとも、ガタつきは防止される。かかる観点か
ら、インナスリーブ46の第1部分46aと第2部分4
6b及びアウタスリーブ48の第2部分48bと第3部
分48cは可能な限り長くすることが好ましい。
【0041】一方、部分46c,48dのテーパ角を例
えば10°以下の小さな角度とした場合、スリーブ締結
時にいわゆる食い付き現象が生ずるおそれがある。よっ
て、部分46c,48dのテーパ角は10°〜30°の
範囲から選択することが好適である。
【0042】アウタスリーブ48とインナスリーブ46
の嵌合せが完了したならば、締結リング50を回してそ
のめねじ部56をアウタスリーブ48のおねじ部54に
螺合させ締め付けていくと、第1管状部材26aと第2
管状部材26bとは接続状態で維持され、1本の導光管
26として機能するようになる。
【0043】この締付けの際、ジュラコン樹脂製のスペ
ーサ52がインナスリーブ46と締結リング50との間
に配置されているので、圧力が加わった状態でも締結リ
ング50を容易に回すことができ、また、樹脂の弾性に
より締結リング50による押圧力がテーパ状部分46
c,48d間の全体に均一に加えられる。これによっ
て、スリーブ46,48間に高い気密性が得られ、導光
管22〜30内に光伝送効率を高く保つためのガスを封
入することが可能となる。
【0044】尚、上記行程に従って適正に第1管状部材
26aと第2管状部材26bとを接続したとしても、導
光管コネクタ44の各構成要素の製造誤差により着脱の
前後で軸ずれを生じることがある。そこで、予めインナ
スリーブ46とアウタスリーブ48の外周面の適所に位
置合わせマーク58a,58bを付けておき、このマー
ク58a,58bが常に合致するように両スリーブ4
6,48の周方向の位置を合わせるようにすることが好
ましい。勿論、この位置合わせ手段としては、溝と突起
との組合せ等、種々考えられる。
【0045】一方、第2管状部材26bから先のマニピ
ュレータ18の部分を取り外す場合には、締結リング5
0を緩めてアウタスリーブ48のおねじ部54との螺合
を解除するだけで、第2管状部材26bを第1管状部材
26aから分離させることができる。
【0046】取り外された第2管状部材26bからハン
ドピース16までの部分は短く、取り扱いも容易となる
ので、例えばエチレンオキサイドガス等の光学部品に悪
影響を及ぼさない滅菌ガスが導入されるガス室(図示せ
ず)内に置くことができ、その部分全体を滅菌処理する
ことが可能となる。
【0047】以上の構成の導光管コネクタ44を備えた
外科手術用レーザ照射装置10に関し、異なるオペレー
タが数十回の着脱操作を実際に行い、ハンドピース16
のレーザ照射口42でのレーザ光のビームパターンを確
認したが、直径0.2mm〜0.5mmのビームパター
ンを有するこのレーザ照射装置10において、±0.1
mmを越えるずれは認められなかった。また、ハンドピ
ース16を操作して照射対象物にレーザ光を照射して
も、照射ビームのずれの発生も認められなかった。
【0048】以上、本発明の好適な実施例について詳細
に述べたが、本発明は上記実施例に限定されないことは
いうまでもない。例えば、上記実施例では、インナスリ
ーブ46及びアウタスリーブ48は焼入れにより表面硬
化処理が施されたが、これらの母材となる材料の性質に
合わせ、例えば浸炭、チッ化、アルマイト処理等の表面
硬化処理を行ってもよい。また、これらの表面硬化処理
のほかに、プラズマ溶射等の工法を用いてセラミックコ
ーティング等の表面コーティングを少なくともスリーブ
46,48間の接合面に形成するようにしてもよい。
【0049】また、上記実施例では、インナスリーブ4
6とアウタスリーブ48の締結にねじによる締結リング
50を用いることとしているが、スチールボールとばね
とを組み合わせて溝にスチールボールの落ち込む力を用
いる手段や、スチールボールの代わりに爪状部材をばね
の力によって溝に落とし込む手段等から構成されるいわ
ゆるクイックカップリング等を用いてもよい。
【0050】更に、導光管コネクタ44の取付位置や各
構成要素の寸法も上記実施例に限られず、また、当該導
光管コネクタ44を適用する導光管もレーザ照射装置1
0のマニピュレータ18におけるものに限られない。
【0051】
【発明の効果】以上述べたように、本発明による導光管
コネクタは、案内機能及び整列機能に優れているため、
それが適用される2本の管状部材の分離・接続を容易に
行うことができると共に、分離し再度接続した後でも、
管状部材同士を同軸に配置することができる。
【0052】従って、本発明の導光管コネクタを、医療
用レーザ照射装置の多関節ミラー方式のマニピュレータ
を構成する導光管に適用した場合には、導光管コネクタ
から先の部分を容易に取り外すことができ、その部分の
滅菌処理を確実に行うことが可能となる。これにより、
長時間にわたる手術を行っても、細菌や微生物が導光管
からハンドピースを伝って術部に侵入するおそれがなく
なる。また、取り外した部分を再取付けすることも容易
であり、高精度で元の状態を復元することができるの
で、レーザ光の照射位置のずれ等が生ずるおそれもな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例によるレーザ照射装置の
全体を示す概略図である。
【図2】図1のレーザ照射装置のマニピュレータに適用
された本発明による導光管コネクタを詳細に示す一部断
面側面図であり、分離された状態を示す図である。
【図3】接続状態における本発明の導光管コネクタを示
す一部断面側面図である。
【符号の説明】
10…レーザ照射装置、12…レーザ発振装置、14…
術部、16…ハンドピース、18…マニピュレータ、2
0…光整形装置、22,24,26,28,30…導光
管、32,34,36,38…関節機構、44…導光管
コネクタ、46…インナスリーブ、48…アウタスリー
ブ、50…締結リング、52…スペーサ、58a,58
b…位置合わせマーク。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1管状部材の端部と第2管状部材の端
    部とを着脱可能に接続して1本の導光管を形成する導光
    管コネクタにおいて、 前記第1管状部材の前記端部の外周面に嵌着されるイン
    ナスリーブと、 前記第2管状部材の前記端部の外周面に嵌着され、前記
    インナスリーブを囲むようにして接続されるアウタスリ
    ーブと、 前記インナスリーブ及び前記アウタスリーブを接続状態
    で締結する締結手段とを具備し、 前記インナスリーブは、前記第1管状部材の前記端部に
    取り付けられ円柱形の外周面を有する第1部分と、前記
    第1部分から軸線方向外方に離隔して配置され前記第1
    部分よりも外径が小さな円柱形の外周面を有する第2部
    分と、前記第1部分から前記第2部分に連続的に続くテ
    ーパ状の外周面を有する第3部分とを備えており、 前記アウタスリーブは、前記第2管状部材の前記端部に
    取り付けられる第1部分と、該第1部分から軸線方向外
    方に延び内径が前記インナスリーブの前記第2部分の外
    径と実質的に同一となっている円柱形の内周面を有する
    第2部分と、該第2部分から軸線方向外方に離隔して配
    置され内径が前記インナスリーブの前記第1部分の外径
    と実質的に同一となっている円柱形の内周面を有する第
    3部分と、前記第2部分から前記第3部分に連続的に続
    くテーパ状の内周面を有し当該内周面のテーパ角が前記
    インナスリーブの前記第3部分の外周面のテーパ角と実
    質的に同一となっている第4部分とを備えていることを
    特徴とする導光管コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記インナスリーブの前記第2部分の軸
    線方向長さと前記アウタスリーブの前記第3部分の軸線
    方向長さとが実質的に同一であり、前記インナスリーブ
    の前記第3部分の軸線方向長さと前記アウタスリーブの
    前記第4部分の軸線方向長さとが実質的に同一であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の導光管コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記インナスリーブの前記第3部分の外
    周面のテーパ角が10°〜30°の角度に設定されてい
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の導光管コネク
    タ。
  4. 【請求項4】 前記インナスリーブの第1部分及び第2
    部分の軸線方向長さは前記インナスリーブの前記第3部
    分の軸線方向長さよりも長くされ、前記アウタスリーブ
    の第2部分及び第3部分の軸線方向長さは前記アウタス
    リーブの前記第4部分の軸線方向長さよりも長くされて
    いることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記
    載の導光管コネクタ。
  5. 【請求項5】 前記インナスリーブと前記アウタスリー
    ブとの間の周方向の位置を合わせるための位置合わせ手
    段を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1
    項に記載の導光管コネクタ。
  6. 【請求項6】 前記インナスリーブと前記アウタスリー
    ブとを接続した場合に互いに当接する部分の表面を硬化
    処理したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項
    に記載の導光管コネクタ。
  7. 【請求項7】 レーザ光を照射対象物に照射するための
    ハンドピースにレーザ光を導く導光管として、請求項1
    〜6のいずれか1項に記載の導光管コネクタにより接続
    された第1管状部材及び第2管状部材から成る導光管を
    備えたことを特徴とするレーザ照射装置。
JP7157863A 1995-06-23 1995-06-23 導光管コネクタ及びレーザ照射装置 Pending JPH09536A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7590239B2 (en) 2002-09-13 2009-09-15 Nhk Spring Co., Ltd. Object identifying medium using multi-layer thin-film

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