JPH0953870A - 冷凍装置 - Google Patents

冷凍装置

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JPH0953870A
JPH0953870A JP20465195A JP20465195A JPH0953870A JP H0953870 A JPH0953870 A JP H0953870A JP 20465195 A JP20465195 A JP 20465195A JP 20465195 A JP20465195 A JP 20465195A JP H0953870 A JPH0953870 A JP H0953870A
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JP
Japan
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refrigerant
filter
pipe
mesh member
compressor
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JP20465195A
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English (en)
Inventor
Hiroki Matsuo
弘樹 松尾
Yasushi Yamanaka
康司 山中
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷媒中の異物を除去するフィルタ4を単独で
交換可能とする。 【解決手段】 フィルタ4を、冷媒配管32、33を結
合する配管ジョイント部34を利用して、冷媒配管33
内に単独で交換可能に挿入する。また、フィルタ4を、
柔軟な樹脂材料にて成形された円筒状の網目状部材41
を用いて構成することにより、冷媒配管33の曲がり部
内にフィルタ4を挿入できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は冷凍サイクルの冷媒
中の塵等の異物を除去するフィルタを有する冷凍装置に
関するもので、自動車用空調装置に用いて好適なもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用空調装置における一般的
な冷凍装置は、冷媒凝縮器と膨張弁(減圧手段)との間
に、冷媒の気液を分離し、液冷媒を導出する受液器を配
置している。この受液器は、サイクル運転条件の違いに
よる余剰冷媒変動の吸収、サイクル外への冷媒洩れに対
する冷媒余裕分の確保という役割を果たしている。
【0003】そして、この受液器内に冷媒中の塵等の異
物を除去するフィルタ、および冷媒中の水分を吸収する
乾燥剤を配置して、フィルタ機能および吸水(ドライ
ヤ)機能も果たすようにしたものが多い。また、特開平
4−43271号公報においては、冷媒凝縮器に受液器
を一体化して、冷凍装置の部品点数の低減を図っている
ものが提案されているが、この公報記載のものにおいて
も、受液器内に冷媒中の塵等の異物を除去するフィルタ
および冷媒中の水分を吸収する乾燥剤を配置している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、乾燥剤の吸
水(ドライヤ)機能が飽和状態に達して、サイクル内に
冷媒からの遊離水分が増えると、この遊離水分が膨張弁
の絞り部で急激に温度低下して氷結(アイシング)する
という不具合を生じる。この膨張弁絞り部の氷結(アイ
シング)は、膨張弁機能の低下、異音の発生等を生じる
ので、乾燥剤の交換が必要となる。
【0005】また、冷凍サイクルの圧縮機がロックした
ときは、このロックにより発生した金属粉等を除去する
ため、フィルタの交換が必要となる。このように、乾燥
剤やフィルタの交換が必要となったときは、従来技術で
は、通常、受液器の交換で対応していた。しかし、近
年、フロン規制への対応から、冷媒がR12(CFC1
2)よりR134a(HFC134a)に変更されたこ
とに伴って、冷媒の飽和吸水能力が大幅に増大したこと
と、乾燥剤の吸水能力自体が向上したこと等により、膨
張弁絞り部の氷結がほとんど発生しないようになってい
る。
【0006】従って、圧縮機ロック時に、フィルタの交
換のみのために、受液器全体を交換することは非常に不
経済である。また、特開平4−43271号公報のごと
く冷媒凝縮器に受液器を一体化したものでは、フィルタ
の交換のために、冷媒凝縮器を車両から降ろして受液器
の交換をしなければならず、交換作業の工数が非常に多
くかかるという問題が生じる。また、上記フィルタの交
換時に、乾燥剤も大気に開放されてしまうので、大気中
の水分を吸収して飽和状態まで吸水してしまう。それ
故、乾燥剤も交換しなければならない。
【0007】本発明は、上記点に鑑みてなされたもの
で、フィルタのみを単独で簡単に交換を行うことができ
る冷凍装置を提供することを目的とする。また、本発明
の他の目的は、冷媒配管の曲がり部の内部でも設置可能
なフィルタを持つ冷凍装置を提供することにある。
【0008】
【発明の概要】本発明は上記目的を達成するため、以下
の技術的手段を採用する。すなわち、請求項1記載の発
明では、冷媒凝縮手段(21)下流側と減圧手段(5)
上流側との間に、冷媒中の異物を除去するフィルタ
(4)を設け、このフィルタ(4)を、前記冷媒凝縮手
段(21)下流側と前記減圧手段(5)上流側との間を
接続する冷媒配管(31、32、33)の配管ジョイン
ト部(34)から、前記冷媒配管(31、32、33)
内に単独で交換可能に挿入し、さらに、前記フィルタ
(4)に、柔軟な材料にて成形された円筒状の網目状部
材(41)を設け、この円筒状の網目状部材(41)の
冷媒入口側端部に、前記配管ジョイント部(34)への
固定部(42)を形成し、冷媒出口側端部に閉塞端部
(43)を形成することを特徴としている。
【0009】請求項2記載の発明では、前記フィルタ
(4)を、前記冷媒配管(31、32、33)の曲がり
部内に挿入することを特徴としている。請求項3記載の
発明では、前記フィルタ(4)の前記固定部(42)
に、前記冷媒配管(31、32、33)の内周面の段付
き部と係合される抜け止め用突起部(45)を備えるこ
とを特徴としている。
【0010】請求項4記載の発明では、前記フィルタ
(4)の前記固定部(42)に、フィルタ交換時の把手
部となるリブ(44)を備えることを特徴としている。
請求項5記載の発明では、前記フィルタ(4)の前記網
目状部材(41)、前記固定部(42)、および前記閉
塞端部(43)をインサート成形により一体成形するこ
とを特徴としている。
【0011】請求項6記載の発明では、請求項1ないし
5のいずれか1つに記載の冷凍装置を具備し、少なくと
も前記圧縮機(1)、前記冷媒凝縮手段(21)、およ
び前記フィルタ(4)を自動車のエンジンルーム内に設
置した自動車用空調装置を特徴としている。請求項1〜
6記載の発明によれば、上記したように、冷媒配管(3
1、32、33)の配管ジョイント部(34)を利用し
て、前記冷媒配管(31、32、33)内に単独でフィ
ルタ(4)を交換可能に挿入しているから、フィルタ
(4)の交換の必要が生じたとき、受液器とは関係な
く、フィルタ(4)のみを単独で交換できる。
【0012】従って、従来技術のように、フィルタ
(4)の交換時に受液器全体を交換する必要がなくな
り、経済的であり、かつ交換作業の工数も大幅に低減で
きる。また、冷媒配管(31、32、33)の既存の配
管ジョイント部(34)を利用しているから、フィルタ
(4)の取付部の構造も非常に簡単である。さらに、柔
軟な材料にて円筒状の網目状部材(41)を成形し、こ
の円筒状の網目状部材(41)の冷媒入口側端部に、前
記配管ジョイント部(34)への固定部(42)を形成
し、冷媒出口側端部に閉塞端部(43)を形成すること
により、フィルタ(4)を構成しているから、網目状部
材(41)の細かい網目にて冷媒中の異物を捕捉して、
網目状部材(41)内の下流側の閉塞端部(43)で捕
捉異物を保持でき、フィルタ機能を良好に発揮できる。
【0013】しかも、フィルタ(4)を柔軟な材料で成
形した網目状部材(41)で構成しているので、フィル
タ(4)を容易に曲げることができ、そのため請求項2
記載の発明のように、フィルタ(4)を、冷媒配管(3
1、32、33)の曲がり部内に挿入することも可能と
なる。これにより、フィルタ(4)の配設場所について
の自由度が著しく向上し、自動車のエンジンルーム内の
ような狭隘な場所へのフィルタ設置が容易となる。
【0014】また、請求項3記載の発明では、フィルタ
(4)の固定部(42)に、前記冷媒配管(31、3
2、33)の内周面の段付き部と係合される抜け止め用
突起部(45)を備えているから、フィルタ(4)の取
付状態を確実に保持できる。また、請求項4記載の発明
では、フィルタ(4)の固定部(42)に、フィルタ交
換時の把手部となるリブ(44)を備えているから、フ
ィルタ交換時にこのリブ(44)を手に持って容易にフ
ィルタ(4)を冷媒配管から引き出すことができ、交換
作業を簡単に行うことができる。
【0015】請求項5記載の発明では、フィルタ(4)
の網目状部材(41)、固定部(42)、および閉塞端
部(43)を樹脂のインサート成形により一体成形して
いるから、ネジ止め等の結合手段を使用せずに、フィル
タ(4)を極めて簡単に製造できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。図1は本発明を、受液器一体型冷媒
凝縮器を有する自動車用空調装置に適用した実施形態を
例示しており、この自動車用空調装置の冷凍装置(冷凍
サイクル)は、冷媒圧縮機1、受液器一体型冷媒凝縮器
2、サイトグラス7、フィルタ4、温度作動式膨張弁
(減圧手段)5および冷媒蒸発器6を、金属製パイプま
たはゴム製パイプよりなる冷媒配管によって順次接続し
た閉回路より構成されている。
【0017】冷媒圧縮機1は、自動車のエンジンルーム
(図示せず)内に設置されたエンジンにベルトと電磁ク
ラッチ(動力断続手段)1aを介して連結されている。
この冷媒圧縮機1は、電磁クラッチ1aが接続状態とな
り、エンジンの回転動力が伝達されると、冷媒蒸発器6
下流側よりガス冷媒を吸入、圧縮して、高温高圧の過熱
ガス冷媒を受液器一体型冷媒凝縮器2へ吐出する。
【0018】受液器一体型冷媒凝縮器2は、冷媒流れの
上流側から凝縮部21、受液部23、および過冷却部2
2を一体に設けている。凝縮部21は、冷媒圧縮機1の
吐出側に接続され、冷媒圧縮機1の吐出ガス冷媒が流入
するようになっている。凝縮部21はこの冷媒圧縮機1
の吐出ガス冷媒をクーリングファン(図示せず)等によ
り送られてくる室外空気と熱交換させて冷媒を冷却、凝
縮させる凝縮手段として働く。
【0019】受液部23は、凝縮部21より内部に流入
した冷媒をガス冷媒と液冷媒とに気液分離して、液冷媒
のみを過冷却部22に供給する受液器(気液分離手段)
として働く。この受液部23には、冷媒中の水分を吸収
する乾燥剤24が内蔵されている。この乾燥剤24は吸
水用の粒状ゼオライトを通気性のある袋体内に収納した
ものであり、受液器一体型冷媒凝縮器2を一体ろう付け
で組付た後に、乾燥剤24を受液部23の開口部(図示
せず)から受液部23内に挿入する。その後に、受液部
23の開口部を密封栓(図示せず)にて密封するように
してある。なお、25は冷媒の気液界面である。
【0020】過冷却部22は、上側に配置された凝縮部
21より下方に隣接して設けられ、受液部23より内部
に流入した液冷媒をクーリングファン等により送られて
くる室外空気と熱交換させて液冷媒を過冷却する過冷却
手段として働く。受液器一体型冷媒凝縮器2の下流側
(過冷却部22の下流側)と、温度作動式膨張弁5の上
流側とを結合する冷媒配管31、32、33は、アルミ
ニュウム等の金属で構成されており、この冷媒配管3
1、32、33には、その冷媒上流側にサイトグラス7
が配置され、冷媒下流側にフィルタ4が配置されてい
る。
【0021】上記サイトグラス7は、受液器一体型冷媒
凝縮器2の過冷却部22より流出してくる冷媒の気液状
態を観察して、冷凍装置内封入冷媒量の過不足を点検す
る冷媒量点検手段として働くものである。このサイトグ
ラス7は、自動車のエンジンルーム内において点検者が
視認し易い場所、例えば受液器一体型冷媒凝縮器2に隣
設した冷媒配管31、32の間に単独で架装されてい
る。
【0022】そして、サイトグラス7は、溶着ガラスに
より気密にシールされた覗き窓70を有し、この覗き窓
70から気泡が見られるときは冷媒不足であり、気泡が
見られないときは冷媒量が適正量である。ところで、前
記フィルタ4は、冷媒中の塵等の異物を除去するための
ものであって、フィルタ4は、サイトグラス7の下流側
に位置する冷媒配管32、33の途中にある複数の配管
ジョイントのうち、少なくとも1箇所の配管ジョイント
部34を利用して、冷媒配管33内に配設するようにし
たものである。
【0023】フィルタ4について、さらに詳述すると、
フィルタ4を配管ジョイント部34のナット35側の配
管33内に圧入した後に、ジョイント本体36の外周雄
ねじ部にナット35を締結して、冷媒配管32と33を
結合すると、この配管の結合と同時に、フィルタ4の取
付を完了できるようになっている。37はシール用Oリ
ングで、冷媒配管33の端部近傍に形成されたOリング
収納溝38内に収納されている。
【0024】フィルタ4は圧縮機潤滑オイルおよび冷媒
に対する耐劣化性(耐薬品性)、耐熱性等に優れ、かつ
剛性の低い柔軟な材料、具体的には、ナイロン、ポリエ
ステル等の樹脂材料で成形することが好ましい。フィル
タ4は、図2に示すような形状に成形されており、上記
樹脂材料を円筒状に網み込み成形した円筒状の網目状部
材(メッシュ部材)41を有しており、そして、この円
筒状の網目状部材41の一端部(入口側端部)に、前記
配管ジョイント部34への円筒状固定部42が形成さ
れ、他端部(出口側端部)には閉塞した袋状部(閉塞端
部)43が形成されている。
【0025】円筒状固定部42の外径は、冷媒配管33
の端部内径に圧入されるように、この内径より若干大き
く設定されており、この圧入により円筒状固定部42の
外周面と冷媒配管33の端部内周面との間にシール面を
形成し、冷媒を確実に網目状部材41の内側空間に流入
させるようになっている。また、円筒状固定部42の内
周面には、フィルタ交換時にフィルタ4を引き出すため
の把手部として利用するリブ44が180°対称位置に
2箇所一体に突出成形されている。
【0026】また、円筒状固定部42から、所定距離だ
け冷媒下流側の位置(具体的には配管ジョイント部34
のOリング収納溝38よりも配管奥寄りの位置)におい
て半径方向外方へ突出する突起部45が180°対称位
置に2箇所設けられている。この突起部45はフィルタ
組付時に、Oリング収納溝38の段付き部分を圧入によ
り乗り越えて配管奥寄りの位置まで挿入され、これによ
り突起部45とOリング収納溝38の段付き部分とが係
合して、フィルタ4の抜け止めを行うものである。この
突起部45は軸方向に細長く延びる接続部46を介して
円筒状固定部42に一体形成されている。
【0027】フィルタ4は、上記した網目状部材41
と、円筒状固定部42と、袋状部43との3つの部品か
らなり、フィルタ4の製造方法としては、まず、細かい
網目状部材41をナイロンにて円筒状に網み込み成形し
ておき、次に、この円筒状の網目状部材41を成形型内
に配置し、この成形型により前記円筒状固定部42およ
び袋状部43をインサート成形して、網目状部材41
と、円筒状固定部42および袋状部43を一体成形す
る。ここで、網目状部材41と、インサート成形部分
(42、43)との結合力を考慮すると、この三者は同
一の樹脂材料で成形することが好ましい。
【0028】また、網目状部材41は、冷媒流れ(図2
(d)の矢印イ参照)による流体圧が作用することによ
り網目のズレが発生することを防止するために、網み込
み成形した後に、加熱処理をするのが好ましい。また、
フィルタ4は、上記したように配管ジョイント部34を
利用して冷媒配管33内に挿入しているので、例えば圧
縮機1がロックした場合のようにフィルタ4の交換が必
要となったときには、配管ジョイント部34のナット3
5をジョイント本体36から取り外して、冷媒配管3
2、33の結合を解除することにより、フィルタ4のみ
の単独交換を簡単に実施できる。
【0029】さらに、フィルタ4において、網目状部材
41は柔軟な樹脂材料にて円筒状に成形され、かつその
軸方向に延びる骨格(リブ等)が形成されていないの
で、容易に曲げることができる。そのため、フィルタ4
の挿入される側の冷媒配管33が図1記載のごとく曲が
り部のある形状であっても、フィルタ4を冷媒配管33
の曲がり部内に挿入できる。
【0030】温度作動式膨張弁5は、冷媒蒸発器6の冷
媒入口部側に接続され、フィルタ4を通過し、冷媒配管
33より流入した高温高圧の液冷媒を断熱膨張して低温
低圧の気液二相の霧状冷媒にする減圧手段として働くも
ので、冷媒蒸発器6の冷媒出口部の冷媒過熱度を所定値
に維持するよう弁開度を自動調整するようになってい
る。
【0031】冷媒蒸発器6は、膨張弁5の下流側と冷媒
圧縮機1の吸入側との間に接続され、膨張弁5より内部
に流入した気液二相状態の冷媒を空調用ブロワ(図示せ
ず)により送風される室外空気または室内空気と熱交換
させて冷媒を蒸発させ、その蒸発潜熱により送風空気を
冷却する冷却手段として働く。冷媒蒸発器6は、車室内
に設置される空調ユニット(図示せず)のケース内に設
けられる。
【0032】次に、上記構成において本実施例の作動を
説明する。自動車用空調装置の運転が開始され、電磁ク
ラッチ1aに通電されると、電磁クラッチ1aが接続状
態となり、自動車エンジンの回転が圧縮機1に伝達さ
れ、圧縮機1が冷媒を圧縮し、吐出する。これにより、
圧縮機1からの過熱ガス冷媒は、凝縮器2の入口パイプ
26aから第1ヘッダタンク26bの上部空間26cよ
り凝縮部21のチューブを通過した後、第2ヘッダタン
ク27aの上部の空間27bに流入する。
【0033】この間に、冷媒は冷却空気と熱交換して冷
却され、ガス冷媒を一部含む飽和液冷媒となる。この飽
和液冷媒は前記空間27bから冷媒流入口(図示せず)
を通って受液部23内に流入し、ここで冷媒の気液が分
離される。これと同時に、乾燥剤24により冷媒中の水
分が除去され、液冷媒のみが冷媒流出口(図示せず)か
ら第2ヘッダタンク27aの下部空間27cに流出し、
過冷却部22を通過する。
【0034】この過冷却部22において、液冷媒は再度
冷却されて過冷却状態となり、この過冷却液冷媒は第1
ヘッダタンク26bの下部空間26dを通って出口パイ
プ26eから凝縮器2外へ流出する。そして、過冷却液
冷媒は冷媒配管31からサイトグラス7、冷媒配管32
を通って、フィルタ4に流入する。フィルタ4において
は、その円筒状固定部42から円筒状の網目状部材41
内に液冷媒が流入し、矢印イのように液冷媒が流れる。
このとき、冷媒中の異物は網目状部材41の細かい網目
で捕捉され、下流側の袋状部45に溜められる。
【0035】さらに、フィルタ4から冷媒配管33を通
過して、液冷媒が温度作動式膨張弁5に流入する。この
膨張弁5において、過冷却液冷媒は減圧され、低温、低
圧の気液2相冷媒となる。次いで、この気液2相冷媒は
蒸発器6にて空調用空気と熱交換して蒸発し、その蒸発
潜熱により空調用空気を冷却する。蒸発器6にて蒸発し
た過熱ガス冷媒は圧縮機1に吸入され、再度圧縮され
る。
【0036】本実施形態における、フィルタ4の具体的
仕様としては、フィルタ部の圧力損失の低減と、異物捕
捉機能(網目が大きいと、異物がフィルタ4を通過し
て、下流の膨張弁5の絞り部を閉塞する原因となる)と
を考慮して、網目状部材41の網目の大きさ(目開き)
は、100〜150μm程度が好ましい。また、網目状
部材41には、前述したように補強用の骨格を形成して
いないので、フィルタ4内の下流側(袋状部43側)に
異物が捕捉されていくと、フィルタ4内の下流側が膨ら
み、圧力損失が増大する。そこで、フィルタ4の内径
は、この圧力損失の増大と、異物捕捉能力(この能力は
フィルタ内容積にほぼ依存する)等を考慮して、φ3〜
φ4程度が好ましい。その場合、フィルタ4の軸方向長
さは、100〜150mm程度が好ましい。 (他の実施形態)なお、本発明は上述の実施形態に限定
されることなく種々変形可能なものであり、例えば、凝
縮器2において、凝縮部21と、過冷却部22と、受液
部23とをそれぞれ別体で構成し、その三者を配管で結
合するタイプの冷凍装置においても、本発明は同様に実
施できる。
【0037】また、過冷却部22を持たない冷凍装置に
おいても、本発明は同様に実施できる。また、サイトグ
ラス7およびフィルタ4の具体的形態も、図1、2に図
示したものに限定されることなく、種々変形可能であ
る。また、凝縮器2は、並列配置された多数のチューブ
内を冷媒が並列に流れる、マルチフロータイプのもので
なく、多穴偏平チューブを蛇行状に曲げ形成した、サー
ペンタイプのものでもよいことはもちろんである。
【0038】また、フィルタ4をサイトグラス7の下流
側の配管ジョイント部34に配設せず、サイトグラス7
の上流側(凝縮器2の出口部)の配管ジョイント部に配
設するようにしてもよい。また、膨張弁5の代わりに、
キャピラリチューブのごとき固定絞りを使用してもよ
く、また、受液器23の代わりに、圧縮機1吸入側にア
キュームレータを使用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を例示する自動車用空調装置
の冷凍サイクル図である。
【図2】(a)は図1に示すフィルタの正面図、(b)
は(a)のA矢視図、(c)は(a)のC−C断面図、
(d)は(b)のB−B断面図である。
【符号の説明】
1…圧縮機、2…受液器一体型凝縮器、21…凝縮部、
4…フィルタ、5…温度作動式膨張弁、6…蒸発器、3
1、32、33…冷媒配管、34…配管ジョイント部、
41…網目状部材、42…固定部、43…袋状部(閉塞
端部)、44…リブ、45…突起部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒圧縮機(1)と、この冷媒圧縮機
    (1)から吐出されたガス冷媒を冷却、凝縮する冷媒凝
    縮手段(21)と、この冷媒凝縮手段(21)の下流側
    に接続され、冷媒を減圧し、膨張させる減圧手段(5)
    と、この減圧手段(5)にて膨張した冷媒を蒸発させる
    冷媒蒸発器(6)とを順次接続した閉回路からなる冷凍
    装置において、 前記冷媒凝縮手段(21)下流側と前記減圧手段(5)
    上流側との間に、冷媒中の異物を除去するフィルタ
    (4)が設けられており、 前記フィルタ(4)は、前記冷媒凝縮手段(21)下流
    側と前記減圧手段(5)上流側との間を接続する冷媒配
    管(31、32、33)の配管ジョイント部(34)か
    ら、前記冷媒配管(31、32、33)内に単独で交換
    可能に挿入されており、 さらに、前記フィルタ(4)は、柔軟な材料にて成形さ
    れた円筒状の網目状部材(41)を有しており、 この円筒状の網目状部材(41)の冷媒入口側端部に、
    前記配管ジョイント部(34)への固定部(42)が形
    成され、冷媒出口側端部には閉塞端部(43)が形成さ
    れていることを特徴とする冷凍装置。
  2. 【請求項2】 前記フィルタ(4)は、前記冷媒配管
    (31、32、33)の曲がり部内に挿入されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の冷凍装置。
  3. 【請求項3】 前記フィルタ(4)の前記固定部(4
    2)には、前記冷媒配管(31、32、33)の内周面
    の段付き部と係合される抜け止め用突起部(45)が備
    えられていることを特徴とする請求項1または2に記載
    の冷凍装置。
  4. 【請求項4】 前記フィルタ(4)の前記固定部(4
    2)には、フィルタ交換時の把手部となるリブ(44)
    が備えられていることを特徴とする請求項1ないし3の
    いずれか1つに記載の冷凍装置。
  5. 【請求項5】 前記フィルタ(4)の前記網目状部材
    (41)、前記固定部(42)、および前記閉塞端部
    (43)が樹脂のインサート成形により一体成形されて
    いることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つ
    に記載の冷凍装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか1つに記載
    の冷凍装置を具備し、少なくとも前記圧縮機(1)、前
    記冷媒凝縮手段(21)、および前記フィルタ(4)が
    自動車のエンジンルーム内に設置されていることを特徴
    とする自動車用空調装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100822554B1 (ko) * 2001-12-07 2008-04-16 한라공조주식회사 응축기
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