JPH0954097A - 走査型プローブ顕微鏡 - Google Patents

走査型プローブ顕微鏡

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JPH0954097A
JPH0954097A JP7228539A JP22853995A JPH0954097A JP H0954097 A JPH0954097 A JP H0954097A JP 7228539 A JP7228539 A JP 7228539A JP 22853995 A JP22853995 A JP 22853995A JP H0954097 A JPH0954097 A JP H0954097A
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JP7228539A
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Inventor
Keiko Okiguchi
圭子 沖口
Hisao Osawa
日佐雄 大澤
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 探針の試料表面に対する高速接近を可能とす
るとともに、探針が試料に衝突するおそれをなくす。 【解決手段】 試料台1が水晶振動子からなる。回路6
は、試料台1とともに水晶発振回路を構成し、試料台1
をその共振周波数F0=f0+Δfで振動させる。基準周
波数発振器7、混合器8、ローパスフィルタ9及びF/
Vコンバータ10により、F/Vコンバータ10の出力
から、探針2が遠ざかったときの共振周波数f0に対す
る変化分Δfに比例するレベルの電圧信号が得られる。
制御部11は、操作部12からの接近指令に応答して探
針2が試料に対して接近するようにプローブ駆動装置3
を制御する。制御部11は、F/Vコンバータ10の出
力信号のレベルが所定レベルとなったときに、プローブ
駆動装置3の作動を停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、探針を試料表面上
で走査させつつ試料の所定の情報を測定する走査型プロ
ーブ顕微鏡に関するものである。
【0002】
【従来の技術】走査型プローブ顕微鏡は、ナノメータの
オーダの分解能で試料表面を観察できる装置である。
【0003】代表的なものには、走査型トンネル顕微鏡
(STM)、原子間力顕微鏡(AFM)、走査型近接場
光学顕微鏡(SNOM)などが挙げられる。
【0004】STMでは、先端を先鋭化した探針と試料
の間にバイアス電圧を加えて数十オングストローム以内
に接近させ、探針と試料との間に流れるトンネル電流を
検出する。そして、例えばトンネル電流が一定になるよ
うにフィードバックをかけながら探針を試料表面上で走
査させると、探針は試料表面の形状に沿って移動するの
で、試料の表面形状を測定することができる。
【0005】AFMでは、一般的に、先端に探針の付い
たカンチレバーを試料表面に近づけ、試料からの原子間
力によるカンチレバーの撓みを検出する。この撓み量は
探針と試料表面との間に働く原子間力に比例するので、
例えばこの撓み量が一定になるようにフィードバックを
かけながら探針を試料表面上で走査させると、試料表面
の形状を測定できる。
【0006】SNOMでは、試料に照射する光の波長よ
りも小さな開口を有する探針(光プローブ)に光を導く
と、開口付近にエバネッセント波が存在するので、これ
を用いて試料表面を照射しつつ探針を試料表面上で走査
させることによって、試料の光学的情報を測定すること
ができる。また、SNOMでは、試料の背面から全反射
条件を満たすように照射光を入射させたときにも、試料
表面にはエバネッセント波が存在するので、これを検出
するための探針(プローブ)を試料表面を走査させるこ
とによって、試料の光学的情報を測定することができ
る。
【0007】ここで、従来の走査型プローブ顕微鏡の一
例として、特開昭59−121310号公報に開示され
たような走査型近接場光学顕微鏡について、図4を参照
して説明する。図4はこの従来の走査型近接場光学顕微
鏡を示す概略構成図である。
【0008】図4において、101は基台で、この基台
101は図示しない除振装置によって外側振動を受けな
い構造とされている。102は基台101上に配設され
試料103が搭載される試料台で、この試料台102は
図示しない移動装置(駆動装置)によってX,Y方向
(X方向及びY方向は、試料(被測定物)103の表面
に平行な面内の方向であり、互いに直交している。)に
それぞれ独立に移動可能となっている。104は基台1
01上に設置された支柱、105は支柱104の先端ア
ーム部104Aに垂直調整装置(試料103の表面と直
交するZ方向に移動可能な移動装置)106を介して取
り付けられた光源で、この光源105は半導体レーザ等
からなる。試料103をX,Y方向に移動させること
で、先端に開口を有する探針107が試料103の表面
上を相対的に走査する。113は光源105から放射さ
れて探針107の開口を通り試料103の表面で反射し
た反射光を検出するセンサで、このセンサ113に入射
した反射光は光ファイバ110によって光検出器111
に導かれ、電気信号に変換される。
【0009】この走査型近接場光学顕微鏡によれば、測
定開始時に予め垂直調整装置106を作動させて探針1
07を試料103の表面に近づけておき、探針107の
Z方向の位置をそのまま固定させた状態において、試料
103をX,Y方向に移動させつつ、試料103の表面
上の各点におけるエバネッセント波の反射光の強度を測
定し、これを図示しない表示装置等で再構成することに
よって、試料表面の光学的な状態を高い分解能で得るこ
とができるものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の走査型近接場光学顕微鏡では、測定開始時に探針1
07を試料103の表面に予め接近させる際に、探針1
07が試料103に衝突させてしまうことがあるととも
に、その接近に時間を要する欠点があった。
【0011】すなわち、エバネッセント波を検出する信
号強度は、探針103が試料103から離れるに従っ
て、急激に減少する。そして、エバネッセント波を検出
する信号強度としては、1pW〜1mW程度であり、非
常に弱い。したがって、垂直調整装置106により探針
107を試料103の表面に接近させていき、光検出器
111から得られる信号強度に基づいて探針107を自
動的に停止させる場合、探針107を試料103に衝突
させてしまうことがあるのである。このように探針10
7が試料103に衝突してしまうと、試料103だけで
なく探針107にもダメージが加わってしまうことが多
い。そこで、このような衝突を避けるべく、探針107
の試料103への接近速度を十分に遅くしていたが、こ
の場合には試料103の迅速な測定を行うことができな
い。しかも、たとえ前記接近速度を十分に遅くしたとし
ても、光検出器11から得られる信号強度は、探針10
7と試料103の表面との間の距離を反映するだけでな
く、試料103の光学的な状態を反映するものであるた
め、光検出器111の信号から探針107の接近状態を
検出しようとしていたことから、試料103の表面の光
学的な状態によっては光検出器107の信号から試料1
07の接近状態を検出することができずに探針107の
試料103への衝突は避け得ない。
【0012】そして、以上説明した事情は、STM等の
他の種々の走査型プローブ顕微鏡においても同様であっ
た。例えば、STMでは、トンネル電流を検出する信号
強度は、探針が試料から離れるに従って急激に減少する
とともに、pAから数nA程度であり、非常に弱い。ま
た、STMでは、トンネル電流の大きさは、探針と試料
との間の距離を反映するのみならず、試料の導電率の状
態によって変化するので、試料の導電率の状態によって
は探針の試料への接近状態を検出することができない。
【0013】また、前記従来の走査型近接場光学顕微鏡
では、光検出器111により得られる検出信号は、前述
したように、試料103の光学的な状態及び探針107
と試料103との間の距離の両方を反映するものであ
る。すなわち、光検出器111により検出される光強度
は、試料103の表面における局所的な光学的性質(屈
折率、吸光度等)だけでなく、試料表面から開口までの
距離に大きく左右され、試料103の表面の形状と光学
的性質の2つの情報が分離されていない。例えば、検出
信号強度が小さくなる要因として、観察領域の表面が窪
んでいるという形状の変化と、屈折率が高くなってい
る、あるいは、吸光度が大きくなっている等の光学的変
化が考えられる。したがって、前記従来の走査型近接場
光学顕微鏡では、試料の光学的情報のみを形状情報から
分離して得ることができないという欠点があった。
【0014】この点、原子間力顕微鏡で採用されている
探針付きカンチレバーを用い、該探針を走査型近接場光
学顕微鏡の探針としても用いることができるように構成
し、走査型近接場光学顕微鏡の機能と原子間力顕微鏡の
機能を組み合わせた顕微鏡が提案されている。
【0015】しかし、この場合には、走査型近接場光学
顕微鏡に適した探針をカンチレバーに形成しなければな
らず、構造上カンチレバーに設けることができる探針は
限定されてしまい、使用できる探針が極めて限定されて
しまうという欠点がある。
【0016】そして、このような事情も、STM等の他
の種々の走査型プローブ顕微鏡においても同様であっ
た。
【0017】本発明は、前述した事情に鑑みてなされた
もので、探針を高速に試料表面に対して相対的に自動的
に接近させることができ、しかも、探針が試料に衝突す
るおそれのない走査型プローブ顕微鏡を提供することを
一つの目的とする。
【0018】また、本発明は、探針の種類に制約を受け
ることなく、試料の形状情報と分離した所望の情報のみ
を得ることができる走査型プローブ顕微鏡を提供するこ
とを他の目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の第1の態様による走査型プローブ顕微鏡
は、試料が搭載される試料台と、探針と、試料表面と略
垂直な方向に前記探針を前記試料に対して相対的に移動
させる第1の移動手段と、前記試料表面と略平行な面の
方向に前記探針を前記試料に対して相対的に移動させる
第2の移動手段と、を備えた走査型プローブ顕微鏡にお
いて、前記試料台が水晶振動子からなり、前記試料台を
前記試料台の共振周波数で振動させる振動手段と、前記
試料台の共振周波数に応じた信号を出力する周波数検出
手段と、指令信号に応答して前記探針が前記試料に対し
て相対的に接近するように前記第1の移動手段を制御す
るとともに、前記周波数検出手段の出力信号に基づい
て、前記試料台の共振周波数が所定周波数となったとき
に、前記探針の前記試料に対する接近が停止するように
前記第1の移動手段を制御する制御手段と、を更に備え
たものである。
【0020】本発明の第2の態様による走査型プローブ
顕微鏡は、試料が搭載される試料台と、探針と、試料表
面と略垂直な方向に前記探針を前記試料に対して相対的
に移動させる第1の移動手段と、前記試料表面と略平行
な面の方向に前記探針を前記試料に対して相対的に移動
させる第2の移動手段と、を備えた走査型プローブ顕微
鏡において、前記試料台が水晶振動子からなり、前記試
料台を前記試料台の共振周波数付近の所定周波数で振動
させる振動手段と、前記試料台のインピーダンスに応じ
た信号を出力するインピーダンス検出手段と、指令信号
に応答して前記探針が前記試料に対して相対的に接近す
るように前記第1の移動手段を制御するとともに、前記
インピーダンス検出手段の出力信号に基づいて、前記試
料台のインピーダンスが所定インピーダンスとなったと
きに、前記探針の前記試料に対する接近が停止するよう
に前記第1の移動手段を制御する制御手段と、を更に備
えたものである。
【0021】本発明の第3の態様による走査型プローブ
顕微鏡は、試料が搭載される試料台と、探針と、試料表
面と略垂直な方向に前記探針を前記試料に対して相対的
に移動させる第1の移動手段と、前記試料表面と略平行
な面の方向に前記探針を前記試料に対して相対的に移動
させる第2の移動手段と、を備えた走査型プローブ顕微
鏡において、前記試料台が水晶振動子からなり、前記試
料台を前記試料台の共振周波数で振動させる振動手段
と、前記試料台の共振周波数に応じた信号を出力する周
波数検出手段と、前記周波数検出手段の出力信号に基づ
いて前記試料台の共振周波数が所定の周波数となるよう
に前記第1の移動手段を制御しつつ、前記試料表面と略
平行な面の方向に前記探針が試料表面を走査するように
前記第2の移動手段を制御する制御手段と、を更に備え
たものである。
【0022】本発明の第4の態様による走査型プローブ
顕微鏡は、試料が搭載される試料台と、探針と、試料表
面と略垂直な方向に前記探針を前記試料に対して相対的
に移動させる第1の移動手段と、前記試料表面と略平行
な面の方向に前記探針を前記試料に対して相対的に移動
させる第2の移動手段と、を備えた走査型プローブ顕微
鏡において、前記試料台が水晶振動子からなり、前記試
料台を前記試料台の共振周波数付近の所定周波数で振動
させる振動手段と、前記試料台のインピーダンスに応じ
た信号を出力するインピーダンス検出手段と、前記イン
ピーダンス検出手段の出力信号に基づいて前記試料台の
インピーダンスが所定のインピーダンスとなるように前
記第1の移動手段を制御しつつ、前記試料表面と略平行
な面の方向に前記探針が試料表面を走査するように前記
第2の移動手段を制御する制御手段と、を更に備えたも
のである。
【0023】本発明の第5の態様による走査型プローブ
顕微鏡は、前記第3又は第4の態様による走査型プロー
ブ顕微鏡において、前記試料表面と略平行な面の方向に
おける前記探針の前記試料表面に対する相対位置に応じ
た、前記試料表面と略垂直な方向の前記探針の前記試料
表面に対する相対位置に関する情報を得る手段を、更に
備えたものである。
【0024】なお、本明細書において、「試料台が水晶
振動子からなる」とは、試料台の全体が水晶振動子だけ
で構成されている場合のみならず、試料台が水晶振動子
とその表面に設けられた板状等の部材とから構成されて
いる場合等も含むものである。
【0025】前記第1の態様によれば、水晶振動子から
なる試料台が振動手段により試料台の共振周波数で振動
させられ、それに従って該試料台に搭載された試料も振
動する。探針が試料に接近すると、探針と試料との間に
働く原子間力により試料台の共振周波数が変化する。水
晶振動子のQ値は高く、弱い力が加わっただけでも共振
周波数の変化は大きい。このため、周波数検出手段によ
り出力される試料台の共振周波数に応じた信号から、探
針の試料への接近状態を感度良く検出することができ
る。したがって、探針の試料への接近速度を高めても、
探針と試料とが衝突するおそれがなくなる。また、周波
数検出手段から得られる信号は、探針と試料との間に働
く原子間力に依存し、探針と試料との間の距離のみを反
映しているので、試料の光学的状態や導電率などの状態
にかかわらず、探針の試料への接近状態を検出すること
ができる。その結果、前記第1の態様によれば、制御手
段によって、探針が試料に対して相対的に接近するよう
に第1の移動手段が制御されるとともに、周波数検出手
段の出力信号に基づいて、試料台の共振周波数が所定周
波数となったときに、探針の試料に対する接近が停止す
るように第1の移動手段が制御されるので、探針を高速
に試料表面に対して相対的に自動的に接近させることが
できるとともに、探針が試料に衝突するおそれがなくな
る。
【0026】また、前記第2の態様によれば、水晶振動
子からなる試料台が振動手段により試料台の共振周波数
付近の所定周波数で振動させられ、それに従って該試料
台に搭載された試料も振動する。探針が試料に接近する
と、探針と試料との間に働く原子間力により試料台の共
振周波数が変化して試料台のインピーダンスが変化す
る。水晶振動子のQ値は高く、弱い力が加わっただけで
も共振周波数の変化は大きく、試料台のインピーダンス
の変化は大きい。このため、インピーダンス検出手段に
より出力される、試料台のインピーダンスに応じた信号
から、探針の試料への接近状態を感度良く検出すること
ができる。したがって、探針の試料への接近速度を高め
ても、探針と試料とが衝突するおそれがなくなる。ま
た、インピーダンス検出手段から得られる信号は、探針
と試料との間に働く原子間力に依存し、探針と試料との
間の距離のみを反映しているので、試料の光学的状態や
導電率などの状態にかかわらず、探針の試料への接近状
態を検出することができる。その結果、前記第2の態様
によれば、制御手段によって、探針が試料に対して相対
的に接近するように第1の移動手段が制御されるととも
に、周波数検出手段の出力信号に基づいて、試料台のイ
ンピーダンスが所定インピーダンスとなったときに、探
針の試料に対する接近が停止するように第1の移動手段
が制御されるので、探針を高速に試料表面に対して相対
的に自動的に接近させることができるとともに、探針が
試料に衝突するおそれがなくなり、探針及び試料の両方
のダメージを防止することができる。
【0027】また、前記第3の態様によれば、前記第1
の態様と同様に、周波数検出手段から探針と試料との間
の距離のみを示す信号が得られることになる。また、前
記第4の態様によれば、前記第2の態様と同様に、周波
数検出手段から探針と試料との間の距離のみを示す信号
が得られることになる。したがって、前記第3及び第4
の態様では、制御手段の制御によって、試料表面の凹凸
に追従して探針と試料との間の距離が一定に保たれつ
つ、試料表面と略平行な面の方向に探針が試料表面を走
査することになる。このため、前記第3及び第4の態様
によれば、試料の形状情報と分離した、探針に起因した
所望の情報(例えば、SNOMでは試料の光学的情報)
のみを形状情報から分離して得ることができ、しかも、
探針をカンチレバーに設ける必要がないので、探針の種
類に何ら制約がなくなる。
【0028】前記第3及び第4の態様によれば、原子間
力顕微鏡におけるいわゆるノンコンタクトモードと同様
の探針の移動制御が実現されることになるので、前記第
5の態様のように相対位置に関する情報を得ることによ
って、試料表面の凹凸の形状データも得ることができ、
試料を観察する上で一層好ましい。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明による走査型プロー
ブ顕微鏡について、図面を参照して説明する。
【0030】(実施の形態1)まず、本発明の第1の実
施の形態による走査型近接場光学顕微鏡について、図1
及び図3を参照して説明する。
【0031】図1は、本実施の形態による走査型近接場
光学顕微鏡を模式的に示す概略構成図である。また、図
3は、水晶振動子のインピーダンス特性を示す図であ
る。
【0032】本実施の形態による走査型近接場光学顕微
鏡は、試料(図示せず)が搭載される試料台1と、先端
に開口2aを有する探針(光プローブ)2と、試料台1
の表面と垂直なZ方向に探針2を移動させるプローブ駆
動装置3と、試料台1の表面と平行な面の方向であって
互いに直交するX方向及びY方向に独立して試料台1を
移動させる試料台駆動装置4と、を備えている。
【0033】本実施の形態では、前記プローブ駆動装置
3が試料表面と略垂直な方向に探針2を試料に対して相
対的に移動させる移動手段を構成し、前記試料台駆動装
置4が試料表面と略平行な面の方向に探針2を試料に対
して相対的に移動させる移動手段を構成している。もっ
とも、これらの移動手段は探針2及び試料台4のいずれ
を移動させてもよい。
【0034】また、本実施の形態による走査型近接場光
学顕微鏡は、探針2に光を照射して探針2の開口2aか
らエバネッセント波を発生させるための光源(図示せ
ず)と、エバネッセント波による試料表面で反射した反
射光を検出する光検出器5と、図4中のセンサ113及
び光ファイバ110に相当する前記反射光を光検出器5
に導く手段(図示せず)と、を有している。もっとも、
試料台2の背面から全反射条件を満たすように照射光を
入射させて試料表面からエバネッセント波を発生させ、
探針2の開口2aにより検出されたエバネッセント波を
光検出器5に導く構成としてもよい。
【0035】そして、本実施の形態では、前記試料台1
は、水晶振動子で構成されており、その上面及び下面に
電極1a,1bをそれぞれ有している。試料台1を構成
している水晶振動子は、電極1a,1b間に印加された
電圧に応じてZ方向に振動するようになっている。本実
施の形態では、試料台1が水晶振動子のみで構成されて
いるが、必要に応じて水晶振動子の試料側表面に平板等
を設けた構成としてもよい。もっとも、このような平板
等を設けるとQ値が低下するので、水晶振動子の表面に
直接試料を搭載することが好ましい。
【0036】また、図1に示すように、本実施の形態に
よる走査型近接場光学顕微鏡は、回路6と、混合器8
と、ローパスフィルタ9と、F/Vコンバータ10と、
制御部11と、操作部12と、処理部13と、表示部1
4とを備えている。
【0037】回路6の2つの端子6a,6bには水晶振
動子(試料台)1の電極1a,1bがそれぞれ接続さ
れ、回路6は水晶振動子1とともにハートレー型やコル
ピッツ型などの周知の水晶発振回路を構成しており、水
晶振動子1はその共振周波数F0(図3参照)で振動す
ることになる。したがって、本実施の形態では、回路6
が、試料台1を試料台1の共振周波数F0で振動させる
振動手段を構成している。回路6の構成自体は周知であ
るので、その詳細な説明は省略する。回路6の端子6c
は前記水晶発振回路の出力端となっており、端子6cか
ら周波数が共振周波数F0である発振出力が得られる。
【0038】基準周波数発振器7は、基準周波数(本実
施の形態では、探針2が試料表面から遠ざかっていて探
針2と試料表面との間に原子間力が働かない状態におけ
る水晶振動子1の共振周波数F0である周波数f0とされ
ているが、必ずしもこの周波数に限定されない。)を有
する基準周波数信号を出力する。混合器8は、回路6の
端子6cからの発振出力と基準周波数発振器7からの基
準周波数信号を混合し、前記発振出力の周波数F0と前
記基準周波数信号の周波数f0との和と差の周波成分を
有する出力信号を出力する。ローパスフィルタ9は、混
合器8の出力信号のうち前記差の周波数成分を有する信
号のみを濾波して出力する。F/Vコンバータ10は、
混合器8の出力信号の周波数に比例したレベルの電圧を
出力する。
【0039】今、水晶振動子1の共振周波数F0がf0
らf0+Δf0に変化したとすると、混合器8の出力信号
は2f0+Δf0の周波数成分とΔf0の周波数成分とを
有し、ローパスフィルタ9はΔf0の周波数成分を有す
る信号のみを出力し、F/Vコンバータ10の出力はΔ
0に比例したレベルの電圧となる。ここで、Δf0は、
探針2が試料表面から遠ざかっていて探針2と試料表面
との間に原子間力が働かない状態における水晶振動子1
の共振周波数F0である周波数f0に対する、実際の状態
の水晶振動子1の共振周波数F0である周波数f0+Δf
0の変化分であるので、F/Vコンバータ10の出力
は、その変化分Δf0を示し、結局、水晶振動子1の共
振周波数F0に応じた信号となる。
【0040】以上の説明からわかるように、本実施の形
態では、混合器8、ローパスフィルタ9及びF/Vコン
バータ10が試料台1の共振周波数F0に応じた信号を
出力する周波数検出手段を構成している。もっとも、周
波数検出手段の構成はこれに限定されるものではない。
【0041】操作部12は、マウスやキーボードなどか
らなり、測定者の操作に応じて、測定開始時に探針2を
試料に接近させる旨の指令(以下、「接近指令」とい
う。)や測定開始指令などの各種に指令を入力する。
【0042】制御部11は、操作部12からの接近指令
に応答して探針2が試料に対して接近するようにプロー
ブ駆動装置3を制御する。そして、制御部11は、F/
Vコンバータ10の出力信号に基づいて、試料台1の共
振周波数F0が所定周波数となったときに、探針2の試
料に対する接近が停止するようにプローブ駆動装置3を
制御する。すなわち、本実施の形態では、制御部11
は、F/Vコンバータ10の出力信号のレベルが所定レ
ベルとなったときに、プローブ駆動装置3の作動を停止
させる。この所定レベルは、探針2と試料との間の距離
が所望の接近距離となったときに得られるレベルに設定
しておく。
【0043】また、本実施の形態では、制御部11は、
探針2の試料に対する接近が完了した後に与えられる操
作部12からの測定開始指令に応答して、F/Vコンバ
ータ10の出力信号に基づいてF/Vコンバータ10の
出力信号のレベルが所定レベルとなるようにプローブ駆
動装置3を制御しつつ、X方向及びY方向に探針2が試
料表面を走査するように試料台駆動装置3を制御する。
【0044】なお、制御部11からプローブ駆動装置3
に与えられる制御信号は、探針2の試料表面に対するZ
方向の相対位置を示すことになる。また、制御部11か
らプローブ駆動装置3に与えられる制御信号は、探針2
の試料表面に対するX方向及びY方向の相対位置を示す
ことになる。
【0045】処理部13は、前記測定開始指令に応答し
て、制御部11からの各制御信号及び光検出器5の検出
信号を取り込み、探針2のX方向及びY方向の試料表面
に対する相対位置に応じた光検出器5の検出信号のレベ
ルに関する情報(すなわち、試料の光学的情報)を得る
とともに、探針2のX方向及びY方向の試料表面に対す
る相対位置に応じた探針2のZ方向の試料表面に対する
相対位置に関する情報(すなわち、試料の形状情報)を
得る。そして、これらの情報はCRT等の表示部14に
画像として表示される。
【0046】本実施の形態による走査型近接場光学顕微
鏡によれば、水晶振動子からなる試料台1が回路6によ
り試料台1の共振周波数F0で振動させられ、それに従
って試料台1に搭載された試料も振動する。
【0047】操作部12からの接近指令に応答して、プ
ローブ駆動装置3が作動して探針2が試料に接近する
と、探針2と試料との間に働く原子間力により試料台1
の共振周波数F0が低周波側にシフトする。この結果、
F/Vコンバータ10の出力電圧のレベルが変化する。
そして、F/Vコンバータ10の出力電圧のレベルが所
定レベルになると、制御部11によりプローブ駆動装置
3が作動停止され、探針2の試料への接近が自動的に停
止される。
【0048】水晶振動子のQ値は高く、弱い力が加わっ
ただけでも共振周波数F0の変化は大きい。このため、
F/Vコンバータ10の出力から、探針2の試料への接
近状態を感度良く検出することができる。したがって、
探針2の試料への接近速度を高めても、探針2と試料と
が衝突するおそれがなくなる。また、F/Vコンバータ
10の出力は、探針2と試料との間に働く原子間力に依
存し、探針2と試料との間の距離のみを反映しているの
で、試料の光学的状態にかかわらず、探針2の試料への
接近状態を検出することができる。したがって、この点
からも、探針2と試料とが衝突するおそれがなくなる。
【0049】また、本実施の形態によれば、F/Vコン
バータ10の出力信号が探針2と試料との間の距離のみ
を反映している。そして、前述したように、操作部12
からの測定開始指令に応答して、制御部11は、F/V
コンバータ10の出力信号に基づいてF/Vコンバータ
10の出力信号のレベルが所定レベルとなるようにプロ
ーブ駆動装置3を制御しつつ、X方向及びY方向に探針
2が試料表面を走査するように試料台駆動装置3を制御
する。したがって、制御部11の制御によって、試料表
面の凹凸に追従して探針2と試料との間の距離が一定に
保たれつつ、試料表面と略平行な面の方向に探針2が試
料表面を走査することになる。すなわち、原子間力顕微
鏡におけるいわゆるノンコンタクトモードと同様の探針
の移動制御が実現されることになる。このため、処理部
13により得られた試料の光学的情報は、試料の形状情
報と分離したものとなる。
【0050】さらに、本実施の形態では、処理部13に
より試料の形状情報も得ているので、試料を観察する上
で好ましい。もっとも、本発明では、必ずしも試料の形
状情報を得なくてもよい。
【0051】(実施の形態2)次に、本発明の第2の実
施の形態による走査型近接場光学顕微鏡について、図2
を参照して説明する。
【0052】図2は本実施の形態による走査型近接場光
学顕微鏡を模式的に示す概略構成図である。図2におい
て、図1中の構成要素と同一又は対応する構成要素には
同一符号を付し、その説明は省略する。
【0053】本実施の形態による走査型近接場光学顕微
鏡が前記第1の実施の形態による走査型近接場光学顕微
鏡と異なるところは、図1中の回路6、混合器8、ロー
パスフィルタ9及びF/Vコンバータ10が削除され、
代わりに、オシレータ21、抵抗22及びロックインア
ンプ23が設けられている点である。
【0054】水晶振動子1の一方の電極1bが接地さ
れ、水晶振動子1の他方の電極1aが抵抗22を介して
オシレータ21の出力端子に接続されている。オシレー
タ21は、水晶振動子1の発振周波数F0付近の所定周
波数fAの発振出力を出力端子に出力する。したがっ
て、本実施の形態では、オシレータ21及び抵抗22が
試料台1を試料台1の発振周波数F0付近の所定周波数
Aで振動させる振動手段を構成している。なお、本実
施の形態では、前記第1の実施の形態と異なり、水晶振
動子1は、自身の共振周波数で発振するのではなく、オ
シレータ21により常に所定周波数fAで強制的に励振
させられるのである。
【0055】また、本実施の形態では、オシレータ21
の出力端子はロックインアンプ23のレファレンス入力
端子23aに接続され、ロックインアンプ23の入力端
子23bは水晶振動子1の電極1aに接続され、ロック
インアンプ23の出力端子23cが制御部11に接続さ
れている。ロックインアンプ23は、入力端子23bに
入力された信号の周波数成分のうちレファレンス入力端
子23aに入力された信号の周波数と同じ周波数成分の
振幅に比例したレベルの直流電圧を出力端子23cに出
力するものである。したがって、水晶振動子インピーダ
ンスをZ、オシレータの電圧をVとすると、ロックイン
アンプ23の出力端子23cから、{Z/(Z+R)}
・Vに比例した直流電圧が得られ、水晶振動子1のイン
ピーダンスに応じたレベルの電圧が得られることにな
る。以上の説明からわかるように、本実施の形態では、
ロックインアンプ23が水晶振動子1のインピーダンス
に応じた信号を出力するインピーダンス検出手段を構成
している。もっとも、本発明では、インピーダンス検出
手段の構成はこれに限定されるものではない。
【0056】さらに、本実施の形態では、制御部11
は、ロックインアンプ23の出力信号に基づいて、試料
台1のインピーダンスが所定周波数となったときに、探
針2の試料に対する接近が停止するようにプローブ駆動
装置3を制御する。すなわち、本実施の形態では、制御
部11は、ロックインアンプ23の出力信号のレベルが
所定レベルとなったときに、プローブ駆動装置3の作動
を停止させる。この所定レベルは、探針2と試料との間
の距離が所望の接近距離となったときに得られるレベル
に設定しておく。
【0057】また、本実施の形態では、制御部11は、
探針2の試料に対する接近が完了した後に与えられる操
作部12からの測定開始指令に応答して、ロックインア
ンプ23の出力信号に基づいてロックインアンプ23の
出力信号のレベルが所定レベルとなるようにプローブ駆
動装置3を制御しつつ、X方向及びY方向に探針2が試
料表面を走査するように試料台駆動装置3を制御する。
【0058】以上説明した点以外については、本実施の
形態は前記第1の実施の形態と全く同じである。
【0059】本実施の形態による走査型近接場光学顕微
鏡によれば、水晶振動子からなる試料台1がオシレータ
21及び抵抗22により試料台1の共振周波数F0付近
の所定周波数fAで振動させられ、それに従って試料台
1に搭載された試料も振動する。
【0060】操作部12からの接近指令に応答して、プ
ローブ駆動装置3が作動して探針2が試料に接近する
と、探針2と試料との間に働く原子間力により試料台1
の共振周波数F0が低周波側にシフトする。すなわち、
水晶振動子1のインピーダンスが変化する。この結果、
ロックインアンプ23の出力電圧のレベルが変化する。
そして、ロックインアンプ23の出力電圧のレベルが所
定レベルになると、制御部11によりプローブ駆動装置
3が作動停止され、探針2の試料への接近が自動的に停
止される。
【0061】水晶振動子のQ値は高く、弱い力が加わっ
ただけでも共振周波数F0の変化は大きく、試料台1の
インピーダンスの変化は大きい。このため、ロックイン
アンプ23の出力から、探針2の試料への接近状態を感
度良く検出することができる。したがって、探針2の試
料への接近速度を高めても、探針2と試料とが衝突する
おそれがなくなる。また、ロックインアンプ23の出力
は、探針2と試料との間に働く原子間力に依存し、探針
2と試料との間の距離のみを反映しているので、試料の
光学的状態にかかわらず、探針2の試料への接近状態を
検出することができる。したがって、この点からも、探
針2と試料とが衝突するおそれがなくなる。
【0062】また、本実施の形態によれば、ロックイン
アンプ23の出力信号が探針2と試料との間の距離のみ
を反映している。そして、前述したように、操作部12
からの測定開始指令に応答して、制御部11は、ロック
インアンプ23の出力信号に基づいてロックインアンプ
23の出力信号のレベルが所定レベルとなるようにプロ
ーブ駆動装置3を制御しつつ、X方向及びY方向に探針
2が試料表面を走査するように試料台駆動装置3を制御
する。したがって、制御部11の制御によって、試料表
面の凹凸に追従して探針2と試料との間の距離が一定に
保たれつつ、試料表面と略平行な面の方向に探針2が試
料表面を走査することになる。すなわち、原子間力顕微
鏡におけるいわゆるノンコンタクトモードと同様の探針
の移動制御が実現されることになる。このため、処理部
13により得られた試料の光学的情報は、試料の形状情
報と分離したものとなる。
【0063】さらに、本実施の形態においても、処理部
13により試料の形状情報も得ているので、試料を観察
する上で好ましい。
【0064】以上本発明の各実施の形態について説明し
たが、本発明はこれらの実施の形態に限定されるもので
はない。
【0065】例えば、前述した各実施の形態では、試料
の形状情報と分離した試料の光学的な情報の取得と探針
3の自動接近の両方を同時に達成するものであったが、
本発明は、それらの一方のみを達成するものであっても
よい。
【0066】また、前述した各実施の形態は本発明を走
査型近接場光学顕微鏡に適用した例であったが、本発明
は、走査型トンネル顕微鏡やその他の種々の走査型プロ
ーブ顕微鏡に適用することもできる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
探針を高速に試料表面に対して相対的に自動的に接近さ
せることができ、しかも、探針が試料に衝突するおそれ
がなくなる。
【0068】また、本発明によれば、探針の種類に制約
を受けることなく、試料の形状情報と分離した所望の情
報のみを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による走査型近接場
光学顕微鏡を模式的に示す概略構成図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態による走査型近接場
光学顕微鏡を模式的に示す概略構成図である。
【図3】水晶振動子のインピーダンス特性を示す図であ
る。
【図4】従来の走査型近接場光学顕微鏡を示す概略構成
図である。
【符号の説明】
1 試料台(水晶振動子) 2 探針 3 プローブ駆動装置 4 試料台駆動装置 5 光検出器 6 回路 7 基準周波数発振器 8 混合器 9 ローパスフィルタ 10 F/Vコンバータ 11 制御部 12 操作部 13 処理部 14 表示部 21 オシレータ 22 抵抗 23 ロックインアンプ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料が搭載される試料台と、探針と、試
    料表面と略垂直な方向に前記探針を前記試料に対して相
    対的に移動させる第1の移動手段と、前記試料表面と略
    平行な面の方向に前記探針を前記試料に対して相対的に
    移動させる第2の移動手段と、を備えた走査型プローブ
    顕微鏡において、 前記試料台が水晶振動子からなり、 前記試料台を前記試料台の共振周波数で振動させる振動
    手段と、 前記試料台の共振周波数に応じた信号を出力する周波数
    検出手段と、 指令信号に応答して前記探針が前記試料に対して相対的
    に接近するように前記第1の移動手段を制御するととも
    に、前記周波数検出手段の出力信号に基づいて、前記試
    料台の共振周波数が所定周波数となったときに、前記探
    針の前記試料に対する接近が停止するように前記第1の
    移動手段を制御する制御手段と、 を更に備えたことを特徴とする走査型プローブ顕微鏡。
  2. 【請求項2】 試料が搭載される試料台と、探針と、試
    料表面と略垂直な方向に前記探針を前記試料に対して相
    対的に移動させる第1の移動手段と、前記試料表面と略
    平行な面の方向に前記探針を前記試料に対して相対的に
    移動させる第2の移動手段と、を備えた走査型プローブ
    顕微鏡において、 前記試料台が水晶振動子からなり、 前記試料台を前記試料台の共振周波数付近の所定周波数
    で振動させる振動手段と、 前記試料台のインピーダンスに応じた信号を出力するイ
    ンピーダンス検出手段と、 指令信号に応答して前記探針が前記試料に対して相対的
    に接近するように前記第1の移動手段を制御するととも
    に、前記インピーダンス検出手段の出力信号に基づい
    て、前記試料台のインピーダンスが所定インピーダンス
    となったときに、前記探針の前記試料に対する接近が停
    止するように前記第1の移動手段を制御する制御手段
    と、 を更に備えたことを特徴とする走査型プローブ顕微鏡。
  3. 【請求項3】 試料が搭載される試料台と、探針と、試
    料表面と略垂直な方向に前記探針を前記試料に対して相
    対的に移動させる第1の移動手段と、前記試料表面と略
    平行な面の方向に前記探針を前記試料に対して相対的に
    移動させる第2の移動手段と、を備えた走査型プローブ
    顕微鏡において、 前記試料台が水晶振動子からなり、 前記試料台を前記試料台の共振周波数で振動させる振動
    手段と、 前記試料台の共振周波数に応じた信号を出力する周波数
    検出手段と、 前記周波数検出手段の出力信号に基づいて前記試料台の
    共振周波数が所定の周波数となるように前記第1の移動
    手段を制御しつつ、前記試料表面と略平行な面の方向に
    前記探針が試料表面を走査するように前記第2の移動手
    段を制御する制御手段と、 を更に備えたことを特徴とする走査型プローブ顕微鏡。
  4. 【請求項4】 試料が搭載される試料台と、探針と、試
    料表面と略垂直な方向に前記探針を前記試料に対して相
    対的に移動させる第1の移動手段と、前記試料表面と略
    平行な面の方向に前記探針を前記試料に対して相対的に
    移動させる第2の移動手段と、を備えた走査型プローブ
    顕微鏡において、 前記試料台が水晶振動子からなり、 前記試料台を前記試料台の共振周波数付近の所定周波数
    で振動させる振動手段と、 前記試料台のインピーダンスに応じた信号を出力するイ
    ンピーダンス検出手段と、 前記インピーダンス検出手段の出力信号に基づいて前記
    試料台のインピーダンスが所定のインピーダンスとなる
    ように前記第1の移動手段を制御しつつ、前記試料表面
    と略平行な面の方向に前記探針が試料表面を走査するよ
    うに前記第2の移動手段を制御する制御手段と、 を更に備えたことを特徴とする走査型プローブ顕微鏡。
  5. 【請求項5】 前記試料表面と略平行な面の方向におけ
    る前記探針の前記試料表面に対する相対位置に応じた、
    前記試料表面と略垂直な方向の前記探針の前記試料表面
    に対する相対位置に関する情報を得る手段を、更に備え
    たことを特徴とする請求項3又は4記載の走査型プロー
    ブ顕微鏡。
JP7228539A 1995-08-14 1995-08-14 走査型プローブ顕微鏡 Pending JPH0954097A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7687767B2 (en) * 2002-12-20 2010-03-30 Agilent Technologies, Inc. Fast scanning stage for a scanning probe microscope

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7687767B2 (en) * 2002-12-20 2010-03-30 Agilent Technologies, Inc. Fast scanning stage for a scanning probe microscope

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