JPH0954846A - 磁気的識別素子 - Google Patents

磁気的識別素子

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JPH0954846A
JPH0954846A JP20631795A JP20631795A JPH0954846A JP H0954846 A JPH0954846 A JP H0954846A JP 20631795 A JP20631795 A JP 20631795A JP 20631795 A JP20631795 A JP 20631795A JP H0954846 A JPH0954846 A JP H0954846A
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JP
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magnetic
coin
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powder
flux density
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JP20631795A
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Takeaki Sakai
武明 酒井
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Fujitsu Sinter Ltd
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Fujitsu Sinter Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アミューズメントセンタ又はコインランドリー
等において現金に替えて使用される代替コイン等の素子
において、サイズ及び重量が同一であっても、自店の代
替コインと他店の代替コインとの識別等が可能な磁気識
別部を有する磁気的識別素子を提供する。 【解決手段】代替コイン1は、SUS430等の強磁性
ステンレス粉末とSUS304等の非磁性ステンレス粉
末との混合粉末を原料とし、粉末冶金法により円板状に
形成したものであり、全体が磁気識別部2となってい
る。そして、原料中の強磁性ステンレス粉末と非磁性ス
テンレス粉末との混合比を変えることにより、飽和磁束
密度が、例えば約10kガウス、約7kガウス、約5k
ガウス、約3kガウス及び約1kガウスのいずれかに調
整されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アミューズメント
センタのゲーム機器及びコインランドリー等において、
機器使用時に硬貨等の現金に替えて機器に投入する代替
コイン等の磁気的識別素子に関し、特に同一形状及び同
一重量であっても自店の代替コインであるか否か、又は
その素子に与えられた価格情報等を識別可能とした磁気
的識別素子に関する。
【0002】
【従来の技術】アミューズメントセンタ等においては、
ゲーム機器を使用する際に、現金に替えて代替コインが
使用されることがある。また、コインランドリー等にお
いても、防犯上の観点から、現金に替えて代替コインを
使用することがある。従来、この種の用途に使用される
代替コインは、一般的に、鉄板を板金プレスによって打
ち抜き加工した後、その表面をめっきすることにより製
造されている。この種の代替コインは、例えば店舗毎に
サイズ又は重量が異なったものが使用されており、自店
の装置に他店の代替コイン等が使用できないようになっ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
代替コインは、他店の代替コインが自店の代替コインと
サイズ及び重量が同じである場合は、他店の代替コイン
で自店の装置が使用されてしまうことがあるという問題
点がある。また、代替コインメーカーは、店舗毎にサイ
ズ及び重量が異なる種々の代替コインを製造する必要が
あり、煩雑であると共に、製造コストの上昇の原因とな
っている。
【0004】更に、装置メーカー等においても、代替コ
イン識別器が異なるだけの装置を多種類製造する必要が
あり、煩雑であると共に、製品コストの上昇の原因とな
っている。更にまた、従来の代替コインは、サイズ又は
重量だけで他店のものと区別しているので、サイズ及び
重量が同一の代替コインに、例えば1000円、500
円、100円、50円、10円等の価格情報を与えるこ
とができない。このため、アミューズメントセンタ等に
おいては、一般的に1種類の代替コインのみが使用され
ており、例えばゲームを1000円分する場合に、使用
者は100円分の代替コインを10枚用意する必要があ
り、煩雑であるという問題点がある。
【0005】本発明は、上記の従来例の問題点に鑑みて
創作されたものであり、サイズ及び重量が同一であって
も磁気的に識別することが可能な磁気的識別素子を提供
することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、飽和磁
束密度又は透磁率を所定の値に調整し、その飽和磁束密
度又は透磁率の値により識別可能とした磁気識別部を有
することを特徴とする磁気的識別素子により解決する。
第2に、所定の強さの磁場を発生し、その磁場の強さに
より識別可能とした磁気識別部を有することを特徴とす
る磁気的識別素子により解決する。
【0007】第3に、飽和磁束密度又は透磁率を所定の
値に調整し、その飽和磁束密度又は透磁率により識別可
能とした第1の磁気識別部と、所定の強さの磁場を発生
し、その磁場の強さにより識別可能とした第2の磁気識
別部とを有することを特徴とする磁気的識別素子により
解決する。本発明においては、飽和磁束密度又は透磁率
を所定の値とした磁気識別部が設けられている。この磁
気識別部の飽和磁束密度又は透磁率を測定して、前記所
定の値であるか否かを判別することにより、サイズ及び
重量が同一の素子であっても、自店の装置用のものか否
か、又は価格情報等を識別することができる。
【0008】また、前記磁気識別部が所定の強さの磁場
を発生させる磁性体により構成されている場合も、磁気
測定方法を使用して前記磁気識別部の発生する磁場の強
さを測定して、前記所定の強さか否かを判別することに
より、サイズ及び重量が同一の素子であっても、自店の
装置用のものか否か、又は価格情報等を識別することが
できる。なお、この場合に、磁気識別部は、その発生す
る磁力により素子同士が相互に磁着しない程度の弱い磁
場(約100ガウス以下)を発生するものであることが
好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付の図面を参照して説明する。 (第1の形態)図1(a),(b)は本発明の第1の形
態を示す平面図及び断面図である。代替コイン1は円板
状の素子であり、例えばSUS430のように強磁性の
ステンレスの粉末とSUS304のように非磁性のステ
ンレスの粉末との混合粉を原料とし、粉末冶金法により
円板状に成形したものである。本形態においては、代替
コイン1の全体が磁気識別部2となっている。
【0010】代替コイン1は、原料中の強磁性ステンレ
ス粉末と非磁性ステンレス粉末との混合比を変えること
により、飽和磁束密度が、例えば約10kガウス、約7
kガウス、約5kガウス、約3kガウス及び約1kガウ
スのいずれかに調整されている。図2は、ゲーム機器等
の装置内に設けられる代替コイン識別器を示す模式図で
ある。この代替コイン識別器は、代替コイン1の通過域
を挟んで相互に対向して配設された1対の磁石5a,5
bと、この1対の磁石5a,5bの間で代替コイン1の
通過域を挟んで配設された1対のコイル6a,6bとに
より構成されている。コイル6a,6bは、コイルの巻
き方向が相互に逆になっている。また、コイル6aの断
面積S1 はコイル6bの断面積S2 よりも小さく設定さ
れており、コイル6aの巻数をn1 、コイル6bの巻数
をn2 とすると、n1 1 =n2 2 に設定されてい
る。
【0011】投入口より投入された代替コイン1がコイ
ル6a,6b間を通過する際に、磁石5a,5bの磁場
により代替コイン1に飽和磁束密度が付与されて、コイ
ル6a,6bに代替コイン1の飽和磁束密度に比例した
電圧が発生する。従って、予め電圧と飽和磁束密度との
関係を調べておけば、代替コイン1が代替コイン識別器
を通過する際にコイル6a,6bに発生する電圧によ
り、代替コイン1が自店のものであるか否か等を識別す
ることができる。
【0012】また、例えば、飽和磁束密度が約10kガ
ウスのものが1000円、約7kガウスのものが500
円、約5kガウスのものが100円、約3kガウスのも
のが50円、約1kガウスのものが10円というように
価格情報を決めておけば、代替コイン1が代替コイン識
別器を通過する際にコイル6a,6bに発生する電圧に
より、代替コイン1の価格情報を識別することができ
る。
【0013】このように、本形態においては、代替コイ
ン1のサイズ及び重量が同じであっても、その飽和磁束
密度により、自店の代替コインと他店の代替コインとの
識別、又は価格情報の識別が可能である。これにより、
アミューズメントセンタ等において、他店の代替コイン
を使用することを防止できるという効果がある。また、
例えばアミューズメントセンタにおいて、ゲーム機器の
ユーザは多量の代替コインを持ち歩く必要がなくなると
いう利点がある。更に、ゲーム機器メーカーは、多数の
店舗に納入する機器の設計を同じ仕様にすることができ
て、代替コイン識別器の調整だけで各店舗に対応するこ
とができる。これにより、機器の生産性が向上するとい
う効果を奏する。
【0014】なお、本形態において、代替コイン1の原
料として、高飽和磁束密度のパーメンジュール粉末(F
e:49重量%−Co:49重量%−V: 2重量%)と鉄粉
末との混合粉末を使用することもできる。この場合は、
パーメンジュール粉末と鉄粉末との混合比を変えること
により、飽和磁束密度を調整することができる。 (第2の形態)図3(a),(b)は本発明の第2の形
態を示す平面図及び断面図である。代替コイン11は、
円板状の素子であり、例えばパーマロイ粉末と鉄粉末と
の混合粉末を原料とし、粉末冶金により円板状に形成し
たものである。本形態においても、代替コイン11の全
体が磁気識別部12となっている。
【0015】代替コイン11は、原料中のパーマロイ粉
末と鉄粉末との混合比を変えることにより、最大透磁率
が、例えば約10、約7、約5、約3、約1のいずれか
に調整されている。本形態の代替コイン11は、図2の
識別器を使用して識別することができ、第1の形態と同
様の効果を得ることができる。
【0016】なお、代替コイン11の原料として、パー
マロイ粉末を使用してもよい。この場合に、パーマロイ
中のNi含有量を変えることにより、透磁率を調整する
ことができる。また、代替コイン11の原料として、パ
ーマロイ粉末とNi粉末との混合粉末を使用することも
できる。この場合は、パーマロイ粉末とNi粉末と混合
比を変えることにより、透磁率を調整することができ
る。
【0017】(第3の形態)図4(a),(b)は本発
明の第3の形態を示す平面図及び断面図である。代替コ
イン21は円板状の部材であり、非磁性体からなる基体
23と、この基体23の中央に埋め込まれた磁気識別部
22とにより構成されている。基体23は、例えばSU
S304のように非磁性のステンレスにより構成されて
いる。また、磁気識別部22は、例えば異方性Baフェ
ライト(BaO・6Fe2 3 :鉄の酸化物を主体とし
たフェライト磁石)等の粉末状磁石を粉末冶金法により
円板状に成形したものである。また、磁気識別部22
は、着磁及び減磁(着磁のときと逆方向の磁界を与え
る)を繰り返すことにより、その磁束密度が、例えば約
100ガウス、約70ガウス、約50ガウス、約30ガ
ウス、約0ガウスのいずれかに調整されている。
【0018】図5は、装置内に設けられる代替コイン識
別器を示す模式図である。この代替コイン識別器は、代
替コイン21の通過域を挟んで配設された1対のホール
素子25a,25bと、これらのホール素子25a,2
5bを支持する支持部材26a,26bとにより構成さ
れている。機器に投入された代替コイン21がホール素
子25a,25b間を通過する際に、磁気識別部22が
発生する磁場によりホール素子25a,25bから磁場
の強さに応じた電圧が出力される。この電圧を測定する
ことにより、代替コイン21が自店のものであるか否か
等を識別することができる。なお、ホール素子25a,
25bはいずれか1つだけであってもよい。
【0019】また、例えば、磁束密度が、約100ガウ
スのものが1000円、約7ガウスのものが500円、
約5ガウスのものが100円、約3ガウスのものが50
円、約0ガウスのものが10円というように価格情報を
決めておけば、代替コイン21が代替コイン識別器を通
過する際にホール素子25a,25bに発生する電圧に
より、代替コイン21の価格情報を識別することができ
る。
【0020】このように、本形態においては、代替コイ
ン21のサイズ及び重量が同じであっても、磁気識別部
22の発生する磁場の強さにより、自店の代替コインと
他店の代替コインとの識別、又は価格情報の識別が可能
であるという効果がある。また、代替コインの表面がス
テンレスであるため、見栄えがよいという利点もある。
【0021】なお、本形態において、磁気識別部22の
原料として、フェライト以外にも、OP磁石(Oxide Pa
rticle:金属酸化物磁石)、ESD(Elongated Single
Domain )、Mn−Bi及び希土類磁石等の粉末形磁石
を、粉末冶金法により円板状に形成したものを使用して
もよい。また、磁気識別部22として、鉄−クロム磁
石、又は高炭素鋼合金、W鋼、Al鋼及びKS鋼等の格
子変態磁石、又はMK鋼、NKS鋼、アルニコ、コルマ
ックス、テコルナX、キュニフェ、キュニコ、バイカロ
イ及びPt−Co等の析出硬化型磁石を使用してもよ
い。
【0022】前記OP磁石としては、例えば、CoO・
Fe2 3 を50重量%含有し、残部がFe2 O・Fe2
3 及び不可避的不純物からなるものがある。また、前
記ESDは、Fe又はFe−Co等の強磁性金属を単一
磁区の微粉末にしてその結晶異方性を利用して焼成した
磁石である。更に、前記希土類磁石としては、SmCo
5 、Sm2 Co17及びNd2 Fe14B(ネオジウム磁
石)等がある。
【0023】また、前記高炭素鋼としては、例えば、C
含有量が0.8 〜1.2 重量%、残部がFe及び不可避的不
純物からなるものがあり、前記W鋼としては、例えば、
C含有量が0.5 〜0.8 重量%、W含有量が5.0 〜6.0 重
量%、残部がFe及び不可避的不純物からなるものがあ
り、前記Al鋼としては、例えば、C含有量が1.5 〜3.
0 重量%、Al含有量が6 〜9 重量%、残部がFe及び
不可避的不純物からなるものがある。
【0024】また、前記格子変態磁石とは、焼き入れ処
理によって金属組織をγ相(オーステナイト相:面心立
方格子)からα相(マルテンサイト相:体心正方格子)
へと変態させることによって永久磁石としたものであ
る。更に、前記アルニコは、AlNiCoを主成分とす
るFe系合金磁石である。また、前記コルマックスとし
ては、例えば、Ni含有量が13重量%、Co含有量が25
重量%、Al含有量が8 重量%、Cu含有量が3 重量
%、Nb含有量が1 重量%、残部がFe及び不可避的不
純物からなるものがある。更に、前記テコルナXとして
は、例えば、Ni含有量が15重量%、Co含有量が34重
量%、Al含有量が7 重量%、Cu含有量が4 重量%、
Ti含有量が5 重量%、残部がFe及び不可避的不純物
からなるものがある。更にまた、前記キュニフェとして
は、例えば、Ni含有量が20重量%、Cu含有量が60重
量%、残部がFe及び不可避的不純物からなるものがあ
る。更にまた、前記キュニコとしては、例えば、Ni含
有量が20重量%、Cu含有量が60重量%、残部がCo及
び不可避的不純物からなるものがある。更にまた、前記
バイカロイとしては、例えば、Co含有量が50重量%、
V含有量が14重量%、残部がFe及び不可避的不純物か
らなるものがある。
【0025】また、前記析出硬化型磁石とは、鋳造直
後、又は高温に加熱してから急冷し、その後、 500〜 7
00℃に加熱する処理によって金属組織中に添加元素を析
出させて磁性を向上させたものをいう。 (第4の形態)図6(a),(b)は本発明の第4の形
態を示す平面図及び断面図である。代替コイン31は、
強磁性ステンレス粉末と非磁性ステンレス粉末との混合
粉末を原料として粉末冶金法により形成された第1の磁
気識別部32と、この第1の磁気識別部32に埋め込ま
れた異方性Baフェライト磁石からなる第2の磁気識別
部33とにより構成されている。
【0026】第1の磁気識別部32は、原料中の強磁性
ステンレス粉末と非磁性ステンレス粉末との混合比を変
えることにより飽和磁束密度が例えば約10kガウス、
約7kガウス、約5kガウス、約3kガウス及び約1k
ガウスのいずれかに調整されている。また、第2の磁気
識別部33は、その磁束密度が約100ガウス、約70
ガウス、約50ガウス、約30ガウス、約0ガウスのい
ずれかに調整されている。
【0027】この形態の代替コイン31を使用するゲー
ム機等には、図2に示す代替コイン識別器と、図5に示
す代替コイン識別器とが設けられており、ゲーム機等に
投入された代替コイン31は、図2に示す代替コイン識
別器を通過する際に第1の磁気識別部32の飽和磁束密
度により第1の識別が行われ、その後、図5に示す代替
コイン識別器を通過する際に、第2の磁気識別部33か
ら発生された磁束密度により第2の識別が行われる。
【0028】この形態の代替コイン31においては、第
1〜第3の形態と同様の効果が得られると共に、第1及
び第2の磁気識別部32,33にそれぞれ識別情報を与
えることができるという利点がある。 (その他の形態)図7(a),(b)は本発明の他の形
態を示す平面図及び断面図である。代替コイン41は、
非磁性体材料からなる円板状の基体42と、この基体4
2の中央に埋め込まれた磁気識別部43とにより構成さ
れている。磁気識別部43は、第1,第2の形態に示し
た磁性体からなり、飽和磁束密度又は透磁率が所定の値
に調整されている。
【0029】図8(a),(b)は本発明の更に他の形
態を示す平面図及び断面図である。代替コイン46は、
円板状の磁気識別部44と、この磁気識別部44の外周
に嵌合したリング状の非磁性ステンレスからなる基体4
5とにより構成されている。磁気識別部44は、第1〜
第3の形態に示した磁性体により形成されており、飽和
磁束密度もしくは透磁率が所定の値に調整されている
か、又は所定の強さの磁場を発生する。
【0030】図9に示す代替コイン47は、非磁性のス
テンレスからなる円板状の基体48の一方の面側に、第
1〜第3の形態に示す磁性体からなる磁気識別部49が
露出するように埋め込まれている。これらの代替コイン
41,46,47においても、第1〜第3の形態と同様
の効果が得られる。
【0031】図10は、本発明を鍵に適用した形態を示
す図である。鍵50の先端部50aには、異方性Baフ
ェライト等により形成され、弱い磁場を発生する複数
(図では5個)の磁気識別部51が設けられている。各
磁気識別部51は、その磁束密度が約100ガウス、約
70ガウス、約50ガウス、約30ガウス、約0ガウス
のいずれかに設定されている。本形態においては各磁気
識別部51に5通りの識別情報が与えられるので、5個
の磁気識別部47により3125通りの鍵が得られる。
【0032】以下、本発明の代替コインの作成例につい
て説明する。 (第1の作成例)まず、原料として、粒径が100メッ
シュ以下(147μm以下)の非磁性のステンレス粉末
(SUS304)と、同じく粒径が100メッシュ以下
の強磁性ステンレス粉末(SUS430)とを下記表1
に示す割合で混合した混合粉末を用意した。
【0033】そして、これらの混合粉末に潤滑剤(ステ
アリン酸)を混合し、4t/cm2の圧力で加圧して、
直径が23mm、厚さが2mmのコイン形状の成形体を
得た。その後、これらの成形体を、約400℃の温度で
約1時間加熱することにより潤滑剤を除去した後、水素
雰囲気中にて1250℃の温度で焼結し、5種類の代替
コイン( No.1, No.2, No.3, No.4, No.5)を
得た。
【0034】これらの代替コインの飽和磁束密度を測定
した。その結果を、下記表2に示す。また、これらの代
替コインは、磁束密度測定器とスライサー回路とにより
構成される識別器により、相互に識別できることを確認
した。
【0035】
【表1】
【0036】
【表2】
【0037】(第2の作成例)まず、原料として、粒径
が100メッシュ以下のパーマロイ粉末と325メッシ
ュ以下(47μm以下)のNi粉末とを下記表3に示す
割合で混合した混合粉末を用意した。そして、これらの
混合粉末に潤滑剤(ステアリン酸)を混合し、4t/c
2 の圧力で加圧して、直径が23mm、厚さが2mm
のコイン形状の成形体を得た。その後、これらの成形体
を400℃の温度で1時間加熱することにより潤滑剤を
除去した後、水素雰囲気中にて1250℃の温度で焼結
し、5種類の代替コイン( No.6, No.7, No.8, N
o.9, No.10)を得た。
【0038】これらの代替コインの最大透磁率を測定し
た。その結果を、下記表4に示す。また、これらの代替
コインは、透磁率測定器とスライサー回路とにより構成
される識別器により、相互に識別できることを確認し
た。
【0039】
【表3】
【0040】
【表4】
【0041】(第3の作成例)まず、直径が15mmの
Baフェライト磁石を金型の中央におき、これを埋め込
むように潤滑剤を含む非磁性のステンレス粉末(SUS
304)を充填した後、加圧して、直径が23mm、厚
さが2mmのコイン形状の成形体を得た。その後、これ
らの成形体を400℃の温度で1時間加熱することによ
り潤滑剤を除去した後、水素雰囲気中にて1250℃の
温度で焼結して焼結体を得た。次いで、これらの焼結体
に対し、電磁石を用いて着磁と減磁とを繰り返し、表面
に下記表5に示す磁束密度を有する5種類の代替コイン
( No.11, No.12, No.13, No.14, No.15)を得た。
【0042】これら代替コインは、磁束密度測定器とス
ライサー回路とにより構成される識別器により、各代替
コインを相互に識別できることを確認した。
【0043】
【表5】
【0044】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、飽和磁
束密度もしくは透磁率が所定の値に調整されているか、
又は所定の強さの磁場を発生させる磁気識別部が設けら
れているので、サイズ及び重量が同一の素子であって
も、識別することができる。このため、アミューズメン
トセンタ又はコインランドリー等において、他店の代替
コインが自店の装置に使用されることを防止できる。ま
た、ゲーム機器のメーカーは、多数の店舗に納入する機
器の設計を同じ仕様で製造し、代替コイン識別器の調整
だけで多数の店舗に対応することができる。更に、磁気
識別部に価格情報を与えておけば、例えばアミューズメ
ントセンタにおいて、ゲーム機器のユーザは多量のコイ
ンを持ち歩く必要がなくなるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の形態の代替コインを示す図であ
る。
【図2】第1の形態の代替コインを識別する代替コイン
識別器を示す模式図である。
【図3】本発明の第2の形態の代替コインを示す模式図
である。
【図4】本発明の第3の形態の代替コインを示す模式図
である。
【図5】第3の形態の代替コインを識別する代替コイン
識別器を示す模式図である。
【図6】本発明の第4の形態の代替コインを示す模式図
である。
【図7】本発明の他の形態の代替コインを示す模式図で
ある。
【図8】本発明の更に他の形態の代替コインを示す模式
図である。
【図9】本発明の更に他の形態の代替コインを示す模式
図である。
【図10】本発明を鍵に適用した形態を示す図である。
【符号の説明】
1,11,21,31,41,46,47 代替コイン 2,22,32,33,43,44,49,51 磁気
識別部 5a,5b 磁石 6a,6b コイル 23,42,45,48 基体 25a,25b ホール素子 26a,26b 支持部材 50 鍵

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 飽和磁束密度又は透磁率を所定の値に調
    整し、その飽和磁束密度又は透磁率の値により識別可能
    とした磁気識別部を有することを特徴とする磁気的識別
    素子。
  2. 【請求項2】 所定の強さの磁場を発生し、その磁場の
    強さにより識別可能とした磁気識別部を有することを特
    徴とする磁気的識別素子。
  3. 【請求項3】 飽和磁束密度又は透磁率を所定の値に調
    整し、その飽和磁束密度又は透磁率により識別可能とし
    た第1の磁気識別部と、 所定の強さの磁場を発生し、その磁場の強さにより識別
    可能とした第2の磁気識別部とを有することを特徴とす
    る磁気的識別素子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20210110733A (ko) * 2019-01-29 2021-09-08 허니웰 인터내셔날 인코포레이티드 금속의 자기 마킹을 위한 산화물 자성 입자의 사용

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