JPH095491A - 放射性物質用遮蔽部材、放射性物質用遮蔽部材の製造方法、及び放射性薬液生成装置 - Google Patents
放射性物質用遮蔽部材、放射性物質用遮蔽部材の製造方法、及び放射性薬液生成装置Info
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- JPH095491A JPH095491A JP8063171A JP6317196A JPH095491A JP H095491 A JPH095491 A JP H095491A JP 8063171 A JP8063171 A JP 8063171A JP 6317196 A JP6317196 A JP 6317196A JP H095491 A JPH095491 A JP H095491A
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Abstract
でき、あるいは、同じ大きさで遮蔽能力を向上させ、大
容量の放射能を収納できる放射性物質用遮蔽部材を提供
する。さらに又、上記遮蔽部材の製造方法、及び上記遮
蔽部材を使用した放射性薬液生成装置を提供する。 【解決手段】 放射性物質用遮蔽部材は、遮蔽能力の異
なる2種以上の放射線遮蔽材を使用し、最も放射線遮蔽
能力の高い遮蔽材からなる遮蔽体51を放射線源に最も
近い領域5bに配置した。
Description
部材、特に医療用の放射性薬液輸送容器等に使用される
遮蔽部材に関し、又、上記遮蔽部材の製造方法に関し、
さらに上記遮蔽部材を備えた放射性薬液生成装置に関す
る。
質用遮蔽部材を備えた容器は、種々の形状及び材質のも
のが存在するが、医療用に使用される放射性薬液を封入
したバイアルやアンプル、いわゆるプレフィルドシリン
ジと呼ばれる薬液充填済シリンジ等を輸送、保管するた
めの放射性薬液輸送容器や、いわゆるジェネレーターと
呼ばれる放射性薬液生成装置等に使用される遮蔽部材
は、放射線遮蔽材として鉛のみを用いたものが一般に知
られている。
の放射能が増加すると遮蔽体の厚みを増すことで遮蔽能
力を確保しているのが現状である。また、遮蔽能力を確
保するため、さらに大きな遮蔽部材内に収納して輸送す
ることもある。しかし、遮蔽体の厚みを増加させると、
遮蔽部材の外形が大きくなり、重量も増すため、当該遮
蔽部材を備えた容器の取扱いに支障が生じる。また、通
常の遮蔽部材をさらに大きな遮蔽部材に収納すると重量
も体積も大幅に増加する等の欠点を有している。鉛より
も放射線の遮蔽能力が高いタングステンを遮蔽体の材料
として使用すれば、遮蔽部材は、鉛を用いる場合に比べ
て軽量、小型にすることができるが、タングステンは鉛
に比べ高価なため、遮蔽体のすべてをタングステンで製
するのは不経済であり、大型の遮蔽部材には用いられな
かった。さらに、収納する放射性物質の種類や放射能の
強度の違いに応じて、異なる遮蔽能力を有する遮蔽部材
を数々製造することは煩雑でもあり不経済でもある。
るためになされたもので、従来と同じ遮蔽能力を維持し
つつ、小型化、軽量化を達成でき、あるいは、同じ大き
さであれば遮蔽能力を向上させ、より放射能の高い放射
性物質を収納でき、さらには、収納する放射性物質の種
類や放射能の変化に応じて、遮蔽能力を変化させること
のできる放射性物質用遮蔽部材を提供すること、上記放
射性物質用遮蔽部材の製造方法を提供すること、及び上
記放射性物質用遮蔽部材を使用した放射性薬液生成装置
を提供することを目的とする。
異なる2種以上の放射線遮蔽材を組み合わせることによ
り、容器からの漏洩線量を従来の基準と同一に保ちつ
つ、該容器の重量を小さくすることができること等を見
いだし本実施形態の遮蔽部材を完成した。本発明の第1
態様における放射性物質用遮蔽部材は、放射性物質を収
納する凹部を有する容器部と、上記凹部の開口部分を覆
い上記容器部に取り付けられる蓋部とを有する放射性物
質用遮蔽部材であって、上記容器部は第1遮蔽体と該第
1遮蔽体よりも放射線遮蔽能力の高い第2遮蔽体とを有
し上記凹部を形成する領域の少なくとも一部を上記第2
遮蔽体にて構成し、上記蓋部は少なくとも一種の放射線
遮蔽材の遮蔽体にて構成されることを特徴とする。
生成装置は、放射性物質を収納する凹部を有する容器部
と、上記凹部の開口部分を覆い上記容器部に取り付けら
れる蓋部とを有する放射性物質用遮蔽部材を備えた放射
性薬液生成装置であって、上記容器部において上記凹部
の底部に配置する底部遮蔽体、及び上記凹部の軸方向に
直交する方向に位置する上記凹部の側部を形成する遮蔽
体であって上記凹部の全長若しくは全長に満たない長さ
にて軸方向に延在する側部遮蔽体、並びに上記蓋部にお
いて上記凹部の開口部分を対向する部分に配置する遮蔽
体をタングステンにて作製し、その他の部分は鉛にて作
製し、かつ、上記凹部には親放射性核種を収納したカラ
ムを収納し、上記カラムに接続され上記カラムへ溶離液
を供給する溶離液供給手段と、上記カラムに接続され上
記カラムにて溶離した娘放射性核種を含む放射性溶液を
上記カラムから排出する放射性薬液排出手段とを備えた
ことを特徴とする。
用遮蔽部材の製造方法は、放射性物質を収納する凹部を
有する容器部と、上記凹部の開口部分を覆い上記容器部
に取り付けられる蓋部とを有する放射性物質遮蔽部材の
製造方法において、上記容器部は、上記容器部の外形に
相当する鋳型を準備し、上記凹部を成形するための凸部
の側面を上記凸部の軸方向に沿って上記凸部の全長に満
たない長さにてなる側部遮蔽体にて覆い、上記凸部の先
端部を底部遮蔽体にて覆い、上記凸部の軸方向に沿って
上記側部遮蔽体と上記底部遮蔽体との間の上記凸部の側
面を連結部材にて覆った後、上記側部遮蔽体、上記底部
遮蔽体及び上記連結部材が溶融しない溶融温度を有する
放射線遮蔽材を上記鋳型に注入することで製造されるこ
とを特徴とする。
物質用遮蔽部材、該遮蔽部材の製造方法、及び上記遮蔽
部材を使用した放射性薬液生成装置について図を参照し
ながら以下に説明する。尚、各図において、共通する部
材については共通の符号を付している。本遮蔽部材は、
放射線遮蔽材で製した遮蔽体からなる蓋部および容器部
を有し、上記蓋部は1あるいは複数の放射線遮蔽材から
なり、上記容器部は複数の放射線遮蔽材からなることを
特徴とする放射性物質用遮蔽部材である。又、上記放射
性物質用遮蔽部材は、上記蓋部と上記容器部との少なく
とも一方が、遮蔽能力の異なる2種以上の放射線遮蔽材
で製した複数の遮蔽体からなることを特徴とする。さら
には、上記放射性物質用遮蔽部材は、より遮蔽能力の高
い放射線遮蔽材で製した遮蔽体を容器の内側に、上記遮
蔽能力の高い放射線遮蔽材よりも遮蔽能力の低い放射線
遮蔽材で製した遮蔽体をその外側に配したことを特徴と
する。遮蔽能力の異なる放射線遮蔽材として、鉛、タン
グステンおよび劣化ウランから選ばれた少なくとも2種
以上の放射線遮蔽材を使用した放射性物質用遮蔽部材、
特に、タングステンと鉛、あるいは、劣化ウランと鉛の
組み合わせによる放射性物質用遮蔽部材は好適である。
又、本実施形態の放射性物質用遮蔽部材は、蓋部、容器
部の少なくとも一方を形成する内側の遮蔽体の1ないし
全てが、独立の成形体であり、交換可能なものとしても
よいし、蓋部、容器部の少なくとも一方を形成する複数
の遮蔽体の一部ないし全部を、一体成形してあってもよ
い。放射性薬液容器の収納部位を備えた放射性薬液輸送
容器や、放射性物質用遮蔽部材に、少なくとも親放射性
核種を収納したカラムと、溶離液供給手段と、放射性薬
液排出手段とを備えた放射性薬液生成装置は、好ましい
実施形態である。さらに、他の実施形態は、放射性物質
用遮蔽部材の容器部に対応する鋳型を準備し、該鋳型に
おける放射性物質を収納するための空間に相当する凸部
を、後に鋳型に注入する放射線遮蔽材よりも十分に高い
溶融温度を有する放射線遮蔽材で予め製した遮蔽体によ
って被覆した後、前記放射線遮蔽材よりも低い溶融温度
を有する放射線遮蔽材を鋳型に注入し、一体化して鋳造
することを特徴とする上記放射性物質用遮蔽部材の容器
部の製造方法に関するものである。
は、収納される放射性物質の放射能が数mCi 〜数10mCi
程度のものに適用してもよいが、複数の放射線遮蔽材か
らなる遮蔽体を組み合わせて、放射能が低い放射性物質
用の遮蔽部材を作ることは、製造上の煩雑さやコストの
面から、上記小型化や軽量化等というメリットは少な
い。よって、本実施形態における遮蔽部材は、例えば数
100mCi以上の放射能の放射性物質を収納する遮蔽部材に
適用することにより、一層効果的に目的を達成すること
ができる。図1に示すような、検定日当日において100
〜300mCi(3.7〜11.1GBq)のテクネチウム−
99m薬液を溶出するモリブデン−99を収納する医療
用の放射性薬液生成装置(テクネチウム−99mジェネ
レータ)100用の遮蔽部材は好ましい実施形態の1つ
である。
ては、鉛、タングステン、劣化ウラン、ボロン鋼、ボロ
ンステンレス鋼、カドミウム、ステンレス鋼、コンクリ
ート、プラスチック等様々なものが考えられ、上記遮蔽
部材内に収納される放射性物質の種類や放射能量に応じ
て遮蔽材は適宜選択される。しかし、医療用の放射性薬
液輸送容器や放射性薬液生成装置に使用される遮蔽材と
しては、γ線遮蔽材、例えば鉛、タングステン及び劣化
ウランの中から2種以上を組み合わせること、即ち、鉛
とタングステン、あるいは鉛と劣化ウランの組み合わせ
は、遮蔽能力が良いことから好適である。特に、製造の
容易さや取扱い易さ、コスト等の点から、医療用の放射
性薬液生成装置用の遮蔽部材や医療用の放射性薬液輸送
容器用の遮蔽部材に使用される遮蔽材としてはタングス
テンと鉛を使用することが望ましい。
ングステンの密度は19.3g/cm3 、劣化ウランの密度は1
9.0g/cm3 と大きいため、遮蔽部材の軽量化の観点から
遮蔽能力の高いタングステンあるいは劣化ウランを遮蔽
部材の内側に配することが望ましい。
係を図9に示す。図9に示すA−B線からも明らかなよ
うに、漏洩線量を一定とした場合、タングステンの厚み
を増すことにより、鉛の厚みを減じることが可能であ
る。また、C−D線から明らかとなるように、タングス
テンと鉛とを組み合わせた遮蔽体の厚みを一定にした場
合、タングステンの厚みを増すことにより漏洩線量は低
下させることが可能である。
は、まず、制動X線の発生を抑えるため、密度の低い物
質で上記線源を遮蔽することが効果的である。又、遮蔽
材には、鉛のように柔らかく衝撃に弱かったり、又、金
属毒性を有するものもあり、又、運搬等の取扱いの容易
性を考慮して、劣化ウランや鉛等の遮蔽材の場合には、
その表面や露出面は、プラスチック等の材料で被覆する
ことが望ましい。
蔽部材の内、内側の遮蔽体の1ないし全てが交換可能、
即ち取り付け、取り外し可能なように、上記内側の遮蔽
体とその他の遮蔽体とをそれぞれ独立した成形体として
組み合わせて使用するのが好ましい。この場合は、遮蔽
部材内の収納部に収められる放射性物質の種類や放射能
量に応じて、上記収納部を形成する遮蔽体の厚さを変化
させたり、放射線遮蔽材の種類を選択することで、放射
性物質用遮蔽部材の外形寸法を変化させることなく、当
該放射性物質用遮蔽部材からの漏洩線量を調節し、かつ
当該放射性物質用遮蔽部材の軽量化を図ることができ
る。したがって、放射性物質用遮蔽部材内に収められる
放射性物質の種類や放射能量が変化しても一つの放射性
物質用遮蔽部材を使用することができ、汎用性が増し経
済的にも有利である。
質用遮蔽部材について、放射性薬液生成装置に相当する
テクネチウム−99mジェネレータに使用される放射性
物質用遮蔽部材を例に採り具体的に説明する。尚、図3
は、図1、図2に示す放射性物質用遮蔽部材101の平
面図であり、図1、図2に示す放射性物質用遮蔽部材1
01は図3に示すXV−XV線における断面を示す。図1に
示す上記放射性薬液生成装置(テクネチウム−99mジ
ェネレータ)100は、放射線遮蔽材で製した遮蔽体か
らなる蓋部4と容器部5とからなる放射性物質用遮蔽部
材101に、親放射性核種であるモリブデン−99を吸
着させたアルミナカラム1、生理食塩液バイアル2を装
着する溶離液供給口8aを有する溶離液供給手段8、及
び、上記モリブデン−99から溶出した娘核種であるテ
クネチウム−99m溶液を収集するための真空バイアル
3を装着する溶離液出口9aを有する放射性薬液排出手
段9等を備えている。
5の中央部には、該容器部5の軸方向に浅い深さにてな
る第1凹部6と、該第1凹部6の底部6aに形成され上
記第1凹部6の直径よりも小さい直径を有し上記軸方向
に深い、上記アルミナカラム1を収納するための第2凹
部7とを有する。第2凹部7の周囲部分5bは、上記底
部6aの底面から第2凹部7の軸方向に沿って所定の長
さにて、かつ所定の厚さにてなる円筒形状のタングステ
ン遮蔽体51にて成形されている。尚、このタングステ
ン遮蔽体51が第2遮蔽体及び側部遮蔽体の一態様例に
相当する。又、タングステン遮蔽体51は、第2凹部7
の軸方向の全長にわたり形成してもよいが、本実施形態
においてはモリブデン−99をアルミナカラム1の比較
的上部の一部分にのみ吸着したアルミナカラム1を使用
しているので、遮蔽能力及び重量を考慮して、図示する
ように、底部6aの底面から第2凹部7の全長の6〜7
割程度の長さにて延在させている。又、第2凹部7の底
部5cは、上記軸方向に所定の厚さにてなり、タングス
テン遮蔽体52が設けられる。尚、底部遮蔽体の一態様
例としてタングステン遮蔽体52が相当する。又、タン
グステン遮蔽体52は第2遮蔽体の一態様例にも相当す
る。又、上記周囲部分5b及び底部5c部分を除いた、
容器部5の残りの部分5aは、鉛にて成形される。尚、
これらの鉛部分5aと、タングステンにてなる周囲部分
5bと、タングステンにてなる底部5cとにて容器部5
を構成する。又、第1遮蔽体の一態様例が鉛部分5aに
相当する。
ステン遮蔽体51の内周面51aに設けた突出部(不図
示)にて上記アルミナカラム1が適宜に支持されて収納
される。アルミナカラム1には、図示するように、生理
食塩液バイアル2から生理食塩液をアルミナカラム1へ
供給するための溶離液供給手段8と、供給された溶離液
にて溶離したテクネチウム−99m溶液を上記真空バイ
アル3へ導く放射性薬液排出手段9とが接続されてい
る。
と鉛からなる内側遮蔽体4bとタングステンからなるタ
ングステン遮蔽体41とから構成され、上記第1凹部6
には、内側遮蔽体4bがはめ込まれる。尚、第3遮蔽体
の一態様例として上記外側遮蔽体4a、上記内側遮蔽体
4bが相当し、第4遮蔽体の一態様例として上記タング
ステン遮蔽体41が相当する。又、内側遮蔽体4bにお
いて、上記溶離液供給手段8及び放射性薬液排出手段9
が延在する部分にはこれらが延在可能な空間6bが形成
されている。又、内側遮蔽体4bにおいて上記第2凹部
7の開口7aに対向する内側遮蔽体4bの底面4dに
は、円柱形状にてなる凹部4cが形成され、該凹部4c
にはタングステン遮蔽体41が嵌合される。尚、内側遮
蔽体4bにおいて凹部4c以外の部分は鉛にて成形され
ている。外側遮蔽体4aは、第1凹部6に内側遮蔽体4
bがはめ込まれた容器部5の上面を覆う、大略円板形状
であり、上記溶離液供給手段8及び放射性薬液排出手段
9が延在する部分にはこれらが延在可能な空間42,4
3が形成されている。
にてなるプラスチック製の外装容器10内に収められて
いる。尚、外装容器10において、生理食塩液バイアル
2及び真空バイアル3が装着可能な容器上部10aと、
蓋部4及び容器部5が収納される容器下部10bとは、
係合手段(不図示)にて着脱自在に接続されている。
であり、容器部5は大略円筒状であり、凹部4cのタン
グステン遮蔽体41は円板状であり、第1凹部6及び第
2凹部7の外形は円形状であり、タングステン遮蔽体5
1は円筒形状であり、タングステン遮蔽体52は円板状
であるが、各部材はこれらの形状に限定されるものでは
ない。例えば、蓋部4、容器部5の外形が多角形状であ
ったり、タングステン遮蔽体51が多角筒形状であった
り、又、タングステン遮蔽体51とタングステン遮蔽体
52とがコップ状に一体的に形成されたり、凹部4c及
び底部5cが円板以外の形状であってもよい。
用にあたっては、まず、上記溶離液供給手段8の溶離液
供給口8aに生理食塩液バイアル2を装着した後、放射
性薬液排出手段9の溶離液出口9aに真空バイアル3を
装着する。このように構成することで、真空バイアル3
の真空圧により、生理食塩液バイアル2内の生理食塩液
は、溶離液供給手段8を通りアルミナカラム1を通過
し、アルミナカラム1にて溶出した娘核種のテクネチウ
ム−99mを含む溶液が放射性薬液排出手段9を通り真
空バイアル3に収集される。
よる遮蔽体の厚みと重量との関係について、上述の放射
性薬液生成装置100(テクネチウム−99mジェネレ
ータ)に示す構造を有する遮蔽部材を例に採り説明す
る。即ち、アルミナカラム1に200mCiの放射能のモ
リブデン−99を収納し、蓋部4及び容器部5に相当す
る蓋部及び容器部を鉛のみで作製した第1測定用容器に
おける漏洩線量を基準として、これと同等の遮蔽能力を
確保する鉛遮蔽体とタングステン遮蔽体の組み合わせに
よる遮蔽部材の厚みと重量の関係について検討を行っ
た。その結果を表1に示す。尚、表1において、鉛にお
ける「上面」、「側面」、「底面」とは、それぞれ図1
に示す「I」、「II」、「III」に対応し、タングステン
における「上面」、「側面」、「底面」とは、それぞれ
図1に示す「IV」、「V」、「VI」に対応する。
厚みを30mmとした第5測定用容器では、蓋部及び容器
部の全てを鉛にて作製した第1測定用容器に比べ、外形
が小型化され、重量も軽量化される。尚、蓋部及び容器
部の全てをタングステンにて作製したときには高価とな
る。一方、第2測定用容器ないし第4測定用容器のごと
く、鉛とタングステンとの遮蔽体を組み合わせた場合
は、蓋部及び容器部の全てをタングステンにて作製した
第5測定用容器よりもさらに重量を減じることが可能と
なった。即ち、第1測定用容器では約10Kgの重さが
あるが、第2測定用容器ないし第4測定用容器では約
7.2〜7.6Kgと軽量化される。よって、このよう
な放射性物質用遮蔽部材を使用する放射性溶液生成装置
は従来品に比べ持ち運び等が容易になる。これらのこと
から、2種の放射線遮蔽材を組み合わせることは、遮蔽
能力を確保するとともに軽量化を行うのに有効であるこ
とが確認された。
40mmから10mm減らして30mmとし、かつ図1
に示す周囲部分5bに10mm厚のタングステンを設
け、上記「II」における寸法は40mmとした第11測
定用容器を作製した。この第11測定用容器と上記第1
測定用容器とについて放射能と漏洩線量の関係を調べ
た。図10に示すように第11測定用容器の漏洩線量
は、第1測定用容器に相当する、鉛のみのテクネチウム
−99mジェネレータの約60%であった。又、第11
測定用容器における漏洩線量を第1測定用容器における
漏洩線量と同等とするならば、第11測定用容器は、放
射能量において、第1測定用容器に比べて約1.5倍高
い放射性物質を収納可能となる。
200mCi(7.4GBq)の1.5倍の300mCi(1
1.1GBq)に増加した場合において、第1測定用容
器と同等の遮蔽能力を確保できる第6測定用容器ないし
第10測定用容器における各遮蔽体部分の厚さ、重量、
重量比について表2に示す。遮蔽体の全てを鉛にて作製
した第6測定用容器では、遮蔽能力を確保するために遮
蔽体の厚みを増す必要があり、その結果、第6測定用容
器の重量は、第1測定用容器の約1.2倍、即ち約12
Kgとなる。一方、第7測定用容器のごとく10mm厚の
タングステンの遮蔽体と鉛の遮蔽体とを組み合わせた場
合には、遮蔽体の厚み、漏洩線量 (遮蔽能力) は第1測
定用容器と同等であり、重量についても全ての遮蔽体を
鉛にて作製した第6測定用容器の重量の約80%とな
る。よって、より高い放射能を有する放射性物質を、従
来品と同じ遮蔽能力にて従来品と同等の重量の遮蔽部材
にて構成することができる。
の遮蔽能力を確保するとともに収納する放射能量を増加
させる場合においても、タングステンと鉛の2種の放射
線遮蔽材を組み合わせることは有効であることが確認さ
れた。
において、本実施形態の蓋部4及び容器部5では、上述
したように、第2凹部7の周囲部分5bは単に円筒形状
であり、かつその直径は図示するように内側遮蔽体4b
の直径よりも小さいことから、周囲部分5bにおけるタ
ングステン遮蔽体51は、第2凹部7の軸方向に引き抜
くことができ、タングステン遮蔽体51の遮蔽厚よりも
薄い遮蔽厚のタングステン材や、他の材質の部材等の他
の部材と交換することができる。又、内側遮蔽体4bの
凹部4cに嵌合したタングステン遮蔽体41は、円板状
であり底面4dからわずかに突出して取り付けられてい
ることから、厚さの薄い遮蔽体に交換することができ、
内側遮蔽体4bの外径を変えることなく軽量化を図るこ
とができる。このように周囲部分5bや凹部4cに設け
る遮蔽体51,41を交換可能とすることで、第2凹部
7に収納する放射性物質の放射能が低いときは周囲部分
5bにおける遮蔽体の材料を例えば鉛とし、逆に放射能
が高いときには当該鉛の遮蔽体の遮蔽厚を大きくした
り、若しくは材質をタングステンにすることができる。
又、さらに放射能が高い場合には、タングステンの遮蔽
体の遮蔽厚をより厚くすることができる。即ち、第2凹
部7に収納する放射性物質の放射能が変化しても、容器
部5の鉛部分5aの遮蔽体や外装容器10等は一種類で
よく、利便性が増し経済的である。又、底部5cにおけ
る遮蔽体を交換可能としてもよいし、第2凹部7を1つ
のコップ状の遮蔽体にて成形してもよく、このコップ状
の遮蔽体の厚さを変化させたり、放射線遮蔽材の種類を
変えてもよい。又、例えば周囲部分5bにおける遮蔽体
の遮蔽厚が薄くてもよい場合は、周囲部分5bにおける
遮蔽体と鉛部分5aとの間にプラスチック等の重量の軽
い部材を挿入し、軽量化を図ってもよい。尚、上述のよ
うな遮蔽体の交換を必要としない場合は、それぞれが別
個に作製された各遮蔽体を接着等の方法にて固定して一
体に成形してもよい。又、遮蔽材としてタングステンの
代わりに劣化ウランを用いてもよい。又、詳細後述する
が、周囲部分5bにおける遮蔽体をタングステン等で予
め製し、その外側の部分5aに鉛等の放射線遮蔽材を流
し込んで一体に成形する鋳造成形法により遮蔽部材を製
すれば、製造コストを抑え、簡便に製造することができ
る。これは、鉛の溶融温度が約300℃であるのに対
し、タングステンの溶融温度が約1800℃であり、タ
ングステンは鉛に比べ遮蔽能力が高いだけでなく溶融温
度も十分に高いので、鋳造成形する場合の内側の遮蔽体
として好適である。尚、上述した、遮蔽体の交換、製法
に関する事項は、後述する放射性薬液容器を収納する放
射性物質用遮蔽部材においても同様に適用可能である。
施形態として図2に示すような放射性薬液生成装置11
0を作製することもできる。放射性薬液生成装置100
と放射性薬液生成装置110との相違点は、凹部4c及
び底部5cにおける遮蔽体の大きさを変更した点、第2
凹部7を形成するために第2凹部7の軸方向に沿って連
結部材122を設けた点、容器部5の底部に遮蔽体12
3をさらに設けた点である。よって、図1と図2とにお
いて、同じ構成部分については同じ符号を付している。
凹部4cにおける遮蔽体に相当する遮蔽体120は、凹
部4cにおける遮蔽体41に比べ、第2凹部7の内径よ
りも幾分大きい外径XIを有するとともに第2凹部7の軸
方向に厚さVIIを大きくしている。底部5cにおける遮
蔽体52に相当する遮蔽体121は、第2凹部7の内径
よりも大きな外径Xを有する。尚、本実施形態では、遮
蔽体120の厚さVIIは、周囲部分5bの遮蔽体51の
厚さVIIIを越えるものである。又、遮蔽体121の外径
Xは周囲部分5bの遮蔽体51の外径にほぼ等しく、厚
さIXは上記厚さVIIIにほぼ等しい。尚、遮蔽体121の
外径Xを遮蔽体51の内径よりも大きくした理由は、後
述するような製造方法において当該遮蔽部材の製造を容
易にするためである。尚、具体的に、遮蔽体120にお
ける外径XIは18mmであり厚さVIIは16mmであ
り、遮蔽体51における厚さVIIIは10mmであり長さ
XIIは50mmであり、遮蔽体121における外径Xは3
5mmであり厚さIXは11mmである。連結部材122
は、第2凹部7の内径に等しい内径を有するステンレス
製のパイプであり、周囲部分5bの遮蔽体の底面124
と遮蔽体121の上面125とを連結するものであり第
2凹部7と同軸上に配置される。したがって、周囲部分
5bにおける遮蔽体51と、連結部材122と、遮蔽体
121にて第2凹部7が形成される。
0,110を例にとり、遮蔽部材の製造方法について説
明する。まず、放射性薬液生成装置100における放射
性物質用遮蔽部材の容器部5を成形するための鋳型21
は、図5に示すように、鉛部分5aを形成するための凹
部24内に、逆T字形の断面にてなるコアピン22が配
置される。コアピン22は、上記第1凹部6を成形する
ための円板形状部分25と、上記第2凹部7を成形する
ための円柱部分26とからなり円柱部分26は円板形状
部分25に立設され円板形状部分25と一体的に成形さ
れている。円柱部分26には、タングステンからなり周
囲部分5bにおける遮蔽体51がはめ込まれるととも
に、タングステンからなり底部5cにおける遮蔽体52
が円柱部分26の先端部26aに取り付けられる。
が注入される。上述したように、タングステンの融点は
鉛の融点よりも十分に高いので鉛の注入によりタングス
テンが溶融することはない。放射性薬液生成装置100
のように、遮蔽能力の点から第2凹部7の軸方向の全長
ではなく該全長よりも短く遮蔽に必要な長さにてタング
ステンの遮蔽体を設ける場合には、鉛を注入したとき、
円柱部分26の周面26bと、遮蔽体51の内周面51
aとのわずかなすき間23に鉛が流れ込み、鋳造品と円
柱部分26との離型が容易に行えなくなる場合がある。
いようにするためには、円柱部分26をその全長にわた
りタングステン材にて被覆してもよいが、タングステン
は高価なため、できるだけ、使用量を少なくするほうが
経済的である。よって、タングステンの使用を必要とし
ない部分は、タングステンに比べ安価でしかも鉛よりも
溶融温度が十分に高い例えばステンレス鋼(溶融温度は
約1300℃)等を用いて円柱部分26を完全に被覆す
ればよい。このようにして上記すき間23の発生を防止
した、遮蔽部材の製造方法にて製造した放射性薬液生成
装置が放射性薬液生成装置110の遮蔽部材111に相
当する。放射性薬液生成装置110では、遮蔽体51の
底面124と円柱部分26の先端部26aに設ける遮蔽
体121との間に、上述したようにステンレス製でパイ
プ状の連結部材122を設けている。即ち、放射性薬液
生成装置110における遮蔽部材111の容器部5を成
形するための鋳型31は、図6に示すように、遮蔽体1
51と遮蔽体121との間に円柱部分26にステンレス
製の連結部材122が挿入される。このように構成する
ことで、上述したようなすき間23が形成されることは
なくなる。よって鋳造品と円柱部分26との離型を容易
に行うことができる。このような鋳型31の湯口20か
ら鉛を注入し放射性薬液生成装置110の容器部5を成
形した後、分離部分32で鋳型を上下に開き鋳型から容
器部5を取り外す。又、別途、蓋部4を製造する。この
ようにしてできた容器部5を、図2に示すように、外装
容器10内に収納し、放射性親核種を収納したカラム1
や蓋部4、溶離液供給手段8、放射性薬液排出手段9等
とともに放射性薬液生成装置110を完成する。
用した放射性薬液輸送容器について説明する。図7は、
放射性薬液の入ったバイアル63を収納するための放射
性薬液輸送容器60を示す。該放射性薬液輸送容器60
における放射性物質用遮蔽部材は、容器部61と蓋部6
2とから構成される。容器部61は、円筒形状であっ
て、バイアル63を収納する凹部64を有しタングステ
ンからなるコップ形状のタングステン遮蔽体65と、該
遮蔽体65の周囲65aを包囲し円筒状の鉛にてなる鉛
遮蔽体66とから構成され、タングステン遮蔽体65を
鋳型に入れその外側に鉛を流し込んで成形される。蓋部
62は、タングステン遮蔽体65を覆う円板状のタング
ステン遮蔽体67と、該タングステン遮蔽体67の上面
67a及び周囲面67bを覆う鉛遮蔽体68とから構成
される。容器部61においては、鉛遮蔽体66の周面6
6a、及びタングステン遮蔽体65及び鉛遮蔽体66の
各底面65b,66bがプラスチック製の外装容器69
にて覆われ、蓋部62においては、鉛遮蔽体68の上面
68a及び周面68bがプラスチック製の外装容器70
によって被覆される。外装容器69,70のそれぞれに
設けた係合部69a,70aを係合させることで、外装
容器69,70は連結され、バイアル63は凹部64内
に固定、密閉される。尚、上述したような構成をなすこ
とから、タングステン遮蔽体65,67は、交換可能で
あり、放射性薬液の放射能量によっては鉛遮蔽体66,
68を交換することなく遮蔽部材の軽量化を図ることが
可能である。
施形態である放射性薬液輸送容器75を示す。放射性薬
液輸送容器75は、放射性薬液輸送容器60におけるタ
ングステン遮蔽体65,67を劣化ウラン遮蔽体76,
77に代えた構造をなし、容器部61及び蓋部62のす
べての外面はプラスチック製の外装容器78にて被覆さ
れている。その他の構造は放射性薬液輸送容器60にお
ける構造と同じであるので説明を省略する。尚、当該放
射性薬液輸送容器75では、すべての外面が外装容器7
8にて覆われているので、劣化ウラン遮蔽体76,77
の交換はできない。
遮蔽部材は、第1遮蔽体と該第1遮蔽体よりも放射線遮
蔽能力の高い第2遮蔽体とを有して容器部を構成し、か
つ放射性物質を収納する凹部の一部を上記第2遮蔽体に
て構成したことより、従来と同じ遮蔽能力を維持しつつ
放射性物質用遮蔽部材の軽量化及び小型化が可能であ
る。又、従来の放射性物質用遮蔽部材と同じ大きさから
なる場合には、放射線の遮蔽能力を増加することがで
き、上記凹部に収納する放射性物質の放射能を増加させ
ることが可能となる。
して着脱自在とすることで、上記凹部に収納する放射性
物質の種類や放射能量に応じて、第2遮蔽体の厚みや材
質を適宜選択した遮蔽体に交換することができる。よっ
て、放射性物質用遮蔽部材の汎用性が増し、経済的とな
る。
生成装置は、上記第1態様における放射性物質用遮蔽部
材を使用することで、従来と同じ遮蔽能力を維持しつつ
放射性薬液生成装置の軽量化及び小型化を図ることがで
きる。又、従来の放射性薬液生成装置と同じ大きさから
なる場合には、放射線の遮蔽能力を増加することがで
き、上記凹部に収納する放射性物質の放射能を増加させ
ることが可能となる。
用遮蔽部材の製造方法は、側部遮蔽体と底部遮蔽体との
間に、凸部の軸方向に沿って凸部を連結部材にて覆った
ので、放射線遮蔽材を鋳型に注入したとき、凸部と側部
遮蔽体との間に形成されるすき間に上記放射線遮蔽材が
流れ込むことがなくなり、鋳型から放射性物質用遮蔽部
材を鋳型から容易に取り外すことができる。
部材を使用した放射性薬液生成装置における構造を示す
断面図であって、放射性物質用遮蔽部材については図3
に示すXV−XV線における断面図である。
態における構造を示す断面図である。
射性物質用遮蔽部材の平面図である。
面図である。
造方法を説明するための鋳型の断面図である。
造方法を説明するための鋳型の断面図である。
部材を使用した放射性薬液輸送容器の断面図である。
態における断面図である。
係を示すグラフである。
フである。
b…内側遮蔽体、4c…凹部、5…容器部、5a…鉛部
分、5b…周囲部分、5c…底部、7…第2凹部、7a
…開口、8…溶離液供給手段、9…放射性薬液排出手
段、21…鋳型、26…円柱部分、26a…先端部、3
1…鋳型、41…タングステン遮蔽体、51,52…タ
ングステン遮蔽体、100…放射性薬液生成装置、10
1…放射性物質用遮蔽部材、110…放射性薬液生成装
置、111…放射性物質用遮蔽部材、120…遮蔽体、
121…タングステン遮蔽体、122…連結部材、12
3…遮蔽体。
Claims (13)
- 【請求項1】 放射性物質を収納する凹部(7)を有す
る容器部(5)と、上記凹部の開口部分(7a)を覆い
上記容器部に取り付けられる蓋部(4)とを有する放射
性物質用遮蔽部材であって、 上記容器部は第1遮蔽体(5a)と該第1遮蔽体よりも
放射線遮蔽能力の高い第2遮蔽体(51,52)とを有
し上記凹部を形成する領域の少なくとも一部を上記第2
遮蔽体にて構成し、上記蓋部は少なくとも一種の放射線
遮蔽材の遮蔽体にて構成されることを特徴とする放射性
物質用遮蔽部材。 - 【請求項2】 上記蓋部は第3遮蔽体(4a,4b)と
該第3遮蔽体よりも放射線遮蔽能力の高い第4遮蔽体
(41)とを有し上記凹部の開口部分に対向する部分を
上記第4遮蔽体にて構成した、請求項1記載の放射性物
質用遮蔽部材。 - 【請求項3】 上記容器部に備わる上記第1遮蔽体及び
上記第2遮蔽体は、鉛、タングステン及び劣化ウランか
ら選択される、請求項1又は2記載の放射性物質用遮蔽
部材。 - 【請求項4】 上記蓋部に備わる上記第3遮蔽体及び上
記第4遮蔽体は、鉛、タングステン及び劣化ウランから
選択される、請求項2又は3記載の放射性物質用遮蔽部
材。 - 【請求項5】 上記第2遮蔽体は、上記凹部の軸方向に
沿って上記開口部分方向へ移動し上記第1遮蔽体に対し
て着脱自在である、請求項1ないし4のいずれかに記載
の放射性物質用遮蔽部材。 - 【請求項6】 上記第4遮蔽体は、上記第3遮蔽体に対
して着脱自在である、請求項2ないし5のいずれかに記
載の放射性物質用遮蔽部材。 - 【請求項7】 上記凹部には親放射性核種を収納したカ
ラム(1)を収納し、上記カラムに接続され上記カラム
へ溶離液を供給する溶離液供給手段(8)と、上記カラ
ムに接続され上記カラムにて溶離した娘放射性核種を含
む放射性溶液を上記カラムから排出する放射性薬液排出
手段(9)とを備えた、請求項1ないし6のいずれかに
記載の放射性物質用遮蔽部材。 - 【請求項8】 上記凹部には放射性薬液を収納した放射
性薬液容器(63)を収納して放射性薬液輸送容器とし
た、請求項1ないし6のいずれかに記載の放射性物質用
遮蔽部材。 - 【請求項9】 放射性物質を収納する凹部(7)を有す
る容器部(5)と、上記凹部の開口部分(7a)を覆い
上記容器部に取り付けられる蓋部(4)とを有する放射
性物質用遮蔽部材を備えた放射性薬液生成装置であっ
て、 上記容器部において上記凹部の底部(5c)に配置する
底部遮蔽体(52,121)、及び上記凹部の軸方向に
直交する方向に位置する上記凹部の側部を形成する遮蔽
体であって上記凹部の全長若しくは全長に満たない長さ
にて軸方向に延在する側部遮蔽体(51)、並びに上記
蓋部において上記凹部の開口部分を対向する部分(4
c)に配置する遮蔽体(41)をタングステンにて作製
し、その他の部分は鉛にて作製し、かつ、 上記凹部には親放射性核種を収納したカラム(1)を収
納し、上記カラムに接続され上記カラムへ溶離液を供給
する溶離液供給手段(8)と、上記カラムに接続され上
記カラムにて溶離した娘放射性核種を含む放射性溶液を
上記カラムから排出する放射性薬液排出手段(9)とを
備えたことを特徴とする放射性薬液生成装置。 - 【請求項10】 上記側部遮蔽体(51)が上記凹部の
全長に満たない長さにて軸方向に延在する場合、上記凹
部の軸方向に沿って延在し上記凹部の側部を形成し上記
側部遮蔽体と上記底部遮蔽体とを連結する連結部材(1
22)を備えた、請求項9記載の放射性薬液生成装置。 - 【請求項11】 上記カラムに収納した親放射性核種が
モリブデン−99である、請求項9又は10記載の放射
性薬液生成装置。 - 【請求項12】 放射性物質を収納する凹部(7)を有
する容器部(5)と、上記凹部の開口部分(7a)を覆
い上記容器部に取り付けられる蓋部(4)とを有する放
射性物質遮蔽部材の製造方法において、上記容器部は、 上記容器部の外形に相当する鋳型(31)を準備し、上
記凹部を成形するための凸部(26)の側面を上記凸部
の軸方向に沿って上記凸部の全長に満たない長さにてな
る側部遮蔽体(51)にて覆い、上記凸部の先端部(2
6a)を底部遮蔽体(121)にて覆い、上記凸部の軸
方向に沿って上記側部遮蔽体と上記底部遮蔽体との間の
上記凸部の側面を連結部材(122)にて覆った後、上
記側部遮蔽体、上記底部遮蔽体及び上記連結部材が溶融
しない溶融温度を有する放射線遮蔽材を上記鋳型に注入
することで製造されることを特徴とする放射性物質用遮
蔽部材の製造方法。 - 【請求項13】 上記側部遮蔽体及び上記底部遮蔽体は
タングステン材からなり、上記連結部材はステンレス材
であり、上記鋳型に注入する上記放射線遮蔽材は鉛であ
る、請求項12記載の放射性物質用遮蔽部材の製造方
法。
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