JPH0954985A - 光デイスク及び光デイスクの製造方法 - Google Patents

光デイスク及び光デイスクの製造方法

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JPH0954985A
JPH0954985A JP7230744A JP23074495A JPH0954985A JP H0954985 A JPH0954985 A JP H0954985A JP 7230744 A JP7230744 A JP 7230744A JP 23074495 A JP23074495 A JP 23074495A JP H0954985 A JPH0954985 A JP H0954985A
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disk
disk substrate
optical disk
film layer
pits
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JP7230744A
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Yoshinaga Yanagisawa
吉長 柳澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、反りの少ない光デイスク及び当該光
デイスクを効率良く製造し得る光デイスクの製造方法の
実現を目的とする。 【解決手段】一面に記録信号に応じた凹凸パターンが形
成された透明樹脂材からなる第1のデイスク基板の当該
一面上に半透明な半透明膜層を積層形成すると共に、一
面に記録信号に応じた凹凸パターンが形成された第2の
デイスク基板の当該一面上に反射膜層を積層形成し、第
1及び第2のデイスク基板を一面同士が透明物質からな
る貼合せ手段を介して対向するように貼り合わせるよう
にして光デイスクを製造するようにしたことにより、第
1及び第2のデイスク基板の厚み方向の強度を同じ程度
にすることができると共に、作業の煩雑な工法を用いず
に製造することができ、かくして反りの少ない光デイス
ク及び当該光デイスクを効率良く製造し得る光デイスク
の製造方法を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 発明の属する技術分野 従来の技術(図6) 発明が解決しようとする課題(図6) 課題を解決するための手段(図1〜図4) 発明の実施の形態 (1)第1実施例(図1〜図2及び図5) (2)第2実施例(図1〜図4及び図5) (3)他の実施例(図1〜図4) 発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は光デイスク及び光デ
イスクの製造方法に関し、特に2層光デイスクに適用し
て好適なものである。
【0003】
【従来の技術】従来、この種の光デイスクにおいては、
図6に示すように、例えばポリカーボネート等の透明樹
脂からなるデイスク基板2の一面2A上に、反射率30
〔%〕程度の半透明膜層3、透明樹脂からなる透明樹脂
層(スペーサ)4、アルミニウム等からなる反射率90
〔%〕程度の反射膜層5及び紫外線硬化樹脂等からなる
保護膜層6を順次積層形成することにより形成されてい
る。
【0004】この場合デイスク基板2の一面2A及び透
明樹脂層4の上面4Aには、それぞれ記録信号に応じた
凹凸パターンが形成されている。かくしてこの種の光デ
イスク1においては、デイスク基板2の他面2B側から
デイスク基板2の一面2A(以下、これを第1の信号面
と呼ぶ)に焦点を合わせて光ビームを照射することによ
り、その反射戻り光に基づいてこの第1の信号面2Aに
記録された情報を再生し得る一方、デイスク基板2の他
面2B側から透明樹脂層4の上面4A(以下、これを第
2の信号面と呼ぶ)に焦点を合わせて光ビームを照射す
ることにより、その反射光戻りに基づいてこの第2の信
号面4Aに記録された信号を再生し得るようになされて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところでこの種の光デ
イスク1は、通常、以下の手順により製造されている。
すなわち、まずインジエクシヨン成形法によりデイスク
基板2を作成し、このデイスク基板2の上面2A上にシ
リコン材等をスパツタリング法により500 〜600 〔Å〕
程度堆積させることにより半透明膜層3を形成する。
【0006】続いて半透明膜層3上に紫外線硬化樹脂
を、規定により定められた所定の信号面間距離がとれる
程度にスピンコート法によつて塗布することにより透明
樹脂層4を形成した後、当該透明樹脂層4の上面4Aに
スタンパを押しつけ、この後当該透明樹脂層4を紫外線
硬化させることにより第2の信号面を形成する。さらに
この第2の信号面上にスパツタリング法によりアルミニ
ウムを500 〜800 〔Å〕程度堆積させて反射膜層5を形
成し、この後この反射膜層5上に紫外線硬化樹脂を塗布
し、当該紫外線樹脂を紫外線硬化させることにより保護
膜層6を形成する。これにより上述のような2層光デイ
スク1を得ることができる。
【0007】ところがこのような従来の2層光デイスク
の製造方法では、上述のように第2の信号面をいわゆる
2P法により作成しているため製造工程が煩雑になり、
従つて生産効率が悪い問題があつた。また上述のような
従来の2層光デイスクの製造方法では、デイスク基板2
の片面に複数回に渡つて紫外線硬化樹脂を塗布し、硬化
させるため、この樹脂の特性である硬化収縮に起因し
て、製造された2層光デイスク1に反りが発生し易い問
題があつた。
【0008】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、反りの少ない光デイスク及び当該光デイスクを効率
良く製造し得る光デイスクの製造方法を提案しようとす
るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、一面に記録信号に応じた凹凸パタ
ーンが形成された透明樹脂材からなる第1のデイスク基
板の当該一面に半透明物質からなる半透明膜層を積層形
成すると共に、一面に記録信号に応じた凹凸パターンが
形成された第2のデイスク基板の当該一面に光反射物質
からなる反射膜層を積層形成し、第1及び第2のデイス
ク基板を透明物質からなる貼合せ手段を介して貼り合わ
せるようにして光デイスクを形成するようにした。
【0010】第1のデイスク基板の一面が光デイスクの
第1の信号面として作用し、第2のデイスク基板の一面
が光デイスクの第2の信号面として作用する。従つて形
成された光デイスクでは、第1のデイスク基板の他面側
から第1又は第2の信号面に焦点を合わせて光ビームを
照射することによつて、半透明膜層又は反射膜層におい
て反射して戻つてくる反射戻り光に基づいて第1及び第
2の信号面に記録された信号を再生することができる。
【0011】この場合この光デイスクは、第1及び第2
のデイスク基板の素材及び厚み等の選定によりこれら第
1及び第2のデイスク基板の厚み方向の強度を同じ程度
にすることができる。またこの光デイスクは、それぞれ
別々に形成された第1及び第2のデイスク基板を透明物
質からなる貼合せ手段を介して貼り合わせるようにして
光デイスクを製造するようにしたことにより、例えば2
P法等の煩雑な工法を用いずに製造することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施例を詳述する。
【0013】(1)第1実施例 図1において、10は全体として第1実施例による2層
光デイスクを示し、それぞれ一面11A、12Aに記録
信号に応じた凹凸パターンが形成された第1及び第2の
デイスク基板11、12を、これら各一面11A、12
Aが対向するように透明フイルム15を介して貼り合わ
せることにより形成されている。この場合第1のデイス
ク基板11の一面11Aには半透明物質からなる半透明
膜層13が積層形成されていると共に、第2のデイスク
基板12の一面12Aには反射物質からなる反射膜層1
4が積層形成されている。
【0014】これによりこの2層光デイスク10におい
ては、第1のデイスク基板11の他面11B側からその
一面11Aに焦点を合わせて光ビームを照射することに
より、このとき得られる反射戻り光に基づいて当該第1
のデイスク基板11の一面11Aに記録された信号を再
生し得ると共に、第1のデイスク基板11の他面11B
側から第2のデイスク基板12の一面12Aに焦点を合
わせて光ビームを照射することにより、このとき得られ
る反射戻り光に基づいて第2のデイスク基板12の一面
12Aに記録された信号を再生し得るようになされてい
る。
【0015】ここで実際上この2層光デイスクは、以下
の手順により製造することができる。すなわち、まずポ
リカーボネイト等の透明樹脂材を用いて、一面11Aに
記録信号に応じた凹凸パターンを有する所定の厚み(通
常は1.2 〔mm〕)の第1のデイスク基板11を通常のイ
ンジエクシヨン成形法により作成する。またこれとは別
に、適当な材料を用いて(光の透過性を考える必要がな
いため)一面12Aに記録信号に応じた凹凸パターンを
もつ適当な厚みの第2のデイスク基板12を通常のイン
ジエクシヨン成形法により作成する。
【0016】次いで第1のデイスク基板11の一面11
A(この2層光デイスク10の第1の信号面に相当)上
に、スパツタリング法を用いて金属又はシリコンなどの
半導体等を堆積させることにより反射率30〔%〕程度の
半透明膜層13を500 〜600〔Å〕程度の厚みで形成す
る。またこれとは別に第2のデイスク基板12の一面1
2A(この2層光デイスク10の第2の信号面に相当)
上にスパツタリング法を用いてアルミニウム等を堆積さ
せることにより反射率90〔%〕程度の反射膜層14を50
0 〜800 〔Å〕程度の厚みで形成する。
【0017】この後第1及び第2のデイスク基板11、
12を、第1及び第2のデイスク基板11、12の各一
面11A、12Aが規格により定められた所定の信号面
間距離L1 (通常は40〜50〔μm 〕程度)を保ち得るよ
うに、所定厚の透明フイルム15を介して貼り合わせ
る。これにより図1のような2層光デイスク10を得る
ことができる。
【0018】この場合このような方法によつて製造され
る2層光デイスク10は、上述のように通常のインジエ
クシヨン成形法により作成された第1及び第2のデイス
ク基板11、12を貼り合わせることにより製造してい
るため、図2に示すように、第1及び第2の信号面のピ
ツトP1、P2がいずれも凹形状となる(すわなち第1
の信号面のピツトP1 が第1のデイスク基板11の一面
11A側から見て凹形状になり、また第2の信号面のピ
ツトP2 が第2のデイスク基板12の一面12A側から
見て凹形状になる)。
【0019】従つてこの2層光デイスク10において
は、第1のデイスク基板11の一面11Aに記録された
信号は通常通りに再生し、第2のデイスク基板12の一
面12Aに記録された信号は再生信号を反転させるなど
の信号処理を施すようにして再生するようにする。また
図2からも明らかなように、このような方法によつて製
造された2層光デイスク10では、もともと同じ幅W1
のピツトP1 、P2 でも第2の信号面のピツトP2 の方
が、第1の信号面のピツトP1 よりも第1のデイスク基
板11の他面11B側から見たピツト幅W2 が反射膜層
14の膜厚W3 の2倍分だけ小さくなる。
【0020】従つて上述のような製造方法により2層光
デイスク10を製造する場合には、第2のデイスク基板
12のピツトP2 の大きさを第1のデイスク基板11の
対応する大きさのピツトP1 よりもピツト幅W2 が反射
膜層14の膜厚W3 の2倍分だけ大きくなるように各ピ
ツトP2 を形成するようにする。これにより第1の信号
面の再生特性と、第2の信号面の再生特性とが同じ2層
光デイスク10を製造することができる。
【0021】以上の構成において、それぞれ記録信号に
応じた凹凸パターンをもつ第1及び第2のデイスク基板
11、12をそれぞれ通常のインジエクシヨン成形法に
より作成し、かくして得られた第1及び第2のデイスク
基板11、12の各一面11A、12A上にそれぞれ半
透明膜層13又は反射膜層14を形成した後、これら第
1及び第2のデイスク基板11、12を半透明膜層13
及び反射膜層14が所定距離L1 を介して対向するよう
に透明フイルム15を介して貼り合わせるようにして2
層光デイスク10を製造する。
【0022】従つて上述のような2層光デイスクの製造
方法によれば、2層光デイスクをインジエクシヨン成形
法だけを用いて製造することができるため、従来のよう
な2P法などの作業が煩雑な工法を用いる場合に比べて
容易に、かつ安価に2層光デイスクを製造することがで
きる。
【0023】またこのような2層光デイスクの製造方法
によれば、それぞれある程度厚み方向に強度をもつた第
1及び第2のデイスク基板11、12を透明フイルム1
5を介して貼り合わせるため、第1及び第2のデイスク
基板11、12の素材及び厚みを選定することにより第
1及び第2のデイスク基板11、12の厚み方向の強度
をほぼ同じ程度にすることができる。従つて反り難い2
層光デイスク10を製造することができる。
【0024】以上の構成によれば、それぞれ記録信号に
応じた凹凸パターンをもつ第1及び第2のデイスク基板
11、12をそれぞれ通常のインジエクシヨン成形法に
より作成し、かくして得られた第1及び第2のデイスク
基板11、12の各一面11A 、12A上にそれぞれ
半透明膜層13又は反射膜層14を形成した後、これら
第1及び第2のデイスク基板11、12を一面11A、
12A同士が所定距離L1 を介して対向するように透明
フイルム15を介して貼り合わせるようにして2層光デ
イスク10を製造するようにしたことにより、2P法を
用いる従来の2層光デイスク1(図6)の製造方法に比
べてより容易に2層光デイスク10を製造することがで
きると共に、従来の2層光デイスク1(図6)に比べて
反り難い2層光デイスク10を得ることができ、かくし
て反りの少ない2層光デイスク及び当該2層光デイスク
を効率良く製造し得る光デイスクの製造方法を実現でき
る。
【0025】(2)第2実施例 図1との対応部分に同一符号を付して示す図3は、第2
実施例による2層光デイスク20を示し、第2のデイス
ク基板21の構成を除いて第1実施例の2層光デイスク
10(図1)とほぼ同様に形成されている。すなわちこ
の2層光デイスク20の場合、第2のデイスク基板21
のピツトP3 がそれぞれ凸状に形成(すなわちピツトP
3 が第2のデイスク基板21の一面21A側から見て突
出した形状)されている。これによりこの2層光デイス
ク20においては、第2のデイスク基板21の一面21
Aに記録された信号を反転等の信号処理を施すことな
く、通常通りに再生し得るようになされている。
【0026】ここで実際上この第2のデイスク基板21
のような凸ピツト形状のデイスク基板は、図3(A)〜
(F)に示す以下の手順により作成することができる。
すなわち、まず通常の光デイスク用のスタンパを作成す
る場合と同様にして、極めて平滑に研磨されたガラス基
板30の一面30A上にホト型レジストを塗布すること
によりレジスト層31を形成し(図3(A))、当該レ
ジスト層31を記録信号に応じて露光した後、これを現
像することによりガラス基板30上に残存レジスト31
Aからなる記録信号に応じた凹凸パターンを形成する
(図3(B))。
【0027】続いてこの残存レジスト31Aからなる凹
凸パターンの表面上に無電解メツキ等の方法により導電
性の皮膜層(以下、これを導電化膜層と呼ぶ)を形成
し、次いでこの導電化膜層上に電鋳等の方法を用いてニ
ツケルを必要な厚さになるまでメツキすることによりメ
ツキ層を形成する。さらにこの導電化膜層及びメツキ層
を一体にガラス基板30及び残存レジスト31Aから剥
離することによりピツト形状が凸状のスタンパ32を形
成した後(図3(C))、当該スタンパ32に基づいて
ピツト形状が凹状のスタンパ33を形成する(図3
(D)及び(E))。
【0028】この後このスタンパ33を用いたインジエ
クシヨン成形法によりデイスク基板を作成する。これに
より上述のようなピツトP3 が凸形状の第2のデイスク
基板21を作成することができる(図3(F))。
【0029】以上の構成において、第1実施例の2層光
デイスク10(図1)では、第1の信号面と第2の信号
面とではピツト形状の凹凸が異なるため、例えばトラツ
キングサーボ方式としてプツシユプル法を用いた再生装
置では、トラツキングサーボ時、第1の信号面と第2の
信号面とにおいてトラツキング信号を反転させる必要が
あつた。
【0030】これは、このようにしないと第2又は第1
の信号面を再生している場合に、隣接する2つのトラツ
クの中央を光ビームスポツトが移動しているときをジヤ
ストトラツキング状態としてトラツキングサーボが行わ
れるためであり、従つて第1実施例の2層光デイスク1
0(図1)では、第1の信号面に記録された信号を再生
する場合と第2の信号面に記録された信号を再生する場
合とにおいてトラツキング信号を反転させる必要がある
分、再生装置の信号処理回路の構成が煩雑になる問題が
あつた。
【0031】しかしながらこの第2実施例のようにピツ
ト形状が凹状の第1のデイスク基板11と、ピツト形状
が凸状の第2のデイスク基板21とを貼り合わせるよう
にして2層光デイスク20を形成するようにすることに
よつて、第1の信号面に記録された信号の再生時と第2
の信号面に記録された信号の再生時とにおいてトラツキ
ング信号の反転を行う必要性を回避することができ、か
くして再生装置の信号処理回路の煩雑化を防止すること
ができる。
【0032】以上の構成によれば、ピツト形状が凹状の
透明樹脂からなる第1のデイスク基板11と、ピツト形
状が凸状の第2のデイスク基板21とを各一面11A、
21A同士が所定距離L1 を介して対向するように透明
フイルム15を介して貼り合わせるようにして2層光デ
イスク20を形成するようにしたことにより、反りが少
なく、かつ再生装置の信号処理回路の煩雑化を防止し得
る2層光デイスク及び当該2層光デイスクを効率良く製
造し得る光デイスクの製造方法を実現できる。
【0033】(3)他の実施例 なお上述の第1及び第2実施例においては、第1及び第
2のデイスク基板11、12(又は21)をインジエク
シヨン成形法により作成するようにした場合について述
べたが、本発明はこれに限らず、第1及び第2のデイス
ク基板11、12(又は21)の作成方法としては、こ
の他種々の作成方法を適用できる。
【0034】また上述の第1及び第2の実施例において
は、第1及び第2のデイスク基板11、12(又は2
1)を貼り合わせる貼合せ手段として透明フイルム15
を適用するようにした場合について述べたが、本発明は
これに限らず、透明フイルム15に代えて例えば光透過
性の紫外線硬化樹脂や接着材を用いて第1及び第2のデ
イスク基板11、12(又は21)を貼り合わせるよう
にしても良く、要は、第1及び第2のデイスク基板1
1、12(又は21)を貼り合わせることができるので
あれば、貼合せ手段としてはこの他種々の貼合せ手段を
適用できる。
【0035】さらに上述の第1及び第2実施例において
は、第1のデイスク基板11の一面11A上に金属又は
シリコンなどの半導体をスパツタリング法により堆積さ
せることにより反射率30〔%〕程度の半透明膜層15を
500 〜600 〔Å〕程度の厚みで形成すると共に、第2の
デイスク基板12、14の一面12A、21A上にアル
ミニウムをスパツタリング法により堆積させることによ
り反射率90〔%〕程度の反射膜層14を500 〜800
〔Å〕程度の厚みで形成するようにした場合について述
べたが、本発明はこれに限らず、半透明膜層13及び反
射膜層14の厚み、材質、形成方法及び反射率としては
この他であつても良い。
【0036】さらに上述の第1及び第2実施例において
は、本発明を2層光デイスク及びその製造工程に適用す
るようにした場合について述べたが、本発明はこれに限
らず、信号面が1つしかない通常の光デイスク及びその
製造工程にも適用することができる。すなわち、例えば
図5に示すように、一面41Aに記録信号に応じた凹凸
パターンが形成されてなるデイスク基板41の当該一面
41Aにアルミニウム等でなる反射膜層42を積層形成
し、当該反射膜層42に透明物質(例えば光透過性の接
着剤43)を介して0.5 〔mm〕以下の薄い透明フイルム
44を貼り合わせるようにして光デイスク40を形成す
れば良い。
【0037】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、一面に記
録信号に応じた凹凸パターンが形成された透明樹脂材か
らなる第1のデイスク基板の当該一面上に半透明な半透
明膜層を積層形成すると共に、一面に記録信号に応じた
凹凸パターンが形成された第2のデイスク基板の当該一
面上に反射膜層を積層形成し、第1及び第2のデイスク
基板を一面同士が透明物質からなる貼合せ手段を介して
対向するように貼り合わせるようにして光デイスクを製
造するようにしたことにより、第1及び第2のデイスク
基板の厚み方向の強度を同じ程度にすることができると
共に、作業の煩雑な工法を用いずに製造することがで
き、かくして反りの少ない光デイスク及び当該光デイス
クを効率良く製造し得る光デイスクの製造方法を実現で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例による2層光デイスクの構成を示す
断面図である。
【図2】図1の2層光デイスクにおける第1及び第2の
信号面のピツト形状を示す略線的な断面図である。
【図3】第2実施例による2層光デイスクの構成を示す
断面図である。
【図4】第2のデイスク基板の作成手順を示す断面図で
ある。
【図5】他の実施例を示す断面図である。
【図6】従来の2層光デイスクの構成を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
20、30……2層光デイスク、11、12、21……
デイスク基板、11A、12A、21A……一面、13
……半透明膜層、14……反射膜層、15……光透過性
フイルム、P1 、P2 、P3 ……ピツト。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一面に記録信号に応じた凹凸パターンが形
    成された透明樹脂材からなる第1のデイスク基板と、 上記第1のデイスク基板の上記一面に積層形成された半
    透明物質からなる半透明膜層と、 一面に記録信号に応じた凹凸パターンが形成された第2
    のデイスク基板と、 上記第2のデイスク基板の上記一面に積層形成された光
    反射物質からなる反射膜層と、 上記半透明膜層及び上記反射膜層間に配設された、上記
    第1及び第2のデイスク基板を貼り合わせる透明物質か
    らなる貼合せ手段とを具えることを特徴とする光デイス
    ク。
  2. 【請求項2】上記第1及び第2のデイスク基板はそれぞ
    れピツトが凹形状でなり、上記第2のデイスク基板の上
    記ピツトが上記第1のデイスク基板の対応する大きさの
    上記ピツトよりも上記反射膜層の膜厚の2倍分だけピツ
    ト幅が大きく選定されたことを特徴とする請求項1に記
    載の光デイスク。
  3. 【請求項3】上記第1のデイスク基板は、ピツトが凹形
    状でなり、 上記第2のデイスク基板は、ピツトが凸形状でなること
    を特徴とする請求項1に記載の光デイスク。
  4. 【請求項4】一面に記録信号に応じた凹凸パターンを有
    する透明樹脂材からなる第1のデイスク基板と、一面に
    記録信号に応じた凹凸パターンを有する第2のデイスク
    基板とをそれぞれ作成する第1の工程と、 上記第1のデイスク基板の上記一面上に半透明物質から
    なる半透明膜層を形成すると共に、上記第2のデイスク
    基板の上記一面上に光反射物質からなる反射膜層を形成
    する第2の工程と、 上記第1及び第2のデイスク基板を、上記一面同士が所
    定距離を介して対向するように透明物質からなる貼合せ
    手段を介して貼り合わせる第3の工程とを具えることを
    特徴とする光デイスクの製造方法。
  5. 【請求項5】上記第1及び第2のデイスク基板はそれぞ
    れピツトが凹形状でなり、上記第2のデイスク基板の上
    記ピツトが上記第1のデイスク基板の対応する大きさの
    上記ピツトよりも上記反射膜層の膜厚の2倍分だけピツ
    ト幅が大きく選定されたことを特徴とする請求項4に記
    載の光デイスクの製造方法。
  6. 【請求項6】上記第1のデイスク基板は、ピツトが凹形
    状でなり、 上記第2のデイスク基板は、ピツトが凸形状でなること
    を特徴とする請求項4に記載の光デイスクの製造方法。
JP7230744A 1995-08-15 1995-08-15 光デイスク及び光デイスクの製造方法 Pending JPH0954985A (ja)

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