JPH0955611A - 無線通信装置 - Google Patents

無線通信装置

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JPH0955611A
JPH0955611A JP20573895A JP20573895A JPH0955611A JP H0955611 A JPH0955611 A JP H0955611A JP 20573895 A JP20573895 A JP 20573895A JP 20573895 A JP20573895 A JP 20573895A JP H0955611 A JPH0955611 A JP H0955611A
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JP
Japan
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box
antenna
communication device
box body
reflecting mirror
Prior art date
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Application number
JP20573895A
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English (en)
Inventor
Takayoshi Tsurumaki
隆義 弦巻
Koichi Kurachi
孝一 倉地
Keiichi Ishikawa
慶一 石川
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可搬可能で一体型の無線通信装置に関し、ア
ンテナの方向設定を含んで通信可能な開設状態とする作
業が容易迅速に行なえること。 【解決手段】 内部に通信用機材を収容させる箱体22
と上記箱体の上面に一側を回動可能に支持されて横臥姿
勢に収容されるアンテナ反射鏡25と上記アンテナ反射
鏡を回動側26を中心に起立させ傾斜状態に支持させる
支持手段27,28と上記箱体内部に収容され上記アン
テナ反射鏡に着脱可能に取り付けられて通信可能状態と
すべくに上記箱体内部に収容されるアンテナ本体31と
からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可搬可能で一体型
の無線通信装置に関する。地球上空の宇宙空間に配置さ
れた各種通信用静止衛星を通じての地上局間におけるC
ATVや企業間の無線通信では、通信用衛星によるマイ
クロ波ないしはミリ波を利用して盛んに行なわれるよう
になってきている。一方、天災などの災害時や防災を目
的としたVSAT局などのシステムも使用される。
【0002】以上のような通信用衛星を利用する無線通
信には、災害時などにおいては、地上の不特定な場所に
無線通信装置を緊急に移動させて無線局を開設すること
が望まれ、しかも、迅速な対応が求められる。
【0003】このための無線通信装置は少人数でも開設
し得るように、小形軽量なことはもちろん、機材数を少
なくするとともに、通信可能にするための開設作業時間
を最小限度で行なえることが必要である。
【0004】
【従来の技術】現在使用されている通信用衛星を利用す
る無線通信装置について、図18を参照して説明する
と、無線通信装置1は基本的に、野外などの屋外に設置
されるアンテナ装置2と、テント内などの屋内に設置さ
れるデータ伝送装置3と、図示されない電源装置など
と、からなる。
【0005】アンテナ装置2は地上や建造物上などに設
置される支持脚4と、この支持脚4上に取り付けられる
基台5と、基台5上に取り付けられる支持アーム6と、
基台5上に取り付けられる放物面からなるアンテナ反射
鏡7と、支持アーム6の先端部にアンテナ反射鏡7へ向
けて取り付けられるアンテナ本体8とからなる。
【0006】アンテナ本体8はホーンアンテナ9と送受
信ユニット11とからなり防水構造となっている。ま
た、支持脚4は3ないし5本の脚部12からなり、その
先端部には全体を水平な姿勢とするための、ねじで昇降
可能なレベル調整用のねじ脚13が設けられている。
【0007】支持脚4の中央部に取り付けられる基台5
を上下に結合しているボルト14を緩めることで、内部
の垂直軸を中心に基台5を含み上部を水平方向に回転調
整させることができるようになっている。基台5の水平
軸15の固定を緩めることで上部を指針16と角度目盛
り17によって、回動量を読み取り可能に垂直方向へ回
転調整させることができる。このように、水平方向と垂
直方向とに回動調整させることで、アンテナ装置2を宇
宙空間の通信用衛星の方向へ、アンテナビームを向ける
ことができる。
【0008】データ伝送装置3には付随する電話機18
および図示省略の小型の情報処理装置であるパーソナル
コンピュータが接続されている。このデータ伝送装置3
とアンテナ本体8とはケーブル19で回路間接続がなさ
れる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上のような現状の無
線通信装置1は、データ伝送装置3のためテントなどの
防雨設備を要し、アンテナ装置2については、構成要素
のそれぞれを分解した状態で、それぞれを保管ならびに
搬送移動し易いように梱包容器に収容させて移動させ、
設置場所において梱包容器から取り出し、組み立て結合
させるようにしている。
【0010】したがって、移動についても梱包容器の数
量が多いことから、相当する人数を要し、取り出して組
み立てるについての作業時間、ならびに組み立て用工具
も要していた。所要の通信を終えて無線通信装置1を撤
収させるについても、同様の時間と人手を要することも
同じことであった。
【0011】本発明は、以上のような現状の各種の問題
点にかんがみて、アンテナの方向設定を含んで通信可能
な開設状態とする作業を容易迅速に行なえる無線通信装
置の提供することを発明の課題とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明手段の構成要旨によると、第1の手段による
と、内部に通信用機器などを収容させる箱体と、上記箱
体の上面に一側を回動可能に支持されて横臥姿勢に収容
されるアンテナ反射鏡と、上記アンテナ反射鏡を回動側
を中心に起立させ傾斜状態に支持させる支持手段と、上
記アンテナ反射鏡に着脱可能に取り付けられて通信可能
状態とすべくに上記箱体内部に収容されるアンテナ本
体、とからなる無線通信装置である。
【0013】第2の手段によると、内部に通信用機器な
どを収容させる箱体と、上記箱体の上面に一側を回動可
能に支持されて横臥姿勢に収容されるアンテナ反射鏡
と、上記アンテナ反射鏡を回動側を中心に起立させ傾斜
状態を微動調整し得る伸縮式のねじ手段と、上記アンテ
ナ反射鏡の傾斜位置を固定させる固定手段と、からなる
無線通信装置である。
【0014】第3の手段によると、内部に通信用機器な
どを収容させる箱体と、上記箱体の上面に一側を回動可
能に支持されて横臥収容位置と傾斜通信位置との両位置
を可能にされるアンテナ反射鏡と、上記箱体の両側に設
けられ該箱体内部側を回動中心に水平方向回動可能で箱
体内部の収容位置と箱体外部の動作位置とに回動し得る
昇降可能な脚体と、からなる無線通信装置である。
【0015】第4の手段によると、内部に通信用機器な
どを収容させる箱体と、上記箱体の上面に一側を回動可
能に支持されて横臥収容位置と傾斜通信位置との両位置
を可能にされるアンテナ反射鏡と、上記箱体の両側に設
けられ昇降可能な脚体と、からなる無線通信装置であっ
て、上記一側面側の脚体は設置面に対して上記箱体を移
動可能とする車輪付き脚体であり他方面側の脚体は設置
面に対して上記箱体を不動状態に支持する固定脚体であ
り、上記固定脚体位置を基準に上記車輪付き脚体により
箱体を水平方向回動移動可能とした無線通信装置であ
る。
【0016】第5の手段によると、内部に通信用機器な
どを収容させる箱体と、上記箱体の上面に一側を回動可
能に支持されて横臥収容位置と傾斜通信位置との両位置
を可能にされるアンテナ反射鏡と、上記箱体下面の収容
位置と箱体下面から外部水平方向の張り出し位置とに進
退可能な錘体載置用安定部材と、からなる無線通信装置
である。
【0017】上記本発明の第1の手段によれば、無線通
信に必要な装置機材はすべて、箱体内部に収容されてお
り、コンパクトな箱体のみを移動させることで、搬送の
ための人数は必要最小限ですむ。
【0018】設置場所においては、箱体の上部を開放さ
せることで、横臥姿勢に収容されているアンテナ反射鏡
の一方をもって起立させ、内部に収容されている必要な
機材などを取り出すとともに、アンテナ反射鏡を傾斜状
態として支持手段で支持させる。アンテナ本体をアンテ
ナ反射鏡に取り付けることで組み立てが完了する。必要
な通信の終了にともなって収容させるにも、きわめて短
時間の作業で行なえる。
【0019】上記本発明の第2の手段によれば、無線通
信に必要な装置機材はすべて、箱体内部に収容されてお
り、コンパクトな箱体のみを移動させることで、搬送の
ための人数は必要最小限ですむ。
【0020】設置場所においては、箱体の上部を開放さ
せることで、横臥姿勢に収容されているアンテナ反射鏡
の一方をもって起立させ、内部に収容されている必要な
機材などを取り出すとともに、アンテナ反射鏡の傾斜状
態を微動調整させる伸縮式のねじ手段で支持させ、位置
決め後の傾斜位置を固定させる固定手段を結合させるこ
とで容易に組み立てが行なえる。
【0021】上記本発明の第3の手段によれば、無線通
信に必要な装置機材はすべて、箱体内部に収容されてお
り、コンパクトな箱体のみを移動させることで、搬送の
ための人数は必要最小限ですむ。
【0022】設置場所においては、箱体の上部を開放さ
せることで、横臥姿勢に収容されているアンテナ反射鏡
の一方をもって起立させ、内部に収容されている必要な
機材などを取り出すとともに、アンテナ反射鏡を所定の
傾斜位置に固定させる。
【0023】箱体の両側に設けられている脚体を箱体内
部側の収容位置から回動させて、箱体外部位置にさせ、
該箱体を上昇させるように操作することで箱体のレベル
調整が容易に行なえる。収容させるには脚体を操作して
箱体を下降させ、単に回動させることで収容位置に戻す
ことができる。
【0024】上記本発明の第4の手段によれば、無線通
信に必要な装置機材はすべて、箱体内部に収容されてお
り、コンパクトな箱体のみを移動させることで、搬送の
ための人数は必要最小限ですむ。
【0025】設置場所においては、箱体の上部を開放さ
せることで、横臥姿勢に収容されているアンテナ反射鏡
の一方をもって起立させ、内部に収容されている必要な
機材などを取り出すとともに、アンテナ反射鏡を所定の
傾斜位置に固定させる。
【0026】箱体の両側に設けられている脚体を箱体内
部側の収容位置から回動させて、箱体外部位置にさせて
該箱体を上昇させるように操作し、一方の固定脚体を基
準位置として他方の車輪付き脚体側を移動させると、固
定脚体位置を中心にして箱体を水平方向に回動させるこ
とが容易に行なえ、アンテナ方向を所要の方向へ向ける
ことが容易にできる。
【0027】上記本発明の第5の手段によれば、無線通
信に必要な装置機材はすべて、箱体内部に収容されてお
り、コンパクトな箱体のみを移動させることで、搬送の
ための人数は必要最小限ですむ。
【0028】設置場所においては、箱体の上部を開放さ
せることで、横臥姿勢に収容されているアンテナ反射鏡
の一方をもって起立させ、内部に収容されている必要な
機材などを取り出すとともに、アンテナ反射鏡を所定の
傾斜位置に固定させる。
【0029】以上の作業にさきだって、錘体載置用安定
部材を箱体下面から外部水平方向の張り出し位置として
おく、無線通信装置の位置決めが完了した後、錘体載置
用安定板部材に適宜錘体を載置させることで、無線通信
装置の不用意な位置ずれが防止される。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の無線通信装置につ
いて具体的実施例により、図を参照しながら詳細に説明
する。なお、全図を通じて同等部分には同一符号を付し
て示してある。
【0031】図1は本発明無線通信装置21の一実施例
であり、組み立てられた状態の側面図に示される。無線
通信装置21は図示左側を無線通信装置の前方または正
面、右側を後方または背面、紙面に平行する側を正面か
ら向かって左または右側面(あるいは単に側面)、と称
する。以後の図においても同様とする。すなわち、図1
は右側面図である。
【0032】無線通信装置21は、箱体22の上面に蓋
体23が被せられるのであるが、蓋体23は前後面に設
けられた、ばね式の引き止め金具(フアスナ)24で取
り付けられるようになっている。
【0033】図は、この蓋体23が取り外され、放物凹
面でなるアンテナ反射鏡25が箱体22の前面側内部上
方で蝶番26によって回動可能に係合支持されており、
傾斜状態に起立させられて後方側中央を傾斜角度を微動
調整可能なねじ手段27と、左右側面に設けられた傾斜
状態を固定させる固定手段28と、により構成される支
持手段によって支持されている。
【0034】アンテナ反射鏡25の後方側の両側面と背
面側には、アンテナ本体31を取り付け支持させるアン
テナ本体支持具32が着脱可能に取り付けられている。
アンテナ本体31はホーンアンテナ33と送受信ユニッ
ト34とからなり、防水構造である。送受信ユニット3
4の上部に接続されているケーブル35は箱体22内部
のデータ伝送装置と回路接続されている。
【0035】箱体22の前方側には車輪付き脚体37が
箱体内部側収容位置から外部の動作位置に回動されてい
る。また後方側には固定脚体38が同様に箱体内部側収
容位置から外部の動作位置に回動されている。これらの
車輪付き脚体37および固定脚体38は、いずれも下降
されており、箱体22を設置面からわずかに浮き上がら
せるとともに水平状態にしている。また、箱体22の右
側面には回転式蓋39が設けられている。
【0036】図2は無線通信装置21の収容状態の側面
図であって保管、または搬送移動可能な状態である。箱
体22の上部は蓋体23が被せられており、引き止め金
具24で取り付けられている。
【0037】アンテナ反射鏡25は蝶番26を中心にし
て水平状態の横臥姿勢にされて収容され、ねじ手段27
と固定手段28はアンテナ反射鏡25に一端を回動可能
に結合された状態で折り畳まれている。
【0038】車輪付き脚体37および固定脚体38は、
上昇されるとともに回動されて箱体内部の収容位置に収
容状態となっている。箱体22内の中央部分にデータ伝
送装置41が取り付けられており、その上方の回転式蓋
39は蝶番42で外側下方に開かれるようである。回転
式蓋39の内部には両側をスライドガイド43で支持さ
れた引き出し式テーブル44が設けられており、回転式
蓋39を開いた状態で、引き出し式テーブル44を箱体
22外部に引き出すことができるようになっている。
【0039】図3は無線通信装置21の収容状態の平面
図であって、蓋体23およびアンテナ反射鏡25が取り
外された状態に示されている。しかしながら、アンテナ
反射鏡25については二点鎖線の想像線で示されてい
る。
【0040】蓋体23は引き止め金具24を操作するこ
とで容易に外すことはできるが、アンテナ反射鏡25に
ついては、アンテナ反射鏡25を垂直位置以上に回動さ
せて前方位置とすることで、蝶番26に対してアンテナ
反射鏡25を横方向に移動させることで、蝶番26の軸
側半体をを箱体22側に残して蝶番26の半体とともに
容易に抜き出すことができ、このようにして取り外すこ
とができる。アンテナ反射鏡25を取り付ける場合は逆
の操作で容易に行なえる。すなわち、蝶番26は抜き差
し式のものである。
【0041】車輪付き脚体37は実線に示される動作位
置と、点線に示される収容位置との両位置に軸47を回
動中心とした回動状態に示されている。車輪付き脚体3
7は箱体22の前方左右両側に設けられている。この、
車輪付き脚体37の車輪は首振り自在であって、箱体2
2の移動させられるに応じて、その任意方向に車輪自体
でその方向へ向けられるものである。
【0042】固定脚体38についても、実線に示されに
動作位置と、点線に示される収容位置との両位置に軸4
7を回動中心とした回動状態に示されている。固定脚体
38は箱体22の後方の中央部分と左右両側との3箇所
に設けられている。中央部分は第1の固定脚体38−1
であり、両側はそれぞれ第2の固定脚体38−2であ
る。 箱体22の中央部底面にはデータ伝送装置41が
取り付けられており、その上側には両側をスライドガイ
ド43に支持された引き出し式テーブル44が設けられ
ている。
【0043】引き出し式テーブル44上には、小型のパ
ーソナルコンピュータ48および電話機49が支持され
ている。箱体22側面の回転式蓋39を開き、引き出し
式テーブル44を箱体22外部に引き出すことで、引き
出し式テーブル44上において、即座にパーソナルコン
ピュータ48および電話機49を使用することができる
ようになっている。
【0044】データ伝送装置41および引き出し式テー
ブル44の周囲は、防水用のカバー51で完全に覆われ
ており、無線通信装置21の稼働状態において箱体22
内に降りかかる雨滴などが、データ伝送装置41、パー
ソナルコンピュータ48、電話機49、などに入り込ま
ないように配慮されている。箱体22内に降りかかる雨
滴などは、底面の適宜箇所に設けられている孔から箱体
外部に排出される。
【0045】カバー51の後方、すなわち、箱体22内
の左側の空所は、アンテナ本体31の収容箇所であり、
適宜緩衝材を介して収容されるようになっている。その
他のアンテナ本体支持具32、ケーブル35(図1に示
される)などは、分離された状態で適宜定められた空所
に緩衝材を介して収容されるようになっている。
【0046】第2の固定脚体38−2の両側位置で、箱
体22内部の左右壁面に設けられている、つまみねじ5
3,53はアンテナ反射鏡25の固定手段28(図1に
示される)を位置決め固定させるためのものである。
【0047】箱体22の背面側の中央部には、ねじ手段
27の下端部を支持する受け台54が設けられており、
上面に受け金具55が突設されている。図4は無線通信
装置21の背面側外観図であり、理解を容易とするため
に、箱体22の上側半分を破断した断面図としてある。
【0048】箱体22の上部には蓋体23が被せられて
おり、その内部上面にはアンテナ反射鏡25が横臥状態
に収容されている。アンテナ反射鏡25の背面中央部に
微動調整用のねじ手段27が折り畳まれており、左右側
面には固定手段28がそわされ、アンテナ本体支持具3
2固定用のつまみねじ57によって取り付け固定されて
いる。
【0049】この、固定手段28は図4によく示される
ように、箱体22の両側壁面に設けられている、つまみ
ねじ53のねじ部58の位置に一致するよう位置決めさ
れている。
【0050】アンテナ反射鏡25の背面中央下部には、
アンテナ本体支持具32用の位置決め片61が設けられ
ており、その直上に固定用のつまみねじ62がねじ込ま
れている。
【0051】箱体22の背面下方は左右方向の凹所65
が形成されており、凹所65の上面は固定脚体38(3
8−1,38−2)の取り付け面となっている。この取
り付け面に固定脚体38それぞれの軸47が設けられて
いる。
【0052】固定脚体38は箱体22の凹所65内部に
収容された状態の収容位置である。固定脚体38の上方
のつまみ67は、凹所65から上方に延びた上方凹所6
8内に収容される。
【0053】背面の中央部には、回転式埋め込み型の取
っ手69が取り付けられている。この取っ手69は左側
の側面にも取り付けられており、搬送、移動時に全体を
持ち運びするのに容易なようにしてある。
【0054】図5は第1の固定脚体38−1の側面図、
図6は平面図であって、箱体22の外部の動作位置に回
動された状態に示されており、箱体22の部分を断面し
た状態に示される。
【0055】第1の固定脚体38−1は、水平方向に回
動し得る回動支持板71の先端側に垂直方向に貫通する
ねじ72がねじ込まれ、上部のつまみ67をもってねじ
72を回転させることで、ねじ72を回動支持板71に
対して上下させることができる。ねじ72の下端部には
台座73が取り付けられており、設置面と接して無線通
信装置21を設置面から浮かせて支持し得るようになっ
ている。
【0056】回動支持板71の上側においてねじ72に
指針部材75が固定可能に回転自在に嵌められている。
この支持部材75と回動支持板71との間には柔軟な波
形の環状板ばね76が挿入されており、指針部材75が
回動支持板71に対して間隔を設けて支持されている。
【0057】この指針部材75単体の外観図を図7に示
し、図(a)は平面図、図(b)は側面図、である。指
針部材75は円形の両側が平行面に形成されており、中
央部には垂直方向の貫通孔77が設けられ、貫通孔77
を分離するような溝78が形成されている。溝78の後
方側には、横方向に一方に貫通孔79と他方にねじ孔8
1とが設けられている。溝78の前方側は扁平にして先
端がとがった突出部81であり、中心に指針82が刻ま
れている。溝78によって溝78の左右側が接近し得る
ように撓みやすくなっており、撓むことで貫通孔77の
直径が変化し得る。
【0058】指針部材75には図6に示されるように、
貫通孔79側から締めつけねじ85が挿入され、ねじ孔
81にねじ込まれている。締めつけねじ85のねじ先端
には抜け防止用のピン86が圧入されているので、指針
部材75から締めつけねじ85が抜け出ることがない。
【0059】この締めつけねじ85のつまみ87を締め
つけ方向に操作することで、溝78の隙間が圧縮されて
指針部材75の貫通孔77が縮小されてねじ72を締め
つけ、ねじ72に固定させることができる。しかしなが
ら、指針部材75は必要時以外は緩めた状態としてお
き、ねじ72とは自在に移動可能状態としておくもので
ある。
【0060】回動指示板71の上面には、図6によく示
されるように、ねじ72を中心にして指針82の先端側
に角度目盛り89が刻まれている。角度目盛り89は中
央を0として、本実施例によれば、その左右に2°刻み
に10°ごとの数字表示とともに40°まで記されてい
る。
【0061】回動支持板71の箱体22の凹所65側
は、軸47の部分で箱体22に回動自在に支持されてい
る。凹所65上面の取り付け面には内部側にねじ部材9
1が取り付けられており、回動支持板71を貫通する孔
92に嵌められた円筒状の軸部材93がその鍔部94と
ともにボルト95で、ねじ部材91に締めつけられるこ
とで、軸部材93は取り付け面に緊密に固定される。
【0062】回動支持板71はこの軸部材93の回りを
自在に回動し得るが、上下方向にがたつくことはない状
態に設定されている。箱体22および回動支持板71
は、軽量化のためにアルミニウム合金板を主材としてつ
くられている、回動支持板71の回動の摺動にともなう
摺動面どうしの磨耗変形を防止するために、強度と防錆
性のあるステンレス鋼板96,97が双方の面に取着さ
れており、両面間に適宜な潤滑材が供給塗布されてい
る。
【0063】箱体22の取り付け面には、ねじ部材91
から所定距離隔ててボールストッパ101が下方に向け
て取り付けられており、箱体22側のステンレス鋼板9
6から先端の鋼球102が覗かされて、鋼球102は回
動支持板71側のステンレス鋼板97に形成された孔1
03に嵌まり込んでいる。
【0064】この鋼球102はボールストッパ101内
に組み込まれている圧縮ばねによって突出方向に押され
ており、孔103に嵌まり合っていることで、回動支持
板71の位置を規定するようにしている。すなわち、第
1の固定脚体38−1の位置を箱体22外部の動作位置
に位置決めするものである。
【0065】孔103は、この動作位置を規定するため
の103−1と、図6に示される90°回動位置の10
3−2の2箇所に設けられている。第1の固定脚体38
−1が90°回動されて箱体内部の収容位置に位置され
た場合、ボールストッパ101の鋼球102はこの孔1
03−2に嵌まり合って、収容位置に位置決めする。
【0066】回動支持板71の回動にともなって、鋼球
102はボールストッパ101の内部に圧縮ばねを圧縮
して入り込み、ステンレス鋼板97の面を押しつけなが
ら回動支持板71の回動移動を許容する。このようにし
て回動支持板71の両位置、すなわち、第1の固定脚体
38−1の位置を両位置に規定することができる。
【0067】図8は第2の固定脚体38−2の側面図、
図9は平面図、であり、箱体22の外部の動作位置に回
動された状態に示してあり、箱体22の部分を断面した
状態に示される。なお、図9では収容位置に収容される
状態もが点線で示されている。
【0068】第2の固定脚体38−2は、水平方向に回
動し得る回動支持板71の先端側に垂直方向に貫通する
ねじ72がねじ込まれ、上部のつまみ67をもってねじ
72を回転させることで、ねじ72を回動支持板71に
対して上下させることができる。ねじ72の下端部には
台座106が取り付けられており、設置面と接して無線
通信装置21を設置面から浮かせて支持し得るようにな
っている。
【0069】この台座106はねじ72の回転に対し
て、同じように回転しないよう空転手段が設けられてい
る。したがって、ねじ72の昇降回転に応じて設置面と
は不回転状態であって安定した操作が行なえる。
【0070】回動支持板71の上側にロック用ナット1
07がねじ72に嵌められているので、これを、回動支
持板72に対して締めつけることで、ねじ72を回動支
持板71に回転不可能に固定させることができる。すな
わち、高さの調整位置を固定し得る。
【0071】回動支持板71の回動中心を支持する軸4
7、および回動位置を位置決めするボールストッパ10
1については、第1の固定脚体38−1と同様であるか
ら、ここでは図に同一の符号を付すのみで、説明は省略
するものとする。ただし収納位置の位置決め用孔103
−2は図9に示されるように、動作位置に位置決めする
孔103−1から両側の90°の両位置に設け、左右方
向に位置決めできるようにしてあり、左右の脚体38−
2に対応可能としてある。
【0072】図1ないし図3に示される、箱体22の前
面側の車輪付き脚体37は、第2の固定脚体38−2と
対応する位置であり、軸47により動作位置と収容位置
の両位置に回動支持板71が取り付けられ、ねじ72の
上部にはつまみ67と、ねじ72に嵌められたロック用
ナット107と、を有している。
【0073】ねじ72の下端には台座106に代えて自
在車輪が設けられているものである。また、この自在車
輪には回転移動を制限させるための制動手段が解除可能
に設けられている。
【0074】つまみ67を回転操作することで自在車輪
は箱体22の下面から浮き上がった状態と、箱体22の
下面よりも突出した状態として、箱体22を持ち上げた
状態とすることができる。したがって、固定脚体38と
協働して箱体22を支持することができる。
【0075】無線通信装置21の水平方向の方位を調整
させることについては、車輪付き脚体37と第1の固定
脚体38−1とにより箱体22を支持させた状態とし、
第2の固定脚体38−2は上昇位置としておく。
【0076】この状態では第1の固定脚体38−1の位
置は設置面に対して不動であり、車輪付き脚体37は、
この第1の固定脚体38−1を中心にして無線通信装置
21の箱体22を水平方向に,円をえがくよう移動可能
状態となるから、概略所定方向に向かわせた状態で、図
6に示される指針部材75の指針82を角度目盛り89
の0に合わせて、締めつけねじ85を締めつけ、ねじ7
2に固定させる。
【0077】箱体22の前面側を回動移動させると、第
1の固定脚体38−1は設置面に接しているので、箱体
22とともに回動されることはなく指針部材75も同様
である。回動支持板71上に形成された角度目盛り89
は、ねじ72を中心にして回動する。すなわち、指針8
7に対する回動量(角度)を知ることができる。
【0078】ねじ72に対して回動される回動支持板7
1は、そのねじのピッチ(リード)にもとづいた量、わ
ずかではあるが上下する。これによる回動支持板71と
指針部材75の上下の間隔が変化する。離間方向には問
題ないが、接近すると支障を生じる。このことをなくす
ために環状板ばね76が弾性変形して接近しても支障を
生じないようにしている。
【0079】図10に箱体22から取り外された状態の
アンテナ反射鏡25の側面図が示される。アンテナ反射
鏡25はアルミニウム合金板をプレス加工して回転放物
面である凹面部分が形成されており、周囲は方形で枠形
に折り曲げられた補強構造となっている。しかしなが
ら、このようなアンテナ反射鏡25はCFRP(炭素繊
維強化合成樹脂)などとして、一体成型品とすることも
可能である。
【0080】アンテナ反射鏡25の正面側左右には分離
された蝶番26の半体が取り付けられており、左右の両
側面にはアンテナ本体支持具32固定用のつまみねじ5
7がねじ込み設けられている。その左右両側面の後方側
には、一方に溝111を有し他方が軸112によって回
動自在な、アンテナ反射鏡25の傾斜位置固定用の帯板
でなる固定手段28が取り付けられている。
【0081】この固定手段28は収容状態で、溝111
につまみねじ57が嵌められて図示二点鎖線で示される
位置に締めつけ固定される。背面側の中央部にはアンテ
ナ本体支持具32の位置決め片61が図4にも示される
ように設けられており、その直上には固定用のつまみね
じ62がねじ込まれている。また、下側には伸縮式のね
じ手段27が軸113で回動自在に取り付けられてい
る。
【0082】ねじ手段は27は上端が軸113でアンテ
ナ反射鏡25に取り付けられ、下方に向けられた上側ね
じ114と、下方に軸孔115を有して上側に向けられ
た下側ねじ116と、両ねじ114,116が上下端に
ねじ込まれた回転体117と、からなる。回転体117
の上部には球形のつまみ118が固定状態に設けられて
いる。
【0083】回転体117は、上下端部にのみにねじが
形成されており、中間部は空間となっている。また、上
側ねじ114は右ねじであり、下側ねじ116は左ねじ
である。したがって、下側ねじ116を不回転状態に支
持し、つまみ118をもって回転体117を、たとえば
右方向に回転させると両ねじ114,116は離遠し、
左方向に回転させると両ねじ114,116は接近す
る。両ねじ114,116のねじれ方向を互いに逆と
し、回転体117も同様とすれば、回転体117の逆方
向の回転で遠近し得るものとなる。
【0084】図11にアンテナ反射鏡25の傾斜状態の
調整を行なうことの側断面図が示される。アンテナ反射
鏡25は前方の蝶番26半体を箱体22の蝶番26半体
と組み合わせ、前方側を回動可能に支持させて収容位置
と起立位置の両位置に可能な状態としておく。
【0085】アンテナ反射鏡25の後方をもって起立さ
せ、固定手段28を側面のつまみねじ57からはずして
軸112を中心に回動させ、先端を下方に向けて溝11
1を箱体22の両側壁のつまみねじ53のねじ58(図
4にも示される)に嵌め合わせる。つまみねじ53を締
めつけることなく、固定手段28を上下移動自在な状態
にしておく。
【0086】ねじ手段27も軸113を中心にして回動
させ、下側ねじ116下端の軸孔115を箱体22後方
の受け台54上の受け金具55の孔121と合わせ、軸
体122を通して回動可能に支持させる。
【0087】以上のようにして各部分が組み合わせられ
ることにより、ねじ手段27のつまみ118を回転させ
ることで両ねじ114,116が遠近し、アンテナ反射
鏡25は前方の蝶番26を支点に上下方向の傾斜角度を
自在に微動調整し得る。
【0088】傾斜角度が所定方向の位置に設定された状
態で、箱体22内部両側壁のつまみねじ53を締めつけ
ることで、固定手段28は箱体22に位置固定され、ア
ンテナ反射鏡25の位置が不動状態に固定される。
【0089】図12にねじ手段27と箱体22との結合
構造が示され、図(a)に側面図、図(b)に正面図、
図(c)に平面図、がそれぞれ示される。軸体122
は、一方に鍔部123の形成された軸本体124と、軸
本体124の先端にピン125を軸として結合され、軸
本体124とは折れ曲がり可能に回動し得る係止軸12
6と、からなる。係止軸126の外径は軸本体124の
外径よりもわずかに細径である。
【0090】ねじ手段27の下側ねじ116下端部に取
り付けられたコの字形金具131の軸孔115と、受け
台54から曲げ起こされた一対の受け金具55の孔12
1とを一致させた状態で、軸本体124と係止軸126
とを直線状態として図(a)、図(b)に示されるよう
に挿入させる。この際、係止軸126が各孔115,1
21よりも細径なことから、係止軸126をガイド軸と
して容易に挿入させることができる。
【0091】図示状態に挿入させた後、図(c)に示さ
れるように係止軸126を矢印方向に折り曲げること
で、係止軸126の両端が受け金具55の面に当たって
孔121を通過し得ないので、軸体122が抜け止め係
止される。
【0092】この軸体122は、係止軸126を軸本体
124と直線状態とすることで、容易に引き抜くことが
できる。図13にアンテナ本体支持具32の組み合わせ
状態の側面図、図14に背面図、がそれぞれ示される。
図示されるように、アンテナ本体支持具32は、中央の
支持具本体135とその両側に配置される一対の支持部
材136とからなり、それぞれは独立のものである。
【0093】支持具本体135は、図15の図(a)の
正面図、図(b)の側面図、図(c)の背面図、にそれ
ぞれ示されるようであり、断面コの字形で、側面視くの
字形に形成されている。上部は本体取り付け部137で
あり、下部は脚部138である。脚部138の下端部は
アンテナ反射鏡25の背面に添うように折り曲げられ、
そこに、つまみねじ62のねじ部が嵌まり込むように溝
139が形成されている。
【0094】本体取り付け部137の面には、上下に長
孔でなる取り付けねじ挿通孔141と、下方に取り付け
位置決め用の位置決め部材142が突設されている。位
置決め部材142は、ねじ孔を有する固定片143にね
じ144がねじ込まれたものであり、図1に示されるよ
うに、ねじ144の先端がアンテナ本体31の取り付け
面の下端部に接し、ねじ144を進退させることで、ア
ンテナ本体31のアンテナ反射鏡25に対する位置を遠
近微調整し得る。このねじ144は一旦位置決めされた
後は移動されないように固定され、以後の、アンテナ本
体31の着脱に応じての取り付け位置が一定位置に決め
られる。
【0095】支持具本体135の屈曲部には補強板14
5が当てがわれており、近傍の両側面には座板146と
ともにねじ孔147が設けられている。支持部材136
は、図16の図(a)の側面図、図(b)の背面図、に
示されるようであって、斜めに配置されパイプ材からな
る支持材151の両端に平行に取り付けられた上側の取
り付け板152と下側の取り付け板153を有してい
る。
【0096】上側の取り付け板152には支持具本体1
35側面のねじ孔147に、ねじで結合させるためのね
じ挿通孔154が設けられており、下側の取り付け板1
53には、アンテナ反射鏡25の側面のつまみねじ57
のねじ部を嵌まり込ませる溝155が形成されている。
【0097】上記、アンテナ本体支持具32について、
前述の図1、図4、図10とも参照してアンテナ反射鏡
25に取り付けることについて説明する。支持具本体1
35の両側につまみねじ156のねじ部を、支持部材1
36の上側取り付け板152のねじ挿通孔154を通
し、ねじ孔147にねじ込む。これにより、締めつけな
い状態でも支持部材136は支持具本体135とは連結
されて分離しない状態となる。
【0098】アンテナ反射鏡25の両側面のつまみねじ
57、および背面側のつまみねじ62をゆるめた状態と
しておき、それぞれのねじ部に支持部材136の下側の
取り付け板153の溝155と、支持具本体135の下
端の溝139とを、それぞれの溝の開口より、上方から
嵌め合わせることで、容易に嵌め込むことができる。
【0099】支持部材136の溝155はつまみねじ5
7のねじ部に嵌まり込み、溝155の内側端部に接して
位置が定まる。支持具本体135の溝139がつまみね
じ62のねじ部に入り込むのであるが、支持具本体13
5の下端面が位置決め片61に接して位置が規定され
る。
【0100】以上のようにしてアンテナ本体支持具32
がアンテナ反射鏡25に取り付けられ、位置決めされる
から、各つまみねじ57,62,156をすべて締めつ
けることで結合固定され、図1に示されるようになる。
【0101】ねじ手段27および固定手段28について
は、前述したようにして箱体22に結合させる。また、
箱体22内部から、あらかじめ取り出しておいたアンテ
ナ本体31を支持具本体135の上方から当てがうよう
にして、位置決め部材142に当接させることで位置決
めされるから、支持具本体135の背面側から図示省略
の、つまみねじをねじ挿通孔141を通してアンテナ本
体31にねじ込み、締めつけて結合固定させる。
【0102】このようにして組み合わせ、組み立てられ
た状態が図1に示されている。図1の状態では、アンテ
ナ反射鏡25に斜め方向に向けられたアンテナ本体31
のホーンアンテナ33の向きに対して、アンテナ系とし
てのビーム方向は逆方向の斜め上方となっている。
【0103】したがって、このビーム方向が丁度宇宙空
間の通信用衛星に向かうように調整するためには、ねじ
手段27と固定手段28とからなる支持手段を調整する
ことで、高低角度方向を微細に調整し得る。また第1の
固定脚体38−1と、車輪付き脚体37とにより水平方
向の位置調整を行なうことについては、前述した手順に
より行なえる。第2の固定脚体38−2を動作位置とし
て下降させ、位置決めされた無線通信装置21の高さを
変化させないように注意しながら、設置面に接するよう
にさせるとともに、車輪付き脚体37の車輪が回転しな
いように付属の制動装置を操作して固定させることで、
無線通信装置21は安定状態に設置される。
【0104】箱体22の側面の開閉蓋39を開き、内部
の引き出し式テーブル44を引き出して、載置されてい
るパーソナルコンピュータ48などを操作し、通信可能
状態とする。通信可能状態となれば、引き出し式テーブ
ル44を箱体22内部に収め、回転式蓋39を閉じる。
【0105】以上のような調整は、設置面が平坦にして
水平な状態の場所であれば、脚体37、38を下降させ
て箱体22を浮き上がらせた状態に設置する必要はな
く、脚体37、38を上昇させて箱体22を設置面に直
接接触させた状態に設置させることでも、よいことであ
る。
【0106】本発明無線通信装置の第2の一実施例につ
いて、図17の正面図を参照して説明する。図(a)は
全体図であって、図(b)はその要部の部分図である。
この無線通信装置161の主要構成は前実施例と同じで
あり、同一箇所には同一符号を付してあり、詳細説明は
ここでは省略するので、必要に応じて前述の説明を図面
とともに参照されたい。
【0107】箱体22の両側面下方それぞれに特殊形状
の蝶番162の一方が取り付けられる。蝶番162の他
方は板状の錘体載置用安定部材163の一端面側に鋲1
64で取り付けられる。図(b)に示されるように、錘
体載置用安定部材163は折り返されて蝶番に取り付け
られることで、主面が箱体22の下面に接するようであ
る。
【0108】錘体載置用安定部材163は箱体22の前
後方向の全長にわたっての長さを有するものではなく、
適宜であり、たとえば80ないし90%程度の長さであ
る。箱体22の四隅およびその他の要所に脚台165が
取り付けられており、蝶番162が設置面に接して無線
通信装置161の重量が蝶番162に加わり、支障を生
ずることのないようにしてある。
【0109】錘体載置用安定部材163は通常、図
(a)の二点鎖線に示されるように、箱体22の下面に
折り畳まれた退避位置であり、図示省略のフアスナなど
で止められている。無線通信装置161を稼働させるた
めの設置に際して、矢印に示されるように両外側に開い
て、進出した張り出し位置とする。そうした後に、図示
状態に無線通信装置を組み立て、稼働可能な状態とし
て、既述したように通信用衛星に向けて位置合わせを行
なう。
【0110】脚体38のすべてを上昇させ、箱体22の
下面を設置面に接触させるようにすることで、脚台16
5が図(c)に示されるように設置面に接するととも
に、錘体載置用安定部材163の主面も接する。蝶番1
62の形状は以上のような関係になるように設定されて
いる。
【0111】引き出し式テーブル44を引き出して、パ
ーソナルコンピュータ48などを操作し、引き出し式テ
ーブル44を箱体22内に収容させ、無線通信装置16
1を運用し得るようにした状態で、張り出されている錘
体載置用安定部材163の上に錘体、たとえば合成樹脂
製容器に水などを充填したものを多数載置させること
で、運用稼働中における無線通信装置161に対する風
圧、人体、その他の物体の接触などによる不用意な移動
が防止され、安定姿勢が維持される。
【0112】以上説明のように、本発明は各種の態様が
組み合わせられるものであるが、実施例に限定されるも
のではなく、脚体は前後面ではなく左右面としてもよ
く、固定脚体と車輪付き脚体の方向についても、何れの
側であってもよいものである。
【0113】脚体についても、すべてを車輪付き脚体と
することであってもよく、車輪を制動状態とすること
で、同様の作用、効果を行なわせることは可能である。
支持手段についても、最低限度ねじ手段をそなえること
で設置し得る。
【0114】アンテナ反射鏡が箱体に対して抜き差し式
の蝶番の採用によって箱体からの着脱が容易に行なえる
ことから、アンテナ反射鏡のサイズの異なるものを用意
しておき、これと交換することで、たとえば、支持手
段、アンテナ本体支持具とともに、より大きなサイズと
することで、通信感度を向上させることができる。
【0115】また、設置に際しては、概略通信衛星の方
向へ向けて組み立てることはもちろんのこと、舗装など
の施されていない地面、あるいは凹凸のある場所などに
おいては、あらかじめ用意した厚手の耐水合板などを水
平状態として置き、その上に設置させるなどの配慮は必
要なことである。
【0116】図1に示される固定部材28の側面に箱体
22の上端縁に対応するように、上下方向の可動範囲に
わたって、蝶番26を中心とする角度目盛りを付与して
おくことで、アンテナビームの方向に対する角度調整位
置を知ることができるから、通信用衛星の方向に合わせ
ることが容易に行なえる。
【0117】そのほか、支持手段についてもアンテナ反
射鏡に折り畳み可能に取り付けているが、箱体側に折り
畳み可能に取り付けることもできる。アンテナ反射鏡の
裏面側に電気ヒータ、温風送風装置などを設けることで
冬季の積雪対策が行なえる。
【0118】以上のように、本発明は個々の特徴手段に
ついて説明したが、前述したように、もちろんこのよう
な特徴手段は個々に適用し得るものであるが、総合的な
好適実施例について述べると、設置場所を安定した面が
得られない場合には、厚手の耐水合板を用意しておき、
これを安定した水平状態に設置する。
【0119】箱体をその上に載置させるとともに、概略
方位磁石などによって前面側を向ける。蓋体を開放させ
てアンテナ反射鏡を起立させ、内部のアンテナ本体およ
びアンテナ本体支持具、ケーブル、その他の必要機材を
取り出し、アンテナ反射鏡を傾斜状態に支持設定させ、
アンテナ本体などを取り付け、稼働可能な状態に設定さ
せる。
【0120】アンテナ反射鏡の傾斜角度は、設置場所の
緯度、経度などにより通信用衛星に向けることができ
る。第1の固定脚体と車輪付き脚体を動作位置として、
方位の精細な位置を特定調整させる、第2の脚体により
姿勢を一層安定させる。
【0121】以上の状態で、稼働し得るが前述したよう
に、脚体を上昇させて箱体により設置させることでより
安定とすることもできる。より、一層の安定状態とする
場合には、錘体載置用安定部材を適用させる。
【0122】本発明無線通信装置によると、現状の無線
通信装置が複数の作業人員を要して15分程度であった
ものが、少人数で約5分程度の設置作業で行なえるもの
となった。
【0123】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の無
線通信装置によれば、一つの箱体内にすべての必要機材
を収容することができるから、搬送移動が容易に行なえ
る。設置場所においては個々の機材を組み合わせること
なく、互いに連鎖状態の部材であるアンテナ反射鏡、支
持手段などを展開させるようにして組み立てるのみであ
り、組み立てについても格別な工具などを要せず、単に
人手によって直接結合させることで行なえるから、容易
にして迅速である。
【0124】アンテナ部分を支持するのは収容箱体であ
り、しかも方向調整も箱体を回動移動させることで行な
える。調整手段も箱体に付属させた脚体であり、別体の
ものではないから、取り付けたりする組み立ての必要も
ない。
【0125】必要とする付属のデータ伝送装置や、コン
ピュータなどの機材も箱体内部の防水区画内に収容させ
るようにしたことで、テントなども要しないものとなっ
た。錘体載置用安定部材を付加させることで、強風にも
耐えられ、その他の原因によって不用意に移動されるこ
ともない。
【0126】以上のように、個々の種々のすぐれた効果
を有し、実用上きわめてすぐれた相乗効果を奏する無線
通信装置である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明無線通信装置の一実施例組み立て状態の
側面図である。
【図2】本発明無線通信装置の収容状態の側面図であ
る。
【図3】本発明無線通信装置の収容状態平面図である。
【図4】本発明無線通信装置の背面側外観図である。
【図5】第1の固定脚体の側面図である。
【図6】第1の固定脚体の平面図である。
【図7】指針部材の外観図である。
【図8】第2の固定脚体の側面図である。
【図9】第2の固定脚体の平面図である。
【図10】アンテナ反射鏡の側面図である。
【図11】アンテナ反射鏡の位置決め説明図である。
【図12】ねじ手段と箱体との結合構造である。
【図13】アンテナ本体支持具の側面図である。
【図14】アンテナ本体支持具の背面図である。
【図15】支持具本体の外観図である。
【図16】支持部材の外観図である。
【図17】本発明無線通信装置の第2の一実施例正面図
である。
【図18】従来の無線通信装置である。
【符号の説明】
21 無線通信装置 22 箱体 23 蓋体 24 引き止め金具 25 アンテナ反射鏡 26 蝶番 27 ねじ手段 28 固定手段 31 アンテナ本体 32 アンテナ本体支持具 33 ホーンアンテナ 34 送受信ユニット 35 ケーブル 37 車輪付き脚体 38 固定脚体 38−1 第1の固定脚体 38−2 第2の固定脚体 39 回転式蓋 41 データ伝送装置 42 蝶番 43 スライドガイド 44 引き出し式テーブル 47 軸 48 パーソナルコンピュータ 49 電話機 51 カバー 53 つまみねじ 54 受け台 55 受け金具 57 つまみねじ 58 ねじ部 61 位置決め片 62 つまみねじ 65 凹所 67 つまみ 68 上方凹所 69 取っ手 71 回動支持板 72 ねじ 73 台座 75 指針部材 76 環状板ばね 77 貫通孔 78 溝 79 貫通孔 81 ねじ孔 82 指針 85 締めつけねじ 86 ピン 87 つまみ 89 角度目盛り 91 ねじ部材 92 孔 93 軸部材 94 鍔部 95 ボルト 96,97 ステンレス鋼板 101 ボールストッパ 102 鋼球 103,103−1,103−2 孔 106 台座 107 ロック用ナット 111 溝 112,113 軸 114 上側ねじ 115 軸孔 116 下側ねじ 117 回転体 118 つまみ 121 孔 122 軸体 123 鍔部 124 軸本体 125 ピン 126 係止軸 131 コの字形金具 135 支持具本体 136 支持部材 137 本体取り付け部 138 脚部 139 溝 141 ねじ挿通孔 142 位置決め部材 143 固定片 144 ねじ 145 補強板 146 座板 147 ねじ孔 151 支持材 152 上側の取り付け板 153 下側の取り付け板 154 ねじ挿通孔 155 溝 156 つまみねじ 161 無線通信装置 162 蝶番 163 錘体載置用安定部材 164 鋲 165 脚台

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に通信用機器などを収容させる箱体
    と、上記箱体の上面に一側を回動可能に支持されて横臥
    姿勢に収容されるアンテナ反射鏡と、上記アンテナ反射
    鏡を回動側を中心に起立させ傾斜状態に支持させる支持
    手段と、上記アンテナ反射鏡に着脱可能に取り付けられ
    て通信可能状態とすべくに上記箱体内部に収容されるア
    ンテナ本体、とからなることを特徴とする無線通信装
    置。
  2. 【請求項2】 内部に通信用機器などを収容させる箱体
    と、上記箱体の上面に一側を回動可能に支持されて横臥
    姿勢に収容されるアンテナ反射鏡と、上記アンテナ反射
    鏡を回動側を中心に起立させ傾斜状態を微動調整し得る
    伸縮式のねじ手段と、上記アンテナ反射鏡の傾斜位置を
    固定させる固定手段と、からなることを特徴とする無線
    通信装置。
  3. 【請求項3】 内部に通信用機器などを収容させる箱体
    と、上記箱体の上面に一側を回動可能に支持されて横臥
    収容位置と傾斜通信位置との両位置を可能にされるアン
    テナ反射鏡と、上記箱体の両側に設けられ該箱体内部側
    を回動中心に水平方向回動可能で箱体内部の収容位置と
    箱体外部の動作位置とに回動し得る昇降可能な脚体と、
    からなることを特徴とする無線通信装置。
  4. 【請求項4】 内部に通信用機器などを収容させる箱体
    と、上記箱体の上面に一側を回動可能に支持されて横臥
    収容位置と傾斜通信位置との両位置を可能にされるアン
    テナ反射鏡と、上記箱体の両側に設けられ昇降可能な脚
    体と、からなる無線通信装置であって、 上記一側面側の脚体は設置面に対して上記箱体を移動可
    能とする車輪付き脚体であり他方面側の脚体は設置面に
    対して上記箱体を不動状態に支持する固定脚体であり、
    上記固定脚体位置を基準に上記車輪付き脚体により箱体
    を水平方向回動移動可能としたことを特徴とする無線通
    信装置。
  5. 【請求項5】 内部に通信用機器などを収容させる箱体
    と、上記箱体の上面に一側を回動可能に支持されて横臥
    収容位置と傾斜通信位置との両位置を可能にされるアン
    テナ反射鏡と、上記箱体下面の収容位置と箱体下面から
    外部水平方向の張り出し位置とに進退可能な錘体載置用
    安定部材と、からなることを特徴とする無線通信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018207332A (ja) * 2017-06-06 2018-12-27 日本アンテナ株式会社 可搬型パラボラアンテナ装置
CN109546285A (zh) * 2018-11-20 2019-03-29 常国明 一种便携式卫星通信天线
CN110061753A (zh) * 2019-05-22 2019-07-26 南京铁道职业技术学院 一种天线匹配电路装置及通信设备
CN115799797A (zh) * 2022-11-02 2023-03-14 南京航空航天大学 一种实现天线模块自动滑移低碰撞高精度的锁紧器

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